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右膝の内視鏡手術の白鵬が退院「無事終わった」

白鵬

18日に右膝の骨片を摘出する内視鏡手術を受けた大相撲の横綱白鵬が20日、東京都内の病院を退院した。松葉づえをついて歩く状態で、患部を気にしながら車に乗り込んだ。

九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)に向け不安な状況に「手術は無事に終わった。また、しっかり検査をしていく。頑張ります」とだけ述べた。当面は治療やリハビリに努め、稽古の再開は九州場所の新番付が発表される10月29日以降になる見通し。

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白鵬今日にも退院「スッキリした表情だった」親方

白鵬

18日に右膝の内視鏡手術を受けた横綱白鵬について、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が19日、都内の部屋で現状を説明した。

この日午前に白鵬が入院している都内の病院を訪れたといい「スッキリした表情だった。前から違和感があったところ。本人も『前向きにやります』と言っていた」と明るい表情。退院日は、順調に患部の痛みと腫れが引けば「明日か明後日には」と話した。約2週間のリハビリが必要で、本格的に体を動かすのは今月末になるという。

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力士ら40~50人「暴力受けた」生活指導名目で

記者会見で調査結果を説明する但木敬一委員長

昨秋の元横綱日馬富士関による暴行事件を受けて2月に発足した日本相撲協会の第三者機関、暴力問題再発防止検討委員会が19日、都内で会見し、協会に関連する暴力を調査した最終報告を行った。調査は1月時点で在籍していた親方、力士、行司ら約900人の協会員全員との個別面談で実施。うち5・2%の40~50人が「暴力を受けた」と訴えたという。元協会員51人も調査し、78年以降40年分の調査結果も出た。78年の37%に比べると減少傾向だった。

暴力の多くは入門4~6年目力士が加害者、同1~3年目力士が被害者のケースが多数だったという。日々の雑務など、生活指導の名目で部屋の稽古場以外の場所での暴力が目立った。元日馬富士関のようなカラオケラウンジで、しかも部屋の枠を超えた暴力は珍しい。但木敬一委員長(元検事総長)は「人が育成した金の卵を、他の部屋の人が頭を殴るということに違和感を覚えた」と話した。

同委員長は元日馬富士関による前頭貴ノ岩への暴力を「部屋別総当たり制の原則にそぐわない」と断言した。この事件に同席していた横綱白鵬が「あえて『愛のムチ』と呼びたい」と話していたことも判明。再発防止策として、今回のモンゴル人力士のような出身地が同じなどの縁でも部屋を超えた上下関係は「よくない」(但木委員長)と踏み込んだ。他にも元朝青龍の例も出し、外国人や横綱にも注意すべきと進言した。

◆暴力問題再発防止検討委員会の委員 但木敬一委員長(元検事総長)、近石康宏委員(全柔連副会長)、中田■士委員(剣道・範士8段)、宇津木妙子委員(元ソフトボール日本代表監督)

※■=王ヘンに秀

記者会見を行う暴力問題再発防止検討委員会の委員ら。左から中田委員、但木委員長、近石委員、宇津木委員

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白鵬右膝の内視鏡手術「切っていたら1週間」親方

白鵬

右膝痛により秋巡業を途中離脱した横綱白鵬(33=宮城野)が18日、都内の病院で右膝の骨片を摘出する内視鏡手術を受けた。

今日19日に病院を訪れる予定の師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「内視鏡手術だけなら20日には退院できるけど、切ったりしていたら1週間ぐらいはかかる」と話した。白鵬と医師から話を聞き、九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)に向けての予定について話し合う。

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白鵬 右膝内視鏡手術へ 九州場所ピンチ

18年7月29日、朝稽古中に右膝を気にする横綱白鵬

横綱白鵬(33=宮城野)が右膝の骨片を摘出する内視鏡手術を受けることが13日、決まった。

18日に都内の病院で実施し、数日で退院する見込み。投薬治療では改善に限度があり、手術に踏み切ることにした。四股を踏めるようになるのは、10月末ごろの見通し。「やれることをやっていくしかない」と、自らに言い聞かせるように話した。残りの秋巡業は休場する予定で、九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)に向けて不安な状況になった。

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白鵬右膝痛「骨折でした」秋巡業離脱リハビリ治療へ

白鵬

大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が12日、秋巡業を離脱した。所属する宮城野部屋関係者によると右膝痛のためで、巡業地の三重県四日市市から東京に戻り精密検査を受ける見込み。

白鵬は7月の名古屋場所で右膝を負傷し、途中休場していた。自身の公式ツイッターにエックス線写真を投稿し、「応援してくれてる皆様、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。骨折でした。頑張ったけどやっぱりダメでした。東京でリハビリ治療頑張ります」などと記した。

9月の秋場所は、前人未到の幕内1000勝を達成。15日に1000人規模のパーティーを予定していたが、中止になった。九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)に向けて、不安を抱える状況となった。

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稀勢の里が稽古再開「予定通り」白鵬静養「膝痛い」

甲府市での巡業で佐田の海(右)を相手に三番稽古を行った稀勢の里

大相撲の秋巡業は10日、甲府市で行われ、朝稽古では横綱稀勢の里、大関豪栄道が相撲を取る稽古を再開した。

稀勢の里は、前頭佐田の海と10番取って全勝。得意の左四つに組み止め、圧倒する内容が続いた。稽古後は「ちょうど(秋巡業初日から)1週間。予定通り。夏(巡業)もやっているから、力を試すにはいい相手。しっかり体をつくってきているからね。いい感じで稽古できている。夏よりは確実にいいし、夏以上の状態だと感じる。本場所に出たからね」と手応えを感じた様子だった。

豪栄道は前頭千代大龍を相手に9番取って、こちらも全勝だった。「(千代大龍は)圧力があって、どんどん前に出てくる。部屋にはいないタイプだし、合口も良くないから」と、過去6勝6敗と五分の相手を指名した理由を語った。そんな相手を圧倒し「だいぶ体も仕上がってきたと思う。いい稽古ができた」と、こちらも手応えを口にした。

一方の横綱白鵬は、この日は右膝の骨に痛みと違和感を覚え、稽古に姿を見せず、土俵入りと取組も回避した。観衆の前に姿を見せたのは、移動のバスからの会場入りと、会場を後にする時だけ。「右膝の骨だね。膝を曲げると痛い。昨日の朝からすごく痛くて、昨日はよく温めて寝たけど、朝起きても良くなっていなかった。4カ所に痛み止めを打った」と明かし、この日は静養に努めた。

甲府市での巡業で佐田の海(右)を相手に三番稽古を行った稀勢の里

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白鵬が輪島大士さん悼む「我々を上から見守って」

輪島大士さん(左)と白鵬(2006年7月23日撮影)

大相撲の第54代横綱の輪島大士氏(本名・輪島博)が死去したことが分かった9日、秋巡業が静岡・東伊豆町で行われ、親交のあった横綱白鵬(33=宮城野)が悲しみを口にした。

最後に会ったのは「1年半前か、2年ぐらい前になるかな」と食事をともにしたのが最後だという。13年に咽頭がん手術を受けたため、筆談でのやりとりに苦労したことを明かした。過去には、輪島氏の故郷・石川県七尾市で2人でトークショーを開いたこともあり「一緒に飲んだり食べたり、ゴルフもした。本当に良くしてもらいました」としみじみ。「天国で歴代の横綱たちと相撲を取ってるかもしれないね。我々を上から見守ってくれれば」と話した。

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平成の大横綱去る…貴親方の退職届、満場一致で受理

大相撲の臨時理事会を終えて会見する八角理事長(撮影・小沢裕)

平成の終わりに「平成の大横綱」が角界を去った。貴乃花親方(46=元横綱)が1日、日本相撲協会を退職することが決まった。東京・両国国技館で行われた臨時理事会で、退職届と貴乃花部屋の力士8人、床山、世話人の計10人の千賀ノ浦部屋への所属先変更願について審議され、満場一致で受理され、貴乃花部屋は消滅。八角理事長(元横綱北勝海)は「残念」などと話し、これまでの功績、貢献をたたえた。貴乃花親方は何らかの形で相撲に携わりたい意向を示している。

20人余りの役員で行われた臨時理事会は、わずか30分程度で終了した。9月27日の理事会では書類に不備があるなどの理由で議題に挙がらなかった、貴乃花親方の退職届と、その弟子らの千賀ノ浦部屋への所属先変更願について審議。八角理事長は「残念だという思いはみんなあったと思う」と話したが、異論は出ず、満場一致で承認された。

現役時代の若貴ブーム、10年に二所ノ関一門を飛び出して役員候補選挙に出馬した貴の乱、そして昨年の元横綱日馬富士関による暴行事件を巡る協会への徹底抗戦。88年の初土俵から30年、良くも悪くも相撲界に注目を集めた「平成の大横綱」が相撲協会を去った。

貴乃花親方はこの日、臨時理事会前に自身の応援会公式サイトでメッセージをつづった。ファンに向けて弟子への変わらぬ声援を求め、師匠ではなくなったことを印象づけた。9月25日に退職の意向を示して以降も心変わりはない。この1年、特に対立してきた八角理事長も従来と違い、最後は称賛を惜しまなかった。

八角理事長 貴乃花親方は22回の優勝をなし遂げた立派な横綱です。大相撲への貢献は非常に大きいものがありました。今回、このような形で相撲協会を去ることは誠に残念。いろいろありましたけど、いつか一緒に協会を引っ張っていくと思っていただけに残念。

協会執行部との対立は深刻だった。元日馬富士関の貴ノ岩への暴行事件では、内閣府に告発状を提出。徹底抗戦の構えだった。その後、取り下げたが、内容については事実無根と認めろと迫られたと明かした。また今回の背景に、全ての親方は5つある一門のいずれかに所属しなければならないという、7月26日の理事会で話し合われた議案がある。これが唯一、無所属の貴乃花親方を追い詰めた。

だが実は、八角理事長は「高砂一門で受け入れを協議する用意がある」と、自身の所属一門に迎える計画を明かした。他の4つの一門も受け入れを拒絶してはいないと強調。告発状の件も協会側は全面否定した。食い違いが互いに不信感を招き、貴乃花親方から弁護士を通じてのみ接触を求められた八角理事長は「直接会ってお話しできなかった」と説明後、何度も繰り返した「残念」と付け足した。

優勝22回は横綱白鵬の41回を除けば親方衆の中で断トツだ。優れた成績を残した横綱に与えられる大鵬、北の湖(ともに故人)に続く一代年寄名跡が消滅。1つの時代が終わった。

16年3月、横綱審議委員会で隣の席に着く貴乃花理事(右)と八角理事長

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選士権優勝の阿武咲、貴乃花へ「いい相撲が恩返し」

全日本力士選士権相撲選抜戦の決勝で阿武咲(左)に寄り切りで敗れ3連覇を逃した稀勢の里(撮影・小沢裕)

<第77回全日本力士選士権>◇1日◇両国国技館

トーナメントで争われる大会の幕内決勝は、秋場所で西前頭6枚目の阿武咲(22=阿武松)が、3連覇を狙った横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)を押し出しで破り、初優勝した。

直前の場所で平幕だった力士の優勝は、65回大会の安馬(のち横綱日馬富士)以来、12年ぶり4人目。鶴竜(33=井筒)、白鵬(33=宮城野)の両横綱は、ともに1回戦で敗退した。

優勝した阿武咲は、決勝の相手が稀勢の里だったことに「稀勢関でしたからね。本場所ではないけど、特別な思いがありました。まあ、本場所で(対戦)しないと意味がないけど」と感慨深げに話した。本場所前には、よく横綱自ら阿武松部屋に出稽古し、荒々しい相撲で稽古をつけてもらった。そのあこがれの横綱に、番付の昇降に影響しない花相撲ではあるが、恩返ししたわけだ。

それも立ち合い、右で張って左もかち上げ気味と、本場所さながらの取り口。それまでの稀勢の里の相撲を見て「ずっと受けている感じだったから、いきなりでビックリした。あの張り差しはけっこうクリーンヒットで一瞬、見えなかった」と面食らった。それでも「あとは左を差されないようにと。稽古をしているみたいで楽しくて、ずっと土俵にいたかった」と異空間を楽しんだ。

表彰式では、師匠で審判部長の阿武松親方(元関脇益荒雄)から、優勝の表彰状を授与された。「(今年夏場所の)十両優勝に続いて2回目。緊張しました」と笑み。4勝11敗に終わった秋場所の鬱憤(うっぷん)を晴らしたが「でも(好成績は)本場所でないと意味がない」。5月までは同門の総帥として、事あるごとに言を受けてきた貴乃花親方(元横綱)の退職には「ずっと稽古を見ていただいて、教えていただいた。相撲にどれだけ真っすぐ取り組むか。そこをしっかり考えてやりたい。いい相撲を取るのが一番の恩返し」と話した。

全日本力士選士権相撲選抜戦で初優勝を飾り選士権章を腕に巻く阿武咲(撮影・小沢裕)

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元日馬富士関「神様に返す」土俵に口づけし別れ

引退相撲の断髪式で元横綱朝青龍関のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(右)の祝福に笑顔を見せる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が9月30日、東京・両国国技館で行われた。元日馬富士関(34)は、昨年10月に起こした貴ノ岩への傷害事件の責任をとって同年11月に引退。最後の晴れ姿を見るために押し寄せた約1万人のファンの前で「最後の土俵入り」を披露。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従えて、約1年ぶりに土俵入りを行った。「全身全霊で頑張ってきた私なので。3横綱でできたのは感謝です。名誉なことで感動した」と振り返った。

断髪式では、リオデジャネイロ・オリンピック柔道金メダルの大野将平、ボクシング元WBO世界バンタム級王者亀田和毅ら約400人がはさみを入れた。他にも稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。「(相撲の)神様から力を授かったから、しっかりと感謝を込めて返しました」と18年間上がり続けた土俵に口づけをして別れを告げた。

まげを切った後は、オールバックに整髪。タキシードを着込んで、引退パーティーが行われた都内のホテルに登場。そこであらためて「素晴らしい18年間だった。相撲を通じて素晴らしい方々に出会えた。相撲道は素晴らしい」と晴れやかな表情で語った。

9月にはモンゴル・ウランバートルに学校を設立するなど、すでに次の1歩を踏み出している。今後の人生については「世界中を旅して勉強したい。新しい目標を見つけたい」と語ったほか、来年に法大大学院への復学も検討している。一息つく間もなく、次の挑戦が待っている。【佐々木隆史】

引退相撲で横綱土俵入りを披露する元横綱日馬富士(左から2人目)。左から太刀持ちの白鵬、1人おいて露払いの鶴竜、行司の式守勘太夫(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式で師匠の伊勢ケ浜親方(右)から止めばさみを入れられる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式を終え髪を整えた元横綱日馬富士(左)とバトトール夫人(撮影・小沢裕)

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元日馬富士関、今後は「世界中を旅して勉強したい」

引退記念祝賀会の前に記者からの質問に応える元横綱日馬富士関(撮影・足立雅史)

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」を披露。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

「現役の横綱2人と3人でするのは名誉なこと。感動した。心を込めて見に来たお客さんが元気になるようにと思ってやった」と振り返った。

この後の断髪式では、リオ五輪柔道金メダルの大野将平、元WBO世界バンタム級王者亀田和毅のほか、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。

約400人にはさみを入れてもらい「その人の出会いを思い出していた。あっという間の18年間。悔いのない18年間。新しいスタートなので泣くわけにはいかない」と涙は見せなかった。

まげを切った後は、オールバックに整髪。タキシードを着込んで、最後は土俵上であいさつした。

「今日は足元が悪いなか、私の引退相撲にお越しいただき、誠にありがとうございます。皆さまの温かい声援と支えのもとで、第70代横綱になることができました。横綱という地位を授かった時は、相撲を通じて皆さまに感動と喜び、勇気を与える相撲を全身全霊で考えてきました」などと感謝を伝えた。

元日馬富士は、昨年10月に起こした貴ノ岩への傷害事件の責任を取って同年11月に引退。その師匠である貴乃花親方(元横綱)が今月、日本相撲協会に退職を届け出た。その貴乃花親方について聞かれると「私は相撲協会を離れているので、相撲協会のことをしゃべる権利はない。18年間、お世話になったことに感謝してます」とだけ話した。

今後の人生については「世界中を旅して勉強したい。新しい目標を見つけたい」と次の挑戦へ意欲的だった。行きたい国は「ヨーロッパとかアジアとか。たくさんあります。旅行したことないからね」と夢を膨らませた。

引退相撲の断髪式を終えキレイに調髪した元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式を終え髪を整えた元横綱日馬富士(左)はバトトール夫人の手伝いを受けて着替えをする(撮影・小沢裕)

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大砂嵐がデビュー戦飾れず、サップとの肉弾戦に敗北

1R、大砂嵐(左)のラッシュに背を向け逃げまどうボブ・サップ(撮影・横山健太)

<RIZIN13>◇30日◇さいたまスーパーアリーナ

元幕内大砂嵐(26)が総合格闘家デビューを勝利で飾れなかった。総合格闘技の経験豊富なボブ・サップ(45)と対戦。167.40キロの自身に対し、相手も147.90キロと超ヘビー級対決となったが、大砂嵐が0-3の判定で敗れた。

開始から怒濤のパンチ連発で優位に立った。サップの右目横からは流血。2回には倒され、サップに上からパンチをもらったが、懸命に耐え、下から反撃のパンチを繰り出した。最終3回、ともにスタミナ切れでお見合い状態になった。イエローカードも出されたが、疲労から攻められない。試合は判定に持ち込まれ0-3で敗れた。

都内で開かれた前日計量では一触即発ムードが漂った。167・40キロでパスした大砂嵐は、147・90キロでクリアしたサップと対峙(たいじ)すると額を突き合わせ、ピリピリした緊張感が走った。関係者5人の制止で事なきを得たものの、スーパーヘビー級対決の肉弾戦が予想されていた。

今年3月に相撲界から引退した大砂嵐は4月に総合格闘家の転向を決断。5月には渡米し、シアトルで元UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネット(40=米国)の指導を受けながら総合格闘技の修行を積んできた。大相撲時代のすり足や両手の使い方のくせを修正に時間がかかり「ちょっと大変だった。7~8年も相撲をやってきたから時間はかかる」と振り返った。それでもバーネットの技術面のてほどきで自身の戦闘能力はアップした手応えがある。「これからもっと良くなる」と自信を胸にリングに上がっていた。

過去2度(03年、15年大みそか)、元横綱曙を下し、“相撲キラー”とも言われるサップを自らデビュー戦の相手に指名した。SNSなどを通じ、横綱白鵬や幕内の石浦、元横綱朝青龍ことドルゴルスレン・ダグワドルジ氏ら角界関係者から「頑張って」「勝ってよ」という激励メッセージを受け取っている。「サップよりも大砂嵐が強いです」と自信を胸にデビュー戦を迎えたが、総合格闘技初白星はお預けとなった。

ファラオの衣装に身を包み登場する大砂嵐(撮影・横山健太)
雄たけびを上げ登場するボブ・サップ(撮影・横山健太)
3R、スタミナが切れ辛そうな表情のボブ・サップ(右)と大砂嵐(撮影・横山健太)

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元日馬富士関「勇気与える相撲を全身全霊で考えた」

引退相撲で横綱土俵入りを披露する元横綱日馬富士(左から2人目)。左は太刀持ちの白鵬、1人おいて露払いの鶴竜(撮影・小沢裕)

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。

元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

この後の断髪式では、リオ五輪柔道金メダルの大野将平、元WBO世界バンタム級王者亀田和毅のほか、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。

まげを切った後は、オールバックに整髪。タキシードを着込んで、最後は土俵上であいさつした。

「皆さん、こんにちは。今日は足元が悪い仲、私の引退相撲にお越しいただき、誠にありがとうございます。皆さまの温かい声援と支えのもとで、第70代横綱になることができました。横綱という地位を授かった時は、相撲を通じて皆さまに感動と喜び、勇気を与える相撲を全身全霊で考えてきました。16歳で大相撲に入り、素晴らしい親方、おかみさん、そして縁があって出会った素晴らしい方々の育成のもとで18年間、全身全霊で頑張ることができました。ありがとうございました。今日は皆さんの前でどういうごあいさつをしたらいいか、ずっと考えてきました。今の私には感謝だけです。本当にありがとうございました。相撲道で縁があって出会った方々をこれからも大切にして、真っすぐ前向きに頑張ってまいります。これからもよろしくお願いいたします」

満員の観客から拍手が送られ、土俵を後にした。

引退相撲の断髪式で笑福亭鶴瓶(右)からはさみを入れられる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式で元横綱朝青龍関のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(右)の祝福に笑顔を見せる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)

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元日馬富士関の断髪式、大野将平、亀田和毅らはさみ

土俵入りの後、支度部屋で記念撮影した白鵬、日馬富士、鶴竜

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。

元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

この後の断髪式では、リオ五輪柔道金メダルの大野将平、元WBO世界バンタム級王者亀田和毅、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。

横綱土俵入りを行った元横綱日馬富士関(右から2人目)。左から太刀持ちを務めた白鵬、元横綱朝青龍、1人おいて露払いを務めた鶴竜

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日馬富士 鶴竜、白鵬従え「最後の土俵入り」

土俵入りの後、支度部屋で記念撮影した白鵬、日馬富士、鶴竜

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で始まった。

元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

この後の断髪式では、タレントの笑福亭鶴瓶、リオ五輪柔道金メダルの大野将平のほか、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れる予定になっている。

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白鵬「えっ、って感じだった」貴乃花親方の電撃退職

再来日した白鵬

横綱白鵬(33=宮城野)が29日、故郷モンゴルへの一時帰国から再来日した成田空港で、電撃退職する貴乃花親方(元横綱)について言及した。

白鵬は秋場所千秋楽翌日の24日に帰国。その翌25日に、貴乃花親方の引退会見があった。故郷で一報を聞いた時、どう思ったかを聞かれると「そうですね…」と発したものの、言葉を探しあぐねるように、しばし沈黙。デリケートな問題だけに、再び考えながら「まあ、ちょっと…。えっ、って感じだった」と、その時を振り返った。さらに「先輩横綱ですからね。本当にいろいろ…、指導もあって…。もっと、そうゆうことをしてもらいたい。僕自身もね」と言葉をつなぎ合わせたが、それ以上のコメントは発しなかった。

白鵬の一時帰国は、76歳で亡くなった父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に出席した今年4月以来、約5カ月ぶり。秋場所は、今年初優勝となる通算41回目の優勝に横綱800勝、幕内1000勝で花を添えた。「やっと、いい報告ができました」と、しみじみと語った。故郷ではモンゴル相撲で関取になった義兄のお祝いや「何年ぶりかな」という母校を訪れたり、亡き父が造ったスポーツ教育センターのリニューアルのセレモニーにも出席するなど「(ゆっくり)できなかった」という。30日は、元横綱日馬富士関の断髪引退相撲に参加する。

再来日した白鵬

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大砂嵐「サップはバカなイメージで大声だけかと」

母国エジプトのファラオ王が戦いの際に手にしていたというつえを持参し、意気込みを示した大砂嵐

RIZIN13大会(30日、さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘家としてデビューする大相撲の元西前頭筆頭、大砂嵐(26=GRABAKA)が母国エジプトの「格闘王」になる決意を示した。元横綱曙を2度下した“相撲キラー”といわれる野獣ボブ・サップ(45=米国)と無差別級3分3回で対戦する。28日に都内で行った会見には、母国に伝わる伝説のつえを持参し「昔はピラミッドで戦争の時に(ファラオ)キングがこれを持って力を入れる」と強く握りしめた。

母国では6歳から空手、8歳ぐらいからカンフーを学び「ルールなしのフリーファイトもやった。ケンカみたいなもの」と相撲以外の格闘技歴の多さも強調しながら「これは人生のカギ」とマジマジとつえをみつめた。5月に渡米し、元UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネットの指導を受けながら格闘家の修行を積み、得意技も用意。「結構、技はできた。サプライズで出します」と予告した。横綱白鵬ら角界関係者から激励メールを受けとったという大砂嵐は「勝てよ、とメッセージをもらっている。サップはバカなイメージで大声だけかと。大砂嵐の方が強いです」と豪語していた。

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大砂嵐「技はサプライズ」伝説のつえ持参しKO宣言

母国エジプトのファラオ王が戦いの際に手にしていたという杖を持参し、サップ戦への意気込みを示した大砂嵐

30日のRIZIN13大会(さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘技デビューを迎える大相撲の元西前頭筆頭、大砂嵐(26=GRABAKA)が28日、都内のホテルで開かれた個別会見に出席した。野獣ボブサップ(45=米国)との無差別級総合ルール5分3回での対戦を控え、母国エジプトの伝説のつえを持参。「昔はピラミッドで戦争の時に(ファラオ)キングがこれを持って力を入れるんだ」と王様さながらの風格を漂わせた。

今年5月に渡米し、元UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネットの指導を受けながら総合格闘技の修行を積んできた。大相撲時代のすり足や両手の使い方のくせを修正することに時間を要し「7~8年も相撲をやってきたから時間はかかる。ちょっと大変だった」と振り返る。それでも幼少時代に空手やカンフーを習い、来日前には「オープンファイト」と表現したケンカに近いルールなしの戦いも経験したことを明かし、経験の豊富さを力説した。

SNSなどを通じ、横綱白鵬や幕内の石浦、元横綱朝青龍ことドルゴルスレン・ダグワドルジ氏ら角界関係者から「頑張って」「勝ってよ」という激励メッセージを受け取っているという。過去2度、元横綱曙を下し、“相撲キラー”とも言われるサップを自らデビュー戦の相手に指名した。既に「KOする。技はサプライズで」と得意技も用意しており「サップはバカなイメージ。声だけでかい。大砂嵐の方が強いです」と自信をみせた。

格闘家転向を表明後、約半年が経過。大砂嵐は「まげがなくなって涼しいな、と。既に涼しかったけれどね」と、ジョークも飛ばす余裕もみせていた。

母国エジプトのファラオ王が持っていたとされる杖を持参して会見に登場した大砂嵐

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懐の深い北の湖理事長が生きていたなら…/視点

5月13日、花道に集まったファンから声援を受ける貴乃花親方(左)

大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日、日本相撲協会に退職の届け出を提出したことを明らかにした。

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貴乃花親方の退職は、相撲界にとって大きな損失だ。今でも知名度は抜群。本場所中も審判に入ると、親方名をアナウンスされるだけで場内が沸く。現役時代の強さや土俵態度は、同じ時代を生きた親方衆の多くから今も尊敬される。

一方、親方としては疑問に残る行動も少なくなかった。巡業中、白鵬らが稽古を始めると土俵を離れてしまう。不祥事再発防止の研修会など、協会主催行事を欠席する。貴乃花一門時代、仲間のはずの親方衆が出席を促しても、聞く耳を持ってくれなかったという。こんな態度が、協会内で孤立化する原因だった。

退職に至った経緯では、協会にも瑕疵(かし)があったように感じる。だが、親子同然の弟子を手放していいのか。それほど告発状の内容にこだわるなら、なぜ取り下げてしまったのか。貴公俊と日馬富士の暴行は別問題ではないのか。本当に大相撲を愛するなら、情報をオープンにした上で徹底的に話し合えば良かったのではないか。

現役時代があまりに輝かしいだけに、この結末は受け入れがたい。一本気すぎる性格だからこそ大横綱になったが、かたくなすぎて親方としては器用に立ち回れなかった。協会側も角界ならではの寛容さで貴乃花親方を生かす道を探ってほしかった。今回の件で、大相撲に愛想を尽かすファンもいるだろう。貴乃花親方の参謀になりえた元大関貴ノ浪の音羽山親方、貴乃花親方を受け入れる懐の深さがあった北の湖理事長(元横綱)が生きていたなら、と思わずにいられない。【佐々木一郎】

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