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棚橋弘至「カムバック」11年ぶり対戦の田口に勝利

田口(上)にドラゴンスクリュー決める棚橋(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦で、棚橋弘至(42)が、昨年公開の映画「パパはわるものチャンピオン」の劇中でタッグを組んだ田口隆祐(39)を下し、準々決勝に進んだ。

普段はタグチジャパンの一員として、監督こと田口とタッグを組むことも多く、シングルでの対戦は08年のニュージャパン杯以来11年ぶり。代打出場から1回戦を突破し勢いにのる田口にオーマイガーアンクルなど多彩な攻めで押し込まれたが、スリングブレイドから飛龍原爆固め(ドラゴンスープレックス)につなげ、勝利をおさめた。

決め技には狙いがあった。4月6日の米ニューヨーク大会が行われるマディソンスクエアガーデン(MSG)は、藤波辰爾が初めて飛龍原爆固めを披露した場所。「それから何十年たって、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなぁと。カムバックサーモンってあるじゃないですか。サケが戻ってくる。カムバックドラゴン」とこのニュージャパン杯優勝の先にある、MSG大会メインでのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)との決戦を見据えた。

田口(手前)を下し雄たけびを上げる棚橋(撮影・中島郁夫)
試合後、田口(右)とグータッチをする棚橋(撮影・中島郁夫)

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飯伏幸太が内藤哲也下し2回戦進出「このまま優勝」

<新日本:尼崎大会>◇10日◇兵庫・ベイコム総合体育館

ニュージャパン杯1回戦で、飯伏幸太(36)が内藤哲也(36)との再注目カードを制し、2回戦に進出した。

1月4日の東京ドーム大会オスプレイ戦で脳振とうを起こし、8日の後楽園大会で約2カ月ぶりに復帰。感覚が戻らない不安を口にしていた通り、病み上がりの頭部、特に首を内藤にしつこく攻められた。だが、激戦を楽しむように笑みを浮かべると、反撃へ。内藤得意のディスティーノをこらえ、逆にハイキックを見舞う。そこにコーナーからボマイェで内藤に膝を突き刺す。勝利を確信したように両手を広げ、タイガードライバー91で内藤をマットに突き刺し、さらに強烈なカミゴェで20分38秒の激闘を制した。

リングでは「2019年から新しい飯伏幸太を見せます。このまま優勝するぞ」と力強く宣言した。

田口隆祐、棚橋弘至、ザック・セイバーJrも16日の後楽園大会での2回戦に進んだ。

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石森太二「絶好の相手」2度目防衛戦相手はライガー

石森太二(左)と獣神サンダー・ライガー

新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者石森太二が3月6日、東京・大田区総合体育館で開催される旗揚げ記念日大会で獣神サンダー・ライガーと2度目の防衛戦に臨むことが12日、発表された。

11日の大阪大会で田口隆祐を下して初防衛に成功した石森は試合後、実況席にいたライガーに向けてベルトを掲げて挑発。「次は獣神サンダー・ライガー。動物好きなオレ対動物の神というべき獣神だなあ。新日本ジュニアの歴史をリボーンする意味では絶好の相手」と挑戦者に指名していた。

また同日にはIWGPジュニアタッグ王者BUSHI、鷹木信悟組がSHO、YOH組との2度目の防衛戦に臨むことも発表された。

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初防衛の石森太二、次戦ジュニアの象徴ライガー指名

田口隆祐(左)を下して初防衛した石森太二(撮影・宮崎幸一)

<新日本:大阪大会>◇11日◇エディオンアリーナ大阪

IWGPジュニアヘビー級王者石森太二(36)が2度目の防衛戦相手に“新日ジュニアのレジェンド”を指名した。

この日は元王者田口隆祐(39)のアンクルホールド、ヒップアタックに苦しみながら、16分10秒、ブラディークロスを決めた。初防衛に成功するや、テレビ中継席で解説を務める獣神サンダー・ライガーをリングに招き入れた。

ライガーから「ボウズ、おまえが俺を逆指名するなら、いつでも、どこでも、そのベルトをもらいに行くよ」と対戦OKの返事をもらった石森は「次は獣神サンダー・ライガー。動物好きの俺対動物の神。新日本をリボーンするには絶好の相手。神様は安らかに眠っとけってこった」と言い放った。

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棚…ゴキブリマスクはスプレー噴射&局部攻撃も敗退

後楽園ホールに登場したゴキブリマスク(棚橋弘至)

<新日本:後楽園大会>◇21日◇後楽園ホール

昨年公開された映画「パパはわるものチャンピオン」のスペシャルマッチが行われ、スクリーンの中のレスラーが後楽園ホールで躍動した。

主役のヒール役ゴキブリマスク(棚橋弘至)は、ギンバエマスク(田口隆祐)とタッグを組み、ドラゴンジョージ(オカダ・カズチカ)、スイートゴリラ丸山(真壁刀義)と対戦。相手の目にスプレー噴射し、背後からドラゴンの局部を攻めるなど数々の卑劣な手段を繰り出し、大ブーイングを浴びた。最後は相棒ギンバエがドラゴンにドラゴンメーカーを決められ、敗退。

ゴキブリは「いいか、よく聞けよ!ゴキブリはなぁ、しぶてぇーぞ!何度だって戻ってくるからな」と報道陣に言い残して、控室へ去った。

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鈴木軍対決が実現「誰がボスだってもはや関係ない」

場外でザック・セイバーJr(左)に関節技を決める鈴木みのる(撮影・横山健太)

<新日本:後楽園大会>◇29日◇後楽園ホール◇観衆1732人(札止め)

ワールドタッグリーグ公式戦で「鈴木軍対決」が実現した。鈴木みのる、飯塚高史組に挑んだのは、ザック・セイバーJr.、タイチ組。ボスへの真っ向勝負は、序盤はセイバーJr.と鈴木による関節技のハイレベルな応酬に。リング内外で骨がきしむような攻防が続いた。

飯塚が得意のかみつき攻撃でタイチを襲ってからは一転、荒れた展開になった。解説席にいた田口隆祐まで餌食にした飯塚の暴走をうまくかわしながら、セイバーJr.とタイチが集中攻撃を浴びせて次第にペースを握る。最後は飯塚が珍しくスリーパーホールドを繰り出して窮地となったセイバーJr.が、なんとか後方に回転して奪取すると、そのままヨーロピアン・クラッチへ。14分18秒、3カウントを奪って勝負を決めた。

試合後、鈴木と拳を合わせたタイチは、「あいつがボスだ、こいつがボスだ、そいつがボスだ、誰がボスだって、俺にはもはや関係ない。誰がボスであろうと、なんであろうと、俺たちは仲間であって仲間じゃねえんだよ。強いやつが一番上だ。それだけだ!」と豪語。セイバーJr.は「スズキとの闘い、最初の5分というのはもしかしたらコロされるかもしれない、そういう闘いだった。でも、音楽を奏でているようなすばらしさもあった。今は鈴木軍として鈴木みのるがボスだけど、いつかそれもどうなるかわからないよ」と振り返った。

試合後、ザック・セイバーJr(右)とタッチを交わす鈴木みのる(撮影・横山健太)

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田口、ACH組が昨年王者組を破り優勝に望みつなぐ

勝利を喜び合う田口(左)とACH(撮影・阿部健吾)

<新日本:後楽園大会>◇26日◇後楽園ホール

スーパージュニア・タッグリーグで田口隆祐、ACHの「スーパー69」が昨年覇者のYOH、SHOの「ロッポンギ3K」を下して2勝3敗の勝ち点4とし、優勝の望みをつないだ。

序盤、いきなりのピンチに見舞われた。田口のヒップアタック対策になりふり構わない、掟破り? の「かんちょー」を特訓してきたYOHの一撃がさく裂。田口は下から突き上げられてコーナーポスト中断まで持ち上げられ、もん絶状態となった。一気にペースを握られる形となったが、この日のタグチジャパン監督は一味違った。

新相棒のACHのコミカルでパワフルな技の連発にあおられるように、躍動。お尻のダメージも和らいだのか、ヒップアタックも織り交ぜ、最後はご当地の名前がついたハーフネルソン式スープレックスホールド、この日は「後楽園スープレックスホールド」でYOHから3カウントを奪った。

メインでの勝利にマイクを握った田口は「まだ終電までだいぶありますので、2時間お付き合い下さい」と冗舌に語り出し、「勝つとは思わなかったでしょ」と観客をけん制。「ACHは69%頑張ってくれた。私は4%。あとの%は皆さんの声援のおかげです!」と感謝の言葉を響かせていた。

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昨年準VのACH田口組は連敗 ラグビー仕様不発か

ACHとのタッグで連敗スタートとなり、ラグビーボールを持ち、さえない表情の田口隆祐

<新日本:後楽園大会>◇17日◇後楽園ホール

ラグビー仕様不発!? スーパージュニア・タッグリーグ第2日で、昨年準優勝のACH、田口隆祐組が、まさかの連敗スタートとなった。

2人はラガーマンスタイルのコスチュームで入場しているが、16日開幕戦でポラドールJr.、ソベリーノJr.のCMLL組に逆転負け。今大会初勝利を目指し、この日はロビー・イーグルス、石森太二組と激突したが、ACHが捕まって劣勢となり、石森のブラディークロスを食らい、3カウントを許してしまった。

ラガーシャツにヘッドギアを装着して入場。好コンビのムードは出ているものの、今だ結果が出ない。田口は「昨日、今日と、良いラグビーはできているんですけど結果に結びつかなくて…」とポツリ。手に持つストリートラグビーのボールを握りしめながら「15人でやるラグビー、3人でやるストリートラグビー、2人でやるタッグのラグビー。あと1敗もできないです」とつぶやいていた。

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棚橋弘至が語るプロレス愛…映画に出た理由と引き際

初主演映画「パパはわるものチャンピオン」の大ヒットを祈りポーズを取る棚橋弘至(撮影・村上幸将)

<「パパはわるものチャンピオン」で映画初主演・棚橋弘至インタビュー2>

新日本プロレスの棚橋弘至(41)が映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督、公開中)で映画に初主演した。棚橋のニッカンスポーツコム単独インタビュー第2回は、映画に出演した理由から、引き際も含めたレスラーとしての生き方まで語った棚橋の熱いプロレス愛に迫った。【聞き手・構成=村上幸将】

-◇-◇-◇-◇-◇-

「パパは-」にはヒール(悪役)のゴキブリマスクとして戦う大村孝志役の棚橋、大山とタッグを組むギンバエマスクこと寄田役の田口隆祐、若きエース・ドラゴンジョージ役のオカダカズチカら新日本のレスラーが出演。中でも田口の演技は出色だと評判が高い。

棚橋 田口と2人のシーンも結構あったので、巡業中とか道場でバッタリ会った時に練習しようと思って急に「なぁ、ギンバエ」みたいな感じで仕掛けるんですよ。瞬発力がないので困っていましたけど…あいつ、木村佳乃さんが、どこかの劇団の方と思ったと絶賛するような演技でした。

棚橋自身、TBS系ドラマ「99.9刑事専門弁護士」などの実写や、16年のアニメ映画「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」での声優など演技経験があるが、出演する目的は1つ…プロレスをメジャーにするためだ。ある出来事が、その思いを強くした。

棚橋 「ドラえもん」は、おかげさまでヒットして、出られて良かったんですが、四国の高松で試合前に街を歩いていたら、お餅つきの行事をやっていて、お母さんが僕に気付いて子どもたちに「ドラえもんの人だ!」って言われ…プロレスラーと言われないという。プロレスの上にドラえもんが来る。自分は、まだまだプロレスはマイノリティーだと思っているので。プロレスを広めるためにプロモーションやってきた中で、映画という機会に恵まれたと思っています。映画から(プロレスの)さらなる広がりを期待しています。目標としているのは野球、サッカーだったり、国民的なスポーツなので。

プロレスもゴールデンタイムで放送された時代があった。今は違うと自覚する一方、プロレスが日本人の精神性に合うと信じている。

棚橋 “金曜8時”の時代がありましたし、もっと前では力道山先生が外国人選手を倒していき、戦後の敗戦国である日本の国民を勇気づけたというダイナミズムがあるわけで。今の時代に、そういうダイナミズムを求めるのは難しいですけども、ずっとプロレスというものがなくならずに続いているのは、プロレスというジャンルが不変のテーマだから。苦しむ中から立ち上がる…良い時もあれば悪い時もあって、勝てる時もあれば負ける時もあって、でも諦めずに頑張っていこうぜという、プロレスが持っている、もともとのエネルギーが日本の文化とすごくマッチングするんじゃないかと思うんですよね。

「マイノリティー」と口にするが、新日本の人気はプロレス界において抜きんでた存在となっている。復活したきっかけは、12年1月にカードゲーム会社ブシロードに買収され経営を立て直したことだと即答する。

棚橋 ブシロードさんが新日本に気付いてくれた。その何年か前の段階で、新日本のリングはいつ世に出してもいい、レディーの状態になっていた。プロモーション活動も、ずっと地方を回りながらやっていたんですけど、なかなかスケール感は出せなかった。いかに世間に届けるかというタイミングで、ブシロードさんが広告費をかけてバーッと派手に宣伝してくれた。そして(16年に業務提携した大手芸能事務所)アミューズさんが、芸能関係をサポートしてくれるようになってプロレスラーが地上波に出られるようになって一気に広がりを見せ始めました。宝くじに当たるような確率で良いご縁があった。選手としてうれしかった。

とにかくプロレスが好き…だから、もっと広げたい。

棚橋 僕はプロレスが好きになって、生活が楽しくなった。見たことがない、もっといろいろな人もプロレスを好きになってもらえれば、僕みたいに楽しんでくれる人が確率的にいるはず。見ていないだけで、見たら好きになる可能性は、いっぱい残っているので。

「パパは-」プロレスの間口を広げる入り口として最適の映画だと胸を張る。

棚橋 家族の物語だったり、人間をしっかり描いた映画が、たまたまプロレスというフィルターを通して伝えられたのが僕らにとって幸運だった。最高だと思いますね。逆に考えると、人間ドラマを伝えるのにプロレスというフィルターが、どうしても必要だったのかも知れないし、主演がプロレスラーだったから良かったのかなと。だからこそ「プロレスを題材にした映画」というくくりでは終わりたくない。

父子の関係性を演じるシーンでは、家庭人としての棚橋の顔も垣間見えるのも印象的だが、役を演じたからこそ出た素だと分析する。

棚橋 ゴキブリマスクというヒールのレスラーの対極として、大村はより優しく家庭的でという方が役作りの上で対比になると思ったんですね。僕はオンとオフがないのが、自分のいいところだと思っているんですけど…オンが、仮にプロレスラー棚橋弘至を演じているとしたら、大村は棚橋弘至というものを脱いだ、素の人間性が出たんじゃないかなという気がします。逆に本当はオンでいかなければいけない劇中が、オフになっている逆転現象があるのかも知れません。スクリーンから出ていましたか? ヤバいな…商売あがったりになるな(苦笑い)

プロレスラーから俳優に転身した例として、ハリウッドスターになったロックことドウェイン・ジョンソンが有名だ。ジョンソンは今や俳優が本業だが、棚橋が俳優に軸を置く可能性はあるのだろうか?

棚橋 ドウェイン・ジョンソン主演の映画「スカイスクレイパー」が、日本でもの公開されるんですけど…初日が、同じ9月21日なんですよ(笑い)これは、棚橋とロックの代理戦争…大丈夫か? 勝ち目あるのか、これ?(笑い)ナンバーワンのハリウッドスターですからね。僕は本業…プロレスというものを広げるチャンスとして映画を捉えていますので、映画をきっかけにプロレスファンが増えればいいなと思っていますし、映画をきっかけに見てもらった、新日本プロレスの中心に僕はいたい。

レスラーとは言え、人間…いつかは衰える。一方でプロレスにはベテランとして晩年に差しかかっても、うまさや味を見せる生き方、あり方もある。今後を、どう考えているのだろうか?

棚橋 僕には、まだチャンピオンベルトが輝いて見えるので、チャンピオンベルトを目指す限りは現役でいたいなと思いますね。引退する時は、チャンピオンを目指さなくなった時じゃないかなと思いますね。

棚橋は8月のG1クライマックスで3年ぶり3度目の優勝を飾り、IWGPヘビー級選手権の挑戦権利証を手にした。その権利証を争い、オカダカズチカと戦うことを宣言。「東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦」は、23日の神戸ワールド記念ホール大会で行われる。

棚橋 いきなり、リスクを背負っちゃいました(苦笑い)でも、僕はG1チャンピオンとして、G1後のファンのテンションを下げたくなかった。そうするには、リスクを取らないといけない。ひょっとして初めて挑戦権権利書が動くかも知れないという不安感を棚橋ファンの間に持たせ、テンションを維持するのもG1覇者(の使命)。東京ドームまで、駆け抜ける気持ちでいますので。

最後に、棚橋に映画の魅力を改めて聞いた。

棚橋 万人が経験する境遇を、みんなが体験できる…だからこそ共感することが出来る。タイトルを見れば、何となく映画のイメージはみんな出来ちゃうかもしれないですけど起承転結で終わらないんですよ。1時間50分の中で起承転・転・転・転・転結までいく…監督のうまさですね。

そして、棚橋は最後に「100年に1人の逸材」という、自らのキャッチフレーズを踏まえ、笑顔で言い切った。

「まさに“100年に1本の映画”です」

(C)2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会
(C)2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会

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棚橋弘至が映画初主演、演技とプロレス共通点は受け

初主演映画「パパはわるものチャンピオン」について語る棚橋弘至(撮影・村上幸将)

<「パパはわるものチャンピオン」で映画初主演・棚橋弘至インタビュー1>

新日本プロレスの棚橋弘至(41)が初主演した映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督)が21日、公開初日を迎えた。劇中でトップに上り詰めながらケガで全てを失い、マスクをかぶりヒール(悪役)としてリングに立つ大村孝志を演じた棚橋が、ニッカンスポーツコムの単独取材に応じ初主演した映画を存分に語った。【聞き手・構成=村上幸将】

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「パパは-」は、棚橋をモデルに描かれた同名の絵本を映画化した。棚橋演じる大村はトップレスラーだったが、ひざに大ケガを負って長期離脱した。10年たっても、かつての強さを取り戻せないでいた大村は、マスクをかぶって「ゴキブリマスク」としてリングに立ち、ブーイングを浴びながらも好きなプロレスにしがみつくように生きている一方で、息子には職業を打ち明けられないでいた。

棚橋 大村は家族のために、と言いながらプロレスにしがみついている感じ。、俺はエースだという記憶が強く、プライドが邪魔してヒールをやりたくなかった。自分の仕事に誇りを持てていないけれど、最終的には持てるようになる…物語では、その心情の変化が、すごく大事になってくる。「自分の仕事に誇りを持っています」と言える人は、なかなかいないかも知れないですけど、本当に誇りを持ってやれるようになる心の動きは、いろいろな人のヒントになるかなと。

大村とタッグを組むギンバエマスクの寄田を演じた田口隆祐ら、新日本のレスラーによる白熱のプロレスシーンは大きな見どころだ。新日本プロレス中継では見られないアングルもあり、俳優がレスラーを演じるのとは別次元の迫力がある。

棚橋 コーナーに立った僕の目線だったり普段、プロレス中継では入れない位置にカメラが来ていることで、迫力のある映像が出来ている。撮影中に心配だったのは、プロレスのシーンばかりではダメだということ。見る人を選んでしまうので。でもドラマを説明する答えがプロレスシーンにあるし、プロレスシーンを補完するためにドラマもある。ベストバランスです。

劇中にはプロレスラーが表に見せない痛み、悲しみもところどころににじむ。

棚橋 その辺は僕ら、見せる必要ないですからね。プロレスはリング上で(レスラーが見せるものを)楽しんでもらえればいいだけなので。でも監督さんのご配慮というか、そういうものも含めてプロレスの魅力なんだよ、というところを伝えてもらえたのが、この映画のいいところですね。

プロレスラーの心の機微まで描いた物語は、脚本も担当した藤村監督の徹底した取材にあると明かす。

棚橋 プロレスラーの矜持…こうやって、生きるというのが描かれています。監督が道場に来て、若い選手からどうやってチャンピオン、スター選手になっていくんだっていう過程をしっかり見て、試合会場にも来て、プロレスをしっかり理解して脚本を書いてもらって…そうしたことを、丁寧にやっていただいたからだと思いますね。短い期間で、プロレスをいろいろな角度から見てくれた、監督はすごいなと思いました。

撮影は17年8月に行われたが、棚橋は撮影前に、息子の祥太を演じた寺田心(10)と演技のリハーサルを行い、撮影に臨んだ。

棚橋 演技のリハーサルは、撮影までの2カ月くらいですかね。試合と試合の合間を縫って都内某所で…。3週間という限られた時間の中で映画を撮りきらなければいけなかったので、もう朝早くから夜10、11時くらいまで撮影、というのが毎日、続きました。

演技で1番、難しかったのはどこだろうか?

棚橋 日常の何げない会話の方が難しいですね。監督さんにも、そう言われたので確かになぁと…。僕、最初、セリフの読み合わせをした時に「マイクアピールみたいですね」って言われて(苦笑い)その段階を抜けきれなかったんですけど…心君とリハーサル含めて、すごく一緒にいる時間が多かったんですよ。プロレスごっこをしたり、遊んだり。プライベートで仲良くなって、という状況が親子関係の自然な会話につながっていったんじゃないかなと。そこまで見越して、時間を取ってくださった監督はすごいなと。

映画で座長になるのは初めてだったが、新日本でトップをひた走ってきた経験を映画の現場でも実践した。

棚橋 座長として、演技で引っ張るっていう部分が出来なかったので、現場の空気作りだったり、出来ることは何でもしようと思って臨みましたね。僕のハウトゥなんですけど、共通点としては

<1>まず弱音をはかない、疲れたって絶対に言わない。

<2>現場のスタッフさんに感謝する。

カメラマンさん、照明さん、音声さん、小道具さん、大道具さん、監督がいる中、全員が一斉に動いて、1シーンが完成すると考えると、役者はそういう人たちの期待を一身に背負って、その瞬間を演じないといけないと思って。演技に関しては未熟な部分が大いにあったんですけど、本当にできる限りのことは全身全霊でやろうと思いました。

演技においても、プロレスとの共通点があった。

棚橋 興行全体の流れを作る、映画の流れを作る(というのは共通点)。そういう中で、監督に言われたのは「主演というのは、受けの演技ですよ」と。(共演者から)来るセリフを受けて、自分のセリフを返す…だから、セリフが頭に入っていたとしても、こうやって演じよう、みたいなところは演技を固めずに、現場で1番いい感情を引き出し、自分の中でチョイスするということ。受けという部分はプロレスの受けと通じる部分がありましたね。

“受け”がプロレスと演技の共通点と感じることが出来た根底には、先輩の獣神サンダー・ライガーからの言葉があった。

棚橋 ライガーさんが2、3年前に言われたんですけど、昔、アメリカにいろいろ団体があった頃は、各地、転戦して回る中で、チャンピオンは、その土地、土地のスター選手の良さを引き出して、それでも勝つんだと。何でかというと、その土地にはファンがいて(地元の)スター選手が、あとちょっとで勝ったら…と思ったら次も興行が続くじゃないですか。だから、期待感を持続させる“相手を生かすプロレス”が出来るのが、本当のチャンピオンなんだと。ライガーさんは、僕がチャンピオンじゃなくても常に「チャンプ」って呼ぶんですよ。「ライガーさん、僕は今、チャンピオンじゃないんで」って言うと「いや、そういうことじゃないんだ。棚…俺は、棚をチャンプって呼ぶには意味があるんだぜ。棚橋の戦い方がチャンピオンの戦い方なんだ」って言ってくださるんですよね。

99年にデビュー後、1度もやったことがないヒールを役として演じたが、生かせる経験を持っていた。

棚橋 ブーイングをいかに引き出すかということに留意してやったんですけど、僕はブーイングをもらっていた時代がある。2006年(平18)に初めてチャンピオンになってから、チャラくなって発言もナルシシストで、2009年(平21)くらいまで、ずっと…新日本のファンに好かれていなかった。

チャラい振る舞いの裏にあった発想は、ヒールを演じた今回にも通じていた。

棚橋 ヒールが受けるブーイングと、生理的に嫌われる僕のブーイングとは、種類が違ったんですけど、打たれ強さが培われましたね(苦笑い)でも、僕が誘導していたんですよ。僕がブーイングを受けるってことは、対戦相手に声援がいくということじゃないですか。相手に声援が集まれば、試合は盛り上がる。そうすれば大会自体は成功なんですよ。だったら、もっとブーイングを受けようと思って、あえてチャラい髪形にして、よりナルシシストに振る舞って、いけ好かないヤツを演じたというか…元々、そういうヤツだったので作ってはいないですけど気付きがあったんです。

次回は棚橋がプロレスラーとしての今の思いを語る。

(C)2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会
(C)2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会

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新日KUSHIDA9月は米国と英国を股に掛け転戦

KUSHIDA

 新日本プロレスのKUSHIDA(35)が米国と英国を股に掛けて戦う。9月8、9日に英マンチェスターで開催される英団体RPWによる第2回ブリティッシュJカップ大会に最後の18人目として出場することが17日までに発表された。昨年に続いて2度目の出場となる。

 同カップには昨年覇者の獣神サンダー・ライガー、田口隆祐、SHO、YOH、タイガーマスクも参戦。またKUSHIDAは9月29日、米ラスベガスで予定される米ROHのテレビ大会にも参戦することも発表された。(デーブ・レイブル通信員)

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棚橋が主演映画イベントで「G1話やめて下さい」

映画「パパはわるものチャンピオン」トークバトルイベントに登壇した、左から真壁刀義、寺田心、棚橋弘至、田口隆祐(撮影・村上幸将)

 新日本プロレスの棚橋弘至(41)が15日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた主演映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督、9月21日公開)のトークバトルイベントに登場した。

 棚橋は、12日のG1クライマックス優勝決定戦で完全復活を告げる3年ぶり3度目の優勝を飾って以来、初の公の場で、息子役を演じた寺田心(10)を肩車しながら、共演の真壁刀義(45)と田口隆祐(39)を引き連れて入場。テレビ朝日「ワールドプロレスリング」でおなじみの野上慎平アナウンサーから「(入場が)何か、G1が続いているようですね」と呼び掛けられると「その話、やめてもらっていいですか?」と苦笑い。1カ月にわたった壮絶な激闘を思い出したくもないという様子だった。

 すかさず真壁が、「おい、野上! G1の話して、疲れてないヤツ、いないからな!」と野上アナに突っ込みつつ、棚橋にも返す刀で「あれ? 棚橋、疲れてるの?」と突っ込んだ。棚橋が「疲れてないです」と答えると、真壁は「うぉうい、この野郎!」と気合を入れた。

 撮影は、ちょうど1年前のG1クライマックス終わりの時期に行われた。棚橋は撮影前に、寺田と演技の練習を行ったと明かした。「(監督に)都内で、ずっと演技指導してもらって、何回も動画を撮ってチェックし、心先輩に教えてもらってね。演技の正解がない中で、やっていくんですけど(セリフを)自然に言えた瞬間があった。これでいんだな、これでいいんだなとやっていく感じ」と振り返った。寺田は「心先輩」と言われ「やめてくださいっ!!」と照れつつも「(演技が)上手って僕も言えるか分からないですけど、すごい努力していらっしゃってすごい。僕も努力しなきゃ、努力しなきゃって思いました」と棚橋の頑張りを観客に紹介した。

 棚橋は、撮影中に寺田と遊ぶ中で、劇中で最大の敵を演じたオカダ・カズチカ(30)の必殺技レインメーカーを破る“レインメーカー返し”を教えたと明かし、壇上で実演した。オカダには5月のIWGPヘビー級選手権で敗れたが、G1のAブロック最終戦で時間切れ引き分けに終わった際は、レインメーカーを幾度も返した。棚橋は「(寺田のレインメーカー返しが)つながりましたね」と言い、笑った。

 棚橋はG1で、Aブロック1位としてBブロック1位の飯伏幸太(36)と優勝決定戦を行い35分00秒、ハイフライフロー3連発でとどめを刺し、来年1月4日、東京ドーム大会のメイン出場権利証を獲得。その後、「希望があります」と提言し「挑戦権利証を懸けて、オカダと戦いたい」、「倒した上でドームに行きたい」とオカダを逆指名しており、レインメーカー返しを再度、決めるかにも注目だ。

 棚橋は映画への初主演について「責任感が生まれますね。映画全体を引っ張っていかないと生けない。でも初めてなので、何をして良いか分からない。何をしていたか分かります? 笑顔で雰囲気を良くしました」と笑みを浮かべた。

 劇中では、現実にはやったことのないヒール(悪役)レスラーのゴキブリマスクを演じている。「ヒールも手探り。心強いパートナーがいて2人で悪いことをした」と、劇中でコンビを組んだギンバエマスク役の田口に感謝した。そして「プロレス映画として見ても面白いし、そう見なくても、いろいろな人に届く映画。もっとプロレスが広がって欲しい」と胸を張った。【村上幸将】

映画「パパはわるものチャンピオン」トークバトルイベントで、寺田心にレインメーカー返しを決められた棚橋弘至(左は真壁刀義)(撮影・村上幸将)

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内藤哲也、ジェリコの自撮り挑発映像に「彼は暇人」

ビデオメッセージには目もくれず試合後のマットに横たわる内藤(撮影・小沢裕)

<新日本:後楽園大会>◇4日◇後楽園ホール

 IWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也に、再びビデオメッセージが届いた。

 「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のEVIL、SANADA、BUSHIと組んで、KUSHIDA、田口隆祐、ドラゴン・リー、ACH組との8人タッグ戦に出場。試合はSANADAがACHにスカルエンドでけりをつけたが、勝利のポーズを決めていると場内が暗転。大型ビジョンに登場したのは6月9日の初防衛戦で相まみえる世界的スーパースターのクリス・ジェリコだった。5月23日の後楽園大会以来、2回目の登場で語り始めた。

 「ナイトーサン、お前のインタビューを見た。素晴らしい出来だった。とても格好良かったぞ。まるで昔の大物俳優みたいだ」と称賛で切り出したが、話はやはり挑発モードに変わっていき…。「新日本の主役として有名になりたいんだろ? 俺が助けてやると言っているんだ。このクソバカが。これでわかったか? クリス・ジェリコがお前をスターにしてやる。俺と戦えば、誰もが有名になれる。結果がどうなろうと、お前の名前は世界に知れ渡る。お前が負けるのは確実だがな」と宣戦布告した。

 映像が流れること3分以上。これを暗闇の中で寝ころんで見ていた内藤は、場内が明るくなると、「いや~、クリス・ジェリコさ、長いよ、もっと短く簡単にまとめてくれよ」とあきれ顔で返した。「世界的なスーパースターなんでしょ。つまり忙しいんでしょ。なのにこんな自撮りのビデオメッセージを2回も送ってくるなんて、もしかして彼は暇人なんじゃないの」と指摘してみせた。

ビデオメッセージに渋々とマイクで応える内藤(撮影・小沢裕)

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オカダ上から目線「物足りないね」棚橋にガッカリ

6人タッグマッチで棚橋(右)にドロップキックを浴びせるオカダ・カズチカ(撮影・小沢裕)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇23日◇東京・後楽園ホール

 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、故障がちな次期挑戦者棚橋弘至(41)への物足りなさを口にした。

 5月4日の福岡大会で棚橋との12度目の防衛戦を控えたオカダは外道、ジェイ・ホワイトと組み、田口隆祐、デビッド・フィンレー、棚橋組との6人タッグで対戦。試合は外道がフィンレーのプリマノクタを食らって敗れたが、試合後の場外乱闘で首や左ひざを痛めてセコンドに肩を借りて控室に戻った棚橋の姿にガッカリした様子。

 オカダは「棚橋弘至、リングサイドで横になっていましたね。まだ休憩するには早すぎる。さみしいね。棚橋弘至、物足りないね」と最後まで上から目線だった。

6人タッグマッチで棚橋にツームストーンパイルドライバーを浴びせるオカダ・カズチカ(撮影・小沢裕)

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内藤哲也、米国での新日人気に満足も…試合順に不満

新日本本隊との8人タッグを制し、米ファンからの大歓声を浴びて上機嫌のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのボス内藤(撮影・千歳香奈子)

<新日本プロレス:STRONG STYLE EVOLVED>◇25日(日本時間26日)◇米ロングビーチ・ウオルター・ピラミッド

 内藤哲也率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が、米国人ファンから大声援を浴びた。同ユニットのSANADA、BUSHI、高橋ヒロムと組み、棚橋弘至、KUSHIDA、田口隆祐、ドラゴン・リー組と8人タッグで激突。両軍入り乱れての展開で、内藤がダメージの大きい田口を捕獲すると、デスティーノを決め、12分13秒、エビ固めで快勝した。

 会場を埋め尽くす現地の大観衆からの声援を感じとった内藤は「支持率、人気、確認してくださいましたか? すごい支持されているんですよ。日本のお客様。バレットクラブだけじゃない。新日本プロレスがこれから世界に打って出るなら、いつも通りの新日本を見せるべきじゃないですか? 普段どおりの新日本プロレスで勝負してこそ意味があるんじゃないですか?」と満足そうに笑った。

 また自らの試合順が全9試合中の5試合目だったことに触れ「米国大会だからと言ってメインイベント、セミファイナルで(外国人を)使うのはおかしいんじゃないの? 新日本プロレス、これだけ盛り上がっているんだから、自信を持ってそのままの新日本プロレスを世界の皆様に届けましょうよ」と、皮肉交じりに不満を口にしていた。(千歳香奈子通信員)

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オカダ・カズチカが松本潤主演「99・9」に再出演

日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」に、本人役で出演するオカダ・カズチカ(C)TBS

 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、14日にTBS系で放送がスタートする、嵐の松本潤(34)主演の日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」(日曜午後9時)に、本人役で出演することが12日、分かった。

 オカダは、16年5月15日に同系で放送された、シーズン1の5話にも本人役で出演。栄倉奈々演じるプロレス好きな女性弁護士・立花彩乃が参加したプロレス女子“プ女子”のイベント「オカダ・カズチカとカレーライスを食べる会」に、マネジャーの外道とともに登場するシーンを演じた。日曜劇場としては2009年(平21)10月期、11年4月期に放送された「JIN-仁-」以来、6年ぶり2度目となる異例のシリーズ化が実現した「99・9刑事専門弁護士」に、2シーズン連続での出演が実現した。

 “レインメーカー”ことオカダは、4日の新日本プロレス東京ドーム大会で、17年のG1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)と防衛戦を行い、34分26秒、レインメーカーからの片エビ固めで勝利。自己新記録となる9度目の防衛に成功したばかりだ。

 今回は、松本演じる弁護士の深山大翔が居候する、いとこの坂東健太が経営する小料理屋「いとこんち」に登場し、坂東を演じる池田貴史ら俳優陣と相まみえる。本人役での出演だが、撮影現場では演出の木村ひさし監督から「オカダ選手は、もっとこういうテンションです」と演出されたという。「複雑な気分になりましたが、しっかりとオカダを演じることができたと思います…僕がオカダですが」と苦笑した。

 オカダはTBSを通じてコメントを発表した。

 「シーズン1では僕のマネジャーを務める外道さんとファンの皆さんでカレーを食べましたが、今回は…シーズン1をご覧の皆さんにはおなじみのあの場所に、文字通り”カネの雨”を降らせに行きました。(中略)その他にも、このチームならではの、プロレスが好きな人も、まだプロレスを知らない人も楽しめるポイントが、劇中にたくさんちりばめられていると思いますので、そういった細かいところもぜひチェックしながら見てもらえるとうれしいです」

 また”ファンキーウェポン”田口隆祐(38)も、シーズン1に引き続き出演が決まった。物語の重要な鍵を握る場面での出演になるといい、作品にどう絡んでいくか、注目だ。

日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」で共演した池田貴史(後列左)とオカダ・カズチカ(同右)と演出の木村ひさし監督(前列中央)(C)TBS

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田口・ACH組、SHO・YOH組が11・5決勝へ

スーパージュニア・タッグトーナメントで決勝進出を果たしたYOH(右)SHO(中)のIWGPジュニアヘビー級王者組

<新日本:後楽園大会>◇30日◇後楽園ホール

 スーパージュニア・タッグトーナメント準決勝が行われ、田口隆祐・ACH組と、SHO・YOH組が11月5日、大阪大会での決勝に進出した。

 セミでは田口ジャパンが、鈴木軍のエル・デスペラード・金丸義信組と対戦。右脇腹を痛めているACHが、金丸組につかまり劣勢となった。それでも、監督の田口が連続トペを見せるなど猛ハッスル。絶妙なコンビネーションで最後は、ACHがスーパー69から片エビ固めで試合を決めた。田口は「田口ジャパンの新商品も出たし、トーネメントに優勝して(IWGP)ジュニアタッグにも挑戦する」と息巻いた。

 メインでは、IWGPジュニアタッグ王者の「六本木3K」SHO・YOH組が、高橋ヒロム・BUSHI組に苦戦しながらも、最後は見事な合体技3Kを繰り出し逆転勝利。BUSHIにフォール勝ちしたYOHは「田口さんのチーム名何だっけ? あなたのなめまわす攻撃はオレには通用しない」と豪語。SHOは「後楽園、最高。今日もしびれっぱなしだったよ。また、大阪でオレたち六本木3Kと一緒にしびれようぜ」とノリノリで話していた。

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オカダ・カズチカ「根性見せろ」前哨戦で柴田挑発

9日両国大会で挑戦を受ける柴田との前哨戦を終え、インタビューに答えるIWGPヘビー級王者オカダ。右は外道

<新日本:後楽園大会>◇4日◇後楽園ホール◇観衆1633人(満員)

 メインのNEVER無差別級6人タッグ選手権は、挑戦者の田口隆祐、棚橋弘至、リコシェの“田口ジャパン”が、BUSHI、EVIL、SANADAの王者組を破り、ベルトを奪還した。

 田口ジャパンは、前回敗れたことで、メンバーをベテランの中西学から“海外組”のリコシェに入れ替え、負けられない中、戦いに臨んだ。試合は一進一退の攻防から、リコシェがBUSHIを捉え勝利した。田口監督は「ずばり、リコシェが的中した。前線からプレスをかけて、あとはサイドからいいボールを入れるだけだった。リコシェが決め手くれた。リターンマッチを要求してきても、また、リコシェ1人でやってくれる。何回やっても同じ」と上機嫌だった。

 セミではIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが、9日両国大会での防衛戦を前に、挑戦者柴田勝頼を圧倒。試合後も、柴田に襲いかかり、ツームストンパイルドライバーを見舞い、KOした。オカダは「柴田さん、あんたの根性、こんなもんですか。しっかり、両国で根性見せてくださいよ、このヤロー」と挑発した。

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高橋ヒロムがV2、KUSHIDA次期挑戦名乗り

<新日本:大田区大会>◇6日◇大田区総合体育館

 IWGPジュニアヘビー級選手権は、王者高橋ヒロムが挑戦者の田口隆祐を退け、2度目の防衛に成功した。

 終盤、田口のドロップキックマスターからドドン、アンクルホールドと流れるような連続技で窮地に陥ったが、必死にロープに逃れる。最後はタイムボムを繰り出し勝負を決めた。

 試合後、次期挑戦者に名乗りを上げたのはKUSHIDA。高橋は「KUSHIDA、オレに1回負けてるの覚えてるか? 次、負けたら本当の終わりだ」と、KUSHIDAを挑発した。

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罰ゲームみたい?本紙記者4人が新日道場体験入門

新日本道場の体験入門でコーチ役を務めたKUSHIDA(左端)田口(前列左から2番目)川人(右端)と参加者たち(撮影・藤中栄二)

 新日本プロレスの田口隆祐(37)KUSHIDA(33)川人拓来(19)が、このほど東京・新日本道場で開催された道場体験入門のコーチ役を務めた。

 カードゲーム会社ブシロードから発売されるネット対戦型トレーディングカードゲーム、キング・オブ・プロレスリング第44回公式リーグ「菅林直樹会長杯」の副賞としてセッティングされた企画。菅林会長が見守る中、3選手は同杯リーグ優勝者となった本紙記者ら4人に対し、愛の「しごき」を繰り広げた。

 まず道場トレーニングで「基本中の基本」とされるメニューが設定された。しかし準備運動などウオーミングアップの段階で、日ごろから運動不足という参加者たちの額に早くも汗がにじんだ。選手が軽く500~1000回は消化するというスクワットも10回に設定されながらもKO寸前。軽めのスクワットで逃げようとしていた本紙記者を見逃さず、KUSHIDAは「(4人の中で)1番、腰が浅いですよ」と厳しい目を光らせた。

 続いて全員でリングイン。ヤングライオンの川人が、両腕を中心に肉体に大きな負荷のかかる新日道場式腕立て伏せを実演した。田口、KUSIDAも涼しい顔で軽々と10回ほど消化した。対照的に参加者たちは1回もできずじまい。さらにKUSHIDAと川人がスパーリングを展開し、大きくマットを揺らした。バランスを崩し、思わず倒れそうになる参加者たちから「プロレスラーは超人だ!」と悲鳴に近い声があがった。

 さらに田口が得意のヒップアタック、KUSHIDAは「通常の1/10の力」という逆水平チョップで本紙記者を完全に沈めた。さらにKUSHIDAは必殺技のホバーボードロック、川人も裸絞めやボストンクラブ(逆エビ固め)を仕掛け、他参加者にも愛の“ムチ”を打った。鬼軍曹と化した3選手は全員をギブアップまで追い込んだ。最後は新日本合宿所の寮長となる「虎ハンター」小林邦昭氏が休日出勤で登場。新日伝統のコシティ(こん棒状のトレーニング器具、1本約5キロ)を両手に1本ずつ持って軽々と振り回し、参加者たちをうならせた。

 視察していた菅林会長が「副賞ではなくて罰ゲームみたいだね」と苦笑する道場メニューを終えると“アメ”の時間に。練習後、道場に隣接する合宿所に参加者を招き、休日出勤した小林氏お手製の「ソップ炊き鍋」が振る舞われた。鶏肉と野菜にしょうゆベースの味付けが染みこんだおいしい鍋。全員で舌鼓を打った。

 約3時間、硬軟織り交ぜた新日本3選手による歓迎スタイルを味わった参加者たちは、筋肉痛を上回る大きな喜びを味わっていた。

参加者に必殺技のホバーボードロックを仕掛けるKUSHIDA(中央)(撮影・藤中栄二)
田口(右上)はヒップアタックを実演(撮影・藤中栄二)
参加者の前で、新日本伝統の練習器具コシティを振り回す田口(左端)。左奥はKUSHIDA(撮影・藤中栄二)
新日本道場体験入門の最後は、合宿所食堂で「虎ハンター」小林邦昭氏(1番奥左)お手製のソップ炊き鍋に舌鼓(撮影・藤中栄二)

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