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潮崎豪が初のMVP&年間最高試合 日刊バトル大賞

20年12月、ノア代々木大会で、防衛に成功したGHCヘビー級選手権ベルトを掲げる潮崎豪

読者が選ぶ第25回日刊バトル大賞(対象は20年1月1日~12月31日)の20年プロレス部門は、ノアの潮崎豪(39)が初のMVPに輝いた。昨年1月にノアGHCヘビー級王座を戴冠し、1年間ベルトを死守した。ニッカン・コムの投票では、新日本内藤らを抑え、約67%の得票を獲得。杉浦との50分を超える激戦(12月6日、代々木大会)が年間最高試合に選ばれ、2冠獲得となった。

昨年1年間で6度の防衛に成功。強豪をなぎ倒し、トップに君臨し続けた。12月の杉浦戦では「小細工するより単純なぶつかり合いの方が伝わる」と相手の技を真っ向から受け止め、力勝負を演じた。「常に全力。それがノアの戦いを伝える」。10年前と比べ、体重を20キロ近く落とし、肉体改造。黄金の右腕から繰り出されるラリアットは、相手を軽々と1回転させるほどの威力。「自分にはこれしかない。トレーニングはしっかり積んでいる」と自負する。

今月12日には11年ぶりに聖地・日本武道館での興行を行った。7度目防衛戦では58歳武藤に敗れたが、今年も引っ張る立場に変わりはない。「裏切らない戦いをやってきた自信はある。コロナ禍で苦しい状況でも、止まることなくやってきた。ここからが始まり」。5度目の戴冠に向け、再び歩み始める。【松熊洋介】

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武藤敬司が史上最年長の快挙「全身交通事故みたい」

潮崎豪(奥)を破って3大メジャー制覇に成功し、GHCのベルトに口づけする武藤(撮影・丹羽敏通)

11年ぶりに行われたノアの日本武道館大会のリングで、武藤敬司(58)が新たな歴史を作った。GHCヘビー級王者の潮崎豪(38)を29分32秒、フランケンシュタイナーで破り、ノアでの初タイトルを手にした。新日本IWGP、全日本3冠王座に続く、史上3人目の「3大メジャー」制覇。42歳だった高山善広、佐々木健介を抜き、史上最年長での快挙となった。不屈の58歳は、プロレス発展と日本を元気づけるため、まだまだリングで暴れ続ける。

  ◇   ◇   ◇

58歳は限界寸前だった。武藤は20歳年下の潮崎を得意の4の字固めなどで追い込んだが終盤に逆転を許す。逆に強烈なラリアットでたたきつけられた。「ギリギリ。痛くて全身交通事故に遭ったみたい」。立っているのもやっとの状態だったが、天才的なセンスだけはさびつかない。「一発を狙った」。一瞬のスキをつき、両足で相手の頭をはさんで丸め込む、フランケンシュタイナーで逆転の3カウントを奪った。

00年にノアを旗揚げし、09年に亡くなった故・三沢光晴さんとは同い年。一緒にプロレス界を引っ張ってきただけに「ここで俺が負けたら三沢も弱かったことになる。だから応援してくれたんだよ」。解説席には引退した天龍や小橋、田上らの姿もあり、かつて切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間にも元気な姿を見せたかった。

ボロボロの膝に何度もドクターストップを受けてきた。18年3月、変形性ヒザ関節症を発症。悩んだが「続けられる」との医師に出会い、人工関節を埋め込む手術を決断した。一時は歩くことも困難で約1年間の欠場。それでも「いつも背中合わせだったから」と引退は考えず、気力を振り絞って復帰。昨年12月には「俺も夢を追い求めていいだろう」と王者潮崎に対戦を要求した。

「昨日の武藤に勝つ」思いでリングに立っている。観客席には応援してくれる同年代がたくさんいた。「コロナ禍で年寄りが姨捨山に追い込まれているような世の中。そういう人たちに元気を与えたい」。58歳の新王者は、まだまだ歩みを止めるつもりはない。【松熊洋介】

潮崎を破って3大メジャー制覇に成功し、花道で得意のポーズを決める武藤(撮影・丹羽敏通)
潮崎(左)をフランケンシュタイナーで仕留めた武藤(撮影・丹羽敏通)
潮崎豪の右膝を攻める武藤敬司(撮影・丹羽敏通)
潮崎豪をエメラルドフロージョンから天を指さし体固めにいく武藤敬司(撮影・丹羽敏通)

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新日、全日の最高齢は天龍/3大メジャータイトル

3冠王者に返り咲きベルトを掲げた天龍源一郎(2002年4月13日撮影)

11年ぶりに行われた12日のノア日本武道館大会で、武藤敬司(58)が新たな歴史を作った。

GHCヘビー級王者の潮崎豪(38)にフランケンシュタイナーで勝利し、同団体での初タイトルを手にした。42歳での高山善広、佐々木健介を抜き、史上最年長で新日本IWGPヘビー級、全日本三冠ヘビー級と合わせたシングル3大メジャータイトル獲得という「グランドスラム」を達成。昭和、平成、令和3時代で頂点に輝いた58歳は、プロレスの発展と日本を元気づけるため、まだまだリングで暴れ続ける。

◆3大メジャータイトルと年齢 

▼新日本IWGPヘビー級 初戴冠の最高齢は25代王者・天龍源一郎の49歳10カ月(99年12月)。戴冠時の最高齢もこの時の天龍。

▼全日本3冠ヘビー級 初戴冠の最高齢は48代王者・大森隆男の44歳8カ月(14年6月)。戴冠時の最高齢は29代王者・天龍の52歳8カ月(02年4月)。

▼ノアGHCヘビー級 今回の武藤の58歳1カ月が最年長。これまでの初戴冠の最高齢は23代王者・鈴木みのるの46歳9カ月(15年3月)。戴冠時の最高齢は31代王者・杉浦貴の47歳10カ月(18年3月)だった。

潮崎豪をエメラルドフロージョンから天を指さし体固めにいく武藤敬司(撮影・丹羽敏通)
GHCヘビー級王座を獲得した鈴木みのる(2015年3月15日撮影)
プロレス3大メジャータイトル

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58歳武藤敬司シングル3大メジャータイトル獲得

潮崎を破って3大メジャー制覇に成功し、花道で得意のポーズを決める武藤(撮影・丹羽敏通)

11年ぶりに行われた12日のノア日本武道館大会で、武藤敬司(58)が新たな歴史を作った。

GHCヘビー級王者の潮崎豪(38)にフランケンシュタイナーで勝利し、同団体での初タイトルを手にした。42歳での高山善広、佐々木健介を抜き、史上最年長で新日本IWGPヘビー級、全日本三冠ヘビー級と合わせたシングル3大メジャータイトル獲得という「グランドスラム」を達成。昭和、平成、令和3時代で頂点に輝いた58歳は、プロレスの発展と日本を元気づけるため、まだまだリングで暴れ続ける。

◆武藤敬司(むとう・けいじ) 1962年(昭37)12月23日、山梨県生まれ。84年に新日本入門。同日入門の蝶野、橋本と「闘魂三銃士」と呼ばれる。同年10月蝶野戦でデビュー。その後、米NWAに参戦。同化身の「グレート・ムタ」としても活躍。02年に全日本に正式に入団し、その後11年まで社長に就任。13年「WRESTLE-1」を旗揚げ。20年3月よりフリー。娘はタレントの武藤愛莉。188センチ、110キロ。

01年6月、新日本後楽園大会で、3冠ベルトを巻く武藤
08年5月、IWGPベルトを巻いた武藤敬司(右)と3冠ベルトを披露する諏訪魔
潮崎(左)をフランケンシュタイナーで仕留めた武藤(撮影・丹羽敏通)
潮崎豪にエメラルドフロージョンを決める武藤敬司(撮影・丹羽敏通)

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武藤史上3人目3大メジャー制覇へ ノアGHC挑戦

得意のポーズを決める武藤敬司(21年2月4日撮影)

58歳の武藤敬司が、史上3人目となるヘビー級シングルの「3大メジャー」制覇に挑む。12日、ノアでは実に11年ぶり開催となる日本武道館での大会で、GHCヘビー級王者の潮崎豪(38)と対戦する。昭和、平成の時代に新日本のIWGPヘビー級を4度、全日本の3冠ヘビー級を3度獲得した。令和には、新たなメジャータイトルを「史上最年長」の記録つきで手にする意気込みだ。

昨年12月のノアの代々木大会だった。武藤はGHCヘビー級王座防衛に成功した潮崎に、対戦を要求した。「年取って老いぼれているけど、俺だって夢を追い求めていいだろう。俺の夢につきあってくれ。日本武道館ベルト挑戦させてくれ」。潮崎の「いつ何時でも誰の挑戦でも受ける」との快諾で、12日の対戦が正式決定した。

近年は引退と背中合わせのプロレス人生だ。昨年1年間、頂点に立ち続けた20歳下の潮崎への挑戦には批判的な声もあった。18年3月、変形性ヒザ関節症で金属製の人工関節を両膝に埋め込む手術を行った。長年のプロレスによる両膝の酷使で、一時は歩くことも困難だった。約1年後の欠場を経てリングに復帰した。

武藤 (批判は)クソくらえだ。ただ、正直自分でも悩んだ。俺の存在というのがプロレス界にとってマイナスになるんじゃないかと。でも、出ないとゼロで終わってしまう。どうせなら出て批判を浴びた方がいい。出て何か言われてもゼロではない。何かは生まれる。

この1年はコンディションが整い、力強さも戻ってきた。昨年8月には手術後初のシングルマッチで33歳下の清宮と対戦し、27分間の戦いを制した。今年1月31日の後楽園大会では、潮崎から足4の字固めでギブアップを奪って前哨戦を制した。5日の調印式では「90分やる体力がついた」と話すなど、スタミナ面の不安もない。

新日本のIWGPヘビー級、全日本の3冠ヘビー級、ノアのGHCヘビー級の「3大メジャー」制覇は過去に高山善広と佐々木健介の2人しかいない。50代でメジャータイトルを獲得したのは、全日本3冠ヘビー級の天龍源一郎(00年50歳、02年52歳)だけだ。昭和、平成、令和の3つの時代をまたいだベルト戴冠となれは、史上最年長の記録もついてくる。

58歳の今も挑戦を続ける背景には、新日本入門時から指導を受けたアントニオ猪木の影響がある。海外での興行や異種格闘技戦など、さまざまな仕掛けをそばで見てきた。「猪木さんはプロレスを含め、常に攻撃型のスタイルで、チャレンジしていた」。偉業達成は同世代、そして閉塞(へいそく)感のただよう日本へのエールにもなる。「コロナ禍で年寄りが姨捨山(うばすてやま)に追いやられているような感じの(暗い)世の中。みんなに、元気を与えたい」。時代の流れと自分の体に向き合いながら、ムチを打ち、武藤が新たな歴史を作る。【松熊洋介】

◆武藤敬司(むとう・けいじ)1962年(昭37)12月23日、山梨県生まれ。84年に新日本入門。同日入門の蝶野、橋本と「闘魂三銃士」と呼ばれる。同年10月蝶野戦でデビュー。その後、米NWAに参戦。同化身の「グレート・ムタ」としても活躍。02年に全日本に正式に入団し、その後11年まで社長に就任。13年「WRESTLE-1」を旗揚げ。20年3月よりフリー。娘はタレントの武藤愛莉。188センチ、110キロ。

<3大メジャータイトルと年齢>

58歳の武藤がノアGHCヘビー級で初の王者に輝けば、史上初めて50代での初戴冠となる。

▼新日本IWGPヘビー級 初戴冠の最高齢は25代王者・天龍源一郎の49歳10カ月(99年12月)。戴冠時の最高齢もこの時の天龍。

▼全日本3冠ヘビー級 初戴冠の最高齢は48代王者・大森隆男の44歳8カ月(14年6月)。戴冠時の最高齢は29代王者・天龍の52歳8カ月(02年4月)。

▼ノアGHCヘビー級 初戴冠の最高齢は23代王者・鈴木みのるの46歳9カ月(15年3月)。戴冠時の最高齢は31代王者・杉浦貴の47歳10カ月(18年3月)。

プロレス3大メジャータイトル

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武藤敬司58歳 3時代ベルトへ「負ける気しない」

GHCヘビー級選手権の調印式を行った王者・潮崎(左)と挑戦者の武藤(撮影・野上伸悟)

今月12日に行われるノア日本武道館大会でGHCヘビー級王座に挑戦する武藤敬司(58)が5日、調印式に出席した。

昨年12月の代々木大会で挑戦表明。「名乗り出てから注目されて、充実感があって気持ちいい。勝ってこの気持ちをさらに味わいたい」と初タイトル獲得に意欲を見せた。王者・潮崎豪に対しては「スピード、パワーなどあらゆる面で見劣りしているが、負ける気はしない」と語った。勝てば、史上3人目となるシングルの3大メジャー(ノア、新日本IWGPヘビー級、全日本3冠ヘビー級)王者に輝き、昭和、平成、令和と3時代すべてでタイトル獲得となる。

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「馬場さんありがとう」武藤敬司がGHC奪取宣言

メーンイベントを終えて「天国の馬場さん、ありがとう!」と、叫ぶ武藤敬司(撮影・丹羽敏通)

<ジャイアント馬場23回忌追善興行>◇4日◇後楽園ホール

馬場さんの思いを胸に武藤敬司(58)がタイトル奪取に向かう。

メインの6人タッグマッチで、諏訪魔、小島聡と組み、天山広吉、カズ・ハヤシ、河野真幸組に勝利。最後自らシャイニング・ウィザードで河野から3カウントを奪い、大会を締めた。「この6人は今は全然違う場所でやっているけど、同じ釜の飯を食った仲間。心地いい時間だった。馬場さんありがとう」と感謝した。

大きな挑戦が控える。12日ノア日本武道館大会で、GHCヘビー級王者の潮崎豪に挑む。「この中では俺が現役最年長。みんなからエネルギー頂きましたよ。最年長の俺がGHC取って大きな背中を見せてやりたい」と宣言した。これには横にいた天山も「こんな現役バリバリな58歳見たことない」と脱帽。武藤はさらに「長くやれるスポーツとして見本になりたい」と後輩や子どもたちへも思いを届ける。「(GHCを)取ればあと5年くらいいけそうじゃない?」。元気いっぱいの58歳武藤が12日、ベルトを巻いて天国の馬場さんに勝利の報告をする。

メーンイベントで得意のポーズを決める武藤敬司(撮影・丹羽敏通)

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潮崎豪「武道館でみせてやるよ」武藤に不覚も前向き

武藤の足4の字固めに苦悩の表情を浮かべる潮崎

<ノア:後楽園大会>◇31日◇東京・後楽園ホール

ノアのGHCヘビー級王者潮崎豪(39)が、V7戦の挑戦者武藤敬司(58)に不覚を取った。2月12日、日本武道館大会で武藤敬司(58)との7度目の防衛戦を控え、メインイベントで清宮海斗(24)、原田大輔(34)と組み、武藤、丸藤正道(41)、吉岡世起(33)組と6人タッグ戦に臨んだものの、27分15秒、武藤の足4の字固めでギブアップした。

逆水平チョップ、マシンガンチョップ、フィッシャーマンバスターで武藤を追い込んだが、敵3人の連係で孤立してしまい、右膝への集中攻撃を浴びてしまった。潮崎は「しようがないな。術中にはまってしまった。俺が決めにいくのが早すぎた。俺のミスだ」と苦笑い。V7戦は約2週間後とはいえ、右膝へのダメージも大きく、右足を引きずるほどだった。

最後の前哨戦で直接、勝利を与える結果となっても、潮崎は前向き。「この次はタイトルマッチ、武道館でみせてやるよ。動揺があるように見える? 想定内。敗れることは想定内ではないが、攻め、動き、攻撃の強さは俺の頭に入っている。舞台は武道館だし、勝つこと以外は何もない」とうなずいていた。

GHCヘビー級王者潮崎(右)を顔面絞めで追い込む武藤

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武藤敬司が前哨戦に勝利「潮崎の心の動揺を期待」

前哨戦勝利後、取材に応じる武藤

<ノア:後楽園大会>◇31日◇東京・後楽園ホール

2月12日のノア日本武道館大会でGHCヘビー級王座に挑戦する武藤敬司(58)が、最後の前哨戦で王者潮崎豪(39)から直接ギブアップを奪った。丸藤正道(41)、吉岡世起(33)と組み、潮崎、清宮海斗(24)、原田大輔(34)組との6人タッグで激突。27分15秒、足4の字固めで潮崎を仕留めた。

王者の逆水平チョップ、マシンガンチョップ、フィッシャーマンバスターで先手を取られた武藤だが、コーナートップに上がった潮崎を雪崩式ドラゴンスクリューで引き落とすと、右足への攻撃をスタート。丸藤、吉岡とともに低空ドロップキックで右膝にダメージを与え、足4の字固めで絞めあげた。

コーナーで立ち上がろうとした潮崎に対し、串刺しシャイニングウィザードとドラゴンスクリューで痛めつけ、武藤組3人で右膝に集中砲火を浴びせた。さらにドラゴンスクリュー、シャイニングウィザード、足4の字固めで絞め続け、最後はレフェリーストップによる勝利を飾った。武藤は「今日はあくまでもチームとしての勝利。最後は2人が譲ってくれて、ああいう機会をくれて今日は勝てた一戦」と満足げに笑った。

約10年ぶりとなるノアの日本武道館大会。そのビッグイベントで、武藤はGHCヘビー級王座に挑戦する。新日本のIWGPヘビー級王座、全日本の3冠ヘビー級王座に続く、国内メジャー3団体の最高位ベルト奪取となれば、高山善広、佐々木健介に続く史上3人目のグランドスラム達成となる。武藤は「シングルマッチに、この2人(丸藤、吉岡)はいないから。そういう部分で言ったらあんまり変わらない。あとは潮崎の心の動揺を期待しています」と不敵な笑みを浮かべていた。

GHCヘビー級王者潮崎(右)を顔面絞めで追い込む武藤
GHCヘビー級王者潮崎(右)と最後の前哨戦に臨んだ武藤
試合後、満足げな表情を浮かべる武藤(中央)。右は丸藤、左が吉岡

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ノア2・12日本武道館カード発表「楽しんで」丸藤

2月12日に行われるノア日本武道館大会のカード発表会見で撮影に応じる丸藤正道(右)とCyberFight取締役の武田有弘氏(撮影・松熊洋介)

プロレスリング・ノアは31日、来月12日に行う日本武道館大会の対戦カード(9試合)を発表した。

全体を2部に分け、第1部では12人タッグマッチなど4試合、第2部ではGHCヘビー級選手権試合など4つのタイトルマッチを含む5試合が行われる。株式会社CyberFightの取締役副社長として会見に登場した丸藤は、所属全選手を出場させることに「初めて出場する選手もいるし、若い選手に武道館を楽しんでもらえたら」と思いを語った。丸藤にとって日本武道館は、06年9月に初めてGHCヘビー級王座に輝いた場所。「思い入れがたくさん詰まった会場。15年前になるのかと思うと、不思議な感覚と懐かしい思い」と明かした。

また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開始時間を従来の18時から16時半に前倒しすることも合わせて発表。「延期も考えたが、11年ぶりの日本武道館。どうしてもやりたいということで、開始時間を早めることにした」と話した。

対戦カードは以下の通り。

第1試合 斎藤彰俊、井上雅央-稲葉大樹、岡田欣也

第2試合 小峠篤司、宮脇純太、矢野安崇-大原はじめ、YO-HEY、藤村加偉

第3試合 モハメドヨネ、谷口周平-望月成晃、田中将人

第4試合 杉浦貴、桜庭和志、藤田和之、村上和成、ケンドー・カシン、NOSAWA論外-中嶋勝彦、マサ北宮、征矢学、覇王、仁王、タダスケ

第5試合(GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権) 小川良成、HAYATA-鈴木鼓太郎、日高郁人

第6試合(GHCジュニア・ヘビー級選手権) 原田大輔-吉岡世起

第7試合 丸藤正道、秋山準-清宮海斗、稲村愛輝

セミファイナル GHCナショナル選手権 拳王-船木誠勝

メインイベント GHCヘビー級選手権 潮崎豪-武藤敬司

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潮崎豪が防衛、因縁の12・6杉浦貴との激闘制す

杉浦(左)にラリアットを浴びせる潮崎(撮影・菅敏)

<ノア:代々木大会>◇6日◇東京・代々木第二体育館

GHCヘビー級選手権試合は王者の潮崎豪(38)が、杉浦貴(50)との50分を超える戦いを制し、6度目の防衛に成功した。勝利後声高らかに「アイ アム ノア」と叫んだ。

今年1月に王者となり、さまざまな思いの詰まったベルトを誰にも渡さなかった。09年6月13日、最後のリングとなった故三沢光晴さんのパートナーとして戦った。突然の別れとなった翌日、悲しみをこらえながら力皇に勝利、初めてGHCヘビー級のベルトを巻いた。その姿に嫉妬した杉浦に6カ月後の12月6日、初めてベルトを奪われた。

因縁の相手に対戦を持ち掛けられ「運命を感じる」と強い思いで臨んだ。さらにこの日、解説席に座ったのはかつて付け人を務めた小橋建太。満身創痍(そうい)で戦う後輩に「チャンピオンはどれだけ体を痛めても弱音を吐かず、リングに立ち続けなければいけない」とエールを送った。

「お互いの気持ちの詰まった戦いだった」と言うように、目まぐるしく入り乱れる展開ではなく、お互いに技を1つずつぶつけ合う、力と力の勝負が続いた。中盤はリング上で倒すことが無理だと感じたのか、杉浦が場外マットを外し、硬い床に潮崎を打ち付けるシーンも見られた。

「どちらかが倒れるまで打ち込むしかない」。お互いに意識がもうろうとする中、潮崎の勝利への執念がわずかに上回った。何度も返されたが、ラリアット3連続で3カウントを奪い、タイトルを守り切った。勝利後は、リング上で「12月6日、俺にとってとても意味のある戦いができた。杉浦貴ありがとうございました」と激闘を繰り広げた相手をたたえた。

1年間頂点に君臨し続けたが、これで終わりではない。試合後には57歳の武藤から、この日10年ぶりの開催が決まった来年2月の日本武道館大会での挑戦を受けた。「いつでも誰の挑戦でも受ける。武道館にふさわしい、GHCヘビー級の戦いを見せる。プロレス界をノア色に染めます」。ノア20周年を最高の形で締めくくった潮崎は、背負ってきた2人の魂を受け継ぎ、来年も王者であり続ける。

6度目防衛の潮崎に挑戦を表明する武藤敬司(撮影・菅敏)

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杉浦貴「俺が最後ノアの顔になる」潮崎豪に勝利宣言

GHCヘビー級選手権試合調印式後、撮影に応じる潮崎豪(左)と挑戦者の杉浦貴(撮影:松熊洋介)

プロレスリング・ノア代々木大会(6日、代々木競技場第2体育館)で開催されるGHC選手権の調印式が4日、都内で行われ、ヘビー級選手権王者潮崎豪(38)に挑戦する杉浦貴(50)が「俺が最後ノアの顔になる」と勝利宣言した。

運命を感じていた。09年6月に先にタイトルを取ったのは12歳年下の潮崎だった。そして6カ月後、杉浦がそのベルトを初めて奪ったのは12月6日だ。「11年前と同じシチュエーション。あの時と同じように俺がベルトを巻く」と意気込む。

お互いに敬意を示しながら多くの激闘を繰り広げてきた。潮崎は「どんな試合でもノアのための戦いをしてきた男。杉浦貴に勝つために(ベルトを)守ってきた」と堂々と思いを語る。杉浦も「安定した素晴らしいチャンピオン。全部の防衛戦を見てきて、頼もしく思えた」と5度の防衛に成功した相手を認めた。

もちろん、負けるつもりはない。王者の成長を感じながら「活躍に嫉妬していた」と悔しさもあらわにした。20年目を迎えたノアの今年最後のタイトルマッチは、デビュー20周年の杉浦にとっても大きな意味を持つ。「ノアの20年は俺の20年でもある。まだまだ花を咲かせたい。クリスマスプレゼントで俺がベルトをもらうよ」。50歳を迎えても「絶好調」と語る杉浦が、最後に主役となって20年を締めくくる。【松熊洋介】

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王者潮崎「痛みに耐えて」師匠小橋の教え守り勝利

ノア後楽園大会 杉浦貴(左)に逆水平チョップを浴びせる潮崎豪(写真提供:プロレスリング・ノア)

<ノア:後楽園大会>◇1日◇東京・後楽園ホール

メインの試合は、潮崎豪(38)谷口周平(44)組が杉浦貴(50)鈴木秀樹(40)組に勝利した。

6日の代々木大会でGHCヘビー級のベルトをかけて戦う潮崎と杉浦。ノア20周年を締めくくる戦いの前哨戦にふさわしい激闘となった。序盤は4人が交代しながら戦いを続けていたが、中盤以降は、谷口と鈴木は場外でやり合い、リング上は潮崎と杉浦の一騎打ちの状態が15分以上も続いた。互いに逃げず、技を受け止め合う力勝負に終止符を打ったのは王者潮崎だった。ショートレンジ式ラリアットでリングにたたきつけ、片エビ固めで3カウントを奪った。

22日の横浜武道館大会で5度目の防衛に成功後、リング上で杉浦から「20周年、お前がチャンピオンじゃもの足りねえ。俺も20周年なんだよ。アイアムノア。俺に勝ってから言えよ」と挑戦状をたたきつけられた。潮崎は「ずっと待ってたよ、杉浦貴。俺とあんたで盛り上げようぜ」と快諾。大一番に向け、2人の戦いは、すでに始まっていた。

潮崎はこの日も満身創痍(そうい)でリングに上がった。両腕にテーピングを施していため、当たり前のように右腕を攻められ、押さえながら戦った。「痛みに耐えてでも前に出る」。師匠である小橋の教え通り、ギブアップはせず、攻撃を続けた。終盤には右手で10回以上連続で逆水平チョップを浴びせるシーンも見られた。力を温存などと考えず、毎試合すべてを出し切るスタイルを変えなかった。腕の回復が心配されるが「常に絶好調に持っていく。これがGHCチャンピオン」。フラフラになりながらもはっきりと言い切った。

09年6月に先にタイトルを取ったのは12歳年下の潮崎だった。そして6カ月後、杉浦がそのベルトを奪ったのは12月6日。多くの激闘を繰り広げてきた2人が、ノア20周年最後のタイトルマッチで再び相まみえる。潮崎は「運命を感じる。でも、どんな状況でも勝つのはこの俺だ」と宣言した。勝って「アイアムノア」と高らかに叫ぶ。【松熊洋介】

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潮崎豪が5度目防衛、4連続ラリアットで中嶋沈める

ノア横浜武道館大会 痛めた右腕で中嶋勝彦(左)にラリアットで攻撃する潮崎豪(写真提供:プロレスリング・ノア)

<ノア横浜大会大会>◇22日◇横浜武道館

GHCヘビー級選手権は選手権者・潮崎豪(38)が中嶋勝彦(32)を破り5度目の防衛に成功した。

「厳しい戦いになることは分かっていた」。ノアを背負っていくためには負けられない戦い。かつてパートナーを組んでいた中嶋との一戦は42分に及び、解説で罵倒していた拳王を「悔しいけど応援してやってくれよ」と言わしめるほどの激闘となった。

20分過ぎまで逆水平チョップと中嶋の蹴りの撃ち合いが続いたが、潮崎は序盤に痛めた右腕が機能せず、全く効いていなかった。

その後も中嶋に上に乗られ、何度も顔面を殴られ続け、意識を失いかけた。それでも立ち上がり、最後は4連続のラリアットで粘る相手を沈めた。「苦しい攻撃を食らおうが、右腕をやられようが、GHCは俺だよ」とベルトを守り切った。

コロナ禍でも多くのファンが集まった。手拍子のみの応援だったが「声援? あったでしょ。俺にはそう聞こえた」と防衛の後押しになった。「これ以上ない感謝の気持ち。まだまだ盛り上がっていく。この中心には必ず俺がいる」とファンの前で誓った。

リング上で杉浦から次の対戦の要請を受けた。「ずっと待ってたよ。俺とあんたで盛り上げてやろうぜ」と快諾。そして声高らかに「アイアム ノア」と叫んだ。20年目を迎えたノアの最後は、潮崎が最高の試合で締めくくる。【松熊洋介】

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中嶋&拳王組が前哨戦で圧倒「勢いがなさ過ぎる」

ノア後楽園大会 タッグマッチに勝利し、潮崎豪を踏み付ける中嶋勝彦(プロレスリング・ノア提供)

<ノア:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

メインのタッグマッチは拳王(35)、中嶋勝彦(32)組が16分18秒でヴァーティカルスパイクからの片エビ固めで潮崎豪(38)、清宮海斗(24)組に勝利した。

11月22日横浜武道館でのシングルマッチの前哨戦となった今試合。中嶋は潮崎と、拳王は清宮に力の差を見せつけた。

試合後さっそうと会見場に現れた中嶋は「うれしくも何ともない。俺はいたって普通。(潮崎の)勢いがなさ過ぎる。腐ったボロボロのチャンピオン。11・22でぶっ壊してやる」と相手に奮起を促すほど余裕を見せた。8月末にそれまでタッグを組んでいたパートナーの潮崎を「必要としていない」と裏切り、金剛入り。9月のノア最強決定戦『N-1ヴィクトリー2020』で優勝し、ヘビー級王座である潮崎への挑戦権を手に入れた。

拳王はリング上でマイクを取り、先日テレ朝弘中綾香アナと番組で共演し、連絡先を交換するなどしていた清宮に向かって吠えた。「タイトルマッチを2週間後に控えて女子アナと合コンとはえらい余裕だな」。控室に戻っても収まらず「裏で糸を引いている汚ねえ大人たちがやってることだ」と叫んだ。さらに「人を好きなるというのは自然に好きになることだ」と恋愛についてのアドバイスまで浴びせた。前哨戦で圧倒した中嶋と拳王は好調を維持したまま、22日ライバルとの決戦で再び強さを見せつける。

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ノア潮崎が拳王と激闘ドロー「意味ある戦いだった」

ノアの横浜文化体育館大会が10日に行われ、GHCヘビー級王者潮崎豪(38)、同ナショナル王者拳王(35)による2冠戦は、60分時間切れにより、引き分けとなった。

潮崎が逆水平チョップで攻め込めば、拳王も得意のキックで応戦。終盤に拳王がダイビングフットスタンプで流れを奪うも、潮崎もふらふらの状態で3カウントは許さなかった。残り30秒を切り、潮崎が最後の力を振り絞ってムーンサルトプレスを決めるも、疲労からカバーにいけず、直後に無情のゴングが鳴らされた。マイクを握った潮崎は「これがGHCだ。これがノアの闘いだ。最後まで決められなかったが、意味のある闘いだった」。

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ノア2冠かけ潮崎豪「歴史前に」拳王「歩み変える」

10日ノア横浜文体大会での2冠戦に向け、調印式をを行ったGHCヘビー級王者潮崎豪(左)とGHCナショナル王者拳王

8月10日のノア横浜文体大会で2冠をかけて戦うGHCヘビー級王者潮崎豪(38)とGHCナショナル王者拳王(35)が8日、川崎市内で調印式を行った。

4日後楽園大会で中嶋勝彦からナショナル王座を奪った拳王は翌5日に潮崎に2冠戦を要求。潮崎が快諾したため、急きょ5日後の2冠戦が決まった。拳王は2冠戦をもちかけた理由について「この時代の流れとともに歩んでいても各駅停車のスピードでしか行けねえ。その流れをぶちこわしてやる。俺が超特急列車に変えて、ノアの歩みを変えてやる」と説明。王者同士の戦いで刺激を生み出し、団体の急成長につなげるつもりだ。

一方の潮崎は「ダブルタイトルマッチは初の試み、挑戦。ノア、そしてGHCの歴史をさらに前に進めていく。さらに大きなものに変えていく。そういう戦いを見せます」と悠々と予告した。

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潮崎が丸藤下し3度目防衛「前だけを見て突き進む」

防衛に成功しベルトを掲げる潮崎(撮影・足立雅史)

<ノア:後楽園大会>◇5日◇東京・後楽園ホール

GHCヘビー級選手権で王者潮崎豪(38)が丸藤正道(40)を下し、3度目の防衛を果たした。

旗揚げ20年の記念日にノアを支えてきた2人の初GHCタイトル戦が実現した。潮崎は04年にノアでデビューし、団体創設者故三沢光晴さんの最後のパートナーだった。今年1月に王者となって以来自らを「アイアムノア」と称し、団体をけん引してきた。そんな潮崎に対し、約4カ月ぶりの有観客試合となった7月18日の後楽園大会で丸藤が挑戦を表明。00年の旗揚げからいる自分こそが「アイアムリアルノアだ」と突きつけていた。

プライドをかけた戦いは30分超の激戦となった。丸藤が蹴りの連続で追い詰めても、逆水平合戦では潮崎が力で上回る。25分を過ぎたところで丸藤が虎王を打ち込むが、それをこらえた潮崎がエルボー2発、さらにローリングエルボーを決め、エメラルドフロウジョンをさく裂。30分がコールされると、潮崎は「いくぞ」と叫び、豪腕ラリアット、さらにムーンサルトプレス(月面水爆)を決め、勝負を決めた。互いに技を出しきった試合。潮崎は「とっておきを出しきらないと彼には勝てない。それがアイアムリアルノア丸藤でしょ?」と振り返った。

試合後のリングには前夜4日にGHCナショナル新王者となった拳王が登場し、「1番強いやつを決めよう」と2冠戦を提案した。潮崎はその場で「よし、やってやるよ、横浜文体で」と快諾。10日横浜文体大会での2冠戦が決定した。

コロナ感染者が増える中、感染防止に努めながらの試合が続く。潮崎は「どうなるかわからない状況。でも、俺はこのGHCベルトを巻いて、前だけを見て突き進んでいくんで、それがノアの『アイアムノア』、GHCヘビー級潮崎豪の生き方。また必ず会場でこのベルトを巻いた姿を見せれるように」と来場できないファンに向けても、メッセージを送った。

防衛に成功した潮崎(左)は丸藤からベルトを受け取る(撮影・足立雅史)
潮崎(左)は丸藤をマットにたたきつける(撮影・足立雅史)
潮崎(右)は丸藤にドロップキックを見舞う(撮影・足立雅史)
場外で激しく攻め合う潮崎(右)と丸藤(撮影・足立雅史)
潮崎(右)は丸藤に激しいラリアットを見舞う(撮影・足立雅史)
防衛に成功した潮崎(右)は拳王と対戦を誓い、リング上でにらみ合う(撮影・足立雅史)

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ノアとDDTが経営統合 高木三四郎が代表取締役

高木三四郎(15年5月撮影)

プロレス団体のノアとDDTが27日、経営統合を発表した。ノア・グローバルエンタテイメント株式会社、株式会社DDTプロレスリング、DDTの子会社で飲食業などを運営する株式会社DDTフーズの3社の統合で、9月1日から株式会社CyberFightとしてスタートする。DDT、ノアの社長を務めていた高木三四郎(50)が代表取締役、ノアの丸藤正道(40)、DDTの彰人(33)が副社長にそれぞれ就任する。

97年に旗揚げしたDDTは成長を続け、17年にサイバーエージェントグループ入り。00年旗揚げで今年20周年を迎えるノアは20年2月に同じくサイバー傘下となり、両団体は協力体制を築いていた。今回の統合で、3社の管理業務を一本化。ノア、DDT、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの各ブランドと現場体制を維持しながら、さらなる成長を目指す。

高木社長は統合の理由について「新型コロナウイルスの影響が大きい」と説明。試合開催が難しい状況の中、コスト削減で強固な体制を作るために4月ごろから統合に向けた準備を始めた。高木社長はファンに向けて、「団体がなくなったり、それぞれのカラーが無くなることはないのでご安心下さい」とメッセージ。さらに「将来的には、東京ドーム大会開催実現を目指していきたい。目標はプロレス業界ナンバーワン。新日本プロレスを追い抜き、プロレス界の構図を必ずや塗り替える」と宣言した。

以下、会見に出席した選手のコメント

副社長就任の彰人「ファンの声、若い子のアイデアを会社に伝えて、橋渡し的な役割をしていければ」

副社長就任の丸藤正道

「プロレス界でトップを取って、みなさんのお手本になれるように。僕たちノアは一切変わりませんし、本物のプロレスを見せていきたい」

東京女子プロレス坂崎ユカ「今まで通り、東京女子プロレスらしくマイペースに盛り上げていきたい」

ノア中嶋勝彦

「サイバーの傘下になってからノアは変化を進化にかえてきたと思ってる。だから、ノア、サイバー、この業界ナンバーワンになる。変わらず俺たちについてきてくれ」

ノア潮崎豪

「業界1位を夢見て、突き進んでいきたい」

全日本からDDTにレンタル移籍中の秋山準

「新日本に追いつけ、追い越せ、その力の1つになれるように頑張っていきたい」

DDT遠藤哲哉

「このチャンスをものにするのは、選手個人個人の働き。このプロレスというコンテンツを大きなものにするために活動していきたい」

DDTクリス・ブルックス

「世界的にパンデミックになっているなかで、こうしてノア、DDTが経営面で一緒になることで、日本で続けていくチャンスが広がる」

ガンバレ☆プロレス大家健

「団体の大きさ関係なく、リング上で自分たちの戦いをみせていければ」

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清宮海斗「あの人の領域に」武藤敬司との対戦決定

ノアの約4カ月ぶりの有観客試合で、武藤敬司(手前)にシングルマッチを要求する清宮海斗(撮影・高場泉穂)

<ノア:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園大会

プロレスリングノアの約4カ月ぶりの有観客興行が後楽園ホールで行われた。メインのタッグ戦では前GHCヘビー級王者の若きエース清宮海斗(23)が、武藤敬司(57)に真っ向勝負。試合後には初のシングル戦を要求した。

レジェンドに食らいつく清宮も、若さを受けとめる武藤も生き生きとしていた。6月14日テレビマッチでの6人タッグ戦以来1カ月ぶりの対戦。武藤は裸絞めやSTFなど関節技を駆使し、清宮を追い詰めるが、清宮は何とか回避。武藤は閃光(せんこう)魔術で勝利を狙うが、清宮はそれを阻止し、猛虎原爆固めをさく裂。意地を見せた。試合は武藤のパートナー丸藤正道(40)がGHCヘビー級王者潮崎豪(38)に新技「真・虎王」を決めて勝利。清宮武藤2人の勝負はお預けとなった。

清宮は、試合後リングでマイクを持ち、「この前3対3で戦って、今日は2対2。あと一つ残ってるでしょ! 俺はもっとあなたの領域に入っていきたいです。8月10日横浜文体で俺とシングルマッチをやってください」と要求。武藤はその場で「PCR検査受けて、お互い陰性だったらやろうよ」と条件付きで回答。団体は清宮の希望通り、8月10日横浜文化体育館大会でのシングル戦を決定した。

武藤は過去に新日本のIWGPヘビー級、全日本の3冠ヘビー級ベルトは取っているが、ノアのGHCヘビー戦線には縁がなかった。ノアを主戦場とする今、その至宝を手にし、佐々木健介、高山善広に続く3人目の3団体ベルト制覇の夢を描く。「実はなんだかんだいい年して夢があって。やっぱりGHCのチャンピオンベルトというのは俺の視野に入っているんだ。長い間タイトル戦してないから、(清宮戦は)仮想チャンピオンシップを想定してる。できるかできないか、っていう自分自身の査定があるんだ」。前王者清宮との戦いはタイトル戦に向けたいわば腕試しだ。「若いエキス、そしてお客の拍手を浴びてる限りは年取らない気がするよ」と生きのいい清宮との試合、久々の観客の前での試合を存分に楽しんだ。

一方、清宮は「あの人の懐の深さには本当に感謝しかできないよ」とプロレスマスター武藤をあらためて称賛。その上で「だからこそ俺は次こそ、あの人の領域に踏み込んでみせる。プロレス界のナンバーワンになるために絶対にあの人と同じステージに立ってみせます」と初の一騎打ちに向け、気持ちを高めた。

武藤敬司(右)にドロップキックを決める清宮海斗(撮影・高場泉穂)

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