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王者潮崎豪「アイアムノア!」無観客試合で初防衛

潮崎豪(2018年6月10日撮影)

プロレスリング・ノアが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて後楽園ホールで無観客試合を行い、メインのGHCヘビー級選手権では王者潮崎豪(38)が藤田和之(49)を下し、初防衛に成功した。

異例のタイトル戦となった。観客がいない静寂の会場。2人はゴングが鳴ると、距離を置いたままにらみ合う。そのまま、30分も緊迫状態が続いた。均衡を破ったのは藤田。王者潮崎をタックルで倒し、グラウンド戦に持ち込む。なかなか落とせずしびれを切らし、今度は場外へ。消毒液を口に含み潮崎に吹きかけ、だれもいない客席から入り口ロビー、さらにその先のエレベーター、バルコニーへと連れ回した。

リングに戻っても、藤田の攻撃は続くが、残り10分で王者潮崎も反撃に転じる。得意の逆水平連打、豪腕ラリアットで流れを引き寄せ、最後は再び豪腕ラリアットを3発打ち込み3カウントを奪取。試合時間残り3分を切った57分47秒で死闘を制した。

本来なら3月8日の横浜文化体育館でタイトル戦を行うはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でこの日の後楽園ホール大会へ延期。さらに都の自粛要望を受け、無観客となった。試合の模様は同じサイバーエージェントを親会社に持つDDTの動画サイト、専門チャンネルサムライTVで生中継された。勝利した潮崎は、「画面の向こう側にいるホーミーズ(仲間)たち、ひとつだけ言わせてくれ、アイアムノア!」と話して、異例の試合を締めくくった。

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“過激な仕掛け人”新間会長「コロナふっとばす」

リアルジャパンの会見でコロナウイルスに関する持論を語った新間寿会長(中央)。左は藤田和之、右はスーパータイガー

猪木対アリ戦を実現させた昭和プロレスの“過激な仕掛け人”ことリアルジャパン新間寿会長(84)が26日、都内の帝国ホテルで行われた3月19日後楽園大会に向けた会見に出席。「どんなことがあっても興行はやる。コロナウイルスなんかふっとばす」と宣言した。

この日は3・19のメインカードが発表された。リアルジャパン主宰者である初代タイガーマスクこと佐山サトルの弟子、スーパー・タイガーと大日本のエース関本大介(39)が組み、リアルジャパン第14代レジェンド王者藤田和之(49)、初参戦のノア杉浦貴(49)組が対戦する。この4人とともに会見の席に並んだ新間会長は豪華な顔ぶれに満足げ。だが、決定カードへの感想を問われると、厳しい表情で真っ先に新型コロナウイルスについて言及した。「今は相撲、ゴルフ、サッカー、野球…。いろんなところでコロナウイルスのために(イベント)中止、観客を入れない。そういうことでいいのか。日本がこんな元気のない国になってどうするんだ!」とイベント自粛ムードに否定的な意見を示した。さらに「この4人がコロナウイルスをはね返し、進むべき日本の道を作ってくれるのではないか。コロナウイルスをふっとばすのは3・19リアルジャパン後楽園大会であります」と威勢良く持論を展開した。

ただ、3・19後楽園大会では感染対策に努める。平井社長は、来場者にあらかじめマスク着用と手の消毒を薦めるほか、配布分のマスクも用意すると説明した。

3月19日のリアルジャパン後楽園大会に向けた会見に出席した選手ら。左から杉浦貴、藤田和之、新間寿会長、スーパー・タイガー、関本大介、平井丈雅社長

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王者杉浦貴-清宮海斗ほかノア2大タイトル戦が決定

プロレスリング・ノアは31日、2月24日の名古屋大会(午後5時、名古屋国際会議場)でGHCナショナル選手権王者杉浦貴(49)が清宮海斗(23)と3度目の防衛戦を行うと発表した。前GHCヘビー級王者の清宮は30日の後楽園大会のリング上で杉浦に「新しい景色に吸収したい」と挑戦表明。それに対し、杉浦は「20年! おれは全部景色を見てきたんだ。いい景色も悪い景色も見たくもない景色も見てきたんだ。おい、新しい景色に変えられるものなら変えてみろ。おれは50だ。先がない。明るい未来もないんだよ! 奪えるものなら奪ってみろ!」と清宮をあおっていた。

3月8日の横浜文化体育館ではGHCヘビー級王者潮崎豪(38)が藤田和之(49)と初防衛戦を行う。2人は30日の6人タッグ戦で対戦。潮崎の強烈な逆水平連打で藤田の胸元は赤く腫れ上がり、藤田も負けじとビンタ連打で対抗。激しい攻防を繰り広げ、試合後、潮崎が藤田を挑戦者に指名していた。

また、丸藤正道(40)が右膝関節遊離体の関節鏡による適切手術のため、2月7日の横浜大会から同22日島田大会まで欠場することも発表された。

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谷口周平、覚醒むなしく野獣藤田に締め落とされる

谷口周平対藤田和之 試合に敗れ、苦悶の表情を見せる谷口(撮影・大野祥一)

<ノア:両国大会>◇2日◇両国国技館

覚醒むなしく谷口周平(43)が“野獣”藤田和之(48)に絞め落とされた。

2人は10月3日の後楽園大会でタッグ戦で対戦。好き放題暴れ回った藤田に谷口が一騎打ちを要求し、両国でのシングルマッチが実現した。実力がありながら、これまで存在感を示してこられなかった谷口はこの日のために親会社リデット・エンターテインメント会長を務める長州力に弟子入り。「花を咲かせてみせる」と覚悟を持って、この一戦に臨んだ。

その思いがあふれた。藤田にいきなりビンタをかまし、その後の頭突きの攻防で目の上から流血と熱いファイトを展開。マイバッハプレス2連発で追い詰めたが、それが藤田の怒りに火をつける。パワーボムでリングにたたきつけられ、さらに顔面蹴りを食らう。背後から裸絞めで落とされ、レフェリーストップとなった。

鼻息荒くコメントブースに現れた藤田は「あれ、谷口って言うのか。今分かったよ」と話し、「ノア沈めに行くから。海の底まで沈めてやる。泥舟は泥なんだよ。土に還れ」とノアつぶしを宣言。「次、鈴木行くから」と刺客として鈴木秀樹の投入も予告した。

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長州力がノア谷口のトップ戦線浮上へ革命のヒント

リデット長州力会長の指導を受けるノア谷口周平

プロレスリングノアの親会社リデットエンターテイメント会長を務める長州力(67)が、11・2両国大会で藤田和之戦を控える谷口周平(43)に“革命”のヒントを与えた。

谷口の指導依頼を受け、25日、さいたま市のノア道場に初訪問。初対面の谷口のあいさつを受けると、「1日じゃ何にも教えられないよ」とつぶやきながらもそのまま熱血指導に突入。リングのエプロンに腰かけ、約1時間谷口に説法を行った。その間、谷口は手を後ろに組んだまま、微動だにしなかった。

その後はリング上で秘策伝授と思いきや、「受け身をやってみろ」と基本の受け身を何度もチェック。「技がどうのじゃないんだ」と、キレのある受け身だけでも価値があることを熱く説いた。さらに「意味のないアピールはするな」と、声でなく動きで表現する大切さも語った。

谷口の存在すら知らなかった長州は「14年もやっているのか」とそのプロレス歴の長さに驚いていた。谷口は自衛隊時代にレスリングで国体3度優勝するなど輝かしい成績を残した後、05年にノアに入団。12年からマイバッハ・谷口として活動し、今年5月、再びリングネームを本名の谷口周平に戻し、新たな道を探っている。過去GHCタッグベルトは何度も巻いたが、シングルでの大きなタイトル獲得経験はなし。両国での藤田戦を機に、トップ戦線浮上を狙う。

そんな谷口に対し、長州は「勝っても負けても花は咲きますよ。一生懸命やってれば」と温かいエールを最後に贈った。「両国でしっかりと花を咲かせて、一気に突き抜けたい」と谷口。来場する長州力の前で「内容も結果も残したい」と自分なりの花をみせるつもりだ。

リデット長州力会長(左)の指導を受けるノア谷口周平(中央)と宮脇純太
リデット長州力会長の指導を受けるノア谷口周平

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藤田和之「ベルトは後からついてくる」王座戦挑戦

19日のリアルジャパン後楽園大会でレジェンド王者スーパー・タイガー(右端)に挑戦する藤田和之(左端)。中央は初代タイガーマスク

「野獣」藤田和之(48=はぐれIGFインターナショナル)が19日のリアルジャパン後楽園大会でレジェンド王座に挑戦する。12日には都内のホテルで団体を率いる初代タイガーマスクの立ち会いで、王者スーパー・タイガーとともに記者会見に臨んだ。藤田は「9月19日、後楽園ホールにおいてベルトを巻いた挑戦者、スーパー・タイガー選手の挑戦を受けることになりました。また、そこにタイトル戦という舞台を用意していただき、大変、感謝しております」と余裕の表情で王者を挑発した。

王者とは、初参戦となった6月のリアルジャパン後楽園大会で対戦した。ケンドー・カシンとのコンビで、船木誠勝と組んだスーパー・タイガーを追い込んだ。カシンのアシストを受け、ジャーマンで強引に投げとばした後、顔面蹴りで3カウントを奪っていた。「前回、オレの体に何の爪あとも残していない。次の対戦を楽しみにしている」と豪語する藤田は「ベルトは巻かれるものではなくて後からついてくるもの。内容で圧倒して巻くことができるならばそれにこしたことはない」と元IWGP王者の風格を漂わせた。

ホームリングで迎え撃つスーパータイガーは「前回はカシン選手の思惑もあって…。藤田選手は非常に素晴らしい選手。シングルのタイトル戦で楽しみにしていたので。今まで以上に藤田和之の存在を超え、リアルジャパンの存在を上げていきたい」と決意を表明。両者の間に入った初代タイガーマスクは「リアルジャパンが命運を託すような大きなタイトル戦。スーパータイガーの実力も頂点に達し、また藤田選手の強さも頂点に達する実力者同士の戦い。スーパータイガーの打撃、藤田選手の速いタックル、これがどれだけ通用するか」と楽しみにしていた。

また千葉県出身の藤田は台風15号で同県などに甚大な被害が続いていることに触れ「私は房総半島に住んでいまして、地域の方々がたくさん被害に見舞われました。今も大変な目にあって、苦難を抱えている方がたくさんいます。日本全国で自然災害があちこちで起こり、苦難を乗り越えて一生懸命、戦っている方々がおり、1日も早い復旧を、そして1日も早くみなさんの笑顔が戻るように祈っています」とあいさつした。

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初代タイガーが期待 藤田和之リアルジャパン初参戦

藤田和之(2018年3月25日撮影)

リアルジャパンプロレスが23日、都内で会見を行い、初代タイガーマスク佐山サトル(61)プロデュースによる「ストロングスタイルvol.2」(6月20日、東京・後楽園ホール)のメインカードを発表した。

リアルジャパン初参戦の藤田和之がケンドー・カシンと組みスーパー・タイガー、船木誠勝組と対戦する。

佐山は初参戦の藤田について「タックルを生かしたプロレスで地味ですが、その速さにはびっくりすると思う。そこを見てほしい」と説明した。

暴走するような内容になるのでは、と質問を受けた佐山は「ガチガチの試合がストロングと思われていますが、そうではない。男と男が戦って何ができるか、というハラハラドキドキの展開がストロングスタイル。リミッターを超えるところに期待をしています」と想定外の展開を求めた。

また、この日4月23日は38年前に1981年(昭56)にタイガーマスクが対ダイナマイト・キッド戦でデビューした記念日。佐山は今でも新旧のファンがその試合を覚えてくれていることに感謝し、「新間(寿)さんが作った虚像であり、実像。責任を感じます。ありがたい人生です」と話した。

初代タイガーマスクの佐山サトル(2018年9月20日撮影)

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ミルコ電撃引退 病気の兆候示す首の違和感明かす

猪木祭り 藤田和之(右)はミルコ・クロコップに破れ、ぼう然(02年12月31日撮影)

16年RIZIN無差別級GP覇者ミルコ・クロコップ(44=クロアチア)が2日、脳内出血を理由に電撃的に引退を表明した。

同日に自らのインスタグラムを更新。先月25日の練習中に頭痛に見舞われ、病院での精密検査の結果、脳内から出血が確認されたという。医師の勧告もあって現役引退を決意した。左ハイキックを武器にK-1、PRIDE、RIZINと日本格闘技界をけん引してきた最強ファイターが思わぬ形で現役生活にピリオドを打った。

突然すぎる引退表明だった。2日に自らのインスタグラムを更新したクロコップは「今まで何度もこれが最後だと言い続けながらカムバックしてきたが、これが本当の終わり」とつづった。顔のまひなどの症状はなかったものの「(薬物治療で)3カ月後に回復して練習を続けたとしても、再び頭に衝撃を受けることはできない。これが現状。非常に厳しいことだと受け止めている。今まで支えてくれた方々に感謝したい」とつづった。

クロコップが参戦するRIZINの榊原信行実行委員長は同日にツイッターを通じ、クロコップの病状についての詳細を報告。2月25日、次戦に向けて軽い練習を再開した際、クロコップの体に異変があったという。頭痛が続き、病院で精密検査を受けた結果、脳内血管から微量の出血痕が確認され、医師からの引退勧告もあったという。頭部のダメージは深刻で、同日に母国テレビに生出演したクロコップは数カ月前から病気の兆候を示す首の違和感があったことも明かした。

左ハイキックを武器に90年代からK-1で活躍。00年に入ると総合格闘技ルールにも挑戦し、藤田和之、永田裕志を下して「プロレスハンター」とも呼ばれた。03年以降は総合格闘家としてPRIDEを中心に活躍。ヒョードル(ロシア)、ノゲイラ(ブラジル)と並ぶPRIDEヘビー級3強の1人とされた。先月16日には7年半前にUFCで負けていたネルソン(米国)との再戦を判定で制してリベンジを達成。健在ぶりをアピールしていた直後、重い病に屈することになってしまった。

◆ミルコ・クロコップ 1974年9月10日、クロアチア生まれ。19歳でキックボクシングを開始。96年3月にK-1初参戦し、99年ワールドGP準優勝。03年6月からPRIDEにも本格参戦し、06年無差別級GP制覇。PRIDE消滅を契機にUFCに参戦。11年のUFC137大会でロイ・ネルソンに負け、引退を表明。12年3月に現役復帰し、K-1、IGFなどに参戦後、UFC再参戦。15年11月には肩の負傷を理由に再び引退。16年からRIZINで現役復帰し、無差別級GPで優勝。188センチ、110キロ。

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オメガ、飯伏、codyが3WAY戦「歴史つくる」

記念撮影で健闘を誓い合う飯伏、オメガ、cody(左から)

新日本プロレスは7日、8日の両国国技館大会の前日記者会見を都内で開いた。メインで史上3度目のIWGPヘビー級王座“3WAY”戦に臨む、王者ケニー・オメガ、「ゴールデン☆ラヴァーズ」の盟友の飯伏幸太、IWGP USヘビー級王者codyが登場。9月30日(日本時間1日)に行った米国ロサンゼルス大会でのメイン後、3WAY戦を提案したcodyからマイクを握った。

「どのように3WAYになったかというのは、大変にシンプルで簡潔なことなんです。嫌いあっているわけでもない2人が戦うのはどうか。私がここで入り、悪い方向で破らなくても良いということで名乗りを上げた。歴史に残る最高の試合をお見せします」と宣言。オメガと飯伏、「ゴールデン☆ラヴァーズ」の盟友同士でのシングル戦に介入した意図を語った。

続いて口を開いたのは飯伏。「この3WAYが決まったことで、ちょっと正直自分は複雑な部分もあります。タイトルで3WAY、違和感がある。でも、試合は決まってしまった以上、全力でやるしかない。やるんですが、codyはベルトを持っているし、ケニーもベルトをかける。自分はかけるものがない。本当に、自分のプロレスのキャリアをかけたいと思います。それくらい本気で明日は戦います。伝説の試合になると思います」と、複雑な心境を明かしつつも、伝説というフレーズで共鳴した。

2人を受けて最後に出番となったオメガ。「こんにちは。あのさ、今日、ガイジンの英語のマイク多いので、半分くらいかな、日本語で頑張ります」と話し出し、大きな声援を浴びた。「試合が決まって、よく言われているのが、ケニーさん、王者としてイカれているんじゃないですか、なんで3WAYですか、と。いつもとは違う防衛ですが、3人とも自分たちの歴史をつくりたい。今までとは違う歴史。それはプロレスの未来のため。3人がパートナーとして素晴らしい試合を見せたいと思います」とまとめた。

05年10月に東京ドームで行われた藤田和之対蝶野正洋対ブロック・レスナー、14年5月に米国ニューヨークで行われたAJスタイルズ対オカダ・カズチカ対マイケル・エルガンに続く、4年5カ月ぶりの3WAYでのベルト争奪戦。3人とも友人同士という異例の人間関係で競われるだけに、どのような化学反応が起こるか注目となる。

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新日10・8ヘビー3WAY戦 内藤は新パレハ予告

ケニー・オメガ(左)と飯伏幸太(2010年10月11日撮影)

新日本プロレスが2日、10月8日に両国国技館大会の全カードを発表した。

メインでは史上3度目のIWGPヘビー級王座“3WAY”戦が組まれた。9月30日(日本時間1日)に行った米国ロサンゼルス大会でのメイン後、王者ケニー・オメガが「ゴールデン☆ラヴァーズ」の盟友である飯伏幸太とのシングル戦を提案すると、セミでIWGP USヘビー級王者を奪取したばかりのcodyが介入。自身も含めての3人戦を要求し、オメガも「そのアイデアは魅力的だ。俺たちやり方で歴史をつくりたい。プロレスの美しさを伝えよう」と呼応していた。

05年10月に東京ドームで行われた藤田和之対蝶野正洋対ブロック・レスナー、14年5月に米国ニューヨークで行われたAJスタイルズ対オカダ・カズチカ対マイケル・エルガンに続く、4年5カ月ぶりの3WAYでのベルト争奪戦となる。この日発表されたコメントでは、オメガは「これまで見たこともなかった物をお見せする。同じユニットに属するレスラーが3WAYで1つのタイトルを競い合うなんていままでなかった」と「バレット・クラブ」の3人での試合に意欲満々。飯伏は「たぶん、ホントに伝説になります」と予言した。

このほかのカードでは来年1月4日の東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証をかけ、保持者の棚橋弘至がジェイ・ホワイトと激突。空位となっているIWGPジュニア王座決定トーナメント決勝戦ではKUSHIDAとマーティー・スカルが雌雄を決する。

また8人タッグ戦となる第5試合では、人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のメンバーに「X」が登場する。リーダー内藤哲也が新メンバーの参戦を明かしており、6人目のパレハがベールを脱ぐことになる。

内藤哲也

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藤田和之「めんどくせー」諏訪魔との因縁対決制す

諏訪魔(下)に「缶ハイボール」を吹きかける藤田(撮影・中島郁夫)

<全日本:さいたま大会>◇25日◇さいたまスーパーアリーナ・コミュニティーアリーナ

 諏訪魔と、藤田和之の因縁の対決は、藤田組の勝利に終わった。第5試合に行われた諏訪魔、佐藤光留、岡田佑介組対藤田、ケンドー・カシン、NOSAWA論外のはぐれIGFインターナショナル組の一戦。

 2月3日の横浜文化体育館大会で、世界タッグ王座戦終了後に、諏訪魔は会場に現れた藤田らに襲撃されていた。その雪辱戦は、試合開始から諏訪魔と藤田が、激しい打撃戦を展開。しかし、藤田組に場外に誘い出されると、そこからはほぼ一方的に藤田組ペース。

 最後は、リング上で、諏訪魔と藤田が1対1で戦っているすきに、諏訪魔組の岡田が、NOSAWAにレフェリーストップ負け。勝利した藤田は、リング上で缶入りハイボールで祝杯を挙げた。試合後、藤田は「めんどくせー、本当にめんどくせー。何なんだよ全日本は」とインタビュールームの机を蹴り倒して退場。敗れた諏訪魔は「悔しいよ。この結果は。唯一の収穫は、藤田と打ち合ったときに、熱い者を持っているんだなと感じたこと。天龍さんの引退興行から止まっていた針が、動きだしたんだよ。オレたち、まだやり足りない。こんなんじゃ終わらない。全日本にもう1回、舞台を用意してもらいたい」と、再戦をぶちあげた。

諏訪魔(左)のイス攻撃を受ける藤田(撮影・中島郁夫)

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大森隆男3・25復帰 アジアタッグ王座奪回へ意欲

首の故障から3月25日のさいたまスーパーアリーナで復帰を発表した大森隆男

 全日本プロレスの大森隆男(48)が15日、横浜市内の事務所で会見し、3月25日のさいたまスーパーアリーナ大会で復帰すると発表した。

 大森は先月10日に、頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアのため1月いっぱいの欠場を発表していたが、復帰が遅れていた。

 大森は「約1カ月半くらい、いろいろ治療法を試して、自分にものすごく適している治療を継続し、医者からトレーニングを開始していいと言われた。順調に回復し、試合を考えられるようになった。3月25日の大会に向け、トレーニングに専念し、復帰戦を戦いたい」と話した。大森によると、発症当時は首のつまりと、両手のしびれが重く、プロレスができる状態ではなかったという。

 復帰戦については「ボクの希望としては、アジアタッグのベルトに挑戦したい。(3日の)横浜大会で(アジアタッグ王座を奪取した)秋山と永田の戦いに刺激を受けた。パートナーは考えているが、今日ここで口にすることはできない」と話した。さらに「アジアタッグ王座は思い出のあるタッグベルト。何度でも挑戦したいと思う」とベルトへの思いも語った。

 また、3月25日のさいたまスーパーアリーナ大会では、3日の横浜大会で諏訪魔を襲撃した藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外(はぐれIGFインターナショナル)と、諏訪魔、佐藤光留、岡田佑介(エボリューション)との6人タッグ戦も決定した。

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諏訪魔「つぶし合うしかない」藤田和之らと対戦決定

3日の横浜大会で試合後に乱入した藤田ら3人に対抗するため、岡田を自らのユニット、エボリューションに加えた諏訪魔

 全日本プロレスの諏訪魔(41)は5日、横浜市内の全日本事務所で会見し、3日の横浜大会で試合後襲撃を受けた藤田和之(47)らに対し、正式に対戦を受けることを表明した。諏訪魔は「横浜の試合後、藤田とカシンとNOSAWAがケンカを売ってきた。今までにないくらい腹が立った。どうしようもないフラストレーションを解決するには、戦うか、つぶし合うしかない。藤田、カシン、NOSAWA出て来いよ! リング上で決着つけるしかない」と話した。

 藤田たちが3人で来たことで、諏訪魔も3人で迎え撃つ意向だ。諏訪魔がリング上で襲撃された際に、いち早くリングに駆けつけた若手の岡田佑介(24)を会見の席に招き入れ、エボリューションの仲間として迎え入れることを表明。ユニットのTシャツを手渡した。岡田はかねてエボリューション入りを熱望し、諏訪魔にもたびたび直訴してきたが、諏訪魔が拒否していた。今回、仲間に加えたことに諏訪魔は「岡田は1対1で1度も勝ったことのない人間だが、リング上で藤田にやられても、もう1回いったところに胸を打たれたし、オレに響いた。全日本を好きな人間がいっぱい出てくるのはうれしい」と思いを語った。もう1人については、1度はエボリューションを脱退した佐藤光留の名前を挙げ「もう1人は佐藤(光留)だと思っているが、考えの違うところもある。そこは何とか解決していきたい」と、話し合いを持つ意向を示した。

 諏訪魔は最後に「佐藤を入れて、こっちだって布陣を整える。エボリューションにとって佐藤の力は必要」と語り、藤田については「15年11月の天龍引退試合からずっと凍らせていた感じ。天龍さんからやった方がいいという話をもらって、溶けて燃え上がってきた。あのときの続きだとオレは思っている。2人の決着をねらう」と話した。

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藤田和之が諏訪魔襲撃!殴り踏み付け宣戦布告

諏訪魔・石川修司組対宮原健斗・ヨシタツ組の試合後、突然リングに乱入し暴れ酒で乾杯する藤田和之(右から2人目)ら(撮影・浅見桂子)

<全日本:横浜大会>◇3日◇横浜文化体育館

 “野獣”藤田和之(47)が全日本マットに出現し、諏訪魔(41)を襲撃した。

 世界タッグ王者の諏訪魔と石川修司が、宮原健斗、ヨシタツ組に敗れベルトを失ったセミファイナルの直後。控室に引き揚げた諏訪魔が、ケンドーカシン、NOSAWA論外に引きずられ、リング上に上げられると、そこに藤田が登場。諏訪魔をパイプイスで殴り倒し、足で踏み付けながら酒をあおった。15年11月の天龍引退試合でタッグ戦で対戦した両者。敵意をむき出しにし、因縁が生まれたかに見えたが、その後再戦は実現していなかった。

 藤田は、16年9月のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会で、元大関把瑠都に敗れた後、引退をほのめかすような発言をしていたが、それ以来のメジャーマット出現となった。藤田は「あいつが来い来い言うから来てやった。これが最後通告。いつでもやってやる。あいつ次第」と諏訪魔に挑戦状をたたきつけた。一方、諏訪魔は「おい、藤田。お前何しに来た。お前、辞めたんだろプロレス。藤田、カシン、NOSAWA、ろくなもんじゃない」と、怒りに声を震わせていた。

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東方英雄伝エース王飛デビュー戦敗れる「次は勝つ」

中国初のプロレス団体「東方英雄伝」の旗揚げ大会で試合前にあいさつする中国人レスラーたち

<東方英雄伝:後楽園大会>◇16日◇後楽園ホール◇1257人(満員)

 中国初のプロレス団体が、日本旗揚げ大会で、元気にスタートを切った。

 後楽園ホールには、1257人が詰めかけ、試合前には獅子舞の実演のアトラクションも。

 日本人レスラーと対決あり、タッグ戦ありの6試合で、ファンを沸かせた。メインでは、団体のエース候補・王飛(23)が、船木誠勝と組んで、藤田和之、ケンドー・カシン組と対戦。193センチ、100キロの巨体と端正なマスクで、会場からの声援を集め、キックや絞め技、ドロップキックなどで、潜在能力の高さを披露した。最後は、藤田の逆エビ固めにつかまり無念のギブアップ負け。

 それでも王飛は「今日は負けたが、プロレス人生はこれからが長い。もっともっと練習して次は勝つ」と前向きに話していた。タッグを組んだ船木は「デビュー戦とは思えないくらい良かった。

 ムダの無い動きと、1つ1つの技は荒いが、これからできるだけ強い人と戦って経験を積めば、団体を引っ張るエースになれる。この団体は彼の肩にかかっている」と期待を口にした。今後は12月7日から中国・深センで6日間の興行を皮切りに、月1回のペースで中国で興行を開催していく。

中国初のプロレス団体「東方英雄伝」の旗揚げ大会で、試合前に行われた獅子舞のアトラクション

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IGF中国プロレス、エース王飛が旗揚げ大会へ抱負

中国初のプロレス団体東方英雄伝の旗揚げ大会に出場する選手たち

 中国初のプロレス団体「東方英雄伝」を立ち上げたIGFが15日、16日の旗揚げ大会(後楽園ホール)を前に都内の日中友好会館で会見を行った。

 東方英雄伝は、9月20日に中国・上海で発足。旗揚げ大会には、中国人レスラー8人が出場。メインがデビュー戦となるエース候補の王飛(23)は、船木誠勝と組んで、藤田和之・ケンドー・カシン組と対戦する。

 散打とブラジリアン柔術の経験を持ち、団体のツイッターによる公募に応募し、2カ月間トレーニングを積んできた王飛は「先輩たちとの戦いで勉強したい。経験はないが若さでぶつかっていく」と抱負を話した。東方英雄伝は、12月17日から中国・深センで6日間の興行が決まっているほか、月1回のペースで試合を予定。

 サイモン猪木CEO(43)は「中国は東京並みの大都市がいくつもあって、市場は広いし、プロレスの団体が1つもないのが魅力。新たなスポーツエンターテインメントとして注目されている。ポテンシャルのある市場で、我々も楽しみにしている」と話した。

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引退大仁田厚、第2の人生「目標は悪役レフェリー」

12月3日の「大仁田反省会」で、レフェリーデビューを発表した大仁田厚(撮影・村上幸将)

 大仁田厚(60)が引退から一夜明けた1日、都内で会見を開き、12月3日に都内で43年のプロレスラー人生を振り返る「大仁田反省会」を開催し、プロデュース試合でレフェリーデビューすると発表した。

 大仁田は「人を裁く立場ではなく裁かれる立場だったが(引退で)人間が変わった。目標は悪役レフェリー。反則したヤツは有刺鉄線バットで殴ろうかな」などと説明。88年にはコーチで入団したジャパン女子で、グラン浜田との因縁から最初の復帰をした“前科”があるが「それは、やっちゃいけない」と現役復帰は否定。また階段を下りるのも困難なほど状態が悪い両ひざを手術する可能性があること、引退試合で藤田和之のエルボーを受け、上下12本の歯が折れたことも明かした。

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大仁田厚、両ひざの即手術&人工関節の可能性を示唆

藤田和之に折られた前歯を手で引っ張って見せる大仁田厚(撮影・村上幸将)

 大仁田厚(60)が、10月31日の「大仁田厚ファイナル後楽園ホール大会」から一夜明けた1日、都内の闘道館で会見を開き、満身創痍(そうい)の体を治すために、近日中に手術に踏み切る可能性を明らかにした。特に状態が悪い両ひざは近年、日常生活にも支障を来しており「具合が悪い。階段を下りるのも大変なので、もしかしたら手術になる可能性がある」と強調し、人工関節になる可能性まで示唆した。

 大仁田は、1983年(昭58)4月のヘクター・ゲレロ戦で左膝蓋(しつがい)骨粉砕骨折の重傷を負い、付け人も務めたジャイアント馬場さん(享年61)に引退勧告され、85年1月3日に後楽園ホールで引退式を行い、全7回の中で最初の引退に踏み切った。その要因となった左ひざに加え、右ひざも故障し、14年5月には両変形性膝関節症(軟骨損傷)と診断され、緊急手術を受けた。

 そのことを踏まえ「医学的なことなので、どういう手術になるか分からない。(関節を)カパッと取って、人口を入れるかも知れない。(ひざには)20何年間、コイルを入れてクギ入ってるわけですから、それを耐えているから、左も右も悪いし、片方をやるのか、両方やるのか…明日、カムバックできるわけないじゃん」とまで言った。

 ここ2年の間に、16年8月に右尺骨、11月に左かかと、12月に腰椎、今年2月には右尺骨骨幹部と7カ月で4カ所も骨折し、体はボロボロだ。大仁田は「リハビリの期間も必要。腰を骨折したと言っても、誰も信用しなかったけれど、俺、休まないで試合しているから…いまだにしびれているんだもん。折られてチタンを入れて、試合でその(患部の)下を、また折られた。いくらなんでも、俺はサイボーグじゃない」と言い、苦笑した。

 また引退試合の6人タッグマッチで対戦した藤田和之(46)に、序盤の攻防の中でエルボーを顔面にたたき込まれたことで、上下合わせて12本の歯が折れたことも明かした。「藤田のエルボーを食らって折れた。場外に行った時ですね。下も入れたら歯は12本くらいダメ…まだ歯医者には行けていない。涙が出てくる…痛いよ。正直、本音を言えば、また藤田を殴ってやりたい」と本音を漏らした。

 その上で「プロレスラーとしてリングに上がることは、絶対にありません」と、完全引退を念を押すように明言した。【村上幸将】

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大仁田厚ファイナル/これまでの引退と復帰

大仁田厚の引退と復帰

<大仁田厚ファイナル・後楽園ホール大会・引退式>◇31日◇東京・後楽園ホール

 大仁田厚(60)が、7回目の引退で43年のプロレス人生に幕を下ろした。

 1974年(昭49)4月14日に全日本プロレスでデビューし、最初の引退式もした地で恩師・ジャイアント馬場さんのライバル・アントニオ猪木最後の弟子の藤田和之らと6人タッグで対戦し勝利。「最後の一言を言うとしたら…俺は死ぬまでプロレスラー」と言いつつも「もう、戻り道はない」と完全引退を明言した。

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大仁田厚が涙「もう、戻り道はない」完全引退を明言

10カウントゴングを終えた大仁田はマイクを投げつける(撮影・山崎安昭)

<大仁田厚ファイナル・後楽園ホール大会・引退式>◇31日◇東京・後楽園ホール

 大仁田厚(60)が、7回目の引退で43年のプロレス人生に幕を下ろした。1974年(昭49)4月14日に全日本プロレスでデビューし、最初の引退式もした地で恩師・ジャイアント馬場さんのライバル・アントニオ猪木最後の弟子の藤田和之らと6人タッグで対戦し勝利。「最後の一言を言うとしたら…俺は死ぬまでプロレスラー」と言いつつも「もう、戻り道はない」と完全引退を明言した。

 7度目の引退…詐欺師とまで言われた大仁田が、最後と決めた引退試合で“涙のカリスマ”に戻った。藤田のパワーを真っ向から受け、つぶされ、自らの土俵・デスマッチで逆に有刺鉄線バット攻撃を浴びて血まみれになった。それでも、何度も戦ったNOSAWA論外を16分48秒、サンダー・ファイヤー・パワーボム6連発からのエビ固めで仕留めた。「こんなウソつきで弱い男に応援ありがとう。大仁田に1つだけ、いいところがある…夢を諦めないこと。夢を諦めるな!!」。口から吐く“聖水”を求めるファンに浴びせ続けた。

 リングを下りると、母を思い涙する1人の息子になった。母松原巾江さん(82)が、異父弟の松原孝明・大東文化大法学部教授に促されてこの日、初めて試合に駆け付けた。大仁田は引退セレモニーで「弟よりバカ息子だからさぁ…母さん、心配かけてすみません」と涙で謝罪した。そして試合後には「母さんが、俺がプロレスを辞めるまで大好きな日本茶を飲まないでさゆで過ごしてくれた」と明かした。そして「今日は家に帰ったら、お茶入れてやろうかな」と引退へ心の針を向けた。

 プロレスへの未練はある。泣きながら「最後の一言を言うとしたら…俺は、死ぬまでプロレスラー。こんなこと言うと、また誤解されるかな」と本音を漏らし、思わず吹き出した。プロレスへの情熱と裏腹に満身創痍(そうい)だ。ここ2年で、16年8月に右尺骨、11月に左かかと、12月に腰椎、今年2月には右尺骨骨幹部と7カ月で4カ所も骨折。変形し靱帯(じんたい)もボロボロのひざは、歩くだけで抜けそうになる。それでも「プロレスで胸いっぱいになれて43年間、プロレスが出来たことが本当に幸せ」と言える。

 その思いに踏ん切りを付けるように言った。「多分…もう、戻り道はないと思います。1枚のチケットが、こんなにうれしく、重く、すてきに感じたことは43年間の歴史の中で初めて」。辞める決意をしたからこそ感じることが出来た思いをかみしめ、大仁田はプロレス人生に終止符を打った。【村上幸将】

毒霧を吹き付ける大仁田(中央)(撮影・山崎安昭)
大仁田(右)はNOSAWA論外にギター攻撃を受ける(撮影・山崎安昭)

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