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阿炎とキャバクラ同行は極芯道、2場所出場停止処分

極芯道(19年1月13日)

日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で理事会を開き、4日までに引退届を提出していた阿炎(26=錣山)について、引退届を未受理とし、出場停止3場所および5カ月50%の報酬減額の懲戒処分を決定し、本人に通知したことを発表した。

   ◇   ◇   ◇

阿炎とキャバクラに出入りしていた幕下力士が極芯道であると発表され、2場所の出場停止となった。3日までに進退伺を提出していたが、過去の処分歴がないことも考慮された。十両経験者の極芯道は右膝の負傷で初場所から休場中。5月に手術を受け、師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)の配慮で幕下でありながら療養のため個室が与えられていたが、夜間に部屋を抜け出して不要不急の外出を繰り返していた。錦戸親方は「けん責」処分に。

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阿炎の引退届を受理せず…今後迷惑かけたら即引退

阿炎(2020年7月24日撮影)

日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で理事会を開き、4日までに引退届を提出していた阿炎(26=錣山)について、引退届を未受理とし、出場停止3場所および5カ月50%の報酬減額の懲戒処分を決定し、本人に通知したことを発表した。

今後、程度を問わず協会に迷惑をかける行為を行った場合には、預かっている引退届を受理することと、またそのことを了承する旨の誓約書を提出すること、住居を錣山部屋に移し、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の監督下に入ることを条件とした。阿炎は当面日常生活に支障のある場合をのぞき、外出禁止とした。

師匠の錣山親方は指導監督に重大な不足があったとして、6カ月20%の報酬減額となった。

阿炎は不要不急の外出自粛が求められている中、7月場所中にキャバクラに出入りしていたことが発覚。師匠の判断で7日目から休場していた。阿炎はさらにコンプライアンス委員会の聴取に対して「場所前と場所中に2回」と報告していたが、実際は場所前から複数回出入りしており、虚偽の報告をしていた。また同席していた幕下以下の力士に、出入りした回数などについて口裏合わせを指示していた。

また、阿炎に同行してキャバクラに出入りした幕下極芯道(錦戸)には出場停止2場所の処分が決定した。極芯道は3日までに協会に進退伺を提出していた。師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)にはけん責の処分が通知された。

◆阿炎の不適切行動と発言 昨年11月に十両若元春の手足をテープで縛った動画を自身のインスタグラムに投稿。“悪ふざけ”動画はSNSで拡散され、ネット上で「暴力を連想させる」など批判を浴びた。協会から口頭で厳重注意を受け、反省文を提出。さらに今年2月の全協会員を対象とした研修会終了後、会場を引き揚げる際に報道陣の取材に対して「爆睡していた」「寝ていたので何も聞いていない」と発言。翌日に師匠と協会を訪れて謝罪し、鏡山コンプライアンス部長から厳重注意を受けた。

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復活照ノ富士、優勝後に序二段経て幕内Vは史上初

幕尻優勝を果たし賜杯を手にする照ノ富士(撮影・河田真司) 

<大相撲7月場所>◇千秋楽◇2日◇東京・両国国技館

14場所ぶりに幕内復帰した大関経験者の東前頭17枚目照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、30場所ぶり2度目の優勝を果たした。

◆記録ずくめの復活V 30場所ぶりの優勝は、琴錦の最長43場所ぶりのブランクに次ぐ。優勝制度ができた1909年(明42)夏場所以降、平幕優勝は32人目。幕尻優勝は00年春場所の貴闘力、今年初場所の徳勝龍に続いて史上3人目(1年に2度は史上初)。返り入幕の優勝は徳勝龍以来。優勝と優勝の間で十両以下に落ちたケースはなく、序二段まで落ちて幕内復帰を果たしての優勝は史上初。照ノ富士が初優勝した15年夏場所は関脇で、関脇以下で2度の優勝は貴花田、琴錦、御嶽海らに続いて8人目。同一年に平幕優勝が2度あったのは92年初場所の貴花田、名古屋場所の水戸泉以来28年ぶり。

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照ノ富士が奇跡の大復活V、序二段経て30場所ぶり

かみしめるように下がりを外す照ノ富士(撮影・小沢裕)

<大相撲7月場所>◇千秋楽◇2日◇東京・両国国技館

14場所ぶりに幕内復帰した大関経験者の東前頭17枚目照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、30場所ぶり2度目の優勝を果たした。

3敗の単独トップで迎えた千秋楽。敗れれば優勝決定ともえ戦にもつれ込む本割の関脇御嶽海との一番を制し、13勝目を挙げた。14日目には同部屋の照強が新大関朝乃山を破る“援護射撃”も受け、15年夏場所以来の優勝が決まった。殊勲賞、技能賞の三賞2つも獲得した。

両膝の負傷や内臓疾患に苦しんだ男が、4カ月ぶりに再開した本場所で主役となった。大関経験者が関脇以下で優勝するのは昭和以降では2人目。優勝と優勝の間で十両以下に陥落した力士はおらず、史上初の快挙となった。

初優勝から5年2カ月がたっていた。当時の優勝は初土俵から所要25場所で、年6場所制となった1958年(昭33)以降では貴花田、朝青龍に続き歴代3位となるスピード記録。その場所後には大関昇進を決めるなど“次期横綱”の呼び声が高かった。

しかし昇進後は両膝のけがに加えて、糖尿病や肝炎にも苦しみ、17年秋場所で大関から陥落。「大関から落ちて親方に何回も『やめさせてください』って言いに行った」と気持ちは切れかけたが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)に「とりあえずは治してから話をしよう」と引退を慰留された。1年以上かけて土俵に戻る決心を固め、昨年春場所に西序二段48枚目で本場所に復帰。負け越し知らずで番付を上げ、初場所で再十両。返り入幕となった今場所、ついに“奇跡のカムバック”を実現させた。

◆照ノ富士春雄(てるのふじ・はるお)本名・ガントルガ・ガンエルデネ。1991年11月29日、モンゴル・ウランバートル市生まれ。18歳で逸ノ城らと一緒に来日し、鳥取城北高に留学して相撲を始める。3年時に中退して間垣部屋に入門。しこ名「若三勝」として11年技量審査場所で初土俵。13年春場所後に伊勢ケ浜部屋に転籍。同年秋が新十両昇進で「照ノ富士」に改名。14年春場所が新入幕。関脇だった15年夏場所で初優勝を果たし、場所後に大関昇進。17年秋場所に大関陥落。5場所連続休場して19年春場所に西序二段48枚目で本場所に復帰。192センチ、180キロ。血液型はO。家族は両親と姉、妹。得意は右四つ、寄り。愛称は「ガナ」。

◆記録ずくめの復活V 30場所ぶりの優勝は、琴錦の最長43場所ぶりのブランクに次ぐ。優勝制度ができた1909年(明42)夏場所以降、平幕優勝は32人目。幕尻優勝は00年春場所の貴闘力、今年初場所の徳勝龍に続いて史上3人目(1年に2度は史上初)。返り入幕の優勝は徳勝龍以来。優勝と優勝の間で十両以下に落ちたケースはなく、序二段まで落ちて幕内復帰を果たしての優勝は史上初。照ノ富士が初優勝した15年夏場所は関脇で、関脇以下で2度の優勝は貴花田、琴錦、御嶽海らに続いて8人目。同一年に平幕優勝が2度あったのは92年初場所の貴花田、名古屋場所の水戸泉以来28年ぶり。

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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照ノ富士は玉鷲に勝てば役力士戦へ 審判長が示唆

懸賞金を手に土俵を引き揚げる照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲7月場所>◇11日目◇29日◇東京・両国国技館

幕内後半戦の錦戸審判長(元関脇水戸泉)が、1敗を守った東前頭17枚目照ノ富士(28=伊勢ケ浜)について「玉鷲に勝てば三役に持っていかないと」と、12日目の玉鷲戦に勝てば役力士との対戦を組むことを示唆した。

幕尻の照ノ富士は10勝1敗で横綱白鵬、新大関の朝乃山と優勝争いのトップに並んでいる。12日目の取組次第では単独トップに立つ可能性もある。

優勝争いは1敗の3人を、6人の3敗勢が追うかたちになっている。錦戸審判長は「3敗は(優勝の可能性は)いかないと思う。1敗か2敗。白鵬が崩れないし、朝乃山も崩れない。3人かなと思う」。45度目の優勝を目指す白鵬、朝乃山、序二段から幕内復帰を果たした照ノ富士の争いになると予想した。

照ノ富士(左)は寄り切りで栃ノ心を破る(撮影・足立雅史)

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新入幕の琴勝峰5連勝 錦戸親方「久々の大器だ」

松鳳山を破って新入幕で5連勝とした琴勝峰(撮影・丹羽敏通)

<大相撲7月場所>◇5日目◇23日◇東京・両国国技館

新入幕の東前頭15枚目琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)が、無傷で序盤5日間を終えた。西前頭12枚目松鳳山を小手投げ。

左差しで寄られたが、土俵際で冷静に対応した。新入幕の初日からの5連勝は、14年秋場所に13勝を挙げた逸ノ城以来、平成以降では10人目。関取最年少の大器が、4カ月ぶりの本場所で旋風を巻き起こす。琴勝峰を含め、横綱白鵬、新大関の朝乃山ら5人が初日から5連勝とした。

   ◇   ◇   ◇

土俵際まで攻め込まれたが、新入幕離れした余裕が琴勝峰にはあった。小柄ながら素早い松鳳山に左四つで寄られたものの、懐が深い。右から豪快に小手で振った。「立ち合いは悪かったけど、土俵をうまく使えたので良かった」。スケールの大きい相撲内容に、幕内後半の審判長を務めた錦戸親方(元関脇水戸泉)も「臆することがない。久々の大器だ」とうなった。

191センチ、165キロの恵まれた体格で、組んで良し、離れて良し。3年前の入門時から身長が3センチ伸びるなど、肉体的にも成長が止まらない。序盤5日間を勝ちっ放しで終えて「焦ることなく相撲が取れている」と、貫禄たっぷりにうなずいた。

秀才型の大器だ。学生時代は相撲だけでなく学業も優秀。中学時代は相撲に打ち込む一方でオール5を取ったこともあり、高校進学時には慶応義塾高から誘いを受けた。それでも埼玉栄高の山田道紀監督から熱心な勧誘を受け、高校相撲の名門校に入学すると、1年時からレギュラーに抜てき。17年九州場所に鳴り物入りで佐渡ケ嶽部屋に入門し、序ノ口デビューから所要14場所で幕内まで駆け上がった。

刺激し合える存在が身近にいる。2学年上の琴ノ若は相撲を始めた柏市相撲少年団、高校が同じで、プロ入り後も常に背中を追いかけてきた。その兄弟子は新入幕の春場所で勝ち越し。「すごく刺激をいただいている。ありがたいこと」。佐渡ケ嶽部屋の幕内力士は今場所5人。恵まれた環境で力を蓄えてきた。

新入幕の初日から5連勝は、14年秋場所で優勝争いに絡んだ逸ノ城以来。「(序盤5日を全勝で終える想像は)全然していなかった。勝ち負けというか、気持ちだけしっかり持って行こうと思っている」。未来の角界を背負う20歳が、堂々と連勝街道を突っ走る。【佐藤礼征】

◆琴勝峰吉成(ことしょうほう・よしなり)本名・手計(てばかり)富士紀。1999年(平11)8月26日、千葉県柏市生まれ。小1で地元柏市相撲少年団で相撲を始め、中3で全国都道府県優勝。埼玉栄高から17年九州場所に初土俵。19年九州場所が新十両。20年春場所で十両優勝し、同年7月場所が新入幕。得意は右四つ、寄り。191センチ、165キロ。血液型O。家族は両親と弟。実家は柏市で居酒屋「達磨(だるま)」を経営している。

◆新入幕の初日から5連勝 昭和以降では27人目、平成以降では10人目になる。今場所の琴勝峰は14年秋場所で13勝した逸ノ城以来。逸ノ城を含め、09年初場所の把瑠都、91年九州場所の貴ノ浪と大関経験者もいる。ちなみに1場所15日制が定着した49年夏場所以降では、60年初場所の大鵬の11連勝が最多。

琴勝峰(左)は松鳳山を小手投げで下す(撮影・小沢裕)

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朝乃山が大関昇進へ、富山県出身力士111年ぶり

朝乃山(左)は貴景勝を押し倒しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇22日◇エディオンアリーナ大阪

関脇朝乃山(26=高砂)の大関昇進が事実上、決まった。

横綱、大関の昇進をあずかる日本相撲協会審判部の錦戸副部長(元関脇水戸泉)は全取組終了後、八角理事長(元横綱北勝海)に、場所後の25日に朝乃山の大関昇進をはかる臨時理事会の招集を要請。これを快諾された。境川部長代理(元小結両国)が明かした。

この臨時理事会で承認され、その後の大相撲夏場所(5月10日初日、両国国技館)番付編成会議をへて、正式に大関昇進が決まる。

朝乃山は千秋楽で大関貴景勝に勝ち11勝4敗で今場所を終えた。大関昇進の目安とされる三役で3場所通算33勝には1勝届かないが、33勝というのはあくまでも数字上の目安。相撲内容や安定した取り口などが評価され、審判部内の総意で推薦することで意見が一致した。

~朝乃山が大関になると~

◆新大関誕生 19年夏場所の貴景勝(千賀ノ浦)以来、平成以降では27人目。

◆富山県出身 1909年6月の太刀山(元横綱)以来、111年ぶり。

◆高砂部屋 02年秋場所の朝青龍以来となる。

◆学生相撲出身 豊山、輪島、朝潮、武双山、出島、雅山、琴光喜に続き8人目で、近大出身では師匠の高砂親方(元朝潮)以来2人目になる。

◆付け出し 豊山(幕下10枚目)輪島(幕下60枚目格)朝潮(同)武双山(同)出島(同)雅山(同)琴光喜(同)に続き、三段目100枚目格では初めて。

◆三役通過 昇進目安の番付を「3場所連続三役」とすれば、新三役から所要3場所で大関昇進は00年名古屋場所の雅山以来約20年ぶり。

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八角理事長「見たことない」2敗白鵬の心の乱れ驚く

2敗目を喫した白鵬は無言で報道陣の前を引き揚げる(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇12日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪

横綱白鵬(35=宮城野)の“ご乱心”? を協会上層部は首をかしげた。

過去の対戦成績9勝1敗で、本場所以外では横審総見や出稽古でも「稽古台」のような存在だった関脇正代(28=時津風)相手に、心の変調ぶりを露呈した。立ち合い、右で張った。ここまでは、よくある白鵬の姿だが、その張り手が決まって押し込んでも、さらに張り続けた。2発目、3発目が不発に終わり、4発目は何とか当たったがバランスを崩し上体が起き、正代に脇をつかれ二本差しを許した。なすすべなく寄り切られ2敗目。優勝争いでトップの座を平幕で1敗キープの碧山(33=春日野)に譲り渡し、横綱鶴竜、関脇朝乃山にも並ばれた。

協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は「らしくない。興奮して気持ちを抑えられなかったのか。最初から冷静さを欠いて、2発目に空振りしてバランスを崩した」と話した。さらに「気持ちが整ってなかったのか。どうしちゃったんだろう、勝負を早く決めたかったのかもしれないが、こうゆうの(白鵬の姿)は見たことがない」と心の乱れに驚きを隠せなかった様子だ。13日目は大関とりの朝乃山と対戦するが、この日の相撲の影響について「あるでしょう。ただ(単に)負けたのではなく、自分から墓穴を掘った。気持ちを立て直せるかだろう」と話した。

また土俵下で審判長を務めた審判部の錦戸副部長(元関脇水戸泉)も、変調ぶりを取組前の所作の一端から、垣間見たようだ。「いつも塩を取りに行く時、サーッと走るのに、今日はちゅうちょしていた」。さらに立ってからも「張り手の時は、張って差すか、まわしを取るかだけど、今日は張り手しかやってない」と二の矢が出なかった異変を察知。「今日は少し高かった。いつも脇を締めているのに、振りかぶっていた」と、自滅した横綱の相撲を振り返った。

正代(左)に寄り切りで敗れる白鵬(撮影・渦原淳)

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振分親方が東関部屋継承へ、30日承認なら新師匠に

振分親方(2018年3月28日撮影)

元小結高見盛の振分親方(43)が東関部屋を継承する見通しであることが29日、分かった。30日の日本相撲協会理事会で承認されれば、名跡を「東関」に変更して新師匠になる。

元幕内潮丸の先代師匠は昨年12月13日に血管肉腫のために41歳で死去。師匠不在となり、当面は同じ高砂一門の「八角部屋預かり」となっていた。他の部屋への移籍や、一門内からの新師匠の抜てきなども案として浮上した。だが東京・柴又に部屋を新設してから約2年しかたっていないこともあり、東関部屋関係者は存続の道を探っていた。

振分親方は、先代が入院していることが多かった昨年、師匠代理として稽古場で指導。師匠会にも代理として出席するなど、継承するには最適の立場だった。慎重な性格もあって悩み抜いたが、周囲のサポートもあり、育った部屋の存続を優先。初場所中の高砂一門会でも、振分親方が継承することで話がまとまった。錦戸親方(元関脇水戸泉)は「どうなるか決まった。(発表は)場所後になる」と話していた。力士は環境を変えることなく、新生東関部屋として春場所を迎えることになる。

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師匠不在の東関部屋「決まった」発表は初場所後

2019年12月、東関親方死去に伴い部屋で報道対応する振分親方

高砂一門は20日、都内で一門会を開き、初場所後に開催される日本相撲協会の役員候補選挙で現職理事の八角親方(元横綱北勝海)を擁立することを決めた。副理事候補には若松親方(元前頭朝乃若)を立てる。

昨年12月の前東関親方(元前頭潮丸)の死去により、師匠が不在となっている東関部屋について錦戸親方(元関脇水戸泉)は「どうなるか決まった。(発表は)場所後になる」と話した。現在東関部屋の力士らは、八角部屋の一時預かりとなっている。

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出羽海親方が休養、名古屋場所担当代理に尾車親方

出羽海親方(2019年4月24日撮影)

名古屋場所責任者を務める出羽海担当部長(元前頭小城ノ花)が、体調不良のため当面は休養することが分かった。

状況を見て職務復帰の見込み。代理は尾車事業部長(元大関琴風)が務め、6日の土俵祭りも出席する。また審判部の錦戸副部長(元関脇水戸泉)が、体調面を考慮して控えていた審判長の職務に復帰。高田川副部長(元関脇安芸乃島)と、隔日交代で十両以上の審判長に当たる。

尾車親方(2019年5月7日撮影)

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元朝青龍関「先生、さようなら」床寿さん通夜に参列

4月30日に亡くなった大相撲の元特等床山、床寿の日向端隆寿さんの通夜を訪れた後、記者に思い出を語る元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん(撮影・狩俣裕三)

4月30日に肺炎のため75歳で死去した元特等床山、床寿の日向端隆寿(ひなはた・たかじゅ)さんの通夜が5日、東京・江戸川区内の葬儀所で営まれた。

入門から約半世紀にわたり、角界を裏方として支えてきた。大銀杏(おおいちょう)を結う速さ、出来栄えの美しさなどから「伝説の床山」とさえ言われた。所属した高砂部屋の富士桜、高見山、朝潮、小錦らを手がけたほか、高い技術で部屋の枠を超え、同じ高砂一門の横綱千代の富士、横綱曙らの大銀杏(おおいちょう)も結った。

通夜には、その高砂一門で日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、高砂親方(元大関朝潮)、九重親方(元大関千代大海)、錦戸親方(元関脇水戸泉)、振分親方(元関脇高見盛)ら親方衆はじめ、一門の枠を超えた現役の床山ら関係者が多数、参列した。

その中の1人が、日向端さんを「日本のお父さん」と慕っていた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏だ。遺族の意向で「指名焼香」し、親族が終わった後、一般参列者の中でいの一番に焼香した。

最後まで遺族に付き添ったダグワドルジ氏は「まさかこんなに早いとは思ってなく突然のニュースでした。最後のひと言は『床寿先生、さようなら』。もう少し生きてほしかった」と惜しんだ。「お相撲さんと違って床山さんは、侍たちのヘアスタイル(を手がける)」とし、一番印象に残っている言葉に「力士の顔と体つきに合わせて大銀杏を結うんだ、ということを言っていた」と述懐した。

「癖のある自分を直すために、いろいろ言ってくれた。平成の元で出会った2人が令和で別れた」。物静かな穏やかな口調で、恩人の死を悼んだ。6日午後1時から同所(セレモ江戸川ホール=東京都江戸川区谷河内1の1の16)で葬儀が営まれる。喪主は日向端育子さん。

4月30日に亡くなった大相撲の元特等床山、床寿の日向端隆寿さんの通夜を訪れた後、記者に思い出を語る元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん(撮影・狩俣裕三)
4月30日に亡くなった大相撲の元特等床山、床寿の日向端隆寿さんの祭壇(撮影・狩俣裕三)

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錦戸審判長「歯車が狂ったのか」連敗稀勢の里を分析

稀勢の里(手前)に寄り倒しで勝利する妙義龍(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇2日目◇12日◇福岡国際センター

一人横綱の稀勢の里(32=田子ノ浦)が、大関時代の15年春場所以来、3年8カ月ぶりに初日から2連敗を喫した。東前頭筆頭の妙義龍(32=境川)に差し手を封じられ、最後は寄り倒された。前日の小結貴景勝戦に続く黒星で、昨年春場所で昇進後、横綱としては初の初日から連敗で、2日目に敗れるのも初。白鵬、鶴竜の2横綱不在場所で、優勝争いから取り残されそうな気配が漂い始めた。

幕内後半戦の錦戸審判長(元関脇水戸泉)は「稀勢の里はもう少し我慢すればよかった。腰が高く胸も反っていた。歯車が狂ったのか普段はあんな相撲を取らない。何とか盛り返してほしい」と今後の巻き返しに期待した。

錦戸親方(2018年3月28日撮影)

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八角理事長「辛抱負け」連敗稀勢の里の敗因語る

支度部屋で悔しそうな表情を見せる稀勢の里(撮影・鈴木正人)

<大相撲九州場所>◇2日目◇12日◇福岡国際センター

場所前は好調が伝えられた、1人横綱の稀勢の里(32=田子ノ浦)が、よもやの連敗スタート。約2年ぶりの対戦となった東前頭筆頭の妙義龍(32=境川)に寄り倒され、早くも金星を配給してしまった。

役員室でテレビ観戦した協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は、戦前から「妙義龍は、しつこくしつこく2本差すのを狙うだろう。稀勢の里からすれば左さえ差されなければというのが(勝算が)あるだろう。押し込んだ方が差しやすい。しつこくできるか」と見通していた。実際に、その通りの我慢比べの展開となり、妙義龍がもろ差しに。根負けしたかのように、稀勢の里が強引な小手投げを打ったことで相手を呼び込む形となり、背中から寄り倒された。

勝負が決まると、八角理事長は「あそこは辛抱がな。投げを打って自分(の体)を軽くしてしまった。辛抱負け」と稀勢の里の敗因を語った。逆に妙義龍には「右さえ差せれば(勝算あり)というのがあっただろうが(2本差しても)持って行く力はなかった」とし、そこで稀勢の里の強引な投げが出たことで「稀勢の里が動いてくれたことで(体が)軽くなり持って行けた」と勝敗を分けたポイントを指摘した。

また土俵下で審判長を務めた、審判部の錦戸副部長(元関脇水戸泉)は「稀勢の里は立ち合いから腰が高かった。もっと思い切ってガツンと当たればよかった。胸も反ってアップアップだったね」と体勢の悪さを指摘。相撲全体も「体と気持ちの歯車が狂ったのかな? 普段あんな相撲は取らないのに。投げも前に出ながらならいいけど、攻められての投げは強引」と分析。場所前は報道を通じ、好調だったと認識していただけに「せっかく優勝のチャンスだったのに。何とか盛り返してほしい」と今後の奮起に期待していた。

九州場所 妙義龍に寄り倒しで敗れる稀勢の里(撮影・栗木一考)

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白鵬が東の正位、転属初陣の貴景勝は東小結 新番付

土俵入りを行う横綱白鵬

日本相撲協会は29日、大相撲九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

横綱は、秋場所で41回目の優勝を全勝で飾った白鵬(33=宮城野)が今年初場所以来となる東の正位に就いた。西に鶴竜(33=井筒)、東の2枚目に秋場所で10勝を挙げ復活を遂げた稀勢の里(32=田子ノ浦)が就いた。

今年まだ優勝がない大関陣は、東に豪栄道(32=境川)、西に高安(28=田子ノ浦)と栃ノ心(31=春日野、今年初場所は平幕で優勝)の陣容で変わらない。

関脇は東に3場所連続の御嶽海(25=出羽海)で、三役は昭和以降7位タイの11場所連続となる(1位は若の里=現西岩親方=の19場所連続)。西は今年全5場所で勝ち越している4場所連続在位となる逸ノ城(25=湊)で、三役は5場所連続。

小結は、東に2場所連続となる貴景勝(22=千賀ノ浦)で、消滅した貴乃花部屋から転属しての“初陣”となる。西は、13場所ぶり復帰の魁聖(31=友綱)が就いた。

新入幕は不在で、再入幕は3人。大奄美(25=追手風)は3場所ぶり、明生(23=立浪)と荒鷲(32=峰崎)は2場所ぶりの幕内復帰となった。

十両昇進は3人で新十両は2人。幕下で7戦全勝優勝した極芯道(22=錦戸)は、錦戸部屋からは現師匠(元関脇水戸泉)が02年12月に創設してからは水戸龍(24、九州場所は東十両12枚目)に続き2人目の関取誕生。兵庫県からは照強(23=伊勢ケ浜、九州場所は西十両5枚目)以来、戦後34人目の新十両となった。また友風は、現師匠(元大関琴風)が87年3月に創設以降、矢後(24、九州場所は東十両筆頭)に続き10人目の関取誕生。神奈川県からは朝弁慶(29=高砂、九州場所は西三段目25枚目)以来、戦後18人目の新十両。なお日体大からは、千代の海(25=九重、九州場所は東十両11枚目)以来10人目、学生相撲出身としては129人目の関取となった。

再十両の豊ノ島(35=時津風)は16年秋場所以来、13場所ぶりの十両復帰。35歳4カ月での再十両は、戦後6位の高齢昇進となった(1位は大潮の39歳5カ月)。

九州場所は、11月9日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。11日の初日を迎える。

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新十両の極芯道が感謝、鶴竜に師事し「姿勢学んだ」

十両昇進が決まり会見で笑顔を見せる極芯道(撮影・小沢裕)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)の番付編成会議を開き、十両昇進力士3人を決めた。新十両は極芯道(22=錦戸)と友風(23=尾車)で再十両は関脇経験のある豊ノ島(35=時津風)だった。

極芯道は、この日正午から両国国技館内で、師匠の錦戸親方(56=元関脇水戸泉)同席の元、記者会見に臨んだ。東幕下5枚目で臨んだ秋場所は、7戦全勝の優勝で、文句なしの昇進を決めた。決定後、兵庫・尼崎市の実家に電話で報告。「やっと上がったから、これで親孝行できるよ」と伝えたところ「『そんなのいらないから、どんどんいい相撲を取りなさい』と言われました」と会見場の笑いを誘った。

東幕下2枚目で臨んだ先場所は、7番相撲で敗れ3勝4敗で負け越し。勝てば新十両だった一番を落とし「悔しかった」と振り返り、今場所前は「しっかり稽古したので自信はあった」と言う。

2年前の九州場所から、横綱鶴竜(33=井筒)の付け人を務めた。それが成長の一因となったのは自他ともに認めるところで「勝っても負けても表情が変わらない横綱から、相撲に対する姿勢を学んだ」と感謝した。その鶴竜に「おかげさまで優勝できました」と秋場所で報告すると「これでやっと付け人を卒業できるな」と、ねぎらいの言葉をかけられた。平幕の阿炎(錣山)もやはり鶴竜の付け人を務めて出世。2度目の対戦となった7月の名古屋場所で金星を挙げた。「自分も恩返しできるのは土俵上しかない。『これぐらい強くなった』と認められたいです」と、幕内での対戦を夢見るように話した。また同世代の貴景勝(貴乃花)や阿武咲(阿武松)にも「早く番付で追いついて対戦したい。巡業(の移動バス)でも自分は補助席で(関取の2人は)普通席。早く追いついて同じ土俵に上がりたい」とライバル心を燃やしていた。

十両昇進が決まり師匠の錦戸親方(右)とがっちり握手する極芯道(撮影・小沢裕)

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極芯道、初の各段Vで新十両昇進「攻める相撲を」

幕下優勝の極芯道(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館

6戦全勝同士による、勝った方が幕下優勝という一番は、東5枚目の極芯道(22=錦戸)が西43枚目の対馬洋(25=境川)を突き倒しで破り、初の各段優勝を飾るとともに、11月の九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)での、待望の新十両昇進を決めた。

元々、相撲が遅くジックリと相手の出方を見極めて、勝機とみるや一気に攻める相撲が持ち味。この日も立ち合いからの攻防の後、土俵中央で頭を付け合う手四つの体勢で1分半近い長い相撲に。対馬洋が、いなしや手繰っても無理して出ず、相手が根負けしたかのように手繰って離れたスキを見逃さず、前に出て突き倒した。

待ちに待った関取の座を確実にし「うれしいです」と話した後、すぐに「慎重すぎたかな」と、長い相撲になった一番を振り返った。前夜は、さすがに寝付けず「眠れなかった」という。勝負が遅いことには「(今場所は)攻めどころは、しっかり攻められた。しっかり出る時は出ようと思って、今日も“ここしかない”と思って出た」と納得ずくだった。

もっとも十両力士として臨む来場所は、これまでの1場所7番から15番に増える。当然、スタミナ消耗も考えなければならない。そんなことも考え「自分より大きい人との対戦が増えてくる。今の相撲を15日間となると、大変なことになるので、もっと攻める相撲を。腰が重いという自分のいいところを生かしながら攻めようと思います」と来場所を見据えた。

相撲そのものというより、人間性も含め目標とする力士は横綱鶴竜(33=井筒)。2年前の11月から鶴竜の付け人を務め、健康管理や集中力など、力士としてあるべき姿を学んだという。「相撲に対する、向き合う姿勢」を学び、また付け人についたことで巡業も参加し、力のある他部屋の力士との稽古も積んで、力をつけてきた。元関脇水戸泉が率いる現在の錦戸部屋からは、十両水戸龍(24)に続く2人目の関取誕生となった。

幕下優勝を決め笑顔を見せる極芯道(撮影・小沢裕)
對馬洋(左)を突き倒しで下す極芯道(撮影・河田真司)

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八角理事長「必死さが稀勢の里にはあった。ただ…」

稀勢の里(左)は豊山を突き落としで下し土俵へ上がる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇11日◇東京・両国国技館

8場所連続休場から復活を目指す横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、連日の大逆転で3連勝を飾った。初顔合わせとなった24歳の新鋭、東前頭2枚目の豊山に土俵際まで押し込まれながらも、最後は突き落とした。現役力士で最も勝率の高い、初顔合わせの強さは健在。加えて「逆転の稀勢の里」ともいえる、土俵際の強さ、執念が、進退を懸ける場所で際立っている。

八角理事長(元横綱北勝海)の話 勝負に対する執念、必死さが稀勢の里にはあった。ただ、自分で演出してしまったところはある。上手は絶対に離してはいけない。もっと引きつけなければ駄目で、まだ勝負どころが甘い。豊山は動いて残ってよく頑張った。

幕内後半戦の錦戸審判長(元関脇水戸泉)の話 稀勢の里から勝ちに対する執念を感じた。普通なら、あそこで勝負をあきらめている。(物言いがついた一番の場内説明で正代を「豊山」と言い間違え)新米はなかなかうまくいかない。同じ部屋でいつも一緒にいるから間違えてしまった。

現役時代、稀勢の里の兄弟子だった西岩親方(元関脇若の里)の話 ひやひやだけど勝って良かった。万全ではないが横綱のプライド。必死な姿が稀勢の里の相撲で、それが伝わってくる。今場所は横綱相撲を取れなくても、何が何でも泥臭く白星を取ってほしい。

支度部屋で静かに目を閉じる稀勢の里(撮影・小沢裕)

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朝乃山の平幕Vに吉兆 最も多い名古屋の高砂部屋

碧山(右)を寄り切りで破り、1敗を守った朝乃山(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ

 西前頭13枚目の朝乃山(24=高砂)が1敗を守り、優勝争いの台風の目として存在感を発揮し始めた。巨漢の碧山を、得意の右四つから寄り切る完勝で勝ち越しに王手。全勝の関脇御嶽海を、遠藤とともに1差で追走している。年6場所制となった1958年(昭33)以降、最も平幕優勝が多いのが名古屋場所。同場所での過去5人の平幕優勝のうち、3人が高砂部屋というデータも後押しする。

 立ち合いは相手の圧力に上体をのけぞらせた。それでも朝乃山は前に出た。生命線の左上手を取ると、右もねじ込んだ。自身より27キロも重い、192キロの碧山と胸を合わせて真っ向勝負を挑み、寄り切った。「突っ張られても起こされても落ち着いて取れた。止まったら重い相手。怖がったら負ける。休まず攻めきろうと思った」と胸を張った。

 3横綱と新大関栃ノ心が休場し、優勝争いは混戦模様だ。そんな中、名古屋場所の平幕優勝は5人と、最も多いというデータが後押しする。しかも5人のうち富士錦、高見山、水戸泉の3人が高砂部屋。朝乃山もこの日の朝稽古後「チャンスをものにしないと。優勝を狙いたい」と宣言した。

 今場所で新入幕から6場所目、1年が経過する。新入幕の昨年秋場所で10勝を挙げて敢闘賞を受賞。若手のホープと期待されたが、最高位は西前頭11枚目にとどまり「いつまでも下でウロチョロしているわけにはいかない」と歯がゆさがある。6月に富山市に帰省した際、昨年1月に40歳で亡くなった母校の富山商相撲部監督だった浦山英樹さんの家族のもとを訪れた。仏壇に手を合わせて「名古屋では2ケタ勝ちます。見守ってください」と誓った。

 今場所に向け、富山の名産で出世魚のブリが描かれた浴衣地を自費で作った。「ブリを横綱だと思って作った。自分はまだ金魚だけど」。成長への意欲をのぞかせた。【高田文太】

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鶴竜、また4日目に金星配給…「立ち合いがダメ」

勢(手前)に押し出される鶴竜(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇4日目◇11日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ

 鶴竜が2場所連続で4日目に金星を配給した。勢にいいところなく押し出され、先場所唯一の黒星となった松鳳山戦と同じく、4日目が鬼門となった。

 「立ち合いがダメだった。一番やってはいけない相撲。自分の相撲に集中できていなかった」と肩を落とした。「ビックリした」という白鵬の休場で、1人横綱となるが「いつも通りやろうと思うけど、それが一番難しい」と、少なからず影響していることをにおわせた。

 八角理事長(元横綱北勝海) 勢の立ち合い、その後の足の運びが良かった。鶴竜は我慢できずに(引き技の)悪い癖が出た。栃ノ心は左上手を上から取りにいったところは危なかったが、その後は落ち着いていた。高安は吹っ切れたような、いい立ち合いだった。

 幕内後半戦の錦戸審判長(元関脇水戸泉) 鶴竜は立ち合いフワッと立ってしまった。あれほど一方的になるとは思わなかった。場所前に元気だった豪栄道が心配だ。上半身と下半身がバラバラでかみ合っていない。高安は目が覚めるようないい相撲だった。

勢に敗れて初黒星の鶴竜は、悔しそうな表情(撮影・岡本肇)

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