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ジム閉鎖の具志堅氏「責任持って」選手の移籍先探し

具志堅用高氏(2019年12月1日撮影)

ボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(64)が会長を務める白井・具志堅スポーツジムは6日、7月31日でジムを閉鎖すると発表した。具志堅会長はホームページ上で「気力、体力ともに、これまでのように情熱を持って選手の指導に当たるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断いたしました」とコメント。所属選手については「最後まで責任をもって移籍先を見つけます」とした。

同ジムは、95年に日本人初の世界王者である故白井義男氏を名誉会長、国内最多の世界王座13回連続防衛の記録を持つ具志堅氏を会長に設立。具志堅氏を慕い、沖縄出身の選手が多く所属してきた。17年5月には比嘉大吾がWBC世界フライ級王座を獲得。ジムとして5度目の挑戦で、悲願の男子世界王者が誕生した。

しかし、比嘉は18年4月の3度目の防衛戦で計量失格により王座を剥奪され、日本ボクシングコミッションからボクサーライセンスの無期限停止処分を受けた。この試合後には、比嘉がデビュー以来タッグを組んできた野木丈司トレーナーがジムを退職。今年2月に再起を果たした比嘉も、ジムとの契約を更新せず、3月11日付でジムを離れた。4月には、長年トレーナーを務めてきた元WBC世界ライトフライ級王者友利正氏も退職。所属選手の移籍も増えていた。

具志堅会長は、今後について「私にできることがありましたら、別の形でボクシング界に携わらせて頂ければと思っております」と記した。

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比嘉大吾が白井・具志堅ジム離脱 処分解除の矢先

比嘉大吾(2018年2月4日撮影)

ボクシング元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24)が、白井・具志堅スポーツジムを離れることになった。

本人が11日に契約更新しないと意思表示し、ジム側が受け入れたことを13日に発表した。

18年4月のV3戦では計量に失敗して王座を剥奪され、ライセンスも無期限停止処分を受けた。

昨秋に処分が解除され、2月にノンタイトル8回戦で6回TKO勝ち。1年10カ月ぶりに再起を飾ったばかりだった。

現役は続行の考えで移籍先を探すことになる。

復帰戦を白星で飾り具志堅会長(右から2人目)に祝福される比嘉(2020年2月13日)

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王座剥奪の比嘉 1年10カ月ぶり再起戦TKO勝利

6回、ジェイソン・ブエナオブラ(左)に右アッパーを浴びせる比嘉大吾(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

18年4月に体重超過により王座を剥奪された元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24=白井・具志堅)が13日、東京・後楽園ホールで約1年10カ月ぶりの再起戦に臨み、6回2分25秒TKO勝ちした。約53・9キロ契約のノンタイトル8回戦でブエナオブラ(フィリピン)と対戦。開始から圧力をかけると、6回にボディーの連打で2度のダウンを奪い、試合を決めた。

17年5月に無敗で世界王座を奪取し、V2戦でデビュー15連続KO勝ちの日本記録を樹立。V3戦での失態で一度は引退も考えたが、昨年10月にライセンス無期限停止の処分が解除となり、リングに戻ってきた。

満員の会場で復帰戦を飾ったものの、被弾する場面もあり、笑顔はなし。「とりあえず勝てて良かったが、力不足。ボクシングはそんなに甘くない」と反省が口をついた。今後については「2年休んでまたかと思われるかもしれないが、自分に期待していない自分もいる。夢を追って東京に出て来た当時の闘争心が今の自分にはない。それがない限り、チャンピオンになるのは無理」と複雑な胸中を吐露した。具志堅会長は「精神的な部分を立て直さないといけない。時間はかかる」とした。【奥山将志】

6回、ジェイソン・ブエナオブラ(左)からダウンを奪う比嘉大吾(撮影・中島郁夫)
6回、ジェイソン・ブエナオブラ(左)にレフェリーストップで勝利した比嘉大吾(撮影・中島郁夫)

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比嘉大吾再起戦へ1発計量OK、過去の失態もネタに

計量をクリアした比嘉大吾(左)とジェイソン・ブエナオブラ

ボクシング元世界WBCフライ級王者比嘉大吾(24=白井具志堅)が、約2年ぶりの再起戦の前日計量を1発クリアした。

13日に東京・後楽園ホールでの53・9キロ契約8回戦で、ジェイソン・ブエナオブラ(25=フィリピン)と対戦する。12日に都内で前日計量に臨み、両者とも100グラム下回る53・8キロでパスした。

比嘉は無事に計量を終えると「記者さんがオーバーを期待しているような顔で」とニヤリ。「特に何とも思わない。無です。意気込みも出てこない」と淡々と答えた。

18年4月のV3戦で体重超過して計量失格し、日本人世界王者初の失態で王座を剥奪された。試合も9回TKO負けで連続KOも15でストップ。日本ボクシングコミッション(JBC)からは無期限ライセンス停止処分を受け、昨年10月に解除されていた。

JBCからは1階級以上アップを条件とされ、現在はWBCバンタム級7位で世界ランクに復帰している。フライ級50・8キロから2・7キロ差、今回は3・1キロ差。ジムが新たに食事を管理するトレーナーを付けて減量してきた。「2年ぶりだし、最後はきつかった。腹減った。ハンバーガー食べたい」と本音も。

以前のような明るさはなく、「両親、後援会や2年間支えてくれた人のために頑張りたい。自分が頑張って沖縄のためになれば」と終始控えめ。具志堅会長は「スピードや切れは前と一緒。あとは気持ち次第」と話した。

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体重超過で王座剥奪の比嘉大吾、再起戦へ「集中」

練習を公開した元WBC世界フライ級王者比嘉

ボクシングの元WBC世界フライ級王者で、18年4月の防衛戦で体重超過により王座を剥奪された比嘉大吾(24=白井・具志堅スポーツ)が10日、2月13日の再起戦(東京・後楽園ホール)へ向け、都内で練習を公開した。

王座剥奪とプロ初黒星を喫した試合後は「お金があるのにコーラが飲めない、ご飯も食べられない。もういいかなと思った」と引退も考えた。それでも、家族や後援会のサポートもあり、復帰を決意。昨年9月に本格的な練習を再開した。「世界王者を目指すが、今はこの試合に集中する。応援してくれた人を安心させたい」。試合は53・97キロ契約8回戦で、フィリピン人選手と対戦する。

練習を公開した元WBC世界フライ級王者比嘉

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比嘉大吾が2月13日復帰戦「できるすべてを出す」

比嘉大吾(2019年6月19日撮影)

ライセンス無期限停止処分が解けたボクシング元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24=白井・具志堅スポーツ)が来年2月13日、東京・後楽園ホールで復帰戦に臨むことが19日、発表された。

スーパーバンタム級のウエートとなる119ポンド(約53・9キロ)契約体重のノンタイトル戦で、対戦相手は未定。所属ジムを通じ、比嘉は「約2年ぶりの試合が決まりました。応援してくださっている方、お世話になった方のためにも、今自分にできるすべてを出して頑張ります!」とコメントした。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件が提示され、1年以上が経過。今年9月27日、具志堅用高会長とともにJBCを訪れて処分解除を申請し、10月にライセンス復帰が発表されていた。

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栗原慶太、左フック2回TKO「世界王者」目指す

2回TKO勝ちでインタビューを受ける栗原慶太

<ボクシング:54キロ契約ノンタイトル8回戦>◇15日◇東京・後楽園ホール

東洋太平洋バンタム級王者のIBF世界9位栗原慶太(26=一力)が、2回TKOで初の世界ランカー対決を制した。

IBF4位スックプサード・ポンピタック(31=タイ)と対戦。2回に左フックでダウンを奪い、立ち上がってきたが連打を浴びせた。コーナーポストに倒れかかったところでレフェリーストップ。2回1分58秒TKO勝ちを収めた。

得意は右ストレートだが、強烈な左フックで仕留めた。「手応えはあった。左で決められたのがうれしい。成長は見せられた」と笑みがこぼれた。この試合前にツイッターでニックネームを募集した。その中から「スラッガー」を選んで、この試合から売り出した。

強打者ぶりは発揮したが、試合内容には不満を口にした。「悪い癖の打ち合いになった。コンパクトに打ち、出入りして、きれいなボクシングをやりたかった」と反省した。

それも「目指しているのは世界王者。向かっていくのはロマンがある」から。「もっと上のレベルへは満足していられない」。同級は井上尚弥(26=大橋)がワールド・ボクシング・スーパー・シリーズを制したばかり。「盛り上がっている。ボクはまだ実力不足も、そこに食い込んで絡んでいければ」。井上とは面識はないが「スパーでもいいからやってみたい」と目を輝かせた。

この勝利で世界ランクも浮上する。WBCでは15位だが、転級してきた比嘉大吾(24=白井・具志堅)が7位に入ってきた。「比嘉君とかやって、WBCのランクを上げたい。日本で知名度のある選手とやって、名を挙げたい」と意欲を示した。

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ボクシング比嘉大吾、年内復帰か 具志堅会長が明言

比嘉大吾、具志堅用高会長(2017年2月4日撮影)

ボクシング白井具志堅ジムの具志堅用高会長(64)が10日に都内で、ライセンス無期限停止処分を解除された元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(23)を年内に復帰させるプランを明かした。

「年内にはやらせたい。名前を忘れられてしまう。スーパーフライ級で予定している」と話した。

比嘉は18年4月のV3戦の前日計量で、国内での世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。日本ボクシングコミッションから処分を受けたが1年5カ月が過ぎ、9月に処分解除を申請し、倫理委員会で解除を承認した。

比嘉は半年前からはジムでの練習を始めているという。具志堅会長は「スパーリングをやらせてみて、どんな状態か見てみたい。食事などは専門家をつけ、ジムで管理していく」とも話した。タイトル戦を控えたジムの選手と、近々地方での走り込みキャンプに行かせる予定という。

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比嘉大吾のボクサーライセンス無期限停止処分を解除

元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾

日本ボクシングコミッション(JBC)は3日、昨年4月にボクサーライセンス無期限停止処分を受けた元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24=白井・具志堅スポーツ)の処分を解除したと発表した。比嘉が所属ジムの具志堅用高会長(64)とともに都内のJBCを訪れて申し入れた先月27日、倫理委員会が開かれて解除することを確認した。処分から1年5カ月での解除となった。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。JBCからライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件を提示されていた。JBCによれば、比嘉からは半年前から週6日の練習を続け、次戦はバンタム級で試合することの報告があったという。復帰戦は年末に計画している。

17年5月に同王座を獲得した比嘉は昨年2月、2度目の防衛に成功し、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を挙げていた。

18年4月、1回目の計量で900グラムオーバーとなり、うなだれる比嘉(左)は具志堅会長から声をかけられる(撮影・河野匠)

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比嘉大吾が処分解除申請 年末に復帰戦を希望

比嘉大吾

昨年4月にボクサーライセンス無期限停止処分を受けた元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(23=白井・具志堅スポーツ)が処分解除を申請したことが分かった。所属ジムの具志堅用高会長(64)とともに27日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れて申し入れた。処分から1年5カ月が経過しており、JBCは来週に倫理委員会を開き、処分解除に向けた協議に入る。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。JBCからライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件を提示されていた。JBCによれば、比嘉からは半年前から週6回の練習を続け、次戦は階級を上げて試合することの報告があったという。

JBC安河内剛事務局長は「処分から長期間が経過していますし、比嘉選手は日本ボクシング界の宝。申し出を受けたので倫理委員会で対応します」と説明。解除になれば、年末に復帰戦を希望しているという。17年5月に同王座を獲得した比嘉は昨年2月、2度目の防衛に成功し、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を挙げていた。

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黒田雅之判定負けで世界王者逃す 会長との夢叶わず

ムザラネ(奥)に判定負けした黒田(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:IBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

IBF世界フライ級4位黒田雅之(32=川崎新田)の世界再挑戦は失敗し、令和第1号の世界王者を逃した。同級王者モルティ・ムザラネ(36=南アフリカ)のV2戦で6年ぶりに世界再挑戦。左ボディーを中心に最後まで攻めたが、的確なパンチをもらってリードされ、0-3の判定負けを喫した。高1からアルバイト生活で、13年の世界初挑戦失敗から挫折を乗り越えてきたが、入門17年目で41戦目の悲願達成はならず。日本人の世界挑戦は日本人対決を除いて7連敗となった。

   ◇   ◇   ◇

黒田は打たれても打たれても攻めた。5回には左目の上をカットし、終盤は右目周囲もはれ上がらせた。それでも最後まで攻めたが、左ボディー以外の有効打を奪えず。手数の多い王者の連打に屈した。「想定より拳1個分リーチが長かった。結果にあーだこーだ言えない。実力不足」と負けを認めた。

13年の世界初挑戦は大差の判定負けを喫した。その後も厳しい状況が続いた。再起戦は引き分け、2戦目に日本王座挑戦もTKO負けした。新田会長が強制的に、自腹で1カ月のメキシコ武者修行に出したが、現地で判定負け。再起後2度の日本王座挑戦にも失敗していた。

高1から自宅、ジム、バイト先の3カ所をめぐる生活を送ってきた。趣味も特にない。会長から深夜や早朝の電話で日程変更され、夜中に後援者との食事に呼び出された。ピンチの挽回力が課題に、いじめでタフさを鍛えられ、危機対応力が増した。17年に日本暫定王座を獲得し、やっとつかんだ世界再挑戦の舞台だった。

田口良一とは引き分けている。12年に井上尚弥のプロテストのスパー相手では圧倒された。拳四朗、木村翔、田中恒成、比嘉大吾らも、黒田を踏み台に世界へ駆け上がっていった。黒田は「自分にイラだった日々」を過ごしてきた。

中学まで剣道部も小柄で体力差を感じ、徳山昌守の世界戦に刺激を受けた。高1時に専門誌で川崎新田ジムのオープンを知るとすぐに入門。会員番号18で、ジム第1号プロの最古参で新田会長の一番弟子。二人三脚でこぎ着けた令和初の国内世界戦も、夢はかなわなかった。

◆黒田雅之(くろだ・まさゆき)1986年(昭61)7月17日、東京・稲城市生まれ。中学では剣道部で2段。永山高1年時に開設した川崎新田ジムに入門し、05年プロデビュー。06年全日本新人王MVP。11年に日本ライトフライ級王座獲得で4度防衛。13年にWBA世界フライ級王者レベコ(アルゼンチン)に世界初挑戦も判定負け。17年に再起後3度目の挑戦で日本同級暫定王座獲得。王座統一を含め4度防衛。167・5センチの右ボクサーファイター。家族は母と妹。

▽前WBO世界フライ級王者木村翔 ディフェンスのいいチャンピオン。黒田選手がガードを破れなかった。僕がやるしかないと思った。

▽元3階級制覇王者八重樫東 左ボディー中心で攻める黒田選手の狙いは良かったが12回の長丁場の中では単調になってしまう。王者の引き出しの多さが勝敗を分けた。

▽黒田のあだ名「ラストサムライ」の元祖、元WBCスーパーフライ級王者川嶋勝重氏 黒田選手はコンビネーションがワンパターンになってしまった。その差が出た。顔も腫れていたし、パンチが効いていた様子だったがそれでも気持ちの強さで何とか判定に持ち込んだ。頑張った。

IBF世界フライ級タイトルマッチ 1回モルティ・ムザラネにパンチを見舞う黒田雅之(撮影・たえ見朱実)

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堤聖也「デビュー戦のつもりで」バンタム級T制す

3回KO勝ちで、B級トーナメントのバンタム級決勝を制した堤聖也

<プロボクシング:B級トーナメント決勝>◇4日◇東京・後楽園ホール◇857人

今年3月にプロデビューした堤聖也(22=ワタナベ)がバンタム級トーナメントを制した。

稲元純平(19=熊谷コサカ)との決勝では、2回に右ショートで先制のダウンを奪取。さらに強烈な右ストレートでぐらつかせた。3回にはスピード感あるパンチで相手を左目上カットに追い込み、そのままドクターストップ。同回1分35秒、TKOで優勝を飾り「今日は良い経験になりました。周囲のアドバイスも聞こえてきて、その声で修正ができました」と満足げに振り返った。

過去2戦はいずれも外国人相手に1回KO勝ちをおさめている。「2試合で計3分も戦っていないので、今日はデビュー戦のつもりで戦いました」と振り返る。身長165センチのオーソドックスながら、スイッチもできる万能タイプ。アマチュア経験も抱負で、今春に平成国際大を卒業し、尊敬する元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏が所属していたワタナベジムに入門していた。

今月24日に世界最速の3階級制覇に挑む田中恒成(畑中)、元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)、3階級制覇王者井上尚弥の弟で来週11日にWBC世界バンタム級次期挑戦者決定戦を控える井上拓真(大橋)とアマ時代は同学年。

「プロ1年目で日本ランキング入り」を目標に掲げる堤は「バンタム級でもスーパーフライ級でも問題ないです。次は日本ランカーと戦いたいです」と意欲を示した。

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英タイソン・フューリーが復帰2連勝 ボクシング

 ボクシング元世界ヘビー級統一王者タイソン・フューリー(30=英国)が復帰2連勝を飾った。18日に英アイルランド・ベルファストでのノンタイトル10回戦で、フランチェスコ・ピアネッタ(イタリア)に大差の判定勝ちを飾った。

 初回に相手の連打をノーガードで再三かわして会場を沸かせたが、攻撃ではジャブから右ストレートと基本にパターンで見せ場は作れず。6回に連打で攻勢、終盤はサウスポーで攻勢も判定となった。レフェリーのみが採点し、100-90のフルマークで6月の2年7カ月ぶりの再起から2連勝となった。

 勝利コールとともに、WBC王者デオンタイ・ワイルダー(32=米国)がリングインした。2人はフェイスオフ。フューリーは「今夜は10回かかったが、ラスベガスではお前をノックアウトする」とほえれば、ワイルダーは「この試合は必ず実現する。ベストとベストの対決だ」とアピール。11月か12月にラスベガスで対戦が見込まれている。

 WBC世界フライ級タイトルマッチは、王者クリストファー・ロサレス(ニカラグア)が4回KO勝ちした。4月に日本で計量失格の比嘉大吾(白井・具志堅)からを奪ったベルトの初防衛を果たした。

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拳四朗、一撃でKO!ロペスを破り3度目の王座防衛

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 拳四朗対ロペス 拳四朗対ガニガン・ロペス 入場時にDJ KOO(手前)とグータッチする拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

<WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館◇12回戦◇リミット48・9キロ

 王者拳四朗(26=BMB)が前王者で同級1位のガニガン・ロペス(37=メキシコ)を破り、3度目の防衛に成功した。

 2回1分45秒すぎ、強烈な右パンチを相手ボディーに叩き込むと、ロペスはたまらず前のめりにダウン。2回1分58秒、この一撃であっさりと勝負を決めた。

 拳四朗は「最初1ラウンドは緊張してドキドキでした。自分の距離が取れていたので、いけるかなと思った」と喜びのコメント。ボディー一撃で仕留めたことを問われると「昨日の夜ごはんの時に(父がボディーへのパンチを)ワーワーしゃべっていて、それでいけるとは…。倒せてよかった」と満面の笑みを浮かべた。

 1年ぶりの再戦は、王者と挑戦者という「立ち位置」が逆になったリマッチだった。王座奪取へと攻める挑戦者に対し、王者はベルトを守る意識が高まる。立場の変化がプラスに働くのか、それともマイナスに動くのか-。笑顔がトレードマークの拳四朗は、ロペスの迎撃を前向きにとらえた。「2回目なので今度はしっかりと倒していきたい。今回は倒します」。V2王者らしく、揺るぎない自信をみなぎせリングに立った。

 1度は拳を交えたベテランのサウスポー。戦いにくい相手であることを身を持って知っているだけでも、精神的なアドバンテージがある。1年前は12回判定で2-0の僅差判定で王座を奪った。WBC独自の公開採点で劣勢を知ったロペスに後半追い上げられた展開でもあった。王座奪回に執念を燃やすであろう11歳年上のロペスに対し「距離感が独特でやりにくい相手だけど、序盤から積極的に攻めて下がらせたい」との戦略を口にしていた。

 もともと4月15日、WBA世界ミドル級王者村田諒太、前WBC世界フライ級王者比嘉大吾とのトリプル世界戦で行われる予定だった一戦だ。両陣営の了承を受けた主催者サイドの日程再調整で約1カ月ほどスライドし、3階級制覇に挑む井上尚弥(25=大橋)とのダブル世界戦になった。結果的に、前回のロペス戦では見送られた地上波での試合生中継が実現することになった。「KO勝利して、もっと有名になる」との宣言を後押しする環境が整った。自然と気持ちも高揚していた。

 前回の試合間隔は2カ月だったが、今回は5カ月弱と十分すぎる調整期間もあった。既に2月上旬、三迫ジム勢と一緒に神奈川・茅ケ崎で3泊4日に合宿を消化した。砂浜での計90キロ以上のロードワークで強靱(きょうじん)な下半身をつくりあげてきた。3月上旬に1週間、そして4月下旬から5月上旬までフィリピン遠征を敢行し、実戦トレーニングにも着手してきた。サウスポー対策を練りながらのスパーリング合宿には十分な手応えがあった。

 「サウスポーには距離の長い左ジャブをいかに当てるかがポイント」と師匠である父の寺地永会長は指摘する。その上で「前回のロペス戦は初の世界挑戦で十分な力を出せずにギリギリの勝利だった。1度戦っているので、今回は(ロペスの動きを)読みやすい。前回、最後の打ち合いは打ち負かした。あの後半に見せた打ち合いを早いラウンドで出せれば」と早期のKO勝ちまで予想していた。

 この1年間、ロペス戦を含めて3度の世界戦を経験した。拳四朗は「防衛ごとに自信はついている。8回ぐらいに倒したい」とKO勝利に意欲的だ。今や勝利後も決めポーズとなりつつある、両手でのピースサインをリング上で再び披露することを意識しながら、リターンマッチを締めくくった。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 拳四朗対ロペス 2回、拳四朗は(奥)は右ボディーでロペスをノックアウトする(撮影・滝沢徹郎)

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比嘉処分 ジムは真摯な姿勢示すべき/記者の目

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長

 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅)に、ボクサーライセンス無期限停止処分を下した。ファイトマネー相当額の20%を制裁金とし、復帰には1階級以上上げることを義務付けた。処分停止解除は定期的に体調管理報告などを受け、総合的に勘案して決める。具志堅会長、野木トレーナー、滝田マネジャーは戒告処分。世界戦で日本人初の失態に過去例のない重い処分となった。

      ◇       ◇

 比嘉の処分発表前、26日のIBF世界2位決定戦の前日計量があった。日本人対決の両者はほれぼれするような肉体で、リミットにピタリだった。耳に残る一言がある。ネリが2・3キロ超過の瞬間、山中が吐き捨てた「ふざけるな!」。外国人の失敗はよく見てきたが、日本人が失敗するとは思いも寄らなかった。

 試合間隔の短さ、筋肉増強のフィジカルトレ、体質…。理由はいろいろだろうが、ジムの管理責任は重い。計量2日前の予備検診では見る影もない姿だった。その夜は他選手の試合で、戒告処分の3人は比嘉と別行動だった。危機感があったのだろうか。

 「あってはならない事態を引き起こしてしまったことを深く反省しております。JBCの処分を厳粛に受け止め、選手の健康管理を徹底する所存です。お騒がせ致しましたことをあらためて心よりおわび申し上げます」。ジムはコメントを出すにとどまった。せめて真摯(しんし)な態度、姿勢を示す会見をすべきだった。【河合香】

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比嘉ライセンス無期限停止 体重超過失態に重い処分

報道陣に処分を説明する日本ボクシングコミッションの安河内事務局長

 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅)に、ボクサーライセンス無期限停止処分を下した。ファイトマネー相当額の20%を制裁金とし、復帰には1階級以上上げることを義務付けた。処分停止解除は定期的に体調管理報告などを受け、総合的に勘案して決める。具志堅会長、野木トレーナー、滝田マネジャーは戒告処分。世界戦で日本人初の失態に過去例のない重い処分となった。

 JBCは前日24日にジムから報告書が届くと、この日午前に倫理委員会を開いた。比嘉が900グラム超過で世界戦では日本人初の計量失敗、王座剥奪の上にギブアップで9回TKO負けから10日目。階級制スポーツに反する大失態に、処分は厳しいものとなった。

 安河内事務局長は「影響は計り知れなく、懲罰の意味で重い処分とした。日本の宝であり、将来を見据えた救済も考えた」と説明した。体重超過は過去1年間停止が最長も、興行優先で途中解除した例もある。「期限を設けて再起ありきではない」とし、処分解除は定期的に健康状態や管理報告を受けて判断していく。

 倫理委員会では再発防止策として、体重超過への罰則規定も話し合われた。5月中旬までにまとめる予定だが、制限体重を3%超過した場合は、再計量もせずに試合中止とする規定を設ける方針を明かした。

 世界戦は認定団体との合意が必要だが、安河内事務局長は「階級制であり、フェアが条件の競技。日本が世界の流れをつくっていきたい」と話した。JBCでは当日計量も実施し、8%超過選手には昇級を勧告している。今後は2回目の8%、1回目も12%超過選手は強制的に昇級させる考えも示した。

 3月に山中の世界再挑戦で体重超過した王者ネリは、日本から永久追放となった。国内では今年、体重超過がすでに6件と増加傾向にあり、計量失敗で棄権した日本王者もいる。今、ボクシング界のあり方が問われている。【河合香】

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体重超過した比嘉大吾にライセンス無期限停止処分

ロサレスに破れ、一礼する比嘉大吾(2018年4月15日撮影)

 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)にライセンス無期限停止処分を下した。また、制裁金としてファイトマネー相当額の20%を徴収する。前日にジムからの報告書が届いたことを受けて、この日倫理委員会を開いて協議した。体重超過では過去例のない最も重い処分となった。

 さらに次戦は1階級以上上げて試合を実施することを義務付けた。管理責任としてクラブオーナーの具志堅用高会長、野木丈司トレーナー、瀧田通子マネジャーに対して、管理責任懈怠(けたい)を理由に戒告処分を課した。無期限停止解除は、定期的なコンディションの管理報告、健康状態報告などを受け、総合的に勘案して決定するとした。

 処分理由は「階級制を前提としたプロ競技スポーツであるボクシングに対する社会的信用を著しく毀損(きそん)する行為である。また、世界タイトルマッチにおける公式計量で日本選手が失格となったことは長い日本プロボクシング史上一度もなく、この点からもボクシングファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」とした。

 比嘉は制限体重を900グラムオーバーし、世界戦に出場する日本選手として初の計量失敗。9回TKO負けした15日の試合後には入院し、既に退院したが今も体調回復に努めているという。

 安河内事務局長は「影響は計り知れなく、懲罰の意味で厳しい処分となった。犯罪とは違い、日本の宝であり、救済の観点も必要と総合的に勘案した」と説明した。今後については「ジムや本人とまず話し合い、その後は定期的に報告を受けながら解除を判断していく。再起ありきにはしない」と話した。

 倫理委員会では再発防止策として、体重超過への罰則規定についても話し合われた。5月中旬までにまとめる方針だが、制限体重の3%超過で試合中止とする規定を設けるという。世界戦は認定団体の承認が必要だが、安河内事務局長は「階級制であり、フェアが条件。日本が世界の流れをつくっていきたい」とも話した。

 白井・具志堅ジムは「このたびは比嘉大吾の計量失格という、あってはならない事態を引き起こしてしまった事を深く反省しております。比嘉は試合後、検査のために入院しましたが、現在は退院しております。JBCの処分を厳粛に受け止め、選手の健康管理等を徹底する所存です。お騒がせ致しましたことを、あらためて心よりおわび申し上げます」とのコメントを出した。

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比嘉体重超過でJBCに報告書、近日中に処分検討へ

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長

 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は24日、体重超過のためWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾が所属する白井・具志堅スポーツジムから報告書が同日に届いたことを明らかにした。近日中に倫理委員会を開き処分を検討する。

 長期出場停止の可能性もあり、安河内事務局長は「しっかり精査して判断する」と述べた。比嘉は制限体重を900グラムオーバーし、世界戦に出場する日本選手として初の計量失敗となった。9回TKO負けした15日の試合後には入院したが、既に退院し体調回復に努めている。

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京口紘人5・20V2戦、相手はパッキャオ援助の男

今年に入って新調した「バンクール」社製のスーツを着用して会見に臨んだ京口

 ボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が5月20日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界ライトフライ級7位ビンス・パラス(19=フィリピン)と2度目の防衛戦に臨むことが23日、発表された。1階級上の挑戦者はIBFに転級申請済みで、来月発表の同団体ミニマム級最新ランキングに入る見通しだという。

 13勝無敗のパラスは、幼少時代に出会った元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の心遣いで、病気の父の治療費などの援助を受けていた。路上でゴミを集めて働くなど苦労を重ねながら、パッキャオを目指し、プロボクサーになったという。

 都内のジムで会見した京口は「ハングリーな選手だと思うので、そういった選手にしっかり勝ちきることが、成長につながる」と気合を入れ直した。また親交の深い前WBC世界フライ級王者比嘉大吾の体重超過については「プロなので何も言い訳にならない」とあえて厳しい言葉を口にした。

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比嘉は脱水症状続く 復調後リポート提出、処分検討

15日、8回に比嘉(右)はロサレスの攻撃に苦しむ

 ボクシングの前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が16日、師匠の元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高会長(62)と一緒に受賞した沖縄県民栄誉賞の辞退を同県に伝えた。同日に同県が発表したもので、2人そろって辞退したいとの意向を示しており、今日17日午後に県庁で予定されていた表彰式も取りやめになった。

 翁長雄志知事は「2人の気持ちにも配慮した。ぜひ受けてもらいたいと考えており、相談しながら進めたい」とコメントした。14日の前日計量で体重超過による王座剥奪、15日の試合もプロ初黒星で日本新記録の16連続KO勝利を逃した比嘉に向け、同知事は「さらに精進し、これまで以上に活躍されることを期待している」とエールを送った。

 関係者によると、比嘉は15日の試合後、神奈川県内の病院に直行してあらためて検査を受けた。点滴などの治療を受けたものの、まだ脱水症状が続いている状態だという。日本ボクシングコミッションは16日、比嘉の体調が落ち着いた後にヒアリング、あるいは所属ジムからの体重超過に至るまでのリポート提出を要請する方針。その後、今回の世界戦での体重超過に対する処分を検討するという。

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