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元横綱稀勢の里は年寄荒磯襲名 引退、改名など一覧

元横綱稀勢の里の荒磯親方

日本相撲協会は25日、大相撲春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。降下、改名、引退などの力士、年寄は以下の通り。

【降下】

<三役から平幕>

妙義龍(32=境川)東小結→西前頭2枚目

<幕内から十両>

琴勇輝(27=佐渡ケ嶽)西前頭13枚目→東十両2枚目

大奄美(26=追手風)東前頭16枚目→西十両3枚目

大翔丸(27=追手風)西前頭16枚目→西十両5枚目

<十両から幕下>

常幸龍(30=木瀬)西十両13枚目→東幕下3枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<幕下>

池川→北勝陽(ほくとよう=八角)

琴稲垣→琴裕将(ことゆうしょう=佐渡ケ嶽)

<三段目>

佐藤山→北勝翼(ほくとつばさ=八角)

滝口→益湊(ますみなと=阿武松)

竹井→東照山(とうしょうやま=玉ノ井)

琴の秀→琴乃秀(ことのしゅう=佐渡ケ嶽)

湊竜→鷹翔(おうか=湊)

若中谷→八女の里(やめのさと=西岩)

若苫龍→若錦翔(わかきんしょう=二所ノ関)

宮崎山→北勝龍(ほくとりゅう=八角)

<序二段>

大国里→大國里(おおくにさと=中川)

伊藤→北勝伊(ほくとよし=八角)

江塚→爽(さわやか=式秀)

琴宇留賀→琴孝玉(ことこうぎょく=佐渡ケ嶽)

今井→剛秦龍(ごうしんりゅう=式秀)

志戸→肥後乃双(ひごのそう=木瀬)

魁隼→魁舞翔(かいぶしょう=浅香山)

勇錦→廣中(ひろなか=朝日山)

神宮→北勝泉(ほくといずみ=八角)

錣迅→永谷(ながや=錣山)

<序ノ口>

山下→若一輝(わかいっき=二所ノ関)

衣川→武東(たけあずま=玉ノ井)

田中→阿稀(あき=錣山)

伊佐→穂嵩(ほだか=尾上)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

勇錦佑紀→廣中龍(ひろなか・りゅう)

伊佐穂嵩→穂嵩常征(ほだか・つねまさ)

田中明人→阿稀慶喜(あき・よしのぶ)

竹井健太郎→東照山恵太朗(とうしょうやま・けいたろう)

琴稲垣善之→琴裕将由拡(ことゆうしょう・よしひろ)

琴宇留賀響→琴孝玉裕丈(ことこうぎょく・ひろたけ)

錣迅功→永谷海登(ながや・かいと)

山下一樹→若一樹昇(わかいっき・のぼる)

若苫龍宏哉→若錦翔広也(わかきんしょう・ひろや)

【引退年寄襲名】

稀勢の里→荒磯

豪風→押尾川

【引退】

貴ノ岩、諫誠、朝日龍、琴鳳、彩翁、笹山、栃港、北勝花、伊勢ノ花、大翔虎、辰ノ富士、大一心、白海竜、舛天隆、渡井、若小山、井口、畠山、伊那の富士

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元貴ノ岩「精進したい」断髪式で元日馬富士と再会

元貴ノ岩(左)の肩に手を乗せる元横綱日馬富士関のダワーニャム・ビャンバドルジ氏(撮影・河田真司)

大相撲の暴行問題で、被害者にも加害者にもなった元前頭貴ノ岩のアディヤ・バーサンドルジ氏(28)の断髪式が2日、東京・両国国技館で行われた。約370人がはさみを入れ、自身への暴行で一昨年11月に引退した元横綱日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏(34)らが出席。一方で先代師匠の元貴乃花親方の花田光司氏(46)は来場しなかった。

   ◇   ◇   ◇

元貴ノ岩の断髪式が始まるとほどなく、東の花道から元日馬富士が入場した。一礼して土俵に上がり、故郷モンゴルの後輩にはさみを入れ、両手を肩に乗せて「頑張ってください」と声を掛けた。

17年10月、元日馬富士に元貴ノ岩は暴行された。約2カ月前には元貴ノ岩が付け人を殴った。加害者となった2人はともに責任を取って引退。巡り巡って、再び国技館の土俵に一緒に立った。

1月中旬、2人は会食し、元貴ノ岩が謝罪して和解。「はさみ、お願いします」と要請して、元日馬富士の断髪式出席が決まった。この日、報道陣から「わだかまりはないか?」と問われた元日馬富士は「だから来ている」と明言。さらに、今後が未定の元貴ノ岩について「こういうことになってしまったが、これからも自分なりに応援していきたい」とエールを送った。

元日馬富士に加え、白鵬と鶴竜の両横綱もはさみを入れた。いずれも元貴ノ岩が被害に遭った酒席に同席した面々。それでも断髪後、ツーブロック風の髪形に整えている際に元貴ノ岩は「(はさみを)入れてもらって、うれしい。いろんなことに精進したいという気持ちでいっぱい」と、感謝の思いを語った。

一方、入門以来約10年も指導を受けてきた花田氏は来場しなかった。健康状態に問題なければ、仮に定年退職していても、入門時の師匠が関取衆の断髪式に出席するのは一般的。それでも不在の先代に対し、元貴ノ岩は「感謝の気持ちでいっぱい」と話した。止めばさみを入れた現師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「(元貴乃花親方から)言葉はない。最初に『よろしく』と預かった時点でこれ(断髪式)も入っていると思う」とフォローした。

断髪式後のパーティーで、元貴ノ岩はカラオケでBEGINの「三線の花」を歌った。愛する人と過ごした日々を思い返す歌詞は、断髪式に臨んだ心境と重なったのかもしれない。暴力を振るった貴大将にも優しく接していた。【高田文太】

◆元貴ノ岩が関係した2つの暴行問題 17年10月25日、秋巡業で訪れた鳥取市での酒席で、日馬富士から暴行を受けた。素手やカラオケのリモコンで頭部を十数回殴打された。当時、貴ノ岩の師匠だった貴乃花親方が、鳥取県警に被害届を提出したことが、同11月の九州場所中に発覚。場所後、日馬富士は引退し、白鵬、鶴竜ら酒席にいた関取衆は減給などの処分を受けた。貴ノ岩は2場所全休し、十両に陥落したが昨秋に再入幕した。ところが昨年12月4日に冬巡業で訪れた福岡・行橋市のホテルで、忘れ物をした付け人の貴大将に暴行。その3日後に責任をとって引退した。

千賀ノ浦親方(右)のはさみ入れで断髪を終える元貴ノ岩(撮影・河田真司)

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元貴ノ岩おいが尾上部屋から夏場所に土俵デビューへ

貴ノ岩のおいで、尾上部屋から夏場所で初土俵を踏む予定のガルダン・スフバト

元貴ノ岩のおいのガルダン・スフバトが、尾上部屋から5月の夏場所で初土俵を踏むことが分かった。埼玉栄高では現在幕下で元横綱大鵬の孫の納谷らと同級生で、この日が20歳の誕生日。180センチ、130キロで、得意の右四つから3年時に個人戦で関東大会準優勝。決勝は元横綱朝青龍のおいで現在幕下の豊昇龍に敗れた。「おじにあこがれて日本に来た。頑張りたい」と意気込み、元貴ノ岩も「幕下まですぐ上がると思う。そこからは努力次第」と期待していた。

断髪式を終えた貴ノ岩(左)は、夏場所で初土俵を踏む予定のおいのガルダン・スフバトと笑顔で握手を交わした

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元貴親方が来ない断髪式 モノマネで沸かす松村邦洋

貴ノ岩引退断髪パーティーで壇上に上がる、左は元貴ノ岩、右は松村邦洋(撮影・河田真司)

大相撲の元前頭貴ノ岩のアディヤ・バーサンドルジ氏(28)の断髪式が2日、東京・両国国技館で行われ、タレントの松村邦洋(51)が場内を盛り上げた。

元貴ノ岩が入門当初稽古していた、当時の貴乃花部屋とほど近い東京・中野区に住んでいた縁で、師弟ともに親交があった。松村は断髪式では動作や顔の表情だけで、その後のパーティーでは「今日は名古屋から駆けつけました」などと、最新情報を交えた声も含めて、元貴乃花親方のモノマネを披露。多くの笑いを誘っていた。

「ただ断髪するよりも、呼ばれたからにはお客さんを喜ばせたいと思って。みんな貴ノ岩を応援していましたから。もう少し(現役を)やってほしかった。白鵬を破った取組は忘れられない。あの一番は(元貴乃花)親方もほめていましたからね。さみしいです」と、壇上での明るさとは一転、静かに話していた。

散髪を終えスーツを身にまとう元貴ノ岩(撮影・河田真司)

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弟子断髪式欠席の元貴乃花親方、自らの応援会優先

名古屋で行われた「貴乃花応援会」を前に、報道陣に対応する元貴乃花親方(元横綱)(撮影・佐藤礼征)

元貴乃花親方の花田光司氏(46)は2日、東京・両国国技館で行われた元貴ノ岩の断髪式に出席しなかった。

同氏はこの日、名古屋市で行われた「貴乃花応援会」に出席。会合の前に取材に応じ、入門時から指導してきた弟子の断髪式について「(断髪式の様子は)全く見ていない。滞りなく行われたんじゃないですか」と話した。

断髪式に参加しなかった理由について多くは語らなかった。日本相撲協会を退職した直後の10月中旬に「貴乃花応援会」の開催が決定したため、12月以降に開催日が決まった元貴ノ岩の断髪式の参加は見送ったという。貴乃花応援会は午後6時開宴だったため「午前中に行われた断髪式から移動して参加できるのでは?」との問いには、一瞬間をおいて「(回答は)差し控えさせていただきます」と答えた。

昨年12月の巡業先で付け人に暴力をふるった責任を取って引退した元貴ノ岩について「(今後)10年は会わない」と、テレビ朝日系の番組で回答したが、この日は「(会うかどうか)それは本人次第。本人が外の世界で生計を立てられるようになれば近づくのでは」とした。

また、改めて政界進出を否定した。この日行われた「貴乃花応援会」は、東海地区で元貴乃花親方を応援している知人約200人と、食事やプレゼント抽選会を楽しむ会とのこと。参加費2万円は政治資金を集めるパーティーとも一部週刊誌でささやかれたが「(抽選会の)景品の費用ですから」と首を横に振った。景品は参加者の7割近くに配られる予定。昨年行われた同会で、最も高額な商品は60型の薄型テレビだったという。

今後の活動については「昔から仲のいい全国の友人たちと、相撲協会ではできなかったことをしてみたい」と笑顔で話した。普段は散歩や四股で体を動かしているという。春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関とりが期待される関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)については「理解力が高い子。(大関とりは)全国の相撲ファンが期待していると思うので、やってくれるのでは」と期待した。

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ツーブロックに元貴ノ岩 元貴乃花親方は姿見せず

散髪を終えスーツを身にまとう元貴ノ岩(撮影・河田真司)

昨年12月の大相撲冬巡業中に、付け人に暴力を振るった責任を取って引退した元前頭貴ノ岩のアディヤ・バーサンドルジ氏(28)の断髪式が2日、東京・両国国技館で行われた。

自身に対する暴行事件で、一昨年11月に引退した元横綱日馬富士や、白鵬、鶴竜の現役両横綱ら約370人がはさみを入れた。最後は師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が止めばさみを入れた。入門時から指導を受けてきた先代師匠の元貴乃花親方の花田光司氏は断髪式にも、断髪式後のパーティーにも来場しなかった。

断髪後は、ツーブロック風の髪形にセットし「(頭部が)少し軽くなりました」と笑い、黒のスーツに身を包んだ。終始、涙は見せず、寂しい気持ちがあるか問われても「特にない」と答えた。それでも、整髪の最中には「力士人生の最後だなと思った。いろんな人に支えてもらったので、ところどころ取組が浮かんできた」と、静かに話した。「1番の思い出は横綱、大関と対戦したこと」だという。

同郷のモンゴル出身3横綱が出席したことには「(はさみを)入れてもらって、うれしいです」と語った。また、この日は来場しなかったが、元貴乃花親方に対しては「感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。今後については未定だという。

白鵬(右)にはさみを入れてもらい、あいさつを交わす元貴ノ岩(撮影・河田真司)
断髪式で貴景勝(右)に、はさみを入れてもらう元貴ノ岩(撮影・河田真司)

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貴景勝「本当にお世話になりました」元貴ノ岩断髪式

断髪式で貴景勝(右)に、はさみを入れてもらう元貴ノ岩(撮影・河田真司)

昨年12月の大相撲冬巡業中に、付け人に暴力を振るった責任を取って引退した元前頭貴ノ岩のアディヤ・バーサンドルジ氏(28=貴乃花→千賀ノ浦)の断髪式が2日午前11時から、東京・両国国技館で行われ約370人が、はさみを入れた。最後に師匠だった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が、止めばさみを入れた。

貴乃花部屋時代から弟弟子として慕っていた関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)も最後から4番目、関取衆としては最後に、はさみを入れた。兄弟子だった元貴ノ岩に鍛えられ、ことあるごとに「岩関が稽古をつけてくれたから、今の自分がある」と話す間柄だった。良き兄貴分の第2の人生の旅立ちに「相撲界での経験を生かして頑張ってほしいと思います。付け人として付いたし、幕内優勝を決めた時も喜んでくれた。本当にお世話になりました」惜別の言葉を送った。

千秋楽で勝ち12勝目を挙げていれば大関昇進という初場所は、11勝4敗に終わり2場所連続優勝は逃した。その千秋楽で右足を痛め、足の裏に内出血があることが判明。回復具合について聞かれると、少し間を空けて「大丈夫です」と答えたが、4日からの稽古再開、9日と10日に行われる花相撲への参加については「まだ…」と明言を避けた。

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鶴竜「お疲れさん。また会おう」元貴ノ岩の断髪式

断髪式で鶴竜(奥)に、はさみを入れてもらう元貴ノ岩(撮影・河田真司)

昨年12月の大相撲冬巡業中に、付け人に暴力を振るった責任を取って引退した元前頭貴ノ岩のアディヤ・バーサンドルジ氏(28=貴乃花→千賀ノ浦)の断髪式が2日午前11時から、東京・両国国技館で行われ約370人が、はさみを入れた。最後に師匠だった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が、止めばさみを入れた。

同郷のモンゴル出身横綱の鶴竜(33=井筒)も、終盤に出席し、はさみを入れた。一昨年10月、元横綱日馬富士による傷害事件で被害者だった元貴ノ岩。その現場にいながら暴行を止められなかったとして、鶴竜は横綱白鵬(33=宮城野)とともに減給処分を受けていた。

はさみを入れた後、鶴竜は取材対応。不祥事で土俵を去ることになったモンゴルの後輩について「それだけ責任のある位置にいたし、仕事をしていたということ。あらためて悔しいという思いは自分が一番、分かっていると思う。彼の人生の中で大きな勉強になったと思う。人間、どこでどう変わるか、何があるか分からないのが人生。偉そうには言えないけど、頑張って、この経験を第2の人生に生かしてほしい」と、励ましの言葉を送った。はさみを入れる際は、肩にそっと手を触れ「お疲れさん。また会おう」と声をかけたという。

1月の初場所は5日目まで2勝3敗。「右距踵関節損傷、右踵骨骨挫傷により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し6日目から休場した。ケガの回復具合は「だいぶいい。かかとに水がたまっているけど、いずれ抜けると思う。体も動かして四股も踏んでいるので、あとは土俵の中で、もっと稽古したい。やっぱり足は大事。常に負荷をかけていないと筋肉が落ちるのが早い。1月(初場所)はそれが足りなかった」という。発奮剤は、同じモンゴル出身の関脇玉鷲(34=片男波)の初場所初優勝。両国国技館の天井近くには四方に32枚の優勝額が飾られている。1月の初場所、3月の春場所の優勝力士の額は、5月の夏場所初日に2枚同時に掲額される。「(玉鷲の優勝額の)隣にオレの写真(優勝額)を5月にかけるという、目標がまた出来た。気合を入れて、変に空回りしないように」と話して両国国技館を引き揚げた。

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元日馬富士が元貴ノ岩の耳元で「頑張ってください」

元貴ノ岩(左)の肩に手を乗せる元横綱日馬富士関のダーワニャム・ビャンバドルジ氏(撮影・河田真司)

大相撲の元前頭貴ノ岩のアディヤ・バーサンドルジ氏(28)の断髪式が2日、東京・両国国技館で行われ、元横綱日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏(34)がはさみを入れた。約370人がはさみを入れる予定で、元日馬富士は断髪式の序盤で登壇。はさみを入れた後、両手を元貴ノ岩の肩に置き、耳元で「頑張ってください」と声を掛けた。

一昨年10月の秋巡業で、元貴ノ岩は暴行事件の被害に遭った。これを受けて加害者の元日馬富士は引退。昨年12月の冬巡業で、今度は元貴ノ岩が付け人に暴力を振るい、引退していた。

元日馬富士は帰途に就く際に報道陣に対応し「(人生は)これからの方が長いわけですから、頑張っていただけたらと思いました」と、心境を語った。参加を決めた理由を問われると「もともと彼とは会っているわけではない。こういうことになってしまったけど、これからも自分なりに応援していきたい気持ち」と話した。

「わだかまりはないか」の問いには「何のわだかまりですか?」と、質問の意図を察知しながら聞き返し、にやりとする場面も。続けて「だから来ている。自分なりにできることがあったら応援したい」と、今後が未定の元貴ノ岩とは遺恨がないことを強調していた。

断髪式の前に千賀ノ浦親方(左)と写真に納まる元貴ノ岩(撮影・河田真司)

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元貴ノ岩が断髪式 はさみ入れた白鵬はそっと肩触り

白鵬(右)にはさみを入れてもらい、あいさつをかわす元貴ノ岩(撮影・河田真司)

昨年12月の大相撲冬巡業中に、付け人に暴力を振るった責任を取って引退した元前頭貴ノ岩のアディヤ・バーサンドルジ氏(28=貴乃花→千賀ノ浦)の断髪式が2日午前11時から、東京・両国国技館で始まった。約370人が、はさみをいれる予定になっている。最後の師匠だった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が、止めばさみを入れる。

元貴ノ岩が「日本の父」と慕う坂本潤之輔氏に続いて、同郷のモンゴル出身横綱白鵬(33=宮城野)が2番目に土俵に上がり、はさみを入れた。一昨年10月、元横綱日馬富士による傷害事件で被害者だった元貴ノ岩。その現場にいながら暴行を止められなかったとして、白鵬は横綱鶴竜とともに減給処分を受けていた。

はさみを入れた後、白鵬は「これからですからね。(今後の人生の方が)うんと長いですからね」と取材対応で話した。はさみを入れた後、元貴ノ岩の肩をそっと触り、言葉をかけた。「肩を触ってあげたからね。それが物語っている。言葉は、いらないんじゃないかな」と多言は避けた。本人からは「ありがとうございました」と返事があったそうだ。第2の人生で相撲で培った経験を生かしてほしい-。そんな質問にも、うなずきながら「それが一番」と話した。

1月の初場所は初日から10連勝しながら3連敗。「右膝血腫、左足関節炎で今後約1週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し14日目から休場した。そのケガの回復具合については「これから」と話すにとどめた。

元貴ノ岩(左)の肩に手を乗せる元横綱日馬富士関のダーワニャム・ビャンバドルジ氏(撮影・河田真司)
断髪式の前に千賀ノ浦親方(左)と写真に納まる元貴ノ岩(撮影・河田真司)
断髪式前の取材に応える元貴ノ岩(中央)(撮影・河田真司)

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元貴ノ岩断髪式、元日馬富士が出席快諾 会食で和解

元貴ノ岩(2018年12月7日撮影)

元横綱日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏(34)が、今日2日に東京・両国国技館で行われる元貴ノ岩の断髪式に出席することが1日、分かった。関係者によると、元貴ノ岩の「はさみ、お願いします」という申し出に対し、快諾したという。モンゴル出身の先輩力士として、元日馬富士が断髪式ではさみを入れることになっている。

元日馬富士は16年10月の秋巡業中に元貴ノ岩に暴行した責任を取って引退。2人にわだかまりがあったと思われたが、現在は和解している。元貴ノ岩は付け人への暴行がきっかけとなり、昨年12月に引退。今年1月に、元貴ノ岩からの誘いにより2人は都内で会食し、和解に至った。元日馬富士は、母国モンゴルで元貴ノ岩へのバッシングがあることを懸念しており、和解によって地元に戻りやすくなることを望んでいたという。

元横綱日馬富士関(18年9月30日撮影)

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稀勢の里、豪風ら21人 引退力士発表

元稀勢の里の荒磯親方

日本相撲協会は30日、年寄荒磯を襲名した元稀勢の里、年寄押尾川を襲名した元豪風、元前頭貴ノ岩ら21人の引退を発表した。

<引退が発表された力士>

▽稀勢の里(田子ノ浦)豪風(尾車)貴ノ岩、舛天隆、渡井(以上千賀ノ浦)諫誠(境川)朝日龍(朝日山)琴鳳(佐渡ケ嶽)彩翁、伊那の富士(以上錦戸)笹山(木瀬)栃港(春日野)北勝花(八角)大翔虎(追手風)伊勢ノ花、辰ノ富士、大一心(以上伊勢ケ浜)白海竜(宮城野)若小山(西岩)井口(玉ノ井)畠山(尾上)

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貴公俊あらため貴ノ富士、1年ぶりの十両返り咲き

1年ぶりの再十両を決めた貴ノ富士

日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き霧馬山(22=陸奥)と若元春(25=荒汐)の新十両昇進を決めた。再十両は大成道(26=木瀬)、貴ノ富士(21=千賀ノ浦)となった。

若元春は弟の十両若隆景に続く関取昇進となり、史上20組目の兄弟関取となった。貴公俊のしこ名を改め初場所に臨んだ貴ノ富士は、東幕下3枚目で5勝を挙げて再十両を決めた。付け人への暴行による出場停止を経て、新十両だった昨年春場所以来1年ぶりの返り咲き。弟貴源治(21)との双子関取が復活した。

引退力士も発表され、年寄荒磯を襲名した元稀勢の里、年寄押尾川を襲名した元豪風、昨年12月に付け人に暴力を振るった貴ノ岩や、現役力士で2番目の高齢力士だった伊勢ノ花(44=伊勢ケ浜)ら21人のしこ名が番付から消える。

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豊ノ島がベテランの妙で形勢逆転、照強を破り6勝目

豊ノ島(右)は押し倒しで照強をやぶる(撮影・林敏行)

<大相撲初場所>◇9日目◇21日◇両国国技館

再十両2場所目の西十両5枚目の豊ノ島(35=時津風)が、東筆頭の照強(24=伊勢ケ浜)と対戦。先場所に続き小兵を押し倒しで破り3連勝。星を6勝3敗とした。

以前は「苦手なタイプ」と話していた小兵相手にも「克服しつつあるかな。(以前は)小さい相手に対して合わせてしまう感じだったけど、今は前に前にという感じで取れてる」と豊ノ島。左を入れて攻め込むも残されて胸を合わせた。局面を何とか打開しようと、右から仕掛けて崩そうとした照強の外掛けにも冷静に対応。「グラッとしたように見えたでしょう?」と切り出して、その動きの中で駆け引きがあったことを説明した。「(あえて)自分から後ろに体重をかけた。あの外掛けを利用して下がって、距離(相手との間合い)を開けたんですよ。我慢するより、その方がいいね」。ベテランの妙だ。なおも出ようとする相手を、左からの下手投げで振り形勢逆転。最後は右の腕をグイと伸ばし、116キロの軽量を押し倒した。

相手の技に乗ったように見せかけて、瞬時の読みと動きで逆転。長年、幕内上位の土俵で培われた相撲勘を発揮し「いやいや」と、ご満悦の表情。十両5枚目以内の6勝は、現時点で豊ノ島を含め3人。幕内で2枠(稀勢の里、貴ノ岩)は空いており、今後の幕内下位、十両上位の星次第では、十両2場所通過での再入幕も見えてくる。

照強(右)を押し倒しで破る豊ノ島(撮影・鈴木正人)

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35歳豊ノ島が連勝、験担ぎは長女とのマリオカート

石浦(左)を押し出す豊ノ島(撮影・山崎安昭)

<大相撲初場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館

再十両2場所目の西十両5枚目の豊ノ島(35=時津風)が、同3枚目の石浦(29=宮城野)と対戦。押し出しで勝ち、連勝で星を5勝3敗とした。

13場所ぶりに関取へ返り咲いた先場所の対戦では押し出しで敗れていた。この日も軽量を相手に、押し込めずに引いて一気に東土俵に詰まったが、ここからがベテランの味。冷静に相手の動きを見極め、懐に飛び込もうとする石浦をもろ手で突き返し、逆に西土俵まで一気に運び最後は危なげなく押し出した。

さすがに引いた場面は反省が残る。「今日は引かないと決めていたから、引いた瞬間“バカッ”と思った」という。その後も一瞬「もう1回引こうかなと(頭をかすめた)」。ただ、そこをこらえた。「もう一丁、引いてたらやられた。あそこで思いとどまったからね」と、その後の流れを引き戻した。

中間点の8日目を終え5勝3敗。ここまでは「疲れが出てるのは出てるけど、大丈夫。(星も)十分でしょう」と自己評価。今場所の番付から、来場所は稀勢の里と貴ノ岩が番付から消える分、幕内への昇格枠も増え残り1週間も気の抜けない日々が続く。そんなベテランの験担ぎでもあり、心を休めるひとときが、夜に長女の希歩ちゃんとゲームで過ごすこと。時間にして30分程度だが、アクションレースゲームのマリオカートにはまっているという。「今場所、勝った前夜は必ずやっている。負けた前夜は娘が寝てしまってできなかった。くだらない験担ぎかもしれないけど」と和やかな表情で明かした。今後の星の伸びは、どうやら「娘のまぶたの重さ次第」(豊ノ島)になりそう?

石浦(右)を押し出しで破る豊ノ島(撮影・河田真司)

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勢、最後まで諦めず「行司泣かせで賞」/大相撲大賞

7月、名古屋場所で物言いがついた勢(奥)と玉鷲の取組

<第7回日刊スポーツ大相撲大賞(4)>

今月引退した元前頭貴ノ岩の暴力問題などの不祥事に、元貴乃花親方の退職と、世間を騒がせ続けた2018年の大相撲。土俵では栃ノ心、御嶽海、貴景勝と3人も初優勝力士が誕生した。今年1年間、幕内を務めた力士が対象の連載「第7回日刊スポーツ大相撲大賞」では、そんな陰で生まれた好記録や珍記録を表彰する。

  ◇   ◇   ◇  

土俵下から審判団の協議を見守る心境はいかに-。今年1年の取組で、最も物言いをつけられた「行司泣かせで賞」を受賞したのは勢(32=伊勢ノ海)だった。

「そうなんだ…。確かに土俵際でもつれることは多かったね」と心当たりはある様子。受賞については「お互いが執念を見せたから物言いになるんでしょ? お客さんを沸かすことができてうれしいな」と、ファンの顔を思い浮かべて喜んだ。

“逆転の勢”を印象づけた。物言いがつけられた取組は全部で8番あり、5勝3敗と勝ち越し。その中でも行司軍配差し違いで3つの白星を拾った。「誇らしいこと。最後まで勝負を諦めなかったということだから」。角界屈指のイケメンで知られるが、土俵際では誰よりも泥くさかったのかもしれない。

18年は土俵外の話題でも注目を集めた。6月に女子プロゴルファー比嘉真美子との婚約を発表。直後の7月の名古屋場所では横綱鶴竜を破り、自身5度目の金星を挙げた。この1年を「彼女(比嘉)のおかげで頑張ることができた」と感謝。西前頭11枚目で出発する初場所へ「間一髪の勝負を諦めないようにしたい」と話した。【佐藤礼征】

「物言い」取組5傑

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隠岐の海…追い込まれ「最優秀投手賞」/大相撲大賞

11月、九州場所13日目、松鳳山(左)をすくい投げで破る隠岐の海

<第7回日刊スポーツ大相撲大賞(2)>

今月引退した元前頭貴ノ岩の暴力問題などの不祥事に、元貴乃花親方の退職と、世間を騒がせ続けた2018年の大相撲。土俵では栃ノ心、御嶽海、貴景勝と3人も初優勝力士が誕生した。今年1年間、幕内を務めた力士が対象の連載「第7回日刊スポーツ大相撲大賞」では、そんな陰で生まれた好記録や珍記録を表彰する。

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隠岐の海(33=八角)が「最優秀投手賞」を受賞した。今年6場所で挙げた44勝のうち、13勝が投げ技での白星。横綱白鵬と並んで最多だった。昨年は6場所すべて幕内に在籍した力士の中で、最も番付が上下した「ビッグウエーブ賞」を獲得。2年連続の受賞となった。「今年は追い込まれてからの投げで勝った取組が多かったかなあ」。11勝を挙げた九州場所では土俵際での逆転の投げが多かったためか、自虐的に振り返った。

しかし、投げ技で勝利した13番を見返すと、ほとんどの取組で四つに組んで主導権を握っている。左差しから長いリーチを生かして右上手でまわしをつかみ、豪快に相手を転がしていた。「あまり記憶はないけど…賞をもらうのは何だかんだうれしい」。時間をかけて喜びをかみしめた。

33歳のベテラン。若手の頃に比べ、体力の低下を実感している。冬巡業のとある日、小結貴景勝らを横目に「彼らはまだまだ元気ですよ。おじさんは、ゆっくり仕上げていきます」と不敵な笑み。初場所で幕内では自身最多となる、4場所連続の勝ち越しを目指す。【佐藤礼征】

「投げ」の勝利5傑

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高安「くたびれ損賞」受賞に深いため息/大相撲大賞

「1敗」あたりの所要時間

<第7回日刊スポーツ大相撲大賞(1)>

今月引退した元前頭貴ノ岩の暴力問題などの不祥事に、元貴乃花親方の退職と、世間を騒がせ続けた2018年の大相撲。土俵では栃ノ心、御嶽海、貴景勝と3人も初優勝力士が誕生した。今年1年間、幕内を務めた力士が対象の連載「第7回日刊スポーツ大相撲大賞」では、そんな陰で生まれた好記録や珍記録を表彰する。第1回は取組時間に注目。1敗あたりの取組が最も長い「くたびれ損賞」は大関高安(28=田子ノ浦)、逆に1勝に要した時間が最も短い「省エネ賞」は前頭大翔丸(27=追手風)だった。

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今年、3度も優勝次点となった高安は「くたびれ損賞」の受賞に深いため息をついた。「あんまり良い記録ではないですよね…」。6場所すべて幕内だった対象の33人の中で、敗れた取組時間の長さはダントツの平均21秒3。2位で平均15秒5の横綱白鵬より6秒近くも長い。最後まであきらめない取り口は称賛に値するが、高安は「自分の相撲を取れていない証拠。攻めきれていないから時間ばかりかかって最後に負ける」と分析。「やはり攻めきることが大事」と、初優勝への課題だと戒めていた。

一方、高安とは反対に、勝った取組時間が最も短い「省エネ賞」は大翔丸で、平均3秒7だった。結果を受けてのトーンも正反対。「どんどん短くしていきたい。1秒台を目指す」と笑顔で語った。得意は突き、押しだけに、短時間での白星の積み重ねは、内容でも圧倒した証明にもなる。

今年通算で高安は56勝19敗15休、大翔丸は41勝49敗だった。大翔丸は黒星も含めた全取組でも最短の平均4秒24。2位で前頭阿炎の平均5秒38より1秒以上も短い。巡業や稽古もあり単純計算はできないが、本場所だけで考えれば、勝敗に関係なく1秒で約5万円稼ぐ計算。大翔丸は「マジで!? じゃあ、もっと長く取った方がいいの?」。どこまで冗談か分からないテンションだったが、もちろん違います…。【高田文太】

「1勝」あたりの所要時間

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鶴竜が暴力の処分基準を歓迎「明確にした方がいい」

他の関取衆が稽古する間、土俵下でトレーニングする鶴竜

大相撲の横綱鶴竜(33=井筒)が20日、日本相撲協会が発表した「力士の暴力に対する処分基準」などの各種規定の制定を歓迎した。

埼玉・熊谷市で行われた巡業で報道陣に対応。前日19日に、横綱が暴力を振るった場合は「引退勧告以上」などと明文化された、処分基準が決まったことについて「(基準が)出てよかった。どういう処分が出るか明確にした方がいいと思っていたから」と語った。

十両以上の関取衆によって構成される力士会では、会長を務めている。それだけに、横綱の基準が示されたことよりも、十両以上は「出場停止1場所が一応の基準」といった、番付などによって異なる基準が設けられ、自覚を促す効果が力士全体に出ることを期待した。特に、今回の基準が出るきっかけとなった元前頭貴ノ岩の暴力は、忘れ物をした付け人が言い訳したことが原因とされているだけに「誰だって忘れ物ぐらいする。自分のことを棚に上げてはいけない。人それぞれ性格も違うし、部屋によって教えも違うが、この問題だけは全員同じ考えを持つ必要がある。付け人は親方から借りているもの。やって当たり前ではなく、手伝ってくれていると感謝しないといけない。日ごろから言っていけば分かるはず」と語り、処分の基準が出たことが、暴力の抑止力になることを願っていた。

一方で「厳しい稽古は変えてはいけない」と語った。強さを競うプロだけに「この世界のルールはこうなんだというのも見せないといけない」と、強さの源となる稽古の激しさを、巡業などで見せていくのもプロの努めと考えている。

鶴竜は右足首の負傷で、11月の九州場所を全休し、今回の巡業もこの日から合流したばかりだ。それでも自身の血液を使った最新の再生医療で、患部に注射を打って回復しており「今すぐ(相撲を)取れと言われれば取れると思う」と、順調に回復している。大事を取って、この日の朝稽古は土俵下での基礎運動などに終始し、取組も回避。これまでと変わらず、激しく稽古する他の関取衆の様子を見守った後に「(来場所まで)十分、時間はある。来週から徐々に」と、自身もペースを上げていくことを予告していた。

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元貴乃花親方 国会内開催のフォーラムに急きょ参加

「スポーツインティグリティフォーラム」に出席した元貴乃花親方の花田光司氏(撮影・たえ見朱実)

元貴乃花親方の花田光司氏(46)が20日、国会内で行われた「スポーツインテグリティ(高潔性)フォーラム」に出席した。関係者によると、事前登録はなく一般参加だという。会議開始約5分後に到着した。

同フォーラムは、昨今のスポーツ団体による不祥事が相次ぐ中、超党派の国会議員によるスポーツ議員連盟のプロジェクトチームから派生したもの。元貴乃花親方が所属していた日本相撲協会も、先日引退した元貴ノ岩の暴力事案などで不祥事が相次いでいた。

「スポーツインティグリティフォーラム」に出席した元貴乃花親方の花田光司氏(撮影・たえ見朱実)
「スポーツインティグリティフォーラム」に出席した元貴乃花親方の花田光司氏(左から3人目)(撮影・たえ見朱実)

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