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田中恒成3カ月スパーリング禁止、田口と統一戦白紙

会見を行うWBO世界ライトフライ級王者田中(右)。左は畑中会長(撮影・宮崎えり子)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が熱望していたWBA同級王者田口良一(ワタナベ)との年内の統一戦実現が白紙となった。畑中会長とともに20日、名古屋市内で記者会見。

 13日の2度目の防衛戦での負傷が、両目の眼窩(がんか)底骨折で全治2カ月間と診断されたと発表した。田中は「いよいよ統一戦というところでケガをして田口選手、期待してくれていたファンに申し訳なく思います」と頭を下げた。3カ月間はスパーリング禁止で、まずは治療に専念。練習再開や階級変更など今後については畑中会長が「治った時に考える。今は答えを出すことはできない」と説明した。

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近藤明広、世界初挑戦「番狂わせでKOしたい」

世界初挑戦する近藤明広


 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位近藤明広(32=一力)の世界初挑戦が、20日に都内で正式発表された。11月4日に米ニューヨークで、同級1位セルゲイ・リピネッツ(28=ロシア)との王座決定戦で対戦する。メインはWBCヘビー級王者ワイルダーと暫定王者オルティスの王座統一戦となる。

 近藤は白鴎大足利高から東洋大に進学した。10月に世界再挑戦する村田とは同期も、入学前から「プロになる」と決めていた2年中退。日東ジムから06年にプロデビューした。09年には日本ライト級王者になったが、マッチメークがままならずに14年に1度は引退。タイで活動を目指したが、縁あって一力ジムに移籍し、昨年アジアパシフィック王座を獲得して世界ランク入りしていた。

 海外はタイとオーストラリアに合宿行ったことはあるが、米国は初めてとなる。「圧倒的不利だが、番狂わせでKOしたい。ジャブと足は通用する。後半は雑になってすきがある。前半を気持ちでしのいで、後半勝負したい」と強気だった。

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UFC五味隆典4連敗中「最後良ければすべて良し」

UFCファイトナイト・ジャパンに臨む五味(左から2番目)ら日本勢。左端は石原、右端から佐々木、中村(撮影・藤中栄二)


 総合格闘技の旧PRIDEライト級王者で、現UFCファイターの五味隆典(38=東林間ラスカル)が20日、都内のホテルで報道陣に対応する「UFCアルティメット・メディア・デー」に臨んだ。23日のUFCファイトナイト・ジャパン(さいたまスーパーアリーナ)では、キム・ドンヒョン(28=韓国)とライト級5分3回で対戦する。

 現在UFCで4連敗中の五味は「これが(UFCとの)契約上最後の試合になるので、日本大会の出場はありたがい。最後良ければすべて良しとなるように。最後という気持ちがないといい試合できないんでね」と“ラストUFC”の決意で臨む姿勢を示した。試合前日の22日には39歳になる。「この年齢になってやれるんだから幸せですよ。いい試合したいです」と目の前の試合に集中している。

 7月から自ら運営するジムを東京・杉並区から神奈川・相模原市に移した。出身地に近いこともあり「サポートしてくれる人も集まりやすくなって心強いです」と練習環境の変化も気持ちを高揚させている様子。 また18日(日本時間19日)に米ラスベガスで行われたプロボクシングのミドル級3団体統一戦(ゴロフキン-アルバレス戦)にも触発されたそうで「ファイター同士のいい試合だった。気合と根性で自分らしい試合を見せたいと思う」。ホーム舞台で、連敗を脱出する決意を示した。

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田中恒成は年内統一戦白紙 眼窩底骨折で安静必要

会見を行う(左から)畑中清詞会長、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・宮崎えり子)


 WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が20日、名古屋市内で会見を行い、19日に同市内の病院で「両目の眼窩(がんか)底骨折」で2か月間の安静が必要だと診断されたことを発表した。

 右目の外傷は14日に同市内の病院で4針縫い、19日に抜糸したことも明かし、3か月間はスパーリング禁止だという。同席した畑中清詞会長(50)は「年内の統一戦は白紙になりました。今後の展望は治ったときにしっかりと考えたい」と説明。実現を目指していたWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦は白紙になった。

 田口との統一戦を熱望してきた田中は「いよいよ統一戦というところでケガをして、田口選手はもちろん、期待してくれていたファンには申し訳なく思います。実現が難しいと言われる統一戦ですが、9月にいい内容で勝っていよいよゴーサインというかたちで交渉を進めてくれていた渡辺会長や畑中会長、身内の方にも申し訳ない気持ちです」と悔しそうな表情で話した。

 13日に挑戦者の同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の統一戦で1回にダウンを奪われたが、9回1分27秒TKO勝利。その後、頭痛を訴え、大阪市内の病院に救急車で搬送されていた。14日の会見では「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断されたことを明かしており、地元・名古屋で再検査を行っていた。

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拳四朗「圧勝する」10・22ゲバラと初防衛戦

初防衛戦を発表したWBC世界ライトフライ級王者拳四朗。右は父でBMBジムの寺地永会長(撮影・加藤裕一)


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が元同級王者で同1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)と10月22日に両国国技館で初防衛戦を行うことが19日、都内で発表された。拳四朗は5月20日に王座を奪取。今回もその試合同様、WBA世界ミドル級1位村田諒太と同級王者アッサン・エンダムの再戦、WBC世界フライ級王者比嘉大吾の初防衛戦とのトリプル世界戦に組み込まれる。

 拳四朗は「もっと注目されるように圧勝するので応援してください」と語った。王座奪取は2-0判定勝ちだった。「戦い方はジャブで突いて、カウンターといういつもの形を考えていますが、いい勝ち方で倒したい」とKO防衛を誓った。父でBMBジムの寺地会長も「今度は圧勝で倒さないと世間が認めてくれない」とハッパをかけた。

 陣営ではすでにゲバラ戦を想定し、5日間の米国・ロス合宿を敢行、17日に帰国した。現地では世界的トレーナーのルディ・エルナンデス氏のサポートを受け、ゲバラと同じメキシカンスタイルのボクサーと連日8ラウンド、合計40ラウンドのスパーリングをこなした。拳四朗は「いろんなパンチの打ち方を教わった。左アッパー、フックとか手で打つのでなく、重心下げて体で打ってみたり。新しい技として出せたらいいですね」と収穫を口にした。

 統一戦に向けて動くWBO同級王者田中恒成、WBA同級王者田口良一に比べ、同じ階級なのに知名度で及ばない。「うらやましいとかは全然ないですが、自分ももっと知名度を上げたい」との思いは強い。

 待望のバラエティー番組初登場となった7月28日放送の「アウト×デラックス」では反響絶大で、ツイッターのフォロワー数は約1000から約2400人まで激増したとか。「すごかったです。放送中に携帯がバンバン反応して」。また関西ローカルながら8月21日放送の「なるみ・岡村の過ぎるTV」には何と“売り込み出演”した。大阪市内を友人と歩いていてロケ隊と遭遇。友人に「彼、世界チャンピオンなんです」とアプローチしてもらい、後日、スタジオ収録に参加したという。「街中でたまに声をかけられるようになりましたけど、まだまだです」。今後も積極的にメディア露出を増やし、知名度アップ作戦を続けていく。

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サンダース、判定で2度目防衛 WBO世界ミドル級

<プロボクシング:WBO世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇16日(日本時間17日)◇英ロンドン・カッパーボックス・アリーナ


 同級王者ビリー・ジョー・サンダース(28=英国)が2度目の防衛に成功した。

 同級5位ウィリー・モンロー・ジュニア(30=米国)と対戦。サウスポー同士のテクニック重視のファイトが展開。手数の多かったサンダースが支持され、3-0(117-111、115-114、117-112)の判定勝ちで、昨年12月のアルツール・アカボフ(ロシア)戦で初防衛して以来の勝利となった。

 当初、サンダースは7月に暫定王者のアフタンディル・クルツィゼ(ジョージア)との王座統一戦に臨む予定だったが、クルツィゼの逮捕で試合が延期となっていた。

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サンダース息子、モンロー・ジュニアにパンチ見舞う


 プロボクシングWBO世界ミドル級タイトルマッチ12回戦は16日(日本時間17日未明)に英ロンドンのカッパーボックス・アリーナで行われる。

 同級王者ビリー・ジョー・サンダース(28=英国)は15日、英ロンドンで挑戦者となる同級5位ウィリー・モンロー・ジュニア(30=米国)と前日計量に臨み、ともに160ポンド(約72・5キロ)でクリア。計量時にはサンダースの息子がモンロー・ジュニアにパンチを見舞うハプニングもあった。

 ゴロフキン-アルバレスの3団体統一ミドル級タイトルマッチと同日に行われることもあり、サンダースは「ゴロフキンかカネロ(アルバレス)の勝った方と試合がしたい」と団体統一戦を希望した。当初、7月に暫定王者のアフタンディル・クルツィゼ(ジョージア)と対戦予定だったサンダースだったが、クルツィゼの逮捕で試合延期となっていた。

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田中恒成まずは治療、田口良一との統一戦は年内困難

一夜明け会見を行う田中(撮影者・宮崎えり子)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)とWBA同級王者田口良一(ワタナベ)の統一戦の年内実現が厳しくなった。

 逆転TKOでの2度目の防衛から一夜明けた14日、田中が試合後に救急車で搬送された大阪市内の病院で「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断されたことが判明。両目を腫らして会見した田中は「ケガをした悔しさ、情けなさでいっぱい。田口選手、関係者の皆さんに申し訳なく思います」と頭を下げた。地元・名古屋での再検査の結果によるが、畑中会長は年内の統一戦には「(意思は)本人もそう。ただ、まずは治療」と説明した。

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田中恒成、防衛一夜明け 眼窩底骨折の疑いと診断

一夜明け会見を行う(左から)畑中清詞会長、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成、田中斉トレーナー(撮影者・宮崎えり子)


 13日に逆転で2度目の防衛したWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が14日、大阪市内で一夜明け会見を行った。

 1回に挑戦者の同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)にダウンを奪われたが、9回1分27秒TKO勝利。その後、頭痛を訴え、大阪市内の病院に搬送されていた。両目を腫らして会見場に現れた田中は「昨日(13日)は会見できなくて、すみませんでした。試合直後にもらったジャブが左目に当たり、それから二重に見えていた。その後も右目もふさがって、カットをして。ケガをした悔しさ、情けなさでいっぱいです。田口選手、関係者の皆さんにケガをしてしまったことを申し訳なく思います」と頭を下げた。

 13日は精密検査を受け、「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断された。午後に名古屋市に戻り、再検査を受けるという。畑中会長は「未来のある選手。まずは体を完璧に治すこと。体が治ってから先の展開を考えたい」と説明。WBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との年内の統一戦を問われると同会長は「(意思は)本人もそう。ただ、まずは治療に専念」と話し、実現は厳しくなった。

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田口も統一戦に意欲「折れそうな状態で踏ん張った」

田中恒成対パランポン・CPフレッシュマート 会場に姿を見せた田口 (撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は2度目の防衛に成功し、WBA同級王者田口良一(ワタナベ)との日本人選手による統一戦に向けて前進した。

 テレビ中継のゲストで訪れた田口も田中との統一戦へあらためて意欲を示した。ダウンを奪われながらKOした戦いに「(心が)折れそうな状態で踏ん張って、KOにつなげるのはすごい」と大絶賛。自身は7月23日に6度目の防衛に成功。すでに年末の統一戦を想定した練習に入っており「自信は100%とは言えないけれど、極力パーセンテージを上げていく」と言い切った。

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田中V2も「持ってない」1回ダウン右目の上カット

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は2度目の防衛に成功し、WBA同級王者田口良一(ワタナベ)との日本人選手による統一戦に向けて前進した。

 田中が逆転でパランポンに9回1分27秒でTKO勝利し、2度目の防衛を果たした。テレビ中継がこれまでの東海ローカルから全国に「昇格」となった一戦は1回に挑戦者の右ストレートでダウン。さらに右目の上をカット。血を流しながらリングに立ち続けた。試合後は大事をとって病院で検査を受けるほどだったが、最後は9回に右ストレートでダウンを奪い返し、ラッシュで戦闘不能にした。

 試合後は「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかり」と自虐的。田口との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」。リングの外で戦況を見守った田口に再び決戦を宣言した。しかし、リングを下りると高らかな声からは一転。試合内容に納得いかないのか足早に控室に入り無言を貫いた。【宮崎えり子】

TKO勝ちを収め、声援に応える田中(撮影・加藤哉)

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岩佐新王者!けんか「人生最大の危機」乗り越え栄冠

岩佐(右)は、小林会長と笑顔を見せる(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ・12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 IBF世界スーパーバンタム級3位岩佐亮佑(27=セレス)が、2度目の挑戦で新王者となった。同級王者小国以載(29=角海老宝石)に2回までに3度ダウンを奪い、口の傷とダメージからのレフェリーストップで6回2分16秒TKO勝ちした。セレス小林のリングネームで活躍した元世界王者の小林昭司会長と二人三脚で15年。同じ再挑戦で師弟で世界王者の夢をかなえた。

 岩佐のカウンターの左ストレートが初回にさく裂した。小国が見事に尻もち。「あんなにきれいに当たるとは。びっくりした」。2回にも2度ダウンを奪い、さらに攻め立てると6回で決着。中学の卒業文集に「世界王者になりたい」と書いた夢を実現した。

 「うれしいけどホッとした。世界王者になれる人だったと確認できた」と再挑戦で悲願を実らせ、しみじみ。15年に英国での世界初挑戦は完全アウェーでの完敗に「あきらめかけたが、あの悔しさで頑張れた」。何度もあった挫折を会長と2人で乗り越えてきた。

 03年に地元の千葉・柏市にセレスジムができるとすぐに入門した。当時はけんかなどで度々問題を起こした。中3の冬にも悪さをし、父正利さんが「ボクシングもやめろ」と激怒した。「人生最大の危機」も、小林会長が「僕に任せてください」と説得してくれた。

 1つ上の小国とは、習志野高1年時の全国選抜で18-8と快勝していた。部活後もジムで練習を3年間続けて高校3冠でプロ転向。8連勝で日本王座初挑戦は山中慎介にはね返され、ようやく世界初挑戦も洗礼を浴びた。

 小林会長は「世界をとらせることができ、本当によかった」と、オープンから唯一残る愛弟子と目を合わせた。元世界王者が育てた男子世界王者は国内6ジム目で延べ9組目。岩佐は「教えてもらったことが世界に通用すると証明できた」と胸を張った。

 男子世界戦で35度目の日本人対決。統一戦と決定戦を除き、挑戦者が勝ったのは29戦で5度目。会長と同じく階級を上げた再挑戦で劣勢もはね返した。「やっとスタートライン。チャンピオンロードの第2章。有名になるより強くなりたい。リスクを恐れず海外で勝ちたい」。ラストチャンスと臨んだ岩佐は力強く言った。【河合香】

 ◆岩佐亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年(平元)12月26日、千葉・柏市生まれ。地元にセレスジムができると中2で入門。習志野高3年で選抜、全国高校総体、国体と3冠。アマ戦績60勝(42KO)6敗。08年プロデビューで5回TKO勝ち。11年に日本バンタム級王者山中慎介に挑戦も10回TKO負け。2戦後に日本同級王座、13年に東洋太平洋同級王座獲得。15年に英国でのIBF世界同級暫定王座戦で、世界初挑戦もハスキンスに6回TKO負け。171センチの左ボクサーファイター。家族は両親と姉。

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田口良一「リスクがあっても」田中との年末統一戦を

田中恒成対パランポン・CPフレッシュマート 会場に姿を見せた田口 (撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 王者田中恒成(22=畑中)の2度目の防衛成功を、WBA同級王者の田口良一(30=ワタナベ)がリングサイド2列目から見届けた。年末の統一戦実現が期待されており、田口は「ファンが望むカードをやりたい。盛り上がる試合をしたいのがポリシー。多少(勝ち負けの)リスクがあってもやりたい」とあらためて意欲を見せた。

 挑戦者のパランポン(タイ)と戦った田中は、1回にまさかのダウン。それでも田口は「すごいのを見せつけられた」と、9回TKO勝ちで逆転した王者のすごみを第一声で発した。「劣勢になってから(の攻め)。(心が)折れる状態で踏ん張って、KOにつなげたのがすごい。ハートが強い」。田中の戦いを冷静に分析した上で、統一戦での自信を問われると「正直100%(勝つ)とは言えない。極力パーセンテージを上げていきたい」と意気込んだ。

 田口は7月23日に6度目の防衛に成功。すでに田中を想定した練習を始めているといい、12年6月のWBC世界ミニマム級王者井岡一翔-WBA同級王者八重樫東戦以来2度目となる、日本人同士の統一戦実現ムードが高まってきた。

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田中恒成V2も不満、田口と統一戦は「やります!」

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が逆転で同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)に9回1分27秒TKO勝利し、2度目の防衛を果たした。

 1回に挑戦者の右ストレートを受け、田中がいきなりダウンを奪われた。右目の上をカットし流血しながら、リングに立ち続けた。8回終盤に左右のコンビネーションでパランポンをふらつかせると、9回にスイッチが入った。序盤に右ストレートを奪い返し、その後連打を仕掛けレフェリーストップとなった。

 V2を達成した田中だが。「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかりです。俺以外がおもしろかったらいいんじゃないですか」と自虐的に振り返った。リング外で戦況を見守ったWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」と宣言した。

 試合後は頭痛を訴え、検査のため救急車で大阪市内の病院に向かった。関係者によると、意識ははっきりしており、自力歩行は可能。大事を取っての処置だという。

9回、田中(左)はパランポンから最初のダウンを奪う(撮影・加藤哉)
9回TKO勝ちを収め、ベルトを巻いて写真に納まる王者田中(右)(撮影・加藤 哉)

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田中恒成「圧倒的な内容で勝つ」頭には田口と統一戦

ポーズを決める王者田中(左)と挑戦者パランポン・CPフレッシュマート(撮影・伊藤航)


 ボクシングのダブル世界戦(13日・エディオンアリーナ大阪)の調印式と前日計量が12日、大阪市内で行われ、4選手はいずれも1回でパスした。リミットの48・9キロちょうどのWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は、念願のWBA同級王者田口良一(ワタナベ)との統一戦の実現に向け、堂々とKO宣言した。挑戦者のパランポン(タイ)は48・7キロ。

 挑戦者を横にしても、田中は見向きもしなかった。「明日(13日)はすごい試合にします。圧倒的な内容で勝ちます。隣に座っているだけじゃ(パランポンの)印象は分かりません。見てなかったので」。2度目の防衛に成功すれば、熱望してきた田口との統一戦に大きく前進する。

 「これ(防衛戦)だけに集中していきたい」と表情を引き締めて話した田中だが、頭の中では目指す日本人同士の王座統一戦の青写真が描かれていたはずだ。計量後は毎試合恒例の勝負メシでもあるサムゲタンを食べ、力を蓄えた。「スピードを存分に出してKOします」と宣言した。

 テレビの全国中継デビューとなる節目の10戦目で培ってきたスピード、テクニック、パワーを会場に来場予定の田口の目の前で見せつけるつもり。夢の一戦の実現へ、決定打を打つ。【宮崎えり子】

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井上統一戦視野「スーパーフライ級で形を残したい」


 最強証明が卒業証書! 米国デビュー戦となったV6戦をKOで飾ったボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が11日、成田空港に帰国した。同級7位アントニオ・ニエベス(米国)が6回終了時に棄権の意思を示す圧倒劇。本場の期待を受けての海外初進出を終え、「ホッとしてます」と微笑すると、「スーパーフライ級で形を残したい」と先を見据えた。

 「形」とは…。「統一戦ですね。王者が4人いて、そこで誰が一番強いか証明したい」。減量の兼ね合いもあり、かねて1つ上のバンタム級転向も視野に入れていたが、今回がスーパーフライ級の一線級ばかりが集まった興行だったこともあるだろう。まだ同じ土俵で最強を知らしめていないことが心残りになった。

 年末に国内で予定する次戦で、その対象となるのは現実的には1人だ。IBF王者アンカハス。同じフィリピン出身の英雄パッキャオのプロモーション所属の25歳は、7月に帝里木下に7回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。WBA、WBCの王者は次戦が決まっており、自然と相手は絞られる。大橋会長は「バンタム級も考えに入れて、検討していきたい」とした。

 米国で期待に応え、「今まで以上に海外でやりたい気持ちが強くなった。オファーがあればまた行きたい」と視線は変わった。その評価をさらに不動にするためにも、次は国内で最強を証明したい。「日本でやる試合も今まで以上に良い試合をしたい」「まだ始まったばかりですから」。海を渡ったモンスター伝説は、これからが本番-。【阿部健吾】

スーパーフライ級の各団体王者

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ロマゴンKOのシーサケット、井上でも「怖くない」

ゴンサレス(左)にKO勝ちしたソールンビサイ(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇9日(日本時間10日)◇米カリフォルニア州・スタブハブ・センター

 メインのWBC世界スーパーフライ級タイトル戦で、米国の軽量級の価値向上をけん引してきた前王者ローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)が衝撃のKO負けを喫した。

 3月に判定負けでベルトを奪われた王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)と直接再戦も、4回に2度目のダウンで大の字となり、レフェリーが試合をストップ。関係者に肩を抱かれてリングを降り、そのまま病院に直行した。長く「パウンド・フォー・パウンド」(全階級通じての最強選手)1位に君臨してきた雄を返り討ちしたシーサケットは、井上との統一戦を問われ、「誰でもいい。怖くはない」と息巻いた。

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エストラーダが逆転判定勝利、王座挑戦権を獲得

クアドラス(左)に判定勝利を飾ったエストラーダ(AP)

<プロボクシング:WBC世界スーパーフライ級タイトル挑戦者決定戦12回戦>◇9日(日本時間10日)◇米カリフォルニア州・スタブハブ・センター

 1階級下のフライ級でWBA、WBO2団体を統一した3位のファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)が、2代前の王者で2位のカルロス・クアドラス(28=メキシコ)に3-0で判定勝ち。王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)への挑戦権を獲得した。

 現地では1度、3人のジャッジ全員が114-113の1ポイント差の判定で、クアドラス勝利と発表されたが、その後、エストラーダの勝利と覆った。1度は負けを宣告され、信じられないと言わんばかりの表情を浮かべたエストラーダは、両手を上げて勝ち誇った。

 かつてゴンサレスに敗れ、リベンジを誓うメキシコ人対決は超接戦となった。クアドラスが持ち前のスピードを生かしつつ、時にサウスポーにスイッチして前半戦は主導権を握ったが、中盤以降はエストラーダが細かく正確な強打を打ち込み対抗。10回には左フックから右ストレートをクアドラスの顔面にたたき込み、この試合唯一のダウンを奪い、逆転した。

 エストラーダは12年11月に、当時2階級下のWBAライトフライ級王者だったゴンサレス相手に世界初挑戦し12回判定負けも、ゴンサレスの強打に手数で対抗。ゴンサレスを最も苦しめた選手と言われた。WBAフライ級スーパー王者の16年9月には、WBAから正規王者の井岡一翔(28=井岡)との統一戦の指令を受けながら王座を返上。ゴンサレスへのリベンジを優先し、1階級上げた。

 一方、クアドラスは16年9月に同級王者として、1階級下のフライ級王者だったゴンサレスの挑戦を受け、接戦ながら0-3の判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。試合後は判定に疑問を呈し、再戦を訴えた。ゴンサレスを執念で追い続ける者同士の対戦を制したエストラーダが、王座へ1歩前進した。

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田中恒成2度目防衛戦へ仕上がり順調「内容求める」

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が7日、名古屋市内の畑中ジムで同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の防衛戦(13日、エディオンアリーナ大阪)に向けて練習を公開した。

 練習中に笑顔を見せるなど仕上がりは順調な様子。「ライトフライ級に上げて体調も体重も一番いい。相手は防御がいいし、打たれ強い。ガードも堅い。KOが最低条件。その壁をどう崩すかだと思う」。

 2度目の防衛に成功すれば、念願のWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦が見えてくる。畑中会長は「まずは13日。終われば統一戦に向けて最大限の努力をする。全てはこの試合に懸かっています」と説明。田中は「勝つのは当たり前。勝ち方が次の試合の盛り上がりも変わってくる。内容を求めたい」と表情を引き締めた。

公開練習でサンドバックを打つ田中(撮影・前岡正明)

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山中竜也、王者にも「実感ない」運転免許取得目指す

王座奪取から一夜明け、笑顔を見せる山中

 世界初挑戦でWBO世界ミニマム級王座を獲得した山中竜也(22=真正)が戦いから一夜明けた28日、熊本県芦北町内で会見し「いまだに実感はない」と笑みを浮かべた。

 お祝いメールなどが100件以上届いた前夜の“祝勝メシ”は、宿舎近くの熊本ラーメン。庶民派王者は今後、ファイトマネーから江藤トレーナーに約束の焼き鳥をごちそうし、6人きょうだいの長男として母理恵さん(46)、弟と妹とは外食に行く。自らは運転免許取得を目指す程度で、派手なお祝いとは無縁だ。9月3日にはジムの先輩でWBAスーパーバンタム級王者久保隼の初防衛戦があり「先に防衛してもらって、続きたいです」。将来的にIBF王者京口紘人との統一戦願望も口にした。

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新王者山中竜也が熊本ラーメンで祝勝飯「おいしい」

WBO世界ミニマム級王座奪取から一夜明け、笑顔を見せる山中竜也(撮影・加藤裕一)

 WBO世界ミニマム級の新王者山中竜也(22=真正)が福原辰弥(28=本田フィットネス)とのタイトルマッチから一夜明けた28日、熊本県芦北町のホテルで心境を語った。「まだ全然実感がわかない」と言うものの、前日からお祝いメールなどが100件以上殺到。返信に追われた。ちなみに前夜の“祝勝メシ”は江藤日出典トレーナー(46)と宿舎近くで食べた熊本ラーメンだったといい「おいしかったですよ」と笑顔を見せた。

 左まぶたに腫れが目立つ。「4回に(福原の)頭が入って、そこから8回まではモノが2重に見えた。あんなのは初めてで、それを乗り越えられたのは自信になります」と話した。

 今後は約2週間、体を休める予定。ファイトマネーから、江藤トレーナーに約束の焼き鳥をごちそうし、母理恵さん(46)と5人の弟、妹とも外食に行く。また運転免許教習所に入って、普通免許取得を目指す。

 9月3日にジムの先輩、WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼の初防衛戦がある。「久保さんには昨日電話しました。僕は久保さんに追いつけ追い越せなので、先に防衛してもらって、続いていきたいです」。将来的に、IBF王者京口紘人との統一戦願望も口にしていた。

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田中恒成、新愛称“ドリームボーイ”に「好きです」

 デビュー8戦で日本最速タイの世界2階級王座を手にしたWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が21日、同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の防衛戦(9月13日、エディオンアリーナ大阪)に向け、名古屋市内の同ジムで練習を公開した。

 シャドーボクシングで体をほぐした後、フィリピンから招いたパートナーと4ラウンドのスパーリングを実施。「疲労がたまってくる時期ですが、そうでもない。調整は順調です」と言う通り、軽快な動きを見せた。

 2度目の防衛戦は、その先を見据えたステップボードだ。猛烈アピールしてきたWBA世界ライトフライ級王座田口良一との統一戦。5月20日の初防衛戦後、マイクを握ってリング上に田口をまねき上げて“了承”をもらい、畑中清詞会長からもGOサインを受け取った。それだけに絶対につまずけない戦いになる。

 「油断じゃないけど、オレが勝って当たり前というムードがあって、それに見合った結果を残せるか。そこに意義がある。最低条件がKO。自分の思い通りの試合がしたい」と語った。

 5度目の世界戦にして初めて、TBS系で全国中継される。従来の異名「中京の怪物」も「いいか、嫌かと言えば、嫌。まあ昔はそうでもなかったんですが…」と“卒業”する。ただ、強豪ボクサーにはつきもののキャッチコピーは「あればうれしい」と歓迎で「スピードに関連するようなものがあれば」という。

 ならばと、畑中会長は「僕は前から言ってるけど“ドリームボーイ”です。夢の5階級制覇を狙うんやからね」。田中は「う~ん、嫌じゃない。好きですよ」。“中京の怪物”あらため“ドリームボーイ田中恒成”が、満を持して全国デビューを飾る。

畑中清詞会長にグローブをつけてもらうWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・加藤裕一)

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田中恒成&小国以載、王者2人が初スパーリング対決

 ボクシングで9月13日に大阪でダブル世界戦に臨む王者2人が、初めてスパーリングで対決した。 

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が3日、IBFスーパーバンタム級王者小国以載(29)が所属する都内の角海老宝石ジムへ出稽古。2回だけだったが手合わせした。

 小国が鋭い左ジャブで突き放し、右を打ち込んでいく。田中は素早いステップでかわしながら、中に入って応戦した。小国は沖縄で5日間の走り込みキャンプ、田中は7月31日まで続いた中京大の期末テスト明け。スパーは再開したばかりでパンチは抑えめだったが、ともに持ち味のスピードは発揮し、見応えがあった。

 まずは田中が「ジャブがすごい。中に入れず、距離も長い。すごい上手でやられました」と持ち上げた。小国も「見ての通り。フェイント、カウンターとかややこしくて強かった」。世界戦で初共演もあって、ともに相手を持ち上げた。

 田中はセミで2階級目のV2戦で、次は年内にWBA王者田口との統一戦が見込まれる。「内容、KOにこだわっていく」と力強かった。小国は昨年末以来の試合で、アマ時代は大の苦手な岩佐との初防衛戦。「夢も見たがパンチが当たってもびくともしなかった。怖い。早く試合が終わってほしい」と相変わらずの弱気発言だった。

初めてスパーリングした田中(左)と小国の両世界王者(撮影・河合香)

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木村翔、井岡との団体統一戦も意欲「ぜひやりたい」

王者となって帰国した木村(左)は有吉会長と笑顔でガッツポーズする(撮影・滝沢徹郎)

 大金星で王座を海外奪取したWBO世界フライ級王者木村翔(28=青木)が、一夜明けた29日に上海から凱旋(がいせん)帰国した。五輪連続金メダルで中国のスター鄒市明(36)を11回TKOで打ち破った。まだベルトはないが、3回に初めてカットした右まぶたに大きなテープの勲章。「全然寝ていない。まだ実感は湧かないが、気持ちの勝利」と笑みを見せた。

 初防衛戦は90日以内に指名試合となる。同級1位は元WBC王者五十嵐(帝拳)。「アマ出身の技巧派。見たことはないです」と初々しい。「まぐれと言われないよう、これからが勝負」と気を引き締める。同級はWBA井岡、WBC比嘉と日本人王者が3人になった。井岡は同じ年で高1で同じインターハイに出た。「あの頃から有名。これも何かの縁。ぜひやりたい」と、今後の団体統一戦へも意欲を示した。

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V6田口良一が後輩イジり、京口は「ツヨかわいい」

赤黒く腫れた京口(右)の顔をいじる田口(撮影・神戸崇利)

 ボクシングのIBF世界ミニマム級新王者京口紘人(23=ワタナベ)が24日、前王者ホセ・アルグメド(メキシコ)を3-0の判定で下した前日から一夜明けて都内のジムで会見した。

 6度目の防衛に成功したWBA世界ライトフライ級王者田口良一(30=ワタナベ)は初めていじり役に回った。これまでは先輩の内山の隣でいじられ役だったが、今回の隣は後輩の京口。右頬が腫れ上がり、どこかかわいらしい姿に「これこそ『ツヨかわいい』」と自身の愛称を譲る冗談で、笑いを誘った。次戦はWBO同級王者田中恒成との統一戦を希望。「レベルアップしたい」と決戦に備える。

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田中恒成が田口を「最強の相手」、統一戦機運高まる

6度目の防衛に成功した田口はラウンドガールとの記念撮影で目いっぱい背伸びして身長を合わせる(撮影・松本俊)

 WBA世界ライトフライ級王者田口良一(30=ワタナベ)が、3試合ぶりのTKOで6度目の防衛に成功した。初回から左ボディーを軸に、指名挑戦者の同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)を攻め続けて圧倒。ダウンは奪えなかったが、レフェリーストップで9回24秒TKO勝ち。

 リングサイドで観戦したWBO世界ライトフライ級王者の田中は、田口を同級で「最強」と称賛した。以前から田中との統一戦を希望しており、「口に出してきたことで『やらざるを得ない』雰囲気をつくってきた。機運が高まったのは思惑通りだけど、統一戦の実現と、その勝利までが思惑。最強の相手」と話した。9月13日に2度目の防衛戦が予定されるが「間違いなく負けない」と自信たっぷり。畑中会長も「ぜひ年内に、統一戦を」と後押しする構えだ。

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V6田口が異変乗り越え作戦敢行、年末の統一戦前進

6度目の防衛に成功した田口はラウンドガールとの記念撮影で目いっぱい背伸びして身長を合わせる(撮影・松本俊)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級選手権>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 WBA世界ライトフライ級王者田口良一(30=ワタナベ)が、3試合ぶりのTKOで6度目の防衛に成功した。初回から左ボディーを軸に、指名挑戦者の同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)を攻め続けて圧倒。ダウンは奪えなかったが、レフェリーストップで9回24秒TKO勝ち。9月にWBO世界同級王者田中恒成(22)が2度目の防衛に成功すれば、いよいよ年末には王座統一戦に挑む。

 田口が初回のゴングから攻めた。スロースターターが「最初から行こう。8回までにスタミナを使い切る。あとは気持ちで」という作戦で飛ばした。何度も何度もロープに、コーナーにと追い込み、「初回から効いていた」という得意の左ボディーをねじ込んだ。

 7回から相手はクリンチ、ホールドに逃げ回り、ロープに座り込むようなシーンもあった。ついに9回に連打を見舞うとレフェリーストップの快勝だった。

 毎試合のように体調を崩したが、今回は万全だった。ところが、試合前に両足ふくらはぎがつるような異変を感じた。減量による水分不足のようだが、作戦は変えなかった。前回は足を使われてボディーも不発で引き分け。「後手後手でみなさんに無駄な時間を使わせた」。おわびも込めた4度目のTKO防衛だった。

 リングインすると、テレビ中継ゲストのWBO王者田中と目があった。この時は会釈。試合後はリング上で握手を交わした。田中が9月にV2すれば、いよいよ団体統一戦だ。「願ってもない。名古屋でもどこでも。勝てばまた自信になる」。田中も「応援していた。今は横並び。必ず勝って向き合いたい」と応じた。

 日本の世界王者のV6は15人目で大場政夫、ガッツ石松らを抜き、輪島功一、川島郭志らに並んだ。誇れる歴代11位も、この階級はWBC拳四朗と日本人王者が3人並ぶ。「王者でも最強と言えない。勝ち抜きたい」。今度は田中を応援し年末決戦の決定を待つ。【河合香】

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田口良一V6「勝てば自信に」田中恒成と統一戦希望

田口(右)は積極果敢に攻め、バレラを9回TKOで下す(撮影・松本俊)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 王者田口良一(30=ワタナベ)が、3試合ぶりのTKOでV6に成功した。指名挑戦者の同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)を初回から左ボディーを軸に攻め続けた。ダウンは奪えなかったが圧倒し、レフェリーストップで9回24秒TKO勝ち。WBO世界同級王者田中恒成(22=畑中)が9月13日に大阪でV2に成功すれば、いよいよ年末には2団体統一戦に挑む。

 スロースターターの田口が、初回から得意の左ボディーを軸に攻めた。「最初から行こう。8回までにスタミナを使い切る。あとは気持ちで」と飛ばした。何度も何度もロープにコーナーに追い込み、9回に連打でレフェリーストップの快勝。前回は足を使われてボディーも不発で引き分けに「後手後手でみなさんに無駄な時間を使わせた。下げてしまった評価をふっしょくしたかった」。雪辱となる4度目のTKO防衛だった。

 次はいよいよ2団体統一戦が見込まれる。田口はリングインするとテレビ中継ゲストの田中と目があい、この時は会釈、試合後はリング上で握手をかわした。「願ってもない。名古屋でもどこでも。正直100%ではないが、どちらが勝つか分からないような試合をしたい。勝てば100%自信になる」。田中は「応援してました」と言ったが、田口も「ボクも勝つと信じてます」。今度は応援して決戦決定を待ち望む。

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田中恒成のV2は全国中継「言葉が見つかりません」

WBC世界ライトフライ級王座の2度目の防衛戦を発表した2階級王者田中と(左)と畑中会長

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22)が20日、名古屋市内で2度目の防衛戦を発表した。

 同級14位パランポン・CPフレッシュマート(32)と9月13日、エディオンアリーナ大阪で対戦する。IBF世界スーパーバンタム級王者小国と同級3位岩佐の日本人対決とのダブル世界戦として、TBS系で全国生中継される。田中は5度目の世界戦にして初の“全国デビュー”だ。「あがりますね。言葉が見つからない」。勝てば、念願であるWBA世界ライトフライ級王者田口との統一戦に大きく前進する。「持っているものをすべて出して、圧倒的なボクシングを見せるつもりです」と気合十分だった。

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田中恒成9・13V2戦 初の全国中継に「あがる」

WBO世界ライトフライ級王座の2度目の防衛戦を発表した2階級王者田中恒成(左)と畑中清詞会長(撮影・加藤裕一)

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が20日、名古屋市内で2度目の防衛戦を発表した。

 同級14位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)と9月13日、エディオンアリーナ大阪で対戦する。IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(29=角海老宝石)が同級3位岩佐亮佑(27=セレス)を迎え撃つ初防衛戦とのダブル世界戦として、TBS系で全国生中継される。

 田中は5度目の世界戦にして、初の全国中継。「う~ん、あがりますね。言葉が見つからない」と“全国デビュー”について、苦笑いを浮かべた。5月20日の初防衛戦はKO宣言しながら、16戦16KO勝ちという“パーフェクト・レコード”を持つ最強挑戦者アンヘル・アコスタに判定勝ちに終わった。「前回はウソをついてしまったので、今回あらためてKO宣言します。中盤ぐらいには(倒したい)。オレの持っているものをすべて出して、圧倒的なボクシングを見せるつもりです」。15戦14勝(8KO)1敗のパランポンをリングに沈め、念願のWBA世界ライトフライ級王座田口良一との統一戦を実現させるつもりだ。

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