上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

貴景勝は関脇で再出発 遠藤8場所ぶり三役 新番付

貴景勝(19年6月16日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

先場所同様、横綱は2場所連続7度目の優勝を狙う鶴竜(34=井筒)が東、白鵬(34=宮城野)が西の在位となった。白鵬は3場所ぶりとなる43度目の優勝を目指す。

大関は先場所、途中休場ながら勝ち越した高安(29=田子ノ浦)が東の正位に就いた。残る2人も先場所は途中休場(負け越し)で、豪栄道(33=境川)は7場所ぶり8度目、栃ノ心(31=春日野)は3場所ぶり3度目の、それぞれかど番となる。なお同一場所での大関2人がかど番は、昨年名古屋場所の豪栄道、高安以来となった。

その大関から陥落した西関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)は、今年夏場所の栃ノ心以来の大関降下。東関脇の御嶽海(26=出羽海)は2場所連続の関脇で、三役在位は16場所連続となった。先場所、新三役だった阿炎(25=錣山)は2場所連続の小結。西には遠藤(28=追手風)が、8場所ぶりの三役返り咲き(ともに小結)となった。

秋場所は、9月6日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。

遠藤(2018年5月16日)

関連するニュースを読む

白鵬、八村塁を絶賛「ダンクは王道。勢いづいた」

夏巡業全興行で土俵入りを行った白鵬

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が25日、東京・千代田区の商業施設「KITTE」で行われた夏巡業に参加した。

前日24日にはバスケットボール男子日本代表の国際試合・日本-ドイツ戦を観戦し「昨日も言ったけど子どもの頃はバスケ選手が夢で、目指していた部分もあった。コートに立つのは夢の舞台の1つ。緊張はしたけどいい思い出だった」と、明るい表情で振り返った。

特に日本のエース八村塁(21)については、ダンクシュートを決めた場面を絶賛し「ダンクというのは王道。1つ、2つと決まると静まりますね。それでチームが勢いづいたと思う」と、勝因の1つとして挙げた。

この日で巡業の全日程が終了した。「今は元気だけど途中で少し(体調を)崩しかけた」と打ち明けたが、離脱することなく横綱鶴竜とともに皆勤。途中合流した栃ノ心を除いて3大関が休場する中、看板力士として各地を盛り上げた。「地方場所は本場所に来られない方もいるから、1日1日を大切にして頑張ってきた。地元力士が引っ張っていく、そういう稽古も見せられたと思う」と、納得の表情で巡業を締めくくった。

日本代表対チュニジア エントリーメンバーから外れた八村は、仲間のプレーにベンチを立ち上がる(撮影・丹羽敏通)
ダンクを決めるSF八村(2019年8月24日撮影)

関連するニュースを読む

小兵炎鵬は小声回答…お相撲さんはどうして大きいの

同じ石川県出身の遠藤(右)とトークショーを行う炎鵬(撮影・佐藤礼征)

大相撲夏巡業が25日、東京・千代田区の商業施設「KITTE」で行われ、人気力士の前頭炎鵬(24=宮城野)が、観客による質問で返答に窮した。

この日、同じ石川県出身の前頭遠藤(28=追手風)とのトークショーに参加。観客による質問コーナーで「大きくなるために何を食べているか」と問われると、168センチ、98キロと小兵の炎鵬は「僕は(関取で)1番小さいので言えることはない…」と肩身を狭くした。さらに別の観客から「お相撲さんはどうしてそんなに大きいの」と質問され、遠藤が「食って寝てるからです」とひょうひょうとして答える傍ら、炎鵬は「僕は大きくないので…」と小声で話し、観客から笑いが起こった。

この日で夏巡業の全日程が終了。5月の夏場所で新入幕を果たした炎鵬にとっては、幕内として初めての巡業だった。右肩の治療などにより十分な稽古は行えなかったが「稽古は思うとおりできなかったけど、各地の空気を吸うことができた」とリフレッシュした様子。26日には秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の番付が発表され、兄弟子石浦の返り入幕が濃厚。横綱白鵬の土俵入りを、宮城野部屋力士だけで行う可能性がある。角界屈指の人気力士となった炎鵬は「そうなったら自分の務めをしっかり果たしたい」と、笑顔で話した。

関連するニュースを読む

観戦のNBA通鶴竜と白鵬も劇的勝利に興奮隠せず

日本対ドイツ フリースローを決めた白鵬(左)はSF八村とハイタッチする(撮影・大野祥一)

<バスケットボール男子日本代表強化試合:日本86-83ドイツ>24日◇さいたまスーパーアリーナ

大相撲の横綱白鵬(宮城野)と鶴竜(ともに34=井筒)が24日、さいたまスーパーアリーナで行われたバスケットボール男子の日本代表強化試合ドイツ戦を観戦し、逆転勝ちに興奮を隠せなかった。2人は試合後、来季NBAでのプレーが予定される八村塁、渡辺雄太らと記念撮影を行い、両横綱の手形、バスケットボール日本代表のサインを交換した。

白鵬は「最高にいい試合だった。前半は10点差、後半も3点差ぐらいが続いていて『両横綱が来て負けてしまったら、どうしよう』と思っているような緊張感を(チームから)感じた」と、なかなか点差が詰まらなかったが、最後に逆転勝ちした展開に大喜びだった。試合中も立ち上がって声援を送った。中でも、試合前にマイクで「頼むよ」と名指しで期待した八村については「すばらしかった。やっぱり違うね。スター選手だね。(NBA)シーズンが始まったら、もっと大きくなって帰ってきてほしい」と絶賛した。

鶴竜は八村に加えて、渡辺も絶賛した。「八村選手は、さすがNBAでドラフトされるだけはある。それと渡辺選手もよかった。大事なところで決めていた」と語った。「友だちがワシントンにいるので、ぜひ応援に行きたい」と、角界屈指のNBA通だけに、現地での観戦を希望していた。

日本対ドイツ フリースローセレモニーを行う白鵬(撮影・大野祥一)
日本対ドイツ セレモニーで3点シュートを入れ、ポーズを決める鶴竜(撮影・大野祥一)
日本対ドイツ 3点シュートを決めた鶴竜(手前)はCファジーカスとハイタッチする(撮影・大野祥一)

関連するニュースを読む

白鵬「八村くん頼むよ」鶴竜とバスケ代表戦で始球式

日本対ドイツ フリースローセレモニーを行う白鵬(撮影・大野祥一)

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)と鶴竜(34=井筒)が24日、さいたまスーパーアリーナで行われたバスケットボールの日本代表強化試合ドイツ戦で始球式を行った。

白鵬はフリースロー、鶴竜は3ポイントシュートを放ち、ともにゴールを決めるまでシュート。白鵬が4本目、鶴竜は2本目でゴールネットを揺らし、大歓声を受けた。

直後にマイクを向けられた2人は日本代表にエールを送った。鶴竜は「この後、日本代表が勝ってくれると思います。熱い応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。白鵬は「私の子どものころの夢はバスケットボール選手でした。このコートに立てたことを光栄に思います」と、招待されたことに感謝。続けて「八村くん、頼むよ」と、NBAウィザーズにドラフト1巡目指名された日本のエースに呼びかけ、ハイタッチを交わした。

試合中にはコートサイドで2人並んで観戦し、拍手や声援を送った。始球式を振り返り、鶴竜は「シュートが入ってよかった」と、ホッとした様子で笑顔を見せていた。

日本対ドイツ セレモニーで3点シュートを入れ、ポーズを決める鶴竜(撮影・大野祥一)

関連するニュースを読む

白鵬40歳現役宣言?「大阪万博までかな」不敵笑み

朝稽古で志摩ノ海(左)に稽古をつける白鵬(撮影・佐藤礼征)

横綱白鵬(34)が「40歳現役」宣言!? 朝稽古後に新たな目標を問われると「(東京)五輪を目標にしていたけど…もっと先を目指すのもありかな。大阪万博までかな?」と冗談っぽく答えた。

大阪万博の25年までの現役続行を目指すことで、20年東京五輪に到達できるとの考えか。「目標を持つから頑張れる」と不敵な笑みを浮かべた。長期的な視点を持つ一方、秋場所(9月8日初日)も3週間後に迫った。「去年は全勝優勝した。今年も、もちろんそれを狙う」と、16度目の全勝Vに照準を定める。

関連するニュースを読む

バスケ好き鶴竜が代表戦観戦、シュート披露可能性も

正代との三番稽古を行う鶴竜(撮影・佐藤礼征)

大相撲夏巡業が17日、札幌市で行われ、横綱鶴竜(34=井筒)がバスケットボール男子日本代表の国際試合を観戦することを明かした。

24日にさいたまスーパーアリーナで行われるドイツ戦。関係者を通じて横綱白鵬とともに招待される予定で、始球式としてシュートを披露する可能性もあるという。角界屈指のシュート能力を誇るバスケ経験者は「緊張しますね。スッと決まってくれればいい」と、不安げながらも胸を高鳴らせていた。

この日は正代との三番稽古で汗を流した。「思ったより疲れがないし、体は順調につくれている」と、2場所連続優勝を狙う秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)に向けて着々と調整が進んでいる。

関連するニュースを読む

白鵬が「土俵の鬼」の故郷で大技「呼び戻し」披露

三番稽古で琴恵光をつり上げる白鵬(左)(撮影・佐藤礼征)

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、「土俵の鬼」の故郷で大技を試した。14日、青森・板柳町で行われた夏巡業に参加。

この日から相撲を取る稽古を再開させ、三番稽古では前頭琴恵光を相手に6番取って全勝だった。3番目には初代横綱若乃花の得意技「呼び戻し」を披露。豪快に琴恵光を転がすと、集まった約2000人のファンから拍手と歓声が巻き起こった。「呼び戻しと言えば青森。初代若乃花といえば呼び戻しですから」。初代若乃花は青森・弘前市出身。会場は弘前駅から車で約30分とほど近いだけに「『地元にきた』と縁があることを感じられるからね」と意識していた。

巡業初日からすり足などの基礎運動で体を動かし、相手を前に立たせて立ち合いの確認も行ってきた。久しぶりの実戦に「いい感じでできた。番数は少なかったけどいい汗をかけました」と感触の良さを口にした。

琴恵光を指名した理由については「今まであまり稽古をつけていなかったから」と説明。幕内で2場所連続で勝ち越し中と、勢いに乗る相手を「小さいけど右四つ身にそれなりの完成(度)があったかな」と評価した。

その琴恵光は「初めてだったけど、自分の体勢になってもなかなか前に出られなかった」と、力の差を感じた。もろ差しで土俵際まで寄る場面もあったが、簡単につり上げられて形勢逆転。6番目で土俵の外に投げられた際に首を痛め、稽古が中断するなど力を発揮できなかった。三役を目標に掲げる27歳は「(もろ差しから)押せる気がしなかった。重い。力が伝わらなかったけど、(こういう機会は)ありがたい」と感謝した。

関連するニュースを読む

琴ノ若「まだ師匠の名前で」第2の故郷で飛躍誓う

初代琴ノ若で父の佐渡ケ嶽親方(右)と並び、紅花の新化粧まわしを着けてポーズを取る琴ノ若。左はおーばんホールディングスの二藤部洋社長

大相撲の十両琴ノ若(21=佐渡ケ嶽)が、第2の故郷で大声援で迎えられた。

12日、山形県村山市で行われた巡業に参加。元関脇で父の初代琴ノ若が、同県尾花沢市出身とあって入場から注目の的だった。日本一の産地として山形を象徴する紅花の化粧まわしも贈呈された。紅花の化粧まわしは佐渡ケ嶽親方も新十両時に尾花沢市から贈られ、山形県のスーパー「おーばんホールディングス」からは2代続けての贈呈となった。

琴ノ若は「すごくうれしい。山形には小さい時から毎年来ているけど、まだ師匠の名前でもらっている声援。顔じゃない。早くしこ名に見合う活躍をしたい」と今後の飛躍を誓った。7月の名古屋場所が新十両。基本的に十両はこの日で帰京し、稽古は打ち上げだが全15日間皆勤した。初日に横綱白鵬、この日は大関栃ノ心にも胸を借りた。「毎日が充実していて身になった」と充実の表情。直後に師匠から「明日から部屋で稽古」と通達され、さすがに苦笑いを浮かべていた。

ぶつかり稽古で栃ノ心(手前右)に胸を借りた琴ノ若(左)

関連するニュースを読む

阿武咲「光栄なこと」横綱白鵬から指名受け7分稽古

砂まみれになりながら、ぶつかり稽古で白鵬(右)に胸を借りた阿武咲

大相撲の夏巡業は8日、宇都宮市で行われ、前頭阿武咲(23=阿武松)が、ぶつかり稽古で約7分間、横綱白鵬(34=宮城野)に胸を借りた。

グループごとの申し合い後、急きょ指名され、砂まみれになって向かっていった。稽古後は「久しぶりの指名だったけど、うれしい。強くしてもらえるし、光栄なこと」と、笑顔を交えて振り返った。今後は今月中に2度、出身の青森県で巡業を控えている。今回の巡業で白鵬と横綱鶴竜は、出身地の力士に稽古をつけており、阿武咲も「あと2回、青森でありますからね」と、今後の指名を予感していた。

そんな心中を察したように白鵬は「青森でもう1回だね。今日はリハーサルということで」と、笑いながら予告した。もちろん、それも阿武咲の実力を認めているからこそ。「年齢とともに実力がついていると思う。朝乃山が優勝した5月場所で(朝乃山に)黒星を付けたのも阿武咲だから」と、優勝力士にも遜色ない潜在能力を秘めていると評していた。

ぶつかり稽古で阿武咲(左)に胸を出した白鵬

関連するニュースを読む

白鵬「立ち合い似ている」渋野日向子Vパット絶賛

白鵬(左)の立ち会い(16年7月撮影)

大相撲の白鵬(34=宮城野)と鶴竜(33=井筒)の両横綱が、ゴルフのAIG全英女子オープンで優勝した渋野日向子を絶賛した。6日、東京・立川市で行われた巡業で快挙に言及した。

鶴竜は5日午前3時まで、生中継でテレビ観戦したといい「最後のバーディーパットを決めた時に、1人で『おーっ、スゲー』って思わず叫んじゃった」と、興奮冷めやらない様子で語った。続けて「いつも通りに笑顔。普段通りにやるのが大事なのかな」と、何かを学んだようにたたえた。

白鵬は、生中継で観戦はできなかったが「ゴルフは好き。結果は見た」と、快挙の様子は伝え聞いていた。「最後のパットは、相撲の立ち合いに似ている」と表現。立ち合いには思い切りの良さも冷静さも必要だといい「どちらかだけでなく両方っていうのがね。ハタチにして横綱、大関相撲。すごいね」と、今後の活躍にも太鼓判を押していた。

関連するニュースを読む

白鵬と鶴竜が渋野日向子を絶賛「ハタチにして横綱」

巡業では恒例となっている取組前の白鵬の大量の塩まき

大相撲の夏巡業は6日、東京・立川市で行われ、白鵬(34=宮城野)と鶴竜(33=井筒)の両横綱ら参加力士が、ゴルフのAIG全英女子オープンで優勝した渋野日向子の快挙を祝福した。

白鵬は生中継での観戦はできなかったが、ゴルフ好きを公言しているだけに「結果は見た」と話し、プレー内容は伝え聞いていたという。その上で「今度会って、手を握ってみたいね」と、モンゴルから来日した自身と同じく、海を渡って成功したアスリート同士、対面して握手したい希望を語った。

白鵬は特に、優勝を決めた最終ホールのバーディーパットについて絶賛した。「最後のパットは、相撲の立ち合いに似ている。立ち合いを落としたら負ける。その緊張感に近いものがある」と表現。その中で、思い切りの良さと冷静さで決めた勝負強さに「どちらかだけでなく両方っていうのがね。ハタチにして横綱、大関相撲。すごいね」と、うなった。

鶴竜は、5日の午前3時ごろまで、数時間にわたって生中継をテレビ観戦したという。「見始めた時は2打差でリードされていたけど、10番でバーディーパットを決めて『いける』と思って、気付いたら3時になっていた。最後のバーディーパットを決めた時に、1人で『おーっ、スゲー』って思わず叫んじゃった」と、興奮気味に振り返った。特に目を見張ったのが「修正能力が高い」と評する精神力だという。「カメラ目線になって、おかしを食べるとか、いつも通りに笑顔。普段通りにやるのが大事なのかな」と、追いかける展開でも慌てず、マイペースを貫く姿に感銘を受けていた。

鶴竜はさらに、テレビ中継で解説を務めていた樋口久子氏にも注目。日本人女子として42年ぶりのメジャー優勝だったが、その前回優勝者の解説に「やっぱり優勝した経験のある人の言葉は違う。次々と、解説で樋口さんの言っていた通りの展開になって驚いた」と感服していた。

両横綱はこの日、渋野の活躍に刺激を受けたように、朝稽古から積極的に汗を流した。白鵬は前頭佐田の海に、鶴竜は前頭正代に胸を借り、ぶつかり稽古を行った。7月28日に始まった今回の巡業で、初めてぶつかり稽古を行った鶴竜は「徐々に。来場所に向けての体づくりを始めようかな、という感じ」と、2場所連続優勝のかかる秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)を見据えていた。

また、女子プロゴルフの比嘉真美子と婚約中の十両勢も「あの笑顔ですよね。すごい。僕も、つらい時こそ笑える強さを身に着けたい」と、たたえていた。

佐田の海(左)を相手にぶつかり稽古を行った白鵬

関連するニュースを読む

大相撲立川巡業前夜祭 鶴竜、白鵬ら約200人参加

夏巡業・大相撲立川立飛場所の前夜祭に参加した左から鶴竜、1人おいて白鵬の両横綱。中央は立飛ホールディングス村山正道社長

6日開催の大相撲夏巡業・立川立飛場所の前夜祭が5日、立川市内のホテルで行われた。鶴竜、白鵬の両横綱に加え、御嶽海、琴奨菊も参加した。

元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんら約200人が集まった。招致した立飛ホールディングスの村山正道社長は、3年目となる同巡業の成功を誓っていた。

関連するニュースを読む

鶴竜「盛り上げないと」地元の御嶽海とぶつかり稽古

ぶつかり稽古で御嶽海(右)に胸を出した鶴竜

御嶽海に胸を出した鶴竜は、優勝した7月の名古屋場所以来となる土俵だった。

疲労の蓄積などを考慮し、7月28日に始まった今回巡業は、前日1日までの5カ所は土俵下での基礎運動に終始。前日まで若手に稽古をつけていた横綱白鵬が、交代する形で土俵下にとどまった。鶴竜は「(御嶽海が)地元だから盛り上げないとね。疲れも抜けてきて、そろそろと思っていた」と充実の表情だった。

ぶつかり稽古で鶴竜(後方)に胸を借りた御嶽海

関連するニュースを読む

琴奨菊「夏場こそ外で汗を」炎天下に草の上で山稽古

若い衆を相手に山稽古を行う琴奨菊

大相撲の前頭琴奨菊(35=佐渡ケ嶽)が2日、長野・松本市で行われた巡業で山稽古を行った。会場前の青々とした草の上で、若い衆を相手に得意の左四つ、さらには右四つなど、さまざまな形を確認。得意とは逆の左上手投げで、若い衆を緑の上に転がして気持ちよさそうに汗をぬぐっていた。

この日の松本市は、今期最高の34・7度を記録。照りつける太陽の下で、今回の巡業初の山稽古となったが「夏場こそ、外で汗をかきたくなるよね。この年齢になると、本土俵で稽古はあまりしないけど、いろいろと確認したいことはあるから」と、土俵は若手に譲りつつ、秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)を見据えていた。

持ち前の探求心は、衰え知らずどころか、むしろ増している。この日の山稽古も「体の使い方とか(体重の)乗せ方」と、いかに相手に力を伝えるかという、追求し続けているテーマの実践が目的だった。稽古後は「右四つもいけるかもね」と、引き出しが増えた手応えをつかんだように、満面の笑みを見せていた。

最近2場所は負け越しているが、先場所は横綱白鵬を破って金星も挙げるなど、ベテラン健在を示している。来場所は「勝ち負けはたしかに大事だけど、勝ち負けだけじゃない。自分らしさを出せるようにしたい」と、納得の取組を1番でも多く取り切ることが目標だ。

最後は、巡業に関取として初参加し、支度部屋で隣に陣取っている弟弟子の21歳琴ノ若を見ながら「(琴ノ若は)絶対に負けられない戦いがあるということを、先場所で分かったんじゃないかな。先場所は5勝7敗から、最後に3連勝して勝ち越し。1番の大切さを分かってきたら、どんどん強くなると思う」と語った。若手の成長を心から願っている様子で、ほほ笑んでいた。

緑の上で若い衆を相手に山稽古を行った琴奨菊(左)

関連するニュースを読む

白鵬「たたき上げていきたい」朝乃山とぶつかり稽古

ぶつかり稽古で朝乃山(右)に胸を出した白鵬

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が1日、富山市で行われた巡業の朝稽古で、同市出身の前頭朝乃山に胸を出した。

関取衆によるグループごとの申し合いがすべて終了後、ぶつかり稽古で約5分間、稽古をつけた。今回の巡業では、7月28日の初日から琴ノ若、一山本と2日連続で、7月の名古屋場所が新十両だった若手に胸を出し、前日7月31日には同場所で金星と殊勲賞を初めて獲得した前頭友風を指名。連日、巡業の盛り上げ役となっている。

白鵬は稽古後、朝乃山を指名した理由について「5月(夏場所)に優勝していますからね。特に富山は、応援したいと思っても、簡単に行くことはできない。見に行きたいファンが多い中で、いい稽古ができた。稽古しているから(朝乃山が)強くなって優勝できた。それを地元の方に理解していただけたのではないかな」と語った。この日の厳しい稽古を通じて、朝乃山の日々の努力を少しでも理解してもらいたいという、先輩力士としての心遣いだった。

この日、直接指導することは、付け人を通じて前日に伝えていたという。白鵬は「準備してもらいたい、というのがあったから。地元に帰ってきたら、付き合いとかもあるかもしれないけど、いいものを見せられないかもしれないからね。最初に言っておけば、抑えながら過ごすこともできる」と説明した。

巡業は朝から午後3時ごろまで行われ、それが何日間も続く。そのため、巡業が終わるたびに、次の開催地へと移動する。この日の富山市にも、前日7月31日の福井・越前市での巡業後に移動して入った。地元に入れば、後援会関係者らとの付き合いなどがあるのが定番。白鵬は、それが大事だということも理解しつつ、巡業を観戦に来る多くのファンに良いパフォーマンスを見せるため、自制を求めた事前の通知だったと説明した。

朝乃山とは、7月の名古屋場所前に三番稽古を行っている。白鵬のもとへ出稽古に来る力士は珍しく「なかなか意識が高い」と、すでに認めている実力以上に、精神面の強さを高く評価した。

今後も若手、中堅に稽古をつけていく意向で「この巡業は、そういうテーマだね。引っ張ってあげて、たたき上げていきたい」と語った。2日は長野・松本市で開催。長野県出身の関脇御嶽海に稽古をつけるか問われると「さあね」と話し、不敵に笑っていた。

ぶつかり稽古で白鵬(右)に胸を借りた朝乃山

関連するニュースを読む

朝乃山が凱旋巡業 白鵬とぶつかり稽古にファン熱狂

ぶつかり稽古で白鵬(右)に胸を借りた朝乃山

大相撲の前頭朝乃山(25=高砂)が1日、出身の富山市で行われた巡業で、5000人の大観衆に迎えられた。

5月の夏場所で初優勝した効果もあり、入場券は完売。朝稽古では横綱白鵬に指名され、ぶつかり稽古で約5分間、胸を借りた。砂まみれになって向かっていく姿にファンは熱狂。朝乃山は「声援は聞こえていた。富山のファンのために頑張ろうと思った」と力に変えた。7月の名古屋場所前、白鵬のもとへ出稽古した際は脳振とうのような症状で途中打ち切り。「簡単に胸を借りられる横綱ではない。思い切っていった」。全力士の大トリで稽古し、成長した姿を故郷に披露。白鵬も「いい稽古だった。なかなか意識が高い」と褒めていた。

大勢の観衆が見守る中、ぶつかり稽古で白鵬(左)に胸を借りた朝乃山
稽古で白鵬(左)にぶつかる前に、まわしをたたいて気合を入れる朝乃山

関連するニュースを読む

白鵬は連日若手に胸出し「今日はお前とやろうかな」

ぶつかり稽古で白鵬(右)に胸を借りた友風

大相撲の夏巡業は7月31日、福井・越前市で行われ、横綱白鵬(34=宮城野)が、ぶつかり稽古で西前頭7枚目の友風に胸を出した。

グループごとの申し合いで、小結竜電らに計5番で2勝3敗だった友風を指名。約7分間、たっぷりと稽古をつけた。

まだ対戦はないが、21日に千秋楽を迎えた名古屋場所では、優勝した横綱鶴竜を唯一破り、秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)での初顔合わせが予想される。3月の春場所で新入幕の友風とは、これまで稽古したこともなく、稽古後は「思い出に残ってもらえたらうれしい」と語った。

すでに28日の巡業初日から琴ノ若、一山本と、名古屋場所が新十両だった2人に胸を出し「体に張りがある」と、順調な仕上がりを実感する。この日の友風を含め、若手の成長を期待するだけに「先輩たちに引っ張ってもらったのがあったから頑張れたと、少しでも感じてもらえたら、この巡業は成功じゃないかな」と、エールを送った。

この日からグループごとの申し合いとなり、幕内力士の稽古時間が大幅に長くなった。名古屋場所の新十両は他に竜虎と木崎海がいるが、竜虎は負傷のためこの日帰京。白鵬は「木崎海に『今日はお前とやろうかな、とも思っていたんだよ』って話したら『テヘッ』って笑ってたよ。まあ、まだ巡業も始まったばかりだから」と、今後も若手に稽古をつけていきたい意向を示していた。

ぶつかり稽古で白鵬(左)に胸を借りた友風

関連するニュースを読む

友風が横綱の直接指導を初体験「貴重な」白鵬に感謝

ぶつかり稽古で胸を出した白鵬(右)を、必死の形相で押す友風

大相撲の前頭友風(24=尾車)が、横綱からの直接指導を初体験した。

31日、福井・越前市で行われた夏巡業の朝稽古で、小結竜電らと申し合いを行った後、横綱白鵬に指名された。約7分間、ぶつかり稽古で胸を借り、砂まみれになった。今回の巡業で白鵬は、新十両2人に胸を出していたが幕内力士では初。名古屋場所優勝の横綱鶴竜を唯一破り、金星と殊勲賞を獲得した実力を認められて、振り向かせた格好だ。

十両時代を含めても、現在の両横綱、元横綱稀勢の里(現荒磯親方)の誰とも稽古した経験はなかった。それだけに「幕内にずっといても、指名されない人もいる。貴重な経験。横綱の偉大さを感じた」と感謝した。白鵬との対戦はまだないが、来場所は上位総当たりとなる自己最高位に番付を上げる可能性が高く「強くしていただけた感じがする」と、恩返しの白星に意欲的。白鵬も「思い出に残ってもらえたらうれしい」と、成長を期待していた。

ぶつかり稽古で白鵬(右)に胸を借りた友風

関連するニュースを読む

白鵬の稽古に新十両一山本「光栄なことです」

名古屋場所が新十両だった一山本(手前)に「かわいがり」をする白鵬(撮影・佐藤礼征)

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が新十両に連日、稽古をつけた。

29日、夏巡業が大阪・羽曳野市で行われ、十両のぶつかり稽古で白鵬が一山本(25=二所ノ関)に胸を出した。約6分間引っ張り回し、泥まみれにさせ「ちょっと(当たりが)高めかなと思うけど、これからでしょうね。もろさがありそうで芯があった。そうじゃないと関取になれないけどね」と、今後の成長を期待した。

28日は琴ノ若、この日は一山本と、名古屋場所で新十両昇進を果たした2人。他に竜虎、木崎海が昇進したが、滋賀・草津市で行われる30日の巡業以降も新十両に胸を出すかと問われると、ニヤリと笑った。

横綱の胸を借りた一山本は「光栄なことです」と笑顔を見せた。中大時代に全国学生相撲選手権16強など実績を残し、16年3月の卒業後に就職した地元北海道の福島町役場を退職。年齢緩和制限を利用して、17年1月の新弟子検査に合格した“脱サラ力士”。新十両だった名古屋場所では9勝6敗と、幸先の良いスタートを切った。夏場所で平幕優勝した朝乃山とは同学年で大学時代から仲が良く、学生時代の対戦成績は「1勝2敗」という。当面の目標は幕内昇進で「順調にきている。(幕内に)1場所でも早く上がりたい」と意気込んだ。

一山本(2019年5月29日撮影) 

関連するニュースを読む