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白鵬無傷9連勝、稀勢の里3連敗で5敗目 九州場所

全勝を守った白鵬

<大相撲九州場所>◇9日目◇20日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭4枚目千代の国(27=九重)を上手出し投げで下し無傷の9連勝とした。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭5枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)に土俵際で下手投げを食らって4勝5敗と負けが1つ先行した。

 大関豪栄道(31=境川)は、関脇嘉風(35=尾車)を土俵際、逆転で送り出して7勝目、嘉風は4勝5敗。

 かど番の大関高安(27=田子ノ浦)は、関脇御嶽海(24=出羽海)をはたき込んで6勝目、御嶽海は5勝4敗となった。

 再入幕の前頭13枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)は、同9枚目大栄翔(24=追手風)に押し出され6勝3敗となった。

 1敗の前頭4枚目逸ノ城(24=湊)は同7枚目大翔丸に押し出しで敗れ、同12枚目隠岐の海(32=八角)も同14枚目琴勇輝(26=佐渡ヶ嶽)に引き落とされ2敗目を喫した。同5枚目荒鷲(31=峰崎)も、同2枚目栃煌山(30=春日野)に肩透かしを食らい、1敗の3力士が全て敗れた。

 9日目を終え勝ちっ放しは白鵬ただ1人、2敗で豪栄道、前頭3枚目北勝富士(25=八角)、前頭筆頭玉鷲(33=片男波)、荒鷲、逸ノ城、隠岐の海が続いている。

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休場の…貴乃花親方は発言控え「そう、そう、そう」

場所入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が、同じモンゴル出身で平幕の貴ノ岩(27=貴乃花)に起こした暴行問題で、頭部などを負傷した貴ノ岩の診断内容が重傷ではないことを17日、診断した医師が明かした。日本相撲協会の危機管理委員会が調査したもので「重傷であるように報道されていることに驚いている」とのコメントを出した。

 貴乃花親方は、結びの一番の1つ前の稀勢の里-栃煌山戦を福岡国際センター内2階にある巡業部室のテレビで見届けた後、会場を後にした。駐車場に止めた車に乗り込む際、報道陣の「警察に委ねた以上は(警察の捜査に)任せるだけか」という問いに「そう、そう、そう」と小声で答えた。捜査の状況を見守り、無用な発言は控える姿勢を貫きそうだ。

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白鵬6連勝で単独首位、稀勢の里4勝、両大関敗れる

白鵬

<大相撲九州場所>◇6日目◇17日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が6連勝で単独首位に立った。立ち合いで前頭3枚目松鳳山(33=二所ノ関)を左から張って右四つに組み止め上手投げで下した。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭2枚目の栃煌山(30=春日野)を左からおっつけて突き落とし4勝2敗とした。

 2大関はともに敗れた。大関豪栄道(31=境川)は、前頭2枚目の千代大龍(29=九重)に突き出されて初黒星を喫した。かど番大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭筆頭の貴景勝(21=貴乃花)に押し出されて連敗を喫し、4勝2敗となった。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同11枚目の朝乃山(23=高砂)に上手投げで敗れ初日からの連勝が止まった。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は、同12枚目隠岐の海(32=八角)の小手投げで3敗目を喫した。。

 6日目を終わって勝ちっ放しは白鵬、1敗で豪栄道、関脇御嶽海(24=出羽海)前頭3枚目北勝富士(25=八角)同4枚目逸ノ城(24=湊)同5枚目荒鷲(31=峰崎)隠岐の海、安美錦が続いている。

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白鵬、豪栄道ら5連勝、稀勢の里702勝で単独8位

栃煌山(左)を押し出しで破り5連勝の白鵬(右)(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇5日目◇16日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は前頭2枚目の栃煌山(30=春日野)を押し出して5連勝を飾った。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭3枚目松鳳山(33=二所ノ関)を右からの逆転の突き落としで下し3勝2敗とした。幕内通算702勝とし、貴乃花を抜いて歴代単独8位となった。

 かど番大関高安(27=田子ノ浦)に土がついた。前頭筆頭の玉鷲(33=片男波)の左おっつけから右のど輪で背中を向かされ送り出された。大関豪栄道(31=境川)は、新小結阿武咲(21=阿武松)をはたき込んで5連勝とした。

 初日から4連敗だった関脇照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は左膝のケガで、この日から休場した。今場所10勝以上なら大関に復帰できたが、再出場しない方針で、1場所での大関復帰の可能性が消えた。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同14枚大奄美(24=追手風)に土俵際まで寄り立てられたが右へ回り込みながらのすくい投げで5連勝をマークした。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は、同11枚目の朝乃山(23=高砂)を寄り切って連敗を止め、3勝目を挙げた。

松鳳山(右)を突き落としで破り3勝目を挙げた稀勢の里(撮影・岡本肇)

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白鵬3連勝、稀勢の里が2勝目 日馬富士は休場

2勝目を挙げ笑顔が戻ってきた稀勢の里(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇3日目◇14日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭筆頭の貴景勝(21=貴乃花)を寄り倒しで下し3連勝を飾った。

 黒星発進の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、千代大龍(29=九重)を寄り切って2勝目を挙げた。幕内通算701勝とし、貴乃花と並び歴代8位となった。

 2連敗していた横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、左腕の負傷でこの日から休場した。

 大関はそろって3連勝とした。大関豪栄道(31=境川)は、前頭2枚目の栃煌山(30=春日野)を肩透かしで下した。大関高安(27=田子ノ浦)は、新小結阿武咲(21=阿武松)にいなされて土俵際まで押し込まれたが、逆転の引き落としで勝った。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同15枚錦木(27=伊勢ノ海)を肩透かしで下し3連勝をマークした。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は、同7枚目の正代(26=時津風)に寄り切られて2勝1敗となった。

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稀勢の里初日で幕内700勝、日馬2連敗 九州場所

突き落としで阿武咲を下す横綱稀勢の里(左)(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇2日目◇13日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、初日に稀勢の里を撃破した前頭筆頭玉鷲(32=片男波)を送り出して2連勝とした。

 3場所連続休場明けの横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、初顔合わせの新小結阿武咲(21=阿武松)を突き落として今場所初白星。区切りの幕内700勝目を挙げた。初日に横綱日馬富士を撃破していた阿武咲は1勝1敗となった。

 2場所連続優勝を狙う横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の貴景勝(21=貴乃花)に押し出され2連敗となった。

 大関豪栄道(31=境川)は、小結琴奨菊(33=佐渡ヶ嶽)を寄り切って連勝。大関高安(27=田子ノ浦)も、前頭2枚目の栃煌山(30=春日野)を寄り切って2連勝と星を伸ばした。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同12枚目輝(23=高田川)をはたき込みで下し2連勝。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は、同10枚目の魁聖(30=友綱)を下手ひねりで下して2連勝とした。

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休場明け白鵬は初日に琴奨菊と対戦、稀勢の里は玉鷲

前夜祭で土俵入りを行う白鵬


 日本相撲協会は10日、九州場所(12日初日、福岡国際センター)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。通算40度目の優勝に挑む、休場明けの横綱白鵬(宮城野)は初日に三役復帰した小結琴奨菊、2日目に平幕の玉鷲と対戦する。同じく休場明けの横綱稀勢の里は初日に玉鷲、2日目に新小結阿武咲と対戦、先場所優勝の横綱日馬富士は初日に阿武咲、2日目に平幕の貴景勝と対戦する。

 その他の対戦は以下の通り。大関豪栄道は初日に貴景勝、2日目に琴奨菊。大関高安は初日に千代大龍、2日目に栃煌山。関脇御嶽海は初日に栃煌山、2日目に北勝富士。関脇嘉風は初日に松鳳山、2日目に千代大龍。小結琴奨菊は初日に白鵬、2日目に豪栄道。小結阿武咲は初日に日馬富士、2日目に稀勢の里。

 また昭和以降で最高齢39歳の再入幕となる西前頭13枚目安美錦は初日に琴勇輝、2日目に輝と対戦する。

 休場は横綱鶴竜、平幕の貴ノ岩と宇良、十両千代鳳の4人。

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栃煌山新サインは「丸」→「角」どっしり感出したい

全体的に「丸み」があった栃煌山の従来のサイン(左)と「角」を意識して練習中の新しいサイン


 大相撲の秋巡業は28日、広島市で行われ、小結栃煌山(30=春日野)が新しいサインを練習し始めた。これまでは全体的に丸みを帯びていたが、新サインは「角」を意識。まだまだ練習中で、披露した字にはぎこちなさが残るが「どっしり感を出したい」と話した。

 以前、師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)から「角張ったサインを教えてもらえ」と言われたことがあった。助言を送った部屋の三役格行司の木村庄太郎は「下(の山)が平らな方が安定感がある」と言う。

 それは相撲に通じる。立ち合いの仕切りを生命線とし「腰がガシッと決まったときがいい」という相撲も「どっしりと構えられるように」。願を懸けるように、新サインも九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)に間に合わせる。

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豪栄道が1敗守る、3敗に千代大龍ら3人 秋場所

御嶽海を寄り切りで破った豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館


 単独トップの大関豪栄道(31=境川)が1敗を守った。立ち合いで関脇御嶽海(24=出羽ノ海)の両前回しを引いて一気に寄り切った。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭6枚目逸ノ城(24=湊)を上手出し投げで下し7勝4敗とした。

 2敗で追っていた前頭3枚目千代大龍(28=九重)は、小結玉鷲(32=片男波)に押し出されて1歩後退した。

 旋風を巻き起こしていた前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)は、小結栃煌山(30=春日野)に押し出されて3連敗となり7勝4敗となった。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は同14枚目隠岐の海(32=八角)に押し倒されて7連敗で2勝9敗となった。前頭14枚目遠藤(26=追手風)は、同9枚目荒鷲(31=峰崎)の変化にも動じず寄り切って7勝4敗とした。

 11日目を終わって1敗は豪栄道、2敗はいなくなり、3敗で千代大龍、前頭9枚目貴ノ岩(27=貴乃花)同16枚目朝乃山(23=高砂)の3人が追っている。

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豪栄道、栃煌山破りトップ「内容は良かったです」

栃煌山(左)を押し出しで破った豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館


 豪栄道が同学年で同期入門の栃煌山を退け、単独トップの1敗を守った。

 押し、いなしを使い分けて体勢を崩し、休まず押し出した。「力のある力士。負けたくない」というライバルを冷静に対応し「内容はよかったです」と満足そう。2敗が一気に3人減るなど追い風を受けて残り5日。「自分のやることをやるだけ」と気の緩みはない。

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豪栄道1敗守る 日馬富士4敗、貴景勝金星 秋場所

栃煌山(左)を押し出しで破った豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館


 単独トップの大関豪栄道(31=境川)が1敗を守った。小結栃煌山(30=春日野)を左からいなして押し出した。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は前頭5枚目貴景勝(21=貴乃花)にはたき込まれて4敗目を喫した。貴景勝は初金星を挙げた。

 2敗で追っていた4力士は、前頭3枚目千代大龍(28=九重)のみ白星を挙げた。同筆頭の栃ノ心(29=春日野)の左上手を引いて押し出した。

 前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)は同筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に左から突き落とされて3敗に後退した。同9枚目貴ノ岩(27=貴乃花)は同6枚目逸ノ城(24=湊)に小手投げで敗れ、同12枚目大翔丸(26=追手風)は同8枚目千代翔馬(26=九重)に押し出された。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は同8枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)の背後に回ったが送り出されて2勝8敗となり負け越しが決まった。前頭14枚目遠藤(26=追手風)は同15枚目徳勝龍(31=木瀬)を上手出し投げで下し6勝4敗とした。

栃煌山(左)と激しい取組をする豪栄道(撮影・鈴木正人)

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豪栄道「負けたくない相手」栃煌山を下し1敗守る

栃煌山(右端)を押し出しで破り1敗を守った豪栄道(撮影・江口和貴)

<大相撲秋場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館


 大関豪栄道(31=境川)が同学年で同期入門の小結栃煌山を押し出しで下し、単独トップを守った。立ち合いから土俵際まで押し込んだ後、1度引き気味になり左からはたき、体勢を崩してから冷静に押し出した。

 幼少時からのライバルで、埼玉栄高にいた頃は明徳義塾高だった栃煌山と覇を競った。「もともと力がある力士。中学の時は体が大きくて。高校の時はどっちかが優勝することが多かった。最初2勝2敗やったけど、最後は(自分が)5連勝したと思う。負けたくない相手」。今の自分を作ってくれた1人でもあり、気合十分で臨んだ一番だった。

 この日、阿武咲、貴ノ岩、大翔丸が3敗目を喫し、1敗の自分を追う2敗力士は千代大龍だけになった。残り5日の終盤戦を前に、追い風が吹いた。しかし、昨年秋場所以来2度目の賜杯へ、逆に慎重さは増す。「自分のやることをしっかりやるだけです」。何を聞かれても3、4度、同じ言葉を繰り返した。

 11日目は、休場者を除くと東の番付最上位となる関脇御嶽海との対戦。目の前の相手を退けることに集中する。

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日馬富士3勝、琴奨菊2敗 阿武咲は初黒星 秋場所

千代大龍(手前)を寄り切りで破る日馬富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇東京・両国国技館


 3日連続金星を配給していた横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目千代大龍(28=九重)を左から張ってもろ差しとなり寄り切った。連敗を止めて3勝目を挙げた。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、ただ1人勝ちっ放しだった前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)を止めた。押し込まれながらも右からはたき、押し出して1敗を守った。

 かど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は左膝のケガで休場となった。

 関脇嘉風(35=尾車)は、小結栃煌山(30=春日野)の左下手を引き、四つ相撲で寄り切り2勝目を挙げた。

 関脇御嶽海(24=出羽ノ海)は、もろ差しから前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)を左すくい投げで下し3勝3敗の五分とした。琴奨菊は2敗目を喫した。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は、同10枚目豪風(37=尾車)にはたき込まれ2勝4敗となった。

 同14枚目の遠藤(26=追手風)は、同13枚目錦木(27=伊勢ノ海)を寄り切って4勝2敗とした。

 6日目を終わって勝ちっ放しはいなくなり、1敗で豪栄道、阿武咲、前頭11枚目大栄翔(23=追手風)同12枚目大翔丸(26=追手風)の4人が並んでいる。

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栃煌山「若干、くせ毛っぽい感じがした」

栃煌山(8月18日撮影)


 11日に誕生した長女に初白星をささげた栃煌山 ホッとしたっす。(妻せりさんは滋賀の)実家に帰っているので、写真や動画を見ただけ。(長女は自分に似て)若干、くせ毛っぽい感じがしました。

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たんこぶ男松鳳山が2連勝「男前になったな」と師匠

10日、玉鷲との取組で左目を腫らす松鳳山

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 東前頭4枚目の松鳳山(33=二所ノ関)が、小結栃煌山(30=春日野)を寄り切り、2連勝とした。突き押しからもろ差しになる得意の形で完勝。動きの良さを示した。

 初日の玉鷲戦で左目の上を大きく腫らせた。この日もどす黒く膨らんだままだが「全然大丈夫っす。朝の稽古は怖かったし、見えにくかったけど、だいぶよくなった」と前向き。前日の取組後、車で迎えに来た妻のあいさんが氷を用意してくれて、冷やしながら帰路に就いたという。

 「今日、昼寝の時、息子が『パパ大丈夫?』って触ってきた。師匠には『男前になったな』と言われました」と笑っていた。

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日馬富士、1人横綱の責任も「楽しみながらできた」

日馬富士(左)は栃煌山を上手投げで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 横綱4人のうち唯一出場した日馬富士が、小結に返り咲いた栃煌山との結びの一番を制した。当たって左にずれて左上手を取り、相手の動きを止めて前に出てくる力を利用して上手投げ。「左上手はそんなにいい場所とは思わなかったけど自分の形で投げられた」。思い通りの形とはいかなかった中で、結果を出した。

 3横綱が初日から休場する緊急事態に加え、三役力士らが次々と倒れた初日。弟弟子の照ノ富士が敗れたのを知ると「負けたんですか? まぁ、自分の相撲に集中していましたから」と話したほど、自らの準備に没頭していた。1人横綱の責任については「毎場所と同じ初日のいい緊張感があったし楽しみながらできた」と振り返った。貴乃花を抜き歴代7位となる幕内702勝目も挙げ「これからも積み重ねたい」とさらなる高みを目指した。

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1人横綱日馬富士が白星発進「楽しみながらできた」

記者の質問に答える日馬富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 4横綱の中で唯一出場した日馬富士(33=伊勢ケ浜)が、先場所12勝を挙げて小結に返り咲いた栃煌山(30=春日野)との結びの一番を制して横綱の責任を果たした。

 自身も肘や膝を痛めていて万全とは言えない中、当たって左にずれて左上手を取る技術の高さを見せて、危なげなく上手投げで下した。三役力士らが次々と倒れ、唯一直前の大関高安だけが白星という展開だったが「自分の相撲に集中していた。毎場所と同じ初日のいい緊張感で楽しみながらできた」と余裕があった。貴乃花を抜き歴代7位となる幕内702勝目を挙げて「これからも積み重ねたい」とさらなる高みを目指した。昨年名古屋場所以来9回目の優勝に向けて、つまずくことなくスタートを切った。

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日馬富士、高安は白星発進 秋場所

日馬富士(左)は栃煌山を上手投げで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 3横綱が休場で1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)が小結栃煌山(30=春日野)を上手投げで破り、きっちり白星発進した。

 3大関は高安(27=田子ノ浦)だけが白星だった。前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を寄り切りで破った。かど番の照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は前頭2枚目の北勝富士(25=八角)に引き落としで敗れ、同じくかど番の豪栄道(31=境川)は前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に押し出しで敗れた。

 人気の前頭4枚目宇良(25=木瀬)は同5枚目の正代(25=時津風)をとったりで破った。

 前頭14枚目の遠藤(26=追手風)は、同14枚目の隠岐の海(32=八角)に上手投げで敗れた。

 新入幕の朝乃山(23=高砂)は十両の蒼国来を破り、幕内初白星を挙げた。

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日馬富士は初日に栃煌山、2日目に栃の心と/取組

初日&2日目の取組

 秋場所の取組編成会議が8日、東京・両国国技館で行われ、1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)は初日に小結栃煌山、2日目に平幕栃ノ心の挑戦を受ける。

 大関陣では高安が栃ノ心と玉鷲、かど番の豪栄道と照ノ富士はそれぞれ初日に琴奨菊と北勝富士、2日目は相手を入れ替え対戦する。3横綱のほか膝痛の碧山と右脚蜂窩(ほうか)織炎の佐田の海も休場、初日から幕内力士が5人も休むのは、謹慎処分除けば02年秋以来。公傷制度が廃止された04年初以降では最多となった。

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御嶽海、立ち合い課題 栃煌山らと申し合い3勝9敗

 奮闘が期待される24歳の関脇御嶽海が31日、東京都墨田区の春日野部屋に出稽古し、小結栃煌山や先場所13勝の碧山と申し合いを行い、立ち合いを課題に挙げた。

 押し込まれる内容が多く、3勝9敗だった。三役で3場所連続勝ち越し中と地力が備わってきたホープは「しっかりとした立ち合いができれば勝機も増える。ここを磨く」と力強く語った。

 先場所12勝の活躍で6場所ぶりに三役復帰の栃煌山は右喉輪での攻めが光った。「もっと良くなる。しっかり稽古をしていく」とうなずいた。

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結婚の栃煌山14年から交際の経緯語る「一目ぼれ」

結婚を発表した栃煌山は、山本せりさんとのツーショット写真と関係者から贈呈された花束を手に笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

 日本相撲協会は28日、大相撲秋場所(9月10日初日=両国国技館)の新番付を発表した。

 秋場所の番付で1年ぶりの三役返り咲きを果たした小結栃煌山(30=春日野)がこの日、都内で記者会見し、滋賀県大津市出身の会社員、山本せりさん(30)と6月19日に結婚していたことを明らかにした。13年に後援会関係者の紹介で食事を共にして「一目ぼれでした」。14年から交際を開始し「調子が悪い時も一緒に励ましてくれた。食事も栄養面を勉強してサポートしてくれた。結婚したい気持ちは前からあった」と笑顔で話した。9月の秋場所中には第1子が誕生する予定で「家族のためにも頑張りたい」と決意を新たにした。

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栃煌山が結婚会見「一目ぼれ」第1子は秋場所中にも

結婚を発表した栃煌山は山本せりさんとのツーショット写真パネルを手に笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

 大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付で、1年ぶりの三役返り咲きを果たした小結栃煌山(30=春日野)が28日、都内で結婚会見を行った。

 相手は滋賀県大津市出身の会社員、山本せりさん(30)で、今年6月19日に婚姻届を提出した。13年に個人の後援会関係者の紹介で食事を共にして「一目ぼれでした」と14年から交際を開始。献身的にサポートしてくれたことで「調子が悪いときも一緒にいて励ましてくれた。『ああ、いい子だな』って思った。結婚したい気持ちは前からあった」と自然に考えるようになったのに加え、せりさんのおなかの中に新しい命を授かったことで結婚を決意。「調子が悪いときも一緒にいてくれて励ましてくれた。ご飯も作ってくれるし掃除もしてくれる。食事もおいしいし、栄養面もすごく勉強してくれた。本当に自分のためにいろいろと考えてくれてるなと思った。それが本当にうれしかった」とのろけた。

 第1子は9月の秋場所中に生まれる予定だという。同席した師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「私の場合は子どもが記憶に残るようにと思ってやったけど、意外と5、6歳でも記憶がない。だからしっかりとビデオを撮って見せた方がいいよ」とアドバイスを送った。

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朝乃山が新入幕!嘉風は最高齢で関脇昇進 新番付

朝乃山(2017年8月10日撮影)

 日本相撲協会は28日、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

 西十両5枚目だった7月の名古屋場所で、11勝を挙げた朝乃山(23=高砂)がただ一人、新入幕を果たした。名門・高砂部屋からは03年春場所の朝赤龍以来、約14年ぶりの新入幕で、番付は幕尻の東前頭16枚目。95年初場所の琴ケ梅を最後に、富山県出身の幕内力士は途絶えていたが、89年秋場所の駒不動以来、戦後5人目となる同県出身の新入幕を果たした。近大出身では13年名古屋場所の徳勝龍以来、9人目で、学生相撲出身では今年夏場所の豊山以来、91人目の新入幕となった。

 3場所連続で4人が就く横綱陣では、3場所連続40回目の優勝を目指す白鵬(32=宮城野)が、2場所連続で序列最高位の東正位に就いた。日馬富士(33=伊勢ケ浜)は西正位、2場所連続途中休場の稀勢の里(31=田子ノ浦)は東の2枚目、出場すれば進退をかけることになる鶴竜(32=井筒)は西の2枚目となった。

 高安(27=田子ノ浦)を除く2大関は、ともにかど番を迎えた。照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は今年春場所以来5度目、豪栄道(31=境川)は今年夏場所以来6度目で、ともに負け越すと大関陥落となる。

 9場所ぶりの関脇復帰を果たした嘉風(35=尾車)は、昭和以降生まれでは最高齢での関脇昇進となった。玉鷲(32=片男波)は4場所連続で在位した関脇から小結に陥落したが、三役は6場所連続となった。また栃煌山(30=春日野)は1年ぶりの小結復帰で、小結在位14場所は昭和以降、高見山(19場所)、安芸乃島(15場所)に次ぎ出羽錦と並ぶ3位になる。

 再入幕は、ともに2場所ぶりの復帰となる魁聖(30=友綱)と豊山(23=時津風)だった。

 新十両は2人。矢後(23=尾車)は、現師匠(元大関琴風)の部屋創設から9人目の関取輩出。また北海道出身力士では、14年名古屋場所の旭大星(27=友綱)以来、戦後77人目の新十両で、中大からは8人目、学生相撲出身では123人目の関取誕生となった。幕下付け出しデビューから所要2場所での新十両は、昭和以降1位タイ(12人目)のスピード昇進となった。大成道(24=木瀬)は現師匠(元前頭肥後ノ海)の部屋創設から11人目の関取輩出。青森県出身力士では15年初場所の阿武咲(21=阿武松)以来、戦後64人目の新十両昇進を果たした。

 再十両は3場所ぶり復帰の北■磨(きたはりま)(31=山響)と、4場所ぶり復帰の希善龍(32=木瀬)。ともに7度目の十両昇進で、これは最多の須磨ノ富士(8度)に次ぎ、男島、北桜、玉飛鳥と並ぶ史上2位となった。

 秋場所は、9月8日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。10日の初日を迎える。

※■は石ヘンに番

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栃煌山が一般女性と結婚!三役返り咲きで喜びダブル

小結栃煌山(2017年8月18日撮影)

 大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付で、1年ぶりの三役返り咲きを果たした小結栃煌山(30=春日野)が“二重のおめでた”に包まれた。

 今年6月19日に、滋賀県大津市出身の会社員、山本せりさん(30)と婚姻届を提出したことが27日、分かった。さらに9月には、第1子が誕生することも分かった。披露宴の予定は未定だが、昭和以降3位タイの小結在位14場所目となる、元大関候補には何よりの発奮材料となりそうだ。栃煌山は28日午後、都内で会見する予定で、なれ初めなどを披露することになる。

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栃煌山が高安に勝ち越し「何番かは良いのがあった」

大関高安(右)と相撲を取る栃煌山

 大相撲の夏巡業は20日、北海道旭川市で行われ、幕内栃煌山(30=春日野)が大関高安と三番稽古を行った。

 12勝した名古屋場所でつかんだ立ち合いの感覚を生かして、7勝6敗と勝ち越し。それでも「何番かは良いのがあったが、力の入り具合がもうちょい」と実力者は素直にはうなずかなかった。秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)では同部屋の栃ノ心との“争い”だが、1年ぶりの三役復帰の可能性が高い。「そんなに時間もない。しっかりやらなければ」と話した。これで北海道・東北の巡業を終えて、残すは23日からの関東のみとなった。

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碧山が自己最高の13勝 前夜ビオレタ夫人から激励

敢闘賞の碧山(左)と殊勲賞の御嶽海(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 碧山(31=春日野)の平幕優勝はならなかった。白鵬を星1つ差で追い、本割では嘉風をはたき込みで破った。今場所初となる三役を相手に力感ある立ち合いで体を起こした後、両手で強引に頭を押さえつけた。

 しかし、結びの一番で白鵬が日馬富士に勝ったため、優勝決定戦進出を逃した。

 「残念です。ここまで来たから、もう一番とりたかったけど」と心境を口にしたが、後悔はなさそう。「緊張したけど、土俵に上がったらなくなった。大事なところで集中できた」。自己最高の13勝2敗に「優勝の成績でしょう。後は運ですね」と言い、満足感を漂わせた。

 前夜、東京にいるビオレタ夫人に恒例のテレビ電話をかけると「アドレナリンが出過ぎるかもしれないけど、自分の相撲をとれば大丈夫よ」と励まされた。まるで師匠のような言葉に「ビックリしたよ」と笑う。

 場所中、同じ部屋の栃ノ心、栃煌山と連日朝稽古で相撲を取り、調子を上げた。古傷の腰、左膝との付き合い方も分かっている。「今のような相撲をとっていれば、体の痛みもない。大丈夫。ガーンと行って、突っ張って、前に出る。あとは集中するだけ」。元関脇の31歳は、来場所以降の活躍にも自信を見せた。

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白鵬39度目優勝!御嶽海が殊勲賞、碧山は敢闘賞

白鵬は優勝インタビューでファンの声援に応える(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)を寄り倒して14勝1敗、2場所連続39度目の優勝を飾った。13日目には通算勝利数で魁皇を抜き歴代単独1位に立った場所で花を添え、1050勝で締めた。

 星1つの差で白鵬を追っていた前頭8枚目碧山(31=春日野)は、小結嘉風(35=尾車)をはたき込んで13勝2敗。新入幕以来となる敢闘賞を受賞した。嘉風は9勝6敗。

 大関豪栄道(31=境川)は、新大関高安(27=田子ノ浦)にはたき込まれ、無念の負け越し。来場所かど番となった。高安は9勝6敗。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に押し出され、負け越しとなった。栃煌山は12勝3敗。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭6枚目阿武咲(21=阿武松)を押し出して9勝目。11日目には横綱白鵬を破り2場所連続2度目の殊勲賞を受賞した。阿武咲は10勝5敗。

 十両は大奄美(24=追手風)が11勝4敗で優勝した。

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碧山自己最多12勝で夢つないだ、新妻もドキドキ

豪風を押し出しで破る碧山(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 東前頭8枚目の碧山(31=春日野)が、12年夏場所旭天鵬以来の平幕優勝に夢をつないだ。幕内最年長の豪風を押し出し、自己最多の12勝目を挙げ、2敗を守った。今日23日の千秋楽で嘉風に勝ち、1敗の横綱白鵬が日馬富士に敗れれば、優勝決定戦へ。鳴戸親方(元大関琴欧洲)に次ぐ2人目のブルガリア人力士として来日。14年九州、15年初場所では関脇だった実力者が、番狂わせを狙う。

 左上手をがっちり引いて、碧山が前に出た。豪風を191センチ、195キロの巨体で抱え込み、体を預けて押し出した。「よかった。膝をしっかり曲げて、前に出られたし」。幕内35場所目で初の12勝を挙げ、優勝争いに残った。「久しぶりに緊張した」。たどたどしい日本語に実感がこもる。

 8年前のデビューから将来を嘱望されながら、左膝、腰などの負傷で伸び悩んだ。今場所の快進撃は地道な稽古のおかげだ。場所中の朝稽古でも栃煌山、栃ノ心と関取3人で相撲を取る。ただ当初は1人約10番とっていたが、前日は6番、この日は4番。内容も1勝3敗と圧倒された。夜7時間、昼2時間も寝ているが、疲れはピーク。この日の取組後は「早く布団に入りたい」とこぼした。

 それでも、まだ頑張れる。今年2月に挙式した同郷のビオレタ夫人が東京の自宅で祈っている。物言いの末に白星を手にした前日の夜は、テレビ電話で「ドキドキした」とこぼされた。「1人で待っているからね。ドキドキして倒れられたら、大変だよ」。元気な相撲で安心させたい。

 東前頭8枚目とあって、三役以上と1度も当たらず、星を重ねた。「10日目ぐらいに横綱戦を組まれるんじゃないかと思ったけどね。関脇経験者に失礼だけど、凡人にはそういうの(運)も必要」と春日野親方(元関脇栃乃和歌)。八角理事長は「碧山がいなかったら大変だったよ」と2横綱1大関が休場した場所の“立役者”に感謝する。

 千秋楽に白鵬が勝てば優勝は消滅するが、やるしかない。12年2月に急逝したかつての師匠、先代田子ノ浦親方(元前頭久島海)が「白鵬に勝てる力士に育てたい」とほれた逸材ももう31歳。「とりあえず明日の一番に集中して、勝ったらいいな…」。最後の力を振り絞る。【加藤裕一】

 ◆碧山亘右(あおいやま・こうすけ)本名ダニエル・イバノフ。1986年6月19日、ブルガリア生まれ。レスリングに打ち込みながら、クラブの用心棒などをしていたが、鳴戸親方(元大関琴欧洲)に次ぐ史上2人目のブルガリア人力士として田子ノ浦部屋入門。09年7月初土俵。11年九州場所で新入幕。最高位は関脇。12年2月の先代田子ノ浦親方(元幕内久島海)の死去に伴い、同年春場所から春日野部屋へ。家族はビオレタ夫人。191センチ、195キロ。

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白鵬1敗守った!39度目賜杯へ前進、2敗で碧山 

豪栄道をはたきこみに破る白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 13日目に通算勝利数で歴代単独1位に立った横綱白鵬(32=宮城野)が、大関豪栄道(31=境川)をはたき込んで13勝1敗とし、2場所連続39度目の優勝に向けて前進した。豪栄道は7勝7敗となり、千秋楽に勝ち越しを懸ける。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、新大関高安(27=田子ノ浦)をとったりで下し11勝目を挙げた。日馬富士は幕内勝利数で元横綱貴乃花と並ぶ701勝目、歴代7位タイとなった。高安は11日目から4連敗で8勝6敗。

 2敗で白鵬を追う前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同12枚目豪風(38=尾車)を押し出して12勝目。千秋楽に平幕優勝の可能性を残した。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に寄り切られ8勝6敗となった。栃煌山は11勝目。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、人気力士の前頭4枚目宇良(25=木瀬)をはたき込んで7勝7敗の五分の星とした。宇良は10日目から5連敗で8敗目となり、無念の負け越しとなった。

 小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)に上手投げを食らって8敗目となり負け越しが決まった。栃ノ心は9勝目。

 優勝争いは1敗で白鵬、2敗で碧山が追う展開となっている。

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碧山ドタバタ2敗死守、場内アナ間違え思わず苦笑い

物言いの末、軍配通りはたき込みで勝った碧山(右)(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 碧山は右足だけで俵上に残り、輝をはたき込みで破った。物言いの末、勝敗は軍配通りとなったが、場内アナウンスは「かかとが残っていたので、輝の勝ち」と間違えた。「一瞬、体が止まったよ」とドタバタの2敗キープに苦笑いした。

 前夜は同じ部屋の栃煌山、栃ノ心とステーキをたらふく食べた。「おなかの調子が悪いから、よく焼いてもらった。それでも、朝はだいぶ危なかったよ」。12年夏場所の旭天鵬以来となる平幕優勝へ、元関脇の実力者が奮闘中だ。

 ◆物言いがつくも覆らず碧山に敗れた輝のコメント 審判の方々がしっかり見たと思う。それについて自分の判断はない。

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