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小結V18年ぶり9度目、貴景勝優勝アラカルト

初土俵からのスピード初V

<大相撲九州場所>◇千秋楽◇25日◇福岡国際センター

小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、悲願の初優勝を果たした。東前頭3枚目の錦木をはたき込みで下し、2敗で並んでいた大関高安が結びの一番で関脇御嶽海に敗れたため、優勝決定戦に持ち込まれる前に決まった。

【貴景勝優勝アラカルト】

▽小結優勝 00年夏場所の魁皇以来、9度目。

▽年少優勝 22歳3カ月は年6場所制となった58年以降初土俵で6位の若さ。1位は貴花田の19歳5カ月。

▽スピード優勝 初土俵から26場所は、年6場所制となった58年以降初土俵(幕下付け出しを除く)で曙と並び4位の速さ。1位は貴花田、朝青龍の24場所。新入幕から12場所は58年以降で朝青龍と並び10位。1位は佐田の山の3場所。

▽低身長優勝 平成(1989年)以降の初優勝力士は31人おり、平均身長は186・8センチ。175センチの貴景勝が最も低く、91年秋場所の177センチの琴錦を下回った。逆に最も高いのが92年夏場所の曙で204センチ。

▽平成生まれ 照ノ富士、御嶽海に続き3人目。

▽千賀ノ浦部屋 元貴乃花親方の日本相撲協会退職に伴い移籍。千賀ノ浦部屋からは初優勝。部屋別トップは九重部屋の52回。

▽兵庫出身 初代増位山、貴闘力に続き3人目。00年春場所の貴闘力以来、4度目。最多は北海道の120回。2位はモンゴルの82回。

▽埼玉栄高 相撲の強豪校出身では豪栄道以来、2人目。

年少優勝
歴代の小結優勝

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照ノ富士4場所連続休場 来年初場所復帰見据える

照ノ富士

元大関で西三段目27枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)が九州場所(11日初日、福岡国際センター)を全休することが9日、分かった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明らかにした。休場は4場所連続。来年1月の初場所での復帰を見据えているという。

照ノ富士は昨年の九州場所で大関から関脇に転落。今年6月に両膝を手術し、7月の名古屋場所では幕内優勝経験者として初めて幕下に転落した。伊勢ケ浜親方は「今場所は間に合わないが、(来年)1月は間に合いそうということだった。今は治療とトレーニングを頑張っている」と話した。

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安美錦「新しい門出」元日馬富士関の断髪式感慨深い

安美錦(18年1月28日撮影)

元横綱日馬富士関の引退断髪披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われ、伊勢ケ浜部屋で兄弟子だった安美錦(39)も、断髪式ではさみを入れた。

はさみを入れると、元横綱の両肩をポンと押さえてねぎらった。言葉をかけたように見えたが「まあ、お疲れさまです、ということです。新しい門出の日なので何て言えばいいのか、ね」と、感慨深いものは胸に納めながら話した。

思うのは、今後の部屋のこと。1年前の秋場所は横綱日馬富士、大関照ノ富士ら6人の関取衆を抱えていたが、9月の秋場所では平幕の宝富士、十両は2人と関取衆は3人。

この状況を踏まえて「あれから部屋もいい状態ではないから、立て直すために関取衆が頑張って引っ張っていかないといけない。関取衆はじめ部屋一丸となりたいね」と前向きに話した。

そのためにも、10月3日で40歳になるが、まだまだ老け込むわけにはいかない。

西十両筆頭で臨んだ秋場所は7勝8敗で負け越し、再入幕のチャンスを逃した。千秋楽には九州場所に向けて「どうかな。分からない。結果を受け止めていろいろ考えたい」と現役続行に揺れ動く胸中を吐露していた。

それもこの日、元横綱の断髪式を終え「明日から10月になるし気持ちも新たにね。とりあえず痛めたところ、ケガを治すことを優先して、やれることは精いっぱい、やっていこうと思う」と、満身創痍(そうい)の体にむち打つ覚悟を口にしていた。

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初優勝を決めた御嶽海が2敗も来場所は大関とりへ

御嶽海(左)は寄り切りで栃煌山を下し優勝を決める(撮影・小沢裕)(2018年7月21日)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇22日◇ドルフィンズアリーナ

 14日目に13勝1敗で初優勝を決めた関脇御嶽海(25=出羽海)が千秋楽で前頭9枚目の豊山(24=時津風)に逆転の掛け投げで敗れ、13勝2敗で場所を終えた。

 初優勝決定後、うれし涙をこぼしたが、すぐに千秋楽に集中した。来場所が大関とりになる可能性を問われると「来場所は来場所また考えたい。あと1番勝って終わりたい」。その言葉どおり、気迫のこもった相撲を披露。逆転の投げで敗れたものの、会場をわかせた。

 日本相撲協会は秋場所(9月9日初日、両国国技館)が大関獲りとなるとの考えを示している。優勝決定後の千秋楽も敗れたものの、攻防ある相撲で好印象を与えたことは間違いない。

 3横綱、1大関が休場した今場所、初日から連勝街道を走り、主役を張り続けた。14日目には、前頭13枚目の栃煌山を寄り切りで下して平成生まれでは照ノ富士以来2人目で、日本出身力士としては初めて賜杯を抱いた。

 名門出羽海部屋の力士としては80年初場所の三重ノ海以来38年半ぶりで、長野県出身力士としては、優勝制度が制定された1909年(明42)以降は初めて。古くは最強の異名を取った江戸時代の雷電の1810年(文化7)以来の優勝だった。

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初優勝の御嶽海が男泣き「優勝に導いてもらった」

御嶽海(右)は寄り切りで栃煌山を下し優勝を決める(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇21日◇ドルフィンズアリーナ

 関脇御嶽海(25=出羽海)が東前頭13枚目の栃煌山(31=春日野)を下して、13勝1敗で初優勝を決めた。平成生まれでは照ノ富士以来2人目で、日本出身力士としては初。

 解き放たれたように涙があふれてきた。優勝を決めた直後のインタビュー。声にならない。「この15日間…すごい緊張したんですけど…周りの声援とか聞いて、優勝しなきゃいけないという感じになって。何とか…勝てました」。ようやく絞り出した。

 15年春場所に、幕下10枚目格付け出しでデビューした。そこから21場所目で初優勝。「もう部屋の皆さんにお世話になりっぱなしで。まだ4年という短い期間で優勝に導いてくれて…」と感謝した。

 名門出羽海部屋の力士としては80年初場所の三重ノ海以来38年半ぶりの優勝。「何とか久々に部屋を盛り上げていきたかった。うれしいです」と安堵の表情を浮かべた。

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高安、意地の突き落とし 全勝御嶽海止めた

御嶽海(右)を突き落としで下す高安(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇19日◇ドルフィンズアリーナ

 大関高安(28=田子ノ浦)が、全勝の関脇御嶽海を止めた。ほぼ同時に土俵を割る微妙な取組で、1度は軍配が相手に上がったが行司差し違え。突き落としでかど番脱出となる勝ち越しを決めた。すでに4敗の高安は、優勝の可能性は低いものの、大関の貫禄を見せた。1敗の御嶽海を3敗の大関豪栄道、平幕豊山、栃煌山、朝乃山の4人が追う展開となった。

 物言いの末、軍配差し違えで勝ちを告げられた高安は、うなずき、大きく息を吐いた。結びの一番は、行司の式守勘太夫が1度は高安に上げかけた軍配を、直後に御嶽海に上げ直すほど迷った微妙な取組だった。高安は左下手を取れず、相手の出し投げにクルリと1回転。土俵際の突き落としで同時に飛び出し、わずかに相手の右足が先に土俵を割った。「気持ちです。持っている力を全力でいきました」。まさに意地だった。

 前日11日目に4敗目を喫し、優勝の可能性はほぼ消滅していた。それでもこの日の朝稽古は通常より約1時間半早く始動。午前7時ごろから約2時間、本場所中では珍しく若い衆と相撲を取るなど追い込んだ。優勝争いに絡めず、今場所最大の見せ場と覚悟をもって臨んでいた。

 これまで優勝争いのトップに立ったこともあった。それだけに「先頭を走る難しさは分かる。その中で勝つ難しさも」と、御嶽海独走の展開について話したことがあった。自身は平成生まれ初の関取、幕内、三役-。世代のトップを走り続けてきた。モンゴル出身の照ノ富士を除き、日本出身では平成生まれ初の幕内優勝は誕生寸前。意地を見せないわけにはいかなかった。【高田文太】

全勝の御嶽海を破った高安は、懸賞金を大切に受け取る(撮影・岡本肇)

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栃煌山、珍し巻き落としで北勝富士との2敗対決制す

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇15日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ

 東前頭13枚目栃煌山(31=春日野)が北勝富士との2敗対決を制した。立ち合いは五分だったが、体をずらされて押し込まれ、粘った末に巻き落としを決めた。

 16年秋場所8日目の照ノ富士戦以来、自身2度目の珍しい決まり手を「たまたまです」。むしろ「初めは腰が決まっていたのに、浮いてきて(体勢が)高くなった。やっぱり押し出し、寄り切りで勝たないと」と反省した。

 2敗で中日を終えたが、関脇経験のある実力者は喜んでいられない。「昨日から前に攻める相撲が取れてきた。明日からも踏み込んで、前に攻めていきたい」と話した。

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照ノ富士が両膝の手術受けた 名古屋場所出場難しい

照ノ富士(2018年5月14日撮影)

 大相撲の元大関照ノ富士(26=伊勢ケ浜)が6月25日に都内の病院で両膝の手術を受けたことが30日、分かった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明らかにした。

 名古屋場所出場については明言しなかったが、極めて難しい見通しだ。照ノ富士は左膝のけがのため、昨年11月の九州場所で大関から関脇に落ち、糖尿病も患って春場所から十両に転落した。夏場所では左膝負傷で4日目に休場し、11日目から再出場したものの9敗6休に終わった。幕内優勝経験者としては初の幕下転落となり、名古屋場所では東幕下6枚目まで番付を落とした。

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新大関栃ノ心1位タイ遅咲き/名古屋番付アラカルト

名古屋場所の番付表を手に、ご機嫌の新大関栃ノ心(撮影・加藤裕一)

 大相撲名古屋場所(7月8日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の番付が25日、発表された。

<名古屋場所番付アラカルト>

 ◆遅咲き 新大関の栃ノ心は所要場所数で新入幕から史上1位タイ、初土俵から10位タイ、高齢では史上4位の昇進。平成以降25人目の大関で外国出身では照ノ富士以来11人目。

 ◆新入幕 琴恵光は宮崎県出身では戦後3人目、幕内在位は85年初場所の栃光以来。明生は鹿児島県出身では戦後24人目。

 ◆新十両 千代の海は高知県出身では戦後11人目、日体大出身は9人目。木崎改め美ノ海(ちゅらのうみ)は沖縄県出身では戦後5人目、日大からは51人目の新十両昇進。学生相撲出身の関取は2人が加わり128人となった。

 ◆珍記録 再十両の希善龍は史上単独1位となる9度目の十両昇進。照ノ富士は幕下陥落で大関経験者、幕内優勝経験者では初。

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栃ノ心が新大関に、豪栄道と高安はかど番 新番付

大関昇進伝達式を終えた栃ノ心(中央)はジョージア国旗を掲げ笑顔を見せる(2018年5月30日撮影)

 日本相撲協会は25日、大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 上位陣の顔ぶれに、新大関として西の2番目に栃ノ心(30=春日野)が加わった。新大関は、ちょうど1年前の高安(28=田子ノ浦)以来、平成以降では25人目で、春日野部屋からは62年名古屋場所で同時昇進した栃光、栃ノ海以来となる。ジョージア出身の大関は初めてで、外国出身では15年名古屋場所の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)以来、11人目。スロー昇進として、新入幕から所要60場所は史上1位タイ、初土俵から所要73場所は史上10位タイ。また30歳7カ月での新大関は4位の高齢昇進となった。

 横綱は夏場所と同じ序列で、東→西→東の順で3場所連続優勝を目指す鶴竜(32=井筒)、今年初となる41回目の優勝を狙う白鵬(33=宮城野)、新横綱翌場所から7場所連続で休場が続く稀勢の里(31=田子ノ浦)となった。

 東西の両大関は、ともにかど番で迎える。東の豪栄道(32=境川)は5場所ぶり7度目、西の高安は4場所ぶり2度目。ともに負け越せば大関陥落となる。

 三役陣は、関脇が2場所連続(三役は3場所連続)の逸ノ城(25=湊)と2場所ぶり復帰(三役は9場所連続)の御嶽海(25=出羽海)。小結は5場所ぶり(三役は3場所ぶり)復帰の玉鷲(33=片男波)と、26場所ぶりとなる松鳳山(34=二所ノ関)。昭和以降、7位のスロー三役復帰となる。

 平幕上位(5枚目まで)は東が正代、勢、阿炎、魁聖、大翔丸。西は琴奨菊、千代の国、貴景勝、輝、嘉風で、夏場所で新三役の小結ながらケガで途中休場(その後、再出場)の遠藤(27=追手風)は東前頭6枚目に番付を落とした。

 新入幕は2人。東前頭14枚目の琴恵光(26=佐渡ケ嶽)は、現師匠(元関脇琴ノ若)が部屋継承以降では3人目の新入幕。宮崎県出身の新入幕は戦後3人目、幕内在位は85年初場所の栃光以来となる。西前頭16枚目の明生(22=立浪)は現師匠(元小結旭豊)の部屋継承後では3人目の新入幕で、鹿児島県出身では戦後24人目。西前頭11枚目の阿武咲(21=阿武松)は2場所ぶりの幕内復帰となった。

 新十両も2人。西十両12枚目の千代の海(25=九重)は現師匠(元大関千代大海)の部屋継承後としては初めての関取誕生。高知県出身では土佐豊以来、戦後11人目、日体大からは北勝富士(25=八角)以来9人目の新十両だ。西十両14枚目の木崎改め美ノ海(25=木瀬)は、現師匠(元前頭肥後ノ海)が03年12月に部屋を創設してから12人目の関取。沖縄県出身では02年九州場所の琉鵬以来、戦後5人目で、日大からは51人目の新十両昇進となった。また千代の海は日体大、美ノ海は日大出身で、学生相撲出身の関取も128人となった。

 東十両13枚目の希善龍(33=木瀬)は3場所ぶりの十両復帰で、通算9度目の十両昇進は8度で並んでいた須磨ノ富士を抜き史上単独1位の“エレベーター記録”となった。なお、昨年秋場所まで大関だった照ノ富士は、東十両8枚目だった夏場所で負け越し(0勝9敗6休)たため、西幕下6枚目まで陥落。大関経験者、幕内優勝経験者の幕下陥落は初めてとなった。

 また新十両だった3月の春場所中、付け人に暴力をふるい同場所は途中休場(3勝6敗6休)、西幕下9枚目に陥落した夏場所は出場停止処分を受けた貴公俊(21=貴乃花)は、西幕下49枚目の今場所から土俵復帰する。

 名古屋場所は、7月6日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。

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新入幕から所要60場所/栃ノ心昇進アラカルト

大関昇進伝達式を終えた栃ノ心(奥)はジョージア国旗を掲げて、笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

 新大関栃ノ心(30=春日野)が誕生した。日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、栃ノ心の大関昇進を満場一致で承認した。

   ◇   ◇   ◇

 ▽スロー昇進 新入幕から所要60場所での昇進は2代目増位山と並び史上最も遅い。初土俵から73場所は高安と並んで史上9番目の遅さ。最も遅いのは霧島の91場所。

 ▽年長昇進 30歳7カ月は年6場所制となった1958年以降初土俵で4番目の年長。31歳3カ月の琴光喜が最年長。

 ▽欧州出身 琴欧洲(ブルガリア)把瑠都(エストニア)に続く3人目。ジョージア出身は初。

 ▽外国出身 欧州勢2人と、小錦、曙、武蔵丸の米国勢、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士のモンゴル勢を含め11人目。

 ▽春日野部屋 元横綱栃木山が25年に引退して部屋の礎を築いてから、栃錦、栃ノ海、栃光に次いで56年ぶり、4人目。

 ▽出羽海一門 同一門の大関は2014年名古屋場所後の豪栄道以来。

 ▽カムバック 三役経験者が幕下転落後、大関に昇進するのは昭和以降では琴風以来2人目。

 ▽3場所前は平幕 3場所前に平幕だった力士の昇進は年6場所制となって以降、栃光、豊山、朝潮、北尾、照ノ富士に続いて6人目。

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照ノ富士は現役続行 大関→幕下でも気持ち冷めず

天風(左)に寄り切りで敗れる照ノ富士(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館

 昭和以降初となる元大関の幕下陥落が確実の東十両8枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)の現役続行を、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が千秋楽の27日、明言した。

 この日の取組後に「幕下に落ちたから辞めますとかにはならない。辞めさせるとかでもない」と話した。照ノ富士は左膝半月板損傷により4日目から休場、11日目から再出場。しかし、白星を1つも挙げることができないまま今場所を終えた。帰り際にファンから現役続行を熱望する声を掛けられて「誰も辞めるって言ってないよ」と、本人の気持ちも冷めていない様子だった。

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朝弁慶が右膝故障で休場 13日目大翔鵬戦で悪化

<大相撲夏場所>◇14日目◇26日◇両国国技館

 西十両12枚目の朝弁慶(29=高砂)が、日本相撲協会に「右膝離断性骨軟骨炎、半月板損傷で約4週間の加療を要する見込み」の診断書を提出して休場した。

 場所前から痛めていた状態で取り続けていたが、13日目の大翔鵬戦で悪化させた。朝弁慶の休場は、幕下時代の11年5月の技量審査場所以来、2度目。再十両の土俵だったが、13日目まで3勝10敗と負けがこんでおり、来場所は1場所での幕下転落が確実な状況だ。

 14日目の対戦相手の千代ノ皇(26=九重)は不戦勝。今場所の十両以上の休場者は、初日から休場している横綱稀勢の里、大関高安に、途中休場した大関豪栄道、小結遠藤(10日目から再出場)、平幕の北勝富士、十両の蒼国来、照ノ富士(11日目から再出場)と合わせ8人となった。

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元大関照ノ富士、昭和以降初の幕下陥落確実も前向き

翔猿(右)に押し出しで敗れる照ノ富士(撮影・中島郁夫)

<大相撲夏場所>◇12日目◇24日◇東京・両国国技館

 左膝外側半月板損傷で4日目から休場して11日目から再出場した、元大関の十両照ノ富士が翔猿に負けて、昭和以降では初となる元大関の幕下陥落が確実となった。

 立ち合いで右に動かれるも反応してまわしを取ったが、土俵際で踏ん張れずに押し出された。厳しい相撲内容が続いているが「今日はちょっとやれた。明日も出る」と前向きな姿勢を見せた。

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満身創痍の元大関照ノ富士、敗れて幕下陥落確実に

翔猿(右)に押し出しで敗れる照ノ富士(撮影・中島郁夫)

<大相撲夏場所>◇12日目◇24日◇東京・両国国技館

 東十両8枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)が、西十両13枚目翔猿(26=追手風)に負けて、幕下陥落が確実になった。4日目に左膝外側半月板損傷で休場して11日目から再出場したが、今場所はいまだ白星がない。元大関の幕下陥落は昭和以降初となる。

 立ち合いで翔猿に右に動かれたが、すかざす反応。中に入ろうとする相手を押し返そうと抵抗するも、押し返せずに入られて押し出された。大関時代の力強い相撲とは程遠い相撲内容が続くが「今日はちょっとはやれた」と振り返った。

 一瞬、明るい表情が見えかけたが「ケガだけではない。ケガだけなら乗り越えられる」とポツリ。膝の負傷だけではなく、糖尿病や腎臓結石なども患っており「神様が治してくれればね。治すのは自分だけど」と悲愴(ひそう)感がにじみ出ていた。それでも最後は「(自分は)気持ちで変わる人だからね。気持ちでやってる人だからね」と、自らを奮い立たせるように言って帰りの車に乗り込んだ。

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栃ノ心は無傷11連勝、1敗で白鵬、鶴竜 夏場所

琴奨菊(右)を上手投げで下す栃ノ心(撮影・中島郁夫)

<大相撲夏場所>◇11日目◇23日◇東京・両国国技館

 優勝争いの先頭を走る関脇栃ノ心(30=春日野)は、前頭5枚目琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を上手投げで下し11連勝と星を伸ばした。

 横綱白鵬(33=宮城野)は、前頭4枚目正代(26=時津風)を寄り切って2桁10勝目。12日目は全勝の栃ノ心と直接対決に臨む。

 横綱鶴竜(32=井筒)は、小結御嶽海(25=出羽海部)を土俵際の逆転ではたき込んで10勝1敗。

 前頭11枚目千代の国(27=九重)は前頭16枚目妙義龍(31=境川)に寄り切られ3敗目となった。

 人気力士の小結遠藤(27=追手風)は、前頭筆頭玉鷲(33=片男波)に突き出されて6敗目。

 元大関で十両8枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)は同12枚目朝弁慶(29=高砂)に押し出され0勝5敗6休となり十両残留が厳しい状況となった。

 11日目を終え、勝ちっ放しは栃ノ心。1敗で鶴竜、白鵬が追う展開となっている。

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照ノ富士の幕下陥落が決定的、昭和以降の元大関で初

照ノ富士

<大相撲夏場所>◇11日目◇23日◇東京・両国国技館

 元大関で十両8枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)の幕下陥落が決定的となった。十両12枚目朝弁慶(29=高砂)に押し出され0勝5敗6休。今場所は3連敗の後、左膝外側半月板損傷で4日目から休場し、この日から再出場したが白星はならなかった。

 関取の座を死守するのは5連勝が必須だった。これで十両残留は限りなく厳しい状況に。昭和以降では初となる大関経験者の幕下陥落が決定的となった。

 照ノ富士は昨年秋場所限りで14場所務めた大関から陥落。その後も左膝のけがや糖尿病で休場するなどし、先場所は大受、雅山、把瑠都に続き、元大関として4人目の十両落ちとなっていた。

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照ノ富士が11日目再出場へ「できるだけのことを」

照ノ富士(2018年5月14日撮影)

<大相撲夏場所>◇10日目◇22日◇東京・両国国技館

 左膝外側半月板損傷で4日目から休場していた、元大関で東十両8枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)が、11日目から再出場することが決まった。

 照ノ富士は初日から3連敗を喫し、今場所はここまで未勝利。十両残留には少なくとも4勝は必要とみられており、元大関が幕下に陥落すれば昭和以降初となる。この日、都内の部屋で稽古を行った照ノ富士は「昨日(21日)親方と話して(決めた)。(十両残留の)可能性があるならと」と、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)との相談の上、再出場を決めたと説明した。

 現在は両膝、左ひじ、糖尿病など、数々の故障や病気を抱えている。「親方と話して出るので、できるだけのことをやりたい」。5勝すれば十両残留の可能性は高まるだけに、残り5番は全勝を目指す。

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遠藤が右腕負傷で休場 師匠「手術するなら早めに」

御嶽海の上手出し投げで敗れた遠藤(2018年5月18日撮影)

<大相撲夏場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

 西小結の遠藤(27=追手風)が、夏場所7日目から休場することが決まった。「右上腕二頭筋遠位部断裂」で約3週間の加療を要する見込みとの診断書を提出した。小結御嶽海に敗れた前日6日目に受傷した。診断書には、治療方針決定後に治療期間が変更になる可能性もあると、併せて記されている。

 師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「肘に近いところの断裂。1日、2日で痛みがどうなるか。現状では本人と話していないので、何とも言えない。痛みを我慢できるのか。つなげるものはつなげないと。手術するなら早めにしないと」と話した。痛めたのは御嶽海戦といい、師匠は「本人もどこで痛めたのか分からない。昨日、差してはたかれた時なのか」と続けた。

 三役の今場所は6日目まで3勝3敗だった。遠藤の休場は、昨年7月の名古屋場所以来5度目。今場所の十両以上の休場者は横綱稀勢の里、大関高安、十両照ノ富士に続いて4人目。

 7日目に遠藤と対戦する予定だった関脇栃ノ心は不戦勝となる。大関昇進を目指す栃ノ心は6日目まで6連勝で単独トップに立っており、思わぬかたちで勝ち星を重ねることになった。

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遠藤が右上腕二頭筋遠位部断裂で休場 3週間の加療

遠藤(18年5月撮影)

<大相撲夏場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

 西小結の遠藤(27=追手風)が、夏場所7日目から休場することが決まった。

 「右上腕二頭筋遠位部断裂」で約3週間の加療を要する見込みとの診断書を提出した。小結御嶽海に敗れた前日6日目に受傷した。診断書には、治療方針決定後に治療期間が変更になる可能性もあると、併せて記されている。

 新三役の今場所は6日目まで3勝3敗だった。遠藤の休場は、昨年7月の名古屋場所以来5度目。今場所の十両以上の休場者は横綱稀勢の里、大関高安、十両照ノ富士に続いて4人目。

 7日目に遠藤と対戦する予定だった関脇栃ノ心は不戦勝となる。大関昇進を目指す栃ノ心は6日目まで6連勝で単独トップに立っており、思わぬかたちで勝ち星を重ねることになった。

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