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谷口将隆が再起戦を判定で飾る「毎回しょっぱい」

日本ミニマム級最強挑戦者決定戦で判定勝利した谷口将隆

<ボクシング:日本ミニマム級最強挑戦者決定戦8回戦>◇21日◇東京・後楽園ホール

日本ミニマム級1位の谷口将隆(25=ワタナベ)が同級2位石沢開(22=M・T)に3-0で判定勝利し、同級王者田中教仁(三迫)への挑戦権を獲得した。

今年2月にWBO世界同級王者サルダールに判定負けして以来7カ月ぶりの復帰戦だった。相手は6戦負けなしの強打のホープ。5回にダウンを奪われる場面もあったが、技術で上回る谷口が終始圧倒。何度もしぶとく立ち上がる石沢を仕留めることはできなかったが、力をあらためて示した。

谷口は「毎回しょっぱい試合ですみません」と笑いながらも、「勝ちきる、ということはできたかな」と胸を張った。

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CC最強挑戦者決定戦の対戦カード発表 ボクシング

最強挑戦者決定戦に出場する選手たち

日本プロボクシング協会が5日に都内で、日本王座挑戦権を争う「チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦」の対戦カードを発表した。13階級のうちフライ級藤北誠也(31=三迫)は相手がケガで棄権、ミドル級国本陸(22=六島)は出場選手がいないため、いずれも不戦で挑戦権を獲得した。11階級の対戦カードは下記(○はランキング)。

◆ミニマム級(21日=後楽園ホール)

<1>谷口将隆(25=ワタナベ)-<2>石沢開(22=M.T)

◆ライトフライ級(12月15日=名古屋)

<1>矢吹正道(27=緑)-<8>芝力人(23=RK蒲田)

◆スーパーフライ級(未定)

<1>久高寛之(34=仲里)-<2>ユータ松尾(29=ワールドスポーツ)

◆バンタム級(10月26日=後楽園ホール)

<1>沢田京介(31=JBスポーツ)-<2>田中一樹(26=グリーンツダ)

◆スーパーバンタム級(13日=後楽園ホール)

<1>古橋岳也(31=川崎新田)-<2>田村亮一(32=JBスポーツ)

◆フェザー級(10月26日=後楽園ホール)

<4>丸田陽七太(22=森岡)-<5>大橋健典(30=角海老宝石)

◆スーパーフェザー級(11月9日=後楽園ホール)

<1>源大輝(28=ワタナベ)-<2>渡辺卓也(30=青木)

◆ライト級(10月26日=後楽園ホール)

<1>斎藤一貴(26=角海老宝石)-<2>富岡樹(22=REBOOT)

◆スーパーライト級(10月21日=後楽園ホール)

<1>アオキクリスチャーノ(30=角海老宝石)-<2>永田大士(29=三迫)

◆ウエルター級(10月26日=後楽園ホール)

<1>小原佳太(32=三迫)-<2>垂水稔朗(25=協栄)

◆スーパーウエルター級(11月2日=後楽園ホール)

<1>新藤寛之(33=宮田)-<2>清水優人(31=木更津グリーンベイ)

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井上拓真、正規王者と同じ左の谷口将隆と4回スパー

WBO世界ミニマム級7位の谷口(右)とスパーリングをする井上拓(撮影・河田真司)

井上の弟でWBC世界バンタム級暫定王者の拓真(23=大橋)は、今年2月に世界挑戦したWBO世界ミニマム級7位谷口将隆(25=ワタナベ)と4回のスパーリングに臨んだ。

正規王者ウバーリ(フランス)と同じサウスポーの谷口に強烈な右を決めるなど左対策を意識。WBSS決勝の日本開催が決まればウバーリとの王座統一戦も同日開催される見込み。「兄弟ダブル世界戦が夢」とする拓真もエンジンをかけてきた。

井上拓(左)とスパーリングをする谷口(撮影・河田真司)

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5冠の重岡優大がプロテスト 弟銀次朗はアジア王者

プロテストを受験した重岡雄大

ボクシングアマ5冠の重岡優大(22=ワタナベ)が31日、東京・後楽園ホールでのB級(6回戦)プロテストに合格した。弟銀次朗(19=同)は、27日に国内男子最速タイ4戦目でWBOアジア太平洋ミニマム級王座に就いたばかり。拓大を3年で中退して、兄弟で世界同級制圧を狙う。

実技テストのスパーリング3回は、2月に世界挑戦した同門の谷口将隆を相手にした。WBO7位の世界ランカーにひるむことなく積極的に攻め、得意の左ストレートに右ボディーを打ち込んだ。久しぶりの駒大でも慣れ親しんだリングに「スポットライトを浴びて、早く試合したくなった」とデビュー戦を待ち望んだ。

空手から父の勧めで中1でジムに通い出し、熊本・開新高ではインターハイ、国体、選抜で4度優勝した。東京五輪を目指して駒大に進み、昨年全日本選手権も制した。

新チームの主将にもなっていたが、五輪では本来のライトフライ級が除外が決まった。「フライ級では厳しい。いずれはプロと決めていた」と、思い切って3月で中退して転向を決断。「軽量級の層が厚く、いい練習ができ、刺激も多い」と、弟と同じワタナベジムに入門した。

インターハイ熊本県大会決勝では兄弟で決勝に進出した。親と監督が相談し、ゴングと同時に弟陣営がタオル投入での1回KO勝ち。弟はアマ57戦で唯一の敗戦となった。「ボクはやってもよかった。自分の方が強いから」とニヤリ。性格もタイプも好戦的な左ボクサーファイターだ。

弟は早くも王座を奪取で世界ランク入りも確実だが「大の仲良しなので兄としてうれしかった」と喜ぶ。アマ戦績は81勝10敗に「ボクは負けもあるし、弟にはない経験がある」とも話す。プロでは同じミニマム級で勝負する。「あわてる必要はないがボクシングで生きていく。重岡兄弟で世界を牛耳る」とアピールした。

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京口紘人「王者が一枚上手」谷口将隆が大差判定負け

判定で、ビック・サルダール(手前)に敗れ肩を落とす谷口(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が世界王座獲得に失敗した。

同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。王者に確実にポイントを奪われ、作戦のボディー攻撃も空転して、0-3の判定負けを喫した。ジムから5人目の世界王座獲得はならず。同期で一緒に入門した2階級制覇王者京口紘人(25)に、肩を並べることはできなかった。

▼同じジムの同期WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人のコメント 動きは悪くなかったが、王者が一枚上手。頑張ってきた同期。進退は本人が決めることだが、いずれチャンピオンになれる。

1回、サルダール(左)の左ストレートを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

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京口のような強引さと気迫が不足、王者捕まえきれず

12回が終わりサルダール(右)とは対照的に肩を落とす谷口(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が世界王座獲得に失敗した。同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。王者の右ストレートでポイントを奪われ、中盤からボディー攻撃も単発で、0-3の判定負けを喫した。ジムから5人目の世界王座獲得はならず。同学年で一緒に入門した2階級制覇王者京口紘人(24)に、肩を並べることはできなかった。

   ◇   ◇   ◇   

谷口が倒し切れなかった試合と言っていい。序盤にスピードで上回った攻撃をみせ、7回には良いボディーを打ち込んでいた。

流れをつかむタイミングは多くあったのに、スタミナ切れした王者を捕まえきれなかった。素晴らしい左ボディーアッパーなど技術面の高さ、そして実力と素質も見せた内容だっただけに、もったいない結果だった。

谷口は日本、東洋太平洋の両王座挑戦時にも僅差で敗れている。この世界初挑戦も判定のポイント差ほど離れた試合ではなかった。ほぼ僅差の負けだろう。不足しているのは、2階級制覇王者で同門の京口のような強引さ、気迫なのではないか。師匠の渡辺会長ら関係者が頑張ってセッティングしてくれた初めての世界舞台なのだから、必ず好機はつかまないといけない。この経験を次に生かし、支えてくれている周囲に恩返ししてほしいと願う。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者・大橋秀行)

10回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

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京口と同期入門の谷口将隆は初王座逃す/世界戦詳細

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

2階級制覇王者の京口紘人(24)と同期入門のWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)は同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)に判定で敗れ初の世界王座獲得に失敗した。

谷口将隆「世界チャンピオンは強かった。引き出しの差。向こうが上手だった。僕にはまだ早かった。挫折を経験して、もっと遠回りしろということ。」

サルダール「とても幸せ。全て計画通りだった。ボディーを狙ってくるのは分かっていた。脅威は感じなかった。」

谷口将隆判定(0ー3)サルダール

【1回】お互い距離を測り様子を見る。谷口が左で圧力をかける。2分すぎに谷口の左ボディさく烈。3発のボディで序盤から仕留めにかかる。

1回、サルダール(左)に左ストレートを放つ谷口(撮影・中島郁夫)

1回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

【2回】王者サルダールは様子を見る。谷口は変化をつけながら左ジャブを繰り出す。王者サルダールの右がヒット。

【3回】お互いに前へ出る。谷口が左ボディも王者サルダールも上手く返す。サルダールの手数は減る。

【4回】王者サルダールの反応が早い。谷口の左に上手く対応。左の相打ち。サルダールは距離を掴みカウンター狙いか。

【5回】お互いに再び距離をつめる。谷口のワンツー。谷口がスリップ。サルダールは谷口の打ち終わりを狙う。サルダールの手数が増える。谷口の右フック。

【6回】谷口が泥臭く前へ出てボディ狙う。王者サルダールも返していく。サルダールは様々なレンジから右を狙う。谷口の左ボディさく烈。

【7回】谷口が得意の距離で左ボディー。サルダール陣営はKO狙いか。谷口の強引さにサルダールは嫌がる。左ボディー連発。サルダールの足が落ちてくる。

7回、サルダール(左)に左ストレートを放つ谷口(撮影・中島郁夫)

【8回】谷口陣営はボディー強調。サルダールの右を警戒し谷口は距離を詰める。サルダールは足で支配。

【9回】谷口は変わらず距離を詰める。谷口の左。サルダールのカウンターも怖さ見せる。サルダールは谷口の動きを読み始めたか。谷口は変化をつけ左アッパー。終盤に谷口がカウンターの左。

9回、サルダール(左)に左ストレートを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

【10回】谷口が序盤からプレッシャーをかける。谷口の右。サルダールはリーチの長さを生かし独特の距離感。サルダールの右ボディ。谷口は手数が欲しいところ。

【11回】まず谷口から左。谷口はもう1歩欲しいところ。サルダールは足を使い距離を詰めさせない。谷口が強引に左。サルダールは判定にシフトチェンジか。谷口がワンツー。

【12回】谷口が強引に詰めにかかる。サルダールのワンツー。サルダールは距離をとる。谷口が決死の左。勝敗は判定へ。サルダールは手を上げる。

12回、ビック・サルダール(左)のパンチを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

12回が終わりサルダール(右)とは対照的に肩を落とす谷口(撮影・中島郁夫)

判定の末、ビック・サルダール(手前)に敗れ肩を落とす谷口(撮影・横山健太)

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初防衛サルダールは試合巧者「6回から勝利を確信」

判定の末、ビック・サルダール(手前)に敗れ肩を落とす谷口(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)がV1戦で世界初挑戦の同級2位谷口将隆(25=ワタナベ)を3-0の判定勝ちで下し初防衛を果たした。

王者サルダールが巧みな試合運びで初防衛に成功した。谷口を「いいボクサー」と認めつつも、「6回ぐらいから勝利を確信した。すべて自分の戦略通りにできた」と満足そうに振り返った。今後のプランは未定「今はとにかく家族と休み、できるだけ長く防衛していきたい」と話した。

1回、サルダール(左)の左ストレートを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

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谷口将隆、新年号で王座獲得へ「もう1回やり直す」

試合を振り返る谷口(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が世界王座獲得に失敗した。

同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。王者に確実にポイントを奪われ、作戦のボディー攻撃も空転して、0-3の判定負けを喫した。ジムから5人目の世界王座獲得はならず。同期で一緒に入門した2階級制覇王者京口紘人(24)に、肩を並べることはできなかった。

   ◇   ◇   ◇   

谷口の完敗だった。ジャッジ2人は6ポイント、1人は8ポイントの大差がついた。「はぐらかされた。引き出しは向こうが多くて強く、まだ甘かった」。控室に戻るとがっくり肩を落とした。

王者は15年の世界初挑戦で田中のボディーに逆転負けした。谷口も弱点と見て接近戦で消耗させる作戦だった。右ストレートに距離を詰めらず、中盤接近戦に持ち込むも有効打も奪えず。逆に距離が空くとカウンターを浴びた。「距離が遠かった。1歩の踏み込みが足りず、当ててもリターンされ」と脱帽した。

また壁を打ち破れなかった。小3から野球は補欠、小6から極真空手では女子に蹴られた。中2からボクシングを始めるも中高ではパッとせず。龍谷大で国体準優勝2度と優勝できなかった。プロでも日本、東洋太平洋の王座挑戦はいずれも判定負け。ようやくつかんだ世界初挑戦も、また1番になれなかった。

国内では今年最初で、4月までは唯一の世界初挑戦。勝てば平成最後の新王者となるはずだった。「完敗は男として認められない。自分がやれると信じている。もう1回やり直す」。新たな年号の時代で今度こそ頂点へ出直す。【河合香】

10回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

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谷口将隆が王座奪取ならず、サルダールに判定負け

7回、サルダール(左)に左ストレートを放つ谷口(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

WBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が王座獲得に失敗した。同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。右の強打を相手に3-0判定で敗戦を喫し、ジムから5人目の世界王者誕生はならなかった。

日本の男子世界王者は7人のままとなった。

1回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

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谷口将隆は余裕「おしゃれに」ジーンズ柄のパンツ

計量をパスしポーズを決める挑戦者の谷口(撮影・横山健太)

ボクシングWBO世界ミニマム級タイトルマッチの前日計量が25日に都内で行われた。世界初挑戦の同級2位谷口将隆(25=ワタナベ)は47・5キロ、初防衛戦の同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)はリミットの47・6キロでクリアした。試合は26日に東京・後楽園ホールでゴング。

谷口は「今回はおしゃれにいこうと思って」と、前日にアマゾンで即日配送で購入した2000円のジーンズ柄のパンツだった。初めての行事の連続にも「緊張もあまりなく、楽しかった」と余裕があった。

同期で一緒に入門した京口は、1年3カ月の8戦目で王座に就き、すでに2階級制覇した。谷口は3年で14戦目になる。「ずっと背中を追って、遠回りはしたが、いいタイミング」と前向きに捉える。「技術に気持ちと破壊力も見せたい。計量の第1関門をクリアし、あとは本丸のサラダールを倒すだけ」と王座奪取を誓った。

計量をパスしポーズを決める挑戦者の谷口(右)と王者のサルダール(撮影・横山健太)

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挑戦者谷口「どう転んでも大丈夫」7種の攻撃に自信

予備検診を終えて写真に納まるWBO世界ミニマム級王者のビック・サルダール(右)と挑戦者の谷口(左)(撮影・丹羽敏通)

ボクシングのWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が7種の攻撃プランで同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)を撃破する自信を示した。

26日、東京・後楽園ホールで同級タイトルマッチ12回戦に備え、都内で開かれた予備検診に臨んだ。身長は159・8センチの王者よりも1・7センチ高い谷口だったが、リーチは王者の170センチに対し、163・5センチと6・5センチも短かった。

谷口は「自分よりもリーチが長い相手は初めてですが、170センチ以上のリーチがある選手とも(スパーリングを)やってきたので問題ないです」と強調した上で「どう転んでも大丈夫」という攻撃プランを準備してきたことも明かした。15年末、負けながらも当時の同級王者田中恒成(畑中)から強烈なダウンを奪取し、昨年7月には前王者山中竜也(真正)から王座を奪ったサルダールの右の強打は警戒しなければならない。自らのリーチが短い分、接近戦や中距離での打ち合いなど多彩なファイトを準備を整えてきたという。井上孝志トレーナー(49)も「本当に引き出しは多いです」と付け加えた。

初対面したサルダールと目を合わせ「もっとオーラがあると思ったけれど、今日は感じなかった」との印象を明かした谷口は「試合へのイメージ、頭にあるプランは変わらない。想定外のことが起きても対処できるようにしてきたので。7~8種類はプランがあります」と静かに燃えていた。

医師の検診を受ける挑戦者の谷口。後方はWBO世界ミニマム級王者のビック・サルダール(撮影・丹羽敏通)

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玄米で「最高の状態」世界初挑戦の谷口将隆KO宣言

公開練習を行った谷口(撮影・中島郁夫)

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が玄米減量で世界初挑戦を実らせる。26日の東京・後楽園ホールでの同級王者サルダール(フィリピン)戦を控え、22日に都内のジムで練習を公開。「絶好調。4回見た王者になった夢を正夢にする」と言い切った。

好調の裏には今回初めての減量法があった。たまたま食べた弁当の玄米がおいしく、1週間前から1パックをタレなしの納豆で1日2回食べている。「調べたら体にもよく、減量のしんどさもない」と説明。実は渡辺会長も「便通によくビタミン豊富」と、現役時に取り入れていた推奨法だった。

昨夏からのフィジカルトレーニングで下半身も太くなり安定感も増し、課題だったスタミナもついた。「最高の状態。あとは弱らせて仕留めたい」とKO奪取宣言も飛び出した。

公開練習を行った谷口将隆(撮影・中島郁夫)

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谷口将隆が世界初挑戦KO宣言!同期京口紘人に続け

拳を突き出しポーズを決める谷口(撮影・狩俣裕三)

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(24=ワタナベ)の世界初挑戦が、17日に都内のジムで発表された。

2月26日に東京・後楽園ホールで、同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦に挑む。大みそかに2階級制覇した京口紘人(25)とは16年同期入門。追いつけ追い越せで悲願を期す。

谷口は神戸一高からプロを目指し、龍谷大では主将だった。大商大の京口とは2勝4敗。最後の対戦時に井上トレーナーが京口を勧誘に来ていた。「技術は谷口の方が上」と「同時捕獲されて」プロ入りした。

17年の日本、東洋太平洋の王座決定戦はいずれも惜敗し、昨年4月には左手甲を脱臼して手術も受けた。復帰戦でWBOアジア太平洋王座を獲得してチャンスをつかんだ。「世界王者になってからがスタート。後半仕留めたい」とKO奪取を宣言。12月にはフィリピン合宿で対策を仕上げに行く。

元旦も寮のある五反田から浅草寺まで、行きだけ14キロのロードワークで初詣に行った。引いたおみくじは「吉」で「野望がかなう」とあった。ジム初の世界王者内山が田口と3人を「グチトリオ」と呼んで期待した1人。テレビ解説席に座る大先輩の目の前で、その期待にも応える時が来た。

練習で鋭いパンチを見せる谷口(撮影・狩俣裕三)
サンドバッグに鋭いパンチを放つ谷口(撮影・狩俣裕三)

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小浦翼12戦無敗で王座初防衛 世界王者宣言でた

小浦翼(2017年11月10日撮影)

<プロボクシング:東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングの東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチが11日に後楽園ホールで行われ、王者小浦翼(23=E&Jカシアス)が挑戦者の同級1位谷口将隆(23=ワタナベ)を2-0(115-114、115-113、114-114)の判定で下して初防衛を果たした。

 似たタイプの一戦は、押し相撲のように絡み合う場面が目立ち、互いに離れ際に有効打を狙う展開。極真空手歴10年の経験を生かした小浦が12戦無敗で王座を守り、「谷口選手の分まで背負って世界王者になる」と宣言した。

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小浦翼、最強挑戦者とV1戦も「通過点」と自信

前日計量を終え並び立つ小浦(左)と谷口

 東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ(11月11日、後楽園ホール)の前日計量が10日に水道橋・MLBカフェで公開で行われ、初防衛戦の王者小浦翼(23=E&Jカシアス)、挑戦者の同級1位谷口将隆(23=ワタナベ)ともにパスした。

 14年全日本新人王の小浦は、極真空手歴10年のキャリアを生かして、順調に階段を上がってきた。7月の王座決定戦に勝利してプロ11戦目で初タイトルを手にし、最強挑戦者を迎えるV1戦になる。「うまいボクシングをする」と谷口の実力を認めながら、「やりやすいし、かみ合うと思う。ここは通過点。しっかりクリアして、自分の成長につなげたい」と自信をのぞかせた。

 大卒2年目の谷口は4月の日本ミニマム級王座決定戦で僅差判定負けし、プロ7戦目で初黒星を喫した。その後にフィリピンでの試合も含めて2連勝し、再びタイトルに挑む。再び巡ってきたチャンスに「明日の主役は僕です。きっちり勝つ」と宣言。「小浦はうまくて強いが、僕のほうが強い。冷静に戦いたい」と述べた。

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小西伶弥が新王者「正直、ほんとに重圧」2-0判定

<日本ミニマム級王座決定戦10回戦>◇9日◇大阪・エディオンアリーナ大阪

 同級1位小西伶弥(23=真正)が同級2位谷口将隆(23=ワタナベ)を2-0(96-94、96-94、95-95)の判定で下して新王者についた。

 試合前にはそぶりを見せなかったが、「やる前から正直、ほんとに重圧でした。相手はアマエリートで正直、ホントに強くて、心のなかでびびってました」と試合後のリングで本音をもらしたが、試合展開は逆に「重圧」をかけ続けて勝利をつかんだ。

 前半から前進を続けると、谷口が接近戦につきあい始めた6回以降に勝機がきた。5回終了時点の途中採点では1-2と劣勢だったが、ここから挽回。粘り強くボディーブローを軸に手数で勝り、激しい打ち合いを制した。「全然うまいボクシングはできなかったけど、体力と手数しかないと心の中で決めていました」と全精力を長所に注ぎ込んでの戴冠となった。

 小西は13勝(5KO)、谷口は6勝(4KO)1敗となった。

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35歳荒川仁人「チャンスつかみに」世界再挑戦意欲

前列左から谷口、京口、後列左から渡辺会長、荒川、船井、久我

 ボクシングのワタナベジムは25日、国内外のタイトルマッチが控える所属5選手の公開練習を都内のジムで行った。

 元東洋太平洋ライト級王者で、昨年11月に日本ライト級王者を返上した荒川仁人(35)は、1月31日に東京・後楽園ホールでWBOアジア太平洋ライト級王座決定戦に挑む。「去年できたばかりのタイトルですが、獲得するとWBOの世界ランクに入る。35歳なのでチャンスをつかみに行きます」と世界への再挑戦に意欲。相手の同級13位アンソニー・サバルデ(フィリピン)の映像をチェックし、「戦績以上に強い選手だと思う。前半をどう戦うかですね」と試合の要点を説いた。

 2月4日から約3カ月間にわたり、13階級で日本王座戦が実施されるチャンピオンカーニバルにはミニマム級2位谷口将隆、スーパーフライ級1位船井龍一、日本スーパーバンタム級1位久我勇作が挑戦者として出場する。東洋太平洋ミニマム級1位京口紘人は、東洋太平洋タイトルマッチに向けて交渉が大詰めに入っている。

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チャンピオンカーニバルの日程発表 2・4開幕

ポーズを取るチャンピオンカーニバルの出場選手(撮影・阿部健吾)

 プロボクシングのチャンピオンカーニバル日程が13日、都内で発表された。2月4日から5月1日まで13階級で日本王座戦が実施される。

 各階級の王者、ランク上位者と対戦者のコメントは以下のとおり。

 【ミニマム級】

 同級1位小西伶弥(23=真正) (対戦する)谷口選手は地元(兵庫県神戸市)も年齢も一緒で共通点が多いですが、どんなボクシングをしても勝ちます。

 同級2位谷口将隆(22=ワタナベ) プロ2年目の4月にタイトルに挑めるのはめったにないチャンス。ステップアップしていく。

 【ライトフライ級】

 王者拳四朗(25=BMB) こんなところでは負けられない。世界戦も待っていると思うので、KOで勝ってつなげたい。

 同級1位久田哲也(32=ハラダ) 相手が誰であろうと僕が勝つ。自分のボクシングを貫く。

 【フライ級】

 同級1位ユータ松尾(27=ワールド) 初の日本タイトル挑戦。いつも通りにしっかり集中して良い試合をしたい。

 同級2位黒田雅之(30=川崎新田) 歴史も長い大会。これに勝って上のランクにいきたい。

 【スーパーフライ級】

 王者中川健太(31=レイスポーツ) 初防衛戦が高校の同級生になりましたが、さらに上に行きます。

 同級1位船井龍一(31=ワタナベ) こんな舞台で戦えるのは光栄。しっかり体つくって勝ちます。

 【バンタム級】

 同級1位赤穂亮(30=横浜光) 世界戦からここまで落ちたかという気持ちがある。勝って当たり前。

 同級2位田中裕士(25=畑中) ベストな状態ですべてぶつけてベルトを取りたい。

 【スーパーバンタム級】

 王者石本康隆(35=帝拳) 相手有利の声もチラホラありますが、良いモチベーションです。1発目(2月4日開催)なので熱い試合をして盛り上げたい。

 同級1位久我勇作(26=ワタナベ) 1年前に負けているが、石本選手を倒すためにやってきた。世界ランクもベルトも僕がもらいます。

 【フェザー級】

 王者林翔太(29=畑中) 2度目の防衛戦。相手は勢いとパワーがありますがベルトは大事なもの。必ず防衛する。

 同級1位坂晃典(24=仲里) とても楽しみにしてきました。大切なベルトというのは僕も同じ。

 【スーパーフェザー級】

 王者尾川堅一(28=帝拳) 欠席のためコメントなし

 同級1位杉田聖(27=奈良) 尾川選手とは2度目ですが、良い試合をしようとは思わない。ただ勝つことしか考えていない。

 【ライト級】

 王者土屋修平(30=角海老宝石) 初めての防衛戦です。3月4日、倒します。以上です。

 同級1位西谷和宏(29=VADY) 強いチャンピオンとやれて光栄。勝ったら自分の価値を見いだせる。必ず勝ちます。

 【スーパーライト級】

 同級1位麻生興一(30=三迫) 3度目の挑戦ですので、チャンスに感謝して試合頑張ります。

 同級2位松山和樹(30=FUREA山上) 初のタイトル挑戦なので、このチャンスをものにしたい。

 【ウエルター級】

 王者有川稔男(32=川島) 去年より強くなった姿をみせて勝ちます。

 同級1位坂本大輔(35=角海老宝石) 習志野高でボクシングを始めて20年、プロになって10年目の節目。必ずチャンピオンになります。

 【スーパーウエルター級】

 王者野中悠樹(39=井岡弘樹) (相手の斉藤も37歳で)ボクサー定年を越えた2人の戦いは数年前には考えられなかった奇跡的。まだまだ満足せずに上のステージを見据えて、世界にいける勝ち方をしたい。

 同級1位斉藤幸伸丸(37=輪島) 欠席のためコメントなし。

 【ミドル級】

 王者西田光(29=川崎新田) チャンピオンになってからろくに働いてないので、良い試合をしたい。

 暫定王者胡朋宏(28=横浜光) 暫定なので自分のベルトは2月に返さないといけない。もう1度、5月(の試合で)勝って手にしたい。

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ワタナベジム大学主将トリオ 4月デビュー

ワタナベジムの大学主将トリオ。左から谷口、京口、小山内

 ワタナベジムから大学主将トリオが、4月にプロデビューする。大商大のミニマム級京口紘人、龍谷大のライトフライ級谷口将隆、明大のバンタム級小山内幹(いずれも22)で、23日に都内で6回戦のB級プロテストを受験した。合否は24日に発表も、3人とも高校からアマで50勝以上した。

 京口は兄竜人が11年全日本新人王で、小6から競技を始めて14年の国体王者。「やるからには世界目指し東京で勝負」と兄と違うジムを選んだ。日本ライトフライ級王者拳とは1勝3敗に「いずれ戦いたい」。谷口は京口とは2勝4敗に「どっちが先に出世できるか」、小山内は練習生トレーナーから転向も「この中で一番有名になる」と負けていなかった。

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