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高安「昔だったら考えられない」日馬富士の指名感謝

日馬富士(右)と三番稽古をする高安(撮影・佐々木隆史)

 大相撲の春巡業は20日、千葉県柏市で行われ、夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で大関とりを狙う関脇高安(27=田子ノ浦)が、横綱日馬富士と三番稽古を行った。

 日馬富士の指名で土俵に上がり8番取って1勝。数回、右四つからつり上げるなど、力強さを見せる場面もあり「ああいうのもいいですね。つり寄りっていうか。あれができれば最高」と内容を重視した。横綱からの指名に「僕が関取になる前から稀勢の里関と稽古してるの見ていた。昔だったら考えられない。本当にありがたかったです」と感謝した。

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夏場所日程を発表、番付発表は5月1日

 日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で夏場所(5月14日初日、国技館)の御免祝いを開き、主な日程を発表した。

 ▽5月1日 番付発表

 ▽2日 力士会

 ▽3日 横綱審議委員会稽古総見(一般公開)

 ▽9日 新弟子検査▽12日 取組編成会議、野見宿禰(のみのすくね)神社例祭及び稀勢の里土俵入り

 ▽13日 土俵祭、優勝額贈呈式

 ▽14日 初日

 ▽28日 千秋楽

 ▽29日 横審

 ▽31日 名古屋場所番付編成会議

 ▽6月1日 相撲教習所卒業式、入所式

 ▽9日 稀勢の里横綱力士碑刻名式

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白鵬、復帰待ち望んだファン声援に「次は自分の番」

大観衆の前で気迫のこもった表情で横綱土俵入りする白鵬

 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の主役は俺だ。春巡業を休場していた横綱白鵬(32=宮城野)が17日、東京・靖国神社で行われた奉納大相撲で巡業に参加した。右太ももと右足裏の負傷で春場所を途中休場してから、公の場に姿を現したのは初めて。横綱土俵入りでは、復帰を待ち望んでいた約8000人の観客から歓声と拍手が湧き上がった。「思っていたより声援があった。待っていてくれてたんだな」と笑顔を見せた。

 場所後はモンゴルに帰国してリハビリを行った。初めてヨガや食事療法を取り入れたといい「自分なりに取り組んでリハビリできた。良くなっている」と復調をアピール。春場所での稀勢の里の逆転優勝に「横綱の責任を果たしてくれた」と感心し「次は自分の番という気持ち」と、6場所ぶり38度目の優勝に向けて気持ちを高ぶらせた。

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高安「僕も貢献」地元茨城の魅力度アップへ意欲

子どもとの稽古で、勢いよくぶつかってきた子どもを、サッと避ける高安(撮影・今村健人)

 関脇高安が地元の魅力度アップに尽力する。

 茨城・常陸大宮市で16日に行われた春巡業では子どもとの稽古に登場し、会場を盛り上げた。地元茨城県は都道府県魅力度ランキングで4年連続最下位だが「横綱も出て番付は上がるんじゃないか。相撲は出身地が読み上げられる独特の文化。僕も貢献できるようになりたい」。兄弟子稀勢の里に続いて夏場所で大関とりがかなえば、貢献度は大だ。

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負傷の稀勢の里は春巡業全休へ 玉ノ井副部長が示唆

稀勢の里(2017年3月12日撮影)

 左上腕部などを負傷している大相撲の横綱稀勢の里が16日、休場中の春巡業を全休する方向となった。

 同日に日本相撲協会巡業部の玉ノ井副部長(元大関栃東)が「(途中参加の)連絡はない。恐らく出てこないと思う」と示唆した。春巡業は30日まで行われる。

 稀勢の里は新横綱だった3月の春場所13日目に負傷。けがを押しての強行出場で優勝したが、3月27日付の診断書で「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の療養は必要」とされていた。

 4月上旬から四股などの稽古は既に再開。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「(5月の)夏場所に向け、今はけがを治すことに専念してもらいたい」と述べた。

 玉ノ井副部長は故障により春巡業を休場している横綱白鵬と豪栄道、照ノ富士の2大関が、17日に東京・靖国神社で行われる奉納相撲から合流することを明らかにした。

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鶴竜が若手に熱血指導「しんどい時が一番身に付く」

阿武咲(手前)に稽古をつける鶴竜(撮影・佐々木隆史)

 大相撲の春巡業は12日、神奈川県横須賀市で行われ、横綱鶴竜(31=井筒)が若手に苦言を呈した。

 関取衆らによる申し合い稽古を土俵下で見終えると、最後のぶつかり稽古で夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で新入幕確実の20歳のホープ、阿武咲(おうのしょう、阿武松)を指名。何度も土俵に転がしたり、一緒にすり足をして汗を流した。時折、苦悶(くもん)の表情を浮かべた阿武咲に約10分間胸を出した。土俵を下りた後も身ぶり手ぶりを交えて言葉をかける熱血指導。指名理由を「稽古が足りていない感じだった」と明かし「ちゃんと押さないから(時間が)長くなる」と指摘した。

 さらに若手全体についても言及。「抜いてないやつもいるけど」と前置きして「2、3番取ってしんどくなると力を抜くのが一番良くない。しんどい時が一番身に付く。ベテランじゃないんだから。若手なんだから」とチクリ。今巡業は横綱白鵬、稀勢の里、大関豪栄道、照ノ富士が休場で大関以上の参加は日馬富士との2人。それだけに「なるべく自分が言えるように」と横綱としての責任感を持っていた。

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日馬富士「遊びじゃない」新十両朝乃山に相撲道注入

ぶつかり稽古で、新十両の朝乃山(左)を鍛える日馬富士

 大相撲の春巡業は9日、静岡市で行われ、横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)が新十両朝乃山に相撲道を注入した。

 ぶつかり稽古で胸を出すも朝乃山がバテバテとなり、休み休みで20分間にも及んだ。日馬富士は「良い思い出になれば」としつつ「つい、昔の自分や白鵬関、稀勢の里と比べちゃう。おれたちは横綱に胸を出してもらったら、命懸けで必死だった。休んでいる場合じゃなかった」と苦言。「顔を張られて強くなるのが相撲道。遊びじゃない。厳しい稽古をしてほしい」と注文をつけた。朝乃山は「いい経験ができた」と話すのがやっとだった。

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日馬富士「顔張られて強くなる」朝乃山と20分稽古

ぶつかり稽古で、新十両の朝乃山(左)を鍛える横綱日馬富士(撮影・今村健人)

 大相撲の春巡業は9日、静岡市で行われ、横綱が新十両に相撲の厳しさを教えた。

 土俵に上がった日馬富士(32=伊勢ケ浜)がぶつかり稽古で指名したのは、春場所で新十両ながら10勝5敗と優勝決定戦まで歩を進めた朝乃山(23=高砂)だった。ざんばら髪の有望力士に胸を出す。押し方も指導する。始めは順調だった。

 しかし、すぐに体力がなくなり、あまりにも休みがちになってきた期待の若手。転がされた後で一向に起き上がれない姿に、周囲の力士や土俵下の親方からも厳しい声が飛んだ。日馬富士も決してやめず、あらん限りの力を出させた。結局、ぶつかり稽古は20分間にも及んだ。

 日馬富士は「良い思い出になって、強くなってくれれば」としたが、20分間と聞くと「半分くらいは休んでいたんじゃないか。ついつい、昔の自分や白鵬関、稀勢の里とかと比べちゃう。おれたちは横綱に胸を出してもらったら、命懸けで必死だった。休んでいる場合じゃなかった。自分たちが上がったころは、すごく厳しかったからね」と述懐。そして「(朝乃山が)横綱、大関になったら胸を出して、相撲道を受け継ぎ、相撲界を支えてほしい。その思いだけです。顔を張られて強くなるのが相撲道だから。遊びじゃない。厳しい稽古をしてほしい」と注文をつけた。

 入門からまだ1年の朝乃山は「僕もダラダラしていた。最後はふらふらやった。いい経験ができました」と話すのがやっとだった。

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相撲前売り並んでも買えない…年配ファンはため息

夏場所前売り券発売開始から26分たった午前10時26分時点での売り行き状況。既に半数以上が赤色の「売切」で占められた

 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の前売り券販売が8日、始まった。稀勢の里(30=田子ノ浦)の春場所新横綱優勝で相撲人気に拍車がかかったのを反映して、午前10時の販売開始から1時間半で全日程の前売り券が完売した。キャンセルがあった場合は引き続き、前売りが行われる。

 日本相撲協会事業部の浜風親方(元前頭五城楼)は「逆転優勝で反響も大きくファンの方の期待の表れ。ありがたいことです」と稀勢の里効果を即日完売の要因に挙げた。気の毒だったのは、この日早朝から雨の中、両国国技館に足を運び前売り券を求めた約200人のファンだ。正午からの販売だったが、これより先に午前10時からネットや電話で販売開始。同11時半には、売れ行き状況を示す電光掲示ボードが赤色の「売切」で埋め尽くされた。

 落胆の表情で家路に就いた、ある年配女性は「こんなことつい数年前まではなかったのに、ここに買いに来る意味がなくなっちゃった」とため息。「パソコンをうまく扱う人にはかなわないよ」などと嘆く人もいた。時代を反映してかネット上ではチケットが高額で転売されるなど、年配ファンにとっては手の届かないプラチナチケットになりつつあるようだ。

発売から約1時間半がたった時点で赤色の「売切」で埋め尽くされた(撮影・渡辺佳彦)

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相撲前売りネット完売 国技館並んだファン買えず

午前10時の夏場所前売り券発売開始から約1時間半がたった時点で赤色の「売切」で埋め尽くされる盛況ぶり(グレーは販売対象外)

 稀勢の里効果は衰え知らず! 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の前売り券販売が8日に始まったが、午前10時の販売開始から1時間半で、15日間全日程の前売りチケットが完売した。キャンセルがあった場合は今後も前売りが行われる。

 この日、両国国技館には雨の中、早朝から前売り券を求めて多くのファンが集まった。日本相撲協会では午前8時から、整理券を約200枚配布。館内のエントランスに100席ほどのイスを用意し、正午からの販売に備えた。

 だが、これより先に午前10時からネットなどで販売がスタート。来場者は、エントランスに設けられた販売状況を示す電光掲示のボードを食い入るように見つめたが、最初に売れ行き状況が更新された17分後には、マスA席(4人用)など数券種で終日、完売の赤い表示が。また「販売中」「残りわずか」を示すランプが徐々に減り、1時間後には赤いランプの「売切」で、ほぼ埋め尽くされた。そしてネット販売の開始から1時間30分がたった午前11時半には、残席がなくなった。

 整理券を配布されながらチケットを購入できなかったファンには、ポスターが配られた。事前の告知や来館者への説明もあり、混乱はなかったが、落胆の表情で家路に就く年配の女性ファンからは「こんなこと、つい数年前まではなかったのにね。ここに買いに来る意味がなくなっちゃった」という声も漏れた。

 チケット担当者も「ここに来られた方がチケットを買えないのは、私が担当になって初めて」と驚きの様子。協会事業部の浜風親方(43=元前頭五城楼)は「大阪(3月の春場所)も即日完売でしたし、ある程度は予想していましたが、ありがたいことです。逆転優勝もしましたし反響は大きいようで、ファンの方も期待してくれているのでしょう」と、横綱として初めて東京での本場所を迎える、稀勢の里効果と分析していた。

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宝塚で62年ぶり!男だけの巡業相撲にファン熱狂

満員御礼にわいた62年ぶりの宝塚巡業(撮影・加藤裕一)

 大相撲の宝塚巡業が5日、兵庫・宝塚市立スポーツセンター総合体育館で行われた。同市では62年ぶりとなる巡業だけに、観客3240人を集めて満員御礼。横綱白鵬、稀勢の里の姿はなかったものの、横綱鶴竜、人気力士の遠藤らに加え、貴景勝、妙義龍といった兵庫出身のご当地力士、隣接する西宮市にある関西学院大OBの宇良らが登場するたび大歓声が起こった。

 同市の中川智子市長(69)は土俵際で歓迎のあいさつ。「女性だけの宝塚歌劇団のある町に、男性だけの大相撲が来てくださった。今度は力士の方々にぜひ宝塚歌劇のファンになっていただきたい」と訴えると、場内が笑いに包まれた。

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高安2度目の大関とり挑戦へ「準備していきたい」

 大相撲の春巡業が3日、愛知県小牧市で行われ、関取衆の本格的な稽古が始まった。

 5月の夏場所で2度目の大関とりに挑む関脇高安は「体がなまっているので、徐々に調子を上げて準備していきたい」と表情を引き締めた。

 ぶつかり稽古では胸を出し、申し合いは幕内の宇良や石浦らと13番取った。体調がよく、場所前に良い稽古ができて迎えた先場所は12勝を挙げて殊勲賞を受賞した。高安は「質のいい稽古をしていきたい」と話した。

 春巡業は2日からスタートし、先場所で負傷しながらも優勝した稀勢の里と白鵬の両横綱や、照ノ富士と豪栄道の2大関はけがで休場している。

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稀勢の里が稽古再開も新たに左大胸筋損傷判明

稀勢の里

 大相撲春場所で左上腕部を負傷しながら劇的な逆転優勝を遂げた横綱稀勢の里が3日、新たに左大胸筋を損傷していることが判明した。

 日本相撲協会が同日に3月27日付の診断書を公表。「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の療養は必要」とされ、「現在精査中」とも記されている。稀勢の里は2日から始まった春巡業を休場。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は当初、左上腕部の筋損傷とだけ説明していた。

 稀勢の里は3日に東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開。一般や報道陣に非公開で行われ、部屋関係者によるとまわしを締めて四股を踏んだという。巡業休場中であることを考慮し、取材には対応しなかった。

 稀勢の里は春場所13日目の横綱日馬富士戦で敗れた際に負傷。けがを押して出場し、千秋楽に大関照ノ富士に本割、優勝決定戦と続けて勝った。

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高安、大関とりへ兄弟子稀勢の里から刺激「自分も」

幕内力士トーナメントで気合の入った表情で取組を行う高安(左)

 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で2度目の大関とりに挑む関脇高安(27=田子ノ浦)が全勝を宣言した。2日、春巡業が三重県伊勢市の伊勢神宮で始まった。

 高安は春場所12勝を挙げ、大関とりの目安とされる直近3場所の合計33勝まで残り10勝と迫った。だが意識はその先に向いていた。「全勝できたらいいですね。というか全部勝ちたいです」と力強く宣言した。兄弟子稀勢の里の春場所優勝で「自分もできるんだという気持ちを持って準備していきたい」と意欲は高まってきた。

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横綱鶴竜「寂しいな」伊勢巡業で上位陣負傷欠席多く

巡業最後に行われた幕内力士トーナメントで選士宣誓を行う鶴竜(撮影・佐々木隆史)

 大相撲の春巡業が2日、三重県伊勢市の伊勢神宮で始まり、横綱鶴竜(31=井筒)が寂しさを口にした。

 伊勢神宮では参拝や横綱土俵入りなどが行われたが、横綱白鵬、稀勢の里、大関照ノ富士、豪栄道がけがの治療などにより休場したため「寂しいなと思いました。仕方ないけど」とぽつりとつぶやいた。

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関脇高安「全部勝ちたい」大関とりの夏場所全勝宣言

巡業最後に行われた幕内力士トーナメントで気合の入った表情で取組を行う高安(撮影・佐々木隆史)

 大相撲の春巡業が2日、三重県伊勢市の伊勢神宮で始まり、夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で大関とりがかかる関脇高安(27=田子ノ浦)から全勝宣言が飛び出した。

 初場所11勝、春場所12勝で大関とりの目安とされる、直近3場所の合計33勝まで残り10勝と迫った。

 だが「全勝できたらいいですね。というか全部勝ちたいです」と力強く宣言。「部屋の横綱の優勝を間近で見て感化されました」と兄弟子稀勢の里の2場所連続優勝の姿に、意欲が高まっていた。

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山中慎介、秋頃メドV13へ「ボチボチやっていく」

ジムワークで汗を流す山中

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が30日、偉業に向けたジムワークを、都内のジムで開始した。

 2日のV12戦を7回TKOで飾り休養していたが、次はいよいよ具志堅用高が80年に樹立した日本記録の世界戦連続防衛13回に挑む。軽めの練習で滑り出し「ケガもなくスムーズに練習に入れた。ぼちぼちやっていきます」と秋ごろがメドの大一番を見据えた。故郷滋賀県などで過ごした休暇中に目を見張ったのは、大相撲春場所で優勝した稀勢の里の雄姿だった。「同じ戦うものとしてすごい。横綱の責任感を感じた」と感嘆し「(自分も)ジムの後輩に勉強になるような、成長できるような姿勢をみせていきたい」と使命感を口にしていた。

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王者山中も感嘆した稀勢の大一番「責任感伝わった」

ジムワークで汗を流す山中

 偉業を目前にする世界王者も、あの大一番に刺激を受けていた。

 秋頃に見据えるV13戦に向けて都内のジムで練習を開始したボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が30日、「心配なくらいの強行出場でしたけど、同じ戦っていくものとして、すごいですよね」と感嘆の声を上げた。

 話題は大相撲で優勝決定戦を制して優勝した新横綱の稀勢の里。3月2日のV12戦を7回TKOで勝利後の休暇中に、その雄姿に目を見張ったという。リングと土俵と戦う舞台は異なるが、1対1で相手と勝敗を競うのは同じ。格闘家として、故障を抱えながら戦い抜いた姿に、「横綱という責任感がみんなに伝わりましたよね」と振り返った。

 自身も、ボクシング界の横綱=世界王者として、偉業が迫る。具志堅用高が80年に樹立した日本記録の世界戦連続防衛13回に挑む防衛戦が待つ。「(自分も)ジムの後輩に勉強になるような、成長できるような姿勢をみせていきたい」と、さっそくサンドバッグを打ちながら汗を流していた。

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稀勢の里の奇跡、負傷当日に静岡からゴッドハンド

 大相撲春場所で負傷しながら新横綱として劇的な2連覇を果たした稀勢の里(30=田子ノ浦)が「左上腕部の筋損傷で加療1カ月」と診断されたことが明らかになった。師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)が29日、明かした。4月2日の三重・伊勢神宮奉納大相撲から始まる春巡業は当面、休場。ただ、途中から出場する可能性はあるという。

 稀勢の里は、13日目の日馬富士戦で敗れた際に左上腕の筋肉を損傷し、関係者によれば当初の見立ては全治3カ月だった。だが、その夜のうちに静岡などからトレーナーを呼び寄せて懸命に治療。「次の日の朝はしっかり動いた」と、だいぶ回復できたという。27日の優勝一夜明け会見でも、痛みは「ほぼほぼない」と笑っていた。大けがに変わりはないが、負傷した直後は救急車で搬送されたことを思えば、驚異の治癒力といえるかもしれない。

 相撲協会に診断書を提出した田子ノ浦親方は「もう1度ちゃんと調べる。本人は(巡業に)出たいだろうが、まずはしっかり治さないと」と話した。稀勢の里も巡業について「ダメであれば、しっかり休むという選択もある」と話していた。双葉山以来80年ぶりの「初優勝から3連覇」に挑む夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)に向けて、まずは治療に専念する。

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貴乃花親方、稀勢の里に賛辞「神様が見守っていた」

 大相撲春場所で負傷しながら新横綱として劇的な2連覇を果たした稀勢の里(30=田子ノ浦)が「左上腕部の筋損傷で加療1カ月」と診断されたことが29日、明らかになった。

 貴乃花親方が劇的な優勝を飾った稀勢の里に賛辞を贈った。「誰もが、もうダメかと思っていた中で、素晴らしい結果を招いた。これまで稀勢の里自身が築いた相撲道を、神様が見守ってくださった気がする。たいしたもの、よくやったと思う」。

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横綱稀勢の里は左上腕部の筋損傷で加療1カ月と診断

内閣総理大臣杯を受け取る時、顔をゆがめる稀勢の里(撮影・鈴木正人)

 大相撲春場所で劇的な2場所連続2度目の優勝を果たした横綱稀勢の里が、左上腕部の筋損傷で加療1カ月と診断されたことが29日、日本相撲協会関係者の話で分かった。

 4月2日から始まる春巡業を休場し、当面は治療に専念する。途中出場の可能性もあるという。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)によると、既に診断書を協会に提出し「もう一度ちゃんと調べる。本人は出たいだろうが、まずはしっかり治さないと」と話した。

 稀勢の里は春場所13日目で敗れた際に負傷。けがを押して出場し、千秋楽に大関照ノ富士に本割、優勝決定戦と続けて勝ち、逆転優勝した。

 玉ノ井巡業部副部長(元大関栃東)によると、大関照ノ富士や横綱白鵬も春巡業を当初は休み、途中出場する見込みという。

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世界の稀勢の里!ベネチアの世界遺産で美術コラボ展

イタリア・ベネチアで展示される横綱稀勢の里の木版画の錦絵

 「横綱稀勢の里」が世界にデビューする! イタリアのベネチアで2年に1度開かれる現代美術の世界的祭典「ベネチア・ビエンナーレ」(5月開幕)に合わせて、同市のモロシーニ宮殿を会場としたギャラリーに稀勢の里のコーナーが設けられることが28日、分かった。同宮殿では相撲錦絵と相撲写真のコラボ展を開催予定。大相撲の横綱稀勢の里が、世界中の訪問客の目に触れることになる。

 同展は相撲錦絵師の木下大門氏と、大相撲を10年間撮り続けるフランス人写真家マリニグ氏のコラボで、5月11日から7月16日まで開かれる。昨年3月に、シャネルの日本法人社長で作家のリシャール・コラス氏の提案で実現。当初は稀勢の里だけのコーナー案はなかったが、初場所後の横綱昇進で急きょ、木下氏が「10年ぶり」に新作の木版画を製作した。稀勢の里の写真の中に「浮世絵」を飾り、世界に新横綱を伝える。

 モロシーニ宮殿は15世紀に建造された世界遺産。そこに写真と交えて日本の伝統的な相撲浮世絵を展示することで、大相撲を世界に伝えることが狙い。双葉山に始まる錦絵34点や「綱」の説明、土俵の神さまを呼び込む目印として櫓(やぐら)につるされる「出しっ弊(ぺい)」も飾られる。

 展示会の題名は「ここで神々」。木下氏は「大相撲は多くの神さまで成り立っているんだと伝えたい」。その中で、神懸かり的な2連覇を果たしたばかりの横綱稀勢の里の名が、世界に広められる。

イタリア・ベネチアで展示される横綱稀勢の里の木版画の錦絵をする摺師(すりし)

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ベネチアの美術祭典に「稀勢の里コーナー」設置へ

イタリア・ベネチアで展示される横綱稀勢の里の木版画の錦絵

 「横綱稀勢の里」が世界にデビューする! イタリアのベネチアで2年に1度開かれる現代美術の世界的祭典「ベネチア・ビエンナーレ」(5月開幕)に合わせて、同市のモロシーニ宮殿を会場としたギャラリーに稀勢の里のコーナーが設けられることが28日、分かった。

 同宮殿では相撲錦絵と相撲写真のコラボ展を開催予定。大相撲の横綱稀勢の里が、世界中の訪問客の目に触れることになる。

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稀勢の里、初優勝からV3の偉業へ「もっともっと」

逆転優勝を報じる日刊スポーツ(大阪版)を手に笑顔の稀勢の里。「日刊もらおうかな」とご機嫌だった(撮影・岡本肇)

 まだまだ進化を-。左肩付近のけがに打ち勝って新横綱優勝を果たした稀勢の里(30=田子ノ浦)が一夜明けた27日、大阪市内の田子ノ浦部屋宿舎で会見した。日本中が「稀勢の里フィーバー」で沸く中、ケガした体と相撲内容を反省。37年夏場所の双葉山以来、80年ぶりとなる初優勝からの3場所連続優勝が懸かる夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)に向けて、今場所以上の内容を求めることを誓った。

 やり遂げた男の顔があった。歴史的な優勝から一夜明けた会見。約100人の報道陣だけでなく、外には大勢のファンも駆けつけていた。穏やかな表情で現れた稀勢の里は「ようやく終わったな、という感じです。一生の思い出になるような、そんな大阪場所でした」とにこやかに語った。

 13日目の日馬富士戦で負ったけが。部位などは明かさなかったが、痛みは「ほぼほぼない。検査があるけど、大丈夫だと思う。2日相撲を取れたので大したことない」と笑い飛ばした。4月2日からの春巡業についても「痛みはないから多分、大丈夫だと思うけど。行けるのであれば出る。ダメであれば、しっかり休む」と帰京後の検査次第では参加する意思すら示した。

 それよりも口にしたのは反省の弁だった。「15日間、万全な状態で務め上げるのが使命。見苦しいテーピングをしなくてはいけない状況になってしまった自分が一番悪い。反省です。けがしてしまった。(表情を)すまして取れなかった」。悪化させる不安についても「右手があるからね。(手は)2本あるからという気持ちでやりました」と笑い「やると決めた以上、あきらめないでやろうと思った」。こんな思考回路。稀勢の里以外、持ち得ただろうか。

 19年ぶりの日本出身横綱として臨み、けがに打ち勝ち、22年ぶり8人目の新横綱優勝。日本中が沸いた。そんな騒がしさも「外に出てないから分からない」とどこ吹く風。「うれしい半面、これ以上のモノを自分に求めてやっていきたい。これで終わりじゃないと思っていますから」と言った。

 優勝制度が制定された1909年夏場所以降、初優勝からの2連覇は朝青龍以来14年ぶり7人目だった。これが3連覇となると、37年夏場所の双葉山にまでさかのぼる。80年ぶりの偉業に挑む来場所は、目標だった東の正横綱に就く。だが「そこに満足することなく、もっともっと上を目指す気持ちでやっていく。こういう優勝を目指してやっていく。維持するのではなく、1つ1つ階段を上っていく気持ちで追い求めて、やり続けて」。絶頂ではない。まだ進化する。稀勢の里の伝説は、まだまだ終わらない。【今村健人】

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横審、稀勢の里に注文「安心して見られる相撲を」

横綱審議委員会で会見する北村正任委員長(右)と春日野広報部長

 横綱審議委員会の定例会が27日、東京・両国国技館で開かれた。

 会見した北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は春場所優勝の稀勢の里について「大変ドラマチックな結果。日本中が沸いた。委員や(委員の)奥さんが涙を流したという人もいて頑張りに感激していた」と会の様子を説明。春場所の相撲内容には「自覚が備わり落ち着いて取っていた」と話したが「押し込まれて逆転の相撲も目立ったような気がする。もう少し安心して見ていられる相撲を」と注文も。夏場所は「けがをきちんと治して出てきてほしい」と要望した。また優勝同点の大関照ノ富士については「4横綱がいる中で最後まで優勝争いに残った」と評価。ただ「(横審の)内規は絶対的なものではない。過去、数場所の成績を勘案しながらの判断」と、不安定な成績から夏場所は綱とりでないとの認識を示した。

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稀勢の里「新弟子時代を思い出す」/一問一答

逆転優勝を報じた日刊スポーツを見る稀勢の里(撮影・岡本肇)

 横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)は優勝から一夜明けた27日、大阪市内の田子ノ浦部屋宿舎で会見した。あらためてケガを負いながらの取組などを振り返った。

 -千秋楽の本割で珍しく立ち合いで横に動いた

 「上(半身)がダメなら下(半身)でと。下半身の出来はすごい良くて千秋楽でも疲れはなかった。だったら下で動き回ろうと」

 -大阪場所の声援は

 「本当にありがたかった。体育館もギュッと、いい造り。声がすごく反響して最後の勝った瞬間は今まで聞いたことがないような歓声が入ってきた気がした。大阪場所はデビューした土地だし、土俵に上がるたびに新弟子時代を思い出す」

 -土俵入りでかしわ手が打てない状態だったが

 「負担をかけないようにやっただけ。土俵に上がっちゃえば、何とかやれるもんですね」

 -今したいことは

 「休むのも稽古と思う。相撲のことを考えて休むなり、稽古するなり。また一番いい状態になるように」

 -横綱の地位について

 「今までの土俵生活とは全く違うような感覚だった。1回1回、綱を締めた瞬間、体が清められるというか。そういうのを肌で感じました」

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横審、稀勢の里Vに感動 白鵬には「衰えた」の声も

稀勢の里

 大相撲の横綱審議委員会が27日、東京・両国国技館で開かれ、春場所で優勝した横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)に称賛の声が上がった。北村正任委員長は「大変ドラマチックな結果だった。委員の中で批判はなかった。私もそう思う。普段相撲を見ない人も感激していた」と左肩付近を負傷してでも土俵に立ち、逆転優勝した姿に感嘆した。都倉俊一委員も「鶴竜に負けたけど出てきた。終始右でいったところに彼の覚悟を感じました。(横綱に)推薦して本当によかった」と話し「肩を治してもらって、あと4年ぐらいは大いに暴れてもらわないと困る」と、さらなる活躍に期待した。

 優勝同点だった大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)についても言及。北村委員長は「最後まで優勝争いをしたのは照ノ富士だけ。膝が悪い中で頑張った。ケガをきちっと治して欲しい」と話した。夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)での綱とりについて都倉委員は「年間勝率も考えるべきだという話も出た。今場所が起点。前は4勝だったからね」と安定した成績を求める声が上がったことを話した。

 17年ぶりの4横綱時代を迎えた春場場所で唯一、休場した横綱白鵬(32=宮城野)に北村委員長は「若干衰えたんじゃないか、と言う人もいる。まだまだきちっと体調整えて出てくれば、成績をあげられる横綱だと思うので頑張って欲しい」と話した。

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稀勢の里V一夜明け「忘れられない場所になった」

一夜明け会見に臨む稀勢の里(撮影・岡本肇)

 大相撲春場所で左上腕の負傷を乗り越え逆転優勝を果たした横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が千秋楽の激闘から一夜明けた27日、大阪市内の宿舎で会見した。

 約100人の報道陣が集まり、宿舎到着時には待ち構えたファンから「横綱おめでとう」と祝福を受けた稀勢の里は「忘れられない場所になった。初めての土俵入りもそう。まったく違うことがたくさんあった。一生の思い出になる」と語った。

 千秋楽の照ノ富士との2番については「上がだめなら下でやろうと。下半身の出来はすごい良かったから。疲れもなかったですし、下で動き回ろうという気持ちだった」と明かした。

 痛みについては「ほぼほぼない」と話し、今後については「維持することじゃなく、1つ1つ今までやって来た通り、階段を上っていくような気持ちで、追い求めてやり続けていきたい」と、さらなる高みを目指す決意を語った。

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稀勢の里、春巡業の出場熱望「出るのも僕の使命」

逆転優勝を報じる日刊スポーツを手にする稀勢の里(撮影・岡本肇)

 大相撲春場所で左上腕の負傷を乗り越え逆転優勝を果たした横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が千秋楽の激闘から一夜明けた27日、大阪市内の宿舎で会見した。

 4月2日の三重・伊勢市から始まる春巡業については、けがの状態次第で出場する意向を示した。「痛みがないから多分大丈夫だと思うけど。なるべくなら巡業に出るのも僕の使命だと思う。行けるなら出る方向で、だめならしっかり休む」と話した。負傷箇所については近日中に検査を受ける。

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稀勢の里涙の歴史的逆転V!瞬間最高は33・3%

優勝した稀勢の里は、君が代斉唱の時に涙ぐむ(撮影・鈴木正人)

 26日にNHKが放送した大相撲春場所千秋楽の平均視聴率が、24・4%(関東地区、関西地区は21・6%)の高視聴率だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 13日目の取組で左肩付近を痛めた新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が95年初場所の貴乃花以来22年ぶり、史上8人目の新横綱優勝を飾った千秋楽。初優勝から2場所連続の優勝は史上7人目の快挙を達成した稀勢の里が、君が代斉唱の場面では観客総出の大合唱に男泣きする場面も見られた。瞬間最高視聴率は、午後6時、稀勢の里が優勝を決めて大歓声の中、花道を引き揚げる瞬間の33・3%(関東地区)だった。

 稀勢の里が初優勝を飾った今年1月の初場所千秋楽の視聴率も21・5%の高視聴率を記録していた。

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