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エース棚橋弘至が初戦で姿消す「頼りにならんな…」

新日本プロレス後楽園大会 ジェイ・ホワイトにスリングブレイドを決める棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール

エースが初戦で姿を消した。

ニュージャパンパンカップ(NJC)2回戦で、1回戦シードのNEVER無差別級王者・棚橋弘至(44)がジェイ・ホワイト(28)に敗れた。

ホワイトのブレードランナーをかわし続け、ドラゴンスクリューで応戦したが、最後に豪快に決められ、リングに沈んだ。肩を担がれ、バックステージに現れた棚橋はそのまま床に倒れ込み「あー、クソー。頼りにならんな、どこぞのエースは」と叫んだ。

自慢の腹筋は“完成”する前に敗れた。この日もいつものようにゴング前に肉体美を披露。未完成ながら鍛え上げられたムキムキの体に場内から拍手が沸き起こる。これには横で見ていたホワイトも負けじとマッスルポーズを見せつけた。その後はリングサイドの外道にも見せて挑発。これがホワイトの怒りを買い、場外で、セコンドの辻とともに痛めつけられるなど、防戦が続いた。中盤ではホワイトに腹の肉をつままれる屈辱も味わった。終盤ドラゴンスクリュー合戦を制し、流れをつかみかけたが、一撃で仕留められた。

優勝すれば、新設された世界ヘビー級への挑戦権が得られるとあって、どうしても手にしたいタイトルだった。NEVER王者が取ることで「ベルトの価値を上げたい」と話していたが、初戦で打ち砕かれた。

チャンスがあれば貪欲にベルトを狙いに行く棚橋。先月、KENTAがモクスリーに挑戦したIWGP USヘビー級選手権試合を解説した際には「(今度は)俺が行くかなあ。どこかで発信しておかないと」と意欲も見せていた。08年以来となる、NJC3度目の優勝は持ち越しとなったが、コロナ禍の中、棚橋の盛り上げは新日本に欠かせない。「こういう時に力を発揮してみんなを安心させて、導いていくのがエース」。常々言い続けてきた言葉を胸に前に進み続ける。「NEVER GIVE UP」。NEVERのベルトを肩にかけ次なる戦いに向かった。【松熊洋介】

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棚橋弘至「NEVERと一緒にテッペン獲りにいく」

新日本プロレス尼崎大会 高橋裕二郎(下)にハイフライフローを決める棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:尼崎大会>◇14日◇兵庫・ベイコム総合体育館

エース棚橋弘至(44)がニュージャパンカップの前哨戦で元気な姿を見せた。

初戦となる15日の2回戦で対戦するジェイ・ホワイト(28)と6人タッグで激突。セコンドのディック東郷、外道の邪魔を軽くあしらうと、高橋裕二郎にハイフライフローを浴びせて3カウントを奪った。

鍛えてきた腹筋が現れる日を「Xデー」とし、調整を続けてきた。この日はまだ途中ながら開始早々からホワイトに肉体美を披露する余裕を見せ、軽快にボディアタックを決めた。「Xデー」がいつかは明言していないが、優勝して来月4日の飯伏との世界ヘビー級選手権を見据える。「もう少し(鍛えて)いくけど、決勝になったら、さらに(腹筋の)溝が深くなっているかもしれない」。ホワイトとの2回戦は通過点。目指すところはまだまだ先にある。

自身の持つNEVER無差別級のベルトの価値を高めたい。今年1月30日に初戴冠し、2月28日に初防衛したが、その後IWGPヘビー級とインターコンチネンタルが統一され、ジュニアヘビー級も3人での争いが行われるなど、話題をさらわれている。2つのベルトの影に隠れたままでは納得がいかない。「NEVERと一緒に、テッペン獲りにいく」。ベルトを保持したまま飯伏への挑戦を狙う。「1年中コンディションをキープするのはプロレスラーの務め」。万全の体調をアピールし、自信に満ちあふれるエースの目は、世界ヘビー級のベルトにしっかりと向いている。【松熊洋介】

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棚橋「野望言っておきましょう」ベルト巻かずに熱弁

NEVER無差別級ベルトを死守し、安堵(あんど)の表情を浮かべた王者棚橋(提供:新日本プロレス)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

NEVER無差別級王者棚橋弘至(44)が初防衛に成功した。グレート・O・カーンの挑戦を受け、15分44秒、回転十字固めでフォール勝ちを収めた。王座防衛後もNEVER無差別級のベルトを巻くことはなかった。

棚橋は「ベルトへの気持ち…巻くまかないはあるけれども、リスペクトの気持ちがあるだけじゃ、ダメかな? 横並びなんです、NEVERと棚橋は。一気に駆け上がっていくんです」と独特な表現でこだわりを口にした。さらに「せっかく防衛したことだし、俺の野望を手っ取り早く言っておきましょうか。IWGPまで、引き上げてやる」とも付け加えた。

序盤からサイドスープレックス、左膝へのストンピング、左膝への十字固め、さらには玉座を浴びて劣勢になった棚橋は、会場から後押しする大きな拍手をもらった。すると、エルボー連打からのフライング・フォア・アームで反撃を開始。続けてバリエーション豊富なドラゴンスクリューを駆使した後、四つ葉固めで膝攻撃をお返し。オーカーンから「イスをよこせ」と言われたセコンド辻陽太も陽動作戦に負けず、棚橋を支持。さらに大きな拍手を受けた棚橋はツイスト・アンド・シャウトを有効活用し、リズムを取り戻すとハイフライアタックも敢行した。

ハイフライフローを誤爆し、動きが鈍くなった棚橋は、ショットガンドロップキック、アイアンクロー式バックブリーカーも浴びた。O・カーンのエリミネーターを食らい、ピンチに陥った。しかし最後まで諦めることのない棚橋は切り返して変形の十字固めで抑え込み、3カウントを奪取。O・カーンとの因縁にも終止符を打った。

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棚橋弘至NEVERへの思い「ちょっくら長旅でも」

前哨戦に敗れ、グレート・O・カーンに踏み付けられる棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇27日◇大阪城ホール

小島聡、天山広吉、棚橋弘至×ジェフ・コブ、ウィル・オスプレイ、グレート・O・カーンのタッグ戦は10分22秒、オスプレイが天山をオスカッターからの片エビ固めで撃破した。

28日にNEVER無差別級王座戦で激突する王者の棚橋と挑戦者O・カーンの前哨戦となった。ともに意識した戦い。最後はオスプレイが決着を着けた。

O・カーンは棚橋を挑発。「IWGP(ヘビー級王座)より下だと見下し、腰にも巻かないそのNEVERのベルトに価値は、意味は、愛は、やる気は、輝きはあるのか。答えられるものなら答えてみろよ。貴様には豚に真珠だ! 明日、弟子もベルトもすべて略奪してやる!」。

受ける棚橋は「なぜNEVERのベルトを巻かないか。最初の考えと変わってきました。最初はね。IWGPをもう1回目指すんだと。でもそうじゃなくて棚橋弘至にNEVERのベルトを巻く資格があるのかどうか。だからNEVERを巻く日は俺が納得して初めて巻くんだと思います。それが明日か、その先かもしれないし。ちょっくら長旅でもしようぜ」と謎のコメントを残して、控室に消えた。

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エース復活!棚橋が激闘制し初戴冠「胸張って前に」

NEVER無差別級王者に輝き、ベルトを掲げる棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:愛知大会>◇30日◇愛知県体育館

エースが帰ってきた。

棚橋弘至(44)が、NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)を破り、第32代新王者に輝いた。

あわや3カウントの場面が何度も訪れたが、リングに倒れ込む鷹木に2度のハイフライフローを浴びせ、35分に及ぶ戦いを制した。

お互いに膝を集中的に狙い、終盤は足を引きずりながら、技を出し尽くした。鷹木のパンピングボンバー、棚橋のスリングブレイド。得意技を浴びせても沈めることができない。解説席に座ったIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが2人を「かっこいい」と認めるほどの激闘。両者互角の戦いは、気持ちの部分でわずかに上回った棚橋が初のベルトにたどり着いた。

今月6日に挑戦者に指名されてから、鷹木の技術を認める発言を繰り返し、さらに「愛してます」と告白?するなど、試合外でも素直な気持ちをぶつけてきた。そんなライバルとの激戦に終止符を打ち「弱気になっていた部分もあったが、鷹木に教わった。プロレスラーはいかなる時も胸を張って前に進んでいく」と叫んだ。

その後、初めて手にしたベルトで「名古屋、盛り上がっていこうぜ!」とエアギターを披露し、喜びを体で表現した。

19年1月のIWGPヘビー級以来、約2年ぶりとなるシングルのタイトルを獲得。試合後は、この日天山を破ったO・カーンに襲撃され、挑戦状をたたきつけられた。後味の悪い終わり方となったが、復活した姿だけは、しっかりとファンの心に届けた。

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棚橋の告白に鷹木「久々にされたと思ったら男かよ」

試合後、鷹木(左)を挑発する棚橋(撮影・横山健太)

<新日本:後楽園大会>◇25日◇東京・後楽園ホール

棚橋弘至(44)が、30日愛知大会でNEVER無差別級のベルトをかけて戦う鷹木信悟(38)に、リング上で「愛の告白」をしたが、フラれる結果となった。

6人タッグマッチに出場するも、30分時間切れ引き分け。試合後マイクを取った棚橋は鷹木の目を見つめ「ほれたよ。愛してますだわ、本当に」とほほ笑んだ。気持ちのこもった告白だったが、鷹木からは「残念ながら、お前の告白には応えられねえな」とつれない返答。バックステージでも「久々に告白されたと思ったら男かよ」と受け入れらなかった。

それでもベルトに対する熱い思いは、鷹木の心に届いていた。対戦相手に指名されてから、挑発はまったく響くことなく「お前のことが気にくわない。進退をかけるつもりで来い」と怒りを買うだけだった。棚橋も「いろいろ揺さぶりをかけたけど一切効かない」と話していた。この日は、フラれはしたが「名古屋大会から帰ってきたらチャンピオンベルトは俺のもの」と誓って、試合でも強烈なエルボー合戦を繰り広げた。気持ちをぶつけた。鷹木からは「ここにきて本気になってくれた。うれしいぞ」と初めて認められた。

シングルのベルトは19年に獲得したIWGPヘビー級以来、約2年遠ざかっている。「いろんなタイトルマッチを経験してきたけど、何だろう、この緊張感。それだけ遠のいていたという証拠」と自覚する。「NEVER絶対取ってきます」。鷹木への愛は受け入れられなかったが、ベルトへの愛はリング上でしっかりぶつける。

鷹木(右)にアームロックをかける棚橋(撮影・横山健太)
鷹木(手前)にスリング・ブレイドを決める棚橋(撮影・横山健太)

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棚橋弘至「巡り合え感謝」鷹木信悟への“愛”語る

BUSHI(下)からテキサス式四つ葉固めでギブアップを奪う棚橋(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール

棚橋弘至(44)が、ライバル鷹木信悟(38)への“愛”を語った。6人タッグでの試合に勝利後、敗れた鷹木に対し「今この時期、このタイミングで巡り合えたことを感謝します」とコメント。初挑戦となるNEVER無差別級のタイトルマッチ(30日、愛知)まで1週間を切ったが「ここ数年にないくらい充実している。(この期間が)もっと長く続けばいいのに」と心境を明かした。

試合ではにらみ合い、エルボー合戦を繰り広げるなど、常に闘志むき出し。17日の今シリーズ開幕後からお互いに挑発を続けてきたが「俺が引き出されたのかな」と闘志の源はライバルの存在にあると気付いた。さらに「鷹木選手の力量はチャンピオンとしてふさわしい。他団体でもチャンピオンになって、何たるかを知っている」と実力も認める。

試合終了後には、飯伏、ワトと一緒に、涙した18日以来のエアギターを披露。集まった観客への感謝も忘れなかった。「鷹木選手がイメージする以上の棚橋で名古屋に行ってきます。1週間後、チャンピオンになる姿を楽しみにしていてください」。ライバルとファンへの愛を30日、最高のパフォーマンスで表現する。

エアギターを奏でる左から棚橋弘至、マスター・ワト、飯伏幸太(撮影・中島郁夫)

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鷹木信悟が涙の棚橋を一蹴「真心じゃなくて下心だ」

新日本後楽園大会 勝利後、観客に向かって雄たけびを上げる鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)が、涙ながらに愛を叫んだ棚橋弘至(44)を一蹴した。前日のマイクパフォーマンスを聞いていたという鷹木は、タッグ戦に勝利後、リング下の棚橋に向かって「八方美人は嫌いだ。お前の愛は偽りなんじゃねえか? 真心じゃなくて下心だ」と吐き捨てた。

鷹木は、30日愛知大会での対戦が決まってから、棚橋を挑発し続けてきた。この日も「NEVERや俺に対しての思いが感じられない。2度とタイトルマッチができなくしてやる。進退をかけるつもりで来い」と棚橋に向かって“説教”した。

NEVERのベルトにかける思いは棚橋より強いと自負する。5日の東京ドーム大会では体重差20キロのコブに真っ向勝負を挑み、豪快に投げ飛ばすなどして初防衛に成功した。試合後には立てなくなるほどのダメージを負ったが、6日には元気な姿を見せ、リング上で躍動。常に大きな声で100%を出し切るスタイルの鷹木は、負けて苦笑いを見せる棚橋の姿が「気にくわない」と、どうしても許せなかった。

コロナ禍の中、集まったファンに対しても熱かった。「観客も配信を見てくれる人も、相手もいる。プロレスラーは戦うしかない。30日、とことん暴れ狂ってベルトを守り抜いて見せる」と棚橋以上の大きな声で全国に思いを届けた。

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棚橋弘至、涙ながらに「絶対に覚えておきます」

タッグマッチでBUSHIを攻める棚橋(撮影・野上伸悟)

<新日本:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

棚橋弘至(44)がコロナ禍の中、集まったファンに向け、涙ながらに熱いメッセージを届けた。

ワトと組み、鷹木、BUSHI組に勝利。「集まってくれてありがとうございました。悔しいよね。今日の後楽園ホールを絶対に覚えておきます」と語った。平日で入場制限があるとはいえ、観客数は前日の約6割の396人。見えない敵への怒りを「新日本を盛り上げてきた記憶そのもの」という必殺技ハイフライフローに込め、3カウントを奪った。試合後にはワトとコーナーに上り、エアギターを披露。「東京では何年ぶりだろ。プレミア感すら感じる」と感極まった。

人気が低迷していた00年代から、先頭に立ってプロレス界を引っ張ってきた棚橋。「ボロボロでも毎日生き続けた記憶が俺を支えている。今は我慢。悲しみも苦しみも悔しさも、つらい状態を切り抜けるエネルギーに変えていく」と力強く誓った。

タッグマッチで鷹木(手前)のラリアットを浴びる棚橋(撮影・野上伸悟)

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鷹木信悟、前哨戦で棚橋をKO「追い込んでやる」

ダウンした棚橋を攻める鷹木(撮影・菅敏)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)が、30日の2度目の防衛戦の相手となる棚橋弘至(44)に勝利した。

SANADA、内藤と組んで6人タッグの試合に登場した鷹木は、棚橋を徹底マーク。序盤にマッチアップし、ニードロップからボディスラムと痛めつけた。中盤にはエルボー合戦を繰り広げ、リングサイドでも襲撃を繰り返し、場外に沈めた。内藤が本間へのデスティーノで勝利を収めた後も満足できず、倒れ込む棚橋のもとへ駆けつけ、ベルトを見せつけた。

鷹木は棚橋の「再起をかけて」という言葉に怒りを覚え、試合にぶつけていた。「腹が立っているんだよ。まるで調子がイマイチみたいじゃねぇか。そんなやつが挑戦できるほど甘くねえぞ」。自分のことを「逸材」と話すことにも「偽りだろ」と一蹴。終始怒りは収まらず「名古屋までとことん追い込んでやる」と防衛戦まで痛め続けるつもりだ。

一方で敗れた棚橋は「コロナでいろんなものが止まっている中で成長している選手はたくさんいて…。その中でも筆頭が鷹木選手かな」と余裕な表情を見せた。

序盤は互角の戦いも中盤以降は劣勢の展開も多く、30日まで残り7試合すべてで対戦するため、本番まで不安が残る。

「21年、もう1度トップ戦線に食い込むって決めたから。棚橋が戻ってくるか、浦島太郎か…。よく見ておいてください」

マイペースな発言でかわしたが、初挑戦のベルトに向け、今後の巻き返しが必要となる。

棚橋のドラゴン・スクリューを食らう鷹木(撮影・菅敏)

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棚橋がカーン下す「まだ彼との戦いは続いていく」

倒れ込んだグレート-O-カーン(右)にハイフライフローを炸裂させる棚橋弘至(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

スペシャルシングルマッチは棚橋弘至(44)が、グレート・O・カーンに苦しみながら勝利した。

棚橋はO・カーンに徹底して左膝を痛めつけられた。昨年12月11日の日本武道館大会でのタッグ戦でも、狙いを定められていた。モンゴリアンチョップからの左膝攻めに棚橋はもん絶。しかし最後は得意技が窮地を救った。

一瞬の隙を突いてのハイフライフロー2連発。最後は片エビ固めで17分13秒、勝利を飾った。

試合後、棚橋は、O・カーンが持ち込んだパイプいすで攻撃しなかったことに触れ、「ファンの思いを乗せたかったんですけど、僕ね、自分の一番短所だと思うんですけど、怒りの持続力がないんですよ。もう昨年末のことじゃないですか。それならばドームで最高のパフォーマンスを見せる方に僕のエネルギーが注がれてしまうんで。ただね、まだ彼との戦いは続いていきますよ。そんな気がします」とコメントした。

その上で自身の現状に「残酷な話、選手としてのピークは過ぎているかもしれない。けど、もう1度っていう思いがあった状況で。もう1回、プロレスを盛り上げます。それが今までプロレスで、たくさん、たくさん、応援してもらった俺の最後の…最後って言いたくないけど、俺の仕事だと思います」。引き際とのせめぎ合いの中で、自身の目標を力強く語った。

敗れたO・カーン「負け犬に語る言葉はねえんだけど、あいつとさ、あいつの何だろう? 教えとかがよ、ねえわけじゃねえんだよ。帝国の侵略は止まんねえよ。あいつと一緒だよ!」

カーン(右)を攻める棚橋(撮影・菅敏)
カーン(上)を攻める棚橋(撮影・菅敏)
カーン(左)を攻める棚橋(撮影・菅敏)

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矢野通、石井智宏組5勝目 棚橋「頭おかしくなる」

新日本後楽園大会 ワールドタッグリーグ公式戦で単独首位に立った石井智宏は1人で取材に応じる(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールドタッグリーグ後楽園大会>◇28日◇東京・後楽園ホール

矢野通(42)、石井智宏(44)組がトーア・ヘナーレ(28)、棚橋弘至(44)組を破って5勝目を挙げ、単独トップに立った。

勝ち点8で並ぶ3組の中で、唯一勝利し、首位に立った。敗退が決まっている相手とはいえ、試合ごとに力をつけてきた相手だったが、矢野の“柔軟な”対応で退けた。

いつものように慣れた手つきでコーナーパッドをこっそり外す。毎度行う行為には1分もかからない。さらに棚橋を「来てみろ!」と挑発。見事に? 金具むき出しのコーナーに追い込み、痛めつけた。

レフェリーから見えないように髪をつかむなど、バラエティーに富んだ技で少しずつダメージを与えていった。

最後は石井とヘナーレのバトルの中、ソバットを切り返した石井が垂直落下式リバース・ブレーンバスターを決めて勝利。「単独トップかな? あと2ついってやるから」とトップ通過を宣言した。

矢野にうまくかわされ、1勝6敗となった棚橋は「悔しくて頭おかしくなる」と天を仰いだ。

相手を惑わせる“変化球”の矢野と“直球”で真っ向勝負の石井との絶妙なコンビネーションで、ダークホースの2人がついに単独首位に立った。

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オーエンズ&ファレ組、無敵の合体技飛び出し2勝目

新日本神奈川大会 ワールドタッグリーグ公式戦で2勝目を挙げたチェーズ・オーエンズ(左)、バッドラック・ファレ組(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス神奈川大会>◇28日◇神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館◇ワールドタッグリーグ公式戦

前試合初勝利を挙げたタッグ同士の対戦は、チェーズ・オーエンズ(30)、バッドラック・ファレ(38)組が、トーア・ヘナーレ(28)、棚橋弘至(44)組に勝利し、2勝目を挙げた。

24日福島大会で飛び出した合体技「グラネードランチャー」をまたも勝負どころで完成させた。オーエンズがヘナーレを持ち上げ、そのまま156キロのファレが巨体をゆらして突進。崩れ落ちたヘナーレは返す力が残っていなかった。オーエンズは「グラネードランチャーを改良させた結果2勝できた」と喜んだ。

オーエンズが「全試合で使う」と言っている無敵の大技を持つ2人が2勝目を挙げた。なぜ初戦から使わなかったのか、その真意は不明だが、今後不気味な存在となることは間違いない。オーエンズは「俺たちにはまだ望みがある」と優勝は諦めていない。ファレも「賄賂を忘れなければな」と不敵な笑みを浮かべた。次戦はYOSHI-HASHI、後藤洋央紀組。ともに合体技を持つタッグ同士の対戦。どちらがコンビネーションの良さを見せ、3カウントを奪うのか注目だ。

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開幕4連敗の棚橋&ヘナーレ組初勝利「大きい1勝」

新日本ワールドタッグリーグ福島大会 初勝利を挙げた棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:福島大会>◇24日◇ビッグパレットふくしま◇ワールドタッグリーグ公式戦

開幕から4連敗だった棚橋弘至(44)、トーア・ヘナーレ(28)組がEVIL、高橋裕二郎(39)組を破り、初勝利を挙げた。

棚橋は人さし指で1のポーズを見せ「やっと1勝。すごく大きい1勝」とホッとした表情を見せた。ヘナーレも「この団体に初めて上がってから4年で一番大きな勝利だ」と興奮を抑えきれない様子で語った。

2人なら互角の戦いとなったはずだが、3人目の相手セコンドのディック東郷に苦しんだ。勝負どころになると邪魔をされ、流れを引き寄せられず。東郷がレフェリーの気を引く間に高橋がステッキを持ち出すなど、3人の連係プレーに、敗戦濃厚かと思われた。ところが終盤、棚橋がプランチャで場外のEVILと東郷2人を押さえ込んだ隙に、ヘナーレがTOAボトムからの片エビ固め。“2対3”の戦いを制し、待望の勝利をつかんだ。3カウントを奪ってくれた相棒に棚橋は「頑張っている。これを1つの形として体に染み込ませていくよ。サンキュー」と感謝した。

ヘナーレの来日が遅れ、今大会が8カ月ぶりの試合。初戦のO・カーンのパートナーを知らされていないというハンディもあり、いきなりつまずいた。さらにその対戦でO・カーンに痛めつけられた膝が癒えないまま5戦目を迎えた。負けが続いたが、2人とも気持ちは切れていなかった。前試合後、ヘナーレの「死ぬまでギブアップしない」という言葉に心打たれ、士気を再確認して挑み、初勝利につなげた。

大混戦のタッグリーグ。「いろんな意識を変えてくれるビッグウィンです」(棚橋)。「もっと強くならないとここで終わってしまう。俺には何があっても諦めない強い気持ちがある」(ヘナーレ)。残り4試合。流れをつかんだ2人が巻き返しを図る。

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3勝目の棚橋エースの自覚「全員で新しい新日作る」

エプロンでKENTA(右)にドラゴンスクリューをしかける棚橋(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇6日◇広島サンプラザホール

過去3度の優勝経験を持つ棚橋弘至(43)が3勝目(2敗)を挙げ、勝ち点を6に伸ばした。同じく2勝2敗のKENTAと対戦。古傷の膝攻めに苦しむも、ツイスト&シャウト3連発で好機をつくり、最後はテキサスクローバーホールドで勝利を奪った。得意のエアギターで会場を盛り上げると、会場のファンに「愛してまーす!」と絶叫し、大会を締めくくった。

ようやく白星先行となった棚橋は「公式戦まだ半分。ここからしっかり勝って、G1クライマックス、ちょっくら優勝してきます」と笑顔で宣言した。

コメントブースでは「勝ち星、先行。まだいける」と自らに言い聞かせるように話すと、そこから目に涙をため「観客が開放になって、お客さんが来てくれる。本当にうれしいけど、席数には制限もある。(会場に)来たくても、来られない人もいるんだろうなと思ったり。(コロナ禍により)こういうタイミングで好きだったプロレスから離れてしまったら寂しいなとか」と団体をけん引してきた「エース」らしく、現状を踏まえ、思いを語った。

さらに「俺の気持ちは、誰1人、置いていかないから。全員、連れて行くから。けがで休んでいる選手、試合数の関係で出られない選手も、全員仲間だから。柴田(勝頼)選手も。全員で新しい、新日本プロレスを作っていきたい。それを俺がこの手でやってみせるから」と熱い言葉で、先を見据えた。

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棚橋弘至が待望初白星 ロビンソン破り巻き返し誓う

棚橋弘至(2019年2月撮影)

新日本プロレスの「G1クライマックス」Bブロック5試合が29日、東京・後楽園大会で行われ、3度の優勝経験を持つ棚橋弘至(43)が開幕3戦目で待望の初白星を挙げた。

2連勝と好調のジュース・ロビンソンと対戦。雪崩式ブレーンバスターでピンチを迎えるも、得意のスリングブレイドで反撃。最後は、パルプフリクションを狙ったロビンソンの足首を捕獲し、前方回転エビ固めで3カウントを奪った。永田に並ぶ歴代最長の19年連続出場となる「エース」は「まず1勝。これでどれだけ気持ち的に勢いづけるかを経験として知っているから」と巻き返しを誓った。

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内藤哲也2連勝「滝修行しろ」次戦対戦の後藤を挑発

G1開幕2連勝とした内藤(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇24日◇北海道・北海きたえーる

新日本プロレスの「G1クライマックス」Bブロック公式戦5試合が、24日の北海道大会(北海きたえーる)で行われ、IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者の内藤哲也(38)は、ザック・セイバーJr.(33)に勝利し、開幕2連勝(勝ち点4)とした。

相手の関節技に苦しむも、首への集中攻撃でペースを奪取。試合時間残り2分を切った直後に、必殺のデスティーノを決め、28分28秒、3カウントを奪った。

95年の武藤敬司、00年の佐々木健介に続くIWGPヘビー級王者によるG1制覇を目指す2冠王者は「彼の実力は間違いないし、やりにくさもある。今日は、リーグ戦の1つのヤマ場だと思っていたが、クリアできて、終わってみれば順当な勝利ですかね。まあ、でも、ザック・セイバーJr.強かったですよ」と淡々と振り返った。

次戦は29日に東京・後楽園ホールで、この日、SANADAに勝利した後藤洋央紀と対戦する。「奇跡はたまに起きるから奇跡で、後藤は今日奇跡を起こしてしまった。後楽園ホールでは、順当に、みなさまの予想どおり、俺が勝利するでしょう。ここは難なくクリアしたいと思いますよ。そして無傷でSANADA戦に向かわせていただきます。奇跡じゃないなら、後楽園ホールで俺に勝ってみろよ、後藤。まだ時間はあるよ、滝修行でも何でも、してこいよ」と挑発した。

Bブロックは2試合を終えて、内藤、ジュース・ロビンソン、矢野通が全勝。過去3度の優勝を誇る棚橋弘至は、開幕2連敗と調子が上がらずにいる。

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内藤哲也が棚橋下し勝ち点2獲得「全勝優勝する」

内藤哲也(2020年1月7日撮影)

<新日本:G1クライマックス30>◇20日◇エディオンアリーナ大阪

IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者の内藤哲也(38)は棚橋弘至(43)に勝利し、勝ち点2を獲得した。

棚橋のドラゴンスクリュー、テキサス式四つ葉固めなどのしつこい膝攻めに苦しんだが、コリエンド式デスティーノで逆転。最後はグロリアからデスティーノへとつなげ、激闘を制した。過去、IWGPヘビー級王者のG1優勝は95年の武藤敬司、00年の佐々木健介の2人だけ。コメントブースに現れた内藤は「全勝優勝することこそ、俺に求められていること」と余裕の表情で、ザック・セイバーJr.との第2戦(24日、北海きたえーる)を見据えた。

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内藤Bブロック、オカダはA 新日G1メンバー発表

棚橋弘至(左)と内藤哲也

新日本プロレスは9日、19日の大阪大会で開幕する「G1クライマックス30」の出場選手を発表した。20選手が、A、B2つのブロックに分かれて戦う。IWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也は、棚橋弘至、KENTAらと同じBブロックに、今年1月の東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座から陥落したオカダ・カズチカは、昨年大会の優勝者・飯伏幸太らとともにAブロックに入った。「真夏の祭典」として多くの名勝負が生まれてきたG1だが、今年は東京五輪の影響で秋開催となっている。

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NEVER6人タッグ決勝は「CHAOS」対決

オカダ・カズチカ

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

NEVER6人タッグ王座決定トーナメント準決勝2試合が行われ、9日の決勝はオカダ・カズチカ、矢野通、SHO組対後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHIの「CHAOS」同士の戦いとなった。

セミではオカダらが、優勝候補の鷹木、SANADA、BUSHI組と対戦。矢野がBUSHIのマスクのひもを場外の鉄柵に結びつけ、リングアウト勝ち。巧みな作戦で決勝進出を決めた。

後藤らはメインで棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組と対戦。好調の飯伏におされるも、若手のワトにロックオン。連係攻撃の後、YOSHI-HASHIがワトにカルマを決め、3カウントを奪った。

YOSHI-HASHIにとって初のタイトル奪取まであと1勝。リング上でマイクを持つと「あと1歩がどれだけほど遠かったか、俺は身をもって分かってるから…。今は不安な世の中。俺もプロレスを新日本でやってきて、ずっとずっと不安なこともあった。今もすごい不安だよ。でも、明日あなた方に夢を見せたいと思っています」と熱く思いを語った。

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