上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

北勝富士、歴代10位タイの金星記録なるか/新番付

北勝富士(2020年9月20日撮影)

日本相撲協会は1日、大相撲春場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。現役力士の今場所達成可能な歴代10傑入りなどの記録は以下の通り(在位したことで達成済みも含む)。

【通算勝利数】

既に横綱白鵬(35=宮城野)が1170勝で歴代トップに君臨。昨年7月場所10日目以来の白星を、どこまで伸ばせるか注目だ。現役2位は横綱鶴竜(35=陸奥)の785勝。こちらも最後の白星は、昨年春場所14日目で1年ぶりの白星で、あと75勝の歴代10位・寺尾(元関脇=現錣山親方)に迫りたいところだ。

【幕内在位場所数】

今場所で白鵬が、旭天鵬(元関脇=現友綱親方)を抜き歴代単独2位の100場所。ちなみに歴代1位は元大関魁皇(現浅香山親方)の107場所。新入幕からの幕内連続在位100場所は、史上初の快挙となった。

【幕内出場回数】

白鵬が歴代8位の1265回。今場所、皆勤し5月の夏場所も出場すれば、3日目に歴代7位の安芸乃島(元関脇=現高田川親方)に並ぶ。現役2位は鶴竜の1027回。なお歴代1位は、元関脇旭天鵬(現友綱親方)の1470回。

【幕内勝利数】

白鵬が1076勝で、2位の魁皇に197勝もの差をつけ歴代トップ。現役2位は鶴竜の645勝で、歴代10位の貴乃花(元横綱)までは残り56勝。

【通算連続出場】

初土俵以来、無休の「鉄人記録」。歴代7位タイに1316回の玉鷲(36=片男波)が入っている。04年春場所の序ノ口デビューから足かけ18年の「皆勤賞」だ。ちなみに1位は元関脇青葉城の1630回。

【金星獲得】

現役力士で歴代10傑入りは不在だが、今場所チャンスがあるとすれば現在7個の北勝富士(28=八角)。横綱2人を倒せば通算9個で三根山、玉乃海、長谷川、富士桜、貴闘力が名を連ねる歴代10位タイに滑り込む。番付も上位総当たりの東前頭2枚目。序盤にチャンスが巡ってくるか…。

なお8個で現役トップの逸ノ城(27=湊)は、ようやく西前頭6枚目まで番付を戻した。序列では横綱戦はないが、中盤まで好成績を残せば当てられる可能性はある。それは7個で追う遠藤(30=追手風)も同じで、初場所は7勝8敗で負け越したが、東前頭5枚目に据え置かれた。こちらも序盤から白星を並べれば、中盤以降に横綱との一番が組まれる可能性がある。

関連するニュースを読む

貴景勝3度目かど番、2年ぶり小結3人以上/新番付

貴景勝(2021年1月18日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は7場所連続で東に白鵬(35=宮城野)、西に鶴竜(35=陸奥)が就いた。ともに4場所連続休場(全休は3場所連続)明けで、復調を示す土俵となる。5場所ぶり45回目の優勝を目指す白鵬は、新たな金字塔を打ち立てた。新入幕から幕内連続在位が前人未到の100場所となった(2位は元関脇高見山=先々代東関親方=97場所)。幕内連続在位としても、史上最多の元大関魁皇(現浅香山親方)の106場所に次いで100場所に到達。幕内在位も魁皇の107場所に次いで史上2位の100場所となった。昨年の名古屋場所以来9場所ぶり7回目の優勝を目指す鶴竜は、進退をかける場所になる。

大関は、ともに先場所、かど番を脱出した正代(29=時津風)が東、この日27歳の誕生日を迎えた朝乃山(高砂)が西に。綱とりの先場所、途中休場した貴景勝(24=常盤山)は、東の序列2番目で、昨年7月場所以来、3度目のかど番として迎える。

両関脇は東西変わらず。東は2場所連続の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)で三役は3場所連続。今場所は大関復帰をかける場所となる。西は3場所連続関脇となる隆の勝(26=常盤山)で三役も3場所連続の在位になる。

小結も東西は、東が3場所連続小結の高安(30=田子ノ浦)、西が2場所連続小結(三役は5場所連続)の御嶽海(28=出羽海)で変わらず。新たに先場所、初優勝した大栄翔(27=追手風)が4場所ぶりに西の序列2番目の小結に復帰(三役は3場所ぶり復帰)。なお小結が3人以上、名を連ねるのは19年九州場所(阿炎、遠藤、北勝富士、朝乃山)以来となる。

大相撲春場所は、12日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。

関連するニュースを読む

若隆景、千代の国、千代大龍ら5人据え置き/新番付

若隆景(2020年11月22日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

1月の初場所前に新型コロナウイルスに感染、または濃厚接触者として関取衆は幕内6人、十両9人の大量15人が休場した。その番付昇降が注目されたが、結果は…。

昨年9月の秋場所を、新型コロナウイルスに集団感染したため部屋の力士28人が全休した玉ノ井部屋は、その翌場所の九州場所の番付は据え置きの“救済措置”がとられた。コロナ禍の異例の事態が考慮されたものだった。今場所の番付編成に関しては、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が、全体のバランスを考慮し、番付降下があることを示唆していた。

新番付で幕内は、番付昇降のない横綱白鵬を除く若隆景、千代の国、千代大龍、千代翔馬、魁聖の5人全員が据え置きとなった。

一方、十両は石浦、千代丸、千代ノ皇、炎鵬、旭秀鵬、若元春、千代鳳、旭大星、千代の海の9人全員が1枚、番付を下げた。出場した力士の勝ち越し、負け越しの昇降とバランスを取っての“一律降下”となったようだ。また同審判部長の話では、幕下以下については全員、据え置きとなっている。

関連するニュースを読む

阿武咲「楽しかった」白鵬と三番稽古10勝20敗

合同稽古で白鵬の指名を受けて三番稽古を行う阿武咲(左)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が25日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、平幕の阿武咲(24=阿武松)が横綱白鵬の指名を受けた三番稽古で計30番相撲を取り、10勝20敗だった。

鋭い出足を生かして、何度も横綱を引かせた。白鵬もあえて相手を呼び込む場面もあったものの、持ち味を存分に発揮。白鵬と稽古するのは昨年12月の前回の合同稽古以来で「しっかり当たることだけを意識して、いい稽古をしていただきました。楽しかったです! ありがたい気持ちと楽しい気持ちと。プラスな感情しかなかったです」と笑顔を見せた。

西前頭3枚目だった初場所では大関貴景勝、照ノ富士、隆の勝の両関脇を破るなど存在感を示し、9勝6敗の好成績を収めた。白鵬、鶴竜の両横綱が出場を目指す春場所では、上位総当たりが予想されるだけに「上位が久しぶりなのでワクワクしていますし、焦らずに地に足をつけて稽古をやっていければいい」と意気込んだ。

合同稽古で阿武咲と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

関連するニュースを読む

白鵬苦笑い相撲勘まだ鈍い 阿武咲と30番で10敗

合同稽古で阿武咲と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

新型コロナウイルスに感染して大相撲初場所を全休した横綱白鵬(35=宮城野)が24日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、平幕の阿武咲を指名した三番稽古で計30番相撲を取って20勝10敗だった。

「離れたときの感覚」をテーマに、馬力のある押し相撲の若手を指名。呼び込んで押し込まれる場面もあり、思わず苦笑いを浮かべる場面もあったが、右四つで組み止める展開が目立った。内容を振り返り「押させるというか、そういう稽古ができた。私の相撲勘もまだ鈍っている部分もあるし、出るところで出なかったり、圧力をかけるところで圧力かけられなかったり、そういう私の失敗というところで(阿武咲が)うまく反応したというのが素晴らしいと思う。まあそこで苦笑いだね。まあ自分に対してだけどね」と笑った。

春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古はこの日が最終日で、24日から参加した白鵬は2日間で計60番相撲を取るなど精力的に汗を流した。初場所前に新型コロナに感染した影響で、体力面の低下も懸念された中で「稽古できるとは思わなかった」と調整遅れの不安があったことを吐露。「(合同稽古で)雰囲気、環境を変えて雰囲気を味わったところで、やっぱり体がこう自然と温まってるうちに、数番やろう! となった。来て良かった」と充実感をにじませた。

合同稽古で白鵬の指名を受けて三番稽古を行う阿武咲(左)(代表撮影)

関連するニュースを読む

白鵬、組んで良し離れて良し「上出来」30番全勝 

合同稽古に合流した白鵬(代表撮影)

大相撲で4場所連続休場中の横綱白鵬(35=宮城野)が24日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、平幕の若隆景を指名した三番稽古で30番を全勝した。

新型コロナウイルスに感染して初場所を休場。再起を期す春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて復調をアピールした。

合同稽古に合流した白鵬が期待の若手を圧倒した。得意の右四つを中心に左からの上手投げを何度も披露。初代横綱若乃花が得意とし、自身も13年秋場所で決めたことがある大技「呼び戻し」も見せた。組んで良し、離れて良しの攻めで区切りよく30番で終了。「20番と思って土俵に入りましたけど、気付いたら20番で、じゃあもうちょっと10番と、そういう思いでやった。受け身の攻め、立ち合いの踏み込み、離れたときの間というのかな、突き押しからの押し、そういったものを意識しながら、という感じかな」。関取衆との申し合いは昨年12月に行われた合同稽古以来。番数を重ねるにつれて、気持ちが乗っていった。

初場所前の1月5日に新型コロナウイルス感染が判明した。「1月3日に稽古したときに20番取る気持ちで臨んだが、7番、8番、9番あたりで息が上がって、とてもじゃないけど相撲を取る状態じゃなかった。それに比べたら上出来じゃないかな。だからコロナって怖いものですよ。もう嫌ですね」。初場所中に退院して、体力を徐々に戻してきた。

昨年11月場所後には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、厳しい立場にある。最後に優勝したのは1年前の春場所。「もう春連覇、目指してますよ」。昨年の春場所は史上初の無観客開催。異例の場所で結果を残してきた横綱は「東京で春場所は初めてですからね。“初めて”ということは好きですから。(初という言葉は)嫌いじゃない」とニヤリと笑った。

合同稽古で若隆景と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

関連するニュースを読む

元荒鷲が断髪式「やっと再出発ができた」

鶴竜(右上)からはさみを入れてもらう元荒鷲のエレヘバヤル・ドゥルゴゥーン氏(代表撮影)

大相撲の元前頭で昨年1月に引退した元荒鷲のエレヘバヤル・ドゥルゴゥーン氏(34)が23日、東京・両国国技館で延期となっていた断髪式を行った。

当初は昨年5月に開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期となっていた。断髪式には師匠の峰崎親方(元前頭三杉磯)、先代師匠の花籠親方(元関脇大寿山)、同じモンゴル出身の横綱鶴竜、元横綱日馬富士、同じ二所ノ関一門の親方衆、関取衆ら335人の関係者が出席した。

両国国技館での断髪式開催は昨年2月の押尾川親方(元関脇豪風)以来で、コロナ禍では初めてだった。はさみを入れる関係者は土俵に上がる時だけマスクを外すものの、土俵に上がる前にアルコール消毒を徹底。密を避けるため、観客席から土俵までの導線も細かく管理されるなどの感染対策が施された。

相撲協会関係者を含めて約140人がはさみを入れたが、元荒鷲の強い要望で、関係者以外でも希望すればはさみを入れられた。当然、多くの来場客が手を挙げることになり、午後3時30分に終了するはずだった断髪式は、予定より約1時間遅い午後4時39分に終わった。元荒鷲は来場者から希望者を募った理由について「こういう状況の中でも来てくれたので、何としても最後にはさみを入れていただきたいなと思っていた。それで良かったと思う」と、笑顔で説明した。

最後は師匠の峰崎親方がとめばさみを入れて、大銀杏(おおいちょう)に別れを告げた。「気持ちも肩の力も抜けますね。軽くなるし。やれることを全部やり切ったので、そういう(寂しい)気持ちはなかった。これでやっと再出発ができたんじゃないか」と表情は晴れやかだった。

コロナ禍で開催が危ぶまれていた。「不安を感じていた。何事もなく終わるのが前提だった」と本音を吐露。峰崎親方も「半信半疑でやってきた。昨年くらいからいけるんじゃないかという感覚になってきた。協会との話し合いで、対策を万全にして、ご覧の通り、寒いんですけどね。換気をしながら、お客さんにも迷惑をかけますが…」。開催までの苦労がにじんだ。

入門時の師匠で元荒磯親方の山中武氏(元小結二子岳)もはさみを入れてくれた。「(最後に会ったのは)もう1年前くらい。去年引退を発表してあいさつに伺ったのでそれぶり。元気でしたね」。02年11月場所でともに初土俵を踏んだ同期の鳴戸親方(元大関琴欧洲)は、鶴竜とともに花束を贈呈してくれた。「びっくりした。うれしかった」。鶴竜には初顔だった17年初場所6日目で金星を挙げ、同場所8日目には横綱白鵬からも金星を獲得。白鵬との対戦はこれが最初で最後だった。記憶にも記録にも残る場所だった。

今後の進路は未定だが、日本に住み続けるつもりだ。「今まで学んだことを生かして自分にできることを精いっぱいやりたい」と、新たな道を探っている。【佐藤礼征】

夫人のプレブダシ・ヤンジンラムさん(左)からキスされる元荒鷲のエレヘバヤル・ドゥルゴゥーン氏(代表撮影)

関連するニュースを読む

鶴竜が合同稽古「人がいない」朝乃山ら関取7人欠席

合同稽古で土俵に入って稽古を行う鶴竜(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で再起を期す横綱鶴竜(35=陸奥)が23日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に初日から4日連続で参加した。

関取衆が12人から8人と減った稽古場で、鶴竜は胸を真っ赤に腫らした。2日連続で相撲を取らなかったが、若隆景、阿武咲、霧馬山の平幕3人に計20分間、胸を出した。後半戦となったこの日から若隆景、十両若元春、東龍が加わったが、22日まで参加していた大関朝乃山、小結高安、御嶽海ら7人の関取が欠席。この日から参加する予定だった白鵬も姿を現さなかった。「ちょっとねえ、人がいないですね(笑い)。朝乃山がいたら(相撲を)取ろうかなと思っていたけどね」と本音を漏らしたが、伸び盛りの若手3人の圧力を受け止め「土俵に入って、それが一番じゃないかな」と充実感をにじませた。

初場所は持病の腰痛などの影響により休場した。腰の状態について「確実に良くなってますけど、もっともっとケアして良くしていきたい」と明るい表情。「今はとにかくこの合同稽古の中で、できることを精いっぱいやっていきたい」と気を引き締めた。

この日は合同稽古後、同じモンゴル出身で昨年1月に引退した元前頭荒鷲(34=峰崎)の断髪式に出席してはさみを入れた。「自分がまだ下の頃だったかな。九州は割と宿舎が近くて、結構一緒に出稽古いったこともありますし。まあやっぱり、初顔合わせで負けてますからね(笑い)」。初顔だった17年初場所に金星を許した。「足の筋肉がしっかりしてるから立ち合いの強さ、足の細さはあったけど、やっぱり柔らかいところもあった」。同世代の力士が続々と引退。「すごくさびしいなあというのはありましたけど、最近そういうのはなくなってきたかな。でもあのけがでようやってたなあと思いますね」。8月で36歳。戦友との別れに“慣れ”を感じつつ、寂しげな表情を浮かべた。

合同稽古で阿武咲と稽古をする鶴竜(左)(代表撮影)

関連するニュースを読む

白鵬「おかしいな、息も上がって」感染当時振り返る

ぶつかり稽古で炎鵬に胸を出す白鵬

大相撲初場所前に新型コロナウイルスに感染した横綱白鵬(35=宮城野)が22日、都内の部屋で行われた朝稽古後に、感染後では初めて報道陣の取材に応じた。

この日の稽古では相撲は取らず、四股やすり足、テッポウなどで汗を流すと、炎鵬相手に立ち合いの確認やぶつかり稽古で胸を出すなどした。

稽古後に新型コロナに感染した当時を振り返った。「(初)場所前ですからね、番数こなさなきゃいけないという思いで、20番以上やるつもりで稽古に臨んだけど、10番しか稽古できなかった。ちょっとおかしいなと思って、息も上がってたし」と、稽古中に異変を感じていたという。「そこで炎鵬がちゃんこ食べてる時に、炎鵬は米が嫌いなんだけど『今日米が臭い』とか言うから。それでどれ、と言って米のにおいを嗅いでみたところ、においがなかった。そこで気づきましたね」と、嗅覚に異常があっという。

白鵬は1月3日に嗅覚異常の症状を訴えてPCR検査を受け、5日に陽性と確認された。感染発覚当初は「まぁ、自分が…、というのは正直ありました」と驚きを隠せなかったという。その後、保健所の指示のもと入院。入院期間は9日間ほどだったといい、隔離された部屋では読書をしたりしていたという。しかし「もう少しいたら変になっていたかもしれない。掃除してゴミを見つけたらうれしかったりした。何かそういう感じでした」と、数日間続いた非日常的な生活に気苦労があった。

体調は徐々に回復し、初場所中に退院。先週からは相撲を取る稽古を再開したという。体の感覚については「これからだと思う。やっぱり実際、何もしないで入院しているのは、もう古傷とかそういうものが、今まで(筋肉で)固めてたものが緩くなるわけですから。そういった古傷を痛めたというのはありますけど」と、まだまだ万全ではない様子。23日からの参加を予定している、両国国技館内の相撲教習所で行われている合同稽古については「それはまだ分かりません。気持ちと体がかみ合ってくれば、関取衆と稽古したいけどね」と慎重な構えを見せた。

4場所連続休場中で、昨年11月場所後には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、厳しい立場に立たされている。再起を図る春場所(3月14日初日、両国国技館)は、開催地が大阪から東京に変更になった。「もちろんそれは初めてだしね。暖かさは夏場所みたいな感じ。これから冷えていくだろうけど。とにかく誕生日を東京で迎えるのは10年ぶり、震災の時ぶりだからね」と感慨にふけった。

3月11日に36度目の誕生日を迎える白鵬は「3月場所、東京で相撲取るのは初めて。初めてのことは好きだからね。いい結果を出して、今でも横綱が頑張っているんだ、というのを見せられれば。私たちも頑張らないといけない、という励みになるんじゃないかなと思う」と被災者を思いやった。

炎鵬(左)相手に立ち合いの確認をする白鵬
四股を踏む白鵬
準備運動をする白鵬
準備運動をする白鵬

関連するニュースを読む

石浦が改名 武将にちなんで心機一転で春場所へ

大相撲の十両石浦(31=宮城野)が、心機一転で春場所(3月14日初日、東京両国国技館)に臨む。

21日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた合同稽古2日目に参加。関取衆らによる申し合い稽古で10番(7勝)取って汗を流した。

初場所前にしこ名の下の部分を本名の「将勝」から「鹿介」に改名した。由来は、武将の山中鹿介。「地元の武将でもともと好きだった」といい、「いい言葉だなと思ったのが鹿介。『我に七難八苦を与えたまえ』と願ったという。31歳になって周りからうるさく言われなくなった。自分の好きなようにできるようになった時に自分でやらないといけないと思った」と改名理由を明かした。

しかし、初場所前に兄弟子の横綱白鵬が新型コロナウイルスに感染したため、石浦をはじめ、同部屋の全力士は初場所全休の措置がとられた。「横綱(白鵬)は立ち合いの確認をされている。炎鵬は腰を痛めているよう。稽古しに来ました」と現在の部屋の関取衆の状況を説明。多くの関取衆と肌を合わせることが出来ると思い、合同稽古に参加した。厳しい状況に負けず、1場所でも早く幕内復帰を狙う。

関連するニュースを読む

進退懸ける鶴竜「なるべく当たる相手と」御嶽海圧倒

合同稽古で御嶽海と三番稽古を行う鶴竜(右)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で始まり、進退を懸ける横綱鶴竜(35=陸奥)が三番稽古で小結御嶽海を圧倒した。

前みつを引いて一方的に出る場面が目立ち、16番取って全勝。他の部屋の力士と稽古場で相撲を取るのは1年ぶりだったが「今日の時点では悪くなかった」と好感触だった。

昨年11月場所後に横綱審議委員会から横綱白鵬とともに「注意」の決議を下され、初場所では好成績が求められたが、持病の腰痛などを理由に4場所連続で休場した。師匠の陸奥親方(元大関霧島)は鶴竜の休場が決まった初場所直前の電話取材で、鶴竜自身が春場所で進退を懸ける覚悟を示していることを明かしていた。

前回の昨年12月の合同稽古では相撲を取る稽古を回避したが、今回は危機感を表すように初日から調整のペースを上げた。合同稽古は25日まで行われる。全6日間を皆勤する予定で「なるべく今場所で当たる相手とやっていきたい。土俵に入って稽古していきたい」。実戦感覚を取り戻すため、上位力士の指名を“予告”していた。【佐藤礼征】

合同稽古を終えて報道陣の取材に応じる鶴竜(代表撮影)

関連するニュースを読む

鶴竜が御嶽海指名し16番全勝、腰の状態は「順調」

合同稽古で御嶽海と三番稽古を行う鶴竜(右)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で再起を目指す横綱鶴竜(35=陸奥)が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加して、小結御嶽海を指名して三番稽古を行い、16番を取って全勝した。進退が懸かる春場所に向けて、4場所連続休場中の横綱が存在感を示した。

頭で当たって前みつを引いて前に出る形が多く、一方的な展開が目立った。三役常連の相手を指名した理由については「なるべく(過去に)肌を合わせた相手とやりたいと思った」と説明。初場所前の前回の合同稽古では相撲を取らずに実戦を回避したが、今回は初日から調整のペースを上げた。「まず初日なのでここから順調にやっていきたい。今日の時点では悪くなかった」と振り返った。

昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下され、初場所では好成績が求められたが、持病の腰痛などを理由に4場所連続で休場した。師匠の陸奥親方(元大関霧島)は、鶴竜の休場が決まった初場所直前の電話取材で「本人しか分からないからどうこう言えないけど『次はないよ』ということ」と春場所で進退を懸ける立場にあるとの認識を示し、鶴竜自身も「来場所、引退かけて、1日でも早く稽古できる体をつくって頑張ります」と意気込んでいたことを明かしていた。

鶴竜はこの日の合同稽古後、腰の状態について「ここまで順調に来ている」とアピール。残り5日間の合同稽古も“皆勤”する予定で「前回(昨年12月)は関取衆も少なかったし、これから減ったりするとどうなるか分かりませんけど、なるべく今場所で当たる相手とやっていきたい。土俵に入って稽古していきたい」と意欲的に話した。

この日の合同稽古は鶴竜や御嶽海のほかには大関朝乃山、小結高安、前頭阿武咲、明生、霧馬山、逸ノ城、豊昇龍、十両石浦、錦木、王鵬の計12人の関取が参加した。横綱白鵬、前頭若隆景、十両若元春は途中から参加する予定。

合同稽古で御嶽海と会話を交わす鶴竜(左)(代表撮影)
合同稽古を終えて報道陣の取材に応じる鶴竜(代表撮影)

関連するニュースを読む

白鵬と鶴竜が合同稽古参加へ ともに4場所休場中

横綱白鵬(左)と鶴竜

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は19日、大相撲初場所を休場した横綱白鵬と横綱鶴竜が、20日から東京・両国国技館の相撲教習所で行われる合同稽古に参加することを明かした。報道陣の電話取材で明かした。

両横綱は昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されていたが、白鵬は初場所前に新型コロナウイルスに感染し、鶴竜は腰痛により同場所を休場した。同場所後に予定していた横審に注目が集まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催は延期。いまだ開催されていない。

大阪から東京に開催地が変更となった春場所(3月14日初日、両国国技館)ではまず、両横綱の出場可否に注目が集まる。ともに4場所連続休場中。鶴竜にいたっては、師匠の陸奥親方(元大関霧島)が初場所の休場が決まった際に「本人も来場所、引退を懸けて1日も早く稽古できる体を作って頑張ります、ということ」と話していたなど、土俵に上がれば進退を懸けて臨むことになる。ともに厳しい状況に置かれている。

合同稽古には大関朝乃山や、小結高安、小結御嶽海らも参加予定。また、新型コロナに感染した白鵬と同部屋で初場所の全休措置がとられた十両石浦、同場所前に部屋での集団感染が発生して同場所の全休措置がとられた、荒汐部屋の平幕の若隆景と十両若元春も参加予定となっている。

関連するニュースを読む

コロナで初場所全休の白鵬が稽古再開「淡々と1人」

2020年12月18日 合同稽古に参加した白鵬

宮城野親方(元幕内竹葉山)は2日、新型コロナウイルスに感染して初場所を全休した横綱白鵬が、既に稽古を再開していることを明らかにした。四股や筋力トレーニングで汗を流しているという。

白鵬は1月5日に陽性が判明し、同月半ばの退院後は自宅で静養に努めていた。24日の初場所千秋楽以降に東京都墨田区の宮城野部屋で基本運動を始めたといい、師匠は「淡々と1人で体を動かしている」と話した。

関連するニュースを読む

時津風親方の長男5月新弟子検査へ 渦中も意志貫く

三本木農・坂本博一(2020年5月17日撮影)

大相撲の時津風親方(元前頭時津海)の長男で、青森・三本木農高相撲部の坂本博一主将(3年)が、5月の夏場所の新弟子検査を受けることが2日、分かった。部屋関係者が明かした。坂本は3月に行われる高校の卒業式に出席し、時津風部屋に入門する予定。合格すれば、前相撲で初土俵を踏むことになる。

時津風親方は初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反。昨年に続く2度目の違反により厳しい処分は必至で、処分内容にかかわらず協会を退職する意向を固めている。時津風部屋は、現在部屋付きの間垣親方(元前頭土佐豊)が継承する見込み。坂本にとって父が師匠でなくなる可能性が出てきたが、角界に挑戦する考えは変わらなかった。

坂本は小学4年時に少年相撲「白鵬杯」で優勝し、千葉・柏第二中3年時に全国中学校相撲選手権で団体戦優勝。三本木農高では1年時から主力として団体戦のメンバー入りした。3年時には県大会優勝に貢献するなど、経験と実績を積んできた。鍛え上げた体格は175センチ、130キロ。自ら道を切り開いていく。

「第1回白鵬杯」 時津風親方(右)の長男で「第1回白鵬杯」個人戦で優勝した、当時小学2年生の坂本博一君(10年12月19日)

関連するニュースを読む

休場力士の番付、幕下据え置き 関取は公平性保つ

日本相撲協会の審判部が27日、東京・両国国技館で3月の春場所の番付編成会議を行い、新型コロナウイルスの影響で初場所を全休した力士65人の番付の扱いについて協議した。電話取材に応じた伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は、幕下以下の力士については据え置きの救済措置をとったことを明言した。

一方で、十両以上の関取については「関取衆に関しては休んだ力士全員の公平性を保ちながら番付を作成しました、ということですね。据え置きがどうかを言うと誰かの番付が分かってしまう。誰かが割を食ったりとかではなく、全員を公平にして番付を決めたということです。そういう言い方しかできません」と話すにとどめ、番付据え置きの措置をとったかどうかは明言しなかった。

日本相撲協会は、本場所直前に約900人の協会員を対象にPCR検査を実施した。九重部屋の平幕の千代翔馬や十両千代鳳、友綱部屋の幕下以下の力士の計5人の新型コロナ感染が発覚。年末から年始にかけて集団感染が発生した荒汐部屋、感染が判明した横綱白鵬が所属する宮城野部屋を含む4部屋の全力士65人が、初場所を全休する措置がとられていた。

また、審判部は、本場所中での力士らの脳しんとうの対応についても協議した。初場所9日目の幕下取組、湘南乃海-朝玉勢戦。最初の立ち合いは、手つきが不十分だったとみられ、行司が「待った」をかけた。しかし、頭同士がぶつかり合い、湘南乃海がフラフラになって立てなくなった。審判団が協議した後、本人の意思を確認して、取組をやり直し。湘南乃海が勝った。

この事象について、伊勢ケ浜審判部長は「今回のように著しく相撲が取れない場合、相撲を止めてみんなで協議して相撲を取らせるか、取らせないか協議して決めるということになった。勝負の前に力士が相撲を取れない、取っては危険だというのを審判部の人たちが判断した場合は不戦敗になる。それを勝負規定に加えようということで話がまとまった」と説明した。現状は協会執行部に報告している段階だといい、春場所前には正式決定するという。

関連するニュースを読む

大栄翔三役以上7力士総なめ初V、千秋楽16・7%

八角理事長(手前)から優勝賜杯を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

24日にNHK総合で放送された大相撲初場所千秋楽の世帯平均視聴率(関東地区)が午後3時5分から115分間が10・2%、同5時から60分間が16・7%だったことが25日、ビデオリサーチの調べでわかった。

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が、2敗の単独トップで迎えた千秋楽、勝てば優勝の隠岐の海戦を制し13勝目を挙げ初優勝。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝を果たした。今場所は新型コロナウイルス関連で横綱白鵬ら15人の関取が休場、横綱鶴竜も腰痛で不在。綱取りに挑んだ大関貴景勝は左足首を負傷で途中休場。そんな中、大栄翔は三役以上の7力士を総なめにした場所で悲願を達成した。

関連するニュースを読む

大栄翔、埼玉県勢で初優勝決める!/千秋楽写真特集

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、悲願の初優勝を果たした。単独先頭で迎えた千秋楽、勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる大一番で。隠岐の海を突き出して13勝目。立ち合いから圧倒する完璧な相撲内容で、歓喜の瞬間を迎えた。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝。昨年は全5場所で異なる優勝力士が誕生したが、2021年も“角界戦国時代”を象徴するような幕開けとなった。大栄翔は殊勲賞、技能賞も獲得。両横綱が不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振だった場所で主役を張った。

正代は結びで朝乃山との大関対決に敗れ、11勝4敗で今場所を終えた。2度目の優勝こそ逃したものの、初のかど番場所で千秋楽まで優勝争いに絡んで存在感を示した。同じく初めてのかど番を乗り越えた朝乃山は、11勝4敗で今場所を終えた。

大関復帰を目指す関脇照ノ富士は、明生を退けて11勝目を挙げた。返り三役の昨年11月場所では13勝。大関とりが懸かる3月の春場所に向けて、弾みをつける1勝となった。

三賞受賞者は大栄翔以外では、照ノ富士と新入幕の翠富士の2人が技能賞を獲得した。

場所直前に約900人を大将に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、力士65人を含む協会員83人が初日から休場。白鵬と鶴竜の両横綱が3場所連続で初日から不在となるなど、混沌(こんとん)とした場所が終わった。

八角理事長(手前)から内閣総理大臣杯を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

優勝インタビューで笑顔を見せる大栄翔(撮影・河田真司)

表彰式に臨む大栄翔(左)

千秋楽の熱戦を写真で振り返ります。

幕内

朝乃山押し出し正 代

朝乃山(手前)との取組中、式守伊之助(左)にぶつかる正代(撮影・鈴木正人)

朝乃山(奥)に押し出される正代(左)を回避できず接触してしまう行司の式守伊之助(撮影・河田真司)

朝乃山(左から2人目)は正代を押し出しで破る。行司の式守伊之助(左)は土俵に押し出されたが、履いていた草履は残っていた(撮影・小沢裕)

正代 相手の圧力に負けて下がってしまった。そこがいけなかった。(大栄翔が先に優勝を決めたが)先に決められた方が気は楽だった。何とか勝てるように気持ちを作っていったが、最後の一番としては後味が悪い。また頑張ります。

照ノ富士すくい投げ明 生

明生(右)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

高 安はたき込み隆の勝

高安(左)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・河田真司)

高安(後方)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

隆の勝 最後の相撲に勝ててよかった。(大栄翔の優勝は)刺激になります。

霧馬山押し出し御嶽海

霧馬山(左)を押し出す御嶽海(撮影・河田真司)

御嶽海 来場所につながる一番と思ったんで、しっかり勝ててよかった。15日間、何とか体がもったかなと思います。目標の2桁にあと1番が遠かったが、来場所に向けてまた頑張ります。

北勝富士押し出し逸ノ城

逸ノ城(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)

隠岐の海突き出し大栄翔

隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海(左)を突き出しで破り、幕内優勝を決める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海を突き出しで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)

大栄翔 (優勝インタビュー)自分の相撲を取りきるしかない。悔いがないよう、思い切りいこうと迷わずいきました。本当うれしさしかない。よかったです、本当に。(賜杯は)あんなに重いとは思わなかった。びっくりしている。

宝富士寄り倒し志摩ノ海

宝富士(奥)を寄り倒しで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)

志摩ノ海 根負けしなかった。頭上げず、我慢していけと稽古場で師匠(木瀬親方)に言われるが、それを実行できたと思う。

琴勝峰勇み足佐田の海

琴勝峰(右)は佐田の海の勇み足で白星(撮影・鈴木正人)

豊昇龍寄り倒し阿武咲

豊昇龍(下)を寄り倒しで破る阿武咲(撮影・河田真司)

阿武咲 終始落ち着いて相撲がとれた。最後のいい相撲で締めくくれてよかった。

栃ノ心寄り切り照 強

照強(左)は寄り切りで栃ノ心を破る(撮影・小沢裕)

琴恵光押し出し玉 鷲

玉鷲(左)に押し出される琴恵光(撮影・河田真司)

玉鷲 (歴代7位タイの通算連続1316回出場を白星で飾り)記録は気にしていないし考えていない。しっかりやり続ければこういう感じになる。人がどう思うかで、自分からはあまり言えない。

遠 藤寄り切り琴ノ若

琴ノ若(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・河田真司)

琴ノ若 (勝てば敢闘賞の一番に敗れ)自分の力不足なので、しっかり受け止めたまた稽古を積みたい。

竜 電押し出し碧 山

竜電(左)を押し出し出しで破る碧山(撮影・河田真司)

明瀬山押し出し

1回目の取組で同体となる輝(左)と明瀬山(撮影・河田真司)

明瀬山と輝の一番で物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)

明瀬山(右)を押し出しで破る輝(撮影・鈴木正人)

 (物言いで同体取り直しの末に勝利)どっちかなという感じで、もう一番あってもいいように気持ちを切らさずにいった。2番目の相撲は自分らしく攻めていけた。ああいう相撲をとれたら来場所につながる。

翠富士肩透かし翔 猿

翔猿(右)を肩すかしで破る翠富士(撮影・河田真司)

翔猿 (6勝9敗で終わり)ちょっとダメだったスね。まだまだ安定していない。自分の相撲を磨いていきたいです。

徳勝龍押し出し大翔丸

徳勝龍(右)を押し出しで破る大翔丸(撮影・鈴木正人)

豊 山押し出し妙義龍

豊山(左)を押し出しで破る妙義龍(撮影・河田真司)

妙義龍 いつもより緊張しましたね。(千秋楽)7勝7敗は何回もあるが、勝つと負けるでその後が全然違う。勝ち越せたのは大きい。

天空海押し出し英乃海

天空海(左)を押し出しで破る英乃海(撮影・鈴木正人)

英乃海に押し出しで敗れた天空海(撮影・河田真司)

大相撲初場所千秋楽の幕内土俵入り(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

大栄翔が悲願のV “角界戦国時代”象徴する幕開け

大栄翔(左)は隠岐の海を突き出しで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、悲願の初優勝を果たした。

単独先頭で迎えた千秋楽、勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる大一番で。隠岐の海を突き出して13勝目。立ち合いから圧倒する完璧な相撲内容で、歓喜の瞬間を迎えた。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝。昨年は全5場所で異なる優勝力士が誕生したが、2021年も“角界戦国時代”を象徴するような幕開けとなった。大栄翔は殊勲賞、技能賞も獲得。両横綱が不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振だった場所で主役を張った。

正代は結びで朝乃山との大関対決に敗れ、11勝4敗で今場所を終えた。2度目の優勝こそ逃したものの、初のかど番場所で千秋楽まで優勝争いに絡んで存在感を示した。同じく初めてのかど番を乗り越えた朝乃山は、11勝4敗で今場所を終えた。

大関復帰を目指す関脇照ノ富士は、明生を退けて11勝目を挙げた。返り三役の昨年11月場所では13勝。大関とりが懸かる3月の春場所に向けて、弾みをつける1勝となった。

三賞受賞者は大栄翔以外では、照ノ富士と新入幕の翠富士の2人が技能賞を獲得した。

場所直前に約900人を大将に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、力士65人を含む協会員83人が初日から休場。白鵬と鶴竜の両横綱が3場所連続で初日から不在となるなど、混沌(こんとん)とした場所が終わった。

明生(左)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

勢が左手骨折で休場、十両以上休場者19人最多更新

勢(2020年7月23日撮影)

大相撲初場所千秋楽の24日、東十両13枚目勢(34=伊勢ノ海)が「左母指中手骨脱臼骨折にて1月場所の休場を要する」との診断書を提出して休場した。

05年春場所で初土俵を踏んで以来、初めての休場。対戦相手の東十両8枚目剣翔(29=追手風)は、不戦勝となり十両優勝が決まった。

報道陣の電話取材に応じた師匠の伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨)によると、14日目の大翔鵬戦で負傷。取組後に病院に行き「痛みがあったので念のためにレントゲンを撮ったら折れていた」。勢本人が休場を申し出てきたという。

休場により今場所は6勝止まりとなり、春場所での幕下陥落の可能性が出てきた。幕下に陥落すれば11年秋場所以来となるだけに、伊勢ノ海親方は勢の今後について「何らかの形で話しはするでしょう。本人の意向が第一。気力があれば頑張るでしょうし。勢がどういう気持ちか話をすると思う」とした。

既に戦後最多となっている今場所の十両以上の休場者は19人に増えた。新型コロナウイルス関連で横綱白鵬ら15人の関取が休場し、横綱鶴竜も腰痛で不在。大関貴景勝は左足首を負傷、十両美ノ海が脳振とうで途中休場した。

関連するニュースを読む