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亀田京之介「どうでもいい」協栄ジム休会の影響なし

ボクシング全日本新人王決定戦前日計量をクリアした前田稔輝(左)と亀田京之介

ボクシング全日本新人王決勝戦(東京・後楽園ホール)の前日計量が21日に都内で行われ、フェザー級で東軍MVPの亀田京之介(21=花形)がリミットの57・1キロ、西軍技能賞の前田稔輝(じんき、23=グリーンツダ)が56・9キロでそろってクリアした。

亀田は所属の協栄ジムが9日に休会届を出したことにより、この1戦に限り、東日本ボクシング協会の花形進会長が経営する花形ジム所属選手として出場する。急きょ手を差し伸べてくれた花形会長に対し「感謝してます」とする一方、ジムの休会に関しては「なんとも思ってない。どうでもいいっす。練習もできていたし」と影響がなかったことを強調した。

生観戦した西軍決勝での前田の印象は「正直、あのレベルならいける」。KO勝利でMVPを取った東日本決勝と同様、「倒してMVPを取りたい」という思いもあるが、「それにこだわらず、どんな勝ち方でも勝てたらいい」と着実に日本一の称号を取りにいく。

一方の前田は、初対面した亀田について「オーラがあると思ってたけど、そんなに…」。日本拳法で培った詰めのスピードが武器と語り、「自信満々です。倒しにいく」と堂々と宣言した。

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騒動渦中の亀田京之介ら5人移籍、花形ジム受け入れ

移籍する内田洋二トレーナー(左)と受け入れた花形進会長

ボクシングの東日本新人王MVP亀田京之介(21)が花形ジムに緊急移籍する。東日本協会会長の花形ジム花形進会長(72)が11日、都内での理事会後に明かした。22日に東京・後楽園ホールで全日本新人王戦を控え、所属の協栄ジムが9日で休会したため、早急な移籍を迫られていた。

亀田は元世界王者の亀田3兄弟のいとこ。昨年元日にプロデビューは2回TKO負け。2連勝後に、今年はフェザー級予選で引き分けを含めて勝ち上がり、決勝では3回TKO勝ちした。スーパーバンタム級の東日本新人王竹原毅(24)に、セコンドとしてチーフの内田洋二(41)三垣龍次(38)篠原さとし(50)のトレーナー3人と合計5人が移籍する。

理事会では選手救済を第一に話し合い、花形会長が移籍を受け入れる英断となった。「選手は試合ができないのが一番かわいそう。少しでも協力できれば」と手を差し伸べた。今回の試合限定での一時移籍で、その後は未定。来年2月に試合を予定する選手など約10人のプロがいる。内田トレーナーがヒアリングして移籍先を決めるという。

内田トレーナーは「亀田はよく分かっていない。試合できればいいと言っていた。まず試合できるのでよかった」と胸をなで下ろした。金平桂一郎元会長(54)から選手、スタッフには、いまだに何も説明はされていないという。内田トレーナーは「報道される前夜に知った。まさかと思った」と顔をしかめた。新田事務局長は「選手が路頭に迷ってしまう事態。復帰を希望してきても、厳しい条件を付ける方向」と話した。

亀田京之介(18年11月撮影)

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「神奈川拳志会」台風19号災害支援で義援金贈呈

新田渉世会長(左)から神奈川県共同募金中島孝夫事務局長に義援金を贈った

神奈川県内の有志ボクシングジムで構成される「神奈川拳志会」(花形進会長)が15日、台風19号による災害支援を目的とし、社会福祉法人神奈川県共同募金会へ義援金を贈呈した。

この日に東京・後楽園ホールで行われた興行の中で、川崎新田ジムの新田渉世会長がリング上で同会中島孝夫事務局長に手渡した。

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花形進新会長の逸話「あれがなければ井上尚弥も…」

乾杯する花形進会長(左)と三千代夫人

日本プロボクシング協会花形進会長(72)の就任をお祝いする会が、6日に横浜市内で行われた。

4月に東日本ボクシング協会会長と兼務で就任し、約150人がお祝いに駆けつけた。「日本には井上尚弥というスーパースターもいる。1期3年は頑張って、理事たちと話し合いながら、ボクシング界を盛り上げていきたい」とあいさつした。

大橋秀行元協会会長があいさつで逸話を披露した。中学時代は花形会長と同じ協栄河合ジムで、トレーナーになっていた花形会長にも指導を受けた。プロ入門時は強豪ヨネクラジムに勧誘されていたが、半年後に開設する花形ジムに入門予定だった。ところが、花形会長が「まだ経験もないし、自信もない。ヨネクラジムに入った方がいい」とすすめたという。

大橋会長は「すばらしい言葉。あれがなければ、井上尚弥もいなかった。命の恩人とも言える。自分のことより人のことを考える会長らしい。人気復活させましょう」ととっておきのエピソードに会場も盛り上がった。

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東日本ボクシング協会、新体制「時代のニーズに」

花形進会長(前列左から5人目)の新体制となった東日本ボクシング協会

東日本ボクシング協会が10日に都内で、花形進会長(72)が就任した新体制で最初の理事会を開催した。

理事は4人が入れ替わり、担当職務を振り分け、会則を1年かけて見直すことなどを決めた。

花形会長は新人王運営委員長時代以来10年ぶりに出席。「聞いてるだけで、まだ何も言える状態ではないけど」としたが「ジムの入会者を増やせるように3年間やっていきたい。プロだけじゃなく、エアボクシングや女子など、時代のニーズにも合わせていかないといけない」と話した。

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東日本ボクシング協会会長に元世界王者の花形進氏

東日本ボクシング協会の新会長となる花形進会長(左)と渡辺均現会長

東日本ボクシング協会会長に、元WBA世界フライ級王者の花形ジム花形進会長(72)の就任が正式決定した。28日に都内での総会で承認された。

自動的に日本プロボクシング協会会長も兼務し、任期は4月1日から3年。現会長のワタナベジム渡辺均会長(69)は1期で退任して相談役となる。

花形会長は明るく、クリーンに、粘り強くの花形イズム3カ条で、青少年教育、競技人口増加策、コンプライアンス強化を公約に掲げた。「みんなで協力して3年間頑張りたい。一番に会員を増やす工夫をしていきたい」と抱負を話した。

くしくも日本では13人目の世界王者で、13代目の日本協会会長就任となった。

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花形進氏、東日本ボクシング協会会長に就任へ

花形進会長

東日本ボクシング協会会長に、元WBA世界フライ級王者の花形ジム花形進会長(72)の就任が確定した。

会長選立候補が21日に締め切られ、立候補者が1人だったため。28日の総会で承認を受けて正式決定し、自動的に日本プロボクシング協会会長も兼務する。任期は4月1日から3年。現会長のワタナベジム渡辺均会長(69)は1期で退任する。

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元WBAフライ級王者花形進氏が東日本協会会長に

花形進氏(2011年3月28日撮影)

東日本ボクシング協会会長に、元WBA世界フライ級王者の花形ジム花形進会長(72)が就任することが14日、明らかになった。

現会長のワタナベジム渡辺均会長(69)は1期で退任する。花形会長は28日の総会で承認を受け、13代目の日本プロボクシング協会会長も兼任する。任期は4月1日から3年。

15年までは原田政彦氏が6期、大橋秀行氏が3期会長を務めた。元世界王者をトップの看板にという意見が根強かった。そこで神奈川県内のジムで構成する拳志会を中心に、同会会長の気さくで温厚な花形会長擁立に動きだした。本人も恩返しと応えることを決断した。74年に国内最多5度目の挑戦で、日本人13人目の世界王者になった。プロデビューから約11年、62戦目で奪取と努力の人。85年にはジムを開き、00年には星野敬太郎が世界王座を獲得。日本では初めて師弟で世界王者となった。

渡辺会長は続投も視野にあったが、選挙は回避の考えから退任する。栃木から都内に移転して世界王者を3人育て、周囲の勧めで16年に会長となった。WBOアジア太平洋王座を公認して世界への道を広げ、プロアマ正常化などで役目は果たせたとしている。

◆花形進(はながた・すすむ)1947年(昭22)1月21日、横浜市生まれ。横浜協栄ジムに入門し、63年にプロデビュー。69、71、72、73年と大場政夫らに世界挑戦は失敗。74年にチャチャイ(タイ)に再挑戦で世界王座を獲得した。初防衛失敗後の75、76年にも世界挑戦するが失敗して引退。通算41勝(7KO)16敗8分け。

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花形冴美「何度でもやりたい」黒木優子に判定勝ち

9回、黒木(左)に右パンチを放つ花形(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:IBF女子世界アトム級王座決定戦10回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール 

5度目の世界挑戦となった東洋太平洋ミニマム級王者花形冴美(33=花形)が決定戦を制し、新王者となった。2階級制覇を狙った元WBC同級王者黒木優子(27=YuKO)と同王座を争い、2-1の判定勝利を収めた。

3回に強烈な右ストレートでぐらつかせると、低い姿勢で相手の左ストレートをかわしてボディーを連打。7回には偶然のバッティングで20秒のインターバルが設けられるほど激しくぶつかりあった。終盤は接近戦での打ち合いが続いて10回を戦い抜いた。ジャッジ3人のうち2人が96-94、1人が95-96という僅差判定勝ちとなった。

「やっと1つ自分の壁を乗り越えられた」と感慨に浸る花形は試合後、リング上で師匠の元WBA世界フライ級王者花形進会長を肩車して喜びを表現した。「世界王者になったら(肩車を)やると決めていた」。本名は田中冴美だが、花形進会長の名前をもらって08年のデビュー戦から現在のリングネームに。そして師匠と同じ5度目の世界挑戦での王座奪取となり「まず初防衛を成功させて会長を抜きます」と宣言。同会長は「花形のリングネームをつけたからなかなか(世界王者に)なれなかった。オレの同じ5回目だし、これで防衛してオレを抜いてよ」とハッパをかけた。

過去2度の1勝1分けと負けなしだった黒木にまたも競り勝った花形は「今までの彼女のパンチでしか効かされたことがなかった。何度でもやりたい」と試合後にあいさつに来た黒木に約束していた。

新王座となりベルトを巻いて感極まる花形(撮影・小沢裕)

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井上尚弥、区切りの世界戦「KOで終わらせたい」

前日計量を終え、対戦者のボワイヨ(右)とポーズを決める井上(撮影・たえ見朱実)

 ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が不敗神話を継承する。今日30日、横浜文化体育館で同級6位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)と7度目の防衛戦に臨む。29日の前日計量では51・5キロでパスした挑戦者を横目に、規定体重の52・1キロでクリア。過去、同会場での日本人世界王者による防衛戦は5戦全勝中。心強いデータも後押しに、同級の集大成ファイトをKO防衛で飾るつもりだ。

 世界戦を控えた最後の「儀式」を終え、井上の表情には安堵(あんど)の笑みがこぼれた。約8キロという減量を成功させ、リミットで前日計量をパス。あとはリングに立ち、ゴングを待つだけとなった「モンスター」は、V7戦が節目の一戦になると予告した。

 「自分の中で、これでスーパーフライ級が最後と決めている。ラストの減量だったので踏ん張れたと思う。18年に階級を変えてスタートするためにも明日は1つの区切り。ここでつまずくわけにはいかない」

 井上が区切りの世界戦に臨む会場となった横浜文化体育館には心強いデータが残る。過去4人の世界王者が5度の防衛戦で全勝している。12年7月のWBC世界スーパーフライ級タイトル戦(佐藤洋太-ロペス)以来、約5年5カ月ぶりの世界戦。衝撃的だった9月の米デビューの反響も大きく、前売り券は完売し、当日券を残すのみ。「(完売は)うれしいです。いつも通り、井上尚弥らしい試合をみせるだけだと思います」。先輩世界王者たちの不敗神話を継承する覚悟だ。

 計量後は、おかゆとうどんで減量で疲労した肉体を回復。調整に専念するため、11月30日から別居していた夫人、長男と神奈川県内の自宅で過ごした。1カ月ぶりに家族と過ごした一晩。12月は前座で試合に臨む弟拓真と2人で生活していただけに「心もリラックスできて試合に臨むことができますね」と父親の顔ものぞかせた。

 世界戦のKO数を8まで伸ばした井上は、ボワイヨもKOで倒すと具志堅用高、山中慎介とともに9に並び、歴代2位となる。1位の内山高志の10に王手をかけることになる。「KOで終わらせたい」。18年のバンタム級転級、3階級制覇に弾みをつけるKO劇で17年を締めくくる。【藤中栄二】

 ◆横浜文化体育館での日本人王者の世界戦 95年1月、WBC世界スーパーフライ級王者川島郭志が12回判定でホセ・ルイス・ブエノを下し、V2防衛した世界戦を皮切りに過去4人の世界王者が5度の防衛戦に臨んで全勝中。74年、花形進がWBA世界フライ級王者チャチャイ(タイ)に6回KOで王座奪取したのが最初の世界戦で、日本人挑戦者の世界戦は過去6試合2勝4敗。日本人による世界戦は通算7勝4敗。

 ◆横浜文化体育館 1962年に開館した約4000人収容の屋内施設。64年東京五輪のバレーボール競技が開催。89年の横浜アリーナ完成までは神奈川県内の大規模施設として多くのプロスポーツ、国内外スターのライブ会場として利用。87年には4時間を超すBOφWYのライブも開かれた。現在ではプロレスの聖地の1つとしてノア、全日本、大日本、W-1などがビッグマッチを開催する。施設は横浜市が所有。老朽化が激しいため20年をめどに取り壊し、24年に横浜ユナイテッドアリーナが建設される予定。

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師弟で世界王者は過去に7例/ボクシングめも

比嘉(右)は、ベルトを肩にかけて具志堅会長と記念撮影(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトル戦12回戦>◇20日◇東京・有明コロシアム

 WBC世界フライ級1位比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が日本初の13戦全勝全KOで世界王座を初奪取した。減量失敗で王座を剥奪された前同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)から6度のダウンを奪い、6回2分58秒、TKO勝ち。92年の平仲明信以来、25年ぶりとなる沖縄出身の世界王者が誕生した。日本記録の13回防衛を誇る元WBA世界ライトフライ級王者の師匠・具志堅用高会長(61)に世界ベルトで恩返しした。これで比嘉の通算戦績は13勝(13KO)無敗となった。

 ◆師弟で世界王者 過去、国内では4つのジムで計7例ある。00年12月、元WBA世界フライ級王者の花形進氏が会長を務める花形ジムの星野敬太郎が、WBA世界ミニマム級王座に就いたのが初めて。以後、元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行会長の大橋ジムが川嶋勝重、八重樫東、井上尚弥の3王者を輩出。元世界2階級制覇王者の井岡弘樹会長が井岡一翔と宮崎亮、元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞会長が田中恒成を育成した。

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過去には亀田大毅の相手、ソリスら/減量失敗メモ

亀田興(右)、亀田大(同2人目)が見守る中、計量に失敗するソリス

 はかりの上で王座を失った。ボクシングWBC世界フライ級タイトル戦(20日、有明コロシアム)の前日計量が19日、都内で行われ、同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)がリミットを200グラム上回る51キロで減量に失敗し、王者剥奪となった。1回目の計量の後は2時間の猶予を与えられるが、2時間を待たずに計量を放棄した。

 20日の同級王座奪取に挑む比嘉大吾(21=白井・具志堅)との試合は行われ、比嘉が勝てば新王者で、比嘉が敗れた場合は空位となる。

 日本人挑戦者の世界戦で王者が減量に失敗した主な例は以下の通り。

 ◆74年10月、WBA世界フライ級チャチャイ・チオノイ(タイ)-花形進(横浜協栄)戦

 ◆98年9月、WBA世界フェザー級フレディ・ノーウッド(米国)-松本好二(ヨネクラ)戦

 ◆04年7月、WBA世界ミニマム級ノエル・アランブレット(ベネズエラ)-新井田豊(横浜光)戦

 ◆13年1月、WBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦リボリオ・ソリス(ベネズエラ)-亀田大毅(亀田)戦

 ◆17年4月、WBO世界バンタム級マーロン・タパレス(フィリピン)-大森将平(ウェズ)戦

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高山「花形スペシャル返し」で4冠王へ

ケビン山崎氏(後方左)が見守る中、シャドーボクシングを行う高山(撮影・田崎高広)

 高山勝成(31=仲里)が「奥義返し」で4冠王になる。日本ミニマム級王者大平剛(30=花形)と争う31日のIBF&WBO世界ミニマム級王座決定戦(大阪ボディメーカーコロシアム)に向けて19日、大阪市内で練習を公開。国内初の世界主要4団体制覇へ「必ずものにして、来年につなげていく」と決意を示した。

 世界戦12度目の高山は、大一番を前にしても余裕があった。世界初挑戦の大平陣営は、花形進会長が引退後に考案した必殺フック「花形スペシャル」を予告。だが、経験豊富な高山は「もらったら大変なことになるんじゃないですか。でも、当たれば、でしょ」と笑って受け流した。

 人さし指の付け根付近で打つという相手の一撃必殺の武器に対し「(返し技は)何パターンもある。問題ない」と自信がある。その1つがカウンターの左フックだ。高山を指導する中出トレーナーも「当たったら、終わっちまうよ」と奥義返しでのKO勝利を予言した。練習終了後の体重は既にリミットまで約400グラムの48キロと、減量の心配もない。「大みそかは自分が4団体制覇する日になります」。高らかに勝利宣言した。【木村有三】

 ◆4団体制覇 主要4団体はWBA、WBC、WBO、IBF。海外では、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が11年2月にアジア勢初の4団体制覇を達成。バーナード・ホプキンス(米国)は04年9月にミドル級で4団体統一王者に。元世界6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ(米国)も4団体制覇している。

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禁断「花形SP」で大平世界つかむ

初の世界戦へ練習を公開した大平(中央)と花形ジムの花形会長(左)、伊藤トレーナー

 ボクシングの日本ミニマム級王者でIBF世界同級6位の大平剛(30=花形)が、禁断の「花形スペシャル」で世界をつかむ。高山勝成(31=仲里)と争う31日のIBFとWBOの世界ミニマム級王座決定戦(大阪ボディメーカーコロシアム)に向けて16日、横浜市内のジムで練習を公開。「自分みたいな凡人には一生に1度あるかないかのチャンス。スタミナを武器にずる賢く戦いたい」と闘志を燃やした。

 花形進会長は、フックの時にナックル全体ではなく、人さし指の付け根付近で打つ「花形スペシャル」が一撃必殺の武器になると断言。会長が引退後に考案したもので、これまでに練習生ら3人が骨折した、まさに禁断のパンチだ。「ここ一番で出してほしい」と会長が言えば、入門時に教わったという大平も「出す方も危険だが、今回の試合でお披露目できれば」と覚悟を決めた様子だった。

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大平、世界獲りへ過去最多120回スパー

練習を公開した大平(中央)と花形会長(左)、伊藤トレーナー(撮影・奥山将志)

 31日に大阪ボディメーカーコロシアムで行われるIBF世界ミニマム級王座決定戦に出場する日本同級王者でIBF6位の大平剛(30=花形)が16日、横浜市内のジムで練習を公開した。

 前王者で同級3位の高山勝成(31=仲里)との試合に向け、この日までに過去最多の120回のスパーリングを消化。

 初の世界王座挑戦に「自分みたいな凡人には一生に1度あるかないかのチャンス。サウスポーであることを生かして戦いたい」と意気込んだ。

 花形進会長は「何も心配はしていない。大平は運を持っている。そこにかけたい」と話した。

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大平判定勝利で会長に恩返し/ボクシング

<プロボクシング:日本ミニマム級王座決定戦10回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール

 日本ミニマム級王座決定戦は、同級1位の大平剛(29=花形)が同級2位の多打魔炸獅(ただ・まさし、24=TI山形)を3-0の判定で下し、王座を獲得した。足を使ってペースをつかむと、左右のフックを効果的に打ち込むなど、最後まで手数で圧倒した。21日はジムの花形進会長の68回目の誕生日だけに、「お世話になっている会長に良い恩返しが出来て良かった」と笑顔を見せた。今後については「しっかり防衛して、周りから認められる王者になっていきたい」と話した。

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大平剛が完勝 日本王座獲得/ボクシング

<プロボクシング:日本ミニマム級王座決定戦10回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール

 同級1位の大平(おおだいら)剛(29=花形)が、プロ15戦目で日本王座を獲得した。

 同級2位の多打魔炸獅(ただ・まさし、24=TI山形)と激突。序盤から左右のフックを中心に的確にパンチを当てると、パンチ力のある相手との打ち合いを避け、優位に試合を進めた。終始手数で圧倒し、3-0の判定で完勝。勝ち名乗りを受けると、喜びの涙を流し声援に応えた。

 21日は同ジムの花形進会長の68回目の誕生日だけに、「『諦めずに努力すれば日本王者になれる』と声をかけ続けてくれた会長に良い恩返しが出来て良かった」と話した。同会長は「うまく戦った。(大平は)頭が良い。パッキャオみたいになってほしい」と、同ジム6人目の日本王者となった教え子の姿に目を細めた。

 新王者の大平の戦績は15戦9勝(1KO)3敗3分け。敗れた多打は16戦11勝(7KO)4敗1分け。

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小関桃9度目防衛戦決定「必ず勝つ」

小関桃(右)は、挑戦者花形冴美が王者打倒を誓ってモモにかぶりつかれた

 WBC女子世界アトム級選手権が、12月17日に東京・後楽園ホールで行われることが29日、都内で発表された。9度目の防衛戦となる王者・小関桃(30=青木)に、同級9位・花形冴美(27=花形)が挑戦する。

  小関は現在、WBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子(31)と並び、女子最多タイの8度目の防衛中。「9度目の防衛とか、回数を気にしている余裕はない。いい試合をして必ず勝つ」と話した。

 挑戦者・花形は北里大3年時に「大学はいつでも行けるけど、ボクシングは今しかできない」と、周囲の反対を押し切り中退。08年にプロテストに合格した。「ほとんどの方が小関さんの勝ちと思ってるけど、大番狂わせをしたい」。弟子の中で初めて「花形」のリングネームを与えた、元WBA世界フライ級王者の花形進会長(66)は「男より根性がある。ガンガン行って、かき回してやれ」とハッパを掛けた。

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花形スペシャルで木村王座奪取だ

 元日本スーパーバンタム級王者で、WBA世界フェザー級14位の木村章司(34=花形)が「花形スペシャル」で王座奪取する。同級スーパー王者クリス・ジョン戦(5日、シンガポール)を前に3日、現地で会見に臨んだ。木村は「失うものはない。とにかくベストを尽くす」と力を込めた。師匠で元WBA世界フライ級王者の花形進会長は「木村の花形スペシャルパンチが当たれば、試合は面白くなる」と場内を沸かせた。

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大橋会長初!世界王者2人/ボクシング

記念撮影に納まる、左から大橋会長、内山、八重樫、川島氏(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:WBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇東京・後楽園ホール

 WBA世界ミニマム級4位の八重樫東(28=大橋)が、同級王者ポンサワン・ポープラムック(33=タイ)を、スピードと連打で序盤から圧倒。5回以降は足を止めて真っ向打ち合いを挑み、10回2分38秒、右強打と連打を浴びせてレフェリーストップ勝ちした。

 元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行会長(46)が、元世界王者として初めて2人の世界王者を育てた。WBC世界スーパーフライ級王者川嶋勝重に続き、八重樫がWBA世界ミニマム級王座を奪取した。元WBA世界フライ級王者の花形進会長がWBAミニマム級王者星野敬太郎を、元WBC世界ミニマム級王者井岡弘樹会長がおいの一翔をWBC世界同級王者に育てているが、2人の世界王者育成は初。「八重樫の王座は自分が保持した同じ階級の王座。感無量」と目を充血させた。

 8回に八重樫が右カウンターでダウン寸前まで追い込まれた。9回に入る前、セコンドの大橋会長は八重樫の息子の名を出し「圭太郎のために行け!」と激励した。八重樫は「心が折れそうな時だったので目覚めました」。同会長は、WBC世界スーパーフライ級王者徳山昌守に川嶋が初挑戦した時、敗れた川嶋の1発目のパンチがほとんどヒットしていたことを見抜き、再挑戦前に「1発で仕留めるパンチを身につけろ」と提案。ハンマーを振り下ろす練習で背筋などを鍛えてパンチ力を強化し、川嶋は徳山を右強打1発でダウンを奪って王座を奪取した。「ここぞ」で戦況を見極める大橋会長の眼力は抜群だ。

 12月には同じく弟子の日本フェザー級王者・細野悟(27)の2度目の世界挑戦も予定。WBA同級王者カバジェロ(パナマ)をターゲットに交渉中だ。同会長は「年内に3人目、来年に4人目の世界王者を」と宣言していた。【藤中栄二】

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