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鷹木信悟が涙の棚橋を一蹴「真心じゃなくて下心だ」

新日本後楽園大会 勝利後、観客に向かって雄たけびを上げる鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)が、涙ながらに愛を叫んだ棚橋弘至(44)を一蹴した。前日のマイクパフォーマンスを聞いていたという鷹木は、タッグ戦に勝利後、リング下の棚橋に向かって「八方美人は嫌いだ。お前の愛は偽りなんじゃねえか? 真心じゃなくて下心だ」と吐き捨てた。

鷹木は、30日愛知大会での対戦が決まってから、棚橋を挑発し続けてきた。この日も「NEVERや俺に対しての思いが感じられない。2度とタイトルマッチができなくしてやる。進退をかけるつもりで来い」と棚橋に向かって“説教”した。

NEVERのベルトにかける思いは棚橋より強いと自負する。5日の東京ドーム大会では体重差20キロのコブに真っ向勝負を挑み、豪快に投げ飛ばすなどして初防衛に成功した。試合後には立てなくなるほどのダメージを負ったが、6日には元気な姿を見せ、リング上で躍動。常に大きな声で100%を出し切るスタイルの鷹木は、負けて苦笑いを見せる棚橋の姿が「気にくわない」と、どうしても許せなかった。

コロナ禍の中、集まったファンに対しても熱かった。「観客も配信を見てくれる人も、相手もいる。プロレスラーは戦うしかない。30日、とことん暴れ狂ってベルトを守り抜いて見せる」と棚橋以上の大きな声で全国に思いを届けた。

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棚橋弘至、涙ながらに「絶対に覚えておきます」

タッグマッチでBUSHIを攻める棚橋(撮影・野上伸悟)

<新日本:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

棚橋弘至(44)がコロナ禍の中、集まったファンに向け、涙ながらに熱いメッセージを届けた。

ワトと組み、鷹木、BUSHI組に勝利。「集まってくれてありがとうございました。悔しいよね。今日の後楽園ホールを絶対に覚えておきます」と語った。平日で入場制限があるとはいえ、観客数は前日の約6割の396人。見えない敵への怒りを「新日本を盛り上げてきた記憶そのもの」という必殺技ハイフライフローに込め、3カウントを奪った。試合後にはワトとコーナーに上り、エアギターを披露。「東京では何年ぶりだろ。プレミア感すら感じる」と感極まった。

人気が低迷していた00年代から、先頭に立ってプロレス界を引っ張ってきた棚橋。「ボロボロでも毎日生き続けた記憶が俺を支えている。今は我慢。悲しみも苦しみも悔しさも、つらい状態を切り抜けるエネルギーに変えていく」と力強く誓った。

タッグマッチで鷹木(手前)のラリアットを浴びる棚橋(撮影・野上伸悟)

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鷹木信悟、前哨戦で棚橋をKO「追い込んでやる」

ダウンした棚橋を攻める鷹木(撮影・菅敏)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)が、30日の2度目の防衛戦の相手となる棚橋弘至(44)に勝利した。

SANADA、内藤と組んで6人タッグの試合に登場した鷹木は、棚橋を徹底マーク。序盤にマッチアップし、ニードロップからボディスラムと痛めつけた。中盤にはエルボー合戦を繰り広げ、リングサイドでも襲撃を繰り返し、場外に沈めた。内藤が本間へのデスティーノで勝利を収めた後も満足できず、倒れ込む棚橋のもとへ駆けつけ、ベルトを見せつけた。

鷹木は棚橋の「再起をかけて」という言葉に怒りを覚え、試合にぶつけていた。「腹が立っているんだよ。まるで調子がイマイチみたいじゃねぇか。そんなやつが挑戦できるほど甘くねえぞ」。自分のことを「逸材」と話すことにも「偽りだろ」と一蹴。終始怒りは収まらず「名古屋までとことん追い込んでやる」と防衛戦まで痛め続けるつもりだ。

一方で敗れた棚橋は「コロナでいろんなものが止まっている中で成長している選手はたくさんいて…。その中でも筆頭が鷹木選手かな」と余裕な表情を見せた。

序盤は互角の戦いも中盤以降は劣勢の展開も多く、30日まで残り7試合すべてで対戦するため、本番まで不安が残る。

「21年、もう1度トップ戦線に食い込むって決めたから。棚橋が戻ってくるか、浦島太郎か…。よく見ておいてください」

マイペースな発言でかわしたが、初挑戦のベルトに向け、今後の巻き返しが必要となる。

棚橋のドラゴン・スクリューを食らう鷹木(撮影・菅敏)

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棚橋がカーン下す「まだ彼との戦いは続いていく」

倒れ込んだグレート-O-カーン(右)にハイフライフローを炸裂させる棚橋弘至(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

スペシャルシングルマッチは棚橋弘至(44)が、グレート・O・カーンに苦しみながら勝利した。

棚橋はO・カーンに徹底して左膝を痛めつけられた。昨年12月11日の日本武道館大会でのタッグ戦でも、狙いを定められていた。モンゴリアンチョップからの左膝攻めに棚橋はもん絶。しかし最後は得意技が窮地を救った。

一瞬の隙を突いてのハイフライフロー2連発。最後は片エビ固めで17分13秒、勝利を飾った。

試合後、棚橋は、O・カーンが持ち込んだパイプいすで攻撃しなかったことに触れ、「ファンの思いを乗せたかったんですけど、僕ね、自分の一番短所だと思うんですけど、怒りの持続力がないんですよ。もう昨年末のことじゃないですか。それならばドームで最高のパフォーマンスを見せる方に僕のエネルギーが注がれてしまうんで。ただね、まだ彼との戦いは続いていきますよ。そんな気がします」とコメントした。

その上で自身の現状に「残酷な話、選手としてのピークは過ぎているかもしれない。けど、もう1度っていう思いがあった状況で。もう1回、プロレスを盛り上げます。それが今までプロレスで、たくさん、たくさん、応援してもらった俺の最後の…最後って言いたくないけど、俺の仕事だと思います」。引き際とのせめぎ合いの中で、自身の目標を力強く語った。

敗れたO・カーン「負け犬に語る言葉はねえんだけど、あいつとさ、あいつの何だろう? 教えとかがよ、ねえわけじゃねえんだよ。帝国の侵略は止まんねえよ。あいつと一緒だよ!」

カーン(右)を攻める棚橋(撮影・菅敏)
カーン(上)を攻める棚橋(撮影・菅敏)
カーン(左)を攻める棚橋(撮影・菅敏)

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矢野通、石井智宏組5勝目 棚橋「頭おかしくなる」

新日本後楽園大会 ワールドタッグリーグ公式戦で単独首位に立った石井智宏は1人で取材に応じる(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールドタッグリーグ後楽園大会>◇28日◇東京・後楽園ホール

矢野通(42)、石井智宏(44)組がトーア・ヘナーレ(28)、棚橋弘至(44)組を破って5勝目を挙げ、単独トップに立った。

勝ち点8で並ぶ3組の中で、唯一勝利し、首位に立った。敗退が決まっている相手とはいえ、試合ごとに力をつけてきた相手だったが、矢野の“柔軟な”対応で退けた。

いつものように慣れた手つきでコーナーパッドをこっそり外す。毎度行う行為には1分もかからない。さらに棚橋を「来てみろ!」と挑発。見事に? 金具むき出しのコーナーに追い込み、痛めつけた。

レフェリーから見えないように髪をつかむなど、バラエティーに富んだ技で少しずつダメージを与えていった。

最後は石井とヘナーレのバトルの中、ソバットを切り返した石井が垂直落下式リバース・ブレーンバスターを決めて勝利。「単独トップかな? あと2ついってやるから」とトップ通過を宣言した。

矢野にうまくかわされ、1勝6敗となった棚橋は「悔しくて頭おかしくなる」と天を仰いだ。

相手を惑わせる“変化球”の矢野と“直球”で真っ向勝負の石井との絶妙なコンビネーションで、ダークホースの2人がついに単独首位に立った。

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オーエンズ&ファレ組、無敵の合体技飛び出し2勝目

新日本神奈川大会 ワールドタッグリーグ公式戦で2勝目を挙げたチェーズ・オーエンズ(左)、バッドラック・ファレ組(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス神奈川大会>◇28日◇神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館◇ワールドタッグリーグ公式戦

前試合初勝利を挙げたタッグ同士の対戦は、チェーズ・オーエンズ(30)、バッドラック・ファレ(38)組が、トーア・ヘナーレ(28)、棚橋弘至(44)組に勝利し、2勝目を挙げた。

24日福島大会で飛び出した合体技「グラネードランチャー」をまたも勝負どころで完成させた。オーエンズがヘナーレを持ち上げ、そのまま156キロのファレが巨体をゆらして突進。崩れ落ちたヘナーレは返す力が残っていなかった。オーエンズは「グラネードランチャーを改良させた結果2勝できた」と喜んだ。

オーエンズが「全試合で使う」と言っている無敵の大技を持つ2人が2勝目を挙げた。なぜ初戦から使わなかったのか、その真意は不明だが、今後不気味な存在となることは間違いない。オーエンズは「俺たちにはまだ望みがある」と優勝は諦めていない。ファレも「賄賂を忘れなければな」と不敵な笑みを浮かべた。次戦はYOSHI-HASHI、後藤洋央紀組。ともに合体技を持つタッグ同士の対戦。どちらがコンビネーションの良さを見せ、3カウントを奪うのか注目だ。

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開幕4連敗の棚橋&ヘナーレ組初勝利「大きい1勝」

新日本ワールドタッグリーグ福島大会 初勝利を挙げた棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:福島大会>◇24日◇ビッグパレットふくしま◇ワールドタッグリーグ公式戦

開幕から4連敗だった棚橋弘至(44)、トーア・ヘナーレ(28)組がEVIL、高橋裕二郎(39)組を破り、初勝利を挙げた。

棚橋は人さし指で1のポーズを見せ「やっと1勝。すごく大きい1勝」とホッとした表情を見せた。ヘナーレも「この団体に初めて上がってから4年で一番大きな勝利だ」と興奮を抑えきれない様子で語った。

2人なら互角の戦いとなったはずだが、3人目の相手セコンドのディック東郷に苦しんだ。勝負どころになると邪魔をされ、流れを引き寄せられず。東郷がレフェリーの気を引く間に高橋がステッキを持ち出すなど、3人の連係プレーに、敗戦濃厚かと思われた。ところが終盤、棚橋がプランチャで場外のEVILと東郷2人を押さえ込んだ隙に、ヘナーレがTOAボトムからの片エビ固め。“2対3”の戦いを制し、待望の勝利をつかんだ。3カウントを奪ってくれた相棒に棚橋は「頑張っている。これを1つの形として体に染み込ませていくよ。サンキュー」と感謝した。

ヘナーレの来日が遅れ、今大会が8カ月ぶりの試合。初戦のO・カーンのパートナーを知らされていないというハンディもあり、いきなりつまずいた。さらにその対戦でO・カーンに痛めつけられた膝が癒えないまま5戦目を迎えた。負けが続いたが、2人とも気持ちは切れていなかった。前試合後、ヘナーレの「死ぬまでギブアップしない」という言葉に心打たれ、士気を再確認して挑み、初勝利につなげた。

大混戦のタッグリーグ。「いろんな意識を変えてくれるビッグウィンです」(棚橋)。「もっと強くならないとここで終わってしまう。俺には何があっても諦めない強い気持ちがある」(ヘナーレ)。残り4試合。流れをつかんだ2人が巻き返しを図る。

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3勝目の棚橋エースの自覚「全員で新しい新日作る」

エプロンでKENTA(右)にドラゴンスクリューをしかける棚橋(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇6日◇広島サンプラザホール

過去3度の優勝経験を持つ棚橋弘至(43)が3勝目(2敗)を挙げ、勝ち点を6に伸ばした。同じく2勝2敗のKENTAと対戦。古傷の膝攻めに苦しむも、ツイスト&シャウト3連発で好機をつくり、最後はテキサスクローバーホールドで勝利を奪った。得意のエアギターで会場を盛り上げると、会場のファンに「愛してまーす!」と絶叫し、大会を締めくくった。

ようやく白星先行となった棚橋は「公式戦まだ半分。ここからしっかり勝って、G1クライマックス、ちょっくら優勝してきます」と笑顔で宣言した。

コメントブースでは「勝ち星、先行。まだいける」と自らに言い聞かせるように話すと、そこから目に涙をため「観客が開放になって、お客さんが来てくれる。本当にうれしいけど、席数には制限もある。(会場に)来たくても、来られない人もいるんだろうなと思ったり。(コロナ禍により)こういうタイミングで好きだったプロレスから離れてしまったら寂しいなとか」と団体をけん引してきた「エース」らしく、現状を踏まえ、思いを語った。

さらに「俺の気持ちは、誰1人、置いていかないから。全員、連れて行くから。けがで休んでいる選手、試合数の関係で出られない選手も、全員仲間だから。柴田(勝頼)選手も。全員で新しい、新日本プロレスを作っていきたい。それを俺がこの手でやってみせるから」と熱い言葉で、先を見据えた。

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棚橋弘至が待望初白星 ロビンソン破り巻き返し誓う

棚橋弘至(2019年2月撮影)

新日本プロレスの「G1クライマックス」Bブロック5試合が29日、東京・後楽園大会で行われ、3度の優勝経験を持つ棚橋弘至(43)が開幕3戦目で待望の初白星を挙げた。

2連勝と好調のジュース・ロビンソンと対戦。雪崩式ブレーンバスターでピンチを迎えるも、得意のスリングブレイドで反撃。最後は、パルプフリクションを狙ったロビンソンの足首を捕獲し、前方回転エビ固めで3カウントを奪った。永田に並ぶ歴代最長の19年連続出場となる「エース」は「まず1勝。これでどれだけ気持ち的に勢いづけるかを経験として知っているから」と巻き返しを誓った。

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内藤哲也2連勝「滝修行しろ」次戦対戦の後藤を挑発

G1開幕2連勝とした内藤(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇24日◇北海道・北海きたえーる

新日本プロレスの「G1クライマックス」Bブロック公式戦5試合が、24日の北海道大会(北海きたえーる)で行われ、IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者の内藤哲也(38)は、ザック・セイバーJr.(33)に勝利し、開幕2連勝(勝ち点4)とした。

相手の関節技に苦しむも、首への集中攻撃でペースを奪取。試合時間残り2分を切った直後に、必殺のデスティーノを決め、28分28秒、3カウントを奪った。

95年の武藤敬司、00年の佐々木健介に続くIWGPヘビー級王者によるG1制覇を目指す2冠王者は「彼の実力は間違いないし、やりにくさもある。今日は、リーグ戦の1つのヤマ場だと思っていたが、クリアできて、終わってみれば順当な勝利ですかね。まあ、でも、ザック・セイバーJr.強かったですよ」と淡々と振り返った。

次戦は29日に東京・後楽園ホールで、この日、SANADAに勝利した後藤洋央紀と対戦する。「奇跡はたまに起きるから奇跡で、後藤は今日奇跡を起こしてしまった。後楽園ホールでは、順当に、みなさまの予想どおり、俺が勝利するでしょう。ここは難なくクリアしたいと思いますよ。そして無傷でSANADA戦に向かわせていただきます。奇跡じゃないなら、後楽園ホールで俺に勝ってみろよ、後藤。まだ時間はあるよ、滝修行でも何でも、してこいよ」と挑発した。

Bブロックは2試合を終えて、内藤、ジュース・ロビンソン、矢野通が全勝。過去3度の優勝を誇る棚橋弘至は、開幕2連敗と調子が上がらずにいる。

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内藤哲也が棚橋下し勝ち点2獲得「全勝優勝する」

内藤哲也(2020年1月7日撮影)

<新日本:G1クライマックス30>◇20日◇エディオンアリーナ大阪

IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者の内藤哲也(38)は棚橋弘至(43)に勝利し、勝ち点2を獲得した。

棚橋のドラゴンスクリュー、テキサス式四つ葉固めなどのしつこい膝攻めに苦しんだが、コリエンド式デスティーノで逆転。最後はグロリアからデスティーノへとつなげ、激闘を制した。過去、IWGPヘビー級王者のG1優勝は95年の武藤敬司、00年の佐々木健介の2人だけ。コメントブースに現れた内藤は「全勝優勝することこそ、俺に求められていること」と余裕の表情で、ザック・セイバーJr.との第2戦(24日、北海きたえーる)を見据えた。

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内藤Bブロック、オカダはA 新日G1メンバー発表

棚橋弘至(左)と内藤哲也

新日本プロレスは9日、19日の大阪大会で開幕する「G1クライマックス30」の出場選手を発表した。20選手が、A、B2つのブロックに分かれて戦う。IWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也は、棚橋弘至、KENTAらと同じBブロックに、今年1月の東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座から陥落したオカダ・カズチカは、昨年大会の優勝者・飯伏幸太らとともにAブロックに入った。「真夏の祭典」として多くの名勝負が生まれてきたG1だが、今年は東京五輪の影響で秋開催となっている。

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NEVER6人タッグ決勝は「CHAOS」対決

オカダ・カズチカ

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

NEVER6人タッグ王座決定トーナメント準決勝2試合が行われ、9日の決勝はオカダ・カズチカ、矢野通、SHO組対後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHIの「CHAOS」同士の戦いとなった。

セミではオカダらが、優勝候補の鷹木、SANADA、BUSHI組と対戦。矢野がBUSHIのマスクのひもを場外の鉄柵に結びつけ、リングアウト勝ち。巧みな作戦で決勝進出を決めた。

後藤らはメインで棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組と対戦。好調の飯伏におされるも、若手のワトにロックオン。連係攻撃の後、YOSHI-HASHIがワトにカルマを決め、3カウントを奪った。

YOSHI-HASHIにとって初のタイトル奪取まであと1勝。リング上でマイクを持つと「あと1歩がどれだけほど遠かったか、俺は身をもって分かってるから…。今は不安な世の中。俺もプロレスを新日本でやってきて、ずっとずっと不安なこともあった。今もすごい不安だよ。でも、明日あなた方に夢を見せたいと思っています」と熱く思いを語った。

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棚橋が涙の勝利「次はお前が神になれ」飯伏にエール

パートナーの飯伏幸太(左)に復調を誓った棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇7日◇東京・後楽園ホール

エース棚橋弘至(43)が意地の勝利をもぎとった。

NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦が行われ、棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組とタイチ、ザック・セイバーJr.、金丸義信組が対戦。前日6日の前哨戦で膝に集中攻撃を浴びた棚橋が、飯伏のハイキックでダメージを受けたタイチを丸め込み、3カウントを奪った。

コンディションの悪さからパートナーの飯伏とぎくしゃくした状態になっていただけに、棚橋はこの日も涙を浮かべながら「ごめん」と飯伏に謝罪。長く“神”としてリスペクトし続けてくれる飯伏に対し、「俺はお前の期待に応えたい。お前が神と呼んだ棚橋はもういないかもしれない。けど、現役である限り、俺は上を目指すから」と泣きながら誓った。

さらに、「まだ泣かないで。これからだから」と励ましてくれる飯伏に対し、「次はお前が神になれよ」と胸元を拳でついて、エールを送った。

8日のトーナメント準決勝は、オカダ・カズチカ、矢野通、SHO組対SANADA、鷹木信悟、BUSHI組、棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組対石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組に決まった。

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コロナ陰性の棚橋弘至が弱音…膝攻めでぼろぼろ

タイチ(左)にショルダータックルする棚橋(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール

新型コロナウイルスの陰性が確認された棚橋弘至(43)が無事6人タッグ戦に出場したが、古傷の膝に集中攻撃を浴びる散々の結果となった。

棚橋は1日放送のテレビ番組「炎の体育会TV」に出演。共演した三代目J SOUL BROTHERSのELLYが新型コロナウイルスに感染したため、抗体検査、抗原検査、PCR検査を行い、すべて陰性だった。

この日は元気な姿をみせるはずだったが、相手のザック・セイバーJr.、タイチ、金丸組に序盤からしつこい膝攻めにあい、まったく動けない状態に。タッグパートナー飯伏幸太のエールもむなしく、最後までやられっぱなしで膝をひきずりながらリングを去った。

相棒との信頼関係も崩れ始めた。バックステージで棚橋は飯伏の肩に手をかけ、7日のタッグトーナメント戦に向け「明日は信用してくれ、大丈夫」と声をかけるが、飯伏は無言。

飯伏が去り、1人になった棚橋は「口で大丈夫って言ってもさ、大丈夫さが伝わるわけではないし…。飯伏みたいな旬なレスラーを俺がつなぎ留めておく権利はないのかもしれないね」と弱音を吐いた。

入場する棚橋弘至(撮影・中島郁夫)
金丸(左)にドロップキックする棚橋(撮影・中島郁夫)

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棚橋弘至PCR陰性、番組共演者がコロナ陽性で検査

棚橋弘至

新日本プロレスは5日、棚橋弘至(43)が新型コロナウイルス感染症のPCR検査などを受け、陰性が確認されたと発表した。

1日に棚橋が生出演した番組の共演者にPCR検査で陽性反応が確認されたという。棚橋は濃厚接触者ではないとのことだったが「大事をとって抗体検査、抗原検査、PCR検査を受け、すべて陰性の結果が確認されております」とした。

棚橋は、健康状態も良好だといい、6日以降の大会には予定通り出場する。

棚橋はツイッターで「ご心配をおかけしました」とつぶやいた。

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新日本5カ月ぶりに聖地・後楽園ホールに帰ってきた

半年ぶりに観客を入れて行われた新日本の後楽園ホール大会(撮影・河野匠)

<新日本:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

新日本プロレスの約5カ月ぶりの後楽園ホール大会が行われた。新日本は新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月15日から無観客試合を実施し、7月11、12日の大阪城ホール大会から観客を入れた興行を再開。2月22日の中西学の引退記念大会以来半年ぶりに聖地に戻ってきた。

観戦防止のため客席は十分な間隔が空けられ、観衆は普段の約3分の1の482人だった。第1試合のタッグ戦で若手の上村優也(25)にラリアットを決め勝利した小島聡(49)は「いつもお客さんが超満員で迎えてくれるのとは違う。特別なプロレス。プロレスラーとして貴重な時間に立ち会えてうれしく思います」とコメント。コロナ禍で聖地の特別な雰囲気を味わえることを前向きにとらえた。

第8試合の8人タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「もしかしたらだけど、俺が10年以上かけてやってきた少しずつ席を埋めていく、増えていく光景が、このコロナが収まってその先の1年、2年で倍速、3倍速、4倍速で見られるような気がします」と自身が経験してきた新日本プロレスの人気低迷からの復活を、コロナ禍からの復活に重ねた。【高場泉穂】

ソーシャルディスタンスを意識し間隔を空けて観戦する観衆(撮影・河野匠)

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棚橋「終われねえ…」IWGPタッグ初防衛ならず

勝利し笑顔を見せるタイチ(左)とザック・セイバーJr.右は棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇12日◇大阪城ホール

IWGPタッグ選手権は“ゴールデンエース”こと棚橋弘至、飯伏幸太組が挑戦者のタイチ、ザック・セイバーJr.組に敗れ、初防衛に失敗した。

棚橋、飯伏は2月に前王者タマ・トンガ、タンガ・ロア組から王座奪取。その直後にタイチ、ザック組の急襲に合い、因縁が勃発していた。コロナによる試合中止明けの6月から始まったニュージャパン杯では、棚橋が1回戦で、飯伏も2回戦でタイチに敗退。そのリベンジも含んだ初防衛戦だった。

合体技ゴールデンブレイドをタイチ、ザックに連続で決めるなど息の合った連係をみせていたが、飯伏がタイチに金属製の武器、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルでKOされ、戦闘不能状態に。残った棚橋が2人のしつこい膝攻めに合い、動けなくなったところで合体技天翔ザックドライバーを決められ、敗れた。

膝がぼろぼろになった棚橋は「こんなところで終われねえ…。もう1回やらせろ」と悔しさをにじませた。

勝利し棚橋弘至、飯伏幸太(下)を踏みつけるザック・セイバーJr.(左)とタイチ(撮影・鈴木正人)
棚橋弘至(左)にハイキックをするタイチ(撮影・鈴木正人)
タイチ(右)に首を絞められる棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

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棚橋&飯伏組が陥落「こんなところで終われねえ」

IWGPタッグ新王者のザック・セイバーJr.(左)とタイチは棚橋弘至、飯伏幸太を踏みつける(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇12日◇大阪城ホール

IWGPタッグ選手権は“ゴールデンエース”こと棚橋弘至、飯伏幸太組が挑戦者のタイチ、ザック・セイバーJr.組に敗れ、初防衛に失敗した。

棚橋がしつこい膝攻めに合い、動けなくなったところで合体技天翔ザックドライバーを決められ、敗れた。膝がぼろぼろになった棚橋は「こんなところで終われねえ…。もう1回やらせろ」と悔しさをにじませた。

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新日本4カ月ぶり観客 棚橋「拍手の響きが美しい」

試合開始前の会場(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、1歩前へと踏み出した。

  ◇   ◇   ◇  

オカダのドロップキックに、内藤のポーズに、観客から大きな拍手が起こった。失われた新日本プロレスの風景が4カ月ぶりに戻ってきた。新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月に3カ月半ぶりに無観客で試合を再開し、動画配信を行ってきたが、プロレスラーにとって反応がないことは寂しく、つらいものだった。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(38)は「無観客試合も楽しかったけど、10倍、100倍…比べものにならないぐらい、気持ちいいね」と喜びをかみしめた。

新日本はこの日、観客に大声を控えるよう求めた。見ている側は声の代わりに拍手で感情を示す。新たな観戦スタイルが自然と生み出された。タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「拍手の響きがとても美しく聞こえました。上品なホールでクラシックを聴いているような」と例えた。

プロレス界の、そして世界中にファンを持つエンターテインメント界の雄として、観客を入れた興行に踏み出した。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。リスクを避けるため、入念な予防策が取られた。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は席数を3分の1に絞り、3318人が入場した。席の間にはシートをかけて十分な間隔を確保。観客にマスク着用や消毒など、基本的な感染予防を義務づけるのはもちろん、密を避けるために分散入場を実施。8台のサーモグラフィーを用意し、来場者全員の検温を行った。また、試合の合間には消毒を実施。グッズ販売はパンフレットのみで、選手との接触を禁じるなど、できる限りの細かな策を講じた。参戦予定だった鈴木みのるは発熱の症状があったため、抗体検査、抗原検査は陰性でも大事をとって欠場となった。

ファンも喜びと不安両方を感じながらこの日を迎えた。フェースシールドを着けた20代の男性は「楽しむために、自主的に着けてきました」。オカダファンという30代の男性は「いつもより人数が少なくてさみしい。ここで感染者が出たらさまざまなところに影響が出てしまう。僕たち見る側も緊張感を持たなければと思っています」と話した。

まだ国内で感染はおさまらず、超満員の会場でプロレスができるまで時間はかかりそうだ。コロナとの時間無制限の戦いは続く。【高場泉穂】

ソーシャルディスタンスをとる客席。マークの黒紙部分は着席禁止(撮影・鈴木正人)
試合後、ザック・セイバーJr.(右)を攻める棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

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