上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

翠富士が新入幕、明瀬山28場所ぶり再入幕/新番付

翠富士

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

新入幕として翠富士(みどりふじ、24=伊勢ケ浜)が西前頭14枚目に名を連ねた。東十両2枚目だった先場所、10勝5敗で十両優勝の成績を収めた。伊勢ケ浜部屋からは昨年春場所の照強以来の新入幕で、静岡県出身では10年春場所の磋牙司以来、戦後5人目の幕内力士誕生。近大からは昨年夏場所の志摩ノ海以来、11人目の新入幕を果たした。再入幕は、史上4位のスロー復帰となる明瀬山(35=木瀬)が28場所ぶりに返り入幕を果たした。

既に発表されている十両昇進は、ともに新十両の納谷改め王鵬(20=大嶽)が西11枚目、白石改め東白龍(24=玉ノ井)が西14枚目の番付に名を連ねた。

昭和の大横綱大鵬の孫にあたる王鵬は、現師匠が部屋を継承後としては13年名古屋場所の大砂嵐以来、2人目の関取誕生。父は元関脇貴闘力で、新たな親子関取は昨年名古屋場所の琴ノ若親子以来、史上11組目となった。

東白龍は、玉ノ井部屋からは、現師匠が部屋を継承後としては富士東、東龍に続く3人目の関取誕生。東洋大からは18年夏場所の若隆景以来11人目の新十両で、三段目付け出しからの新十両は小柳(現豊山)、朝乃山、若隆景、木崎海に続き5人目となった。なお王鵬、東白龍ともに東京都出身で、東京都からは17年名古屋場所の翔猿以来、戦後49、50人目の関取輩出となった。

また再十両は、矢後(26=尾車)が4場所ぶり、竜虎(22=尾上)が8場所ぶりの関取復帰を決めた。竜虎は先場所、西幕下15枚目で7戦全勝。幕下力士の十両昇進の対象者が15枚目以内となった77年名古屋場所以降、西幕下15枚目で7戦全勝し翌場所、十両昇進を決めたのは90年秋場所の時津洋以来、史上2人目となった。

来年1月の初場所は、8日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。10日の初日を迎える。

関連するニュースを読む

石浦が下の名前を改名 将勝から鹿介に/新番付

石浦=2019年9月13日、両国国技館

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。

【降下】

〈三役内〉

御嶽海(27=出羽海)東関脇→西小結

〈幕内から十両〉

炎鵬(26=宮城野)西前頭11枚目→東十両3枚目

琴勇輝(29=佐渡ケ嶽)西前頭15枚目→西十両9枚目

〈十両から幕下〉

錦富士(24=伊勢ケ浜)西十両13枚目→西幕下5枚目

富士東(33=玉ノ井)東十両14枚目→東幕下13枚目

阿炎(26=錣山)西十両11枚目→東幕下16枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

〈十両〉

納谷→王鵬(おうほう、大嶽)

白石→東白龍(とうはくりゅう、玉ノ井)

〈三段目〉

小島→魁郷(かいごう、浅香山)

〈序二段〉

矢田部→錦国(にしきくに、芝田山)

橋本→若東(わかあずま、玉ノ井)

樋口→寅武蔵(とらむさし、武蔵川)

琴真鍋→琴太成(ことたいせい、佐渡ケ嶽)

〈序ノ口〉

長原→錦星龍(きんせいりゅう、芝田山)

岩本→玉乃若(たまのわか、玉ノ井)

原田→大陸山(たいりくやま、大嶽)

服部桜→勝南桜(しょうなんざくら、式秀)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

石浦将勝→石浦鹿介(いしうら・しかのすけ、宮城野)

琴真鍋平翔→琴太成直輝(ことたいせい・なおき、佐渡ケ嶽)

樋口虎之心→寅武蔵輝之進(とらむさし・てるのしん、武蔵川)

服部桜太志→勝南桜聡太(しょうなんざくら・そうた、式秀)

橋本航→若東航矢(わかあずま・こうや、玉ノ井)

岩本舞斗→玉乃若未来斗(たまのわか・みくと、玉ノ井)

大成道勝→大成道大志(だいせいどう・だいし、木瀬)

白石雅仁→東白龍雅士(とうはくりゅう・まさひと、玉ノ井)

【襲名】

琴奨菊(元大関)引退秀ノ山襲名

【停年退職(年寄)】

錦島末弘(元朝潮=先代高砂)

【引退】

琴誠剛、希帆ノ海、飛天龍、朝日城、臥牙丸、笹崎、若龍星、宇美錦、春空、大雅、欧樹

関連するニュースを読む

大鵬孫の王鵬「憧れだった」母校から橙色化粧まわし

都内の大嶽部屋で母校の埼玉栄高から贈られた化粧まわしを受け取った王鵬

大相撲の元横綱大鵬の孫で新十両昇進を果たした納谷改め王鵬(20=大嶽)が21日、都内の部屋で母校の埼玉栄高から贈呈された化粧まわしを受け取った。

過去に20人以上の同校OBの関取が贈られた伝統の化粧まわしで「オレンジの化粧まわしをつけるのがあこがれだった。すごいうれしい」と喜んだ。恩師で同校相撲部の山田道紀監督は「いいしこ名をもらった。さらに王鵬という力士を輝かせていってほしい」とエール。新十両昇進が決定後、王鵬は母校の相撲部にお米700キロを差し入れして感謝の気持ちを示した。

新十両昇進を果たした王鵬が差し入れたお米700キロと写真におさまる埼玉栄高相撲部の部員

関連するニュースを読む

琴勝峰「負けたくない」同級生の王鵬にライバル心

四股を踏む琴勝峰

大相撲の前頭琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が、埼玉栄高の同級生で新十両昇進を果たした納谷改め王鵬(20=大嶽)に対してライバル心をのぞかせた。

12日、千葉・松戸市の部屋で関取衆との申し合い稽古などを行い調整。初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で関取デビューとなる同級生について「いずれ上がってくるだろうなと思っていた。切磋琢磨(せっさたくま)していきたい。負けたくないという気持ちです」と力を込めた。

豊昇龍らを含めて有望株がそろう99年度生まれの中でも出世頭だが「引っ張るとかそういう意識はなくて、競争という意識です」と強調する。11月場所では初めての上位戦を経験。優勝した大関貴景勝には真っ向勝負を挑んだ。「すごくいい経験になった。小細工しないで前に出ようと思った。高ぶりすぎた分、見られてはたかれた。結びの一番を経験できたので(来場所以降は)特に緊張しないかなと思う」。

18年九州場所から12場所連続で勝ち越し中。来場所も自己最高位となる見通しで「上にはもっともっといきたいし、強くなりたい。限界を決めないでいけるところまでいきたい」と飛躍を誓った。

関連するニュースを読む

新十両の王鵬が祖父大鵬の記念館訪問「すごいな」

祖父大鵬ゆかりの品が飾られている北海道弟子屈町内の大鵬相撲記念館前の大鵬像と記念撮影する王鵬(撮影・浅水友輝)

大相撲の元横綱大鵬の孫で新十両の王鵬(20=大嶽)が4日、祖父大鵬の故郷である北海道弟子屈町内の「大鵬相撲記念館」を訪問し、決意を新たにした。

同町への訪問は昨年6月以来で、新十両になってからは初めて。記念館では昭和の大横綱と呼ばれる大鵬のゆかりの品を見て回った。来町する度に何度も訪れている場所とはいえ「記念館を作ってもらえるのはすごいなと思う。昔のものとかを見て良いなと思った」と感慨深げに話した。

王鵬は祖父譲りの191センチ、175キロの恵まれた体格で、11月場所は西幕下筆頭で十両を2人破って6勝1敗。11月25日に行われた番付編成会議で来場所の新十両昇進を決めている。東京出身ではあるが、この日の訪問では祖父の地元で多くの祝福を受け「古里という感じがする」と喜びを語った。関取として臨む来年1月の初場所(来年1月10日初日、両国国技館)に向け「15日間相撲を取る経験はどんなものかわからないけど、元気な相撲で勝ち星を増やしていきたい」と力を込めた。

同施設は「弟子屈町川湯相撲記念館」として開館。優勝32回(うち全勝優勝8回)など大鵬の現役時代の活躍を顕彰して銅像、優勝額、優勝賜杯などが展示されており、13年1月に72歳で大鵬が亡くなった後に、故人の名前を冠した施設名に変更された。

王鵬はこの日午後6時から同町で行われる「王鵬十両昇進祝賀会」に出席する予定。

◆王鵬幸之介(おうほう・こうのすけ)本名・納谷幸之介。2000年(平12)2月14日、東京都江東区生まれ。埼玉栄高では17年愛媛国体少年で、団体と個人の2冠。高校卒業を待たずに18年初場所で初土俵。19年夏場所から今年の11月場所まで大関貴景勝の付け人を務めた。21年初場所新十両。父は幕尻優勝を果たした元関脇貴闘力、長男幸男はプロレスラーで、次男の三段目鵬山、四男の幕下夢道鵬は同じ大嶽部屋所属。191センチ、175キロ。得意は突き、押し。

祖父大鵬ゆかりの品が飾られている北海道弟子屈町内の大鵬相撲記念館を訪問した王鵬(撮影・浅水友輝)
祖父大鵬ゆかりの品が飾られている北海道弟子屈町内の大鵬相撲記念館を訪問した王鵬(左)。右は山名館長(撮影・浅水友輝)
祖父大鵬ゆかりの品が飾られている北海道弟子屈町内の大鵬相撲記念館を訪問した王鵬(撮影・浅水友輝)

関連するニュースを読む

「大鵬の孫」王鵬へ改名「名前に見合った人間に」

新十両昇進にあたり新しいしこ名を掲げる納谷改め王鵬

昭和の大横綱の孫が、ついに関取昇進を果たした。日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で初場所(来年1月10日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、納谷改め王鵬(おうほう、20=大嶽)の新十両昇進を決めた。祖父は第48代横綱大鵬で、父は元関脇貴闘力。2000年代生まれでは初めての関取誕生となった。新十両は他に白石改め東白龍、再十両は矢後、竜虎が決まった。

   ◇   ◇   ◇

「大鵬の孫」として注目を浴び続ける20歳が、新十両昇進を機に壮大なしこ名に改名した。リモートでの会見に出席した王鵬は「祖父の『鵬』の字をいただけるということでうれしい。名前に見合った人間になりたい」と表情を崩した。

命名した師匠の大嶽親方(元十両大竜)は「(祖父の)『大』に代わるものとして『王』とつけた。昔から温めていた」と説明。わんぱく相撲に出ていた時、小学生ながら堂々とした振る舞いに「風貌が王鵬という感じ。わが道を行く、どっしりしたところがある」と感じ取ったという。

祖父譲りの191センチ、175キロの恵まれた体格は、幕内力士と比較しても遜色ない。得意の突き押し相撲で、今場所は西幕下筆頭で十両を2人破って6勝1敗。「気持ちが相撲に出ていた」と手応えを口にする。

初土俵からちょうど3年での昇進だが、自身が入門時から掲げた目標よりは1年遅い。99年度生まれの力士は有望株がそろい、琴勝峰や豊昇龍はすでに幕内で活躍。ライバルに先を越されて「何で自分だけ弱いんだろう」と悩む時期もあったが、「自分の中では誰よりもやったつもりだった」。自負する稽古量で、1年半も停滞した幕下上位の壁を打ち破った。

「やるからには一番上を目指す」と祖父と同じ番付を目指す。その大鵬の故郷である北海道・弟子屈町から化粧まわしが贈られる予定。同町の象徴である屈斜路湖と摩周湖が描かれているという。母校の埼玉栄高からも贈呈されるなど周囲も祝福ムードだ。

新年最初の場所で見据えるのは、まずは新入幕。「注目されることはうれしい。見劣りしないように頑張るだけ」。大きな期待を感じながら、令和の大横綱を目指す。【佐藤礼征】

◆王鵬幸之介(おうほう・こうのすけ)本名・納谷幸之介。2000年(平12)2月14日、東京都江東区生まれ。埼玉栄高では17年愛媛国体少年で、団体と個人の2冠。高校卒業を待たずに18年初場所で初土俵。19年夏場所から今年の11月場所まで大関貴景勝の付け人を務めた。21年初場所新十両。父は幕尻優勝を果たした元関脇貴闘力、長男幸男はプロレスラーで、次男の三段目鵬山、四男の幕下夢道鵬は同じ大嶽部屋所属。191センチ、175キロ。得意は突き、押し。

新十両昇進が決まり部屋の前でガッツポーズをする納谷改め王鵬

関連するニュースを読む

大鵬の孫納谷が十両「王鵬」改名、しこ名の意味

新十両昇進にあたり新しいしこ名を掲げる納谷改め王鵬

日本相撲協会は25日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、元横綱大鵬の孫、納谷改め王鵬(20=大嶽)の新十両昇進を発表した。

王鵬は西幕下筆頭だった11月場所で6勝を挙げ、新十両昇進を確実にしていた。この日、都内の部屋でオンラインによる会見を開き「場所が終わってから今日までドキドキしていた。良かったなと、落ち着いた感じです」と無事に吉報が届き、胸をなで下ろした。

18年初場所で初土俵を踏んでから、11月場所までは本名の「納谷」をしこ名にしてきた。関取になったタイミングで「王鵬」に改名。師匠の大嶽親方(元十両大竜)は「わんぱく相撲に出ていた時、彼がもし力士になったらどういうしこ名がいいだろうと考えてつけたのが王鵬。大鵬というしこ名も使えない、どこか似たしこ名をと。『大』に代わるものとして『王』をつけた」と、王鵬が小学生だった頃から温めてきたしこ名だったという。

さらに、王鵬の意味については「あまりしゃべらないというかわが道を行くというか、どっしりと落ち着いたところとか。納谷を見た時に『王鵬』と分かるものがある」と説明。隣で聞いていた王鵬は「名前はすごく格好いい。しこ名があった方が力士らしいのでうれしい。名前に見合った人間になりたいです」と話した。

入門してから3年かけてつかんだ関取の座。王鵬は「自分の中では納得していない。時間がかかったなと思う。入った時は2年で頑張ろうと思っていた」と自分の中では、あと1年早く関取に上がりたかったという。ただ、大嶽親方は「これからが勝負だと思います。私たちの時は『上がって10年』と大鵬に言われてきた。王鵬には10年どころか20年でも頑張って欲しい」と、ここからの活躍に期待した。

土俵入りの際に使用する化粧まわしの1つに、大鵬の出身の北海道弟子屈町から贈られてくる物があるという。同町にある摩周湖と屈斜路湖が描かれた化粧まわしだといい、大嶽親方は「見ただけでは分からないけど、説明を受ければ深いというか、なるほどなと思うもの」と話した。会見後に祖父の墓参りに行くといい、王鵬は「(大鵬から)頑張れよ、って言われると思います。大したことないなと見劣りしないように頑張るだけです」と言葉に力を込めた。

次の目標は「新入幕」と王鵬。同学年の琴勝峰と豊昇龍が、すでに幕内に上がっているのに対して「一緒にやってきた仲間。テレビの遅い時間帯で一緒に相撲が取りたい」と刺激を受けてきた。角界入りしてから、ようやくつかんだ1つ目の目標。「やるからには一番上を目指している」と、見据えた祖父と同じ地位に向けて突き進む。

リモートでの新十両会見に臨み、笑顔を見せる納谷改め王鵬(日本相撲協会提供)
リモートでの新十両会見に臨む納谷改め王鵬
リモートでの新十両会見に臨む納谷改め王鵬(右)と師匠の大嶽親方(日本相撲協会提供)

関連するニュースを読む

大鵬の孫納谷が十両昇進、王鵬へ改名 番付編成会議

リモートでの新十両会見に臨む納谷改め王鵬

昭和の大横綱の孫が、関取の座をつかんだ。日本相撲協会は25日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士4人を発表。祖父が第48代横綱大鵬で、幕尻優勝も果たした元関脇貴闘力の3男の納谷(20=大嶽、本名・納谷幸之介)が新十両昇進を果たした。王鵬(おうほう)への改名も発表された。

納谷改め王鵬は埼玉栄高3年冬の18年初場所で初土俵。初めて番付にしこ名が載った翌春場所で序ノ口優勝を果たし、順調に出世。幕下上位で足踏みが続いたが、11月場所は西幕下1枚目で6勝1敗の成績を収め、新十両昇進を果たした。

白石改め東白龍(とうはくりゅう、24=玉ノ井、本名・白石雅仁)も新十両昇進を決めた。東洋大を卒業し19年夏場所、三段目最下位格付け出しで初土俵。11月場所は西幕下2枚目で4勝3敗と、番付運も手伝っての新昇進となった。

残る2人は再十両。11月場所は東幕下2枚目で4勝3敗の矢後(やご、26=尾車)は、今年の春場所以来、4場所ぶりの十両復帰。西幕下15枚目で7戦全勝を果たした竜虎(りゅうこう、22=尾上)は新十両昇進を果たした昨年名古屋場所以来、8場所ぶりの十両復帰を決めた。

リモートでの新十両会見に臨み、笑顔を見せる納谷改め王鵬(日本相撲協会提供)
リモートでの新十両会見に臨む納谷改め王鵬(右)と師匠の大嶽親方(日本相撲協会提供)

関連するニュースを読む

大鵬の孫納谷6勝「落ち着いていけた」来年は主役へ

納谷(左)は一山本を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲11月場所>13日日◇20日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西幕下筆頭の納谷(20=大嶽)が一山本を押し出して最後の7番相撲を白星で飾り、6勝目をあげた。すでに来場所の新十両昇進を確実にしていたが、番付の面でも楽しみになった。

「何をしてくるか分からない相手。落ち着いていけたと思う。最後の相撲で負けたら気持ち的に落ちるんで勝ててよかった」。幕下上位の壁をなかなか突き破れずにもがいてきたが、6勝1敗の好成績で、いよいよ関取の座を手にする。

納谷は「(幕下上位でも)通用しないとは思っていなかった。ただ、上がるためには何かが違うと感じてきた。(1年後は)幕内でとっていたい」。才能に満ちた逸材が、来年は主役を目指す。

一山本(左)を攻める納谷(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

豊昇龍「追いついて」ライバル幕下納谷との対戦熱望

照強を浴びせ倒しで破った豊昇龍(撮影・丹羽敏通)

<大相撲11月場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭13枚目の豊昇龍(21=立浪)が、良きライバルとの対戦を熱望した。この日の取組は、西前頭8枚目照強(25=伊勢ケ浜)を浴びせ倒しで破って勝ち越しに王手。「いろいろしてくる相手だからどうやって来るかと思ったけど、自分が先手で落ち着いて相撲が取れた」と納得の一番だった。

前日には同学年の幕下納谷が新十両昇進を確実にした。高校時代はしのぎを削った仲だけに「早く追いついて来て欲しい。相撲ではいいライバル、普段の時はいい友達」と早くも新入幕を期待した。また「(同学年の)琴勝峰と先に(幕内に)上がったので追いついて来て欲しい。対戦するのを楽しみにしています」と幕内の土俵での対戦を楽しみにした。

懸賞金を手に土俵を引き揚げる豊昇龍(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

貴景勝、志摩ノ海が1敗守る/12日目写真特集

<大相撲11月場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

幕尻の東前頭17枚目志摩ノ海が、2敗の竜電を退けて1敗を守った。低い立ち合いでぶつかり、頭を相手の胸付近につけながらはず押しやおっつけで攻めた。竜電の攻めも我慢し、左下手を取ると鮮やかな下手出し投げを決めた。 

同じく1敗の大関貴景勝は、3敗の宝富士を下した。低く激しくぶつかって宝富士の上体を起こすと、強烈な突き押しで一気に突き出した。13日目は結びの一番で、貴景勝と志摩ノ海の直接対決が組まれた。 

小結照ノ富士は、御嶽海を破って2敗をキープ。立ち合いすぐに左でまわしを取り、左を引きながら右を差して一気に寄り切った。目標とする大関返り咲きに向けて、起点となる2桁勝利をあげた。今年2度目の優勝に向けて、貴景勝と志摩ノ海を追う。 

再入幕の東前頭14枚目千代の国は、妙義龍を破って勝ち越し。幕内での勝ち越しは、19年初場所以来となった。新入幕だった秋場所で優勝争いを演じた西前頭4枚目の翔猿は、若隆景に負けて負け越しとなった。

12日目の取組模様を写真で振り返ります。

幕内

大相撲11月場所12日目の幕内土俵入り(撮影・河田真司)

千代ノ皇上手出し投げ琴ノ若

千代ノ皇(下)を上手出し投げで破る琴ノ若(撮影・河田真司)

琴ノ若「(19日が23歳の誕生日)誕生日はあまり考えずにいきました。しっかり踏み込めて、自分から攻められたんでよかったと思います」

逸ノ城突き倒し炎鵬

逸ノ城(左)に突き倒しで敗れる炎鵬(撮影・鈴木正人)

炎鵬(下)を突き倒しで破る逸ノ城(撮影・河田真司)

逸ノ城「下がらないように右を差して、差せなくても相手をしっかり見て相撲を取ろうと思った。我慢できたと思います。残りもしっかりと勝ちたい。引かないように、投げないように我慢して相撲を取りたい」

炎鵬「思い切りいくことだけを心がけていた。迷いというより自分が弱いだけ。思い切って1日1番を取りきりたいと思います」

竜電出し投げ志摩ノ海

竜電(左)を下手出し投げで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)

志摩ノ海「向こうは左差しを狙ってきていた。差し負けないように頑張りました」

千代翔馬押し出し明生

千代翔馬(左)を押し出しで破る明生(撮影・河田真司)

明生「集中していくだけでした。攻める意識でいた。よかったと思う」

徳勝龍押し出し千代大龍

千代大龍(右)を押し出しで破る徳勝龍(撮影・河田真司)

千代大龍「張ってくるのは分かっていた。ずらして当たろうと思っていたら、まわしをとっていた。(7勝で足踏みに)ここから負け越しが一番みっともないんで頑張りたい」

碧山押し出し豊山

碧山(左)を押し出しで破った豊山(撮影・丹羽敏通)

豊山「はたきだけ気をつけて、最後も足が出てくれた。今日はよかったと思う」

豊昇龍浴せ倒し照強

照強(下)を浴びせ倒しで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

豊昇龍「相手(照強)はいろいろしてくるからどうやってくるかなと思ったけど、自分が先手で落ち着いて取れた。(新十両昇進確実の同学年の納谷について)相撲ではいいライバル、普段はいい友達。早く追いついて来てほしい。対戦するのを楽しみにしてます」

天空海寄り倒し遠藤

遠藤(左)を寄り倒しで破る天空海(撮影・鈴木正人)

遠藤(下)を寄り倒しで破る天空海(撮影・鈴木正人)

幕内取組前半を終え、新型コロナウイルス感染拡大防止を呼びかける懸賞旗スタイルの告知旗が土俵を回る(撮影・河田真司)

天空海「のけ反ったけど、落ち着いて右のはずというか右を使えた。止まったりしてさばかれたら相手のペースになると思った」

妙義龍はたき込み千代の国

妙義龍(右)をはたき込みで破る千代の国(撮影・河田真司)

千代の国「(勝ち越しに)素直にうれしいです。(王手から足踏み)なかなか自分の相撲をとらせてもらえなかったんで悔しかった」

北勝富士寄り切り栃ノ心

栃ノ心(左)を激しく攻める北勝富士(撮影・鈴木正人)

栃ノ心(右)を寄り切りで破った北勝富士(撮影・丹羽敏通)

栃ノ心(左)を寄り切りで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)

北勝富士「栃ノ心関相手に組みにいこうとは思わない。我慢して自分のかたちにつくれた。疲労がないといったらウソになる。毎日しっかり2回ケアしている。頑張って持ってくれている」

栃ノ心「右は入ったんですけどね。左上手とれなくて巻きかえにいったのがよくなかった。もっと我慢すればよかった」

琴勝峰はたき込み隠岐の海

隠岐の海(左)をはたき込みで破る琴勝峰(撮影・鈴木正人)

琴勝峰「いつも通り立ち合いしっかり当たろうと思ったけど、踏み込まれてしまって。本当はもっと自分から圧力をかけて前に出たい。(11日目に大関戦を経験して)結びで取れたのはいいと思う」

翔猿寄り倒し若隆景

翔猿(左)を寄り倒しで破った若隆景(撮影・丹羽敏通)

若隆景「先に攻められたのがよかったと思う。1日1番、集中してやっていくだけです」

大栄翔はたき込み高安

大栄翔(右)を激しく攻める高安(撮影・鈴木正人)

大栄翔(右)をはたき込みで破る高安(撮影・河田真司)

高安「今日は突っ張っていこうと思った。だいぶ土俵にも馴れて、いい感じで連日とれています」

御嶽海寄り切り照ノ富士

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

照ノ富士「まわしがとれたんで。(目標の2桁)ここからの1番1番が大事。積み重ねていきたい」

玉鷲寄り切り隆の勝

玉鷲(右)を寄り切りで破る隆の勝(撮影・河田真司)

隆の勝「自分らしい相撲がとれたかなと思う。立ち合いだけは負けないよう、自分からいったのがよかったと思う」

貴景勝押し出し宝富士

宝富士(左)を突き出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

宝富士(右)を突き出しで破って1敗を守った貴景勝(撮影・丹羽敏通)

勝ち名乗りを受ける貴景勝(撮影・丹羽敏通)

宝富士「力、伝わらなかったですね。ダメでした」

関連するニュースを読む

大鵬の孫、夢道鵬3勝「自分も」兄納谷の活躍刺激

安芸乃山(右)を攻める夢道鵬(撮影・河田真司)

<大相撲11月場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、東幕下32枚目の夢道鵬(19=大嶽)が星を3勝3敗の五分に戻し、最後の一番に勝ち越しの望みを残した。

重い安芸乃山を立ち合いから突き放し、一気に突き出した。「立ち合い、よけたら持って行かれるんで。重い相手だがびびらず前に出られたのがよかった」と会心の相撲を振り返った。

兄の納谷が西幕下筆頭で5勝と来場所の新十両を確実にした。「刺激になる。自分もという気持ちになる」と話し、「稽古場でも兄に歯が立たない。追いつけるようにしたい」と身近な目標に発奮した。

安芸乃山(左)を突き出しで破った夢道鵬(撮影・丹羽敏通)

関連するニュースを読む

炎鵬、土俵下に落下し正座…/11日目写真特集

<大相撲11月場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

大関貴景勝は新鋭の琴勝峰を退け、1敗でトップを守った。

埼玉栄高の3学年後輩に対して、押し合いからタイミングよく突き落とし。2場所連続の2桁勝利も決めた。2横綱、2大関が不在となった場所で、1人大関として終盤戦も優勝争いを引っ張る。

幕尻の志摩ノ海は新入幕で敢闘賞を獲得した昨年夏場所以来となる2桁白星を挙げた。豊昇龍を押し倒し、1敗を守ってトップをキープ。徳勝龍、照ノ富士に続く、今年3回目の幕尻優勝が現実味を帯びてきた。

三役に復帰した小結照ノ富士は妙義龍を下して星を9勝に伸ばし、2桁白星に王手をかけた。優勝争いに向けても2敗を守って1差でピタリとつける。竜電は宝富士との2敗対決を制して9勝2敗とした。

1敗が貴景勝と志摩ノ海、2敗が照ノ富士と竜電の2人、3敗は大栄翔と宝富士の2人となった。

11日目の取組模様を写真で振り返ります。

幕内

貴景勝(10勝1敗)突き落とし琴勝峰(6勝5敗)

☆貴景勝「集中して気合入れて、それだけ考えてやっている。(琴勝峰は高校の後輩)ずっと先輩に立ち向かっていたので、今回初めて埼玉栄の後輩、だから何ってわけじゃないけど、どんどん埼玉栄(OB)が育っていることはうれしいこと。(琴勝峰は)二所(ノ関)一門の連合稽古で見ていても強い。強くなると思う、一生懸命やっていれば」

★琴勝峰「ちょっと力が入りすぎたし、そもそも地力が足りなかった」

取組前に、気合を入れる貴景勝(撮影・柴田隆二)

琴勝峰(左)を突き落としで破った貴景勝(撮影・丹羽敏通)


御嶽海(6勝5敗)押し出し高安(6勝5敗)

高安(右)に土俵際へ追い込まれる御嶽海(撮影・小沢裕)


翔猿(4勝7敗)はたき込み隆の勝(5勝6敗)

☆翔猿(関脇を破って勝ち越しに向けて踏みとどまる4勝目)「体は動いていた。(三役からの白星は)うれしいですね。自信になる。(上位戦が続く今場所は)疲れが半端じゃないです。緊張はしていないけど、(朝は)目が覚めにくい」

翔猿(右)は隆の勝をはたき込みで破る(撮影・柴田隆二)


照ノ富士(9勝2敗)極め出し妙義龍(3勝8敗)

☆照ノ富士「落ち着いていけた。何回もやっているので、取り口は分かる。(2桁白星に王手)2桁以上が今場所の目標。達成できれば」

照ノ富士(手前)に極めだしで敗れた妙義龍(撮影・丹羽敏通)


霧馬山(1勝10敗)寄り切り栃ノ心(6勝5敗)

栃ノ心は霧馬山(右)を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


阿武咲(5勝6敗)寄り切り隠岐の海(5勝6敗)

隠岐の海(右)の突き押しをこらえる阿武咲(撮影・小沢裕)


玉鷲(6勝5敗)突き出し大栄翔(8勝3敗)

☆大栄翔「前に前にという意識でいった。踏み込みも大事だけど、2、3歩目も意識して、足で攻める意識でやっている。徐々によくなっている。(三役復帰へ)1場所でも早く戻りたい気持ちはある」

玉鷲(奥)は大栄翔に突き出しで敗れる(撮影・柴田隆二)


北勝富士(7勝4敗)突き落とし遠藤(6勝5敗)

☆北勝富士(10日目の宝富士戦に続いて長い相撲になったが)「昨日に比べればへっちゃら。集中しているので、(疲れは)場所が終わったらどっとくるけど、気持ちは切らしていない」

遠藤(手前)を突き落としで破った北勝富士(撮影・丹羽敏通)


宝富士(8勝3敗)送り倒し竜電(9勝2敗)

宝富士(手前)を送り倒しで破った竜電(撮影・丹羽敏通)

2敗を死守した竜電は審判交代の間に土俵をまわる東京都の新型コロナウイルス感染対策を呼び掛ける幕に目を見張る(撮影・小沢裕)


琴ノ若(6勝5敗)押し出し照強(3勝8敗)

★琴ノ若「見過ぎてしまった。もっと攻めていって良かった。あとはしっかり切り替えて、思い切って自分の相撲を取りきれるようにしたい。」

高々と塩をまく照強(右)(撮影・丹羽敏通)


佐田の海(3勝8敗)寄り切り炎鵬(2勝9敗)

佐田の海(上)は炎鵬を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

佐田の海(上)は炎鵬を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

佐田の海(左)は炎鵬を寄り切りで破りそのまま土俵下に落ちる(撮影・小沢裕)

佐田の海(左)は炎鵬を寄り切りで破りそのまま土俵下に落ちる(撮影・小沢裕)

佐田の海に寄り切りで敗れた炎鵬(手前)はそのまま土俵下に落ち痛そうな表情を見せる。奥は高田川審判長(撮影・小沢裕)

佐田の海に寄り切りで敗れそのまま土俵下に落ちた炎鵬はしばらく腰を押さえてうずくまる。奥は高田川審判長(撮影・小沢裕)


豊山(3勝8敗)押し出し逸ノ城(4勝7敗)

★豊山「グイグイいく相撲を取りたかった。向こうも星が伸びていないし、力ずくできた」

豊山(左)を押し出しで破った逸ノ城(撮影・丹羽敏通)


豊昇龍(6勝5敗)押し倒し志摩ノ海(10勝1敗)

☆志摩ノ海「先手を取られたけど自分の相撲を取りきれた。昨日師匠(木瀬親方=元前頭肥後ノ海)に「まわしを取らすな。おっつけでジワジワ前に出るように」と言われたのがしっかりできた。やるしかない、という言葉を胸に相撲を取っているのができている。結果は後でついてくる。自分の相撲を取りきりたい。」

志摩ノ海は豊昇龍(左)を押し倒しで破る(撮影・小沢裕)


千代大龍(7勝4敗)突き出し石浦(6勝5敗)

☆千代大龍(10日目は同じ小兵の炎鵬に敗れ)「思い切り突っ込むか直前まで考えたけど、相手がどんな立ち合いをしても前に出ないといけない。もろ手で思い切りいこうとした。(7勝目で)幕内残留は濃厚なのかなと僕の中では8割くらいはある。それに甘んずることなく8番、9番といきたい」

千代大龍(左)は石浦を突き出しで破る(撮影・柴田隆二)

十両

貴源治(6勝5敗)寄り倒し納谷(5勝1敗)

納谷(上)は貴源治を寄り倒しで破る(撮影・柴田隆二)

納谷(左)は寄り倒しで貴源治を破る(撮影・小沢裕)

納谷(左)は寄り倒しで貴源治を破る(撮影・小沢裕)


勢(4勝7敗)小手投げ松鳳山(2勝9敗)

勢(上)は松鳳山を小手投げで破る(撮影・柴田隆二)

幕下

北大地(2勝4敗)上手投げ千代の勝(3勝3敗)

大相撲11月場所11日目 幕下の前半戦で北大地と千代の勝の一番は取組時間が長時間のため「二番後取り直し」となった(撮影・柴田隆二)

幕下の北大地-千代の勝戦は長時間の一番となって行司木村悟志が取り組みを止めた(撮影・丹羽敏通)

幕下の北大地-千代の勝戦は二番後取り直しとなった。行司木村悟志(撮影・丹羽敏通)

二番後、北大地と千代の勝の「先程の取直し」の幕が掲げられた(撮影・柴田隆二)

大相撲11月場所11日目 二番後、取り直しで千代の勝(左)が北大地を上手投げで破るも疲労困憊(こんぱい)の表情(撮影・柴田隆二)

関連するニュースを読む

納谷決めた新十両昇進「気持ちと体一緒に」会心白星

納谷(左)は寄り倒しで貴源治を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲11月場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫、西幕下筆頭納谷(20=大嶽)が、5勝目を挙げて来年初場所での新十両昇進を確実にした。

西十両12枚目貴源治(23=千賀ノ浦)に、立ち合い低くぶつかり左おっつけで上体を起こした。左四つを許すも、すかさず左腕を手繰って距離を取った。そのまま距離を取りながら突き押しで攻め、貴源治にも突き押しで粘られて顔を張られたがひるまず前へ。追い込んだ土俵際で左を差すと力いっぱい、寄り倒した。「捕まりかけたけど、嫌って前に出続けられた。気持ちと体が一緒に動いてくれた」と会心の相撲だった。

すでに勝ち越しを決めた状況での一番。「今日勝って(十両昇進を)確実にしたかった」と、気合十分だった。今場所は十両相手に3戦3勝するなどし「攻め続けられたら負けはしない。攻めに関しては、もともと自信がある。(この日は)捕まりかけたけど、嫌ったのは自信になる」と、さらに自信を重ねた。

十両との一番でのみ許される大銀杏(おおいちょう)姿も様になっており「気合は入りますよ」と話した。十両昇進なら、15日間大銀杏を結うことになる。「この新鮮な気持ちを忘れないように。上に上がってもダラっとした相撲を取らずにいきたい」を早くも関取としての自覚を口にした。

納谷(左)は寄り倒しで貴源治を破る(撮影・小沢裕)
貴源治を寄り倒しで破った納谷(撮影・丹羽敏通)
貴源治を寄り倒しで破った納谷は土俵下でまわしを直す(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

狼雅が大鵬の孫納谷破り5連勝 先場所から11連勝

狼雅(手前)に下手投げで敗れる納谷(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲11月場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

17年に外国出身で初の高校横綱となった西幕下12枚目狼雅(21=二子山)が無傷の5連勝を飾った。

5番相撲で元横綱大鵬の孫、西幕下筆頭納谷を下手投げで破った。相手の押しをたえて左四つ、右で前みつを引くと、自身より巨体の相手をぶん投げた。「当たってまわし取ることができた」と納得の表情。先場所から11連勝と波に乗っている。

場所前には両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加して力をつけた。全勝なら来場所の新十両昇進も見えてくる大器は「あまりそういうの(新十両)を考えないようにしている。一番一番、自分の相撲を取り切れるようにしたい」と意気込んだ。

狼雅は下手投げで納谷(下)を破る=2020年11月16日
納谷を破り土俵から引き揚げる狼雅(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

大鵬孫の夢道鵬2勝2敗に「星は気にしてない」

浜豊(左)を突き出しで破る夢道鵬(撮影・河田真司)

<大相撲11月場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、東幕下32枚目の夢道鵬(19=大嶽)が星を2勝2敗の五分に戻した。「前に出て勝てたのがよかった」と話し、勝敗については「星のことは気にしていない」と言い切った。

前日7日目の相撲で兄の西幕下筆頭・納谷が4連勝で勝ち越し、来場所の新十両昇進を濃厚にした。兄について「いつもアドバイスをくれる。自分もやってやるぞという思いになりました」。その相撲のスタイルについて「大事な一番でも変化したりしない。そのあたりが尊敬できます」。

大横綱の背中を追う兄弟の戦い。1歩ずつ進んでいる。

浜豊を突き出しで破り、勝ち名乗りを受ける夢道鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

納谷4連勝勝ち越し 来年初場所での新十両昇進濃厚

北はり磨(右)を押し倒しで破る納谷(撮影・河田真司)

<大相撲11月場所>◇7日目◇14日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫、西幕下筆頭納谷(20=大嶽)が、東幕下3枚目北はり磨(34=山響)を下し、初日から4連勝で勝ち越した。来年1月の初場所での新十両昇進が濃厚となった。

立ち合いは右腕を前に伸ばして出すように当たった。北はり磨の上体を起こすと、左ののど輪で一気に押し倒した。「何してくるか分からない、大きくない相手。何が来ても対処できるような立ち合い、余力を残した立ち合いをイメージしました」と余裕があった。

勝ち越しを決めたが、十両昇進の行方はまだ分からない。だからこそ「しっかり7番勝って余裕を持って(十両に)上がりたい。先場所上がれなかった時点で、今場所は7番勝って上がってやろうと思っていた」と全勝での十両昇進に狙いを定めた。

同期の豊昇龍や同学年の琴勝峰が、すでに幕内の土俵に上がっている。「自分だけ、というのはあった。しっかり追いついてテレビで映る時間でいい相撲が取りたい」とライバルを意識しながら、さらに番付を上げる。

北はり磨を押し倒しで破り意気揚々と土俵に戻る納谷(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

元横綱大鵬の孫納谷が勝ち越し王手「ここで決める」

富士東(右)を突き出しで破る納谷(撮影・菅敏)

<大相撲11月場所>◇5日目◇12日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で西幕下筆頭納谷(20=大嶽)が、東十両14枚目の富士東(33=玉ノ井)を破って勝ち越しに王手をかけた。立ち合い低くぶつかって相手の上体を起こすと、もろ手つきを連発して一気に突き出した。「ちょっと体が硬かったけど内容はよかった。考えることなく当たって突き放そうと。前に出るだけなので」と相撲内容を振り返った。

初日から3連勝で勝ち越しに王手をかけ、来年初場所での新十両昇進の期待も高まってきた。「ここでダラダラしたら3-3になる。しっかりここで勝ち越しを決めるつもりでいく」と一気に勝ち越しを狙う。

富士東(右)を突き出しで破った納谷(撮影・菅敏)

関連するニュースを読む

大鵬の孫・納谷が2連勝「勝負できれば負けない」

納谷は矢後(左)を押し倒しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲11月場所>◇3日目◇10日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫、西幕下筆頭納谷(20=大嶽)が、東幕下2枚目矢後(26=尾車)を押し倒しで下して、初日から2連勝した。

まわしを取りにくる相手に対して、しつこく腕を伸ばして距離を取った。たまらず相手が引いたタイミングで、腕を出しながら前に出て押し倒した。「捕まったら絶対に勝てないと思っていた。引いてくるのを待っていて、引いた時に前に出られたのでよかった」と振り返った。

一番相撲の大翔鵬に続き、二番連続で幕内経験者を破った。新十両を目指す納谷にとっては、大きく波に乗るチャンス。「2人とも相撲を取りに来てくれる相手。当たりやすいし、勝負できれば負けないという感じ」と手応えをつかんでいる。今場所から1日あたりの観客数が、これまでの倍の5000人になったこともあり「初日の時に多いなと思った。人がいた方が燃える」と、観客の声援も味方に関取の座へ突き進む。

矢後(右)の攻めに耐える納谷(撮影・河田真司)
納谷は矢後(左)を押し倒しで破る(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

大鵬孫の夢道鵬が白星発進「自信を持っていこうと」

朝興貴(左)を激しく攻める夢道鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲11月場所>◇2日目◇9日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の四男、東幕下32枚目夢道鵬(19=大嶽)が、幕下2場所目も白星で発進した。

初顔の西幕下32枚目朝興貴(29=高砂)を寄り切り。立ち合いはもろ手で突き放せず左四つとなったが、下手で振ってすかさずもろ差しになると、足を止めず前に出た。「もろ手で持っていこうと思ったけど、相手の圧力も強かった。四つに組んだら組んだで、自信を持っていこうと思った」。序ノ口デビューした1月の初場所から5場所連続で1番相撲を白星。負け越し知らずで自己最高位を更新し続け、今場所は「(自分の)圧力が前に出て通用するか確かめる場所にしたい」と意気込む。

まげを結って初めての一番だった。「力士に近づけたのかなと思う」と照れ笑い。場所前は兄の西幕下筆頭納谷(20)と稽古を重ねて力をつけた。「来場所、幕下の上位に上がれるように」と、さらなる出世を目指す。

朝興貴(左)を送り出しで破った夢道鵬(撮影・鈴木正人)
朝興貴を送り出しで破り土俵を引き揚げる夢道鵬(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む