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御嶽海7月場所へ気合「初心の気持ちで暴れたい」

御嶽海(2019年9月22日撮影)

大相撲の関脇御嶽海(27=出羽海)が24日、報道陣の電話取材に応じ、出稽古の早期解禁を願った。この日の朝稽古は筋トレが中心。1週間前からぶつかり稽古は再開したが、相撲を取る稽古はまだ再開していないという。

本来なら本場所前は、近所の春日野部屋の関取衆を相手に稽古を重ねる。しかし現在、新型コロナウイルスの影響により日本相撲協会は出稽古を禁止にしている。自身が所属する部屋に関取は自分だけ。「1人というのはつらい。7月に入って相撲を取って、早く出稽古を解禁してもらわないと。自分の場合は稽古相手は春日野部屋の3人しかいないから」と平幕の碧山、栃ノ心、十両栃煌山との稽古を切に願った。

3月の春場所以降、稽古内容は基礎運動や筋トレが続いている。「ここまで相撲を取らないのは初めて。相撲を取らないと体は張らない」と調子はまだまだ上がっていない。それでも昨年の九州場所以来に関脇に返り咲いたことで「関脇ですけど引っ張っていくつもり。初心の気持ちで暴れたいし、相撲を取りたい」と、協会が無観客での開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて気合は十分だ。【佐々木隆史】

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御嶽海「1人というのはつらい」早期出稽古解禁願う

御嶽海(20年3月撮影)

大相撲の関脇御嶽海(27=出羽海)が24日、報道陣の電話取材に応じ、早期の出稽古解禁を願った。

この日の朝稽古は筋トレがメーン。1週間前からぶつかり稽古を開始したというが、相撲を取る稽古はまだ再開していないという。「ここまで相撲を取らないのは初めて。相撲を取らないと体は張らない」と、日本相撲協会が無観客での開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、まだ調子は上がっていない。

本来なら本場所前は、都内の部屋近くの春日野部屋の関取衆を相手に稽古を重ねる。しかし現在、新型コロナウイルスの影響により出稽古は禁止になっている。自身が所属する部屋には関取が自分だけのため「(関取が)1人というのはつらい。7月入って自分も相撲を取って、早く出稽古を解禁してもらわらないと。自分の場合は稽古相手は春日野部屋の3人(碧山、栃ノ心、栃煌山)しかいないから」と切実だった。

3月の春場所後は、基礎運動に徹してきたという。「下半身は落ちやすい。落とすと(筋肉が)つきにくい」と毎日、四股やすり足などを1時間半行ってきたが、実戦を重ねることは出来ず。自粛生活の中でボクシングのミット打ちや、トランプ遊びなどもしたが、モチベーションの維持は難しい。「7月場所まで何とか、と思ったけど思った以上に難しいかもしれない。僕らの学生(出身)の年代で遠藤関より下は場所がないというのは経験していない。どういう気持ちで持っていればいいのか難しい」とメンタル面の課題も口にした。

長野出身の御嶽海にとって年1回の名古屋場所は、準ご当地場所とだけあって他の場所に比べて応援も多くて力が入る。しかし新型コロナの影響で開催場所が東京・両国国技館に変更。「地元が近くで応援が一番多いので残念。暑い気候が僕には合っていた。名古屋の人にも会えないのは残念。自分の元気な姿を見せたかった」と関脇に返り咲いた姿を見せられずに残念がった。

とは言え、7月場所に向けて気合は十分。「関脇ですけど引っ張っていくつもり。2回も優勝している訳だから。食らいついてというより、今度はしっかり引っ張ってみんなが喜ぶ成績にしたい。久々の土俵の感覚がどうなるのか自分も読めない。初心の気持ちで暴れたいし、相撲を取りたい。向かって行く気持ちを前面に出したい」と意気込みを語った。

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18位栃ノ心へ激励「力でねじ伏せる姿にロマン」

 

第9回大相撲総選挙にご投票いただき、ありがとうございました。投票だけでなく、多くの皆さまから熱いメッセージをいただきましたので、ごく一部ですが紹介いたします。

18位 栃ノ心 965票

★けがにも大関陥落にもめげずに頑張る姿に好感。(60代以上男性)

★栃ノ心関、力強い相撲がみたいです。身体のけがを出来るだけ早く治してがんばって下さい…。ずっと応援しています。(60代以上女性)

★けがさえ治れば、奮起が出来ると思います。期待しています。(30代男性)

★最近はけがに苦しんでいるが、まだまだ老け込む年齢じゃない。もう1度、2度は活躍の機会は残っているはず。今から大関に戻り、横綱を目指すくらいの気概で頑張ってほしい。(20代男性)

★栃ノ心の相撲に励まされながら育児した子供が10歳になりました。栃ノ心の燃える相撲を見て自分を奮い立たせて頑張れました。(40代女性)

★四つに組んだら無敵の怪力を持つ栃ノ心関の取組がまた見られる日を楽しみにしています。(20代女性)

★体勢が多少不利であっても、つり、寄りの力でねじ伏せる彼の姿にはロマンがあります。お相撲取りは技のキレも大切だと思いますが、なんといっても力の士。怪力無双の豪傑が見たい。(20代男性)

★カッコいいです。インスタグラムもオシャレだし俳優みたい。飼っている犬もかっこいい。(30代女性)

★親方との師弟愛を感じるところやたくましい筋肉、テレビの前でも率直でまっすぐなところが大好きです!(20代女性)

★白い肌が時間いっぱいになると赤く染まっていく姿はまさに赤鬼。桁違いのパワーを見せてくれる。(40代男性)

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大相撲総選挙 選挙風ポスター第2弾公開

<第9回 大相撲総選挙>

大相撲の人気NO・1力士は誰か? 日刊スポーツ新聞社は第9回大相撲総選挙を実施しました。対象は夏場所番付の幕内力士42人。今回はインターネットのみで6日まで投票を受け付けました。結果は6月上旬の紙面でも発表します。

 

徳勝龍

今年の初場所は、西前頭17枚目の「幕尻」ながら14勝1敗で優勝。場内インタビューで、人当たりのいいキャラクターが有名になった

 

石浦

飾り気がなく、心も体もたくましい。筋骨隆々な肉体もあいまって、「質実剛健」がしっくりくる。相撲以外の格闘技にも精通する

 

千代大龍

七夕の短冊に書いた「金がいる」は、千代大龍らしさを表す願い事として有名になった。実は繊細な一面もあるともいわれている

玉鷲

正義感が強く、ユーモアもあり、人としての器が大きい。慌てふためくことはなく泰然自若。初優勝した際、多くのファンが喜んだ

歌が好きで、美声は有名。演歌を中心にレパートリーは幅広い。縁のある力士の引退相撲などでは、相撲甚句を披露することもある

魁聖

取材などの場で質問に対する受け答えの機転が利く。その裏には謙虚さがにじみ、相手への配慮もさりげない。自虐的な談話も多い

妙義龍

第8回大相撲総選挙優勝者。熱狂的なファンの投票に支えられ、いぶし銀の実力者が栄冠をつかんだ。果たして今年は連覇なるか?

栃ノ心

左上手をがっちりつかむと、相手は動けなくなる。太い腕が秘めるパワーは、角界随一。大関から陥落したが、得意の型は健在だ 

松鳳山

細かいことにこだわらない。相撲は組んでも離れても取ることができ、負けても落ち込まない。のびのび生きる闊達(かったつ)自在

志摩ノ海

笑うと目が細くなる。人当たりがよく、笑顔が印象的な人格者だ。画像の水色は、出身地の三重・志摩市をイメージして制作した

佐田の海

父は元小結。本人は「まだまだ」と謙遜するが見た目も相撲っぷりも似ている。今も時にアドバイスをもらうなど、まさに父子相伝

高安

大関から陥落したが、まだ30歳。ケガを治して本来の力を出せれば、上位で戦える。多くのファンが、完全復活を待ち望んでいる

琴ノ若

父は師匠の元関脇琴乃若。祖父は元横綱琴桜。新入幕だった春場所は9勝。まだまだ伸び盛りの22歳はどこまで番付を上げるだろうか

琴奨菊

大関昇進時の伝達式で「万理一空」を口上に盛り込んだ。すべては同じ空の下、転じて、常に努力を続けるという気構えを示した

若隆景

3兄弟の三男。長男の若隆元は幕下、次男の若元春は十両。兄2人に刺激を与え続けている。代替わりした荒汐部屋を引っ張っていく

琴勝峰

春場所で十両優勝し、新入幕を果たした。まだ20歳ながら191センチ、165キロのサイズは魅力たっぷり。将来の横綱候補との声も多い

千代丸

愛らしい笑顔と、パンパンに張った太鼓腹が魅力。さっぱりした性格も相まって、周囲を明るくさせる。弟の十両千代鳳は復活途上

錦木

岩手出身、メガネがトレードマークのたたき上げ。派手さはないが、巡業でも休まず稽古するなど、真面目で実直な人柄が好印象

琴恵光

珍しい決まり手「網打ち」をこれまで7度も決めている。春場所でも披露したばかり。土俵際での逆転を狙って打つことが多い

照ノ富士

元大関も、両膝のケガなどでこれまで約1年半、関取の座を失っていた。元幕内力士が序二段まで降下した後、幕内復帰したのは史上初

琴勇輝

恐れることなく、勇んで前へ突き進む。立ち合いで一気に前へ出る相撲は、まさに勇往邁進(まいしん)。本名にも「勇」の字が使われている

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栃ノ心、平幕初4連続大関撃破/夏場所プレイバック

大相撲夏場所5日目 魁皇(右)を寄り切る栃ノ心(2010年5月13日撮影)

コロナ禍により大相撲夏場所が中止になり、本場所開催まで待ち遠しい日々が続きます。そんな中、日刊スポーツでは「大相撲夏場所プレイバック」と題し、初日予定だった24日から15日間、平成以降の夏場所の名勝負や歴史的出来事、話題などを各日ごとにお届けします。5日目は、平幕初の連続撃破です。

<大相撲夏場所プレイバック>◇5日目◇10年5月13日◇東京・両国国技館

ジョージア出身の怪力が、快挙を成し遂げた。西前頭2枚目の栃ノ心が、4連勝していた大関魁皇を止めた。2日目から日馬富士、琴欧洲、琴光喜を下し、08年九州場所の豊ノ島以来9人目となる平幕の4大関撃破。さらに平幕の4日連続大関撃破は、史上初の快挙となった。

得意の右四つに持ち込み、寄り切りで魁皇を破った。「あの体勢になったら、もう負けないですよ」。この日の朝稽古。最後に春日野親方(元関脇栃乃和歌)から呼ばれ、4日連続はたき込みで勝った魁皇への対策を伝授された。頭を下げ過ぎずに強く当たり、得意とする形に持ち込んだ。

初土俵は06年の3月。入門時に190センチ、129キロだった体格は、192センチ、157キロ、ももの太さは90センチ以上に成長した。09年6月にはジョージアからの要請で母国に戻り、約1カ月の軍事訓練を受けた。銃も撃った。だが「こっち(相撲の稽古)の方が大変」というほど、当時5人の関取衆がいる春日野部屋の厳しい環境で強くなった。

「これまで上位にいた時は1回も3役に上がっていない。負けてもいいから、いい相撲を取りたい」と意気込み、戦った残りの10日間。千秋楽に勝ち越しを決め、自身2度目の敢闘賞を受賞。そして翌名古屋場所で悲願の新小結に昇進した。

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東大関の貴景勝はかど番、幕内・十両一覧/新番付

貴景勝(2020年3月17日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

〈東〉    〈西〉 

   【横  綱】   

白  鵬   鶴  竜

   【大  関】

貴 景 勝   朝 乃 山

   【関  脇】   

正  代   御 嶽 海

   【小  結】

大 栄 翔   隠岐の海

   【前  頭】   

遠  藤< 1>豊  山

隆 の 勝< 2>阿 武 咲

宝 富 士< 3>霧 馬 山

  輝  < 4>碧  山

阿  炎< 5>北勝富士

炎  鵬< 6>竜  電

照  強< 7>徳 勝 龍

石  浦< 8>千代大龍

玉  鷲< 9>  勢

魁  聖<10>妙 義 龍

志摩ノ海<11>栃 ノ 心

佐田の海<12>松 鳳 山

高  安<13>琴 ノ 若

琴 奨 菊<14>若 隆 景

琴 勝 峰<15>千 代 丸

錦  木<16>琴 恵 光

照ノ富士<17>琴 勇 輝

   【十  両】   

明  生< 1>千代翔馬

翔  猿< 2>栃 煌 山

東  龍< 3>旭 秀 鵬

大 奄 美< 4>英 乃 海

旭 大 星< 5>逸 ノ 城

豊 昇 龍< 6>白 鷹 山

大 翔 丸< 7>剣  翔

若 元 春< 8>千 代 鳳

明 瀬 山< 9>美 ノ 海

大 翔 鵬<10>朝 弁 慶

富 士 東<11>木 崎 海

翠 富 士<12>千代ノ皇

貴 源 治<13>天 空 海

千代の海<14>水 戸 龍

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朝乃山人間性出た口上、横綱目指せ/大ちゃん大分析

大関昇進の伝達を受ける朝乃山(右)と高砂親方(代表撮影)

朝乃山の人間性が出るような立派な口上だった。定年の年に37年前、自分が使者を迎えた同じ所で、というのも感無量だ。口上の文句のように誰からも愛され目標とされる大関に、そして横綱を目指してほしい。

3年前の初場所で、高砂部屋の関取輩出が140年あまりで途絶えた。直前の九州場所で幕下15枚目以内だった朝乃山は、自分が全勝していれば…と本当に悔しそうだった。精神的に変わった分岐点はあそこかな。技術的には去年夏場所の優勝もあるが、その前から巡業で同じ右四つの栃ノ心と稽古を積んだのが大きい。大関の強さを肌で感じ型をつかんだ。

しこ名の話がよく出る。朝潮でイメージされるのは押し相撲で太平洋の潮流。富山出身の朝乃山は日本海の潮流で四つ相撲を印象づければいい。確固たる相撲になれば朝乃山のしこ名は定着する。ただ、真っ向勝負という部屋の伝統は忘れずに受け継いでほしい。

新型コロナウイルスの影響で、お祝いムードは薄いかもしれない。だからこそ活躍すればスポーツ界だけでなく、日本に明るい光を差せる。背負う看板は重いが、これも何かの運命。そうプラスにとらえて前向きに精進してほしい。(高砂浦五郎=元大関朝潮・日刊スポーツ評論家)

若手力士らに担がれ笑顔を見せる朝乃山(代表撮影)

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千代丸、再出場後初の白星も無言で引き揚げ

千代丸は栃ノ心(手前)を引き落としで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇12日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪

新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査で陰性と診断された千代丸が、再出場後初めての白星を挙げた。まわしを狙って前のめりになった栃ノ心を、左に回り込んで冷静に突き落とした。

支度部屋外のミックスゾーンに足を止めることなく、無言で会場から引き揚げた。

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朝乃山、隆の勝を下し10勝/12日目写真特集

<大相撲春場所>◇12日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪

大相撲史上初の無観客開催となった春場所は、横綱白鵬が2敗目を喫し、優勝争いのトップから脱落。関脇正代に寄り切られた。正代は6勝6敗。白鵬と同じく1敗で臨んだ前頭13枚目碧山は、同3枚目御嶽海を押し出して11勝1敗。優勝争いの単独トップに立った。御嶽海は9勝3敗。

優勝争い

【1敗】碧山

【2敗】白鵬、鶴竜、朝乃山


遠藤(6勝6敗)上手投げ鶴竜(10勝2敗)

鶴竜は遠藤右を上手投げで下す(撮影・小沢裕)

鶴竜の上手投げに敗れる遠藤(撮影・渦原淳)

遠藤を上手投げに破る鶴竜(撮影・渦原淳)


白鵬(10勝2敗)寄り切り正代(6勝6敗)

白鵬(右)は正代に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)

正代の寄り切りに敗れる白鵬(右)(撮影・渦原淳)

白鵬を寄り切りで破った正代(右)(撮影・渦原淳)

白鵬(右)は正代に寄り切りで敗れる。中央下は鶴竜(撮影・小沢裕)


貴景勝(6勝6敗)突き落とし竜電(4勝8敗)

貴景勝(左)は竜電を突き落としで下す(撮影・小沢裕)

貴景勝が突き落としで竜電を破る(撮影・渦原淳)

懸賞を手に土俵を降りる貴景勝(撮影・小沢裕)


朝乃山(10勝2敗)押し倒し隆の勝(9勝3敗)

朝乃山(左)は押し倒しで隆の勝を下す(撮影・小沢裕)

朝乃山が押し倒しで隆の勝を破る(撮影・渦原淳)

朝乃山が押し倒しで隆の勝を破った(撮影・渦原淳)


北勝富士(3勝9敗)きめ倒し炎鵬(4勝8敗)

北勝富士(左)は炎鵬をきめ倒しで下す(撮影・小沢裕)

北勝富士(左)は炎鵬をきめ倒しで下す(撮影・小沢裕)


大栄翔(7勝5敗)寄り倒し阿武咲(7勝5敗)

阿武咲(上)は大栄翔を寄り倒しで下す(撮影・小沢裕)

大栄翔を寄り倒しに破る阿武咲(撮影・渦原淳)


碧山(11勝1敗)押し出し御嶽海(9勝3敗)

碧山が激しく御嶽海を攻める(撮影・渦原淳)

碧山が押し出しで御嶽海を破る(撮影・渦原淳)


千代丸(6勝4敗2休)突き落とし栃ノ心(5勝7敗)

千代丸が突き落としで栃ノ心を破る(撮影・渦原淳)

千代丸が突き落としで栃ノ心を破った(撮影・渦原淳)


石浦(8勝4敗)押し倒し琴ノ若(7勝5敗)

石浦が押し倒しで琴ノ若を破る(撮影・渦原淳)

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碧山が無観客味方首位タイ「稽古場じゃ強い」栃ノ心

志摩ノ海(左)を突き出しで破り1敗を守った碧山(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇10日目◇17日◇エディオンアリーナ大阪

西前頭13枚目の碧山(33=春日野)が志摩ノ海を突き出して1敗をキープ。全勝だった横綱白鵬が敗れ、ついにトップに並んだ。

「よかったですね」と自画自賛の会心の相撲だった。立ち合いもろ手突きから休まず前に出て一直線に突き出した。前日9日目に勝ち越しを決めて「目標は超えましたから。楽に相撲とれます」。言葉通り、迷いなく前に出る相撲が星につながっている。

昨年名古屋場所の勝ち越し以降、3場所連続で負け越した。「勝ちたい気持ちが強かった」と反省し、今場所は無欲で臨む。無観客開催も碧山にとってはプラスの材料。兄弟子の栃ノ心が「稽古場みたいに落ち着いている。稽古場じゃ強いからね。だれもかなわない」と言う。「お客さんがいなくて寂しいけど」という静かな環境で、持てる力を発揮している。

17年名古屋場所、14勝で優勝の白鵬に次ぐ13勝をあげた。久々のチャンスにも欲はかかない。「(優勝争いは)全然考えてないです。1日1日集中して相撲をとるだけ」。幕内下位に潜む実力者が、不気味な存在となってきた。

志摩ノ海を破り1敗をキープする碧山は無観客の静かな花道から引き揚げる(撮影・河田真司)
志摩ノ海(左)を突き出しで破り1敗をキープする碧山(撮影・河田真司)

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全勝対決の朝乃山寄り切られる/6日目写真特集

<大相撲春場所>◇6日目◇13日◇エディオンアリーナ大阪

大相撲史上初の無観客開催となった春場所は、初場所で20年ぶりの幕尻優勝を果たした前頭2枚目徳勝龍が今場所初白星を初金星で飾った。3場所連続途中休場から復活を目指す横綱鶴竜を破った。鶴竜は4勝2敗。休場明けの横綱白鵬が無傷の6連勝。互いに5連勝で迎えた前頭3枚目御嶽海と、今場所12勝で大関昇進の目安の「三役で3場所33勝」に到達する関脇朝乃山の全勝対決は、御嶽海が寄り切って6連勝。朝乃山は今場所初黒星。


徳勝龍(1勝5敗)寄り切り鶴竜(4勝2敗)

鶴竜(右)を激しく攻める徳勝龍(撮影・鈴木正人)

鶴竜(左)を寄り切りで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)

徳勝龍(左)は鶴竜を寄り切りで破る(撮影・前岡正明)


白鵬(6勝0敗)寄り切り豊山(2勝4敗)

豊山(左)を寄り切りで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

豊山(左)を寄り切りで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

白鵬(左)は豊山を寄り切りで破る(撮影・前岡正明)


貴景勝(3勝3敗)突き出し炎鵬(2勝4敗)

炎鵬(右)を突き出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

炎鵬(右)を突き出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)


大栄翔(3勝3敗)押し出し正代(3勝3敗)

正代(左)を押し出しで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

正代(左)を押し出しで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

正代(右)を押し出しで破った大栄翔(撮影・前岡正明)


朝乃山(5勝1敗)寄り切り御嶽海(6勝0敗)

朝乃山(右)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

朝乃山(右)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

朝乃山(奥)は御嶽海に寄り切りで敗れる(撮影・前岡正明)

御嶽海が朝乃山を寄り切る(撮影・外山鉄司)

朝乃山(奥)は御嶽海に寄り切りで敗れる(撮影・前岡正明)


北勝富士(2勝4敗)押し出し遠藤(4勝2敗)

北勝富士(右)を押し出しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

北勝富士(右)を押し出しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

遠藤(手前)は北勝富士を押し出しで破る(撮影・前岡正明)


石浦(5勝1敗)上手投げ栃ノ心(1勝5敗)

栃ノ心(左)を上手投げで破る石浦(撮影・鈴木正人)

栃ノ心(左)を上手投げで破った石浦(撮影・鈴木正人)


明生(2勝4敗)はたき込み碧山(6勝0敗)

明生(左)をはたき込みで破る碧山(撮影・鈴木正人)

明生(左)をはたき込みで破った碧山(撮影・鈴木正人)


明瀬山(2勝4敗)押し出し豊昇龍(3勝3敗)

十両豊昇龍の豪快な取組

明瀬山(上)を押し出しで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

明瀬山(右)を押し出しで破った豊昇龍(撮影・鈴木正人)

別角度から

豊昇龍(右)は明瀬山を押し出しで破る(撮影・前岡正明)

豊昇龍(右)は明瀬山を押し出しで破る(撮影・前岡正明)

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白鵬は大栄翔、鶴竜は北勝富士と/2日目取組一覧

横綱鶴竜(2019年10月29日撮影)

日本相撲協会審判部は6日、新型コロナウイルスの感染防止のため無観客開催として8日に初日を迎える、大相撲春場所の取組編成会議を開催する大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で開き、初日と2日目の取組を発表した。

幕内の2日目の取組は以下の通り。

【2日目】(左が西)

琴ノ若-明生

志摩ノ海-大奄美

東龍-剣翔

錦木-千代丸

魁聖-琴奨菊

勢-碧山

石浦-佐田の海

栃煌山-照強

栃ノ心-千代大龍

隆の勝-松鳳山

玉鷲-霧馬山

宝富士-妙義龍

阿武咲-輝

竜電-炎鵬

御嶽海-阿炎

遠藤-豊山

徳勝龍-朝乃山

正代-高安

隠岐の海-貴景勝

大栄翔-白鵬

鶴竜-北勝富士

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白鵬は遠藤、炎鵬は御嶽海と/初日取組一覧

白鵬(2020年1月14日撮影)

日本相撲協会審判部は6日、新型コロナウイルスの感染防止のため無観客開催として8日に初日を迎える、大相撲春場所の取組編成会議を開催する大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で開き、初日と2日目の取組を発表した。

幕内の初日の取組は以下の通り。

【初日】(左が東)

琴ノ若-大奄美

明生-志摩ノ海

東龍-千代丸

剣翔-錦木

魁聖-碧山

琴奨菊-勢

石浦-照強

千代大龍-栃煌山

佐田の海-栃ノ心

隆の勝-霧馬山

松鳳山-玉鷲

宝富士-輝

妙義龍-阿武咲

竜電-阿炎

炎鵬-御嶽海

北勝富士-豊山

徳勝龍-正代

朝乃山-隠岐の海

貴景勝-高安

大栄翔-鶴竜

白鵬-遠藤

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徳勝龍が西前頭2枚目に躍進 十両以上の番付一覧

横綱白鵬(2020年2月2日撮影)

日本相撲協会は24日、大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

〈東〉  〈西〉 

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】   

貴景勝     

 【関  脇】   

朝乃山     正  代

 【小  結】

北勝富士    遠  藤

 【前  頭】   

大栄翔  <1>  高  安

隠岐の海 <2>  徳勝龍

豊  山 <3>  御嶽海

炎  鵬 <4>  阿  炎

竜  電 <5>  阿武咲

妙義龍  <6>  輝

宝富士  <7>  玉  鷲

松鳳山  <8>  霧馬山

隆の勝  <9>  栃ノ心

佐田の海 <10>  栃煌山

千代大龍 <11>  照  強

石  浦 <12>  勢

琴奨菊  <13>  碧  山

魁  聖 <14>  錦  木

剣  翔 <15>  千代丸

東  龍 <16>  志摩ノ海

明  生 <17>  大奄美

琴ノ若  <18>

 【十  両】   

琴勇輝  <1>  英乃海

千代翔馬 <2>  若隆景

照ノ富士 <3>  大翔鵬

翔  猿 <4>  大翔丸

琴恵光  <5>  旭秀鵬

琴勝峰  <6>  天空海

水戸龍  <7>  美ノ海

旭大星  <8>  逸ノ城

木崎海  <9>  豊昇龍

矢  後 <10>  貴源治

若元春  <11>  翠富士

白鷹山  <12>  朝玉勢

千代の海 <13>  友  風

千代鳳  <14>  明瀬山

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大関陥落の豪栄道が引退へ 今後年寄襲名し後進指導

1月26日、初場所の千秋楽で阿武咲に敗れた豪栄道

大相撲の大関豪栄道(33=境川)が27日、引退の意向を固めたことが分かった。この日までに師匠の境川親方(元小結両国)が、日本相撲協会に引退の意向を伝えた。

豪栄道は自身9度目のかど番で迎えた初場所で、5勝10敗と負け越して大関からの陥落が決まっていた。年寄資格審査委員会などの手続き終了後に正式に引退が決定する。

   ◇   ◇   ◇

苦労し続けてきた大関が、ついに土俵から去る決意を固めた。日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)はこの日、「豪栄道が引退の意向を固めた。境川親方から豪栄道の引退の意向を伝えられた」と明かした。29日に行われる春場所(3月8日初日、大阪・エディオンアリーナ)の番付編成会議を前に、大きな決断をした格好となった。

豪栄道はかど番で迎えた初場所12日目に、新関脇の朝乃山に負けて大関からの陥落が決まった。大関在位33場所は歴代10位の長期記録だったが、若手の大関候補を前に屈し「力がなかったということ」と力不足を認めていた。その一番を幕内後半戦の審判長として見届けていた境川親方からは「来場所はご当所。勝負をかけるならそこ。そのためにも今場所は最後まで」と期待を懸けられれていた。しかし最後は2連敗を喫し、大関としては自身2度目の10敗で初場所を終えた。

26日の千秋楽では「自分の持てる力は全部出し切りました」と言葉少なに場所を振り返り、去就については「今日はまだ答えられません」と話すにとどめた。境川親方も「続けるにしても、やめるにしてもあと1日、2日、猶予をください。今どうこうは何も言えない」と話していたが、この日までに引退の意向が協会に伝えられていた。

18歳だった05年初場所で初土俵を踏み、初優勝は30歳で迎えた16年秋場所だった。左膝の半月板損傷や両肩の剥離骨折、左眼窩(がんか)内壁の骨折など数々のケガに苦しみながらも、自身4度目のかど番で大願成就。綱取りとなった同年九州場所ははね返されたが、ここまで7度の優勝次点を果たすなど大関として気を吐き続けてきた。

初場所で陥落が決まったことで、昨年秋場所から貴景勝、栃ノ心、高安と、昭和以降初となる3場所連続大関陥落の記録を更新する形になってしまった。それでも10勝で大関復帰となる、ご当所で迎える春場所での奮起も期待されたが、ついに力尽きてしまった。今後は年寄を襲名し後進の指導にあたり、角界を支えていく。

◆豪栄道豪太郎(ごうえいどう・ごうたろう)1986年(昭61)4月6日、大阪府寝屋川市生まれ。本名・沢井豪太郎。明和小1年で市の相撲大会で優勝。小3から道場に入り本格的に始める。小5時に全国わんぱく相撲優勝。埼玉栄では高校横綱となり、境川部屋へ入門。05年初場所初土俵。07年秋場所新入幕。かど番だった16年秋場所で全勝優勝。三賞は殊勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞3回。得意は右四つ、寄り。通算成績は696勝493敗66休。183センチ、160キロ。

26日、大相撲初場所千秋楽で阿武咲(左)に下手投げで敗れ、土俵に座り込む豪栄道
初場所12日目、朝乃山に敗れ大関からの陥落が決まった豪栄道(2020年1月23日撮影)

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徳勝龍が男泣き幕尻V!木瀬初!奈良98年ぶり!

初優勝を決め支度部屋で感極まる徳勝龍(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

幕内の番付で最下位に位置する西前頭17枚目の徳勝龍(33=木瀬)が、初優勝を果たした。

取組前に、1差の2敗で追っていた西前頭4枚目の正代が、同2枚目の御嶽海に勝利。徳勝龍が結びの大関貴景勝戦で敗れれば優勝決定戦にもつれる状況になったが、寄り切りで貴景勝を破り、自らの白星で優勝を勝ち取った。勝利した直後には土俵上で涙があふれた。

幕尻力士の優勝は、貴闘力以来20年ぶり2度目。奈良県出身力士の優勝は、鶴ケ浜以来98年ぶり。再入幕場所での優勝は史上初で、木瀬部屋から初の幕内優勝となった。初場所は2016年以降、琴奨菊、稀勢の里、栃ノ心、玉鷲に続き、5年連続で初優勝の力士が誕生した。

▽徳勝龍の話「自分なんか優勝していいんでしょうか。喜んでもらえて良かった。自分が一番下なので恐いものはない。思い切って行けた。意識することなく…え~嘘です。めっちゃ意識してました。バリバリ、インタビューの練習をしてました」

貴景勝を寄り切りで破り雄たけびを上げる徳勝龍(撮影・河田真司)
幕内初優勝を飾り優勝旗を手にする徳勝龍(撮影・河田真司)
貴景勝を破り、幕内優勝を決め涙を流す徳勝龍(撮影・河田真司)
貴景勝(下)を寄り切りで破る徳勝龍(撮影・河田真司)
貴景勝を寄り切りで破る徳勝龍(撮影・河田真司)
初優勝を決め支度部屋で感極まる徳勝龍(撮影・小沢裕)

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両陛下と愛子さま笑顔でご観戦/14日目写真特集

<大相撲初場所>◇14日目◇25日◇東京・両国国技館

14日目の取組を写真で振り返る。

優勝争い

【1敗】徳勝龍

【2敗】正代

ご観戦される天皇皇后両陛下と内親王殿下愛子さま

大相撲初場所14日目をご観戦される天皇皇后両陛下。右は内親王殿下愛子さま(撮影・小沢裕)


徳勝龍(13勝1敗)突き落とし正代(12勝2敗)

徳勝龍(左)は突き落としで正代を破る(撮影・小沢裕)

正代(手前)を突き落としで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)

正代(手前)を突き落としで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)

正代(左)を突き落としで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)


貴景勝(11勝3敗)上手投げ朝乃山(9勝5敗)

貴景勝(右)を上手投げで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

貴景勝(右)を上手投げ破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

貴景勝(右)を上手投げ破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

朝乃山は貴景勝(下)を上手投げで破る(撮影・小沢裕)

朝乃山は貴景勝(左)を上手投げで破る(撮影・小沢裕)

貴景勝(右)を上手投げ破った朝乃山(撮影・鈴木正人)


松鳳山(7勝7敗)寄り倒し豪栄道(5勝9敗)

豪栄道(左)は寄り倒しで松鳳山に敗れる(撮影・小沢裕)


栃ノ心(5勝9敗)上手投げ高安(5勝9敗)

栃ノ心(右)を上手投げで破る高安(撮影・鈴木正人)


炎鵬(8勝6敗)突き出し大栄翔(6勝8敗)

大栄翔(左)は突き出しで炎鵬を下す(撮影・小沢裕)


竜電(10勝4敗)寄り切り御嶽海(7勝7敗)

御嶽海(手前)を激しく攻める竜電(撮影・鈴木正人)

御嶽海(左)を寄り切りで破る竜電(撮影・鈴木正人)


北勝富士(11勝3敗)押し出し輝(9勝5敗)

輝(左)を激しく攻める北勝富士(撮影・鈴木正人)


碧山(4勝10敗)肩すかし霧馬山(10勝4敗)

霧馬山(右)は碧山を肩すかしで下す(撮影・小沢裕)

碧山(左)を激しく攻める霧馬山(撮影・鈴木正人)

碧山(右)を肩すかしで破る霧馬山(撮影・鈴木正人)

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大関のありよう考えさせられた2番/大ちゃん大分析

高安(左)を激しく攻める貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇13日目◇24日◇東京・両国国技館

2度目の優勝へ1敗も許されない大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が、出血を伴う激しい一番を制して、2敗を死守した。関脇高安のかち上げを食らいながら、いなしを交えて下から突き起こし続けた。

豪栄道は前日に大関からの陥落が決まったが、厳しい相撲で白星を挙げた。

      ◇      ◇

激しい相撲だったが貴景勝は自分を見失うことなくペースを崩さなかった。

あれだけ高安に張られればカーッとなり、しゃかりきに出てもおかしくないところを、ブレーキも踏みながら冷静に対応した。一方の高安は、突き押しの“専門家”の貴景勝に対し、最後まで応戦してしまった。自分の武器は何か。かち上げで当たって突き放して、その流れで四つに組めるのが高安の対応力だ。その自分の武器を磨けないから大関の地位を失ってしまった。この結びと、その前の一番は去年、大関を張った4人による取組だった。つくづく大関のありようを考えさせられた13日目の2番。栃ノ心に豪栄道は、大関陥落決定直後に立て直して会心の相撲だった。その精神力は褒めたい。5年も在位できたのは、自分の形を持てたからこそ。14日目も千秋楽も3月の大阪につながる相撲を取れれば、大関返り咲きに期待が持てる。

(高砂浦五郎=元大関朝潮・日刊スポーツ評論家)

栃ノ心を破った豪栄道(右)(撮影・丹羽敏通)

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炎鵬すごい!155キロ阿炎宙に/たっぷり連続写真

<大相撲初場所>◇13日目◇24日◇東京・両国国技館

13日目の取組を写真で振り返る。

優勝争い

【1敗】正代、徳勝龍

【2敗】貴景勝


阿炎(5勝8敗)足取り炎鵬(8勝5敗)

炎鵬(左)は立ち合いで阿炎の右に変化する(撮影・小沢裕)

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる炎鵬(撮影・鈴木正人)


貴景勝(11勝2敗)押し出し高安(4勝9敗)

高安(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

貴景勝に敗れた高安(奥)(撮影・丹羽敏通)

高安(奥)を破った貴景勝(左)(撮影・丹羽敏通)


栃ノ心(5勝8敗)寄り切り豪栄道(5勝8敗)

栃ノ心(右)を寄り切りで破る豪栄道(撮影・鈴木正人)

栃ノ心を破った豪栄道(右)(撮影・丹羽敏通)

栃ノ心を破った豪栄道(右)(撮影・丹羽敏通)


朝乃山(8勝5敗)寄り切り宝富士(5勝8敗)

宝富士(右)を激しく攻める朝乃山(撮影・鈴木正人)

宝富士(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)


遠藤(8勝5敗)下手ひねり隠岐の海(7勝6敗)

隠岐の海(右)を下手ひねりで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

隠岐の海を破った遠藤(奥)(撮影・丹羽敏通)


北勝富士(10勝3敗)寄り切り御嶽海(7勝6敗)

北勝富士に敗れた御嶽海(右)(撮影・丹羽敏通)

御嶽海(左)を寄り切りで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)

御嶽海(左)を寄り切りで破った北勝富士(撮影・鈴木正人)


輝(9勝4敗)寄り切り正代(12勝1敗)

輝(右)を寄り切りで破る正代(撮影・鈴木正人)

輝(右)の攻めを耐える正代(撮影・鈴木正人)

輝を寄り切った正代(右)(撮影・丹羽敏通)


徳勝龍(12勝1敗)突き落とし豊山(9勝4敗)

豊山(右)を突き落としで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)

豊山(右)を突き落としで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)

豊山(下)を突き落としで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)

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155キロ担ぎだし炎鵬勝ち越し、休場白鵬に恩返し

炎鵬(左)は立ち合いで阿炎の右に変化する(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇13日目◇24日◇東京・両国国技館

西前頭5枚目の炎鵬(25=宮城野)が、小結阿炎を足取りで破って勝ち越しを決めた。現役関取最軽量の99キロで、身長も最も低い168センチながら、185センチ、155キロの相手を浮かした。これで1大関、2関脇、1小結撃破と、連日観客を沸かせている。兄弟子で休場中の横綱白鵬にも吉報を届ける白星となった。

   ◇   ◇   ◇

関取最小兵の躍進が止まらない。今日も大歓声に包まれながら、炎鵬は支度部屋へと引き揚げた。熱気高まる周囲をよそに、表情からは疲労の色が。連日欠かせない、付け人による首付近へのアイシングを受けながら「ここまでこれたのは少し成長できたのかな」と、今場所ようやく安堵(あんど)の言葉を漏らした。

自身より17センチも身長が高く、手足が長い阿炎に、立ち合いから突き押しで攻められた。思わず引くと、絶体絶命の土俵際。阿炎の右の突き押しを、寸前で屈んでかわした。広げた両腕で抱え込んだのは、相手の右膝。力を入れると155キロの巨体が宙に浮いた。そのまま担ぎ上げるようにして、最後は土俵外に丁寧にそっと置いた。「見えていない。感覚だけ。気が付いてたら足を取っていた」と無心でつかんだ白星だった。

兄弟子に届ける白星にもなった。17年春に角界入り後、横綱白鵬からさまざまな技を教わった。この日のように相手の足を取る相撲は、部屋恒例の滋賀・長浜合宿に初めて参加した時に熱心に指導を受けたものだった。日頃から胸を借り、幕内上位にまで番付を上げた今場所。三役を次々と破って勝ち越しを決め「とりあえず1ついい報告ができると思います」と、休場中の横綱に恩返しができた。

残り2日も、しっかりと締める。新入幕だった昨年夏場所以降、後半戦の11日目以降での取りこぼしが目立った。しかし今場所は、3連勝中。「まさかここまで相撲が取れるとは思わなかった。1日1日、チャレンジャーの気持ちでやってきた」と、勝ち越したことに自分自身も驚いている。自身初となる2桁白星に向けて「2日間勝つつもりで集中してやりたい」。人気も実力もうなぎ上りの小兵が、さらなる高みへ挑む。【佐々木隆史】

◆炎鵬晃(えんほう・あきら)本名・中村友哉。1994年(平6)10月18日、金沢市生まれ。兄文哉さんの影響で5歳から相撲を始める。金沢学院東高で3年時に高校総体8強。金沢学院大では2、3年時に世界選手権軽量級で優勝。初土俵は17年春場所。横綱白鵬に憧れ、白鵬の内弟子として入門。白鵬から「ひねり王子」の愛称をつけられる。序ノ口、序二段、三段目と3場所連続で各段優勝を果たし、18年春場所新十両、19年夏場所新入幕。家族は両親、兄。168センチ、99キロ。血液型AB。得意は左四つ、下手投げ。通算120勝77敗。

<炎鵬13日目までの結果>

初日○(下手投げ、46秒8)宝富士 2本差して上から抱え込まれるも耐えて豪快な投げ

2日目●(上手投げ、8秒9)正代 右上手を取られてほどこうとするが押しつぶされる

3日目○(下手出し投げ、16秒3)明生 弾かれながらも右下手を取ってタイミングよく引く

4日目●(つり出し、15秒9)栃ノ心 豪快に持ち上げられて両足ジタバタもなすすべなし

5日目○(引き落とし、8秒6)松鳳山 頭を押さえようとする手を払い相手が足を滑らせる

6日目●(寄り倒し、6秒8)阿武咲 左でおっつけるも左上手を許すと一気に土俵の外へ

7日目●(寄り倒し、6秒4)隠岐の海 距離を取って左右に動くも抱え込まれてつぶされる

8日目○(押し出し、25秒0)遠藤 徹底して距離を取りながら右に左に動いて隙をつく

9日目○(押し出し、2秒3)豪栄道 立ち合い猛突進の相手をかわし土俵際で懸命の押し

10日目●(押し出し、7秒5)貴景勝 動きを冷静に見極められて巨体の体当たりに屈する

11日目○(押し出し、3秒2)朝乃山 左に動きながら右腕を取り体勢崩した相手を一押し

12日目○(下手投げ、48秒3)高安 馬力のある元大関に右上手を許すも執念の下手投げ

13日目○(足取り、3秒2)阿炎 一瞬の隙をついて右足を取り担ぎ上げて土俵の外へ

炎鵬(左)は阿炎の右足を狙い足取りで破る(撮影・小沢裕)

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