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豊嶋亮太「ベルト格好いい」タイトル初挑戦で王者に

東洋太平洋ウエルター級王座を獲得した豊嶋亮太

<プロボクシング:東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

挑戦者で同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)が新王者となった。

王者長濱陸(29=角海老宝石)に挑戦。3-0の判定勝ちを収め、タイトル初挑戦で王座を獲得した。1回からプレッシャーをかけ、右ボディーや連打で攻め込み、7回には右ストレートでダウンも奪取。19年9月以来、約1年4カ月ぶりのリングというブランクも感じさせないファイトをみせ、6連勝で東洋太平洋の頂点に立った。豊嶋は「やっぱりベルトは格好いいですね」と笑顔をみせた。

ダウンを奪った右ストレートはカルロス・リナレストレーナーとの練習で続けてきたパンチでもあり「会心の右でした」と納得顔。前試合で右拳の骨を脱臼していたこともあり「この期間は、ボクシングに対して真摯(しんし)に向き合う1年になった。正直言うとパンチを打たれすぎた。改善点は多いですが、今戦うことのできる並みいる強豪を倒し、世界に羽ばたくためにまい進したい」と決意を新たにしていた。

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王者・長濱陸「逃げ道をなくしたい」初防衛へ自信

前日計量をクリアした東洋太平洋ウエルター級王者長浜(写真提供:角海老宝石ジム)

ボクシング東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦は16日、東京・後楽園ホールで開催される。

15日には都内で前日計量が開かれ、王者長濱陸(29=角海老宝石)は500グラム少ない66・1キロ、挑戦者で同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)は300グラム少ない66・3キロでそれぞれクリアした。

昨年2月、長濱は同王座決定戦でクドゥラ金子を判定で下し、新王者になった。約11カ月ぶりのリングで初防衛戦を迎える。王座奪取よりも難しいとされる初防衛戦に向け、長濱は「ベルトという失うものがあるので(初防衛を)失敗する人が多いのかも。自分はいつも通りやりたい」と自然体を貫いた。挑戦者となる豊嶋の実力を認めつつも「どの局面でも上回って、最終的に逃げ道をなくしたいですね」とベルトを死守する意気込みを示していた。

東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチの前日計量をパスした王者長浜(左)と挑戦者の豊嶋(角海老宝石ジム提供)

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豊嶋亮太ピンク髪で初王座挑戦「食らい付いていく」

東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチの前日計量をパスした王者長浜(左)と挑戦者の豊嶋(角海老宝石ジム提供)

ボクシング東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦は16日、東京・後楽園ホールで開催される。

15日には都内で前日計量が開かれ、王者長濱陸(29=角海老宝石)は500グラム少ない66・1キロ、挑戦者で同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)は300グラム少ない66・3キロでそれぞれクリアした。

タイトル初挑戦の豊嶋は日本ランキングで1位の実力者で現在5連勝中。強烈なボディーが武器で勝負強さもある。19年9月以来、約1年4カ月ぶりのリングとなる豊嶋はピンク色にヘアを染め「今回は(王座)挑戦ということで、少し食ってかかるじゃないですけど、王座をとることを意識しました」と勝負ヘアにしたことを明かした。

長濱戦に向けたスパーリングは同門で元世界3階級王者ホルヘ・リナレスと拳を交えて調整。リナレスの弟カルロス・トレーナーの指導を受けて初王座挑戦に備えてきた。「先手必勝で。自分から挑戦者なので、食らい付いていくボクシングがみせられれば。チーム帝拳として身近の方々の支えでここまでたどり着けた。ベルトを持って帰ることで感謝に代えたい」と決意を新たにしていた。

東洋太平洋ウエルター級王座挑戦を控え、前日計量をパスした豊嶋(写真提供:角海老宝石ジム)

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長浜陸が技術差見せつけ判定勝利!東洋タイトル奪取

長浜陸(2019年7月6日撮影)

<プロボクシング:東洋太平洋ウエルター級王座決定12回戦>◇27日◇東京・後楽園ホール

ボクシング東洋太平洋ウエルター級王座決定戦が27日に東京・後楽園ホールであり、同級7位長浜陸(28=角海老宝石)が新王者となった。

同級2位クドゥラ金子(22=本多)に技術の差を見せて、3-0の判定勝ち。移籍3戦目で2度目のタイトル挑戦をものにした。強打を浴びて敗者のように顔をはらせたが、「右手を痛めてどうなるかと思った。相手は同じパターンだった」と冷静に話した。クドゥラは12戦目の初黒星で、アフガニスタン出身で初の王座を逃した。

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プロボクシングも全国の試合中止 3・1から1カ月

マスク姿でボクシングの中止発表会見。左から日本プロボクシング協会新田事務局長、日本ボクシングコミッション安河内事務局長、日本協会花形会長、同山下副会長、主催のDANGAN古沢代表

プロボクシング界も3月1日から1カ月間は、全国で開催予定だった試合を中止、順延する。日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッション(JBC)が26日、都内で新型コロナウイルスへの対応を協議した上で決定し、各興行のプロモーターに要請した。

無観客で開催の要望があった場合は今後協議する。27日の東京・後楽園ホールでの東洋太平洋ウエルター級タイトル戦など8試合は実施する。

3月には全国で16の興行が予定され、東洋太平洋、日本など9試合のタイトル戦が組まれていた。日本協会花形会長は「しょうがない。1カ月は様子を見ることになった」。山下副会長は1日の大阪での興行を予定していたが「残念だが、自粛でなく中止ではっきりした。試合は延期にしたい」と話した。

27日に出場する16選手は、26日の都内での前日計量をいずれもパスした。JBC安河内事務局長は「前日と状況が急転した。競技の特異性などからの判断」とした。当日券は販売せず、マスク着用の徹底、入り口にアルコール消毒液設置、セレモニー中止などの対応策を実施する。払い戻しはしない代わりに、ライブ配信のアカウントを発行する。

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下田昭文氏「丁寧に楽しい指導を」アマジムを開設

自身のジムのプレオープンに集まった新旧世界王者らと記念撮影する元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏(最前列左から3番目)

ボクシング元WBA世界スーパーバンタム級王者下田昭文氏(35)が、埼玉県さいたま市浦和区にアマチュアジム「シュガーフィット・ボクシングジム」を開設した。

17日には報道陣、関係者向けのプレオープンのイベントが開かれ、新旧世界王者らが集結。帝拳ジムで指導を受けた浜田剛史代表(元WBC世界スーパーライト級王者)をはじめ、同門の元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏、元WBC世界ライトフライ級王者木村悠氏、世界2階級制覇王者粟生隆寛、他ジム勢からも元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏、元2団体統一ライトフライ級王者田口良一、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人のワタナベジム勢や前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)らが集まった。

引退後は帝拳ジムで練習生を指導し、2年前から「シモサイズ」と名付けたボクシングフィットネス教室も開催するなど指導者として活動していた下田氏は「1年前ぐらいから(アマチュア)ジムを考えていた。丁寧に楽しい指導をしていきたい」と抱負を口にした。JR北浦和駅から徒歩数分という立地にジムを構え「以前からこの周辺でボクシング教室を開いていたこともあったのでこの場所にしました」と経緯を説明。3週間前にジム近くに自宅の引っ越しも終え、11月20日夕方から正式オープンする予定だ。

「夢はいずれプロのボクシングジムをやること」と掲げている下田氏は「まずは、ちゃんと自分でジムを運営し、経営も勉強していきたい。筋トレをやるだけでも良いのでうちのジムに来て欲しいですね」と意欲を示した。このプレオープンでは、伊藤とIBF世界スーパーフェザー級3位尾川堅一(帝拳)によるマスボクシング、下田代表自らがミットを持ち、京口や元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛氏のパンチを受け、出席者から大きな拍手を受けていた。

◆シュガーフィット・ボクシングジム 所在地=埼玉県さいたま市浦和区北浦和3-8-2メリア北浦和1階。電話=048・749・1955

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口(右)のパンチをミットで受ける元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏
帝拳ジムの浜田代表(右端)、元WBC世界バンタム級王者山中氏(左端)とジムのプレオープンで乾杯する元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏

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亀海喜寛「引退しました」今後はトレーナーになる

引退を発表した元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(18年1月9日)

ボクシングの中量級で世界的に活躍した元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(35=帝拳)が現役引退した。7日、帝拳ジムの本田明彦会長が明かした。6日に自身のSNSを更新し、「引退しました」と記していた。8月のスーパーウエルター級10回戦で、グレグ・ベンデティ(米国)に0-3で判定負けしたのが最後の試合だった。

昨年8月、元4階級制覇王者コットとWBO世界同級王座決定戦を戦った。超ビッグネームに奮闘も、世界初挑戦でベルトに届かなかった。引退理由に「最後の2戦は何故かわかりませんが序盤で上腕二頭筋に力が入らなくなり、以前のようにパワーパンチを最後まで打ち続ける事が出来なかった」と明かした。

05年にプロ入りし、13年に東洋太平洋ウエルター級王座を獲得。11年からは米国を主戦場にし、8月のベンデティ戦が米国での10試合目、戦績は27勝(24KO)5敗2分けだった。今後はトレーナーになる。

17年8月、WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦でミゲル・コット(右)を攻める亀海

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亀海喜寛が引退「日本史上最大の挑戦」で奮闘

亀海喜寛(18年1月9日撮影)

ボクシングの中量級で世界的に活躍してきた元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(35=帝拳)が現役引退を発表した。6日に自身のSNSを更新し、「ボクシング引退しました」と記した。8月17日に米国で行われたスーパーウエルター級10回戦で、グレグ・ベンデティ(米国)に0-3の判定で敗れたのが最後の試合だった。

昨年8月、「日本史上最大の挑戦」となった元4階級制覇王者ミゲル・コットとWBO世界同級王座決定戦を戦った。世界の超ビッグネーム相手に奮闘したが、世界初挑戦で惜しくもベルトには届かなかった。「まだ俺のパフォーマンスはスパーでは向上していましたが、試合のリングでは最後の2戦は何故かわかりませんが序盤で上腕二頭筋に力が入らなくなり、以前のようにパワーパンチを最後まで打ち続ける事が出来なかったです」と明かした。

亀海は1982年(昭57)11月12日、札幌市生まれ。札幌商3年で全国高校総体ライト級、帝京大4年の全日本選手権ライトウエルター級を制し、05年にプロ転向した。10年に日本スーパーライト級、13年に東洋太平洋ウエルター級王座を獲得した。

11年10月に米ラスベガスで米国リングに上がったのを契機に、主戦場を米国にし、世界の中量級戦線で渡り合ってきた。異色のキャリアを築きながら、ベルトまであと1歩に迫った。8月のベンデティ戦が米国での10試合目だった。

「いつの間にか目指していた海外で戦えたのは最高におもしろかったし、本当に色々ありましたが…まずは健康に引退出来て良かったです。ファンの皆さん、スポンサーの皆様、サポートしてくれた方々、友人の皆さん、家族、本当に沢山の声援&応援、今まで本当に有り難う御座いました!」と感謝の言葉をつづった。

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亀海喜寛、驚異の粘り及ばず元王者コットに判定負け

WBOスーパーウェルター級王座決定戦4回、コット(右)の強烈な右を顔面に受ける亀海(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦>◇26日(日本時間27日)◇米カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター

 WBO世界スーパーウエルター級級6位亀海喜寛(34=帝拳)が元4階級制覇王者で同級1位ミゲル・コット(36=プエルトリコ)に0-3(108-120、110-118、109-119)で判定負けし、初挑戦での世界タイトル獲得はならなかった。

 同級では81年の三原正以来36年ぶり3人目の王座獲得(暫定のぞく)、米国での世界タイトル獲得も三原以来3人目という記録がかかっていた。

 初回から「フルアクションでいく」と宣言していた亀海は、これまでの試合同様に前進し続けて接近戦に持ち込んだが、1試合で18億円のファイトマネーを稼いだこともある超大物コットの反撃にあう。角度をつけた多彩なフック、アッパーで顔をはね上げられ、足でさばかれる展開が終始続いた。打たれ続けても前に出て、手を出し続けるスタミナは驚異的だったが、最後まで有効打は奪えずに、大差判定負けとなった。

 亀海は05年にプロデビューし、10年に日本スーパーライト級王座獲得、13年に東洋太平洋ウエルター級王座を獲得した。この試合が米国では9戦目、プロ33戦目だった。

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亀海喜寛「本物」を求め米国を主戦場とする男の信念

特製Tシャツを着て会見に臨み、コット(左)と記念写真に納まる亀海。中央はデラホーヤ(撮影・菅敏)

 【カーソン(米カリフォルニア州)24日(日本時間25日)=阿部健吾】ボクシング界で日本人史上最大の挑戦に臨む男がいる。WBO世界スーパーウエルター級6位亀海喜寛(34=帝拳)。日本、東洋太平洋のベルトを巻いたが、国内では知名度は低い。理由は「本物」を求め、主戦場を米国に置いたため。本場で評価を上げ、ついに26日(同27日)の同級王座決定戦にたどり着いた。相手は元4階級王者ミゲル・コット(プエルトリコ)。世界で5本の指に入る巨頭と戦う男の信念とは? この日は会場で公式会見が行われた。

 世界初挑戦が決まった5月、亀海は自嘲気味に言った。「僕の日本のファンは2ケタいるかどうか。海外のほうが多いです、絶対に」。決して悲観しているわけではない。むしろ日本に縛られず、海外で実績を積んできた自負がこもった。

 歩みは独自だ。アマ3冠に輝いた帝京大卒業後にプロ入りし、高度な技術力、戦略を下地に、15戦目で日本スーパーライト級王座を獲得。ただ、目は国外を向いた。「本物になりたかった」。その定義とは。「人種も違う人たちを振り向かせる試合をしたら、それは本物。『日本人だから』などで評価されるのではなく」。人種のるつぼ、米国のリングで栄光をつかんだ偉大なボクサーたちにあこがれた。日本が狭く感じられた。

 飛び出したのは11年。「アウェーだからこそ刺激が大きい。リスクが高い方でやりたかった」。米国デビュー戦は6回TKO勝ち。黒星もあったが、「米国ではどんどん応援してくれる人が増えた」。魅力はそのファイトスタイルだった。「日本王座を取る前からこれではダメ、と思っていた」。その頃、元3階級王者バレラとスパーリングし、技巧だけでは世界では厳しいと痛感。180度スタイルを変えた。体力を礎に手数で押し込む激闘で名をはせ、15年には日本人で初めてデラホーヤ氏が代表のゴールデンボーイ・プロモーションと契約した。

 米国9戦目。挑むのは世界の巨頭コットだ。メイウェザー、パッキャオと拳をまじえ、前回の試合ではファイトマネーは約18億円(今回は非公表)の超大物。対戦の可能性を関係者から聞くと「夢を見るのも大概にしてください」と思わず突っ込んだ、間違いない「本物」。

 「ベルトではないです、目指しているのは」。そう語気を強める。王座はほしい。ただ、目的ではない。本場で本物になるため、この一戦に意味がある。「コットと戦うことと世界タイトル戦で選べるとしたら、コットを取る。そこに価値がある」。信念を貫き、信念を遂げる舞台が迫る。

 ◆亀海喜寛(かめがい・よしひろ)1982年(昭57)11月12日、札幌市生まれ。札幌商3年の全国高校総体ライト級、帝京大4年の全日本選手権ライトウエルター級を制し、05年にプロ転向。10年に日本スーパーライト級、13年に東洋太平洋ウエルター級王座獲得。27勝(24KO)3敗2分け。右ボクサーファイター。175センチ。

亀海喜寛の米国全戦績

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亀海喜寛、8・26ロスで4階級王者コットと世界戦

亀海喜寛(撮影は2012年4月16日)

 元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(34=帝拳)が超ビッグネームと世界タイトル戦に挑むことになった。帝拳ジムの本田会長が24日、元4階級王者ミゲル・コット(プエルトリコ)と8月26日に米ロサンゼルスで対戦することを明かした。WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦になる見通しだ。

 着実にキャリアを積んできた亀海に大一番が用意された。米デビューとなった11年から同地では7試合を戦った。元4階級王者ゲレロには判定負けも激闘で本場の評価を得ると、16年4月、9月と世界ランカーのカラスと連戦し、引き分け、KO勝利と実績を積み上げた。同会長は「面白い試合をするので、相手に選ばれた」と説明した。

 コットが手にしたベルトは、WBO世界スーパーライト級、WBA世界ウエルター級、WBO世界ウエルター級、WBC世界ミドル級と豪華極まる。40勝(33KO)5敗の36歳はあと2試合で引退を公言するが、その1試合の相手を務める価値は計り知れない。

 亀海のニックネームは、スペイン語で「小さな教授」を意味する「MAESTRITO」。最高の敵を相手に、どんな「授業」を行うのか大注目となる。

 ◆亀海喜寛(かめがい・よしひろ)1982年(昭57)11月12日、札幌市生まれ。札幌商-帝京大を経て、05年にプロ転向。10年に日本スーパーライト級、13年に東洋太平洋ウエルター級王座獲得。27勝(24KO)3敗2分け。右ボクサーファイター。177センチ。

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ボクシング佐々木基樹が引退「自分に幻滅」判定負け

控室で現役引退を表明する佐々木

 ボクシングの元東洋太平洋2階級王者で2度の世界挑戦経験を持つ日本ライト級8位佐々木基樹(41=帝拳)が6日、現役引退を表明した。後楽園ホールで行われた級6回戦で、15年東日本新人王の石川元希(M・T)に0-3で判定負けした後、「続ける気はない。自分に幻滅しますね」と明言した。身長差で7センチ上回る長身の相手の懐に飛び込んでの右パンチを狙ったが、空砲に終わる場面が目立った。「自分の思うような形に持っていけなかった。物言いはない」と潔く負けを認めた。

 97年2月のプロデビューから20年。08年2月に東洋太平洋ウエルター級王者となると、09年10月にはウクライナでWBA世界ウエルター級王者センチェンコ(ウクライナ)に挑戦した。0-3の判定負け後は10年7月に東洋太平洋スーパーライト級王座を獲得して再起を果たすと、11年6月にはメキシコでWBC世界ライト級王者ソト(メキシコ)に挑んだが、11回負傷判定で敗れた。

 13年5月の試合で敗れた後に引退を表明していたが、「自分の限界を知りたい」と16年2月に復帰。その後は3連勝し、「ベルトを巻くこと」を目標にリングに上がり続けてきた。この日はガウンではなく和装、リングシューズもいつもの地下足袋と個性際立つスタイルは変わらずも、サウスポーに打ち込む得意の右には往年の精度、力強さがなかった。

 「地球上のいかなる人間も時の流れには逆らえない。力ここまで」。試合中には打ち合いの中で笑顔とも思えるように口角を上げる場面があった。「笑っていましたかね。楽しいと自然に出るんでしょうね。やっぱり、なんといっても楽しいですよ」。55戦42勝(26KO)12敗1分のキャリアを残し、長いボクシング人生を終えた。

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亀海喜寛8回TKO勝ち 米国で存在アピール

<プロボクシング:69・8キロ契約10回戦(日本時間11日)◇米カリフォルニア州イングルウッド ザ・フォーラム

 元東洋太平洋ウエルター級王者・亀海喜寛(33=帝拳)が、世界挑戦経験を持つ元WBC米大陸ウエルター級王者ヘスス・ソト・カラス(33=メキシコ)に8回終了TKO勝ちし、本場米国のリングで存在をアピールした。

 4月に引き分けたソト・カラスとの再戦は、序盤から亀海がボディーでペースをつかんだ。相手の手数に下がらされる場面もあったが、8回に強烈な右アッパーを顎に突き刺し、一気にペースアップ。左ボディーで崩すと、続けざまのねらい澄ました右ストレートでダウンを奪った。この回はクリンチで逃げ切られたが、インターバルで相手陣営が棄権を申し出たことで、TKO勝ちとなった。

 大歓声を浴びた亀海は「大きな舞台でアピールできてうれしい。ボディーを散らしながら攻めていく作戦通りに戦えた」と話した。戦績は27勝(24KO)3敗2分けとなった。

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高山樹延が判定1-2で王座統一に失敗

<プロボクシング:東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングの東洋太平洋ウエルター級タイトル戦で、暫定王者高山樹延(30=角海老宝石)が王座統一に失敗した。

 25日に東京・後楽園ホールでV2戦の正規王者ブルベイカー(オーストラリア)と対戦。初回から先手をとられて、11回にダウンを奪うも1-2で判定負けした。高山は「ひどいボクシング。あれよあれよという間に終わった」と完敗を認めた。日本スーパーライト級は9回51秒負傷判定となり、王者岡田が3-0で5度目の防衛に成功した。

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高山樹延、王座統一できず「ひどいボクシング」

<プロボクシング:東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

 暫定王者高山樹延(30=角海老宝石)が王座統一に失敗した。V2戦となる正規王者ジャック・ブルベイカー(24=オーストラリア)との対戦で、終始ペースを取られて、11回にダウンを奪うも1-2で判定負けした。

 初回からジャブ、右フックで先手をとられた。4回の公開採点は1-1も、流れは変わらずに反撃も単発に終わる。右まぶたをカットし、8回の採点では1-2とリードされた。9回には鼻血を出し、10回には棒立ちになる場面も。劣勢も相手のスタミナが切れ、11回右アッパーでダウンを奪った。しかし、最終12回もあまり手が出ず、逆転はならなかった。

 終始相手に先手をとられて守勢に回った。ガードをしながらも、リーチのある右の大振りフックを何十発も食った。「効いてはいなかったが、集中力を切らされた。あれよあれよという間に終わった。ポイントを取られているのは分かっていたのに。ひどいボクシング。打ちにいくと返され、お釣りをもらってペースダウンした。見ていた人も歯がゆかったのでは」と完敗を認めた。

 サバサバした表情だったが、途中で涙が落ちた。鈴木会長は「10回は止めようかと思った。11回もぐらっとしたらタオルを投げるつもりだった。よく盛り返した」と感心した。しかし、プロデビューした記念日に、5年ぶりの黒星で2敗目となり、王座からも陥落となった。

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高山樹延「やるべきことはやった」王座統一へ自信

 25日のダブルタイトルマッチの前日計量が、24日に都内で行われた。東洋太平洋ウエルター級王座統一12回戦は、暫定王者高山樹延(30=角海老宝石)がリミットの66・6キロ、V2戦となる正規王者ジャック・ブルベイカー(24=オーストラリア)は66・4キロで、ともに1回でクリアした。

 183センチと11センチ上回る相手に、高山は「体格がしっかりしている。パワーに警戒し、自分の距離で戦いたい」と話した。ベイカーは全身にタトゥーを入れて、タイソンやアリも彫り込まれている。高山は「早くから王者クラスとスパーしてきて、いつも以上に厳しいトレーニングをしてきた。やるべきことはやった」。プロデビューした記念日に、今度は王座統一へ自信をみせた。

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別府優樹13連続KO勝利へ「4回までに決めたい」

デビューから13連続KO勝利を狙う別府優樹(撮影・河合香)

 プロボクシングの東洋太平洋ウエルター級9位、日本同級7位別府優樹(24=久留米櫛間)が、プロデビューから13連続KO勝利を狙う。

 29日に都内で前日計量に臨み、別府は66・6キロ、対戦相手のワチャナ・オークワット(タイ)は65・6キロでパスした。

 別府は12年にデビュー後、14年全日本新人王を獲得し、オールKOでここまできた。「まずは16の日本記録を果たし、日本王座へ挑戦したい」と言う。デビューからの連続KO日本記録は金井の14、さらにデビューに限らず連続KOの日本記録は元世界王者の浜田と、渡部の15となっている。

 今回は3度目の後楽園ホールで初のメインに登場する。これまでの最長ラウンドは4回。「メインでアピールしたい。冷静に力まず当てれば。4回までに決めたい」と13個目のKOを確信していた。

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亀海喜寛ドローに悔しさにじませ「結果がすべて」

 プロボクシングの元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(33=帝拳)が15日(日本時間16日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスで元WBC米大陸同級王者ヘスス・ソト・カラス(33=メキシコ)とノンタイトル10回戦を行い、三者三様(97-93、95-95、94-96)の引き分けとなった。序盤から積極的に距離を詰め、ボディーを中心に好戦的な試合を展開も、惜しくも勝利を逃した。

 選手層の厚い中量級で世界を目指し、今回が米国での7戦目。「勝たなくてはいけなかったし、結果が全て。日本が災害で大変な時に、試合を楽しみにしてくれている方々に喜んでもらえるような結果をと思ったが、良い結果が出せず残念」と悔しさをにじませた。亀海は通算戦績を26勝(23KO)3敗2分けとした。

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亀海喜寛が今日ロスで10回戦、世界戦へアピール

 プロボクシングの元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(32=帝拳)が今日15日(日本時間16日)、米ロサンゼルスで元世界ランカーのヘスス・ソト・カラス(33=メキシコ)とノンタイトル10回戦を行う。

 14日には当地で前日計量に臨み、両者ともに1回でパスした。昨年3月以来7度目の米国リングとなる亀海は、世界王座戦線に浮上するためにも存在をアピールしたいところ。「すごく興奮している。素晴らしいコンディションで戦えると思う」と話した。

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高山樹延KO王者 東洋太平洋ウエルター

<プロボクシング:東洋太平洋ウエルター級暫定王座決定戦>◇23日◇東京・後楽園ホール

 東洋太平洋ウエルター級3位高山樹延(30=角海老宝石)が、6回2分53秒KO勝ちし、王座を獲得した。

 同級4位ジョエル・デラ・クルス(フィリピン)を相手に、序盤からボディーで優位に立つと、6回にねらい澄ました右ボディー一撃で仕留めた。昨年11月に6度防衛した日本同級王座を返上。再出発を3年3カ月ぶりのKOで飾り「倒せて良かった。まずは正規王者との統一戦をやりたい」と先を見据えた。高山は戦績を24勝(8KO)1敗とした。

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