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照ノ富士、隆の勝がともに勝てば優勝決定戦 ともに敗れると巴戦かトーナメント/優勝の行方

隆の勝は霧馬山(右)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

西前頭4枚目の隆の勝(27=常盤山)が平幕の霧馬山を突き落としで退け3敗を死守し、初の賜杯へ王手をかけた。横綱照ノ富士とともにトップで千秋楽を迎える。

   ◇   ◇

◆優勝争いの行方 3敗でトップの照ノ富士と隆の勝がともに勝てば、2人での優勝決定戦。2人がともに敗れ、1差で追う4敗の大栄翔と佐田の海の結果次第では、4人によるトーナメント戦や、ともえ戦(3人での優勝決定戦)となる可能性も。トーナメント、ともえ戦の組み合わせは抽選で決定する。96年九州場所では5人による決定戦が行われ、トーナメントで3人に絞られ、ともえ戦は武蔵丸が制した。

正代(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
【イラスト】優勝争い4人の対戦

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隆の勝「取りにいく」3敗死守し初の賜杯へ王手、前日失意の敗戦も周囲から背中押され迷い消え

霧馬山(左)を突き落としで破る隆の勝(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

西前頭4枚目の隆の勝(27=常盤山)が平幕の霧馬山を突き落としで退け3敗を死守し、初の賜杯へ王手をかけた。横綱照ノ富士とともにトップで千秋楽を迎える。

大混戦の優勝争いは1差で4敗の小結大栄翔と35歳の平幕佐田の海が追う。千秋楽で照ノ富士と隆の勝がともに勝てば両者の優勝決定戦。2人がともに敗れ、大栄翔と佐田の海の結果次第では4人によるトーナメント戦や、ともえ戦(3人での優勝決定戦)となる可能性も出てきた。

   ◇   ◇   ◇

失意の敗戦から一夜明け、隆の勝は吹っ切れていた。幕内では過去7戦全勝と合口の良い霧馬山に、鋭い出足から先手を取った。本来の形ではない左四つに組まれたが、相手の強引な左からの外掛けを利用して突き落とした。自分の相撲に集中できていたと振り返り「とっさに体が動いてくれた。勝てて良かった」とほっとした表情をみせた。

単独トップで迎えた前日13日目は関脇若隆景に敗れ、3敗に後退。初優勝への重圧からか「場所に来てからめちゃくちゃ緊張した」と出足の鋭さは影を潜めた。帰り道には取組を見返し「駄目だったところを修正した」と引きずらなかった。周囲からは「自分の相撲を取れば良い」「楽しんでやってきな」と背中を押され、迷いは消えていた。

14日目を終えて横綱照ノ富士とともにトップをキープ。本人の口からも「ここまできたら(優勝を)取りにいくつもりです」と力強い言葉が出た。優勝決定戦を見据えて2番取る可能性について問われると「そうですね。そのつもりでいきます」。気持ちを引き締めて、初優勝をかけて千秋楽に臨む。【平山連】

懸賞金を手にする隆の勝(撮影・小沢裕)
隆の勝は霧馬山(右)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)

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「流れが来ている気が…小細工しないのがいいし、けれん味ない」3敗キープの隆の勝に八角理事長

霧馬山(後方)を突き落としで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

平幕の隆の勝(27=常盤山)が、横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)と並走する優勝争いトップの座を守った。

過去7戦全勝と合口のいい霧馬山(26=陸奥)に、本来の形ではない左四つに組まれたが、強引な左からの外掛けに出た霧馬山が墓穴を掘る形となり、重心を後ろに下げただけで霧馬山はバッタリ。相性の良さも手伝い突き落としで3場所ぶりの11勝目(3敗)を挙げた。

相手の自滅のような、転がり込んだ白星に日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も「流れが来ている気がしますね。負けないことが大事だから」と本来の押しや、右を差して前に出る相撲ではなく、ラッキーな勝利と受け止めた。あらためて隆の勝の相撲について言及。「積み上げてきた馬力がある。小細工しないのがいいし、けれん味がない。一生懸命なお相撲さんらしい(力士)。信用が置けるというか」と、お褒めの言葉を並べた。千秋楽は「1日2番」の勧めを説くように「横綱と優勝決定戦を取るぐらいの心構えでいればいい」と話した。

霧馬山を突き落としで破った隆の勝(撮影・鈴木正人)

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皆勤3大関負け越しならかど番制以降初の屈辱「1から稽古で見つめ直して」八角理事長

御嶽海(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

この日も「負けた方が負け越しの大関戦」が組まれ、あっけない電車道の相撲で貴景勝(25=常盤山)が勝ち、御嶽海(29=出羽海)の負け越しが決まった。前日の正代(30=時津風)に続き、2人目の大関負け越しが決定した。

続く結びの一番は、優勝を争う横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)と、その正代の一番。番付通りなら優勝争いの大一番と期待され、懸賞も35本がかけられたが、かけられた懸賞105万円(手取り)とはかけ離れた、あっけない相撲で横綱が完勝した。

3大関で14日目まで18勝24敗。貴景勝が千秋楽で敗れ、皆勤3大関負け越しとなれば、かど番制以降初の屈辱となる。結びの一番に日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「正代は、あそこまでだった」と短いコメントで報道陣の電話取材を切り上げた。正面土俵下の粂川審判長(元小結琴稲妻)は「相撲にならなかった」とお手上げの様子。その前の大関戦も「ちょっとガッカリ。御嶽海はどこか悪いのかな。もうちょっと、どうにかならないのかな。今場所(の不振大関)を物語っていましたね」と振り返った。

貴景勝-御嶽海戦が終わった後、八角理事長は「おっつけられたら(御嶽海はあっけない)ね。前にも言ったけど、いい時は力を出せるけど、悪くなると力を出せない」と何とか言葉を探した。2人の来場所かど番が確定。貴景勝も、となれば3人がかど番という失態になる。「1から稽古で(自分を)見つめ直して(気力を)奮い立たせて稽古してほしい」と苦言を呈していた。

正代(中央)と照ノ富士(右)の取り組みに巻き込まれる行事の式守伊之助(撮影・河田真司)

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今場所から審判の二所ノ関親方が受難 土俵から落ちてくる力士が直撃で苦悶の表情

湘南乃海が審判を務める二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に落下(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

今場所から審判に入っている二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が、土俵から落ちてくる力士の直撃を受けた。

幕下上位5番での上戸-湘南乃海戦でのこと。東たまりに座っていた二所ノ関親方のところへ、押し出された湘南乃海が落ちてきた。二所ノ関親方はよけきれず、後ろに倒れ込んだ。右肩を回しながら顔をしかめたが、幸いケガはなく、審判を続行した。

上戸に押し出しで敗れた湘南乃海につぶされる元稀勢の里の二所ノ関親方(撮影・河田真司)
上戸に押し出しで敗れた湘南乃海につぶされる元稀勢の里の二所ノ関親方(撮影・河田真司)
力士が落下し痛そうに肩をまわす二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)(撮影・鈴木正人)

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優勝争いの佐田の海―大栄翔戦で手拍子の異様な雰囲気「自分は気にせず」大栄翔は揺るがず白星

佐田の海(左)は大栄翔にはたき込みで敗れる(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

優勝争いを占う一番で、取組直前に国技館内で手拍子が起こる場面があった。

3敗でトップを並走する西前頭12枚目佐田の海(35=境川)と、1差で追走する4敗の小結大栄翔(28=追手風)の一番だった。相撲は大栄翔が腕をたぐられて体勢を崩しながら、持ち直すと、引いて呼び込みはたき込みを決めた。

勝って優勝の可能性を残した大栄翔は「相手へのあれ(エール)だったので、自分は気にせずやりました。集中が変わることはない」と、異様な雰囲気にも揺るがなかった。佐田の海は幕内在位40場所のベテラン。勝てば初優勝に前進していた。

土俵下から取組を見守った幕内後半戦の粂川審判長(元小結琴稲妻)は「『佐田の海頑張れ』のエールかな。(互いにやりにくさは)あるでしょうね」と振り返った。

佐田の海(手前)は大栄翔にはたき込みで敗れる(撮影・小沢裕)

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照ノ富士が3敗を死守「落ち着いてとれたかな」7度目の優勝かけ千秋楽へ

懸賞金の束を手にする照ノ富士(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

綱の重みが前半戦で3敗しながら千秋楽まで優勝の可能性をつないだ。横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が大関正代を寄り切って3敗を死守。隆の勝と並んで千秋楽を迎える。

「落ち着いてとれたかなと思います」と話し、優勝争いには「1日一番集中してやってますから、気にしてもしょうがないんで」と言った。先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場。今場所も初日黒星と不安を抱えてのスタートだったが、横綱の責任を背負う。「(復調の要因は)積み重ねじゃないですか」とさらり。日々、鍛錬の成果を千秋楽までつなげてきた。

今年初、7度目の優勝がかかる。今年の目標に「優勝10回」を掲げた。今場所、賜杯を手にすれば目標達成は可能。荒れた場所も最後は横綱が鎮める。

正代(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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3大関全員が負け越し危機…残すは貴景勝のみ 全員皆勤で負け越せば現行かど番制度以降では初に

御嶽海(後方)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

3大関全員が負け越す危機を迎えている。

貴景勝(25=常盤山)が御嶽海(29=出羽海)との大関対決を制し、貴景勝が7勝7敗、御嶽海が6勝8敗と負け越しが決定した。正代(30=時津風)は13日目に8敗目を喫しており、すでに負け越しが決まっていた。

7勝7敗の貴景勝は、千秋楽で勝ち越しを懸ける。対戦相手は審判部の取組編成会議を経て決定する。

仮に番付上の大関全員が皆勤して負け越せば、現行のかど番制度となった1969年(昭44)名古屋場所以降では初めてとなる。

2人以上の大関が皆勤して負け越すのは、8年前の14年九州場所での琴奨菊(6勝9敗)、豪栄道(5勝10敗)が最後。当時は稀勢の里(11勝4敗)を含めた3大関で、琴奨菊と豪栄道は翌場所でかど番を脱出した。

御嶽海(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・河田真司)
正代(中央)と照ノ富士(右)の取り組みに巻き込まれる行事の式守伊之助(撮影・河田真司)

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佐田の海4敗V争いから後退 大栄翔に冷静に対処され「ああやって動いてしまうのも自分の相撲」

佐田の海(左)は大栄翔にはたき込みで敗れる(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

35歳のベテラン、西前頭12枚目の佐田の海(境川)が、小結大栄翔にはたき込まれ、(10勝)4敗に後退した。

立ち合いこそ押し込んだが、冷静に対処した大栄翔に軍配が上がった。「ああやって動いてしまうのも自分の相撲なので何とも言えない。もっと下からいけばよかったとも思う」と反省しつつ、「いつもと変わらない緊張感。いつも緊張しているんで」と話した。

最後まで優勝争いに加わっている充実感はある。「(優勝争いに)今日まで加わってこられたので、それはそれでいいんじゃないですかね。明日、最後勝って終わらないと気持ちよくないんで。自分らしく勝って、来場所につなげたい」。

まだ優勝の可能性は残されている。充実の場所を白星で締めくくる。

佐田の海(手前)は大栄翔にはたき込みで敗れる(撮影・小沢裕)
佐田の海(右)は大栄翔にはたき込みで敗れる(撮影・小沢裕)

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隆の勝が初優勝に“王手”照ノ富士と並び3敗で千秋楽 佐田の海4敗に後退 御嶽海は負け越し

霧馬山(後方)を突き落としで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

西前頭4枚目の隆の勝が初優勝に“王手”をかけた。過去7戦全勝と合口のいい霧馬山と対戦。強引な外掛けにきた相手の右上手を取り、引き落としを決めた。11勝3敗と星を伸ばし、悲願の優勝に前進した。

横綱照ノ富士は大関正代を一気に寄り切り、3敗を守った。2人が並んで千秋楽を迎える。

西前頭12枚目の佐田の海は小結大栄翔にはたき込まれ、4敗に後退した。大栄翔は2桁10勝目をあげた。

大関御嶽海は、同じ7敗の大関貴景勝に押し出されて負け越し。来場所は初めてのかど番で迎える。

9勝をあげていた東前頭6枚目の宇良が14日目から休場。不戦勝により、関脇若隆景が勝ち越しを決めた。

佐田の海(手前)は大栄翔にはたき込みで敗れる(撮影・小沢裕)
貴景勝(左)は御嶽海を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

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【若乃花の目】佐田の海優勝争いトップに並んだ 一生に1度のチャンス、他の力士の励みに

<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

若隆景は迷うような相手ではないので、どう考えても当たらなければいけないのに隆の勝は当たれなかった。おそらくスピードのある若隆景の速さを、どう補えばいいのかで迷ったと思います。せっかく今までの攻めが良かっただけに実にもったいない。優勝が頭にちらついたのでしょう。私事で恐縮ですが、5回優勝した中で優勝を意識したのは1回だけです。あとは、その日の一番をどうしようかを考えるだけで気が付いたら優勝していました。その精神状態をいかに保つか難しいところです。

照ノ富士は、さすが横綱です。貴景勝も横綱を泳がせようと必死でしたが、全く下半身が崩れなかった。押し相撲相手に3敗していますが、その相撲を参考に悪いなりに、力が入らないなりに、どう防げばいいか本場所の土俵を稽古にして学んでいます。これが照ノ富士と、それ以外の力士の差だと思います。優勝争いは横綱が1歩リードでしょう。隆の勝には何とか切り替えてもらいたい。佐田の海は今場所、当たってから腰をしっかり、ついていっているのが好調の要因だと思います。一生に1度のチャンスです。あきらめず一生懸命やっていれば、いいことがあるという他の力士への励みにもなります。

最後に苦言もあります。貴景勝の猫だまし。攻め手がないとはいえ横綱戦でアレはいけません。7敗同士の大関戦も、まるで幕内下位のような内容でした。地位を守って頑張ってきた先輩大関たちのことを考えると寂しすぎます。(元横綱若乃花 花田虎上・日刊スポーツ評論家)

豊昇龍(左)を寄り倒しで破る佐田の海(撮影・鈴木正人)

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35歳佐田の海、新入幕以来8年ぶり2ケタ白星「真面目にコツコツ…うれしいね」八角理事長絶賛

豊昇龍(右)を寄り倒しで破った佐田の海(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

35歳のベテランが、大波乱場所をものにする。西前頭12枚目の佐田の海(35)が、13歳下の小結豊昇龍を電光石火の寄りで撃破した。2桁白星は、新入幕だった14年夏場所以来2度目。優勝争いのトップにも並んだ。中卒たたき上げのいぶし銀に訪れた賜杯のチャンス。実現すれば年6場所制が定着した1958年(昭33)以降では、2番目の年長初Vとなる。3敗で照ノ富士、隆の勝と並走する。

    ◇    ◇    ◇

自慢の速攻相撲だった。今場所初の三役戦。佐田の海は狙い通りのもろ差しから、投げを怖がらずに猛進した。小手に振られて際どい土俵際。物言いがついたが、軍配通りと分かると、勝ち名乗りで大きく息を吐いた。「2、3回チャンスあったけど、ことごとく2桁勝てなかったので」。幕内在位40場所。8年ぶりの2桁勝利をかみしめた。

182センチ、143キロ。幕内では大柄とはいえないが、日々のウエートトレーニングと、境川部屋の猛稽古で若さを保つ。ベテランの躍進に八角理事長(元横綱北勝海)も「二本差してから速いよね。体の寄せ方もいい」と絶賛。「(幕内に)8年もいるのか…。真面目にコツコツやっているのがいいんじゃないか。こういう人がいい成績を残すとうれしいね」と言葉に熱がこもった。

父宏司さん(65)は元小結で、追いかけるように同じしこ名を名乗った。親子2代での幕内力士。土俵への愛は強い。「幼稚園の時から力士になりたかった。体が悪くて力士になれなかったらと考えると、何も出てこないくらい相撲しか考えていなかった」。毎場所、父からエールが届く。「(今場所は)相撲が良くなったなと言われます」。

12年夏場所で元旭天鵬(現大島親方)が37歳8カ月での最年長初優勝を飾り、ちょうど10年がたつ。幕内に9人しかいない昭和生まれ。「勝ち負けも大事だけど、それと同じくらい自分の相撲を取りたい」。荒れる土俵に歴史を刻む。【佐藤礼征】

豊昇龍(左)を寄り倒しで破る佐田の海(撮影・鈴木正人)
佐田の海(左)は豊昇龍を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)
佐田の海(左奥)と豊昇龍(左手前)の一番は物言いが付き協議する審判団。右端は隆の勝(撮影・小沢裕)

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貴景勝「猫だまし」3連敗中の横綱に“奇襲”仕掛けるも最後は圧力に屈し7敗目 勝負の残り2日

貴景勝(左)の猫だましを受ける照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

大関貴景勝(25=常盤山)は、勝ち越しに向けて後がなくなった。

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)に敗れて、6勝7敗と黒星が先行した。相手の差し手を封じながら、ハズ押し、いなし、はたきを駆使して、前後左右に揺さぶって勝機を見いだした。間合いができた途中、相手の顔の前で両手をたたく「猫だまし」も披露。3連敗中の横綱に“奇襲”も仕掛けた。

さらに低さを生かして何度も押し上げたが、決定打がなく最後は圧力に屈して寄り倒された。

立ち合いの突き放しから一気に勝負を決められず「そんな簡単にいかないと思っている」と淡々としていた。14日目は御嶽海との大関対決。来場所のかど番回避に向けて、勝負の残り2日間となる。

照ノ富士(左)を猫だましで威嚇する貴景勝(撮影・小沢裕)
互いにぶつかり合う照ノ富士(左)と貴景勝(撮影・小沢裕)
照ノ富士(左)を突き押しで攻める貴景勝(撮影・小沢裕)
貴景勝(手前)は照ノ富士に寄り倒しで敗れる(撮影・河田真司)
照ノ富士(左)は寄り倒しで貴景勝を破る(撮影・小沢裕)
貴景勝を寄り倒しで破り懸賞金の束を手にする照ノ富士(撮影・河田真司)

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照ノ富士V争いトップ並ぶ「徐々に感覚は戻ってきてるかなと思う」貴景勝を寄り倒し手応え隠さず

照ノ富士(左)は寄り倒しで貴景勝を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が、優勝争いのトップに並んだ。

2敗で単独トップだった隆の勝が敗れた後の土俵で大関貴景勝と対戦した。激しい攻防の末、体格差を生かした横綱が体を浴びせるように寄り倒した。

立ち合いを課題としていたが「圧力を前にかけて落ち着いてさばいていこうと思いました。最初の方はしっくりこなかったが、徐々に感覚は戻ってきてるかなと思う」と手応えを隠さなかった。

先場所は右かかと、左膝を痛めて横綱昇進後、初めて途中休場した。今場所も初日黒星発進など不安を抱えてきたが、場所が進むにつれて解消してきた。

大混戦の今場所も終わってみればやはり横綱か。優勝争いに「落ち着いてしっかりと締めたいと思います」と自信を示した。

貴景勝(手前)を寄り倒しで破る照ノ富士(撮影・河田真司)
貴景勝(左)を寄り倒しで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
貴景勝(右)の攻めを耐える照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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35歳佐田の海V争い首位浮上 物言い付く土俵際制し新入幕以来2桁10勝目/13日目写真特集

<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

単独トップだった西前頭4枚目の隆の勝が敗れ、2敗が消えた。

先場所優勝の関脇若隆景と対戦。立ち合い負けした隆の勝が引いたところを攻められ、引き落とされた。若隆景は7勝6敗と勝ち越しに王手をかけた。

35歳のベテラン、西前頭12枚目の佐田の海が優勝争いのトップに浮上した。小結豊昇龍と対戦。土俵際、物言いがつく微妙な勝負を寄り倒しで制し、2桁10勝目をあげた。

正代は御嶽海との「大関戦」で寄り切られて5勝8敗と負け越し。来場所はかど番で迎える。

横綱照ノ富士は大関貴景勝を寄り倒して3敗を守った。10勝3敗で3力士がトップに並んだ。

貴景勝は7敗目と後がなくなった。同じく7敗の御嶽海も含め、3大関が皆勤で負け越す可能性が出てきた。

<優勝争い>

▽3敗 照ノ富士、隆の勝、佐田の海

13日目の取組の模様を写真で振り返ります。

三段目優勝 西三段目二十九枚目 神谷

羽出山(6勝1敗)突き落とし神谷(7勝0敗)

羽出山(左)を突き落としで破る神谷(撮影・鈴木正人)

幕下優勝 東幕下八枚目 欧勝馬

欧勝馬(7勝0敗)掛け投げ北はり磨(6勝1敗)

欧勝馬(右)は北播磨を掛け投げで破り幕下優勝を決める(撮影・小沢裕)

幕内土俵入り

大相撲夏場所13日目の横綱照ノ富士土俵入り。太刀持ち照強(左)露払い翠富士(撮影・河田真司)

英乃海(8勝5敗)寄り切り輝(5勝8敗)

輝(右)を寄り切りで破る英乃海(撮影・鈴木正人)


妙義龍(5勝8敗)肩すかし王鵬(6勝7敗)

☆王鵬 勝手に体が反応してくれて良かった。体調も良くて元気。最近相撲が悪いので、内容を大事にしていきたい。

妙義龍(手前)を肩すかしで破る王鵬(撮影・河田真司)


翠富士(7勝6敗)肩すかし錦木(6勝7敗)

翠富士(左)は錦木を肩すかしで破る(撮影・河田真司)


隠岐の海(7勝6敗)押し出し荒篤山(2勝11敗)

隠岐の海(左)は荒篤山を押し出す(撮影・河田真司)


琴勝峰(6勝7敗)寄り切り明生(7勝6敗)

琴勝峰(左)を寄り切りで破る明生(撮影・鈴木正人)


千代翔馬(6勝7敗)はたき込み照強(4勝9敗)

照強(右)をはたき込みで破る千代翔馬(撮影・鈴木正人)


志摩ノ海(7勝6敗)押し出し碧山(9勝4敗)

★志摩ノ海 ここ3日間、立ち合いからの流れが悪い。ここから修正したい。あと2日あるんで、しっかり頑張りたい。

志摩ノ海(手前)を押し出しで破る碧山(撮影・河田真司)


豊山(6勝7敗)突き落とし琴恵光(5勝8敗)

☆豊山 先場所は引いて負けた相手なんで、絶対引かないと思っていった。勝ててよかったです。(7敗で)後がないというのが土俵に出てよかったと思います。

豊山(左)は琴恵光を突き落としで破る(撮影・小沢裕)


東龍(5勝8敗)寄り切り若元春(8勝5敗)

☆若元春 相手は上手を引かれたら十分。結果的に二本差せたが、上手を引かせないように取れた。(3場所連続の勝ち越し)あまり考えていなかった。1日1日出せるものを出して、しがみついている。毎日必死。

東龍(右)を寄り切りで破る若元春(撮影・鈴木正人)


千代大龍(7勝6敗)押し出し玉鷲(7勝6敗)

☆玉鷲 (4連敗脱出)体の重さはなかったけど、気持ちが整っていなかった。今日の一番は大きい。

玉鷲(左)は押し出しで千代大龍を破る(撮影・小沢裕)


北勝富士(4勝9敗)押し出し宝富士(2勝11敗)

☆北勝富士 もうちょっと当たりたかったが、下から攻められてよかった。あまりほめられた相撲ではないですけど。物言いついてもおかしくない相撲だったので、もっと土俵際厳しくいかなければと思いました。あと2番勝っても負けても新しい自分を見つけられるようにしたい。もっとしっかり当たる、足の運び。左にずれてしまう立ち合いが癖になっているので、一気に持っていく相撲を心がけたい。

北勝富士(左)は宝富士を押し出しで破る(撮影・河田真司)


翔猿(5勝8敗)押し倒し琴ノ若(7勝6敗)

☆琴ノ若 自分が受け身にならず前に攻めていければと気持ちを作ってきた。土俵際ギリギリであんまり良い位置じゃなかったけど、良い形で動けた。残りも良い相撲を取る。

琴ノ若(右)は翔猿を押し倒しで破る(撮影・小沢裕)


霧馬山(9勝4敗)寄り切り栃ノ心(8勝5敗)

☆霧馬山 狙った通り、前みつがとれたのでよかったと思います。流れでいい体勢になれた。中に入れたのがよかった。

霧馬山(左)は栃ノ心を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


高安(4勝9敗)上手出し投げ遠藤(6勝7敗)

高安(下)を上手出し投げで破る遠藤(撮影・鈴木正人)


一山本(8勝5敗)引き落とし大栄翔(9勝4敗)

☆大栄翔 きょうも落ち着いて攻めれたんじゃないかと思います。(勝ち越しを決めた上での一番は)勝ち越してほっとしていたらダメだと思うんで、1日一番で集中してやりました。2桁勝利して終わりたいです。

★一山本 悔しいは悔しいが完璧に相手の相撲。今日は勉強と思って来場所につなげたい。(幕内)後半でとれるようになりたいと思っているので、この雰囲気を味わって来場所に向けて頑張りたい。

一山本(下)を引き落としで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)


豊昇龍(7勝6敗)寄り倒し佐田の海(10勝3敗)

☆佐田の海 あそこは出るところだったんで、出れて良かったです。足の感覚がすごく良い。(2桁勝ち星は新入幕以来)何回かチャンスがあったんですけど、それができなくて。今場所は勝てて良かったです。(残り2日に向けて)自分らしい相撲を取って、勝ち負けも大事ですけど、それと同じくらい自分の相撲を取りたい。(父からは)相撲が良くなったなと言われますね。毎場所連絡くれます。

豊昇龍(左)を寄り倒しで破る佐田の海(撮影・鈴木正人)

佐田の海(左)は豊昇龍を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)

佐田の海(左奥)と豊昇龍(左手前)の一番は物言いが付き協議する審判団。右端は隆の勝(撮影・小沢裕)


宇良(9勝4敗)押し出し阿炎(7勝6敗)

☆阿炎 宇良関は何をするか分からない力士なので、しっかり見て自分の距離で戦おうと思って土俵に上がりました。初日から調子が悪くないですけど自分らしい相撲が出ていないところもあった。師匠にも「勝ち負けじゃなく思いっきりやりなさい」と言われたので、明日からも自分らしい相撲を取りたい。

★宇良 ちょっと分からないです。(左足を気にしていたが)気にしてないです。(優勝争いは)気にしていないので何もないです。

宇良(右)を激しく攻める阿炎(撮影・鈴木正人)

宇良(手前)を押し出しで破る阿炎(撮影・河田真司)


若隆景(7勝6敗)引き落とし隆の勝(10勝3敗)

☆若隆景 先に下から攻められたので、そこはよかったと思います。思い切って相撲をとろうと、それだけです。(残り2日へ)1日一番しっかり相撲をとりたいと思います。

★隆の勝 (立ち合いについて)全部あそこで決まりましたね、ダメです。きょうはなんか違う場所で戦っているという感じでした。昨夜は眠れたんですけど、今日場所に来てからめちゃめちゃ緊張して、堅くなっちゃった。「どうしよう、どうしよう」と思っちゃって、自分の相撲が取れなかった。昨日みたいな相撲が取れれば勝てる。(負けたとはいえトップを走ることについて)きょうは思いっきり意識しちゃったんですけど、あんまり意識しないように自分だけの相撲を意識したい。

若隆景(左)は隆の勝を引き落としで破る(撮影・河田真司)

隆の勝(右)は若隆景に引き落としで敗れ悔しそうな表情を見せる(撮影・小沢裕)


御嶽海(6勝7敗)寄り切り正代(5勝8敗)

正代(左)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)


照ノ富士(10勝3敗)寄り倒し貴景勝(6勝7敗)

☆照ノ富士 (立ち合いは)圧力を前にかけて落ち着いてさばいていこうと思いました。最初の方はしっくりこなかった。徐々に感覚は戻ってきてるかなと思う。(優勝争い)落ち着いてしっかりと締めたいと思います。

★貴景勝 (立ち合いで仕留めたかったが)そんな簡単にいかないと思っていましたけど、負けたというだけですね。また明日頑張ります。

貴景勝(右)の攻めを耐える照ノ富士(撮影・鈴木正人)

照ノ富士(左)を猫だましで威嚇する貴景勝(撮影・小沢裕)

貴景勝(左)を寄り倒しで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

照ノ富士は貴景勝(右)を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)

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隆の勝敗れ2敗消える 3敗照ノ富士ら3力士がトップに並ぶ 正代は負け越し来場所はかど番

若隆景(左)は隆の勝を引き落としで破る(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

単独トップだった西前頭4枚目の隆の勝が敗れ、2敗が消えた。

先場所優勝の関脇若隆景と対戦。立ち合い負けした隆の勝が引いたところを攻められ、引き落とされた。若隆景は7勝6敗と勝ち越しに王手をかけた。

35歳のベテラン、西前頭12枚目の佐田の海が優勝争いのトップに浮上した。小結豊昇龍と対戦。土俵際、物言いがつく微妙な勝負を寄り倒しで制し、2桁10勝目をあげた。

正代は御嶽海との「大関戦」で寄り切られて5勝8敗と負け越し。来場所はかど番で迎える。

横綱照ノ富士は大関貴景勝を寄り倒して3敗を守った。10勝3敗で3力士がトップに並んだ。

貴景勝は7敗目と後がなくなった。同じく7敗の御嶽海も含め、3大関が皆勤で負け越す可能性が出てきた。

貴景勝(左)を寄り倒しで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
豊昇龍(左)を寄り倒しで破る佐田の海(撮影・鈴木正人)
正代(左)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

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貴景勝、照ノ富士に敗れ6勝7敗 勝ち越しに後なくなる 14日目御嶽海と7敗大関対決

照ノ富士は貴景勝(右)を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

大関貴景勝(25=常盤山)は、勝ち越しに向けて後がなくなった。

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)に敗れて、6勝7敗と黒星が先行した。相手の差し手を封じながら、ハズ押し、いなし、はたきを駆使して、前後左右に揺さぶって勝機を見いだした。低さを生かして何度も押し上げたが、決定打がなく最後は圧力に屈して寄り倒された。

14日目は御嶽海との大関対決。来場所のかど番回避に向けて、勝負の残り2日間となる。

照ノ富士は貴景勝(右)を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)

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「おにぎり君」が止まらない!隆の勝9連勝で首位快走「いつも以上に気が楽」出足の速さ改善奏功

一山本(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

「おにぎり君」の勢いが止まらない!西前頭4枚目の隆の勝(27=常盤山)が一山本を押し出しで退け2敗をキープし、単独首位を快走する。4日目から負けなしと連勝街道を続け、自己最長の9連勝。鍛えぬいた出足の速さを武器に戦う中で残り3日。混戦の夏場所で初優勝に向けまい進する。1差の3敗に横綱照ノ富士、平幕の宇良と35歳ベテラン佐田の海の3人が追う。

    ◇    ◇    ◇

まん丸とした顔と癒やし系の笑顔で「おにぎり君」の愛称で親しまれる隆の勝が充実感をにじませた。一山本に完勝しての10勝目。2桁に白星を積み重ねたのは、幕内では昨年の九州場所以来となる5度目だ。「(白星が)2桁に乗れたので良かった」と声を弾ませた。

初顔合わせとなった相手の強烈な突き放しを警戒しながら、自分の相撲を貫く。素早い出足から一気に前に出た。一山本のはたきを物ともせず押し出した。わずか2秒の決着。「本当に調子が良い。いつも以上に気が楽というか、落ち着いて相撲を取れている」と納得の内容が続いている。

関脇として臨んだ初場所は7勝8敗、小結だった先場所は4勝11敗と負け越し、平幕に落ちた。場所前は三役復帰に向け、押し相撲の原点でもある出足の速さに改善を図ろうと、稽古に励んだ。「『踏み込みはどっちの足から』と口に出しながら意識させるため、自分の部屋に目標を紙に書いて毎日見るようにしました。意識しないと変わらないと思ったので」と自分なりの努力を続けた。成果は結果として出ている。

千秋楽まで残り3日。疲労がたまる時期だが「よく眠れてます」。続けて「良い感じの疲れ。ちゃんと寝られているし、回復できています」と体調に不安はない。「周りからはトップなんだって言われますけど、そこは考えてない」。初優勝に向けて重圧がのしかかるが、磨き上げてきた自分の相撲だけに集中する。【平山連】

隆の勝は一山本(右)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
懸賞金を手にする隆の勝(撮影・小沢裕)
懸賞金を受け取る隆の勝(撮影・鈴木正人)

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隆の勝「勝たないと!」一山本を先手一蹴2桁10勝目、首位継続もマイペース/12日目写真特集

<大相撲夏場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭4枚目の隆の勝が一山本を押し出し、2桁10勝目をあげた。立ち合いを制した隆の勝は引いてきた相手を一気に押し出した。ただ1人2敗を守り、単独トップで残り3日。初優勝も現実味を帯びてきた。

東前頭6枚目の宇良が大関貴景勝を破り、1差3敗を守った。貴景勝は6勝6敗の五分となった。

西前頭12枚目の佐田の海も志摩ノ海を押し出し、3敗を守った。

横綱照ノ富士は関脇若隆景をきめ出して3敗を死守。6敗目の若隆景は今場所の2桁勝利がなくなった。

大関御嶽海は関脇阿炎に押し出され、5勝7敗と後がなくなった。

すでに7敗を喫していた大関正代は翔猿と同体取り直しの激戦の末、押し出しで破り踏みとどまった。

<優勝争い>

▽2敗 隆の勝

▽3敗 照ノ富士、宇良、佐田の海

12日目の取組の模様を写真で振り返ります。

幕内

王鵬(5勝7敗)押し出し竜電(8勝4敗)

王鵬(右)を押し出しで破る竜電(撮影・中島郁夫)


千代大龍(7勝5敗)押し倒し輝(5勝7敗)

☆輝 今日は落ち着いて立ち合い当たれた。変に力まずに(相手の変化に)対応できた。

千代大龍(左)を押し倒しで破る輝(撮影・中島郁夫)


碧山(8勝4敗)突き出し東龍(5勝7敗)

☆碧山 落ち着いて自分の相撲がとれてよかった。あまり余計なことを考えず相撲に集中してきた。

東龍(左)を突き出しで破る碧山(撮影・鈴木正人)


明生(6勝6敗)寄り切り千代翔馬(5勝7敗)

☆明生 頭つけて相撲をとれました。明日の相撲にまた集中してやっていきたい。終わるまで気を引き締めて土俵に上がりたい。

千代翔馬(上)を寄り切りで破る明生(撮影・中島郁夫)


隠岐の海(6勝6敗)押し出し豊山(5勝7敗)

豊山(左)を押し出しで破る隠岐の海(撮影・中島郁夫)


琴勝峰(6勝6敗)寄り倒し翠富士(6勝6敗)

☆琴勝峰 立ち合い、右入って。その後もあせることなく攻めることができた。連敗止められたのはよかったが、変わらず1日一番でいきたいと思います。

翠富士(右)を寄り倒しで破る琴勝峰(撮影・中島郁夫)


妙義龍(5勝7敗)寄り切り栃ノ心(8勝4敗)

☆栃ノ心 (勝ち越しは)良かった。気持ちいい。あと3日あるので、そこで1つ、2つ勝てればいいと思っている。できればね。

妙義龍(右)を攻める栃ノ心(撮影・鈴木正人)


志摩ノ海(7勝5敗)押し出し佐田の海(9勝3敗)

☆佐田の海 先手を取れて、足も前に出ていた。先手を取って攻め込みたいと思っていた。(師匠の境川親方がNHKの解説で相撲内容を評価)師匠に褒めてもらうのが一番うれしいので勝てて良かった。

志摩ノ海(右)を押し出しで破る佐田の海(撮影・中島郁夫)


荒篤山(2勝10敗)突き倒し照強(4勝8敗)

☆荒篤山 中に入られたら勝てない。中に入られないようにいきました。

荒篤山(左)は突き倒しで照強を破る(撮影・小沢裕)


錦木(6勝6敗)上手投げ琴恵光(5勝7敗)

☆錦木 落ち着いて相撲がとれたと思います。四つになれたので、自分から攻められたのもよかった。とりあえず五分に戻った。最低でも2番勝って勝ち越したいと思います。

錦木(左)は上手投げで琴恵光を破る(撮影・小沢裕)


一山本(8勝4敗)押し出し隆の勝(10勝2敗)

☆隆の勝 突き放していく相手だったので、立ち合いから先手を取って自分からいこうと思いました。(10勝目を挙げたが)先場所負けている分、勝たないといけない。周りの声は気にせず、マイペースにやれています。

一山本(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

懸賞金を手にする隆の勝(撮影・小沢裕)


北勝富士(3勝9敗)送り出し遠藤(5勝7敗)

北勝富士(左)を送り出しで破る遠藤(撮影・中島郁夫)


霧馬山(8勝4敗)寄り切り若元春(7勝5敗)

霧馬山(左)を寄り切りで破る若元春(撮影・中島郁夫)


高安(4勝8敗)突き落とし宝富士(2勝10敗)

☆高安 我慢できました。内容はあれですけど、勝ちにこだわってやりました。来場所に向けてベストを尽くせたと思う。

宝富士(右)を突き落としで破る高安(撮影・中島郁夫)


豊昇龍(7勝5敗)押し出し琴ノ若(6勝6敗)

☆豊昇龍 自分を信じて頑張っていきました。攻めようという気持ちだけ。1日一番を大事にいきます。(自信は)自信になるが、相撲のことしか考えていないんで。

琴ノ若(左)を押し出しで破る豊昇龍(撮影・中島郁夫)


玉鷲(6勝6敗)引き落とし大栄翔(8勝4敗)

玉鷲(右)を攻める大栄翔(撮影・鈴木正人)

大栄翔(左)は玉鷲を引き落としで破る(撮影・小沢裕)


翔猿(6勝6敗)押し出し正代(8勝4敗)

☆正代 相手の立ち合いに焦ってしまったのが良くなかった。(取り直しの一番は)2番連続で変化気味の立ち合いはないかなと思って思いっきりいかせてもらった。土俵際でなんとか組みとめることができたけど、足元に余裕を作ったほうが良かった。(3大関の成績にファンは物足りなさを感じると受けることに)今場所はそういう場所なのかなと思っていますが、あまり悩まずにできたらなと思います。

取り直しとなった正代(右)と翔猿の取り組み(撮影・中島郁夫)

正代と翔猿との一番で物言いが付き協議する審判団(撮影・鈴木正人)

翔猿(左)を押し出しで破る正代(撮影・中島郁夫)


御嶽海(5勝7敗)押し出し阿炎(6勝6敗)

☆阿炎 しっかり当たれたし、引きにも対応できた。すごく集中して取れた一番でした。(大関御嶽海に白星は)自信につなげる。勝ち負けよりも挑んで自分が取れたことが良かった。明日からも一番、一番、自分の相撲を集中して出し切ればいいかなと思います。

御嶽海(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・中島郁夫)


宇良(9勝3敗)突き落とし貴景勝(6勝6敗)

☆宇良 (大関に)勝ててよかったです。自分は何も考えていないんで。(優勝争いの)現実味はないです。

仕切り線の後方から前に進んで貴景勝に対する宇良(撮影・中島郁夫)

貴景勝(左)ののど輪をこらえる宇良(撮影・中島郁夫)

宇良は貴景勝(左)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)

宇良は貴景勝(左)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)

貴景勝と宇良の一番で物言が付き協議した結果、軍配どおり宇良の勝ちをアナウンスする佐渡ケ嶽審判長(撮影・小沢裕)


照ノ富士(9勝3敗)きめ出し若隆景(6勝6敗)

☆照ノ富士 (立ち合いは)落ち着いて正面においていこうと思っただけで。落ち着いてとれたかなと思います。体の判断に任せていた感じ。(先場所の優勝力士だが)変わることなく落ち着いていくことだけ。自分のことだけで精いっぱいなので。

★若隆景 (横綱との対戦だったが)いつも変わらず下からという意識でいった。最後つかまってしまったの。まだ3日あるので、しっかり相撲を取りたい。

照ノ富士(右)はきめ出しで若隆景を破る(撮影・小沢裕)

懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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照ノ富士“綱の意地”先場所V若隆景をきめ出し1差3敗死守「自分のことだけで精いっぱい」

若隆景(手前)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

照ノ富士は番付最上位の意地もあり、トップと1差3敗を死守した。

先場所優勝の若隆景をきめ出した。「(立ち合いは)落ち着いて正面においていこうと思っただけで。落ち着いてとれたかなと思います。体の判断に任せていた感じ」。先場所の優勝力士だが「変わることなく落ち着いていくことだけ。自分のことだけで精いっぱいなので」と端的に話した。

若隆景(手前)をきめ出しで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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