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美女ボクサー谷山佳菜子がデビュー2連勝「王座を」

デビュー2連勝を飾った美女ボクサー谷山

<プロボクシング:女子スーパーフライ級6回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

元キック国内王者の美女ボクサー谷山佳菜子(32=ワタナベ)がデビュー2連勝を飾った。WBCアジア女子バンタム級王者で東洋太平洋女子バンタム級5位のファルナック・コンサング(24=タイ)と拳を交え、3-0の判定勝利を収めた。頭から突っ込んできた相手に対し、左ジャブを駆使して主導権を握った。何度か偶然のバッティングがありながらもジャッジ3人のうち、2人がフルマークを付ける快勝だった。

「接近戦がうまくできなかった。もっと細かい技術を練習していきたい」と反省も忘れなかった谷山は高校1年の時、出身地の熊本市で空手を開始。09、10年極真会館主催の世界女子空手道選手権軽量級(55キロ級)で2連覇した後、10年12月にキックボクサーとしたプロデビューを果たした。女子キック興行のJ-GIRLS、ホーストカップで王者となったが、ヒザの故障でキックが難しくなってボクサーに転向。看護師として働きながら18年5月からワタナベジムで練習を重ね、同12月に大阪でプロデビュー。2回TKO勝ちを収めた。

この試合に向け、世界5階級制覇王者の藤岡奈穂子(43=竹原&畑山)にスパーリングの相手も務めてもらったものの「接近戦の技術を教えてもらったのに、できませんでした」と反省の弁。ただ東洋太平洋ランカーを下し、ランキング入りする見通しとなったこともあり「王座を狙いたい気持ちがあります」と気持ちを高揚させていた。

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井上尚弥、拳四朗ら4人が最優秀選手候補 年間表彰

井上尚弥(2018年8月21日撮影)

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が、10日に都内で18年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補は3階級制覇を達成して連続初回KOの井上尚弥(大橋)、史上最速タイ12戦目で3階級制覇の田中恒成(畑中)、3度防衛した拳四朗(BMB)、海外奪取にKO防衛した伊藤雅雪(伴流)の4人。受賞者は2月8日に都内のホテルで発表、表彰される。

技能賞は井上、ホルヘ・リナレス(帝拳)、拳四朗、田中、亀田和毅(協栄)、殊勲賞は伊藤、田中、KO賞は井上、清水聡(大橋)、竹迫司登(ワールド)、新鋭賞は小浦翼(E&Jカシアス)、勅使河原弘晶(輪島功一)、竹迫、吉野修一郎(三迫)、矢田良太(グリーンツダ)、努力敢闘賞は中谷正義(井岡)、細川バレンタイン(角海老宝石)、黒田雅之(川崎新田)、久田哲也(ハラダ)が候補となった。

年間最高試合候補はWBAライト級ワシル・ロマチャンコ(ウクライナ)-リナレス、WBOフライ級田中-木村翔(青木)、WBAバンタム級井上-ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)の3試合。世界戦以外の最高試合は日本スーパーバンタム級和気慎吾(FLARE山上)-久我勇作(ワタナベ)、日本スーパーライト級細川-デスティノ・ジャパン(ピューマ渡嘉敷)、日本&東洋太平洋スーパーフェザー級末吉大-三代大訓(ワタナベ)、日本ミドル級竹迫-西田光(川崎新田)の4試合。

女子最優秀選手賞候補は天海ツナミ(アルファ)、藤岡奈穂子(竹原畑山)、多田悦子(真正)の3人。最高試合はWBOライトフライ級天海-チャオス箕輪(ワタナベ)、WBOアトム級岩川美花(高砂)-池山直(フュチュール)、WBCフライ級藤岡-イルマ・サンチャス(メキシコ)、WBOミニマム級多田悦子(真正)-江畑佳代子(ワタナベ)が候補となった。

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和毅、まじめさと兄譲りのトレーニングで王座奪回

記念撮影する亀田和毅(左から4人目)。左から姫月、興毅、シルセ夫人、1人おいて大毅(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田家がベルトを取り戻した。WBC世界スーパーバンタム級2位の三男和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。来年の初防衛戦は正規王者バルガス(メキシコ)との王座統一戦の予定。

最終ゴングと同時に亀田は両腕を突き上げた。採点は1人が4ポイント、2人が6ポイントと明確な差。15年4月24日にWBOバンタム級王座を返上し、WBA同級王座挑戦に臨むも失敗。あれから3年半、1297日の空白を経て、やっとベルトを取り戻した。

初回からプレスをかけて、力強い左ジャブを打ち込んだ。中盤から強打に鼻血も出したが、小刻みな連打と手数で応酬。見せ場はつくれずともベルトはつかんだ。「内容はよくなかったが素直にうれしい。王者になれたことで満足」と笑みが浮かんだ。

長兄興毅トレーナーが2日前に引退表明し、まさに最後のとりでになった。国内での世界戦は5年ぶりで世界挑戦は初めて。世界上位ランクを維持も、以前のような資金力、交渉力はない。チャンスを待ち続けるしかなかった。

「日本での世界戦ができ、みんなの支えで勝つことができたのもうれしい」。16年に再起から5戦目。一家の大黒柱として、3つ目のギネス記録3兄弟2階級制覇を達成し、亀田家の復活を有言実行してみせた。

兄譲りのフィジカルトレの成果もあった。プロ野球日本ハムにも在籍した多田久剛氏の指導で「体幹を通してエネルギーを下半身から上半身に伝えるトレ」。実は興毅トレーナーが5月の引退試合前に実践していた。

起床後、就寝前にストレッチ30分を欠かさない。このまじめさで、十数種類のメニュー3セットを週2日3カ月。スクワットやベンチプレスの負荷は20キロ増えた。「ジャブもパンチ力が上がってプレッシャーをかけられた。前なら押されていた」と振り返った。

王座空白期に一家へ加わった新たな家族も支えてくれた。16歳で武者修行先のメキシコで知り合った、元ボクサーで4歳年上のシルセ夫人。日本語を勉強して料理学校で和食を習い、減量中は同じ食事と尽くしてくれた。その愛妻にメキシコを本部とする、あこがれのWBCベルトをささげることもできた。【河合香】

◆複数階級制覇 日本のジムからは3階級制覇が最多で、亀田興毅、ホルヘ・リナレス、井岡一翔、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成の7人が達成している。2階級制覇はファイティング原田、柴田国明、井岡弘樹、畑山隆則、戸高秀樹(暫定含む)、粟生隆寛、亀田大毅に亀田和毅で15人目となる。女子では藤岡奈穂子が5階級制覇している。世界最多はデラホーヤとパッキャオの6階級。

◆亀田和毅(かめだ・ともき)1991年(平3)7月12日、大阪市生まれ。8歳でボクシングを始め、中卒後メキシコで武者修行し、08年11月にメキシコでプロデビューして2回KO勝ち。6つの地域王座を獲得。13年8月にフィリピンでWBO世界バンタム級王座獲得。日本人初のWBO王者として3度防衛。15年にWBA世界同級王座に2度挑戦失敗。171センチの右ボクサーファイター。

亀田3兄弟の過去5年
亀田3兄弟の比較
亀田和対アビゲイル・メディナ 4回、メディナ(左)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

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藤岡奈穂子が王座統一&初防衛、会長は6階級色気

判定で初防衛を果たした藤岡はポーズを決める(撮影・山崎安昭)

国内初の5階級制覇王者藤岡奈穂子(43=竹原&畑山)が、王座を統一して初防衛にも成功した。暫定王者イルマ・サンチェス(30=メキシコ)を初回から圧倒。ダウンは奪えなかったが、ジャッジ3人ともフルマークの完勝で、3-0の判定勝ちを収めた。

藤岡は「初回から倒しに行った」とゴングからグイグイと攻めた。右ストレートがきれいに決まり、左ボディー、右ジャブでも相手をのけ反らせる。アッパーなど多彩なパンチとコンビネーションでスキを与えず。何度も後退させ、ロープやコーナーに追い込んだ。サンチェスは打たれ強く最後までダウンしなかったが、昨年12月に男女を通じて国内初の5階級制覇の実力差を発揮した。

藤岡は「初回でパンチは見えたし、距離も分かった。顔が打たれ強く、まとめて最後にボディーで倒しに行ったが、中盤で判定かなと思った」。完勝にも相手のタフさを認めた。43歳も「まだ伸びシロがある」と言い、パンチの精度や右アッパーなどを試しことができた。まだまだ進化している。

竹原会長も「きれいなボクシングで対応できていた。完勝。6階級いっちゃおうか?」と言うほどだった。今後の目標には「大きな舞台で」と、海外でのビッグ興行に参戦を願った。

WBA世界女子フライ級王座統一戦 10回、藤岡(左)はサンチェスに左ストレートを打ち込む(撮影・山崎安昭)
WBA世界女子フライ級王座統一戦 6回、藤岡(左)はサンチェスに左ストレートを打ち込む(撮影・山崎安昭)

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藤岡奈穂子が計量「次のステップに行ける試合に」

計量をクリアしたサンチェス(左)と藤岡

ボクシングWBA世界女子フライ級王座統一戦の前日計量が13日に都内であり、正規王者藤岡奈穂子(43=竹原&畑山)は暫定王者サンチェス(メキシコ)とともにクリアした。

藤岡は昨年12月に国内初の5階級制覇も今回は昨年3月獲得王座の初防衛戦となる。今年は米ロサンゼルスで2度合宿した。「ステップなど基本や意識の仕方で新たな面白さに気づいた。海外のビッグイベントとか、次のステップに行ける試合にしたい」と意欲は衰えていない。

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藤岡奈穂子「スリリング」相手グローブ薄くても余裕

計量をクリアした暫定王者イルマ・サンチェス(左)と正規王者藤岡菜穗子

ボクシングWBA世界女子フライ級王座統一10回戦の調印式と前日計量が、13日に都内で行われた。正規王者藤岡奈穂子(43=竹原&畑山)、暫定王者イルマ・サンチェス(30=メキシコ)とも、リミットより500グラム少ない50・3キロで計量をクリアした。藤岡は昨年12月にWBOライトフライ級を制し、国内で初の5階級制覇を達成した。この王座は返上し、今回は昨年3月に獲得した王座の初防衛戦となる。

グローブはともにメキシコ製も違うメーカーで、スポンサーのものを使用する。サンチェスは日本でなじみがなく、より薄いグローブに藤岡陣営は「薄すぎ。大丈夫か?」の声さえ上がった。藤岡は「ガードを気をつけるけど、スリリングでいい」で余裕の弁だった。相手からメキシコの民族衣装をサプライズプレゼントされ、「あした何か用意しないと」とこれには恐縮していた。

今年に入って、米ロサンゼルスで2度合宿した。「ステップとか基本のちょっとしたや、意識の仕方とか、新たな面白さに気づかされた」という。大目標を達成後で最初の試合になるが「次のステップに行ける試合にしたい」と話す。さらなるレベルアップの先には、海外でのビッグイベントに参戦を目標に掲げた。

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藤岡奈穂子が王座統一戦「さらに高みを」KO宣言

リングで統一戦でKO宣言した藤岡奈穂子

 ボクシングWBA女子世界フライ級王者藤岡奈穂子(42=竹原&畑山)が、9月14日に東京・後楽園ホールで暫定王者イルマ・サンチェス(30=メキシコ)との王座統一戦に臨む。13日の同会場での興行の中で発表された。

 藤岡は昨年3月の同王座決定戦で4つ目の世界王座についた。12月にはWBOライトフライ級王座も獲得して、日本人初の5階級制覇王者となった。その後に同王座は返上したが、相手はこの間に暫定王座を獲得していた。

 藤岡はリングに上がってあいさつ。「やっと試合が決まった。王者同士の戦いだがKOで勝つ。さらに高みを目指したい」とKO宣言でアピールした。

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チャオズ箕輪「顔が命、打たせない」王座獲得へ気合

王座を争う天海ツナミ(左)とチャオズ箕輪

 ボクシングの女子ダブル世界戦の前日計量が7日に都内で行われた。4選手とも1回でクリアした。

 WBOライトフライ級王座決定戦はチャオズ箕輪(30=ワタナベ)に天海ツナミ(33=アルファ)とも48・8キロ。リミットを100グラムアンダーでクリアし、8日に東京・後楽園ホールで対戦する。天海が昨年11月の挑戦者決定戦で勝利したが、5階級制覇した王者藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)がこの王座を返上し、チャオズと空位を争う王座決定戦となった。

 チャオズは全日本7連覇の実績があり、16年プロデビューから6戦目での世界挑戦となる。プロ転向時に9階級制覇を目標に掲げ、「まずは1本目のベルトをとりたい。顔が命。一番に顔を打たれないようにしたい」。メインの42歳となる江畑佳代子とは同門に「お局様がいるので盛り上がっているし、いい手本になる」と言うと、江畑に「あとで給湯室に来なさい」とおしかりを受けた。

 天海は09年にWBAスパーフライ級王座を獲得した。5度目の防衛に失敗後は海外で3度挑戦も失敗してきた。久々の日本人対決で2階級制覇がかかる。「判定でなく倒して勝ちたい。ここがゴールではない。このチャンスにしっかりとって、世界に出て防衛していきたい」とKO宣言した。

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王者江畑佳代子は初防衛戦、3・8女子ダブル世界戦

江畑佳代子

 ボクシングの女子ダブル世界戦が15日に発表された。3月8日に東京・後楽園ホールで、WBOライトフライ級王座決定戦ではチャオズ箕輪(30=ワタナベ)と天海ツナミ(33=アルファ)が対戦する。WBOミニフライ級王者江畑佳代子(42=ワタナベ)は、パク・ジヒョン(32=韓国)との初防衛戦を迎える。

 チャオズは全日本7連覇の実績があり、16年プロデビューから6戦目での世界挑戦となる。天海は09年にWBAスパーフライ級に次いで階級制覇がかかる。この王座は5階級制覇した藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が返上したもの。

 メインの江畑は初挑戦から7年目にして、昨年5度目の挑戦で悲願の王座についた。この日は女子のみの興行となり、東洋太平洋1試合と日本王座戦3試合もあり、6大タイトル戦となった。

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吉川晃司祝福、藤岡奈穂子が世界最多タイ5階級制覇

吉川晃司に担がれながら笑顔を見せる、5階級制覇を達成した藤岡。左は竹原慎二、右は畑山隆則(撮影・鈴木みどり)

<女子プロボクシング:WBO世界ライトフライ級王座決定戦10回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングのWBO世界女子ライトフライ級王座決定戦が1日に東京・後楽園ホールであり、藤岡奈穂子(42=竹原&畑山)が世界最多タイの5階級制覇を達成した。

 IBFアトム級王者バジェ(コスタリカ)に3-0で判定勝ちし、勝者のコールを受けると歌手の吉川晃司と抱き合って喜びを爆発させた。「5階級を宣言してきて、難しいと思ったこともあったが、ホッとした」と胸をなで下ろした。6階級挑戦には「長生きしたい」と笑わせたが「モチベーション次第。海外でも」と意欲は衰えていない。

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藤岡奈穂子、世界最多タイ5階級制覇「ホッとした」

藤岡奈穂子対ヨカスタ・バジェ 5階級制覇を達成した藤岡(上)は吉川晃司(右下)に担がれながら笑顔を見せる(撮影・鈴木みどり)

<女子ボクシング:WBO女子世界ライトフライ級王座決定10回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール

 WBAフライ級王者藤岡奈穂子(42=竹原&畑山)が世界最多タイの5階級制覇を達成した。2階級制覇を狙うIBFアトム級王者ヨカスタ・バジェ(25=コスタリカ)との対戦。中盤からリズムをつかみ、終盤は倒しにいった。最後までダウンも奪えなかったが、2~8ポイント差の3-0の判定勝ちを収めた。

 藤岡は勝者のコールを受けると、歌手の吉川晃司と抱き合って喜びを爆発させた。「ホッとした。5階級を宣言してきて、難しいと思ったこともあった。2敗して引退も考えたが、大きな経験になってここまで続けられた」と安堵(あんど)した。前世界王者山中慎介も観戦。「男子にも認められてうれしい」と笑みを見せた。

 序盤は「距離が遠く迷った。穴が分からなかった」という。3回に左ボディーが当たりだし、左フックでのけ反らせ、その後は再三右ストレートでぐらつかせた。「ボディーが簡単に入り糸口になった。パターンを探せたのが勝因。引き出しがあった」とキャリアのさがあった。

 試合前はKO宣言したが「タフそうで自分にハッパを掛ける意味で。KOしないと格好悪い」とラッシュしていった。「2、3発目をもらってくれなかった」とKOはならなかったが、竹原会長は絶賛だった。「すごい。僕らの時代ならおばあちゃんの歳」と、42歳の女王をたたえた。

 元世界王者天海ツナミがWBOアジアパシフィック王者になって挑戦を希望し、試合前には東洋太平洋王者チャオズ箕輪から挑戦状も届いた。男子で最多の6階級制覇挑戦の夢も広がるが「長生きしたい」と笑わせた。「今は一段落。あとは気持ち次第。海外のメジャーな場所でもやってみたい」と意欲は衰えていない。

藤岡奈穂子対ヨカスタ・バジェ 8回、バジェ(左)にボディを浴びせる藤岡(撮影・鈴木みどり)

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藤岡奈穂子「10回かからない」KOで2階級制覇へ

 ボクシングのWBO女子世界ライトフライ級王座決定戦の計量が、30日に都内で行われた。WBAフライ級王者藤岡奈穂子(42=竹原&畑山)が世界最多タイの5階級、IBFアトム級王者ヨカスタ・バジェ(25=コスタリカ)が2階級制覇をかけ、1日に東京・後楽園ホールで対戦する。藤岡は48・7キロ、バジェは48・1キロで、リミット48・9キロをクリアした。

 今回の対戦は二転三転してようやく決まった。藤岡は「やっと決まった。あとはやるだけ。18年間やってきて最終段階にきている。集大成として結果を残したい」との決意を披露した。今回は階級を落としての挑戦だが「久しぶりの減量で、きついかと思ったが、体調はいつもよりいい」と自信を見せる。「倒し合いになり、10回かからないと思う」とKO決着を予告した。

 バジェはアマ経験も豊富で、13勝(6KO)と無敗を誇る。「この階級はベストウエート。激闘になるだろうが勝ちたい」と話した。コスタリカからの来日は過去男子2人が世界挑戦失敗に、陣営は「三度目の正直。ハートは東京ドームより大きい。あした分かる」と強気だった。

 藤岡は11年のWBCアトム級を皮切りに、13年WBAスーパーフライ級、15年WBOバンタム級、今年3月にはWBAフライ級王座を獲得した。国内の男子は5人の3階級制覇が最多で、藤岡が国内初の4階級制覇となった。世界での男子はデラホーヤとパッキャオの6階級制覇が世界最多記録となっている。

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天海ツナミ、世界挑戦権獲得へ「KOで勝ちたい」

WBOアジア・パシフィック女子ライトフライ級王座決定戦に臨む天海(右)とリバス(撮影・藤中栄二)

 ボクシングの勝又ジム55周年記念興行の記者会見は28日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで開かれた。

 メインイベントとなるWBOアジア・パシフィック女子ライトフライ級王座決定戦に出場する元WBA女子世界スーパーフライ級王者・天海ツナミ(33=アルファ)が対戦相手のカレアン・リバス(28=フィリピン)と同席で会見に臨んだ。

 天海は「これは次の世界挑戦権が懸かっている。その権利を取りたいと思います」と意欲満々。主催者となる勝又洋会長からも、この勝者が12月1日に東京・後楽園ホールで行われるWBO女子世界同級王座決定戦(藤岡奈穂子-ヨカスタ・バレ)で誕生する新王者への指名挑戦権が得られることが報告された。

 会見前の前日計量ではリミットよりも100グラムアンダーの48・8キロでパスした天海は「先のことですけど、自分が(世界戦を)戦うつもりでいる。しっかり勝って終わりたい。インパクトのあるKOで勝ちたい」と強調していた。

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藤岡奈穂子TKOで世界4階級制覇!吉川晃司が肩車

イサベル・ミジャンを破り4階級制覇を達成し吉川晃司に肩車で祝福される藤岡奈穂子(撮影・山崎哲司)

<プロボクシング:WBA女子フライ級王座決定戦10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

 藤岡奈穂子(41=竹原慎二&畑山隆則)が同級2位イサベル・ミジャン(メキシコ)に10回21秒TKO勝ちし、男女を通じて日本選手初の世界4階級制覇を達成した。2回にダウンを奪うと、最終10回の連打でレフェリーが試合を止めた。戦績は藤岡が18戦16勝(7KO)2敗。

 怖かったのは試合後だけだっただろう。勝利のリングで高く高く肩車してもらったのは、ジムの名誉顧問を務める俳優の吉川晃司。182センチの長身に担がれ、「高かったです」といつもとは違う勝利の景色に、おっかなびっくり喜んだ。

 身長差9センチを意に介さず、鋭い踏み込みで懐に侵入。終始、強打を打ち込んでペースをつかんだ。2回にはカウンターの左フックを顔面にぶち込んでダウン奪取。一気に試合を決めるかと思いきや、大振りしながらも立ち続けるミジャンに「骨のある相手だった」と10回まで粘られたが、最後は10回に連打で仕留めた。 日本人初の4階級制覇にも「実感はない」と言う。ただ、続けたのは覚悟の言葉。「女子は取りやすいと思われたくない。しっかりした、質の高い試合をしないと」と責任感が口をついた。今後はライトフライ級での5階級制覇に挑んでいく。

4回、ミジャン(左)を攻める藤岡奈穂子(撮影・山崎哲司)
4回、藤岡奈穂子はイサベル・ミジャンを攻める(撮影・山崎哲司)
4階級制覇を達成した藤岡奈穂子は賞状を手にポーズをとる(撮影・山崎哲司)

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山中慎介がMVPなど「3冠」 ボクシング年間表彰

年間MVP選出を受けガッツポーズで立ち上がる山中。左から井上、1人おいて小国(撮影・下田雄一)

 16年のボクシング年間表彰式が10日に都内で行われ、WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が最優秀選手賞、KO賞、年間戦最高試合賞(世界戦)の「3冠」に輝いた。

 最優秀選手賞の発表がされた瞬間に左拳を掲げた山中。昨年9月に7回TKOで11度目の防衛に成功したアンセルモ・モレノ(パナマ)戦でKO賞、最高試合に選ばれ、「大変うれしく思います。自分自身も価値ある勝利だったと思う。17年に向けても勢いをつけられた」。3月2日にカルロス・カールソンを迎える12度目の防衛戦(東京・両国国技館)への大きな弾みにもなった。

 各賞は以下の通り。

▼最優秀選手賞 山中慎介

▼技能賞 井上尚弥

▼殊勲賞 小国以載

▼努力・敢闘賞 石本康隆

▼KO賞 山中慎介、井岡一翔

▼新鋭賞 比嘉大吾

▼年間最高試合賞(世界戦) 山中慎介-アンセルモ・モレノ

▼年間最高試合賞(世界戦以外) 亀海喜寛-ヘスス・ソト・カラス

▼女子最優秀選手賞 藤岡奈穂子

▼女子年間最高試合 藤岡奈穂子-真藤ゴー

▼優秀選手賞 高山勝成、田口良一、田中恒成、八重樫東、井岡一翔、河野公平、井上尚弥、カルロス・クアドラス、山中慎介、小国以載、長谷川穂積、ホルヘ・リナレス

▼特別功労賞 長谷川穂積

▼特別賞 木村悠、池原シーサー久美子、安藤麻里、原田政彦、故金子繁治、故酒井忠康

ベルトを肩にファイティングポーズする、左から井上、山中、小国(撮影・下田雄一)

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藤岡奈穂子、4階級制覇へ3・13WBA世界戦

藤岡奈穂子

 ボクシング女子の藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が世界4階級制覇を懸け、3月13日に東京・後楽園ホールで世界ボクシング協会(WBA)女子フライ級王座決定戦に臨むと8日、所属ジムが発表した。対戦相手はイサベル・ミジャン(メキシコ)。

 41歳の藤岡は2015年10月に日本ボクシングコミッションの女子公認後、日本初の世界3階級制覇を達成した。昨年10月に4階級制覇を狙い、世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級王座に挑んだが失敗した。

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藤岡奈穂子4階級制覇へ WBOバンダム級王座返上

 竹原&畑山ジムは6日、WBO女子世界バンタム級王者藤岡奈穂子が5日付で同王座を返上し、4階級制覇を目指して10月1日にメキシコでWBC女子世界フライ級王者ジェシカ・チャベスに挑戦すると発表した。

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ボクシング藤岡奈穂子4階級制覇へメキシコで世界戦

 ボクシング女子の藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が4階級制覇を懸け、10月1日にメキシコでWBC女子フライ級王座に挑戦すると6日、所属ジムが発表した。

 藤岡は昨年10月に日本ボクシングコミッションの女子公認後、初の世界3階級制覇を達成。世界ボクシング機構(WBO)女子バンタム級王座は5日付で返上した。

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王者・藤岡奈穂子バンタム初防衛「目標5階級制覇」

10回終了後、勝利を確信しガッツポーズする藤岡。左端は真道(撮影・江口和貴)

<プロボクシング:WBO女子世界バンタム級タイトルマッチ10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

 国内女子初の3階級制覇の実績を持つ、王者・藤岡奈穂子(40=竹原&畑山)が初防衛に成功した。

 元WBC女子フライ級王者・真道ゴー(28=グリーンツダ)と対戦。初回に右ストレートをもらい腰を落とすピンチも、クリンチで冷静に対応。2回以降は左フックを効果的に使い、8回終了間際には連打からの強烈な右でダウンを奪った。KOこそ逃したが、3-0(97-92、98-91、98-91)の判定で勝利した。

 「1ラウンドで心が折れそうだったが、何とか立て直せた。5階級制覇を目標に掲げているし、ここで負けてるわけにはいかないと思った。ピンチも経験したし、ダウンも奪えて収穫の多い試合になった」と満足そうに振り返った。

 元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二会長は「最初は危ないと思ったが、最後までスタミナがもった。しっかり練習している成果。真道選手とともに、こういうレベルの高い選手が増えていけば、女子ボクシングもさらに盛り上げると思う」と話した。

 藤岡の戦績は15勝(6KO)1敗となった。

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藤岡奈穂子バンタム級を初防衛 池山直アトム級V4

<プロボクシング:WBO女子ダブルタイトルマッチ10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

 昨年3階級制覇したバンタム級王者の藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が挑戦者の真道ゴー(グリーンツダ)に3-0で判定勝ちし、初防衛に成功した。ジャッジの採点は98-91、97-92、98-91。

 アトム級王者の池山直(フュチュール)は挑戦者の花形冴美(花形)と引き分けて4度目の防衛を果たし、自身の国内最年長防衛記録を46歳8カ月に更新した。採点は96-94、94-96、95-95と三者三様だった。

 戦績は40歳の藤岡が16戦15勝(6KO)1敗、池山は12戦9勝(1KO)2敗1分け。

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