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大鵬孫・納谷5勝目 初の大銀杏に「軽くて驚いた」

はじめて大銀杏を結った納谷は大翔鵬を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館

横綱大鵬の孫、西幕下4枚目納谷(20=大嶽)が、7番相撲に臨み5勝目を挙げた。

西十両12枚目大翔鵬(26=追手風)を、立ち合いから一方的に押し出した。

入門後初めてとなる、十両の土俵。「勝手が違った。水をもらう時に戸惑ったけど、それ以降は普段通りできた」と振り返った。大銀杏(おおいちょう)も初めて結い「うれしいですね。重いと思っていたけど、普通のまげより軽くて驚いた」と初々しさを見せた。

新十両昇進は、幕下上位や十両の成績次第で決まる。「周り(の成績)とか運とかもあるので何とも言えないけど、自分がやれることは限られる。やれることができれば勝てる」と十両昇進は意識しなかった。

納谷(左)の攻めに耐える大翔鵬(撮影・河田真司)     
はじめて大銀杏を結った納谷(右)は大翔鵬を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
大翔鵬を破り、土俵下で呼吸を整える納谷(撮影・河田真司)     

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大鵬の孫・納谷が勝ち越し決定 貴景勝からはエール

琴太豪(右)を激しく攻める納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇11日目◇23日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫、西幕下納谷(20=大嶽)が6番相撲に臨み、3場所連続の勝ち越しを決めた。

東幕下5枚目琴太豪を立ち合いから突き放し、二の矢の攻めも強烈だった。体勢を立て直す時間を与えずに押し出して4勝目。「調子はめちゃくちゃいい。いい相撲を取れて良かった」。幕下上位に定着して約1年になる大器は、確かな手応えを感じている。

今場所も同じ一門で、埼玉栄高の先輩でもある大関貴景勝の付け人を務めている。今場所初黒星を喫した3番相撲の後には、大関から「お前の相撲は取れているから、気にするな」と声をかけてもらった。

今場所最後の一番で星を伸ばせば、新十両昇進も近づく。「自分の相撲を変えず取ろうと思っている。自分ではだいぶ前から、勝てる力はあると思っていた」。積み重ねてきた自信を胸に7番相撲に臨む。

琴太豪(左)を破った納谷(撮影・丹羽敏通)
納谷(手前)は琴太豪を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

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21歳琴勝峰1敗キープ、実家の居酒屋に活躍届ける

豊昇龍(右)を攻める琴勝峰(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

21歳の東前頭12枚目琴勝峰(佐渡ケ嶽)が、台風の目になる。元横綱朝青龍のおいで新入幕の西前頭16枚目豊昇龍を突き落とし、出世を争う同学年のライバルを破って6勝1敗とした。

実家が経営する千葉県柏市の居酒屋が、コロナ禍で来店客が激減。応援する両親のためにも元気な姿を届ける。琴勝峰、大関貴景勝、新入幕の翔猿が1敗をキープ。大関昇進を目指す3関脇は総崩れとなった。

   ◇   ◇   ◇

幕内では初対戦となる好敵手の猛攻をしのいだ。琴勝峰は立ち合いで豊昇龍を突き放せず、右を差されて攻め込まれたが、191センチ、156キロの大きく柔らかい体には余裕があった。「差されて(体勢が)悪くなったけど、落ち着いていた」。土俵際で左から逆転の突き落としを決めた。2場所連続で1敗のまま中日に突入。まだ前半戦ながら、先頭集団に並んでいる。

同学年の新入幕に、幕内2場所目の貫禄を見せた。豊昇龍とはアマチュア時代の高校3年で対戦して敗れたものの、プロでは4戦4勝。「競い合いながらお互いを高め合える存在になりたい」。元横綱大鵬の孫、幕下納谷ら有望株がそろう1999年度生まれ。“黄金世代”の先頭は譲れない。

コロナ禍で苦しむ両親に勇姿を届けたい。実家は地元の柏市で大衆居酒屋「達磨(だるま)」を50年以上経営しているが「大人数でのお客さんがかなり減った」と店主で父の手計学さん(55)。緊急事態宣言の解除前の5月時点では、売り上げが昨年比で約6割減った。

新入幕で8勝を挙げた7月場所後、実家に戻って英気を養った。小さい頃からの好物というハマグリやアサリが入った辛口の鍋を食べて“海鮮パワー”を注入。その際、先場所獲得した懸賞を両親に1枚ずつ渡した。その懸賞袋は居酒屋の店内に飾られ、「お客さんも珍しがって喜んでくれる」と父学さん。親孝行を忘れない新進気鋭の21歳が、混戦場所を盛り上げている。【佐藤礼征】

豊昇龍(右)を突き落としで破る琴勝峰(撮影・河田真司)

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大鵬の孫夢道鵬18歳最後の日3連勝で勝ち越し王手

夢道鵬(右)は徳之武蔵を押し込む(撮影・山崎安昭)

<大相撲秋場所>◇5日目◇17日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力の四男、東幕下55枚目夢道鵬(18=大嶽)が、1番相撲から3連勝で勝ち越しに王手をかけた。

190センチを超える長身の西幕下56枚目徳之武蔵(20=武蔵川)を退けた。右四つから相手の巻き替えに乗じて、足を止めずに寄り切った。

3月に埼玉栄高を卒業した。アマチュア時代とは違い、プロの世界では1日一番。「(相手の)立ち合いの手の付き方とか、見てるのと見ていないのでは違う」と、対戦相手の研究にも余念がない。前日16日の夜には恩師で同校相撲部の山田道紀監督から電話があり「まわしを取られたらダメ。押していけよ」とアドバイスをもらい、周囲の助言も力に変えている。

18日が誕生日で、18歳最後の日を白星で飾った。兄の西幕下4枚目納谷(20=大嶽)を追うホープは、勝ち越しに向けて「大事な一番なのは(残り)3番変わらない。ホッとしてはいけない」と気を引き締めた。

徳之武藏(奥右)を下した夢道鵬(撮影・滝沢徹郎)

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豊昇龍幕内デビュー意欲、モンゴルでも「ニュース」

茨城県つくばみらい市の立浪部屋で相撲を取る豊昇龍(右)

大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)で新入幕を果たした西前頭16枚目豊昇龍(21=立浪)が、幕内デビューに向けて調整のペースを上げた。元横綱朝青龍をおじに持つサラブレッドは、番付発表から一夜明けた1日、茨城・つくばみらい市の部屋で関取衆や若い衆を相手に計8番相撲を取った。電話取材に応じ「番付発表の次の、初の稽古なので軽くトレーニングしたり、軽く相撲を取った」とコメント。3月の春場所、7月場所で不安を抱えていた腰の状態についても「大丈夫だと思う」と力強く話した。

新入幕の吉報は故郷モンゴルでも反響があり「(連絡は)ありました。『おめでとうございます』と。ニュースになっていると思う」と喜んだ。新十両昇進が決まった昨年10月に帰郷して以来、モンゴルに戻っていないため、寂しい思いは「します」と答えつつも「やっぱり目指していることがあるので、それのために頑張らないといけない」。いまは早期の出世に向けて相撲に打ち込む。

7月場所では同学年の東前頭12枚目琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が8勝7敗で勝ち越した。高校時代から対戦経験があり、大相撲では2戦2敗。「なんか熱くなってしまう。高校のときは勝てたけど大相撲では勝ったことがない」と特別視。99年度生まれの同世代では元横綱大鵬の孫、納谷も幕下上位で奮闘しており「強いのになんで上がってこないんだろうと思う」と、関取昇進を待ち望んでいた。

2週間を切った初日までに「できれば何キロでもいいから太りたい」と、現在131キロの体重を増やすことが目標だ。トマトなど「好き嫌いは多い」タイプだが、間食にお茶漬けなどをかき込んで食事量を増やしている。

今場所は幕内下位だが、将来的には横綱、大関との対戦も熱望している。「そのうち戦うんじゃないですか。フフフ」と不敵に笑った。【佐藤礼征】

茨城県つくばみらい市の立浪部屋で稽古に臨む豊昇龍

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納谷勝ち越し、来場所で関取へ「絶対上がってやる」

宝香鵬(左)を押し出しで破る納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲7月場所>◇13日目◇31日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫、東幕下5枚目納谷(20=大嶽)が、自己最高位で勝ち越しを決めた。7番相撲で東幕下9枚目宝香鵬を押し出し。4勝3敗で場所を終えて「今場所一番緊張してなかった。開き直れたか分からないけど、大丈夫かなと思っていた」と堂々と語った。

来場所で関取の座をつかみ取りたい。「貪欲に、絶対上がってやるという強い気持ちで迎えられたらいい。自分自身チャンスに弱いと思っていない。しっかりやることをやってきたので」と力強く話した。

宝香鵬(左)を激しく攻める納谷(撮影・鈴木正人)

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貴闘力四男の夢道鵬、全勝で三段目優勝決定戦へ

夢道鵬(19年11月撮影)

<大相撲7月場所>◇13日目◇31日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力の四男、西三段目84枚目夢道鵬(むどうほう、18=大嶽)が、7戦全勝で三段目の優勝決定戦に進んだ。

東序二段28枚目大飛翔との一番。左四つで力強く寄り切った。全勝が懸かる取組に「結構緊張しました。最初かましていこうと思ったけど、迷ってしまった。慌てずにできたので良かった」と胸をなで下ろした。

三男の幕下納谷、次男の序ノ口鵬山と大嶽部屋の3兄弟として注目を集めている。末っ子の夢道鵬は埼玉栄高を卒業したばかり。部屋の稽古では納谷と相撲を取ることもあるといい「勝てないんですけど…」と苦笑いを浮かべた。

千秋楽で東三段目67枚目深井との優勝決定戦に臨む。期待のサラブレッドは「思い切って当たって、悔いのないようにぶつかっていきたい」と、気持ちを高めていた。

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大鵬孫・納谷敗れ新十両昇進遠のく「勝ちきれない」

魁に破れ、浮かない表情で土俵から引き揚げる納谷(撮影・河田真司)

<大相撲7月場所>◇8日目◇26日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫、東幕下5枚目納谷(20=大嶽)が、来場所の新十両昇進から遠ざかった。4番相撲で東幕下4枚目魁(34=芝田山)に上手投げで敗れ、1勝3敗。勝ち越しへ後がなくなった。

立ち合いは「突き放すというよりはじきにいった」と果敢に当たったが、相手の体勢を崩すには至らなかった。左四つで前に出るも、土俵際で回り込まれながら投げを食らった。

今場所は自己最高位に並んでいたが、白星を積み重ねられない状況が続く。この日勝ち越しを決めた弟の三段目夢道鵬に続きたいところだった。納谷は場所前の稽古も充実していたと振り返り「普通にやっていけば大丈夫だと思っているが、勝ちきれない」と声のトーンを落とした。

魁(右)に上手投げで敗れる納谷(撮影・鈴木正人)
魁(右)に上手投げで敗れた納谷(撮影・鈴木正人)
魁(手前)に上手投げで敗れる納谷(撮影・鈴木正人)

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大嶽親方が元横綱大鵬誕生日に祈り「今は健康第一」

大鵬さん(2005年2月5日撮影)

大相撲の大嶽親方(元十両大竜)が29日、元師匠で昭和の大横綱に祈りをささげた。この日は、13年に死去した元横綱大鵬の80度目の誕生日。電話取材に応じた大嶽親方は、朝稽古後に弟子らと一緒に、都内の部屋に隣接する建物内にある仏壇に手を合わせたことを明かした。

墓参りも考えたというが、新型コロナウイルスの感染防止のために断念。「仏壇にお線香をあげるのも2人ずつ。密にならないようにね」と感染防止に努めた。本来ならば、仏壇の前で弟子らの成長を一番に願いたいところ。しかし今回は「今はこんな時だから相撲よりもまずは、『みんなが健康第一でありますように』と手を合わせました」と話した。

現在部屋には、元関脇貴闘力の次男で3月の春場所で初土俵を踏んだ鵬山、三男の幕下納谷、四男の三段目夢道鵬と、元横綱大鵬の孫が3人所属している。部屋での稽古は基礎運動が中心で、ぶつかり稽古などの接触を伴う稽古は行っていない。そんな状況下でも「夜に稽古場を見に行くと自主的に体を動かしているのが何人かいる。孫3人もそうだけど、つられて若い衆もやっている」と大横綱のDNAを引き継ぐ3人が部屋を盛り上げようとしている。

各師匠の判断となっている接触を伴う稽古は、6月から再開するという。日本相撲協会が無観客での実施を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)まで、時間はまだあり「いつでも相撲を取れる状態だけど、まずは軽く。今はケガをして病院に行くのが一番怖いからね」と慎重な構えを見せた。

4月以降、買い物などは「全部俺とおかみさんがやっている。ケガの治療とかでどうしても本人が病院に行かないといけないこと以外は、一切外に出していない」といい、部屋に届く郵便物などは全て受け取ってから消毒するなど、感染防止策を徹底している。だからこそ「何とか無事に7月場所を迎えたいですね」と切に願った。

【佐々木隆史】

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関取最年少20歳の琴勝峰が初の十両V「意識した」

千代の海(手前)を押し倒しで下し十両優勝を飾る琴勝峰(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇22日◇エディオンアリーナ大阪

十両で唯一3敗の東十両6枚目琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)が、東十両13枚目千代の海を押し倒しで下し、12勝3敗で初の十両優勝を決めた。

立ち合いはかち上げ、終始圧力をかけ続けた。「(優勝を)めちゃくちゃ意識をしていたので、無我夢中でいった。ホッとした」と汗をぬぐった。

関取最年少のホープだが、各段優勝は初めてで「良かった。うれしい」と喜んだ。勝てば優勝が決まっていた14日目に黒星を喫し、千秋楽を迎えたこの日、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)からは「思い切っていくしかない」と言葉をかけられ、琴勝峰も「緊張するのはしょうがない」と開き直った。

東十両6枚目で12勝3敗の好成績。夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の新入幕にも前進した。元横綱朝青龍のおい、十両豊昇龍や元横綱大鵬の孫、幕下納谷らと同学年で、190センチ、165キロと体格に恵まれる。“黄金世代”の先頭を走る20歳は「番付は大きく上がると思うので、地力で負けないように、満足しないようにしたい。足腰の強さをつけたい」と、さらなる成長を誓った。【佐藤礼征】

琴勝峰(右)は千代の海を押し倒しで破る(撮影・前岡正明)

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関取最年少の琴勝峰が11勝目、十両単独トップ守る

琴勝峰は千代鳳(左)を寄り切りで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇13日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

関取最年少のホープ、東十両6枚目琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)が11勝目を挙げ、十両の優勝争いで単独トップを守った。

すでに勝ち越しを決めている好調の三役経験者、東十両14枚目千代鳳(27=九重)を寄り切り。かち上げで相手の体勢を起こし、引く場面もあったが左四つに組み止め、右上手を引いて休まずに攻めた。「引いてしまったけど、焦らずに立て直すことができた」。本来は右四つだが「胸が合えば(左四つでも取れる)。どっちで取っても自分の流れでいけば大丈夫」と、スケールの大きさを見せつけた。

元横綱大鵬の孫、幕下納谷や春日野部屋のホープ、幕下塚原らと埼玉栄高で活躍した。190センチ、165キロの大器。入門時から将来を嘱望され、順調に番付を上げてきたが、各段優勝は1度もない。14日目に琴勝峰が勝ち、3敗を守る兄弟子の東十両5枚目琴恵光が敗れれば、初の十両優勝を果たすと同時に、来場所の新入幕が近づいてくる。「どうしても(優勝を)意識する部分はあるが、一番一番の積み重ね。(新入幕も)視野に入れながら集中したい」と、平常心を強調した。【佐藤礼征】

琴勝峰(手前)は千代鳳を寄り切りで破る(撮影・前岡正明)

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大鵬の孫納谷4勝3敗で終え「ムラがない相撲を」

納谷(右)ははたき込みで竜虎に敗れる(撮影・前岡正明)

<大相撲春場所>◇13日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱大鵬の孫で西幕下8枚目の納谷(20=大嶽)が、西幕下13枚目の竜虎(21=尾上)に負けて、黒星で今場所最後の相撲を終えた。

左を差して寄ったが寄り切れず、土俵際では右ののど輪で押し込もうとするがかわされた。積極的に攻めたが、相手のはたき込みに耐えきれずに落ちた。

軍配は竜虎に上がったが、はたいた際に納谷のまげをつかんでいたのではないか、と物言いがついた。しかし、軍配通り。まげをつかまれた感触があったかを聞かれた納谷は「相撲は負けているので特に」と言い訳にはしなかった。

勝ち越してから連敗を喫して4勝3敗。今場所を振り返り「いい相撲を取れている時は取れているけどムラがある。ムラがないような相撲を取りたい」と来場所に意気込んだ。

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大鵬の孫納谷が2場所ぶり勝ち越し「相手起こせた」

千代嵐(右)を押し出しで破る納谷(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇10日目◇17日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男、西幕下8枚目納谷(20=大嶽)が4番相撲で西幕下9枚目千代嵐(28=九重)を破り、2場所ぶりの勝ち越しを決めた。

左四つで組み止め、土俵際まで寄って最後は押し出し。「今日は左で組み止めていこうと決めていた。ちょっと腰が高かったけど、相手を起こせたと思う」と、狙い通りの一番だった。5番相撲までに勝ち越しを決めるのは、昨年夏場所以来。「最近はずっと3勝3敗(で7番相撲を迎えること)が続いていたので、早く勝ち越せて良かった」と、胸をなで下ろした。

この日は初めて左脚の膝下にテーピングを施して取組に臨んだが「全然何もない」と弱みを見せない。「4番でいいと思っていない。しっかり自分の思ったようにやりたい」と、残り2番に向けて意気込んだ。

千代嵐を押し出しで破る納谷(撮影・上田博志)

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きたっ!小兵炎鵬&石浦の肩すかし/8日目写真特集

<大相撲春場所>◇8日目◇15日◇エディオンアリーナ大阪

新型コロナウイルス感染防止のため史上初の無観客開催となった春場所。8日目の取組を写真で振り返る。


御嶽海(6勝2敗)押し出し鶴竜(6勝2敗)

御嶽海を押し出す鶴竜(撮影・渦原淳)

御嶽海(左)を押し出しで下す鶴竜(撮影・河田真司)


白鵬(8勝0敗)とったり阿炎(4勝4敗)

白鵬はとったりで阿炎を破る(撮影・渦原淳)

阿炎(奥)をとったりで下す白鵬(撮影・河田真司)

阿炎(左)をとったりで下す白鵬(撮影・河田真司)


貴景勝(5勝3敗)押し出し北勝富士(2勝6敗)

貴景勝は押し出しで北勝富士を破る(撮影・渦原淳)

貴景勝(左)に押し出され、土俵下で転がる北勝富士(撮影・河田真司)

北勝富士を下し、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる貴景勝(撮影・河田真司)


竜電(4勝4敗)寄り切り正代(4勝4敗)

竜電は寄り切りで正代に敗れる(撮影・渦原淳)


朝乃山(6勝2敗)すくい投げ豊山(3勝5敗)

朝乃山(左)は豊山のすくい投げに敗れる(撮影・渦原淳)

豊山のすくい投げに敗れがっくりの朝乃山(撮影・渦原淳)


隠岐の海(4勝4敗)寄り切り遠藤(4勝4敗)

隠岐の海が寄り切りで遠藤を破る(撮影・渦原淳)

遠藤(右)を寄り切りで破る隠岐の海(撮影・河田真司)


大栄翔(5勝3敗)押し出し徳勝龍(1勝7敗)

大栄翔に押し出される徳勝龍(撮影・渦原淳)

徳勝龍(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・河田真司)


炎鵬(3勝5敗)肩すかし阿武咲(5勝3敗)

阿武咲(右)を肩すかしで破る炎鵬(撮影・河田真司)

炎鵬が肩すかしで阿武咲を破る(撮影・渦原淳)

阿武咲(左)に飛びかかる炎鵬(撮影・河田真司)

肩すかしで阿武咲(手前)を破る炎鵬(撮影・外山鉄司)


石浦(6勝2敗)肩すかし錦木(1勝7敗)

錦木(左)を肩すかしで破る石浦(撮影・河田真司)

石浦は肩すかしで錦木を破る(撮影・渦原淳)

【7連勝の横綱白鵬が土俵入り】

無観客で執り行われる横綱白鵬土俵入り(中央)。左は太刀持ち炎鵬、右は露払い石浦(撮影・河田真司)

【幕内土俵入り】

無観客で執り行われる幕内土俵入り(撮影・河田真司)

【〈番外編〉豊昇龍と納谷】

若元春を破り、無観客の花道から引き揚げる豊昇龍(撮影・河田真司)

王輝を破り花道から引き揚げる納谷(撮影・河田真司)

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納谷が白星先行 対戦経験ある高校横綱の変化惑わず

狼雅(右)を押し倒しで破る納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇6日目◇13日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男、西幕下8枚目納谷(20=大嶽)が3番相撲で白星を挙げ、2勝1敗と星を先行させた。17年の高校横綱、東幕下8枚目狼雅(21=二子山)を押し倒し。立ち合い、右に変わった相手に惑わされることなく、冷静に対応した。アマチュア時代に対戦経験があり「1回、今日みたいな変化で負けていた」だけに、イメージはできていた。

寝起きが悪いタイプだが「今日はパッと起きることができた」とすっきりした表情。悲願の新十両昇進へ、調子を上げていく。

狼雅(右)を押し倒しで破った納谷(撮影・鈴木正人)

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大鵬の孫納谷が20歳初白星、初の飲酒は「きつい」

千代の国(右)を寄り倒しで破る納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇4日目◇11日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男、西幕下8枚目納谷(大嶽)が20歳初白星を挙げた。2番相撲で幕内経験者の東幕下10枚目千代の国(29=九重)を寄り倒し、今場所初白星。「回り込むスピードがある相手。それに合わせたらダメなので、しっかり(突きを)当てるようにした」と振り返った。

先月14日の誕生日で20歳となった。その日は師匠の大嶽親方(元十両大竜)に連れられ都内のすし屋で食事をし、初めて飲酒。「何を飲んだかは思い出せないんですけど…アルコールのにおいがきつかったです」と、初々しい笑顔を見せた。

幕下15枚目以内に番付を上げて5場所目。念願の新十両昇進を目指す。

千代の国(右)を寄り倒しで破った納谷(撮影・鈴木正人)

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大鵬孫 鵬山が前相撲白星デビュー「普段より緊張」

逢松龍(左)を破る鵬山(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇3日目◇10日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の次男、中大4年の納谷幸林(22=大嶽)が鵬山のしこ名で初土俵を踏み、前相撲で白星デビューを飾った。もろ手で立ち、回転の速い突っ張りで一気に逢松龍を押し出し。「(緊張は)多少あった。しっかり相手を見て突けた」とうなずいた。

祖父の「鵬」から取ったしこ名は「気が引き締まる。名前に恥じないようにやっていきたい。まだしっくりこないけど気に入っている」と笑顔。無観客開催の場所で初土俵を踏むことになり「広い会場の中がシーンとしていた。普段より緊張した」と話した。

三男の幕下納谷(幸之介)と四男の夢道鵬(幸成)に続く角界入り。報道陣に囲まれたが「注目していただけるのはありがたいこと」と前向きだった。目標は「2、3年」以内での十両昇進で「引かないで前に出たい」と意気込んだ。

報道陣の質問に笑顔で答える鵬山(撮影・鈴木正人)

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大鵬の孫・納谷幸林ら新弟子検査合格者45人を発表

新弟子検査で身長を計測する中大4年の納谷幸林(中央)と錦戸親方(右)(2020年2月29日撮影)

<大相撲春場所>◇初日◇8日◇エディオンアリーナ大阪

日本相撲協会は春場所初日の8日、昨年の全国学生選手権個人8強で三段目100枚目格付け出しでデビューする東洋大4年の深井拓斗(22=高砂)、元横綱大鵬の孫で中大4年の納谷幸林(22=大嶽)ら今場所の新弟子検査合格者45人を発表した。

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大鵬の孫納谷「自分の相撲取るだけ」春場所へ平常心

新弟子検査で身長を計測する中大4年の納谷幸林(中央)と錦戸親方(右)(撮影・佐藤礼征)

大相撲春場所の新弟子検査が29日、大阪市内で行われ、拓大4年の萩原光(22=鳴戸)が身長182センチ、体重114キロで体格基準を満たした。

父はトルコ人、母は日本人のイケメンハーフ。小3から高3までピアノを習い、中学時代にショパンの「ポロネーズ」を弾いて全日本クラシックコンクールで入選した異色の経歴を持つ。大学2年時に東日本学生体重別選手権100キロ未満級で優勝した実績を持ち「目標は2年で関取」と意気込んだ。

萩原を含めて元横綱大鵬の孫で中大4年の納谷幸林(22=大嶽)、三段目100枚目格付け出しでデビューする東洋大4年の深井拓斗(22=高砂)ら45人が受験した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、春場所開催の是非が検討されている不安な状況だが、納谷は「やるならやるで、自分の相撲を取るだけ」と平常心を強調した。

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新弟子検査、春場所初日に合格発表だが…

新弟子検査で身長を計測する東洋大4年の深井拓斗(中央)と錦戸親方(右)(撮影・佐藤礼征)

新型コロナウイルス感染拡大の影響は、大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子にも広がっている。新弟子検査が29日、大阪市内で行われ、45人が体格基準(167センチ、67キロ)を満たした。内蔵検査の結果を待って、春場所初日に合格者が発表される。

中学、高校、大学の卒業時期である春場所は例年、最も受験者数が多い。報道陣もなるべく多くの新弟子を取材するために、複数人態勢で取材する会社が多いが、今回は新型コロナウイルス感染拡大への対策として、取材は各社1人に限られた。当然、マスクは必着。検査に立ち合う親方衆も全員がマスク姿だった。

学校の行事が中止になった新弟子もいる。昨年11月の全国学生選手権個人8強で、三段目100枚目格付け出しでデビューする予定の東洋大4年、深井拓斗(22=高砂)は「卒業式はなくなりました。千秋楽の一夜明けに(東京に)戻るつもりだったんですが…」と残念がった。

春場所は開催の是非が検討されており、3月1日の臨時理事会で最終判断が下される。中止になれば、新弟子の初土俵も延期になる。元横綱大鵬の孫で、中大4年の納谷幸林(たかもり、22=大嶽)は「やるならやるで、自分の相撲を取るだけ。あまり意識はしていない」と、平常心を強調した。

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