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力士VS芸能人 TBSバラエティー「怪力バトルフィールド」8月7日放送 二所ノ関親方解説

「怪力バトルフィールド」に出演する力士たち。左から王鵬、碧山、佐田の海、逸ノ城、照ノ富士、若隆景、玉鷲、大栄翔、阿炎(C)TBS

TBSは21日、3時間スペシャル番組「現役力士VS肉体派芸能人 怪力バトルフィールド」を8月7日午後6時から放送すると発表した。

この番組は現役力士たちと力自慢の芸能人たちが、怪力バトルを繰り広げるバラエティー番組。屋内4種目、屋外2種目で争う。

力士チームは横綱照ノ富士をリーダーに、若隆景、阿炎、大栄翔、逸ノ城、玉鷲、翔猿、若元春、碧山、妙義龍、佐田の海、王鵬、輝、平戸海が出場。夏場所後の日程を調整して、収録に挑んだ。解説は、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が務める。関取衆の奮闘に、思わず席を立ってガッツポーズするなど、力が入る場面もあった。

22歳の王鵬は、今回がバラエティー番組初出演。「力比べと聞いたので、自分でいいのかなと思いましたが、呼ばれてうれしかったし、楽しかったです」と初々しく話した。一方、35歳の佐田の海は「こういう機会をもらってありがたい。負けるわけにはいかないですし、緊張しました」と真剣勝負を振り返った。

力士らが怪力芸人を相手に挑んだ競技は以下の6つ。

▽プッシュ・ザ・マウンテン 直径1.5メートルの土俵の中に立つ力士を押し出せれば芸能人の勝利。制限時間20秒耐えれば力士の勝ち。

▽ザ・アタックボム 力士が押し込むアクリル板を移動幅3メートル以内で耐えたら芸能人の勝利。3メートル以上押し込めたら力士の勝利。制限時間は20秒。

▽ザ・ストロングポール 3メートルの棒を両方から握って押し合い、直径6メートルの縁から相手を出すか倒した方が勝利。

▽俵さんが転んだ いわゆる「ダルマさんが転んだ」。重さ30キロの俵を担ぎ、全長50メートルの障害コースで行う。

▽ザ・ヘラクレスラン ダッシュ20メートル、100キロの鉄骨を引っ張りながら10メートル、3トンの車を押しながら40メートル、合計70メートルのタイムを競う。

▽ザ・モンスターオセロ オセロのように白黒に塗られたタイヤ20個を力士チームは白に、芸能人チームは黒にひっくり返し合う。各チーム20秒を3ターンずつ行う。タイヤは300キロと400キロが10個ずつ。

番組のMCは東野幸治、山下美月(乃木坂46)。芸能人チームは青柳塁斗、おたけ(ジャングルポケット)、春日俊彰(オードリー)、小島よしお、桜庭大翔、庄司智春(品川庄司)、しらす(電動スミス)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ノッコン寺田、浜谷健司(ハマカーン)、平子祐希(アルコ&ピース)、魔裟斗、横川尚隆。

「怪力バトルフィールド」に出演する力士たち。左から若元春、平戸海、翔猿、妙義龍、輝(C)TBS
「怪力バトルフィールド」の出演者たち。左から、ジュリア、生目愛瑠、二所ノ関親方、東野幸治、山下美月、池田美優、獣神サンダー・ライガー(C)TBS
プッシュ・ザ・マウンテンに挑む逸ノ城(左)(C)TBS
ザ・アタックボムに挑む玉鷲(左)(C)TBS
ザ・ストロングポールに挑む若隆景(左)(C)TBS
俵さんが転んだに挑む王鵬(左)(C)TBS
ザ・ヘラクレスランに挑む妙義龍(C)TBS
ザ・モンスターオセロに挑むノッコン寺田(左)と野田クリスタル(C)TBS
怪力バトルフィールドに出場した芸能人チーム(C)TBS
怪力バトルフィールドに出場した芸能人。左から桜庭大翔、春日俊彰、野田クリスタル、おたけ、ノッコン寺田(C)TBS

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若隆景、関脇・阿炎らの出稽古で朝稽古参加喜ぶ「いろんな関取と稽古…ありがたかった」

朝稽古に臨む若隆景(代表撮影)

関脇の若隆景(27=荒汐)が13日、気迫にあふれる朝稽古を行った。関脇の阿炎(28=錣山)、幕内の霧馬山(26=陸奥)と北勝富士(29=八角)が同部屋に出稽古で訪れ、「いろんな関取と稽古できたのはありがたかった」と喜んだ。名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の成績次第で大関昇進の可能性を残す。22日まで出稽古解禁期間を生かし、調整を重ねる。

関取衆の申し合いが始まると、ガラス張りの窓の外から見学したファンたちが釘づけになった。関取だけに許される稽古用の白まわしを締めたのは実に6人(若隆景、若元春、荒篤山、阿炎、霧馬山、北勝富士)。17番取った若隆景はいつものように「本当に下から(攻める)」という意識を持ちながら、阿炎や霧馬山と胸を合わせて9勝8敗だった。

5月の夏場所は中日を終え3勝5敗と黒星が先行した。その後は3連勝するなど巻き返し、後半戦唯一の土は12日目の横綱照ノ富士戦のみ。9勝6敗で終えた。関脇の地位で勝ち続ける重みを知るからこそ「しっかり地道にいくだけです」。今後も他の部屋には行かず、出稽古に来た関取衆たちと汗を流す。名古屋場所に向けて「初日からしっかりとしていきたいです」と誓っていた。

土俵上で激しい稽古を見せる若隆景(右)と霧馬山(代表撮影)
土俵上で激しい稽古を見せる霧馬山(左)と若隆景(代表撮影)
土俵上で激しい稽古を見せる霧馬山(左)と若隆景(代表撮影)
力強いぶつかりを見せる若隆景(左)と阿炎(代表撮影)

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大栄翔「いつもと違う緊張感の中で」出稽古解禁初日から高安と三番稽古

解禁された出稽古で追手風部屋に足を運び、若い衆に胸を出す高安

大相撲の小結大栄翔(28=追手風)が6日、出稽古解禁初日から恩恵を受けた。

同部屋を訪れた幕内の高安(32=田子ノ浦)と三番稽古を行うなど精力的な姿を見せ「ありがたく胸を借りるつもりでやった。いつもと違う緊張感の中でやれた」と、かみしめるように語った。

高安との三番稽古は5勝6敗。大栄翔は「なかなかあそこまで当たりも強くて、残り腰もあるという力士はあんまりいない」と、大関経験者の実力に舌を巻いた。

稽古後には腰に効くというストレッチ方法を高安から教わった。「高安関は昔に腰を痛めていて、自分も今、腰が痛かった。教えていただいたストレッチ方法はかなり効きました」と感謝。土俵の外でも他の部屋の力士たちと交流を重ねられる機会を久々に得て「改めて出稽古というのは良いものだなと思います」としみじみと語った。

夏場所は初日に横綱照ノ富士を破るなど11勝4敗。5度目の殊勲賞に輝いたが、「まだまだ立ち合いの厳しさだったり、その後の攻めの厳しさ、土俵際の詰めの甘さとか。そういういろんな課題がある」と引き締まった表情を見せた。

名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)での目標は2場所連続で2桁以上の白星をつかむこと。そのためにも「相撲の技術ももちろんですけど、しっかり気持ちも強く持っていきたい」と意気込んでいた。

解禁された出稽古で追手風部屋に足を運び、基礎運動で汗を流す高安

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安治川親方、横綱照ノ富士に握手で伝えた2つの「ありがとう」有言実行V&引退相撲盛り上げ

断髪式ではさみを入れてくれた照ノ富士(右)と握手をかわす元安美錦の安治川親方。行司は木村寿之介(撮影・小沢裕)

大相撲の19年名古屋場所で現役引退した元関脇安美錦の安治川親方(43)の引退相撲が29日、東京・両国国技館で行われた。断髪式に参加した弟弟子の横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)と堅く握手を交わしていたことについて、安治川親方は2つの感謝の気持ち込めて「ありがとう」とお礼の言葉を述べたと明かした。

1つ目の感謝は、今月の夏場所前に交わした約束を果たしたことだ。照ノ富士は「優勝して花を添えたい」と言って、見事に約束を守り3場所ぶり7度目の幕内優勝を飾った。もう一つはこの日「横綱綱締め実演」「横綱五人掛り」などさまざまな出し物に登場し、自身の引退相撲を盛り上げたことへの感謝。「いろいろ働かせましたから、頑張ったという『ありがとう』も込めました」と話した。

安治川親方の引退相撲は新型コロナウイルスの影響で2度の延期、現役引退から約3年が経過しての開催となった。延期を決めるたびに心が痛んだが、弟弟子が見せた姿を目に焼き付け「延びた甲斐があった」と喜びをかみしめていた。

断髪式で感極まる元安美錦の安治川親方(撮影・小沢裕)
断髪式を終えた元安美錦の安治川親方(右)は、左から絵莉夫人、次女公緑さん、長男丈太郎くん、長女友緑さんと記念撮影に臨む(撮影・小沢裕)

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元関脇安美錦の安治川親方「好きになった相撲を好きなだけやった人生でした」引退相撲

長男の丈太郎くん(手前左)と最後の土俵入りを披露する元安美錦の安治川親方(撮影・小沢裕)

大相撲の19年名古屋場所で現役引退した元関脇安美錦の安治川親方(43)の引退相撲が29日、東京・両国国技館で行われた。新型コロナウイルスの影響で2度延期、現役引退から約3年が経過しての開催。この日を待ち焦がれたファン、関係者から万雷の拍手を受けた。安治川親方は「2度の延期がありましたが、みなさんのおかげで無事開催できた」と土俵上で感謝の言葉を口にし、一緒に土俵に上がった長男の丈太郎君(4)とともに深々と頭を下げた。

断髪式には落語家の笑福亭鶴瓶、ロックバンド「ザ・クロマニヨンズ」のボーカル甲本ヒロト、柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏氏ら約350人が参加。弟弟子の横綱照ノ富士、現役時代にしのぎを削った九重親方(元大関千代大海)や浅香山親方(元大関魁皇)がはさみを入れた後、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。

整髪後に真新しい黒のスーツで再度土俵に上がった安治川親方は「私の相撲人生は、好きになった相撲を好きなだけやった人生でした。本当に幸せでした」と声を震わせながら語り、「今日は親方としての新たな1歩だと思います。これから相撲協会のために一生懸命頑張ります」と決意を述べた。

青森・深浦町出身。祖父も兄も元力士で、師匠の伊勢ケ浜親方は父のいとこに当たるという相撲一家。小1から相撲を始め、鰺ケ沢高から安治川部屋(現在の伊勢ケ浜部屋)に入門。97年1月に初土俵を踏み、00年1月新十両、同年7月に新入幕と順調に番付を上げた。元大関魁皇と並ぶ歴代1位の関取在位117場所目となる19年名古屋場所10日目に引退を表明した。当初は20年10月4日に引退相撲を実施する予定だったが、新型コロナウイルスが発生して21年5月30日に延期。先行きを見通せないコロナ禍は続き、今年5月29日に再延期した。

この間に伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たりながら、21年4月より早大の大学院スポーツ科学研究科に通った。安治川親方は「2年の延期、辞めてから約3年にわたり断髪式をできなかったことは正直疲れましたけど、この3年間延びたことでいろんな出合い、学びがありました」と振り返る。

逆境をプラスにはねかえし、ようやく訪れた引退相撲。往年のライバルたちからはさみを入れられた時には涙をぬぐう光景もみられ「はじめは粛々と進んでいたけど、いろんな人との出会いを思い出して気持ちが高ぶった」。今後について「こうありたいという理想ではなく、力士たちと一緒に成長したい」と気持ちを新たに親方としての第二の相撲人生を歩む。

断髪式で師匠の伊勢ケ浜親方から止めばさみを入れてもらう元安美錦の安治川親方。行司は木村寿之(撮影・小沢裕)
伊勢ケ浜部屋の関取たちと記念撮影に臨む元安美錦の安治川親方(左から4人目)。左から錦富士、宝富士、照ノ富士、1人おいて照強、翠富士、熱海富士=2022年5月29日(撮影・小沢裕)
断髪式を終えた元安美錦の安治川親方(右)は、左から絵莉夫人、次女公緑さん、長男丈太郎くん、長女友緑さんと記念撮影に臨む(撮影・小沢裕)
断髪された元安美錦の安治川親方の大銀杏(おおいちょう)(代表撮影)
断髪後に整髪を終えた元安美錦の安治川親方は絵莉夫人(右)、手前左から長女友緑さん、長男丈太郎くん、次女公緑さんら家族と記念撮影に臨む(代表撮影)
左から長男丈太郎くん、絵莉夫人に見守られながら断髪後に整髪してもらう元安美錦の安治川親方(代表撮影)
断髪式で笑福亭鶴瓶(右)にはさみを入れてもらう元安美錦の安治川親方。行司は木村寿之介=2022年5月29日(撮影・小沢裕)
断髪式で元横綱白鵬の間垣親方(右)にはさみを入れてもらう元安美錦の安治川親方。行司は木村寿之介(撮影・小沢裕)
家族や両親との記念撮影に臨む元安美錦の安治川親方(後列左から2人目)。前列左から長女友緑さん、次女公緑さん、長男丈太郎くん、後列左から父杉野森清克さん、1人おいて絵莉夫人、母杉野森和江さん=2022年5月29日(撮影・小沢裕)
元安美錦の安治川親方へ向けた相撲甚句を披露する元安壮富士で兄の杉野森清寿さん(撮影・小沢裕)
断髪式で感極まる元安美錦の安治川親方(撮影・小沢裕)
断髪式ではさみを入れてくれた照ノ富士(右)と握手をかわす元安美錦の安治川親方。行司は木村寿之介(撮影・小沢裕)

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横審新委員照ノ富士を絶賛 紺野美沙子「心技体が充実」池坊保子さん「大関も関脇も見習って」

横綱審議委員会の定例会合(日本相撲協会提供)

大相撲の横綱審議委員会(横審)が23日、東京・両国国技館で定例会合を開いた。

新委員となった元文部科学副大臣の池坊保子さんと俳優の紺野美沙子が初めて出席し、休場明けの夏場所で3場所ぶり7度目の優勝を果たした横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)の活躍を絶賛した。池坊さんは「『相撲魂』みたいなものを大関も関脇も見習ってほしい」と評し、紺野委員は「体調が万全でない中、序盤戦はたしかにやや不安がありましたが、徐々に調子を上げた」とたたえた。

続けて池坊さんは「(照ノ富士は)ただ、ひたすら横綱はどうあるべきかという責務だけで、頑張っていたと思う」と持論を述べた上で、「今日の彼を育て、叱咤(しった)激励してきた伊勢ケ浜親方が偉かったというふうに思います」と話した。紺野委員は「優勝インタビューをうかがっても、心技体がますます充実してきている」と目を見張る活躍に好評を寄せた。

一方で精彩を欠いた3大関については、委員の中でも辛口な声が相次いだという。皆勤した大関3人全員負け越しは免れたが、勝ち越したのは8勝7敗の貴景勝(25=常盤山)のみ。池坊さんは「大関といえば横綱の予備軍。私たちの話題になってふさわしい方々なのに、正直あまりにもお粗末」と叱咤(しった)した。紺野委員は「本人が一番じくじたる思いではないか」と、おもんぱかった。

今後の相撲界ついて池坊さんは「スターがほしい」と期待。紺野委員は「大相撲がますます盛り上がるように力添えできたらなと思います」と意気込みを語った。

横綱審議委員会の定例会合に出席する池坊さん(日本相撲協会提供)
横綱審議委員会の定例会合に出席する紺野美沙子(日本相撲協会提供)

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「クンロク大関はいい大関になってしまっている」横審委員長 夏場所期待外れの大関陣に奮起促す

横綱審議委員会の定例会合に出席する高村正彦委員長(日本相撲協会提供)

日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)の定例会合が、大相撲夏場所千秋楽から一夜明けた23日、東京・両国国技館で開かれた。高村正彦委員長(80)が報道陣の代表取材に応じ、各委員の声も含め夏場所を総括し、同協会への要望も伝えた。

8日目まで3敗を喫しながら優勝を遂げた横綱照ノ富士について同委員長は「両膝が悪くたいへんな状況の中で、最初は不安もあったが最後は横綱としての、しかるべく成績を残してくれた。大変ありがたい」と称賛。今後への期待として「少しでも長く、横綱にふさわしい成績を挙げ続けていただきたい。期待しています」と話した。

3人中、2人が負け越した大関陣については「期待されてしかるべき地位にある方が、必ずしも期待された成績を挙げられなかった。先場所、申しあげた戦国時代の群雄割拠の感想は、今場所においても変わっていない」と厳しい言葉こそ避けたが、期待外れだったことに残念そう。取材対応の最後に「今、クンロク(9勝6敗)大関は、いい大関になってしまっている」と苦笑しながら奮起を促していた。

一部委員からは、日本相撲協会への要望があった。優勝が決まった千秋楽結びの一番で、照ノ富士に負け越しが既に決まっていた大関御嶽海(29=出羽海)を当てた取組編成についてだった。「大関だからといって負け越した人を当てないで、もっと元気な人がいる。違う考え方があるのでは、という意見があった」と、いわゆる「割崩し」の取組編成をしてしかるべき、の意見があったという。その一方で「大関というのは横綱とともに特別な地位であるわけで、あまりそれは崩さない方がいいのではないか、という意見もあった」と本来の番付優先の取組編成を推す声もあったという。大関が番付通りの成績を残していれば起きなかった議論だが、特に協会に何かを求める声ではなかったようだ。

横審としての要望はもう1つ。「コロナもある程度、収まりかけている、専門家の意見もあり、いつからというのは慎重にではあるが、出稽古を認めるような方向で(お願いしたい)。部屋によっては(関取不在や少人数などで)割を食うことがある」と、早期の出稽古解禁を進言した。これは前任の、矢野弘典委員長も要望している。「難しいけど頼みます。出来るだけ早く」と委員会に出席した日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)に語りかけた高村委員長だが、感染状況次第といえそうだ。

横綱審議委員会の定例会合に出席する紺野美沙子(日本相撲協会提供)
横綱審議委員会の定例会合に出席する池坊さん(日本相撲協会提供)
横綱審議委員会の定例会合(日本相撲協会提供)
横綱審議委員会の定例会合に出席する高村正彦委員長(日本相撲協会提供)

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照ノ富士「復活」かの問いに強い口調で「復活って何なんですか?」3場所ぶり優勝一夜明け会見

照ノ富士(2022年5月21日撮影)

大相撲夏場所を12勝3敗で制した横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が23日、東京都内の部屋からオンラインで一夜明け会見に臨んだ。優勝は昨年九州場所以来、3場所ぶり7度目。横綱昇進後、初の休場明けで大混戦の場所を制した。

両膝の大けが、内臓疾患で大関から序二段まで落ち、そこから横綱まで上り詰めた。地獄を見たからこその“金言”を発した。今場所の優勝は「復活」かの問いに「復活って何なんですか? 苦しいことを苦しいと思えば苦しい。苦しいと思わないようにしている。復活とは思っていない」と強い口調で言った。苦しいと思うかは本人次第。経験した横綱の言葉は重い。

自身も厳しい道を模索する。今年の目標は2桁10回の優勝。達成には残り3場所、落とせないが「目標を大きく持たないとモチベーションも上がらない。伸ばしていきたい思いがなければ相撲はとれない」。名古屋場所(7月10日初日、ドルフィン・アリーナ)でも不動の主役は間違いない。【実藤健一】

【イラスト】現役力士の幕内優勝回数
幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(22年5月21日撮影)

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照ノ富士、優勝一夜明け「優勝しなくちゃいけない立場。それを成し遂げたことはホッとしている」

幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(撮影・河田真司)

大相撲夏場所を12勝3敗で制した横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が23日、東京都内の部屋からオンラインで一夜明け会見に臨んだ。

優勝は昨年九州場所以来、3場所ぶり7度目。横綱昇進後、初の休場明けで大混戦の場所を制した。

一夜明けの心境を「よかったなと思います。(眠れたか)そうですね、はい。優勝しなくちゃいけない立場でやってますから。それを成し遂げたことはホッとしてます」と語った。

続く名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて、「1場所1場所の積み重ねが生かせるように頑張っていきたい。こうやって場所が無事に終わって、お酒が飲めるように頑張ります」。

今年の目標に2桁、優勝10回を掲げており、達成には残り3場所制覇が求められる。「目標大きく持たないとモチベーションも上がらない。近づくことはできたと思う。伸ばしていきたくない思いで相撲はとれないと思う」と話した。

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大栄翔6連勝で締め 混戦の場所盛り上げ5度目の殊勲賞

志摩ノ海(右)をはたき込みで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

大栄翔が志摩ノ海をはたき込みで下し、10日目から無傷の6連勝で締めた。

「とりあえず15日間無事に終えられたのが一番大事。全体的に良かった」。初日には横綱照ノ富士を破るなど混戦の夏場所を盛り上げ、5度目の殊勲賞を手にした。「先手で攻めることを意識しつつ、押しの威力を上げるため稽古していきたい」とさらなる飛躍を期す。

懸賞金を手にする大栄翔(撮影・小沢裕)

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【若乃花の目】照ノ富士「心技」が充実 大関陣は猛省して出直せ

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

隆の勝が負けた時点で優勝は決まったかな、と思いましたが、その通り落ち着くところに落ち着きましたね。

照ノ富士は両まわしを取って、あとは引きつけて出るだけでいいのに、左から振り回したりと御嶽海を完全に、もてあそんでいます。相手にならないよ、と言わんばかりで大きな実力差を感じました。中日で3敗もしてからの優勝ですから、なおさら大関以下に大きく水をあけています。不安もある中、先場所の悔しさをぶつけようと思った、とインタビューで答えていたのが全てです。心技体の特に「心技」の充実ぶりは褒めるしかありません。

期待していた隆の勝は、13日目と千秋楽は全く当たれていません。同じことを繰り返すということは、緊張とかではなく悪い癖として今後の課題にした方がいいでしょう。どんな状況でも相手を見てしまわずに当たること。その後の攻めを生かすも殺すも立ち合いの当たり次第です。勝った佐田の海、大栄翔とともに千秋楽まで優勝を争ったことは間違いないので「来場所こそは」の気持ちでチャレンジしてほしいです。

照ノ富士の優勝、4敗力士の健闘に水を差すつもりはありませんが、やはり大関の不振には触れずにはいられません。最後に貴景勝が勝ち越しましたが、正代との気持ちの入った相撲をなぜ、大関陣は最初から取れなかったか残念です。大関の地位が萎縮させているとしたら、それは勘違いで、横綱だけが感じるものです。必死に力を使い果たすべきなのに、あまりにあっけない相撲が多かった。猛省して出直してほしいです。(元横綱若乃花 花田虎上・日刊スポーツ評論家)

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
佐田の海(右)はすくい投げで隆の勝を破る(撮影・小沢裕)

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“おにぎり君”隆の勝 悲願初Vならず「後半戦は精神的に削られる相撲に」13日目以降1勝2敗

佐田の海(右)にすくい投げで敗れた隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

「おにぎり君」の悲願は、あと1歩のところで届かなかった。西前頭4枚目の隆の勝(27=常盤山)が平幕の佐田の海(35=境川)のすくい投げに屈し、4敗に後退した。3敗を守った横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が3場所ぶり7度目の賜杯を手にした。

トレードマークの笑顔は消え、険しい表情が広がった。隆の勝は「落ち着いて前にいきたかったけど、(得意の右を差せず)少し慌てた」と振り返った。逆に佐田の海にもろ差しを許し、土俵際で鮮やかなすくい投げを決められた。4敗に後退し「自分らしい相撲が取れなかったのが一番悔しい」と実力を発揮しきれなかった自分を責めた。

千葉県柏市出身。同県出身者としては1991年名古屋場所で平幕優勝を飾った元関脇琴富士以来の賜杯獲得を目指した。今場所では鋭い立ち合いから自慢の押し相撲を展開し、4日目から自己最長の9連勝。12目目まで単独トップに立っていた。

終盤戦にかけて、初めて加わった優勝争いの重圧がのしかかった。13日目以降は1勝2敗(●=関脇若隆景、〇=霧馬山、●=佐田の海)。「後半戦は精神的に削られる相撲になった」と正直に明かし、「緊張している中でも自分の相撲を取りきる」ことを課題に挙げた。

それでも横綱・大関総なめ(同部屋の貴景勝は対戦なし)を達成するなど快進撃を続け、混戦の夏場所を大いに盛り上げた。初の殊勲賞にも輝き「自信になる。部屋ではいつも大関(貴景勝)と稽古していますが、これまでの稽古は間違ってないと感じた」と力強く言った。既に視界は2か月後の名古屋場所に向く。心身をさらに磨きをかけ「名古屋場所でリベンジをしたい」。今後こそ、とびきりの笑顔を待ちわびるファンに届ける。【平山連】

佐田の海(右)はすくい投げで隆の勝を破る(撮影・小沢裕)

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照ノ富士V 兄弟子最後の晴れ舞台に「優勝して花を添えたいと言っていた」29日安美錦引退相撲

撮影を終え一息つく横綱照ノ富士(代表撮影)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が「戦国場所」を制した。3敗で並んでいた隆の勝が敗れて後退。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒して寄り切り、3場所ぶり7度目の優勝を飾った。横綱昇進後、初の休場明けで初日に黒星。中日までに3敗と苦しんだが、終わってみれば見事に横綱の責務を果たした。

兄弟子の最後の晴れ舞台に、花を添える優勝となった。安治川親方(元関脇安美錦)の引退相撲が、場所後の29日に国技館で開催される。同親方は「場所前に(照ノ富士が)『優勝して花を添えたい』と言っていた。そんなこと考えなくていいんだけどね。そういう気持ちが、冗談でもうれしい」と柔和な笑みを見せた。くしくもこの日、伊勢ケ浜部屋の関取衆6人全員が勝った。錦富士は十両優勝で照ノ富士とアベックV。“チーム伊勢ケ浜”がもり立てた。

中日までに3敗を喫した横綱だったが、稽古場では常にリラックスした雰囲気を保っていたという。「(前半戦は)本人も『体が伸び上がっちゃう』と言っていたが、立て直したのはさすが」。休場した春場所後も休みなく稽古に励んできたという「そんな優しい部屋じゃないですからね」。古傷の両膝や、右かかとの治療に取り組む姿を、間近で見てきた。同親方は「苦しい経験を乗り越えてきた。その積み重ねだと思う」と敬意を示した。

元安美錦の安治川親方(22年5月9日撮影)
【イラスト】現役力士の幕内優勝回数
幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(撮影・河田真司)
優勝し、笑顔でインタビューを受ける横綱照ノ富士(代表撮影)
幕内優勝し、ファンの声援に応える照ノ富士(撮影・河田真司)
優勝し、八角理事長(右)から賜杯を受ける照ノ富士(代表撮影)
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
協会あいさつ、前列左から貴景勝、照ノ富士、八角理事長、御嶽海、正代、後列左から豊昇龍、若隆景、阿炎、大栄翔(撮影・鈴木正人)
御嶽海を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)
照ノ富士(右)は御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)

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照ノ富士「戦国場所」制し7度目V「一緒に優勝するぞ」声かけた弟弟子錦富士十両Vで闘志に火

幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が「戦国場所」を制した。3敗で並んでいた隆の勝が敗れて後退。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒して寄り切り、3場所ぶり7度目の優勝を飾った。横綱昇進後、初の休場明けで初日に黒星。中日までに3敗と苦しんだが、終わってみれば見事に横綱の責務を果たした。

    ◇    ◇    ◇

鬼のような形相、そして厳しい攻めだった。御嶽海の左前まわしを取って起こすと、右も差し込み一気に走る。一分の隙もない完璧な相撲で荒れた場所の最後の相撲を締めくくった。

「うーんまぁ、やっと終わったなという感じですね。(休場明けで)いつもより長く感じたのはある。ただ結果はどうあれ15日間、全部取りきろうと。結果に表れてよかったと思う」

3敗で並んでいた隆の勝が4敗に後退した。勝てば優勝の一番でより厳しさを見せつけた。「(負ければ優勝決定戦など)次のことを考えてもしょうがないんで。今まで準備してきたことを全力で出すだけ。でなければ土俵に上がるのは失礼。それだけ自信を持っている」と言った。

先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場した。復帰した今場所も初日に黒星、中日までに3敗を喫した。「(休場明けで)場所前にあせりもあった。筋トレとか稽古、体調の面でとばしすぎた」。修正能力の高さも武器。9日目から7連勝で賜杯を手にした。

星が上がらない中日の朝、稽古場で十両の錦富士に「一緒に優勝するぞ」と声をかけた。「毎場所のように言っているけど、なかなか実現しなかった」。その弟弟子が先に優勝決定戦を制して十両優勝を飾った。「うれしかったです」。自身も闘志に火をつけた。

両膝の大けが、内臓疾患で序二段まで落ちて、再び横綱まで上り詰めた。地獄を見ているから強い。「土俵に上がっている以上は真剣に戦わないといけない。その思いで毎日、繰り返している」。役力士で2桁勝利は照ノ富士と大栄翔だけ。「(横綱として)もちろん、やらなきゃいけないという思いはあったが、みんな頑張ってますから。いい時も悪い時もありますからね」と責任を背負って戦い抜いた。

両肘、両膝、両足首を分厚いサポーターが支える。傷を負ってきた体の不安が消えることはない。サポーター以上に支えるのが、横綱としての責任感。「また来場所も頑張ります」。館内に戻ってきた満員に近い相撲ファンを喜ばせた。【実藤健一】

【イラスト】現役力士の幕内優勝回数
優勝インタビューで笑顔を見せる照ノ富士(撮影・小沢裕)
内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
優勝し、八角理事長(右)から賜杯を受ける照ノ富士(代表撮影)
十両優勝決定戦で大奄美(右)を突き落としで破り優勝した錦富士(撮影・小沢裕)
十両優勝決定戦で大奄美(手前左)を突き落としで破り優勝した錦富士(撮影・小沢裕)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
伊勢ケ浜審判部長(右)から優勝旗を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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八角理事長「この場所が横綱になって一番、苦しかっただろう」V照ノ富士を称賛

御嶽海は照ノ富士(右)に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

序盤はつまずいたものの、最後は横綱の威厳を守る照ノ富士(30=伊勢ケ浜)の優勝だった。手取り159万円となる53本の懸賞がかかった、今場所最後の結びの一番。不振の大関御嶽海(29=出羽海)に少しばかり抵抗されたものの、両前まわしをグッと引きつけてからの盤石の寄り。3場所ぶり7度目の優勝を決めた。

「体調が万全でない中、大関が不振の中、よく精神的に頑張った。(7度の中で)一番、たいへんな優勝だったんじゃないかな。苦しかった優勝。それだけに価値がある」。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は優勝が決まった直後、報道陣の電話取材にこう答えた。取組前にも、ここまでの横綱について「この場所が横綱になって一番、苦しかっただろう。大関が不振の中、横綱を務め上げた価値ある場所だった。本調子では全然、ないはず。本当に、さすが横綱、ということ」と賛辞の言葉を惜しまなかった。

御嶽海を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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横綱照ノ富士3場所ぶり7度目優勝、12勝3敗 貴景勝勝ち越し3大関全員の負け越し防ぐ

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士が12勝3敗で3場所ぶり7度目の優勝を飾った。

3敗で並んでいた隆の勝が、佐田の海に敗れて後退。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒して寄り切った。先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場。復帰した今場所だが初日に黒星、大関陣も不振と荒れた場所となったが、終わってみれば横綱が責任を果たした。

大関貴景勝は大関正代を物言いがつく激しい相撲の末に突き落としで破り、千秋楽に勝ち越しを決めた。負ければ3大関が皆勤で負け越していた。現行のかど番制以降、初の屈辱は何とかまぬがれた。

照ノ富士(右)は御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)
貴景勝は正代(左)を突き落としで破る。右は御嶽海(撮影・小沢裕)
【イラスト】現役力士の幕内優勝回数

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照ノ富士3場所ぶり優勝!歴代20位タイ7度目 1人横綱の務め果たす「やっと終わったなと」

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が3場所ぶり7度目の優勝を飾った。優勝7回は歴代20位タイとなり、今年の目標に掲げる2桁優勝10回へ前進した。

同じ3敗で並んでいた隆の勝が敗れ、4敗に後退した。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒。もろ差しから力強く寄り切った。

優勝インタビューでは「やっと終わったなという思いですね」と本音がもれた。

3大関が早々と優勝争いから脱落する荒れた土俵を鎮めた。先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場した。両膝の負傷、内臓の疾患などで大関から序二段まで落ちながら、気力で横綱の地位を極めた。歴史的な復活ロードに初めて訪れた試練となった。

復帰した今場所も初日に大栄翔に完敗。中日までに3敗を喫し、2場所連続の途中休場も危ぶまれた。しかし、綱の重みを背負って後半戦から鬼迫の復活。今年初の賜杯を手にした。

「しっくりこなかった」という立ち合いを修正していった。それ以上に横綱としての責任感が、体を突き動かした。

「(休場明けで)いつもより長く感じたのはある。ただ結果がどうであれ、15日間全部取りきるつもりでした。こうやって結果に表れたのはよかったと思います」

1人横綱として、見事に務めを果たした。コロナ禍から戻ってきた観客の前での優勝セレモニー。「少ないお客さんでもテレビの前で見てくれいる思っていたけど、たくさんのお客さんの前だと気持ちも燃える。来場所も頑張っていきたい」と力強く誓った。

照ノ富士(右)は御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海は照ノ富士(右)に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)
御嶽海を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決めた照ノ富士は、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる(撮影・河田真司)
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
伊勢ケ浜審判部長(右)から優勝旗を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
優勝インタビューで笑顔を見せる照ノ富士(撮影・小沢裕)
優勝インタビューで館内の声援にこたえ四方に向かって頭を下げる照ノ富士(撮影・小沢裕)
協会あいさつ、前列左から貴景勝、照ノ富士、八角理事長、御嶽海、正代、後列左から豊昇龍、若隆景、阿炎、大栄翔(撮影・鈴木正人)
【イラスト】現役力士の幕内優勝回数
優勝し、八角理事長(右)から賜杯を受ける照ノ富士(代表撮影)
幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(撮影・河田真司)

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八角理事長「千秋楽を迎えることができました。皆さまのご支援に感謝」千秋楽の協会あいさつ

協会あいさつする八角理事長(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が夏場所千秋楽の22日、協会あいさつに臨んだ。

優勝争いは横綱照ノ富士と平幕の隆の勝が3敗でトップを並走。展開次第では優勝決定戦の可能性もある。

あいさつ全文は以下の通り。

千秋楽にあたり、謹んでごあいさつを申し上げます。はじめに新型コロナウイルスに感染された方々に心からお見舞いを申し上げ、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。

そして長期間にわたり懸命にコロナウイルスと戦っておられる医療従事者の皆さま、最前線で尽力されている全ての皆さま、そのご家族の皆さまには心から敬意を表し、深く感謝を申し上げます。

本日千秋楽を迎えることができました。これもひとえに今場所の感染対策にご対応いただきましたお客さまのご協力のたまものと厚く御礼を申し上げます。また、協会員の検査などご尽力を賜りました医療従事者の皆さまにもこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。

今場所も多くの皆さまに大相撲をご支援いただきましたことに協会員一同心より感謝しております。

今後も日本古来よりの伝統文化である大相撲の継承、発展、土俵の充実に一層の努力をしてまいります。なお一層のご指導ご鞭撻(べんたつ)を賜りますようお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。

令和4年5月22日、公益財団法人日本相撲協会理事長、八角信芳

協会あいさつに臨む八角理事長(右)。前列奥から正代、御嶽海、照ノ富士、貴景勝、後列左から大栄翔、阿炎、若隆景、豊昇龍(撮影・小沢裕)
協会あいさつ、前列左から貴景勝、照ノ富士、八角理事長、御嶽海、正代、後列左から豊昇龍、若隆景、阿炎、大栄翔(撮影・鈴木正人)

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三賞確定 殊勲賞は優勝争いに絡む隆の勝と大栄翔 敢闘賞に佐田の海

霧馬山(左)を突き落としで破る隆の勝(2022年5月20日撮影)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で大相撲夏場所の三賞選考委員会を開き、千秋楽の結果を待たずに三賞が確定した。

殊勲賞は、ともに千秋楽まで優勝争いに加わっている2人が選出された。一時は優勝争いの単独トップに立っていた西前頭14枚目の隆の勝(27=常盤山)は、横綱・大関総なめ(同部屋の貴景勝は対戦なし)も評価され初の殊勲賞となった(敢闘賞は過去に2回)。もう1人は小結大栄翔(28=追手風)で、初日に横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)に土をつけ混戦場所を演出する形となった。大関戦も2勝1敗で両関脇も破るなど、得意の押し相撲で10日目から5連勝。こちらは5回目の殊勲賞受賞となった(他に技能賞1回)。

敢闘賞は西前頭12枚目と下位ながら、14日目まで連敗が1度もなく10勝を挙げている佐田の海(35=境川)が、新入幕で10勝した14年夏場所以来、8年ぶり2度目の敢闘賞を受賞した。幕内での2ケタ勝利も、その時以来と健闘が光った。

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【若乃花の目】優勝決定戦なら照ノ富士やや有利か 隆の勝は2人倒すという気迫持ってほしい

 

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

優勝のプレッシャーからか、前日は迷いのあった隆の勝ですが、1日たって本来の立ち合いで当たれていました。その圧力が伝わったからこそ、霧馬山も外から攻めるしかなかった。左からおっつけて、そのまま押すのかなと思ったら、その左からまさかの外掛けです。あの体勢での足技ですから、隆の勝は後ろ重心になるだけで良かった。対戦成績7勝0敗の相性の良さもあって、本来の形でない左四つになっても余裕があったはずです。ただ霧馬山に墓穴を掘らせたのも立ち合いの当たり、圧力があったればこそです。

佐田の海は大栄翔に、うまく取られました。突き起こせば佐田の海は前に出てくるのが大栄翔は分かっていたのでしょう。だから頭からではなく脇を締めてノド輪を狙い、もろ手で起こしてから、タイミングを見計らったように引きました。佐田の海は、まわしを取りたかったところですが、そうはさせなかった大栄翔の地力とうまさ勝ちです。

照ノ富士は差すだけで勝負を決めました。千秋楽も元気のない大関御嶽海ですから苦しまないでしょう。隆の勝も佐田の海に勝って2人の優勝決定戦を想定した時、照ノ富士は体力、体調の問題で「1日2番は苦しい」と思っていました。ただ御嶽海相手の本割で負担はなさそうなので、やや横綱有利かなと。隆の勝は他力本願でなく、優勝したければ2人を倒すという気迫を持って臨んでほしいところです。(元横綱若乃花 花田虎上・日刊スポーツ評論家)

照ノ富士(左)は正代を寄り切りで破る。行司は式守伊之助(撮影・小沢裕)
霧馬山(左)を突き落としで破る隆の勝(撮影・河田真司)

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