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大鵬の孫・王鵬が4敗目「左右に動かれてしまった」

王鵬(右)は東白龍に押し出しで敗れる(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇6日日◇15日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目・王鵬(20=大嶽)は、東白龍に押し出され、4敗目(2勝)を喫した。

「当たってしっかり前でとらえていこうと思ったが、左右に動かれてしまった」。相手の動きに翻弄(ほんろう)され、最後は体が起きてしまった。

同じ新十両の相手だっただけに「今日は負けちゃいけないと思っていたんですけど」という思いが空回りした。試練、勉強の土俵が続くが「切り替えるとかじゃなく、ちゃんと自分の相撲がとれるよう頑張ります」と気持ちを入れ直した。

王鵬は東白龍に押し出しで敗れる(撮影・柴田隆二)

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大鵬孫の新十両王鵬が2勝目「試行錯誤しながら」

竜虎(右)を激しく攻める王鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇5日目◇14日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目・王鵬(20=大嶽)が2勝目をあげた。竜虎を立ち合いから激しく攻め、最後は左から突き落とした。「出足よくいけたんでよかったです。いろいろやってくる相手。よく見て1歩目でとらえることを意識した」と振り返った。

毎日、相撲を取り続けるのも初めての経験。序盤、5日間を終えて「初日、2日目はほとんど相撲をとれていないんで疲れは出ていない」。その上で「まだ流れがギリつかめかけた感じなんで、試行錯誤しながらやっていこうと思っています」。祖父、大横綱大鵬の命日が19日。「場所前に手を合わせるが、コロナがあるんで、場所が終わってから」。勝ち越しの報告を届けたい。

竜虎を押し倒しで破り勝ち名乗りを受ける王鵬(撮影・鈴木正人)

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大鵬孫の新十両王鵬が3敗目、常幸龍に逆襲食らう

常幸龍に押し出しで敗れ、土俵から引き揚げる王鵬(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇4日目◇13日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目・王鵬(20=大嶽)は連勝ならず、3敗目を喫した。

「全体的に(体が)高かったと思う」。ベテランの常幸龍のペースで受けに回った。いったんは土俵際まで攻め込みながら、逆襲を食らって最後は押し出された。

前日3日目に関取初白星をあげた。「連勝が続いたらと思ったが、負けてしまったんで」。対戦するのも経験豊富な相手ばかり。さまざまな試練を経験し、乗り越えて成長していく。

常幸龍(右)の攻めに耐える王鵬(撮影・河田真司)

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3大関が総崩れ決着 貴景勝の昇進は極めて厳しく

貴景勝(右)を突き落としで破った北勝富士(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館

大関貴景勝の綱とりが絶望的な状況となった。平幕の北勝富士に突き落としで敗れて、初日から3連敗。激しくぶつかり合う展開で、土俵際に追い詰める場面もあったが、相手の粘りに耐えきれずに最後は左膝が崩れ落ちた。

両横綱の休場などにより高いレベルの優勝が求められる中で、今場所後の昇進は極めて厳しくなった。

平幕の大栄翔は、3日連続で大関を破る快挙を果たした。かど番の正代との2連勝同士の一番。強烈な突きで相手の圧力を止め、一気に突き出した。関脇経験者で大関昇進の意欲も見せる27歳が、17年秋場所以来となる初日から3連勝を飾り、混戦模様の場所を盛り上げる。

もう1人のかど番大関、朝乃山は実力者の小結御嶽海に敗れた。

3大関が総崩れとなった。

大関昇進を目指す関脇照ノ富士は、栃ノ心との大関経験者同士の一番を制して、連敗を免れた。

初日、2日目と会心の内容で連勝発進した阿武咲は、この日も関脇隆の勝を出足から圧倒する内容で3連勝とした。新入幕で小兵力士としても注目を集める翠富士も3連勝を飾った。

十両では元横綱大鵬の孫で新十両の王鵬に初日が出た。“業師”として人気の宇良、剣翔の2人が初日から3連勝としている。

御嶽海は立ち会いで朝乃山(左)を土俵入際へ攻め込む(撮影・小沢裕)
正代(左)を突き出しで破る大栄翔(撮影・菅敏)

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新十両王鵬、流血も関取初白星「攻め続けられた」

王鵬(左)は右目の辺りを流血しながら貴源治を寄り切りで破り初日を出した(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇3日日◇12日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、新十両の王鵬(20=大嶽)が、関取初白星を挙げた。

本来は押し相撲だが、貴源治に左四つ。右から抱え込み、まわしも取れない厳しい体勢だったが、グイグイ前に出て寄り切った。

初白星に「とりあえずよかったです。攻め続けられたのがよかった」。連敗スタートも、敗因を冷静に分析した。「時間の使い方が分からなかった」。準備運動から土俵へ。いつもの流れが、十両に上がってから大きく変化。そこについていけていなかった。

初日、2日目の反省をへて「今日は体が冷えずに土俵へ行けましたね」。時間の流れをつかみ、白星をつかんだ。

「(今までは)アップが早すぎたのが、ちょうど合ってきた感じです。自分は集中力もあまり長く続かない方なんで」。初白星で精神的にも軽くなった。「明日からは大丈夫です」。大横綱の系譜を継ぐ男が、ようやくスタートを切った。

貴源治を破るも額から血を流す王鵬(撮影・菅敏)

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新十両明暗分かれる 東白龍が初白星、王鵬は2連敗

矢後(右)を攻める東白龍(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

新十両2人の明暗が分かれた。西十両14枚目東白龍(24=玉ノ井)は、西十両13枚目矢後を押し出しで破って初白星。「昨日は立ち合いで立ち遅れて後ろに引いて墓穴を掘った。今日は前に出る意識だった」と、鋭い出足で攻めた。

元横綱大鵬の孫、西十両11枚目王鵬(20=大嶽)は、業師の東十両10枚目宇良に負けて関取初白星はお預けとなった。立ち合いから突き放しにいくも重心の低い宇良に力が伝わらす、左腕を手繰られて押し出された。「自分が思ったよりも低かった。何もさせてもらえなかった」と完敗だった。

宇良(手前)に押し出しで敗れる王鵬(撮影・鈴木正人)

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大鵬の孫・王鵬が宇良に完敗「何もできていない」

宇良(手前)に押し出しで敗れる王鵬(撮影・鈴木正人)

〈大相撲初場所〉◇2日日◇11日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、新十両の王鵬(20=大嶽)は、業師の宇良に完敗で2連敗となった。

「自分が思っていたより低かった。何もさせてもらえなかった」。宇良の重心を沈めた立ち合いで勝負あった。突き放しにいくも力が伝わらず、左腕をたぐられ、なすすべなく押し出された。

「こっちの力を出させてもらっていない。何もできていない」ともがく。幕下までとは明らかに違う。この日の宇良は、幕内上位経験者。立ち合いからの駆け引き、流れにおいて勉強することばかりだ。

「十両」にまだ慣れていない面もあるという。「時間の流れがまだ。アップして一番いい時に土俵に上がれていない」。新たな環境は、早く慣れるしかない。大鵬の孫は、試練の時を迎えている。

王鵬(右)を押し出しで破る宇良(撮影・河田真司)
王鵬(左)を押し出しで破る宇良(撮影・菅敏)
王鵬(左)を押し出しで破った宇良(撮影・鈴木正人)
宇良に押し出しで敗れ、土俵から引き揚げる王鵬(撮影・河田真司)

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宇良が王鵬を押し出し連勝「自分も年とったな」自虐

王鵬(左)を押し出しで破る宇良(撮影・菅敏)

<大相撲初場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

“業師”として人気の東十両10枚目宇良(28=木瀬)が、元横綱大鵬を祖父に持つ新十両の西十両11枚目王鵬(20=大嶽)を押し出して注目対決を制し2連勝。

低く当たって右のおっつけ、相手の左をたぐって横につき、最後は一押し。「必死だった。特に(自分が)落ち着いていたというのは感じなかった」と振り返るが、新十両に貫禄を見せつけた。

相手の王鵬は恵まれた体格と血筋で将来を嘱望されている。「強そうだった。体も大きかったですし」。そんな若手の挑戦を退け「期待の若手を退ける、自分も年とったなと感じましたね」と苦笑い。自身が入門から幕内に駆け上がったときは20代前半。「けがをする前は自分が駆け出しでやっていた感じ。けがしている間に、中堅になって年を感じた」と自虐で笑いを誘った。

十両では28人中9人の力士が休場し、土俵入りでは力士間の間隔が通常よりも広い。初日は「間隔が分からなかった。いつもはもうちょっと詰めてた」と戸惑いを見せていたが、この日は「今日バランス良かったんじゃないですかね。1回経験するとこんなものなのかと」と“対応力”をアピールしていた。

王鵬(右)を押し出しで破る宇良(撮影・河田真司)

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元横綱大鵬の孫・王鵬“関取デビュー”白星で飾れず

王鵬(右)を上手投げで破る水戸龍(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目王鵬(20=大嶽)は“関取デビュー”を白星で飾れなかった。

巨漢の西十両10枚目水戸龍に左の張り差しで出足を止められ、右四つから上手投げで転がされた。

相手の立ち合いは「頭に入れてなかった。体重を乗せきれなかった」と悔やんだが「体の調子は良くて踏み込みは良かった」と自身の状態は良好。気持ちを切り替えた。

新型コロナにより十両でも9人の休場力士が出た影響で、初めて経験した土俵入りも人数が少なかったが「あまり人数が多いときを知らないので気にならなかった」と話す。

黒星発進だが場所は始まったばかり。「残り14番いい相撲を取りたい。勝てるだけ勝って、番付を上げていきたい」と意気込んだ。

水戸龍(左)に上手投げで敗れた王鵬(撮影・河田真司)

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大鵬孫の夢道鵬が白星発進「7戦全勝」兄王鵬刺激に

肥後ノ城(下)を送り倒しで破った夢道鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西幕下43枚目の夢道鵬(19=大嶽)が肥後ノ城を送り倒し、白星発進を決めた。

「変化は少しだけ頭にあったが、思い切りくるかと。体が反応してくれた」。肥後ノ城の立ち合い変化に足が流れ、体勢は崩れたがそこから立て直しての白星に成長をうかがわせた。

「相手にずらされたり、うまく力を伝えられなかった。そこを改善するために2カ月やってきた。稽古してきてよかった」。自身の相撲を見つめ直し、立ち合いで頭を下げすぎる癖の改善に着手した。「立ち合いは額でかます。ぶつかりで横にいなされてもついていく稽古をしました」。その成果を今年最初の相撲で発揮した。

先場所は初めて負け越しを経験し、一方で兄の王鵬が今場所、新十両昇進を果たした。刺激になるか問われ、「はい」と短く答えた。今場所の目標を「7戦全勝です」と明確に示し、「幕下上位に番付を上げるのが目標。上げたら上げたで、そこからまた勝負できるようにしたい」。目標へ、幸先のいい1歩を踏み出した。

夢道鵬(左)は送り倒しで肥後ノ城を破る(撮影・小沢裕)

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炎鵬ら9人休場で注目は業師の宇良/初日十両取組

宇良(2020年11月21日撮影)

日本相撲協会審判部は9日、東京・両国国技館内で大相撲初場所(10日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。通常、場所前の取組編成会議は初日2日前に行われるが、協会員約900人を対象に8日、新型コロナウイルスのPCR検査を実施。その結果が判明するのを待ったため、9日に延期して開かれた。

そのPCR検査で、感染者や濃厚接触者が大量に判明し休場となったため、十両以上の取組数は大幅に縮減された。本来なら21番ある幕内は18番に、14番ある十両は9番となった。コロナ関連以外での関取衆の休場は、持病の腰痛など体調万全で臨めず3月の春場所で進退をかけることになった横綱鶴竜(35=陸奥)だけ。東の横綱白鵬(35=宮城野)は新型コロナウイルス感染のため、3場所連続で初日から両横綱が休場する事態となった。

十両では石浦、千代丸、千代ノ皇、炎鵬、旭秀鵬、若元春、千代鳳、旭大星、千代の海の9人が、いずれも新型コロナウイルス感染か濃厚接触者として休場する。本来、14番あるはずの取組が9番と、寂しい割となったが、その中でも注目は東10枚目の宇良(28=木瀬)。16場所ぶり再十両の先場所は9勝を挙げ、居反りや後ろもたれといった珍手で業師ぶりを発揮した。初日は幕内から陥落した琴勇輝(29=佐渡ケ嶽)と対戦する。昭和の大横綱、大鵬の孫にあたる西11枚目の王鵬(20=大嶽)は新十両。関取として晴れの初陣は、水戸龍(26=錦戸)と対戦する。初日の十両取組は以下の通り(左が東)。

竜  虎-東白龍 

勢   -矢  後

白鷹山 -貴源治 

王  鵬-水戸龍 

宇  良-琴勇輝 

常幸龍 -大翔丸 

剣  翔-錦  木

東  龍-英乃海 

松鳳山 -美ノ海 

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新十両・王鵬「戦えると思う」申し合い40番手応え

大相撲初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)の初日まで1週間を切った4日、晴れて関取として初めて臨む西十両11枚目の新十両・王鵬(20=大嶽)が、朝稽古後に報道陣の電話取材に応じた。

年末は12月30日に稽古を納め、新年は前日3日が稽古始め。この日から申し合いを始めるなど稽古を本格化させた。申し合いは「自分1人で、ひといきで回して」と40番ほど。ここまでは「ありがたいことにケガもなく体調を崩すこともなく、調子よくわりといい感じで出来ている。(仕上がりは)まだまだですけど全然、順調です」と現状の手応えを口にし関取初陣の場所にも「このまま普通に行けたら戦えると思う」と話した。

体調面も、先場所後の175キロから微増をキープ。「前より動けるぐらいの感じで体重は増えているのでいいと思う」と動きに問題はないようだ。1時間の昼寝、8時間あまりの就寝時間も維持している。

付け人もした、埼玉栄高の先輩で綱とりを目指す大関貴景勝からもエールを送られている。「気にしていただいてありがたいし気合が入る。自分も『頑張れ』と言われて『気合が入りました』と言われるような人になりたい」と言う。

母方の祖父で昭和の大横綱大鵬の墓前には、番付発表のあった昨年12月24日に足を運び報告した。報告内容については多くを語らなかったが、初場所の目標は「15日間、しっかり自分の相撲を、『王鵬、いい相撲を取るな』と思われる相撲を取りたい」。その言葉が祖父に送った思いなのかもしれない。王鵬らしい…については「破壊力のある、伸びのある突き相撲。勝っても負けても自分のいいところを、どんどん見せたい」と貪欲さを前面にアピールする。緊急事態宣言が出されるかもしれない状況だが「準備は万端なので、そのままやるだけ。もし(場所が中止で)なくても、そのまま集中力を切らさず、次やるときにまた集中して出来るように」。デビュー前に関取の自覚は十分だ。

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琴勝峰「熱い感じで」21歳同学年へライバル意識

琴勝峰(2020年11月9日撮影) 

自身最高位の東前頭3枚目で初場所に臨む琴勝峰が、熱い気持ちを持って土俵に上がる。

新入幕を果たした7月場所から、3場所連続勝ち越しで三役が狙える地位まで躍進。その間に同学年の豊昇龍が新入幕、王鵬が新十両に昇進した。21歳の期待の若手は「だんだん同学年が近くなってきた。熱い感じでやっていけたらと思います」と同学年へのライバル意識をのぞかせた。

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正代は西大関 幕内十両一覧/新番付

優勝賜杯を手にする正代(2020年9月27日撮影)

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

〈東〉  〈西〉 

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】

貴景勝     正  代

朝乃山

 【関  脇】   

照ノ富士    隆の勝

 【小  結】

高  安    御嶽海 

 【前  頭】   

北勝富士 <1>  大栄翔 

宝富士  <2>  若隆景 

琴勝峰  <3>  阿武咲 

栃ノ心  <4>  玉  鷲

遠  藤 <5>  隠岐の海

竜  電 <6>  輝   

明  生 <7>  翔  猿

徳勝龍  <8>  霧馬山 

千代の国 <9>  妙義龍 

志摩ノ海 <10>  碧  山

千代大龍 <11>  琴恵光 

逸ノ城  <12>  照 強 

天空海  <13>  千代翔馬

豊昇龍  <14>  翠富士 

豊  山 <15>  琴ノ若 

魁  聖 <16>  明瀬山 

佐田の海 <17>      

 【十  両】   

石  浦 <1>  大奄美 

千代丸  <2>  千代ノ皇

炎  鵬 <3>  美ノ海 

松鳳山  <4>  旭秀鵬 

若元春  <5>  千代鳳 

東  龍 <6>  英乃海 

旭大星  <7>  錦  木

剣  翔 <8>  大翔丸 

常幸龍  <9>  琴勇輝 

宇  良 <10>  水戸龍 

千代の海 <11>  王  鵬

白鷹山  <12>  貴源治 

勢    <13>  矢  後

竜  虎 <14>  東白龍

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翠富士が新入幕、明瀬山28場所ぶり再入幕/新番付

翠富士

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

新入幕として翠富士(みどりふじ、24=伊勢ケ浜)が西前頭14枚目に名を連ねた。東十両2枚目だった先場所、10勝5敗で十両優勝の成績を収めた。伊勢ケ浜部屋からは昨年春場所の照強以来の新入幕で、静岡県出身では10年春場所の磋牙司以来、戦後5人目の幕内力士誕生。近大からは昨年夏場所の志摩ノ海以来、11人目の新入幕を果たした。再入幕は、史上4位のスロー復帰となる明瀬山(35=木瀬)が28場所ぶりに返り入幕を果たした。

既に発表されている十両昇進は、ともに新十両の納谷改め王鵬(20=大嶽)が西11枚目、白石改め東白龍(24=玉ノ井)が西14枚目の番付に名を連ねた。

昭和の大横綱大鵬の孫にあたる王鵬は、現師匠が部屋を継承後としては13年名古屋場所の大砂嵐以来、2人目の関取誕生。父は元関脇貴闘力で、新たな親子関取は昨年名古屋場所の琴ノ若親子以来、史上11組目となった。

東白龍は、玉ノ井部屋からは、現師匠が部屋を継承後としては富士東、東龍に続く3人目の関取誕生。東洋大からは18年夏場所の若隆景以来11人目の新十両で、三段目付け出しからの新十両は小柳(現豊山)、朝乃山、若隆景、木崎海に続き5人目となった。なお王鵬、東白龍ともに東京都出身で、東京都からは17年名古屋場所の翔猿以来、戦後49、50人目の関取輩出となった。

また再十両は、矢後(26=尾車)が4場所ぶり、竜虎(22=尾上)が8場所ぶりの関取復帰を決めた。竜虎は先場所、西幕下15枚目で7戦全勝。幕下力士の十両昇進の対象者が15枚目以内となった77年名古屋場所以降、西幕下15枚目で7戦全勝し翌場所、十両昇進を決めたのは90年秋場所の時津洋以来、史上2人目となった。

来年1月の初場所は、8日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。10日の初日を迎える。

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石浦が下の名前を改名 将勝から鹿介に/新番付

石浦=2019年9月13日、両国国技館

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。

【降下】

〈三役内〉

御嶽海(27=出羽海)東関脇→西小結

〈幕内から十両〉

炎鵬(26=宮城野)西前頭11枚目→東十両3枚目

琴勇輝(29=佐渡ケ嶽)西前頭15枚目→西十両9枚目

〈十両から幕下〉

錦富士(24=伊勢ケ浜)西十両13枚目→西幕下5枚目

富士東(33=玉ノ井)東十両14枚目→東幕下13枚目

阿炎(26=錣山)西十両11枚目→東幕下16枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

〈十両〉

納谷→王鵬(おうほう、大嶽)

白石→東白龍(とうはくりゅう、玉ノ井)

〈三段目〉

小島→魁郷(かいごう、浅香山)

〈序二段〉

矢田部→錦国(にしきくに、芝田山)

橋本→若東(わかあずま、玉ノ井)

樋口→寅武蔵(とらむさし、武蔵川)

琴真鍋→琴太成(ことたいせい、佐渡ケ嶽)

〈序ノ口〉

長原→錦星龍(きんせいりゅう、芝田山)

岩本→玉乃若(たまのわか、玉ノ井)

原田→大陸山(たいりくやま、大嶽)

服部桜→勝南桜(しょうなんざくら、式秀)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

石浦将勝→石浦鹿介(いしうら・しかのすけ、宮城野)

琴真鍋平翔→琴太成直輝(ことたいせい・なおき、佐渡ケ嶽)

樋口虎之心→寅武蔵輝之進(とらむさし・てるのしん、武蔵川)

服部桜太志→勝南桜聡太(しょうなんざくら・そうた、式秀)

橋本航→若東航矢(わかあずま・こうや、玉ノ井)

岩本舞斗→玉乃若未来斗(たまのわか・みくと、玉ノ井)

大成道勝→大成道大志(だいせいどう・だいし、木瀬)

白石雅仁→東白龍雅士(とうはくりゅう・まさひと、玉ノ井)

【襲名】

琴奨菊(元大関)引退秀ノ山襲名

【停年退職(年寄)】

錦島末弘(元朝潮=先代高砂)

【引退】

琴誠剛、希帆ノ海、飛天龍、朝日城、臥牙丸、笹崎、若龍星、宇美錦、春空、大雅、欧樹

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大鵬孫の王鵬「憧れだった」母校から橙色化粧まわし

都内の大嶽部屋で母校の埼玉栄高から贈られた化粧まわしを受け取った王鵬

大相撲の元横綱大鵬の孫で新十両昇進を果たした納谷改め王鵬(20=大嶽)が21日、都内の部屋で母校の埼玉栄高から贈呈された化粧まわしを受け取った。

過去に20人以上の同校OBの関取が贈られた伝統の化粧まわしで「オレンジの化粧まわしをつけるのがあこがれだった。すごいうれしい」と喜んだ。恩師で同校相撲部の山田道紀監督は「いいしこ名をもらった。さらに王鵬という力士を輝かせていってほしい」とエール。新十両昇進が決定後、王鵬は母校の相撲部にお米700キロを差し入れして感謝の気持ちを示した。

新十両昇進を果たした王鵬が差し入れたお米700キロと写真におさまる埼玉栄高相撲部の部員

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琴勝峰「負けたくない」同級生の王鵬にライバル心

四股を踏む琴勝峰

大相撲の前頭琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が、埼玉栄高の同級生で新十両昇進を果たした納谷改め王鵬(20=大嶽)に対してライバル心をのぞかせた。

12日、千葉・松戸市の部屋で関取衆との申し合い稽古などを行い調整。初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で関取デビューとなる同級生について「いずれ上がってくるだろうなと思っていた。切磋琢磨(せっさたくま)していきたい。負けたくないという気持ちです」と力を込めた。

豊昇龍らを含めて有望株がそろう99年度生まれの中でも出世頭だが「引っ張るとかそういう意識はなくて、競争という意識です」と強調する。11月場所では初めての上位戦を経験。優勝した大関貴景勝には真っ向勝負を挑んだ。「すごくいい経験になった。小細工しないで前に出ようと思った。高ぶりすぎた分、見られてはたかれた。結びの一番を経験できたので(来場所以降は)特に緊張しないかなと思う」。

18年九州場所から12場所連続で勝ち越し中。来場所も自己最高位となる見通しで「上にはもっともっといきたいし、強くなりたい。限界を決めないでいけるところまでいきたい」と飛躍を誓った。

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貴景勝が新十両王鵬にエール「これからの伸び違う」

初場所に向けて稽古をする貴景勝

大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で綱とりに挑戦する大関貴景勝(24=常盤山)が、新十両を決めた王鵬(20=大嶽)に熱いエールを送った。

7日、都内の部屋での稽古後に報道陣の代表取材に対応。埼玉栄高の後輩で、1年半にわたって自身の付け人を務めた王鵬に「苦労もしているから、これからの伸びは違うと思う」と期待を寄せた。

8月には武隈親方(元大関豪栄道)らとともに、コロナ禍でインターハイが中止となった母校の相撲部員に反物で作製したマスクとメッセージを送って激励するなど、母校愛は強い。「地方からみんなで出てきて、埼玉栄に入ってそこで優勝したいと、中学3年生から夢を持って高校に入ってるから、それはなかなかきついものがある。かわいそうですけど、また次の目標を立てて頑張ってほしいですね」。11月場所では3学年後輩の琴勝峰と初対戦。「僕らが高校生のときに幕内でがんがん活躍している先輩と初めて戦ったときのことを少し思い出した」と、後輩の躍進を歓迎した。

中でも王鵬は初土俵から順調に出世したが、幕下上位で1年半停滞するなど苦しんでいた。「同級生が先に上がっていく中で、焦りもあったと思う。でもこれは言ってましたけど『深みが違うよ。お前が上に上がったときは。何もしないで上に上がるのと、こういうことを経験して上がるのでは』と」。精神面で助言を送ってきた。

自身は初めて綱とりに挑む初場所に向けて、この日は四股などの基礎運動で体を鍛えた。18日から両国国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古にも「行くつもりでいる」と参加の方針。「それまでに体をつくっておかないとけがする。戦える体にしておきたい」。 国内の感染状況も注視する。「ちょっとコロナに慣れてる部分もある。気をつけないといけない。自分がかかるとみんなに迷惑かかる。集団で稽古してるので」。感染対策を徹底しながら、調整を重ねていく。

初場所に向けて稽古をする貴景勝

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大鵬の孫王鵬「身引き締まる」鵬の化粧まわしに感激

十両昇進祝賀会で相撲錦絵師の木下大門氏がデザインした化粧まわしを贈られた王鵬(撮影・浅水友輝)

大相撲の元横綱大鵬の孫で11月場所後に新十両昇進を果たした王鵬(20=大嶽)が4日、北海道弟子屈町で行われた、化粧まわし贈呈式に出席した。

同町は大鵬の出身地で、同町の後援会から来年1月の初場所(10日初日、東京・両国国技館)での土俵入りの際に締める化粧まわしを贈られた。「1月場所から慣れない15日間の相撲になる。しっかり自分らしい相撲を取れるように頑張っていきます」と決意した。

同町のシンボルの屈斜路湖と摩周湖、そして大鵬をイメージした鵬が描かれた化粧まわし。大鵬と同じ弟子屈高出身で、相撲錦絵師の木下大門氏がデザインを手掛けた。木下氏は、屈斜路湖が大鵬の横綱土俵入りを横から見た時の形、摩周湖がそれを見守る王鵬の横顔の形と重なると説明。王鵬は「いろいろな思いが込められていて身が引き締まる思いです」と感激した。

十両昇進祝賀会であいさつする王鵬(撮影・浅水友輝)
十両昇進祝賀会で相撲錦絵師の木下大門氏(右)がデザインした化粧まわしを贈られた王鵬(撮影・浅水友輝)

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