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関脇に陥落する照ノ富士が秋巡業に合流予定

照ノ富士(15年7月15日撮影)


 左膝の負傷で大相撲秋場所を途中休場し、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で関脇に陥落する照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が19日の奈良・香芝市から秋巡業に合流予定でいることが10日、関係者の話で明らかになった。

 照ノ富士は九州場所で10勝すれば大関に復帰できる。同じく巡業を休場中の横綱白鵬は長野市(13日)か金沢市(14日)で復帰予定。また、右膝のけがで休場していた幕内豊山はこの日復帰した。

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稀勢の里29日横綱土俵入りから、鶴竜も秋巡業参加

稀勢の里(17年2月5日撮影)


 大相撲秋場所を休場した3横綱2大関のうち、稀勢の里と鶴竜の2横綱が10月5日から始まる秋巡業に参加することになった。相撲協会巡業部の玉ノ井副部長(元大関栃東)が27日、明かした。稀勢の里は29日に茨城県笠間市の笠間稲荷神社で行われる横綱土俵入りから復帰する意向で、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「巡業は最初から。花相撲も出ます。相撲を取らないと。稽古して上がってきたので。できることはやっていきたい」と明かした。

 ただ、休場する力士は多く、横綱白鵬は途中から合流する見通しだが、当面は休場することになった。4日に開かれる大相撲beyond2020場所では三段構えなどを披露する予定だったが、変更される。休場届を提出した師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「左膝の関節が完全に治りきっていない」と話した。

 高安と照ノ富士の2大関も参加できず、特に肉離れを起こした高安について、田子ノ浦親方は「ちょっとずつ歩けるようになってきた」と言いつつ「場所に何とか間に合わせたい」と全休する可能性を示唆した。

 ほかにも人気力士の宇良ら数人が休場する予定。8月の夏巡業同様に、休場者の多い道中となりそうだ。

 ◆九州場所番付発表までの主な秋巡業などの日程 ▽10月2日 明治神宮参拝・土俵入り、全日本力士選士権▽4日 大相撲beyond2020場所▽5日 千葉県八千代市▽6日 横浜市▽7日 さいたま市▽8日 静岡県富士市▽9日 茨城県筑西市▽11日 浜松市▽12日 愛知県一宮市▽13日 長野市▽14日 金沢市▽15日 京都市▽17日 岐阜県高山市▽18日 津市▽19日 奈良県香芝市▽20日 大阪府枚方市▽21日 大阪府岸和田市▽22日 大阪市▽24日 岡山市▽25日 兵庫県養父市▽26日 鳥取市▽27日 松江市▽28日 広島市▽29日 広島県福山市▽30日 九州場所番付発表

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白鵬秋巡業休場 稀勢の里は出場「相撲取らないと」

白鵬(17年1月撮影)


 大相撲の秋場所を左膝のけがで全休した横綱白鵬(32=宮城野)が、10月5日の千葉県八千代市から始まる秋巡業を休場することが明らかになった。師匠の宮城野親方(60=元前頭竹葉山)が27日、明かした。途中から出場する予定だとした上で「左膝の関節が完全に治りきっていない。花相撲も出られないと思う」として、両国国技館で開かれる2日の全日本力士選士権や4日の大相撲beyond2020場所も休場する意向を示した。

 一方で、左上腕付近のけがで同じく秋場所を全休した横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、花相撲や秋巡業にも当初から出場する。師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「相撲を取らないと。稽古して上がってきたので。できることはやっていきたい」と明言した。29日に茨城県笠間市の笠間稲荷神社で行われる横綱土俵入りにも参加するという。

 また、秋場所を途中休場して九州場所が初めてのかど番となる大関高安(27=田子ノ浦)については「ちょっとずつ歩けるようになった。できるときは上半身を鍛えたり、トレーニングしている」と明かしたが「場所に何とか間に合わせたい」として、秋巡業は全休する可能性も示唆した。

 ほかには、大関からの転落が決まった照ノ富士(25=伊勢ケ浜)や、人気力士の宇良(25=木瀬)らも秋巡業を休場することが決まった。

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阿武咲「長かった」新入幕から3場所連続勝ち越し

千代の国(右)を寄り切りで破った阿武咲(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館


 東前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)が、東前頭7枚目千代の国(27=九重)を下して、3場所連続で勝ち越した。

 新入幕からの3場所連続勝ち越しは、14年名古屋場所での照ノ富士以来となった。

 3連敗中の嫌なムードを吹き飛ばす、会心の相撲だった。「しっかり当たることだけを考えた」と頭から当たってもろ差しになると、そのまま一気に寄り切った。支度部屋に戻ると、床山とグータッチで勝ち越しを祝福。リーチをかけてから4度目の正直で決めてたが「長かった気はします。一日一番しっかり取ろうと思った。でも、勝ち越しとかは気にしていなかった」と浮かれなかった。

 新入幕からの3場所連続の勝ち越しは照ノ富士以来だが、3場所連続で2桁勝利なら史上初となる。残り3日で2勝が必要だが「その日その日を一生懸命やるだけ。しっかり自分の相撲を取るだけです」と意識はない。肩の力を抜いて、大記録に挑む。

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豪栄道1敗守り単独トップ、日馬富士6勝目 秋場所

碧山を下し1敗を守った豪栄道(左)(撮影・丹羽敏通)

<大相撲秋場所>◇9日目◇18日◇東京・両国国技館


 大関豪栄道(31=境川)が1敗を守り、単独トップに立った。

 豪栄道は、前頭2枚目の碧山(31=春日野)に、立ち合い頭で当たって最後は左に回り込んで突き落とし。8勝1敗で勝ち越しを決め、かど番を脱出した。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭5枚目の正代(25=時津風)を寄り切って6勝3敗。幕内での通算勝ち星を707勝とし、並んでいた武蔵丸を抜き歴代単独6位となった。

 6日目からけがで休場している大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は1勝5敗3休で負け越しとなり大関陥落、来場所は関脇から出直しとなった。

 1敗で並んでいた前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)は、同3枚目千代大龍(28=九重)にはたき込まれ2敗目。同12枚目大翔丸(26=追手風)も、同8枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)に押し出され2敗目となり1歩後退した。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は同6枚目輝(30=伊勢ノ海)に押し出され2勝7敗、あとがなくなった。前頭14枚目遠藤(26=追手風)は同9枚目貴ノ岩(27=貴乃花)にはたき込まれ4敗目を喫した。

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負傷の照ノ富士大関から陥落、琴奨菊以来17人目

照ノ富士(15年7月15日撮影)


 自身5度目のかど番で左膝の負傷で6日目から休場している大関照ノ富士が17日、再出場しないことが決まり、15年名古屋場所から14場所務めた大関からの陥落が決まった。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「再出場はしない。まだ歩けない。また来場所に向けて頑張っていくしかない」と話した。大関陥落は初場所の琴奨菊以来17人(20度)目。関脇に転落する九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で10勝できれば大関に復帰できる。

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八角理事長「豪栄道はこの白星で精神状態を前向き」

阿武咲(手前)を押し出しで下す豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇両国国技館


 八角理事長(元横綱北勝海)のコメント。

 「照ノ富士の休場は残念だが仕方ない。出場できても力が入らない相撲を取るのも失礼なこと。きちんと治すことだ。豪栄道はこの白星で精神状態を前向きに、優勝争いを引っ張ってほしい。日馬富士も同じ。今場所は辛抱の場所だ」。

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休場の照ノ富士、再出場は「無理」で大関陥落が濃厚

照ノ富士が負傷欠場となり正代が不戦勝となった(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇両国国技館


 かど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が6日目の15日、「左膝半月板損傷で約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。5日目の松鳳山戦で古傷の左膝を負傷。この日の朝、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「今は歩けない状態」と説明し、再出場には「無理じゃないの? そういう話はしていない」とし、大関からの転落が濃厚となった。

 3横綱2大関が休むのは、1918年(大7)夏場所以来99年ぶりで、東の支度部屋からは、本来なら4人いるはずの横綱と大関の姿が消えた。全員皆勤なら19番あるはずの横綱大関戦も、千秋楽結びの日馬富士-豪栄道戦しか組まれないことになる。

 ◆99年前の夏場所 4横綱4大関のうち横綱の大錦(卯)、2代目西ノ海、鳳、大関の九州山、伊勢ノ浜が休場。1人横綱の栃木山が優勝した。

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日馬富士、負けたら86年半ぶりという不名誉だった

日馬富士(右)は寄り切りで千代大龍を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇両国国技館


 横綱日馬富士は千代大龍を下し、連敗を3で止めた。

 86年半ぶりの不名誉は避けられた。日馬富士は負ければ31年春場所の宮城山以来の4日連続で金星配給となる中、千代大龍を寄り切って連敗を3で止めた。「自分の相撲に集中して、落ち着いて取りました」と言い、この3日間の苦しさを聞かれると「忍ぶってことです」。弟弟子の照ノ富士も休場する中、1人横綱として懸命の土俵が続く。

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豪栄道、21歳の阿武咲に10年前の自分の姿重ねる

阿武咲(手前)を押し出しで下す豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇両国国技館


 かど番の西大関豪栄道(31=境川)が1敗を守り、トップに並んだ。全勝で初顔合わせの東前頭3枚目阿武咲の勢いを受け止め、押し出した。1918年(大7)夏場所以来99年ぶりの3横綱2大関休場という異常事態の中、意地を見せた。

 阿武咲に押され、じりじり下がりながらも豪栄道は冷静だった。機を見て左に回り、はたき、体勢を崩させ、狙い澄まして押し出した。「いい当たりやね。芯の入った当たり。ドシッとしてる。巡業でも(阿武咲は)よく稽古してるからね。(自分は)よく見えてたけど、いい当たりだったね」。初顔合わせ。ただ1人全勝で勢いづく21歳の新星を、31歳は肌で感じ、退け、トップに並んだ。

 10年前の07年秋場所。21歳だった自分に、阿武咲がかぶる。新入幕ながら西前頭14枚目で10勝1敗。快進撃を見せ、12日目から当時小結の日馬富士、同大関千代大海、横綱白鵬と三役以上と初顔合わせをした。

 「ちっちゃいときからテレビで見ていた人と当たって、自分もこんなところまで来たんだなと思った。やっぱり見ているより、当たった横綱、大関の人は雰囲気があったっすね」。結果は3連敗。それがあるから、今がある。

 照ノ富士の休場も決まり、約1世紀ぶりに3横綱2大関が場所から消えた。豪栄道が横綱日馬富士に次ぐ立場になった。かど番なんて言ってる場合じゃない。「それは意識せず、自分のやれることをしっかりやりたい。内容はそこまで完璧じゃないけど、落ち着いて相手が見えてるんで、そこはいい。集中してやれば、結果はついてくる」。大関の威厳は言葉でなく、土俵で見せる。【加藤裕一】

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豪栄道、全勝阿武咲下し1敗守る「いい当たりやね」

1敗を守った豪栄道は支度部屋で引き締まった表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇両国国技館


 西大関豪栄道(31=境川)が、全勝だった前頭阿武咲(おうのしょう、21=阿武松)を押し出しで下し、1敗をキープした。

 立ち合いから徐々に押し込まれたが、冷静に対応。左に動いて、バランスを崩した相手をきっちり押し出した。

 初顔合わせの新星を「いい当たりやね。芯の入った当たり。ドシッとしてる。(阿武咲は)巡業でもよく稽古してるから。(自分は)相手がよく見えてたけど…いい当たりやったね」とほめた。照ノ富士も休場し、横綱、大関が合計5人もいなくなった。周囲の期待は高まるが「それは意識せず、自分のやれることをしっかりやれば、結果はついてくると思う」。大荒れの場所で存在感を見せつける。

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3横綱2大関不在で「後半戦の取組作るのが大変」

照ノ富士が負傷欠場となり対戦相手の正代が不戦勝となった(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇両国国技館


 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)の休場で、7人の上位陣のうち3横綱2大関が不在という異常事態。

 そんな“秋風”が吹き始めた感のある場所にも、協会幹部は残された力士たちの奮起に期待した。

 照ノ富士の休場に、協会トップの八角理事長(54=元横綱北勝海)は「残念だけど仕方ない。出ても、力の入らない相撲を取っては、それも失礼なこと」と話した。三役への陥落が決定的な大関には「きちんとした状態で良くなれば(大関復帰の)2桁勝つ力はある。とにかく膝を治すこと」と話し、ファンに対しては「遺憾ではある」と協会あいさつで述べた「初日と同じ」とし「力の違いはあっても相撲の醍醐味(だいごみ)は序二段でも三段目でもあるのだから」と館内を沸かす全力相撲に期待した。

 東の支度部屋から、本来なら4人いるはずの横綱、大関全員が姿を消す事態。過去には残された西の横綱、あるいは大関を東に回す措置が執られたこともあったが、審判部の二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は「それはしない」とし、横綱・大関5人不在の状況を「さびしいね。(ファンに)申し訳ないな」と嘆いた。横綱・大関戦も、全員皆勤なら19番あるはずが、これで千秋楽結びの日馬富士-豪栄道戦しか組まれないことになる。また、平幕の前頭5枚目前後まで下げて上位戦を組まなければならず、取組編成の最高責任者の同部長は「後半戦の割(取組)を作るのが大変ですよ」と苦笑いするしかなかった。

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日馬富士3勝、琴奨菊2敗 阿武咲は初黒星 秋場所

千代大龍(手前)を寄り切りで破る日馬富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇東京・両国国技館


 3日連続金星を配給していた横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目千代大龍(28=九重)を左から張ってもろ差しとなり寄り切った。連敗を止めて3勝目を挙げた。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、ただ1人勝ちっ放しだった前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)を止めた。押し込まれながらも右からはたき、押し出して1敗を守った。

 かど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は左膝のケガで休場となった。

 関脇嘉風(35=尾車)は、小結栃煌山(30=春日野)の左下手を引き、四つ相撲で寄り切り2勝目を挙げた。

 関脇御嶽海(24=出羽ノ海)は、もろ差しから前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)を左すくい投げで下し3勝3敗の五分とした。琴奨菊は2敗目を喫した。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は、同10枚目豪風(37=尾車)にはたき込まれ2勝4敗となった。

 同14枚目の遠藤(26=追手風)は、同13枚目錦木(27=伊勢ノ海)を寄り切って4勝2敗とした。

 6日目を終わって勝ちっ放しはいなくなり、1敗で豪栄道、阿武咲、前頭11枚目大栄翔(23=追手風)同12枚目大翔丸(26=追手風)の4人が並んでいる。

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日馬富士「忍ぶってことだね」連敗3で止め安堵

連敗を3で止めた日馬富士は笑顔で帰りの車に乗り込む(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇東京・両国国技館


 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が大きく胸をなで下ろした。3連敗で迎えた結びの一番。負ければ、31年春場所の横綱宮城山以来86年半ぶりの「4日連続の金星配給」となる中で、西前頭3枚目の千代大龍(28=九重)に左張り手からもろ差しになる。この3日間で見せていた雑な攻めでなく、慎重な取り口。最後は相手の小手投げもこらえて、寄り切った。「自分の相撲に集中して落ち着いて取れました」と言い、ホッとしたかと聞かれると「そうですね」と大きく息をついた。

 立ち合いでミスを犯した3日目の琴奨菊戦から、泥沼の3連敗。14年ぶりに3日連続の金星配給を記録してしまった。

 ただ、前日の5日目は打ち出し後に戻った部屋から出てくる際、集まった報道陣への第一声で「休場します」と真顔で何度も言い、そして「冗談ですよ。しぶとく取ります。皆さん、休場を期待していたでしょうけど、ご期待に応えられずに、すみません」と笑わせる余裕を見せた。どこか吹っ切れた様子。それが、この日の相撲にも表れた。

 3日間の心境を「忍ぶってことだね」と表した横綱。この日から弟弟子の大関照ノ富士も休場し、今場所は1918年(大7)夏場所以来、99年ぶりに3横綱2大関が休場する異常事態に陥った。「今まで初めてだね、こんなに休むなんて」と驚いた日馬富士だが「一番に対する気持ちは変わらないので、しっかり集中して頑張っていきたい」。残された1人横綱の、懸命の土俵が続く。

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照ノ富士休場 3横綱2大関は99年ぶりの異常事態

14日、左膝をおさえながら土俵を引き揚げる照ノ富士


 大相撲秋場所6日目の15日、大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が、日本相撲協会に「左膝半月板損傷。約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。

 昨日5日目の松鳳山戦で古傷の左膝を負傷して自力では歩けなかったが、その後に病院で治療を受けたことで痛みが軽減し、夜の時点では出場を明言していた。しかし、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)がこの日の朝に、東京・墨田区の部屋で「朝痛みが出た。今は歩けない状態。昨日は何ともなかったのに」と休場を決めた理由を話した。。

 今場所の照ノ富士は5度目のかど番で、5日目を終えて1勝4敗だった。再出場については「それは分からない。無理じゃないの? そういう話はしていない」と厳しい状況で、15年名古屋場所から14場所在位した大関からの転落が濃厚となった。3横綱2大関が休むのは、1918年(大正7年)夏場所以来99年ぶりの異常事態となった。

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照ノ富士が大関陥落危機…4敗目、膝痛め歩けず

松鳳山に寄り切りで敗れた照ノ富士は足を痛め険しい表情を見せる(撮影・山崎哲司)

<大相撲秋場所>◇5日目◇14日◇東京・両国国技館


 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が、大関から陥落する危機に直面した。東前頭4枚目の松鳳山(33=二所ノ関)に寄り切られ、序盤を終えて1勝4敗。取組中、古傷の左膝を痛めた。

 支度部屋で風呂に入った後は自力で歩けず、支度部屋から車に乗り込むまでも付け人の肩を借りて歩くのがやっとだった。

 6日目以降の出場については「まずどうなってるか、みてからです」と明言は避け、病院に向かう意向を示した。

 今場所はかど番で迎えており、残りを休場すれば勝ち越すことはできず、大関から陥落してしまう。

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琴奨菊に土、阿武咲が全勝 日馬富士3敗目 秋場所

日馬富士をはたき込みで破る阿武咲(撮影・山崎哲司)

<大相撲秋場所>◇5日目◇14日◇東京・両国国技館


 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、全勝の前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)にはたき込まれ3敗目を喫した。阿武咲は5連勝。

 かど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭4枚目松鳳山(33=二所ノ関)に寄り切られ1勝4敗となった。

 同じくかど番の大関豪栄道(31=境川)は、前頭3枚目千代大龍(28=九重)を突き落とし、ともに4勝1敗となった。

 前頭筆頭琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、前頭5枚目正代(25=時津風)に寄り切られ4勝1敗。日馬富士と照ノ富士を破った同2枚目北勝富士(25=八角)は、関脇嘉風(35=尾車)に押し出され3勝2敗となった。嘉風は1勝4敗。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は、同8枚目千代翔馬(26=九重)に寄り切られ2勝3敗。同14枚目遠藤(26=追手風)は、十両3枚目琴勇輝(26=佐渡ヶ嶽)に敗れ3勝2敗となった。

 5日目を終え、勝ちっぱなしは阿武咲のただ1人。1敗で豪栄道、琴奨菊、千代大龍、貴ノ岩、荒鷲、大栄翔、大翔丸、琴勇輝の8人が追う展開となった。

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強心臓の阿武咲「動揺なかった」大関照ノ富士を破る

照ノ富士(右)を引き落としで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇4日目◇13日◇東京・両国国技館


 大関初挑戦の平幕阿武咲は照ノ富士を引き落としで破って初日から4連勝を飾った。ほかに全勝は琴奨菊、千代大龍ら平幕4人だけとなった。

 大関初挑戦の阿武咲が、堂々の相撲で照ノ富士を破った。立ち合いは、1度相手が嫌って仕切り直し。表情一つ変えずに先に構えた。「動揺はなかった。何を考えているのか、変化するのかどうか。しっかり見ることができた」と強心臓ぶりを見せた。成立した2度目の立ち合いで、下から押し上げて相手の上体を起こし、抜群のタイミングで引き落とした。

 勝敗に一喜一憂しない期待のホープも、この白星は格別だった。支度部屋では記者からの質問の前に「良かったですね」と笑みをこぼしながら先に口を開いた。「何でもやってやろうという気持ちで思い切りやれた」と気合十分だった。今日5日目の日馬富士戦は、初の横綱戦。当日まで対戦相手を知りたくない力士もいる中「知ってます。めちゃくちゃ楽しみです」。怖いもの知らずの若手が、荒れる秋場所に名乗りを上げた。

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阿武咲が照ノ富士撃破!大関のにらみにも動揺せず

照ノ富士(右)を引き落としで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇4日目◇13日◇東京・両国国技館


 大関初挑戦の東前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)が、大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)を破った。

 仕切り線に近づいた時に、照ノ富士にすごい形相でにらまれた。しかし、幕内最年少のホープに動揺はない。堂々とした態度で構えると、相手が先に嫌うように立ち上がった。仕切り直しとなり「動揺はなかった。何を考えているのか、変化するのかどうか。しっかり見てました」と強心臓ぶりを発揮して先に構えた。左足の強い踏み込みから、下から押し上げて上体を起こして、体勢を直そうと前のめりになった所で引き落とした。

 支度部屋では「良かったですね。何でもやってやるという気持ちでやれました。素直にうれしいですね」と喜んだのもつかの間、「まだ場所が終わった訳ではない。15日間の一番なので」としっかりと引き締めた。

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日馬富士2連敗、北勝富士は2個目の金星 秋場所

北勝富士に寄り切りで敗れた日馬富士(撮影・山崎哲司)

<大相撲秋場所>◇4日目◇13日◇東京・両国国技館


 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が2連敗を喫した。前頭2枚目北勝富士(25=八角)を土俵際まで押し込んだが、回り込まれて寄り切られた。2勝2敗となった。北勝富士は2個目の金星を挙げ、3勝目を挙げた。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、左へ変化して前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を押し出し3勝目を挙げた。

 やはりかど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)に引き落とされて3敗目を喫した。阿武咲は4連勝を飾った。

 3日目に日馬富士を倒した前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、関脇嘉風(35=尾車)に右からの小手投げで勝って連勝を4に伸ばした。

 関脇御嶽海(24=出羽ノ海)は、行司差し違えで小結玉鷲(32=片男波)に押し出され1勝3敗となった。

 前頭10枚目石浦(27=宮城野)は、同11枚目千代丸(26=九重)を下から下から攻めて寄り切り2勝2敗とした。

 同14枚目の遠藤(26=追手風)は、同15枚目豊山(23=時津風)との激しい突っ張り合いから引き落として3勝1敗となった。

 4日目を終わって4連勝は琴奨菊、阿武咲、前頭3枚目千代大龍(28=九重)同9枚目貴ノ岩(27=貴乃花)同11枚目大栄翔(23=追手風)の平幕5人となった。

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阿武咲3連勝!初日から三役力士を撃破「体が動く」

阿武咲(右)は送り出しで玉鷲を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館


 東前頭3枚目の阿武咲(21=阿武松)が、小結玉鷲(32=片男波)を破った。頭で当たって下から押し込み、一瞬こらえられたところを左から出し投げ。相手はそのまま土俵外へ走り、送り出しの形となった。これで初日から両関脇の御嶽海、嘉風に続いて三役力士を撃破。「しっかり足を運べたので良かった。楽しんで相撲が取れていると思います」と振り返った。

 玉鷲は2日目の相撲で右足首をひねった。それでも休場は期待せず「出てくればいいなと思っていました」と阿武咲。迷いなく動き「強い人とやれるのは楽しいこと。より体が動く。ここで勝ったら会場が沸くんだろうなとか」と気持ちの強さを口にした。

 4日目は大関照ノ富士戦。「楽しみですよ」と静かに闘志を燃やしていた。

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横綱日馬富士に土、かど番照ノ富士は初白星 秋場所

<大相撲秋場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館


 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)に土がついた。前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)戦で、立ち合いでつっかけたと思ったのか力を抜いたところを寄り切られた。琴奨菊は3連勝を飾った。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、関脇嘉風(35=尾車)をはたき込んで2勝1敗とした。嘉風は3連敗となった。連敗発進のかど番大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を寄り切って初日を出した。

 関脇御嶽海(24=出羽ノ海)は、前頭4枚目松鳳山(33=二所ノ関)を引き落として初白星を挙げた。

 前頭10枚目石浦(27=宮城野)は、同9枚目貴ノ岩(23=貴乃花)に突き落とされて1勝2敗となった。同14枚目の遠藤(26=追手風)は、同13枚目魁聖(30=友綱)を左からすくいながら寄り倒して2勝1敗とした。

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かど番大関照ノ富士が連敗「自分でも分からない」

照ノ富士(左)は寄り切りで琴奨菊に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 かど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が、西前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に敗れて、初日から2連敗を喫した。

 立ち合いは琴奨菊の右腕を両手で取りにいって体勢を崩したが攻めきれず、体勢を直されると右を差されて、相手の得意な形を許して寄り切られた。支度部屋では「調子は悪くないんだけど」と話し、不安視されている左膝についても「いいんだけどね」と首をかしげた。結果が伴わない事態に「自分でも分からないですね。しっかりと一番一番やるだけです」と気合を入れた。

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日馬富士2連勝、高安、照ノ富士ら黒星 秋場所

玉鷲(手前)に押し出しで敗れる高安(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を下手投げで下し2連勝を飾った。

 初日白星の大関高安(27=田子ノ浦)は、小結玉鷲(32=片男波)に押し出され、ともに1勝1敗となった。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、前頭2枚目の北勝富士(25=八角)を押し出して初日を出した。同じくかど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に寄り切られ連敗を喫した。

 人気力士の前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、同5枚目貴景勝(21=貴乃花)に突き倒され1勝1敗。貴景勝は2連勝。同10枚目石浦(27=宮城野)は同11枚目大栄翔(23=追手風)にはたき込まれ1勝1敗。同14枚目の遠藤(26=追手風)は、初日に幕内初白星をあげた同16枚目朝乃山(23=高砂)をはたき込み1勝1敗とした。

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3横綱休場の大相撲秋場所初日、高安勝ち11・9%

高安は懸賞金の束を手に引き揚げる(撮影・小沢裕)

 10日にNHK総合で放送された大相撲秋場所初日(午後5時7分から53分間)の世帯平均視聴率(関東地区)が11・9%だったことが11日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 大相撲秋場所は、白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱がそろって休場する事態の中で初日を迎えた。三役以上の役力士、小結玉鷲、関脇嘉風、関脇御嶽海、大関照ノ富士、大関豪栄道が5連敗という荒れる展開となったが、人気者の大関高安は平幕栃ノ心を圧倒して押し出し、白星発進した。

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日馬富士、1人横綱の責任も「楽しみながらできた」

日馬富士(左)は栃煌山を上手投げで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 横綱4人のうち唯一出場した日馬富士が、小結に返り咲いた栃煌山との結びの一番を制した。当たって左にずれて左上手を取り、相手の動きを止めて前に出てくる力を利用して上手投げ。「左上手はそんなにいい場所とは思わなかったけど自分の形で投げられた」。思い通りの形とはいかなかった中で、結果を出した。

 3横綱が初日から休場する緊急事態に加え、三役力士らが次々と倒れた初日。弟弟子の照ノ富士が敗れたのを知ると「負けたんですか? まぁ、自分の相撲に集中していましたから」と話したほど、自らの準備に没頭していた。1人横綱の責任については「毎場所と同じ初日のいい緊張感があったし楽しみながらできた」と振り返った。貴乃花を抜き歴代7位となる幕内702勝目も挙げ「これからも積み重ねたい」とさらなる高みを目指した。

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かど番大関の照ノ富士「調子はいいけど逆に」空回り

初日を黒星発進した照ノ富士は悔しそうな表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 2人のかど番大関が、そろって初日黒星を喫した。

 照ノ富士は先場所も負けた勢いのある若手の北勝富士に、引き落とされて負けた。場所前から出稽古も積極的にして手応えをつかんでいたが「調子はいいけど逆にそれがね」と空回りした。豪栄道は元大関の琴奨菊に、一方的に攻められて土俵を割った。「立ち合いで迷いはなかったんだけどね。まだ14日間残っていますから」と切り替えた。

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北勝富士が照撃破「膝が悪い人って押されると嫌」

照ノ富士(手前)を引き落としで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 東前頭2枚目の北勝富士(25=八角)が、大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)を破った。立ち合いすぐに左前まわしをつかんだが、すぐに離して突き放し、直後に引き落とした。

 「当たった時に(前まわしが)取れちゃって、これじゃダメだと頭で反応した。あのまま組んでいたら、相手の相撲になっちゃうんで」。瞬時の判断が、好結果につながった。

 心理面でも上回っていた。「(照ノ富士は)休場明けで、あっちの方が緊張していると思えば気楽に相撲がとれた。膝が悪い人って、押されると嫌なんです。僕も膝をケガしていたから分かるんです」。

 今場所から、あこがれの大関武双山の締め込みと似た色を新調し、使い始めた。「(色は)『銀ねず』です。これで勝てなかったら青に戻そうかな」と話しつつ、まずは好発進した。

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かど番照ノ富士、黒星発進にも「まだ初日ですから」

初日を黒星発進した照ノ富士は悔しそうな表情を見せる。右は高安(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 自身5度目のかど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が、東前頭2枚目の北勝富士(25=八角)に負けて、黒星スタートとなった。立ち合いが慎重になり、正面から当たりを受けてしまうと力負けして押し込まれ、タイミングよく引き落とされた。場所前は時津風部屋や九重部屋に出稽古を重ねて、順調ぶりをアピールしていただけに痛い黒星。「調子がいいけど逆にそれがね。まだ初日ですから」と空回りしたが、気にすることはなかった。痛めている左膝の不安も「ない。頑張るだけ」と切り替えた。

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日馬富士、高安は白星発進 秋場所

日馬富士(左)は栃煌山を上手投げで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 3横綱が休場で1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)が小結栃煌山(30=春日野)を上手投げで破り、きっちり白星発進した。

 3大関は高安(27=田子ノ浦)だけが白星だった。前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を寄り切りで破った。かど番の照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は前頭2枚目の北勝富士(25=八角)に引き落としで敗れ、同じくかど番の豪栄道(31=境川)は前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に押し出しで敗れた。

 人気の前頭4枚目宇良(25=木瀬)は同5枚目の正代(25=時津風)をとったりで破った。

 前頭14枚目の遠藤(26=追手風)は、同14枚目の隠岐の海(32=八角)に上手投げで敗れた。

 新入幕の朝乃山(23=高砂)は十両の蒼国来を破り、幕内初白星を挙げた。

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