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集団感染の玉ノ井部屋、親方が力士ら全員の退院報告

東京・足立区にある玉ノ井部屋(2020年9月10日撮影)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館

場所前に新型コロナウイルスの集団感染が判明し、力士らの休場を余儀なくされた玉ノ井部屋の師匠、玉ノ井親方(元大関栃東)が、26日に全員が医療機関を退院したことを報告した。

千秋楽の打ち出し後、インスタグラムの部屋公式アカウントを更新。「この度は、玉ノ井部屋所属の力士が新型コロナウイルスに集団感染をしたことにより、関係者の皆様、いつも応援してくださっている皆様に多大なご迷惑とご心配をお掛けしたことを、心よりお詫び申し上げます。昨日9月26日(土)、軽症で無事に全員退院しましたことをご報告いたします」(原文ママ)と投稿した。

保健所や感染症専門家の指導の下で、部屋関係者の自宅待機の期間も終わり、部屋内の消毒も完了したという。

師匠の玉ノ井親方を始め、十両東龍や富士東ら力士全員が秋場所を全休した。玉ノ井親方は「つらさを感じました」と記しつつ「懸命に治療に当たってくださった医療従事者の方々、いつも応援してくださっている皆様からの温かい言葉や応援に心から支えられ、少しずつ前向きな気持ちに戻れたことに感しております。多く方々のましの言葉をいただき、ありがとうございました」と感謝した。

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玉ノ井部屋新たに5人コロナ感染、33人中24人に

東京・足立区にある玉ノ井部屋

新型コロナウイルスの集団感染が起きている大相撲の玉ノ井部屋で、新たに5人が陽性となったことが15日、明らかになった。日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明らかにした。

5人は検査で一時は陰性と診断されていたが、再びPCR検査を受けて陽性が判明した。いずれも無症状だが、入院の手続きを進めている。師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)と関取衆ではないという。

すでに力士19人の感染が判明していたため、同部屋所属の協会員33人中24人が感染したことになる。

同部屋所属の玉ノ井親方や力士は全員、秋場所を初日から休場している。

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朝乃山は遠藤と、貴景勝は照ノ富士と対決 初日取組

朝乃山(2020年7月30日撮影)

日本相撲協会審判部は11日、東京・両国国技館内で審判部による大相撲秋場所(13日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。白鵬(35=宮城野)鶴竜(35=陸奥)の両横綱は、ともに7月場所を途中休場する原因となった右膝と右肘の負傷が完治には至らず、休場が決まった。

両横綱不在で出場する力士の中で番付上、最高位となる大関2場所目の朝乃山(高砂)は初日、返り三役の遠藤(追手風)の挑戦を受ける。婚約を発表した大関貴景勝(千賀ノ浦)は初日、先場所幕尻優勝を遂げ番付を一気に東前頭筆頭にまで上げた照ノ富士(伊勢ケ浜)との注目対決に臨む。

十両以上の休場者は両横綱の他に、幕内では石浦(宮城野)と出場停止中の阿炎(錣山)。十両は、新型コロナウイルスの陽性反応が出た富士東(33=玉ノ井)と、同部屋で19人の集団感染が発生したため陰性ながら部屋全員の力士が休場する東龍(33)の2人。初日の幕内取組は以下の通り(左が東)。

逸ノ城 -豊昇龍 

旭大星 -松鳳山 

翔  猿-志摩ノ海

琴勝峰 -明  生

魁  聖-琴奨菊 

千代大龍-琴恵光 

佐田の海-阿武咲 

炎  鵬-若隆景 

竜  電-徳勝龍 

碧  山-輝

高  安-宝富士 

霧馬山 -栃ノ心 

豊  山-照  強

隠岐の海-妙義龍 

大栄翔 -玉  鷲

北勝富士-御嶽海 

正  代-隆の勝 

照ノ富士-貴景勝 

朝乃山 -遠  藤

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玉ノ井部屋クラスター 秋場所開催「問題ない」協会

玉ノ井部屋の看板(東京都足立区)

日本相撲協会は10日、玉ノ井部屋の十両富士東(33)と幕下以下の力士17人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。5日に同部屋の幕下以下の力士1人の感染が判明。同部屋所属の協会員32人の検査を実施したところ、この日までに新たに力士18人の感染が判明した。同部屋の感染者は計19人となった。

師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)や十両東龍らは陰性だったが、協会は感染拡大防止のため、審判委員を務める同親方と部屋に所属する力士28人全員の秋場所(13日初日、東京・両国国技館)全休を決定した。報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「陰性の人もいるけど、部屋の中のことだから全員をロックアウトする」と説明。部屋を構える足立区は、同一施設で5人以上の感染者が短期間で発生したことから「集団感染(クラスター)として公表する」とクラスター認定した。

感染者19人のうち12人はすでに入院している。ほか7人は無症状だが今後入院する予定で、重症者はいないという。全休となる力士の成績に関して同広報部長は「審判部が場所後の番付編成会議で決めること」と前置きし「何らかの形はとらないといけない。感染したことが悪い訳ではない」と救済措置が取られる可能性を示唆した。

角界では4月に高田川部屋で、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)や十両白鷹山らが感染した。三段目の勝武士さんが5月に死去するなどし、協会は感染防止策を強化してきた。各部屋に外出自粛を求め続け、出稽古禁止の中で発生した集団感染。芝田山広報部長は「ウイルスは目に見えるものではない。こういう風になったのは仕方ない」とあらためて、感染対策の難しさを口にした。

2日後に秋場所の初日を迎える。同広報部長は「開催に関して全く問題ない」と明言した。他の部屋で体調不良を訴える者はおらず、本場所開催における感染防止策も整っているとした。【佐々木隆史】

◆玉ノ井部屋 1977年(昭52)初場所後に引退し、年寄「玉ノ井」を襲名した元関脇栃東が、90年に春日野部屋から独立して創設。実子の現師匠で元大関栃東が、父の定年退職に伴って09年に年寄「玉ノ井」を襲名して継承。秋場所番付で、関取は十両東龍、富士東の2人。幕下以下の力士を含め、全44部屋で3番目に多い力士28人が所属。他の協会員は行司1人、呼び出し1人、床山2人、世話人1人。所在地は東京都足立区西新井

富士東(12年5月撮影)
玉ノ井親方(2020年3月15日撮影)
東京・足立区にある玉ノ井部屋
玉ノ井部屋の所属協会員

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玉ノ井部屋は秋場所全休 新型コロナ角界の主な動き

玉ノ井部屋の看板(東京都足立区)

日本相撲協会は10日、東京・足立区にある玉ノ井部屋の十両富士東と幕下以下の力士17人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。また同部屋に所属する玉ノ井親方(元大関栃東)と力士全員は秋場所(13日初日、東京・両国国技館)を全休し、外出禁止とすることも決めた。

◆新型コロナウイルスに関する角界の主な動き◆

▼3月1日 日本相撲協会は臨時理事会を開き、春場所の史上初の無観客開催を決定。

▼同8日 春場所初日。

▼同22日 感染者がゼロのまま千秋楽を迎える。

▼4月3日 夏場所と名古屋場所開催の2週間延期を決定。

▼同10日 角界では初となる、三段目力士の勝武士さんの新型コロナウイルス感染が判明。

▼同25日 協会が高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両白鷹山ら6人の新型コロナ感染を発表。

▼5月4日 夏場所中止を決定。名古屋場所の会場を東京に変更し「7月場所」として開催する方針を示す。

▼同13日 勝武士さんが新型コロナ感染による多臓器不全で28歳の若さで死去。

▼同18日 協会が、希望する協会員を対象に、新型コロナの感染歴を調べる抗体検査を開始。

▼7月6日 抗体検査の結果、5人から抗体が見つかった。芝田山広報部長はウイルス陽性者なしの見解。

▼同13日 7月場所の開催を正式決定。1日あたりの観客数の上限を約2500人に設定。

▼同19日 7月場所初日。

▼8月2日 感染者がゼロのまま千秋楽を迎える。

▼同8日 協会が二所ノ関部屋付きの松ケ根親方(元前頭玉力道)の新型コロナ感染を発表。

▼同15日 協会が幕下以下の力士1人の新型コロナ感染を発表。

▼同31日 秋場所の開催を決定。7月場所同様に1日あたりの観客数の上限を約2500人に設定。

▼9月6日 協会が幕下以下の力士1人の新型コロナ感染を発表。

▼同10日 協会が新たに玉ノ井部屋の力士18人の新型コロナ感染を発表。

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玉ノ井部屋で計19人感染 親方と所属力士全員全休

玉ノ井部屋の看板(東京都足立区)

日本相撲協会は10日、東京・足立区にある玉ノ井部屋の十両富士東と幕下以下の力士17人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

また同部屋に所属する玉ノ井親方(元大関栃東)と力士全員は秋場所(13日初日、東京・両国国技館)を全休し、外出禁止とすることも決めた。

5日に感染が判明した幕下以下の力士1人も、玉ノ井部屋所属の力士だった。以降、協会は足立区保健所に相談し、指示を受けて同部屋所属の協会員32人に新型コロナ感染の検査を実施したところ、新たに18人の感染が判明した。

合計19人のうち、12人がすでに医療機関に入院しているが重症者はいない。無症状の7人については随時、入院治療を行うとした。

報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、同部屋所属の行司、呼び出し、床山、世話人に関して「裏方については話を聞いたところ、部屋に全く行っていないとのこと。感染症の先生と話したところ、そういうことなら(出場は)問題ないとのこと」と明かした。

同広報部長は、休場する力士らの成績について「それは審判部が場所後の編成会議で決めること。今は申し上げることはできない」と説明。しかし「何かしらの形でとらないといけない。感染が悪いわけではないので」と救済措置がとられる可能性を示唆した。

現段階で、他の部屋からの体調不良の報告は届いていないという。これまで協会は各部屋に対して、八角理事長(元横綱北勝海)名で厳しく感染防止徹底の通達を行ってきた。それでも発生した集団連鎖感染。芝田山広報部長は「ウイルスは目に見えるものではないので避けられない。こうなるのは仕方ないと思っている」と感染防止の厳しさをあらためて痛感。しかし他の部屋で感染が起きていないことから「そこの部屋で収めることが大事。そこで食い止めることが重要」と話した。

秋場所の開催については「1つの部屋で(感染者が)出たけども、封鎖はしっかりできているので開催は全く問題ない」と断言。開催方法などに変更はなく、予定通りに開催する。

富士東(12年5月撮影)

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7月場所開催へ、33ページ細心ガイドライン作成

20年1月の大相撲初場所で満員御礼となった両国国技館

日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲7月場所(19日初日、両国国技館)の開催を正式決定し、観客を入れて実施することを発表した。

当初は無観客開催を検討していたが、新型コロナウイルス感染対応のガイドラインの作成や、専門家のアドバイスを受けるなど徹底した感染予防策を制定。1日当たりの総観客数を約2500人に制限して開催することとなった。本場所開催は無観客開催となった3月の春場所以来4カ月ぶりで、観客を入れて実施するのは1月の初場所以来6カ月ぶりとなる。

   ◇   ◇   ◇

一足早く、ファンに直接、大相撲を披露することになった。相撲協会は7月場所を観客を入れて開催する決断を下した。同場所の開催地を通常の名古屋から東京への変更を発表した5月4日の理事会では、無観客開催を想定。観客を入れるのは9月の秋場所から、という見方をする協会幹部もいた中で、当初の方針の変更に踏み切った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月の夏場所は中止となった。以降協会は、各部屋に外出自粛や出稽古禁止などを通達。希望する協会員を対象に、感染歴を調べる抗体検査を実施するなど感染予防に努めてきた。さらに専門家の助言を踏まえたガイドラインを作成。臨時理事会後に行った年寄総会で、全親方に内容を伝えるなど徹底した感染予防策を敷いてきたことが、観客を入れて開催することにつながった。

春場所以来4カ月ぶりの本場所開催に、八角理事長(元横綱北勝海)は「力士たちは4月から約3カ月半、厳しい外出規制や感染予防策を忠実に守り、7月場所に備えてきました。大相撲ファンの皆さまのご期待に沿った、迫力ある土俵をお見せできることと存じます」とコメント。春場所後に大関昇進を果たした朝乃山も「より一層気持ちも高まる。見に来てくださる方はコロナに気をつけて応援に来てほしい。この地位では初めての場所なのでしっかり準備して期待に応えたい」と言葉に力を込めた。

徹底した感染予防策を敷いて観客を迎え入れる。1日あたりの総観客数は、国技館の定員約1万1000人の4分の1にあたる約2500人に設定。通常4人座れる升席を1人ずつの利用にするなどして密を避ける。力士らにも支度部屋でのマスク着用を義務づけるなど、さまざまな感染防止策を実施する。

待望の観客が入った本場所となるが、ぶつかり稽古の自粛や出稽古禁止の状況下、調整に苦しむ力士は多い。玉ノ井親方(元大関栃東)は「休場明けで関取衆と1度も稽古せずに臨むのと同じ感覚。誰もが不安だろう」と懸念する。しかし、土俵に上がる以上は言い訳はできない。力士にとって地力が試される異例の場所となる。【佐々木隆史】

<開催方式の変更>

・1日当たりの総観客数を約2500人と縮小(通常は約1万1000人)

・すべての4人マス席を1名ずつで利用

・イス席は横に3席空け、前後は互い違いにする

・タマリ席(維持員席含む)はなし

・通路側のマスは不使用

・接触を伴うファンサービスを中止

・アルコール類の販売中止。食事の販売も最小限

・観戦後は時間差退場

・初日前日の土俵祭りは無観客開催。力士の参加もなし

・密になる可能性がある関連イベントは中止

・開場時間を13時に変更

<入場客への観戦予防策>

・マスク着用、入場時の手指消毒を義務付け

・声援自粛、拍手推奨

・入場時に検温し、37・5度以上の場合は入場を断る

・もぎりでの取組表と消毒液は、入場客自身が取る

・全員にミニ消毒液を配布

・飲酒禁止

・感染者が発生した場合に備え、入場券半券の14日間保管や接触確認アプリへの登録を促進

<協会員への主な感染予防策>

・支度部屋でもマスクを着用。準備運動時も

・支度部屋ではアクリル板で各関取の間を仕切る

・支度部屋での滞在時間を短くするため髪結いは部屋で極力行う

・花道奥では足元シールを張り密集を避ける

・取組を行う力士は支度部屋を出たらマスクを外し、取組後は支度部屋に入る際に新しいマスクをつける

・相撲教習所を十両の支度部屋とし、幕内、十両、付け人による密集を防ぐ

◆日程 ▽14日 御免札立て▽17日 取組編成会議▽18日 土俵祭(役員、審判部のみの出席で非公開)▽19日(初日)新序出世披露(春場所で披露できなかった者が対象)▽26日(8日目)新序出世披露(7月場所新弟子検査合格者)※通常、初日2日前に行う宿禰神社例祭は中止、初日前日の優勝額贈呈式は延期

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今も実感沸かぬ大横綱の死/記者が振り返るあの瞬間

元横綱千代の富士の九重親方死去を報じる16年8月1日付の本紙1面

<スポーツ担当記者 マイメモリーズ>(28)

政府の緊急事態宣言が延長され、スポーツ界も「自粛」状態が続いている。日刊スポーツの記者が自らの目で見て、耳で聞き、肌で感じた瞬間を紹介する「マイメモリーズ」。サッカー編に続いてオリンピック(五輪)、相撲、バトルなどを担当した記者がお届けする。

  ◇   ◇   ◇ 

暑く、長い夏の1日だった。16年7月31日。元横綱千代の富士の九重親方が亡くなった。その日は、夏巡業取材で大阪から岐阜市内へ日帰りで出張していた。仕事を終えて夕方の新幹線でのんびり帰阪していると、デスクから携帯電話に一報が入った。

「九重親方が亡くなったようだ。福井に行ってくれるか」

えっ…。しばし、絶句した。親方は都内の病院で亡くなったが、力士や親方衆一行は岐阜からバスで次の巡業先の福井市へ向かっていたため、そこで関係者を取材してほしいということだった。新大阪駅に着いたのは午後6時ごろ。自宅まで着替えを取りに行く時間などない。慌てて特急サンダーバードに乗り換え福井へ向かった。午後8時過ぎに着くと、駅前のホテル周辺で関係者を捜し回った。

取材していて、動悸(どうき)が収まらなかった。昭和49年生まれの記者にとって“大横綱”といえば、千代の富士だった。筋骨隆々の体で豪快につり出し、上手投げで勝ち続ける姿は、ヒーローそのもの。子供のころ、狭い家の中で父親と相撲を取る時は、ベルトを前みつ代わりに引きつけて頭をつけ、千代の富士になりきっていた。記者になってから関係者の紹介で食事をした際は「俺は日刊が嫌いなんだ!」と言われてビビリまくったが、マッコリをたくさん飲むと笑ってくれた。そして、ひとたび相撲の話になると現役時代のような鋭い眼光に戻り、言った。「三役が大関を、大関が横綱を目指すなら、もっともっと稽古をやらないと。『もっと』じゃないよ。もっともっと、だ」。少し前まで熱く語っていた“大横綱”が死ぬなんて、信じられなかった。

その夜は結局、午後11時過ぎまで取材を続け、元大関栃東の玉ノ井親方や、豪栄道らから思い出話を聞いた。翌8月1日は1~3面と芸能面で死を悼む記事が掲載されたが、紙面を見ても亡くなった実感は湧かなかった。4年の歳月が流れた今も同じだ。テレビで見た現役時の勇姿も、一緒に飲んだ時の笑顔も、「もっともっと、だ」と力を込めた険しい顔も、すぐによみがえってくる。心の中で生き続けるとは、こういうことなのか。横綱千代の富士が、教えてくれた気がする。【木村有三】

現役時代の横綱千代の富士

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小結から平幕降下の遠藤は東の前頭筆頭に/新番付

春場所5日目で土俵入りする遠藤(2020年3月12日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

【降下】

〈三役から平幕〉

遠藤(29=追手風)西小結→東前頭筆頭

北勝富士(27=八角)東小結→西前頭5枚目

〈幕内から十両〉

明生(24=立浪)東前頭17枚目→東十両筆頭

栃煌山(33=春日野)西前頭10枚目→西十両2枚目

東龍(32=玉ノ井)東前頭16枚目→東十両3枚目

大奄美(27=追手風)西前頭17枚目→東十両4枚目

剣翔(28=追手風)東前頭15枚目→西十両7枚目

〈十両から幕下〉

矢後(25=尾車)東十両10枚目→西幕下筆頭

朝玉勢(26=高砂)西十両12枚目→東幕下2枚目

友風(25=尾車)西十両13枚目→西幕下11枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

〈幕下〉

西大司→西太司(さいだいじ=入間川)

〈序二段〉

阿蘇錦→阿蘇ノ山(あそのやま=境川)

三森→毅ノ司(きのつかさ=入間川)

大村→筑零扇(ちくれいせん=陸奥)

大國旭→吉澤(よしざわ=中川)

〈序ノ口〉

深沢→欧深沢(おうふかさわ=鳴戸)

掛野→須崎(すざき=大嶽)

小嶺→千代大聖(ちよたいせい=九重)

池田→玉の星(たまのほし=片男波)

高須→■須(たかす=田子ノ浦)(■は高の上の口の縦棒を上下に延ばす)

八木→家島(いえしま=山響)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

大成道喜悌→大成道勝(だいせいどう・まさる=木瀬)

宮乃富司峻氏→宮乃富司峻史(みやのふじ・たかし=入間川)

西大司幸平→西太司康平(さいだいじ・こうへい=入間川)

大村玄之輔→筑零扇源造(ちくれいせん・げんぞう=陸奥)

【退職(年寄)】

荒汐崇司(元大豊)

【引退】

若一郎、春日岫、照樹、琴乃島、刃力、錣炎奨、福ノ富士

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照ノ富士は序二段降下から初の幕内返り咲き/新番付

春場所の照ノ富士(2020年3月16日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

大関経験者が歴史的な返り咲きを果たした。先場所、東十両3枚目で10勝5敗の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、東前頭17枚目で再入幕した。幕内復帰は18年初場所以来、14場所ぶり。両膝のケガによる手術、糖尿病を克服した照ノ富士は、元幕内力士が序二段まで降下した後、幕内復帰を果たした史上初の力士になった。

うれしい新入幕は琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)。佐渡ケ嶽部屋からは先場所の琴ノ若(22)に続くもので、千葉県出身では、その琴ノ若に続き戦後24人目となった。

照ノ富士以外の再入幕は3人で、若隆景(25=荒汐)は3場所ぶり、琴恵光(28=佐渡ケ嶽)と琴勇輝(29=同)は、ともに2場所ぶりの幕内復帰となった。

十両昇進はいずれも再十両で、朝弁慶(31=高砂)は12場所ぶり、富士東(33=玉ノ井)は19場所ぶり、千代ノ皇(28=九重)は9場所ぶりの関取復帰を果たした。

夏場所は、通常通りなら5月22日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。24日の初日を迎える(いずれも未定)。

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再十両目指す豊ノ島黒星「圧力に負けた」再び星五分

富士東(手前)に寄り切りで敗れる豊ノ島(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇7日目◇14日◇エディオンアリーナ大阪

再十両を目指す東幕下2枚目の豊ノ島(36=時津風)が、再び星を五分に戻された。

2勝1敗同士で迎えた4番相撲の相手は、幕内上位経験者で西幕下3枚目の富士東(32=玉ノ井)。関取時代は3勝1敗と決して分の悪い相手ではなかった。この日も、もろ差し狙いで当たった後、突き放されたが左を入れ胸を合わせた。だが、右をこじ入れようと強烈に絞ったが、相手も封じるのに必死だった。そんな攻防の末、差し手争いに負けると、右は上手も取れず上体を浮かされた。差していた左も上手を十分に引きつけられ、さらに起こされる。圧力をかけられると、反撃のチャンスをつかめないまま、東土俵に寄り切られた。

これで星は2勝2敗。相手の攻め方にお手上げの状態で「(右が)入りかけたけど向こうは左四つ、右上手を取ってからの攻めを辛抱強くやってた。(相手の左下手を)切りに行ったけど、いい所に手が入らなかった」と得意のもろ差し狙いが、かなわなかった場面を振り返った。

「向こうの圧力に負けました」。終わったことは仕方ない。1番の重みが、関取以上に増すと言われる1場所7番の幕下上位。関取復帰に最低条件となる4勝=勝ち越しに向けて「2勝2敗なので頑張ります」と切り替えを自らに言い聞かせるようだった。

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翠富士5勝目で新十両確実、来場所へ体重増を誓う

翠富士(右)ははたき込みで富士東を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇14日目◇25日◇東京・両国国技館

静岡県焼津市出身の東幕下2枚目翠富士(23=伊勢ケ浜)が、新十両昇進を確実にした。7番相撲で西幕下7枚目富士東(32=玉ノ井)をはたき込んで5勝目。

「(6番相撲で)勝ち越して周りには『(昇進)おめでとう』といじられたけど、まだ分からないので、あと1番と思っていた」。今場所使用していたさがりは、兄弟子の大関経験者、十両照ノ富士から譲り受けたもの。身長171センチの小兵は「今場所で決めたかったので良かった。(来場所に向けて)もっと体重を増やしていきたい」と意気込んだ。

富士東(左)の攻めに耐える翠富士(撮影・河田真司)
記者の質問に答える翠富士(撮影・河田真司)

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豊山が5場所連続勝ち越し「今年はやらなきゃ」

豊山(左)は、東龍を押し出しで破り8勝目

<大相撲初場所>◇10日目◇21日◇東京・両国国技館

新潟市出身で西前頭9枚目の豊山(26=時津風)は東龍(32=玉ノ井)と対戦。押し出しで8勝目を挙げ、5場所連続勝ち越し。

豊山は「ホッとした。今年は覚悟というかやらなきゃいけない思いがある。(優勝争いは)いけるところまでついていって狙っていきたい」。貴景勝、輝とともに2敗で、1敗の徳勝龍、正代を追っている。今日22日は9勝目をかけ松鳳山と対戦する。

支度部屋で記者の質問に答える豊山(撮影・小沢裕)

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霧馬山が新入幕、魁30場所ぶりの十両復帰 新番付

霧馬山(2019年7月7日撮影)

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(12初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

先場所、西十両5枚目で11勝4敗(優勝同点)の好成績を収めた霧馬山(23=陸奥)が、待望の新入幕を果たした。陸奥部屋からは08年夏場所の白馬(元小結)以来で、モンゴル出身では今年春場所の大翔鵬(25=追手風)以来26人目、外国出身では49人目の新入幕となった。再入幕は5人。東龍(32=玉ノ井)は2場所ぶり、勢(33=伊勢ノ海)は5場所ぶり、栃煌山(32=春日野)は2場所ぶり、魁聖(33=友綱)は3場所ぶり、徳勝龍(33=木瀬)は4場所ぶりの、それぞれ幕内返り咲きを果たした。

十両昇進は、いずれも復帰の5人。大関経験者の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は10場所ぶり、小結経験者の千代鳳(27=九重)は13場所ぶりの十両復帰。三役経験者のこの2人は、三段目以下陥落後に十両復帰を果たしたが、これは18年秋場所の常幸龍(31=木瀬)以来の復活劇となった。朝玉勢(26=高砂)は2場所ぶり、美ノ海(26=木瀬)は4場所ぶりの再十両。魁(33=芝田山)は15年初場所以来、30場所ぶりの十両復帰となったが、これは史上4位のスロー復帰となった(1位は浜錦の39場所ぶり)。

初場所は、来年1月10日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。12日の初日を迎える。

勢(2019年11月12日撮影)
魁(2015年1月14日撮影)

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東龍が十両V 4人トーナメントで勢、魁聖に勝利

十両優勝の東龍(撮影・小沢裕)

<大相撲九州場所>◇千秋楽◇24日◇福岡国際センター

十両優勝は東龍(あずまりゅう、32=玉ノ井)11勝4敗。3番連続の戦いを制した。

本割で水戸龍、11勝で並んだ4人によるトーナメントでは勢、魁聖に勝利。魁聖には10日目に敗れていたが「まわしを取れば何とかなるやろ」と、自信を持って臨んだ。九州情報大出身で“準ご当所”の場所。

「大学から応援してくれた人もいる。絶対勝ってやろうと気合が入っていた。良かった」と、初めての各段優勝に笑みを浮かべた。

◆東筆頭 本名・サンドゥイジャブ・トドビレグ。モンゴル・ゴビアルタイ出身。08年九州場所初土俵。191センチ、160キロ。右四つ、寄り。

魁聖を上手投げで破り十両優勝を決めた東龍(撮影・今浪浩三)

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照ノ富士“10戦全勝”東京五輪前に「幕内上がる」

時津風部屋で出稽古した照ノ富士

大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)を、西幕下10枚目で迎える大関経験者の照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が、好調をアピールした。

この日は、部屋の関取衆らとともに部屋がある福岡・太宰府市から福岡・志免町に足を運び時津風部屋で出稽古。西前頭9枚目の豊山(26=時津風)、同10枚目の正代(28=同)、同14枚目の錦木(29=伊勢ノ海)と東十両筆頭の東龍(32=玉ノ井)の関取衆4人を相手に6連勝後、1回の“休憩”を挟み4連勝。10戦全勝で、順調なケガの回復ぶりと、精神面の充実さをうかがわせた。

両膝のケガ、内臓疾患で大関陥落から2年。4場所連続全休などで番付を序二段まで落としたが、復帰から7戦全勝、3場所連続6勝1敗で、関取復帰が見えてきた。今場所後の再十両昇進には、7戦全勝が求められハードルは高いが「4場所で幕内に戻って(東京)オリンピック前には幕内に上がりたい」と高い目標を掲げた。

時津風部屋での出稽古で言葉を交わす鶴竜(右)と照ノ富士

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栃ノ心は好調 大関復帰へ意欲「思い切り取れる」

出稽古に来た御嶽海と相撲を取る栃ノ心(右)(撮影・佐藤礼征)

大相撲九州場所(11月10日初日)で2度目の大関復帰が懸かる関脇栃ノ心(32=春日野)が31日、福岡市の部屋で稽古を行った。

出稽古に来た関脇御嶽海らと申し合いを行い、得意の右四つ、左上手の形で計15番を9勝。御嶽海をつり上げる怪力ぶりも披露した。

この日の福岡市は快晴で、天候によって状態が左右される古傷の右膝も好調。「こういう日はいいね。体の動きも悪くない。(本場所も)膝がどれだけ頑張ってくれるかだと思う」と上機嫌に話した。

栃東(現玉ノ井親方)以来の大関再復帰を目指す九州場所は10日後に迫った。「気持ちの方は大丈夫。上(大関)のときの方が『負けたくない』とプレッシャーがある。思い切り取れると思うよ」と、リラックスした様子で話した。

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栃ノ心は西関脇、豊ノ島、貴源治、栃煌山ら十両降格

大関栃ノ心(2019年1月16日)

日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。降下、改名、引退などの力士、年寄は以下の通り。

【降下】

<大関から三役>

栃ノ心(32=春日野)東大関から西関脇

<幕内から十両>

東龍(32=玉ノ井)西前頭15枚目→東十両筆頭

栃煌山(32=春日野)西前頭16枚目→東十両2枚目

貴源治(22=千賀ノ浦)東前頭17枚目→東十両6枚目

豊ノ島(36=時津風)西前頭14枚目→西十両8枚目

<十両から幕下>

朝玉勢(26=高砂)東十両14枚目→東幕下2枚目

貴ノ富士(22=千賀ノ浦)西十両5枚目→西幕下5枚目

千代の海(26=九重)西十両11枚目→東幕下6枚目

青狼(31=錣山)東十両12枚目→西幕下6枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<十両>

琴手計→琴勝峰(ことしょうほう=佐渡ケ嶽)

<三段目>

越錦→越乃花(えつのはな=立浪)

<序二段>

小浜海→佐田の龍(さだのりゅう=境川)

森田→雅(みやび=二子山)

塩谷→木瀬ノ海(きせのうみ=木瀬)

上田→藤乃波(ふじのなみ=藤島)

海波→瑞光(ずいこう=立浪)

<序ノ口>

光内→土佐緑(とさみどり=阿武松)

大国旭→大國旭(おおくにあさひ=中川)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

琴手計富士紀→琴勝峰吉成(ことしょうほう・よしなり)

越錦政虎→越乃花友弥(えつのはな・ともや)

光内洸太→土佐緑清太(とさみどり・きよた)

【年寄襲名】

嘉風→中村

誉富士→楯山

【退職(年寄)】

理事・音羽山広生(前阿武松、元関脇益荒雄)

参与・武隈敏正(元前頭蔵玉錦)

【死亡】

副理事・井筒好昭(元関脇逆鉾)

【引退】

入江、佐田ノ里、武蔵國、春日国、藤大成、明石隆、大喜鵬、天司、鬨龍、若佐竹、駿河富士、琴隅田、福轟力

豊ノ島(2018年9月14日)
栃煌山(2016年9月11日撮影)

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千代の国、全勝に王手 完璧な内容で無傷の6連勝

巨東(左)を突き出しで破る千代の国(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

幕内経験者の西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、無傷の6連勝で全勝に王手をかけた。6番相撲で西三段目筆頭巨東(29=玉ノ井)を押し出し。立ち合いから回転の速い突っ張りで攻め立てた。

相手の巨東とは06年夏場所初土俵の同期入門。「ちょっと緊張しましたね。同期生で仲もいいからちょっと意識した」と、苦笑いを浮かべながら打ち明けた。まわしに触れさせない完璧な内容にも「一番一番の積み重ねなので」と、白星黒星に一喜一憂せず話した。

7番相撲では大関経験者で東幕下27枚目照ノ富士(27=伊勢ケ浜)と全勝同士の対戦が予想される。場所中も毎日稽古場に降りて体を動かし、相撲を取るなど精力的。「相撲を取れるのがうれしいです」と、かみしめるように話した。

記者の質問に答える千代の国(撮影・河田真司)

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貴源治「いい方向に向かえば」長いトンネル抜け初日

東龍を押し出しで下した貴源治(右)は懸賞を手にする(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇4日目◇11日◇東京・両国国技館

東前頭17枚目貴源治(22=千賀ノ浦)が、先場所からの連敗を13で止めた。

西前頭15枚目東龍(32=玉ノ井)との顔合わせで、1度つっかけて2度目の立ち合い。勢いよく踏み込んで突き放すと、浅く左をのぞかせ最後は押し出した。「引かれて負けてもしょうがないながら、やれるだけのことをやった」。先場所は10連敗で終わり、今場所は初日から3連敗。長いトンネルから抜け出し「(この1勝が)いい方向に向かえばいい。まだ始まったばかりなので」と、汗をぬぐってうなずいた。

東龍(右)を押し出しで破る貴源治(撮影・中島郁夫)

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