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白鵬の内弟子炎鵬が巡業初参加「いい形で来られた」

ぶつかり稽古で安美錦(右)に胸を借りる白鵬の内弟子の炎鵬(撮影・佐々木隆史)


 大相撲の秋巡業が14日、金沢市で行われ、ご当所で横綱白鵬の内弟子の三段目炎鵬(22=宮城野)が、巡業に初参加した。

 今春に金沢学院大を卒業するまで金沢で育った炎鵬は「半年前まで自分が見てた場所に、今こうやっているとは思わなかった。3場所連続優勝もしていい形で来られた」と感動した。

 朝稽古では、幕下以下の力士らによる申し合い稽古に参加したが「初めは緊張した。(関取らへの)あいさつとかもあってあまり身に入らなかった」と浮足立っていたという。しかし、序ノ口デビューした夏場所から3場所連続で優勝した実力を買われ、小結玉鷲、十両安美錦にぶつかり稽古で指名されるなど注目度は高い。さらに関脇嘉風から「『お前とやりたいからすぐに上がってこい』と言われた。憧れの存在なのでうれしい」と目を輝かせた。

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貴景勝「たまたま勝っただけ」殊勲賞も課題を自覚

貴景勝(左)は突き出しで玉鷲を下し引き揚げる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館


 貴景勝が同じ押し相撲の玉鷲に、押し勝って突き出した。

 今場所は横綱、大関を破る活躍で初の殊勲賞も「たまたま勝っただけ」と喜びはない。来場所で番付を上げることは濃厚だが、前頭筆頭だった名古屋場所は5勝10敗とはね返された。それだけに「もっと全体的に磨かないといけない。勝てる相撲は何番もあった。来場所に向けて精神面も鍛える」と気を引き締めた。

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日馬富士、8勝目にも「横綱の勝ち越しは10番」

<大相撲秋場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館


 横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が玉鷲を寄り切りで下し、8勝4敗として勝ち越しを決めた。

 隙のない取り口だったが「横綱の勝ち越しは10番(10勝)。あと3日をしっかり取らないとね」と表情は緩めず。ただ、優勝争いトップを走る大関豪栄道が敗れ、2敗となり、2差の後続が自分を含めた4敗力士になったことを知ると「え? 3敗は?」と報道陣に逆取材。そして「勝負事はどうなるかわからないからね」と話した。

 千秋楽は豪栄道との対戦が確実なだけに、今後の展開次第で逆転Vの可能性はさらにふくらむ。白鵬、稀勢の里、鶴竜の休場で1人横綱となり、4個の金星を配給。苦しみ抜いた男にも、光が見えてきた。

玉鷲(左)を寄り切りで破る日馬富士(撮影・鈴木正人)

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大混戦!豪栄道2敗目、4敗で10人追う 秋場所

松鳳山に、はたき込みで敗れた豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館


 大関豪栄道(31=境川)が、前頭4枚目松鳳山にはたき込まれ2敗目を喫した。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、小結玉鷲(32=片男波)を寄り切って8勝4敗とし、勝ち越した。

 3敗で追う3力士も敗れた。前頭3枚目千代大龍(28=九重)は、前頭筆頭琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に突き落とされた。前頭9枚目貴ノ岩(27=貴乃花)も同14枚目隠岐の海の突き落としを食らって4敗目。同16枚目朝乃山(23=高砂)も同9枚目荒鷲(31=峰崎)に寄り切られた。

 前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)は、同7枚目千代の国(27=九重)を寄り切り8勝目で勝ち越しを決めた。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は同12枚目大翔丸(26=追手風)を寄り切って連敗脱出し3勝9敗とした。同14枚目遠藤(26=追手風)は、同12枚目佐田の海を下手投げで下し勝ち越した。

 12日目を終え2敗で豪栄道、3敗はおらず、4敗で日馬富士、嘉風、琴奨菊、千代大龍、阿武咲、大栄翔、荒鷲、朝乃山、貴ノ岩、遠藤が追う展開となった。

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千代大龍3敗悔し…報道陣避け支度部屋の外へ直行

<大相撲秋場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館


 勝っても負けても冗舌だった西前頭3枚目の千代大龍(28=九重)の口が、重くなった。

 過去6勝2敗と合口の良い小結玉鷲(32=片男波)に押し出されて3敗目を喫した。トップを走る大関豪栄道(31=境川)と2差がついて、優勝争いから1歩後退。普段は支度部屋の上がり座敷に座って結い直すまげも風呂場で行い、報道陣を避けるように裏手で浴衣に着替えた。

 しばらくして姿を見せたが、そのまま支度部屋の外へ直行。寄ってきた報道陣に目をやると突然、階段を猛ダッシュした。登り切ったところで少しだけ笑いながら「今日はひと言。『相手が強かった!』。おしまい!」とだけ言い残して両国国技館を後にした。

 これまで優勝争いについては「優勝なんて夢のまた夢」「顔じゃない(分不相応)っすよ」と意に介していなかったが、やはりここにきての負け…しかも、同じ押し相撲の力士に負けたことは、よっぽど悔しかったようだ。

千代大龍(左)は押し出しで玉鷲に敗れる(撮影・小沢裕)

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豪栄道が1敗守る、3敗に千代大龍ら3人 秋場所

御嶽海を寄り切りで破った豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館


 単独トップの大関豪栄道(31=境川)が1敗を守った。立ち合いで関脇御嶽海(24=出羽ノ海)の両前回しを引いて一気に寄り切った。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭6枚目逸ノ城(24=湊)を上手出し投げで下し7勝4敗とした。

 2敗で追っていた前頭3枚目千代大龍(28=九重)は、小結玉鷲(32=片男波)に押し出されて1歩後退した。

 旋風を巻き起こしていた前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)は、小結栃煌山(30=春日野)に押し出されて3連敗となり7勝4敗となった。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は同14枚目隠岐の海(32=八角)に押し倒されて7連敗で2勝9敗となった。前頭14枚目遠藤(26=追手風)は、同9枚目荒鷲(31=峰崎)の変化にも動じず寄り切って7勝4敗とした。

 11日目を終わって1敗は豪栄道、2敗はいなくなり、3敗で千代大龍、前頭9枚目貴ノ岩(27=貴乃花)同16枚目朝乃山(23=高砂)の3人が追っている。

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豪栄道が昨秋の感動再現へ「まっしぐら」自伝も出版

玉鷲を破って1敗を守って引き揚げる豪栄道(撮影・丹羽敏通)

<大相撲秋場所>◇8日目◇17日◇両国国技館


 大関豪栄道(31=境川)がトップタイで中日を折り返した。不戦敗を含む4連敗中だった小結玉鷲を、立ち合いから一気に寄り切り、1敗を守った。13日目の22日に子供向けに初の自伝を出版。3横綱2大関不在の中、土俵内外で奮戦し、存在感を見せつける。

 しょっぱさのかけらもない。豪栄道が連敗中だった玉鷲を、立ち合いからもろ差しであっという間に寄り切った。「しっかり受け止めることだけ考えた。中に入りたかった」。全勝優勝した昨年秋場所は右四つから「理想」と自画自賛する内容で寄り切った。会心具合は、1年前の再現だ。

 優勝争いを引っ張り、土俵外でも相撲普及に一役買う。小学校からの半生をつづった初の自伝本「すもう道まっしぐら!」が集英社みらい文庫編集部から出版される。同文庫は男子向けが中心。豪栄道が1年前の秋場所で全勝優勝を飾ると、当時不在だった「日本人横綱誕生という期待をこめて」(担当者)白羽の矢を立てた。

 豪栄道は「何で俺なんかなと思った」と照れながら「小学生向けだし、相撲に興味をもってもらえれば意味があるかな。しょっぱい成績じゃ寒い本になる。いい相撲を取って、成績をちゃんと残さないとね」。発売日は終盤13日目。その時、2度目の賜杯が目前に迫っていれば、最高のタイミングだ。「まだ7日ある。自分のやることをしっかり決めて、集中したい」。子どものお手本になるような、一本気な姿を見せつける。【加藤裕一】

 ▼八角理事長(元横綱北勝海)のコメント

 「この2日間だけを見れば豪栄道が優勝争いを引っ張る感じだが(それまでを含め)相撲内容を見るとそう感じさせない。張り差しも、下位にはごまかせても上位にはどうか。後半戦に横綱、大関が良くなることを期待したい」。

 ▼幕内後半戦の二所ノ関審判長(元大関若嶋津)のコメント

 「豪栄道はいっぺんに持っていく相撲で良くなってきた。日馬富士はまだ1人横綱の責任感で硬さが出ている。ただ3敗も優勝圏内。横綱、大関が頑張ってほしい」。

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豪栄道1敗守り中日首位「15日トータルですから」

1敗を守った豪栄道は引き締まった表情で引き揚げる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇8日目◇17日◇東京・両国国技館


 大関豪栄道(31=境川)が小結玉鷲を寄り切り、7勝1敗。トップタイで中日を折り返した。昨年11月の九州場所から3月春場所の不戦敗を含めて4連敗中の相手を力強い立ち合いからもろ差しにし、一連の流れで土俵外へ運んだ。

 今場所最速とも言える取り口を「あまり無理に一気にならないよう気をつけた」と振り返る。イメージ通りの内容に満足そうだ。7連勝は全勝で初の賜杯を手にした昨年9月秋場所以来だが、気の緩みは一切ない。「まだ7日ある。場所は15日トータルですから。また明日から一番一番を大事にとっていきたい」と表情を引き締めた。

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豪栄道、阿武咲ら1敗キープ、日馬富士5勝 秋場所

玉鷲を破って1敗を守って引き揚げる豪栄道(撮影・丹羽敏通)

<大相撲秋場所>◇8日目◇17日◇東京・両国国技館


 中日を終え、大関豪栄道(31=境川)ら3人が1敗で並んだ。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭2枚目の碧山(31=春日野)を下し5勝目を挙げた。

 かど番の豪栄道は、小結玉鷲(32=片男波)を寄り切って7勝1敗とした。

 1敗で並んでいた平幕3人は、前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)が前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を引き落としで破り7勝目。同12枚目大翔丸(26=追手風)は、同10枚目豪風(38=尾車)をはたき込みで破り1敗をキープ。同11枚目大栄翔(23=追手風)は、同14枚目隠岐の海(32=八角)に敗れ後退した。

 人気力士の前頭10枚目石浦(27=宮城野)は、同7枚目千代の国(27=九重)にはたき込まれ6敗目。同14枚目の遠藤(26=追手風)は、同11枚目千代丸(26=九重)を寄り切って5勝3敗とした。

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日馬富士2連敗、北勝富士は2個目の金星 秋場所

北勝富士に寄り切りで敗れた日馬富士(撮影・山崎哲司)

<大相撲秋場所>◇4日目◇13日◇東京・両国国技館


 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が2連敗を喫した。前頭2枚目北勝富士(25=八角)を土俵際まで押し込んだが、回り込まれて寄り切られた。2勝2敗となった。北勝富士は2個目の金星を挙げ、3勝目を挙げた。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、左へ変化して前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を押し出し3勝目を挙げた。

 やはりかど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目阿武咲(21=阿武松)に引き落とされて3敗目を喫した。阿武咲は4連勝を飾った。

 3日目に日馬富士を倒した前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、関脇嘉風(35=尾車)に右からの小手投げで勝って連勝を4に伸ばした。

 関脇御嶽海(24=出羽ノ海)は、行司差し違えで小結玉鷲(32=片男波)に押し出され1勝3敗となった。

 前頭10枚目石浦(27=宮城野)は、同11枚目千代丸(26=九重)を下から下から攻めて寄り切り2勝2敗とした。

 同14枚目の遠藤(26=追手風)は、同15枚目豊山(23=時津風)との激しい突っ張り合いから引き落として3勝1敗となった。

 4日目を終わって4連勝は琴奨菊、阿武咲、前頭3枚目千代大龍(28=九重)同9枚目貴ノ岩(27=貴乃花)同11枚目大栄翔(23=追手風)の平幕5人となった。

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阿武咲3連勝!初日から三役力士を撃破「体が動く」

阿武咲(右)は送り出しで玉鷲を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館


 東前頭3枚目の阿武咲(21=阿武松)が、小結玉鷲(32=片男波)を破った。頭で当たって下から押し込み、一瞬こらえられたところを左から出し投げ。相手はそのまま土俵外へ走り、送り出しの形となった。これで初日から両関脇の御嶽海、嘉風に続いて三役力士を撃破。「しっかり足を運べたので良かった。楽しんで相撲が取れていると思います」と振り返った。

 玉鷲は2日目の相撲で右足首をひねった。それでも休場は期待せず「出てくればいいなと思っていました」と阿武咲。迷いなく動き「強い人とやれるのは楽しいこと。より体が動く。ここで勝ったら会場が沸くんだろうなとか」と気持ちの強さを口にした。

 4日目は大関照ノ富士戦。「楽しみですよ」と静かに闘志を燃やしていた。

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高安までも…右太もも肉離れ休場「プチッといった」

車いすに乗せられた高安は痛めた右足を押さえて苦悶(くもん)の表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇2日日◇11日◇東京・両国国技館


 荒れる秋が大荒れになった。大関高安(27=田子ノ浦)が小結玉鷲に初黒星を喫した際、右太ももを負傷した。肉離れで、関係者によると休場を決断。高安の休場は15年秋場所以来2度目になる。西前頭4枚目の宇良も平幕貴景勝に突き倒された際に右膝を痛めた。3横綱不在の中、実力と人気の屋台骨を支える2人が負傷し、相撲協会にとって弱り目にたたり目となった。三役以上の全勝は横綱日馬富士1人となった。

 まさか、高安までも-。昭和以降、初めて3横綱が初日から休場した今場所。優勝争いの期待が懸かった大関も、負の連鎖にのみ込まれた。都内の病院で右太ももの肉離れと診断された。関係者によると、やむなく休場を決断したという。

 防戦一方の相撲だった。2連敗中の玉鷲に押し出されて、左半身となって右足を俵にかけた。その粘りが負担を掛けた。土俵を割ると、初黒星に館内からはため息が上がった。だが、なかなか中に戻れず、戻っても足を引きずる姿によってすぐに、どよめきへと変わった。歩けずに付け人を呼び、車いすも求めた。「ブチッといった」「パーンと音がした」。そう漏らして右太もも内側をさすった。

 直行した診療所の帰りは、歩いて車に乗り込んだ。「そんなに悪くない。大丈夫」と弱音は吐かず、打ち出し後は8日に急逝した世話人の友鵬さんの通夜のため、東京・江東区の大嶽部屋へと向かっていた。だが、その後に向かった病院で、重傷であると診断された。電話で話した師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「やったばかりなので、明日の朝の様子を見て決めたい」と言葉を濁したが、半身で残す姿に「一番悪いくせが出た」と指摘した。

 3横綱と1大関の休場は99年春場所の若乃花、貴乃花、曙の3横綱と大関千代大海以来18年半ぶりとなる。公傷制度が廃止された04年初場所以降、最多の幕内5力士が不在で始まった今場所。そこに期待の大関までも…。荒れる秋場所は、一向に晴れる気配がない。【今村健人】

 ◆八角理事長(元横綱北勝海)の話 高安はどこを痛めたか(が問題)だ。玉鷲を、うまくつかまえようとしたが押し勝つぐらいの気持ちが欲しかった。ケガばかりは仕方がない。ケガをしない体作りは本人しかできない。日々の鍛錬が必要。荒れている(場所だ)が日馬富士はいい緊張感を崩さずにやってほしい。

 ◆幕内後半戦の二所ノ関審判長(元大関若嶋津)の話 自分もやったことがあるが、大きいの(筋肉)を切っていたら時間がかかる。優勝候補として一番、期待していただけに心配だ。

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たんこぶ男松鳳山が2連勝「男前になったな」と師匠

10日、玉鷲との取組で左目を腫らす松鳳山

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 東前頭4枚目の松鳳山(33=二所ノ関)が、小結栃煌山(30=春日野)を寄り切り、2連勝とした。突き押しからもろ差しになる得意の形で完勝。動きの良さを示した。

 初日の玉鷲戦で左目の上を大きく腫らせた。この日もどす黒く膨らんだままだが「全然大丈夫っす。朝の稽古は怖かったし、見えにくかったけど、だいぶよくなった」と前向き。前日の取組後、車で迎えに来た妻のあいさんが氷を用意してくれて、冷やしながら帰路に就いたという。

 「今日、昼寝の時、息子が『パパ大丈夫?』って触ってきた。師匠には『男前になったな』と言われました」と笑っていた。

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高安肉離れか!玉鷲戦で右脚痛め車いすで診療所直行

車いすに乗せられた高安は痛めた右足を押さえて苦悶(くもん)の表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 大関高安(27=田子ノ浦)が右脚を痛めた。小結玉鷲に押し出されて初黒星を喫した際に負傷。花道を歩くことができず、車いすに乗って引き揚げ、そのまま相撲診療所に直行した。

 診断後は迎えの車まで歩いたが、審判長だった二所ノ関親方(元大関若嶋津)に状態を聞かれると「肉離れです。靱帯(じんたい)は、いっていなかった」と説明。「そんなに悪くない。大丈夫」と話したが、3日目の出場については「しっかり検査しないといけない」と話すにとどめた。

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日馬富士2連勝、高安、照ノ富士ら黒星 秋場所

玉鷲(手前)に押し出しで敗れる高安(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を下手投げで下し2連勝を飾った。

 初日白星の大関高安(27=田子ノ浦)は、小結玉鷲(32=片男波)に押し出され、ともに1勝1敗となった。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、前頭2枚目の北勝富士(25=八角)を押し出して初日を出した。同じくかど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に寄り切られ連敗を喫した。

 人気力士の前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、同5枚目貴景勝(21=貴乃花)に突き倒され1勝1敗。貴景勝は2連勝。同10枚目石浦(27=宮城野)は同11枚目大栄翔(23=追手風)にはたき込まれ1勝1敗。同14枚目の遠藤(26=追手風)は、初日に幕内初白星をあげた同16枚目朝乃山(23=高砂)をはたき込み1勝1敗とした。

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3横綱休場の大相撲秋場所初日、高安勝ち11・9%

高安は懸賞金の束を手に引き揚げる(撮影・小沢裕)

 10日にNHK総合で放送された大相撲秋場所初日(午後5時7分から53分間)の世帯平均視聴率(関東地区)が11・9%だったことが11日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 大相撲秋場所は、白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱がそろって休場する事態の中で初日を迎えた。三役以上の役力士、小結玉鷲、関脇嘉風、関脇御嶽海、大関照ノ富士、大関豪栄道が5連敗という荒れる展開となったが、人気者の大関高安は平幕栃ノ心を圧倒して押し出し、白星発進した。

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松鳳山たんこぶで男前に?取り組み自賛し余裕みせた

玉鷲との取組で左目を腫らす松鳳山(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 東前頭4枚目の松鳳山(33=二所ノ関)が、左目の上を大きく腫らした。

 小結玉鷲(32=片男波)を引き落としたが、取組中に相手の頭が左まゆ付近に激突。支度部屋に戻って風呂から上がると、ぷっくり膨れ上がった。

 「やってる最中に当たったのが分かりました。『ボン』って。(鏡を見ると)男前になってましたね。りっぱな男前になりました」。痛みも訴えず、冗談を言う余裕もみせた。帰路に就く前には、相撲診療所に寄って治療を受けた。

 「目の上のたんこぶですね。初日にしては、いい相撲が取れてよかった」と前向きだった。

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日馬富士は初日に栃煌山、2日目に栃の心と/取組

初日&2日目の取組

 秋場所の取組編成会議が8日、東京・両国国技館で行われ、1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)は初日に小結栃煌山、2日目に平幕栃ノ心の挑戦を受ける。

 大関陣では高安が栃ノ心と玉鷲、かど番の豪栄道と照ノ富士はそれぞれ初日に琴奨菊と北勝富士、2日目は相手を入れ替え対戦する。3横綱のほか膝痛の碧山と右脚蜂窩(ほうか)織炎の佐田の海も休場、初日から幕内力士が5人も休むのは、謹慎処分除けば02年秋以来。公傷制度が廃止された04年初以降では最多となった。

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芝田山親方、秋場所は「三役と若手に期待したい」

「日本相撲史」の復刊記念トークショーに参加した右から、芝田山親方、文化放送・寺島尚正アナウンサー、相撲博物館・土屋喜敬学芸員

 大相撲の芝田山親方(元横綱大乃国)が5日、東京・中央区の銀座蔦谷書店で、「日本相撲史」の復刊を記念したトークショーに参加した。

 「日本相撲史」は、古代から大正までの相撲の歴史が記された本で、大正時代までの番付表や錦絵などが掲載されている。上・下の2巻セットで、重さは合わせて7キロと分厚く、読み応えのあるものとなっているという。

 しかし芝田山親方は「私はこの本は初めて見た。ソフトクリームとかパフェとかを食べながらこの本の話を聞きたいね」と“スイーツ親方”の顔をのぞかせて、観覧者の笑いを誘った。

 芝田山親方の現役時代の話で会場は盛り上がっていたが、話題は目前と迫った秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)に。司会者から注目の力士を問われると「横綱、大関というよりは三役かな。玉鷲とか、元大関の琴奨菊とか。若手で言うと、北勝富士とか阿武咲とか。若々しい力士が上位を揺るがすのに期待したいね。後は、あれだけ強い白鵬を誰がめったうちに出来るか。それも楽しみだね」。ケガで苦しむ4横綱と、かど番の2大関を尻目に、三役陣と上位の若手力士らが奮闘すると予想した。

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高安「幅広く試した」琴奨菊らと連合稽古13勝5敗

二所ノ関一門合同稽古で玉鷲(右)と激しい稽古をする高安(撮影・鈴木正人)

 初優勝を狙う大関高安は4日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋で実施された二所ノ関一門の連合稽古で小結玉鷲や琴奨菊らと精力的に18番取った。

 13勝5敗で内容にこだわった。得意のかち上げで圧倒することもあれば、若手の輝の突き、押しをあえて受けて残り腰を確認する場面もあった。

 「幅広く試した。やはり前に出ないと駄目。馬力のある稽古をしていく」と気合を入れた。

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朝乃山が新入幕!嘉風は最高齢で関脇昇進 新番付

朝乃山(2017年8月10日撮影)

 日本相撲協会は28日、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

 西十両5枚目だった7月の名古屋場所で、11勝を挙げた朝乃山(23=高砂)がただ一人、新入幕を果たした。名門・高砂部屋からは03年春場所の朝赤龍以来、約14年ぶりの新入幕で、番付は幕尻の東前頭16枚目。95年初場所の琴ケ梅を最後に、富山県出身の幕内力士は途絶えていたが、89年秋場所の駒不動以来、戦後5人目となる同県出身の新入幕を果たした。近大出身では13年名古屋場所の徳勝龍以来、9人目で、学生相撲出身では今年夏場所の豊山以来、91人目の新入幕となった。

 3場所連続で4人が就く横綱陣では、3場所連続40回目の優勝を目指す白鵬(32=宮城野)が、2場所連続で序列最高位の東正位に就いた。日馬富士(33=伊勢ケ浜)は西正位、2場所連続途中休場の稀勢の里(31=田子ノ浦)は東の2枚目、出場すれば進退をかけることになる鶴竜(32=井筒)は西の2枚目となった。

 高安(27=田子ノ浦)を除く2大関は、ともにかど番を迎えた。照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は今年春場所以来5度目、豪栄道(31=境川)は今年夏場所以来6度目で、ともに負け越すと大関陥落となる。

 9場所ぶりの関脇復帰を果たした嘉風(35=尾車)は、昭和以降生まれでは最高齢での関脇昇進となった。玉鷲(32=片男波)は4場所連続で在位した関脇から小結に陥落したが、三役は6場所連続となった。また栃煌山(30=春日野)は1年ぶりの小結復帰で、小結在位14場所は昭和以降、高見山(19場所)、安芸乃島(15場所)に次ぎ出羽錦と並ぶ3位になる。

 再入幕は、ともに2場所ぶりの復帰となる魁聖(30=友綱)と豊山(23=時津風)だった。

 新十両は2人。矢後(23=尾車)は、現師匠(元大関琴風)の部屋創設から9人目の関取輩出。また北海道出身力士では、14年名古屋場所の旭大星(27=友綱)以来、戦後77人目の新十両で、中大からは8人目、学生相撲出身では123人目の関取誕生となった。幕下付け出しデビューから所要2場所での新十両は、昭和以降1位タイ(12人目)のスピード昇進となった。大成道(24=木瀬)は現師匠(元前頭肥後ノ海)の部屋創設から11人目の関取輩出。青森県出身力士では15年初場所の阿武咲(21=阿武松)以来、戦後64人目の新十両昇進を果たした。

 再十両は3場所ぶり復帰の北■磨(きたはりま)(31=山響)と、4場所ぶり復帰の希善龍(32=木瀬)。ともに7度目の十両昇進で、これは最多の須磨ノ富士(8度)に次ぎ、男島、北桜、玉飛鳥と並ぶ史上2位となった。

 秋場所は、9月8日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。10日の初日を迎える。

※■は石ヘンに番

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白鵬39度目優勝!御嶽海が殊勲賞、碧山は敢闘賞

白鵬は優勝インタビューでファンの声援に応える(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)を寄り倒して14勝1敗、2場所連続39度目の優勝を飾った。13日目には通算勝利数で魁皇を抜き歴代単独1位に立った場所で花を添え、1050勝で締めた。

 星1つの差で白鵬を追っていた前頭8枚目碧山(31=春日野)は、小結嘉風(35=尾車)をはたき込んで13勝2敗。新入幕以来となる敢闘賞を受賞した。嘉風は9勝6敗。

 大関豪栄道(31=境川)は、新大関高安(27=田子ノ浦)にはたき込まれ、無念の負け越し。来場所かど番となった。高安は9勝6敗。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に押し出され、負け越しとなった。栃煌山は12勝3敗。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭6枚目阿武咲(21=阿武松)を押し出して9勝目。11日目には横綱白鵬を破り2場所連続2度目の殊勲賞を受賞した。阿武咲は10勝5敗。

 十両は大奄美(24=追手風)が11勝4敗で優勝した。

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宇良見られて負け越しも「全然違う」勝利締めへ闘志

玉鷲のはたき込みに敗れる宇良(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 宇良は玉鷲にはたき込まれ、自己最高位で臨んだ場所の負け越しが決まった。

 10日目の高安戦で右膝を痛め、そこから5連敗。玉鷲にしっかり見られての黒星を「いつも“見られる”形になるけど、いい時はこっちが(相手を)見ている。周りに“宇良が見ている”と思われるようにしたい」と振り返った。千秋楽は千代の国戦。「明日勝てば7勝8敗。(6勝9敗と)全然違います」。珍しく闘志をちらつかせた。

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白鵬1敗守った!39度目賜杯へ前進、2敗で碧山 

豪栄道をはたきこみに破る白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 13日目に通算勝利数で歴代単独1位に立った横綱白鵬(32=宮城野)が、大関豪栄道(31=境川)をはたき込んで13勝1敗とし、2場所連続39度目の優勝に向けて前進した。豪栄道は7勝7敗となり、千秋楽に勝ち越しを懸ける。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、新大関高安(27=田子ノ浦)をとったりで下し11勝目を挙げた。日馬富士は幕内勝利数で元横綱貴乃花と並ぶ701勝目、歴代7位タイとなった。高安は11日目から4連敗で8勝6敗。

 2敗で白鵬を追う前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同12枚目豪風(38=尾車)を押し出して12勝目。千秋楽に平幕優勝の可能性を残した。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に寄り切られ8勝6敗となった。栃煌山は11勝目。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、人気力士の前頭4枚目宇良(25=木瀬)をはたき込んで7勝7敗の五分の星とした。宇良は10日目から5連敗で8敗目となり、無念の負け越しとなった。

 小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)に上手投げを食らって8敗目となり負け越しが決まった。栃ノ心は9勝目。

 優勝争いは1敗で白鵬、2敗で碧山が追う展開となっている。

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白鵬1048勝!節目の勝利を振り返り/写真特集

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、新大関高安(27=田子ノ浦)を押し倒して12勝1敗とし、最多タイで並んでいた元大関魁皇を抜き単独1位となる1048勝目を挙げた。

<通算300勝>2007年大相撲秋場所2日目 白鵬(右)は右差しから万全の寄りで時天空に完勝

通算300勝 白鵬(右)は右差しから万全の寄りで時天空に完勝(写真は2007年9月10日)

<通算500勝>2010年大相撲初場所14日目琴欧洲を上手投げで破る白鵬

通算500勝 琴欧洲を上手投げで破る白鵬(写真は2010年01月23日)

<通算670勝で横綱朝青龍の記録を抜く>2012年大相撲夏場所5日目、押し出しで豊真将(右)を破った白鵬

通算670勝 押し出しで豊真将(右)を破った白鵬(写真は2012年5月10日)

<通算700勝>2012年大相撲秋場所11日目 豪栄道を下し笑顔で引き揚げる白鵬

通算700勝 2012年大相撲秋場所11日目 豪栄道を下し笑顔で引き揚げる白鵬(写真は2012年9月19日)

<通算800勝>2014年大相撲初場所 初日、栃煌山(左)を押し出し通算800勝を挙げた白鵬

通算800勝 栃煌山(左)を押し出し通算800勝を挙げた白鵬(写真は2014年1月12日)

<通算873勝で横綱大鵬の記録を抜く>2014年大相撲九州場所8日目 照ノ富士(右)を寄り切りで破り土俵下まで追い込み突き飛ばした白鵬

通算873勝で横綱大鵬の記録を抜く 照ノ富士(右)を寄り切りで破り土俵下まで追い込み突き飛ばした白鵬(写真は2014年11月16日)

<通算900勝>2015年大相撲春場所5日目、宝富士(下)をすくい投げで破った白鵬は、勢い余って体の上に膝から落下

通算900勝 宝富士(下)をすくい投げで破った白鵬は、勢い余って体の上に膝から落下(写真は2015年3月12日)

<通算1000勝>2016年大相撲九州場所3日目、魁聖を上手投げで破った白鵬

通算1000勝を達成した白鵬は、扇子と「白鵬メーター」を手に満面の笑顔(撮影・岡本肇)

白鵬は寄り切りで玉鷲を破る(撮影・渦原淳)

<通算1047勝>2017年大相撲名古屋場所12日目、寄り切りで玉鷲を破った白鵬

歴代通算1位タイとなる1047勝目を挙げた白鵬は「白鵬メーター」を手に笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

白鵬(左)は高安を押し倒しで下し、歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げた(撮影・小沢裕)

<通算1048勝>2017年大相撲名古屋場所13日目、押し倒しで高安を破った白鵬

白鵬(右)は高安を押し倒しで下し、歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げた(撮影・小沢裕)

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白鵬、魁皇抜き単独トップ1048勝!14日目Vも

白鵬は歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げて誇らしげに花道を引き揚げる(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 1敗で優勝争いの単独トップに立つ横綱白鵬(32=宮城野)が通算勝利数1048勝を挙げ、大関魁皇を抜いて歴代単独1位に立った。新大関高安(27=田子ノ浦)を右から押し倒した。

 14日目に白鵬が大関豪栄道(31=境川)に勝ち、2敗を守った前頭8枚目碧山(31=春日野)が同12枚目豪風(38=尾車)に負ければ2場所連続39度目の優勝が決まる。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、大関豪栄道を押し出して10勝目を挙げた。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)に寄り倒されて5敗目を喫した。関脇玉鷲(32=片男波)も前頭5枚目北勝富士(25=八角)に押し出されて7敗目を喫した。

 右ひざを痛めている前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に電車道で押し出されて7敗目となり、勝ち越しへあとがなくなった。

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白鵬が魁皇超え単独1位1048勝「満足してます」

白鵬(左)は高安を押し倒しで下し、歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げた(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が新大関高安(27=田子ノ浦)を押し倒して12勝1敗とし、最多タイで並んでいた元大関魁皇を抜き単独1位となる1048勝目を挙げた。

 花道を引き揚げる際には両手を挙げてガッツポーズをつくった。インタビュー室で開口一番「満足しています」と、声をはずませた。

 白鵬は1036勝で今場所を迎え、12日目に関脇玉鷲(32=片男波)を寄り切って歴代1位タイとしていた。また、幕内での954勝、横綱としての760勝はいずれも歴代最多となっている。

 通算勝利数の上位10傑は以下の通り。

(1)白鵬 1048勝

(2)魁皇 1047勝

(3)千代の富士 1045勝

(4)大潮 964勝

(5)北の湖 951勝

(6)旭天鵬 927勝

(7)若の里 914勝

(8)大鵬 872勝

(9)寺尾 860勝

(10)安美錦 831勝

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五輪までは現役で!白鵬部屋創設へ日本国籍取得考え

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が関脇玉鷲を寄り切り、通算勝利歴代1位となる魁皇の1047勝に並んだ。01年春場所の初土俵から、魁皇より42場所早く達成。唯一の1敗を守り、早ければ明日14日目に2場所連続39度目の優勝が決まる。モンゴル出身の大横綱は近い将来、日本国籍を取得する考えを持っていることが、関係者の話で分かった。日本国籍を取得できれば、引退後は親方として日本相撲協会に残る見通しが立つ。

 ついにこの瞬間が訪れた。土俵下には元大関魁皇の浅香山審判員が座っていた。白鵬は「見えたけど下向いてた」と振り返るほど落ち着いていた。ただ「落とせない気持ちだった」。激しい右のかち上げに、力いっぱい左右の張り手。前日の負けを拭い去るように寄り切った。「言葉に言い表せられない。去年1年間苦しいものがあった。それが大記録につながった。一味も二味も味がおいしい。すんなりきたら、ここまではなかった」。表情は穏やかだった。

 角界のトップを走り続け、すでに将来を見越しているようだ。白鵬は公の場で明言していないが、関係者によると近い将来、日本国籍を取得する意向だという。父ムンフバト氏は、モンゴル初の五輪メダリストで国民的英雄ということもあり、息子の国籍変更は同国では想像以上の大問題。モンゴル国籍のままでは親方になれず、大相撲への思い入れが強い白鵬は悩み続けてきた。

 取得すれば、年寄名跡を取得するために必要な条件で唯一、満たしていなかった「日本国籍を有する者」をクリアする。すでに史上1位となる38回の幕内優勝を果たしており、日本人になれば日本相撲協会から「一代年寄」を贈られる可能性は高い。著しい功績があった横綱だけに与えられるもので、引退後も現役時代のしこ名のまま「白鵬親方」として弟子を指導できる。

 すでに平幕石浦、十両山口、序二段炎鵬を内弟子として抱えている。「白鵬部屋」創設となれば、3人とともに現在の宮城野部屋から独立する。「銀座に部屋を持ちたい」と、語ったこともあった。師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)も、白鵬の思いを察している。「横綱が今後目指すべき目標は?」と聞かれると「若手を育てたいという気持ちがあると思う」と話した。

 今日13日目の高安戦では、通算勝利数の新記録に挑む。今場所を制すれば、優勝40回に王手がかかる。「東京五輪までは現役でいたい」と常々口にする。まずは大横綱として、さらに相撲道を究めていく。【佐々木隆史】

 ◆一代年寄 日本相撲協会に以前から登録された105の年寄名跡(俗称親方株)のほかに、著しい貢献のあった横綱の功績をたたえて贈られる名跡。幕内優勝20回が目安とされ、個人1代限りにおいて年寄として待遇される。68年8月に大鵬、85年1月に北の湖、03年1月に貴乃花に贈られた。89年9月に千代の富士も理事会で提案されたが、本人が辞退した。年寄名跡の襲名資格には、「日本国籍を有する者など」の条件がある。

<主な外国出身力士の日本国籍取得>

 ◆一般的に、年寄名跡の取得を見越して、現役中に手続きを行う。

 ◆第1号関取 初の外国人関取になった、ハワイ出身の元関脇高見山は80年に取得。84年夏場所で引退後、年寄「東関」を襲名して86年に部屋を創設。横綱曙、小結高見盛らを育てて、09年6月に定年退職した。

 ◆養子 元関脇旭天鵬は05年6月にモンゴル人力士として初めて取得し、当時師匠だった大島親方(元大関旭国)の養子になった。15年名古屋場所で引退して「大島」を襲名。今年の夏場所後に「友綱」を継承して、モンゴル出身力士で初の師匠(部屋持ち親方)になった。

 ◆欧州初 14年に元大関琴欧洲が、欧州出身力士として初めて取得。15年に年寄「鳴戸」を襲名した。部屋付きの親方として、佐渡ケ嶽部屋に所属していたが、独立して4月1日付で鳴戸部屋を新設した。

白鵬の通算勝利記録

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八角理事長「上の数字ない中で勝っていくのが白鵬」

「白鵬メーター」に貼る「7」を手に笑顔を見せる白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が関脇玉鷲を寄り切り、通算勝利歴代1位となる魁皇の1047勝に並んだ。01年春場所の初土俵から、魁皇より42場所早く達成。

 八角理事長(元横綱北勝海)のコメント 白鵬には「これで決める」という気迫があったと思う。並大抵の努力では出来ない。体調管理も素晴らしく、努力する性格、プレッシャーに負けない強さ、稽古の積み重ね。どれが欠けてもできない。(頂点に立ち)この上(の数字)がない中で勝っていくのはつらいだろうが、白鵬ならやってくれる。今日の気迫を見るとまだ続くと思う。

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宮城野親方が白鵬ねぎらう「あんな体が小さい子が」

白鵬は玉鷲を攻める(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が関脇玉鷲を寄り切り、通算勝利歴代1位となる魁皇の1047勝に並んだ。01年春場所の初土俵から、魁皇より42場所早く達成。

 白鵬の師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)のコメント あんな体が小さい子が、ここまで上がってくるとは思わなかった。いろいろな記録を達成して。準備運動、稽古を欠かさずにやってきたからね。

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