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棚橋まさかの連敗スタート「迷子はオレだった…」

棚橋弘至対KENTA ハイフライフローを放つ棚橋(奥)(撮影・大野祥一)

<新日本:G1クライマックス29>◇14日◇大田区総合体育館

前年覇者の棚橋弘至(42)が、まさかの連敗スタートとなった。

初出場となる元WWEヒデオ・イタミことKENTA(38)に対し、スリングブレイドからのハイフライフローを成功。しかし2度目のハイフライ弾をヒザの剣山で迎撃され、相手得意のgo2sleepでヒザを顔面に受けて沈んだ。13日の6人タッグ戦後に「1人迷子が迷い込んでいる」とKENTAを評していた棚橋は「迷子はオレだったな…」と落胆した。

棚橋弘至対KENTA 棚橋にキックを放つKENTA(右)(撮影・大野祥一)

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KENTAが「見定め」戦でエース棚橋撃破し連勝

棚橋弘至対KENTA キックを放つKENTA(右)(撮影・大野祥一)

<新日本プロレス:G1クライマックス>◇14日◇第3日◇東京・大田区総合体育館

Aブロック公式戦で初出場のKENTA(38)が昨年覇者棚橋弘至(42)を下し、2連勝とした。新日初登場となった6日、米ダラスでの開幕戦では昨年準優勝の飯伏幸太に勝利。日本初戦でエースを下し、Aブロックトップをキープした。

ノア、WWEを渡り歩いてきたKENTAにとって、新日本の顔である棚橋との一戦は「見定め」される場。ファンの目を感じながらも、その中で躍動した。開始早々、ビンタをさく裂。さらに得意の蹴りを連発し、棚橋の怒りを誘う。相手の必殺技ハイフライフローを1度は食らったが、2発目は膝で迎撃。感情むき出しで向かってくる棚橋を背後から裸絞めし、最後は完璧なGo2sleepでマットに沈めた。

締めのマイクを握ると「KENTAです」とあいさつし、「きょう棚橋さんと試合して、新日本のファンのみなさんと、棚橋さんが作ってきた信頼関係みたいなものをまざまざと感じた」と素直な感想を吐露した。

「みんなが俺を知っていようがいまいが、どっちでもいい。初出場初優勝して、ここに帰ってこようと思います」。ファンに呼びかけると、大歓声が返ってきた。

14年にノアを退団し、WWE入り。試合には出ていたが、肩や首の負傷などでなかなかトップ戦線には絡めなかった。久しぶりの日本での試合、しかも大観衆の中での激闘。「すげー充実してる。こういう緊張感の中でできることを幸せに感じて、優勝を目指す」。求めていた刺激的なリングで、初出場初優勝へ突き進む。

棚橋弘至対KENTA 棚橋を破り、勝利をアピールするKENTA(撮影・大野祥一)
棚橋弘至対KENTA 場外でキックを放つKENTA(左)(撮影・大野祥一)

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オカダ・カズチカ、難敵ザック苦戦もG1開幕2連勝

オカダ・カズチカ対ザック・セイバーJr. ドロップキックを放つオカダ(右)(撮影・大野祥一)

<新日本プロレス:G1クライマックス>◇14日◇第3日◇東京・大田区総合体育館

G1クライマックスAブロック公式戦(30分1本)で、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が着実に開幕2連勝を飾った。

RPW英国ヘビー級王者ザック・セイバーJr.(31)と激突し、丸め込みや関節技地獄に巻き込まれて苦戦を強いられた。体に巻き付いてきたセイバーJr.に対し、墓石式脳天くい打ちで反撃。高い打点からのダイビングエルボードロップ、カウンター気味のドロップキックで攻め込み、変形回転十字固めなどで粘られたが、強引に回転しながらのレインメーカーで大きなダメージを与えた。動きの鈍くなったセイバーJr.に容赦なし。再びレインメーカーでマットに沈め、12分1秒、片エビ固めでフォール勝ちを収めた。

米ダラスの開幕戦で前年覇者棚橋弘至を撃破。着実に連勝を飾ったオカダは「まだ2試合が終わっただけなんでね。残り7試合、そして優勝決定戦の1試合。王者らしく、強く、華やかな、格好いいオカダ・カズチカをみせていきたいと思います」と胸を張った。

オカダ・カズチカ対ザック・セイバーJr. 額をつけて、にらみ合うオカダ(左)とセイバーJr.(撮影・大野祥一)
オカダ・カズチカ対ザック・セイバーJr.締め上げられ、悲鳴を上げるオカダ(撮影・大野祥一)

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米観客総立ち!オカダG1白星発進、前年V棚橋下す

G1クライマックス初戦で棚橋弘至に勝利したIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス>◇第1日◇6日◇米ダラス・アメリカン・エアラインズ・センター

史上初の米国でのG1開幕戦が行われ、メインのAブロック公式戦でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が、前年覇者棚橋弘至(42)を下した。

過去28回の大会でIWGPヘビー級王者で優勝したのは武藤敬司、佐々木健介2人だけ。棚橋との大一番を制し、史上3人目の偉業へ好発進した。

オカダと棚橋。新日本を背負う2人の黄金カードが初めて米国で実現した。ゴングが鳴っただけで観客が総立ち。リング上の2人は思わず笑みをこぼした。その期待にこたえるように試合は自然と熱を帯びた。

コンディションが不安視された棚橋に、3月のニュージャパン杯以来約5カ月ぶりとなるハイフライフローを場外、2発目と食らったが、3発目は膝で迎撃。レインメーカーを張り手でかわされ、さらに張り手で倒されるもまだスタミナは切れない。走り込む棚橋をとらえて、旋回式の墓石式脳天くい打ちでたたきつけ、レインメーカーにつなげ、とどめをさした。

試合後は「G1どうだった? また帰ってくるときはG1覇者で、かつIWGP王者だ」と英語でコメントし、現地ファンの心もがっちりつかんだ。これで棚橋とのシングル通算成績は6勝5敗3分け。「まだ1勝だけど、棚橋弘至から取った1勝は大きい」と勝利の意味をかみしめた。

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新日G1米開幕、元WWEのKENTA白星デビュー

初参戦のG1クライマックス初戦で勝利し、対戦相手の飯伏と抱き合うKENTA(右)(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス>◇第1日◇6日◇米ダラス・アメリカン・エアラインズ・センター◇観衆4846人

史上初の米国でのG1開幕戦が行われ、Aブロック公式戦で初参戦の元WWEのKENTA(38)が昨年準優勝の飯伏幸太(37)を下し、華々しく新日デビューした。

KENTAは今年2月に約4年半過ごしたWWEを退団。6月の新日本大阪城ホール大会にサプライズ登場し、G1参戦を表明した。飯伏とはシングル初対戦。実戦から離れていたとはいえ、キレ味抜群の打撃をたたみかけ、最後はGo2sleepで3カウントを奪取した。倒れる飯伏に手を差しのべ、その後抱擁。四方のファンの声援にも応え、再スタートをきった。

次戦は14日大田区総合体育館で昨年覇者の棚橋弘至と対戦する。

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オカダV宣言、棚橋連覇へVサイン G1開幕戦激突

G1クライマックスの会見に出席したIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ

新日本プロレスは6日、米ダラスで開幕する「G1クライマックス29」の記者会見を5日に同地で行い、ジョン・モクスリー以外の19選手が出席した。

6日の開幕戦では、AブロックでIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)と前年覇者棚橋弘至(42)が、いきなり激突する。オカダは集まった現地ファンの前で「オカダ対棚橋をやっとみせることができる。戦いの熱さをまた、みなさんにお見せします」と話し、ニュージャパン杯、IWGPヘビー級ベルトに続き「G1クライマックスもいただきます。優勝します」と力強く宣言した。棚橋は「今年も優勝するためには明日のオカダ戦がとても重要。必ず明日は勝って、ちょっくら2連覇してきます」とピースサインを作った。

また、初戦で飯伏と対戦する初出場のKENTA(38)は「明日は飯伏をぶっとばしてやる」などと流ちょうな英語であいさつ。昨年準優勝の飯伏幸太(37)は「今年は優勝します。逃げない。負けない。諦めない。頑張ります」と覚悟を示した。

G1クライマックス会見で2連覇宣言した棚橋弘至
G1クライマックス会見で英語で抱負を語るKENTA

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新日本G1、米ダラス開幕戦でオカダVS棚橋が激突

オカダ・カズチカ(2019年5月4日撮影)

新日本プロレスは17日の後楽園大会で、真夏の祭典G1クライマックスの公式戦カードを発表した。

7月6日米ダラスでの開幕戦では、AブロックのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)とエース棚橋弘至(42)がいきなり激突。また初出場のKENTA(38)と飯伏幸太(37)が対戦する。Bブロックの注目カード内藤哲也(36)と初出場鷹木信悟(36)の同門対決は8月4日の大阪大会で行われる。各ブロック10人が30分1本勝負のリーグ戦で戦い、各ブロックの1位が8月12日、日本武道館大会での決勝に進む。

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新日本プロレスG1出場選手20人&ブロック発表

G1を制し優勝旗を手にポーズを決める棚橋(2018年8月12日撮影)

新日本プロレスは16日の後楽園大会で真夏の祭典G1クライマックス29の出場者20人とブロック分けを発表した。

AブロックはIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ、棚橋弘至をはじめ、初出場のIWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイ、KENTAが入った。一方のBブロックにはIWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也のほか、鷹木信悟、タイチ、ジェフ・コブ、ジョン・モクスリーの初出場4人が名を連ねた。今年のG1は7月6日に米ダラスで開幕し、8月12日、日本武道館大会で決勝が行われる。17日の後楽園大会では公式戦のカードが発表される。

<Aブロック>

オカダ・カズチカ(8年連続8度目、12、14年優勝)、ザックセイバーJr.(3年連続3度目)、棚橋弘至(18年連続18度目、07、15、18年優勝)、飯伏幸太(3年連続5度目)、EVIL(4年連続4度目)、SANADA(4年連続4度目)、バッドラック・ファレ(6年連続6度目)、ランス・アーチャー(5年ぶり5度目)、ウィル・オスプレイ(初出場)、KENTA(初出場)

<Bブロック>

内藤哲也(10年連続10度目、13、17年優勝)、石井智宏(7年連続7度目)、ジュース・ロビンソン(3年連続3度目)、矢野通(13年連続14度目)、後藤洋央紀(12年連続12度目、08年優勝)、ジェイ・ホワイト(2年連続2度目)、ジェフ・コブ(初出場)、鷹木信悟(初出場)、タイチ(初出場)、ジョン・モクスリー(初出場)

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棚橋、金丸義信ら、青木篤志さんへ追悼10カウント

青木篤志さんへ追悼の10カウントと黙とうをささげる新日本プロレス菅林直樹会長と選手たち(撮影・中島郁夫)

新日本プロレスは16日、後楽園ホール大会試合前に、3日に交通事故により41歳で亡くなった全日本プロレス青木篤志さんの追悼セレモニーを行った。

菅林会長が遺影を持ってリングに立ち、棚橋弘至ら本隊の選手がリングを囲んで10カウントゴングとともに黙とうをささげた。ノア、全日本でともに活動していた金丸義信、ノアに所属していた石森太二らも花道に立ち、追悼した。

青木さんは09年に新日本のジュニアリーグ戦、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに参戦し、ベスト4に進出。10年にはIWGPジュニアヘビー級王座にも挑戦し、敗れたものの当時の王者プリンス・デヴィットと好勝負を繰り広げた。

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田口隆祐「大和魂」2夜連続半ケツでベルト奪取覚悟

2夜連続で半ケツを出した田口隆祐

<新日本:町田大会>◇15日◇町田市立総合体育館

田口隆祐(40)が前日沼津大会に続く2夜連続の半ケツで、ベルト獲りへの覚悟をみせた。

田口は、17日の後楽園大会でNEVER無差別級6人タッグ3度目の防衛戦、25日の仙台大会でブリティッシュクルーザー級王者エル・ファンタズモに挑戦と2つのタイトル戦を控えている。この日は6人タッグマッチで、棚橋弘至、真壁刀義と組み、チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、ジェイ・ホワイト組と対戦。真壁がオーエンズに勝利した。田口は、途中で集中攻撃にあい、オーエンズに尻をむき出しにされるも、尻を出したままオーエンズにヒップアタックを決め、ピンチを切り抜けた。

試合後には「ケツの1つや2つ屁でもない」と、半ケツでも全くダメージはないとアピール。「ケツの1つや2つ、タマの1つや2つ、さおの1つや2つくれてやる。それぐらいの気持ち。それこそが大和魂。必ずブリティッシュクルーザー級をとって、イギリスに見せつけてくる」と大事な部分と引きかえにでも、ベルトを奪取すると約束した。

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棚橋弘至「断崖絶壁を歩いている」自身の劣化嘆く

自身の劣化を嘆いた棚橋弘至

<新日本:町田大会>◇15日◇町田市立総合体育館

エース棚橋弘至(42)が自身の「劣化」を嘆いた。

4月に左肘を痛め手術を受けた後、6月5日の両国大会で2カ月ぶりに復帰。この日は6人タッグマッチで、田口隆祐、真壁刀義と組み、チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、ジェイ・ホワイト組と対戦し、真壁がオーエンズに勝利した。棚橋は高橋、ホワイトに連続でドラゴンスクリューを決めるなど見せ場も作ったが、試合後のコメントブースでは思わず弱音がもれた。

「最善の練習をして、最善の治療をして、こうして戻ってきましたが、劣化が止められない。劣化版棚橋。本人の劣化版なんて聞いたことないけど、現役である以上、今は劣化版」。

きょう16日の後楽園大会では、7月6日に開幕するG1クライマックスの出場選手とブロック分けが発表される。昨年も1月に膝を痛めて欠場したが、夏のG1を制し、一気に上昇気流にのった。棚橋は今の状況を「断崖絶壁を歩いている感じ。いつ落ちるか分からない」と表現。その上で「まさにカウント2・9、から立ち上がれ」と自身の新刊のタイトルをもじって、自分を奮い立たせた。

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棚橋弘至「生々しい内容」悩める40代に贈る復活力

本出版イベントでポーズを決める棚橋(撮影・鹿野芳博)

新日本プロレスの棚橋弘至(42)が12日、東京・紀伊国屋書店新宿本店で著書『カウント2・9から立ち上がれ 逆境からの「復活力」』出版発表会を行った。

同書は、メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」で16年から連載している「逸材逸話」を土台にまとめたもので、ここ数年けがなどで苦しんでいた自分の状況が赤裸々に書かれている。棚橋は「本当に生々しい内容。だからこそ、より血が通っている。プロレスというジャンルの醍醐味(だいごみ)はやられてもやられても立ち上がっていく姿。大技をくらって、もうだめだ、と誰しもが思ったとしても、ぎりぎりで返す。そういうカウント2・9のギリギリの状況はプロレスだけじゃない」。誰しもが向き合う逆境を、どう乗り越えるか。そのヒントを示唆する内容になっている。

老若男女問わず楽しめる本だが、棚橋は特に「同年代の人に読んでほしい」と語った。「アラフォーになると職種は違えど、若い後輩が台頭してきたり、上が詰まったりというのもある。家庭環境も似通っているというのもあると思う」。悩める40代の仲間にメッセージが届くことを願った。

棚橋弘至(2019年1月4日撮影)

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ジェリコ、ベルト奪取失敗もペインメーカーぶり発揮

試合後、イスでオカダ・カズチカ(右)に殴りかかるクリス・ジェリコ(撮影・前田充)

<新日本:大阪大会>◇9日◇大阪城ホール

悪夢の幕切れとなった。IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が挑戦者クリス・ジェリコ(48)を下し、2度目の防衛を果たした。だが、試合直後にジェリコにパイプイスなどで急襲を受け、ダウン。“ペインメーカー”の予告通りに痛めつけられ、無言でリングを去った。

勝利の後、オカダに降ってきたのは金ではなく、痛みの雨だった。必殺技を耐えずかけあう25分の激闘の末、ジェリコに抑え込まれると、瞬時に返して丸め込み3カウントを奪取。防衛に成功した。だが、その結果に納得いかないジェリコからパンチを浴び、さらに顔面にパイプイス攻撃をくらった。ふらふらと立ち上がると今度は必殺技ジューダス・エフェクトを決められる。場外では鉄柱にたたきつけられ、ぐったりと倒れた。

王者の締めのマイクがない結末に観客はぼうぜん。一部ブーイングも起こるほどだった。そんな中、オカダは解説席から助けに入った棚橋弘至の肩を借り、無言のまま大阪城ホールを去った。

最後に場を支配したジェリコは満足そうに勝者のコメントブースに現れた。額に「オカダドル」を貼り付け、「最後にダウンしたのはオカダ。立っていたのは俺だ」。堂々と胸をはり、オカダを「世界最高峰のレスラーであると認めるよ」と機嫌良く話した。矛先は最後に止めに入った棚橋にも向けられた。「俺の遊び時間を邪魔した。バカハシ」。暴れん坊は、まだまだ遊び足りない。「オカダも棚橋も出るんだろ。おれもG1に出てもいいんだぞ」と夏の祭典での続きを希望した。

試合後、ジェリコの襲撃で倒れ込んだオカダ・カズチカ(手前)の元へ駆け寄る棚橋弘至(撮影・前田充)

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棚橋弘至「精度あげていく」新技で復帰後初勝利

試合後、クリス・ジェリコに攻撃され倒れ込んだオカダ・カズチカ(手前)の元へ駆け寄る棚橋弘至(撮影・前田充)

<新日本:大阪大会>◇9日◇大阪城ホール

エース棚橋弘至(42)が新技で復帰後初勝利を飾った。

左肘負傷で4月から欠場していた棚橋は5日の両国大会で2カ月ぶりに復帰。ジェイ・ホワイトとのシングルマッチで敗れ、悔し涙を流した。

復帰2戦目のこの日は6人タッグ戦で田口隆祐、ジュース・ロビンソンと組み、石森太二、チェーズ。オーエンズ、ジェイ・ホワイト組と対戦。宿敵ホワイトにブレードランナーを決められそうになるが、かわして逆にスリングブレイドをさく裂。最後はオーエンズに新技の変形スリングブレイドを決めて、勝負を決めた。

棚橋は「復帰2試合目だけど、徐々に復調していくのは普通の人だから。そんな気長なことはしてられない。ギアMAXで駆け上がっていきます」と来月控えるG1連覇を見据えた。

新技はホワイトとの戦いでヘッドロックをかわすために思いついたもの。「精度をあげていくか、また空を飛べるようになるか…」。新技を磨きながら、ハイフライフローの封印を解く日を待つ。

試合後、暴れ出したクリス・ジェリコ(中央右)を追いかける棚橋弘至(同左)(撮影・前田充)

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満身創痍の棚橋は復帰戦飾れず 容赦ない左肘攻め

ジェイ・ホワイトに場外に投げ捨てられる棚橋弘至(撮影・中島郁夫)

<新日本:両国大会>◇5日◇東京・両国国技館

新日本プロレスのエースで左肘負傷により欠場していた棚橋弘至(42)が約2カ月ぶりの復帰戦で宿敵ジェイ・ホワイト(26)に敗れた。

試合後、疲れきって大の字になり「プロレスラーになった時も黒星発進。令和も黒星発進。おれらしいじゃん」と前を向いた。

必死の調整でリングに戻ってきたが、現実は甘くなかった。大歓声の中入場し、コーナーに立つといきなり背後から急襲を受けた。さらに左肘を徹底的に攻められ苦戦。ドラゴンスクリュー、スリングブレイドなど必殺技を次々と繰り出して反撃も決めきれず、最後は丸め込まれて力尽きた。

棚橋は1・4の東京ドーム大会でケニー・オメガからIWGPヘビー級のベルトを奪取も、2月にホワイトに敗れ、防衛失敗。4月の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会では、ブリティッシュヘビー級王者ザック・セイバーJr.に挑戦したが、関節技にギブアップ負け。直後に左肘の手術を受けた。

完治しない膝の古傷もあり、満身創痍(そうい)のままリングに立ち続ける。棚橋は「ファンの期待を裏切ってしまったかもしれないけど」と涙を流し、「よく頑張ってくれた俺の体。これからも期待しているから」と自らを鼓舞した。

復帰戦でジェイ・ホワイトに3カウントを許し悔しそうな棚橋弘至(撮影・中島郁夫)
復帰戦でジェイ・ホワイトに3カウントを許し悔しそうな棚橋弘至(撮影・中島郁夫)

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ロメロ「全身全霊で戦うことできた」シングル初勝利

エル・ファンタズモの連勝を止め、2勝目を挙げたロッキー・ロメロ

<新日本:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール

ジュニアヘビー級の祭典ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのBブロックで、ユニット「ロッポンギ3K」のロッキー・ロメロ(36)がメインイベントでシングル初勝利を挙げた。

無傷の5連勝中だったエル・ファンタズモと対戦、28分38秒、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを奪った。場外戦で優位に立ちながらも、ファンタズモのキック技、反則技などで追い詰められた。何とか2カウントでしのぐと試合時間も、残り2分を切った。引き分けムードが漂う中、最後のチャンスを逃さなかった。ファンタズモの左腕を捕獲し、腕ひしぎ逆十字固めで絞めあげ、ギブアップ勝ち。「棚橋(弘至)じゃあないけど、愛してます!」と満員の後楽園ホールからわき起こったファンの声援に感謝した。

初来日から17年目で体験するメインのシングル戦初白星。同じユニットのSHO、YOHから祝福を受けたロメロは「新日本に上がってから17年ぐらいになるが、オレがシングルで、このジュニアの中でもトップと思われるファンタズモに勝つことができたんだ。世界中から応援してくれるファンのおかげ。今日も全身全霊で戦うことができた」と感慨に浸っていた。

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棚橋が6・5両国で復帰宣言「燃え続けている限り」

復帰を発表する棚橋(撮影・今浪浩三)

<新日本プロレス:福岡大会>◇4日◇福岡国際センター

左肘のけがで欠場中だった棚橋弘至が、この日の第6試合後にリングに上がり、6月5日両国国技館大会での復帰を宣言し、IWGPヘビー級挑戦への思いを伝えた。

だが、そこにジェイ・ホワイトが「次(の挑戦)は俺だ」と乱入し、襲撃を受けた。それでも棚橋は「もう戻ると決めた。気持ちが燃え続けている限りまたリングに戻る」と熱かった。

復帰を宣言した棚橋弘至を襲撃するジェイ・ホワイト(右)(撮影・今浪浩三)

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30年続く「ドームプロレス」令和へ新たな進化も

89年4月、チョチョシビリに抑え込まれるアントニオ猪木

<平成とは・バトル編(5)>

昭和末期のプロレス界は新日本、全日本、国際の3団体だった。平成を迎えて団体の乱立、交流戦を通じた淘汰(とうた)、そしてK-1、PRIDEの隆盛による人気低下の時期を乗り越え、2010年(平22)以降から新日本が中心となって復活を遂げた。そんな激動続きの平成の時代に幕を開け、30年間続いたのは「ドームプロレス」だった。

平成元年の89年4月24日、アントニオ猪木がけん引した新日本が最初に東京ドームに進出した。前年にマイク・タイソンの世界戦が開かれていたこともあり、世界的規模を意識。「日ソ異種格闘技戦」と題し、旧ソ連VS新日本を演出した。メインではロープのない円形リングで、猪木が72年ミュンヘン五輪柔道金メダリストのチョチョシビリと対戦。裏投げ3連発でKOされる結末に大きなインパクトを与えた。

豪華かつ派手、話題性を加えるため、選手移籍などで緊張感のあった団体間の「壁」が崩れた。翌90年2月、2度目の新日本の東京ドーム大会で全日本勢が参戦。ジャンボ鶴田、谷津嘉章、2代目タイガーマスク、天龍源一郎がタッグ戦に出場。ビッグバン・ベイダーVSスタン・ハンセンという新日本と全日本のトップ外国人が激突した。同年4月には米WWF(現WWE)、新日本、による「日米レスリングサミット」も開催。ハルク・ホーガンらも参加し、ドームプロレスならではの夢対決が実現していった。

ドーム大会で実現させた新日本の交流戦は、特に注目度が高かった。高田延彦のUWFインターとの対抗戦では、闘魂三銃士の1人、武藤敬司が輝きを増した。95年10月9日の東京ドーム大会のメインで高田と対戦し、ドラゴンスクリューからの足4の字固めで勝利。翌96年1月の東京ドーム大会での再戦は5年ぶりに地上波で生中継され、当時の武藤は「史上最大のイベントなんだから派手にやらなきゃ」と豪語した。97年には大阪、ナゴヤ、福岡を含めた4大ドームツアーが行われ、98年4月に猪木引退試合も開催。プロレス参戦した小川直也VS橋本真也との抗争など注目興行は00年初頭まで続いた。

その同時期からわき上がってきたK-1とPRIDEの隆盛で、ドームプロレスはピンチを迎えた。当時について武藤は「三銃士時代はドームと同じ時代を生きてきた。三銃士の成長曲線は、ドームのそれと一致している。オレたちが本流から外れ、ドームが寂しがっているようにも感じる」(09年日刊スポーツのインタビュー)と00年初頭まで続いた第1次ドームプロレスの終結を分析した。年2、3回のドーム大会を続けてきた新日本は集客に苦しみ、サイモン猪木社長(当時)は06年限りの撤退まで示唆する事態となった。

しかし危機こその結束感が当時の新日本にあった。中邑真輔は「新しい時代をつくる。絶対に最後のドームにしない」と全選手の言葉を代弁。社内会議は揺れ動いたが、菅林直樹副社長(現会長)は開催に反対意見があったことを認めた上で「待っているだけでは追い風は吹かない。最後は全員一致でした」と存続を決めた経緯を明かしていた。

一転、開催された07年1月4日のドーム大会は新日本35周年記念興行だった。武藤率いる全日本の全面協力を得て大会名も「レッスルキングダム」へ。06年以降は1月4日の年1回のドーム大会となったものの、年間最大の祭典に据えたことで全体の展開も分かりやすくなった。12年に凱旋(がいせん)帰国したオカダ・カズチカの活躍も重なり、団体の人気が回復を遂げた。16年以降は新日本、海外招請選手のみでマッチメーク。平成最後のドーム大会でIWGP王者となった棚橋弘至は「東京ドーム大会を見れば全部分かる。1年間のゴールであり、スタート」と分かりやすさを強調。新規ファンを増やそうとする姿勢、環境も人気回復のポイントとなった。

令和初となる来年の「1・4」は、翌5日も続くドーム2連戦に決まった。フルサイズでのドーム連戦は初の試み。新日本が平成元年から30年間定期的に続け、死守してきたドーム大会。90~00年代の交流戦、対抗戦を通じた人気とは違い、新日本独自の世界観で演出する第2次ドームプロレスに変貌を遂げた。

ドームプロレスという「文化」は令和でも新たな進化を遂げていくに違いない。(敬称略)【藤中栄二】(この項おわり)

90年2月、スタン・ハンセン(左)にドロップキックを見舞うビッグ・バン・ベイダー
94年1月、アントニオ猪木(右)にパワーボムを見舞う天龍源一郎
95年10月、高田延彦にドラゴンスクリューを決める武藤敬司
99年10月、橋本真也(手前)を蹴り上げる小川直也
04年5月、アントニオ猪木は得意のパフォーマンスを見せる

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負傷の棚橋弘至と天山広吉が全戦欠場 復帰時期未定

棚橋弘至

新日本プロレスは8日、棚橋弘至(42)と天山広吉(48)がけがにより、5月4日までの次期シリーズ全戦を欠場すると発表した。棚橋は左肘、天山は膝を負傷しており、復帰時期も未定とした。

棚橋は4月6日の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会に出場。ブリティッシュヘビー級選手権で王者ザック・セイバーJr.に敗れた。天山は7日に自身のツイッターで「明日手術のため入院しています」、8日には「手術から目が覚めた」とそれぞれ報告している。

天山広吉(2019年2月11日撮影)

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第0試合に引退の獣神サンダーライガー 新日MSG

ニュージャパン杯を制し、一夜明け会見に臨んだオカダ・カズチカ

新日本プロレスは25日、都内の本社でニュージャパン杯一夜明け会見を開き、4月6日米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG)大会の全カードを発表した。

ダブルメインは、IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトと挑戦者オカダ・カズチカのタイトル戦、ROH世界王者ジェイ・リーサル対マット・テイヴェン対マーティ・スカルの3WAYラダーによるタイトル戦に決まった。第7試合のブリティッシュヘビー級選手権では、王者ザック・セイバーJr.に棚橋弘至が挑戦。第8試合のIWGPインターコンチネンタル選手権では、王者内藤哲也に飯伏幸太が挑む。

第0試合の1分時間差バトルロイヤルには先日20年東京ドーム大会での引退を発表した獣神サンダーライガーが参戦。第3試合では女子プロレス団体スターダムのトップ選手でWOH世界王者岩谷麻優が、ケリー・クレイン相手に防衛戦を行う。

また、4月7日午前8時30分から、全国13カ所でライブビューイングも開催する。

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