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開幕戦A組オカダとJホワイト対戦 主要カード発表

新日本プロレスG1クライマックスのブロック分け


 新日本プロレスは19日の後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28の各大会主要カードを発表した。開幕戦となる7月14日の東京・大田区総合体育館大会では、Aブロックで前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとIWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイトが激突。同会場で行われる翌15日のBブロック開幕戦では、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガが内藤哲也と対戦する。

 8月10日からの日本武道館3連戦では、10日にAブロックの棚橋弘至-オカダ、翌11日にはオメガ-飯伏幸太の「ゴールデン・ラヴァーズ」盟友対決が組まれた。A、Bブロックの1位が、12日の優勝決定戦で激突する。

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新日G1カード発表、初戦で棚橋-鈴木みのるなど

棚橋弘至(左)と鈴木みのる


 新日本プロレスは19日の後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28の各大会主要カードを発表した。

 開幕戦となる7月14日の東京・大田区総合体育館大会では、Aブロックで前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとIWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイト、棚橋弘至-鈴木みのるが激突。同会場で行われる翌15日のBブロック開幕戦では、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガが内藤哲也、飯伏幸太がザック・セイバーJr.と対戦する。

 7月19日の後楽園大会ではNEVER無差別級王者後藤洋央紀とオメガによる王者対決が実現。8月2日の福岡大会ではオカダ-鈴木が組まれた。8月10日からの日本武道館3連戦では、10日にAブロックの棚橋弘至-オカダ、翌11日にはBブロックのオメガ-飯伏の「ゴールデン・ラヴァーズ」盟友対決でブロック戦が終わりとなる。A、Bブロックの1位が、12日の優勝決定戦で激突する。

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内藤、オメガら7・14開幕G1クライマックスB組

新日本プロレスG1クライマックスのブロック分け


 新日本プロレスは18日の後楽園大会で真夏の祭典G1クライマックスに出場する20人のブロック分けを発表した。Aブロックには棚橋弘至、オカダ・カズチカ、真壁刀義、鈴木みのるをはじめ、マイケル・エルガンや初出場のハングマン・ペイジらが入った。一方のBブロックには内藤哲也、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、オメガの盟友となる飯伏幸太、NEVER無差別級王者後藤洋央紀らが名を連ねた。

 今年のG1は7月14日の東京・大田区総合体育館で開幕し、8月12日の日本武道館大会で決勝が開かれる。

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棚橋弘至は自信「AはエースのA」G1ブロック分け


 新日本プロレスは18日の東京・後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28のA、Bブロック分けを発表した。

 Aブロックは、真壁刀義、マイケル・エルガン、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、IWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイト、YOSHI-HASHI、バットラック・ファレ、ハングマン・ペイジ、鈴木みのる、EVILが名を連ねた。

 棚橋は「ブロック分けが決まると急に意識し出してくるね。でもね。そこは17回連続17回目の出場だから。平常心。AブロックのAは、エースのA」と自信たっぷりに笑った。

 Bブロックはジュース・ロビンソン、NEVER無差別級王者後藤洋央紀、石井智宏、矢野通、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、飯伏幸太、タマ・トンガ、内藤哲也、SANADA、ザック・セイバーJr.の顔ぶれとなった。内藤は「ブロック分けが決まって、SANADAにアクション起こしたけど、反応なかったよ。それを見て気付かされた。今、KIZUNA ROADだから。ちょっと焦っちまったよ」と、はやる気持ちを抑えるように話した。

 G1クライマックス28は、7月14日の東京・大田区総合体育館大会で開幕し、8月12日の日本武道館で決勝が行われる。

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新日G1クライマックスにオメガ、オカダら20人

ケニー・オメガ(左)とオカダ・カズチカ


 新日本プロレスは17日の東京・後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28の出場者20人を発表した。

 王者勢はIWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、NEVER無差別級王者マイケル・エルガン、IWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイトが参戦。ほかに棚橋弘至、真壁刀義、ジュース・ロビンソン、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀、石井智宏、矢野通、YOSHI-HASHI、バッドラック・ファレ、タマ・トンガ、ハングマン・ペイジ、内藤哲也、EVIL、SANADA、鈴木みのる、ザック・セイバー・ジュニア、飯伏幸太が名を連ねた。

 7月14日の東京・大田区総合体育館大会で開幕し、8月12日の両国大会で決勝が行われる。

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EVIL、大歓声受け善戦もROH王座獲得ならず

EVIL(18年3月30日撮影)


 新日本プロレスの現IWGPタッグ王者EVIL(31)が、米団体ROH世界王座獲得に失敗した。

 26日(日本時間27日)にROHの英国遠征に参戦。ロンドン大会のメインイベントで、2月に新日本マットにも参戦した同王者ダルトン・キャッスルに挑戦。大歓声の後押しもあって善戦したが、丸め込まれて3カウントを許した。また、棚橋弘至と現IWGPタッグ王者SANADAが4WAYで行われたROH世界TV王座に挑戦したものの、ともに王座奪取できなかった。(デーブ・レイブル通信員)

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棚橋が28日英でペイジとシングル戦 ROHが発表

棚橋弘至(2018年4月4日撮影)


 新日本プロレスの棚橋弘至(41)が英国で、新日本に参戦したバレットクラブのハングマン・ペイジ(26)とシングル戦を行うことが決定した。

 19日に米国団体ROHが発表した。棚橋は27日(日本時間28日)のROH英国ドンカスター大会で対戦する。また、棚橋は26日のロンドン大会にも参戦。同大会ではIWGPタッグ王者SANADA、ROH TV王者サイラス・ヤング、パニッシャー・マルチネスとの4WAY戦が予定されている。(デーブ・レイブル通信員)

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「やりたいといったらしょうがない」母が語るオカダ

オカダの母富子さん


 「レインメーカー」が金字塔を打ち立てた。IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が4日、挑戦者棚橋弘至(41)との「V11対決」を制し、歴代最多の12度目の防衛を果たした。

 決断力と実行力。プロレス界を変えると豪語した通りに突き進むオカダ。その姿は昔から全く変わらない。この日は愛知県の自宅でテレビ観戦し、「よかったです」と喜んだ母富子さん(57)は振り返る。

 「目と耳と口があれば行けるから」

 15歳。愛知・安城市の安祥中卒業を前に、プロレス団体「闘龍門」の入門試験が待つ大阪へ向かう時、息子はそう言った。同行しようとする母に言い切り、新幹線に乗り込んだ。

 「本人がね、やりたいといったらしょうがない。自分がこうだと思ったら行動力はすごい」と富子さん。プロレス界で生きると決めたのは家族には意外だった。周囲に関係者はいない。本人も格闘技経験はない。それでも兄が借りてきたゲームで見たプロレスに魅了された少年は「やりたい」と天啓に打たれた。

 小5の秋も同じだった。母の故郷長崎・五島列島。幼稚園のころから毎夏、親戚の家に2週間滞在し、その環境に魅了された。「行きたい、行きたい」。転校希望がかなったのは小5。電話で叔父夫婦に了解を得て、小学校の校長にも自ら意思を伝えた。10月、卒業までの1年半を親元から離れて暮らすと決めた。

 見送りの名古屋空港。母は予想を裏切られる。さすがに10歳。「寂しくなってやっぱり行かないと言うかと…」。ところが、搭乗口で「お母さん、バイバイ!」と駆けていった。「やっぱりな、と。自分がこうと思ったら振り向きもせず」。その島生活で体を動かす楽しさを学んだ。少年野球に、山も駆け回った。3メートルの高さから川にジャンプ。コーナーより高い位置から飛び技を繰り出した。

 それから5年後、闘龍門の面接に合格し、プロレス界への切符をつかみ取った。中学卒業後、練習拠点の神戸への旅立ちの時。例のごとく1人で行くと決めた息子は、新幹線の三河安城駅で2回だけ母の方を振り返った。富子さんは「五島に行く時に振り返らなくて寂しかったと言ったから」と笑顔で懐かしむ。そうして始まったプロレス道。目と耳と口で進んだ日々は、この日につながっていた。

幼年期、ブランコを楽しむ
長崎・五島列島の親せきの家で暮らしていた時にはソフトボール
小学校時代、海水浴

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V12オカダ米で確信を現実に「素晴らしい王者を」

レインメーカーで棚橋(右)を沈めるオカダ(撮影・菊川光一)

<新日本:福岡大会>◇4日◇福岡国際センター


 「レインメーカー」が金字塔を打ち立てた。IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、挑戦者棚橋弘至(41)との「V11対決」を制し、歴代最多の12度目の防衛を果たした。6年前にV12を止められた因縁に燃えるエースを、最後は34分36秒にこん身のレインメーカーで返り討ち。新日本をさらなる高みへ導くため、これからも王道をまい進する。

 黄金週間に黄金のテープが舞う。その中心には12度目の金の雨を降らせたオカダが仁王立ちしていた。「V12、達成しました。俺は正直記録にはこだわりがないんでね、しっかり王者の姿を見せていきますよ」。発汗激しく、体は紅潮するが、盤石の王座は揺るがず。試合途中には強すぎるゆえのブーイングを楽しむように笑みまでこぼした。ハイフライフロー、ドラゴンスクリュー。棚橋の大技を受け止め、はね返し、最後はロープに走ろうとした棚橋のタイツをつかみ引き戻すと、鬼気迫る表情でレインメーカーをぶち込んだ。

 ここは通過点。ある確信がより一層の高みを目指させる。先月8日、米国ルイジアナ州ニューオーリンズにいた。プロレス界最大の祭典WWE「レッスルマニア」で、「CHAOS」の先輩の中邑真輔がメインのWWE王座戦で争う姿を目に焼き付けながら思った。「負けてない。俺たちは必ずここまでいける」。観衆7万8133人の熱狂にも、培ってきた自負は揺らがなかった。「新日本が見せているものは負けていない」。演出面に差は認めるが、リング上の試合内容は上をいっていると思えた。

 昨年から団体が進める米国進出で看板役を担ってきた。持論がある。「野球の巨人が米国でやる、Jリーグのチームが欧州でやる。それでは人は埋まらない。でも、プロレスなら埋まる。それだけのパワーがある」。日本の文化として輸出して勝負できる。3月にロサンゼルスに新日本の道場ができた。「一番刺激になった。家ができた」と何より誇るのは持論ゆえだ。

 記録でも未踏域に入ったが、試合でも新領域を持ち込む。次戦6月9日の大阪大会の相手にオメガを指名。防衛ロードで唯一60分引き分けの宿敵をリングに呼び込み、時間無制限、さらにIWGPでは初の3本勝負を決めた。「俺が王者じゃなかったら海外にも行けていない。中心じゃないとどんどん上には行けない。素晴らしい王者を見せていきますよ」。ふてぶてしく満ちる自信。米国で高ぶった確信を現実にするために、雨を降らせ続ける。【阿部健吾】

12度目の防衛に成功し、紙テープが舞う中でポーズを決めるオカダ・カズチカ。後方は外道(撮影・菊川光一)

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オカダV12達成、次戦はオメガと無制限3本勝負で

IWGPヘビー級王座12度目の防衛に成功したオカダ・カズチカ(撮影・菊川光一)

<新日本:福岡大会>◇4日◇福岡国際センター


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が歴代最多となる12度目の防衛を果たした。

 11度の防衛で並んでいた棚橋弘至(41)を迎えての大一番に34分36秒にレインメーカーをぶちかまして勝利。「V11」対決を制して盤石ぶりをアピールし、「正直、自分は(記録に)興味がないと言いつつ、これが達成できたときに何かあるんじゃないかなと思ってましたけど、何もなかった。ただの防衛戦の1つだった」と事もなげに言い放った。

 ただ、ひたすらに強かった。会場からエースの復活を願う棚橋コールが起きても、むしろ楽しむかのよう。不敵に笑顔をみせる場面もあった。年明けには右膝のケガで欠場もあり万全でない棚橋のベルトへの意地をかけた大技を受けきった。場外へのハイフライフロー、スリングブレイドを食らいながらも、だんだんと表情は生き生きしていった。「強かったですよ」と先輩を認めつつも、やはり力は勝った。最後はロープに走った棚橋のタイツを強引につかんで引き戻してからのレインメーカー。黄金週間に福岡で金の雨を降らせた。

 勝利後のリングでは自ら防衛ロードで戦った相手の名前を挙げて、「引き分けがあるな」とニヤリ。昨年の大阪大会で60分時間切れ引き分けに終わったケニー・オメガを呼び込むと、無制限での決着戦を提案。オメガが3本勝負を提案し返すと「いいねえ、楽しいねえ」と快諾して、V13は異例の試合形式で戦うことが決まった。

 「俺じゃなきゃダメでしょ。俺がチャンピオンだから、新日本プロレスはここまできているし、海外にだって行けているし。やっぱり常に俺がベルトを巻いて中心じゃないと、新日本プロレスどんどんどんどん上に行けないと思うんで、素晴らしいチャンピオンを見せていきたいなと思います」。最後は自信の決意表明で記念日を終えた。

レインメーカーで棚橋(手前)を沈めたオカダ・カズチカ(撮影・菊川光一)
12度目の防衛に成功したオカダ・カズチカ(左)は、次の挑戦者にケニー・オメガを指名した(撮影・菊川光一)

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オカダは、決戦前夜「余裕だぞ!」王者に死角なし

試合を終え、オカダ・カズチカ(左)と棚橋弘至はファンに向かって目で訴えかける(撮影・梅根麻紀)

<新日本:福岡大会>◇3日◇福岡国際センター


 新日本プロレスのIWGPヘビー級選手権は今日4日に福岡国際センターで挙行される。新記録の12度目の防衛がかかる王者オカダ・カズチカ(30)に対するは、6年前にV12をオカダに阻止された棚橋弘至(41)。3日の福岡大会、最後の前哨戦でも激しい攻防が見られた。

 決戦前最後の交錯は、無言のにらみ合いだった。王者オカダ、挑戦者棚橋。互いの因縁にファンからの声援は割れた。棚橋が耳に手を当て一層の声を求めるのに対し、オカダは泰然と構えた。言葉も交わさず、緊張感を保ったまま、互いにリングを降りた。

 オスプレイと組んだオカダは、ラスト前哨戦で盤石の攻めを見せつけた。予告していた場外でのツームストンパイルドライバーこそ未遂に終わったが、最後は棚橋の相棒KUSHIDAにレインメーカーを食らわせて沈めた。「余裕だぞ! レベルの違いを見せつけてやるからな」と、試合後に豪語した通り、V12へ死角なしを印象づけた。

 棚橋はドラゴンスクリューでオカダの右膝を狙ったが、攻略までは届かず。「IWGPから離れていた時間の全てをオカダにぶつける。もうすぐ来る、太陽の季節が」と予告した。

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オカダVS棚橋 内館牧子氏「2人とも美しい」

決戦前夜、登場した棚橋弘至はファンに向かってアピール(撮影・梅根麻紀)


 新日本プロレスのIWGPヘビー級選手権は今日4日に福岡国際センターで挙行される。新記録の12度目の防衛がかかる王者オカダ・カズチカ(30)に対するは、6年前にV12をオカダに阻止された棚橋弘至(41)。3日の福岡大会、最後の前哨戦でも激しい攻防が見られた。プロレス観戦歴60年以上、脚本家、作家として活躍する内館牧子さん(69)は世紀の「V11対決」をどう見るか。映画「終わった人」(6月9日公開)の原作となる同名小説の作中でもプロレスから言葉を引く著者に聞いた。

      ◇       ◇

 まずはオカダよね。この人は宝塚的なスター性を感じる。宝塚は何回か見に行ったことがあって、男役が出てくるとうっとりするわけよ。それは男はこうだという形で全部表すから。胸、肩の張り方、話し方、歩き方から何まで。男よりかも男っぽく美しく見えるのね。オカダを見ていると絵に描いたみたいな美しい男で、いいなあと。レインメーカードル(※1)が降ってくると拾って持ち帰って、テープもバッグに結わえたりするんだけど、私。付き合っていたら本当に心配だよなあとか(笑い)。

 まだ30歳でしょ。若い時はこの先良いことがあると突き進んでいくのがいいわけだけど、タナ(棚橋)の場合は違うわね。「終わった人」では定年退職してその後の人生にもがくエリートの主人公が達観して言うせりふがあるの。

 「思い出と戦っても勝てねんだよ」

 これはね、実は武藤敬司さんの言葉なの。もう20年以上前。闘魂三銃士(※2)で人気絶頂のころ、馬場、猪木の時代が素晴らしいと言っている人の思い出と戦っても勝てないと言ったのね。人生訓として非常に賢いわよね。のんべんだらりと生きていたら出てこない言葉。

 タナはまさにいま「思い出」とどう向き合うかが問われている。故障続き、長く団体の主役から離れ、前哨戦でもオカダにボロボロにやられてる。弱さが見える。年齢からも終わった人ではないけれど、多少そういうものを出してもいいやと俯瞰(ふかん)で思っているのかも。そうでなければ、開き直りかな。

 タナはプロレス界きっての知性派ね。語ることも非常に機微を感じ、洒脱(しゃだつ)なことを言うでしょ。で、自虐ネタも非常にうまい。そういう意味では武藤さんの付き人もしていたし、賢さの系譜はある。だから、41歳になって「思い出」に勝てないところから、その先に何を見せてくれるのか楽しみね。

      ◇       ◇

 今日の試合、オカダにとって分岐点になる可能性があると思ってるの。それは「格好良すぎることはかっこ悪い」ことに気付くかもしれないから。技術的にはすごいし、体中から発するオーラも見事だけど、レスラーの魅力は絵に描いたような男だけではやっていけないと思うのよ。「生身の男」。それを出してほしい。

 彼がいま天龍源一郎さん(※3)のようになりたいと言っていると聞きました。えらい! 私は天龍さん、大好きです。男のダンディズムを感じます。安息の匂いのなさ、いつだって絶壁に立っているような感じね。強いのだけど、どこか哀愁がある。だから男にも好かれる。オカダもそういうところに引かれたのだと思うけど、彼にも彼にしか出せない「生きている」部分を出してほしい。今日もし負けることがあっても、一皮むけるためのきっかけになりえる。新しいものが見えてくる可能性もある。もちろん、負けろとは思ってませんよ。すごい素材だからこそ、「格好いい」だけから脱却してほしい。男としての厚みというのかなあ。色香、深さ、それができてきたらとてつもないよね。

 プロレスを好きでもないし、見たこともない人は男女とも「あんなものはショーじゃん」とか言うわね。例えばトップロープから倒れている相手に飛ぶじゃない。フェアな人たちは逃げろと思うけど、違うのよ。あえて受ける。そうすると上から飛んだ人も、それを受けた人も両方が輝くわけだから。そういったことが他のスポーツと違うのよ。

 オカダ対タナは純粋に五輪的なスポーツ性とね、あとはドラマ性と、際立ったキャラがあるからすごく面白い。2人とも美しい。レスラーは異世界の人で、私たちはそこに夢を見る。今日も何が見られるのか、楽しみにしています。【取材・構成=阿部健吾】

 ※1 レインメーカードル オカダの入場時に会場に降るオカダの顔が印刷された紙幣。きれいに舞うように1枚1枚折り目をつけている。

 ※2 闘魂三銃士 84年に新日本に入団した武藤敬司、蝶野正洋、故橋本真也を指す。88年に結成され、90年代に不動の地位築く。

 ※3 天龍源一郎 1950年(昭25)2月2日、福井県生まれ。63年に大相撲二所ノ関部屋入門。天龍のしこ名で前頭筆頭まで務めたが76年秋場所で引退、同年10月全日本プロレス入団。89年6月に3冠ヘビー級王者。90年SWS移籍、92年WAR設立、フリー、WJプロレス、天龍プロジェクトとあらゆるマットで活躍。15年、引退試合相手にオカダを指名。得意技はパワーボム。189センチ、120キロ。

 ◆内館牧子(うちだて・まきこ)1948年(昭23)9月10日、秋田市生まれ。武蔵野美大卒業後、三菱重工で13年半のOL生活を経て脚本家デビュー。92年NHK連続テレビ小説「ひらり」で橋田寿賀子賞を受賞。97年NHK大河ドラマ「毛利元就」、00年NHK連続テレビ小説「私の青空」などを担当。00~10年横綱審議委員。東北大相撲部総監督。プロレスは4歳の時に街頭テレビで見た力道山の試合が初め。幼少期にはプロレスかるたを作ったことも。「一句だけ覚えているのは『遠藤幸吉、得意の跳び蹴り』」。1月4日の東京ドーム大会、夏のG1生観戦は欠かさない。

決戦前夜、登場したオカダ・カズチカはファンに向かってアピール(撮影・梅根麻紀)
オカダの入場時に会場に降るオカダの顔が印刷された紙幣(2018年1月版)
闘魂三銃士の左から武藤敬司、橋本真也さん、蝶野正洋(91年1月13日撮影)
天龍源一郎(15年11月15日撮影)
内館牧子氏

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棚橋弘至がV12ストップ宣言「オカダの涙雨」予告

試合を終え、オカダ・カズチカと棚橋弘至はファンに向かって目で訴えかける(撮影・梅根麻紀)

<新日本:福岡大会>◇3日◇福岡国際センター


 IWGPヘビー級選手権(4日、福岡)の最後の前哨戦が行われ、雌雄を決する両者が静かに激しく火花を散らした。

 歴代1位の12度目の防衛がかかる王者オカダ・カズチカ(30)がウィル・オスプレイと、挑戦者の棚橋弘至がKUSHIDAを組んでのタッグ戦は、ゴング直後から互いに大技を繰り出す展開。スリングブレイドをかわしたオカダがレインメーカーで反撃すると、これを棚橋が回避してみせ、場内を一気に沸かせた。

 試合中盤にはオカダが予告していたツームストンパイルドライバーを場外で見舞おうとするが、なんとか脱出した棚橋がドラゴンスクリュー。さらにセカンドロープに脚を固定してのひざ破壊の2連発でお返しした。

 試合を決めたのはオカダ。KUSHIDAをつかまえると、ツームストンパイルドライバーで脳天から痛めつけ、割り込んだ棚橋にも強烈なドロップキックで場外へ飛ばす。そのまま最後はレインメーカーでKUSHIDAを葬り、白星でタイトルマッチ前最後の試合を締めくくった。

 試合後、リングでは両者は激しくにらみあった。会場に渦巻く両者のコールを浴びながら、最後まで言葉は交わさずにリングを降りた。

 オカダは「チャンピオンは余裕だぞ、棚橋! 『勝て』なんてことは言わない。頑張ればいい。もしくは、オレにあっと言わせてみろよ、コノヤロー」と挑発。棚橋は「いよいよ明日、このIWGPから離れていた時間の全てをオカダにぶつけます。そして、全部をひっくり返すだけじゃない。明日、俺の予想は雨予報。泣かしてやるから。オカダの涙雨」と予告した。

スペシャルタッグマッチに勝利しベルトをアピールするオカダ・カズチカ(撮影・梅根麻紀)
オカダ・カズチカにキックを入れられ痛そうな棚橋弘至(撮影・梅根麻紀)

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オカダ「何も起こらず僕が防衛」棚橋「V12は俺」

調印式に臨んだオカダ(左)と棚橋 (C) 新日本プロレス


 新日本プロレスは2日、IWGPヘビー級選手権(4日)が行われる福岡市内で調印式を行った。

 歴代最多12度目の防衛に挑む王者オカダ・カズチカ(30)が、「何も起こらず、僕が防衛すると思います」とピシャリ。一方、挑戦者の棚橋弘至は「オカダがV11っていう数字を気にしてないと言ってますけど、V12を果たすのは棚橋でありたい! 俺の記録を抜けるのは、俺しかないない!」と語気を強めた。12年2月には自身のV12を止められたオカダとの7年越しの因縁の対決に燃えた。

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棚橋弘至「手も足も」王者オカダと前哨戦で防戦一方

試合後に棚橋をこき下ろすオカダ

<新日本プロレス:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール


 新日本プロレスは24日に後楽園大会を行い、IWGPヘビー級選手権(5月4日、福岡)の前哨戦で挑戦者棚橋弘至(41)の苦境が極まった。王者オカダ・カズチカ(30)と6人タッグ戦で対戦も防戦一方。場外でツームストンパイルドライバーを食らい、試合後も場外で危機一髪。2発目の大技で客席に脳天を串刺しされかけた。

 精彩を欠き「手も足も出ねえよ…」。歴代1位のV12が懸かるオカダは「ふざけてるとさっさと終わらせてやんぞ!」と怒った。

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オカダ上から目線「物足りないね」棚橋にガッカリ

6人タッグマッチで棚橋(右)にドロップキックを浴びせるオカダ・カズチカ(撮影・小沢裕)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇23日◇東京・後楽園ホール


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、故障がちな次期挑戦者棚橋弘至(41)への物足りなさを口にした。

 5月4日の福岡大会で棚橋との12度目の防衛戦を控えたオカダは外道、ジェイ・ホワイトと組み、田口隆祐、デビッド・フィンレー、棚橋組との6人タッグで対戦。試合は外道がフィンレーのプリマノクタを食らって敗れたが、試合後の場外乱闘で首や左ひざを痛めてセコンドに肩を借りて控室に戻った棚橋の姿にガッカリした様子。

 オカダは「棚橋弘至、リングサイドで横になっていましたね。まだ休憩するには早すぎる。さみしいね。棚橋弘至、物足りないね」と最後まで上から目線だった。

6人タッグマッチで棚橋にツームストーンパイルドライバーを浴びせるオカダ・カズチカ(撮影・小沢裕)

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棚橋弘至、矢野通ら5月ROH英国遠征に参戦

棚橋弘至


 新日本プロレスの棚橋弘至(41)、矢野通(39)、IWGPタッグ王者となるEVIL(31)、SANADA(30)組が5月に開催される米団体ROHの英国遠征に参戦すると21日(日本時間22日)、発表された。対戦カードは後日決まる。

 ROHによると、5月24日にスコットランド、同26、27日にイングランドで開催するオナー・ユナイテッド・UKツアーの3大会に出場する。またバレットクラブのCody、ヤングバックス(マット・ジャクソン、ニック・ジャクソン)、ハングマン・ペイジも参加予定だという。(デーブ・レイブル通信員)

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棚橋ニヤリ「始まりましたね」前哨戦オカダを攻める

オカダ(下)にテキサスクローバーホールドを決める棚橋(撮影・横山健太)

<新日本:後楽園大会>◇13日◇後楽園ホール


 新日本プロレスは13日に後楽園大会を行い、IWGPヘビー級選手権(5月4日、福岡)の前哨戦がスタートした。

 歴代1位のV12が懸かる王者オカダ・カズチカと挑戦者棚橋弘至が5対5のイリミネーションマッチで対戦。棚橋はテキサスクローバーホールドでオカダを締め上げるなど攻勢に出た。最後は同時に場外転落で失格となったが「始まりましたね」とニヤリ。オカダがV11を達成した1日の両国大会ではリング上で「おめでとう」と祝福したが「オカダの防衛ロード、クソくらえだ!」と罵倒した。

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オカダ、IWGP前哨戦で棚橋挑発「あの客席だよ」

オカダ(下)にテキサスクローバーホールドを決める棚橋(撮影・横山健太)

<新日本:後楽園大会>◇13日◇後楽園ホール


 IWGPヘビー級選手権(5月4日、福岡)の前哨戦が幕を開けた。歴代1位のV12がかかる王者オカダ・カズチカと、挑戦者の棚橋弘至が5対5のスペシャルイリミネーションマッチ(敗れた選手から退場し、最後まで1人でも残ったチームが勝利)で対戦。“V11対決”の注目が集まる中、2人が交錯した。

 中盤、オカダのコブラクラッチホールドを逃れた棚橋はテキサスクローバーホールドで反撃。ジェイ・ホワイトのカットから、今度は逆にオカダがコーナー最上段に座らせた棚橋にドロップキックを見舞った。最後はエプロンでやり合う両者が同時にリングアウトとなり失格したが、博多での決戦へ向けて早くもヒートアップした。

 試合は本隊のデビット・フィンレーが勝ち残った。インタビューエリアでは棚橋は「オカダの防衛ロード、クソ食らえ!」と挑発。オカダは「棚橋さん、あえて言うよ。『棚橋さん』と。皮肉だぞ、これは。客席見た? てめえの挑戦が決まったら、あの客席だよ。横一列がっつり開いていたよ。誰も期待してねえんだよ。棚橋さん! 棚橋弘至だよ、この野郎」とまくしたてた。

リング場外でオカダ(右)を攻める棚橋(撮影・横山健太)
スペシャルイリミネーションマッチに勝利しポーズを決める棚橋(撮影・横山健太)

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中邑真輔「もっとできる」WWE王座挑戦へ心境語る

レッスルマニア34大会でのWWE王座奪取に意欲を示した中邑真輔(撮影・千歳香奈子)


 8日にWWE王座挑戦を控えるスマックダウンの「ロックスター」中邑真輔(38)が6日、米ニューオーリンズで開かれたWWEのインターナショナルメディアデーに登場した。最大の祭典となるレッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ・メルセデスベンツ・スーパードーム)で王者AJスタイルズ(40)に挑戦する中邑。日本人初となるWWEヘビー級ベルト奪取のチャンスを前に、自然体で現在の心境を口にした。

-ニューオーリンズはレッスルマニア一色ですね

 中邑 街も人も、WWE全体で盛り上がっているのですが、その中でいかに冷静にいられるかなというところです。うまくメンタルマネジメントができていると思います。興奮はしすぎてません。普段通り。それでやってきたので、いつも通り。

-日米ファンのプロレスに対する反応の違いは

 中邑 相当ありますね。エンターテインメントのとらえ方、日本と比べると違います。米国内でも、北や南や西、東でお客さんの反応、ノリが違う。こんな田舎に人来るのかなというようなところでも5000人クラス(の会場)がいっぱいになる。南米、欧州だったりは目的を持って見に来るお客さんが多い。普段は見られないけれどテレビのネットワークで見ているんでしょう。個々の選手の名前もちゃんと知っています。すごいなと思います。世界中に広がるネットワークのベースが。

-レッスルマニアで王座挑戦。

 中邑 こんなとこまで来ちゃったよ、と言う気はするのですが、個人的な今の心境はやっとスタートラインに立てるのか-みたいな気持ちもある。WWEに来て経験を積み、スマックダウンのスーパースターになったのですけれど、本来の自分というより、もっと自分自身を出し切れているかどうか。出し切れていないと言えばそうなるし。自分の中では「もっとできる、もっとできる」といつも思っているんですけど。それが日曜日にできたら、それがWWEに来て、やっとファーストステップになるのかなと。

-以前は世界のプロレス史に名を残すことをしたいと言っていましたが

 中邑 歴史に残すようなというよりも今は瞬間、瞬間を味わって楽しみたい。リングに立てなくなってから振り返る方が良いですね。

-16年1月4日の東京ドーム以来のAJスタイルズ戦

 中邑 お互いに、すべてアップデートされているわけですから。まったく同じものは出てこないわけですし、戦いのシチュエーションの中で最善の選択をしたいなと思っている。

-今やWWEで人気の入場スタイルについては

 中邑 まだ知らないです。ボクは入場に時間とりたくないから、かけ足で入ろうかなと思ったりして。気持ち良いでしょうね。チケットもほぼ売り切れで、8万人が見ている会場で、入場の瞬間だけはすべての視線がボクに集まるわけですから、それを考えるだけでも気持ちが良いなと思う。

-コスチューム

 中邑 用意して、ワードローブにかけてあります。初めてのレッスルマニアだから、正装という意味を込めたものを作りました。紋付きはかまではないです。

-過去にここまで興奮したことはあった

 中邑 これまでの方があったかもしれないですね。抑えるというのは、気負っているわけではなく、余計な情報を入れないというくらいです。とは言っても、この街はレッスルマニアだらけですけど。ホテルでも普段通りに過ごし、トレーニングも普段通り。日々のルーティーンも普段通り。いつもと同じノリで行こうかなと。会場に入って入場ゲートを歩き始めたらフルスロットルでしょうけど。それまでは、ちょっとすべて温存しているようなところもあります

-新日本プロレスの棚橋弘至らが日本のレスラーたちも観戦に来ますが

 中邑 そうですか、棚橋さんが。日本からボクの知り合いも何人か観戦に来ます。うれしいですね。日本を代表して、というほどの気持ちはないですが、レスリングは世界共通語だと思っているので、日本を誇りに思って、遠いニューオーリンズまで来てもらえるのは心強いですね。

-WWEヘビー級王座を獲得すれば日本人初の快挙。歴史的な意味を意識する

 中邑 していないですね。自分がどうとらえるか、生きるかを大事にしているので、周りの評価とか比べるのは試合に集中するには余計な情報になる。そこまではいらない。1番の目的は自分が試合でどう動くか、どんな試合をするかなので、終わってから考えます

-WWE王座戦のイメージは持っている

 中邑 何かを生み出さないといけないと思っている。これで終わりじゃないですから。

-WWEと勝負するという気持ち

 中邑 それはもちろんありますね。自分にしろ、AJ(スタイルズ)にしろ、見せつけようと思っているものはあると思うので、そこには集中しますね。

-新日本プロレスの旧ロサンゼルス道場時代から親交の深いスマックダウンGMのダニエル・ブライアンがレッスルマニアで選手復帰しますが

 中邑 うれしいです。2年前、ツイッターでブライアンが引退表明することが速報で流れてきた時はショックでした。ブライアンと試合をすることが一つの目的でWWEに来たので。その可能性がゼロではなくなったのはうれしいニュースですね。

(ニューオーリンズ=千歳香奈子通信員)

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鈴木みのる米国で1日2連勝、負傷選手の代役で出場

鈴木みのる


 新日本プロレスIWGPインターコンチネンタル王者鈴木みのる(49)が米国で1日2連勝を飾った。

 5日(日本時間6日)、米ルイジアナ州でのGCW大会のメインに負傷選手の代わりに急きょ出場、元UFC戦士マット・リドル(32)にロープなし、KOか関節技での完全決着戦に裸絞めで勝利。続けてレッスルコン大会は6人タッグで棚橋弘至組と戦い、アームバーで試合を決めた。(デーブ・レイブル通信員)

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棚橋弘至、オカダとのV11対決へ「ドラマチック」

成田空港でポーズを決める棚橋


 新日本プロレスの「エース」棚橋弘至(41)が4日、米ルイジアナ州ニューオーリンズで英団体RPW、米団体ROHに参戦するために渡米した。

 7日のROH大会ではジェイ・リーサルと組んでROHタッグ王者ブリスコ・ブラザーズに挑戦するなど3試合を戦う予定。同地では8日にWWE最大の祭典レッスルマニア34大会が開催される。「観戦したいと思ってます。初めてですね」。かつて新日本でしのぎを削った中邑真輔がWWE王座戦で王者AJスタイルズに挑む舞台。「間違いなく刺激になるでしょう」と語った。

 5月4日に福岡で開催のIWGPヘビー級選手権で、新記録となる12度目の防衛がかかる王者オカダ・カズチカ(30)と戦うことが決まったばかり。自身が保持する最多連続防衛記録11回に並ばれた1日の両国大会では、オカダの試合後にリングに上がり、「世界中探しても、次の挑戦者、俺しかいねぇじゃん。今度は逆だ。お前の防衛記録…俺が止めてやる!」と宣言した。

 海外遠征から帰国した直後の若きオカダにまさかの敗北を喫し、12度目の防衛に失敗したのが12年2月。王者、挑戦者と立場が入れ替わり、「V11対決」で舞台が整った。「ドラマチックですよね。いろいろな部分が同じ。6年ですよ、6年の大河ドラマですね」と運命的なものを感じ、一層のモチベーションとしている。「6年前はオカダに『顔じゃない』とブーイングが飛んでましたね。今回は正反対の立場ですが、あり得ないことが起こる。歴史は繰り返しますよ」と再び新日本の頂点に立つ像を明瞭に結んでいた。

V11を果たした棚橋(左)に挑戦を表明したオカダ(2012年1月4日撮影)

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オカダ「つまらない相手、認めてない」棚橋と防衛戦

12度目の防衛成功に自信たっぷりのIWGPヘビー級王者オカダ


 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が5月4日、福岡国際センターで棚橋弘至(41)を挑戦者に迎えた12度目の防衛戦に臨むことが2日、正式発表された。

 都内の新日本プロレス事務所で会見に臨んだオカダは、11度防衛の歴代1位記録で並ぶ棚橋とのV12戦に向け「並ぶというのは気持ち悪いので、さっさと12にいかせてもらいます」と自信たっぷりに宣言した。

 前夜1日の両国大会で挑戦表明してきた棚橋に対し「さん」付けではなく、呼び捨てにしたことに触れ「つまらない相手だと思いますよ。過去にやってきたことは認めてますけど、最近の棚橋弘至はレスラーとして認めていない」とバッサリ。コンディション、実力、強さともにレベルが下がっていると切りまくった。

 現在も棚橋が「エース」と自負していることについて「新日本プロレスのエース(の称号)はどうぞ。ただ自分が言っているだけ。恥ずかしくなくエースだよと名乗りたいのであれば、ご自由に」と上から目線で突き放した。

 棚橋とのIWGP戦は16年1月4日の東京ドーム大会以来。シングル戦も同年8月のG1クライマックス以来となる。オカダは「やっときたな、とかまったくない。もちろん(棚橋に)実力があれば、もっと早く戦っていたと思うし、それが今の棚橋弘至の実力なんじゃないかと。たどりつくまでに2年近くかかってしまう選手なんじゃないかなと思います」とレベルの違いを強調した。

 6年前の12年、棚橋弘至のV12戦で防衛記録を止めたのはオカダ自身。今回は立場が逆転した形での顔合わせとなったが、棚橋に向けて「できるんならやってみろよ」と不敵に笑った。

5・4福岡大会で棚橋を挑戦者に迎え、12度目の防衛戦に臨むIWGPヘビー級王者オカダ

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オカダは5月に防衛戦 新日本が次期主要カード発表

12度目の防衛成功に自信たっぷりのIWGPヘビー級王者オカダ


 新日本プロレスは2日、次期シリーズの主要カードを発表した。

 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカは5月4日、福岡国際センターで挑戦者棚橋弘至との12度目の防衛戦に臨むことが発表された。同王座11度の防衛記録で並ぶ棚橋を下し、新記録のV12を狙うことになった。

 4月23日の後楽園大会で、IWGPジュニアタッグ王者エル・デスペラード、金丸義信組が高橋ヒロム、BUSHI組との2度目の防衛戦に臨む。同24日の後楽園大会では、IWGP・USヘビー級王者ジェイ・ホワイトがデビット・フィンレーとの2度目の防衛戦、同27日の広島グリーンアリーナ大会は、NEVER無差別級王者後藤洋央紀がジュース・ロビンソンとのV3戦、同29日のグランメッセ熊本大会は、IWGPインターコンチネンタル王者鈴木みのるが内藤哲也との2度目の防衛戦に臨むことがそれぞれ決まった。なお同29日にはIWGPタッグ王者デイビーボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー組がSANADA、EVEL組との2度目の防衛戦も行われる。また5月3日の福岡国際センター大会ではNEVER無差別級6人タッグ戦の開催も決定した。

5・4福岡大会で棚橋を挑戦者に迎え、12度目の防衛戦に臨むIWGPヘビー級王者オカダ

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オカダ最多V11「あっという間にV100いくぞ」

ザック・セイバーJr.(左)にレインメーカーを決めるオカダ(撮影・江口和貴)

<新日本:両国大会>◇1日◇両国国技館


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が大記録に並んだ。ニュージャパン杯覇者ザック・セイバーJr(30)を34分58秒、レインメーカーからのエビ固めで仕留めた。関節技マスターの英国人に苦しみながら、11度目の防衛成功。棚橋弘至(41)が持つ最多記録に並び、次は挑戦者に名乗りを上げたその棚橋との直接対決で新記録を作る。

 オカダは関節地獄から生還した。決められ続けた手負いの右腕で、こん身のレインメーカーをぶち込んだ。勝ち名乗りを受けても、右腕を抱えた。「きつかった」。7822個の関節技を持つとする男に、何度も餌食になった。レインメーカーを飛びつき腕十字固めで返される脅威。ただ、心も腕も折れない。「レベルの高い関節技でした。でも、お前と戦ったことで、もっと強くなりました」と誇った。

 「1つの語れる試合をしたい」。信念が生まれた。きっかけは16年6月の王座戴冠後から更新し続ける最長保持期間だった。「超えたよと言われた瞬間に、誰も知らなかった」。前保持者の橋本真也の記録(489日)は認知が少なく、感慨は皆無。記録への興味が消えていった。「そんなことにこだわるより、『あの試合、生で見ていたよ』と言われたい」。

 その思いは海外ファンを眼前にし、さらに際立つ。昨夏に続く先月の米国遠征。4372人満員の会場で、「OKADA!」の絶叫を聞いた。「日本のプロ野球の試合を米国でやっても埋まらないでしょ。でも、プロレスなら埋まる。それがプロレスのパワー」。顔役として、そんな「語れる」試合をしたい。

 8キロもあるベルトを自ら持ち歩き、「飛行機の超過料金、結構払ってます」と片時も離さない。試合後、挑戦者に名乗りを上げた棚橋を呼び捨てにし、「棚橋を軽く倒してV12。気が早いと思っていたら、あっという間にV100いくぞ」と豪語した。ベルトを手放す気は毛頭ない。「記録にこだわりはないけど、素晴らしいプロレスを届けますよ」。信念で戦い続ける。【阿部健吾】

オカダ・カズチカの防衛戦
11度目の防衛を果たし、試合後に棚橋(右)の挑戦を受けるIWGPヘビー級王者オカダ(撮影・江口和貴)
IWGPヘビー級王座連続防衛回数
11度目の防衛を果たしポーズを決めるIWGPヘビー級王者オカダ(撮影・江口和貴)

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棚橋弘至「オレしかいねぇ!」王者オカダに挑戦表明

11度目の防衛を果たし、試合後に棚橋(右)の挑戦を受けるIWGPヘビー級王者オカダ(撮影・江口和貴)

<新日本:両国大会>◇1日◇両国国技館


 オカダ・カズチカと同じIWGPヘビー級王座連続防衛11度の記録を持つ棚橋弘至が、オカダへの挑戦を表明した。

 オカダの防衛後、マネジャーの外道の「誰か挑戦するやつはいないのか?」の言葉に反応。花道から姿を現し「時間がたったけど、やっとお前の前に戻ってきた。もう、世界中捜しても次の挑戦者はオレしかいねぇ!」と言い放った。この日は、第4試合の6人タッグ戦に登場。相手のYOSHI-HASHIを必殺のハイフライフローで破り、好調さをアピールしていた。「あらゆるシチュエーションがオレに味方している。すっごい時間がかかったけど、もう1回IWGPヘビー級戦線に戻る。世界を捜しても、この記録を止める役目はオレしかいない。ここ数年で立場は逆転したけど、追いかける棚橋を見せたい。もう1度、新日本の頂点に立つ。チャンピオンが挑戦を認めてくれるのを待ってます」と話した。史上最多12度連続防衛を目指すオカダを、今度は棚橋が止められるか。新旧エースの対決が注目だ。

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オカダ11度目防衛「次、棚橋を軽く倒してV12」

11度目の防衛を果たしポーズを決めるIWGPヘビー級王者オカダ(撮影・江口和貴)

<新日本:両国大会>◇1日◇両国国技館


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が大記録に並んだ。

 ニュージャパンカップを制した挑戦者ザック・セイバーJr.(30=英国)を34分58秒、レインメーカーからのエビ固めで下し、11度目の防衛に成功。棚橋弘至が保持していた最多記録に並んだ。

 「きつかった」。7822個の関節技を持つと自負する男につかまり、何度もギブアップ危機が訪れた。絡み付くように次々にポジションを変えて、全身を痛めつけられた。

 必殺技レインメーカーを放つ右腕を集中的に攻められ、ドロップキックすら関節技で返された。長い防衛ロードでも未経験のタイプに苦しんだが、そこは絶対王者。最後は手負いの右腕でこん身のレインメーカーで撃沈。

 「もちろん、投げられるのもきついし、大きな男と戦うのもきつい。でもこうやって、関節技に苦しめられるのもきつい。いろんな相手とこのベルトをかけて戦ってきて、また本当に強くさせてもらって、ありがとうと思いますね。きつかった、強かった」と振り返った。

 試合後のリングには、記録に並んだ棚橋が登場した。V11達成者同士の頂上決戦で新記録をかけるが、恒例の「3つ言わせて下さい」の2つ目でこう切り捨てた。「棚橋さん、あなた何やってたんですか。ケガして復帰して、ケガして復帰して。つまんねーな。棚橋さんじゃなくて、お前は棚橋だ」と上から目線で呼び捨てにした。そしていつもは「特にありません」の3つ目で、「特にあるぞ」とニヤリとして続けた。「次、棚橋を軽く倒してV12、13、14…、100までいくぞ。まだ気が早いと思っていたらあっという間に100いくぞ」と大胆に豪語した。

ザック・セイバーJr.(左)にレインメーカーを決めるオカダ(撮影・江口和貴)
IWGPヘビー級選手権でザック・セイバーJr.(左)にドロップキックを決めるオカダ(撮影・江口和貴)
IWGPヘビー級選手権でザック・セイバーJr.(右)に関節技を決められるオカダ(撮影・江口和貴)

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オカダ「達成して黙らせる」V11戦へ王者威厳示す

IWGPヘビー級選手権の調印式で意気込みを語るオカダ・カズチカ(撮影・山崎安昭)


 新日本プロレス両国大会(4月1日、両国国技館)の調印式が30日、都内の後楽園ホールで行われ、IWGPヘビー級王座の最多タイ記録の11度目の防衛戦を迎える王者オカダ・カズチカ(30)と、ニュージャパン杯で初出場初優勝した挑戦者ザック・セイバーJr(30=英国)が登壇した。

 先にマイクを握ったのはセイバー。「ここ6年、新日本ではずっと雨が降り続いているようだな。止めるためには雨以上のものが必要になる。降らないならおれがタップアウトをしてやろう」と宣戦布告した。RPW英国ヘビー級王者にもなった関節技マスターらしく、極めに極めてベルトを奪う。

 その発言中も大きく表情を変えることがなかったオカダ。勝てば棚橋弘至が持つV11の記録に並ぶ状況だが、「今回がV11の試合ということで、ザックは関節技が強いですけど、しっかり倒して、記者の人とかにV11への気持ちを飽きるほど質問されるので、さっさと達成して黙らせてやる」と報道陣までけん制し、王者の威厳を示した。

IWGPヘビー級選手権で意気込みを語るザック・セイバーJr.(撮影・山崎安昭)
IWGPヘビー級選手権の調印式を終えたオカダ・カズチカはザック・セイバーJr.とポーズを決める(撮影・山崎安昭)

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内藤哲也、米国での新日人気に満足も…試合順に不満

新日本本隊との8人タッグを制し、米ファンからの大歓声を浴びて上機嫌のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのボス内藤(撮影・千歳香奈子)

<新日本プロレス:STRONG STYLE EVOLVED>◇25日(日本時間26日)◇米ロングビーチ・ウオルター・ピラミッド


 内藤哲也率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が、米国人ファンから大声援を浴びた。同ユニットのSANADA、BUSHI、高橋ヒロムと組み、棚橋弘至、KUSHIDA、田口隆祐、ドラゴン・リー組と8人タッグで激突。両軍入り乱れての展開で、内藤がダメージの大きい田口を捕獲すると、デスティーノを決め、12分13秒、エビ固めで快勝した。

 会場を埋め尽くす現地の大観衆からの声援を感じとった内藤は「支持率、人気、確認してくださいましたか? すごい支持されているんですよ。日本のお客様。バレットクラブだけじゃない。新日本プロレスがこれから世界に打って出るなら、いつも通りの新日本を見せるべきじゃないですか? 普段どおりの新日本プロレスで勝負してこそ意味があるんじゃないですか?」と満足そうに笑った。

 また自らの試合順が全9試合中の5試合目だったことに触れ「米国大会だからと言ってメインイベント、セミファイナルで(外国人を)使うのはおかしいんじゃないの? 新日本プロレス、これだけ盛り上がっているんだから、自信を持ってそのままの新日本プロレスを世界の皆様に届けましょうよ」と、皮肉交じりに不満を口にしていた。(千歳香奈子通信員)

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新日本ロサンゼルス道場がオープン 棚橋「きれい」

新日本プロレスのロサンゼルス道場のヘッドコーチに就任した柴田(右)と会見に同席したエース棚橋(撮影・千歳香奈子)


 新日本プロレスの米進出への拠点となるロサンゼルス道場が24日(日本時間25日)、正式オープンした。ロサンゼルス空港から南に車で約30分ほどのカーソン市に新設された。一般公開となった道場開き会見には、300人近いファンが集結。エース棚橋弘至、獣神サンダー・ライガーら新日本本隊メンバー、道場でコーチを務めることになった柴田勝頼、スコーピオ・スカイが出席した。

 棚橋は「きれいだし、とてもビューティフル。これからワークアウトができるマシンも増えていくと思う」とあいさつ。ロス道場の指導陣は柴田とスカイが主体となるものの「次世代の棚橋を探す」と同道場での指導にも意欲をみせた。

 3月19~23日には1回目の春季キャンプが開催された。同26~30日には2回目のキャンプも予定される。コーチを務める柴田は「良い選手を育てていきたい。日本の道場の伝統を受け継いでもらう練習をしたい」と意欲をみせた。

 獣神サンダー・ライガーは「新日本の道場から巣立ち、今、世界で活躍している選手は(WWEの)フィン・ベイラー。古くはディーン・マレンコ、エディ・ゲレロ、クリス・ベノワらが新日本から巣立っている。そういった選手が、このロサンゼルス道場から必ず出ると思っています」と大きな期待を寄せていた。【千歳香奈子通信員】

オープンとなった新日本プロレスのロサンゼルス道場(撮影・千歳香奈子)
新日本プロレスのロサンゼルス道場内に設置されたリング。道場マッチも開催できるスペースがある(撮影・千歳香奈子)

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