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山本美憂4度目結婚へ、グアム拠点14歳下格闘家と

山本美憂(右)と婚約者のカイル・アグォン(山本美憂提供)

総合格闘家の山本美憂(45)が、同じ米国・グアムを拠点とする総合格闘家カイル・アグォン(31)と婚約したことが22日、分かった。新型コロナウイルスの影響で休業となっているグアムの公的機関が再開した後、婚姻届を提出する予定。山本は、4度目の結婚となる。

山本は過去にJリーガー池田伸康、格闘家エンセン井上、アルペンスキー選手佐々木明の3人と結婚。池田との間に長男アーセン、佐々木との間に次男アーノン、長女ミーアと、2男1女を授かった。19年にはアーセンの長女が生まれ、初孫もできた。

16年にレスリングから総合格闘技に転向し、18年からは弟の故山本“KID”徳郁さんが胃がん治療を受けていたグアムへ移住。そこで、アグォンの指導を受けるようになり、公私のパートナーとなった。今年1月の日刊スポーツのインタビューでは「(恋愛は)生活の一部。自分が幸せであるために必要」と話していた。

米国出身のアグォンは、08年にプロデビュー。17年からはパンクラスに参戦。RIZINでは美憂、アーセン親子のセコンドを務めるほか、今年2月の浜松大会に初参戦し、判定で敗れた。

◆山本美憂(やまもと・みゆう)1974年(昭49)8月4日、横浜市生まれ。72年ミュンヘン五輪に出場した父郁栄氏の指導で、小3でレスリングを始める。91、94、95年世界選手権優勝。04年アテネ、12年ロンドン、16年リオデジャネイロと3度五輪を目指すも届かず、16年に総合格闘技に転向。42歳でプロデビューする。プロ戦績は6勝4敗。156センチ、49キロ。

山本美憂(左)と婚約者のカイル・アグォン(山本美憂提供)
山本美憂(右)と婚約者のカイル・アグォン(山本美憂提供)

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佐伯霞「出産はボクシングより痛かった」第1子誕生

佐伯霞(2019年4月27日撮影)

ボクシングの元WBO世界女子ミニマム級王者・佐伯霞(23=真正)が2日に大阪市内の病院で第1子の男児を出産したと所属ジムが11日に発表した。

佐伯は「出産は想像よりはるかに痛くて、ボクシングより痛かった。一段落つけば、復帰に向けて頑張ります」とコメントした。

近大を中退し、18年5月にプロデビューした佐伯は、ランウエーモデルを務めるなど美人プロボクサーとしても注目された。19年4月に世界王座を獲得も、その後に返上。同年7月に一般男性と結婚した。

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魔裟斗、コロナでも矢沢心と円満「ほぼ毎日家ご飯」

魔裟斗

元K-1王者の魔裟斗(41)が、新型コロナウイルスによる“巣ごもり”が続く中でも変わらない夫婦円満ぶりを明かした。

魔娑斗は3日、インスタグラムを更新し、妻でタレントの矢沢心(39)と自宅のソファに並んで座った笑顔のツーショットをアップ。「コロナ離婚と言うのが流行っているらしい 我が家は選手の頃から15年程ほぼ毎日 家ご飯」と、コロナ離婚“どこ吹く風”とばかりにつづり、「今は我慢の時!」と呼びかけた。

仲むつまじい夫婦の写真に、ファンからは「素敵な関係が伝わる良い写真ですね」「理想な夫婦」「お手本にしたい夫婦です!」といったコメントが多数寄せられた。

魔裟斗と矢沢は2007年2月に結婚。12年6月に第1子女児、14年9月に第2子女児、19年1月に第3子男児が誕生した。

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セインが結婚 動物好きな優しい男性と遠距離恋愛

カイリ・セイン(19年6月撮影)

WWE女子タッグ王者カイリ・セイン(31)が22日、1歳上の一般男性との結婚を発表した。WWEの公式サイトに自筆のコメントを寄せた。

「いつも温かく応援して下さり本当にありがとうございます。この度私WWE所属選手カイリ・セインは、2020年2月22日にかねてよりお付き合いさせていただいていた方と入籍したことをご報告させていただきます。

アメリカと日本という遠い距離がある中での交際スタートでしたが、辛いときや苦しいとき、どんなときも精神的に寄り添って背中を押してくれる思いやりに溢れた彼とこの先の人生も一緒に歩んでいけたらと強く感じ、この運びとなりました。

仕事に打ち込む姿勢、人や動物に対してのあたたかき、真っ直ぐな生き方、すべてにおいて尊敬する彼から沢山のことを学ばせてもらいながら、笑顔に溢れた明るい家庭を築いていきたいと思います。

まだまだ未熟者ではありますが、感謝の気持ちと初心を忘れずに皆さまに少しでも元気や笑顔を与えられるプロレスラーになれるよう、より一層精進して参りますので今後とも末長くご指導賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

心から感謝を込めて 

令和2年2月22日 カイリ・セイン」(原文まま)

セインは2011年に日本の女子プロレス団体スターダムに入門。選手会長も務めるなどエースとして活躍後、17年にWWEと契約。昨年10月にはアスカとのタッグでWWE女子タッグ王座を獲得していた。

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錦木が桃代夫人と挙式・披露宴「めちゃくちゃ緊張」

ケーキ入刀を行う錦木(左)と桃代夫人

大相撲の十両錦木(29=伊勢ノ海)が8日、都内のホテルで18年9月に結婚した桃代夫人(36)との挙式・披露宴を行った。

横綱鶴竜ら時津風一門の親方、関取衆ら約400人が出席。ケーキ入刀を終えると「めちゃくちゃ緊張した。(夫人は)きれいでした」と笑顔を見せた。昨年は6場所全て負け越す苦しい1年を過ごしたが、1月の初場所では11勝4敗の好成績を収め、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)での返り入幕を確実にした。昨年11月には第1子の長女楓香(ふうか)ちゃんが誕生。生後3カ月で体重は「6、7キロ」とすくすく成長している。一家の大黒柱となり「父親として精いっぱい頑張っていきたい」と決意を語った。

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キックボクシング王者・渡辺航己「天心と戦いたい」

チャンピオンベルトを手に今後の活躍を誓う渡辺(JMNジム提供)

ジャパンキックボクシング協会フェザー級タイトルを1月5日に獲得した渡辺航己(23=JMNジム)が3月15日に東京・後楽園ホールでノンタイトル戦(対戦相手未発表)を行う。王座についてから初の試合は、今後、他団体の選手と対戦して名を売っていく足掛かりになる。好素材が、新潟からメジャー選手への1歩を踏み出す。

“チャンピオン”と呼ばれることに少し、慣れてきた。タイトル戦の翌朝、目が覚めると自室の机に置いたチャンピオンベルトが目に入った。「俺、勝ったんだ」。体の痛みとともに実感が湧いた。だが、そんな余韻に浸る期間は終わった。「次は絶対に負けられない」と渡辺は自分に言い聞かせる。3月の対戦相手はムエタイ選手が有力視される。いずれは本場タイのリングに上がる夢がある。将来の試金石になる試合に照準を定めた。

1月5日のジャパンキックボクシング協会フェザー級王座決定戦(東京・後楽園ホール)、櫓木淳平(ビクトリージム)を3-0の5回判定で破り、第2代王座に就いた。これで6連勝。同級では抜けた存在だ。翌6日には佳那夫人(25)と結婚もした。守るべきものを2つ、手に入れた。試合の1週間後からジムワークを開始。「今は基本練習。試合の1カ月前から本格的に実戦練習をする」。喜びもそこそこに、週6日のトレーニングをする普段の生活に戻った。

「名前、実績がある選手とやりたい。そして勝つことが目標」。ベルトを手にして意欲が増した。ジャパンキックボクシング協会は昨年5月に立ち上がった新興団体。キックボクシング界は団体が乱立し、団体間の対戦も行われる。その分、結果を残していけば注目度が高まる。「いずれは戦いたい」という相手はRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21)。そこにたどりつくことは、キック界のトップレベルに名を連ねることを意味する。

新潟県央工1年の時にJMNジムに入門した。2年の秋からアマチュアの試合に出場し、3年になると卒業前の1月11日にプロデビュー。ただ、デビュー戦の判定負けから4戦1勝3敗と白星に恵まれなかった。20歳の時、練習中に左手首を骨折。不運が転機になった。

1年間試合に出られず、ジムでも本格的な練習ができなかった。そのためイメージトレーニングに集中。描いた動きをマスボクシング(力を入れないスパーリング)で整理した。「それまでは力に頼った試合だった。ケガの後は力を抜いて、相手を見られるようになった」。骨折後は1敗だけ。冷静に相手に対応するスタイルを身につけた。

計量機器を製作する田中衡機工業所(三条市)に勤務。午前8時30分から午後5時30分まで就業し、ジムに通う。5日の試合には同僚30人がマイクロバスで駆けつけ、横断幕を掲げて応援してくれた。期待の大きさは励みになる。「強い相手に勝っていきたい」。実力アップの本気度を高めながら進化していく。【斎藤慎一郎】

◆渡辺航己(わたなべ・こうき)1996年(平8)10月1日生まれ、三条市出身。幼少時から空手を始め、三条第一中ではサッカー部に所属しながら空手を続けた。新潟県央工では陸上部に入部し、1年の秋にJMNジムに入門。アマ戦績は4戦4勝。3年時の1月にプロデビュー。戦績15戦10勝(1KO)5敗。168センチ、普段は62キロ。

5日の王座決定戦、櫓木をキックで攻める渡辺(右)(JMNジム提供)
那須川天心

山中竜也さん妹菫がプロ挑戦 狙うは兄妹世界王者

20年の必勝祈願を行う真正ジムの所属ボクサーたち(撮影・加藤雄一)

ボクシングの元WBO世界ミニマム級王者山中竜也さん(25)の妹菫(相生学院高3年)がプロ挑戦を決めたことが21日、分かった。

真正ジムの山下正人会長(57)が明らかにしたもので「先週、ウチに来て“プロでやりたい”と。うれしいですね。まだスパーリングもさせていないので、しばらく様子を見たい」と言い、時期を見てプロテストを受験することになりそうだ。

菫は兄の背中を追ってボクシングを始め、同高ボクシング部へ。しかし、山中さんが18年7月の2度目の防衛戦で硬膜下血腫を負い、引退を余儀なくされると、ショックを受けてか、約1年半、ボクシングから遠ざかっていた。今後は“兄妹世界王者”を目指す。

また同ジムの元WBO世界女子ミニマム級王者佐伯霞(23)が昨年7月に一般人男性と結婚、5月に第1子を出産予定であることも分かった。山下会長は「出産後、カムバックする意欲を見せている」と言い、こちらは“ママさん世界王者”を目指すことになりそうだ。

同ジムではこの日、所属ボクサーが集合して、神戸市の湊川神社で今年の必勝祈願を行った。山下会長は「春にはいろいろアクションを起こしたい」と言い、長谷川穂積、久保隼、山中など多くの世界王者を輩出した名門ジムとしての飛躍を誓った。

20年の必勝祈願を行う真正ジムの所属ボクサーたち(撮影・加藤雄一)

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飯伏幸太「20年はMVP」プロレス大賞受賞者の声

前列左から青木篤志さんご遺族、ストロングマシーン・J、岩谷麻優、川井梨紗子、文田健一郎、太田忍、後列左から飯伏幸太、清宮海斗、SANADA、MVPのオカダ・カズチカ、宮原健斗、諏訪魔、石川修司

「2019年度プロレス大賞授賞式」(東京スポーツ新聞社制定)が16日、都内のホテルで行われ、各受賞者が壇上で喜びの声を語った。

4年ぶり4度目となるMVPに輝き、6年連続ベストバウトも授賞したオカダ・カズチカ(32)は「19年は結婚もしましたし、公私ともに充実した1年になりました」とあいさつ。さらに、東京五輪開催に言及し、「選手のみなさんは金メダルの雨をふらしていただき、その五輪の熱をまた僕たちが受け取って、プロレス界を盛り上げて、レスリングイヤーにしたい」と五輪に負けないプロレス界の盛り上がりを約束した。

以下、授賞者らの声

▽ベストバウト 2019・10・14両国国技館IWGPヘビー級選手権オカダ・カズチカ対SANADA SANADA(32=新日本)「あらためてプ技ロレス大賞の中でベストバウトが1番好きです。数え切れない試合がある中で、SANADAの試合がベストバウトを授賞したことは今まで大切にしてきた信念が間違いではなかったという自信になった。さらに進化を続けていきたい」

▽殊勲賞 宮原健斗(30=全日本)「20年は(3冠ヘビー級の)最多防衛記録を更新する。全日本の歴史は僕によって塗り替えられる」

▽敢闘賞 清宮海斗(23=ノア)「2年連続で受賞し、やっと光が見えてきました。自分は今年年男。がんがん攻めていって、プロレスノアとして日本武道館、個人として東京ドーム目指して新しい歴史を見せていきたいです」

▽技能賞 飯伏幸太(37=新日本)「2回目の授賞で非常にうれしいんですけど、去年僕は技能的な部分披露した記憶があまりない。技能賞とはなんなのか…。20年はMVPを取ろうかな、と思います。取らせてください」

▽新人賞 ストロングマシーン・J(ドラゴンゲート)「これからドラゴンゲートを外に発信していくために、まずは私が団体の先頭に立って引っ張っていけるように精進して参ります」

▽女子プロレス大賞 岩谷麻優(26=スターダム)「今年はこの賞に負けないぐらい活躍をしていきたい。自分はイオさんと最優秀タッグにノミネートされたことがあるので、今年からはベストバウトとか女子からも選んでもらえたら」

▽最優秀タッグチーム賞 諏訪魔(43)、石川修司(44=ともに全日本)

諏訪魔「3年連続で授賞し、感無量。今年はスキャンダラスにいきたい。犯罪に手を染めないように(笑い)がんばっていきたい」

石川

「(東スポの4コマ漫画)みこすり半劇場に登場して、1面と裏面同時に出たい」

▽特別賞 青木篤志さん(全日本、19年6月に41歳で死去)

代わりにあいさした秋山準(50)「若手選手の指導、全日本の底上げ、全日本にとって最大の功労者です」

2019年度プロレス大賞技能賞の飯伏幸太(撮影・中島郁夫)
2019年度プロレス大賞女子プロレス大賞受賞のあいさつをする岩谷麻優(撮影・中島郁夫)
2019年度プロレス大賞新人賞のストロングマシーン・J(撮影・中島郁夫)

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遠藤が白鵬破る!戦後3人目の初日から2日連続金星

白鵬(下)を切り返しで破る遠藤(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇2日目◇13日◇東京・両国国技館

人気力士で東前頭筆頭の遠藤(29=追手風)が、戦後3人目の快挙を果たした。

2場所連続優勝を狙う横綱白鵬を切り返しで破り、初日の鶴竜戦に続く金星を獲得した。初日から2日連続の金星は99年秋場所の栃東以来、戦後3人目。先場所まともに食らったかち上げに対応して波乱を演出した。貴景勝、豪栄道の両大関も敗れたが、横綱鶴竜が今場所初白星を挙げて横綱、大関の総崩れを防いだ。

   ◇   ◇   ◇

土俵上で座布団が舞う。観客の興奮は収まらない。勝ち名乗りを受けて土俵下に降りた遠藤に、異様ともいえる「遠藤コール」が送られた。鳴りやまない拍手と歓声。この日の主役は「うれしかったです」と短い言葉で感謝した。16年九州場所以来2度目の白鵬戦勝利で、自身6個目の金星を獲得した。

左で張って、右のかち上げ-。先場所と同じ立ち合いで突っ込んできた白鵬を、今度は攻略した。前回はかち上げに加えて張りも数発食らい、鼻付近から流血。横綱審議委員会(横審)も問題視する激しい立ち合いに屈し、自ら倒れ込むようにして敗れた。今回は張られると左に動き、いなしてかち上げの直撃を回避。回り込んで左を差し、がっちりまわしをつかんで横向きにさせた。苦し紛れに上手投げを打つ横綱を、切り返しであおむけに倒すと、紅潮した顔で1度うなずき、舌をぺろりと出した。

立ち合いの工夫を問われると「しっかり集中して当たっただけ」。感情を表に出さない男は努めて冷静に答えたが、勝負が決した瞬間の表情が、対策の手応えを何よりも物語っていた。

小結だった昨年九州場所は7勝8敗で負け越し、3場所ぶりに平幕で出直す場所で戦後3人目となる初日から2日連続の金星と、これ以上ない滑り出しとなった。昨年10月の秋巡業で、同年5月に一般女性と結婚していたことを明かした。「支えてもらっている」としながら、出会いのきっかけや交際期間については「芸能人じゃないからね、力士は」と私的な話はほとんどしない。「土俵の上で相撲を頑張る姿を見せられたらいい」と、自身の力士像を貫く。

13年に幕下付け出しでデビューし、スピード出世と甘いマスクで相撲人気の一端を担う。10月には30歳となる角界の人気者は「また明日から頑張る。集中して相撲を取れたらいい」と、飾らない言葉で結んだ。【佐藤礼征】

遠藤に敗れ支度部屋で記者の質問に答える白鵬(撮影・河田真司)

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オカダ5度目防衛も「そして超満員にならなかった」

タイトル防衛に成功したオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(32)が、挑戦者で19年G1クライマックス覇者の飯伏幸太(37)を下し、5度目の防衛を果たした。

5日は、この日IWGPインターコンチネンタル新王者となった内藤哲也(37)と史上初の2冠をかけて戦う。

   ◇   ◇   ◇

オカダは王者の誇りを腕にこめた。必殺のレインメーカーを1発、2発。それでも飯伏は起き上がる。ともにマットに倒れたまま腕は離さない。鬼の表情で相手を起き上がらせ3、4発と続けると両手を広げて勝利を確信。再びレインメーカーを見舞ったところで飯伏の膝をくらうが、切り返してマットに打ち付ける。ダメ押しの5度目のレインメーカーで3カウントを奪った。

達成感と悔しさ、両方が込み上げた。リングでマイクを持つと「最強はIWGPヘビー級チャンピオンのこのおれだー。そして超満員にならなかったー」と叫んだ。観客動員を実数発表した16年以降初の4万人超え。当日開放した外野席はまばらだったものの、アリーナなどはぎっしり。右肩上がりの新日本人気に加え、この数カ月のオカダのテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などへのPR活動も奏功した。それでも4万3000人の超満員を公言していたため、悔しい結果だった。

「笑いたい人は笑ってもらってもいいですし、ばかにしても構いません。でも、またその分のパワーを持って、悔しさを胸に超満員に向かっていきたい」

12年2月にエース棚橋弘至から初奪取してから積み上げた最多通算防衛記録はこの日で30回。32歳で絶対王者に君臨するオカダの夢はもう個人のタイトルにとどまらない。「チャンピオンになるってことは自分だけのこと。お客さんと一緒に夢を達成したい」。昨年はW杯をきっかけに湧き上がったラグビー人気に刺激を受け、嫉妬した。価値、人気を上げて、「多くの方が胸張って『プロレス好きだよ』って言える世の中にしたい」と夢を広げる。

IWGPヘビーを「金メダル」ととらえるオカダは、インターコンチとの史上初の2冠に価値を見いださない。内藤との2冠戦で目指すのは勝利と、世界に胸を張る最高の戦いだ。「きょうこんな戦いをして、明日もタイトルマッチ。こんな過酷な競技、オリンピックにないでしょ。プロレスのパワーを世界に届けて、五輪の盛り上げに一役買いたい」。2夜連続の熱い戦いで20年の東京に火をともす。【高場泉穂】

◆IWGPインターコンチネンタル王座 11年5月の米国大会の目玉のベルトとして新設される。無差別級。海外からのIWGPヘビー級への登竜門的位置づけだったが、4代目の中邑真輔がベルトを白に一新。通算17度の防衛戦で丸藤や永田らと名勝負を繰り広げ、IWGPヘビー級とは異なる路線を生んだ。中邑が最多5度戴冠。8の最多連続、17の最多通算防衛記録も持つ。

◆オカダ・カズチカ 本名・岡田和睦。1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学校卒業後にメキシコにあるプロレスラー養成学校闘龍門に入門し04年8月にメキシコでデビュー。07年8月に新日本プロレス入り。12年2月には棚橋を下し、初めてIWGPヘビー級王座を獲得。同年8月、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。IWGPヘビー級は第57、59、63、65、69代王者で、通算29度の最多防衛記録を持つ。65代王者として12度の防衛も、1代では最多。得意技はレインメーカー。今年4月に結婚を発表。妻は人気声優三森すずこ。191センチ、107キロ。

オカダ対飯伏 オカダ(手前)は飯伏をレインメーカーで葬る(撮影・滝沢徹郎)

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オカダ・カズチカ、飯伏幸太下し5度目の防衛成功

飯伏(左)にレインメーカーを連発するオカダ(撮影・河田真司)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

メインのIWGPヘビー級選手権で王者オカダ・カズチカ(32)が挑戦者で19年G1クライマックス覇者飯伏幸太(37)を下し、5度目の防衛を果たした。5日は、IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也(37)と2冠をかけて戦う。

やっぱりオカダは強かった。夏のG1公式戦で敗れた飯伏にリベンジ。12年2月にエース棚橋弘至から初奪取してから5度の戴冠で積み上げた最多通算防衛記録を30にのばした。

15歳でメキシコの闘龍門に入り、04年同地でデビュー。07年に新日本に入団し、初めて東京ドーム大会を経験したのは08年。当時はスタンド席がほとんど空席。「ここを超満員にしたいな」と夢が芽生えた。王者として迎えたドーム2連戦。オカダは「超満員」と公言し続けた。新日本の顔として、テレビ、ラジオ、雑誌などさまざまなメディアでPRに奔走。その成果もあり、12月中にアリーナ席は完売。当日は外野席も解放された。大観衆の中で勝利し、夢を実現させた。

◆オカダ・カズチカ 本名・岡田和睦。1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学校卒業後にメキシコにあるプロレスラー養成学校闘龍門に入門し04年8月にメキシコでデビュー。07年8月に新日本プロレス入り。12年2月には棚橋を下し、初めてIWGPヘビー級王座を獲得。同年8月、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。IWGPヘビー級は第57、59、63、65、69代王者で、通算29度の最多防衛記録を持つ。65代王者として12度の防衛も、1代では最多。得意技はレインメーカー。今年4月に結婚を発表。妻は人気声優三森すずこ。191センチ、107キロ。

タイトル防衛に成功したオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
飯伏幸太(左)にレインメーカーを連発するオカダ・カズチカ(撮影・河田真司)

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横綱白鵬とIWGP王者オカダが夢のトップ対談

レインメーカーポーズをとる白鵬(左)とオカダ・カズチカ(撮影・横山健太)

最強王者の対談が実現した。来年1月4日にタイトル防衛に挑む新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(32)が角界トップに君臨する横綱白鵬(34)と初対談。王者としての共通点や使命、今後の夢などを大いに語り合った。オカダは「1・4」の飯伏幸太(37)との防衛戦に向け、大横綱からパワーをもらった。【取材・構成=高田文太、高場泉穂】

-おふたりは、親交があると聞きました。

オカダ(以下、オ) (今年)1月5日の後楽園ホール大会の後、幕内1000勝記念祝賀会の2次会に顔を出させてもらって、あいさつしました。

白鵬(以下、白) 共通の知り合いがいて前からずっと気にしてたんです。本当はもっと前に会って、深い関係にしたかった。上に立った者にしか分からないものがたくさんありますし、縁ができて気持ちいいね。

-第一印象は

白 いきなり相撲とりましたよ。

オ 組んでみて、「横綱だ…」と。

-取組や試合を見る機会は、なかなかないと思いますが

白 10年前ぐらいかな。1度、両国の大会を見にいったことあるんだよ。

オ 僕がまだいない時ですね(笑い)。

白 あんなきつい競技をよく30分もやってるなと。スタミナはどこからきてるのかと思う。1つ間違えば危ないからね。我々と一緒。

オ 僕は3月場所を砂かぶりで見せてもらいました。その時すごいなと思ったのが、横綱が組んでいる時、相手のいろんなところを見てたんです。何を見てたのか、全然分からないですけど、余裕があるというか。いろんなことを気にしていると思いました。

白 組んじゃうと、ひと息置くというか、そこで足の位置とか、ここで体勢崩せるかとか考えてるね。組むまでは、息が止まっている状態だから。

オ 1回ですごい量の汗が出てくるじゃないですか。僕たちプロレスラーが20、30分で出てくる量が、一瞬でがっと。短いけど、濃い短さだと感じました。

-勝って当たり前の存在。プレッシャーは

白 ありますね。今回は、3月の(右上腕筋)断裂。病院に行った時に「もう元には戻りません」って言われた時、やっぱり引退という2文字が出ますよね。でも、4回ぐらい再生医療をしたら治ってしまった。先生が一番びっくりしていました。「横綱のDNAを検査したい、宇宙人じゃないか」と。最近つくづく思う。なんで私が(来年3月で迎える)35歳まで、できるのか、結果を出せるのか。そうなると遺伝子レベルに戻っちゃうんだけど、目に見えない、そういう世界があるのかな。ご先祖さまとかに支えられているのかなと感じます。自分の努力もあるけど、それ以前のものがあるような気がする。

オ 「週刊プロレス」とか見ても、僕がやられてるところが表紙になる。勝ってもそんなに喜んでもらえないというか。寂しい部分ではありますが、それは僕だけじゃなく横綱、プロ野球の巨人とかもそう。強い人に立ち向かう方を応援するというのもある。

白 上にあがっていく時の方が、楽しいもんね。

-なぜ勝ち続けられるのですか

白 今の関取衆の中で、一番追い込んでる自信があるね。昔は相撲の稽古だけだったんだけど、ここ3、4年は本格的な現代のマシンとあわせてトレーニングしている。半端ないね。うちの石浦と炎鵬はついてこれないもんね。

オ 僕は正直、そこまで胸を張って練習しているとは言えないかもしれないけど、1番のことをやっている自信はありますね。世界中、どのレスラーにも負けない濃い試合をしている。「オレよりすごいことやっている人いないでしょ?」と言えます。

-オカダさんは15歳でメキシコ、白鵬関は15歳でモンゴルから来日。若くして異国の地で修行した点も共通しています

白 僕は入門した時は62キロしかなくて、全く歯が立たなかった。でも、どこかに「俺は横綱の息子だ」という気持ちがあった。(亡くなった父ムンフバトさんはモンゴル相撲の横綱)。0・0何%それを信じて、心の隅っこに置いていた。

-最初は日本語も

白 全くですね。でもモンゴル語と日本語は(文法の)順番が一緒。それがすごく覚えやすかった。それと、18歳で関取になって、奥さんに出会って日本語がうまくなった。

オ 覚えちゃったんですね(大笑い)。僕もメキシコに行った時は、自分がここまでなるとは思っていなかった。でも今、異国の地を踏む人は多い。横綱もそうですしラグビーのリーチ・マイケルも。若くして異国に行くことは、ハングリー精神を生むというか、成功するきっかけになるのかなと思いますね。

白 そう。まず親から離れないとね。

-トップとして競技を広める使命もお持ちです

白 (主催する少年相撲の世界大会)白鵬杯は来年で10周年。15カ国の子どもを呼び、女の子も入れようと考えています。約10年前に、相撲界にさまざまな問題が起きて、入門してくれる子どもたちがいないと今後成り立たないと思ったのがきっかけ。こんなに花が咲くとは思わなかった。

オ プロレスは子どもたちにはできませんが、それでも、もっと子どもたちに身近なものにしていきたい。僕がさまざまなメディアに出させてもらうことで、プロレスに対するイメージは変わると思う。1人でもオカダ・カズチカに憧れてくれる子どもを増やしていきたいです。

-東京五輪で世界中から注目される20年に向けて

白 64年の東京五輪には、おやじがレスリング選手として来ていたんです。その4年後のメキシコでモンゴルに初の銀メダルをもたらした。五輪といえば伝統文化。相撲には、必ず何か仕事がある。親子で、しかも東京五輪の舞台に立てる。そういう夢が5年前にできた。5年前は(20年までの現役続行は)ないなと思っていたけど、もう見えてきました。

オ オリンピックイヤーに灯をともすのは、僕たち新日本プロレスの1月4日、1月5日の東京ドーム大会だと思っている。まず、東京ドームに注目を集めて、その熱い思いのまま東京五輪にいってほしい。僕たちはプロレスで、大きな灯をともしたい。

白 ドームに応援に行こうかな。たぶん行けると思う。横綱になってからテレビでしか見たことないんだよ。

オ いや本当に、タイミング合えばぜひ。

白 着物の中に短パンはいてね(笑い)。

◆オカダ・カズチカ 本名岡田和睦。1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学校卒業後にメキシコにあるプロレスラー養成学校闘龍門に入門し04年8月にメキシコでデビュー。07年8月に新日本プロレス入り。12年2月には棚橋を下し、初めてIWGPヘビー級王座を獲得。同年8月、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。IWGPヘビー級は第57、59、63、65、69代王者で、通算29度の最多防衛記録を持つ。65代王者として12度の防衛も、1代では最多。得意技はレインメーカー。今年4月に結婚を発表。妻は人気声優三森すずこ。191センチ、107キロ。

◆白鵬翔(はくほう・しょう)本名同じ。1985年3月11日、モンゴル・ウランバートルで生まれる。ムンフバト・ダバジャルガルと名付けられる。00年10月に来日、01年春場所初土俵。04年初場所新十両。同年夏場所、昭和以降4番目に若い19歳1カ月で新入幕。大関昇進した06年夏場所で初優勝。07年名古屋場所で第69代横綱昇進。優勝43回など、さまざまな史上1位の記録を持つ。今年9月に日本国籍取得。昨春亡くなった父ムンフバトさんは、68年メキシコ五輪レスリング銀メダリストでモンゴル相撲の横綱。得意は右四つ、寄り。家族は紗代子夫人と1男3女。192センチ、158キロ。

土俵入りのポーズを決めるオカダ・カズチカ(左)と白鵬(撮影・横山健太)
対談するオカダ・カズチカ(左)と白鵬(撮影・横山健太)

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井上尚弥に第2子女児誕生「守るべきもの増えた」

9日に誕生した第2子の女児を抱いてあやす井上尚弥

ボクシング2団体(WBAスーパー、IBF)統一バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が11日、第2子となる女児の誕生を発表した。自身のSNSで報告したもので、15年12月に結婚した高校の同級生の咲弥夫人が9日午前、女子を出産した。17年10月5日に長男明波(あきは)君が誕生した際には出産に立ち会うことができなかったが、今回は立ち会えたという。

母子ともに健康で、名前は非公表。インスタグラムなどを通じ「12月9日に第二子が産まれました! 元気な女の子で母子ともに健康です。長男の時は立ち会えなかったけど、今回はしっかり立ち会うことができました! 感激。。明波もすっかりお兄ちゃんになった?気がします(笑)そして戦うべき理由と守るべきものがまた1つ増え、より一層身が引き締まる思いです。2019年は本当に充実した年になりました! 来年はチャンピオンとしても1人の父親としてもまだまだ精進していきます!」とつづった。

誕生したばかりの妹を抱く井上尚弥の長男明波君

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豊山が目覚めの連勝発進、完全アウェーで琴奨菊撃破

琴奨菊(右)を突き落としで破る豊山(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇2日目◇11日◇福岡国際センター

西前頭9枚目豊山(26=時津風)がご当地力士の琴奨菊を突き落としで破り、2連勝発進を決めた。

両腕を抱え込まれ、土俵際まで押し込まれたが、左を深く差し込んで押し返した。

「左を使うイメージは(稽古で)やってきてるんで。でも、勝ったから良かったけど」

ホッとしたのには理由がある。仕切り前、会場は琴奨菊への大歓声一色で完全アウェー状態だった。「会場にのまれて“やってやろう”と肩に力が入っちゃった。感情的になりすぎるのはダメですね。自分がああなって(声援を受けて)も肩に力が入る」と苦笑いした。

膝のテーピング、サポーターを、今場所前の稽古から外した。巡業まで使用していたが「もう痛みもないし、予防のためでしたけど、もう予防だ何だと言ってる場合じゃないし。思い切って外しました」。

同学年でライバルの朝乃山との差を埋める戦いが続く。「今までは上体でこらえる感じでしたが、今は下(下半身)で、というイメージ」。4度目の返り入幕から2場所目。結婚もした。大器は目覚めつつある。

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多忙の御嶽海、高安の胸出しに「吐きそうになった」

「九州御嶽海関後援会」による激励会に出席した御嶽海(左)(撮影・佐藤礼征)

大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)に向けて、関脇御嶽海(26=出羽海)が大関昇進を誓った。

5日、福岡市内のホテルで行われた「九州御嶽海関後援会」による激励会に出席。名古屋場所で9勝、優勝した秋場所で12勝を挙げ、成績次第では今場所後の大関昇進の可能性がある中、九州各地から駆け付けた約100人を前に「9月場所のインタビューで言ったように、この場所で1つ上の大関を狙っていきたい」と力強く話した。

この日の朝は春日野部屋に出稽古に行き、同じく出稽古に来た大関高安に胸を出してもらったという。「久々で吐きそうになった」と苦笑い。その後、福岡市の結婚式場で幕内炎鵬とともにトークショーを行い、激励会でも後援者向けにトークショーをする多忙っぷり。それでも表情に疲労感を表さず、21時近くに会場を後にする際には報道陣に笑顔を振りまきながら引き揚げた。

トークショー来場者の九州場所チケット獲得を懸けてじゃんけんをする、左から炎鵬、御嶽海(撮影・佐藤礼征)

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炎鵬が御嶽海のいじりに反撃、強さ以外尊敬できない

トークショー来場者の九州場所チケット獲得を懸けてじゃんけんをする、左から炎鵬、御嶽海(撮影・佐藤礼征)

大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)に向けて5日、福岡・KITTE博多にて関脇御嶽海(26=出羽海)と西前頭6枚目炎鵬(25=宮城野)によるトークショーが行われた。160人の男女を前に人気と実力を兼ね備える2人は約40分間、話術を披露。トークショー終了後には握手会、写真撮影も行われた。

トークショーでは同じ大卒で2学年上の御嶽海が終始、炎鵬をいじり倒した。互いの印象を問われると、御嶽海は「(番付を)この身長で上げてくるとは思わなかった。160センチだっけ?」ととぼけて先制“口撃”。実際は168センチの炎鵬も苦笑いを浮かべながら「(御嶽海は)相撲は強いけど、他に尊敬できるところはない。支度部屋でもこっちが集中しているのに話しかけてくる」と反撃した。しかし、御嶽海に「構ってほしそうにチラチラ見てくるからだよ」と指摘され、司会者に真意を問われた炎鵬は「(御嶽海のことが)好きですね」と根負けしたように告白した。

女性の観客が多く詰めかける中、2人は好みのタイプも明かした。この日のトークショー会場「HAKATAGI」は普段、主に結婚式で使用されており、結婚について話題が及ぶと御嶽海は「年上女性がいい。お母さん(マルガリータさん)みたいな人。料理上手なのが重要」と強調。炎鵬は「お金の管理ができる人。保険とか全然分からないので」と頭をかいた。炎鵬は先日、出演したバラエティー番組で「一目ほれた」という元TBSアナウンサーでフリーの田中みな実と共演。この日、御嶽海に「田中さんみたいな方がいいの?」と問われると、照れ笑いを浮かべながら返答に窮した。

九州場所は5日後。大関昇進の可能性がある御嶽海は「そろそろ上がりたいという気持ちがある。10勝、12勝したい」と意気込み、3場所連続の勝ち越しを目指す炎鵬は「九州は寒いので熱い相撲を見せて盛り上げるようにしたい」と、自身のしこ名を体現する活躍を誓った。

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高安「いい稽古」充実の表情も親方衆は左肘を不安視

大相撲の大関高安(29=田子ノ浦)が1日、前日10月31日の婚約会見から一夜明け気迫の稽古を見せた。福岡・大野城市の田子ノ浦部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加。一門外から参加した大関豪栄道や平幕の友風、阿武咲と三番稽古を行い、関取衆で最多となる25番を取った。

「いい稽古になった。体がしっかり動けているし、前に出る相撲もあった」と充実の表情。演歌歌手、杜(もり)このみ(30)との婚約会見から一夜明け、稽古の見学に来たファン数人から「高安関結婚おめでとうございます」と声を掛けられた。九州場所(10日初日、福岡国際センター)は9日後。「たくさんの声をいただいた。これを力にして、気持ちを切り替えて九州場所に向けて気持ちを高めたい」と意気込んだ。

高安が手応えを感じる一方で、稽古を見守った一門の親方衆からは左肘の状態について不安視する声もあった。名古屋場所で靱帯(じんたい)を断裂し、完治せず秋場所を休場する要因となった左肘にはこの日、テーピングを施して三番稽古に臨んだが、25番の内訳は豪栄道に1勝9敗、友風に4勝2敗、阿武咲に3勝6敗。途中、左肘を気にする場面が数度見られた。

尾車親方(元大関琴風)は「高安はまだ肘を痛がっている。どうしてもおっつけられていたね」と振り返り、芝田山親方(元横綱大乃国)は「高安が心配。肘を気にしすぎ」と不安を募らせた。高安は「左は十分に力が入ればいいが、けがする前に比べると力が落ちている。まだ時間があるから、払拭(ふっしょく)できるように頑張りたい」と話した。

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高安&杜このみ婚約会見 プロポーズの内容明かす

福岡・大野城市内で婚約会見に臨み、報道陣の撮影に応じる大関高安と演歌歌手の杜このみ(撮影・菊川光一)

大相撲の大関高安(29=田子ノ浦)と、演歌歌手の杜このみ(30)が31日、福岡・大野城市のホテルで婚約発表会見を行った。

テレビカメラ10台、約80人の報道陣が集まる中、高安、杜ともに白い着物姿で、杜は左手薬指に指輪をはめ、手をつなぎながら登壇。大きな拍手が起きた。現在の心境について、高安は「とてもすがすがしい気持ち」、杜は「晴れ晴れとした、スッキリとした気持ち」と語った。

出会いは16年2月のNHK福祉大相撲だった。その後、杜の師匠の細川たかしが最高顧問を務める、田子ノ浦部屋後援会の千秋楽パーティーなどで会ううちに、同学年ということもあって意気投合。杜は「自然と『お付き合いしましょうか』ということになりました」と、当時を振り返った。約2年間の交際で、これまでにけんかもないという。

プロポーズは今年の7月2日、名古屋市内で、杜の30歳の誕生日だった。ハリーウィンストンの婚約指輪を持参した高安が「結婚しよう」と告白。杜は「最初はビックリして『えっ、本当に』と思いました。でも本当にうれしくて、胸がいっぱいになりました」と、当時の心境を明かした。

お互いを「このみ」「アキラさん(高安の本名)」と呼び合っているという。

現在、杜は妊娠していないが、子どもについて高安は「2、3人ほしい」と話した。婚姻届の提出時期は「2人で話し合って決めたい」と話し、未定だという。

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貴景勝が結婚観語る「顔よりも賢さ、機転利く方が」

ぶつかり稽古を再開した貴景勝(右)(撮影・佐藤礼征)

角界の結婚ラッシュの中、23歳、独身の貴景勝が結婚観について語った。

ここ数カ月で遠藤、高安らの婚約が明らかになった。この話題を振られると「最近多いですね」と反応。理想の女性について「顔の好みはあるけど、それよりも賢さ、機転が利くとかの方が大事。(結婚は)今すぐにってことはない。現役中にできれば」と話した。福岡・篠栗町の部屋で、秋場所で左胸を負傷してから初めてぶつかり稽古を行った。「しっかり当たれている。左胸はだいぶほぐれてきた」と好感触のようだ。

付け人を背負ってスクワットをする貴景勝(2019年10月27日撮影)

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婚約高安が杜このみの人柄「根がまじめで誠実な方」

福岡県庁を表敬訪問し、婚約を祝福されて笑顔を見せる大関高安(撮影・菊川光一)

大相撲の大関高安(29=田子ノ浦)が、美人演歌歌手の杜このみ(30)との婚約判明から一夜明けた29日、祝福に次ぐ祝福を受けた。九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に向けて福岡・大野城市の部屋で稽古を再開後、福岡市内に移動し、まずは十両以上の関取衆による力士会に参加。「いろんなお相撲さんに声を掛けてもらいました」と、照れ笑いを浮かべながら明かした。鶴竜、白鵬の両横綱にも声を掛けられたといい「(白鵬は)ビックリしていましたね」と笑った。

その後、福岡市役所と福岡県庁を鶴竜と、昨年の九州場所で優勝争った大関貴景勝らとともに表敬訪問した。福岡県庁では、原中副議長から「高安関は、ご結婚をされるということで、おめでとうございます」と、名指しで激励された。これに大曲副知事らが拍手で追随し、お祝いムード一色のなごやかな雰囲気となった。

高安は31日に福岡・大野城市で、杜とともに会見に臨む予定。前日29日は、相手の魅力など具体的なことは何も話さなかったが、この日は多くの報道陣に囲まれ「根がまじめで誠実な方」と、杜の人柄を表現した。

さらに「歌声にひかれた部分もあるか」と問われると「そうですね」と返し、まじめな表情から一転、目じりを下げた。高安も歌唱力には定評があり、加山雄三の歌謡曲「君といつまでも」が十八番。杜にささげるような歌詞でもあり、杜の前で歌ったことがあるか問われると「歌ったことはありますけど…」と、恥ずかしさをかき消すように、いよいよ大声を出して笑い出していた。

婚約が判明したことで「たくさんの方に激励の言葉をいただき、よりいっそう身の引き締まる思いです」と気持ちも新た。

この日の稽古では、九州場所で使用予定の新しい締め込みを初めて着けたが、色は従来の黒からエンジ色に変えた。新十両に昇進した10年当時に使った色の締め込みだが「気持ちも新たにやります。気を引き締めて」と、初心に帰って、好成績を目指す。

十両時代以来となるエンジ色の締め込みを着けて、ゴムチューブを使ったトレーニングを行った高安

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