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村田諒太対ゴロフキン戦可能性残っていると本田会長

ミット打ちで右ストレートを打ち込む村田諒太(撮影・阿部健吾)


ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の今後について本田明彦会長が20日に取材に応じ、元3団体統一同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦の可能性が残っていると明かした。

15日に米国で行われた2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界同級タイトルマッチで、挑戦者の元2階級制覇王者アルバレス(メキシコ)に0-2の判定負けで初黒星を喫したが、以前より両者の間で東京ドームでの興行の交渉が進んでいた。王座陥落したことで消滅と思われたが、「評価は落ちていない。タイトルが無くても戦う価値がある選手」と8年間も王者であり続けた実績を分析。「ゴロフキンの気持ちしだい」と述べた。村田は10月20日に米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)との2度目の防衛戦を迎えるが、「内容が問われる。圧倒的に勝たないといけない」と見定めた。

村田本人はこの日は都内のジムで調整に励み、「あと1カ月ですね。調子は良い」と強調した。ゴロフキンを含め、今後のマッチメークを円滑に進めるためにも、内容が問われる一戦になる。

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防衛戦控える村田諒太、アルバレス参考に「前に」

スパーリングで右ストレートを打ち抜いた村田


WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が17日、都内のジムで6回のスパーリングを敢行した。同級2位ロブ・ブラント(米国)との防衛戦(10月20日、米ラスベガス)へ、「やっぱり前に出た方が強いな」と確信したのは2回。初回に相手に前に出てこられ、自身の重心を浮かされた。反省から2回には逆に前に出ることで、重心を低く保った豪快な右を打ち込み続けた。

「昨日の試合もそうでしたから」と振り返ったのはミドル級頂上決戦。挑戦者アルバレスが予想に反して1回に前に出て、2団体統一王者ゴロフキンにプレッシャーをかけ、主導権を握って判定勝ちした。熱戦もヒントに、自らもミドル級覇権争いに加わっていく。

練習中にタオルで汗をふく村田

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村田諒太「遠ざかる」王者ゴロフキン初黒星で統一戦

テレビ出演後に取材対応する村田

<プロボクシング:2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇15日(日本時間16日)◇米ネバタ州ラスベガス、Tモバイル・アリーナ


ボクシングのミドル級頂上決戦は、WBA世界同級王者村田諒太(32=帝拳)にとって、長く険しい道を強いる結果となった。

15日(日本時間16日)に米ラスベガスで開催された2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界同級タイトル戦は、挑戦者のカネロこと元2階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)が、王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に2-0の判定勝ちで初黒星をつけ、1年ぶりの再戦に決着をつけた。生中継したWOWOWでゲスト出演を終えた村田は「遠ざかりますよね、興行的には。またしんどい道が始まる」と率直な心境を述べた。

ゴロフキンとは青写真が描けていた。交流があり、WBA王座統一戦として東京ドームでのビッグマッチに関心も示していた。10月20日にラスベガスで同級2位ブラント(米国)とのV2戦が控える村田も、次々戦に据えていた。対してアルバレスは、米国での人気は群を抜き、日本に呼べる可能性は低い。興行的な観点から「2、3段階ステップを踏まないと、カネロは出てこない。たどり着けないと思う」と分析した。

現実は厳しい。ただ、「いちいち揺れ動いていてもしょうがない。次の試合に集中するだけ。証明すべきことがまだまだある」。新たな覚悟を固め、より本場でアピールする必要性を口にした。【阿部健吾】

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村田諒太、カネロ勝利にビッグマッチ「遠ざかった」

新王者となったアルバレス(AP)


ボクシングのミドル級頂上決戦は、WBA世界同級王者村田諒太(32=帝拳)にとっては、長く険しい道を歩む結果となった。

15日(日本時間16日)に米ラスベガスで開催された2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界同級級タイトルマッチ12回戦。挑戦者のカネロこと元2階級制覇王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)が、8年間王者だったゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)に2-0の判定勝ちでプロ初黒星をつけ、1年ぶりの再戦に決着をつける結果となった。生中継したWOWOWでゲスト出演を終えた村田は、アルバレスの勝利に「遠ざかりますよね、興行的には。またしんどい道が始まる」と率直な心境を述べた。

遠ざかる理由は、ゴロフキンとの縁にあった。ミドル級に君臨し続けた絶対王者とは交流があり、WBA王座統一戦として東京ドームでのビッグマッチに関心も示していた。10月20日に米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)とのV2戦が控える村田も、次々戦の明確な目標として、国内ボクシングの恩返しという意味でも、標的を明確に定めていた。ゴロフキンが勝ってほしい…。戦前にはその気持ちはあったはずだ。

メキシコ出身のアルバレスは、米国での人気は群を抜いており、日本に呼べる可能性は限りなく低い。興行的な観点から、「2、3段階ステップを踏まないと、カネロは出てこない。たどり着けないと思う」と冷静に現実を見据えた。

正直ショックはあるだろう。ただ、「いちいち自分自身が揺れ動いていてもしょうがない。次の試合に集中するだけ」と気持ちは切れてはいない。むしろ、新たな覚悟を決め、より本場でアピールする必要性も痛感している。「証明すべき事がまだまだある」と泰然と述べた。

村田諒太(2018年6月13日撮影)

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アルバレス、絶対王者ゴロフキン下す!村田の動向は

新王者となったアルバレス(AP)

<プロボクシング:2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇15日(日本時間16日)◇米ネバタ州ラスベガス、Tモバイル・アリーナ


今年最大のビッグマッチ「ミドル級頂上決戦第2弾」は、メキシコの至宝の勝利に終わった。挑戦者のカネロこと元2階級制覇王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)が、8年間王者であり続けたゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)に2-0の判定勝ち(115-113、115-113、114-114)でプロ初黒星をつけ、1年ぶりの再戦に決着をつけた。

アルバレスは50勝(34KO)1敗2分け、ゴロフキンは38勝(34KO)1敗1分けとなった。

立ち上がりからアルバレスの積極性が目立った。ゴロフキンの重くコンスタントなジャブを恐れずに、前に出た。2回には左のアッパーをカウンターで顔面にヒットさせるなど、リズムをつかんだ。ゴロフキンは4回に左の多彩な連打で正面から突破口を探り、シャープなアッパーも披露したが、アルバレスの勢いは止まらない。5回には連打のボディーブローを的確に集め、ゴロフキンを後退させた。

流れが変わったのは終盤になってから。スタミナの影響か手数が減ったアルバレスに対し、ゴロフキンのペースが落ちない。10回には右ストレートを顔面に打ち込み、相手を下がらせた。ボディーブローの影響で動きに鈍さは出たように感じさせたが、序盤の劣勢を盛り返してみせた。12回を戦い抜くと、最後は互いに抱擁した。

ともに一発でパスした前日計量の写真撮影時には、アルバレスがゴロフキンに挑発的に額を付き合わせ、関係者が制止に入る一触即発状態になった。1年前、引き分けに終わった「第1弾」ではあった互いへの尊敬の念は消えうせたとともに公言して臨んだ戦いだった。すべてはドーピング問題に起因していた。

引き分けで再戦の機運が高まり、5月に決着戦が組まれたが、アルバレスのドーピング違反が発覚。陽性反応を示したクレンブテロールは、メキシコの家畜に使用されてはいるが、筋肉増強剤にあたる禁止薬物だった。「メキシコで食べた牛肉が汚染されていた」と故意ではないと主張し、出場停止6カ月という短期間の処分で済んだが、これに対してゴロフキンは疑問を突きつけた。「薬物入りの牛肉を誤って食べたという彼の主張は信じない」と批判したことで、両者は一気に敵対モードとなった。リスペクトなき頂上決戦はそうして初戦と互いの心情を変えながら、ゴングの時を迎えていた。

勝利のリングで、アルバレスは「セコンドが接戦だと教えてくれた。感情が高ぶって言葉がありません。みなさんに感謝します。自分を信じてくれたみなさん、ありがとう」と声を張り上げた。ゴロフキンについては、「彼は素晴らしいパンチャー」「栄誉ある素晴らしいライバル。必要な存在。良い試合ができた」とも述べた。3度目の戦いについては「もし再戦、三度目の正直を求めるなら、しっかり家族との休みを取ってやりたい」とした。

WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の動向にも大きく影響してくる決戦は、アルバレスの勝利で幕を下ろした。

注目の大一番で拳を交えるゴロフキン(左)とアルバレス(AP)

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王者ゴロフキン、アルバレス前日計量で一触即発状態

写真撮影で乱闘寸前になる王者ゴロフキン(右)と挑戦者アルバレス(AP)


今年最大のビッグマッチ「ミドル級頂上決戦第2弾」のゴングが迫ってきた。

WBAスーパー、WBC世界ミドル級タイトル戦(米ラスベガス)の前日計量が14日(日本時間15日)に行われ、王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)、挑戦者のカネロこと元2階級制覇王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)ともに一発でパスした。互いに向き合っての写真撮影「facetoface」では、アルバレスがゴロフキンに猛進し、そのまま額を付き合わし、関係者が制止に入る一触即発状態に。舌戦も含め、完全決着への盛り上がりは最高潮になってきた。

「第1弾」は1年前。当時3団体統一王者だったゴロフキンに、メキシコの至宝アルバレスが挑む世紀の一戦は、12回を戦い抜いて引き分けに終わった。その後再戦の機運が高まり、5月に決着戦が組まれたが、アルバレスのドーピング違反で延期となったことが、両者の因縁をより深くした。

アルバレスが陽性反応を示した禁止薬物クレンブテロールは、メキシコの家畜に使用されてはいるが、筋肉増強剤にあたる。元WBC世界バンタム級王者山中慎介さんの防衛を阻み、結果的に引退に追い込んだルイス・ネリ(メキシコ)が陽性反応を示したジルパテロールと同系統の物質で、ネリと同じようにアルバレスも「メキシコで食べた牛肉が汚染されていた」と故意ではないと主張。出場停止6カ月という短期間の処分で済んだ。

これに対し、ゴロフキンは「薬物入りの牛肉を誤って食べたという彼の主張は信じない」と批判したことで、両者は一気に敵対モードとなった。処分を終えたアルバレスは「ばかげたことに嫌な思いをしているが、それをこの試合に向けたトレーニングのモチベーションにしてきた。怒っている。でもおれは、それを試合で自分のため使うつもりだ」と憤りを隠さない。

前日計量で乱闘寸前まで高まった両者の感情は、どのようにリングで解き放たれ、どんな結末をもたらすか。WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の動向にも大きく影響してくる決戦は、日本時間16日午前11時以降に開始となる予定だ。

写真撮影でポーズをとる王者ゴロフキン(AP)
写真撮影でポーズをとる挑戦者のアルバレス(AP)

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「なめんな」村田リスペクト欠く挑戦者に鉄拳制裁だ

WBA世界ミドル級王者村田諒太(2018年4月13日撮影)


ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)のV2戦の鍵は、怒りとの向き合い方になりそうだ。14日、都内のジムでのスパーリングで4回を消化。

10月20日に米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)を迎えての2度目の防衛戦が控えるが、「なんとなく倒したいという気持ちが芽生えている。なめんなよ、という気持ちですね」と静かに燃えるKO宣言が飛び出した。

先の発表会見でも「怒り」について口にしていた。ブラント陣営との交渉過程において、「リスペクトの問題」で看過できない事があったという。声高にKO宣言をして試合に臨むタイプではない。結果的にKO勝ちになれば、というのがこれまでの常だった。今回の試合に関しては「倒す気満々」。「(気持ちが)はやらないようにしないと。うまくコントロールしてやりたい」と感情の持ちようが1つのポイントととらえている。

この日のスパーリングでは、左のジャブがさえた。よどみなく打ち抜いて手数も多く、右ストレートでは重低音を響かせた。先週風邪をひき、この日がスパーリングの再開日だったが、「動きとしては良かった。ジャブも良くて、ガードも破られなかった。合格点ですね」と話した。

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村田戦解説の山中氏「雰囲気が楽しみ。すごいこと」

世界戦の解説を務める山中氏(左)にあいさつする村田(撮影・浅見桂子)


WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が30日、都内で2度目の防衛戦を発表した。10月20日(日本時間21日)に米国ラスベガスで行う同級2位ロブ・ブラント(米国)との指名試合は、動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」による日本人の世界戦初の生中継が決定。Jリーグと超大型契約を結んだ巨頭とのタッグ。今後、日本ボクシング界にも資金投下を呼び込むアピールの場として、ラスベガスでは日本人王者初のKO防衛を誓った。

会場のパークシアターは、MGMラスベガスに併設し、4月新設の5500人収容の会場となる。レディー・ガガのライブも予定され、数多くの世界戦が行われるMGMグランドなどにも近い。DAZNで村田戦の解説を務める元WBC世界バンタム級王者の山中氏は、「雰囲気がどんなになるか楽しみですし、王者として登場するのはすごいこととあらためて思います」と述べた。

解説を務める山中氏(左)と笑顔で握手する村田(撮影・浅見桂子)

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中継後ろ盾が崩れブラント側が「寄ってきた」/解説

対戦相手ロブ・ブラントの写真を持つDAZN日本の中村俊社長(左)と村田(撮影・浅見桂子)


WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が30日、都内で2度目の防衛戦を発表した。10月20日(日本時間21日)に米国ラスベガスで行う同級2位ロブ・ブラント(米国)との指名試合は、動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」による日本人の世界戦初の生中継が決定。Jリーグと超大型契約を結んだ巨頭とのタッグ。今後、日本ボクシング界にも資金投下を呼び込むアピールの場として、ラスベガスでは日本人王者初のKO防衛を誓った。

ブラントと最終的に契約締結したのは、30日未明だった。帝拳ジムの本田会長によれば、当初は同級9位クィグリーとV2戦を計画。だが防衛戦を認めていたWBAが6月、突如ブラントとの指名試合を指令した。村田陣営が応札しないまま次戦興行権入札をブラント陣営が落札したが、WBAの一方的な姿勢に激怒した本田会長は王座剥奪も辞さない態度を示していた。

現在ミドル級は3団体統一王者だったゴロフキンがIBFから王座を剥奪され、ベルトのチャンスが増えている。決定戦などで上位ランカーの需要は高まり、強気に出られる土壌があった。その流れに乗ったブラント側だったが、風向きが変わったのは声をかけてきていた中継局の後ろ盾が崩れたため。ノンタイトル戦もいとわない村田陣営に試合不成立の危機を感じ、最終的には「寄ってきた」(同会長)という。

入札は無効となり、両陣営で再交渉の結果、指名試合が成立。村田は敬意を欠いた相手側の態度に、「強引な所があったみたい。感情的になりそうな自分がいるので、冷静に戦わないと。そのあたりもテーマ」と怒りを押し殺した。

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初のDAZN生中継の意義、村田がV2戦決めたワケ

対戦相手ロブ・ブラントの写真を持つDAZN日本の中村俊社長(左)と村田(撮影・浅見桂子)


WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が30日、都内で2度目の防衛戦を発表した。10月20日(日本時間21日)に米国ラスベガスで行う同級2位ロブ・ブラント(米国)との指名試合は、動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」による日本人の世界戦初の生中継が決定。Jリーグと超大型契約を結んだ巨頭とのタッグ。今後、日本ボクシング界にも資金投下を呼び込むアピールの場として、ラスベガスでは日本人王者初のKO防衛を誓った。

村田らしい試合の意味づけだった。「DAZN」の文字が彩った壇上、「DAZNさんはJリーグも多大なる支援をされている」と話題を振った。そして描いた。「そういったお金の動きがボクシング界にも動くことがあれば、4、6回戦…、日本王者というレベルでもファイトマネーで生活が苦しい選手が多いので。そういったところも今後充実していくような1歩になればいい」。1つの防衛戦という枠を自ら取り払う視座。日頃から日本ボクシング界への恩返しを念頭に置く男らしい青写真だった。

16年、DAZNはJリーグと10年2100億円超の放送権契約を結んだ。テレビ中継主体からインターネット配信へと一気の方向転換は日本スポーツ界の1つの転機にもなった。現在、DAZNの国内主力競技は、プロ野球、バスケットボールのBリーグなどに広がる。村田とのコラボはその新機軸になる。

本人もそこに大きな可能性を見いだす。国内事情に目をやると、日本王者の主たる収入源はアルバイトというのが現実。「日本一になった時くらい、ある程度まとまったお金が入らないと夢がない」。サッカーとの競技人口の差も考慮するが、「こっちにも同じようにお金が生まれてくれれば」と期待する。そのために誓う。「良い形で勝ってボクシングは面白いなと思ってもらわないといけない」。

今回は明確にKO決着を狙うが、ハードルは低くはない。日本人のラスベガスでの世界戦は6回、防衛成功は西岡、亀田知の2人がいるがともに判定で、KO防衛はない。ただ、指名挑戦者の立場のブラントにも「しっかり前に出て、おもいきし殴ってやろうと思います」と倒す自信はある。

快勝すればDAZNへのアピールだけではなく、次々戦には公言する標的、同級2団体統一王者ゴロフキンも見えてくる。1つの防衛戦、それ以上の価値を持つ本場の一戦となる。【阿部健吾】

世界戦の会見で記念撮影するDAZN日本の中村社長(左)と村田。手前は対戦相手ロブ・ブラントの写真(撮影・浅見桂子)

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村田世界戦をDAZNが生中継「お互いチャレンジ」

WBA世界ミドル級タイトルマッチの会見で記念撮影する中村DAZN日本社長(左)と村田(撮影・浅見桂子)


ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の2度目の防衛戦が、環境面でも日本ボクシング界の新境地を開くことになった。

30日に都内で会見が行われ、10月20日(日本時間21日)にラスベガスのパークシアターで同級2位ロブ・ブラント(27=米国)と対戦することが発表されたが、村田の背後に掲げられた幕には「DAZN」の文字が記されていた。これまでテレビ局が中心の世界戦中継が定番だった日本人の世界戦だが、初めて動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」が生中継することになった。

英国に本拠を置くDAZNはJリーグとの多額契約で知られる。日本国内でも、プロ野球など幅広いジャンルをカバー。村田とも昨年10月にアンバサダー契約を結んでいた。会見に同席した中村俊・日本社長は「いつか王者の試合をライブで放映させていただきたいと思っていた。今回、ラスベガス、2度目の防衛戦をDAZNで生中継できることになりました。日本の選手の試合を生中継するのは初めてのことです。日本のボクシング界に貢献できるように尽力していきたい」と誓った。

12年ロンドン五輪金メダリストの村田は昨年10月に王者アッサン・エンダム(フランス)を7回終了時TKOで下して王座を獲得。4月にはエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)を8回TKOで下して、日本人では初めてミドル級で防衛を果たしていた。ラスベガスでの試合は15年11月、16年7月に続いて3度目になる。今回、リングの中ではなく、リング外の環境面でもDAZNとのタッグで新地平を開くことに、「DAZN様と一緒に試合をさせていただきというのは、私にとってもチャレンジングな試合になる。既存のメディアに対してスポーツがどれだけ価値があるのか、あらためて確認するために、お互いにとってチャレンジングな舞台。その大役を頂いたので、良い試合をしてKOしたい」と語った。

DAZNとしてはコンテンツとしてボクシングに期待する方針を持つ。村田のV2戦が、今後に向けた1つの嚆矢(こうし)ともなる可能性も含んでいる。

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村田諒太ベガス防衛戦の相手はロブ・ブラントに決定

会見で意気込む村田諒太(撮影・佐藤礼征)


ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が2度目の防衛戦を本場米国で行うことが正式決定した。30日に都内で会見が行われ、10月20日(日本時間21日)にラスベガスのパークシアターで同級2位ロブ・ブラント(27=米国)と対戦することが発表された。ブラントは元WBC米大陸同級王者、元WBA北米同級王者の経歴を持つ23勝(16KO)1敗、182センチの右ボクサーファイターとなる。

12年ロンドン五輪金メダリストの村田は昨年10月に王者アッサン・エンダム(フランス)を7回終了時TKOで下して王座を獲得。4月にはエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)を8回TKOで下して、日本人では初めてミドル級で防衛を果たしていた。ラスベガスでの試合は15年11月、16年7月に続いて3度目になる。

今回はWBAからの対戦指令を受け、村田陣営は当初否定的だったが、指令を受け入れることになった。村田は「攻防ともまとまっている選手。指名挑戦と高い評価を受けていることが、高いモチベーションになる。これをクリアすることで、ボクが何かを言ったり、誰とやりたいと言える権利ができる」と前向きに捉えた。試合に向けては「プレスをかけていくとクリンチしてくると思う。休ませないように近い距離でのパンチを出せるか」と、接近戦をカギに上げた。

今回はスポーツ動画を有料配信するDAZNが独占生中継する。日本人の世界戦では初めてのこと。村田は「DAZNにもボクにチャレンジングになる。スポーツの価値を高められるかという大役になる。必ずいい試合、面白い試合を提供したい」と誓った。

対戦へ笑顔を交えながら意気込みを語る村田諒太(撮影・佐藤礼征)

村田諒太 10月にブラントとV2戦か、米報じる

新作バーガーを食べる村田。右はドナルド


米スポーツ専門局ESPNが23日(日本時間24日)、ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、10月20日に米国ラスベガスで同級2位ロバート・ブラント(米国)と2度目の防衛戦を行うと報じた。

WBAが村田の次戦興行権を入札とし、ブラント陣営が落札したが、一方的な指名試合の通知に、帝拳ジムの本田会長は入札結果に従わず、他候補との試合をする可能性を示唆。王座を剥奪されてでも、その後計画される2団体統一同級王者ゴロフキンらとのビッグマッチを目指すとしていた。村田はこの日、日本マクドナルド社の新作バーガーPRイベントに参加。「(ジムに)全幅の信頼を置いてこなしていく」と述べた。

新作バーガーをPRする村田(中央)

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村田諒太、次戦に集中 ベルト剥奪可能性も

新作バーガーを食べる村田。右はドナルド


ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が泰然自若の姿勢を見せた。

24日、都内で行われた日本マクドナルドの「金の月見バーガーお披露目会」にゲスト参加。10月20日を候補にして米国ラスベガスで2度目の防衛戦を計画しているが、WBAからの一方的な指名試合を断ったことによるベルト剥奪の可能性が浮上している。次戦まで2カ月を切った段階で、不透明な状況となっているが、「帝拳に入った時から、全てのマッチメークを本田会長に任せることは、デビューしてから変わってないです」と落ち着いた口調で返答した。

帝拳ジムの本田会長は剥奪も辞さない覚悟を示している。9月に行われるミドル級頂上決戦、ゲンナジー・ゴロフキン対サウル・アルバレスの勝者と次次戦で対戦することが約束されているためだという。村田自身もかねて標的をゴロフキンに定めてきた。現実味を帯びてきただけに、「近い将来の目標。それはぶれない」と意気込みをみせた。

この日のイベントでは、新たな一面も披露した。8月29日から期間限定発売される「金の月見バーガー」をほお張ると絶妙なコメントを連発。「バンズだけでもおいしいし、合わせて卵とチーズ。このチーズのトロッとした感じがいいですね」「月見バーガーが2度おいしかったら、これは3度くらいおいしい」と実感こもる発言に、最後は「こんなおいしいと減量の敵ですね」と笑いも誘っていた。

新作バーガーをPRする村田

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村田V2戦にWBA横やり指令 本田会長怒りあらわ

村田諒太(2018年4月15日撮影)


 ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、WBA指令を無視でビッグマッチに突き進む。

 WBAの次戦興行権入札指示に村田陣営は応札せず、13日に同級2位ブラント(米国)陣営が落札した。帝拳ジム本田明彦会長(70)は14日に今後も無視を断言。10月20日に米ラスベガスで、ノンタイトル戦も辞さずに他の世界ランカーと交渉中と明かした。さらに9月の2団体統一王者ゴロフキン(カザフスタン)対元王者アルバレス(メキシコ)の両陣営とも、次々戦で対戦を確約されたと明言。この勝者との対戦を最優先に、10月はビッグマッチ前哨戦とする。

 本田会長はWBAへの怒りをあらわにした。4月の初防衛成功後、村田陣営はV2戦相手に他の世界ランカーと交渉。7月までに候補は2人に絞られ、10月20日にラスベガス開催も内定した。そこへWBAが突然ブラントとの指名試合を指令。「WBAも了解していた。急な指令は理解できない」と不快感を示した。

 WBAは暫定など王者乱発を批判され、メンドサ会長がようやく一本化の方針を示していた。指名試合とするなら、スーパー王者ゴロフキンと正規王者村田を優先すべきところ。しかもブラントは昨年10月の初黒星が最新の試合。本田会長は「知名度もなくつまらない相手。やる意味も指名理由もない」と憤る。

 一切交渉せず、13日に入札通知にも応じず、しかもファイトマネーの分配は約50%にあきれるばかり。その結果、ブラント陣営が最低20万ドル(約2200万円)の入札を20万2114ドル(約2220万円)で落札。本田会長は「これからも無視。返上はしない。剥奪するなら訴えるが、次はノンタイトルでもいい」と無視を貫く。

 何よりも村田には世紀のドリームマッチが目標にあり、すでに内定と言える段階にある。昨年引き分けたGGGことゴロフキンとカネロことアルバレスが、9月15日にラスベガスで再戦する。ミドル級スーパースター対決の勝者に村田が挑戦することが、すでに両陣営から約束されている。

 本田会長は村田の思いを代弁した。「ずっとゴロフキンやカネロと戦うためやってきた。年齢もあるし、今は自信も持っている。タイトルなんていいとも言っている」と。誰が強いのか、俺がどこまで通じるのか。村田の最終目標実現へ、10月の次戦はビッグマッチ前哨戦プランを貫いていく。【河合香】

 ◆入札制度 タイトルマッチなどで両陣営の交渉がまとまらなかった場合、認定団体が興行主を募集。期日を決めて金額提示を行い、最も高い金額を提示した興行主が権利を売る。

WBA世界ミドル級王者村田諒太(2018年4月13日撮影)

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岡田博喜9月米デビュー戦 世界戦繰り上げも想定

米プロモート大手と契約を結び、世界王座を狙う岡田博喜


 ボクシングのWBO世界スーパーライト級3位の岡田博喜(28=角海老宝石)が世界戦繰り上げも想定した米デビュー戦に臨む。13日に都内の所属ジムで会見に臨み、米プロモート大手トップランク社と3年契約(1年で3試合)したことを報告。日本人ではWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)以来2人目の同社との契約で、9月14日に米フレスノでクリスチャン・ラファエル・コリア(アルゼンチン)との10回戦で米国での初陣を控える。

 同興行メインでWBC同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)が同級3位アントニオ・オロズコ(米国)との防衛戦を控える。鈴木真吾会長によれば計量ミスの多いオロズコが棄権の場合、岡田が代役挑戦者として繰り上がるという。デビューから18勝(13KO)を誇り、世界主要4団体で1桁ランクに入る岡田は「そうなればチャンスをものにするだけ」と強い決意を口にした。

米プロモート大手と契約を結び、世界王座を狙う岡田博喜

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岡田博喜、村田と同じトップランク社と契約し米進出

同門の元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(左)のサポートを受け、米進出して世界王座を狙うWBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者岡田博喜(撮影・藤中栄二)


 米プロモート大手トップランク社と3年契約を結んだボクシングのWBO世界スーパーライト級3位岡田博喜(28=角海老宝石)が13日、東京・豊島区の所属ジムで米進出に向けた会見に臨んだ。

 トップランク社とは1年で3試合を想定した契約を締結。今後は米リングが主戦場となる。日本人ではWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)以来2人目となる同社との契約。早速、9月14日に米カリフォルニア州フレスノ・セーブマートアリーナで、クリスチャン・ラファエル・コリア(アルゼンチン)との10回戦で米デビューする。

 約2週間前に同社からオファーが届き、米進出を決めた岡田は「びっくりしました。トップランク社から声のかかったことに恥じない試合をしたい」と世界前哨戦となるコリア戦への意気込みを示した。デビューから18勝(13KO)無敗を誇り、角海老宝石ジムでは「ゴールデンボーイ」と呼ばれている。既にWBO3位以外にもWBA4位、IBF5位、WBC9位と4団体で1桁ランク。コリア戦と同じ興行のメインイベントで防衛戦に臨むWBC世界同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)がターゲットになる。

 今回、ラミレスが挑戦者として迎える同級3位アントニオ・オロズコ(米国)は過去に何度か計量失敗した経験があり、岡田は「(トップランク社から)挑戦者が計量ミスしたらタイトル戦になると聞いています」と明かした。その場合、試合前日に世界王座挑戦に変更となるものの「断ったらもったいない。ラミレスの方が嫌でしょうし、自分は失うものが何もないので」と準備は整えている。また今回、同門で1歳年上となる元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(30)が「専属マネジャー」として米進出時にはサポートに入り「減量の達人なので」と信頼を寄せた。

 「ここ最近の1、2試合で海外を考えるようになった。日本ではファイトマネーに限度があるし、欲が出てきた」と明かす岡田は「自分のジャブは通用すると思う。あとはスタミナとフィジカルが課題。今回勝って、ラミレスも防衛すればチャンスがあると思う」と米国での世界ベルト奪取への青写真を描いていた。

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村田諒太V2へ始動、猛暑で毎回2キロ体重減

千葉・成田での走り込み合宿を終え、ジムワークを再開したWBA世界ミドル級王者村田諒太(撮影・藤中栄二)


 ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が6日、東京・新宿区の所属ジムで今秋の2度目の防衛戦に備えてジムワークを再開した。

 7月29日から1週間、千葉・成田市で走り込み合宿を消化し、クロスカントリーなどで下半身を強化。「前回(初防衛戦)よりは仕上がりは上。(走る)タイムも上がっている。下半身のベースはできたので、落とさないようにしたい」と手応えを口にした。

 約1時間半にわたるジム練習では首周囲の力みを軽減しながらパンチを打つ意識をもちながらサンドバッグやミット打ちに取り組んだ。首に力が入ることでパンチを出す腕の伸びがなくなるためで「今日はすごく良い感じ。パンチが乗っていていいなと思った」と納得の笑み。猛暑の中、1回のジムワークで簡単に2キロ近くの体重が落ちるため、水分補給と夏バテ対策にも乗り出しているという。

 10月にも米ラスベガスで計画されているV2戦の対戦相手の候補として、WBAから対戦指令のある同級2位ロブ・ブラント(米国)や、同級9位ジェーソン・クイグリー(アイルランド)が浮上している。試合動画などで動きをチェック済みの村田は「どちらがきても問題ない。決まった相手と戦うだけですから」と余裕の表情だった。

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村田諒太「気にしていない」山根会長の生意気発言

村田諒太(2018年6月25日撮影)


 WBA世界ミドル級王者の村田諒太(32=帝拳)が4日、自身のフェイスブックを更新した。

 走り込み合宿が終了したことを報告するとともに、不正判定などで揺れる日本ボクシング連盟の山根明会長についても言及。「色んな人に、勝手なこと散々言われて落ち込んでない?とか声かけてもらったりしていますが、何一つ気にしていないので大丈夫です。笑本当、ご心配いただくのが申し訳ないので、この件、ちゃんと発信して終わりたいのですがそもそも僕は第三者として意見を言っただけで、この件を訴えた側でもなんでもありません。勿論、再興する会を支持していますが、何より現役アマチュアボクサー達にとって良い環境になるように、願うところはそれだけです」(原文のまま)などと考えを示した。

 村田は7月28日にもフェイスブックに「そろそろ潔く辞めましょう、悪しき古き人間達、もうそういう時代じゃありません」と書き込み、山根体制を暗に批判していた。

 これに対し、山根会長は3日に出演したテレビ番組で「生意気だよ!」と声を荒げ「あの子は社会人じゃない」などと怒りをあらわにしていた。

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村田諒太のV2マッチ交渉難航か、興行権入札に

WBA世界ミドル級王者村田諒太(18年6月撮影)


 WBAは1日、ミドル級チャンピオン村田諒太(32=帝拳)と同級2位のロブ・ブラント(米国)との試合の興行権について入札を行うと発表した。

 入札は通常、対戦指令が出た両陣営の交渉がまとまらなかった際に実施される。米スポーツ専門局ESPNによると、10月20日に米ネバダ州ラスベガスで予定される2度目の防衛戦に村田陣営はジェーソン・クイグリー(アイルランド)との対戦を希望しているという。

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村田諒太「潔く辞めましょう」連盟の不正疑惑を批判

村田諒太(2018年6月25日撮影)


 日本ボクシング連盟(山根明会長)が、アスリート助成金を不正流用するなどした疑いがあるとして、都道府県連盟の会長や理事長、歴代オリンピック(五輪)代表選手ら333人が日本オリンピック委員会(JOC)などに告発状を送った問題で、試合用グローブなどの不透明な独占販売の疑いも告発状で指摘されていることが30日、分かった。独占販売していた販売店の振込先口座は、山根会長の親族らの名義だったという。

 ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太も痛烈批判をしている。告発の報道を受けて28日に更新したフェイスブックで後輩の成松をおもんぱかった上で、「そろそろ潔く辞めましょう、悪しき古き人間達、もうそういう時代じゃありません。新しい世代に交代して、これ以上、自分達の顔に泥を塗り続けることは避けるべきです」とつづった。アマチュア時代の12年にはロンドン五輪で金メダルを獲得している。

16年5月、「自由民主党ボクシング振興議員連盟」の設立総会に出席した、左から衆院議員の西村氏、日本ボクシング連盟の山根会長、村田

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村田諒太誓った「日本盛り上げるために勝たなきゃ」

ムックを相手にミット打ちを披露する村田


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が28日、京都市の京都造形芸術大でトークイベントに出席。

 期待されるWBAスーパー&WBC同級王者ゲンナジー・ゴロフキン戦について「お互いに次の試合に勝ってからの話ですが、やりたいのはやりたいです。それがボクシング界への一番の恩返し」と意欲を語った。「以前は勝ち負けじゃなく、できればいいと思っていたけど、それは言い訳になる。本当に日本を盛り上げるなら、勝たなきゃいけない」と話した。

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村田「悔しい」福田直樹氏にKOパンチ予見撮影され

村田諒太(2018年7月26日撮影)


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が28日、京都市の京都造形芸術大でトークイベントに出席した。ボクシング・カメラマンの第一人者、福田直樹氏による村田の活動を追った写真展「嘱目(しょくもく)」(8月12日まで)のオープニングを飾るもので、福田氏と、同氏と小中高で同級生だった俳優香川照之とともに登壇した。

 福田氏は米国で年間約400試合を撮影、12年にはWBCのフォトグラファー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど「パンチを予見する男」の異名を持つ。村田も実際、世界王座を手にしたエンダム戦で右ショートフックがヒットする決定的瞬間を撮られた。「撮られる立場から言わせてもらうと、むちゃくちゃ悔しい。これで終わりという瞬間は誰にも分かられたくないですから」と苦笑いで、自分の動きを予測された悔しさを明かした。

 しかし、福田氏は「村田選手はとても撮りにくいんですよ」。村田のパンチがいかに予測しにくく、撮影に苦労したかを強調し、その技術の高さをたたえていた。

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村田諒太がムックをKO!?「さすが世界のパンチ」

ムックを相手にミット打ちを披露した村田諒太


 黄金の拳がムックをKO!? ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が28日、フジテレビの夏祭りイベント「THE ODAIBA 2018」のオープニングイベントにゲスト出演。

 男女アナウンサーに囲まれ、「緊張しますね。しゃべりよりどついている方がいいですね」と笑いを取りながらも、リクエストに応えてミット打ちを披露した。

 相手を務めた人気キャラクターのムックは、強烈なパンチを打ち込まれると、「さすが世界のパンチ。1発1発が重い」と感想を述べた。

 村田は10月に米国ラスベガスで2度目の防衛戦を計画している。29日からは肉体強化の短期合宿に入り、その後に実戦練習を開始し、調整していく。

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村田諒太 東京五輪酷暑に助言「何をすべきか」

マスコットのミライトワと共演する村田


 WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が26日、都内で行われた「JOCオリンピック選手強化寄付プログラムwith Visa」の発表会見に登場した。

 今年の酷暑から20年東京オリンピック(五輪)の懸念は広がるが、「対策は必要ですが、ネガティブに焦点を合わせるのではなく、だからこそ何をすべきか、ですね」と説いた。メダルを獲得した12年大会で真夏のロンドンを経験。室内競技だが発汗具合などを気にしていたという。10月に米ラスベガスでの2度目の防衛戦予定で、今も状態を見てロードワークの時間、距離など工夫していると明かした。

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村田諒太「輝きを失いつつ」持参金メダルの現状報告

マスコットのミライトワと共演する村田


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が26日、都内で行われた「東京2020オリンピックを目指すアスリートを応援しよう~JOCオリンピック選手強化寄付プログラムwith Visa~JOC・Visa共同発表会」にゲスト登場した。

 12年ロンドン五輪の金メダルを持参した村田は、「輝きを失いつつあるんで、フラッシュをたいてもらった方が」と6年前のメダルの現状を報告。2年後に東京で開催される夢舞台に「うらやましい限りですね。ロンドンでも国全体の盛り上がりを感じました。楽しみですね」と期待した。

 発表されたプログラムはVisaカード保有者がアスリート支援を目的に寄付すると、その金額と同額をVisaが寄付するマッチング式プログラム。「ボクなんかは本当に恵まれていて、大学の職員でしたが、友達で所属先が見つからなくて、金銭的なことを抱えている。メダル取るまでが大変なんです」と支援のありがたみを訴えた。

 自身は10月20日を候補日として、米ラスベガスでの2度目の防衛戦が控える。20年の五輪開催時に何をしているか聞かれると、「まだ殴り合っているんですかねえ。ゆっくり五輪を観戦したいですね。何か還元をできれば一番ですね」と述べた。

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村田諒太V2戦は新グローブ「パワー伝わる」

イベントに参加した村田


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)がV2戦で新グローブを着用する。17日、神奈川県の三浦海岸で行われた「SAMMY BEACH PROJECT」の発表会に出席。最近の練習で使用するカナダのライバル社のグローブについて「パワーが伝わってきかせやすい。あれでやるかな」と投入に前向きな姿勢を見せた。

 2度目の防衛戦は相手は未定だが、米ラスベガスで10月20日が有力候補となっている。この日は「ビーチに来ると気持ちがいいし、夏の恩恵を感じられるのでいいですね」と一時の気分転換になったようだ。

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村田諒太が夏嫌い返上「ビーチに来ると気持ちいい」

村田諒太(2018年6月25日撮影)


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が17日、神奈川県の三浦海岸特設ビーチスポーツコートで行われた「SAMMY BEACH PROJECT」のオープニングメディア発表会に出席した。

 サッカー元日本代表でタレントの前園真聖(44)、モデルでグラビアタレントの内山愛(19)とのトークショーでは、司会者からボクサー=海岸を走るイメージがあると振られると、「確かにメディアはそういうのが好きですよね。キャンプに行って散々走った後に海岸を走る姿を撮らせてとか言われる。散々走ったのに」と冗談交じりに吐露。「暑いというのが先行して夏を嫌がっていたけど、ビーチに来ると気持ちがいいし、夏の恩恵を感じられるのでいいですね」と喜んでいた。

 イベントはスポンサーでもあるサミー株式会社が三浦海岸でビーチサッカーやビーチテニスの大会を通じてビーチスポーツの興奮や感動を提供するもので、17日から9月2日まで体験イベントなどが開催される。

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村田諒太V2戦「候補に」10・20米ラスベガス

練習に励む村田


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の2度目の防衛戦となる次戦が、10月20日に行われる可能性が浮上した。10日、帝拳ジムの本田会長が「最終決定はしていないが、候補になっている」と明かした。

 開催地は米ラスベガスが計画されており、対戦相手は交渉中。米トップランク社とプロモート契約を結んでおり、同会長は「向こうに任せてあるので」と述べた。村田は「あと3カ月だとしたら、自分のボクシングを高めていくだけ。勝てばその先にはビッグマッチが見えてくる」と力を込めた。4月に初防衛を果たした後、先月下旬には恒例の沖縄合宿で下半身とスタミナを強化した。調整は順調で、「米国で勝たないと」と誓った。

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村田諒太 腹巻きで胃腸防衛 V2ベルト巻くため

キャッチボールする村田


 V2へ、巻くのはベルトだけじゃない!? ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が28日、秋に米国で予定する2度目の防衛戦に向けた合宿を沖縄県内で公開した。早朝、山中のクロスカントリー走の途中、口にしたのは常温の飲料。「昨日の練習で胃腸を久々にやって…。忘れたころにきますね。気を付けないといけないですね」と冷えた飲み物を避ける理由を明かした。

 前日、1キロのインターバル走の3本目に腹痛に襲われ棄権した。「もともと胃腸が弱い。ずっと気を付けていたんですが、ちょっと緩んだかな」。その前に氷の入った飲料を飲んだことで腹にきたという。肩が熱く、腹は冷たい。温度差を手に感じながら、あらためて対策の必要性を感じた。「だから、昨日の夜は腹巻きしました」と、熱帯夜でも腹を守った。

 腹巻きはプロ入り後から、胃腸対策で巻いていた。今回も持参したが、前日の棄権を警鐘と受け取り、「やっぱり気を付けないと」と良薬に。酷暑予報のこの夏も氷は口にしないとし、「温かいお茶とかも飲みます」と策を練る。これまでも人一倍気を付け、食事時に冷たいものから食べないなど習慣は身に付いているが、より一層気を配る。

 午後には195段の階段を10本駆け上がった。合宿を重ねる度に自己記録を更新している。「32歳で記録が出るのはうれしい。長く続けるものだな」。まずは腹を守り、これからも腰に巻かれたチャンピオンベルトを守る。【阿部健吾】

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