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井上尚弥、拳四朗ら4人が最優秀選手候補 年間表彰

井上尚弥(2018年8月21日撮影)

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が、10日に都内で18年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補は3階級制覇を達成して連続初回KOの井上尚弥(大橋)、史上最速タイ12戦目で3階級制覇の田中恒成(畑中)、3度防衛した拳四朗(BMB)、海外奪取にKO防衛した伊藤雅雪(伴流)の4人。受賞者は2月8日に都内のホテルで発表、表彰される。

技能賞は井上、ホルヘ・リナレス(帝拳)、拳四朗、田中、亀田和毅(協栄)、殊勲賞は伊藤、田中、KO賞は井上、清水聡(大橋)、竹迫司登(ワールド)、新鋭賞は小浦翼(E&Jカシアス)、勅使河原弘晶(輪島功一)、竹迫、吉野修一郎(三迫)、矢田良太(グリーンツダ)、努力敢闘賞は中谷正義(井岡)、細川バレンタイン(角海老宝石)、黒田雅之(川崎新田)、久田哲也(ハラダ)が候補となった。

年間最高試合候補はWBAライト級ワシル・ロマチャンコ(ウクライナ)-リナレス、WBOフライ級田中-木村翔(青木)、WBAバンタム級井上-ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)の3試合。世界戦以外の最高試合は日本スーパーバンタム級和気慎吾(FLARE山上)-久我勇作(ワタナベ)、日本スーパーライト級細川-デスティノ・ジャパン(ピューマ渡嘉敷)、日本&東洋太平洋スーパーフェザー級末吉大-三代大訓(ワタナベ)、日本ミドル級竹迫-西田光(川崎新田)の4試合。

女子最優秀選手賞候補は天海ツナミ(アルファ)、藤岡奈穂子(竹原畑山)、多田悦子(真正)の3人。最高試合はWBOライトフライ級天海-チャオス箕輪(ワタナベ)、WBOアトム級岩川美花(高砂)-池山直(フュチュール)、WBCフライ級藤岡-イルマ・サンチャス(メキシコ)、WBOミニマム級多田悦子(真正)-江畑佳代子(ワタナベ)が候補となった。

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矢田良太が2度目防衛「絶対倒せると」3戦連続KO

3連続KO勝利で2度目の防衛を果たした日本ウェルター級王者矢田良太(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:日本ウウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

王者矢田良太(29=グリーンツダ)が9回2分37秒、TKOで挑戦者藤中周作(32=金子)を下し、2度目の防衛に成功した。戦績は18勝(15KO)4敗。

3回に左フックで最初のダウンを奪った。5回にはタイミングのいい左ショートフックでぐらつかせ、9回にラッシュをかけ、レフェリーが試合を止めた。

矢田は「3回に“いける”と思ったけど(本石昌也)会長の指示で慎重に行こうとなった。でも、最後は絶対に倒せると思ってました」。タイトル奪取から3戦連続KO勝ちに笑顔を見せた。

ガウン、トランクスは鮮やかなピンク色だ。ちなみに成人式もピンクの袴(はかま)を着用した。「男ってあまり使わない色でしょ? プロは目立ってなんぼですし、目立とうと思って」と語る。来年も防衛を重ねることを基本線。「チャンスがあれば…。会長にすべて任せてます」。筋骨隆々の体から、ニックネームは「ナニワのターミネーター」だが、にぎやかで明るい性格から言えば、コメディー路線もありで「ナニワのピンクパンサー」か? 世界に飛び出す機会をうかがいながら、2019年を戦っていく。

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新王者の矢田良太、負ければ夫人実家の農園継いだ

新王者になった矢田良太は腰にベルト巻くと大泣き

<ボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングの日本ウエルター級王座戦が16日に東京・後楽園ホールであり、同級1位矢田良太(28=グリーンツダ)が新王者になった。

 同級王者有川稔男(33=川島)のV3戦で、8回に左フックでダウンを奪い、レフェリーストップでTKO勝ちした。大泣きの矢田は「目立ててよかった。まだ続けられる」。鹿児島・樟南ではDeNA大和の2年後輩。投手もケガで挫折し、脱サラしてボクサーになった。負ければ夫人の実家の農園を継げと言われていたが生き延びた。

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矢田良太「目立ててよかった」8回TKOで新王者

<ボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 同級1位矢田良太(28=グリーンツダ)が8回TKOで新王者になった。同級王者有川稔男(33=川島)の3度目の防衛戦で指名挑戦。激しい打撃戦になったが、8回に左フックでダウンを奪った。有川が立ち上がって再開も、1発を打ち込むとレフェリーがストップ。8回58秒TKO勝ちを収めた。

 初回に矢田が右ストレートで先手をとった。ぐらついた有川が逆襲して、今度は矢田がぐらつく。初回から激しい打ち合い。有川がペースを取りかけたが、5回の途中採点では矢田が3-0でリード。これで矢田が息を吹き返した。8回に左フックを浴びせてついにダウンを奪う。有川が立ち上がったもののダメージは大きかった。

 勝利の瞬間に矢田は大の字になり、ベルトが腰に巻かれると大泣きした。元は野球少年で鹿児島・樟南ではDeNA大和の2年後輩だった。投手だったが肘を痛めて挫折し、サラリーマンになった。「何かやりたい。腕っぷしには自信あった」と、3年で脱サラしてプロボクサーを目指した。

 尼崎ジムからデビューも2勝2敗でパッとせず。グリーンツダジムに移籍し、昨年のWBOアジア太平洋王座に次ぐ2度目の王座挑戦で花を咲かせた。「目立ててよかった。センスはないから1日4時間練習した。拾ってもらってよかった」と話した。今回負ければ、夫人の実家の農園を継げと言われていた。「まだボクシングを続けられよかった」とホッとしていた。

 有川は6連続KO中だったが、まさかの王座陥落となった。初回にいいパンチをもらい、川島会長は「引きづったかもしれない。調整はよかったが動きが悪かった」と話した。有川は「パンチは効いていた。ジャブも出ていたし。相手のパンチはパワフルだが思ったほどでは。いけると思ったが息を吹き返してこられた」。納得がいかないようだった。

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有川稔男リベンジV2、3年前KO負け坂本をTKO

V2に成功で王座統一の有川稔男(左)と川島郭志会長

<ボクシング:日本ウエルター級王座統一10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

 正規王者有川稔男(32=川島)が王座統一でV2に成功した。

 3年前にKO負けした暫定王者坂本大輔(36=角海老宝石)との再戦。

 初回から右ストレートをクリーンヒットさせ、何度もぐらつかせた。5回にも右ストレートを見舞って左まぶたをカットさせ、傷も深くレフェリーストップ。5回1分42秒TKOで雪辱した。

 初回から右がさく裂し、ダウンを奪った。これはスリップと判定されたが、パンチ力の差で時間の問題とも言えた。5回にも打ち込むと坂本の左まぶたから血が噴き出した。「切り裂く感じ。今までで一番の出血量だった」と一瞬動きを止めてドクターチェックをアピール。直後にチェックが入ってTKO勝ちとなった。

 坂本とは当初4月に対戦予定も、有川がスパーでアゴを骨折して延期になった。これを受けて坂本が暫定王座についていた。14年には1回KO負けしたが、初防衛戦からこの1年間、坂本のことだけを研究してきた成果を見せた。過去4敗も、すでに引退した1人を除く3人にきっちり雪辱を果たした。「思ったより出てこず、距離が遠かった。2、3回は強引にいったが、あとは焦らずにいった」。拳を横にして上から打ち込むように改造した左フックも有効だった。

 次戦は指名挑戦で矢田良太(グリーンツダ)との防衛戦となる。川島会長は「吸収力があり、進化が早い。今回はすごいと思った」とベタほめした。さらに「すべて借りは返した。その後は東洋や世界ランカーとやらせたい」と先を見据える。

 過去に何度も拳も痛めた経験もあるが鉄骨をたたいて強化し、「拳はもう大丈夫。最近鉄骨が柔らなくなった気がする」とまで言った。「どこもケガなく終われたのが一番。時を置かずに進みたい」と、来年はステップアップを期した。

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“JKボクサー”小村楓香、初の後楽園でKO宣言

試合決定を発表する小村楓香(撮影・宮崎幸一)

 “JKボクサー”が後楽園デビューだ。大阪・門真西高に通うプロボクサー小村楓香(19=グリーンツダ)が19日、大阪市内の所属ジムで試合発表会見に臨んだ。

 現在3戦3勝(2KO)で、次戦は5月19日に6戦2勝4敗の武藤美希子(27=角海老宝石)と後楽園ホールでミニフライ級4回戦を戦うことに決定。「初めての後楽園で、決まってからは緊張とドキドキの戦いだった。1ラウンドでKOします」と力強く意気込んだ。

 制服姿で会見に出席した小村は、この春から3年生に進級。2年生で2年留年したが、卒業に1歩近づいた。新設予定の「日本女子タイトル」への挑戦を視野に入れ、プロ4戦目は重要なステップの位置づけ。本石昌也会長も「史上初の現役女子高生日本チャンピオンを目指します」とサポートを誓った。

 会見では5月26日に後楽園ホールで行われる2カードも発表された。メインイベントは68・8キロ契約8回戦のWBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者松永宏信(29=横浜光)-日本ウエルター級4位矢田良太(27=グリーンツダ)。松永は「終わった後に『通過点』と言えるようにしたい」とKOを予告し、矢田も「松永選手をKOして、世界ランクをいただきます」と格上撃破を誓った。

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