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千代の国、愛夫人ウェディング姿「きれいだと実感」

結婚披露宴で笑顔でケーキに入刀する千代の国と愛夫人


 イケメンで有名な大相撲の幕内千代の国(九重)が17日、都内のホテルで愛夫人(ともに27)と挙式・披露宴を行った。

 横綱稀勢の里ら約500人の出席者から祝福された。7年間の交際を経て、昨年4月25日に結婚したが、ウエディングドレス姿を見た千代の国は「きれいだなと実感した。昨日は眠れなかった」と笑顔。対照的に愛夫人は「リラックスできた」と自然体だった。千代の国は「子どもは3人ぐらいほしい。相撲をやらせるかは分かりません」と白い歯を見せた。

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千代の国、初々しい結婚式「昨日は眠れなかった」

結婚披露宴で笑顔でケーキに入刀する千代の国と愛夫人


 大相撲の幕内千代の国(27=九重)が17日、都内のホテルで愛夫人と挙式・披露宴を行った。

 横綱稀勢の里やレスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里ら、約500人の出席者から祝福された。2人は7年間の交際を経て、昨年4月25日に結婚。「新婚という感じはない」という愛夫人とは対照的に、千代の国は「きれいだなと実感した。昨日は眠れなかった」と、初々しく話した。

 また千代の国は「今までは自分が強くなることだけを考えていたけど、自分1人ではないので、奥さんのためにも頑張らないといけない」と話し、力にしていた。

結婚披露宴に臨んだ千代の国と愛夫人

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連続不祥事影響か?春場所前売り券発売も平日に残席

日本相撲協会の八角理事長(18年1月13日撮影)


 大相撲春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の前売り券発売が4日、始まった。午前10時からインターネットや各種プレイガイドなどで始まったが、午後10時現在で平日の一部に残席があった。

 稀勢の里の新横綱場所となった昨年は発売開始から約2時間半で完売したが、今年は平日を中心に売れ行きが伸び悩んだ。元横綱日馬富士関の傷害事件や十両大砂嵐の道交法違反(無免許運転)容疑発覚など、昨年末から続く不祥事の影響は少なからずありそうだ。先発事務所の担当者によると、5日以降に残りがあった場合は、会場の窓口でも取り扱うという。

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稀勢の里「ご加護があるように」成田山新勝寺豆まき

成田山新勝寺で豆まきをする稀勢の里(左)と白鵬(撮影・柴田隆二)


 5場所連続休場中の横綱稀勢の里は3日、千葉・成田山新勝寺で行われた豆まきに参加した。昨年は同所で新横綱フィーバーに沸いただけに「このような形(連続休場)で戻ってくるとは思わなかった。(神の)ご加護があるように」と、柔和な表情で話した。

 既に稽古を始めており、次に出る場所で進退をかける覚悟を口にしているが「しっかり治して(出場場所は)冷静な気持ちで判断したい」と慎重に話した。

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白鵬「今日から新しい年」も左足親指にはまだ硬さ

成田山新勝寺で豆まきをする白鵬(撮影・柴田隆二)


 横綱白鵬(32=宮城野)が節分の日の3日、毎年恒例となっている千葉・成田山新勝寺での節分会で、豆まきを行った。横綱稀勢の里(田子ノ浦)、関脇御嶽海(出羽海)、平幕の隠岐の海(八角)、遠藤(追手風)も参加。昨年から2万3000人減ったが、午前と午後の2回合わせて集まった4万5000人の参拝客に、手にした豆を豪快にまき、五穀豊穣(ほうじょう)、東日本大震災の被災地復興を祈った。

 用意された大豆860キロ、殻付きの落花生400キロを、NHK大河ドラマ「西郷どん」の出演者である瑛太、黒木華、北川景子らとまいた白鵬は「お相撲さんの正月は初場所が終わってから、と言われる。今日から新しい年(が始まる)、明日から春、春には桜も咲き、春場所も近い。いい年にしたい」と柔和な笑みを浮かべながら話した。

 初場所は両足の親指を痛め5日目から休場。「右はだいぶ、良くなったけど、左はまだ思わしくない。寒い日が続いていて、寝起きや動き始めに(まだ)硬さがある。少しずつならしていきたい」と現状を説明。たくさんの参拝客を前に「久しぶりに人前に出てきたなという感じ。1年は早いなと思った」と年中行事を楽しんでいた。

成田山新勝寺で、稀勢の里(左)と白鵬は大勢の観衆に豆まきする(撮影・柴田隆二)

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稀勢の里「焦らずやっていく」白鵬らと決意の豆まき

成田山新勝寺で、稀勢の里(左)と白鵬は大勢の観衆に豆まきする(撮影・柴田隆二)


 5場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が節分の日の3日、新横綱として参加した昨年に続き、千葉・成田山新勝寺で行われた節分会に参加し、豆まきをした。横綱白鵬(宮城野)、関脇御嶽海(出羽海)、平幕の隠岐の海(八角)、遠藤(追手風)も参加。大フィーバーに沸いた昨年から2万3000人減ったが、午前と午後の2回合わせて集まった4万5000人の参拝客に、手にした豆を豪快にまき、五穀豊穣(ほうじょう)、東日本大震災の被災地復興を祈った。

 用意された大豆860キロ、殻付きの落花生400キロを、NHK大河ドラマ「西郷どん」の出演者である瑛太、黒木華、北川景子らとまいた稀勢の里は「気持ちよく、まかせていただきました。毎年、呼んでいただきありがたい。(出身地の)茨城から来てるよ、とか地元から来ている人もいた。たくさんの声援をいただいて、ありがたいことです」と時折、笑みを浮かべながら話した。

 4場所連続休場明けで迎えた初場所は、昨年3月の春場所で発症した左胸部の痛みを再発させ6日目から休場。昨年の来場は、新横綱として晴れの姿を見せていただけに「このような形で(豆まきに)戻ってくるとは思わなかった」と正直な胸の内を明かし「しっかり(神の)ご加護があるように、日常生活からしっかりとやりたい」と切望した。

 休場した初場所中に稽古を再開した際、次に出る場所は進退をかける覚悟を口にしていた。場所後の横綱審議委員会では、次回出場で途中休場しても進退は問わず“1場所猶予”の見解が示されていた。そのことは報道などで「(情報は)入っている」と言う。その上で「しっかり回復するのが大事。焦らずやっていきたい」とし、出場場所についても慎重な判断で下すようだ。

成田山新勝寺で豆まきをする稀勢の里(左)と白鵬(撮影・柴田隆二)
成田山新勝寺で豆まきに向かう白鵬(手前)と稀勢の里(撮影・柴田隆二)

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稀勢の里に温情、横審“次の次まで”進退かからない

大相撲初場所 3日目、逸ノ城に寄り切りで敗れ土俵を引き揚げる稀勢の里


 5場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)に、横綱審議委員会(横審)が寛大な見解を示した。大相撲初場所の千秋楽から一夜明けた29日、東京・両国国技館で横審の定例会が行われた。初場所で5日目までに1勝しか挙げられず、3日連続で金星を配給して途中休場した稀勢の里について、横審の北村正任委員長は「同じことがまた繰り返されるようだったら、考えないといけない」と、少なくとも“次の次”に出場する場所までは、進退はかからないと説明した。

 稀勢の里の5場所連続休場のうち、4場所は途中休場だ。北村委員長は「15日間、横綱としてきちっと務められる自信、体力的にも精神的にも『いける』という確信がなければ出てこない方がいい。治せるものは徹底的に治してから」と、3月の春場所どころか、数場所全休してでもけがの克服に専念すべきと勧めた。

 初場所中の24日に稽古を再開した稀勢の里は、その際に「次は覚悟を決めて」と、次に出場する場所に進退を懸ける思いを語っていた。横審からは1場所余分に猶予をもらった格好だ。北村委員長は「ファンが期待している力士。困難を克服してほしい。(横審委員)全員そういう感じ(の気持ち)」と、復活の期待を隠さない。再び休場やふがいない成績なら「激励」などを出す可能性もあるという。

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横審、5場所連続休場の稀勢の里の進退問題に言及

横綱審議委員会の後の会見で、記者の質問に答える北村委員長(右)。左は春日野親方(撮影・狩俣裕三)


 大相撲の横綱審議委員会(横審)の定例会が29日、東京・両国国技館で開かれ、北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)が、5場所連続休場となった横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)の進退問題について言及した。北村委員長は「同じことが繰り返されるようなら、そこで考えないといけない」と、次に出場した場所で初場所と同じように途中休場した場合、さらにその次に出場する場所で進退が懸かる可能性を示唆した。

 さらに「15日間きちっと努めあげる自信、体力的、精神的にも『いける』という確信がなければ出てこなければいい。ここ数場所言っている」と指摘。「ファンが期待している力士だから、なんとかこの困難を克服して欲しい」と復活を期待した。

 4場所連続休場明けから、15日間土俵に上がった横綱鶴竜(32=井筒)には、叱咤(しった)激励した。「ここで駄目なら進退を懸ける場所だったけど、そこは乗り越えたんじゃないか」と評価。だが、後半戦で4連敗したことについては「最後は息切れで非常に心配していた。来場所以降はしっかりとした相撲を見せて欲しい」と、話した。

 途中休場した横綱白鵬(32=宮城野)については「休んだのはケガ。これはしょうがない。ぜひ治して、また戻ってきてもらいたい」と話した。昨年の横審で注意を受けた、張り手やかち上げを行わなかったことについては「横綱としてあるべき相撲の形、姿を考えていた。引き続きやってほしい」と、今後の継続に期待した。

国技館で開かれた横綱審議委員会で、委員会メンバー(左側)を前に厳しい表情を見せる、後方左から藤島副理事、春日野理事、尾車理事、八角理事長、鏡山理事、芝田山副理事(撮影・狩俣裕三)

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横綱鶴竜が無傷7連勝、御嶽海も無敗キープ 初場所

栃ノ心(左)を寄り切りで破る鶴竜(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇7日目◇20日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)が7連勝を飾った。前頭3枚目栃ノ心(30=春日野)を寄り切って、無敗同士の一戦を制した。

 大関豪栄道(31=境川)は小結貴景勝(21=貴乃花)を押し出して5勝2敗。大関高安(27=田子ノ浦)は前頭筆頭逸ノ城(24=湊)に下手投げで敗れ、4勝3敗となった。

 関脇御嶽海(25=出羽海)は、白鵬と稀勢の里から金星を挙げた前頭2枚目嘉風(35=尾車)を引き落として7連勝。嘉風は3勝4敗。

 6連勝中の前頭16枚目朝乃山(23=高砂)は、同13枚目大栄翔(24=追手風)に押し出され、今場所初黒星を喫した。ともに6勝1敗。

 人気力士の前頭5枚目遠藤(27=追手風)は、同7枚目千代の国(27=九重)を押し出し5勝2敗とした。

 優勝争いは無敗で鶴竜、御嶽海。1敗で栃ノ心ら4人が追う。

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矢後が勝ち越しで再十両が濃厚「ひとまず良かった」

4連勝で来場所の十両復帰を確実にした矢後(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇7日目◇20日◇東京・両国国技館


 東幕下筆頭矢後(23=尾車)が、同9枚目湘南乃海(19=高田川)を下して勝ち越しを決めて、3月の春場所での再十両が濃厚となった。

 立ち合いは受ける形となったが、左を差してじりじりと土俵際まで寄った。生命線の右上手は最後まで取れなかったが、動きの中で差した左を抜いて押し出した。ストレートで勝ち越しを決めて「ひとまず良かったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 新十両だった昨年秋場所から2場所続けて7勝8敗で、今場所は幕下に陥落。「力不足を感じた。でも、切り替えて『これからだ』と思ってた」と腐らなかった。二所ノ関一門の連合稽古では、横綱稀勢の里から指導されたこともあり「いろいろ教えてもらったり、見て吸収しようとしていた。すごくプラスになりました」と糧にしていた。

 幕下だった昨年名古屋場所は、全勝優勝で新十両昇進を決めた。今場所もここまで無傷。「まだ3番あるので1つでも多く、というよりは全部勝つという気持ちで臨みたいです」と力強く言い切った。

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稀勢の里のライバルだった鳴戸親方「復活は難しい」

5場所以上連続休場した横綱

<大相撲初場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が土俵際へ追い込まれた。年6場所制となった1958年以降の横綱では6人目となる、5場所連続休場。19日、日本相撲協会に「左大胸筋損傷疑い、左前胸部打撲で3週間の安静とする」との診断書を提出した。東前頭2枚目の嘉風に敗れて1勝4敗、3日連続の金星配給となった前日5日目の取組で負傷した。横綱の5場所連続休場は、03年秋場所まで6場所連続で休場した武蔵丸以来。29日の横綱審議委員会(横審)では、進退問題が浮上する可能性も出てきた。

<関係者のコメント>

 ▼八角理事長(元横綱北勝海) 今度、出てくる時は「自信を持って行ける」というところまで、しっかり体を治してほしい。悪いところを治して出て来なければ駄目ということ。(いつまでという期限は)本人の判断。(足りないのは稽古の)番数ではないか。

 ▼38歳まで現役を続けた浅香山親方(元大関魁皇) 休み続けているうちに相撲が崩れた感じだ。春場所まであと1カ月半くらいある。稽古で毎日追い込めば、絶対に間に合う。

 ▼藤島審判部副部長(元大関武双山) 今は相撲を取れる感じではないが急に弱くなるわけがない。横綱の責任から100%でない状態で出てきての結果。ここは自分の体調だけを考え、先代の師匠に鍛えられた稽古をできる体に戻し、初心に帰れば復活できる。

 ▼兄弟子で田子ノ浦部屋付きの西岩親方(元関脇若の里) 下半身の力が落ちてきた。厳しい状況に変わりはない。もう一度、泥だらけになる覚悟があるかどうかだ。

 ▼6場所連続休場を経験した武蔵川親方(元横綱武蔵丸) けがが治らないまま出たり休んだりしているから、心にも傷ができた。2、3場所休んで、ずっと稽古を続けてから勝負を懸けるべきだ。

 ▼現役時代に稀勢の里のライバルだった鳴戸親方(元大関琴欧洲) 復活は難しい。一度落ちた力を取り戻すのは大変。最近は表情に自信がない。

 ▼出羽海審判部長代行(元前頭小城ノ花) 迷いからなのか勝たなければいけない気持ちが強すぎて焦っていた。強く当たっていても腰高の相撲で良くなかった。初日に勝っていれば流れも違ったかもしれない。

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御嶽海6連勝も慢心なし 終盤対戦予定の2横綱休場

北勝富士を押し出しで破り、気合の入った表情で土俵を降りる御嶽海(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館


 御嶽海が、互いに学生出身で同学年の北勝富士を下して無傷を守った。

 「基本ですから」と右手を下からあてがって攻めて、相手になにもさせずに完勝。幕内昇進後、初の初日から6連勝も「まだ6日目ですから」と浮かれなかった。稀勢の里が休場し、終盤で対戦するはずだった2横綱が休場となったが「自分たちは自分たち。自分の相撲を取るだけです」と気を引き締めた。

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鶴竜6連勝“無給場所”でも「人生かけてやってる」

鶴竜は琴奨菊(右)を寄り切りで下し初日から6連勝を飾る(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館


 白鵬に続き、稀勢の里も消えたが、横綱鶴竜(32=井筒)は6連勝だ。元大関の琴奨菊の強烈な押し込みを巧みにしのぎ、寄り切った。4場所連続休場明けの“進退場所”で、元横綱日馬富士関の暴行事件に関連し、無給となった場所で大奮闘。2度目の優勝を飾った15年秋場所以来の1人横綱で、16年九州場所以来4度目の賜杯に突き進む。関脇御嶽海、平幕の栃ノ心と朝乃山も全勝を守った。

      ◇       ◇

 琴奨菊のがぶりを、突進を、鶴竜が3度しのいだ。立ち合いすぐつかんだ右上手の1枚まわし。伸びてたわみ、ぐらぐらしても、自分より23キロ重い巨体を操った。最後は左下手でまわしをつかみ、勝負どころで体をくっつけ、寄り切った。時間のかかった6勝目。早い勝負が理想だが「悪い中でも自分の相撲を取るのが大事だから」。激しい1番を平然と振り返った。

 元横綱日馬富士関の貴ノ岩への暴行現場に居合わせながら、騒ぎを止められなかったため、1場所無給の処分を受けた。しかし、気にするはずもない。「自分の人生をかけてやっていることだから」。お金はプロの値打ちであって、生きがいではない。

 昨年は全6場所中、春以外の5場所を休んだ。自分以外の3横綱が優勝を独占した。蚊帳の外だった悔しさ。「それはもちろんある。それを今年にぶつけたいと思う」。両足首負傷から復活の手応えを得た、昨年九州場所の直前に腰痛を発症。「また休まなきゃダメなのか?」。まともに動けぬ10日間で気持ちを切り替え、体を絞った。今は食後で155キロ。3キロ減で腰に優しい体になった。

 前日の白鵬に次いで、この日は稀勢の里が休場を決めた。「そういうのは気にしないようにね」。1人横綱になるのは、15年秋場所以来。日馬富士(当時)が全休、白鵬が3日目から抜けて、12勝3敗で照ノ富士との決定戦を制し、優勝した。場所前“最も危ない”と目された男の6連勝。風は鶴竜に吹き始めた。【加藤裕一】

懸賞の束を手に引き揚げる鶴竜(撮影・狩俣裕三)

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稀勢の里に来場所進退問題も 横審の温情見解も変化

稀勢の里が休場し、千代大龍の不戦勝の幕が掲げられた(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が土俵際へ追い込まれた。年6場所制となった1958年以降の横綱では6人目となる、5場所連続休場。19日、日本相撲協会に「左大胸筋損傷疑い、左前胸部打撲で3週間の安静とする」との診断書を提出した。東前頭2枚目の嘉風に敗れて1勝4敗、3日連続の金星配給となった前日5日目の取組で負傷した。横綱の5場所連続休場は、03年秋場所まで6場所連続で休場した武蔵丸以来。29日の横綱審議委員会(横審)では、進退問題が浮上する可能性も出てきた。

 「やると決めたら、最後までやり抜く」と話していた稀勢の里が、その翌日には正反対の回答を出した。5日目の朝稽古後に初場所の皆勤を宣言したが、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)に6日目朝、休場の意思が固まったと電話で連絡した。稀勢の里はこの日、公の場に姿を見せなかったが、田子ノ浦親方は「悔しいし、歯がゆいと思う」と、5場所連続休場に至った思いを代弁した。

 5日目は嘉風に屈辱的な負け方をした。土俵下に真っ逆さまに押し倒され、横綱では65年ぶりに5日目で4敗目。古傷もある左胸を痛めた。取組後、稀勢の里は約10分間部屋を訪れた。出場については「1度様子を見たい」と師匠に伝えてその場を去ったが、深夜に電話で「出場は厳しい」と連絡した。田子ノ浦親方からは「1回様子を見よう」と促され、この日の朝まで待ったが「本人がやっぱり厳しいということでした」(田子ノ浦親方)と、都内の病院での診察結果をふまえ、休場を正式決定した。

 横審の北村正任委員長は1月5日の稽古総見後、精彩を欠く稀勢の里に対し「けがが治り切らず、とても15日間は続けられないというのならば、出ない方がいい」と全休しても進退を問わない意向を示していた。だがこれで最近5場所は全休の昨年秋場所を除き、出場しては途中休場の繰り返し。温情に反する今回の休場で空気が変わり始めた。山科審判長(元小結大錦)も進退問題について「そう言われるでしょうね、たぶん」と敏感に察していた。

 北村委員長はこの日「本場所後に委員の皆さんの意見を聞いてからお話ししたいと思います」とコメントした。稀勢の里が議題に上がるのは必至。自身も相次ぐ故障に苦しんだ芝田山親方(元横綱大乃国)は「いつまでもそういうこと(休場)ができる立場ではないと本人も分かっているでしょう」と、重圧との闘いも横綱の宿命と指摘。師匠は「まだ改善の余地はいっぱいある」と復活を期待。3月の春場所で負けが込めば、年6場所制となった1958年以降では最短の横綱在位7場所での引退の可能性も出てくる。これ以上、不名誉な記録をつくるわけにはいかない。【高田文太】

18日、嘉風に押し倒しで敗れて土俵下に転げ落ちる稀勢の里(撮影・丹羽敏通)

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横綱鶴竜が無傷の6連勝、両大関は敗れる 初場所

琴奨菊(後方左)を寄り切りで破り、ホッとした表情を見せる鶴竜。右は高安(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)が貫禄を見せた。琴奨菊(33=佐渡ヶ嶽)を寄り切りで白星。今場所6連勝となった。

 一方横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は左大胸筋損傷疑いで6日目から休場が決定。これで5場所連続の休場となり、白鵬に続き2人の横綱が初場所から姿を消した。

 白鵬と稀勢の里から金星を挙げた前頭2枚目嘉風(35=尾車)は大関豪栄道(31=境川)を叩き込みで3勝目。小結阿武咲(21=阿武松)も大関高安(27=田子ノ浦)を叩き込みで白星。両大関は見せ場なく敗れた。

 関脇御嶽海(25=出羽海)は前頭筆頭北勝富士(25=八角)押し出しで無傷の6連勝となった。今場所無敗の前頭三枚目栃ノ心(30=春日野)と前頭16枚目朝乃山(23=高砂)の2人も白星を挙げて6勝目を飾った。

 人気力士の前頭5枚目遠藤(27=追手風)は、前頭四枚目正代(26=時津風)寄り切りで敗れ、3連勝とはならなかった。

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稀勢の里休場 左大胸筋損傷疑い 深夜に無念の連絡

5日目に4敗目を喫し悔しそうな表情で引き揚げる稀勢の里(撮影・狩俣裕三)


 大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、東京・両国国技館で行われている初場所を、6日目の19日から休場することが決まった。都内の病院で診察を受け「左大胸筋損傷の疑い、左前胸部打撲」で「3週間の安静とする」との19日付の診断書を提出した。これで5場所連続休場となった。

 師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)によると、3日連続金星配給となる4敗目を喫した、前日5日目の嘉風戦で痛めたという。その取組後、部屋で話した際は、稀勢の里から「1度様子を見たい」との意見が出たが、深夜になって電話で「出場は厳しい」との連絡が入った。田子ノ浦親方は「1回様子を見よう」と返答し、この日の朝まで待ったが「本人がやっぱり厳しいということでした」(田子ノ浦親方)と、休場を正式決定した。

 稀勢の里は以前も左胸を痛めているが、田子ノ浦親方は「(負傷部位は)同じではないが近いところ」と説明した。続けて「治療して、同じことのないように体を鍛え直して自信を取り戻させたい。体は動いていたと思うけど、迷い、焦りが見えた」と話し、今後は心身ともに立て直しを図ることになる。

 今後は進退問題に発展する可能性もあるが、田子ノ浦親方は「まだまだ改善の余地はいっぱいあると思う。まだ全然やれる。(稀勢の里自身は)悔しいし、歯がゆいと思う」と、復活を信じていた。

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稀勢の里が休場 5場所連続6度目 5日目まで4敗

4敗目を喫した稀勢の里(左)は嘉風に手を差し伸べられる(撮影・小沢裕)


 西横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が初場所6日目の19日、休場することが決まった。

 稀勢の里は前日18日、嘉風に押し倒しで敗れ5日目までに4敗を喫した。横綱が5日目までに4敗を喫するのは1953年3月の千代の山以来65年ぶり。同一横綱が2場所続けて3日連続で金星を配給したのは1930年10月場所と31年春場所の宮城山以来87年ぶりだった。

 稀勢の里の休場は5場所連続6度目。

 横綱の5場所連続休場は2003年秋場所まで6場所連続で休んだ武蔵丸以来で、年6場所制となった1958年以降6人目。最長は貴乃花の7場所連続。

 前日18日の朝稽古後は「やると決めたら、最後までやり抜く」と今場所の完走を誓っていた。調子も「悪くない」と明言していた。


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横綱の5日目までに4敗、過去2例は途中休場/メモ

千代の山(1954年12月撮影)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、東前頭2枚目の嘉風に押し倒されて4敗目。横綱が5日目までに4敗を喫するのは1953年3月の千代の山以来65年ぶり。同一横綱が2場所続けて3日連続で金星を配給したのは1930年10月場所と31年春場所の宮城山以来87年ぶりとなった。

 ◆横綱の「5日目までに4敗」 1場所15日制が定着した1949年(昭24)5月場所以降、53年3月場所の千代ノ山以来65年ぶり3度目で、過去2例はいずれも途中休場。千代ノ山は2日目から4連敗、6日目から休場した。49年10月場所の前田山も2日目から4連敗、結局5連敗して7日目から休場(同年10月に引退)。なお1場所11日だった31年1月場所で、宮城山が5日目で1勝4敗となったが5勝6敗で“完走”している。

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2場所連続3日連続金星配給は宮城山以来/メモ

4敗目を喫した稀勢の里は支度部屋で大勢のカメラマンに囲まれて額の汗をぬぐう(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、東前頭2枚目の嘉風に押し倒されて4敗目。横綱が5日目までに4敗を喫するのは1953年3月の千代の山以来65年ぶり。同一横綱が2場所続けて3日連続で金星を配給したのは1930年10月場所と31年春場所の宮城山以来87年ぶりとなった。

 ◆宮城山の2場所連続の3日連続金星配給 1930年(昭5)10月場所で、初日から3日連続で金星を配給。最終成績は1勝6敗4休だった。続く31年1月場所は初日から4日連続金星を配給。その後、3連勝するなど盛り返したが5勝6敗と負け越した。同年3月場所初日前に引退した。

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田子ノ浦親方「稀勢の里は1人で背負い込んでいる」

悔しそうな表情で引き揚げる稀勢の里(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、東前頭2枚目の嘉風に押し倒されて4敗目。横綱が5日目までに4敗を喫するのは1953年3月の千代の山以来65年ぶり。同一横綱が2場所続けて3日連続で金星を配給したのは1930年10月場所と31年春場所の宮城山以来87年ぶりとなった。

 田子ノ浦親方のコメント 勝負どころで足が出ていない。必死に残ろうとしているが…。休んでどうこうというものでもない。本人が一番、悔しいし苦しいだろうが、これを乗り越えないと。1人で戦えるわけではないが、稀勢の里は1人で背負い込んでいる。自信を持っていくことが(今の)稀勢の里には一番、大事なこと。

 幕内後半戦の出羽海審判長(元前頭小城ノ花)のコメント 稀勢の里は立ち合い、当たりにいっているが高いから嘉風にすれば下から入りやすい。何とか攻めようとしているが、バタバタしているような感じ。何とかしたい気持ちはあるんだろうが…。明日の一番、いい相撲を取れるように。

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嘉風「よし!」安美錦と並ぶ現役最多タイ金星に笑顔

稀勢の里(手前)を押し倒しで破る嘉風(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 2日連続で結びの一番となった嘉風が、稀勢の里を破って2日連続で金星を挙げた。2日連続金星獲得は、15年秋場所以来2度目。通算獲得金星は8個となり、現役最多の安美錦に並んだ。2日連続での金星獲得については「そっか。金星か」ととぼけたが、通算獲得で安美錦に並んだと知ると「よし! 安美錦関の方がもっとあるかと思ってた」と、この日一番の笑顔を見せた。

 場所前の二所ノ関一門の連合稽古でも、稀勢の里と胸を合わせていて「稽古通りにしっかり当たるのが大事だった」と話した通り、正面からぶつかり、攻めに攻めた。引く場面もあったが「引くのも技。やれることをやろうと思った。良いところが全部出た」と、自画自賛した。

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稀勢の里が屈辱的5日目4敗、出場続ける判断できず

嘉風に押し倒しで敗れて土俵下に転げ落ちる稀勢の里(撮影・丹羽敏通)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、記録ずくめの屈辱的な黒星を喫した。東前頭2枚目の嘉風に押し倒されて4敗目。横綱が5日目までに4敗を喫するのは1953年3月の千代の山以来65年ぶり。同一横綱が2場所続けて3日連続で金星を配給したのは1930年10月場所と31年春場所の宮城山以来87年ぶりとなった。

 土俵際で粘った分だけ、勢いよく落とされた。背中から落ちた稀勢の里は、1回転して土俵下ではいつくばった。嘉風に心配され、手を差し伸べられた。屈辱的なシーンの連続が、横綱としては不名誉な記録を次々と更新する黒星を物語っていた。同一横綱としては87年ぶりとなる、2場所続けて3日連続の金星配給。さらに横綱では65年ぶりとなる5日目で4敗目-。伏し目がちに花道を引き揚げるしかなかった。

 立ち合いから流れをつかめなかった。得意の左差しを封じられ、強引に前に出ようとしたところをいなされ、前のめりになった。さらに相手の突き放しに、冷静さを欠いたように突き返すと、がら空きになった両脇にもろ差しを許したまま土俵際まで追い込まれ、万事休す-。支度部屋に戻ると、無言を貫いた。

 嘉風とは出稽古などで今月8日に9勝1敗、翌9日に12勝2敗と圧倒した。8日に「手応え」を感じたといい、9日に再び訪れたのは「(手応えを)確信に変えるために来た」と説明。嘉風と稽古した理由は「当たりも強いし低いし、確認するにはもってこい」だという。調子のバロメーターとしていた相手に完敗し、現在の状態の悪さを露呈する結果となった。

 この日の朝稽古後は「やると決めたら、最後までやり抜く」と、この日の出場だけでなく、今場所の完走を誓っていた。調子も「悪くない」と明言していた。

 今場所前は、弟弟子の大関高安と連日30~40番こなし、ぶつかり稽古では泥まみれになった。横綱らしからぬ姿だが、先代師匠(元横綱隆の里)に指導を受けた大関昇進前の猛稽古を思い出し、爽やかな笑顔を見せていた。もともと14年初場所千秋楽で休場するまで、初土俵から953回連続出場と休場とは無縁の土俵生活。原点回帰を復活につなげたい思いが「やり抜く」という発言につながったのかもしれない。

 取組後は部屋に戻り、約10分滞在した。師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)と6日目以降の出場について話し合ったとみられるが、同親方は「今日は(報道陣に)話さないから」と、結論は明言しなかった。【高田文太】

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稀勢の里3日連続金星配給、見せ場なく嘉風敗れ4敗

嘉風に押し倒しで敗れて土俵下に転げ落ちる稀勢の里(撮影・丹羽敏通)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、3日連続で金星を配給し、5日目にして4敗目を喫した。

 東前頭2枚目の嘉風に見せ場をつくることができないまま、最後は土俵下まで押し倒された。

 取組後は、終始無言のまま引き揚げた。

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稀勢の里4敗目、鶴竜、御嶽海ら無傷5連勝 初場所

嘉風(右)の強烈な押しに土俵際で懸命にこらえる稀勢の里(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は前頭2枚目嘉風(35=尾車)に押し倒され早くも4敗目を喫した。嘉風は2勝目。

 横綱鶴竜(32=井筒)は、前頭3枚目千代大龍(29=九重)を左四つから危なげなく寄り切って5連勝と星を伸ばした。

 横綱白鵬(32=宮城野)は、けがでこの日から休場。対戦相手の前頭2枚目琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は不戦勝で2勝目。

 大関豪栄道(31=境川)は、前頭3枚目栃ノ心(30=春日野)に右四つがっぷりから寄り切られ、今場所初黒星を喫した。栃ノ心は4日目の高安戦に続き2日連続の大関撃破で5連勝とした。

 大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭筆頭の北勝富士(25=八角)を押し出して4勝目。

 関脇御嶽海(25=出羽海)は関脇玉鷲(33=片男波)を押し出して5連勝とした。

 人気力士の前頭5枚目遠藤(27=追手風)は、同5枚目隠岐の海(32=八角)を寄り切って4勝1敗とした。

 5日目を終え、勝ちっ放しは横綱鶴竜、関脇御嶽海、平幕の栃ノ心、朝乃山となった。

稀勢の里は押し倒しで嘉風に敗れ土俵下へ転げ落ちる(撮影・小沢裕)

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嘉風、稀勢の里撃破し2日連続金星「全部良かった」

稀勢の里を破り懸賞金の束を手にする嘉風(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館


 前頭2枚目嘉風(35=尾車)が横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)を押し倒し、2日連続の金星を挙げた。

 立ち合い当たった後、すぐに引いて相手の体をおよがせた。土俵際に追い込まれた形となったが、落ち着いてもろ差しに組んで、体を入れ替えると稀勢の里を土俵下に転がした。

 前日4日目の白鵬戦に続く2日連続の横綱撃破で2勝目。嘉風は「全部良かった。(引きもあったが)やれることは全部やろうと思った。自分に制限かけずにいいところが全部出たと思う。(明日以降も)お客さんが喜ぶ相撲を取りたい」と声をはずませていた。

4敗目を喫した稀勢の里(左)は嘉風に手を差し伸べられる(撮影・小沢裕)

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白鵬が休場 左足親指付近を負傷 稀勢の里は出場

嘉風に敗れた後、付け人の肩を借り、左足をかばいながら引き揚げる白鵬(中央)(撮影・狩俣裕三) 


 大相撲の東横綱白鵬が初場所5日目の18日、休場することが決まった。

 2敗目を喫した4日目に左足親指付近を負傷した。休場は2場所ぶり7度目。

 一方、4日目まで1勝3敗と不振の横綱稀勢の里は5日目の出場を明言した。


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琴奨菊、金星も笑顔はなし「流れに乗っていきたい」

稀勢の里(左)は琴奨菊に突き落としで敗れ3敗を喫した(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇4日目◇17日◇東京・両国国技館


 前頭2枚目琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)が横綱稀勢の里を破り、昨年秋場所以来となる自身2個目の金星を獲得したが笑顔はなかった。

 先場所に続き初日から3連敗していたこともあり「この3日間は考え過ぎてましたから」と反省の言葉が最初に出た。しかし、次第に前向きになり「結果論だから何とも言えないけど、うれしいです。流れにしっかり乗っていきたい」と意気込んだ。

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鶴竜「余計なこと考えない」魔の4日目乗り越え無傷

鶴竜(左)は逸ノ城を寄り切る(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇4日目◇17日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)は逸ノ城に押し込まれたが、巻き返してもろ差しの体勢となり、最後は6回がぶって215キロの巨体を寄り切った。

 「立ち合いがちょっと…。(差し手が)入ってなかったら危なかった」。白鵬、稀勢の里がまたも敗れ、横綱でただ1人無傷が続く。昨年黒星ばかりだった“魔の4日目”も乗り越えた。「そう? 知らなくて良かった」。4連勝は5人だけ。「余計なこと考えないことが大事」と気を引き締めた。

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「白鵬キラー」?嘉風「自分が言ったわけじゃない」

白鵬(左)をはたき込みで破る嘉風(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇4日目◇17日◇東京・両国国技館


 東前頭2枚目嘉風が2場所連続白鵬を撃破した。

 一方的に寄り切った昨年九州場所に続く快勝に「メチャクチャうれしい。勝ったらすごいなと思いながら取った」と声を弾ませた。「白鵬キラー襲名」と水を向けられると「ありがとうございます。って、自分が言ったわけじゃないですからね」と笑わせた。「最年長大関」を目標に5日目は稀勢の里の前に立ちはだかる。

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3敗稀勢の里も休場危機「うーん」歯がゆい心境吐露

稀勢の里(左)は琴奨菊に敗れ3敗を喫した(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇4日目◇17日◇東京・両国国技館


 4場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、西前頭2枚目琴奨菊に突き落とされ3敗目を喫した。土俵で転がった後は膝を立てながら、ぼうぜん。立ち合いで左を差し、得意な形に持ち込もうとする矢先、琴奨菊にあっけなく突き落とされた。これで通算対戦成績は30勝36敗だが、大関昇進後に限れば対戦前まで18勝9敗と得意としていた。それだけに、支度部屋では「相撲勘が戻っていないのか」と質問され「うーん、そうですね」と答えた以外はほとんど無言。逸ノ城に敗れた前日3日目と、ほとんど同じ光景が広がった。

 場所前は弟弟子の大関高安や、出稽古でこの日白鵬を破った嘉風らと三番稽古を重ね、圧倒していた。体力や実戦感覚を上げ、徐々に4場所連続休場からの復調に手応えを感じていた。この日の朝稽古後は「いい状態でやっているけど、なかなか」と、仕上がりに自信はあるが、結果が伴わず歯がゆい心境を吐露した。

 4日目までに3敗を喫した横綱は、平成以降では99年初場所の貴乃花だけが勝ち越している。5場所連続休場の可能性も漂い始めた。【高田文太】

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