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宇津木&堤がB級プロテスト合格 元王者内山を尊敬

B級プロテストに合格した宇津木秀(左)と堤聖也


 ボクシングのワタナベジムから、平成国際大コンビが3月にプロデビューする。20日に東京・後楽園ホールで、6回戦のB級プロテストに合格した。

 一昨年主将のライト級宇津木秀(23)と今春卒業のスーパーフライ級堤聖也(22)。ともにジムの先輩の元世界王者内山高志を尊敬し、出稽古でスパーリングしたこともある。その縁もあって今年入門した。

 宇津木はアマ81勝(23KO)27敗で、172センチの右ボクサーファイター。父の影響で中2から沼田ジムに通い、内山と同じ花咲徳栄では選抜2位、大学では全日本2位。1学年上が1人のために3年から2年間主将で「やりきった感があった」。卒業後は働きながらコーチになり、警察官の1次試験に合格したが「学生の戦っている姿や世界戦を見て刺激を受け、またやりたくなった」という。昨年12月の全日本社会人で初の優勝を節目に転向した。

 堤は84勝(40KO)17敗で、165センチのスイッチボクサー。「遊んでいるといつもケンカになってしまった」と、ルールがあるボクシングを熊本の本田ジムで始めた。九州学院で全国3位4回、大学では国体2位。やめるつもりだったが、同学年で勝てなかった田中恒成が世界王者、井上拓真も世界目前まで活躍。高校時代に2戦2勝の比嘉大吾も世界王者になり、「追いつき追い抜きたい」とプロを選んだ。

 ともにジムの大黒柱となった世界王者田口良一を指導する石原雄太トレーナーがつくことになった。2人は「目指すのは世界。3、4年でとりたい」と口をそろえる。宇津木は「(世界王者)村田さんのように中量級でも日本人が通じるところを見せたい」と言えば、堤は「アマらしくないスイッチはプロ向きでお客さんをわかせたい」。3月27日に後楽園ホールで、外国人相手にプロデビューする。

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田中恒成が比嘉を激励「新世代で盛り上げられれば」

同学年となる世界2階級制覇王者田中(左)の激励を受けるWBC世界フライ級王者比嘉


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が今日4日、故郷での2度目の防衛戦(沖縄県立武道館)に備え、3日に那覇市内で、同級9位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と計量に臨んで一発クリアした。

 比嘉が、同学年の前WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(畑中)の激励を受けた。16年12月、フエンテスとの同級王座決定戦を制して2階級王者となった田中から「同じ年齢ですし、新世代で盛り上げられれば。今は同じフライ級ですし楽しみ」とエールを送られた。比嘉は「アマチュア時代、ボクが1回戦負けの時の全国王者。うれしいですね」と燃えていた。

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田中恒成、3月世界前哨戦勝って木村翔へ即オファー

復帰戦が決まった元世界2階級王者田中(撮影・加藤裕一)


 前WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が30日、名古屋市内で会見し、フライ級転向後初戦を世界前哨戦として、3月31日に名古屋国際会議場イベントホールで行うと発表した。

 相手は同フライ級12位で10勝(7KO)1分けと無敗のロニー・バルドナド(21=フィリピン)。昨年9月に王座を防衛した試合で両目眼窩(がんか)底を骨折して以来、半年ぶりの復帰戦となる。ミニマム級と合わせて世界3階級制覇を目指し、既にWBO1位、WBC4位にランクイン。「今までで一番のパフォーマンスをして、KOを狙います」。バルドナドは現WBO王者木村翔タイプ。前哨戦を問題なく終えれば、陣営は木村サイドに即オファーを出す構えだ。

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田中恒成が3月に3階級制覇前哨戦「KO狙います」

復帰戦が決まった元世界2階級王者田中(撮影・加藤裕一)


 元WBO世界ミニマム級&前同ライトフライ級の2階級王者の田中恒成(22=畑中)が30日、名古屋市内で会見し、世界3階級制覇となるフライ級の世界前哨戦を3月31日に名古屋国際会議場イベントホールで行うと発表した。フライ級転向初戦で、相手は同フライ級12位ロニー・バルドナド(21=フィリピン)。田中は昨年9月13日、パランポン・CPフレッシュマート相手に2度目の同ライトフライ級王座防衛に成功したが、両目を眼窩(がんか)底骨折しており、半年ぶりの復帰戦になる。

 田中はすでにWBOで同級1位、WBCで同級4位にランクイン。「減量の影響で階級をフライ級にした。いいパフォーマンスができなければ、ただ弱かった(から階級を上げた)だけになる。今まで一番のパフォーマンスをして、KOを狙います」と宣言した。

 バルドナドはパッキャオプロモーションのホープで、11戦10勝(7KO)1分け。無敗の世界ランカーは、前哨戦や復帰戦相手としては“大物”だ。また“振り回す右のハードパンチャー”で、現WBO世界フライ級王者木村翔タイプ。畑中清詞会長(50)は「木村似か?」と問われて「そうです」と即答。現時点で、前哨戦後の照準を木村に定めて「前哨戦の戦いぶりを見てからだが、すぐ交渉に入りたい」と話した。

 田中は昨年12月31日に木村の防衛戦を生で見た。「自分は決められた試合をするだけ。もしWBOのベルトに挑戦することになれば、今回の試合をいい経験にしたい」。2月2日からは5日間、沖縄合宿を行う。今年中の、デビュー12戦目という世界最速3階級制覇へ、いよいよ本格始動する。

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比嘉に挑戦のフエンテス、3階級制覇へ手の内見せず

公開練習を行ったWBC世界フライ級タイトルマッチで王者比嘉に挑戦するフエンテス(撮影・野上伸悟)


 ボクシングでWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)に挑戦する、元2階級制覇王者の同級10位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)が、29日に都内のジムで練習を公開した。シャドー、ミット、パンチングボールを2分ずつこなしただけ。比嘉陣営も視察していただけに、早々にホテルへと引き揚げ、手の内は一切見せなかった。試合は2月4日に沖縄県武道館で行われる。

 16年の大みそかにWBO世界ライトフライ級王座を田中恒成(畑中)と争い、5回TKO負けして以来の来日となる。前回は7キロオーバーで来日した上、試合会場では寒さにコンディションを狂わせた。東京は厳しい寒さながら、2月1日に入る温暖な沖縄開催でもあり、「前回と条件は違う。大きな責任を負い、44戦してきて経験も熟した」と3階級制覇へ気合十分だ。

 比嘉陣営は具志堅会長と野木トレーナーが敵情視察した。会長は前回フランス人相手にフランスパンを手土産に持参した。今回は手ぶらで、2人のトレーナーに「どちらがチーフ?」「今の体重は?」と2つ質問。「あと2キロ」の答えに「3キロはある」との読みだった。

 30分あまりの視察だったが、会長は「思ったより大きい。バランスのとれた締まった体を作ってきている。強そうな顔をしている。打ち合いになる。前半4回までの動きで流れは分かる」と分析した。日本タイ15連続となる比嘉のKO決着の呼び声が高いV2戦。会長は「気は抜けない。要注意」と楽観ムードに警戒警報を発令した。

公開練習を行ったWBC世界フライ級タイトルマッチで王者比嘉に挑戦するフエンテス(撮影・野上伸悟)

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比嘉大吾に挑戦フエンテス「前回の来日時とは違う」

WBC世界フライ級王者比嘉に挑戦する2階級制覇王者フエンテス(撮影・藤中栄二)


 プロボクシング世界2階級制覇王者でWBC世界フライ級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)が27日、来日した。2月4日に沖縄県立武道館で同級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)に挑戦するフエンテスは3階級制覇への自信を示した。「今の体はフライ級でベストな状態になっている。3階級制覇できる可能性は非常に高いと思っている」。

 16年12月に田中恒成(畑中)とWBO世界ライトフライ級王座決定戦に臨み、5回TKO負けを喫している。フエンテスは「あの時よりもメンタル面が非常に強くなっている。前回の来日時とは違う。今回は準備ができている」と手応えを口にした。

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ロンドン五輪銅の王者清水聡7回TKOで初防衛

マンシトを7回TKOで下し、ラウンドガールと笑顔で記念撮影に納まる清水(撮影・河野匠)

<プロボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇横浜文化体育館


 同級王者清水聡(31=大橋)が、挑戦者エドワード・マンシト(25=フィリピン、同級14位)を7回TKOで下し初防衛に成功した。

 ロンドン五輪銅メダリストの清水は今年10月に、前王者ノ・サミュング(韓国)を下し、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成と並ぶ国内最速タイ記録(4戦全勝4KO)で同級王者となっていた。

3回、マンシト(左)を攻める清水(撮影・河野匠)

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田口良一「ツヨカワ」卒業、「謙虚な王様」になる

「Humility King」と刺しゅうされた新シューズを披露する田口(撮影・河野匠)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(31=ワタナベ)がツヨカワ(強くてかわいい)卒業で2団体統一王者の称号をつかむ。31日に東京・大田区総合体育館で、IBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)との団体王座統一戦に備え、21日に都内の所属ジムで練習を公開。14年12月の王座奪取から7度目の防衛戦。優しい端正な顔立ちから「つよかわいい」と評されてきた田口は1日に31歳の誕生日を迎え「もうツヨカワはいいかなと…」と強さを追求する姿勢を示した。

 新調したリングシューズの足首位置には「Humility King(謙虚な王様)」と刺しゅうした。「戦略」「タフネス」といったキーワードも候補に挙がったが、王者対決にふさわしいものに絞った。「団体がいろいろあり、誰が強いのか分からない状態。メリンドに勝てば強さが証明される」と同級のキングを目指す姿勢の表れだ。

 当初、王座統一戦を約束した前WBO同級王者・田中恒成(畑中)は王座を返上し、フライ級に上げた。田中から直接謝罪を受けた田口は「理由を教えてくれた。ボクは今いる階級で頑張ろうと思いました。最強を目指したい」と気持ちを高ぶらせた。【藤中栄二】

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2階級制覇の田中恒成フライ級2位に 世界ランク

田中恒成(2017年12月6日撮影)


 世界ボクシング機構(WBO)は21日に最新ランキングを発表し、WBO世界ライトフライ級王座を返上した2階級制覇王者の田中恒成(畑中)がフライ級の2位にランクインした。

 現在のWBO同級王者は木村翔(青木)、同級1位は五十嵐俊幸(帝拳)で、両者は今月31日に東京・大田区総合体育館で激突する。

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田中恒成フライ級転向、田口との統一戦消え直接謝罪

王座返上を説明する田中(撮影・加藤裕一)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王座を1日付で返上した田中恒成(22=畑中)が6日、名古屋市内で会見した。

 フライ級転級を表明し、WBAライトフライ級王者田口良一に謝罪したことを明かした。田中は田口にラブコールを送り、31日に統一戦を行う約束を取り付けたが、自らが9月の防衛戦で両目の眼窩(がんか)底骨折を負ったことで消滅していた。「どうしても一言謝りたかった」と5日に単身上京。ワタナベジム前で田口が練習を終えるのを待って頭を下げたという。ケジメをつけ、来年中のフライ級王座奪取を目指す。陣営はWBOに来春、フライ級王座挑戦者決定戦を行えるよう要請。現在デビュー10戦。井岡一翔の同18戦をしのぐ世界最速3階級制覇を狙う。

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田中恒成フライ級転向 田口に謝罪したことを明かす

WBO世界ライトフライ級王座返上を説明する田中恒成。左は畑中ジムの畑中清詞会長(撮影・加藤裕一)


 前WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が6日、名古屋市内で会見し、フライ級への転級を正式表明した。12月1日付で同王座を返上。陣営はWBOに、来年3、4月に同フライ級王座の挑戦者決定戦を行えるよう要請しており、ミニマム、ライトフライ級に続く、来年中の世界3階級制覇を目指す。田中は現在デビュー10戦、達成すれば、井岡一翔の同18戦を更新する世界最速記録になるのは間違いない。

 同席した畑中清詞会長は「今年の年頭からライトフライは今年いっぱいの予定でした。今の階級では(減量が)健康管理の点でも非常に厳しい」と転級理由を説明した。

 田中はかねてよりWBA世界ライトフライ級王者田口良一との統一戦を熱望し、12月31日の実現に向け、交渉を進めていたが、9月のパランポン戦で両目を眼窩(がんか)底骨折したためにプランが消滅した。「田口選手とお互い本気になっていた。田口選手には『すんません』しかありません」。気持ちの整理をつけるため、前日5日に都内のワタナベジムまで1人で出向き、田口の練習が終わるまでジムの外で待ち、直接謝罪した。「どうしても一言謝りたかった。大人の対応をしてくれました。『フランクにいこうよ』といってもらった。スッキリしました」と話した。

 現在フライ級の世界王座は井岡一翔の返上で空位になったWBAのほか、比嘉大吾が持つWBC、木村翔が持つWBOのベルトなどがある。畑中清詞会長(50)は「誰が、というのはない。挑戦者はやっていただく立場なので」。将来的に、日本ジム所属選手には前人未到の「5階級制覇」の野望がある。田中は「それはデビュー5戦目で(世界)ミニマム級王座を取った時に『5』にひっかけて、適当に言っただけ」としながらも「今となっては5階級制覇することになると思います」と当然のように言い放った。

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田中恒成が王座返上、3階級制覇狙いフライ級へ転向

田中恒成(17年9月7日撮影)


 プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(22=畑中)が同王座を返上したことが1日、分かった。来週以降に名古屋市内で記者会見を行う見通しだという。WBOでミニマム級、ライトフライ級と2階級制覇に成功した田中は1階級上のフライ級へ転向し、3階級制覇を狙う意向。王座返上の連絡を受けたWBOバルカルセル会長は「田中が3本目のWBOのベルトを獲得できるように、フライ級の最新ランクに入ることになるだろう」とコメントした。

 今年9月、同王座の2度目の防衛に成功した田中だが、両目の眼窩(がんか)底を骨折。熱望したWBA王者の田口良一(30=ワタナベ)との団体王座統一戦が白紙となっていた。

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田中恒成が王座返上 3階級制覇を目指しフライ級へ

田中恒成


 プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(22=畑中)が王座返上すること決断した。11月30日(日本時間12月1日)、米メディアが報じたもので、3階級制覇を目指し、1階級上のフライ級に転級するという。

 田中陣営から王座返上の通知レターを受けたWBOのフランシスコ・バルカルセル会長は「WBOのミニマム級、ライトフライ級で王座を獲得した田中に感謝を表明する。彼が3本目のWBOベルトを獲得できるように、フライ級の最新ランキングに入ること願っている」とコメントしている。

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田口良一「攻守ともに一流の相手」V7統一戦に意欲

肩を組み記念撮影する田口(左)と京口(撮影・狩俣裕三)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)が12月31日に東京・大田区総合体育館で、IBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)と団体王座統一戦に臨むことが17日、発表された。7度目の防衛戦で王座統一できれば、WBO同級王者・田中恒成(22=畑中)と日本初の3団体統一戦の夢も広がる大一番だ。IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(23)も同日、同級3位カルロス・ブイトラゴ(25=ニカラグア)と初防衛戦に臨む。

 日本人3人目の2団体統一王者を目指す田口が拳を交えるのは、5月に3階級制覇王者・八重樫東を下したメリンドとなる。田口は「攻守ともに一流の相手。激闘して勝ちたい」と声をはずませた。今回から中継局がテレビ東京からTBSに変更。中継局問題もクリアされ、田中との王座統一戦も現実的になった。田口は「勝ち続けて田中君と試合をやりたい」と2団体王座統一だけに集中する。

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田口良一V7達成で3団体統一戦へ「すごいカード」

大みそかに行われるダブル世界戦の会見で相手のミラン・メリンドボードにこぶしを出す田口(撮影・狩俣裕三)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)が12月31日、東京・大田区総合体育館で、IBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)と団体王座統一戦に臨むことが17日、発表された。

 田口にとって7度目の防衛戦で、ビッグマッチを迎え「今の気持ちは意外に落ち着いている。これから不安も出るかと思いますが、絶対の自信を持ちたいと思います」と決意を新たにした。

 過去、日本人出場の2団体王座統一戦は4試合あり、井岡一翔、高山勝成がミニマム級で2団体統一王者となっている。田口は「勝つことが第1でKO勝ちできれば。こういったチャンスはめったにない。さらにすごいカードを実現したいので絶対に勝ちたい」と口調を務めた。

 本来ならばWBO王者・田中恒成(畑中)との王座統一戦になるはずが、田中の両目負傷の影響で、メリンドとの王座統一戦に方向転換されていた。田口は「お互いが勝ち続ければ試合はやれると思うのでメリンド戦を考えています」と気持ちを切り替えている。

 今回から中継局がテレビ東京からTBSに変更された。これでネックとなっていた中継局の問題も解消。WBAとIBFの王座統一に成功すれば、田中との3団体王座統一戦も現実味を帯び「すごいカード」になる。2017年最後のボクシング世界戦という大トリを務める田口は「強い相手に勝って評価してもらいたい。王座統一、7度目の防衛という目標ができたので頑張りたい」と責任感もにじませた。

大みそかに行われるダブル世界戦の会見で相手のミラン・メリンドボードを背に記者の質問に答える田口(撮影・狩俣裕三)

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比嘉伝説14連続KO、大晦日に井岡との統一戦熱望

5回、比嘉(右)はマソンに連打を浴びせる(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇東京・両国国技館


 WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が14戦全勝全KOで初防衛に成功した。同級5位トマ・マソン(27=フランス)を7回にとらえてダウンを奪取。同回1分10秒、レフェリーストップのTKO勝ちをおさめた。沖縄出身王者で初めてKO初防衛に成功。大みそかにWBA同級王者・井岡一翔との団体統一戦もぶちあげた。

 ロープ際にマソンを押し込み、比嘉がボディーに、顔面に左の5連打を打ち抜いた。ガード上手な挑戦者を眼前に「ロマゴンを思い出した」。尊敬する元世界4階級制覇王者ゴンサレス(ニカラグア)ばりのラッシュをみせた。7回、再び左で右目上をカットさせ、さらに傷口に左フックの嵐。痛みに耐えかねてヒザをついたマソンを人生初のダウンに追い込んだ。そのままドクターストップ。具志堅会長のKO指令が出る前に決着をつけた。

 「最後は(マソンが)目を痛がって座っちゃいましたね。タフだなと思ったので目を狙った。KOは気分良かったですね」

 試合後、米プロモート大手トップランクのボブ・アラムCEOと握手を交わし「グッドファイター」と祝福を受けた。「通訳さんがいてくれたら話せた。米国で試合できたかな」と冗談も飛ばす余裕があった。

 初防衛戦に備え、フライ級のリミット(50・8キロ)とほぼ同じ50キロの重さのバーベルを両腕で持ち、重量挙げ選手さながらにスナッチやジャークで瞬時に持ち上げる練習メニューを繰り返してきた。「ハードな練習してきたのでKOでないと満足できない」。マソンの体をロープ際まで吹っ飛ばすパワーが肉体に十分、備わっていた。

 高校時代は全国的に無名の存在だった。同学年に「スーパー高校生」と言われたWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥の弟で元東洋太平洋同級王者の拓真がいた。「雲の上の存在」と振り返る2人に追いつき、追い越すことが目標だった。「あの2人はうまいけれど一番面白い試合をするのは比嘉と言われたい」。沖縄出身王者で初めてKO初防衛に成功。日本人の対フランス人世界戦初勝利を挙げた。日本記録に王手をかける14連続KO勝ちのパーフェクトレコード。十分すぎるインパクトを残した。

 勝利後、リング上でWBA世界フライ級王者・井岡の名を挙げ「大みそかでもいいので統一戦をやりましょう」と叫んだ。具志堅会長も本人の意向を受けて交渉に入る構えだ。井岡戦で日本記録を達成する最高の舞台を、自らの両拳で整えてきた。【藤中栄二】

<比嘉大吾(ひが・だいご)アラカルト>

 ◆生まれ 1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市。

 ◆スポーツ歴 保育園まで水泳と体操の教室に通う。宮城小2年から野球をはじめ、宮城ドリームズに所属。6年で主将を務め、市内大会で創部初の優勝。仲西中でも野球部で主将。

 ◆具志堅に憧れ 中学3年の時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画をテレビで見て触発され、宮古工でボクシング部へ。国体8強が最高成績。通算36勝(8KO・RSC)8敗。

 ◆プロ転向 高校卒業後に上京し、白井・具志堅スポーツに入門。14年6月にデビューし1回KO勝ち。

 ◆王座 15年7月にWBCユース・フライ級王座を奪取。16年7月に東洋太平洋フライ級王座も獲得。

 ◆家族 両親と兄。

 ◆スタイル 身長160・8センチの右ファイター。

比嘉&マソン・ラウンドVTR

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清水聡最速タイ新王者、パワーで頭攻めねじ伏せた

4回、ノ(手前)にパンチを見舞う清水(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール


 ロンドン五輪銅メダリストの清水聡(31=大橋)が初防衛を狙った王者ノ・サミュング(韓国)を5回1分54秒TKOで下し、初タイトルを獲得した。頭から突っ込む韓国スタイルに手を焼いたが、作戦変更した4回にダウンを奪い、5回もラッシュでレフェリーストップ。4戦目の東洋太平洋ベルト獲得は、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成と並ぶ国内最速タイ記録で、4戦全勝4KOとした。

 3回終了後だった。清水にセコンドの大橋会長が声をかけた。「レパード玉熊戦法でいけ!」。90年代初頭にWBA世界フライ級ベルトを巻いた王者の名前を挙げたのは、バッティング気味に頭から突っ込む往年の韓国スタイルのノへの特効薬を思い出したから。時は90年7月、王者李烈雨に水戸で挑んだ玉熊の王座戦は、「頭」に対して細かい連打で10回TKO勝ち。その意図を理解した清水は、「切り替えて、力でねじ伏せられた」と、4回から戦い方を一気に変え、終わりなき連打で試合を決めた。

 「パンチより頭のほうがもらっていたかも」と、面食らった。3回に右ももらい、ペースに巻き込まれそうになった。作戦のアウトボクシングから変更を余儀なくされたが、相手土俵の接近戦でも圧倒してみせた。

 昨年末からプロゴルファーの松山英樹らを指導してきた早川トレーナーに師事。四つんばいになり、片脚を上げて階段200段を5往復などの過酷メニューで肉体改造してきた。連打、連打でも拳に伝わるパワー。「ねじ伏せ」て、その向上も実感。16年9月のデビュー戦から約1年でタイトル獲得し、来年は世界戦を見込む。技術の幅を示し「次は世界王者になります」と高らかに言った。【阿部健吾】

清水聡のプロ全成績
チャンピオンベルトを腰に巻き、声援に応える清水(撮影・足立雅史)
4回、ノ(左)に右パンチを見舞う清水(撮影・足立雅史)

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清水聡初タイトルで村田超え!4回から作戦変更奏功

4回、ノ(左)に右パンチを見舞う清水(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール


 ロンドン五輪銅メダリストで同級11位清水聡(31=大橋)が、初防衛を狙った王者ノ・サミュング(韓国)を5回1分54秒TKOで下し、初タイトルを獲得した。4戦目での東洋太平洋ベルト獲得は、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成と並ぶ国内最速タイ記録で、戦績を4戦全勝4KOとした。

 頭からバッティング気味に突っ込む往年の韓国スタイルを体現するノに、初回からリズムを乱された。映像では十分に研究したが、見るとやるとでは大違い。「これか」。もくろんでいたアウトボクシングを展開する前に、強引に距離を詰められ、「(パンチではなく)頭のボディーのほうが効いた」と、冗談交じりに振り返るほど。3回にはカウンター気味に右フックも顔面にもらった。

 流れをガラリと変えたのは、4回からの作戦変更。長いリーチの腕を折りたたんで、内側から細かい連打をまとめ続けた。頭を低くして懐に飛び込んでくる相手を迎撃、連打の雨を降らせた。効果はてきめん。4回残り30秒を切ったところで、ノのひざをリングにつかせると、続く5回にも猛ラッシュ。大橋会長が「これが清水の魅力、武器」というファイターの本領を発揮して、相手の土俵で圧倒してみせた。

 勝利後のインタビューでは、「村田をちょっと追い越したかな。あいつはベルトを持っていないので」。今月22日にWBA世界ミドル級タイトルマッチの臨む村田諒太。ロンドン五輪のメダリストコンビとして、親交厚い同世代に「20日間だけですけどね。これで村田も勝つでしょう」とエールを送った。

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いざ決戦、清水聡に大橋会長から俳句「時が来た」

清水(右)は大橋会長から俳句を贈られる


 ボクシングの東洋太平洋フェザー級タイトル戦の前日計量が1日に都内で行われ、ロンドン五輪銅メダリスト清水聡(31=大橋)がリミットの57・1キロでパスした。

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成と並ぶ国内最速タイの4戦目での同タイトルをかけて王者ノ・サミュング(韓国)に挑む一戦を前に、大橋会長が贈ったのは俳句。「時が来た 銅メダルから 秋の夢」と一句詠んだ。この日午前中放送のNHK・Eテレの俳句番組にゲスト出演した同会長ならではのエールに、清水も「いけそうな気がします」と感謝した。

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田中恒成3カ月スパーリング禁止、田口と統一戦白紙

会見を行うWBO世界ライトフライ級王者田中(右)。左は畑中会長(撮影・宮崎えり子)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が熱望していたWBA同級王者田口良一(ワタナベ)との年内の統一戦実現が白紙となった。畑中会長とともに20日、名古屋市内で記者会見。

 13日の2度目の防衛戦での負傷が、両目の眼窩(がんか)底骨折で全治2カ月間と診断されたと発表した。田中は「いよいよ統一戦というところでケガをして田口選手、期待してくれていたファンに申し訳なく思います」と頭を下げた。3カ月間はスパーリング禁止で、まずは治療に専念。練習再開や階級変更など今後については畑中会長が「治った時に考える。今は答えを出すことはできない」と説明した。

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田中恒成は年内統一戦白紙 眼窩底骨折で安静必要

会見を行う(左から)畑中清詞会長、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・宮崎えり子)


 WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が20日、名古屋市内で会見を行い、19日に同市内の病院で「両目の眼窩(がんか)底骨折」で2か月間の安静が必要だと診断されたことを発表した。

 右目の外傷は14日に同市内の病院で4針縫い、19日に抜糸したことも明かし、3か月間はスパーリング禁止だという。同席した畑中清詞会長(50)は「年内の統一戦は白紙になりました。今後の展望は治ったときにしっかりと考えたい」と説明。実現を目指していたWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦は白紙になった。

 田口との統一戦を熱望してきた田中は「いよいよ統一戦というところでケガをして、田口選手はもちろん、期待してくれていたファンには申し訳なく思います。実現が難しいと言われる統一戦ですが、9月にいい内容で勝っていよいよゴーサインというかたちで交渉を進めてくれていた渡辺会長や畑中会長、身内の方にも申し訳ない気持ちです」と悔しそうな表情で話した。

 13日に挑戦者の同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の統一戦で1回にダウンを奪われたが、9回1分27秒TKO勝利。その後、頭痛を訴え、大阪市内の病院に救急車で搬送されていた。14日の会見では「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断されたことを明かしており、地元・名古屋で再検査を行っていた。

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拳四朗「圧勝する」10・22ゲバラと初防衛戦

初防衛戦を発表したWBC世界ライトフライ級王者拳四朗。右は父でBMBジムの寺地永会長(撮影・加藤裕一)


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が元同級王者で同1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)と10月22日に両国国技館で初防衛戦を行うことが19日、都内で発表された。拳四朗は5月20日に王座を奪取。今回もその試合同様、WBA世界ミドル級1位村田諒太と同級王者アッサン・エンダムの再戦、WBC世界フライ級王者比嘉大吾の初防衛戦とのトリプル世界戦に組み込まれる。

 拳四朗は「もっと注目されるように圧勝するので応援してください」と語った。王座奪取は2-0判定勝ちだった。「戦い方はジャブで突いて、カウンターといういつもの形を考えていますが、いい勝ち方で倒したい」とKO防衛を誓った。父でBMBジムの寺地会長も「今度は圧勝で倒さないと世間が認めてくれない」とハッパをかけた。

 陣営ではすでにゲバラ戦を想定し、5日間の米国・ロス合宿を敢行、17日に帰国した。現地では世界的トレーナーのルディ・エルナンデス氏のサポートを受け、ゲバラと同じメキシカンスタイルのボクサーと連日8ラウンド、合計40ラウンドのスパーリングをこなした。拳四朗は「いろんなパンチの打ち方を教わった。左アッパー、フックとか手で打つのでなく、重心下げて体で打ってみたり。新しい技として出せたらいいですね」と収穫を口にした。

 統一戦に向けて動くWBO同級王者田中恒成、WBA同級王者田口良一に比べ、同じ階級なのに知名度で及ばない。「うらやましいとかは全然ないですが、自分ももっと知名度を上げたい」との思いは強い。

 待望のバラエティー番組初登場となった7月28日放送の「アウト×デラックス」では反響絶大で、ツイッターのフォロワー数は約1000から約2400人まで激増したとか。「すごかったです。放送中に携帯がバンバン反応して」。また関西ローカルながら8月21日放送の「なるみ・岡村の過ぎるTV」には何と“売り込み出演”した。大阪市内を友人と歩いていてロケ隊と遭遇。友人に「彼、世界チャンピオンなんです」とアプローチしてもらい、後日、スタジオ収録に参加したという。「街中でたまに声をかけられるようになりましたけど、まだまだです」。今後も積極的にメディア露出を増やし、知名度アップ作戦を続けていく。

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田中恒成まずは治療、田口良一との統一戦は年内困難

一夜明け会見を行う田中(撮影者・宮崎えり子)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)とWBA同級王者田口良一(ワタナベ)の統一戦の年内実現が厳しくなった。

 逆転TKOでの2度目の防衛から一夜明けた14日、田中が試合後に救急車で搬送された大阪市内の病院で「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断されたことが判明。両目を腫らして会見した田中は「ケガをした悔しさ、情けなさでいっぱい。田口選手、関係者の皆さんに申し訳なく思います」と頭を下げた。地元・名古屋での再検査の結果によるが、畑中会長は年内の統一戦には「(意思は)本人もそう。ただ、まずは治療」と説明した。

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田中恒成、防衛一夜明け 眼窩底骨折の疑いと診断

一夜明け会見を行う(左から)畑中清詞会長、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成、田中斉トレーナー(撮影者・宮崎えり子)


 13日に逆転で2度目の防衛したWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が14日、大阪市内で一夜明け会見を行った。

 1回に挑戦者の同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)にダウンを奪われたが、9回1分27秒TKO勝利。その後、頭痛を訴え、大阪市内の病院に搬送されていた。両目を腫らして会見場に現れた田中は「昨日(13日)は会見できなくて、すみませんでした。試合直後にもらったジャブが左目に当たり、それから二重に見えていた。その後も右目もふさがって、カットをして。ケガをした悔しさ、情けなさでいっぱいです。田口選手、関係者の皆さんにケガをしてしまったことを申し訳なく思います」と頭を下げた。

 13日は精密検査を受け、「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断された。午後に名古屋市に戻り、再検査を受けるという。畑中会長は「未来のある選手。まずは体を完璧に治すこと。体が治ってから先の展開を考えたい」と説明。WBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との年内の統一戦を問われると同会長は「(意思は)本人もそう。ただ、まずは治療に専念」と話し、実現は厳しくなった。

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田口も統一戦に意欲「折れそうな状態で踏ん張った」

田中恒成対パランポン・CPフレッシュマート 会場に姿を見せた田口 (撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は2度目の防衛に成功し、WBA同級王者田口良一(ワタナベ)との日本人選手による統一戦に向けて前進した。

 テレビ中継のゲストで訪れた田口も田中との統一戦へあらためて意欲を示した。ダウンを奪われながらKOした戦いに「(心が)折れそうな状態で踏ん張って、KOにつなげるのはすごい」と大絶賛。自身は7月23日に6度目の防衛に成功。すでに年末の統一戦を想定した練習に入っており「自信は100%とは言えないけれど、極力パーセンテージを上げていく」と言い切った。

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田中V2も「持ってない」1回ダウン右目の上カット

ラウンドVTR

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は2度目の防衛に成功し、WBA同級王者田口良一(ワタナベ)との日本人選手による統一戦に向けて前進した。

 田中が逆転でパランポンに9回1分27秒でTKO勝利し、2度目の防衛を果たした。テレビ中継がこれまでの東海ローカルから全国に「昇格」となった一戦は1回に挑戦者の右ストレートでダウン。さらに右目の上をカット。血を流しながらリングに立ち続けた。試合後は大事をとって病院で検査を受けるほどだったが、最後は9回に右ストレートでダウンを奪い返し、ラッシュで戦闘不能にした。

 試合後は「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかり」と自虐的。田口との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」。リングの外で戦況を見守った田口に再び決戦を宣言した。しかし、リングを下りると高らかな声からは一転。試合内容に納得いかないのか足早に控室に入り無言を貫いた。【宮崎えり子】

TKO勝ちを収め、声援に応える田中(撮影・加藤哉)

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田口良一「リスクがあっても」田中との年末統一戦を

田中恒成対パランポン・CPフレッシュマート 会場に姿を見せた田口 (撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 王者田中恒成(22=畑中)の2度目の防衛成功を、WBA同級王者の田口良一(30=ワタナベ)がリングサイド2列目から見届けた。年末の統一戦実現が期待されており、田口は「ファンが望むカードをやりたい。盛り上がる試合をしたいのがポリシー。多少(勝ち負けの)リスクがあってもやりたい」とあらためて意欲を見せた。

 挑戦者のパランポン(タイ)と戦った田中は、1回にまさかのダウン。それでも田口は「すごいのを見せつけられた」と、9回TKO勝ちで逆転した王者のすごみを第一声で発した。「劣勢になってから(の攻め)。(心が)折れる状態で踏ん張って、KOにつなげたのがすごい。ハートが強い」。田中の戦いを冷静に分析した上で、統一戦での自信を問われると「正直100%(勝つ)とは言えない。極力パーセンテージを上げていきたい」と意気込んだ。

 田口は7月23日に6度目の防衛に成功。すでに田中を想定した練習を始めているといい、12年6月のWBC世界ミニマム級王者井岡一翔-WBA同級王者八重樫東戦以来2度目となる、日本人同士の統一戦実現ムードが高まってきた。

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田中恒成V2も不満、田口と統一戦は「やります!」

4回、田中の右フックがパランポンの顔面にヒットする(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が逆転で同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)に9回1分27秒TKO勝利し、2度目の防衛を果たした。

 1回に挑戦者の右ストレートを受け、田中がいきなりダウンを奪われた。右目の上をカットし流血しながら、リングに立ち続けた。8回終盤に左右のコンビネーションでパランポンをふらつかせると、9回にスイッチが入った。序盤に右ストレートを奪い返し、その後連打を仕掛けレフェリーストップとなった。

 V2を達成した田中だが。「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかりです。俺以外がおもしろかったらいいんじゃないですか」と自虐的に振り返った。リング外で戦況を見守ったWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」と宣言した。

 試合後は頭痛を訴え、検査のため救急車で大阪市内の病院に向かった。関係者によると、意識ははっきりしており、自力歩行は可能。大事を取っての処置だという。

9回、田中(左)はパランポンから最初のダウンを奪う(撮影・加藤哉)
9回TKO勝ちを収め、ベルトを巻いて写真に納まる王者田中(右)(撮影・加藤 哉)

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田中恒成が2度目防衛 パランポンに9回TKO勝利

9回TKO勝ちを収め、声援に応える田中(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBOライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が13日、2度目の防衛に成功した。

 同級13位のパランポン・CPフレッシュマート(タイ)に9回TKO勝ちし、田中は10戦全勝(6KO)となった。

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田中恒成「圧倒的な内容で勝つ」頭には田口と統一戦

ポーズを決める王者田中(左)と挑戦者パランポン・CPフレッシュマート(撮影・伊藤航)


 ボクシングのダブル世界戦(13日・エディオンアリーナ大阪)の調印式と前日計量が12日、大阪市内で行われ、4選手はいずれも1回でパスした。リミットの48・9キロちょうどのWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は、念願のWBA同級王者田口良一(ワタナベ)との統一戦の実現に向け、堂々とKO宣言した。挑戦者のパランポン(タイ)は48・7キロ。

 挑戦者を横にしても、田中は見向きもしなかった。「明日(13日)はすごい試合にします。圧倒的な内容で勝ちます。隣に座っているだけじゃ(パランポンの)印象は分かりません。見てなかったので」。2度目の防衛に成功すれば、熱望してきた田口との統一戦に大きく前進する。

 「これ(防衛戦)だけに集中していきたい」と表情を引き締めて話した田中だが、頭の中では目指す日本人同士の王座統一戦の青写真が描かれていたはずだ。計量後は毎試合恒例の勝負メシでもあるサムゲタンを食べ、力を蓄えた。「スピードを存分に出してKOします」と宣言した。

 テレビの全国中継デビューとなる節目の10戦目で培ってきたスピード、テクニック、パワーを会場に来場予定の田口の目の前で見せつけるつもり。夢の一戦の実現へ、決定打を打つ。【宮崎えり子】

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