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比嘉は脱水症状続く 復調後リポート提出、処分検討

15日、8回に比嘉(右)はロサレスの攻撃に苦しむ


 ボクシングの前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が16日、師匠の元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高会長(62)と一緒に受賞した沖縄県民栄誉賞の辞退を同県に伝えた。同日に同県が発表したもので、2人そろって辞退したいとの意向を示しており、今日17日午後に県庁で予定されていた表彰式も取りやめになった。

 翁長雄志知事は「2人の気持ちにも配慮した。ぜひ受けてもらいたいと考えており、相談しながら進めたい」とコメントした。14日の前日計量で体重超過による王座剥奪、15日の試合もプロ初黒星で日本新記録の16連続KO勝利を逃した比嘉に向け、同知事は「さらに精進し、これまで以上に活躍されることを期待している」とエールを送った。

 関係者によると、比嘉は15日の試合後、神奈川県内の病院に直行してあらためて検査を受けた。点滴などの治療を受けたものの、まだ脱水症状が続いている状態だという。日本ボクシングコミッションは16日、比嘉の体調が落ち着いた後にヒアリング、あるいは所属ジムからの体重超過に至るまでのリポート提出を要請する方針。その後、今回の世界戦での体重超過に対する処分を検討するという。

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比嘉大吾と具志堅会長、謝罪文を掲載/コメント全文

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長


 体重超過で王座を剥奪されたプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)と師匠の具志堅用高会長(62)が16日、所属ジムの公式サイトで謝罪文を掲載した。

<具志堅会長のコメント>

 この度のWBC世界フライ級タイトルマッチ 比嘉大吾(白井・具志堅)対クリストファー・ロサレス(ニカラグア)におきまして、比嘉が規定体重に至らず、正式なタイトルマッチとして行うことが出来なかったことを深くお詫び申し上げます。

 適性体重でないにもかかわらず対戦を望んでくださったロサレス選手、陣営の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、何より今回の試合を楽しみにして下さったボクシングファンの皆様にも心よりお詫びいたします。

 2月の試合が1ラウンドで終了しダメージもなかったことから、今回の試合の出場を決定いたしました。結果的にこのような事態を招いた全責任は会長である私にあります。

 ボクシング界に与えてしまった影響を厳粛に受け止め、JBCの処分を待ちたいと思います。

 多大なるご迷惑をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます。

白井・具志堅スポーツジム

会長 具志堅用高

<比嘉大吾のコメント>

 4月15日のタイトルマッチで体重調整が上手くいかず、計量をクリアすることができませんでした。

 対戦相手のロサレス選手はもちろん、この試合に携わってくださったすべての皆様、ファンの方々に心からお詫び申し上げます。

 試合をするための大前提である、体重を作るという事が出来なかったのはプロとしてとても恥ずかしいことです。今回このような結果になってしまった事を深く反省しています。

 今は体調回復に努め、今後の事はJBCの処分に従います。

 本当に申し訳ございませんでした。

白井・具志堅スポーツジム

比嘉大吾

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武井壮「ルール変えなきゃ」比嘉体重超過問題で持論

左から比嘉大吾、武井壮


 武井壮(44)が16日、文化放送で放送された特番「武井壮のガッとしてビターン!」で、親交が深いプロボクサーの比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された揚げ句、級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)に9回TKO負けした件に触れ「ルールを変えなきゃいけない」と訴えた。

 武井は、「比嘉選手は、日本の世界王者として初めて世界戦で体重超過をやってしまったことは汚点を残したなと思います。僕は普段かわいがっている後輩だし、仲の良い友人でもあるけれど『やっちゃったな、やってはいけないミスを犯したな』と思っています」と比嘉を厳しく批判した。

 その上で、山中慎介さんがWBC世界バンタム級タイトルマッチで、前日計量の大幅な体重超過で王座を剥奪された前王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦し2回TKO負けした件と比較し、比嘉の今回の体重超過は「最大級の迷惑をかけなかったことが救い」と語った。

 武井 (山中さんとネリの試合は)体重超過してかなり重い状態で作ってきて、体力を消耗していない選手と試合をして2ラウンドでKOされてしまうっていうようなことが起きてしまった。まともに体を作って絞って削れた状態で試合会場にきてたった1日リカバーした分で戦う、という今のボクシングのルールを守らなかった選手にメリットがあるということなんですよ。(中略)ただ今回の比嘉選手は負けたから。調整に失敗して、パワーもなくて、しかも相手も強くて。だから、やられちゃった側がデメリットを被っていないからまだ良かった。比嘉選手が最大級の迷惑をかけなかったことが救いだったと僕は思っていて。

 その上で「きちっと作った挑戦者がチャンピオンを打ち負かすということ以外に幸せなゴールが何一つないということになっちゃう。だからルールを変えなきゃいけないんじゃないかなあと」とルール改正を訴えた。そのポイントは

 (1)初日の計量でオーバーしちゃったらその時点でハンディマッチにする。例えば12ラウンドある中を3分割して4ラウンド分、4ポイント減点した状態からスタートするとか。そしたら例えば、数百グラムのオーバーを2回目の計量までに落として来たら、そのポイントだけで済む。4ラウンド取れているんだからもう無理して攻める必要ないし、しっかりパンチを見られるし、一方相手はしっかり攻めていかないと取り戻せないから体力も使うだろうし。フラット(平等)にはならないけれど、そこでちょっと少しやってしまった側にハンディキャップを与えられるじゃないですか。

 (2)2回目の計量もだめでした、そして当日の何キロまでに抑えてくださいというところまでを守った。つまり今回の比嘉選手のように、1日目の計量が全部だめだったら、もうその時点で、王座移動でいいと思う。相手がチャンピオンでいい。それでも興業の問題で試合を行わなくてはいけないんだったら、まずチャンピオンが入れ替わった状態で、比嘉選手がチャレンジャーとして挑戦することになる。しかもそこにハンディキャップがもうある。しかも初日のハンディキャップよりも二日目の方が大きくて、判定になったらもう勝てない。KOして勝った場合だけ無効試合になる。チャンピオンを奪った選手はチャンピオンのまま。

 武井は「賛否あると思うんですけど、けどまあ危険性をはらんだ試合を行う、体重超過をしていない選手にメリットを与えるという意味ではこのくらいないといけないと思う」と持論を展開した。

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ロサレス新王者「比嘉のパンチに力は感じなかった」

6回、比嘉(右)はロサレスから連打を浴びる(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。

 ロサレスはリーチの長さを生かしたパンチを次々と繰り出した。比嘉の攻撃を受けてもひるまず、連打でお返し。9回が始まって相手の手数が減り、勝利を確信したという。「大変幸せ。待ちに待った瞬間が訪れた」と歓喜に浸った。試合前日に比嘉が体重超過で王座を剥奪された。想定外の事態だったが、ロサレス自身は集中を乱さなかった。「比嘉のパンチに力は感じなかった。だから攻撃的にいくことができた」と誇らしげに話した。

比嘉(右)はロサレスに9回TKO負けを喫し観客に頭を下げる。後方左は具志堅会長

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JBC比嘉陣営聞き取り調査へ「悪質ではないが…」

具志堅会長(左)が見守る中、当日計量をパスした比嘉


 JBCの安河内剛事務局長は15日、体重超過で世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を剥奪された比嘉大吾の陣営に対して16日から聞き取りなどの調査を行うことを明らかにした。

 報告書の提出も求めるとし「悪質ではないが、しっかり精査しないといけない」と話した。出場停止などの処分が予想される。比嘉と同じ沖縄県出身で、日本記録の15戦連続KO勝利で並ぶ元世界チャンピオンの浜田剛史氏は「特に世界王者が体重オーバーをやってはいけない。処分を受け入れ反省してほしい」と指摘した。

 ◆比嘉の前日計量VTR 14日午後1時、都内のホテルで開かれた計量で、リミット(50・8キロ)よりも900グラムオーバー。再計量へ2時間の猶予を与えられたものの、1時間半後となる午後2時半過ぎ、具志堅会長が再計量することなくギブアップを発表。同会長は「あってはならないことがあった。申し訳ありません。一生懸命努力したが、とにかく汗が出ません。選手を信用していた。まさかという…。短期間でもってきて…。最終的に私の最大の責任」と頭を下げて謝罪した。

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比嘉大吾、出場直訴も9回限界 処分待ち長期休養へ

9回、ロサレス(左)に破れ、引き揚げる比嘉(撮影・林敏行)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。日本ボクシングコミッション(JBC)による処分を待ちながら、比嘉は長期休養に入る。

 力尽きた、ふらついた体で、比嘉は頭を下げながらリングから下りた。WBCの公開採点でジャッジ3人中2人がロサレスを支持した8回終了時、具志堅会長からJBCに棄権の要請が入った。接近戦で打ち合っていた途中に試合はストップ。控室に戻ると涙を流し、そして泣き続けた。「ごめんなさい」と同会長に謝罪。「心配するな、よくやった」と褒められ、心が救われた。

 当日朝の計量で、試合実施のために設定された55・3キロを下回る54・7キロでパスした。しかし脱水症状になるまで極限まで追い込んだ肉体のダメージは大きかったが、周囲の心配を振り払い、自ら出場を直訴。落ち込んだ気持ちを奮い立たせるため、通常よりもウオーミングアップし、顔を紅潮させてリングに立った。試合後は「何も出てこない。改めて話します。ごめんなさい」とだけ話した。

 当日朝に計量パスした後には「世界王者にもかかわらず、計量をミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです。ボクシングファンのみなさま、プロモーションの方々に謝りたいです」と深々と頭を下げた。リングで拳を交え、来日した挑戦者に敬意を表したかったようだ。具志堅会長も「2~3回で止めることも考えていた」。ギリギリの状態だった。

 体重超過の原因について具志堅会長は「今回(の減量ミス)は短期間だったこと。体重を落とすにはもう少し余裕が必要だった」と分析。その上で「2カ月ぐらいで試合をさせた本当に私の責任。甘かったです」とあらためて謝罪した。今月中にもJBCから体重超過に対する比嘉への処分が決まる見通し。長期間の出場停止も想定されるため、同会長は「今後のことは全く考えていない。JBCの処分があるので、しっかりと決定を待ちたい」と神妙な面持ちだった。

 まずは長期休養で疲労が蓄積し続けた心身を癒やす方向。22歳と若いものの、試合できない状態が続けば誰でも実戦感覚は鈍る。比嘉の再起は、いばらの道になりそうだ。【藤中栄二】

9回、クリストファー・ロサレスにTKO負けする比嘉(右端)。右から3人目は具志堅会長(撮影・狩俣裕三)
8回、ロサレス(左)に左フックを食らう比嘉(撮影・狩俣裕三)

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比嘉大吾、栄誉賞辞退も「沖縄行ける状態ではない」

9回、クリストファー・ロサレスにTKO負けする比嘉(右端)。右から3人目は具志堅会長(撮影・狩俣裕三)


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。

 比嘉が、明日17日に故郷沖縄県庁で予定される県民栄誉賞の授賞式に出席できない見通しとなった。2月に地元沖縄での2度目の防衛戦で勝利後、具志堅会長と一緒に受賞することが発表されていた。15日の試合でのダメージが大きいためで、同会長は航空便での移動は難しいと判断した様子。「本人は沖縄に行ける状態ではない。受賞も辞退した方がいいのではないかと思っている。明日、相談してから決めたい」と明かした。なお翌18日に比嘉、具志堅会長の2人で出席予定だった東京シティ競馬(東京・大井競馬場)のトークショーも中止が発表された。

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村田諒太が初防衛、比嘉TKO負け/W世界戦詳細

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇15日◇横浜アリーナ

 2012年ロンドン五輪金メダリストでWBAミドル級王者の村田諒太(32=帝拳)が同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を8回TKOで下し初防衛戦に成功した。

 WBCフライ級では体重超過で王座剝奪となった比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が同級2位のクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)に9回TKO負けを喫した。連続KO勝利は15でストップし日本新記録はならなかった。ロサレスが新王者となった。

8回、ブランダムラ(後方右)をTKOで破り、初防衛を果たす村田(撮影・狩俣裕三)

WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

王者村田諒太(32=帝拳)8回TKO同級6位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)

【1回】村田は相手の様子を見ながら徐々に間合いを詰める。2分30秒すぎ、左ジャブから右ストレートが有効、2分50秒すぎ、右ストレートが相手のボディーにクリーンヒット

【2回】1分20秒すぎ、村田の右フックから左ボディーがヒット。2分10秒すぎ、ガードの隙間から村田は白いマウスピースをのぞかせニカッと笑う。相手も左ボディーから左フックのコンビネーションで応戦

【3回】1分30秒すぎ、村田は相手のガードの上から右ストレートを3発。相手はロープを背に動き回ってかわす。2分30秒すぎ、フットワークで距離を詰めさせない相手に村田はガード越しに右ストレートを断続的に見舞う

【4回】1分30秒すぎ、村田の左ジャブがヒット。1分45秒すぎ、村田は相手のガードの上から右ストレートを何度も繰り出す

【5回】相手は左右体を振って村田に的を絞らせない。村田は2分30秒すぎ、右ボディーを立て続けにヒットさせる

【6回】50秒すぎ、右ストレートが顔面を捉える。1分10秒すぎに村田の右ボディーに相手は顔をしかめる。2分すぎ、村田の強烈な右ストレートをもらい相手の足元がふらつく。2分45秒すぎ、村田のラッシュ。右ストレートで追い詰める

6回、ブランダムラ(左)に右ストレートを打ち込む村田(撮影・狩俣裕三)

【7回】2分10秒すぎ、村田の右ストレート。2分30秒すぎにも右ストレートを村田が繰り出すも単発。相手はのらりくらりと村田のハードパンチをかわす

7回、村田(右)はブランダムラをロープ際に追い詰める(撮影・足立雅史)

【8回】2分10秒すぎ、村田は左ジャブの連打から間合いを詰めて右ストレートをヒットさせる。2分40秒すぎ、村田は左ジャブから右ストレートをクリーンヒット。相手の足元がぐらついた2分44秒すぎ、村田の得意の右ストレートが相手の顔面をとらえダウンを奪う。そのままTKO勝ちで初防衛成功

8回、ブランダムラ(右)を右フックでダウンを奪い、TKO勝ちする村田(撮影・狩俣裕三)

8回、ブランダムラ(手前)に強烈な右ストレートを打ち込む村田(撮影・狩俣裕三)

村田諒太対エマヌエーレ・ブランダムラ 村田(右)は8回TKOでブランダムラを破り、初防衛に成功する(撮影・足立雅史)

◆村田のコメント

「みなさん早く倒せよと思っていたと思うけど僕も早く(KOにもって)いきたかった。ラッキーでした。(前回は試合後に号泣も)泣いていません。見たら分かるじゃないですか。今回は(王者として)見られる立場だった。気が引き締まった。より自分と向き合う時間が多かった。(今日は)もっと行けよと言われるかもしれないけど、初防衛戦ということで及第点というところ。戦いたい相手は(3団体統一王者)ゴロフキン目指してやりたい。今のままなら勝てる気がしないので、しっかり練習したい」

WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦

前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)9回TKO同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)

9回、ロサレス(右)にTKO負けする比嘉(撮影・狩俣裕三)

【1回】比嘉は相手のジャブをガードしながら、ステップインジャブで様子を見る。1分すぎ、比嘉は相手の左ジャブにカウンター気味に左を合わせる。相手も負けじとコンビネーションでパンチを積極的に繰り出す

【2回】比嘉は1秒すぎに左ボデイーをヒットさせる。相手も比嘉の左ボディーに左フックを合わせ、1分20秒すぎには比嘉の顔面をヒットさせる

2回、比嘉(左)はロサレスに強烈な左ストレートを見舞う(撮影・足立雅史)

【3回】1分25秒すぎ、比嘉は左ボデイーをヒットさせる。ボディーを嫌う相手は前傾姿勢の比嘉に左右のアッパーで応戦。2分すぎ、比嘉の強烈な左ボデイーがヒット。2分10秒すぎ、比嘉は左ボデイーをフェイントに左フックを顔面にヒット

【4回】相手が積極的にパンチを繰り出し2分10秒すぎ、右ストレートを比嘉の顔面にヒット。2分20秒すぎ、比嘉は相手の右フックをもらう

◆4Rまでの公開採点=比嘉1-2ロサレス

【5回】両者壮絶な打ち合いを展開。2分すぎ比嘉の左右のボディーが相手をとらえる。残り10秒、相手も比嘉の右ボディーを捉える

【6回】10秒すぎ、相手の左右のフックをもらった比嘉の足元がふらつく。2分30秒すぎ、比嘉は左ボディーから右フックをヒット。2分40秒すぎ、相手の左右のフックに比嘉は左ボディーを連打で応戦

6回、ロサレス(左)に強烈な右フックを食らわす比嘉(撮影・狩俣裕三)

6回、比嘉(右)はロサレスから連打を浴びる(撮影・足立雅史)

【7回】1分40秒すぎ、比嘉の左ボディーがヒット。2分すぎ、比嘉の左ボディーに相手が顔をゆがめ、動きが鈍くなる。比嘉は左ボディから左フックをヒットさせる

【8回】2分すぎ、比嘉の左右のフックが相手の顔面をヒット。相手も負けじと左右のフックで応戦し壮絶な打ち合いに。2分45秒すぎ、比嘉は左右のボディーから左右顔面にフックをヒット

◆8Rまでの公開採点=比嘉0-2ロサレス、ドロー1

【9回】相手の猛攻でパンチを浴びる比嘉サイドからタオルが投入され、比嘉のTKO負け

試合を観戦する山中氏(撮影・狩俣裕三)

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比嘉大吾と具志堅会長の大井競馬イベントが中止に

前日計量を前に険しい表情の比嘉大吾(左)と具志堅用高会長(2018年4月14日撮影)


 大井競馬を運営する特別区競馬組合は15日、具志堅用高会長と比嘉大吾が18日に大井競馬場で出演予定だった「レジェンドトークショー」とメインレース「東京スプリント」の表彰式プレゼンテーターの実施を中止すると発表した。出演者の意向だという。

 なお当日は、松村邦洋、神奈月らものまねタレントによる「東京スプリント TCK ものまねライブ!」を開催する。

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体重超過の比嘉TKO負け、日本新16KOならず

8回、ロサレス(右)にパンチを出すもかわされる比嘉(撮影・林敏行)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 前王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、挑戦者のクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)に9回TKO負けを喫した。

 9回に相手のパンチを浴びる中で棄権の意思を示し、初黒星。日本新の16連続KOもならなかった。

 比嘉は14日の前日計量で51・7キロとリミットを900グラム超過。2時間の猶予も1時間半後にギブアップして王座を剥奪された。15日の当日計量を規定内の54・7キロでパスして臨んでいた。

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王座剥奪の比嘉、当日計量パス 頼みは16連続KO

当日計量にパス後、ロサレス陣営(左端)に謝罪し、握手を求められた前WBC世界スーパーフライ級王者比嘉(右)


 14日の前日計量で体重超過し、王座剥奪されたボクシング前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が15日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで当日計量に臨み、規定内の54・7キロでパスした。

 会場の横浜アリーナでの健康診断は残るものの、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)との試合は成立となった。これでロサレスが勝った場合、王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 当日計量パス後、比嘉は具志堅用高会長、野木丈司トレーナーとともに謝罪。日本人初の世界戦体重超過での王座を剥奪を受けて「世界王者にもかかわらず、計量ミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです」と深々と頭を下げた。さらに「体重オーバーしてまでも試合をオッケーしてくれたロサレス陣営の方々に感謝しています。ボクシングファンのみなさま、試合を組んでいただいたプロモーションの方々に謝りたいです」と神妙な面持ちで口にした。

 比嘉は14日に都内で開かれた前日計量で51・7キロとリミットを900グラム超過した。2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定されていた。これで日本新の16連続KOの可能性は残った。

具志堅会長(奥)が見守る中、当日計量をパスした前WBC世界フライ級王者比嘉

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浜田剛史氏「減量は当たり前…大きく裏切った」

険しい表情の帝拳ジム浜田代表(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 同じ沖縄出身で元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏 間隔が2カ月で逆に増やさずいいのかと思っていた。想定外でまさか。減量は何キロ落としても自慢ではなく当たり前。沖縄ファイターが出て盛り上がっていたが、大きく裏切った。技術、根性すべてが飛んだ。

比嘉の再計量断念を報道陣に伝え、頭を下げる具志堅会長(撮影・河野匠)
前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

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比嘉に挑戦のロサレス心痛「夢を失うのと同じ」

前日計量をパスする挑戦者のロサレス(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 50・5キロでパスしたロサレス すごく残念で悲しい。夢を失うのと同じで心を痛めている。試合できることを祈っている。世界を取りに来たので、王者になって国に帰る。(試合時に体重差があったとしても)リスクだとは思っていない。私は順調に回復して力強い。

1回目の計量で900グラムオーバーとなり、うなだれる比嘉(左)と具志堅会長(2018年4月14日撮影)
前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

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比嘉に「厳格な処分」ネリはJBC永久追放/解説

比嘉の再計量断念を報道陣に伝え、頭を下げる具志堅会長(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。

<解説>

 3月の山中-ネリ戦以来、国内外で計量失格へ批判の声が強まる中、日本人選手が絡んだ世界戦の計量失敗は10例目で、日本人のミスは初めてだ。再計量で1・3キロオーバーのネリはJBCから永久追放の処分が下った。比嘉は900グラムで減量ミスの原因はさまざまだが、結果的には同じ体重超過。JBC安河内事務局長は「出場停止や罰金など厳格な処分を考えざるを得ない」と話した。JBCと日本プロボクシング協会が体重超過に関する独自ルールを検討し始めた直後の不名誉な出来事だった。

 本来は当日計量だったプロボクシングが健康上の理由で前日計量に変更されたのは90年代初頭から。それを逆手に取り、大幅な減量で階級を下げて戦う流れが海外選手の主流になった。水分や吸収の良い食物で体重を一気に戻し、パワーで優位に立つ方法だ。日本勢も負けじと同じ方法を導入してきたが、無理な減量を伴う階級設定はそろそろ転換期にきているのではないか。健康面も考慮に入れ、選手たちの「適正階級」を見直す時期だろう。【藤中栄二】

前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

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王座剥奪の比嘉、統一戦など夢プランすべてが霧散

前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 まさかの900グラムオーバー。計量会場が1度沈黙し、ざわついた。比嘉には再計量へ2時間の猶予を与えられた。涙を流し自室へ戻ったが、1時間半後に具志堅会長がギブアップを発表した。再計量しないまま、比嘉は王座を剥奪された。王座は空位となった。具志堅会長は「あってはならないことがあった。申し訳ありません」と神妙な面持ちで頭を下げた。「一生懸命努力したが、とにかく汗が出ません」。

 リミット(50・8キロ)まで、比嘉は11・2キロの減量が必要だった。2月4日の故郷沖縄での2度目の防衛戦から約1週間で体重は62キロまで増えた。3度目の防衛戦まで試合間隔は70日。今回は自炊をやめ、野木丈司トレーナー夫人によるカロリー計算された弁当を3月9日から毎日2食分を手渡され、食事制限してきた。もっとも重要視してきた減量のミスは痛恨だった。

 昨年5月の世界王座奪取前、比嘉はつらい減量でパニック症候群に陥った。同10月の初防衛戦は計量後の食事でおう吐し、体調を崩した。昨年2月のV2戦は約1カ月前に風邪でダウン。今回も1週間前のロードワークで倒れたという。世界戦前に減量苦が原因と思われるアクシデントが続き、同会長は「選手を信用していた。まさかという…。短期間でもってきて…。最終的に私の最大の責任」と再び頭を下げて謝罪した。

 試合開催について、WBCは管轄する日本ボクシングコミッション(JBC)に従うとした。JBCは両陣営が開催を望んだことから、午前8時に当日計量を設定。リミットの50・8キロから10ポンド上回る55・3キロをオーバーしなければ、コンディションも見て開催を決める。検診した中村ドクターは「脱水症状はあるが試合するには健康上問題はない」と話した。

 日本新記録がかかったV3戦の大一番が、一転して国内で日本人初の世界戦計量失格。比嘉が17年に王座奪取の一戦も王者が体重超過した末と、皮肉な巡り合わせの王座陥落だ。次戦は海外進出、統一戦などのばら色のプランも霧散してしまった。【河合香】

 ◆比嘉大吾(ひが・だいご)1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市生まれ。宮城小-仲西中まで野球部。中学3年時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画に触発され、宮古工に進学してボクシング部へ。アマは国体8強が最高成績。具志堅会長に誘われ、プロ転向。14年6月にプロデビューし、1回KO勝ち。15年にタイでWBCユース・フライ級王者、16年に東洋太平洋同級王者に。昨年5月にWBC世界同級王者となり2度防衛。今年2月に沖縄県民栄誉賞を受賞。家族は両親と兄。身長160・8センチの右ファイター。

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比嘉が日本人初の計量失格で王座剥奪、試合は開催

1回目の計量で900グラムオーバーとなりうなだれる比嘉(左)は具志堅会長から声を掛けられる(撮影・河野匠)


 ボクシングのダブル世界戦(15日、横浜アリーナ)の前日計量が14日、都内で行われ、16連続KO勝利の日本記録がかかるWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)は午後1時からの1回目で制限体重の50・8キロを900グラムオーバーした。2時間の猶予の間にパスすればクリアとなったが、午後2時半過ぎに計量会場に具志堅用高会長が1人で現れ、ギブアップする意志を伝えた。この時点で王座剥奪となった。過去、日本人王者が計量失格となったケースはない。具志堅会長は「本当に申し訳ございません」と頭を下げた。

 3度目の防衛戦だった比嘉は軽量級では際立つ筋肉の持ち主で、ここ数戦は毎試合で減量苦があった。13日の公式会見では「今回も1ラウンドから全力で倒しにいきます」と述べていたが、ひげを伸ばした表情に覇気はなく、体調面での心配が募っていた。この日も生気がない顔つきだった。

 挑戦者の同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)は50・5キロで一発パスした。WBC、JBC(日本ボクシングコミッション)、両陣営で協議した結果、試合は行う方針。当日午前8時からリミットから10ポンド超えの122ポンド(55・3キロ)を上限にした当日計量を設け、比嘉がクリアした場合はタイトル戦が行われる。その場合は比嘉が勝利すれば王座は空位、ロサレスが勝利した場合のみベルトが移動する。

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比嘉が体重オーバー 猶予2時間ダメなら王座剥奪

1回目の計量で900グラムオーバーとなる比嘉。左後方では具志堅会長が心配そうに見つめる(撮影・河野匠)


 ボクシングのダブル世界戦(15日、横浜アリーナ)の前日計量が14日、都内で行われ、16連続KO勝利の日本記録がかかるWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)は1回目で制限体重の50・8キロを900グラムオーバーした。

 2時間の猶予の間にパスしなければ、王座剥奪となる。過去、日本人王者が計量失格となったケースはない。挑戦者の同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)は50・5キロで一発パスした。

 3度目の防衛戦だった比嘉は軽量級では際立つ筋肉の持ち主で、ここ数戦は毎試合で減量苦があった。13日の公式会見では「今回も1ラウンドから全力で倒しにいきます」と述べていたが、ひげを伸ばした表情に覇気はなく、体調面での心配が募っていた。この日も生気がない顔つきだった。

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比嘉大吾、銀グローブで日本記録16連続KO勝利だ

調印式を終えて写真に納まるチャンピオン比嘉と挑戦者ロサレス(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのダブル世界戦(15日、横浜アリーナ)の会見と調印式が13日に都内で行われた。

 16連続KO勝利の日本記録がかかる比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)はシルバーのグローブを選択した。3度目の防衛戦となる今回は白と銀をべースにしたコスチュームを着用するため、カラーを統一した。比嘉は「今回も1ラウンドから全力で倒しにいきます」と気合を入れ直した。今日14日の前日計量に備え、体重もリミットまで残り1キロ弱まで落とし、具志堅会長は「昨日に比べて今日はまったく違うし、ウエートも順調」と減量面の不安を払拭(ふっしょく)した。

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比嘉は体調回復「1回から全力で。絶対倒します」

調印式を終えて写真に納まるチャンピオン比嘉と挑戦者ロサレス(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのダブル世界戦の調印式と記者会見が、13日に都内のホテルで行われた。

 15日の横浜アリーナで、WBC世界フライ級は王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)のV3戦で、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)の挑戦を受ける。グローブはともに日本製で比嘉がシルバー、ロサレスが青を選んだ。

 比嘉は前日の予備検診よりは体調も回復している様子。「コンディションはいつもとあまり変わらない。試合には100%にもっていきます」とはっきりと答えた。具志堅会長も「きのうと顔色はまったく違う。ウエートも順調」と強調した。

 日本新の16連続KO勝利がかかるが、比嘉は「1回から全力で倒しにいきます。絶対倒します」と宣言した。ロサレスは世界初挑戦となる。「待ち望んでいた試合。コンディションはパーフェクト。特別な練習をして、特別な戦術もあり、比嘉も研究してきた。比嘉が負ける日になる」と応酬した。

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比嘉16連続KOへ試練、減量苦「厳しい状況」会長

予備検診を終え写真に納まるチャンピオン比嘉(左)と挑戦者ロサレス(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ(15日、横浜アリーナ)の予備検診が12日に都内で行われ、V3戦の王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)がパスした。

 16連続KOで日本新狙いの比嘉は、最大の難関の減量苦があらわだった。直前までホテルの自室で寝ていて髪に寝癖、こけたほおに無精ひげを伸ばし放題。写真撮影では力なく拳を握った。体格差に「身長の高い人としかやってない。大丈夫」、対面した印象は「映像で見たのと一緒」、「怖さは」に「ありませんでした」。野木トレーナーに寄り添われて部屋に戻った。具志堅会長も「厳しい状況ではある。試練になるかも」と心配しきりだった。

WBC世界フライ級検診表

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比嘉大吾過酷減量に元気なし…具志堅会長「試練に」

予備検診を終え写真に納まるチャンピオン比嘉(左)と挑戦者ロサレス(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのダブル世界戦の予備検診が、12日に都内のホテルで行われた。15日の横浜アリーナで、WBC世界フライ級は王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)は同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)の挑戦を受ける。両選手とも異常なしと診断されたが、比嘉は最大の難関である減量のピーク。会見では三言答えだけで早々に自室へ引き揚げた。

 直前まで部屋で寝ていたそうで、髪は寝癖がついたまま。こけてきたほおには無精ひげを伸ばし放題だった。記念撮影でも最初はポーズもとらず。うながされて力なく拳を握った。3つの質問に答えると、野木トレーナーに寄り添われて自室へと戻っていった。

 比嘉の体格データはV2戦とほぼ同じも、ロサレスより身長で8センチ低く、リーチは18センチも短かった。これには「身長の高い人としかやってない。大丈夫」。対面しての印象は「映像で見たのと一緒」。「怖さは」と問われると「ありませんでした」と力なく答えた。

 比嘉は元々減量に苦しんできたが、今回は特に元気がなかった。具志堅用高会長(62)も「厳しい状況ではある。きついと思う。試練になるかも。相手も今までの中では根性ありそうで強いし」と心配しきりだった。

 ロサレスは逆に元気そのもので、リーチ差には「最大限に生かしたい。パンチも入れやすい」と優位を強調した。体重は「あと1・5ポンド前後(約680グラム)を維持している」という。胸囲の差には「的が広くパンチ当てやすい」。比嘉の姿に「ユーチューブで見た時はパワフルで強かった。今日は小さく細い。強い印象はなかった」と話した。

予備検診を終え取材を受ける比嘉と具志堅会長(撮影・丹羽敏通)
会見を終え具志堅会長と引き揚げる比嘉(撮影・丹羽敏通)

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木村吉光「スパーリング80回」王者戦へ手応え十分

10戦目でタイトル初挑戦の木村吉光


 12日に東京・後楽園ホールでのボクシング・ダブルWBOアジア太平洋タイトル戦の前日計量が、11日に都内で行われた。

 フェザー級では10戦目で初のタイトル戦となる同級10位木村吉光(21=白井・具志堅)は57キロ、王者リチャード・プミクピック(27=フィリピン)は5・9キロでリミットの57・2キロをクリアした。

 木村は15年5月にプロデビューし、まだ3年目に「早い気もするが、試合を組んでくれた期待に応えたい」と意気込む。幼稚園のころからフルコンタクト空手をやり、中学からはキックボクシングでプロ5勝(4KO)1分の実績を持つ。尽誠学園ではボクシング同好会にも所属し、顧問が具志堅会長と知り合いの縁で上京して入門した。

 16年全日本新人王になるなど、ここまで順調に白星を積み上げてきた。今回はジム恒例の階段トレに加えて、フィジカルトレにも取り組み、同門のWBC世界フライ級王者比嘉大吾と同じ練習をこなしてきた。「比嘉先輩と同じメニューをやってきた。スパーリングも80回で大振り相手の対策などをした。今まででベスト。体も自信も手応えがある」。3日後にV2戦の比嘉のためにも、王座奪取でいい流れを作りたい。

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具志堅会長「彼女いる?」挑戦者ロサレスを質問攻め

挑戦者ロサレス(左)は白井・具志堅スポーツジムの具志堅会長(右)から母国ニカラグア産のコーヒーを贈られ、香りを確かめる(撮影・足立雅史)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)に挑戦する同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)が、10日に都内のジムで練習を公開した。

 15日に横浜アリーナで3度目の防衛戦となる比嘉陣営からは、具志堅用高会長(62)らが偵察に訪れた。練習はシャドーと縄跳びだけだったが、会見では具志堅会長が最前列に座って質問攻めにした。

 「花粉症は」を皮切りに「彼女はいますか?」。ロサレスが「いる」と答えると「何人?」「付き合った期間は?」と続けた。ロサレスは苦笑しながら「半年」と答えた。

 さらに「好きな食べ物は?」「好きな飲み物は?」に「牛肉」「オレンジジュース」と答え、「コーヒーは?」には「飲まない。あまり好きじゃない」。

 具志堅会長はニカラグア産のコーヒー豆を手土産に持参していた。プレゼントしたがトレーナーの手にわたり、先制パンチは空振った。

 練習は手の内も見せずにあまり参考にはならなかったが、具志堅会長は「体幹が強そうで、バランスがいい。アマの実績もあり、足を使ってくるのでは」と予想した。

 比嘉には日本新記録の16連続KO勝利がかかる。「相手のボクシングにはまらないこと。ファイターになり、接近してロープに追い込みたい。迷わずに攻めていくしかない」と期待した。

ポーズを決める挑戦者ロサレス(撮影・足立雅史)
白井・具志堅スポーツジムの具志堅会長(後方右)はシャドーボクシングを行うロサレスを鋭い視線で見つめる(撮影・足立雅史)

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比嘉大吾 日本新へ具志堅会長から「アメとムチ」

公開練習でミット打ちする比嘉(撮影・林敏行)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、師匠からの「アメとムチ」で日本新達成へ目の色を変えた。同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)とのV3戦(15日、横浜アリーナ)を控え、3日に都内の所属ジムで練習を公開。17日に具志堅会長と一緒に沖縄県民栄誉賞の授与式に出席予定で、同会長から「負けたら辞退」と命じられた一方、日本新の16連続KO勝ちなら5月12日に米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで開催されるWBA世界ライト級タイトル戦の視察を確約された。

 比嘉は「(航空機は)もちろんファーストクラスですよね?」とお願いすると、同会長も「日本新ならファーストクラスは安いもの。本人が頑張ってくれれば」とゴーサイン。比嘉は「終わってからの楽しみのために頑張る」と気持ちを高揚させた。

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比嘉大吾16連続KO勝利へ「勝って沖縄に帰る」

公開トレーニングの会見で笑顔の比嘉大吾。左は白井・具志堅スポーツジムの具志堅用高会長(撮影・林敏行)


 4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が3日、都内の所属ジムで練習を公開した。

 日本新記録の16連続KO勝利の期待がかかる一戦。同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)との対戦に向け、1回のスパーリングを披露した。最大で62キロまで増加した体重はリミット(50・8キロ)まで残り5キロ程度まで落とした。先月9日から野木丈司トレーナーから同夫人お手製の弁当を毎日2食分手渡されて胃袋を満たしている比嘉は「もうコンビニ(弁当)のお世話になっていない。お菓子も食べていない。体調がいい」と笑顔をみせた。

 V3戦から2日後の17日には、師匠の具志堅用高会長とともに受賞した沖縄県民栄誉賞の授与式が予定される。同会長から「負けたら辞退になるよ」とハッパをかけられた比嘉は「勝って沖縄に帰ることを楽しみにしています」と気合を入れ直した。一方で同会長からKO勝利した場合、5月12日に米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで開催されるWBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)-挑戦者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦の視察を確約された。比嘉は「もちろんファーストクラス(の航空便)ですよね?」とお願いすると、具志堅会長も「日本新のKO勝利ならファーストクラスは安いもの。本人が頑張ってくれれば」と確約。師匠によるアメとムチの作戦で、比嘉は気合のボルテージを上げていた。

公開トレーニングで具志堅用高会長(左)が見守る中、スパーリングする比嘉大吾(撮影・林敏行)
公開トレーニングを終え、汗だくの比嘉大吾(撮影・林敏行)

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比嘉大吾、極限まで肉体追い込む練習「足がヤバイ」

苦しそうな表情でロープトレに臨むWBC世界フライ級王者比嘉


 4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が14日、2部練習でフィジカルメニューを消化した。

 午前中に神奈川県内の坂道をダッシュして下半身を強化。夕方からは所属ジムでジムメートとともにロープやつり輪などを使用した練習に臨んだ。15日の練習がオフとなったこともあり、極限まで肉体を追い込み「足がヤバイです。明日はゆっくり休みます」と苦笑いを浮かべた。

 同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)とのV3戦では日本新記録となる16連続KO勝ちの期待がかかる。練習を見守った具志堅用高会長は「ロサレスはまとまった選手。決して侮れないよ」と警戒する。試合まで1カ月と迫った比嘉は「必ず勝って次のステージにいきたい」と意欲を示した。

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比嘉大吾パッキャオ指導者から秘密兵器、パンチ力↑

米国の名トレーナーのローチ氏から贈られたシャドーダンベルを手に気合を入れる比嘉


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が米国の名指導者から贈られた「秘密兵器」でパンチ力アップを狙う。

 4月15日の3度目の防衛戦(横浜アリーナ)に備え、9日から本格スパーリングを開始。先月下旬の米視察の際に対面した元6階級制覇王者パッキャオ(フィリピン)を指導するローチ・トレーナーからシャドーダンベル(500グラム)をプレゼントされたことを明かし「これでシャドーボクシングしています。秘密兵器です」と気合を入れ直していた。

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拳四朗の防衛戦は5月25日大田区総合体育館に変更

WBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(2018年2月19日)


 帝拳ジム、大橋ジムとフジテレビは8日、4月15日に横浜アリーナで開催予定だったWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)のV3戦を5月25日に東京・大田区総合体育館で行うと発表した。再戦となる挑戦者で同級1位ガニガン・ロペス(36=メキシコ)陣営と、2つの興行を中継するフジテレビの間で開催日を再調整した。

 トリプル世界戦だった4月15日の横浜アリーナはWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が同級8位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を迎える初防衛戦と、日本記録の16連続KOを狙うWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)を迎える3度目の防衛戦のダブル世界戦となる。

 5月25日はWBA世界バンタム級1位井上尚弥(24=大橋)が3階級制覇をかけて王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑むタイトル戦に拳四朗が加わり、こちらもダブル世界戦となる。

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比嘉大吾「次で日本新記録」16連続KOへ調子いい

徳之島合宿から帰京したWBC世界フライ級王者比嘉


 4月15日の3度目の防衛戦(横浜アリーナ)で日本新記録の16連続KO勝利を狙うWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が7日、鹿児島・徳之島での合宿から帰京。

 2月28日から7泊8日で、500段以上ある階段ダッシュなど1日3部トレの過酷メニューを消化。比嘉は「このメニューでやると調子がいい。次で日本新記録をマークして比嘉を知ってもらいたい」と言葉に力を込めた。

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比嘉大吾「このまま死ぬのかと」飛行機揺れに苦笑い

徳之島合宿を終え、16連続KO勝利への自信をみなぎらせたWBC世界フライ級王者比嘉


 4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が7日夕方、鹿児島・徳之島での合宿から帰京した。

 先月28日から7泊8日で、坂道や階段のダッシュ、7キロの朝ロードワークなど1日3部練習を敢行。いつも搭乗した飛行機の揺れに敏感な比嘉は「徳之島から鹿児島までの飛行機が今までで一番揺れて、このまま死ぬのかと思いました。22年間を振り返りました。帰京できて良かったです。練習よりも飛行機がつらかった」と苦笑いを浮かべた。

 V3戦の挑戦者は同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)となる。ロサレス対策を含めたスパーリングは10日から開始予定。比嘉は「徳之島の練習やると試合で調子がいいので、いつもの準備ができたと思います」と手応えを口にしていた。

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