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新十両0勝15敗の王輝ぼうぜん、史上初の屈辱

千代丸(右)に押し出しで敗れる王輝(撮影・河田真司)     

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館

新十両の王輝は1勝もできず15日間を終えた。新十両場所での全敗は、1場所15日制が定着した49年夏場所以降初めて。

。ぼうぜんとした表情を浮かべ、報道陣の質問に何度も「そうですね」と繰り返し答えるのがやっと。師匠の錣山親方(元関脇寺尾)からは「思い切り、立ち合い当たっていけ」と言われたというが結果はついてこなかった。

千代丸に敗れ、土俵から引き揚げる王輝(撮影・河田真司)     

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新十両対決の王輝は黒星発進「相手の形になった」

錦富士(上)に下手投げで敗れる王輝(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇13日◇東京・両国国技館

新十両の王輝(24=錣山)は黒星発進となった。同じ新十両の錦富士(伊勢ヶ浜)の下手投げに屈した。

「立ち合いは踏み込めたが、その後相手の形になってしまった」と悔しさをにじませる。関取となっての流れも「幕下の時と変わらないように。いつも通りでした」。その上で関取の実感について「多少ありますけど」。15日間の相撲。2日目以降に立て直す。

錦富士(左)は下手投げで王輝を破る(撮影・小沢裕)

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錦富士関取1勝「おしゃれ」白鵬意識し青い締め込み

錦富士(左)は下手投げで王輝を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇13日◇東京・両国国技館

新十両の西十両13枚目錦富士(24=伊勢ケ浜)が、関取1勝を挙げた。

同学年で同じ新十両の王輝を左から下手投げ。「緊張感はなかった。上手かかったけど、(王輝の)まわしの質も違って一気に出ることはできなかった。これから感覚をなじませていきたい」と振り返った。

今場所から身につける青い締め込みは、横綱白鵬がかつて使用していた締め込みの色を意識した。「白鵬関が関脇から大関に上がるくらいの締め込み。ダークな感じで小さいころからおしゃれだと思っていた」。初日の1、2週間前から稽古でなじませてきた。

場所前には地元青森に戻ってあいさつ回り。コロナ禍で短期間の滞在だったというが「青森県は相撲どころ。幕内に上がってなんぼだと言われた」と地元の期待を感じながら、さらなる出世を見据えた。

王輝(手前)を下手投げで破る錦富士(撮影・鈴木正人)

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新関脇に大栄翔、遠藤が小結復帰/新番付アラカルト

大栄翔(2020年7月28日撮影)

日本相撲協会は8月31日、東京・両国国技館で理事会を開き、この日、新番付が発表された大相撲秋場所(両国国技館)を当初の日程通り、9月13日初日で開催することを決定した。

<秋場所番付アラカルト>

▽変わらず 横綱、大関の顔触れは変わらず。大関で朝乃山と貴景勝の東西が入れ替わった。

▽新関脇 東西の正代、御嶽海はそのまま。大栄翔が新たに就いた。埼玉県出身は若秩父以来57年ぶり。3関脇は17年九州場所(御嶽海、嘉風、照ノ富士)以来で大関経験者なしの3関脇は11年秋場所(琴奨菊、稀勢の里、鶴竜)以来。

▽返り咲き 小結は先場所西の隠岐の海が東、西は遠藤が2場所ぶり復帰。

▽明暗 先場所幕尻優勝の照ノ富士が一気に16枚番付を上げて東前頭筆頭に。出場停止処分の阿炎は9枚下げ西前頭14枚目。

▽新入幕 翔猿は追手風部屋から10人目の幕内。兄英乃海との史上11組目の兄弟幕内。元横綱朝青龍を叔父に持つ豊昇龍はモンゴル出身では27人目、外国出身では50人目の幕内力士。

▽新十両 王輝は新潟県出身では戦後17人目、錦富士は青森県出身では戦後65人目。

遠藤(2020年1月12日撮影)

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照ノ富士は前頭筆頭、阿炎は前頭14枚目/新番付

7月場所で幕尻優勝を果たし賜杯を手にする照ノ富士(2020年8月2日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

先場所、両膝のケガによる手術、糖尿病など内臓疾患を克服し、14場所ぶりに返り入幕を果たし、幕尻で2度目の幕内優勝を果たした照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は、東前頭17枚目から番付を一気に16枚上げて、東前頭筆頭にまでアップした。上位総当たりとなる今場所も活躍が期待される。

また、新型コロナウイルスの感染拡大の中、不要不急の外出で出場停止処分を受けた阿炎(26=錣山)は、東前頭5枚目から西前頭14枚目に番付を下げた。

うれしい新入幕は2人。翔猿(とびざる、28=追手風)は、追手風部屋からは現師匠(元前頭大翔山)が部屋創設後としては、剣翔以来、1年ぶり10人目の幕内力士となった。東京都出身でも剣翔以来、戦後31人目で、日大からも剣翔以来38人目。十両英乃海(31=木瀬、最高位は西前頭12枚目)が兄で、14年春場所の千代丸、千代鳳(ともに九重)以来、史上11組目の兄弟幕内誕生となった。

第68代横綱・朝青龍を叔父に持つ豊昇龍(21=立浪)は先場所、東十両6枚目で10勝5敗の成績で新入幕を果たした。立浪部屋からは、現師匠(元小結旭豊)の部屋継承後では、18年名古屋場所の明生以来、4人目の幕内力士輩出。モンゴル出身では今年初場所の霧馬山(24=陸奥)以来27人目、外国出身では50人目の幕内力士誕生となった。

再入幕は明生(25=立浪)が2場所ぶり、旭大星(30=友綱)が11場所ぶり、逸ノ城(27=湊)が4場所ぶりの復帰を果たした。

既に番付編成会議で発表になっていた十両昇進力士は4人で、うれしい初の関取の座を射止めた新十両は2人。王輝(24=錣山)は、錣山部屋からは現師匠(元関脇寺尾)が部屋創設後、昨年夏場所の彩以来、5人目の関取。新潟県出身では16年九州場所の小柳(現豊山)以来、戦後17人目の新十両だ。錦富士(24=伊勢ケ浜)は、伊勢ケ浜部屋からは、今年春場所の翠富士以来の新十両で、青森県出身では17年秋場所の大成道以来、戦後65人目。近大からは翠富士以来、14人目の関取輩出となった。

再十両は先場所、西幕下12枚目で7戦全勝優勝を果たした幕内経験者の千代の国(30=九重)が7場所ぶりの復帰を決めた。北■磨(34=山響)は17年秋場所以来、3年ぶりの十両復帰を果たした。

秋場所は通常通りの日程でいけば、9月11日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。13日の初日を迎える。

※■は石へんに番

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大栄翔は序列2番目の東関脇 幕内十両一覧/新番付

大栄翔(2020年3月16日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

<東>  <西>

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】

朝乃山     貴景勝

 【関  脇】   

正  代    御嶽海

大栄翔

 【小  結】

隠岐の海    遠  藤

 【前  頭】   

照ノ富士 <1>  隆の勝

北勝富士 <2>  玉  鷲

妙義龍  <3>  照  強

豊  山 <4>  栃ノ心

霧馬山  <5>  宝富士

高  安 <6>  輝

竜  電 <7>  碧  山

徳勝龍  <8>  若隆景

炎  鵬 <9>  阿武咲

佐田の海 <10>  琴恵光

千代大龍 <11>  琴奨菊

琴勝峰  <12>  魁  聖

明  生 <13>  石  浦

翔  猿 <14>  阿  炎

志摩ノ海 <15>  松鳳山

旭大星  <16>  豊昇龍

逸ノ城  <17> 

 【十  両】   

勢    <1>  錦  木

琴勇輝  <2>  琴ノ若 

若元春  <3>  千代丸 

千代翔馬 <4>  大奄美 

大翔丸  <5>  旭秀鵬 

千代ノ皇 <6>  天空海 

美ノ海  <7>  東  龍

水戸龍  <8>  剣  翔

英乃海  <9>  千代鳳 

明瀬山  <10>  翠富士 

白鷹山  <11>  千代の国

木崎海  <12>  大翔鵬 

王  輝 <13>  錦富士 

富士東  <14>  北■磨

※■は石へんに番

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王輝、目標は師匠超え 錣山親方と新十両会見

王輝(20年1月撮影)

日本相撲協会は5日、東京・両国国技館で大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、王輝(24=錣山)の新十両昇進を決めた。王輝は都内の部屋で、オンラインによる新十両会見に出席。師匠の錣山親方(元関脇寺尾)も同席した。

13年名古屋場所で初土俵を踏んだ王輝は、7年かけて新十両に昇進。西幕下2枚目だった7月場所で、十両朝弁慶を破るなど5勝を挙げて、念願の関取の座をつかみとった。5勝目を挙げた朝弁慶戦を振り返って「素直にうれしいです。今までやってきたことや感謝の気持ちがありました」と笑みを浮かべた。

7月場所は2連敗スタートから5連勝した。2連敗目を喫した時、部屋に帰る際の車内で錣山親方(元関脇寺尾)から「ここから5連勝したら(十両に)上がるぞ」と声を掛けられたという。また「場所前に父親が倒れて、それでリハビリを頑張っている。自分が勝って少しでも元気になってもらいたい気持ちが強かったです」と奮起し、見事に親孝行を果たした。

同学年には大関貴景勝や平幕の阿武咲らがいて「その中で1番になりたいのはもちろんです」と意気込んだ。錣山親方から「ちょっと痛がりの所があるからそこは直して欲しい。あっちこっち痛くなるのは当たり前」と注文されて苦笑いしたが、王輝は「最終的な目標は師匠を超えること。左四つの型を極めていきたいです」と師匠の前で堂々と宣言した。

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王輝、錦富士が新十両昇進 再十両は2人

王輝(20年1月撮影)

日本相撲協会は5日、大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進の4人を発表した。

初めて関取の座を射止めた新十両は2人で、王輝(24=錣山)と錦富士(24=伊勢ケ浜)。王輝は元関脇寺尾の錣山親方が育てた5人目の関取となった。7月場所は西幕下2枚目で5勝2敗だった。錦富士は東幕下3枚目で5勝2敗だった。

再十両は2人。最高位が東前頭筆頭の千代の国(30=九重)は、昨年夏場所以来7場所ぶりの復帰。7月場所は西幕下12枚目で7戦全勝優勝を果たした。北はり磨(34=山響)は、7月場所は西幕下3枚目で5勝2敗。17年秋場所以来、17場所ぶりの関取復帰となった。これが8度目の十両昇進で、希善龍の9度に次いで須磨ノ富士と並び2番目という記録になった。

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美ノ海再十両望み、引退大喜鵬に花道飾りたい一心

美ノ海(2019年3月22日撮影)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

東幕下6枚目美ノ海(ちゅらのうみ、26=木瀬)が再十両に望みをつないだ。7番相撲で王輝に下手ひねりを決め、5勝2敗とした。十両の下位、幕下上位の勝敗状況次第だが、3場所ぶりに十両復帰の可能性がある。

「そうですね。でも、あまりそのへんは考えずに相撲をとりました。それより(元幕内の)大喜鵬さんが引退なので、変な相撲だけはとりたくなかった」。鳥取城北高-日大の先輩の花道を飾りたい一心だったという。

弟で西十両13枚目の木崎海はこの日、勝ち越しを決めた。木崎海は先場所が新十両で兄と“行き違い”だった。兄弟同時関取の希望は残ったことになる。

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海洋・大場健太が大嶽部屋入門「まずは十両目指す」

大嶽親方(右)と握手する大場

角界入りする海洋高の大場健太(3年)が21日、入門する大嶽部屋の大嶽親方(58=元十両大竜)と同校で会見を開いた。フィリピン人を母に持つ173センチ、135キロの巨漢で、持ち味は突き押し相撲。3月2日に新弟子検査を受け、晴れて大相撲の世界に入る。同校では過去、中途退学して力士になった例はあるが、卒業生(予定者)が各界入りは初めて。

   ◇   ◇   ◇

学生服のボタンが飛び散りそうなほど、分厚く鍛え上げられた上半身。口元をきつく結んで、大場は言った。「空から見守っているお父さんに心から(角界入りを)伝えたい」。父富美雄さん(享年69)は、昨年9月に脳出血で亡くなった。大相撲が大好きで山潟中時代に相撲を強く勧めたのも父だった。「大相撲に行くことは、中学時代から自分の中では決まっていた」。

強い相撲に触れるために大場は相撲の強豪・海洋高に進学した。「遅れてきた選手」だった。というのは同校は隣接する能生中と合同練習している。有望選手は能生中に入学し、海洋高に進むのがパターンだった。中高6年間、一緒に寮生活しながら相撲に取り組んでいる。だからこそ3年間の“ブランク”がある大場には逆に伸びしろがたっぷり。「高校入学時は相撲を知らなかった。稽古次第では上位に上がれる」と村山智明監督(40)は期待した。

入学時は100キロ程度だったが、卒業を迎え、35キロ増量した。昨年8月の全国高校総体(インターハイ)では団体戦の決勝トーナメント進出に貢献。高岡向陵(富山)、野村(愛媛)、高千穂(宮崎)との予選で3戦全勝した。同決勝トーナメントと国体はメンバーから漏れたが173センチ、135キロの体を生かした突き、押しが武器。「入門したら頭から突っ込む稽古を積んで突き押しを徹底したい」と意気込んだ。

大嶽親方は大場との出会いを明かした。「海洋の稽古を見学した時に『声を掛けてくれ』という雰囲気を持っていた。『この子に声を掛けなければ』という気持ちになった」。普段の稽古から気迫を全身に充満させていた証明だ。「いつか強くなって、まずは十両を目指したい」。大場が土俵で第1歩をしるすのは、3月場所の前相撲になる。【涌井幹雄】

◆大場健太(おおば・けんた)2000年(平12)4月25日、新潟市生まれ。相撲は山潟中1年から新潟市相撲教室で始めた。中学では県大会重量級5位が最高成績。好きな力士は高安。173センチ、135キロ。血液型O。

▽海洋高からは過去、中途退学して角界入りした選手が3人(1人は引退)いる。錣山部屋の王輝(22=関川村出身、本名小池一毅・最高位幕下25枚目)と、境川部屋の三段目・田中山(17=東京都出身、本名田中虎之介)。田中山の祖父は新潟県出身の元関脇黒姫山。大場と同時に鳴戸部屋入門を予定していた丸山竜也(3年)は同部屋に暴力、いじめ問題が生じたため、角界入りが少し遅れる。

練習する大場

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