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173センチ小柄な竹岡が序二段V「イメージ通り」

序二段優勝の竹岡(撮影・河田真司)

<大相撲7月場所>◇13日目◇31日◇東京・両国国技館

尾車部屋の成長株、東序二段84枚目竹岡(18)が7戦全勝で序二段優勝を飾った。西序二段75枚目生田目(18=二子山)に立ち合いから低い当たりで攻め込み、最後は相手が前傾になったところでタイミング良く引き落とした。「しっかり自分の押し相撲を稽古していた。イメージ通りの相撲だった」と納得の表情を見せた。

東京・両国出身で国技館がお膝元。「ちょんまげをつけたかった」と力士にあこがれ、小学校4年生から相撲を始めた。新潟海洋高では十和田大会で団体準優勝メンバー。身長は173センチと小柄だが、鋭い出足と押し相撲が持ち味だ。あこがれは部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)。この日の取組前には中村親方から「しっかり自分の相撲を取り切れ。人に見せられない格好の悪い相撲を取るな」と言葉をもらったという。

「7勝できてとてもホッとしている。しっかり稽古でやってきたことを場所で出せるように、支度部屋では準備してきた。自分の全身全霊を出せるように意識した」。序二段優勝の自信を力に、さらなる番付上昇を目指す。

序二段優勝の竹岡(撮影・河田真司)

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海洋・深沢、目標横綱も「早く関取に」鳴戸部屋入門

ガッチリ握手する深沢と鳴戸親方

海洋高相撲部の深沢成矢(3年)が14日、同校で大相撲・鳴戸部屋への入門会見を開いた。元大関琴欧洲の鳴戸親方も同席した。

海洋高同学年からの角界入りは、初場所で前相撲デビューした竹岡勇人(尾車部屋)に次いで2人目。鳴戸部屋には昨年入門した三段目の丸勝(丸山竜也)以来、2人目になる。

   ◇   ◇   ◇

183センチ、130キロの恵まれた深沢の体には夢がたっぷり詰まっていた。「1日でも早く関取になりたい」と抱負を話す深沢に鳴戸親方が問い掛けた。「関取とはどれだけのイメージなの?」。18歳は力強く「目標は横綱」と答えて、もう1度、「まずは1日でも早く関取になること」と繰り返した。向上心とともに、あわせ持つ堅実さが言葉に表れていた。

海洋高入学時から団体戦のメンバー入り。ポイントゲッターとして活躍した。昨年7月の全国高校総体は先鋒(せんぽう)として予選リーグ3戦全勝。決勝トーナメント2回戦は準優勝した鳥取城北に敗れたものの16強入りに貢献した。同年8月の全国高校相撲十和田大会は団体準優勝だ。村山智明監督(40)は「体幹が強く、土俵際は粘り強い」と教え子を評した。

もっとも高校の3年間はケガにも泣かされた。昨年12月には左膝半月板の手術を受けた。鳴戸親方は「ケガをしにくい体をつくること。稽古、体のケア。24時間、相撲のことを考えて過ごせば番付は上がる」とアドバイスした。海洋高の同学年・竹岡はひと足先に春場所場所の序ノ口デビューを決めている。鳴戸部屋には1年先輩の三段目丸勝が4場所連続勝ち越しで奮闘中だ。深沢は「ワクワクした気持ち」と大相撲の土俵へ意欲を見せた。29日の新弟子検査を経て、春場所で前相撲デビューする。【涌井幹雄】

◆深沢成矢(ふかさわ・せいや)2001年(平13)5月12日生まれ、石川県津幡町出身。相撲は小学1年で始め、津幡中では全中団体2位。高校1年で選抜宇佐大会団体2位にも。好きな関取は鳴戸親方の現役時代の琴欧洲。183センチ、130キロ。血液型A。

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序ノ口優勝決定戦、鳴戸部屋力士3人で“ともえ戦”

三つどもえによる序ノ口の優勝決定戦に進んだ鳴戸部屋の桜井は記者クラブ担当の鳴戸親方(左)から名前などのデータの確認を受ける(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇19日◇ドルフィンズアリーナ

序ノ口の各段優勝は「同部屋3人のともえ戦」に持ち越される異例の展開となった。力士は鳴戸部屋の3人。この日はまず西27枚目桜井(22)が富豊を寄り切り、次に東28枚目元林(23)が幸奄美を引き落とし、最後は東27枚目丸勝(18)が序二段全勝の足立を押し出し、3人とも7戦全勝とした。「同部屋力士3人全勝のともえ戦」は序ノ口で初。

日体大出身の桜井は「もうちょっと(勝敗が?)ズレてくれたらいいのに」と苦笑いしつつ「3人でどれくらいやれるか楽しみです」。近大出身の元林は「正直やりづらいですが、勝ちたいです」と言い、稽古場での勝敗は「まあ(自分が)全然分はいいですね」。丸勝は新潟県立海洋高出身で、2人より4歳下だが「同期なんでため口です」と言い「負けらんないですね」と強気に語った。

鳴戸親方(元大関琴欧洲)は、各段優勝に関する基本データを本人に確認する職務があり、3人の勝利後もそれぞれの年齢等を確認し、握手を交わした。「うれしいですけど、どういう風に声を掛けたらいいか…」と笑顔で話した。

決定戦は千秋楽に行われる。

大相撲名古屋場所13日目 桜井(左)が寄りきりで富豊に勝利する(撮影・奥田泰也)
大相撲名古屋場所13日目 元林が引き落としで幸庵美に勝利する(撮影・奥田泰也)
大相撲名古屋場所13日目 丸勝が足立に勝利する(撮影・奥田泰也)
三つどもえによる序ノ口の優勝決定戦に進んだ鳴戸部屋の桜井(撮影・小沢裕)
三つどもえによる序ノ口の優勝決定戦に進んだ鳴戸部屋の元林(撮影・小沢裕)
三つどもえによる序ノ口の優勝決定戦に進んだ鳴戸部屋の丸勝(撮影・小沢裕)

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丸山が鳴戸部屋入り、押し相撲究め出世街道突き進む

鳴戸親方と並んでガッツポーズする丸山(撮影・涌井幹雄)

海洋を1日に卒業した相撲の丸山竜也(18)が大相撲・鳴戸部屋入りの会見を29日、同校で開いた。会見には鳴戸親方(36=元大関琴欧洲)も出席した。

同部屋の暴力を含むいじめ問題が生じたため、入門は1場所遅れた。デビューは5月の夏場所の前相撲の土俵。148キロの巨体を生かした押し相撲で、出世街道をまっしぐらに突き進む。

   ◇   ◇   ◇

会見前の丸山は口をへの字に結んで、あふれる闘志を148キロの全身にため込んだ。「目標は十両以上。関取を目指して精進したい」と話して、思いを一気に吐き出した。好きな力士は突き押しが得意な嘉風(37=尾車部屋)。「立ち合いからのスピード。まわしにこだわらずに、どんどん前に行くのが好き」と自身も前へ、前へと電車道を突っ走る決意だった。

海洋では、ひと足先に同級生の大場健太(18)が大嶽部屋に入門した。丸山の鳴戸部屋入りはアクシデントのため遅れたが、元同僚には強烈なライバル心を見せる。「早く行かれた分、早く追いつき、追い越したい」。鳴戸部屋と大嶽部屋は、同門の二所ノ関一門だけに、対抗心は強い。「同期はたくさんいる」とターゲットは同年代全員に定めてもいた。

元大関・琴欧洲の鳴戸親方は「大相撲には180~90センチ、160~200キロの力士はいるが、170センチ台の関取も増えている」と言って、続けた。「まわしにこだわらずに前に出るのが大事。相手がイヤがって、はたき込んでも前に落ちない足腰を鍛えてほしい」。17年6月に海洋を訪問したときは、実際にまわしをつけて同校相撲部員に胸をかした。「大きな壁のように感じた。重かった。押せる気がしなかった」と丸山は当時を振り返る。大きな壁にも負けない押し相撲を今後、極めていく。

「部屋の事情で3月(場所前)に入門できなかった。みなさんの期待に応えられるように指導しますので、見守っていて下さい」と鳴戸親方は言った。丸山は、1日の卒業式を終えても卒業生でただ1人、選手寮に居残り。入門に備え、後輩と海洋で練習を続けてきた。会見後には、同親方と一緒に東京・墨田区の鳴戸部屋に入った。「誰にでも愛される力士を目指す」という目標の第1歩を力強く踏み出した。【涌井幹雄】

◆丸山竜也(まるやま・たつや)2000年(平12)9月9日生まれ。上越市出身。能生中-海洋出。大島小5年で、わんぱく相撲全国大会でベスト8。中学3年には主将を務め、東日本大会団体優勝。高校では国体16強など。173センチ、148キロ。血液型B。

鳴戸部屋入りする丸山の海洋での練習(撮影・涌井幹雄)

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海洋相撲部・宮、田子ノ浦部屋で「呼び出し」修業へ

大相撲の呼び出しになる宮は減量のため、熱心な稽古を続ける

海洋相撲部から今春、大相撲の裏方になる異色の選手がいる。宮侑汰(3年)で、田子ノ浦部屋に所属して「呼び出し」の修業を積む。21日には大場健太(同)が大嶽部屋入りの会見を開いたばかり。昨夏の全国高校総体(インターハイ)以降に現役を退いたが、相撲にずっと関わっていく。

選手として出場する大会は昨夏以降、宮にはなかった。それでも後輩、同僚に交じって稽古を続けてきた。全国高校総体(インターハイ)の団体戦メンバーだったが、両膝には故障を抱えていた。選手としての相撲は断念しながら、まわしを目的を持って締めてきた。体重のピークは160キロ(身長174センチ)。故障の遠因だったウエートを、落とすための稽古だった。「呼び出しは裏方の仕事。力士じゃないから体重は要らない。フットワークが必要になる」。体重は123キロまで減った。

「地元企業に就職して、子どもたちを指導したいと思っていた」。そんな形で相撲に関わるつもりだった宮は、呼び出しという職種を知って進路に選んだ。人数制限がある特殊な役目だけに、簡単に就くことはできない。田海哲也総監督(58)が、つながりのある相撲部屋に打診して田子ノ浦部屋が引き受けてくれた。

宮は、2月11日から同部屋所属の呼び出しとして修業始め。きょう1日の卒業式に出席するため、27日に一時帰郷した。「少しずつ仕事を覚えていきたい」。今後は、田子ノ浦部屋が日本相撲協会に部屋付きの呼び出しとして申請。手続きが完了して認可が下りれば、新米の呼び出しが正式に誕生する。

大相撲の取組で東西の力士を呼び立てるのが、呼び出しの晴れ舞台だが、仕事の比重が重いのは裏方だ。本場所、巡業先の土俵作り。触れ太鼓などの太鼓たたき。所属部屋ではマネジャー的な役目も務める。村山智明監督(40)は「海洋卒の選手が、相撲と関わる新しいケース」と期待する。「将来は、横綱を呼び立てるような呼び出しになりたい」。宮は、全身に詰まった夢を明かした。【涌井幹雄】

◆宮侑汰(みや・ゆうた)2000年(平12)7月31日、長岡市生まれ。能生中出。相撲を始めたのは小1から。昨夏の全国高校総体団体戦は、予選3試合で2勝、1不戦勝。決勝トーナメント1回戦の希望が丘(福岡、2-3)戦は黒星。174センチ、123キロ。血液型A。

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海洋・大場健太が大嶽部屋入門「まずは十両目指す」

大嶽親方(右)と握手する大場

角界入りする海洋高の大場健太(3年)が21日、入門する大嶽部屋の大嶽親方(58=元十両大竜)と同校で会見を開いた。フィリピン人を母に持つ173センチ、135キロの巨漢で、持ち味は突き押し相撲。3月2日に新弟子検査を受け、晴れて大相撲の世界に入る。同校では過去、中途退学して力士になった例はあるが、卒業生(予定者)が各界入りは初めて。

   ◇   ◇   ◇

学生服のボタンが飛び散りそうなほど、分厚く鍛え上げられた上半身。口元をきつく結んで、大場は言った。「空から見守っているお父さんに心から(角界入りを)伝えたい」。父富美雄さん(享年69)は、昨年9月に脳出血で亡くなった。大相撲が大好きで山潟中時代に相撲を強く勧めたのも父だった。「大相撲に行くことは、中学時代から自分の中では決まっていた」。

強い相撲に触れるために大場は相撲の強豪・海洋高に進学した。「遅れてきた選手」だった。というのは同校は隣接する能生中と合同練習している。有望選手は能生中に入学し、海洋高に進むのがパターンだった。中高6年間、一緒に寮生活しながら相撲に取り組んでいる。だからこそ3年間の“ブランク”がある大場には逆に伸びしろがたっぷり。「高校入学時は相撲を知らなかった。稽古次第では上位に上がれる」と村山智明監督(40)は期待した。

入学時は100キロ程度だったが、卒業を迎え、35キロ増量した。昨年8月の全国高校総体(インターハイ)では団体戦の決勝トーナメント進出に貢献。高岡向陵(富山)、野村(愛媛)、高千穂(宮崎)との予選で3戦全勝した。同決勝トーナメントと国体はメンバーから漏れたが173センチ、135キロの体を生かした突き、押しが武器。「入門したら頭から突っ込む稽古を積んで突き押しを徹底したい」と意気込んだ。

大嶽親方は大場との出会いを明かした。「海洋の稽古を見学した時に『声を掛けてくれ』という雰囲気を持っていた。『この子に声を掛けなければ』という気持ちになった」。普段の稽古から気迫を全身に充満させていた証明だ。「いつか強くなって、まずは十両を目指したい」。大場が土俵で第1歩をしるすのは、3月場所の前相撲になる。【涌井幹雄】

◆大場健太(おおば・けんた)2000年(平12)4月25日、新潟市生まれ。相撲は山潟中1年から新潟市相撲教室で始めた。中学では県大会重量級5位が最高成績。好きな力士は高安。173センチ、135キロ。血液型O。

▽海洋高からは過去、中途退学して角界入りした選手が3人(1人は引退)いる。錣山部屋の王輝(22=関川村出身、本名小池一毅・最高位幕下25枚目)と、境川部屋の三段目・田中山(17=東京都出身、本名田中虎之介)。田中山の祖父は新潟県出身の元関脇黒姫山。大場と同時に鳴戸部屋入門を予定していた丸山竜也(3年)は同部屋に暴力、いじめ問題が生じたため、角界入りが少し遅れる。

練習する大場

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日本王者の池本夢実が凱旋試合で白星 支援者に感謝

鋭いまなざしでリングへ向かう池本

ボクシング女子の日本フライ級チャンピオン池本夢実(22)の凱旋(がいせん)試合(フライ級8回戦)が10日、静岡県・川根本町本川根B&G海洋センターで行われ、池本が東洋太平洋バンタム級3位グレテル・デ・パズ(フィリピン)に3-0で判定勝ちした。練習通りの振り子の動きで相手を揺さぶりながら、右ストレートで有効打を決めて勝利をたぐり寄せた。

池本にとって初の地元マッチ。会場に集まった約700人のうち、半分弱は町内から駆けつけたという。また、インターネットで資金を集める「クラウドファンディング」を活用するなど、地元開催実現に多くの支援があった。池本は「ここでやるのは難しいと思っていたので、地域の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と感無量だった。

後援会「夢実隊」の会長を務める上中通寿(みちとし)さん(50)は、「昨年11月に試合が決まってから、多くの人が協力して準備してくれて、地域のパワーや団結力を感じました」と、町が一丸となったことを強調。「故郷に錦を飾って、恩返ししてくれました。これをステップに世界に飛び込んでほしいです」と、これから世界タイトルを目指す町のスターにエールを送った。【和田憲明】

◆池本夢実(いけもと・ゆめみ)1996年(平8)5月1日、静岡県川根本町生まれ。5歳から空手を始め、常葉大菊川高在学時には全国大会3位に入賞した実績を持つ。琉球大に進学後、琉球ボクシングジムに入り、2016年にプロデビューを果たした。昨年3月には日本女子フライ級のタイトルを奪取。今春、沖縄県警に就職予定。

右ストレートを放つ池本(左)
相手との間合いをうかがう池本(右)
池本の凱旋(がいせん)試合に、多くの地元ファンが声援を送った

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独り暮らし蛇口から水…元小結板井さん急死だったか

大相撲の元小結板井の板井圭介さん

 大相撲の元小結で、引退後に八百長の存在を明言した板井圭介さんが14日、死去した。62歳だった。都内の自宅で倒れているところを発見され、その後、死亡が確認された。現在はない大鳴戸部屋で同部屋だった、元十両のプロレスラー維新力によると、第一発見者は板井さんの現役時代の付け人。維新力は「元付け人は引退後もずっと板井さんと交流があった。体を壊して働くことができず、独り暮らしだった板井さんの世話をしていて、病院に来るはずの時間に来なかったので、おかしいと思って見に行ったら、自宅で息を引き取っていたそうです」と説明した。

 死因は14日現在まで特定されておらず、元付け人が発見した時は、蛇口から水が出続けている状態で、急死の可能性が高いとみられる。板井さんは近年、糖尿病などで定期的に病院に通い、心臓にはペースメーカーも埋め込んでいた。一方で現役時代から膝を痛めていたが、愛犬の散歩が日課で自力で歩いていたという。維新力は「いろいろ言われた方ですが、稽古場では本当に強いし、自分が付け人をしていた時も偉そうにすることもなく、人格者だった」と話した。

 板井さんは78年秋場所で初土俵を踏むと、序ノ口から三段目まで3場所連続で優勝し、当時最多の26連勝を記録した。突き、押しを武器に、金星3個すべてを大乃国から獲得し「大乃国キラー」として知られた。東前頭14枚目だった91年名古屋場所で幕内4人目の15戦全敗。翌秋場所中に引退した。引退に際して「春日山」の年寄名跡を借りて相撲協会に残る話も出ていたが、立ち消えになった。00年に日本外国特派員協会の講演で、自らの体験を挙げて八百長を告発。同年、八百長の暴露本を出版した。08年には記事を巡る裁判に証人として出廷し、自らの八百長への関与を認めた。

 ◆板井圭介(いたい・けいすけ)1956年(昭31)3月21日、大分県臼杵市生まれ。大分水産高(現海洋科学高)から実業団の黒崎窯業を経て大鳴戸部屋入門。同年秋場所に前相撲で初土俵。序ノ口、序二段、三段目と3場所連続で優勝。序ノ口からの26連勝は当時最多。幕下も2場所で通過し、79年秋場所新十両、80年秋場所新入幕。89年夏場所で自己最高位となる小結に昇進。幕内に54場所在位し、通算成績は496勝515敗(前相撲3勝、不戦敗5含む)98休。金星3個。殊勲賞、技能賞各1回。91年秋場所限りで引退。

87年11月、新横綱大乃国(右)を破り初金星の板井

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元小結板井の板井圭介さん死去、八百長告発暴露本も

大相撲の元小結板井の板井圭介さん

 大相撲の元小結板井の板井圭介さんが14日に亡くなった。62歳だった。大分県出身で、大分水産高(現海洋科学高)から実業団を経て角界入り。78年に大鳴戸部屋に入門し、同年秋場所で初土俵を踏んだ。序ノ口から三段目まで3場所連続で優勝し、当時最多の26連勝を記録した。80年秋場所で新入幕を果たし、突き押しを武器に最高位小結まで出世した。

 前頭14枚目だった91年名古屋場所で15戦全敗を喫し、同年の秋場所途中で廃業。その後、00年に日本外国特派員協会の講演で自らの体験を挙げて八百長を告発した。同年、八百長のことを書いた暴露本を出版した。

87年11月、新横綱大乃国(右)を破り初金星の板井

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元黒姫山の孫田中、夢実現へ新弟子検査基準満たす

新弟子検査に臨む元関脇黒姫山の孫、田中虎之介。右は高田川親方(撮影・小沢裕)

 大相撲夏場所(13日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が8日、両国国技館で行われ、元関脇黒姫山の孫の田中虎之介(16=境川)ら受検した12人全員が、身長167センチ、体重67キロ以上の体格基準を満たした。

 田中は、16年の全国都道府県中学生選手権個人無差別級を制した逸材で、身長183センチ、体重120キロで体格基準をパス。元幕下羽黒洋を父に持ち相撲一家で育った田中にとって、角界入りは必然のようにも思えたが、挫折を乗り越えて今回の新弟子検査を受けていた。

 2年に上がる前の3月に、強豪の新潟・海洋高を中退。2月の稽古中に左目の網膜剥離を患った。手術を受けて入院した際に「ゆっくり考えた時に、高校を中退して角界入りしようと思った。夢だった大相撲で活躍したかった」と決意。元幕下の父からは当初、角界入りを反対されたというが熱い気持ちで押し切った。

 祖父からのアドバイスは「四股、てっぽう、基本をやれと言われた」とシンプル。だが蒸気機関車の代名詞でもある「デゴイチ」との異名をとられた電車道で押し出す祖父の姿は、映像で見たことがあるといい「知っていました。かましの相撲がすごい」と目を輝かせた。自身も押し相撲だといい、「基本をやって頑張るだけ。祖父を越えていきたい」と意気込んだ。

 元黒姫山の養父は元関脇北の洋で、検査に合格すれば親子4代力士となる。合格者は内臓検査などの結果を待ち、初日に発表される。

新弟子検査の体格検査をパスした田中虎之介は両国国技館を背にガッツポーズ(撮影・小沢裕)

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白鵬「こいのぼり掲揚式」に出席 さかなクンと談笑

園児たちにミニこいのぼりを配る白鵬

 大相撲の横綱白鵬(31=宮城野)が25日、東京・千代田区の中央合同庁舎5号館で開催された「こいのぼり掲揚式」に出席した。

 厚生労働省の主催で、昨年に続いての参加。晴天の下、文京区の保育園児43人と一緒にロープを引っ張ってこいのぼりを揚げるなどして交流した。

 式にはとかしきなおみ厚生労働副大臣(53)、東京海洋大学客員准教授でタレントのさかなクンらも参列。園児の合唱を笑顔で見守った後、さかなクンに「さかなさかな…」と歌を口ずさむなど談笑していた。

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新弟子検査、受検した6人が体格クリア

大相撲名古屋場所の新弟子検査を受ける小池一毅(共同)

 大相撲名古屋場所(7日初日・愛知県体育館)の新弟子検査が1日、名古屋市内で行われ、受けた6人全員が体格基準(身長167センチ、体重67キロ以上)を満たした。合格者は内臓検査の結果を待って初日に発表される。

 例年受検者の少ない名古屋場所で6人が受けるのは、2002年以来、11年ぶりの多さ。07年に史上初めて受検者がゼロで、その後も3人以下の状態が続いていた。

 強豪の新潟・海洋高を2年で中退した小池一毅(新潟県出身、錣山部屋)は182センチ、152キロで「高校の同級生(序二段の梅津)が同じ部屋に入っていて、自分も挑戦したい気持ちになった。早く関取に上がりたい」と抱負を口にした。

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振分親方が日本橋高島屋で一日店長に

来店した客に試食を勧める振分親方

 元小結高見盛の振分親方(37)が29日、東京・日本橋高島屋で一日店長を務めた。朝からお中元商戦の決起集会に出席し、開店後は商品を出品した東京・大島高、神奈川・海洋科学高の生徒と一緒に試食イベントに参加。

 体格のいい生徒を見て「癖が出ました」とスカウトしようとする一幕もあったが、お客さんには「彼らを応援してあげてください」と声をかけた。

 “未来への挑戦”というテーマでトークショーも行われ、親方をひと目見ようと集まったファンに「砂かぶりもこれぐらい(の至近距離)ですから」と言って笑わせたが「相撲界を盛り上げたい。新人も入門しやすい、明るい雰囲気にできたら」と力強く語った。

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