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尾車親方35年師匠人生に幕「いい夢見させてくれた」十両V争い矢後に感謝

尾車親方(16年2月撮影)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館

初場所限りで部屋を閉鎖する尾車親方(元大関琴風)が千秋楽の23日、代表取材に応じ、35年間の師匠人生を終えることについて「寂しいというよりホッとしている。やり切ったという気持ち」と心境を語った。

4月26日に65歳の誕生日を迎え、日本相撲協会の定年を迎える同親方は、春場所の宿舎が使えなくなるなどの事情で1場所早く部屋を閉鎖することになった。

今場所は弟子の矢後(27)が、十両の優勝争いに参戦。11勝4敗の好成績を残し、「尾車部屋」の力士として最後となる場所で気を吐いた。決定戦で琴勝峰に敗れて優勝を逃したものの、同親方は「いい夢を見させてくれてありがとうと言いたい」と感謝した。

30歳で尾車部屋を興し、嘉風(元関脇、現中村親方)や豪風(元関脇、現押尾川親方)らを輩出した。一番の思い出は、2人が優勝争いに絡んだ場所で「時間のない中、(優勝用の)タイとかを用意しましたよ。すごく忙しかったですけど、今思えば幸せな瞬間でもありました。多くの弟子、ユニークな弟子に恵まれて幸せな親方生活でした」と懐かしがった。

東京・清澄白河には尾車部屋の他に、同じ二所ノ関一門の大嶽部屋、錣山部屋、高田川部屋がある。自身と同じ大関を育てられなかっただけに「阿炎(錣山)や王鵬(大嶽)、竜電や輝(ともに高田川)が私の夢をかなえてくれることを期待しています」。さらに「それと誰かが尾車部屋を再興してくれることを願っています。私は清澄白河が両国に続く、『相撲の町』だと思っていましたが、最近は『コーヒーの町』になってしまっている。いつしか再び『第2の両国』になってくれることを願っています」と、清澄白河にある相撲部屋の活性化を願った。

錦木(左)に押し出しで敗れる矢後(撮影・鈴木正人)

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幕下は西川V、三役経験者の竜電を引き落とす 各段を通じて初の優勝

幕下優勝を決めた西川(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>13日目◇21日◇東京・両国国技館

幕下は東35枚目の西川(23=境川)が、三役経験者の竜電を引き落として各段を通じて初の優勝を飾った。

「(相手は)元幕内なんで変化とかは考えず、しっかり当たってから相撲をとろうと。まわしを取られたくなかった。引いてしまったが勝ててよかった」

中央大相撲部出身。昨年春場所、三段目100枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。順調に勝ち星を重ねて地位を上げてきたが、優勝には縁遠かった。「三段目の時はまげをつかんで優勝できなかったので、素直にうれしいです」と表情をほころばせた。

先場所は稽古中に首を痛めて5番相撲から休場した。負担をかけないよう、突き押し相撲に磨きをかけて優勝を勝ち取った。

来場所は幕下1桁まで上がることが濃厚。「関取を狙える位置にいくと思うんで、しっかり稽古して関取になろうかなと思っています」と意欲的に言った。

竜電を引き落としで破って幕下優勝を決めた西川(撮影・丹羽敏通)
竜電を引き落としで破った西川(撮影・鈴木正人)

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竜電2場所連続の幕下V逃す、全勝対決西川に敗れる 春場所関取復帰は有力

西川に引き落としで敗れ土俵を引き揚げる竜電(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館

出場停止から復帰2場所目の東幕下5枚目竜電(31=高田川)が、2場所連続の幕下優勝を逃した。

6戦全勝で迎えた7番相撲で、同じく6戦全勝の東幕下35枚目の西川(23=境川)に引き落としで敗れた。立ち合いからまわしを求めて突っ込んだが、すかさず回り込む相手の機敏な動きに翻弄(ほんろう)された。取組後のリモート取材には応じなかった。

三役経験者の竜電は20年3月から昨年1月までに不要不急の外出をしたとして、日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。同年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けていた。処分明けとなった昨年11月の九州場所は、7戦全勝で幕下優勝を果たした。

今場所は東幕下5枚目で6勝1敗の成績だった。周囲の状況次第だが、3月の春場所では昨年名古屋場所以来の関取復帰が有力となっている。

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【初場所各段優勝のゆくえ】生粋の阪神ファン朝阪神、序二段V狙う

朝阪神

大相撲初場所13日目に各段で6戦全勝同士の取組があり、優勝が決まる可能性がある。各段の6戦全勝は以下の力士。

▽幕下 三役経験者で東5枚目の竜電(31=高田川)は、新型コロナウイルス対策ガイドライン違反で3場所出場停止処分を受け、復帰した先場所で幕下優勝。2場所連続全勝で関取復帰を目指す。中央大相撲部出身で東35枚目の西川(23=境川)は初優勝を狙う。

▽三段目 東19枚目・長内(22=高砂)は近大相撲部出身。先場所初めての負け越しを経験し、巻き返しを狙う。西73枚目の千代大豪(23=九重)、西81枚目の向中野(19=宮城野)が6戦全勝。

▽序二段 西27枚目、生粋の阪神ファン朝阪神(21=高砂)、三段目を経験した川村(20=鳴戸)が全勝。

▽序ノ口 全勝は西16枚目の中島(23=武蔵川)のみ。負ければ優勝決定戦となる。

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照ノ富士、御嶽海は1敗並走。阿炎は2敗守る/初場所11日目写真特集

<大相撲初場所>◇11日目◇19日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士は千代翔馬に、関脇御嶽海は大関正代にともに勝利し、1敗を死守。

また、2敗の阿炎は逸ノ城に勝利。宝富士は琴ノ若に敗れて3敗となりました。

大相撲初場所11日目を写真で振り返ります。

千代翔馬(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・中島郁夫)

幕下

竜電(6勝0敗)寄り切り明瀬山(5勝1敗)

竜電(左)は明瀬山を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

十両

朝乃若(7勝4敗)寄り切り琴勝峰(9勝2敗)

朝乃若と琴勝峰の一番は行司軍配差し違えとなり、押し出しで朝乃若(左)が敗れた(撮影・小沢裕)


魁勝(6勝5敗)はたき込み東白龍(9勝2敗)

東白龍ははたき込みで魁勝を破る(撮影・丹羽敏通)

幕内

王鵬(7勝4敗)突き出し荒篤山(7勝4敗)

★王鵬「下を見て当たってしまったのが敗因。(この日は祖父の元横綱大鵬の命日で)毎年聞かれますけど、一番も負けていいと思った日はない。自分でやることに理由はつけたくないけど意識はありました」

王鵬(右)を突き出しで破る荒篤山(撮影・中島郁夫)


琴恵光(8勝3敗)寄り切り一山本(4勝7敗)

☆琴恵光「今日は自分の相撲が取れることができた。(勝ち越しを決めて)場所前からしっかり稽古できたのがつながっている」

★一山本「もう少し相手を見るべきでした。(7敗目に星数は)どうしようもないんで、明日から気持ちを切り替えて頑張るだけと思っています」

琴恵光は一山本(左)を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


千代丸(6勝5敗)寄り切り碧山(6勝5敗)

☆碧山「突いて前に出ようと思ったが、差してしまって出るしかなかった。結果よかったです。(白星先行で)少し安心できるけどまだまだ。4日あるんで、最後までやっていきたい」

千代丸を寄り切りで破った碧山(撮影・丹羽敏通)


栃ノ心(5勝6敗)引き落とし千代大龍(4勝7敗)

千代大龍は栃ノ心(左)を引き落としで破る(撮影・小沢裕)


豊山(4勝7敗)巻き落とし照強(5勝6敗)

豊山(左)との立ち会いで猫だましをする照強(撮影・中島郁夫)

初場所11日目 ×豊山(巻き落とし)照強○ 豊山(下)を巻き落としで破る照強(撮影・中島郁夫)


佐田の海(7勝4敗)寄り倒し魁聖(5勝6敗)

佐田の海(右)は寄り倒しで魁聖を破る(撮影・小沢裕)


剣翔(4勝7敗)寄り切り天空海(3勝8敗)

剣翔(左)を突き押しで攻める天空海(撮影・小沢裕)

剣翔(左)を寄り切りで破る天空海(撮影・中島郁夫)


妙義龍(5勝6敗)不戦若元春(6勝5敗)

石浦(7勝4敗)寄り切り翔猿(5勝6敗)

★翔猿「入られないようにといったが、入られてしまった。小さい相手は苦手です。(残り4日)思い切り自分の相撲に集中して頑張ります」

翔猿(右)を寄り切りで破る石浦(撮影・中島郁夫)


琴ノ若(8勝3敗)押し出し宝富士(8勝3敗)

☆琴ノ若「終始、先に動いて攻められたのがよかった。(勝ち越しを決めたが)まだ場所が終わった訳ではない。もっと気持ちを強く持って出し切れればいいと思います」

琴ノ若(右)は宝富士を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


隠岐の海(2勝9敗)はたき込み千代の国(1勝10敗)

☆千代の国「(連敗を10で止め)うれしいです。(連敗中は)いい気分ではないですね。(師匠=元大関千代大海の九重親方からは)『気持ちばかり先走って伴っていない』などたくさんアドバイスをいただきました。変わらず相撲だけに集中していきたい」

隠岐の海(右)をはたき込みで破る千代の国(撮影・中島郁夫)

千代の国は隠岐の海(手前)をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)


志摩ノ海(5勝6敗)不戦遠藤(4勝7敗)

阿炎(9勝2敗)はたき込み逸ノ城(5勝6敗)

☆阿炎「(土俵際で逆転)自然と体が動いた。攻める意思があったので、最後の最後に良かった。(優勝争いに絡む活躍)そういうのは気にせず、明日の一番にまた集中していきます」

逸ノ城(右)をはたき込みで破る阿炎(撮影・中島郁夫)

阿炎ははたき込みで逸ノ城(手前)を破る(撮影・小沢裕)


玉鷲(7勝4敗)寄り倒し霧馬山(5勝6敗)

☆霧馬山「少し危なかったけど、相手を見て相撲がとれた。(4連勝に)まだそういうのは考えない。前に前にですね」

霧馬山に寄り倒しで敗れた玉鷲(撮影・丹羽敏通)

玉鷲(右)を寄り倒しで破る霧馬山(撮影・中島郁夫)


若隆景(5勝6敗)押し出し宇良(5勝6敗)

★宇良「今日も相撲をとれましたね。(内容は)分からないです。(中に入りたかったか)そこにこだわっていなかったので。(黒星先行も)何も感じないです。(残り4日)頑張りたいです」

宇良(右)を押し出しで破る若隆景(撮影・中島郁夫)


阿武咲(7勝4敗)押し出し大栄翔(3勝8敗)

☆阿武咲「慌てず相手を見ながらいけた。最初に型にはまった方が強いと思っている、押し相撲は。そういう意味で集中していった」

大栄翔を押し出しで破った阿武咲(撮影・丹羽敏通)


明生(4勝7敗)押し出し北勝富士(5勝6敗)

☆北勝富士「前に出る意識をしっかり持っていて体も動いてくれてよかった。(通算300勝に)それぐらい勝ててうれしい気持ちと1つ1つ星を伸ばしていけたらという思い。残り4つ、いい相撲をとれるよう頑張ります」

明生(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・中島郁夫)

明生(右)を押し出しで破る北勝富士(撮影・小沢裕)


豊昇龍(7勝4敗)上手出し投げ隆の勝(6勝5敗)

隆の勝を上手出し投げで破った豊昇龍(撮影・丹羽敏通)


御嶽海(10勝1敗)寄り切り正代(4勝7敗)

御嶽海は寄り切りで正代(左)を破る。右奥は照ノ富士(撮影・小沢裕)

正代(右)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・中島郁夫)


照ノ富士(10勝1敗)寄り切り千代翔馬(4勝7敗)

照ノ富士は寄り切りで千代翔馬(左)を破る。右は御嶽海(撮影・小沢裕)

千代翔馬(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・中島郁夫)

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竜電6連勝、復帰した先場所から13連勝で春場所での関取復帰に大きく前進

竜電(左)は明瀬山を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇11日目◇19日◇東京・両国国技館

出場停止から復帰2場所目の東幕下5枚目竜電(31=高田川)が、来場所の関取復帰に大きく前進した。

6番相撲で幕内経験者の西幕下30枚目明瀬山(36=木瀬)を下し、無傷の6連勝。左四つに組むと、腰の重い相手を難なく寄り切った。復帰した先場所から13連勝。他力士の成績次第だが、3月の春場所での関取復帰が大きく近づいた。

取組後のリモート取材には応じなかった。

三役経験者の竜電は20年3月から昨年1月までに不要不急の外出をしたとして、日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。同年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けていた。

処分明けとなった昨年11月の九州場所は、7戦全勝で幕下優勝を果たした。

明瀬山(上)を寄り切りで破る竜電(撮影・中島郁夫)

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友風「しっかり切り替えたい」竜電との全勝対決に敗れ関取復帰は厳しく

友風(右)を寄り切りで破った竜電(撮影・野上伸悟)

<大相撲初場所>9日目◇17日◇東京・両国国技館

元幕内で東幕下15枚目の友風(27=尾車)が、小結経験者の竜電との4戦全勝対決に敗れて初黒星。今場所後の関取復帰は厳しくなった。

「立ち合いはそんなに悪くなかったが、相撲がダメでしたね。前に出る力が足りなかった」。差し手争いから攻め込むも、圧力負けで寄り切られた。

最高位西前頭3枚目だが昨年春場所、右膝の大けがから1年4カ月ぶりに西序二段55枚目から復帰。勝ち越しを重ね、7戦全勝なら十両復帰となる地位まで戻してきていた。

「時間がある限り」右膝のケアに努める。「不安がなくなることはない。付き合っていくしかない」。

番付を上げるために大事な残り2番。「引きずる方じゃないんで。今日の相撲は反省して、しっかり切り替えていきたい」と話した。

ぶつかり合う竜電(左)と友風(撮影・野上伸悟)
張り合う竜電(左)と友風(撮影・野上伸悟)

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竜電が無傷の5連勝 20年に夫人とは別の女性と合計25回の逢瀬で処分

友風を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける竜電(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇9日目◇17日◇東京・両国国技館

出場停止から復帰2場所目の東幕下5枚目竜電(31=高田川)が、5番相撲で東幕下15枚目友風(27=尾車)を下して無傷の5連勝を飾った。

幕内経験者の相手を問題にしなかった。まわしにこだわらず圧力をかけると、最後は右を差して寄り切った。復帰した先場所から12連勝。来場所の関取復帰に向けても前進した。取組後のリモート取材には応じなかった。

三役経験者の竜電は20年3月から昨年1月までに、夫人とは別の女性と合計25回の逢瀬(おうせ)を繰り返し、不要不急の外出をしたとして日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。同年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けていた。

処分明けとなった昨年11月の九州場所は、7戦全勝で幕下優勝。今場所は好成績を残せば関取復帰が見えてくる。

ぶつかり合う竜電(左)と友風(撮影・野上伸悟)

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竜電4連勝で勝ち越し コロナ規定違反で出場停止、復帰2場所目も順調

深井(左)を寄り切りで破る竜電(撮影・野上伸悟)

<大相撲初場所>◇7日目◇15日◇東京・両国国技館

東幕下5枚目竜電(31=高田川)が、西幕下8枚目深井(24=高砂)を寄り切りで下し、4連勝として勝ち越した。

立ち合いで真っ直ぐ力強く当たり、右上手を取って左四つになった。盤石な体勢を作り、じりじりと土俵際へ運び、深井に何もさせずに寄り切った。

日本相撲協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、昨年5月の夏場所から3場所連続出場停止の処分を受けた。処分を受けた当時は幕内だったが、復帰した昨年11月の九州場所では幕下まで陥落。ケガなどによる休場ではなかったこともあり、7戦全勝で幕下優勝を果たした。復帰2場所目の今場所も、3月の春場所での十両復帰に向けて順調に白星を重ねている。

取組後は取材に応じずに会場を後にした。

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幕下竜電3連勝、取組後の取材応じず無言貫く 出場停止から復帰2場所目

熱海富士(手前)を攻める竜電(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

出場停止から復帰2場所目の東幕下5枚目竜電(31=高田川)が、3番相撲で西幕下筆頭の熱海富士(19=伊勢ケ浜)を寄り切って無傷の3連勝を飾った。

将来の関取候補と熱戦を繰り広げた。立ち合いからもろ差しとなり優位な形に持ち込んだが、両腕を抱えられて膠着(こうちゃく)状態が続いた。長い相撲は得意な展開。左右に揺さぶりをかけ、最後は一気に走った。取組後のリモート取材には応じず、1番相撲から無言を貫いている。

三役経験者の竜電は20年3月から昨年1月までに、夫人とは別の女性と合計25回の逢瀬(おうせ)を繰り返し、不要不急の外出をしたとして日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。同年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けていた。

処分明けとなった昨年11月の九州場所は、7戦全勝で幕下優勝。今場所は好成績を残せば関取復帰が見えてくる。

熱海富士を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける竜電(撮影・鈴木正人)

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熱海富士が初黒星「思い切りいこうと思ったが全然ダメでした」

竜電(左)に寄り切りで敗れる熱海富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>5日目◇13日◇東京・両国国技館

西幕下筆頭の19歳、熱海富士(伊勢ケ浜)が、3番相撲で初黒星を喫した。

小結経験者の東幕下5枚目・竜電との一番。2本差される苦しい流れで、両肘を抱え込みながら必死に耐える。竜電が頭をつけるほど粘りに粘ったが、最後は力尽きたように寄り切られた。

取組後は反省しきり。「全然なってなかったです。思い切りいこうと思ったが全然ダメでした」。三役経験者に堂々の勝負を挑んだが、関取昇進を目前に勝敗がすべて。「勝ちたかった。いやもう悔しいです。悪いところを直していきたい」とただ厳しい表情を浮かべた。

同じ部屋の十両・翠富士らも出ている静岡・飛龍高から角界入り。185センチ、164キロの恵まれた体で将来期待の逸材が、悔しさをバネに関取の座へ再スタートを切る。

熱海富士(左)を寄り切りで破る竜電(撮影・横山健太)

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幕下竜電が1番相撲で栃丸を寄り切り、関取返り咲きへ白星発進

栃丸(左)を寄り切りで破る竜電(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇2日目◇10日◇東京・両国国技館

出場停止から復帰2場所目の東幕下5枚目竜電(31=高田川)が、1番相撲で西幕下4枚目栃丸を寄り切り、関取返り咲きへ白星発進した。

相手の突っ張りを下からあてがい続け、右上手を取って寄り立てた。取組後のリモート取材には応じなかった。

三役経験者の竜電は20年3月から昨年1月までに、夫人とは別の女性と合計25回の逢瀬(おうせ)を繰り返し、不要不急の外出をしたとして日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。同年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けていた。

処分明けとなった昨年11月の九州場所は、7戦全勝で幕下優勝。今場所は好成績を残せば関取復帰が見えてくる。

栃丸(手前)の攻めを耐える竜電(撮影・鈴木正人)
栃丸(左)を攻める竜電(撮影・鈴木正人)
栃丸(右)を寄り切りで破る竜電(撮影・鈴木正人)

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【初場所新番付】コロナガイド違反 6場所出場停止の朝乃山は十両に

朝乃山(2021年5月21日撮影) 

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、出場停止処分を受けた力士の番付はどうなったか-。

大関だった朝乃山(27=高砂)は6場所出場停止処分の起点が7月の名古屋場所。その名古屋場所は、かど番だったため秋場所は関脇、九州場所は平幕の西前頭10枚目に番付を落とし、初場所では17年秋場所から維持していた幕内の座からも陥落。4年半ぶりの十両となる東十両4枚目に番付を下げた。今場所も全休で全敗扱いとなるため、3月の春場所では関取の座も奪われ幕下陥落が濃厚だ。

夏場所から3場所出場停止処分の竜電(30=高田川)は、その夏場所の東前頭14枚目から名古屋場所は東十両9枚目、秋場所は東幕下7枚目に陥落し、関取の座を失った。11月の九州場所から土俵復帰し、西幕下47枚目で7戦全勝優勝。初場所は東幕下5枚目に番付を上げ、ここでも7戦全勝すれば関取復帰となる。また5勝以上でも、他の力士の成績次第で再十両が可能になる。

昨年の名古屋場所で違反が発覚し、同9月の秋場所から今年1月の初場所まで3場所休場の阿炎(27=錣山)は、復帰した3月の春場所は西幕下56枚目まで番付を落としたが、2場所連続7戦全勝優勝を果たし、名古屋場所は東十両14枚目で関取復帰。11勝4敗の好成績で、秋場所は東十両5枚目まで番付を上げ、13勝2敗で十両優勝。再入幕を果たした九州場所の活躍は記憶に新しく、西前頭15枚目で14日目まで優勝の可能性を残すなど、12勝3敗の好成績を残した。西前頭6枚目の初場所で先場所のような快進撃を見せれば、20年初場所以来の返り三役も夢ではない。

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照ノ富士は全勝、貴景勝と阿炎の1敗対決は阿炎が勝利/13日目写真特集

<大相撲九州場所>◇13日目◇26日◇福岡国際センター

再入幕の西前頭15枚目・阿炎が、大関貴景勝も下し12勝1敗と優勝争いに踏みとどまった。大関の圧力に負けじと突き放し、最後は押し出す完勝だった。

横綱照ノ富士は関脇御嶽海に何もさせずに寄り切った。14日目は全勝の照ノ富士と1敗の阿炎が結びで対戦。照ノ富士が勝てば、優勝が決まる。

13日目の取り組み模様を写真で振り返ります。

幕下

千代の海(手前)を攻める竜電(撮影・屋方直哉)

幕内

石浦(6勝7敗)寄り切り魁聖(6勝7敗)

石浦は魁聖(奥)を寄り切りで破る(撮影・岩下翔太)


豊山(6勝7敗)送り出し照強(5勝8敗)

照強(右)を送り出しで破る豊山(撮影・屋方直哉)


琴ノ若(6勝7敗)押し出し千代丸(6勝7敗)

琴ノ若は千代丸(手前)を押し出しで破る(撮影・岩下翔太)


千代大龍(5勝8敗)はたき込み栃ノ心(5勝5敗3休)

栃ノ心は千代大龍(左)をはたき込みで破る(撮影・岩下翔太)


碧山(4勝9敗)はたき込み松鳳山(3勝10敗)

★松鳳山「最後、止まった時に引かれてしまった。残さないといけないのに手をついてしまいましたね。あと2番。勝敗関係なく気持ちのいい相撲をとりたい」

松鳳山(右)を攻める碧山(撮影・岩下翔太)


天空海(8勝5敗)はたき込み翔猿(6勝7敗)

天空海は翔猿(左)をはたき込みで破る(撮影・岩下翔太)


琴恵光(3勝10敗)寄り切り輝(3勝10敗)

☆琴恵光「落ち着いて取ることができました。地元の方にたくさん応援していただけるので、少しでもいいところを出していければいいと思っている」

琴恵光は輝(左)を寄り切りで破る(撮影・岩下翔太)


佐田の海(8勝5敗)はたき込み千代翔馬(7勝6敗)

☆千代翔馬「(相手の佐田の海を)止めたかった。当たっていなしてまわしを取ることを意識した。体は元気ですよ」

佐田の海(左)を叩き込みで破る千代翔馬(撮影・屋方直哉)


志摩ノ海(5勝8敗)突き出し千代の国(8勝5敗)

★志摩ノ海「攻め気が出ていなかった。(負け越し決定)落ち込むことなくあと2番思い切り相撲を取ろうと思っています」

☆千代の国「しっかり当たって先に攻めることを意識した。(志摩ノ海と同じ三重出身の)意識は特になかった。(勝ち越しに)最初は負けがこんでいたんで何とかです」

志摩ノ海(左)を攻める千代の国(撮影・岩下翔太)


高安(5勝8敗)押し出し英乃海(8勝5敗)

☆英乃海「(5年以上ぶり対戦の高安に勝ち)久々に勝てて自信になるし、うれしいです。以前は巡業で胸を出してくれたし、アドバイスもいただいた。その点でもうれしい」

高安(左)を攻める英乃海(撮影・岩下翔太)

高安(右)を押し出しで破る英乃海(撮影・屋方直哉)


北勝富士(9勝4敗)押し出し隆の勝(9勝4敗)

★北勝富士「自分の立ち合いがちょっと軽かった。次につなげられるようにあと2番やっていくだけ」

☆隆の勝「今日は一方的な相撲で勝てたのでよかったと思います。のど輪がうまく入って押し込めた。あと1つ2つ勝って、気分良く(三役に)戻れたらいい」

隆の勝は北勝富士(左)を押し出しで破る(撮影・岩下翔太)


阿武咲(4勝9敗)上手出し投げ隠岐の海(6勝7敗)

隠岐の海は阿武咲(左)を上手出し投げで破る(撮影・岩下翔太)

隠岐の海は阿武咲(手前)を上手出し投げで破る(撮影・岩下翔太)


豊昇龍(5勝8敗)押し出し若隆景(6勝7敗)

若隆景は豊昇龍(左)を押し出しで破る(撮影・岩下翔太)


大栄翔(6勝7敗)突き出し妙義龍(2勝11敗)

妙義龍(右)を攻める大栄翔(撮影・岩下翔太)

妙義龍(左)を突き出しで破る大栄翔(撮影・屋方直哉)


宝富士(4勝9敗)上手投げ霧馬山(5勝8敗)

宝富士(左)を上手投げで破る霧馬山(撮影・屋方直哉)


逸ノ城(5勝8敗)肩すかし宇良(10勝3敗)

逸ノ城(左)との立ち合いで右にかわす宇良(撮影・岩下翔太)

逸ノ城(手前)を肩透かしで破る宇良(撮影・屋方直哉)

逸ノ城(手前)を肩透かしで破る宇良(撮影・屋方直哉)


遠藤(7勝6敗)押し出し明生(5勝8敗)

明生(左)を押し出しで破る遠藤(撮影・屋方直哉)


阿炎(12勝1敗)押し出し貴景勝(11勝2敗)

貴景勝(右)を攻める阿炎(撮影・岩下翔太)

貴景勝(右)を押し出しで破る阿炎(撮影・屋方直哉)

貴景勝(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・屋方直哉)

押し出しで阿炎(左)に敗れた貴景勝(撮影・岩下翔太)


正代(9勝4敗)寄り切り玉鷲(9勝4敗)

☆正代「(2桁白星に王手)だんだん調子が上がってきたんじゃないか。この調子でいきたい。九州場所なので一番でも多くいい相撲を見せられたら」

玉鷲(手前)を寄り切りで破る正代(撮影・屋方直哉)


照ノ富士(13勝0敗)寄り切り御嶽海(9勝4敗)

☆照ノ富士「集中して当たろうと思っていました。(残り2日間に向けて)やること変わらないので、残り2日間頑張っていきたいと思っています。(14日目は幕内下位で1敗と好調の阿炎が相手)土俵に上がったら変わらないので。1日一番の気持ちでやってますから。(心境に)変わりはないですね」

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・屋方直哉)

御嶽海(左)を寄り切りで破り、懸賞金を受け取る照ノ富士(撮影・屋方直哉)

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千代の海 竜電との全勝対決に敗れ幕下優勝を逃す「物が違います」と脱帽

千代の海(右)を攻める竜電(撮影・岩下翔太)

<大相撲九州場所>◇13日目◇26日◇福岡国際センター

東幕下33枚目千代の海(28=九重)が、西幕下47枚目竜電(31=高田川)との全勝対決に敗れ、幕下優勝を逃した。横に動きながら、突いて勝機を見いだそうとしたが、焦る様子のない竜電に見られて何もできず。竜電に徐々に圧力をかけられて押し出された。取組後は開口一番「あー、強い」と率直な心境を口にした。

外出禁止期間中に女性と逢瀬(おうせ)を繰り返すなど不要不急の外出をしていたとして、5月の夏場所から3場所連続出場停止処分を受けていた竜電。三役経験者の上に、ケガによる休場ではなかったため力の差は否めなかった。千代の海は「強いですね。物が違います。完敗です」と脱帽。ただ、「みんなは向こう(竜電)が勝つと思っていたと思うのでやりやすかった。向かっていくだけなので」と緊張は全くなかった。

年納めの場所は6勝1敗で終えたが「最後負けたから駄目ですね。最後勝たないと」と厳しかった。見据える再十両に向けて「勝ち続けます」と来年の抱負を語った。

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竜電が全勝で幕下V 外出禁止期間中に女性と逢瀬、出場停止明け場所で結果

千代の海(右)を攻める竜電(撮影・岩下翔太)

<大相撲九州場所>◇13日目◇26日◇福岡国際センター

幕下は元小結で、出場停止明けの西47枚目・竜電(31=高田川)が、東33枚目・千代の海(28=九重)との全勝対決を押し出しで制して、優勝を果たした。

「相撲をとらせていただけるだけでありがたいです。初心に帰って一からやってきたことを出しました。しっかり反省して相撲に集中してやれるよう稽古してきました」

竜電は外出禁止期間中に女性と逢瀬(おうせ)を繰り返すなど不要不急の外出をしていたとして、5月の夏場所から3場所連続出場停止処分を受けていた。「自分が悪いことをしたのでしっかり反省してきました」。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)からは「相撲で頑張っていいところを見せて、それが恩返しになる」と言われたという。

来場所は関取復帰も見据えられる幕下上位が確実となった。「相撲がとれる喜びがこみ上げてきました」。出場停止から今場所、幕内で活躍する阿炎と同じく、生まれ変わっての再出発を図る。

千代の海(手前)を攻める竜電(撮影・屋方直哉)

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13日目に千代の海-竜電など6戦全勝同士が対戦 各段優勝のゆくえ

竜電(2021年11月24日撮影)

九州場所13日目に各段で6戦全勝同士の取組があり、優勝が決まる可能性がある。各段の6戦全勝は以下の力士。

▽幕下 十両経験者で東33枚目の千代の海(28=九重)、元小結で出場停止明けの西47枚目・竜電(31=高田川)が全勝。

▽三段目 モンゴル出身の東42枚目・荒馬(25=伊勢ノ海)、西60枚目の大海(20=尾上)、カザフスタン出身で日大相撲部で全国学生大会4強となり100枚目格付け出しデビューの金峰山(24=木瀬)が全勝。

▽序二段 幕下経験者で東11枚目の魁鵬(25=友綱)、最高位は三段目の西61枚目・優力勝(20=常盤山)、西81枚目の千代大和(20=九重)が全勝。

▽序ノ口 最高位は幕下で西10枚目の井上(22=木瀬)1人が全勝。1敗が東筆頭の豪正龍(19=境川)、東16枚目の雷鵬(24=宮城野)、西16枚目の千代獅子(16=九重)。

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友風5場所連続5勝到達「いい相撲だったと」右膝大けが4度手術乗り越え

時栄(左)を押し出しで破る友風(撮影・屋方直哉)

<大相撲九州場所>◇12日目◇25日◇福岡国際センター

幕内経験者で右膝の大けがから復帰して5場所目の東幕下37枚目友風(26=尾車)が、6番相撲で東幕下45枚目時栄(25=時津風)を押し出して5勝目を挙げた。

細かい突っ張りで相手を懐に入れさせなかった。「いい相撲だったと思う。相手も強いので。5番勝てたので結果としてはいいんじゃないか」。自己最高位だった西前頭3枚目の19年九州場所2日目の取組で、土俵下に落ちた際に右膝を負傷。歩くことも困難とみられた大けがだったが、4度の手術を乗り越え、復帰場所から5場所連続で5勝以上の星を重ねた。

5番相撲では三役経験者の竜電に敗れて、今場所初黒星を喫したが「竜電関には幕内で1回も勝ったことがない。あれを引きずるとかもない」と、気持ちは切り替わっていたという。

時栄(左)を押し出しで破る友風(撮影・屋方直哉)
友風(右)は押し出しで時栄を破る(撮影・小沢裕)

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竜電6勝目 一気に前へ、碧天に何もさせない完勝劇

竜電(左)は押し出しで碧天を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲九州場所>◇11日目◇24日◇福岡国際センター

西幕下47枚目竜電(31=高田川)が、東幕下57枚目碧天(38=春日野)を押し出して、6勝目を挙げた。立ち合い低くあたり、一気に前に出て勝負を決めた。碧天に何もさせない完勝劇だった。

竜電は外出禁止期間中に女性と逢瀬(おうせ)を繰り返すなど不要不急の外出をしていたとして、5月の夏場所から3場所連続出場停止処分を受けていた。幕内から幕下まで番付を落としての再出発場所で順当に白星を重ねている。取組後はオンライン取材に応じなかった。

竜電(左)は押し出しで碧天を破る(撮影・小沢裕)

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友風「ダメなところが全部出た」竜電との全勝対決に敗れる

友風は竜電(左)に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲九州場所>◇9日目◇22日◇福岡国際センター

幕内経験者で右膝の大けがから復帰して5場所目の東幕下37枚目友風(26=尾車)が、5番相撲で三役経験者の西幕下47枚目竜電との全勝対決に敗れて4勝1敗となった。

立ち合いですぐにもろ差しを許すと、抵抗できずに一気に寄り切られた。上体を完全に起こされてしまい「ダメなところが全部出た」と悔しがった。

竜電は幕下に落ちているものの、三役経験を持つ実力者。昨年3月から今年1月までに、夫人とは別の女性と合計25回の逢瀬(おうせ)を繰り返し、不要不急の外出をしたとして出場停止処分を受けていた。3場所連続出場停止明けだが、幕下ではここまで無傷の5連勝と格の違いを見せつけている。友風も「相手が強かった。力の差は歴然」と完敗を認めた。

1番相撲からの連勝は止まったが、残り2番の成績次第では来場所は幕下上位まで番付を上げる可能性がある。「残り2番あるので頑張ります」と気持ちを切り替えた。

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