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【日刊バトル大賞】那須川天心が2年ぶり2度目MVP、読者投票での得票は驚異の約76%

那須川天心(2022年8月4日撮影)

<日刊バトル大賞:格闘技部門>

“神童”那須川天心(24)が、日刊バトル大賞格闘技部門で2年ぶり2度目の最優秀選手に輝いた。ニッカンスポーツ・コムで実施した読者投票では、RIZIN王者の伊沢星花、ホベルト・サトシ・ソウザらを抑え、驚異の約76%の票を獲得した。無敗の42連勝でキックボクシングから卒業。今年からプロボクシングのキャリアを開始する。

予想を上回る結末だった。昨年6月に東京ドームで行われた「世紀の一戦」ザ・マッチで、元K-1の3階級制覇王者の武尊から判定5-0で勝利。8年越しで対戦が実現した宿敵を撃破し「格闘技も捨てたものじゃない。それを日本中に伝えられた」と、キック最強を証明した。

いよいよ第2章が幕を開ける。前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太ら世界王者12人を輩出した名門・帝拳ジムで、来るデビューに向けて虎視眈々(たんたん)と準備を進めている。昨年11月には米・ロサンゼルスでスパーリング中心のキャンプを敢行。「一番下からのスタート」と謙遜するが、可能性は無限大。今月15日には自身のSNSで「みんなで一緒に戦おう」と呼びかけた。那須川は、いつでもファンの期待の上をいく。【勝部晃多】

【イラスト】日刊バトル大賞・格闘技MVP

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村田諒太、帝拳ジム浜田剛史代表がスポーツ学会大賞 ジム初代世界王者大場政夫さん命日に授賞式

第13回日本スポーツ学会大賞を受賞し、トロフィーを手に笑顔の村田(右)と帝拳ジムの浜田代表(撮影・鈴木みどり)

スポーツ界の発展に貢献した個人・団体を表彰する「第13回日本スポーツ学会大賞」授賞式が25日、都内で行われ、受賞者となるボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(37=帝拳)、受賞団体となる帝拳ジムの代表で元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏(62)が出席した。同ジムの初代世界王者となる元WBA世界フライ級王者大場政夫さんの50回目の命日という1月25日にボクシング界から初めての受賞となった。

村田は「普通の賞という華やかなものは、それでそれでうれしいけれど、(スポーツ学会大賞は)また違った喜びがある」と感慨深げ。浜田代表は「こんなに素晴らしい賞をいただき、本当にうれしく思います。この壇上に立つと、また来年ももらいたいなという風に思い続けてきます。選手育てるのは時間かかりますが、この壇上に立つために次から次と王者を育てていきたいと思います」と喜びを表現した。

22年は白井義男氏が日本人初の世界王者になった70年の節目で、プロボクシング統括組織の日本ボクシングコミッション(JBC)も70周年を迎えた。帝拳ジムは現存する日本で最も古いボクシングジムで、12人の世界王者をはじめ数々の名選手を育成・輩出するとともにボクシング興行「ダイナミックグローブ」を60年以上続けてきた。

また本田明彦会長は88年、90年と当時の世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)の防衛戦を、米国以外で初となる日本での開催を2度も実現させるなど、海外での日本の評価・信頼を高めることに寄与したことも評価された。

同ジム所属の村田は12年ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級の金メダリストになり、プロでも17年にWBA世界ミドル級王座を獲得。日本で初めて五輪の金メダルとプロの世界タイトルを手にする偉業を成し遂げた。また、対戦相手に対する敬意に満ちた対応は、フェアプレー精神の象徴として、ボクシングというスポーツの価値を高めたことも評価の対象となった。

◆日本スポーツ学会 1998年(平10)1月、競技団体の垣根を越えて市民レベルでスポーツを文化として考えようと設立。会員は競技団体、元選手、大学教授、企業、メディアの関係者ら幅広く、300人以上。年に数回、ゲストを招いて「スポーツを語り合う会」を実施。10年に「日本スポーツ学会大賞」を創設し、スポーツの発展に貢献した人物を毎年表彰(20年のみ実施せず)している。

第13回日本スポーツ学会大賞受賞記念講演後、囲み取材に応じる村田(撮影・鈴木みどり)
第13回日本スポーツ学会大賞を受賞し、講演で話す村田(撮影・鈴木みどり)
第13回日本スポーツ学会大賞を受賞し、講演で話す村田(撮影・鈴木みどり)

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村田諒太、揺れる去就「自分から求めていくことはない」現時点の率直な心境を吐露

第13回日本スポーツ学会大賞受賞記念講演後、囲み取材に応じる村田(撮影・鈴木みどり)

スポーツ界の発展に貢献した個人・団体を表彰する「第13回日本スポーツ学会大賞」授賞式が25日、都内で行われ、受賞者となるボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(37=帝拳)、受賞団体となる帝拳ジムの代表で元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏(62)が出席した。ボクシング界からの受賞は初めて。

昨年4月、ミドル級最強と言われるゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのWBAスーパー、IBF世界同級王座統一戦に敗れてから9カ月が経過した村田。これまでロードワークやフィットネスジムなどで体は動かしているという状況で「ブランクもあるし、腹もたるんできた」とジョーク交じりにコンディションを口にした上でこう言った。

「現実的にこれから続けることは考えられない。これから先に『もう1度』とか。もっと強くなるというのはあるが、名声やお金以外に得られるものない。3回目の世界王者になればお金もついてくるが、そのメンタリティーでやって、そんないいものが作れるのかというとそうでもない。これ以上、求めることはできない」。

現時点の率直な心境を吐露した。

ただし引退決断に至ったわけではく「逆に言うと応えることはできる。必要としてくれるのであれば応えることはできる。ただ自分から求めていくことはない。ただ結論は自分だけでは出せない。求められれば、そこで働くだけで、レスポンスするだけ。求められたらうれしいですし」と自らの去就について揺れていることを口にした。

第13回日本スポーツ学会大賞を受賞し、トロフィーを手に笑顔の村田(右)と帝拳ジムの浜田代表(撮影・鈴木みどり)
第13回日本スポーツ学会大賞を受賞し、講演で話す村田(撮影・鈴木みどり)
第13回日本スポーツ学会大賞を受賞し、講演で話す村田(撮影・鈴木みどり)

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年間MVP候補に井上尚弥、寺地拳四朗、井岡一翔、中谷潤人ノミネート 年間表彰選考会

井上尚弥(2023年1月13日撮影)

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブ・ボクシング分科会は17日、都内で22年の年間表彰ノミネート選考会を開催した。

最優秀選手賞(MVP)の候補には、前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(BMB)、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)、前WBO世界フライ級王者中谷潤人(M.T)の4人がノミネートされた。最近は18~21年まで井上が4年連続でMVPに輝いている。

なお年間最高試合には昨年4月、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦となる村田諒太(帝拳)-ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦など5試合がノミネートされた。2月8日に各賞がそれぞれ発表される予定。同月22日には約3年ぶりとなる年間表彰式が行われる。

世界ライトフライ級2団体王座統一戦に勝利し、会見で2本のベルトを肩に笑顔を見せる寺地(2022年11月1日撮影)
WBA、WBO世界スーパ-フライ級王座統一戦でドロー防衛し、新年を迎えたWBO世界同級王者井岡一翔(2023年1月1日撮影)
相模原市役所を訪問し、本村市長(左)らに2度目の防衛成功を報告したWBO世界フライ級王者中谷潤人(2022年5月2日)

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ボクシング界初、帝拳ジム及び帝拳プロモーションと村田諒太がスポーツ学会大賞を受賞

村田諒太(2022年12月23日撮影)

日本スポーツ学会は4日、2022年の『第13回スポーツ学会大賞』に、プロボクシングの帝拳ジム及び帝拳プロモーションと元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太が決定したと発表した。ボクシング界からの受賞は初めて。

2022年は白井義男氏が日本人初の世界王者になった70年の節目で、日本ボクシングコミッションも70周年を迎えた。

帝拳ジムは現存する日本で最も古いボクシングジムで、12人の世界王者をはじめ数々の名選手を育成・輩出するとともに、「ダイナミックグローブ」の興行を60年以上続けてきた。また、本田明彦会長は88と90年に世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)の防衛戦を、米国以外で初となる日本での開催を2度も実現させるなど、海外での日本の評価・信頼を高めることに寄与したことも評価された。

村田は12年ロンドン五輪でミドル級の金メダリストになり、プロでも世界王座を獲得。日本で初めて五輪の金メダルとプロの世界タイトルを手にする偉業を成し遂げた。また、対戦相手に対する敬意に満ちた対応は、フェアプレー精神の象徴として、ボクシングというスポーツの価値を高めたことも評価の対象となった。

日本スポーツ学会は1998年(平成10年)1月に、競技団体の垣根を越えて市民レベルでスポーツを文化として考えようと設立された。会員は競技団体、元選手、大学教授、企業、メディアの関係者ら幅広く、300人を超える。年に数回、ゲストを招いて「スポーツを語り合う会」を実施。2010年に「日本スポーツ学会大賞」を創設し、スポーツの発展に貢献した人を毎年表彰している。

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井岡一翔“マジョリティードロー”防衛「圧倒的な差見せられず」日本初2階級2団体王座統一逃す

5回、井岡(左)はフランコにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBA、WBO世界スーパーフライ級王座統一12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(33=志成)が引き分けで、日本初となる2階級での王座統一を逃した。WBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)と2本の世界ベルトを懸けて拳を交えたが、引き分けた。判定は115(フランコ)-113、114-114、114-114でマジョリティードローとなった。12年のWBA、WBC世界ミニマム級王座に続く、王座統一はならなかったが、WBO王座の6度目防衛に成功した。

井岡は試合後、「期待に応えられず申し訳ありません。みなさん、応援ありがとうございました。ドローでベルトは守ったので次につながると思います。来年もよろしくお願いします。圧倒的な差を見せられなかった。(フランコは)気持ちと技術が高い選手。強かったです」と汗をぬぐった。

コロナ禍の移動制限緩和を受け、約3年ぶりに米国合宿を敢行した。キューバ人トレーナーのイスマエル・サラス氏(65)のもと、ラスベガスの同氏主宰ジムで約2カ月間、スパーリング中心のキャンプに取り組んだ。フランコに似たスタイルの世界ランカーらと実戦トレをこなすとともに連日、同地の急勾配となる約400メートルの山道をダッシュ。「心臓が破れそうだった。12回を戦う上での体力、技術のベースになる」と強化を図った。

現地では一軒家をレンタルし、管理栄養士の玉城光平氏に専属シェフを依頼してたんぱく質が多めの日本食中心のメニューを摂取。ウエート管理も徹底し、約8キロある減量も成功させた。調整までの手応えは十分あった。井岡は「今になってプレッシャーを背負っているという感覚はなく、日々、自分自身と闘い、良い準備をしてきた。あとは自分を信じて戦いたい」とリングに立っていた。

22年は日本勢の統一戦ラッシュだった。4月の村田諒太(帝拳)-ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦を皮切りに、12月の井上尚弥(大橋)-ポール・バトラー(英国)戦まで統一戦は4度も開催された。井岡は「他選手が統一戦しているのは素晴らしい。盛り上がっているのも事実。今年最後の日に盛り上がる試合でベルトを統一したい」と大トリ「統一戦」への自覚は十分だった。

約4年前から対戦を熱望してきたWBC世界同級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)との王座統一戦の可能性は残した。WBOからは同級1位で前WBO世界フライ級王者の中谷潤人(M.T)との180日以内の指名試合を義務付けられた。2団体統一王者にはなれなかったものの、23年も井岡はファン注目のカードに臨むことになりそうだ。

【ラウンドVTR】

1回 井岡が先にジャブを突き、先手を奪う。フランコは高いガードで防御。井岡はその隙間を狙い、ジャブを放つ

2回 フランコが積極的に前へ出て左フックを多用。井岡はきっちり距離をとり有効打を与えず

3回 ジャブ連打のフランコが手数で勝る。井岡は距離保ち、見極めながら右アッパーで攻める。ラウンド終盤には右フックがヒット

4回 井岡がフランコが出てきたタイミング逃さず右カウンター。距離を詰め左右ボディーで攻める

5回 フランコがジャブ突き前に出るタイミングで井岡がカウンター狙い。フランコは手数をかけて圧力をかけるも、井岡は巧みにパンチを返す

6回 お互いに足を止め、距離を詰めた打ち合い。フランコは左右フック放ち、ガードが空いたところ井岡が左ボディーを狙い打つ

7回 ゴング直後に井岡が左アッパー。フランコはかまわず前に圧力をかけながら、左右フックを放つ

8回 フランコがパンチをまとめて圧力をかけ続ける。井岡は下がりながらも左ボディーを狙い、相手の動きを止めにかかる

9回 井岡が下がりながら左ボディー、右カウンターを放つ。さらに左右フック、右アッパーでフランコを攻める

10回 フランコの強烈な右ストレートがヒット。井岡は左フックから右ストレートのコンビネーションで応戦。足を止めた打ち合いではフランコのパワーに押される

11回 フランコが真っすぐ突き進み左右連打に井岡は防戦。左を中心に反撃に出るが、決定打を奪えない。フランコの連打が止まらず、井岡は防戦に回る

12回 井岡が吠えて最後のラウンドに向かう。左右に動きながら左ボディーから組み立てる。ただ、フランコの勢いは衰えず、手数で圧倒。残り1分、井岡は力を振り絞り左右フックを放ち、最後に連打をまとめる。判定はジャッジ1人が115-113でフランコを支持も、2人が114-114。規定により引き分けで両者防衛となった

○…試合は判定に持ち込まれ、ジャッジ1人が115-113でフランコを支持も、2人が114-114。規定により引き分けで両者防衛となった。今回はマジョリティードローというケースになる。3人のジャッジのうち、1人が一方の選手の勝利を裁定しても、残り2人の審判が引き分けと裁定した場合、マジョリティードローとなる。

◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。興国高で史上3人目の高校6冠を達成。東農大2年中退で09年プロデビュー。11年に当時日本最速7戦目でWBC世界ミニマム級王座、12年にWBA世界ライトフライ級、15年に18戦目の当時世界最速でWBA世界フライ級王座獲得。17年に1度引退も、18年に復帰。19年再挑戦でWBOスーパーフライ級王座を獲得し、日本初の世界4階級制覇を達成。163.5センチの右ボクサーファイター。家族は夫人と2男。

3回、フランコ(右)にパンチを放つ井岡(代表撮影)
4回、タイムを告げるレフェリーのサントス氏(右)(代表撮影)
レフェリーのサントス氏(代表撮影)
試合前、笑顔で手を振るラウンドガール。左から倭早希、さゆり、RISA BOOO、上原さゆり、ぽぽちゃん(撮影・鈴木みどり)
試合前、笑顔でポーズを取るラウンドガール。左から倭早希、さゆり、RISA BOOO、上原さゆり、ぽぽちゃん(撮影・鈴木みどり)
リングウオークするRISA BOOO(右)撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするRISA BOOO(左)(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするRISA BOOO(左)と上原さゆり(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするRISA BOOO(左)と上原さゆり(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするさゆり(左)とRISA BOO(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするぽぽちゃん(左)と上原さゆり(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするぽぽちゃん(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークする上原さゆり(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするぽぽちゃん(左)と倭早希(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークする倭早希(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするさゆり(右)とRISA BOOO(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするさゆり(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークする倭早希(左)とぽぽちゃん(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするRISA BOOO(右)撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするRISA BOOO(左)(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするRISA BOOO(左)と上原さゆり(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークするRISA BOOO(左)と上原さゆり(撮影・滝沢徹郎)
【イラスト】井岡一翔のプロ全成績
【イラスト】ボクシング井岡相関図
【イラスト】日本勢の男子世界王者

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井岡一翔「盛り上がる試合で統一したい」対戦熱望エストラーダの前で統一戦イヤー「大トリ」飾る

前日計量を終え、記念撮影に臨む井岡(左)とフランコ(撮影・足立雅史)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(33=志成)がターゲットの眼前でベルト統一を狙う。

31日、東京・大田区総合体育館でWBA世界同級王者のジョシュア・フランコ(27=米国)との2団体王座統一戦を控え、30日に都内で前日計量に臨み、約7年ぶりの全裸でクリアした。対戦を熱望してきたWBC世界同級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)が来場することも明らかとなり、ボルテージ最高潮で11度目の大みそか決戦に臨む。

   ◇   ◇   ◇   ◇

計量ミスも想定内だった。1回目で約200グラムオーバーした井岡はフランコの計量パスを待った。下着を脱ぎ、15年4月のフアンカルロス・レベコ戦以来、約7年ぶりの全裸で再計量しリミットに到達。井岡は「ギリギリを狙いすぎたかな。家が電子(体重計)なので誤差かなと。最悪、パンツ脱いでいいかなと思っていた」と強調。12秒間、初対面となったフランコとフェースオフ(にらみ合い)し、気持ちを高揚させた。

朗報が入った。約4年前からターゲットに定めたWBC王者エストラーダの視察が明らかになった。17年大みそかに1度引退を表明した井岡は翌18年2月、米国でエストラーダの世界戦を視察。その5カ月後に現役復帰した。以前から「エストラーダを自分の1つの大きな目標に掲げて復帰した」と熱望してきた対抗王者。井岡は「日々、自分と闘い、良い準備をしてきた。自分を信じて闘いたい」と集中力を研ぎ澄ませた。

勝てばエストラーダ戦に向けて前進する。WBOからは180日以内に同級1位中谷潤人(M.T)との対戦指令を受けており、ファン注目の対決が次々と実現する可能性がある。今年は4月の村田諒太(帝拳)-ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦を皮切りに12月の井上尚弥(大橋)-ポール・バトラー(英国)戦まで日本勢の統一戦は4度開催。「大トリ」統一戦を控え、井岡は「他選手が統一戦しているのは素晴らしい。盛り上がっているのも事実。今年最後の日に盛り上がる試合でベルトを統一したい」と静かに燃えていた。【藤中栄二】

前日計量の1度目をオーバーした井岡(撮影・足立雅史)
前日計量の1度目をオーバーし、渋い顔を見せる井岡(左)(撮影・足立雅史)
前日計量を終え、会見に臨む井岡(撮影・足立雅史)
前日計量を終え、記念撮影に臨む井岡(左)とフランコ(右)と両陣営(撮影・足立雅史)
前日計量を下着を脱いでの再計量でパスした井岡(撮影・足立雅史)

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村田諒太「このままで終われない」ゴロフキン戦見返し進退悩む「君を誇りに」WBA会長はエール

WOWOWエキサイトマッチ総集編の収録に参加した前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

ボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が今月中旬、米オーランドで開催された第100回WBA総会に参加したと明かした。

23日に都内のWOWOWで「エキサイトマッチ総集編」の収録に参加。元3団体統一ヘビー級王者ホリフィールド氏と対面し、WBAのメンドーサ会長から「君を誇りに思う。現役続行でも、引退決断でも幸運を祈る」とエールを送られたという。村田は「今日も収録で(ゴロフキン戦を)見返し、いろいろな感情がわく。このままで終われないとか。悩ましい進退を抱えている」と心境を口にした。

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村田諒太「今はすべてを失っています」進退について最終的な結論を出していないことを明かす

伊藤園主催のオンラインスポーツ教室に参加した陸上短距離の桐生祥秀(左)とボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

プロボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が19日、都内で飲料メーカー伊藤園主催の「健康ミネラルむぎ茶 オンラインスポーツ教室」に参加した。

東洋大の後輩にあたる陸上短距離の桐生祥秀(26=日本生命)とともに陸上、ボクシングのトレーニングを生かした体作りのメニューを紹介。村田は桐生やオンラインで参加したファンにボクシングの構え、左ジャブ、右ストレートの打ち方、独自の腹筋や腕立て伏せのトレーニング法を伝授した。

今年4月、さいたまスーパーアリーナで開催されたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのWBAスーパー、IBF世界同級王座統一戦後、進退について「白紙」としてきた村田は今後について言及。「今はすべてを失っています。人生が何かを問いかけてくると思うので、それに答えるだけですね」と最終的な結論を出していないことを明かした。

トレーニング指導時にはボクシングの練習経験がある桐生のパンチをミットで受けるタイミングが設けられた。左ジャブ、右ストレートとリズム良く打ち込む姿に「静から動への加速度がすごい。スピードがMAXになるもともとの瞬発力が違いますね。別次元」とあらためて身体能力の高さに驚いていた。

伊藤園主催のオンラインスポーツ教室に登場した陸上短距離の桐生祥秀(左)とボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太はむぎ茶を飲むポーズ
オンラインスポーツ教室で東洋大の後輩にあたる陸上短距離の桐生祥秀(左)とボクシングのワンツーを打つ前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

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村田諒太、寺地拳四朗を称賛「奥深さを改めて感じた。拳四朗はやっぱり花がある」

世界ライトフライ級2団体王座統一戦で京口紘人に勝利し、笑顔を見せる寺地(左から2人目)(撮影・菅敏)

<ボクシング:WBC、WBAスーパー世界ライトフライ級タイトルマッチ>◇1日◇さいたまスーパーアリーナ

WBC王者の寺地拳四朗(30=BMB)が、WBAスーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)から7回TKO勝利を収め、統一王者となった。

アマゾンプライムビデオのオンライン中継にゲスト出演した前WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)は、「ボクシングの奥深さを改めて感じた。拳四朗はやっぱり花がある。ディフェンスがしっかりしている。勝つべくして勝った」と勝者をたたえた。

敗れた京口についても「5ラウンドで打ち返した」と称賛。その上で、「2人に拍手を送りたい」と話した。

この日にWBOライトフライ級王座を防衛したジョナサン・ゴンサレスと拳四朗の統一戦の期待も高まる。村田は「もうやるでしょ。ゴンサレス選手もやると言っている。3団体統一ですね」と興奮気味だった。

世界ライトフライ級2団体王座統一戦で京口(手前)に勝利し、2本のベルトを肩にかけ、ガッツポーズを見せる寺地(撮影・菅敏)
世界ライトフライ級2団体王座統一戦 7回、寺地(左)は、京口から2回目のダウンを奪いTKOで勝利する(撮影・菅敏)
世界ライトフライ級2団体王座統一戦で勝利し、2本のベルトを肩にかけ、笑顔を見せる寺地(中央)。右は雪平莉左、左は天野麻菜(撮影・菅敏)
7回、京口(右)の顔面に右ストレートをヒットさせる寺地(撮影・菅敏)
5回、京口(右)に強烈な右をヒットさせダウンを奪う寺地(撮影・菅敏)
世界ライトフライ級2団体王座統一戦で勝利し、2本のベルトを肩にかけ、対戦者の京口(右)に祝福される寺地(撮影・菅敏)
世界ライトフライ級2団体王座統一戦で京口(手前)に勝利し、2本のベルトを肩にかけ、ガッツポーズを見せる寺地(撮影・菅敏)
世界ライトフライ級2団体王座統一戦で京口(手前)に勝利し、2本のベルトを肩にかけ、ガッツポーズを見せる寺地(撮影・菅敏)
7回、寺地(左)は、京口から2回目のダウンを奪い勝利する(撮影・菅敏)
7回、寺地(左)は、京口から2回目のダウンを奪い勝利する(撮影・菅敏)
5回、寺地(左)は、京口からダウンを奪う(撮影・菅敏)

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岩田翔吉、世界初挑戦は0-3判定負け ジョナサン・ゴンサレスに敗れ早大出身初の世界王者逃す

6回、ゴンサレス(右)の右フックを受ける岩田(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇さいたまスーパーアリーナ

WBO世界ライトフライ級2位岩田翔吉(26=帝拳)が世界初挑戦で王座獲得を逃した。同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)に挑戦し、0-3で判定負けを喫した。過去早大出身ボクサーの世界挑戦は高山将孝、三谷大和、佐々木基樹に続き4人目だったが、同大出身初の世界王者誕生はならなかった。

9歳の時、人気総合格闘家だった故山本“KID”徳郁さんのジム「KILEER BEE」で格闘技を始めた。K-1やDREAMのリングでファイトする「師匠」の勇姿に「小さい体で大きな選手を倒すKIDさんが格好良かった」という。KIDさんから直接指導も受けながらレスリング、総合格闘技、ムエタイを学び、向上したのが打撃レベル。中学2年から「パンチの方が得意だった」とボクシングに専念した。

高校3年時には田中恒成、井上拓真というのちの世界王者を下して高校総体制覇したが、同学年のライバルとは違い、早大へ進学してアマを継続した。大学4年になってプロ転向を決意。18年12月には米国でプロデビューした後、名門・帝拳ジム所属で国内プロテストを受験。史上5人目の3冠(日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座)を獲得した。実力がついてから世界挑戦の機会をつくる帝拳ジムでプロ10戦目の世界挑戦は異例。同門のWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36)の13戦目よりも速かった。本田明彦会長は「いろいろな格闘技経験、アマ経験もあるから」と評価と期待を受けての「スピード挑戦」だった。

19年2月の国内プロテスト時、岩田はこう言った。「今までの日本人ボクサーとは違うことをやっていきたい」。競技こそ違うものの、人気格闘家だったKIDさんの「魂」をボクシング界で受け継ぐ岩田だったが、幼少時代からの夢に見ていた世界王座をつかむことはできなかった。

◆岩田翔吉(いわた・しょうきち)1996年(平8)2月2日、東京・渋谷区生まれ。9歳で総合格闘家の故山本“KID”徳郁さんのジムで格闘技を開始。中学2年でボクシングに転向し2、3年でU15全国大会を制覇。東京・日出高3年時に高校総体で優勝し、早大へ進学。18年12月、米カーソンでプロデビューし4回TKO勝ち。19年2月に帝拳ジムからプロテスト受験し、国内ライセンス取得。21年11月、日本ライトフライ級王座獲得。22年7月に東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座獲得。身長163センチの右ボクサーファイター。家族は両親と妹2人。

9回、ゴンサレス(右)の左フックを顔面に受ける岩田(撮影・菅敏)
7回、ゴンサレス(右)に左フックを入れる岩田(撮影・菅敏)
6回、ゴンサレス(手前)に右フックを入れる岩田(撮影・菅敏)
2回、ゴンサレス(右)とバッティングする岩田(撮影・菅敏)
WBO世界ライトフライ級タイトルマッチでリングに登場する岩田。左はラウンドガールの雪平莉左(撮影・菅敏)
ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・菅敏)

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村田諒太、11・1寺地拳四朗-京口紘人戦ライブ配信でゲスト「お声かけいただき大変、光栄」

村田諒太(2022年1月12日撮影)

プロボクシグ前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が11日1日、さいたまスーパーアリーナで開催されるWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王座統一戦となる寺地拳四朗(30=BMB)-京口紘人(28=ワタナベ)戦でゲストを務めると25日、発表された。ライブ配信するAmazonプライムビデオで注目の日本人同士によるライトフライ級頂上決戦を見届ける。

今年6月のWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦となった井上尚弥(大橋)-ノニト・ドネア(フィリピン)戦に続き、Amazonプライムビデオのボクシング配信に登場する村田は「今回もゲストとしてお声かけいただき大変、光栄です。全勝のWBAチャンピオンか、屈辱を味わい、さらに強くなったWBCチャンピオンか。薬師寺保栄さん、辰吉丈一郎さんとのWBC王座統一戦、井岡一翔選手、八重樫東さんとのWBA、WBC王座統一戦、決して諦めない日本人同士の世界戦は日本を熱くさせてきました。今回も熱戦になること間違いなしです。会場での観戦はもちろんのこと、プライムビデオでもライブでご覧いただけます。サポーティングカードから目の離せない戦い、皆様の応援をどうぞよろしくお願いいたします」とコメント。

また解説者は元世界3階級制覇王者長谷川穗積氏、元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏が務める。

同興行ではセミファイナルにWBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)-同級2位岩田翔吉(26=帝拳)も組まれるダブル世界戦となる。またWBO世界フライ級王者中谷潤人(24=M.T)-WBO世界スーパーフライ級3位フランシスコ・ロドリゲス(29=メキシコ)の同級10回戦、WBOアジア・パシフィック・ライト級王者吉野修一郎(31=三迫)がWBC世界同級10位中谷正義(31=帝拳)との3度目防衛戦も組まれている。

なお同興行のライブ配信は午後5時30分から開始、メインカードは午後8時45分頃からの予定だ。

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村田諒太、世界初挑戦の後輩にエール 自身の進退については「なんも言えねえ」

WOWOWの「エキサイトマッチ」収録後、報道陣に対応する前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

ボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36)が、世界初挑戦するジムの後輩でWBO世界ライトフライ級2位岩田翔吉(26=ともに帝拳)にエールを送った。21日、都内でWOWOWの番組「エキサイトマッチ」の収録に参加。11月1日、さいたまスーパーアリーナでWBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)に挑戦する岩田のスパーリングを20日にチェックしたと明かした。

村田は「調子は良さそうでしたね。(世界王座を)取る可能性は高いと思う」と期待を寄せた。また4月、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に9回TKO負けした後に「白紙」としていた自らの進退には「“なんも言えねえ”(という感じ)ですね。決まっていない」と態度を保留した。

WOWOWの「エキサイトマッチ」収録に参加した前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

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村田諒太「なんも言えねえ、ですね。努力を続ける覚悟がついていない」敗戦から6カ月、去就保留

WOWOWの「エキサイトマッチ」収録後、報道陣に対応するWBA世界ミドル級スーパー王者村村田諒太

プロボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が自身の進退について保留とした。

21日、都内のWOWOWで「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」の収録にゲストとして参加。WBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が9月17日に米ラスベガスで挑んだ4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)との3度目対決を“解説”した。

今年4月、ゴロフキンに9回TKO負けを喫した後、今後を「白紙」としていてから約6カ月が経過。村田はこの日、今後について問われ「なんも言えねえ(という感じ)ですね。決まっていないです。努力を続ける覚悟が今はついていないです」などと心境を口にしていた。

WOWOWの「エキサイトマッチ」収録に参加した前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
WOWOW「エキサイトマッチ」でアルバレス-ゴロフキン戦収録のゲストに登場したWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

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ゴロフキン「ボクシングファンなら誰が真の王者か知っている」アルバレスと45秒にらみあい

計量クリアし、フェースオフするサウル・アルバレス(左端)とゲンナジー・ゴロフキン(右端)(マッチルーム社公式インスタグラムより)

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)がライバルとファンに向けて強烈なメッセージを送った。17日(日本時間18日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)との3度目対決に向け、16日(同17日)に同地の野外会場で前日計量に臨み、先に体重計に乗って167・8ポンド(約76・11キロ)でクリア。スーパーミドル級(168ポンド=約76・2キロ)初戦ながら、アルバレスがパスした体重167・4ポンド(約75・93キロ)よりも重いウエートだった。

公式計量終了後、英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン社長を挟み、アルバレスと実に45秒間のフェースオフ(にらみ合い)を展開。1階級上の挑戦となる計量を終え「それは新しいものではない、いつもと同じだ」と言い切ったゴロフキンは「本当のボクシングファンなら、誰が真のチャンピオンかを知っているでしょう」とアルバレスとファンに向けて「本音」のメッセージを送った。

アルバレスを応援するメキシコのファンが多かったこともあり「すべてのメキシコ人にとって最大の日、独立記念日(9月16日)でした。みんなおめでとう。私のファンだけでなく、ボクシングのファンのみんな、見に来てください」と自信の表情を浮かべた。

両者の初対決は17年9月で引き分け、2度目は18年9月で0-2の僅差判定負けを喫した。あえて「真のチャンピオン」と表現したのは、ゴロフキン自らが2試合とも勝利したと確信していることを意味するものだろう。9回TKO勝ちを収めた今年4月の村田諒太(帝拳)とのWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦以来のリング。過去2度のアルバレス戦とは違い、キャリアで最も重いウエートという“未知”の領域でのファイトとなるものの、運命のゴングに向けてゴロフキンの自信は揺るぎないようだ。

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ゴロフキン「我々にとって最大の戦いになる」18日アルバレスと3度目因縁対決へ気合十分

3度目対決に向け、サウル・アルバレス(左端)と最終会見に臨んだゲンナジー・ゴロフキン(右端)(ゴロフキンのインスタグラムより)

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が因縁の対決に向け、クールに戦闘モードに入った。17日(日本時間18日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)との3度目対決に向け、15日(同16日)に同地で両者そろって最終会見に臨んだ。英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン社長を挟み、アルバレスと29秒間のフェースオフ(にらみ合い)を展開した。

両者の初対決は17年9月で引き分け、2度目は18年9月で0-2の僅差判定負けを喫した。まさに決着戦となる。今年4月の村田諒太(帝拳)とのWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦以来のリングとなるゴロフキンは「我々は2人ともプロのアスリートです。彼の戦略はより攻撃的。私の戦略はより多くの経験。リングではどちらが優れているのかを示す場所。我々にとって最大の戦いになる」と気合十分だった。

3度目対決に向けた最終記者会見でフェースオフするサウル・アルバレス(左)とゲンナジー・ゴロフキン(右)(アルバレスの公式インスタグラムより)

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村田諒太「この爽快感。ミットがボクシングで一番楽しい」ジムの先輩西岡利晃氏相手にミット打ち

ジムの先輩となる元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(左)とのミット打ちに臨む前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

プロボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)がリングで「1カ月ぶりぐらい」というミット打ちを披露した。11日、エディオンアリーナ大阪で開催されたWOWOWエキサイトマッチ・リングサイトSPイン大阪にゲスト出演。大勢のファンが見守る中、帝拳ジムの先輩となる元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(46)の持つミットにパンチを打ち込んだ。

4月のIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)との2団体王座統一戦で9回TKO負けを喫し、今後について「白紙」としているが、知人のジムなどで体は動かしているという。帝拳ジムの元チーフトレーナーとなる葛西裕一氏が経営する都内のジム「グローブス」で取り組んで以来というミット打ちを終えた村田は「ボクシングは楽しいですね。この気持ち良さ。この爽快感はなかなか味わえない。ミットがボクシングで一番楽しい」と実感を込めて口にした。

自らのパンチを受けてくれた相手が所属ジムの先輩・西岡氏だったこともあり「気まずさと久しぶり感で汗が半端なかったです。受けるタイミングとかうまいですね。ミットの持ち方が絶妙でしたね。(相性が)合う合わないがありますからね」と感謝。村田のパンチを受けた西岡氏は「村田と言えば右ストレート。ノーモーションでパンチがきますね」と中量級の破壊力に驚いていた。

帝拳ジムの先輩となる元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(左)とのミット打ちに臨む前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
WOWOWエキサイトマッチのイベントに登場した村田諒太(中央)。右端は元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏、左端はMC高柳謙一氏

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「やはりヘビー級の1番が1番」村田諒太が選ぶ歴代PFPトップ5 1位は意外にも現役ボクサー

WOWOWエキサイトマッチのイベントに登場した村田諒太(中央)。右端は元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏、左端はMC高柳謙一氏

プロボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が自ら選出の歴代パウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)を披露した。11日、エディオンアリーナ大阪で開催されたWOWOWエキサイトマッチ・リングサイトSPイン大阪に出演。ボクシングマニアを自称する村田が1位に選出したのは意外にも!? 現役ボクサーだった。

現WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(33=英国)を歴代トップのPFPに選んだ村田は「フューリーは倒れたとしてもすぐに立ち上がって戦う。彼はヘビー級なのに動けるし、倒せるし、タフネスさがある。やはりヘビー級の1番が(歴代)1番だと思う」と断言。フューリーは4月23日、英ロンドンで開催されたWBC世界同級暫定王者ディリアン・ホワイト(34=英国)との団体内王座統一戦に6回TKO勝利し、現役引退を口にしていたが「もう誰も(フューリーの)引退を信じていない。おおかみ中年ですよ」とジョーク交じりに現役続行を期待した。

なお自身は4月9日のIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)との2団体王座統一戦で9回TKO負けを喫し、今後について「白紙」としている。この日は12年ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダルを獲得してから10年目の区切りの記念日だったが、進退について態度を保留。「気持ちは日々、揺れ動いています。爆弾発言? それはないです」と苦笑していた。

なお村田が選出した歴代PFPトップ5は次の通り。

<1>タイソン・フューリー(現WBC世界ヘビー級王者)

<2>アーロン・プライヤー(元WBA、IBF世界スーパーライト級王者)

<3>ロイ・ジョーンズJr.(元世界4階級制覇王者)

<4>カルロス・モンソン(元WBA、WBC世界ミドル級王者)

<5>フロイド・メイウェザー(元世界5階級制覇王者)

WOWOWエキサイトマッチのトークイベントに参加した村田(中央)。右端は元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡氏、左端はMC高柳氏
ジムの先輩となる元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(左)とのミット打ちに臨む前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
帝拳ジムの先輩となる元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(左)とのミット打ちに臨む前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
WOWOWエキサイトマッチのイベントに登場した村田諒太(中央)。右端は元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏、左端はMC高柳謙一氏

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村田諒太が進退の明言避ける「日々、気持ちは揺れています。爆弾発言? それはないです」

WOWOWエキサイトマッチのトークイベントに参加した村田(中央)。右端は元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡氏、左端はMC高柳氏

ボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が進退について明言を避けた。

11日、大阪市内で開催されたWOWOWエキサイトマッチのイベントに参加。4月のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦で9回TKO負けを喫した後、今後を「白紙」としていた。この日、今後を問われ「日々、気持ちは揺れています。爆弾発言? それはないです」と苦笑い。また同日は12年ロンドン五輪男子ミドル級で金メダルを獲得してから10年の記念日で「金メダルを取って念願のエキサイトマッチに出演させていただいたのです」と懐かしそうに振り返っていた。

WOWOWエキサイトマッチのイベントに登場した村田諒太(中央)。右端は元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏、左端はMC高柳謙一氏
帝拳ジムの先輩となる元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(左)とのミット打ちに臨む前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
ジムの先輩となる元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(左)とのミット打ちに臨む前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太
WOWOWエキサイトマッチのイベントに登場した村田諒太(中央)。右端は元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏、左端はMC高柳謙一氏

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元世界王者・村田諒太「どこに向かっているか、分からない時期」進退保留 WOWOW収録ゲスト

WOWOWのエキサイトマッチSPの収録にゲスト出演した前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太

プロボクシング前WBA世界ミドル級王者村田諒太(36=帝拳)が進退について保留した。

2日、都内でWOWOWのエキサイトマッチSPの収録にゲスト出演し、現在の心境について明かした。村田は「どこに向かっているか、分からない時期ですね。決断は先延ばしになっている状況で、その決断をもとに次に向かっていく。それが現役続行であれ、引退で違う形になってもです。決断はどこかで下すでしょうね」と報告した。

同収録では4月9日、さいたまスーパーアリーナで臨んだゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)とのWBAスーパー、IBF世界同級王座統一戦を初めてフルでチェックした。「至らぬところばかりが出た試合。へただなと。全然ダメだなという印象ばかりですね。自分の弱さを見た。やり切っていない。もしああしたら、こうしたらと思ってしまう。完璧はない」と苦笑い。第三者の視線でゴロフキン戦を回顧し「自分が強くないことはわかりました。自分がいかに弱いという事実がそこにあっただけ。強さは見つからなかったですね」としみじみとした表情だった。

試合直後のリングでゴロフキンから譲り受けた入場ガウンは自宅に保管しているとし「村田家の家宝。ボクシングをしたあかしですね」と表現した。不定期ながらロードワークや、知人のボクシングジムで体を動かし、軽くサンドバッグ打ちもしたというものの「精神的には引退状態」とも口にした。

9月17日(日本時間18日)には米ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)-ゴロフキンの3度目対決が控えている。村田は「あんまりカネロ(アルバレスの愛称)のことが好きではないので。120パーセントぶっ倒してくれ、と思っています」と1度拳を交えたゴロフキンにエールを送っていた。

◆エキサイトマッチSP「村田諒太VSゲンナジー・ゴロフキン」=8日午後9時からWOWOWライブで放送。

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