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内藤2日連続2冠防衛へ4日飯伏と対戦、5日ジェイ

20年8月、IWGPインターコンチネンタル(左)とIWGPヘビー級のベルトを手に、花道を引き揚げる内藤哲也

新日本プロレス東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM」が4、5日に開催される。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(38)が、史上初めて2冠の2日連続防衛を目指す。メインで4日には自ら指名したG1クライマックス連覇の飯伏幸太(38)と対戦。勝てば、5日に挑戦権利証を持つジェイ・ホワイト(28)と戦う。2連勝で絶対王者を証明する。

2冠の2日連続の防衛は、新日本プロレス史上初となる。

昨年大会は、1月4日にIWGPヘビー級と同インターコンチネンタルの両タイトル戦、5日にダブルタイトル戦が行われた。ベルトがなかった内藤がインターコンチネンタル王者ジェイ、翌日にはヘビー級王者オカダ・カズチカ(33)を撃破して2冠王者となった。

今大会がいばらの道であることは分かっている。タイトル保持者の内藤は4日に勝たなければ、5日のメインも連続防衛もない。初戦の相手は、昨年11月に2冠防衛に成功した際、飯伏を指名した。同学年のライバルで、肌を合わせるとほかとは違う感覚があるという。

「昔、放課後に夢中でプロレスをやっていた時のような。痛くてもきつくても、次に何を仕掛けてくるのかとワクワクする」と気持ちを高ぶらせた。勝てば、5日に権利証保持者のジェイと2日連続防衛の偉業をかけて激突する。

昨年は、2日間で頂点に立ち「プロレス人生で初めて」と話すほど最高のスタートを切った。だが、その後はコロナ禍で3月から試合は中止になった。6月の再開後も無観客が続き、期待をふくらませた昨年はもやもやが残った。「お客さまに内藤哲也のプロレスを見せることができなかった」と悔しがった。

花道には特別な思いがある。今回は王者として初めて最後に登場。メインを制すれば、勝者だけが引き揚げる際も歩くことができる。昨年大会では、オカダに勝利後、KENTAの乱入によってまさかの負傷退場となった。今年こそという思いは強い。

「日本のプロレス界最大のイベント。花道を4回歩くつもりで、2日間のタイトルマッチを決めた」。今年の東京ドームのビクトリーロードは内藤のためにある。

○…飯伏は、疑惑の判定で内藤への挑戦権を失った。昨年11月の「権利証争奪戦」。足がロープにかかった状態のジェイに、抑え込みで3カウントを奪われた。バレットクラブの仲間、外道も乱入してきたこともあり「映像を見ても反則は明らか。こんな現実があるんですか。まさかの結果だった」と悔しさをにじませた。ジェイは「レフェリーが3カウントだと言っているんだから」と言い放った。判定は変わらず、飯伏はリング上でぼうぜんと座り込んだ。

失望の中、内藤から4日の相手に指名された。「ありがたいし、やらさせてもらいますという感じ。本当はジェイを倒してからやりたかったので、素直に喜べなかった」と明かす。同学年の内藤を「特別な存在」と話す。「昔から意識し合ってきた。一時期は僕の方が良かったけど、一気に抜かれた」。ライバルに勝てば、念願のIWGPヘビー級王者となる。

もらったチャンスを生かし、5日のジェイ戦につなげる。「連勝すればめちゃくちゃいいスタート。今度は正々堂々だと思うが、1対2でも倒すくらいの気持ち」。21年を飯伏の年にするため、連勝を誓った。

○…11月に飯伏から挑戦権利証を奪取したジェイは、その後の会見で「俺は(1月)5日しか出ない。4日は休む」と宣言。“反則”での勝利には「納得いかないだろうけど、リングの上で起こったことがすべて」と聞く耳を持たない。昨年の東京ドームでは内藤と戦い、インターコンチネンタルのベルトを奪われた。「リングを降りる時には俺が2冠王者になっている」と一番最後に主役を奪う。

○…人気講談師の神田伯山(37)が、2月からスタートする「神田伯山の“真”日本プロレス」(CSテレ朝ch2)でMCを務める。近年、多忙で観戦できておらず、受けるか悩んだ時もあったが「ここまで趣味に特化した番組は初めて。申し訳ない気持ちもあるし、批判もされるだろうが、常連から初心者まで楽しめる番組にしたい」と意気込んだ。幼いころに兄の影響でファンになった。「闘魂三銃士の時代で、特に武藤選手が好きだった」と明かす。さらに「おもしろ過ぎるジャンルの1つ。知らずに死んでいくのはもったいない。素養として、義務教育のように見ておいた方がいい」と持論を展開。注目選手に、新日本の石井智宏の名を挙げ「実際に大きい方ではないでしょうが、リング上では私には誰よりも大きく感じる時があります」と話した。熱い魂が再燃した伯山が、プロレスの魅力を全国のファンに届ける。

内藤哲也のリングインポーズ(2020年12月11日撮影)

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矢野通、石井智宏組5勝目 棚橋「頭おかしくなる」

新日本後楽園大会 ワールドタッグリーグ公式戦で単独首位に立った石井智宏は1人で取材に応じる(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールドタッグリーグ後楽園大会>◇28日◇東京・後楽園ホール

矢野通(42)、石井智宏(44)組がトーア・ヘナーレ(28)、棚橋弘至(44)組を破って5勝目を挙げ、単独トップに立った。

勝ち点8で並ぶ3組の中で、唯一勝利し、首位に立った。敗退が決まっている相手とはいえ、試合ごとに力をつけてきた相手だったが、矢野の“柔軟な”対応で退けた。

いつものように慣れた手つきでコーナーパッドをこっそり外す。毎度行う行為には1分もかからない。さらに棚橋を「来てみろ!」と挑発。見事に? 金具むき出しのコーナーに追い込み、痛めつけた。

レフェリーから見えないように髪をつかむなど、バラエティーに富んだ技で少しずつダメージを与えていった。

最後は石井とヘナーレのバトルの中、ソバットを切り返した石井が垂直落下式リバース・ブレーンバスターを決めて勝利。「単独トップかな? あと2ついってやるから」とトップ通過を宣言した。

矢野にうまくかわされ、1勝6敗となった棚橋は「悔しくて頭おかしくなる」と天を仰いだ。

相手を惑わせる“変化球”の矢野と“直球”で真っ向勝負の石井との絶妙なコンビネーションで、ダークホースの2人がついに単独首位に立った。

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矢野「ごめんなさ~い」タッグ石井の戦友たたきつけ

新日本後楽園大会 コーナーパッドでYOSHI-HASHIを痛めつける矢野通(新日本プロレス提供)

<新日本ワールドタッグリーグ公式戦後楽園大会>◇19日◇後楽園ホール

矢野通(42)、石井智宏(44)組がYOSHI-HASHI(38)、後藤洋央紀(41)組との同ユニット(CHAOS)対決を制し、勝ち点4とした。

石井は相手2人ととともにNEVER6人タッグ王座を保持しており、さらに昨年の同大会ではYOSHI-HASHIと組んで出場するなど、手の内をよく知る相手だけに、序盤から激しいぶつかり合いとなった。

一方で矢野は「ごめんなさ~い」と叫びながらYOSHI-HASHIをコーナーにたたきつけるなど、意味不明の言動を見せながらも、流れを渡さなかった。中盤からは髪を引っ張る“作戦”に。「せ~の」と掛け声を合わせ、何度も息のあった連携技を仕掛ける相手に、髪をつかんで抵抗した。いつものように外しておいたコーナーパッドもうまく使いながら相手にダメージを与えた。最後は石井が高々とYOSHI-HASHIを持ち上げ、垂直落下式リバース・ブレーンバスターを決めた。

矢野は試合前に27日に発売される自身の著書やTシャツを宣伝しながら登場。試合後にもラインスタンプ購入のQRコードが貼られた椅子を観客に見せるなど余裕の表情で会場を後にした。振り返るほどの試合ではなかったのか、試合後はまさかのノーコメント。やりたい放題の相手に沈められたYOSHI-HASHIは「こんなところで諦めるほどやわな器でできてないから」と悔しさを見せなかった。後藤も「落ち込んでもしょうがない。前回の勝利からいい流れをものにできないのが問題なだけ。まだ始まったばかり」と次戦に切り替えた。

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オーエンズ&ファレ組、矢野の頭脳プレーに屈し激怒

新日本愛知大会 ワールドタッグリーグ2020開幕戦で矢野通、石井智宏組を破ったチェーズ・オーエンズ(左)、バッドラック・ファレ組(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールド・タッグリーグ2020愛知大会>◇15日◇ドルフィンズアリーナ

開幕戦は矢野通(42)、石井智宏(44)組がバッドラック・ファレ(38)、チェーズ・オーエンズ(30)組に5分35秒、体固めで勝利した。

7日の大阪大会で「KOPW2020」の防衛に成功した矢野の頭脳プレーが光った。この日もコーナーパッドを外す作戦に出たが、そこを狙ったファレを逆にかわして自爆させた。その後巨体のファレを持ち上げられずにてこずったが、最後はオーエンズのボディプレスをかわし、2人重なったところに矢野が覆いかぶさって3カウントを奪った。

してやったりの表情の2人に対し、敗れた2人は怒りが収まらず、終了後にリング上で痛めつけた。8カ月ぶりの大会で肩透かしを食らったファレは「ヤノに言ってんだ。お前をぼこぼこにしてやる」と吐いた。オーエンズも「完全に怒らせたぞ。8カ月間ためてたエネルギーを大爆発させてやれ」と興奮気味に話した。

今大会は史上初、ワールド・タッグリーグとベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの同時開催。ともに10選手(チーム)が30分一本勝負で総当たりのリーグ戦を行い、勝ち点は勝利2、引き分け1、負け、無効試合は0となる。12月6日(福岡)の全公式戦終了後、上位2位までの選手(チーム)が12月11日(東京・日本武道館)で優勝決定戦を行う。

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オカダ5勝目「次の大阪大会はG1覇者として来る」

鷹木にマネークリップを決めるオカダ(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇10日◇エディオンアリーナ大阪

Aブロック公式戦5試合が行われ、オカダ・カズチカ(32)は、メインで行われた鷹木信悟とのシングル初対決を制し、5勝目(2敗)を挙げた。

豊富な引き出しを持つ鷹木の攻撃に苦しんだが、旋回式ツームストンパイルドライバーなどで反撃。終盤、鷹木は「鷹木式」レインメーカー、MADE IN JAPAN、パンピングボンバーとたたみかけるが、最後は、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを回避したオカダが、マネークリップ(変型コブラクラッチ)で捕らえ、27分45秒、レフェリーストップで勝利した。

リング上でマイクを握ったオカダは「5勝目ー!」と絶叫。「個人的なことだけど、G1クライマックス大阪大会、久しぶりに勝つことができました。大阪で勝ったら、次の大阪大会はG1覇者として来なければだめでしょう。その約束は果たしますんで」と堂々の優勝宣言で会場を盛り上げた。

Aブロックは公式戦残り2試合となり、勝ち点10のオカダ、昨年覇者の飯伏幸太、ウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイトが首位で並ぶ混戦となっている。

オカダは13日の浜松大会で同門の石井智宏、16日の東京・両国大会でオスプレイと対戦する。

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鈴木みのる白星スタート「次はタイチだ」次戦へ闘志

石井(左)にキックを見舞う鈴木(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇19日◇エディオンアリーナ大阪

20選手がA、Bブロックに別れて争うシングル最強決定戦「G1クライマックス」が開幕し、Aブロック公式戦5試合が行われた。

NEVER無差別級王者・鈴木みのる(52)は、石井智宏(44)と対戦。激しい張り手、頭突き、エルボーなどを繰り出す、激しい打撃戦となったが、最後は、8月の神宮球場大会でNEVER王座を奪取し、勢いに乗る鈴木が、得意のゴッチ式パイルドライバーを決め、3カウントを奪い取った。

白星スタートの鈴木はコメントブースで報道陣をにらみつけると、「次はタイチだ」とコメント。早くも、23日の札幌大会(北海きたえーる)で激突する、同門「鈴木軍」タイチとの次戦に向け、闘志をみなぎらせていた。

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YOSHI-HASHI初タイトル 同門対決制す

オカダからベルトを腰に巻いてもらうYOSHI-HASHI(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール

メインのNEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント決勝戦は、後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHI組が、オカダ・カズチカ、矢野通、SHO組との「CHAOS」同門対決を制し、第21代王者となった。

互いの手の内を知る6人が激闘を繰り広げた。YOSHI-HASHIが、オカダと一進一退の攻防を展開。オカダのドロップキック、ツームストンパイルドライバー、変形コブラクラッチを耐え抜くと、カウンターのラリアットで逆転。リング中央でバタフライロックにとらえると、ギブアップ寸前まで追い込むなど、勢いをつけた。

連係も良く、20分を過ぎると、SHOを孤立させることに成功。石井が打撃戦でペースを呼び込むと、最後は垂直落下式ブレーンバスターからの片エビ固めで、24分18秒、3カウントを奪った。

07年に新日本に入門したYOSHI-HASHIは、待望のタイトル初戴冠。戦いを終えたオカダから腰にベルトを巻いてもらうと「ようやく、ベルトを取ることができました。物事は変わるのは一瞬。でも、毎回変わっていたら、そんな人生楽しくないよ。なかなかうまくいかないから、楽しいんだ。もしもつまずいても、また立ち上がればいいんだ」と喜びをかみしめた。

ファンの温かい拍手が会場を包むと、「物事が変わるのは一瞬だ」と熱いマイクで締めくくった。

石井は「YOSHI-HASHIがすべて。ここにくるまで、ゆっくりだけど、着実に前に歩いてきた。その証しだよ。周りに何を言われようが、どう思われようが、たどり着けばいいんだ。今まで、いろいろ言ってきたやつを黙らせるぐらいの試合をやればいいんだよ」とたたえた。

後藤は「YOSHI-HASHIから夢をもらった。諦めなければこうして結果はついてくるってこと」と話した。

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NEVER6人タッグ決勝は「CHAOS」対決

オカダ・カズチカ

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

NEVER6人タッグ王座決定トーナメント準決勝2試合が行われ、9日の決勝はオカダ・カズチカ、矢野通、SHO組対後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHIの「CHAOS」同士の戦いとなった。

セミではオカダらが、優勝候補の鷹木、SANADA、BUSHI組と対戦。矢野がBUSHIのマスクのひもを場外の鉄柵に結びつけ、リングアウト勝ち。巧みな作戦で決勝進出を決めた。

後藤らはメインで棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組と対戦。好調の飯伏におされるも、若手のワトにロックオン。連係攻撃の後、YOSHI-HASHIがワトにカルマを決め、3カウントを奪った。

YOSHI-HASHIにとって初のタイトル奪取まであと1勝。リング上でマイクを持つと「あと1歩がどれだけほど遠かったか、俺は身をもって分かってるから…。今は不安な世の中。俺もプロレスを新日本でやってきて、ずっとずっと不安なこともあった。今もすごい不安だよ。でも、明日あなた方に夢を見せたいと思っています」と熱く思いを語った。

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棚橋が涙の勝利「次はお前が神になれ」飯伏にエール

パートナーの飯伏幸太(左)に復調を誓った棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇7日◇東京・後楽園ホール

エース棚橋弘至(43)が意地の勝利をもぎとった。

NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦が行われ、棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組とタイチ、ザック・セイバーJr.、金丸義信組が対戦。前日6日の前哨戦で膝に集中攻撃を浴びた棚橋が、飯伏のハイキックでダメージを受けたタイチを丸め込み、3カウントを奪った。

コンディションの悪さからパートナーの飯伏とぎくしゃくした状態になっていただけに、棚橋はこの日も涙を浮かべながら「ごめん」と飯伏に謝罪。長く“神”としてリスペクトし続けてくれる飯伏に対し、「俺はお前の期待に応えたい。お前が神と呼んだ棚橋はもういないかもしれない。けど、現役である限り、俺は上を目指すから」と泣きながら誓った。

さらに、「まだ泣かないで。これからだから」と励ましてくれる飯伏に対し、「次はお前が神になれよ」と胸元を拳でついて、エールを送った。

8日のトーナメント準決勝は、オカダ・カズチカ、矢野通、SHO組対SANADA、鷹木信悟、BUSHI組、棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組対石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組に決まった。

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SANADA勝利、新日本ニュージャパン杯4強決定

SANADA対タイチ タイチ(下)からオコーナーブリッジで3カウントを奪うSANADA(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」準々決勝4試合>◇2日◇会場非公開

シングルトーナメント「ニュージャパン杯」の準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。メインでは昨年準優勝のSANADA(32)がタイチ(40)との元全日本対決を制した。

解説席にいた金丸の介入や金的攻撃などタイチの反則に苦戦も、巧みにオコーナーブリッジに持ち込み3カウントを奪った。勝利後のマイクで「●●が一番好きです」とその時々の地名、会場名を言うのがSANADAのお決まりだが、約3カ月半試合中止から明けて初のマイクを任されたこの日はいつもと違った。「今年のニュージャパン杯で、あらためて確認できたことがありました。何よりも一番、このリング上で戦えるのが好きです」とあらためて試合ができる喜びをかみしめ、「テレビの前のみなさん、シーユートゥモロー」と締めた。

初出場のIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムは強敵石井智宏にTIME BOMB2で勝利。EVILは前日の試合で右膝を痛めたYOSHI-HASHIの患部をパイプイスで攻撃し、わずか2分ちょうどでレフェリーストップ勝ち。昨年覇者のオカダ・カズチカはジュニアヘビー級の実力者石森太二との元登龍門対決を変形コブラクラッチで制した。

きょう3日の準決勝カードはSANADA対EVIL、オカダ・カズチカ対高橋ヒロムに決定。この模様は午後8時からのBS朝日「ワールドプロレスリングリターンズ」で34年ぶりに生中継される。

SANADA対タイチ タイチ(上)にフランケンシュタイナーを見舞うSANADA(撮影・滝沢徹郎)
SANADA対タイチ タイチ(奥)をエルボーでかち上げるSANADA(撮影・滝沢徹郎)
SANADA対タイチ SANADA(上)にバックドロップを見舞うタイチ(撮影・滝沢徹郎)

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EVIL8強入りV宣言!金的→EVILで後藤下す

後藤(左)に急所攻撃するEVIL(撮影・江口和貴)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」>◇2回戦4試合◇1日◇会場非公開

32人が出場するシングルトーナメント「ニュージャパン杯」の2回戦4試合が行われ、EVILが後藤洋央紀(41)を下し、8強入りした。

互角の力勝負の後、巧みに勝利をもぎとった。後藤の必殺技GTRをよけたEVILは、後藤を海野レフェリーに当たるように突き飛ばす。そこから相手の振り向きざまに合わせラリアットをさく裂。さらにマットに倒れた後藤の両脚を持ち上げ、股間に足を押しつける異例の金的攻撃。痛みでふらつきながら立ち上がる後藤にEVILを決め、勝利を決めた。

「このトーナメントは俺がナンバーワンだということを証明するためのものだ。新しい新日本の頂点に君臨するのはこの俺だ。よく、おぼえとけ」と6月23日の1回戦に続き、力強く優勝宣言した。

2日の準々決勝のカードは、オカダ・カズチカ対石森太二、石井智宏対高橋ヒロム、SANADA対タイチ、YOSHI-HASHI-EVILに決定。7月11日の大阪城ホール大会で決勝が行われ、優勝者は翌12日にIWGPヘビー、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(38)とタイトルをかけて戦う。

後藤(左)に急所攻撃したEVIL(撮影・江口和貴)
後藤(左)にEVILを決めるEVIL(撮影・江口和貴)
後藤を破ったEVIL(撮影・江口和貴)

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高橋ヒロム「やりたくない」矢野に髪切られるも勝利

矢野通(右)にハサミで髪の毛を狙われる高橋ヒロム(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」2回戦4試合>◇24日◇会場非公開

32人が出場するシングルトーナメント「ニュージャパン杯」の2回戦4試合が行われ、IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(30)が矢野通(42)にリングアウト勝利を収めた。

ヒロムにとって矢野は、若手時代にバリカンで髪を刈られた因縁の相手。再び刈られまいと、白いヘルメットをかぶってリングにあがった。一方、矢野は何も持っていないそぶりで入場も、ゴングが鳴るとすぐ隠し持っていたバリカンを取り出す。

ヒロムは「持ってんじゃねえか!」とリングの下に逃げ込み、反対側から出て巧みにそのバリカンを奪うが、矢野は2つ目のバリカンを取り出す。そのバリカンも阻止するが、今度ははさみで狙われる。

ヒロムは「こんなもんやるのにプロレスラーになったんじゃねえ」と叫びながら、リング上の戦いに持ち込もうとするが、矢野は応じない。テーピングで、若手の辻とともに足を巻き付けられ、後ろ髪を切られてしまう。

だが、ヒロムもあきらめない。片足を辻とつながれた状態のまま、矢野をエレベーターの場所まで追い込む。そこでとらえた矢野の両腕と目の部分をテープでぐるぐる巻きにし、そのままエレベーターにぶち込んで、階下へのボタンを押す。場外カウントが数えられる中、辻と二人三脚でぎりぎりリングに戻り、リングアウト勝ちとなった。

トリッキーな試合を制したヒロムは心身ともに疲労。バックステージでは辻に耳打ちして代弁してもらう形を取り、「あんなレスラーとは2度とやりたくない」とコメントした。次戦の準々決勝は7月2日で石井智宏と戦う。

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高橋ヒロムが本間朋晃に勝利「ヘビー級おもしれえ」

本間(左)にラリアットを浴びせる高橋(撮影・小沢裕)

〈新日本:NJPW WORLD Special〉◇16日◇会場非公開

32人によるシングルトーナメント戦ニュージャパン杯が16日開幕し、1回戦4試合が行われた。優勝者は7月12日大阪城ホール大会でIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタル2冠王者内藤哲也(37)とタイトル戦を行う。

初出場のIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(30)は、本間朋晃(43)と対戦。ヘビー級の本間とエルボーや逆水平で互角に打ち合い、エプロンにデスバレーボムで打ち付けてダメージを与えるが、意地の本間はくたばらない。ヒロムはこけしロケットをくらい、さらにこけし落としを狙われるが、切り抜けて再びデスバレーボムをさく裂。続けてTIME BOMBを決め、3カウントを奪った。

同じユニット、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの大将で現2冠王者の内藤とは、3月3日の旗揚げ記念日大会でシングル戦を行う予定だったがコロナの影響で流れた。優勝すれば、その一戦が実現する。「ヘビー級の強さ、わかった! おもしれえな、優勝してやる」とリング脇の優勝トロフィーを指さして宣言した。24日の2回戦の相手は矢野通に決まった。

また、真壁刀義が辻陽太に、石井智宏がエル・デスペラードにそれぞれ勝利。両者が24日の2回戦でぶつかる。

本間(右)からこけし攻撃を受ける高橋(撮影・小沢裕)
本間(左)をTIME BOMBで仕留める高橋(撮影・小沢裕)

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内藤哲也、小声で「デ・ハ・ポン!」大合唱は再開後

4日夜に配信された新日本プロレスの「テレプロレスリング」。16年5月のIWGPヘビー級選手権内藤石井戦をテレワークで生解説する内藤哲也(右下)。右上はテレビ朝日野上慎平アナ、右中央はミラノコレクションA.T.

新日本プロレスのIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王座の2冠王者内藤哲也(37)が4日、珍しいメガネ姿で「テレプロレスリング」に出演し、コロナ収束後の大合唱を約束した。

テレプロは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月から興行を中止している新日本の新しい配信サービスで、過去の名試合を出場選手、実況、解説者がテレビ会議システムを通じて語り合う内容。この日はゴールデンウイーク恒例の福岡興行「レスリングどんたく」で過去に行われた5試合が放送され、最後に内藤が登場。テレビ朝日の野上慎平アナ、解説でおなじみミラノコレクションA・T・とともに16年5月3日のIWGPヘビー級選手権対石井智宏戦をふり返った。

内藤は終始のらりくらりと野上アナ、ミラノを挑発し、肝心の試合については終盤に少し触れたのみ。それでも、最後は真面目に画面の向こうのファンに向けてメッセージを送った。「きょう緊急事態宣言の延長が決まり、まだまだ我慢する日々が続きますが、いまできることを1人1人が実行すること。きついですけど、それしかないと思うので。苦しい状況は続きますがみんなで一緒にこの苦難を乗り越えましょう。そしてプロレスが再開された時、また会場で笑顔でお会いしましょう」と前向きに言葉を連ねた。

最後におなじみの「デ・ハ・ポン」の大合唱を求められた内藤は、「視聴者のみなさまはご自宅で見られている。会場では大合唱ではいいですけど、自宅だと近所迷惑になっちゃいますから、きょうは小合唱でどうですか」と提案。「大合唱はプロレスが再開された時、会場でやりましょうよ」と話し、控えめのトーンの「デ・ハ・ポン!」で締めた。

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中西学、2・22ラストマッチは8人タッグに決定

中西学(2020年1月7日撮影)

新日本プロレスは10日、19~22日の後楽園4連戦と3月3日の旗揚げ記念日大会(大田区総合体育館)のカードを発表した。

19日のタイガー服部レフェリー引退記念大会のメインは後藤洋央紀、石井智宏、オカダ・カズチカ組対SANADA、鷹木信悟、内藤哲也組の6人タッグ戦に決まった。

20日は、NEVER無差別級王者鷹木信悟が、石井智宏相手に初防衛戦を行う。また、IWGPジュニアタッグ選手権で王者SHO、YOH組にロッキー・ロメロ、田口隆祐組が挑戦する。

21日は、IWGPタッグ選手権で棚橋弘至、飯伏幸太の新タッグが王者タンガ・ロア、タマ・トンガ組に挑む。

22日の中西学引退試合のカードも決定。中西と永田裕志、小島聡、天山広吉が組み、後藤洋央紀、飯伏幸太、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組と対戦。試合後に引退セレモニーが行われる。

3月3日の旗揚げ記念日大会では、IWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也とIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムがスペシャルシングルマッチを行う。

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EVIL、SANADA組が単独首位 3連覇に前進

YOSHI-HASHI、石井組対SANADA、EVIL組 石井(手前)にラリアットを決めるEVIL(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:後楽園大会>◇29日◇東京・後楽園ホール

ワールド・タッグリーグ公式戦が行われ、EVIL、SANADA組が7勝1敗で並んでいた石井智宏、YOSHIーHASHI組を下し、単独首位に浮上。3連覇に前進した。

終盤の一進一退の攻防から、SANADAがYOSHI-HASHIをSkull Endで締め上げ、勝利。前日28日に続いてメインで白星を飾ったSANADAは「日本で1番ここ後楽園ホールが好きです」と全国どこでも使うフレーズで沸かせて締めた。

コメントブースに現れたEVILは「くっそ、つえー相手だよ」と激闘を振り返り、「でも勝ったのはEVIL、SANADAだ。おれたちがー、3連覇ー、いただくからな。よく覚えとけ!」と力強く言い放った。

YOSHI-HASHI、石井組対SANADA、EVIL組 石井(右)を締め上げるSANADA(撮影・滝沢徹郎)

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昨年覇者EVIL、SANADA組1敗死守 新日本

タイチ、ザック・セイバー・Jr.組を攻めるSANADA(手前)、EVIL(後方左)組(撮影・丹羽敏通)

<新日本:後楽園大会>◇28日◇東京・後楽園ホール

ワールド・タッグリーグ公式戦が行われ、昨年覇者のEVIL、SANADA組がタイチ、ザックセイバーJr.組を下し、1敗を守った。

ザックの関節技、タイチの強烈な蹴りに苦戦も、最後は息をあわせザック、タイチにマジックキラーをさく裂。SANADAがラウンディング・ボディプレスでとどめをさした。

試合後はSANADAがマイクを持ち、「みなさんはSANADAが好きですか?EVIL、SANADA組が好きですか?」とお決まりのコメント。そのまま帰ろうとすると、「えー」というファンの名残惜しそうな声援が起こり、再びマイクを手に。「東京で初めてアレをやりますか」と地方大会のメインの締めで定番となったスマートフォンライトの点灯を観客に求めた。

照明が落とされ暗くなる中、白い光が点々とともり、後楽園ホールは幻想的な空間に。「俺からのギフトだよ。See you tomorrow」と話して、締めた。

29日の後楽園大会は14ポイントで並ぶ石井智宏、YOSHI-HASHI組と対戦する。

タイチにトップロープからキックを放つSANADA(上)(撮影・丹羽敏通)
タイチにドロップキックを決めるSANADA(左)(撮影・丹羽敏通)
ザック・セイバー・Jr.を攻めるSANADA(左)(撮影・丹羽敏通)

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KENTAが後藤急襲「TOMOの次は、HIRO」

後藤洋央紀を襲撃したKENTA

<新日本:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

ワールド・タッグリーグ公式戦が行われ、NEVER無差別級王者KENTAが前日のリーグ公式戦で敗れた後藤洋央紀を急襲した。

後藤とカール・フレドリックス組は第1試合で本間、真壁組に敗退。そこにKENTAが現れ、後藤の背後からエルボーを打ち込む。さらに右足で蹴りを入れ、マットに沈めた。その後、KENTAは第5試合で高橋と組み、オーエンズ、ファレ組と対戦。オーエンズにGAMEOVERを決め、勝利した。

コメントブースにご機嫌で現れたKENTAは「TOMOの次は、HIROかな」と前回のベルト防衛戦の相手石井智宏と同様、後藤を下の名前で呼び、挑発。「こんなもんで終わると思ったら大間違いかもしれないよ、HIRO。ハッシュタグ『♯HIRO』。これトレンド狙えそうな名前だな。とにかく、面白くなりそうだよ」と後藤にターゲットを定めた。

16チームが出場した今年のワールド・タッグリーグは1リーグ制。例年のように優勝決定戦は組まれず、リーグ最終戦時点での1位チームが優勝となる。

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王者KENTAヒール道邁進「ぶーぶーいってこい」

石井智宏の顔真似をするKENTA

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者KENTA(38)が、11月3日にベルトをかけて戦う石井智宏(43)と新日本ファンをこきおろした。

この日は前哨戦となる6人タッグ戦で石井と対戦。コーナーで石井に逆水平連打を浴びるが、交わしてエルボー連発で逆襲。自身がgo2sleepでフレドリックスに勝利した後も、石井を挑発し、怒りを引き出した。14日の両国大会から石井の風貌をジャニーズ系と例えて勝手に“トモ”と呼び出したKENTAはバックステージに戻ってくると「萌え~」と第一声。さらに石井の怒った顔をまねて、「あの顔見たか。めちゃくちゃ萌えた。トモに萌えた。きょうもかっこ良かったよ」とほめちぎった。

元WWEのKENTAは今夏G1に初参戦。8月12日の最終戦で「バレットクラブ」に電撃加入し、ヒール道を突き進む。この日も何度もブーイングを浴びたが、それでも「元気ねぇな。ぶーぶーいってこいよ」とファンを批判。「おまえらに応援してもらおうなんてこれっぽっちも思ってねぇからな」と言い放った。

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KENTA、ロンドンで初の新日本のタイトル

NEVER無差別級タイトル戦中にあぐらでビンタし合うKENTA(左)と石井智宏(新日本プロレス提供)

<新日本:ロンドン大会>◇31日◇英ロンドン・ザ・カッパーボックス

KENTA(38)が自身初となる新日本のタイトルを手にした。NEVER無差別級タイトル戦で王者石井智宏(43)に勝利。バレットクラブの介入あっての卑劣な勝利に会場はブーイングに包まれたが、その中でも満足そうに黒いベルトを高く掲げた。

あぐらをかいて、ビンタ合戦するなど、原始的な男臭いファイトを繰り広げていたが、途中でKENTAの仲間タンガ・ロア、タマ・トンガが乱入。石井に完璧なブレーンバスターを決められたが、タマがレフェリーを場外に追いやり、3カウントを取らせない。勢いを取り戻したKENTAは張り手で流れを引き寄せ、go2sleepで石井に膝を打ち込み、勝負を決めた。

14年からWWEでヒデオ・イタミとして活動したKENTAは、今年に入り同団体を退団。その後、新日本G1クライマックスに初参戦し、最終日にヒールユニット「バレットクラブ」に電撃加入した。新たなベルトを手に、今後どんな戦いを見せていくのか注目だ。

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