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棚橋、SANADAが4強入り ニュージャパン杯

<新日本:浜松大会>◇20日◇静岡・アクトシティ浜松◇観客2406人

ニュージャパン杯の準々決勝2試合が行われ、棚橋弘至(42)が昨年王者のザック・セイバーJr.(31)との昨年決勝同カードを制し、4強入りした。

関節技で急所の右膝を攻められたが、ジャパニーズクラッチホールドで勝利。4月6日マディソンスクエアガーデン大会でのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権まであと2勝にせまった。もう1つの試合では、SANADA(31)がコルト・カバナ(38)を絞め技Skull endで破った。

23日の長岡大会では棚橋対SANADA、オカダ・カズチカ対石井智宏の準決勝が行われる。

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新日本3年ぶり会社説明会に500人 棚橋も登場

新日本プロレスの20年度新卒採用会社説明会での6人タッグ戦で勝利したロッポンギ3K(左からYOH、ロメロ、SHO)

新日本プロレスが3年ぶりに聖地、東京・後楽園ホールで新卒採用会社説明会を開いた。

創立初開催となった16年の474人を上回る、20年卒業見込みの大学生500人が出席。ハロルド・メイ社長が会社の歴史、業績、概要、社内組織、求める人材などを熱心に説明した。続いて、団体のエース棚橋弘至が登場し、プロレスの受け身になぞらえた人生訓や疲れない方法、仕事を楽しめる努力などエピソードを交えながら披露。「何をしてきたかではなく、何をしていきたいの方が大事なのです。会社に自分の志を伝えてほしい」と就職活動する学生たちに熱いメッセージを送った。

最後には、ヤングライオンによるタッグ戦、ロッポンギ3K-鈴木軍の6人タッグ戦の2試合が披露され、会場は熱気、歓声、興奮に包まれた。メインを勝利で締めくくったロッポンギ3KのYOHは「後楽園にいい風吹いた! 新日本の未来をつくっていましょう! みんなの明日にもいい風吹きますように」とあいさつ。同ユニットのロッキー・ロメロ、SHOとともにスーツ姿の学生たちとハイタッチも交わしていた。

新日本プロレスの20年度新卒採用会社説明会に集まった学生とタッチするYOH
会社説明会に集まった学生たちにリング上から会社概要を説明する新日本プロレスのハロルド・メイ社長
新日本プロレスの20年度新卒採用会社説明会に集まった約500人の学生たち

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棚橋弘至「カムバック」11年ぶり対戦の田口に勝利

田口(上)にドラゴンスクリュー決める棚橋(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦で、棚橋弘至(42)が、昨年公開の映画「パパはわるものチャンピオン」の劇中でタッグを組んだ田口隆祐(39)を下し、準々決勝に進んだ。

普段はタグチジャパンの一員として、監督こと田口とタッグを組むことも多く、シングルでの対戦は08年のニュージャパン杯以来11年ぶり。代打出場から1回戦を突破し勢いにのる田口にオーマイガーアンクルなど多彩な攻めで押し込まれたが、スリングブレイドから飛龍原爆固め(ドラゴンスープレックス)につなげ、勝利をおさめた。

決め技には狙いがあった。4月6日の米ニューヨーク大会が行われるマディソンスクエアガーデン(MSG)は、藤波辰爾が初めて飛龍原爆固めを披露した場所。「それから何十年たって、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなぁと。カムバックサーモンってあるじゃないですか。サケが戻ってくる。カムバックドラゴン」とこのニュージャパン杯優勝の先にある、MSG大会メインでのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)との決戦を見据えた。

田口(手前)を下し雄たけびを上げる棚橋(撮影・中島郁夫)
試合後、田口(右)とグータッチをする棚橋(撮影・中島郁夫)

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飯伏幸太が内藤哲也下し2回戦進出「このまま優勝」

<新日本:尼崎大会>◇10日◇兵庫・ベイコム総合体育館

ニュージャパン杯1回戦で、飯伏幸太(36)が内藤哲也(36)との再注目カードを制し、2回戦に進出した。

1月4日の東京ドーム大会オスプレイ戦で脳振とうを起こし、8日の後楽園大会で約2カ月ぶりに復帰。感覚が戻らない不安を口にしていた通り、病み上がりの頭部、特に首を内藤にしつこく攻められた。だが、激戦を楽しむように笑みを浮かべると、反撃へ。内藤得意のディスティーノをこらえ、逆にハイキックを見舞う。そこにコーナーからボマイェで内藤に膝を突き刺す。勝利を確信したように両手を広げ、タイガードライバー91で内藤をマットに突き刺し、さらに強烈なカミゴェで20分38秒の激闘を制した。

リングでは「2019年から新しい飯伏幸太を見せます。このまま優勝するぞ」と力強く宣言した。

田口隆祐、棚橋弘至、ザック・セイバーJrも16日の後楽園大会での2回戦に進んだ。

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4の字固めの使い手 武藤敬司式を棚橋弘至が継承

棚橋流4の字固めを披露する棚橋弘至(左)(06年3月10日撮影)

力道山やジャイアント馬場のライバルとして知られる伝説の覆面プロレスラー、ザ・デストロイヤーさん(本名リチャード・ベイヤー)が7日(日本時間8日)、米ニューヨーク州北部バファロー郊外の自宅で死去した。88歳だった。

◆4の字固めの使い手 米国で「フィギュア・フォー・レッグロック」と呼ばれ、デストロイヤーのオリジナル関節技として日本で広まった。技を仕掛けられた相手の両足が4の字になっていることが由来。テコの原理で、膝の靱帯(じんたい)を伸ばし追い詰める。デストロイヤー型は、左足のつま先が相手右太モモの下にロックされ、外れにくい。ただ、力道山戦のようにうつぶせるにされると攻める側の両ヒザに体重がかかって攻守が逆に。日本では95年10月の新日本東京ドーム大会で武藤敬司が高田延彦の足を狙ってドラゴンスクリュー、低空ドロップキックを連発した上で4の字固めでギブアップを奪って脚光を浴びた。現在では武藤式4の字固めの流れを、新日本の棚橋弘至らが継承している。

69年3月、日本プロレスのインターナショナル選手権でジャイアント馬場さん(左)に4の字固めを仕掛けるザ・デストロイヤーさん

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元新日本金本浩二「鬱憤たまった」25歳妻に暴力逮捕

14年9月、リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会で、初代タイガーマスク(左)にローリングソバットを見舞う金本浩二容疑者

新日本プロレスの元IWGPジュニアヘビー級王者で3代目タイガーマスクとしても活躍した金本浩二(本名・金日宇)容疑者(52)が1日、暴行の疑いで兵庫県警生田署に現行犯逮捕された。同日午後0時半ごろ、自宅マンションで妻(25)の頭部を殴った疑い。同署によると、金本は暴行の容疑を認めているという。新日本時代は「ジュニアのカリスマ」と呼ばれ、獣神サンダー・ライガーと並ぶ人気レスラーだった。

生田署によると、1日昼ごろに金本容疑者の妻から「夫とけんかをして暴言を吐かれた」との110番通報が入った。署員が駆けつけた際、自宅マンションには金本容疑者、妻、そして生後数カ月の息子が滞在。妻らにけがはなかったものの、同日午後0時半ごろに現行犯逮捕され、同署に連行された。

金本容疑者は「妻が勝手に自分の携帯電話を見て浮気を疑い、しつこくただしてきた。鬱憤(うっぷん)がたまっていた」などと供述。取り調べに対して暴力をふるった事実を「間違いない」と認めているという。なお同署には過去に金本容疑者の妻からのDV相談はなかった。

90年に新日本プロレスに入門した金本容疑者は91年のメキシコ修行を経て、帰国後に3代目タイガーマスクに抜てきされた。初代、2代目とは違い、ラフファイトも取り入れた新たなタイガー像を打ち出したが、1年弱でマスクを脱ぎ、素顔の金本浩二として活躍。米遠征後の95年にはIWGPジュニアヘビー級王者にも輝いた。他団体との対戦では非情な打撃技、投げ技などで攻め込み「喧嘩(けんか)番長」とも呼ばれていた。

IWGPジュニアヘビー級王座5回、IWGPジュニアタッグ王座4回、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア制覇に3度輝いており「ジュニアのカリスマ」と呼ばれた。その人気ぶりは高く、04、06年にはヘビー級の実力者がそろって参戦するG1クライマックスにもエントリーしたほど。07年にはジュニアヘビー級選手として初めてIWGPヘビー級王座(王者は棚橋弘至)にも挑戦した。

13年には新日本プロレスを退団し、フリーの立場で全日本プロレス、WRESTLE-1、ゼロワンなどに参戦。拠点を関西に移して以降、レスラーとしての活動以外に舞台役者や食品プロデュースなども手がけていた。

◆金本浩二(かねもと・こうじ)1966年(昭41)10月31日、神戸市生まれ。90年に新日本プロレス入団、同年11月7日の小原道由戦でデビュー。93年に3代目タイガーマスクに抜てき。1年弱で素顔に戻り、獣神サンダー・ライガーらと新日本ジュニア戦線で活躍。IWGPジュニアヘビー級王座、IWGPジュニアタッグ王座、全日本プロレスのアジアタッグ王座、ノアGHCジュニアタッグ王座も獲得。09年に元全日本女子プロレスのHikaruと結婚も後に離婚。得意技は足首固め。180センチ、80キロ。

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新日本プロレス3・6旗揚げ記念大会の全カード発表

棚橋弘至(左)、オカダ・カズチカ(2018年11月29日撮影)

新日本プロレスは25日、3月6日の旗揚げ記念大会(大田区総合体育館)の全カードを発表し、メインのスペシャルシングルマッチでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトとNEVER無差別級王者オスプレイが対戦することが決まった。

また、セミファイナルでは棚橋弘至とオカダ・カズチカの夢タッグに後藤洋央紀が加わり、内藤哲也、EVIL、SANADAのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢と激突する。

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棚橋が宮原に「僕を超える素材」関本にもラブコール

コーナーに上ってポーズを決めた棚橋弘至(右)に宮原健人も同じポーズで返す(撮影・河田真司)

<ジャイアント馬場没20年追善興行>◇19日◇両国国技館

団体の垣根を越えた夢のタッグマッチが馬場さん追善興行のメインを飾った。

新日本のエース棚橋弘至(42)がヨシタツ(41)と組み、5年前の幻のタッグチーム「ザ・ワールド」を再結成。対するのは3冠ヘビー級王者で全日本エースの宮原健斗(29)、かつて馬場さんも巻いた世界タッグ王者で大日本の顔、関本大介(38)。

65年前、日本で初めて本格的な興行が行われた「プロレスの日」に、各団体のトップが激突した。20分超の激闘を制したのは宮原。ヨシタツをシャットダウン式スープレックスホールドで沈め「ありがとう両国!」と絶叫した。試合後は「プロレスは最高ですかー」と観客をあおり、棚橋とともに「プロレスを最高に、愛してまーす」と叫んで、締めくくった。

試合後、棚橋は初対戦の宮原、関本を絶賛した。宮原を「宝」と表現し「人間が持っているハートの部分で屈託がない。明るい光を放っている。昔の棚橋、いや僕を超える素材」とほめちぎった。関本についてもラリアット、逆水平などの技術をたたえ、「関本選手対新日本プロレスの選手、ぜひまた何らかの形でつながっていけたら」とラブコールを送った。

かねて棚橋をリスペクトしてきた宮原はこの日の輝きでは「負けてない」と胸を張りながらも「やっぱりカリスマ性が違う」とすごさを実感。「僕としては唯一追いかけたい背中。今日当たれたことに何かプロレスの神様が与えてくれた意味があると思う」と語った。棚橋から対抗戦の誘いを受けた関本は「大日本をもっと大きくしたい気持ちがあるので、チャンスがあれば殴り込みたい」と対決実現に意欲をみせた。

閉会セレモニーでジャイアント馬場さんの写真とともに記念撮影する棚橋ら(撮影・河田真司)

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棚橋が幻のタッグ復活で競演、馬場さん得意技で追善

棚橋弘至(右)は宮原健斗にランニングネックブリーカードロップを浴びせる(撮影・河田真司)

<ジャイアント馬場没20年追善興行>◇19日◇両国国技館

馬場さん追善だからこそ実現した夢のタッグマッチがメインを飾った。

新日本のエース棚橋弘至(42)がヨシタツ(41)と組み、5年前の幻のチーム「ザ・ワールド」が復活。対するのは全日本のエースで三冠ヘビー級王者の宮原健斗(29)と、かつて馬場さんも巻いた世界タッグ王者で大日本のエース関本大介(38)。宮原は馬場さんの親族に頼み、三冠統一される前の3つの旧ベルトを含めた4本を巻いて登場。棚橋は馬場さんの得意技ランニングネックブリーカードロップを宮原に決めるなど、随所にリスペクトが込められた。

20分超の激闘は、宮原がヨシタツをシャットダウン式スープレックスホールドで沈めて勝利。初対戦した棚橋から「宝」と絶賛された宮原は「きょうは棚橋さんと輝きたいというのがテーマだった。帰ったら、どっちが輝いていたかチェックしたい。負けてないんじゃないかな」と胸を張った。

棚橋弘至(左)は関本大介からドロップキックを浴びる(撮影・河田真司)
棚橋弘至(左)は関本大介から強烈なチョップを浴びる(撮影・河田真司)

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棚橋下したホワイトがMSG切符「俺こそが金生む」

棚橋弘至を下し、IWGPヘビー級王者となったジェイ・ホワイトは余裕の表情で一夜明け会見

新日本プロレスの新IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)が4月6日、米ROHとの共催で団体として初進出するプロレスの殿堂マディソンスクエアガーデン(MSG)大会の出場決定第1号に決まった。

11日の大阪大会で、王者棚橋弘至(42)を必殺ブレードランナーで沈めて新王者となったホワイトが初めてのMSG大会で初防衛戦に臨むことが12日、発表された。挑戦者はニュージャパン杯の優勝者になることも発表。MSG大会は興行として8~10試合を予定しているという。

初挑戦で新日本の至宝奪取に成功したホワイトは一夜明けた12日、都内の新日本事務所で会見。「(ホワイトの愛称)スイッチ・ブレード・ショックなんていっている人もいるみたいだけれど、これは当然の結果でショックでも何でもない。MSGは伝統ある素晴らしい会場だね。そこでオレは史上初のIWGPヘビー級のベルトを巻いて花道を歩く男になるんだ。そこで史上初のIWGP王座を防衛する男になる」と不敵な笑みを浮かべた。

ニュージャパン杯の出場選手は後日発表となる。対戦したい挑戦者には特に興味を示さず「みんながオレに挑戦したいってならないと。オレこそが金を生み、(新日本プロレス)最大の武器になる。オレから誰かを指名することはない。オレがナンバーワンでトップなんだから。内藤、飯伏…あと誰がいるかなあ、タイチかな。YOSHI-HASHIでもいいよ」と挑発的な態度を示していた。

IWGPベルトに愛用するスイッチブレードのネックレスをかけた新王者ジェイ・ホワイト
初戴冠となったIWGPヘビー級王座のベルトを眺め、余裕の態度で一夜明け会見に応じる新王者ジェイ・ホワイト

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オカダ、内藤でもない…新星ホワイト金星で王座強奪

IWGPヘビー級新チャンピオンとなりベルトを掲げるジェイ・ホワイト(撮影・宮崎幸一)

<新日本:プロレス大阪大会>◇11日◇エディオンアリーナ大阪

ジェイ・ホワイト(26)が初挑戦でIWGPヘビー級王座の強奪に成功した。

王者棚橋弘至(42)をブレードランナー(顔面砕き)で仕留め、30分を超える死闘を制した。7年前にオカダ・カズチカが棚橋を破り初戴冠した“レインメーカーショック”と同会場、冬の大阪で起きた王者交代劇。プロレス歴わずか5年5カ月の超新星の大金星で新日本に激震が走った。

ホワイトは一瞬を待っていた。試合時間30分超。コーナーポストからハイフライフローを狙った棚橋を受け止め、カウンターのように必殺ブレードランナーを決めた。電撃の3カウント。王者交代劇と思えぬ静寂が場内を支配すると、ホワイトはマイクでファンに罵声を浴びせた。

「俺は2年半前、大阪城ホール(の壮行試合)で“大阪はきっと俺のホームになる”と思ったけど、もうそうじゃない。おまえたちは俺のファミリーじゃねえ!」。17年11月に約1年半の米国武者修行から「切り裂きジャック」の異名で凱旋(がいせん)。ニュージーランドで生まれ、英国でデビュー。プロレス歴5年5カ月と思えぬヒールが、時代を切り裂いた。

死闘だった。棚橋の右膝を痛めつけたが、逆に低空のドラゴンスクリューを何度も両膝に食った。そんな窮地を186センチ、100キロのジュニアヘビー戦士のような体で脱した。7年前にオカダに敗れ、初戴冠を許した同じ舞台で苦杯をなめた棚橋は試合後、廊下で大の字になり「…もう無理…」とうめいた。ホワイトは愛称のスイッチ・ブレード(バタフライナイフ)らしく、冷たく棚橋を葬った。

「スイッチ・ブレードショーを見たか? プロレスを始めて6年、ニュージャパンに来て4年で最高の栄誉だ。オカダも倒した。棚橋も倒した。俺こそが真のチャンプ。俺は天才だ」。「26歳4カ月」のIWGPヘビー級王座奪取は、中邑真輔(23歳9カ月)オカダ(24歳3カ月)に次ぐ史上3位の年少記録。棚橋でもオカダでも内藤でもない。ホワイトの時代が始まった。【加藤裕一】

ジェイ・ホワイト(後方)はブレードランナーから片エビ固めで棚橋を下しIWGPヘビー級新チャンピオンとなる(撮影・宮崎幸一)
ジェイ・ホワイト(左)は棚橋を下しIWGPヘビー級新チャンピオンとなる(撮影・宮崎幸一)

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内藤哲也、タイチ下し防衛「必死さは伝わってきた」

初防衛に成功しマイクパフォーマンスをする内藤(撮影・佐藤翔太)

<新日本:札幌大会>◇3日◇北海きたえーる

IWGPインターコンチネンタル選手権王者・内藤哲也(36)が挑戦者のタイチ(38)を21分31秒、デスティーノからの片エビ固めで下し、防衛に成功した。試合後は同タイトルを保持したまま棚橋弘至(42)が持つIWGPヘビー級王座を奪いにいくことをあらためて明言した。IWGPタッグ、同ジュニアタッグ選手権も行われ、いずれも内藤率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢が防衛した。

波乱の幕開けも、最後は王者・内藤が、きっちり締めた。登場時、花道に突如現れた飯塚に背後から脚立で殴られ、さらにタイチにブラックメフィストを決められ、目をつぶったまま控室に運ばれた。ドクターチェック後、左肩を押さえながら再びリングへ。劣勢から徐々に流れをつかみ、最後は得意のデスティーノでタイチを沈め、6089人の札幌の観衆の前で「俺はインターコンチネンタル王座を持ちながら、ヘビー級を狙う」と公言した。

因縁の相手だった。昨年1月23日、タイチの15周年記念試合で対戦後、ヘビー級への転向を勧めたのが内藤だった。力を伸ばしてきた相手の挑戦を真っ向から受け止め、しっかり実力ではね返した。北海道出身のタイチに向け「冬の札幌は何かが起こる。何かしようという必死さは伝わってきたが、もう1歩、踏み出す勇気を見せてほしいですね」と注文をつけた。

内藤に持ってきたマイクスタンドで殴られるタイチ(手前)(撮影・佐藤翔太)

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棚橋がオカダと初タッグも敗戦「次は必ず耐える」

スタッフに支えられながら会場を後にする棚橋弘至(撮影・佐藤翔太)

<新日本:札幌大会>◇2日◇札幌・北海きたえーる

第67代IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(42)が、オカダ・カズチカ(31)と初めてコンビを組んだが、ジェイ・ホワイト(26)、バッドラック・ファレ(37)組に敗れた。

ツープラトンでのブレーンバスターなどで好連係を見せたが、最後はホワイトの裏足四の字固めに、棚橋がギブアップ。棚橋は「右膝をまき餌にしておいたら、魚は掛かったが、思ったより小物だった」と振り返った。

棚橋とホワイトは11日大阪大会でのヘビー級タイトルマッチで対戦する。前哨戦で敗れた棚橋だが「今日は我慢ができなかったが。次は必ず耐えてみせる。ファンの信頼は裏切らねえ」と大阪での雪辱を誓った。

ホワイトは「最後の技の名前は、タナハシタップアウトでTTOだ。俺が真の王者だ」と威勢良かった。

敗北し悔しがる棚橋弘至(撮影・佐藤翔太)

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内藤&タイチ調印式「起こす!」冬の札幌で事件予告

IWGPインターコンチネンタル選手権の調印式を行ったタイチ(左)と内藤(右)(撮影・黒川智章)

新日本プロレスは1日、3日の札幌大会で行われるタイトルマッチの調印式を札幌市内で行った。

IWGPインターコンチネンタル選手権王者・内藤哲也(36)は「このベルトを持ったままヘビー級も取りに行く。史上初の偉業を目指す」と、挑戦者のタイチ(38)を挑発。北海道出身のタイチは「冬の札幌は何かが起こる。どんな手を使ってでも起こす。楽しみにしてろよ。じゃあな」と会見場を後にした。また、IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(42)と挑戦者ジェイ・ホワイト(26)も、11日大阪大会でのタイトルマッチ調印式を行った。

IWGPインターコンチネンタル選手権の調印式で握手するタイチ(左)と内藤(右)(撮影・黒川智章)

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棚橋、宮原、関本ら夢のタッグ戦 馬場さん追悼興行

ジャイアント馬場没20年追善興行のメインカードを発表した新日本プロレス坂口征二相談役

2月19日に東京・両国国技館で開かれる「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」の実行委員会が31日、同大会のメインカードを発表した。

IWGPヘビー級王者棚橋弘至(42=新日本)とヨシタツ(41=フリー)、3冠ヘビー級王者宮原健斗(29=全日本)とBJW認定ストロングヘビー級王者関本大介(37=大日本)が組み、団体の垣根を越えた夢のタッグマッチを行う。

この日は、1999年(平11)にジャイアント馬場さんが61歳で亡くなってからちょうど20年。馬場さんが愛したレストラン、東京・キャピトルホテル東急内の「ORIGAMI」でしのぶ会が開かれ、追悼興行の実行委員を務める新日本プロレス坂口征二相談役が対戦カードを発表。「よくこれだけのメンバーを集めたと思う」と喜びを口にした。

また、馬場さんの弟子だっった川田利明、田上明、小橋建太各氏の来場も決定。同大会であわせて行われるアブドーラ・ザ・ブッチャー氏の引退セレモニーに、武藤敬司、初代タイガーマスク、新間寿氏が参加することも発表された。

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棚橋弘至が日刊バトル大賞MVP「新棚橋誕生!」

3度目の日刊スポーツバトル大賞MVPに輝いた棚橋弘至

読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞で、プロレス部門の最優秀選手に新日本プロレスの棚橋弘至(42)が選出された。22~28日までニッカンスポーツコムで実施した投票で50%以上の得票を獲得。圧倒的な支持を得た。棚橋は1月4日に4年ぶりに奪還したIWGPヘビー級のベルトとともに、昨年以上の活躍を誓った。

   ◇   ◇   ◇

すでに数々の賞を手にしている棚橋だが、11、14年度以来3度目の日刊バトル大賞プロレス部門のMVPに「それぞれの媒体で読者層が違う。MVP1つ1つに意味がある。昔からずっと取材してもらっているので、うれしいです」と喜んだ。

特別な1年だった。生まれてから1度も疲れたことがないという“100年に1人の逸材”も「めちゃくちゃ忙しかった」。昨夏のG1クライマックス優勝で勢いを付け、今年1月4日の東京ドーム大会ではメインでケニー・オメガを下し約4年ぶりにIWGPヘビー級ベルトを獲得した。

リング外でも映画「パパはわるものチャンピオン」の主演や数々のテレビ出演などをこなすマルチな活躍ぶり。練習、試合、PRと休みなく動きプロレスの魅力を広く世間にアピール。「毎年毎年忙しさを更新している。今年はそれより上をいく? のかな…」と話す表情はうれしそうだった。

右膝のけがもあり、この4年ベルトから遠ざかった。「その期間が“2人”の間を引き離してしまったんです」。ヨリを戻した恋人のように今はベルトを巻くことが新鮮で楽しい。2月11日に大阪でジェイ・ホワイトとの初防衛戦を控えるが、まだ肌になじみきっていないこのベルトを渡すつもりはない。防衛を続け「元号またぎ、新元号最初のチャンピオン」を狙う。

今年の目標を色紙に書くようお願いすると「新棚橋誕生!」と力強く記した。「もう生まれそうです。予定日は過ぎてます」。現状維持ではなく、どこかで生まれる? 新たな姿で今年も新日本とプロレス界を盛り上げる。【高場泉穂】

読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞 プロレス部門 最優秀選手得票率
読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞 プロレス部門 年間最高試合得票率

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KUSHIDA最終戦は黒星 具体的な去就は語らず

棚橋(上)のテキサスクローバーホールドにギブアップするKUSHIDA(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇29日◇後楽園ホール

1月末で退団するKUSHIDA(35)が後楽園でラストマッチを行った。メインで棚橋弘至(42)とシングルで初対戦。クシダコールを浴びながら、ジュニアヘビーの体でヘビー級の棚橋に必死に食らいついた。終盤には必殺のバックトゥーザフューチャーを決め盛り上げたが、最後はテキサスクローバーホールドでしめ上げられ、ギブアップした。

試合後、感極まって抱擁し合っている際にジェイ・ホワイトに乱入され、棚橋がパイプ椅子で背中をなぐられるアクシデントもあったが、KUSHIDAは気を取り直してリング上であいさつ。「この8年間の出来事。新日本のレスラーとしての戦い。巡業バスのこと、いろんな風景。そして今日のお客さん。未来永劫(えいごう)、絶対忘れません!これを最高のお守りとして、旅してきます。今まで本当にありがとうございました」と頭を下げ、拍手に包まれた。

バックステージでは「今まで戦った中で一番強かった。何も通用しなかった」と胸を貸してくれた棚橋に感謝。「明日から走りださないと」と前を向き、2月以降の具体的な去就については口にしなかった。

KUSHIDA(下)を気遣う棚橋(撮影・中島郁夫)
棚橋(下)と対戦したKUSHIDA(撮影・中島郁夫)
涙を流す棚橋(左)と惜別の握手をするKUSHIDA(撮影・中島郁夫)

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KUSHIDAが棚橋とラストタッグ 思い詰め込む

29日の新日本ラストマッチへの思いを語るKUSHIDA

<新日本:後楽園大会>◇28日◇後楽園

月末で退団するKUSHIDA(35)が棚橋弘至(42)とラストタッグを組んだ。棚橋がジェイ・ホワイトにパイプイスで襲撃されそうなところを、キックで阻止するなど好連係をみせ、最後は棚橋が外道にハイフライフローを決め、勝利した。

新日本での試合は今日29日後楽園ホールでの1戦を残すのみ。これまでシングルで対戦したことがなかった棚橋と初めて戦う。KUSHIDAは「プロレスの定義は人それぞれだけど、個人的な見解はプロレスに人生かけている人がプロレスラーっていうんだと思う。最後は喜怒哀楽をぜんぶ詰め込む」と最後にかける思いを語った。

8年前に入団して以来「ずっとその背中を見てきた」という棚橋にすべてをぶつける。 7日の退団会見の際には、棚橋がサプライズで乱入してKUSHIDAに「楽しかったこと、つらかったことを教えてください」と質問。ともに感極まって涙する場面もあった。棚橋は、そんなかわいがってきた後輩に対し、「型にハマったことが嫌いなんでね。爽やかに送り出す?そんな気持ちさらさらないよ。明日はぶっつぶします!」と宣言。容赦ない全力のプロレスで送り出すつもりだ。

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前王者オメガのドキュメンタリー番組がカナダで放送

ケニー・オメガ(18年7月21日撮影)

新日本の前IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(35)のドキュメンタリー番組がカナダのテレビ局TSNで3月27日に放送される。同局が21日に発表した。

「オメガ・マン:ア・。レスリング・ラブ・ストーリー」と題したドキュメンタリー番組という。オメガは今年1月4日の東京ドーム大会で棚橋弘至に敗れてIWGPヘビー級王座から陥落していた。(デーブ・レイブル通信員)

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棚…ゴキブリマスクはスプレー噴射&局部攻撃も敗退

後楽園ホールに登場したゴキブリマスク(棚橋弘至)

<新日本:後楽園大会>◇21日◇後楽園ホール

昨年公開された映画「パパはわるものチャンピオン」のスペシャルマッチが行われ、スクリーンの中のレスラーが後楽園ホールで躍動した。

主役のヒール役ゴキブリマスク(棚橋弘至)は、ギンバエマスク(田口隆祐)とタッグを組み、ドラゴンジョージ(オカダ・カズチカ)、スイートゴリラ丸山(真壁刀義)と対戦。相手の目にスプレー噴射し、背後からドラゴンの局部を攻めるなど数々の卑劣な手段を繰り出し、大ブーイングを浴びた。最後は相棒ギンバエがドラゴンにドラゴンメーカーを決められ、敗退。

ゴキブリは「いいか、よく聞けよ!ゴキブリはなぁ、しぶてぇーぞ!何度だって戻ってくるからな」と報道陣に言い残して、控室へ去った。

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