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十両北の若が休場「右大腿屈筋腱損傷」診断書を提出 19年春場所の初土俵以来初めて

北の若(3月19日撮影)

<大相撲夏場所>◇6日目◇13日◇東京・両国国技館

東十両5枚目の北の若(21=八角)が、日本相撲協会に「右大腿(だいたい)屈筋腱(けん)損傷で5月場所中の休場を要する」との診断書を提出して休場した。

休場は2019年春場所の初土俵以来初めて。

6日目の対戦相手だった西十両3枚目の竜電(31=高田川)は不戦勝となった。

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東前頭5枚目・阿武咲が肋骨骨折で休場、5日目の12日に負傷 十両・北の若は腱損傷で

12日、貴景勝(左)に押し倒しで敗れる阿武咲

大相撲の東前頭5枚目、阿武咲(25=本名打越奎也、青森県出身、阿武松部屋)が夏場所6日目の13日、日本相撲協会に「左肋骨(ろっこつ)骨折で約1カ月間の加療必要見込み」との診断書を提出して休場した。5日目の12日に負傷した。5日目まで2勝3敗だった。休場は2018年春場所以来で4度目。6日目の対戦相手、翔猿は不戦勝。

東十両5枚目、北の若(21=本名斎藤大輔、山形県出身、八角部屋)も休場し「右大腿(だいたい)屈筋腱(けん)損傷で5月場所中の休場を要する」との診断だった。自己最高位の今場所は5日目まで1勝4敗だった。休場は19年春場所の初土俵以来初めて。6日目の対戦相手、竜電は不戦勝。

今場所の十両以上の休場者は幕内の逸ノ城と石浦に続いて4人となった。(共同)

阿武咲(22年5月9日撮影)

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十両は休場者なしで全て番付東西の同枚数同士が対戦 夏場所初日取組

日本相撲協会審判部は6日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、同所で開催される大相撲夏場所(8日初日)の初日と2日目の取組を決めた。

初日の十両の取組は、十両力士に休場者がいなかったため、全て番付東西の同枚数同士の対戦となった(筆頭同士、2枚目同士…、14枚目同士)。

出場停止が明けて3場所目の先場所、関取復帰を果たし13勝2敗で十両優勝した竜電(31=高田川)は、水戸龍(28=錦戸)と対戦する。先場所から番付を10枚上げ西十両3枚目の位置から、昨年夏場所以来の幕内復帰を目指す。

新十両で西十両13枚目の栃丸(29=春日野)は、十両復帰の千代嵐(30=九重)が初日となる。人気力士で東十両7枚目の炎鵬(27=宮城野)は矢後(27=押尾川)と対戦する。

初日の十両取組は以下の通り(左が東)。

貴健斗 -美ノ海 

千代嵐 -栃  丸

松鳳山 -熱海富士

平戸海 -大翔丸 

島津海 -武将山 

魁  勝-魁  聖

徳勝龍 -朝乃若 

炎  鵬-矢  後

大奄美 -錦富士 

北の若 -大翔鵬 

天空海 -東白龍 

水戸龍 -竜  電

千代の国-剣  翔

千代丸 -英乃海 

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【夏場所新番付】新入幕は不在 春場所V争い盛り上げた高安、琴ノ若はともに上位総当たり

高安(左)と琴ノ若

日本相撲協会は25日、大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。平幕以下の関取衆の番付昇降をみてみよう。

3月の春場所で悲願の初優勝を目前にしながら、優勝決定戦で関脇若隆景(27=荒汐)に敗れ賜杯を逃した高安(32=田子ノ浦)は、東前頭7枚目から同筆頭に番付を上げた。上位総当たりは小結だった昨年9月の秋場所以来で、大関経験者として再び優勝争いに加わる。また春場所で最終盤まで優勝争いに参戦した琴ノ若(24=佐渡ケ嶽)も、西前頭6枚目から同2枚目に番付を上げ、上位総当たりの場所となる。自己最高位の西前頭筆頭で春場所に臨みながら、4勝止まりだった宇良(29=木瀬)は番付を5枚落とし、新三役昇進に向けて東前頭6枚目からの出直しとなる。

新入幕は不在で、幕内返り咲きは3人。王鵬(22=大嶽)は2場所ぶり、東龍(34=玉ノ井)は12場所ぶり、翠富士(25=伊勢ケ浜)は6場所ぶりの幕内復帰となった。

初めて関取の座をものにした新十両は栃丸(29=春日野)。春日野部屋からは13年春場所の栃飛龍以来の関取誕生で、東京都出身では今年初場所の紫雷(30=木瀬)以来、戦後52人目の新十両となった。再十両は千代嵐(30=九重)1人で、2場所ぶりの復帰となった。

出場停止が明けて3場所目の先場所、関取復帰を果たし13勝2敗で十両優勝した竜電(31=高田川)は、番付を10枚上げ西十両3枚目。昨年夏場所以来の幕内復帰を目指す土俵となる。

大相撲夏場所は、5月6日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。

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【夏場所新番付】出場停止の朝乃山は西幕下42枚目、復帰の名古屋場所は三段目から出直しへ

朝乃山(2021年5月撮影)

日本相撲協会は25日、大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、6場所出場停止処分を受けた大関経験者の朝乃山(28=高砂)は、西幕下42枚目まで番付を落とした。

6場所出場停止処分の起点は昨年7月の名古屋場所。その名古屋場所は、かど番大関だったため秋場所は関脇、九州場所は平幕の西前頭10枚目に番付を落とし、今年初場所では17年秋場所から維持していた幕内の座からも陥落。1月の初場所は、4年半ぶりの十両となる東十両4枚目に番付を下げたが、3月の春場所ではついに幕下に陥落(西幕下2枚目)し、関取の座も失った。全て全敗扱いのため西幕下2枚目から同42枚目に降下。出場停止が最後となる夏場所も全敗扱いとなり、土俵復帰する7月の名古屋場所は、三段目からの出直しとなりそうだ。

やはり不要不急の外出などで、3場所の出場停止処分を受けていた2人は晴れて関取に戻っている。

一昨年の名古屋場所で違反が発覚し、同9月の秋場所から昨年1月の初場所まで3場所休場の阿炎(27=錣山)は、復帰した3月の春場所は西幕下56枚目まで番付を落としたが、2場所連続7戦全勝優勝を果たし、名古屋場所は東十両14枚目で関取復帰。11勝4敗の好成績で、秋場所は東十両5枚目まで番付を上げ、13勝2敗で十両優勝。再入幕を果たした九州場所は西前頭15枚目で14日目まで優勝の可能性を残すなど、12勝3敗の好成績を残した。西前頭6枚目で臨んだ今年初場所も、横綱照ノ富士から金星を奪い、千秋楽まで優勝争いを演じる活躍。2場所連続12勝の好成績で、春場所は20年初場所以来の返り三役を、新関脇昇進で果たした。その春場所は、千秋楽で優勝争いを演じていた高安を破り8勝7敗で勝ち越し。存在感を示しており、2場所連続の関脇で夏場所に臨む。

昨年夏場所から3場所出場停止処分の竜電(31=高田川)は、その夏場所の東前頭14枚目から名古屋場所は東十両9枚目、秋場所は東幕下7枚目に陥落し、関取の座を失った。11月の九州場所から土俵復帰し、西幕下47枚目で7戦全勝優勝。年が明けて今年1月の初場所は東幕下5枚目に番付を上げ、ここでも6勝1敗の好成績を残し、春場所では関取復帰となる東十両13枚目で再十両を果たした。その春場所は13勝2敗で十両優勝を果たし、夏場所では番付を10枚上げ、東十両3枚目から今度は返り入幕を目指す。

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【夏場所新番付】若隆景、阿炎は2場所連続関脇 琴ノ若は自身最高位の前頭2枚目に/一覧

春場所を制した若隆景は優勝インタビューで笑顔(2022年3月27日撮影)

日本相撲協会は25日、大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

<東>  <西> 

 【横  綱】   

照ノ富士    

 【大  関】

御嶽海     正  代

      貴景勝 

 【関  脇】   

若隆景     阿  炎

 【小  結】

豊昇龍     大栄翔 

 【前  頭】   

高  安 <1>  逸ノ城 

霧馬山  <2>  琴ノ若 

北勝富士 <3>  玉  鷲

遠  藤 <4>  隆の勝 

阿武咲  <5>  翔  猿

宇  良 <6>  若元春 

宝富士  <7>  琴恵光 

志摩ノ海 <8>  照  強

琴勝峰  <9>  栃ノ心 

隠岐の海 <10>  錦  木

碧  山 <11>  千代翔馬

妙義龍  <12>  佐田の海

千代大龍 <13>  明  生

王  鵬 <14>  豊  山

東  龍 <15>  一山本 

石  浦 <16>  翠富士 

荒篤山  <17>  輝   

 【十  両】   

千代丸  <1>  英乃海 

千代の国 <2>  剣  翔

水戸龍  <3>  竜  電

天空海  <4>  東白龍 

北の若  <5>  大翔鵬 

大奄美  <6>  錦富士 

炎  鵬 <7>  矢  後

徳勝龍  <8>  朝乃若 

魁  勝 <9>  魁  聖

島津海  <10>  武将山 

平戸海  <11>  大翔丸 

松鳳山  <12>  熱海富士

千代嵐  <13>  栃  丸

貴健斗  <14>  美ノ海 

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十両は竜電が13勝でV「感謝してこれからもやっていきたい」来場所は再入幕を狙える番付に

十両優勝を決めた竜電(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇27日◇エディオンアリーナ大阪

十両は東13枚目の竜電(31=高田川)が13勝2敗の好成績で優勝した。

水戸龍を相手に左上手をつかみ、頭をつけるしぶとい相撲で寄り切った。

「相撲をとれることがうれしいです。感謝してこれからもやっていきたい」。三役経験のある実力者だが、不要不急の外出をした日本相撲協会のガイドライン違反をしたとして昨年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けた。復帰した昨年九州場所で幕下優勝を飾り、先場所も6勝をあげて関取の座に戻った。

来場所は再入幕を狙える地位まで番付を戻すことは確実となった。「毎日いい相撲をとろうとやってきたのがよかった。しっかり稽古していきたいと思います」と話した。

水戸龍(左)を寄り切りで破った竜電(撮影・和賀正仁)

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十両北の若が勝ち越しも笑顔なく「立ち合いが甘かった。もっといい相撲がとれるよう」反省ばかり

<大相撲春場所>◇9日目◇21日◇エディオンアリーナ大阪

十両2場所目、山形出身で元高校横綱の東十両10枚目・北の若(21=八角)が勝ち越しを決めた。

7連勝から前日8日目に初黒星を喫したが、この日は落ち着いた取り口で貴健斗を寄り切った。

ただ、本人に笑顔はなかった。「必死に食らいついていきました」と振り返り、「内容的にはあれだったんで。立ち合いが甘かった。もっといい相撲がとれるよう、明日から考えてしっかりやっていきたい」と反省ばかりが口をついた。

全勝だった竜電に土がつき、1敗で優勝争いもトップに並んだ。しかし、「(意識は)ありません」とキッパリ言った。

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十両返り咲き竜電が春場所初日白星、盤石の寄り倒し 出場停止処分経て4場所ぶり関取復帰

島津海(左)を寄り倒しで破った竜電(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇初日◇13日◇エディオンアリーナ大阪

4場所ぶりに関取に復帰した東十両13枚目の竜電(31=高田川)が、新十両の西十両13枚目島津海(25=放駒)を下して初日白星を飾った。

立ち合いは受ける形となったが、左前みつを取ると竜電の体勢になった。左四つ、右上手で盤石の寄り倒し。取組後のリモート取材には応じなかった。

三役経験者の竜電は20年3月から昨年1月までに不要不急の外出をしたとして、日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。同年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けていた。処分明けとなった昨年11月の九州場所は、7戦全勝で幕下優勝を果たした。先場所は東幕下5枚目で6勝1敗。十両返り咲きを決めた。

島津海(左)を攻める竜電(撮影・鈴木正人)
島津海(手前)を攻める竜電(撮影・鈴木正人)
島津海(左)を寄り倒しで破る竜電(撮影・鈴木正人)

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【春場所初日十両取組】大鵬孫の王鵬は剣翔、島津海は竜電と対戦 

王鵬(2021年11月26日撮影)

日本相撲協会審判部は11日、エディオンアリーナ大阪で取組編成会議を開き、同所で開催される大相撲春場所(13日初日)の初日と2日目の取組を決めた。

初日の十両の取組は、関取衆に休場者がいなかったため、全て番付東西の同枚数同士の対戦となった(筆頭同士、2枚目同士…、14枚目同士)。

元横綱大鵬を祖父に持ち先場所が新入幕だった王鵬(大嶽)は、筆頭同士の対戦でやはり十両陥落の剣翔(追手風)と対戦。ともに新十両の島津海(放駒)は、関取復帰の竜電(高田川)と、熱海富士(伊勢ケ浜)は白鷹山(高田川)戦が関取初陣となる。人気力士で西十両11枚目の炎鵬(宮城野)は平戸海(境川)と対戦する。

初日の十両取組は以下の通り(左が東)。

貴健斗 -琴裕将 

竜  電-島津海 

白鷹山 -熱海富士

平戸海 -炎  鵬

北の若 -美ノ海 

大翔鵬 -武将山 

矢  後-大翔丸 

水戸龍 -徳勝龍 

翠富士 -松鳳山 

大奄美 -錦富士 

朝乃若 -魁  勝

魁  聖-東白龍 

東  龍-英乃海 

王  鵬-剣  翔

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阿炎は2年ぶりの返り三役で新関脇/春場所番付アラカルト

春場所の番付表を指さす新関脇の阿炎(日本相撲協会提供)

不祥事による休場をへて自己最高位に上り詰めた。日本相撲協会は2月28日、大相撲春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。初場所、西前頭6枚目で12勝を挙げ優勝争いに絡んだ阿炎(27=錣山)が新関脇に昇進。協会のガイドライン違反による出場停止から復帰を果たし、次期大関候補に名乗りをあげる。

<春場所番付アラカルト>

▽新大関 御嶽海が20年11月場所の正代以来。出羽海部屋からは三重ノ海以来46年ぶり。三役在位28場所は史上4位のスロー昇進。

▽新関脇 若隆景は4場所ぶり、阿炎は2年ぶりの返り三役で新関脇。昭和以降、三役経験者が幕下以下降下後、三役復帰したのは龍虎、琴風、栃ノ心、照ノ富士に続き阿炎で5人目。

▽隆の勝 関脇在位5場所ながら初の小結。

▽新三役 西小結に豊昇龍が就く。新三役、モンゴル出身ともに昨年九州場所の霧馬山以来で、外国出身では27人目。

▽新入幕 荒篤山は荒汐部屋からは先場所の若元春に続いた。神奈川県出身では友風以来、戦後10人目。

▽据え置き 初場所前に所属部屋内に新型コロナウイルス感染症が確認され同場所を休場した高安は東前頭7枚目に据え置き。

▽新十両 熱海富士は静岡県出身では戦後12人目。初土俵から所要8場所は7位タイのスピード昇進。島津海は鹿児島県出身では戦後33人目。

▽明暗 3場所出場停止処分を受けた竜電が4場所ぶりの十両復帰。大関経験者で6場所出場停止中の朝乃山は約5年ぶりの幕下陥落で関取の座を失う。大関経験者の幕下降下は昭和以降、照ノ富士に続き2人目。

春場所の番付表に記載される自身のしこ名を指さし笑顔を見せる新大関の御嶽海(日本相撲協会提供)

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【春場所新番付】出場停止中の朝乃山、ついに幕下陥落 阿炎は復帰から1年で“定位置”関脇昇進

朝乃山(2021年5月撮影)

日本相撲協会は28日、大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した

日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、出場停止処分を受けた力士の番付はどうなったか-。

大関だった朝乃山(27=高砂)は6場所出場停止処分の起点が7月の名古屋場所。その名古屋場所は、かど番だったため秋場所は関脇、九州場所は平幕の西前頭10枚目に番付を落とし、初場所では17年秋場所から維持していた幕内の座からも陥落。1月の初場所は、4年半ぶりの十両となる東十両4枚目に番付を下げたが、ついに今場所、幕下に陥落(西幕下2枚目)し関取の座も失った。今場所も全休で全敗扱いとなるため、出場停止6場所の最後となる5月の夏場所では、幕下下位が濃厚。土俵復帰する7月の名古屋場所は、三段目からの出直しとなりそうだ。

残る2人は今場所、うれしい返り咲きを果たした。

一昨年の名古屋場所で違反が発覚し、同9月の秋場所から昨年1月の初場所まで3場所休場の阿炎(27=錣山)は、復帰した3月の春場所は西幕下56枚目まで番付を落としたが、2場所連続7戦全勝優勝を果たし、名古屋場所は東十両14枚目で関取復帰。11勝4敗の好成績で、秋場所は東十両5枚目まで番付を上げ、13勝2敗で十両優勝。再入幕を果たした九州場所の活躍は記憶に新しく、西前頭15枚目で14日目まで優勝の可能性を残すなど、12勝3敗の好成績を残した。西前頭6枚目で臨んだ先場所も、横綱照ノ富士から金星を奪い、千秋楽まで優勝争いを演じる活躍。2場所連続12勝の好成績で、20年初場所以来の返り三役を、新関脇昇進で果たした。“定位置”に戻った今場所の大暴れも楽しみだ。

昨年夏場所から3場所出場停止処分の竜電(31=高田川)は、その夏場所の東前頭14枚目から名古屋場所は東十両9枚目、秋場所は東幕下7枚目に陥落し、関取の座を失った。11月の九州場所から土俵復帰し、西幕下47枚目で7戦全勝優勝。初場所は東幕下5枚目に番付を上げ、ここでも6勝1敗の好成績を残し、関取復帰となる東十両13枚目で再十両を果たした。こちらも昨年5月の夏場所以来の再入幕、そして19年名古屋場所以来の返り三役を着実に目指す。

初場所千秋楽で12勝目を挙げた阿炎

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【春場所新番付】阿炎関脇に 宇良は西前頭筆頭 大関正代と貴景勝はかど番

初場所14日目、照ノ富士を押し出しで破る阿炎

日本相撲協会は28日、大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

<東>  <西> 

 【横  綱】   

照ノ富士    

 【大  関】

正  代    貴景勝 

      御嶽海 

 【関  脇】   

若隆景     阿  炎

 【小  結】

隆の勝     豊昇龍 

 【前  頭】   

大栄翔  <1>  宇  良

逸ノ城  <2>  玉  鷲

阿武咲  <3>  明  生

霧馬山  <4>  遠  藤

宝富士  <5>  石  浦

北勝富士 <6>  琴ノ若 

高  安 <7>  隠岐の海

千代翔馬 <8>  佐田の海

翔  猿 <9>  若元春 

志摩ノ海 <10>  碧  山

妙義龍  <11>  照  強

琴恵光  <12>  千代大龍

千代丸  <13>  千代の国

琴勝峰  <14>  豊  山

天空海  <15>  栃ノ心 

錦  木 <16>  荒篤山 

輝    <17>  一山本 

 【十  両】   

王  鵬 <1>  剣  翔

東  龍 <2>  英乃海 

魁  聖 <3>  東白龍 

朝乃若  <4>  魁  勝

大奄美  <5>  錦富士 

翠富士  <6>  松鳳山 

水戸龍  <7>  徳勝龍 

矢  後 <8>  大翔丸 

大翔鵬  <9>  武将山 

北の若  <10>  美ノ海 

平戸海  <11>  炎  鵬

白鷹山  <12>  熱海富士

竜  電 <13>  島津海 

貴健斗  <14>  琴裕将 

初場所千秋楽、千代丸(右)を押し倒しで破る宇良(2022年1月23日撮影)

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【春場所新番付】足掛け14年荒篤山が新入幕 10場所ぶり錦木ら3人が幕内返り咲き

荒篤山(2021年撮影)

日本相撲協会は28日、大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。平幕以下の関取衆の番付昇降をみてみよう。

うれしい新入幕を果たしたのは、足掛け14年で幕内力士の座を射止めた西前頭16枚目の荒篤山(27=荒汐)だ。荒汐部屋からは、先場所の若元春に続く新入幕で、神奈川県出身では19年春場所の友風以来、戦後10人目の幕内力士誕生となった。

幕内返り咲きは3人。琴勝峰(22=佐渡ケ嶽)は6場所ぶり、錦木(31=伊勢ノ海)は10場所ぶり、輝(27=高田川)は2場所ぶりの幕内復帰となった。なお初場所前に、所属する田子ノ浦部屋内に新型コロナウイルス感染症が確認され、同場所を休場した高安(32)は、これまで同様の措置で番付は東前頭7枚目に据え置かれた。

初めて関取の座をものにした新十両は2人。熱海富士(19=伊勢ケ浜)は、伊勢ケ浜部屋からは20年秋場所の錦富士以来で、静岡県出身ではやはり伊勢ケ浜部屋で20年春場所の翠富士以来、戦後12人目の関取誕生となった。初土俵から所要8場所での新十両は、7位タイのスピード昇進(1位は高鐵山、土佐豊、常幸龍の3場所)で、10代での新十両は現役では阿武咲、貴景勝、北青鵬に続き4人目の若年昇進となった。

もう一人の新十両は島津海(25=放駒)。1月の初場所から新生・放駒部屋としてスタートしたが、もちろん現師匠(元関脇玉乃島)が二所ノ関部屋(師匠=元大関若嶋津)を継承してからは初めての関取誕生。鹿児島県出身では、17年初場所の大奄美以来、戦後33人目の新十両が誕生した。再十両は2人で、出場停止が明けて3場所目の竜電(31=高田川)は4場所ぶり、貴健斗(26=常盤山)は3場所ぶりの、ともに十両復帰を果たした。

なお、初場所前に賭博容疑で埼玉県警に書類送検され、初場所が1場所出場停止処分となった東前頭8枚目の英乃海(32=木瀬)は、西十両2枚目からの出直しとなる。また、やはり書類送検されたものの、当時は幕下以下の養成員で付け人だった紫雷(30=木瀬)も、出場停止の処分こそなかったものの英乃海同様、師匠の判断で初場所を謹慎の全休。このため新十両で東十両12枚目だった初場所から、西幕下11枚目に陥落。1場所で関取の座を失った(なお2人とも、さいたま地検は不起訴処分)。

大相撲春場所は、3月11日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。13日の初日を迎える。

初場所14日目、一山本(手前)を押し出しで破り勝ち越しを決めた錦木

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【相関図】最近の相撲部屋の独立、転属などの動きをまとめてみた

主な相撲部屋の動き(イラスト・山本遥香)

相撲界で親方の独立が相次いでいる。そのため相撲部屋の名称が変わったり、転属があったりと、注視していないと事情がわかりにくくなっている。特に2月は動きが激しくなるため、事情を整理してみた(イラスト参照)。

▽昨年12月 1月12日に65歳の定年となった二所ノ関親方(元大関若嶋津)が、荒磯親方(元横綱稀勢の里)と名跡を交換。元横綱稀勢の里が二所ノ関親方となり、これまでの荒磯部屋は、二所ノ関部屋となった。旧二所ノ関部屋は、部屋付きだった放駒親方(元関脇玉乃島)が部屋を継承し、放駒部屋となった(荒磯親方は再雇用で残る)。放駒部屋は今後、千葉・船橋市から東京・足立区へ移転予定。

▽1月 一山本、松鳳山らは新たに放駒部屋の所属として初場所に臨んだ。幕下島津海が新十両昇進を決め、新生放駒部屋から関取1号となった。

▽2月 4月に定年を控える尾車親方(元大関琴風)が尾車部屋を7日付で閉鎖。部屋付きだった押尾川親方(元関脇豪風)が独立し、押尾川部屋(東京・墨田区)を興す。尾車親方は押尾川部屋の部屋付きとなる。十両矢後らが転属となる。もう1人の尾車部屋付きだった中村親方(元関脇嘉風)、幕下友風らは二所ノ関部屋へ転属となる。

境川部屋から武隈親方(元大関豪栄道)が1日付で独立し、武隈部屋(東京・大田区)を興す。初場所で元小結竜電を破って幕下優勝を果たした西川ら力士3人が転属する。

友綱親方(元関脇旭天鵬)は、6月に70歳となる大島親方(元関脇魁輝)と名跡を交換。1日付で友綱部屋は大島部屋となる。

◇  ◇  ◇

元横綱稀勢の里は一門を代表する名跡を襲名し、中村親方や幕内経験のある友風が転属するなど二所ノ関部屋は一気に活気づく。武隈部屋は実力者の西川のほか、昨年全日本選手権準優勝の神崎大河(近大)が春場所で三段目100枚目格でデビュー予定。武隈部屋からの関取誕生は、それほど遠くなさそうだ。

若嶋津、琴風らが師匠の座を降り、稀勢の里、豪栄道、豪風、嘉風ら、数年間まで土俵を沸かせていた親方衆が、新たな環境で次世代を育てていく立場になった。元横綱白鵬の間垣親方、元関脇安美錦の安治川親方らも継承や独立を視野に入れている。世代交代は少しずつ、進んでいる。【佐々木一郎】

二所ノ関親方(2021年12月8日撮影)
荒磯親方(2019年5月7日撮影)

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竜電4場所ぶり再十両 コロナ規定違反で出場停止 復帰後最短で関取に復帰

竜電(2021年11月24日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、幕下竜電(31=高田川)の4場所ぶりとなる再十両が決まった。

さきの初場所で東幕下5枚目だった竜電は、1番相撲から6連勝。2場所連続の幕下7戦全勝優勝に王手をかけた、最後の7番相撲こそ西川に敗れたが、6勝1敗の好成績を収めた。

三役経験者の竜電は、新型コロナウイルス対策ガイドライン違反で、昨年5月の夏場所から3場所出場停止処分を受けた。西前頭10枚目から西幕下47枚目まで番付を下げたが、復帰した先場所で幕下優勝。最短の2場所で関取に復帰した。

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熱海富士が新十両昇進 北の富士氏も角界の大谷翔平になると期待する大器

新十両昇進が決まりオンライン形式の会見に臨む熱海富士(日本相撲協会提供)

日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、熱海富士(19=伊勢ケ浜)と島津海(25=放駒)の新十両昇進を決めた。また貴健斗(25=常盤山)の3場所ぶり、竜電(31=高田川)の4場所ぶりの再十両も決まった。

さきの初場所で、西幕下筆頭の熱海富士、西幕下2枚目の島津海、東幕下3枚目の貴健斗の3人は、いずれも4勝3敗だった。また東幕下5枚目の竜電は7番相撲で敗れたが、6勝1敗の好成績を収めた。

静岡県熱海市出身の熱海富士は、同県の強豪校である飛龍高から20年の11月場所で初土俵。序ノ口、序二段で連続優勝するなど負け越し知らずで、序ノ口から所要わずか7場所で関取の座をものにした。相撲解説者の北の富士勝昭氏も、角界の大谷翔平になると期待を寄せる大器だ。

鹿児島県西之表市出身の島津海は12年春場所で初土俵を踏んだ。中園のしこ名で長く幕下と三段目を上下する土俵が続き、網膜剥離や右膝の半月板損傷などのケガにも泣かされた。だが昨年夏場所から島津海に改名したのを機に、幕下上位に定着しチャンスをつかんだ。初場所で二所ノ関部屋から放駒部屋に所属部屋名が変更し、新生・放駒部屋からの関取1号となった。

新十両昇進が決まりガッツポーズをする熱海富士(日本相撲協会提供)
22年1月 千代嵐(左)と立ち合いでぶつかる熱海富士(撮影・野上伸悟)

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朝乃山“恩赦”賛成6割、番付への問題提起の声多く ツイッターアンケート

朝乃山(2021年5月撮影)

朝乃山の処分は軽減すべきか、否か? ツイッター(@ichiro_SUMO)で25日午前9時半から6時間、アンケートを行った。選択肢を3つ用意したところ合計3416票が集まり、以下の結果が出た。

処分を軽減すべきでない=35・1%

処分を軽減すべき=59・3%

その他=5・6%

アンケートに協力していただいた皆さま、ありがとうございました。

   ◇   ◇   ◇

あらためて、朝乃山の処分について振り返ってみたい。日本相撲協会は昨年6月11日、当時大関だった朝乃山に出場停止6場所と6カ月50%の報酬減額の処分を下した。処分が重くなった要因はいくつかある。協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反し、外出禁止期間に計10回キャバクラに通っていた。このほかに3回の会食があった。当時、尾車コンプライアンス部長(元大関琴風)は「大関で模範にならないといけない地位ということも大きい。虚偽の報告をしましたよね。これが一番いけないこと」と説明した。協会の看板といえる大関であり、協会の調べに対して一時はウソをついたことが処分を重くした。

すでに朝乃山が出場停止となってから4場所が経過した。大関だった番付は十両まで下がり、処分通りに残り2場所を全休すると、7月の名古屋場所は三段目で復帰することになる。

今回、朝乃山の処分問題が相撲ファンの間で再燃したのは、24日の横綱審議委員会がきっかけだ。会合後に横審の矢野弘典委員長は委員から朝乃山についての意見があったことを明かし「どうしているんだろうと。6場所(の休場処分)は何とかならないのかな、という意見も出まして」「横審として意見があるわけではないんですけどね」などと話していた。

今回のツイッターでのアンケートには、多くの意見が寄せられた。コメント内容から賛否を判断し、一部を以下に紹介する。

   ◇   ◇   ◇

<処分を軽減すべきでない>

「『関取の地位を剥奪する("朝乃山さん"と呼ばれて、稽古場で黒回しをつける)』のが罰の目的だと思ってますので、本当の処分はこれからですね。『当初否定&大関』というと琴光喜を思い出しますが、”嘘をつく”と重くなるのは前からなので仕方ないかと。」

「行ってないですと嘘を付いたからそのまんま6場所出場停止で良いと思います。」

「阿炎関が処分されたのを知ってたのに、、、。ということもあるので軽減しない方が良いと思う。落ちた地位の位置にいる力士達の相撲人生も狂わせるということを忘れないで、勝って当たり前というプレッシャーにも負けないで心を鍛えて頑張って欲しい。復帰後には応援したいと思っています。」

「軽減すべきでないに投票しました。いずれにせよ、勝武士さんの事例も参考にし、角界にコロナが持ち込まれることの重大性および組織として正式な調査と手続きを踏んだ上で決めたことを覆す重大性を踏まえた上で決めるべきことです。」

<処分を軽減すべき>

「1年減給だけで良かったと思います。1年停止は流石に重すぎです。協会は世間の目を気にし過ぎ…観てくれる人がいてこその大相撲です。そもそも大して酷い行いでも無いと思います。」

「6場所出場停止(停止中は無給か減給)を継続のままで、十両最下位格張出しが良いと思っています。そもそもの処分が不当に重いとも思っています。」

「軽減すべき。反社会的行為をしたわけではないので。関取の立場が失われるだけで、もう充分禊は済んだと考えます。」

「出場停止は3場所程度にして、幕下からやり直し、最高の勝ち星をあげても優勝はなし。一年間、社会貢献活動をしてもらう(老人ホームや幼稚園、小学校慰問)。」

<その他>

「他の方も既に触れられていますが、どのケースでは処罰がどの程度になる、といったガイドラインを設けて公開し、処罰がある場合はそれに則って行うというのがいいと思います。それがない(あるのかもしれないけど見えない)から罰の軽重とか軽減の是非とかいうので揉めるので。公開されたガイドラインがあることで、力士側も『何をすればどういう処分が下るか』というのが可視化されるので、抑止力にもなる気がします。」

「『大関』という立場の問題もあるのでしょうが、何せ他との一貫性がない点が、ファンが一番モヤモヤしてるのではないでしょうか。これを機に、基準(この番付で、こういうことをしたら、こういう処分)を明確化する話はないのでしょうか?」

   ◇   ◇   ◇

アンケート結果では、「処分を軽減すべき」が約6割の支持を集めた。その中でも目立った指摘は、即復帰を望むというよりは、番付への問題提起だ。処分は本人の反省を促し、番付降下という罰が与えられる。しかし、復帰した際の対戦相手への影響が考慮されにくい状況にある。

朝乃山はケガで番付が降下したわけでないため、処分明けで復帰した時、本土俵での相撲勘は鈍っているかもしれないがほぼ大関の実力のまま三段目で相撲を取る。三段目、幕下は全勝優勝で通過するだろう(阿炎や竜電がほぼ証明している)。これから関取を目指す若い力士にとって、元大関との対戦はいい経験にはなるかもしれないが、まず勝ちは望めない。そんな取組は、そもそもファンが望んでいない。この問題は、処分が科された時から多くの親方衆が認識していたが、解決できないままだ。

ファンの声に応えて“恩赦”はあるのか? 現実を考えれば、その可能性は極めて低い。議論を重ねて科された処分ではあるが、実際に朝乃山が休場してからの日々を体感すると、やはり長い。せめて、今後への抑止力となり、苦い経験が今後の相撲界、理事会にとっての糧になればと願うばかりだ。

残念ながら起きてしまう不祥事は、法に触れたか否かはもちろん、力士の番付によっても協会側の受け止め方は異なる。まさにケース・バイ・ケースで、処分のためのルール作りは簡単ではないが、力士もファンも納得できる着地が求められる。今回のアンケートで多数のコメントが寄せられた事実は、好角家の気持ちの表れではないだろうか。【佐々木一郎】

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違法賭博疑い英乃海1場所出場停止、紫雷処分なし 相撲協会コンプラ委答申

英乃海(左)と紫雷

日本相撲協会は27日に定例理事会を開き、幕内英乃海(32)と十両紫雷(しでん、30=ともに木瀬)への処分を決める。両力士が違法賭博店に出入りしていた疑いが昨年12月に発覚。調査を進めていた日本相撲協会のコンプライアンス委員会は、英乃海に出場停止1場所、紫雷へは出場停止なし、との答申をまとめたことが24日、分かった。これはあくまで答申であり、理事会が審議して処分を決める。

両力士はすでに埼玉県警から事情聴取を受け、埼玉県草加市の違法賭博店(昨年9月に摘発)への出入りと、賭博に関与したことを認めている。捜査関係者によると、2人は関与を認めているものの、店への出入りは数回で、賭け金も少なかったことを証言。不起訴になる見通しだ。

証言によれば、2人が来店した時期は日本相撲協会が外出禁止としていた時期ではないという。紫雷は来店当時、日本相撲協会が一人前として認める関取ではなく、英乃海の付け人として同行していた。これらの事情を受け、コンプライアンス委員会は英乃海に1場所出場停止、紫雷にはおとがめなしとの答申に至った。

2人は、師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)の判断により、初場所を休場した。東前頭8枚目の英乃海は十両への陥落が確実。新十両として東12枚目だった紫雷は、関取として一番も取ることなく、幕下へ落ちる。

2人は反省している一方、答申案は協会内にうわさで広まっており、軽い処分方針に親方衆の受け止めはさまざまだ。木瀬部屋に近い親方は「そんなに重くならないと聞いている。それならありがたい」と話す。だが、コロナ禍のガイドライン違反で大関朝乃山は6場所出場停止、竜電は3場所出場停止の処分をそれぞれ科されている。「朝乃山は法を犯したわけでなく、キャバクラに行っただけ。違法行為の力士が、こんなに軽い処分でいいのか。大甘でしょう」と疑問を呈する親方もいる。

御嶽海の大関昇進は、26日に正式決定する。定例理事会は慶事の翌27日、両国国技館で開催される。

◆コロナ禍の角界の不祥事 幕内の阿炎が20年7月場所中に不要不急のキャバクラ通いをして3場所の出場停止、減給処分を受けた。21年2月には当時の時津風親方(元前頭時津海)が、同年の初場所中にマージャン店に出入りをして、退職勧告処分が決定。同年夏場所中には大関朝乃山が、場所直前に不要不急の外出を繰り返したことが判明した。出場停止6場所、6カ月50%の報酬減額の懲戒処分が決定。虚偽の報告をしたこと、看板力士としての立場から処分が重くなった。賭博では、10年5月に野球賭博問題が発覚し、元大関琴光喜や大嶽親方(当時、元関脇貴闘力)が解雇処分を受けた。

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尾車親方35年師匠人生に幕「いい夢見させてくれた」十両V争い矢後に感謝

尾車親方(16年2月撮影)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館

初場所限りで部屋を閉鎖する尾車親方(元大関琴風)が千秋楽の23日、代表取材に応じ、35年間の師匠人生を終えることについて「寂しいというよりホッとしている。やり切ったという気持ち」と心境を語った。

4月26日に65歳の誕生日を迎え、日本相撲協会の定年を迎える同親方は、春場所の宿舎が使えなくなるなどの事情で1場所早く部屋を閉鎖することになった。

今場所は弟子の矢後(27)が、十両の優勝争いに参戦。11勝4敗の好成績を残し、「尾車部屋」の力士として最後となる場所で気を吐いた。決定戦で琴勝峰に敗れて優勝を逃したものの、同親方は「いい夢を見させてくれてありがとうと言いたい」と感謝した。

30歳で尾車部屋を興し、嘉風(元関脇、現中村親方)や豪風(元関脇、現押尾川親方)らを輩出した。一番の思い出は、2人が優勝争いに絡んだ場所で「時間のない中、(優勝用の)タイとかを用意しましたよ。すごく忙しかったですけど、今思えば幸せな瞬間でもありました。多くの弟子、ユニークな弟子に恵まれて幸せな親方生活でした」と懐かしがった。

東京・清澄白河には尾車部屋の他に、同じ二所ノ関一門の大嶽部屋、錣山部屋、高田川部屋がある。自身と同じ大関を育てられなかっただけに「阿炎(錣山)や王鵬(大嶽)、竜電や輝(ともに高田川)が私の夢をかなえてくれることを期待しています」。さらに「それと誰かが尾車部屋を再興してくれることを願っています。私は清澄白河が両国に続く、『相撲の町』だと思っていましたが、最近は『コーヒーの町』になってしまっている。いつしか再び『第2の両国』になってくれることを願っています」と、清澄白河にある相撲部屋の活性化を願った。

錦木(左)に押し出しで敗れる矢後(撮影・鈴木正人)

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