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10年に形成、14年から助成金受ける/貴乃花一門

報道陣の取材に対応する貴乃花親方


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が19日、都内の部屋で取材に応じ、貴乃花一門の名称変更を願い出ていたことを認めた。貴乃花一門詳細などは以下の通り。

 ◆貴乃花一門 10年の理事選で、二所ノ関一門に所属していた貴乃花親方は一門の意向に反して立候補。これを支持した4部屋の親方6人が二所ノ関一門を離脱し、「貴乃花グループ」を形成した。12年の理事選では、立浪一門の立浪親方(元小結旭豊)も貴乃花親方に投票し、同年5月に貴乃花グループに合流。14年には、当時の北の湖理事長に「一門」として認められ、日本相撲協会から助成金が支払われるようになった。

 ◆一門とは 連合稽古、冠婚葬祭などで協力関係にある複数の部屋の総称で、現在は6つの一門がある。もともと分家独立などで縁がつながっている場合が多い。1964年(昭39)までは、本場所で同じ一門の力士は対戦しない「一門別総当たり制」だった。協会全体でなく一門ごとに巡業を行うこともあった。脱退や移籍もある。最大派閥は出羽海一門で、力士出身の現職理事10人のうち4人を輩出している。


貴乃花一門相関図
テレビ局の取材に「協会の許可は取っていますか」と確認する貴乃花親方

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貴乃花親方一門返上認める「受け入れていただいた」

報道陣の取材に対応する貴乃花親方


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が19日、都内の部屋で取材に応じ、貴乃花一門の名称変更を願い出ていたことを認めた。

 貴乃花親方によると、今月上旬に貴乃花一門の親方衆が集まった会合で「私の名前のある一門は返上しますので、ご検討くださいと伝えました」と切り出したという。会合での親方衆の反応については「受け入れていただいたと思う。師弟ともども、足腰を強くして、一部屋としてやっていこうという決断です。前向きにやっていこうということ」と話した。今後の名称は未定という。

 自身が一門に残るかどうかについては「本当にゼロからなので、私個人で明言できる立場にない。けっして上から目線ではなく、下からやらせていただきますということです。他の親方の意向もあるので」と話した。自身は特別に一門と距離を置く考えはないが、今後の立場は他の一門の親方衆の意向に従う考えだ。

 貴乃花親方は3月の春場所中に弟子の貴公俊が暴行問題を起こし、監督責任などを問われて、親方衆の階級で最も低い「年寄」に降格している。それだけに「(会合で)謝罪をさせていただきました。(貴乃花)一門だった皆さんに、微力ながら力になれるよう努力するとしか言えない」と話していた。

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貴乃花親方「看板下ろしたい」阿武松一門に名称変更

貴乃花親方(2018年3月25日撮影)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、自らが立ち上げた貴乃花一門について「看板を下ろしたい」と願い出ていたことが18日、分かった。同一門の複数の親方が明かしたもので、現在は一門から唯一、日本相撲協会の理事に名を連ねる阿武松親方(56=元関脇益荒雄)も了承。当面、解散には至らないが、近いうちに名称を変更する予定だ。今後、どのような形態を取るかは協議を重ねるという。

 約1週間前、都内で行われた一門の会合で、貴乃花親方は「貴乃花一門の看板を下ろしたい」と切り出していた。会合は急きょ開催が決まったこともあり、立浪親方(元小結旭豊)が所用で出席できなかったものの、残る7人の親方が出席し、30分近く話し合われた。現在、一門内で唯一、理事に名を連ねる阿武松親方が「分かりました」と了承して閉会。今後は貴乃花一門に変わる名称に変更することだけが決まった。

 阿武松親方は「本人の意向をくんで取り下げることになった。一門の新たな名称は何も決まっていないが、協会執行部とも相談していきたい」と明かした。貴乃花親方は3月の春場所中に、弟子の十両貴公俊が起こした暴力問題の監督責任などを問われ、親方衆の階級では最も低い「年寄」に降格。会合での様子について、別の親方は「何度も『今回の件でご迷惑をおかけしました』と謝っていた。貴公俊の暴力問題が起きて『ゼロからスタート』と言っていたので、自分の名前が入った一門があることも良しとせず『ゼロ』にしたいという思いなのでは」と推し量った。

 1月に理事を解任されてから計5階級降格した貴乃花親方は、2月の役員候補選挙でも落選し、入れ替わる形で阿武松親方が理事となった。その役員候補選挙で協力関係だった無所属の錣山親方(元関脇寺尾)ら3人の親方は、今回の会合には出席していない。選挙後に立浪親方は、一門とは一定の距離を置くことを明言。何よりも貴乃花親方が責任を感じて、一門から離れる可能性もある。この日更新された部屋のウェブサイトでは「永遠の風を吹かせようと貴乃花部屋は奮闘いたします」などとコメント。一門としての発展を願っていた従来よりも、部屋に特化した表現が目立った。

 一門の中心だった貴乃花親方が自ら看板を取り下げるものの、阿武松親方は「解散ではありません」とした。関係者によると、当面は「阿武松一門」という仮称で活動する可能性がある。貴乃花親方は将来的に、復権を目指すのか。ゼロからどこへ向かうのか。まだ示していない。

 ◆一門とは 連合稽古、冠婚葬祭などで協力関係にある複数の部屋の総称で、現在は6つの一門がある。もともと分家独立などで縁がつながっている場合が多い。1964年(昭39)までは、本場所で同じ一門の力士は対戦しない「一門別総当たり制」だった。協会全体でなく一門ごとに巡業を行うこともあった。脱退や移籍もある。最大派閥は出羽海一門で、力士出身の現職理事10人のうち4人を輩出している。

 ◆貴乃花一門 10年の理事選で、二所ノ関一門に所属していた貴乃花親方は一門の意向に反して立候補。これを支持した4部屋の親方6人が二所ノ関一門を離脱し、「貴乃花グループ」を形成した。12年の理事選では、立浪一門の立浪親方(元小結旭豊)も貴乃花親方に投票し、同年5月に貴乃花グループに合流。14年には、当時の北の湖理事長に「一門」として認められ、日本相撲協会から助成金が支払われるようになった。

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川淵氏が相撲の女人禁制に直言、協会改革求める声も

川淵三郎氏


 日本サッカー協会(JFA)相談役で、元キャプテンの川淵三郎氏(81)が小休止していたツイッターを再開し、16日、世間で大きな議論となった大相撲の女人禁制問題や「ちびっこ相撲」に女子児童の参加が認められなかったことに関する一連の問題について持論を展開し、一般から日本相撲協会の改革をリクエストするツイートが寄せられた。

 川淵氏は「相撲協会寄りのコメンテーターが女の子を土俵にあげたのは貴乃花親方が巡業部長の時だと批判していた。相撲の普及振興のために子供の頃から慣れ親しんでもらおうと言う趣旨が理解されてない」とツイート。詳細はつづられていないが、8日に静岡市で開催された大相撲春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵上で小学生らに稽古を付ける「ちびっこ相撲」に女子児童の参加が認められなかったことが各メディアで報じられており、その件に関する何らかの報道を指したものとみられる。

 その上で、川淵氏は「女性禁制は、本場所などの公式の場でのこと、何か協会ぐるみで貴乃花親方を悪者にしようとしているかの様」ともツイート。4日に京都・舞鶴文化公園体育館で行われた春巡業で、多々見良三舞鶴市長(67)があいさつ中に倒れ、複数の人が土俵上で救命措置を施した際、日本相撲協会側が「女性の方は土俵から下りてください」とアナウンスした問題と、相撲の普及のために女児を土俵に上げて稽古を付けることは次元が違うと示唆した上で、相撲の普及に尽力した貴乃花親方が不当に批判されていると指摘した。

 川淵氏は15年1月に国際バスケットボール連盟(FIBA)が立ち上げたタスクフォース(特別チーム)のチェアマンに就任し、2つのリーグがあったバスケットボールを「Bリーグ」として、1つのリーグに統合。同年5月には日本バスケットボール連盟の会長に就任しバスケット界の改革を進めた。またサッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ラグビーなどのボールゲーム9競技を束ね、日本最高峰の13リーグの競技力向上と運営の活性化を目指す日本トップリーグ連携機構の会長にも就任。日本バスケットボール連盟の会長は16年6月に退任したが、その後も精力的に活動、提言を続けている。

 貴乃花親方とは力士時代から親交が深く、17年12月には貴乃花一門総会にも出席した。その川淵氏の今回のツイートに対し「次は日本相撲協会を改革して欲しい」「日本相撲協会をよろしくお願いします」など、相撲界の改革への着手を期待する声が相次いだ。

 川淵氏は9日にJFAの、田嶋幸三会長(60)がサッカーW杯ロシア大会に出場する日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の電撃解任を決断したことに対し「監督更迭。遅きに失したと言われるだろうけどまだ時間がある。どん底からのスタートだから上昇あるのみ」「正直、このタイミングで解任を決断したことに敬意を表したい。数%の奇跡を求めて、批判されることは覚悟の上とは言え中々出来ることではない。本人に告げる時の心境は胃が痛いどころの話ではない」などとツイートした。

 翌10日にも「僕が言えるのは余程のことがない限りこの種の決断は出来ません。だから説明出来ない余程のことがあったのでしょう」などとツイートした。それに対し、賛否両論のツイートが寄せられ、同氏は「良くも悪くも僕は会長経験者としての感想をツイートしているわけでサポーターの皆さんとの感想の相違は当然のことでしょう」と、反論とも取れるツイートをしたが、その後「我ながら、ちょっと突っ走り感あり。スマホ病にかかりそう。いや、もうかかっているのかな? 少し小休止します!」(コメントは全て原文のまま)とツイートし、その後10日間、ツイッターを休止していた。

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貴ノ岩「ストレス障害」、春巡業休場の理由

貴ノ岩


 日本相撲協会は3日、春巡業を休場した力士の診断書に基づく休場理由を公表し、元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者、十両貴ノ岩(28=貴乃花)は「心的外傷ストレス障害、左足関節症」だった。

 昨年10月の秋巡業中に頭部などに暴行を受けた貴ノ岩は2場所連続全休の後、3月の春場所で復帰して8勝7敗と勝ち越した。ただ、巡業について師匠の貴乃花親方(元横綱)は、心身両面の回復を優先させる意向を示していた。6場所連続休場中の横綱稀勢の里は左大胸筋損傷だった。春場所で暴行問題を起こした十両貴公俊は、巡業を含めて1場所出場停止処分のため診断書はない。

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貴乃花親方の春巡業不参加を春日野巡業部長が説明

貴乃花親方


 大相撲春巡業の伊勢神宮奉納大相撲が1日、三重・伊勢市で行われ、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)が、巡業に参加予定だった貴乃花親方(元横綱)の参加が急きょ取りやめになったことについて説明した。 

 貴乃花親方は、3月28日の職務分掌で審判部に配属となり、同部の一員として巡業に参加する予定だった。しかし現在、貴乃花部屋には部屋付きの親方が不在で、親方は師匠の貴乃花親方だけ。今巡業は平幕の貴景勝、十両貴ノ岩、貴公俊が休場で「こういう時期だから部屋にいて力士を見た方がいいと。自分の部屋をしっかり見てもらおうと。八角理事長とも話して『問題ない』ということなので」という配慮で休場させたと明かした。

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貴親方は「部屋で弟子の指導を」巡業同行を取りやめ

貴乃花親方


 4月1日に三重県伊勢市の伊勢神宮で始まる大相撲春巡業に貴乃花親方(元横綱)が審判として同行することを日本相撲協会が急きょ取りやめたことが3月31日、分かった。貴乃花親方は無断欠勤や弟子の十両貴公俊による暴行問題の監督責任を問われ、29日に2階級降格処分を受けた。巡業は再出発の最初の仕事になる予定だった。

 巡業の審判は相撲協会が決める。協会広報部は1場所出場停止処分を受けた貴公俊や、元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者十両貴ノ岩らが巡業を休場することを踏まえ「部屋で弟子の指導や管理をしっかりしてもらった方がいい」と変更の理由を説明した。

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稀勢の里、貴ノ岩ら12人が春巡業を初日から休場

横綱稀勢の里(2018年2月4日撮影)


 日本相撲協会は30日時点で、6場所連続休場中の横綱稀勢の里、元横綱日馬富士関による暴行事件の被害者となった十両貴ノ岩ら関取衆12人が、巡業を最初から休場すると明かした。

 貴乃花部屋の関取衆は4人中3人が休場。春場所で、貴ノ岩は2場所連続全休からの復帰で検査等を控え、幕内貴景勝は負傷、十両貴公俊は付け人への暴力で夏場所まで出場停止。十両貴源治1人だけ同行する。ほか休場の関取は次の通り。

 【幕内】荒鷲、阿武咲、琴勇輝、蒼国来、英乃海

 【十両】旭秀鵬、天風、水戸龍

大相撲の春巡業全日程

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貴乃花親方が4・1春巡業で再出発の審判部初仕事

貴乃花親方


 貴乃花親方(45=元横綱)の審判部再デビューは、明日4月1日に三重・伊勢市で行われる伊勢神宮奉納大相撲となることが30日、分かった。関係者が明かしたもので、明日から始まる春巡業に審判部の一員として同行。関係者は「基本的には巡業の最後まで同行する予定」と、途中3日間の移動日を除いて24日間、巡業参加力士の稽古指導や取組の勝負審判を務める。

 貴乃花親方は28日に役員待遇委員から降格し、審判部への配属が決まった。春巡業は伊勢ケ浜一門以外の5つの一門から1人ずつ、審判として同行することになっており、当初、貴乃花一門は千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の予定だった。だが千賀ノ浦親方も28日に審判から監察へと職務が変更となり、急きょ、巡業同行が決まった。審判部からは他に片男波親方(元関脇玉春日)、千田川親方(元小結闘牙)、浦風親方(元前頭敷島)、竹縄親方(元関脇栃乃洋)が同行する。

 貴乃花親方は、審判部には引退から1年後の04年、審判部長として10年と2度配属されている。29日に親方衆で一番下の階級の年寄へ、今年1月4日に解任されるまで務めた理事から5階級降格。それでも審判部への3度目の異動には「また新たな気持ちで職責に向かいたい」と話していた。自らを「一兵卒」という貴乃花親方が再出発を切る。

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付け人暴行の貴公俊は夏場所出場停止「立ち直って」

部屋を出る貴乃花親方(右)と貴公俊(撮影・足立雅史)


 付け人を殴った貴公俊は、夏場所の1場所出場停止の処分を科された。師匠の貴乃花親方とともに、理事会に出席して言い渡され、4月1日からの春巡業も参加できない。

 鏡山危機管理部長は「部屋での稽古は禁止しません」と言い、「将来ある力士です。立ち直って立派な力士に育ってもらいたい」と話した。

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年寄降格の貴親方 月給64万減、過去に例ない処分

理事会に臨む貴乃花親方


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、親方衆の階級で最も低い「年寄」へ2階級降格することが決まった。日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、春場所中の勤務態度や弟子の十両貴公俊の暴力問題の監督責任を巡る貴乃花親方の処分を決めた。1月の理事解任から約3カ月で5階級降格。元横綱の年寄降格は、85年11月に金銭の賃借問題を起こした輪島(当時花籠親方)以来、33年ぶりの不名誉な処分となった。貴公俊は4月の春巡業と5月の夏場所の出場停止が決まった。

 重い処分が決まった。貴乃花親方が、最下位の「年寄」に降格した。理事会中、貴公俊とともに別室で待機し、別々に途中入室して処分を聞くと「分かりました」と、素直に受け入れたという。

 2月の理事候補選挙で落選したため、28日に役員待遇委員から1階級下の委員へ。1月4日の理事解任からは3カ月足らずで5階級の降格になる。月給も理事当時の144万8000円から80万8000円へ64万円も減額となった。

 元理事の年寄降格は過去に例がなく、委員待遇から親方としてスタートを切る元横綱としては輪島以来、33年ぶりの年寄降格。年明けまで巡業部長として協会NO・3に相当していたが、100人中83番目へ急降下した。

 今回の処分は、春場所中日に付け人を数発殴った貴公俊への監督責任と春場所中の勤務態度、前日の年寄総会での親方衆の意見や貴乃花親方の説明を加味して決まった。八角理事長(元横綱北勝海)は「初日に欠勤届を出さずに無断で欠勤したのに続き、何度も役員室に出勤するように求めたにもかかわらず、要請を無視して中日まで正当な理由もなく欠勤を続けた。職務専念義務違反」と指摘。処分は協会執行部が原案を準備して理事会に臨み、解雇に相当する契約解除など反対意見は出なかった。

 貴乃花親方は処分を受け「新たな気持ちで大相撲発展のためにも精進をし、真摯(しんし)に処分を受け止め、鍛錬に励むことを貴公俊と2人で話しております。今後は自分に与えられた職責を果たしながら、弟子の育成と大相撲の発展のためにゼロからスタートして参ります」とコメントを発表した。

 再び問題行動を起こせば契約解除や部屋取りつぶしなどの厳罰は避けられない。八角理事長は「まじめに仕事をしてもらい、組織人として改めてもらえれば」と今後に期待した。一連の騒動は区切りを迎えた。

協会員の給料

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付け人暴行の貴公俊は夏場所での1場所出場停止処分

午後0時20分ごろ、部屋を出る貴乃花親方(左)と貴公俊(撮影・足立雅史)


 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、春場所中に付け人に暴行した十両貴公俊(20=貴乃花)の、夏場所での1場所出場停止の処分を決めた。

 この日、師匠の貴乃花親方(元横綱)とともに理事会に呼び出されて、処分を言い渡された。貴公俊は春場所8日目の18日に、会場のエディオンアリーナ大阪の支度部屋で付け人の貴西龍を殴り、翌9日目から休場していた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は会見で「拳で1回、平手で2、3回殴った」と当時の状況を説明した。昨年11月に元横綱日馬富士関の傷害事件が発覚して以降、再三再発防止を訴えてきた中での暴力行為。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は「全親方、全力士が一丸となって暴力の再発防止に力をいれなければいけない状況にある。そのため、過去の前例よりも重い処分としました」と、処分理由を明かした。

 また、4月1日から始まる春巡業も参加できないことが決まった。

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貴乃花親方2階級降格で年寄に 3カ月で月給半額

貴乃花部屋所属の貴公俊の暴力問題に対する処分が行われた大相撲の理事会。左から6人目が八角理事長(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、貴乃花親方(45=元横綱)に委員から年寄へ「降格」の処分を科すことを決めた。

 2階級降格で、基本給に手当を含めた月給は103万2000円から80万8000円へ、22万4000円の減額となる。

 八角理事長(元横綱北勝海)は会見で処分理由について春場所中の無断欠席などを挙げて「中日まで正当な理由無く欠勤を続けました。また貴公俊の暴力の監督責任もあります。現在委員ですが、今回の処分により年寄になります」と説明した。

 貴乃花親方は、元横綱日馬富士関による弟子の貴ノ岩への傷害事件以降、協会に反発する言動を続け、問題視されていた。また、春場所中に弟子の十両貴公俊(たかよしとし)が支度部屋で付け人を殴り、監督責任が問われていた。

 貴乃花親方は日馬富士関の傷害事件において、巡業部長でありながら協会への報告を怠ったことが問題視され、すでに1月には理事から役員待遇委員へ2階級降格処分を受けた。さらに2月の理事候補選で落選したため、28日に発表された職務分掌では慣例に従い、委員に降格していた。

 このため、わずか3カ月の間に理事→役員待遇→委員→年寄と合計5階級も降格。月給は理事当時の144万8000円から、年寄の80万8000円へと、64万円もの減額になる。

 貴公俊には1場所出場停止の処分が科された。昨年9月ごろから今年1月にかけて、弟弟子(既に引退)を4度暴行した峰崎部屋の力士は1場所出場停止、師匠の峰崎親方(元幕内三杉磯)は2カ月間の10%減給の処分が科された。

 道交法違反(無免許運転)の罪で略式起訴され、引退勧告処分を受けて角界を去った元幕内大砂嵐関の師匠、大嶽親方(元十両大竜)は、本人の申し出により2カ月間の10%報酬返上となった。

貴乃花部屋所属の貴公俊の暴力問題に対する処分が行われた大相撲の理事会。左から6人目が八角理事長(撮影・小沢裕)
暴力問題の処分が下される理事会に臨む貴乃花親方(撮影・小沢裕)

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貴親方へ厳しい言葉、期待も/年寄会出席親方衆語る

会場入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

<「臨時年寄総会」出席各一門代表のコメント>

 ◆高田川親方(元関脇安芸乃島) 一門の中には、貴乃花親方の言動、行動は本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった。契約解除までは、という声もあった。その中間もあった。処分は理事会に一任したい。だが、名前も実績もある方だし、今後どのような行動をとっていくか、が一番の問題と思う。

 ◆入間川親方(元関脇栃司) テレビに無断で出演したり、貴乃花親方の言動、行動は協会と結んだ契約にかなりの部分で触れていたが「間違っていた。申し訳ない。適切でなかった」と言ってもらった。

 ◆錦戸親方(元関脇水戸泉) 場所前の告発など、なぜこのようなことになったのか? 告発の撤回は本当なのかなど、その真意を深く知りたかった。真摯(しんし)に答えていただいた。反省して「もうこのようなことをしない」と言っていただいた。あとは理事会に一任したい。

 ◆玉垣親方(元小結智乃花) 協会一丸となって公益財団法人となったのに、貴乃花親方の発信する意見を聞けなかった。協会と対立しているような空気は本当か? それを総会で聞けた。「反省している」との返事を聞けた。一から出直してほしい。理事会のいかなる処分も厳粛に受け止めてほしい。

 ◆伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨) 最初にまず貴乃花親方の声を聞きたかった。これからは協会と一丸となって頑張ってほしい。処分については理事会にお任せします。

会見する高田川親方(撮影・岡本肇)
会見する入間川親方(撮影・岡本肇)
年寄総会で会見する錦戸親方(撮影・岡本肇)
会見する玉垣親方(撮影・岡本肇)
会見する伊勢ノ海親方(撮影・岡本肇)

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貴乃花一門は親方の処分に陳情…「お願い」文書提出

貴乃花一門を代表して会見する千賀ノ浦親方(撮影・岡本肇)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

 貴乃花一門の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、貴乃花親方の処分について陳情したことを明かした。「(同親方が)協会に多大な迷惑をかけたことは見ての通りです」と認め「反省がにじみ出た受け答えをしたと思う」と語った。その上で処分について「契約解除。これだけは取り下げて欲しいとお願いする文書を(年寄会に)出しました。後はいい方向にいってほしいと願うだけです」と頭を下げた。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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貴公俊「本当に後悔」きょう処分 2場所出場停止か

貴公俊(撮影・岡本肇)


 春場所中に付け人へ暴行した十両貴公俊(20=貴乃花)が28日、エディオンアリーナ大阪で日本相撲協会の危機管理委員会の事情聴取に応じた。

 19日に受けた聴取の内容の再確認だったといい「やってしまったことは本当に後悔している」と沈痛な表情を浮かべた。貴乃花親方とともに、今日29日の理事会で処分が協議される。2場所前後の出場停止が有力だ。

会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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八角理事長が語る貴親方の「花形」への配属意図とは

新体制の発表記者会見をする八角理事長(撮影・岡本肇)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。

 貴乃花親方は新体制での職務として、審判部に配属された。八角理事長(元横綱北勝海)は配属の理由について「人気というものがあると思いますので、ぜひ見ていただきたい。お客さんの前で仕事ぶりを見て欲しいと思いました」と説明した。

 審判部長には、貴乃花一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)を任命した。新理事としては抜てきとも言える大役で、貴乃花親方の上司に相当する役職になる。ファンの目に触れられながら土俵下で勝負を見守る審判は「花形」とも言われる。貴乃花親方は審判部長の経験もある。八角理事長ら執行部による一定の配慮も透けて見えた。

 何より、八角理事長が「仕事ぶりを見て欲しい」と話した通り、今後も協会の一員として認めていることの表れでもある。処分を協議する理事会で、解雇に相当する契約解除は避けられる見通しだ。

 八角理事長は「100年先も大相撲の文化を残していきたい。協会員全員で力を合わせていきたい」と、一致団結を強調した。

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)
日本相撲協会職務分掌
親方衆の階級

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降格の貴親方に怒号、謝罪繰り返すも「ぬかにくぎ」

会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。この日の理事会では新体制での職務が決まり、貴乃花親方は役員待遇委員から1階級降格の委員となり、審判部・指導普及部に配属された。

 春場所が行われた会場の一室で、貴乃花親方は100人近い親方衆と対面した。役員以外の親方衆で構成される年寄会の会長を務める錦戸親方(元関脇水戸泉)が仕切る中、各一門の代表者から質問を受けた。約30分の中断を挟んで約2時間、謝罪を繰り返した。怒声が飛んでも、年下の親方から苦言を呈されても頭を下げた。

 弟子の貴公俊の暴行が明らかになると、それまでの協会への対立姿勢を一転させた。その真意を問われたが、すべての親方を納得させるには至らなかった。ある親方は「具体的なことは何も話さず『すみません』と『心を入れ替えてやります』の繰り返し」と明かした。「ぬかにくぎだ」と、あきれ気味に帰途に就いた別の親方もいた。

 この日に先立ち、各一門で話し合いが持たれ、二所ノ関一門の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった」と明かした。不信は根深く、誓約書を書かせるべきだとの意見もあったという。錦戸親方は「物足りないと言う親方もいた。これだけの大騒ぎになったし、今後のことが大事」と見守る構えを示した。年寄会として意見を集約した上で、理事会に処分を委ねることに決めた。

 年寄総会後、貴乃花親方は「これまでの私の行動によって、協会の皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことをおわびしました」と話した。告発状については「本日取り下げました。年寄会の皆さんにも報告しました」と明かした。一方、一連の言動について「考えが間違っていたということか」と問われると「いや、まずこれから微力ながら協会の一員としてやっていかなければならないという気持ちで、私の監督責任を全うしていかなければならない」と明確な回答は避けた。

 ある役員は「結局、本人は『間違っていた』とは認めていない」と指摘した。今日29日の理事会では、さらなる「降格」や、弟子の指導など一切の活動を禁じる「業務停止」の厳しい処分が決まる可能性もある。この日の答弁内容を含め、役員が判断する。

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)
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貴乃花親方「貴公俊のこと思い」心境変化/一問一答

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 日本相撲協会の臨時年寄総会は28日、大阪市内で行われ、貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆を前に全面的に謝罪した。

 時間制限を設けず、理事会中の一時中断を除いて合計で約2時間行われた臨時年寄総会は、役員以外の親方衆で構成される年寄会からの要望で実現したもの。元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降の言動について、貴乃花親方に説明を求めた。

 以下は年寄総会後の会見での一問一答。

-年寄総会でどんな話をしたのか

 貴乃花親方(以下親方) これまでの私の行動によって協会の皆さんに多大な迷惑をおかけしたことをおわびしました。

-いろいろな質問が出たようだが、具体的にはどういう話を

 親方 それぞれにおいてご迷惑をおかけした、ということです。

-なぜそういう思いに

 親方 やはり(付け人に暴力をふるった)貴公俊のことを思いまして、監督責任は十分に私にあると思いましたので、まず私の行動から襟を正していかないといけないと思いました。

-親方衆からどんな意見があったのか

 親方 今後は微力ながら、協会の方と(親方の)みなさんと力を合わせて精進していかないといけないと、そういうお声をたくさんいただきました。

-「一兵卒として」「ゼロから」と言っているが

 親方 告発状を出しまして、本日取り下げ状を(弁護士を通じて)内閣府に提出いたしました。

-親方自身もまた1からスタートということか

 親方 はい。ゼロからやってまいります。

-錦戸親方は「今後の行動を見て」と言っていた

 親方 与えられた職責をまっとうできるように努力いたします。

-明日(29日)の理事会で処分が決まる

 親方 理事会の処分を厳粛に受け止めます。

-貴乃花一門は「契約解除だけはしないでほしい」と書面を提出したようだが

 親方 あらためて深く反省している気持ちを伝えたい思いでいっぱいです。

-今後の行動は

 親方 錦戸親方の言うように「これからの私の行動いかん」ということは存分にあると思いますので、精進いたします。

-元横綱日馬富士関の事件については親方は被害者の師匠。「間違っていない」という人は多いと思うが

 親方 真実を追求しようという気持ちが強くかたくなな姿勢をとってしまった。協会に対して多大な迷惑をおかけしたという思いです。

-契約解除の声もあった

 親方真摯(しんし)に受け止め、なすべきこと、やるべきことをやる気持ちです。

-正しいと思って告発したと思うが、自分の考えが間違っていたということか

 親方 いや、まずこれから微力ながら協会の一員としてやっていかなければならないという気持ちで、私の監督責任を全うしていかなければならないと、そういう思いです。

-相撲ファンに対して一言

 親方 一連の行動でご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今後は職責をまっとうして、精進してまいります。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)
会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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花形の審判部一新、元益荒雄の阿武松親方が部長に

阿武松親方(元関脇益荒雄)(2018年2月2日撮影)


 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で理事会を開き、新体制での職務を決めた。

 「花形」ともいわれる審判部は、顔ぶれが一新。新理事の阿武松親方(元関脇益荒雄)が、審判部長に抜てきされた。副部長は、副理事の藤島親方(元大関武双山)、役員待遇委員の錦戸親方(元関脇水戸泉)と高田川親方(元関脇安芸乃島)が務める。

 その他の審判部の親方は、以下の通り。

 貴乃花(元横綱)、中川(元幕内旭里)、湊(元幕内湊富士)、玉ノ井(元大関栃東)、大鳴戸(元大関出島)、九重(元大関千代大海)、片男波(元関脇玉春日)、浅香山(元大関魁皇)、時津風(元幕内時津海)、東関(元幕内潮丸)、立川(元関脇土佐ノ海)、田子ノ浦(元幕内隆の鶴)、浦風(元幕内敷島)、竹縄(元関脇栃乃洋)、二子山(元大関雅山)、振分(元小結高見盛)、放駒(元関脇玉乃島)、千田川(元小結闘牙)、友綱(元関脇旭天鵬)、西岩(元関脇若の里)

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貴乃花親方が頭下げ謝罪「皆さまに多大なご迷惑」

会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 日本相撲協会の臨時年寄総会は28日、大阪市内で行われ、貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆を前に全面的に謝罪した。

 時間制限を設けず、理事会中の一時中断を除いて合計で約2時間行われた臨時年寄総会は、役員以外の親方衆で構成される年寄会からの要望で実現したもの。元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降の言動について、貴乃花親方に説明を求めた。

 会合を終えて会見に臨んだ貴乃花親方は「これまでの私の行動によって、協会の皆さまに多大なご迷惑をおかけしました」と、反省の弁を口にした。日本相撲協会と対立を続けていたが、春場所中日の18日に、弟子の十両貴公俊が支度部屋で、付け人を数発殴る暴力問題が発覚して以降は一転して、謝罪と反省の言葉を口にしていた。この日も「貴公俊のことで監督責任は十分、私にあると思います」と話した。

 また、元日馬富士関の暴行事件に関して協会の対応を問題視して、内閣府に提出していた告発状についても「本日(28日)、取り下げ、年寄会の皆さんにも報告しました」と明かした。

 貴乃花親方と貴公俊の処分については、29日の理事会で協議し、決定する見込みとなっている。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)
厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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貴乃花親方処分は理事会一任、年寄会は厳罰要求せず

年寄総会後、1人で記者会見する貴乃花親方(撮影・加藤哉)


 日本相撲協会の役員以外の親方衆で構成される年寄会は28日、エディオンアリーナ大阪で臨時の総会を開いた。

 元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会に反発する言動を続けた貴乃花親方(元横綱)から説明を受け、年寄会としては貴乃花親方への処分は理事会に一任することを決めた。

 総会を終えた錦戸会長(元関脇水戸泉)は「協会の話と食い違う内容や無断欠勤などいろいろあったので、何か理由があるのだろうとこういう機会を設けさせていただいた。本人からは反省してこのようなことはしないとの言葉をもらった。処分については、理事会にお任せします」と話した。

 当初は、「解雇」に相当する「契約解除」を含めた厳罰要求を、年寄会として決議する可能性も見込まれていた。

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貴乃花親方は審判部・指導普及部に配属 理事会

年寄り総会出席のため場所入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 日本相撲協会は28日、新理事による理事会を開き、親方衆の職務を決めた。

 貴乃花親方(45=元横綱)は審判部・指導普及部に配属された。5月の夏場所からは審判部の一員として、本場所の審判を務めたり、番付編成会議などに加わったりすることが主な職務になる。2月の理事候補選で落選したため、これまでの役員待遇委員から1階級降格で委員となり、主な勤務先は審判室になる。

 貴乃花親方の審判部での直属の上司となる審判部長は、貴乃花一門から新理事となった阿武松親方(元関脇益荒雄)が務める。

 ほかの理事の主な職務は以下の通り。

 ▽理事

 尾車(元大関琴風)=事業部長

 鏡山(元関脇多賀竜)=指導普及部長、危機管理部長

 境川(元小結両国)=九州場所担当部長

 春日野(元関脇栃乃和歌)=巡業部長

 出羽海(元幕内小城ノ花)=名古屋場所担当部長

 山響(元幕内巌雄)=教習所長

 芝田山(元横綱大乃国)=広報部長、総合企画部長

 阿武松(元関脇益荒雄)=審判部長

 高島(元関脇高望山)=大阪場所担当部長

 春場所中、付け人を殴った十両貴公俊(たかよしとし)と、その師匠の貴乃花親方への処分は29日の理事会で協議する。

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貴親方に契約解除要求か「過激な人もいる」年寄総会

貴乃花親方(18年3月23日撮影)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、時間無制限で親方衆から質問を受ける日本相撲協会の臨時年寄総会が今日28日、大阪市内で行われる。貴乃花親方は、元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降、協会執行部と対立。協会発表と異なる証言や春場所初日からの欠勤、内閣府への告発状の提出など一連の行動への説明を求めた、役員以外の親方衆で構成する年寄会の要望で実現する。協会関係者によると、一部親方から「解雇」に相当する「契約解除」を含めた厳罰要求が出る見通しという。

 貴乃花親方との質疑応答後に処分案が出た場合、約80人からなる年寄会として決議する方針。八角理事長(元横綱北勝海)ら執行部は年寄会の総意を重視する意向で、処分を協議する29日の理事会に影響を与えそうだ。年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)はこの日「過激な人もいるので、私と他の5つの一門の代表者が中立な立場で、まずは代表質問する」と、自ら司会役を務め、冷静に話し合いを進める意向を語った。

 年寄会は不定期で会合を開いて意見を集約する。今回は八角理事長らと協議し、全親方対象の年寄総会に拡大して実施。錦戸親方は「貴乃花親方に不信感を持っている人は多い。代表質問だけでは終わらないと思う」と、長期戦も予想していた。

錦戸親方(元関脇・水戸泉)(10年8月2日撮影)

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八角理事長何度目かの「暴力根絶」貴親方には厳罰も

理事会に臨む八角理事長(中央)。左は鏡山理事、右は広岡理事補佐(撮影・足立雅史)


 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開いて理事長を互選し、八角理事長(54=元横綱北勝海)の続投を決めた。

 新理事会に先立って行われた評議員会で選任された親方の理事10人、外部理事3人が協議し、満場一致で決定。任期は1期2年。八角理事長は元横綱日馬富士関による暴行事件、春場所中日に起きた十両貴公俊による付け人への暴力など、相次ぐ暴力問題の根絶を第1課題として取り組むと所信表明。貴乃花親方(元横綱)は2月の理事候補選挙で落選したため、今回は理事長選に名乗りを上げることはできなかった。

 新任の3人を含む、10人の親方衆らによる新理事会は、わずか15分程度で終了した。鏡山理事(元関脇多賀竜)から推薦を受けた八角理事長の続投が、満場一致で決まった。北の湖前理事長が在職中に死去。15年12月の就任から3選となった。元横綱日馬富士関の傷害事件など、昨秋以降は不祥事が続発する中での新体制発足となった。

 所信表明の場となった会見では「まずは暴力問題の根絶に取り組むことが第1課題」と断言した。再発防止に向けて研修会を開き、2月に立ち上げた再発防止検討委員会が900人余りの協会員全員からの聞き取りを開始。すでに半数ほど進んでおり、有言実行の姿勢を貫く。

 一方で春場所では貴公俊による、支度部屋での付け人への暴力が発覚。八角理事長は「本当に申し訳なく思っております」と謝罪した。師匠の貴乃花親方の監督責任が問われているが、理事長はその親方衆を取りまとめる立場だけに、責任を感じていた。この問題を契機に沈静化した貴乃花親方について、親方衆からは29日の理事会で、降格を含めた厳罰を求める意見がある。知名度抜群の人気親方だけに、難しいかじ取りが迫られそうだ。

 「100年先も相撲を残していく」という伝統を守りながらも「改革を進めていく」と、時代の流れにも敏感に対応する決意だ。この約5カ月間、暴力が影を潜めることのなかった相撲界。「問題を1つずつ解決していくのが私の役目」。相撲と暴力を切り離さない限り、100年先に相撲界はないという、決意を表明した続投決定だった。【高田文太】

日本相撲協会の新理事
相撲協会の最近の不祥事と処分
理事会後の会見に臨む八角理事長(撮影・足立雅史)

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池坊議長、貴乃花親方に「天知る、地知る、人知る」

評議員会終了後の会見で資料を手に記者からの質問に答える池坊議長(撮影・足立雅史)


 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開いて理事長を互選し、八角理事長(54=元横綱北勝海)の続投を決めた。

 この日は理事会、横綱審議委員会に先だって、評議員会が開かれた。2月の役員候補選挙で当選した力士出身の理事候補10人を、正式に理事として選任。新たに芝田山親方(元横綱大乃国)阿武松親方(元関脇益荒雄)高島親方(元関脇高望山)の3人が理事となったが、池坊保子議長は「1人ずつ名前を呼びましたが(評議員から)異議も質問もなく了解してもらいました」と、選任に支障がなかったことを明かしていた。

 一方で同議長は、貴乃花親方の言動に対してかねて苦言を呈しており、この日は貴公俊の暴力問題について「多くの方々に失望や落胆を与えた」と語った。また貴乃花親方についてコメントを求められると「天知る、地知る、人知る。神さまがいるんだなと思いました」と、意味深な言葉を残した。貴乃花親方を巡る言動で、SNSなどを通じて世間から多くの批判も浴び「袋だたきに遭いました」と、自虐的に打ち明けながらも笑顔を見せていた。

 貴乃花親方は28日に協会の臨時年寄総会で説明を求められ、29日の理事会では貴公俊とともに処分対象となっている。

 ◆「天知る、地知る、我知る、人知る」 中国の故事で誰も知る者がおらず、2人だけの秘密にしようと思っても、天地の神々も知り、自分も相手も知っているのだから、不正は必ず露見するという意味。

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八角理事長、続投確実 阿武松親方は出馬考えず

八角理事長(18年2月撮影)


 日本相撲協会は今日26日、東京・両国国技館で行われる理事会で新理事長を決める。2月の役員候補選挙で当選した理事候補10人が、理事会に先立って行われる評議員会で正式に選任された後、互選で決める。

 前回は現職の八角理事長と貴乃花親方が立候補したが今回は現状、現職の理事7人が八角理事長推薦の姿勢で、貴乃花一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)も25日、理事長選への出馬について「考えていません」と明言。選挙なしで八角理事長の続投が確実だ。

阿武松親方(18年2月2日撮影)

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貴親方出席の年寄会、錦戸親方「時間かかっても」

会場入りする貴乃花親方(撮影・鈴木正人)


 役員以外の親方衆で構成する年寄会が求めていた貴乃花親方との話し合いの場は、時間無制限で行われることになった。

 昨年末からの貴乃花親方の言動を問う臨時年寄総会(28日)について年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「時間がかかっても大事なこと。中途半端にならないようにやりたい」と説明。開始1時間後に理事会が始まるため役員は途中退席するが、必要な場合は議論は続ける見込み。貴乃花親方も出席を明言している。

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貴ノ岩 勝ち越し「次の場所は今より準備できたら」

臥牙丸(右)を寄り切りで破り、勝ち越しを決めた貴ノ岩(撮影・岡本肇)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇25日◇エディオンアリーナ大阪


 元横綱日馬富士関の傷害事件の被害者の貴ノ岩が、臥牙丸を破って勝ち越した。頭部負傷などの影響により3場所ぶりの復帰だったが、15日間完走。「毎日ちゃんといつも通り稽古をして、次の場所は今より準備できたらいい」と浮かれるどころか気を引き締めた。

 また貴乃花親方は、4月1日からの春巡業を「全部かどうか分かりませんが最初の方は」と、当面休場させると明かした。

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貴乃花親方、告発状取り下げ意向「とにかくゼロに」

報道陣の質問に答える貴乃花親方(撮影・鈴木正人)


 貴乃花部屋の大相撲春場所千秋楽の打ち上げパーティーが25日、京都市内のホテルで行われた。

 貴乃花親方(45=元横綱)は囲み取材に対応。暴行問題に揺れたが、十両の貴ノ岩と貴源治が千秋楽で勝ち越し「とても和やかな気持ちです」。一方、場所中に付け人への暴行で謹慎させた十両の貴公俊(たかよしとし)は打ち上げパーティーに参加せず「部屋にいます」と明かした。内閣府に提出した告発状を取り下げる意向をあらためて示し「すべてゼロからのスタート。新たに指導していく所存です」。かねてからの“一兵卒”を強調し「自分と向き合い、弟子と向き合い、とにかくゼロにさせていただく」と話した。

会見場に入る貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

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