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豪栄道「何キロ出るやろ」18日の初始球式心待ち

重りでトレーニングする大関豪栄道

 大相撲の大関豪栄道(31=境川)が16日、初めての始球式を楽しみにした。

 夏巡業で札幌入りする18日に、札幌ドームで行われるプロ野球日本ハム-西武戦で始球式を務める。根っからの巨人ファンは「両肘を手術しているから自信がないなぁ」とうそぶいたが「何キロ出るやろう。ストライクを投げたいな」と腕を回した。16日に青森県板柳町で行われた夏巡業では、珍しく子どもとの稽古に登場。力強い当たりに目を丸くして「さすが相撲どころ。基本ができている」と感心した。自身については「基礎をしっかりやっている」と順調そうだった。

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矢後が新十両 鍛錬しヤゴからトンボになったら改名

新十両昇進を決め師匠の尾車親方(右)とガッチリ握手をかわす矢後

 日本相撲協会は26日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、昨年のアマチュア横綱で、東幕下11枚目で臨んだ名古屋場所を7戦全勝で制した矢後(23=尾車)の新十両昇進が決まった。矢後は5月の夏場所で、幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。15年名古屋場所で新十両昇進を果たした御嶽海(出羽海)以来12人目となる、所要2場所の最速記録で関取の座を射止めた。また中大出身では、03年夏場所の魁道以来、14年ぶりの関取誕生となった。

 新十両昇進決定後、矢後は師匠の尾車親方(元大関琴風)同席の元、愛知・瀬戸市内に宿舎を構える尾車部屋で会見した。尾車部屋では代々、関取になると師匠の現役時代のしこ名の1文字をとって「風」をつけている。現役では幕内の嘉風、豪風、十両の天風がいるが、矢後は当面、本名を通すことになった。関取の座を確実にした後、尾車親方と中大の先輩にあたる豪風を交えしこ名について話し合ったところ「まだこの世界に入って2場所。まだヤゴじゃないか。トンボになって羽ばたいたら改名しよう。(出身の)北海道の人に『矢後』の名を広めれば親孝行にもなる。慌ててトンボになる必要もない。羽根を温めて、羽ばたいたら改名すればいい」(尾車)の結論に至ったという。幼虫のヤゴから成虫のトンボになるまで、鍛錬を積む。

 横綱大乃国と同郷の北海道芽室町出身の矢後は「北海道から最近、関取が出ていない(現役は十両旭大星のみ)。活躍して頑張っている姿を見せたい。前に出る力をもっと磨いて、目標は稀勢の里関。まずは勝ち越しを目指したい」と秋場所での抱負を語った。また大関豪栄道(境川)、西前頭筆頭の貴景勝(貴乃花)ら多くの関取を輩出している、同じ埼玉栄高出身の力士も「負けたくない」と、追いつけ追い越せの姿勢で稽古に精進する。

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白鵬V一夜明け「3横綱と土俵入り」東京五輪へ思い

一夜明け会見で次の目標を語る白鵬(撮影・岡本肇)

 23日の大相撲名古屋場所千秋楽で、自身が持つ史上最多記録を更新する39度目の優勝を決めた横綱白鵬(32=宮城野)が、一夜明けた24日、名古屋市内で一夜明け会見し、報道陣の取材に応じた。

 今場所は2場所連続優勝に加え、史上最多の通算勝利記録もかかるなど、モチベーションに欠かなかった場所だった。昨年のこの名古屋場所は右足親指を負傷し、苦しい1年の始まりだっただけに、美酒に酔いしれて一夜明けても感無量の様子だった。

 また、現役続行のモチベーションの1つでもある東京五輪まで、この日で残りちょうど3年に迫っていることに触れられると「心と体をしっかりかみ合わせて準備したい。(他の)3横綱と土俵入りしたい」と語った。

  ◇    ◇

 ☆一問一答

 Q一夜明けて

 白鵬 去年は名古屋で優勝できなかったし、久しぶりに名古屋で盛り上がったな、という感じ。大記録、優勝したんだなという思いでいっぱいです。

 Q昨日はおいしいお酒を飲めたか。ずいぶん遅かったのでは

 白鵬 はい、飲めました。でも5時間ぐらいは寝られました。

 Q「名古屋のみなさん、サンキュー」という優勝インタビューの言葉が話題になっている

 白鵬 へぇ~、そうですか。いや~、天才だね(笑い)。たまたま(会場のファンが掲げる)「V39おめでとう」の文字が目に入ったので使ってしまいました。

 Q14日目の伊勢ケ浜親方の(NHK)解説に共感されたそうだが

 白鵬 右四つをベースに、いろいろなことをやっていくというのは今場所の流れだったように思うし、自分が目指す形にこだわらないというスタイルに近づいたのかな、という感じがします。

 Q相撲は奥が深いという話もしているがあらためて

 白鵬 負けた相撲(御嶽海戦)は、立ち合いで勝ったと思った、オレって天才だなと。その瞬間に逆転負けしたということは、やっぱり相撲は奥が深いなと、あらためて感じた。

 Q子どもたちの目標になりたいという思いは

 白鵬 1つ目は自分自身にある。どれだけいじめて鍛えて追い込んで、そして本番で結果を残す。あと何年やれるか分からないけど、第2の人生がアスリートは長いから、そこにぶつけて生かしたい。2つ目は、大鵬関の32回(最多優勝記録を更新して)から目標を失ったという寂しい思いがあったので、これから大相撲を目指す子どもたちに、少なからず寂しい思いをさせないように今後、修行を積み重ねて頑張っていきたいなという思いでいる。

 Qいよいよ優勝40回が見えてきた

 白鵬 人の言葉の鋭さを思い出すね。春場所で休場した時、「30回以上、優勝した横綱は(白鵬を含め)3人いるけど、大台40回は誰もいないぞ」と言われた時、体が熱くなった。今場所は大記録、1045(3位=千代の富士)、1047(2位=魁皇、ともに通算勝利記録)、そして優勝と、次から次に(話題が)15日間、来るという、こんな場所はなかったような気がする。そういった意味で疲れたな、と思う。

 Q通算勝利記録は並んだ時、乗り越えた時の喜びは、それぞれ違ったか

 白鵬 並んだ時にうれしさがあったけど、超えた時も意外とうれしさがあった。相手が新大関高安で、いちばん勢いがあるお相撲さんだったし、そこでいい相撲が取れたことで喜びが倍増した。その前に1回、(タイ記録がかかった御嶽海戦で負けて)待ったがかかりましたからね。その分、良かったのかなと。

 Q待ったがかかった一番(御嶽海戦)を振り返って

 白鵬 右で張って、すぐ右上手取れた瞬間、ちょっと笑ってしまったかな。

 Qこの後は(夏巡業開始まで)少し休めるか

 白鵬 今日からふるさとに帰って、新大統領も誕生しましたし、家族を両親と会わせて、子どもたちをおじいちゃん、おばあちゃんのそばに置きたいな、という思いで帰ります。

 Q優勝回数はこの先、どれぐらいが見えるか

 白鵬 先場所は優勝が14日目だった。今回は最後の最後まで分からなかった。今まで通りに努力していけば、優勝というのは、まだまだ私にほほ笑んでいるのかなと思う。何より名古屋で優勝39回という、大台40回への大きな足固めができたなという思いです。

 Q引退も近いのではという声もある中での優勝。

 白鵬 この名古屋で足を痛めたから、その借りを名古屋でキッチリ返すことが出来た。その名古屋で応援してくれた方々、そして全国、世界中の相撲ファンに大記録を見せることが出来たことは、忘れられない思い出深い15日間、名古屋場所になり、満足感でいっぱいです。

 Q横綱を奮い立たせたものは

 白鵬 横綱である限り目標、モチベーションが自分を奮い立たせてくれた。今回、1048勝目した時、優勝したかのようだった。テレビを観れば自分、新聞を見れば自分。終わったような感じだった。だから14日目に朝起きて、豪栄道戦の前かな、気持ちが入ってこないというね。ギリギリまで自分と闘って、やっと制限時間いっぱいになって気持ちが入ってきた。あんなのは初めてですね。それほどの大記録だったんだなと14日目、しみじみとかみしめながら土俵に上がって仕切ってましたね。(後で映像で)取組を見れば(落ち着かずに)下を見たり上を見たり、自分に「いつもと一緒だ」と言い聞かせながらやりきりました。

 Q今場所も4横綱が最後までそろって15日間を全うできなかった

 白鵬 4人で千秋楽を迎えるのが最高の形。それを達成したという思いはあるし、それは何よりファンの方々が臨んでいるもの。ただケガというのは小さいの大きいのに関係なく、本人にしか分からない痛みがある。しっかり治して万全な体勢で、いつかその日が来ることを願うし、自分自身もしっかりしなければならない、というのはある。

 Q東京五輪まで今日で残り3年。常々、東京五輪への思いを語っている

 白鵬 そうですね…。いよいよ、もう3年か。5年、6年とか言っていたのがね。その東京五輪のために、心と体をしっかりかみ合わせるような努力と、準備をしたい。

 Qどんな形でかかわりたいか

 白鵬 やっぱり土俵入りですよ。4横綱いますからね。横綱4人で。露払い、太刀持ちと3人で土俵入りしたいね。

一夜明け会見で穏やかな笑顔をみせる白鵬(撮影・岡本肇)
一夜明け会見で次の目標を語る白鵬(撮影・岡本肇)

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新大関の重圧か、高安9勝に反省「稽古が足りない」

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 高安が豪栄道をはたき込みで退けて連敗を4で止めた。

 「勝って終われて良かった」とひとまず胸をなで下ろした。前半戦を7勝1敗で折り返しながら、結果は9勝。「疲れたとは言えない」と言うも、新大関場所ならではの疲労はあった。「また課題ができた。稽古が足りない。現状維持ではこの地位は甘くない。1つ上を目指すために、また気持ちを入れ直して心と体を鍛えたい」と誓った。

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豪栄道千秋楽で負け越し…来場所かど番「稽古しか」

高安のはたき込みに敗れた豪栄道(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 7勝7敗で迎えた大関豪栄道(31=境川)は、大関高安(27=田子ノ浦)に敗れて負け越した。

 立ち合いで相手の強烈なかち上げに体が起きて、最後ははたき込みに落ちた。「食いつきたかったけど…」と悔しそうに唇をかみしめた。

 千秋楽を7勝7敗で迎えるのは昨年の名古屋以来。当時は稀勢の里に敗れて負け越した。今年は同じ田子ノ浦部屋の弟弟子に屈した。9月の秋場所は、夏場所に続いて自身6度目のかど番となるが、昨年の秋場所はかど番優勝を果たしただけに「稽古しかないですね」と言葉少なに決意した。

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白鵬39度目優勝!御嶽海が殊勲賞、碧山は敢闘賞

白鵬は優勝インタビューでファンの声援に応える(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)を寄り倒して14勝1敗、2場所連続39度目の優勝を飾った。13日目には通算勝利数で魁皇を抜き歴代単独1位に立った場所で花を添え、1050勝で締めた。

 星1つの差で白鵬を追っていた前頭8枚目碧山(31=春日野)は、小結嘉風(35=尾車)をはたき込んで13勝2敗。新入幕以来となる敢闘賞を受賞した。嘉風は9勝6敗。

 大関豪栄道(31=境川)は、新大関高安(27=田子ノ浦)にはたき込まれ、無念の負け越し。来場所かど番となった。高安は9勝6敗。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に押し出され、負け越しとなった。栃煌山は12勝3敗。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭6枚目阿武咲(21=阿武松)を押し出して9勝目。11日目には横綱白鵬を破り2場所連続2度目の殊勲賞を受賞した。阿武咲は10勝5敗。

 十両は大奄美(24=追手風)が11勝4敗で優勝した。

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白鵬万全星「いつもと一緒」39度目Vへ抜かりなし

豪栄道をはたき込みで破る白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 通算勝利数歴代1位になった翌日も、横綱白鵬は集中力を切らさなかった。「かち上げから起こしていく。1つのそういう作戦」。立ち合いで左右に動く場面が目立っているが、この日は得意の右のかち上げで攻めて豪栄道が頭を下げたタイミングではたき込んだ。「いつもと一緒と自分に言い聞かせた。達成感、満足感というのがあった気がする」。冷静さを忘れなかった。

 逆算がうまく出来ている。ここ数場所は、場所前に調子を上げすぎ、場所後半でバテる場面が目立った。しかし、今場所は場所前の稽古をあえて抑えた。これまでの場所中の朝稽古ではやらなかった、重りを使ったすり足やスクワットを場所中に行っている。「体がここにきて反応している」と効果を実感。今日勝てば決まる2場所連続39度目の優勝へ向けて抜かりはない。

 幕内後半戦の藤島審判長(元大関武双山)の話 白鵬が負けることは想像できない。後半戦はいつも対戦している相手でデータも入ってやりやすいだろうし集中力もある。

 八角理事長(元横綱北勝海)の話 白鵬は(最多勝利)記録より優勝に比重を置いていると思うが優勝争いの後半戦に記録(のかかった相撲)があり、集中力も切れなかった。後半戦は対戦経験豊富な相手で自信を持っている。優勝決定戦になっても経験が生きるだろう。

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白鵬、千秋楽で有終Vへ「一番一番の思い出せれば」

豪栄道をはたき込みで下す白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 13日目に通算勝利歴代1位の1048勝を挙げた横綱白鵬(32=宮城野)の、2場所連続39度目の優勝は千秋楽に持ち越しとなった。

 自身の取組の前に1差で追いかけていた平幕碧山が勝ったため、この日には決まらなかった。

 それでも集中力を切らさないのが、白鵬の強み。大関豪栄道(31=境川)を立ち合いは右のかち上げで攻め立てて、バランスを崩したところをはたき込んで、危なげなく1敗を守った。「かち上げから起こしていく1つのそういう作戦。それが効いてバランスが崩れた」と狙い通りの相撲だった。

 千秋楽までもつれ込んだ優勝争いは、唯一2敗で先に取組をする碧山が小結嘉風に負けるかもしくは、結びの一番で横綱日馬富士に勝てば白鵬の優勝が決まる。「この2週間、14日間の一番一番の思いがありますからね。それを出せれば」と気合十分だ。

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白鵬1敗守った!39度目賜杯へ前進、2敗で碧山 

豪栄道をはたきこみに破る白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 13日目に通算勝利数で歴代単独1位に立った横綱白鵬(32=宮城野)が、大関豪栄道(31=境川)をはたき込んで13勝1敗とし、2場所連続39度目の優勝に向けて前進した。豪栄道は7勝7敗となり、千秋楽に勝ち越しを懸ける。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、新大関高安(27=田子ノ浦)をとったりで下し11勝目を挙げた。日馬富士は幕内勝利数で元横綱貴乃花と並ぶ701勝目、歴代7位タイとなった。高安は11日目から4連敗で8勝6敗。

 2敗で白鵬を追う前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同12枚目豪風(38=尾車)を押し出して12勝目。千秋楽に平幕優勝の可能性を残した。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に寄り切られ8勝6敗となった。栃煌山は11勝目。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、人気力士の前頭4枚目宇良(25=木瀬)をはたき込んで7勝7敗の五分の星とした。宇良は10日目から5連敗で8敗目となり、無念の負け越しとなった。

 小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)に上手投げを食らって8敗目となり負け越しが決まった。栃ノ心は9勝目。

 優勝争いは1敗で白鵬、2敗で碧山が追う展開となっている。

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白鵬1048勝も通過点、次に狙うは最長横綱在位

1048勝目を挙げた白鵬は報道陣からプレゼントされた記念のボードを手にNO・1ポーズ(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、新大関高安を押し倒しで下し、元大関魁皇(現浅香山親方)を抜いて単独史上1位となる通算1048勝目を挙げた。序ノ口デビューから16年余り、所要97場所で新記録を樹立した。数々の記録を塗り替えた大横綱は次の目標に幕内1000勝と北の湖が歴代1位の横綱在位63場所を掲げた。今日14日目の大関豪栄道戦に勝ち、1差で迫っている碧山が敗れれば、2場所連続39度目の優勝が決まる。

 支度部屋に戻って来た白鵬を付け人らが特製のシャツとステテコを着て待ちかまえた。場所前に作っていた特注品。深緑色の生地で背中には「最多勝利1048勝達成」と濃いオレンジで書かれていた。「横綱おめでとうございます」と言われ、表情が緩む。「こんなのいつのまに。みんなのおかげだね。よく隠し通したね。あとで叱らないとな」。満面の笑みがはじけた。

 歴史に残る白星へ、今場所初めて右に動いた立ち合い。「今日は離れた勝負になると思った」と四つに組まず、のど輪で攻め立てた。何度も食い下がる高安を先手先手で攻め立てて、最後は右のおっつけで押し倒した。通算勝利単独1位の達成に「いい相撲だった。喜びは昨日より倍増したかな」。千代の富士と魁皇に並んだ時は「並んだときの方がうれしいね」と話していたが、だれも到達していない領域に踏み込んだ喜びはなお格別だった。

 入念な体作りが実を結んだ。名古屋入り前に、滋賀・長浜で3泊4日の合宿を行った。稽古場で汗を流すのは2時間程度だが、それとは別に稽古をしていた。住宅街にある宿舎近くの小さな公園で約1時間、四股を踏むなど体を動かした。近所の住民は「毎日やってますよ」と驚いていた。「場所前に体いじめてましたから」。数々の記録を打ち立てても、おごることなく、精進を続けてきたからこそ、今がある。

 次の目標も明確だ。支度部屋では「今日はとりあえずおとなしくしたい」と冗談交じりで答えた。だが、魁皇に並んで迎えたこの日の朝稽古で、はっきりと口にした。「ふと思ったのは幕内1000勝と北の湖さんの63場所」。1000勝まではあと46勝。歴代1位の北の湖にはあと3場所で並ぶ。2場所連続優勝も目前に迫る。白鵬の挑戦はまだまだ終わらない。【佐々木隆史】

 ◆八角理事長(元横綱北勝海)のコメント 誰も勝ったことのない数字。立派です。白鵬はこれ(記録)を目標にやってきたと思う。この記録は通過点。残り2日も気持ちを切らさないでほしい。今日の相撲でも、離れても自分の方から動いて攻めていた。安定している。

「最多勝利1048勝達成」と書かれたシャツを着る付け人たち(撮影・小沢裕)
横綱長期在位5傑

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日馬富士は幕内700勝「当たってきた相手に感謝」

豪栄道(右)を押し出す日馬富士(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 日馬富士が白鵬の記録には及ばないが、豪栄道を一気に押し出し、幕内700勝を決めた。今日14日目に高安を下せば、歴代7位の貴乃花に並ぶ。「相撲道。今まで当たってきた相手に感謝です。相手があっての相撲ですから」。

 記録は「結果」が信条の横綱は「まだ場所も終わっていない。一生懸命やってきたことの積み重ねだからね」と控えめに喜びを語った。

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白鵬1048勝!節目の勝利を振り返り/写真特集

通算300勝 白鵬(右)は右差しから万全の寄りで時天空に完勝(写真は2007年9月10日)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、新大関高安(27=田子ノ浦)を押し倒して12勝1敗とし、最多タイで並んでいた元大関魁皇を抜き単独1位となる1048勝目を挙げた。

<通算300勝>2007年大相撲秋場所2日目 白鵬(右)は右差しから万全の寄りで時天空に完勝

通算300勝 白鵬(右)は右差しから万全の寄りで時天空に完勝(写真は2007年9月10日)

<通算500勝>2010年大相撲初場所14日目琴欧洲を上手投げで破る白鵬

通算500勝 琴欧洲を上手投げで破る白鵬(写真は2010年01月23日)

<通算670勝で横綱朝青龍の記録を抜く>2012年大相撲夏場所5日目、押し出しで豊真将(右)を破った白鵬

通算670勝 押し出しで豊真将(右)を破った白鵬(写真は2012年5月10日)

<通算700勝>2012年大相撲秋場所11日目 豪栄道を下し笑顔で引き揚げる白鵬

通算700勝 2012年大相撲秋場所11日目 豪栄道を下し笑顔で引き揚げる白鵬(写真は2012年9月19日)

<通算800勝>2014年大相撲初場所 初日、栃煌山(左)を押し出し通算800勝を挙げた白鵬

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<通算1000勝>2016年大相撲九州場所3日目、魁聖を上手投げで破った白鵬

通算1000勝を達成した白鵬は、扇子と「白鵬メーター」を手に満面の笑顔(撮影・岡本肇)

白鵬は寄り切りで玉鷲を破る(撮影・渦原淳)

<通算1047勝>2017年大相撲名古屋場所12日目、寄り切りで玉鷲を破った白鵬

歴代通算1位タイとなる1047勝目を挙げた白鵬は「白鵬メーター」を手に笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

白鵬(左)は高安を押し倒しで下し、歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げた(撮影・小沢裕)

<通算1048勝>2017年大相撲名古屋場所13日目、押し倒しで高安を破った白鵬

白鵬(右)は高安を押し倒しで下し、歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げた(撮影・小沢裕)

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白鵬、魁皇抜き単独トップ1048勝!14日目Vも

白鵬は歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げて誇らしげに花道を引き揚げる(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 1敗で優勝争いの単独トップに立つ横綱白鵬(32=宮城野)が通算勝利数1048勝を挙げ、大関魁皇を抜いて歴代単独1位に立った。新大関高安(27=田子ノ浦)を右から押し倒した。

 14日目に白鵬が大関豪栄道(31=境川)に勝ち、2敗を守った前頭8枚目碧山(31=春日野)が同12枚目豪風(38=尾車)に負ければ2場所連続39度目の優勝が決まる。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、大関豪栄道を押し出して10勝目を挙げた。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)に寄り倒されて5敗目を喫した。関脇玉鷲(32=片男波)も前頭5枚目北勝富士(25=八角)に押し出されて7敗目を喫した。

 右ひざを痛めている前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に電車道で押し出されて7敗目となり、勝ち越しへあとがなくなった。

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玉鷲が記録許した白鵬戦の映像「何度も流れてくる」

歴代通算1位タイとなる1047勝目を挙げた白鵬の対戦相手となった玉鷲は報道陣に囲まれ笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 玉鷲は白鵬の1047勝目の相手になった。

 強烈な張り手で唇は切れ「勝ちたかった。もう1日延ばしたかった」と悔しがった。今後、この負けは繰り返し流されるが「いっぱい出てくるのは楽しみ。何回も見れて、いい勉強になる。20、30回見れば『なるほど』となる」。昨年秋に豪栄道に優勝を決められた自身の取組を、何度も目にして翌場所の勝ちにつなげただけに「次に当たるときはだいぶ良くなる」と豪語した。

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白鵬が歴代1位タイ1047勝、単独トップ1敗守る

白鵬

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 2場所連続の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が関脇玉鷲(32=片男波)を寄り切りで下して11勝1敗とし、元大関魁皇が持つ歴代1位の通算1047勝に並んだ。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、新関脇御嶽海(24=出羽海)を寄り切りで下し9勝3敗とした。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に送り出しで敗れ4敗目。大関豪栄道(31=境川)は、前頭4枚目輝(23=高田川)を突き落としで下し7勝目を挙げた。

 2敗で追う前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同13枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)を突き落としで破り10勝目。同6枚目阿武咲(21=阿武松)は同10枚目千代大龍(28=九重)に敗れ3敗目を喫した。

 前頭4枚目宇良(25=木瀬)は同6枚目逸ノ城(24=湊)に寄り倒しで敗れ3連敗。6勝6敗となった。

 12日目を終え、1敗で白鵬、2敗で碧山が追う展開となった。

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宇良●右膝痛みの影響否定、横綱・大関4連戦を糧に

豪栄道に押し出される宇良(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇19日◇愛知県体育館

 ともに大阪・寝屋川市出身の幕内対決は、先輩の豪栄道が宇良に勝った。

 同市役所ではパブリックビューイングが行われ約300人が集結。豪栄道が一方的に押し出して格の違いを見せつけ「まあ(それは)最初だけね」とジョークが口をついて出た。宇良は前日に痛めた右膝の影響を問われ、患部を氷で冷やしながら「ないです」。横綱、大関4連戦が「(糧に)ならないとダメです」と話した。

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白鵬に土!碧山、阿武咲が2敗 名古屋場所

御嶽海に敗れ、座布団が舞う中引き揚げる白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇19日◇愛知県体育館

 2場所連続の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)に土がついた。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)に寄り切られ10勝1敗。元大関魁皇に並ぶ通算勝利数1位の1047勝は明日以降に持ち越しとなった。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭5枚目千代翔馬(25=九重)をとったりで下し8勝3敗とした。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、関脇玉鷲(32=片男波)に押し出され8勝3敗。大関豪栄道(31=境川)は、前頭4枚目宇良(25=木瀬)を押し出し、ともに6勝5敗となった。

 1敗で追う前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同15枚目錦木(26=伊勢ノ海)に上手投げで敗れ2敗目を喫した。同6枚目阿武咲(21=阿武松)と同13枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)の2敗同士の対戦は、阿武咲が引き落としで下し9勝目を挙げた。

 11日目を終え、1敗で白鵬、2敗で碧山、阿武咲の2人が追う展開となった。

白鵬(左)が敗れて飛んできた座布団に驚く浅田真央さん(中央)。同右は小塚崇彦さん(撮影・岡本肇)

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豪栄道6勝「まあ最初だけね」同郷宇良に先輩の意地

豪栄道(左)は宇良を押し出しで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇19日◇愛知県体育館

 大関豪栄道(境川)が宇良を退け、大阪・寝屋川市出身者同士の“寝屋川ダービー”を制した。

 鋭い立ち合いから休まず一気に押し出した。「警戒しすぎたら、相手の思うつぼなんで。見すぎたら、相手のペースになる」と、自分の持ち味を出すことに徹した。「後輩に格の違いを見せつけた?」と聞かれ「まあ(初顔合わせで)最初だけね」と軽く笑ってジョークを口にした。6勝5敗で白星を先行させて、残り4日。「終盤、まあ1番1番集中です」と表情を引き締めた。

北川法夫市長(最前列右から4人目)ら寝屋川市役所に集った市民らが豪栄道と宇良に声援を送る(撮影・松本航)

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宇良が同郷豪栄道に完敗、痛めた膝の影響は「ない」

豪栄道に押し出される宇良(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇19日◇愛知県体育館

 平幕宇良(25=木瀬)が同じ寝屋川市出身の先輩、大関豪栄道に完敗した。

 立ち合いからいいところなく、一気に押し出された。前日10日目の高安戦で右膝を痛め、取組前の支度部屋では右足をかばって歩くなど、万全の状態にほど遠かった。相手に弱みを見せないためか、テーピングすることなく土俵に上がった。

 取組後は患部をアイシングしながら、取材に対応。「全然でしたね」と相撲を振り返ったが、右膝の影響を問われると、即座に「ないです」ときっぱり。2横綱2大関との4連戦を終えて「(糧に)ならないとダメです。もっと強くなりたい」と自分に言い聞かせるように話した。

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豪栄道vs宇良、寝屋川同郷対決PVに300人声援

北川法夫市長(最前列右から4人目)ら寝屋川市役所に集った市民らが豪栄道と宇良に声援を送る(撮影・松本航)

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇19日◇愛知県体育館

 大相撲名古屋場所11日目に実現した大関豪栄道(31=境川)と平幕宇良(25=木瀬)の初顔の同郷対戦を応援しようと19日、2人の出身地である大阪・寝屋川市役所でパブリックビューイング(PV)が行われた。市民ら約300人が集まり、豪栄道が宇良を押し出した取組を見守った。

 豪栄道が一方的に攻めた相撲に北川法夫市長(68)は「先輩の意地。宇良関はケガの具合が心配ですが、これからが長い力士。まずは今場所2人とも勝ち越して、今後も面白い取り組みをして盛り上げてほしい」と感慨深げにエールを送った。

 豪栄道は同市の明和小、寝屋川四中から埼玉栄へ。宇良は神田小、寝屋川五中から、京都・鳥羽へ進んだ。事前にPVを計画していた同市は、18日に対戦が決まったことで、市役所1階のロビーに特設会場を作ったという。

 宇良が中学時代まで所属した寝屋川相撲連盟からも、小学生が応援に駆けつけた。4年の冨田巧くん(10)は「豪栄道関と、宇良くんが相撲を取るので応援に来ました。(宇良は)たまに僕たちも(指導者から)相撲連盟で教えてもらっている押し相撲が出る。僕も押し相撲をしたいけれど、なかなか難しい。(地元力士を)応援できるのはすごくうれしいです」と目を輝かせていた。

豪栄道(左)は宇良を押し出しで下す(撮影・小沢裕)

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こんな相撲見たことない!宇良が敢闘精神の力士1位

高安(左)に勢いを付けて飛び込む宇良(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇10日目◇18日◇愛知県体育館

 平幕宇良(25=木瀬)が豪快な負けっぷりで館内を沸かせた。大関高安に対し、バックステップ、助走つきの体当たり、足取りなど手の内を出し尽くし、最後は首投げで吹っ飛ばされた。横綱日馬富士を破った初金星から一夜明け、負けても見る者を魅了する策士ぶりを発揮した。

 宇良が高安にぶつかるたびに館内が沸いた。立ち合いで当たり、バックステップして距離を置く。レスリングのフリースタイルのような構えから、左張り手をかわして中に入った。4度目の攻めで右足に手がかかり、左腕をつかみかけた。6度目は土俵際までわざわざ下がり、助走をつけて突っ込んだ。7度目の攻めでやっと右膝を取って出たが、逆に首投げを食い、土俵下に吹っ飛ばされた。

 もろ手突きして、下がる-。取組前の支度部屋で何度も反復した動きは完璧に封じられた。取組後は「…いや~強かった…強かったですね…」「あれだけ(自分の動きを)見られたら…僕より強い相手に…大関に…」。左手親指から血が流れ、両肩は激しく上下する。33秒7の熱戦から数分たってもまともにしゃべれぬ力士が、この日の来場者アンケート「敢闘精神あふれる力士」で1位になった。

 横綱初挑戦で白鵬に裏返され、日馬富士から涙の金星を奪い、高安にたたきのめされた。そんな激闘が、宇良の地元を動かした。今日11日目の取組で豪栄道-宇良戦が決まると2人の出身地の大阪・寝屋川市は、市役所ロビーでパブリックビューイングを行うと発表した。「寝屋川市出身者同士の対戦は初めて。上位力士の休場が続出した時から準備を進めていた」(同市広報広聴課)という。

 この日、右足を負傷した可能性があるが「それは場所中なので」と答えなかった。横綱・大関4連戦の締めくくりは同郷の先輩との対戦する。「思い切って、やりたいですね」。残り5日。宇良劇場が続く。【加藤裕一】

 八角理事長(元横綱北勝海)の話 高安は足を取られても慌てず冷静だった。度胸がある。宇良は自分のペースに巻き込んだが、足を取ったまま行きたかっただろう。こんな相撲はなかなかない。何十年という(歴史の)中で、ここまで大胆(な相撲を取れる)というかな。

 幕内後半戦の山科審判長(元小結大錦)の話 宇良の相撲は私らが現役の時だったら怒られる。押さば押せ、引かば引けと習った古い人間から見れば駄目だろう。まあ今風に言えばいいんだろうけどね。高安はよく残った。白鵬には余裕がある。このまま行くだろう。

高安(左)と距離を置いてにらみあう宇良(撮影・小沢裕)
高安に攻められながら土俵際でこらえる宇良(右)(撮影・渦原淳)
高安の足をとるが、首をつかまれ投げられる宇良(左)(撮影・渦原淳)
高安の首投げに敗れた宇良(手前)(撮影・渦原淳)

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白鵬が千代超え単独2位の1046勝 名古屋場所

白鵬

<大相撲名古屋場所>◇10日目◇18日◇愛知県体育館

 2場所連続の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が10連勝で単独トップを守り、通算勝利数で元横綱千代の富士を抜いて歴代単独2位の1046勝とし、同1位の元大関魁皇にあと1勝に迫った。前頭5枚目千代翔馬(25=九重)を右四つに組み止めて危なげなく寄り切った。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、関脇玉鷲(32=片男波)を寄り切って7勝目を挙げた。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目宇良(25=木瀬)に右足を取られたが、逆転の首投げで2敗を守った。宇良は4敗目となった。

 大関豪栄道(31=境川)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に送り出されて5勝5敗の五分となった。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭筆頭の正代(25=時津風)を左からの下手出し投げで下し7勝目を挙げた。

 10日目を終わって全勝は白鵬、1敗で前頭8枚目碧山(31=春日野)、2敗で高安、前頭6枚目阿武咲(21=阿武松)同13枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)の3人が追っている。

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白鵬9連勝!歴代2位千代の富士に並ぶ 宇良初金星

千代の富士に並ぶ1045勝目を挙げ笑顔の白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇17日◇愛知県体育館

 39度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)は、初顔合わせとなった前頭4枚目輝(23=高田川)をはたき込んで、無傷の9連勝と星を伸ばした。

 白鵬は通算勝利数を1045勝とし、千代の富士と並び歴代2位タイ、同1位の魁皇(1047勝)まであと2勝と迫った。

 通算9度目の優勝を目指す横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭4枚目宇良(25=木瀬)のとったりを食らって6勝3敗。宇良は初金星を挙げ6勝3敗とした。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、小結嘉風(35=尾車)に寄り切られ、7勝2敗となった。嘉風は5勝4敗と白星を先行させた。

 大関豪栄道(31=境川)は、土俵際で前頭4枚目千代翔馬(25=九重)の首投げを食らって4敗目を喫した。千代翔馬は大関戦初勝利で4勝5敗とした。

 1敗の前頭8枚目碧山(31=春日野)は、千代の国(27=九重)を寄り切って8勝目、勝ち越しを決めた。

 関脇御嶽海(24=出羽海)は小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)をはたき込んで6勝3敗。琴奨菊は3勝6敗。

 勝ちっ放しは白鵬ただ1人、1敗で碧山が追う展開となった。

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白鵬ただ1人全勝、初対戦の宇良下す 名古屋場所

白鵬

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇16日◇愛知県体育館

 39度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)は、初顔合わせとなった前頭4枚目宇良(25=木瀬)をすくい投げで下し、ストレート給金を決めた。通算勝利数を1044勝とし、歴代2位の千代の富士(1045勝)にあと1勝と迫った。

 通算9度目の優勝を目指す横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭4枚目輝(23=高田川)を下手出し投げで下し6勝2敗とした。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目の千代翔馬(25=九重)を寄り倒して7勝1敗。大関豪栄道(31=境川)は、前頭2枚目の北勝富士(25=八角)を寄り切って5勝目を挙げた。

 白鵬と並び全勝の前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同6枚目阿武咲(21=阿武松)に小手投げを食らって今場所初黒星を喫した。

 勝ちっ放しは白鵬ただ1人、1敗で高安と碧山が追う展開となった。

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白鵬、碧山が7連勝、高安は1敗 名古屋場所

7連勝で懸賞金を受ける白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇7日目◇15日◇愛知県体育館

 39度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭3枚目勢(30=伊勢ノ海)を突き落とし7連勝とした。

 通算9度目の優勝を目指す横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)を首投げで下し5勝目をあげた。琴奨菊は2勝5敗。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭筆頭正代(25=時津風)を突き倒し6勝1敗とした。

 大関豪栄道(31=境川)は、前頭筆頭の貴景勝(20=貴乃花)をはたき込み4勝3敗と白星を先行させた。 

 前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同6枚目逸ノ城(24=湊)を押し出し全勝を守った。逸ノ城は3勝4敗。

 前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、関脇御嶽海(24=出羽海)に押し倒され2敗目を喫した。

 前頭5枚目栃煌山(30=春日野)は、同8枚目石浦(27=宮城野)に下手投げで敗れ5勝2敗。石浦は3勝4敗。

 同6枚目阿武咲(21=阿武松)は、同4枚目輝(23=高田川)に上手投げを食らい敗れ、同15枚目錦木(26=伊勢ノ海)も、同11枚目千代の国(27=九重)に押し出され5勝2敗となった。

 7日目を終え全勝は白鵬、碧山の2人、1敗で高安が追う展開となった。

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白鵬、碧山6連勝 高安ら1敗で追う 名古屋場所

懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる白鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲名古屋場所>◇6日目◇14日◇愛知県体育館

 2場所連続の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が6連勝を飾った。右張り差しに失敗して前頭2枚目北勝富士(24=八角)を呼び込んだが、落ち着いて体を開きながら送り出した。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目勢(30=伊勢ノ海)を押し出して4勝目を挙げた。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は左足首の負傷、大関照ノ富士(25=伊勢ヶ浜)は左ひざの負傷でともに休場した。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)を1分35秒の大相撲の末に寄り切り1敗を守った。

 大関豪栄道(31=境川)は、関脇玉鷲(32=片男波)の逆転の突き落としに敗れ3勝3敗の五分となった。玉鷲は4勝2敗とした。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、小結嘉風(35=尾車)を左四つに組み止めて寄り切り4勝目を挙げた。

 前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、右へ変わって前頭筆頭の貴景勝(20=貴乃花)を引き落とし1敗を守った。

 6日目を終わって勝ちっ放しは白鵬、前頭8枚目碧山(31=春日野)の2人、1敗で高安、宇良、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)同6枚目阿武咲(21=阿武松)同15枚目錦木(26=伊勢ノ海)の5人が追っている。

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稀勢の里3敗目!白鵬、碧山が5連勝 名古屋場所

3敗目を喫した稀勢の里は、足取り重く土俵に戻る(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇5日目◇13日◇愛知県体育館

 2場所連続優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、小結嘉風(35=尾車)を送り出し5連勝とした。嘉風は4勝1敗。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭3枚目勢(30=伊勢ノ海)に右からの小手投げを食らい3敗目を喫した。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭2枚目北勝富士(24=八角)をすくい投げで下し3勝2敗とした。

 新大関の高安(27=田子ノ浦)は、前頭筆頭の貴景勝(20=貴乃花)を突き落とし4勝1敗。大関豪栄道(31=境川)は、前頭筆頭正代(25=時津風)を寄り倒し3勝2敗とした。大関照ノ富士(25=伊勢ヶ浜)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に寄り切られ、ともに1勝4敗となった。

 前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)を足取りで破り4勝1敗とした。

 人気力士の前頭3枚目遠藤(26=追手風)は、左足首付近を痛め休場した。

 5日目を終え、全勝は白鵬と前頭8枚目碧山(31=春日野)の2人となった。

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豪栄道が相性抜群の勢に完勝「攻めの相撲まずまず」

<大相撲名古屋場所>◇4日目◇12日◇愛知県体育館

 過去対戦成績14勝1敗と相性抜群の勢に完勝した豪栄道のコメント。

 「やっぱり立ち合いですね。守りの相撲じゃない、攻めの相撲なんで。その点ではまずまずです」。

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白鵬4連勝、高安3勝、稀勢の里2勝 名古屋場所

<大相撲名古屋場所>◇4日目◇12日◇愛知県体育館

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭筆頭の正代(25=時津風)の右上手を引き、最後は左も差して寄り切って2勝2敗の五分とした。

 2場所連続39度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭筆頭の貴景勝(20=貴乃花)を寄り切り4連勝を飾った。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)を左からの上手出し投げで下し2勝目を挙げた。

 横綱鶴竜(31=井筒)は右足首負傷で休場し、小結嘉風(35=尾車)は不戦勝で4連勝となった。

 新大関高安(27=田子ノ浦)は、新関脇御嶽海(24=出羽海)を2度いなしながら突き出して3連勝をマークした。

 大関豪栄道(31=境川)は、前頭3枚目勢(30=伊勢ノ海)の左を差しながら一気に出て寄り切り2勝2敗とした。

 大関照ノ富士(25=伊勢ヶ浜)は、前頭2枚目北勝富士(24=八角)に寄り切られて3敗目を喫した。

 人気力士の前頭3枚目遠藤(26=追手風)は、同5枚目栃煌山(30=春日野)に押し出されて2勝2敗となった。前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、同6枚目阿武咲(21=阿武松)を押し出し3勝目を挙げた。

 4日目を終わって勝ちっ放しは白鵬、嘉風、前頭8枚目碧山(31=春日野)同15枚目錦木(26=伊勢ノ海)の4人となった。

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稀勢の里体動かず2敗「しっかりやるだけ」悲壮決意

稀勢の里(右)は栃ノ心に寄り切られ2敗目を喫する(撮影・加藤哉)

<大相撲名古屋場所>◇3日目◇11日◇愛知県体育館

 休場明けの横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が早くも2敗目を喫した。東前頭2枚目の栃ノ心を立ち合いで突き放せずに前まわしを許すと、なすすべなく寄り切られた。苦しい場所になってきた。横綱日馬富士と大関照ノ富士、豪栄道は初日を出したものの、横綱鶴竜が初黒星を喫したため、全勝は早くも横綱白鵬と小結嘉風、平幕阿武咲、碧山、錦木の5人だけとなった。

 何度か首をかしげた。頭で考える相撲が、体で表現できないもどかしさ。稀勢の里は大きなため息をついた。3日目での2敗は大関だった昨年秋場所以来になる。苦しい立場に追い込まれた。

 立ち合い、いつもの右足ではなく左足から踏み込んだ。負傷した春場所13日目の日馬富士戦以来で、左上腕付近をけが後は初めて。栃ノ心を突き放す狙いだった。だが、腰が高く、右の突きに威力がない。反対に右前まわしを許して左も封じられた。そこでおっつけに行くこともなく、頭をつけた相手を止められない。なすすべなく寄り切られて、大量の座布団が舞った。

 左足からの踏み込みは、左腕が回復した証しになるはずだった。だが…。二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は「(まわしを)切ろうとしても切れない。(腰が)高い」と指摘し、不調だった二所ノ関一門の連合稽古を引き合いに「1週間程度ですぐには良くならない」とばっさりと言った。

 2場所連続で味わう苦しみ。今後について「明日しっかりやるだけです」と力なく言った。出る以上、横綱には結果が求められる。八角理事長(元横綱北勝海)は「苦しい場所になるな。苦しいところで勝っていかないと。明日は勝つんだと思って続けていくしかない」と巻き返しを願った。【今村健人】

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