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有識者会議と横審定例会合延期、日程は現段階で未定

芝田山広報部長(2019年8月31日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が初場所8日目の17日、本場所中に予定していた有識者会議と場所後に予定していた横綱審議委員会(横審)の定例会合を、延期することを明かした。芝田山広報部長は「緊急事態宣言がどうなるかで、いつに延期するのかを決めます」と延期の日程は現段階で決まっていないとした。

有識者会議は初場所12日目の21日に、横審の定例会合は初場所千秋楽から一夜明けた25日に予定していた。横審は昨年11月場所後に、近年で休場の多い横綱白鵬と横綱鶴竜に「注意」の決議を下すも、白鵬は新型コロナウイルス感染のため、鶴竜は腰痛増悪を理由に初場所を休場。場所後の横審の定例会合に注目が集まっていた。

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4場所連続休場鶴竜「来場所引退かけて」親方明かす

鶴竜(19年1月撮影)

日本相撲協会は初場所初日の10日、初日から休場した横綱鶴竜の「腰椎すべり症による腰痛増悪のため1月場所の休場を要する」との診断書を公表した。鶴竜は昨年11月場所に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されて厳しい立場に立たされていたが、4場所連続休場となった。

休場が決まった8日には、師匠の陸奥親方(元大関霧島)が3月の春場所では進退を懸けて臨むことになると明言した。同親方は休場を決めた時の鶴竜との会話内容について「本人も『来場所引退をかけて1日でも早く稽古出来る体を作って頑張ります』ということで」と明かしていた。

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鶴竜また休場…陸奥親方「次はない」崖っぷち春場所

横綱土俵入りをする鶴竜(2020年1月15日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(35=陸奥)が、初場所(10日初日、東京・両国国技館)を休場することが決まった。8日、師匠の陸奥親方(元大関霧島)が明らかにした。休場は4場所連続で通算19度目。昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下され、再起を目指す場所だったが、持病の腰痛などで調整が進まなかった。5日には白鵬の新型コロナウイルス感染も判明。3場所連続で、初日から横綱が不在となる見通しとなった。

   ◇   ◇   ◇   ◇

鶴竜が、さらに苦しい立場に追いやられた。

電話で陸奥親方に休場を申し出たのは、前日7日の午後9時ごろ。師匠は「『腰があまり良くない』と。準備不足だと思うんだけどね」と説明。11月場所後には横審から休場の多さを理由に「注意」の決議を下されただけに、初場所では好成績を求められていたが、無念の4場所連続休場となった。

陸奥親方によると、ぶつかり稽古では若い衆に胸を出して出場の可能性を探ってきたが、相撲を取る状態には至らなかった。師匠は「ぼちぼち胸出すのも数を増やしてきたんだけど、そこで腰の調子が良くないということで。やっぱり稽古できないのが一番、本人もつらいと思う」と心中を察した。

「日本人鶴竜」として初めて臨む場所のはずだった。昨年12月10日、2年半の手続きを要して日本国籍を取得した際は「ひとつ悩みの種が消えたので、すっきりとまた相撲に集中できると思います」と吐露。現役引退後に親方として日本相撲協会に残る資格を得ただけに、前向きな気持ちで調整を重ねていたが、体は思うように動かない。最後に報道陣の取材に応じた5日の稽古後には、腰痛を抱える自身の状態について「いつもと比べて満足いくかたちではないかもしれない」と不安な思いを明かしていた。

春場所では進退が懸かる。陸奥親方も「本人しか分からないからどうこう言えないけど『次はないよ』ということ」と“猶予”は与えないつもりだ。鶴竜自身も「来場所、引退かけて、1日でも早く稽古できる体をつくって頑張ります」と意気込んでいるという。最後に15日間を皆勤したのは、12勝3敗で優勝次点だった昨年春場所。背水の覚悟で、復活を期す。【佐藤礼征】

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鶴竜、初場所休場 陸奥親方「来場所、引退を懸け」

鶴竜(19年1月撮影)

大相撲の横綱鶴竜(35=陸奥)が、初場所(10日初日、東京・両国国技館)を休場することが決まった。

8日、報道陣の電話取材に応じた師匠の陸奥親方(元大関霧島)が明かした。昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下され、再起を目指す場所だったが、無念の4場所連続休場となった。

陸奥親方によると、前日7日の午後9時ごろに鶴竜から電話がかかってきたという。「『腰があまりよくない』と。準備不足だと思うんだけどね。ぼちぼち胸出すのも数を増やしていたけど、そこで調子が良くないということで休場させてもらいます」。この日も都内の部屋で基礎運動を中心に調整したが、持病の腰痛などの影響により部屋で相撲を取る段階には至らなかった。

陸奥親方は、3月の春場所で「引退」を懸ける立場にあるとの認識を示した。「本人しか分からないからどうこう言えないけど『次はないよ』ということで。本人も来場所、引退を懸けて1日も早く稽古できる体をつくって頑張りますということで」と話した。

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鶴竜の初場所出場8日再確認「気持ちだけ」陸奥親方

陸奥親方(2020年1月6日撮影)

大相撲の3場所連続休場中の横綱鶴竜(35=陸奥)の師匠の陸奥親方(元大関霧島)が7日、報道陣の電話取材に応じ、鶴竜の初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場について言及した。

8日に初場所初日の取組編成会議が行われる予定で、この日の稽古後に鶴竜と直接話はしていないというが「だいぶ前だけど、『今場所はやる。出る』っていうことで。(出場を)今日判断するとは聞いてないけど」と説明。「横綱も親方も出場するということで一致しているということか」と問われ、「私はそう思っています」と話した。

一方の鶴竜はこの日、報道陣の電話取材に応じず。陸奥親方によると、ぶつかり稽古で平幕の霧馬山や若い衆に胸を出して、前に出る稽古を連日行っているという。鶴竜の様子については「いつもと変わらない。もともと明るい感じではない。暗くもないって感じ。準備運動をやって、胸出したり、押したりは毎日やっている。今できることを本人はやっていると思います」と明かした。

しかし、霧馬山の膝の状態が悪いといい、鶴竜は部屋で相撲を取る稽古が行えていないという。陸奥親方は「場所でどれだけ早く取り戻せるかでしょう。なかなか長く休んでいると、相撲勘戻るまで結構かかると思う」と相撲勘への不安を口にした。

鶴竜の初場所出場については、あらためて8日に再確認するという。昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されているだけに、出場して横綱の威厳を示したいところ。陸奥親方は「体はそんなに落ちていない。気持ちだけだと思う」と弟子の奮起に期待した。

陸奥部屋で稽古を行う鶴竜(20年10月22日代表撮影)

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白鵬感染に角界激震、通常開催探る初場所へ警戒強化

白鵬(2020年7月22日撮影)

角界に激震が走った。日本相撲協会は5日、横綱白鵬(35=宮城野)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。入院措置となり、初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場は絶望的な状況。三役以上では初の感染となった。菅義偉首相は1都3県を対象とした緊急事態宣言の再発令について、7日に決定する方針を表明。観客の上限を約5000人として開催を目指す初場所に向けて、危機感が高まりそうだ。

   ◇   ◇   ◇

協会によると白鵬は3日に嗅覚異常の症状を訴え、4日にPCR検査を受けて5日朝に陽性と確認された。発熱などの症状はないが、電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、保健所の指導のもと入院した。

懸念されるのが、部屋での集団感染だ。4日まで白鵬も都内の部屋で稽古を行っていたが、5日時点で白鵬以外に症状を訴えている部屋関係者はいないという。同部屋には十両石浦、炎鵬ら力士16人が所属。協会は念のため、同日に先行して師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)ら部屋関係者全員を対象にPCR検査を行った。「結果が出ても今日(5日)夜遅いんじゃないか」と同広報部長。所属力士の初場所出場は、現状では不透明とした。

史上最多44度の優勝を誇る白鵬は、昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から史上初の「注意」の決議を下され、初場所は再起を懸ける場所だった。

右膝の負傷などを理由に、昨年11月場所まで3場所連続で休場していたが、昨年12月には両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加。貴景勝、朝乃山の2大関と三番稽古を行うなど計4日間で63番取って順調な調整ぶりを印象づけていた。同月23日には綱打ちを行い「まずはけがをしない体作りをしながら走りたい。その走る中で結果を出していきたい。もちろん若手の壁になりつつ」と意気込んでいたが、思わぬかたちで出場への道が閉ざされた。

角界では年明けに、荒汐部屋で前頭若隆景ら12人の集団感染が判明したばかりだった。菅首相は5日、1都3県が対象の緊急事態宣言を再び発令する方針を表明した。早ければ7日にも発出する。協会は昨年、緊急事態宣言の延長に伴い5月の夏場所を中止したが、前日4日時点で芝田山広報部長は「(初場所は)今のところ中止とか無観客とかそういうようなことは何もない」と説明。現状では開催を変更する方針を示していない。

協会は政府の方針を待ちながら、必要によっては臨時理事会を開いて対応を協議する。初日まで残り4日。看板力士の感染を機にさらに警戒心を強め、通常開催の可能性を探っていく。

◆白鵬の立場 昨年5場所で皆勤した場所は、優勝した春場所だけ。3場所連続休場となった11月場所後には、横綱審議委員会(横審)で横綱鶴竜とともに史上初の「注意」の決議を受けた。休場日数の多さを指摘する横審の矢野弘典委員長は「来場所にはぜひ覚悟を決めて備えていただきたい」と、進退を懸ける覚悟を求めていた。

◆新型コロナウイルス禍の角界の主な動き

▽20年3月1日 日本相撲協会は臨時理事会を開き、春場所の史上初の無観客開催を決定。

▽同22日 感染者を出さず春場所千秋楽を迎える。

▽4月3日 夏場所と名古屋場所開催の2週間延期を決定。

▽同10日 三段目力士の勝武士さんが感染。角界では初。

▽同25日 高田川部屋で力士ら6人の感染が判明。

▽5月4日 夏場所中止が決定。名古屋場所の会場を東京に変更し「7月場所」として開催する方針を示す。

▽同13日 勝武士さんが新型コロナ感染による多臓器不全で28歳で死去。

▽7月13日 7月場所の開催を正式決定。1日あたりの観客数の上限を2500人に設定。

▽9月10日 協会は玉ノ井部屋の力士18人の新型コロナ感染を発表。

▽10月19日 協会は11月場所の観客数の上限を約5000人に引き上げることを発表。

▽12月11日 立浪部屋で平幕の天空海ら力士10人の集団感染が判明。

▽21年1月1日 荒汐部屋で平幕の若隆景ら計12人の感染が判明。

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鶴竜が稽古始め「状態はいいと思う」腰痛の状態改善

鶴竜(19年1月撮影)

大相撲初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)の出場に注目が集まる横綱鶴竜(35=陸奥)が3日、都内の部屋で稽古始めを行った。

報道陣の電話取材に応じ、「(昨年は)本当にひどい年だったなと思います。(今年は)いい年にしたいなという気持ちは持っています。新たな年が始まるわけですから」と昨年を振り返り、今年の意気込みを語った。

腰痛などの影響で昨年に皆勤したのは3月の春場所のみ。3場所連続休場中で、昨年の11月場所には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、厳しい状況に立たされている。相撲人生を懸けて土俵に上がることになる初場所出場については「まだ何日かあるので、そこで稽古ができて体の調子がもっと上がってくれば、そこで判断できると思う」と慎重な構えを見せた。

相撲を取る稽古は、年末の12月24日の番付発表前後に平幕の霧馬山相手に行ったという。「久しぶりに体の調子を確かめながら」と稽古当時を振り返り、「何て言うんですかね、状態はいいと思う。後は間隔があいているのでそこを取り戻せば」と相撲勘を取り戻せるかどうかが出場の鍵を握る。

腰痛の状態も改善されたという。「せっかくいい感じで動いているので、無理し過ぎないようにしたい。場所が近いので、腰が痛くなったり、どこか痛みが出るというのは避けたい」と話した。

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白鵬厳しさ「大相撲の恩返し」貴景勝に15番13勝

白鵬(左)と三番稽古する貴景勝

大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が20日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた合同稽古で、初場所(来年1月10日初日、両国国技館)で綱取りに挑む大関貴景勝と三番稽古を行った。貴景勝はすでに他の関取衆と申し合い稽古をしていたため多少の疲労感があったが、11月場所で優勝した勢いある相手に15番取って13勝。横綱の厳しさを見せた。

三番稽古に指名する予定だった小結照ノ富士が欠席したため、貴景勝を指名したという。「(貴景勝は)先場所優勝ですからね。いい稽古ができたと思います」と手応えを口にした。ここまでの3日間で、平幕の阿武咲、小結高安、大関貴景勝と三番稽古をするなど、充実の稽古ぶりを見せている。

右膝負傷などにより3場所連続休場中で、11月場所後には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、初場所出場に注目が集まっている。その状況での貴景勝との三番稽古とあって「次を育てるという私の役目、大相撲の恩返しになると思う。今日の稽古も生きてくるんじゃないかな。自分自身もそうだけど」と綱とりに挑む貴景勝の壁になることで、相撲界の将来や自分自身につながると考えている。

貴景勝(左)と三番稽古する白鵬

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鶴竜「1歩1歩進んで」連日の合同稽古も相撲取らず

鶴竜(19年1月撮影)

大相撲の3場所連続休場中の横綱鶴竜(35=陸奥)が19日、東京・両国国技館で行われた合同稽古に参加したが、2日続けて相撲を取る稽古は回避した。四股やすり足、テッポウなどの基礎運動で汗を流した後は、平幕の霧馬山と阿武咲相手にぶつかり稽古で胸を出した。土俵中央から押させる稽古をし、相撲は取らずに終えたが「1歩1歩進んで行きたいと思っている。そういう意味では1つね」と、少しずつ調子を戻している。

11月場所後には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、初場所(来年1月10日初日、両国国技館)の出場に注目が集まっている。しかし、腰痛などの影響により、相撲を取る稽古は自身の部屋でも再開できていない。厳しい状況に立っているが「少しずつ確実に上げていきたい。体を戻すことが大事になってくる」と焦りはない。

相撲を取る稽古の再開は「体ができていない状態でやってまたケガしてもしょうがない」と見通しは立っていない。それでもこの日、大関朝乃山と阿武咲に指導する場面があり「人に教えることで自分も思い出すし、自分のためにもなる」と話すなど、相撲が取れなくとも自分なりの調整法で調子を上げていく。

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白鵬「勢いあるから」三番稽古で阿武咲指名し14番

合同稽古に参加した白鵬

3場所連続休場中の大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が18日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた、合同稽古に参加した。平幕の阿武咲を指名しての三番稽古では、14番取って全勝。その後は、ぶつかり稽古で大関貴景勝に胸を出すなど、精力的に稽古を行った。「自分なりに体を作って、いい汗をかいたと思います」と合同稽古の初日を振り返った。合同稽古はこの日から始まり、24日まで行われる予定となっている。

阿武咲を指名した理由については「やっぱり当たりもあるし、勢いがあると思うので指名しました」と説明。上手投げや送り出し、すくい投げや突き落としを決めるなど、多彩な技を見せた。「まずまずじゃない。最後らへんは、ちょっと温まってよくなってきた」と手応えを口にした。

今回の合同稽古には横綱鶴竜や、初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で綱とりに挑む大関貴景勝、かど番の大関朝乃山、関脇御嶽海、小結照ノ富士らが参加する。それだけに「多くのタイプの人と稽古したい」と話した。

11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下され、初場所への出場が注目される中での合同稽古。8月に手術した右膝の状態は「前回に比べたらいい」と、10月に参加した合同稽古の時と比べると良くなっているという。「朝起きて体と相談して頑張ります」と慎重に調整を進める。

合同稽古の三番稽古で阿武咲を転がす白鵬

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白鵬「分かります。応えていくだけ」注意決議に言及

十両石浦に胸を出す横綱白鵬

大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が9日、11月場所後に行われた横綱審議委員会(横審)の定例会で「注意」の決議を下されたことについて、都内の部屋で行った朝稽古後に初めて言及した。

白鵬は途中休場した7月場所後に右膝を手術し、秋場所と11月場所を全休。「今まで途中休場を挟んで全休というのはありましたけど、今回は2場所連続全休というのは初めてですから。今回そうなった(注意の決議を下された)というのは分かります。あとは、やっぱり応えていくだけじゃないかな」と話した。

この日の朝稽古では、相撲を取る稽古は行わずに、四股やすり足などで汗を流した。十両石浦相手に立ち合いの確認を行い、ぶつかり稽古で胸を出すなどしたが、右膝の状態については「まだまだですね。日に日にという感じですね」と説明。立ち合いの確認やぶつかり稽古では「足裏の感覚とか、下がった時に膝にかかる負担とか。そういったものを今日は中心にやってきたかなという感じです」と話した。

18日から両国国技館内の相撲教習所で、参加希望力士らによる合同稽古が行われる。9月場所後に行われた合同稽古には参加し、今回も「合同稽古に合わせて体作りしていきたいと思う」と話すなど、参加の意向を示した。ただ、6日間行われる合同稽古の中で、相撲を取る稽古をどれだけするかについては「まだ何とも言えない」と話した。

休場した11月場所では、大関貴景勝が優勝した。「よく頑張ったと思いますし、自信になったでしょう」と評価。来年1月の初場所(10日初日、東京・両国国技館)で、貴景勝が綱取りに挑戦することについて「今度は綱とりという、もう1つ上の番付に挑戦するわけですから。その辺は強い壁があってこそ、越えて上がるべきですね。15日間の中で1日どこかでぶつかるわけだから、思い切りいきたいですね」と現段階での出場は不透明だが、対戦した際は先輩横綱の意地を見せる。

横審からも、若手の壁になることを期待された。「(横綱に昇進してから)14、15年そういうつもりでやってきた。それは変わらない。変わらずに意識を高めて、意識を持ってやっていきたいです」と言葉に力を込めた。

四股を踏む横綱白鵬
ゴムチューブを使ってトレーニングする横綱白鵬

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鶴竜、進退懸ける立場理解も「気にしないように」

初場所に向けて稽古する鶴竜

大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で再起を目指す横綱鶴竜(35=陸奥)が8日、11月場所後の横綱審議委員会(横審)での「注意」の決議後、初めて取材に応じ「自分のやることに集中するだけです」と平常心を強調した。都内の部屋で四股やテッポウなどの基礎運動で調整。腰痛などの影響により3場所連続の休場中で、稽古では下半身には徐々に負荷をかけているという。「下半身を戻さないといけない。今は運動しても(痛みは)あまりない」と自身の状態について説明した。

師匠の陸奥親方(元大関霧島)も来場所以降に、進退を懸ける覚悟を求めている。自身の立場を理解した上で、鶴竜は「そういうことは気にしないように、しっかり目の前の相撲に集中してやることが大事」と自らに言い聞かせた。

18日から両国国技館内の相撲教習所で始まる合同稽古の参加は未定で、相撲を取る稽古を年内に再開させる意向を示した。1年間で15日間を皆勤したのは3月の春場所だけ。「苦しいというか、最近ずっとこういう感じ。ひとついいことがあればまた…」。歯がゆい思いを抑え込みながら、新年最初の場所に向けて調整する。【佐藤礼征】

初場所に向けて稽古する鶴竜

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鶴竜再起へ、進退をかける立場「覚悟してると」親方

初場所に向けて稽古する鶴竜

大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で再起を目指す横綱鶴竜(35=陸奥)が8日、11月場所後の横綱審議委員会(横審)で「注意」を決議されたことについて「自分のやることに集中するだけです」と話した。

都内の部屋で四股やテッポウ、チューブを使ったトレーニングなどで調整。腰痛などの影響で今年5場所のうち4場所休場と精細を欠いたが、自身の状態について「まあまあです。下半身を戻さないといけない」と説明した。

師匠の陸奥親方(元大関霧島)は来場所に向けて「本人は次と思って覚悟してると思う」と、進退をかける立場にあるとの認識を示している。

鶴竜自身は「そういうことは気にしないように、しっかり目の前の相撲に集中してやることが大事」と平常心を強調。18日から両国国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古の参加は未定で、年内に相撲を取る稽古を再開させる意向を示した。

初場所に向けて稽古する鶴竜
鶴竜(2020年10月22日撮影)

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白鵬の師匠・宮城野親方「受け止めた」横審の決議に

白鵬(2020年7月30日撮影)

日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下された横綱白鵬(35=宮城野)の師匠、宮城野親方(元前頭竹葉山)が24日、日本相撲協会を通じて、決議が下されたことについてコメントした。「横綱審議委員会のこのたびの決議を受け、横綱としての責任を果たすべく、師弟共に真摯(しんし)に受け止めました」と多くは語らなかった。

白鵬は途中休場した7月場所後の8月に右膝を手術し、秋場所と11月場所を全休した。横審は11月場所千秋楽から一夜明けた23日に定例会を開催。ここ2年間の12場所中、3分の2にあたる8場所で休場した白鵬と鶴竜の両横綱に対して、注意の決議を下した。横審の決議事項には厳しい順から引退勧告、注意、激励があり、注意が決議されたのは初めてだった。

横審の矢野弘典委員長は、定例会後に「休場が多いので注意を与えて奮起を促した。横綱の責任を十分に果たしてきたとは言えない」などと厳しい言葉を並べた。しかし、来年初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)の出場は厳命せず。さらに重い決議を下す可能性については、結果を見てから委員らで話し合いをするとしている。

宮城野親方(2018年1月6日撮影)

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白鵬と鶴竜に稀勢より重い「注意」横審「休場多い」

11月場所後の横綱審議委員会の定例会に出席した芝田山広報部長(左)と矢野弘典委員長

日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は23日、東京・両国国技館で定例会を開き、11月場所を全休して3場所連続で休場した横綱白鵬(35=宮城野)と横綱鶴竜(35=陸奥)に対して、出席した6人の委員の総意で「注意」を決議した。横審の決議事項には厳しい順から引退勧告、注意、激励があり、注意が決議されるのは初めて。

定例会後にオンライン取材に応じた矢野弘典委員長は「休場が多いので注意を与えて奮起を促した。来場所には覚悟を決めて備えてもらいたい」と説明した。横審は両横綱の18年九州場所からの2年間の成績に注目。12場所中、皆勤したのはともに4場所のみで、休場が3分の2を占めた。秋場所後の定例会では、激励の決議を下す声も挙がったというが見送った。奮起を期待した11月場所だったが「期待に反して2人とも休場。横綱の責任を十分に果たしてきたとは言えない」と厳しい言葉を並べた。

横審は過去に、8場所連続で休場するなどした稀勢の里が、18年九州場所で初日から4連敗して途中休場した際に激励の決議を下した。両横綱の状況は、当時の稀勢の里と似ているが「少し踏み込んだ判断をして本人の自覚を促す。2人一緒に休むこと自体、責任の重さ、置かれている状況を認識しているのかということ」と話した。朝青龍が10年初場所中に泥酔し暴行問題を起こした際には、引退勧告書を相撲協会に提出したこともある。

来年1月の初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場については「最終的に決めるのは本人。強制はしないが、横綱がいるのに出場しない場所は長く続けてはいけない」。結果によりさらに重い決議を下す可能性については、初場所の結果を見てから委員らで話し合いをするとした。

◆横審の勧告規定 横綱審議委員会規則の横綱推薦の内規第5条に「横綱が次の各項に該当する場合、横綱審議委員会はその実態をよく調査して、出席委員の3分の2以上の決議により激励、注意、引退勧告等をなす」とある。該当理由は(イ)休場が多い場合。ただし休場する時でも、そのけが、病気の内容によっては審議の上、再起の可能性を認めて治療に専念させることがある(ロ)横綱として体面を汚す場合(ハ)横綱として不成績であり、その位にたえないと認めた場合となっている。なお、勧告に強制力はない。

11月場所後に行われた横綱審議委員会の定例会

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横審、白鵬と鶴竜に「覚悟決めて」引退勧告にも言及

白鵬(2020年7月30日撮影)

日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審=矢野弘典委員長)が、大相撲11月場所千秋楽から一夜明けた23日、東京・両国国技館で定例会合を開き、9月の秋場所に続き2場所連続で休場した横綱白鵬(35=宮城野)と横綱鶴竜(35=陸奥)に対し、出席6委員の総意で「注意」の決議を下した。

横審の内規では、不本意な成績や休場が続く横綱に対し、委員の3分の2以上の決議があれば、重い順に「引退勧告」「注意」「激励」が出来ると定められている。最近では稀勢の里(現荒磯親方)に「激励」が言い渡されたことがあるが、それより一歩踏み込んだものとなった。師匠を通じてなり、両横綱への通達を横審は八角理事長(元横綱北勝海)に要請。同理事長は「必ず伝えます」と答えたという。

秋場所後の定例会合でも、数人の委員から決議を出すべきでは、という声が出ていた。だが「両横綱に自覚を促すにとどめたが、期待に反し2場所連続の休場。近年の状況から横綱の責任を果たしたとは言えない。少し重い注意が妥当と判断した」と同委員長は話した。

会合では、最近12場所の両横綱の休場場所数、休場日数などのデータを出して比較。全休場所がともに4場所(鶴竜は初日不戦敗も含め)、途中休場も各4場所。「全体の3分の2が休場で、全休は3分の1。休場日数も50%前後。出場した場所では白鵬は3回、鶴竜は1回、優勝しているが結果は別に、あまりにも休みが多い。深い、強い責任を持って今後に対処してほしい」と断じた。

8場所連続休場でも「激励」にとどめた稀勢の里との比較については「在位は12場所で10場所休場、全休は4場所だったが、それでも毎場所、土俵に上がっていい結果は出なかったが、やっている姿は見ることが出来た。そういう意味では同じように比較はできない」と説明。さらに「稀勢の里は休日数でいえば5割を超えて6割。(それで決議に)差をつけた結論に至った」と続けたが、休場場所や全休、休場日数の割合で今回の両横綱は、稀勢の里と同じかそれ以下の数字で、やや苦しい説明となった。

来場所以降の成績によっては、さらに重い「引退勧告」の決議がされるかどうかの議論は「来場所も見てまた相談するということになった」と説明。また来場所の出場を促すかについては「最終的には本人の判断で強制はできない」としながら「ファンの立場からすれば横綱がいない場所は寂しい。横綱が出場しない場所が長く続いてはいけない」とした。「結果としての休場回数とか休日日数が一番、事実を語っている。その重みを感じてほしい。横審としては切実な思い」「両横綱には第一人者に相応しい自覚を持ち、行動によってそれを示して欲しい。とりわけ世代交代が迫っている中、上を目指す力士の壁となり、よき模範となってもらいたい。注意の処置にした理由は休場が多いので、注意を与えて奮起をうながすものでありまして、来場所には是非、覚悟を決めて備えていただきたいと考えております」。柔らかな口調ではあったが、その言葉の数々に、厳しさがにじみ出ていた。

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横審が3場所連続休場の白鵬と鶴竜に「注意」の決議

横綱白鵬(左)と鶴竜

大相撲の横綱審議委員会(横審)の定例会が23日、都内で開かれ、11月場所を休場した横綱白鵬(35=宮城野)と横綱鶴竜(35=陸奥)に「注意」の決議を下した。

白鵬は途中休場した7月場所後の8月に右膝を手術し、9月の秋場所を全休した。横綱鶴竜も7月場所を右肘靱帯(じんたい)損傷などで途中休場すると、腰痛なども併発して秋場所を全休。秋場所後に行われた横綱審議委員会の定例会で矢野弘典委員長は、断続的に休場が続く両横綱に対して厳しい意見が出たことを明かし、11月場所の様子を見て、何らかの決議を下すかどうかを話し合うとしていた。

白鵬は11月場所前に行われた合同稽古に参加し、新大関の正代と三番稽古をするなど順調な調整ぶりを見せていた。しかし、右膝が完治していないことなどを理由に11月場所を休場。鶴竜も腰痛などが完治していないとの理由で休場し、ともに3場所連続休場となっていた。ここ最近の6場所では、白鵬の皆勤は19年九州場所と今年の春場所の2場所、鶴竜の皆勤は今年の春場所の1場所だけだった。

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休場白鵬「万全の状態で土俵に戻るべく全力で努力」

白鵬(2020年7月22日撮影)

大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)を休場することが決まった。東京・両国国技館で11月場所の取組編成会議が行われた6日、日本相撲協会に「右膝関節鏡手術、術後血症により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出した。鶴竜とともに両横綱が休場。2場所連続で複数の横綱が初日から休場するのは、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では初めての事態となった。

白鵬は協会を通じて書面で「11月場所を休場することにつきまして、ファンの皆様には深くおわび申し上げます」と謝罪した。8月13日に右膝の内視鏡手術を受けた白鵬は10月16日から計6日間、両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古を皆勤し、新大関の正代らとの三番稽古で精力的に相撲を取って好調ぶりをアピール。その後は11月場所出場を目指し、都内の部屋で調整していた。再起を目指す来年1月の初場所に向けて「万全の状態で土俵に戻るべく、引き続き全力で努力いたします」と誓った。

師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)も協会を通じて書面で「(白鵬は)まだ動きは本来のものではなく、稽古後には古傷の左足も含めて両膝の腫れが引かない状態でした。現時点では回復が間に合わず万全の状態ではないと私が判断し、11月場所を休場させることにいたします」とコメントした。

白鵬は自己ワーストとなる3場所連続の休場となり、今年1年間の5場所で皆勤した場所は、優勝した3月の春場所だけとなった。2場所連続全休となれば、01年春場所の初土俵以来初めて。秋場所後に行われた横綱審議委員会(横審)による定例会では、断続的に休場が続いていることを指摘され、処分を求める厳しい意見も出ていた。

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宮城野親方が「進退」発言訂正 白鵬11月場所休場

宮城野親方

大相撲の横綱白鵬が11月場所(8日初日、東京・両国国技館)を休場することが決まった6日、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が前日5日での「進退」に関する発言を訂正した。日本相撲協会を通じて書面にて「昨日(5日)の電話取材において私は白鵬の進退にかかわる発言をいたしましたが、決して本意ではなく軽率だったと深く反省しております。訂正して取り消させていただきます。大変申し訳ありませんでした」とコメントした。

宮城野親方は前日5日の報道陣の電話取材で「もし出られなかったらあれですね。来(初)場所に進退かけて頑張るしかないですよね」と話していた。

白鵬は11月場所の取組編成会議が開かれたこの日、協会に「右膝関節鏡手術、術後血症により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出した。鶴竜とともに両横綱が休場。2場所連続で複数の横綱が初日から休場するのは、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では初めての事態となった。

秋場所後に行われた横綱審議委員会(横審)による定例会では、断続的に休場が続いていることを指摘され、処分を求める厳しい意見も出ていた。

白鵬(2020年7月22日撮影)

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白鵬、鶴竜 2場所連続の複数横綱不在は史上初

白鵬(2020年7月22日撮影)

日本相撲協会審判部は6日、東京・両国国技館内で、新型コロナウイルス感染防止のため会場を通常の福岡から東京に変更して開催する大相撲11月場所(8日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、東西の両横綱、白鵬(35=宮城野)と鶴竜(35=陸奥)の休場が決まった。

9月の秋場所でも、初日からこの両横綱が休場。2人以上の横綱全員が初日から不在となるのは、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では、37年ぶりの事態(83年夏場所=千代の富士、北の湖)となったが、2場所連続の複数横綱不在という史上初の事態となった。

腰痛の鶴竜は前日5日、既に本人が休場を明言していた。3場所連続18度目の休場で横綱在位39場所中では17度目の休場に、電話取材では「次に出た時は、ちゃんとした結果を残さないとだめ」と話し、来場所以降に進退を懸ける覚悟を示していた。ここまで相撲を取る稽古を再開できないままだった。先場所後の横綱審議委員会(横審)の定例会合では、激励などの決議こそされなかったものの、さらに厳しい立場に置かれた。

一方、右膝負傷で2場所連続休場中だった白鵬は「右膝関節鏡手術、術後血症で約2週間の加療を要する見込み」の診断書(5日付)を提出した。白鵬については前日、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が、6日に出場の判断を下す姿勢を示していた。さらに「もし出られなかったら、来場所に進退を懸けて頑張るしかない」と話していた。10月に両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古には参加し、新大関正代らと相撲を取るなど元気な姿を見せていた。ただ、通常は番付発表以降に行う出稽古が出来ず、調整に苦慮していたようだ。

休場は自身初となる3場所連続の17回目で、最近3年(17場所)で皆勤は6場所にとどまっている。このまま千秋楽まで休み、2場所連続全休となれば、01年春場所の初土俵以来、初めてとなり、今年5場所の皆勤は44度目の優勝を果たした3月の春場所だけとなる。

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