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御嶽海「本当にいい胸を」稀勢から三番稽古連続指名

稀勢の里に連日の指名を受け、三番稽古を行った御嶽海(撮影・加藤裕一)

大相撲の秋巡業が18日、大阪府池田市五月山体育館で行われ、関脇御嶽海(25=出羽海)が横綱稀勢の里から2日連続で“指名”されて、三番稽古に汗を流した。

前日の京都市巡業は11番とって、2勝9敗。この日も最初の1番で横綱の左を封じ、内容の濃い白星を奪った。その後に9連敗したが、右を差し込み、体をくっつけ、いい体勢に持ち込む相撲も目立った。

2日間で3勝18敗。稽古の白黒以上の充実感がある。「横綱は稽古もガチで来るので、こっちもガチでいきやすい。勝ち負け関係なく、どれだけ慌てさせることができるか、です。本当にいい胸を出してもらっています」。

稽古で全力を出さない“場所相撲”と評されることが多いが、本人はマイペースを守る。ただし「底上げはしていきたい」という。「1年前、2年前からは上がってますよ。昨年は横綱、大関に指名されることなんて、なかったから」。秋場所は9勝6敗で、大関とりを逃した。再出発の九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の目標を「白星を重ねること。2桁は当然、最低ライン。そうしないと先につながっていかないから」と話した。

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稀勢の里、御嶽海に9勝2敗「いい汗」秋巡業手応え

御嶽海と三番稽古を行った稀勢の里。手前は栃ノ心(撮影・加藤裕一)

大相撲の秋巡業が17日、京都市の島津アリーナ京都で行われ、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は関脇御嶽海と三番稽古をして9勝2敗だった。

「いい稽古ができました。いい汗をかいた」。8場所連続休場後の秋場所を完走。皆勤した秋場所前の夏巡業に比べ、秋巡業は違う手応えがある。「本場所をはさんでいるんでね。仕上がりはよくなっています」。九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)へ。11年に大関昇進を決め、16年は準優勝して横綱昇進の足がかりを作った場所での完全復活に向け、足取りは順調だ。

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稀勢の里が御嶽海指名の理由「言わない」も稽古充実

御嶽海と三番稽古を行った稀勢の里、手前は栃ノ心(撮影・加藤裕一)

大相撲の秋巡業が17日、京都市の島津アリーナ京都で行われ、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が関脇御嶽海と三番稽古を行った。本場所で対戦する相手と11番とって、9勝2敗。相手に御嶽海を指名した理由こそ「それを良く聞かれますけど、特に言わないですよ」と明かさなかったが「いい稽古ができました。いい汗をかいた。お互いが力を出さないと、いい稽古にならないからね」と満足そうに話した。

8場所連続休場後、進退場所とされた秋場所で10勝5敗。久々に15日間を“完走”した。秋場所前の夏巡業も皆勤したものの、後半に入った今回の秋巡業は、違う手応えがある。「やっぱり本場所をはさんでいるんでね。仕上がりはよくなっています。(秋場所は)きつい部分もありましたけどね。今まで当たり前にやってきたけど(秋巡業は)当たり前じゃないような、ね。新鮮というか…いい状態です」。九州場所は11年に大関昇進を決め、16年は12勝3敗の準優勝で横綱昇進の足がかりを作った。「いいイメージ? そうですね。九州はいつもいいですね。(10日目から休場した)昨年は悔しい思いをしたけど、あれがなかったら…」とも話した。雪辱への思いが、復活ロードの分岐点となった九州場所は、11月11日に初日を迎える。「しっかりやっていきたいですね」と完全復活の足場を固めていく。

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稀勢の里が稽古再開「予定通り」白鵬静養「膝痛い」

甲府市での巡業で佐田の海(右)を相手に三番稽古を行った稀勢の里

大相撲の秋巡業は10日、甲府市で行われ、朝稽古では横綱稀勢の里、大関豪栄道が相撲を取る稽古を再開した。

稀勢の里は、前頭佐田の海と10番取って全勝。得意の左四つに組み止め、圧倒する内容が続いた。稽古後は「ちょうど(秋巡業初日から)1週間。予定通り。夏(巡業)もやっているから、力を試すにはいい相手。しっかり体をつくってきているからね。いい感じで稽古できている。夏よりは確実にいいし、夏以上の状態だと感じる。本場所に出たからね」と手応えを感じた様子だった。

豪栄道は前頭千代大龍を相手に9番取って、こちらも全勝だった。「(千代大龍は)圧力があって、どんどん前に出てくる。部屋にはいないタイプだし、合口も良くないから」と、過去6勝6敗と五分の相手を指名した理由を語った。そんな相手を圧倒し「だいぶ体も仕上がってきたと思う。いい稽古ができた」と、こちらも手応えを口にした。

一方の横綱白鵬は、この日は右膝の骨に痛みと違和感を覚え、稽古に姿を見せず、土俵入りと取組も回避した。観衆の前に姿を見せたのは、移動のバスからの会場入りと、会場を後にする時だけ。「右膝の骨だね。膝を曲げると痛い。昨日の朝からすごく痛くて、昨日はよく温めて寝たけど、朝起きても良くなっていなかった。4カ所に痛み止めを打った」と明かし、この日は静養に努めた。

甲府市での巡業で佐田の海(右)を相手に三番稽古を行った稀勢の里

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大横綱、理事長経験者が相次ぎ死去 喪失感漂う角界

北の湖さん(右)を寄り切りで破った輪島さん(1975年1月26日撮影)

近年は大相撲史に残る歴代横綱たちが、相次いで天国へと旅立っている。9日には輪島大士さんの死去も判明。「平成の大横綱」だった元貴乃花親方の退職に揺れる角界は、寂しさに襲われた。

5年前には史上1位(当時、現在は2位)の優勝32度を記録した大鵬が72歳で逝去。全盛期は「巨人、大鵬、卵焼き」と称されるほどの国民的人気を誇り、現役引退後は一代年寄として圧倒的な威厳を保ち続けた。

2015年には史上5位の優勝24度を誇る北の湖が急逝。現職の日本相撲協会理事長だった九州場所中の訃報は衝撃を与えた。輪島さんは当時、好敵手の死を受け「先に逝かれて寂しい。俺はもう少し頑張る」などと文書でコメントした。

16年には小兵ながら史上3位の優勝31度で「小さな大横綱」、精悍(せいかん)な顔つきと気迫で「ウルフ」と呼ばれた千代の富士が力尽きた。北の湖は62歳、千代の富士は61歳。ともに還暦土俵入りを務めた後だった。

「土俵の鬼」と恐れられた元横綱初代若乃花は10年に82歳で逝き、境川理事長として角界改革を目指した元横綱佐田の山は昨年に79歳で死去。11年には稀勢の里関の師匠、鳴戸親方(元横綱隆の里)が59歳で急死。後に横綱となる弟子が大関昇進へ挑む九州場所直前の出来事だった。10年以降で理事長経験者3人、一代年寄2人(千代の富士は辞退)が亡くなり、喪失感の大きさはぬぐえない。

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稀勢の里“かわいがり”同門加入予定、隆の勝を歓迎

ぶつかり稽古で隆の勝(中央右)に胸を出した稀勢の里(同左)

横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、同じ二所ノ関一門に加入予定の、23歳の若手を歓迎するように“かわいがり”を行った。大相撲の秋巡業は5日、栃木・足利市で行われ、稀勢の里は朝稽古のぶつかり稽古で、11月の九州場所で幕内2場所目となる、千賀ノ浦部屋の隆の勝に胸を出した。秋巡業3日目で土俵に上がるのは初。約8分間にわたり稽古をつけた後は「お互い良い稽古になる。大事なことだから」と振り返った。

ぶつかり稽古の途中からは、徐々に隆の勝への声援が増えた。隆の勝の千賀ノ浦部屋は、1日付で元貴乃花親方が退職したことに伴い、旧貴乃花部屋と合併した上、二所ノ関一門に加入の見通し。稀勢の里は「一生懸命さは伝わったんじゃないかな」と、ファンに新たな仲間を紹介することにも成功し、笑顔を見せた。そんな横綱の配慮と期待に隆の勝は「たくさんの中から選んでいただき、感謝しかないです」と喜んだ。

ぶつかり稽古で隆の勝(中央右)に胸を出した稀勢の里(同左)

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稀勢の里が初稽古土俵「いい感じ」隆の勝に胸出した

ぶつかり稽古で隆の勝(中央右)に胸を出した稀勢の里(同左)

大相撲の秋巡業は5日、栃木・足利市で行われ、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、今回の巡業3日目で初めて稽古土俵に上がった。

前頭隆の勝(23=千賀ノ浦)にぶつかり稽古で約8分間、胸を出した。新入幕だった9月の秋場所を勝ち越した隆の勝には、8月の夏巡業でも胸を出しており、この日の稽古後には「スタミナはあると思う。(厳しい稽古を)普段からやっているんじゃないですか。お互い良い稽古になる」と評価し、今後に期待した様子だった。

自身は9場所ぶりに皆勤した秋場所を10勝5敗で終えた。息つく間もなく、今回の巡業を迎えたが「夏巡業から9月場所のように、今回(の巡業)も体をつくっていきたい。今のところ順調。体もいい感じだと思う。体の調整をしっかりやっていくことが大事」と、11月の九州場所を見据えていた。

ぶつかり稽古で隆の勝(中央右)に胸を出した稀勢の里(同左)

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稀勢の里は一門連合稽古楽しみ「活気づく」

稀勢の里(2018年8月9日撮影)

横綱稀勢の里が二所ノ関一門の拡大を喜んだ。

今後、旧貴乃花部屋の力士らが移籍した千賀ノ浦部屋や阿武松部屋が一門に合流予定。小結貴景勝や平幕の阿武咲ら、勢いのある若手が入ってくることになり「活気づくし、いい稽古場になりそう」と一門連合稽古を楽しみにした。初日から参加となった秋巡業については「安心とか余裕はない。体力づくりをしっかりしたい」と意気込んだ。

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阿武咲「緊張した。特別な思い」稀勢の里破り初優勝

全日本力士選士権で初優勝を飾り選士権章を腕に巻く阿武咲(撮影・小沢裕)

<第77回全日本力士選士権>◇1日◇両国国技館

トーナメントで争われる第77回全日本力士選士権が1日、東京・両国国技館で開かれ決勝で平幕の阿武咲(22=阿武松)が、3連覇を狙った横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)を押し出しで破り初優勝した。直前の場所で平幕だった力士の優勝は65回大会の安馬(のち横綱日馬富士)以来4人目。

師匠の阿武松審判部長(元関脇益荒雄)から優勝の表彰状を授与された阿武咲は「(今年夏場所の)十両優勝に続いて2回目。緊張しました」と笑った。4勝11敗に終わった秋場所の鬱憤(うっぷん)を晴らしたが「決勝が稀勢関で特別な思いだった。でも(好成績は)本場所でないと意味がない」とも。助言を受けてきた貴乃花親方の退職には「いい相撲を取るのが一番の恩返し」と話した。

全日本力士選士権の決勝で阿武咲(左)に寄り切りで敗れ3連覇を逃した稀勢の里(撮影・小沢裕)

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選士権優勝の阿武咲、貴乃花へ「いい相撲が恩返し」

全日本力士選士権相撲選抜戦の決勝で阿武咲(左)に寄り切りで敗れ3連覇を逃した稀勢の里(撮影・小沢裕)

<第77回全日本力士選士権>◇1日◇両国国技館

トーナメントで争われる大会の幕内決勝は、秋場所で西前頭6枚目の阿武咲(22=阿武松)が、3連覇を狙った横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)を押し出しで破り、初優勝した。

直前の場所で平幕だった力士の優勝は、65回大会の安馬(のち横綱日馬富士)以来、12年ぶり4人目。鶴竜(33=井筒)、白鵬(33=宮城野)の両横綱は、ともに1回戦で敗退した。

優勝した阿武咲は、決勝の相手が稀勢の里だったことに「稀勢関でしたからね。本場所ではないけど、特別な思いがありました。まあ、本場所で(対戦)しないと意味がないけど」と感慨深げに話した。本場所前には、よく横綱自ら阿武松部屋に出稽古し、荒々しい相撲で稽古をつけてもらった。そのあこがれの横綱に、番付の昇降に影響しない花相撲ではあるが、恩返ししたわけだ。

それも立ち合い、右で張って左もかち上げ気味と、本場所さながらの取り口。それまでの稀勢の里の相撲を見て「ずっと受けている感じだったから、いきなりでビックリした。あの張り差しはけっこうクリーンヒットで一瞬、見えなかった」と面食らった。それでも「あとは左を差されないようにと。稽古をしているみたいで楽しくて、ずっと土俵にいたかった」と異空間を楽しんだ。

表彰式では、師匠で審判部長の阿武松親方(元関脇益荒雄)から、優勝の表彰状を授与された。「(今年夏場所の)十両優勝に続いて2回目。緊張しました」と笑み。4勝11敗に終わった秋場所の鬱憤(うっぷん)を晴らしたが「でも(好成績は)本場所でないと意味がない」。5月までは同門の総帥として、事あるごとに言を受けてきた貴乃花親方(元横綱)の退職には「ずっと稽古を見ていただいて、教えていただいた。相撲にどれだけ真っすぐ取り組むか。そこをしっかり考えてやりたい。いい相撲を取るのが一番の恩返し」と話した。

全日本力士選士権相撲選抜戦で初優勝を飾り選士権章を腕に巻く阿武咲(撮影・小沢裕)

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稀勢の里「いい稽古」力士選士権3連覇逃すも充実

決勝で阿武咲(左)に寄り切りで敗れ3連覇を逃した稀勢の里(撮影・小沢裕)

<第77回全日本力士選士権>◇1日◇両国国技館

秋場所を9場所ぶりに皆勤した横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、3連覇を逃した。

初戦から順当に勝ち進んでいき、決勝で平幕の阿武咲と対戦。秋場所前には出稽古に行き、復活の足がかりとして胸を合わせた相手に、寄り切りで負けて優勝を譲った。「花相撲だけど全力で来ますからね。稽古といったらおかしいけど、いい稽古かなと思います」と、敗れはしたが充実した表情を浮かべた。

秋場所後は、体を休めながらも体を動かしていたといい、3日から始まる秋巡業も初日から参加する。「また基本からやって最後までしっかりやりたい。よりよくするために」と話した。

秋場所は10勝5敗。優勝争いに絡めなかったからこそ「しっかり上で戦えるようにしたいですね」と、九州場所(11月11日、福岡国際センター)では優勝争いに加われるように、秋巡業で準備を整える。

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稀勢「復活して対戦望んでいた」日馬引退さびしい

引退相撲の断髪式で稀勢の里(右)からはさみを入れられる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が9月30日、東京・両国国技館で行われた。

横綱稀勢の里のコメント さみしいですね。(04年九州場所の)入幕も一緒で稽古もしてきたし。(精神力は)あれだけ小さな体で並大抵のものじゃない。(自分が)ケガしていたのもあったので、復活して対戦を望んでいただけに非常に残念ですね。(貴乃花親方については)僕が言えることはない。

引退記念祝賀会で握手を交わす元横綱日馬富士(左)と横綱稀勢の里(撮影・足立雅史)

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元日馬富士関「神様に返す」土俵に口づけし別れ

引退相撲の断髪式で元横綱朝青龍関のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(右)の祝福に笑顔を見せる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が9月30日、東京・両国国技館で行われた。元日馬富士関(34)は、昨年10月に起こした貴ノ岩への傷害事件の責任をとって同年11月に引退。最後の晴れ姿を見るために押し寄せた約1万人のファンの前で「最後の土俵入り」を披露。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従えて、約1年ぶりに土俵入りを行った。「全身全霊で頑張ってきた私なので。3横綱でできたのは感謝です。名誉なことで感動した」と振り返った。

断髪式では、リオデジャネイロ・オリンピック柔道金メダルの大野将平、ボクシング元WBO世界バンタム級王者亀田和毅ら約400人がはさみを入れた。他にも稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。「(相撲の)神様から力を授かったから、しっかりと感謝を込めて返しました」と18年間上がり続けた土俵に口づけをして別れを告げた。

まげを切った後は、オールバックに整髪。タキシードを着込んで、引退パーティーが行われた都内のホテルに登場。そこであらためて「素晴らしい18年間だった。相撲を通じて素晴らしい方々に出会えた。相撲道は素晴らしい」と晴れやかな表情で語った。

9月にはモンゴル・ウランバートルに学校を設立するなど、すでに次の1歩を踏み出している。今後の人生については「世界中を旅して勉強したい。新しい目標を見つけたい」と語ったほか、来年に法大大学院への復学も検討している。一息つく間もなく、次の挑戦が待っている。【佐々木隆史】

引退相撲で横綱土俵入りを披露する元横綱日馬富士(左から2人目)。左から太刀持ちの白鵬、1人おいて露払いの鶴竜、行司の式守勘太夫(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式で師匠の伊勢ケ浜親方(右)から止めばさみを入れられる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式を終え髪を整えた元横綱日馬富士(左)とバトトール夫人(撮影・小沢裕)

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稀勢の里ら3横綱と元朝青龍、日馬富士祝賀会で熱唱

引退記念祝賀会で乾杯をする元横綱日馬富士関(撮影・足立雅史)

第70代横綱日馬富士引退記念祝賀会が30日、東京・千代田区の帝国ホテルで行われた。

祝賀会の終盤には、3横綱がカラオケを披露。稀勢の里は、元日馬富士関からの依頼を快諾してステージに立ち、馬場俊英の曲「スタートライン」を熱唱した。

また、サプライズで元朝青龍関もマイクを握り、長渕剛の「乾杯」を歌った。「君に幸せあれ」の歌詞を「日馬富士に幸せあれ」に替えて歌い、大きな拍手を浴びていた。

祝賀会で馬場俊英の「スタートライン」を熱唱する横綱稀勢の里(撮影・足立雅史)
祝賀会で長渕剛の「乾杯」を熱唱する元横綱朝青龍(撮影・足立雅史)

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元日馬富士関、今後は「世界中を旅して勉強したい」

引退記念祝賀会の前に記者からの質問に応える元横綱日馬富士関(撮影・足立雅史)

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」を披露。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

「現役の横綱2人と3人でするのは名誉なこと。感動した。心を込めて見に来たお客さんが元気になるようにと思ってやった」と振り返った。

この後の断髪式では、リオ五輪柔道金メダルの大野将平、元WBO世界バンタム級王者亀田和毅のほか、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。

約400人にはさみを入れてもらい「その人の出会いを思い出していた。あっという間の18年間。悔いのない18年間。新しいスタートなので泣くわけにはいかない」と涙は見せなかった。

まげを切った後は、オールバックに整髪。タキシードを着込んで、最後は土俵上であいさつした。

「今日は足元が悪いなか、私の引退相撲にお越しいただき、誠にありがとうございます。皆さまの温かい声援と支えのもとで、第70代横綱になることができました。横綱という地位を授かった時は、相撲を通じて皆さまに感動と喜び、勇気を与える相撲を全身全霊で考えてきました」などと感謝を伝えた。

元日馬富士は、昨年10月に起こした貴ノ岩への傷害事件の責任を取って同年11月に引退。その師匠である貴乃花親方(元横綱)が今月、日本相撲協会に退職を届け出た。その貴乃花親方について聞かれると「私は相撲協会を離れているので、相撲協会のことをしゃべる権利はない。18年間、お世話になったことに感謝してます」とだけ話した。

今後の人生については「世界中を旅して勉強したい。新しい目標を見つけたい」と次の挑戦へ意欲的だった。行きたい国は「ヨーロッパとかアジアとか。たくさんあります。旅行したことないからね」と夢を膨らませた。

引退相撲の断髪式を終えキレイに調髪した元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式を終え髪を整えた元横綱日馬富士(左)はバトトール夫人の手伝いを受けて着替えをする(撮影・小沢裕)

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元日馬富士関「勇気与える相撲を全身全霊で考えた」

引退相撲で横綱土俵入りを披露する元横綱日馬富士(左から2人目)。左は太刀持ちの白鵬、1人おいて露払いの鶴竜(撮影・小沢裕)

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。

元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

この後の断髪式では、リオ五輪柔道金メダルの大野将平、元WBO世界バンタム級王者亀田和毅のほか、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。

まげを切った後は、オールバックに整髪。タキシードを着込んで、最後は土俵上であいさつした。

「皆さん、こんにちは。今日は足元が悪い仲、私の引退相撲にお越しいただき、誠にありがとうございます。皆さまの温かい声援と支えのもとで、第70代横綱になることができました。横綱という地位を授かった時は、相撲を通じて皆さまに感動と喜び、勇気を与える相撲を全身全霊で考えてきました。16歳で大相撲に入り、素晴らしい親方、おかみさん、そして縁があって出会った素晴らしい方々の育成のもとで18年間、全身全霊で頑張ることができました。ありがとうございました。今日は皆さんの前でどういうごあいさつをしたらいいか、ずっと考えてきました。今の私には感謝だけです。本当にありがとうございました。相撲道で縁があって出会った方々をこれからも大切にして、真っすぐ前向きに頑張ってまいります。これからもよろしくお願いいたします」

満員の観客から拍手が送られ、土俵を後にした。

引退相撲の断髪式で笑福亭鶴瓶(右)からはさみを入れられる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)
引退相撲の断髪式で元横綱朝青龍関のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(右)の祝福に笑顔を見せる元横綱日馬富士(撮影・小沢裕)

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元日馬富士関の断髪式、大野将平、亀田和毅らはさみ

土俵入りの後、支度部屋で記念撮影した白鵬、日馬富士、鶴竜

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。

元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

この後の断髪式では、リオ五輪柔道金メダルの大野将平、元WBO世界バンタム級王者亀田和毅、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れた。

横綱土俵入りを行った元横綱日馬富士関(右から2人目)。左から太刀持ちを務めた白鵬、元横綱朝青龍、1人おいて露払いを務めた鶴竜

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日馬富士 鶴竜、白鵬従え「最後の土俵入り」

土俵入りの後、支度部屋で記念撮影した白鵬、日馬富士、鶴竜

第70代横綱日馬富士引退披露大相撲が30日、東京・両国国技館で始まった。

元日馬富士関は、綱締め実演で土俵に上がった後、「最後の土俵入り」。露払いに横綱鶴竜、太刀持ちに横綱白鵬を従え、不知火型を披露した。

この後の断髪式では、タレントの笑福亭鶴瓶、リオ五輪柔道金メダルの大野将平のほか、稀勢の里ら3横綱がはさみを入れ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が止めばさみを入れる予定になっている。

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横審「全員がホッと」進退かけた稀勢の里に合格点

記者会見に臨む北村横綱審議委員会委員長(左)と芝田山親方(撮影・河田真司)

横綱審議委員会(横審)の定例会が24日、都内のホテルで開かれた。前日23日まで行われた大相撲秋場所に進退を懸けて出場し、9場所ぶりに皆勤して10勝5敗だった横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)については、合格点が与えられた。

会見した北村正任委員長は「心配して見ていた委員全員がホッとしたということ。これだけ勝って、来場所以降に向けて復活の足場ができた。今の段階でやめた方がいいという意見はまったくない」と語った。

一方で10勝したものの、相撲内容については「もろい」「弱いなという場面もいくつかあった」と、厳しい見方も示した。11月の九州場所に向けて「来場所、また前半戦で負けが込んで休場ということになれば、やっぱり考えなければいけない」と、進退問題が完全に消滅したわけではない状態であることも明かした。

また、全勝優勝の横綱白鵬について、北村委員長は「ある委員は『頭2つ抜けている強さ』と言っていた。ケガをしていたけど、きちっと管理して、条件を整えて出てくる能力はすごいなと、みんな感心していた」と語った。

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白鵬「眠ったもの起こさせてくれた」稀勢の里に感謝

笑顔で今場所を振り返る白鵬(撮影・河田真司)

大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が全勝優勝を果たした秋場所千秋楽翌日の24日、都内で一夜明け会見を行った。前夜は祝杯を挙げたが「全然酔わなかったし気持ちよく寝られた」と表情は晴れやかだった。

今場所のターニングポイントに5日目の小結貴景勝(22=貴乃花)戦を挙げた。痛めた右足で土俵際に残り、逆転の白星。9日目に対戦した関脇御嶽海(25=出羽海)を含めて「彼らは今後の大相撲を間違いなく引っ張る存在」とし、「彼らに勝って今場所いけるんじゃないかと思った」と優勝を予感したという。先場所は右膝を痛めて途中休場。左足首には夏巡業の最終日までテーピングを施していた。「場所前から考えてみれば全勝は夢のまた夢」。稽古と並行してけがを治療し、本場所では初日から快調な滑り出し。不安を取り除き、徐々に自信を深めていき、横綱800勝と幕内通算1000勝を達成した。

復活したライバルへの思いも口にした。8場所連続休場から復帰し、今場所2桁勝利を挙げた横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)について「8場所休場は、私には想像できない。どんな相撲を取るのかと思ったけど、本当に見事な相撲だった」と称賛を惜しまなかった。「稀勢関が私を磨いてくれた。眠ったものを起こさせてくれた」と、改めて感謝した。

次なる目標は、2年後の東京五輪・パラリンピックまで土俵に上がり続けること。4月に死去した父ジジド・ムンフバトさんが64年の東京五輪にレスリング選手として出場し、特別な思いがある。「親は子どもの頑張りが一番うれしいもの。いなくなってもどこかで見ている、そう思って頑張れば結果も出る。何とか現役で東京オリンピックを迎えて、相撲協会ととも活動できれば」。数々の記録を打ち立てた横綱は、2020年へ再スタートを切った。

一夜明け会見に臨む白鵬(撮影・河田真司)

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