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元貴乃花親方、引退貴ノ岩が角界去り池坊氏「残念」

日本相撲協会の評議員会に出席した池坊保子氏

日本相撲協会は11日、東京・両国国技館で評議員会を開いた。

評議員の池坊保子委員(元文部科学副大臣)は会合後、付け人に暴力を振るって引退した元貴ノ岩について「残念よね」との見解を述べた。元貴ノ岩の師匠だった元貴乃花親方には今年、何度も苦言を呈した。師弟ともに相撲界を去ったことは「残念に思いますが、八角理事長(元横綱北勝海)以下、本当に誠実に真摯(しんし)に対応している」と話し、協会の対処に理解を示した。

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元貴乃花親方に退職金、功労金で2000万円程度か

元貴乃花親方(元横綱)(18年5月13日撮影)

日本相撲協会の評議員会が11日、東京・両国国技館で行われ、10月1日付で退職した元貴乃花親方(元横綱)の退職金、功労金について決議した。すでに11月29日に行われた理事会で算出されていた金額について議論されたが、海老沢勝二議長(元NHK会長)は「淡々と済みました」と、特に異論は出なかったという。理事会の時点で金額については「規定通り」と、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が説明。この日、同部長は「個人情報なので」と、金額は公表しなかったが、過去の例と照らし合わせると、退職金は約1000万円、功労金も同等で、計2000万円程度が支払われるとみられる。

その元貴乃花親方が入門当時から指導し、今月7日に引退した元前頭貴ノ岩が起こした暴力問題を受け、19日に全関取衆を対象とした研修が開催されることも、この日の評議員会では報告された。今年、再三にわって元貴乃花親方に苦言を呈してきた池坊保子委員(元文部科学副大臣)は、師弟ともに相撲界を去ることになり「残念よね」と話した。続けて「残念に思いますが、八角理事長(元横綱北勝海)以下、本当に誠実に真摯(しんし)に対応している。協会のあり方を大変、心強く思っています。皆さまにそれを発信したいなと思っているのね。大切なのは、どういう風に対処するか」と、今回の対応について評価した。

また、元貴乃花親方に苦言を呈した際には、自身も批判にさらされることになったが「まあ、皆さまに支えられてね、それなりに楽しい1年でした、フフフッ。『理解しているよ』と言ってくださる方もいましてね。うれしいですね」と、笑顔で帰途に就いていた。

日本相撲協会の評議員会に出席した池坊保子氏

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貴景勝は元貴ノ岩に感謝「いろんなことを学んだ」

7日、巡業の稽古場に向かう貴景勝

元貴ノ岩の引退を受け、千賀ノ浦部屋で弟弟子だった小結貴景勝が8日、熊本県高森町での巡業先で「残念としか言えない」と心境を語った。貴景勝は、十両昇進前の貴乃花部屋時代に元貴ノ岩の付け人を務めていた。

「相撲以外のことでも、いろんなことを学んだ」と懐かしみながら感謝の言葉を口にした。11月の九州場所で初優勝し、これまで以上に部屋を引っ張っていく立場となることに「自分は自分のことをするだけです」と淡々と話した。

7日、引退会見を行った貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

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弟弟子沈痛…貴景勝「残念」貴源治「肩持てない」

巡業の稽古場に向かう貴景勝

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

旧貴乃花部屋時代からの貴ノ岩の弟弟子で、冬巡業に参加している小結貴景勝(22)と十両貴源治(21=ともに千賀ノ浦)は、そろって沈痛な面持ちで取材に応じた。宮崎・延岡市で行われた7日の巡業は午後3時まで開催。すでに貴ノ岩の引退の意向は、報道を通じて知っていた貴景勝だったが「まだ正式に決まったわけではないので」と前置きしたものの「残念」と、絞り出すように話した。

11月の九州場所で初優勝した際は、一緒に万歳して喜んでくれただけに「自分は相撲を頑張るしかないから」と、引退を覚悟したように話していた。貴源治は「一番稽古をつけてもらった」と、長い日は1時間もぶつかり稽古で胸を出してもらったことを明かした。「岩関のおかげで強くなれた。でもそれとこれとは別。肩を持つわけにはいかない。世間の風当たりは強くなると思うけど、一生、それを背負っていくしかない」と、第2の人生に期待していた。

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貴ノ岩引退「新弟子になりたい」心残りも暴力の責任

引退会見で頭を下げる貴ノ岩(右)。左は千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。貴ノ岩は昨年10月の元横綱日馬富士による傷害事件の被害者で、一連の騒動により師匠だった元貴乃花親方(元横綱)が今年10月に退職。部屋を移籍して第2の相撲人生を歩み出した直後に加害者となり、引退を余儀なくされた。

協会から引退受理の発表が行われた3時間後。貴ノ岩は都内の部屋で行われた引退会見場に、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)とともに現れた。両者潤んだ目をして立ったまま、報道陣に対して約10秒間深く頭を下げた。「弟弟子に手をあげてしまい、大変つらい思いをさせたことを深く反省し、責任を取って本日をもって貴ノ岩義司、現役を引退させていただきます」と言い、また頭を下げた。

早い決断だった。貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将を4、5発殴った。夕食時にはビールを1杯飲んだといい、付け人が風邪薬を忘れ、言い訳をしたことに腹を立て暴行。翌5日に事態が判明し、帰京して相撲協会から事情聴取を受けると、6日夜には千賀ノ浦親方に引退の意向を示した。引き留められた。「相撲を続ける気持ちは今もありますけど、やっぱり引退して責任取るという気持ちの方が強かったです」と、揺らぐことはなかった。

昨年10月の秋巡業中に元日馬富士から暴行を受けた被害者で、一連の騒動で元日馬富士、元貴乃花親方が角界を去った。それだけに今回の件に関して、背負った罪の大きさは計り知れない。「自分の気持ちの弱さ、自覚のなさ。反省しかない」と決断した。

9月まで苦楽をともにしてきた、元貴乃花親方の花田氏と連絡を取ったことを明かした。だが内容を問われると「そこは…すみません…」と明かさず。花田氏への思いを問われると「育ててくれた感謝と、迷惑かけて申し訳ないという気持ちが両方あります」と神妙に話した。

10年間過ごした角界を、思いも寄らぬ形で去ることとなった。今後の人生については「今のところは考えておりません」とした。会見最後に「もし相撲の神様がいて時間を戻してくれるならいつに戻りたいですか」と問われた。ひと呼吸置き「また、新弟子になりたいです」と言った声がむなしく響いた。

◆貴ノ岩(たかのいわ)本名アディヤ・バーサンドルジ。1990年2月26日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身。モンゴルでは柔道、レスリングの経験を生かし鳥取城北高へ相撲留学。卒業後に貴乃花部屋に入門し09年初場所初土俵。12年名古屋場所新十両、14年初場所新入幕。元貴乃花親方が育てた最初の関取だった。得意は右四つ、寄り、投げ。182センチ、150キロ。血液型O。通算成績は371勝303敗44休。三賞は殊勲、敢闘が各1回、金星1個。独身。8歳で母、来日直後には父を病気で亡くし、きょうだいは兄3人、姉1人。愛称はバスカ。

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千賀ノ浦親方 貴ノ岩へ「できることをやって」

貴ノ岩(右)の引退会見で騒動を謝罪する千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、都内の部屋で引退会見を開き、同席した師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「暴力という形で引退するのは本当に残念。(暴力根絶を掲げる)日本相撲協会に対しても申し訳ない」と話した。その上で現役を退く貴ノ岩へ「(本来は)気持ちは強い男。今後は落ちついて、できることをやってほしい」と第2の人生へエールを送った。

10月に旧貴乃花部屋から力士、床山を受け入れた当時を振り返り「最初は不安はあったが、日に日に全員がうち解けて安心していた」と話した。先月の九州場所では貴ノ岩と同じく旧貴乃花部屋から移った小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が初優勝。激動の2カ月を過ごした。

昨日は貴ノ岩と2人きりで現役を続行するか話し合った。「まだまだ頑張れる。やれるんじゃないか。頑張ろう」と励まし、現役続行を説得。しかし「貴ノ岩の意思は固く、責任を取ろうという意識が強かった」と説明した。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴打。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。

引退会見で神妙な面持ちの貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

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貴ノ岩、前師匠の元貴乃花親方に「申し訳ない…」

引退会見で思い出話をする貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、東京・台東区の部屋で引退会見を開いた。

テレビカメラ6台、報道陣約60人が集まる中、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)も同席。貴ノ岩は会見冒頭で約10秒間、頭を下げた。その後「(付け人に)大変つらい思いをさせてしまった」と一言。師匠や部屋関係者、相撲協会、ファンの名前も挙げて「迷惑をかけてしまい本当に申し訳ございません」と謝罪した。「深く反省し、責任を取り、今日をもって現役を引退させていただきます」と語った。

前師匠の元貴乃花親方には「育ててくれて感謝の気持ちと、迷惑をかけて申し訳ない気持ちです」と神妙な面持ちで語った。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴打。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。

引退会見に臨んだ貴ノ岩。右手の甲に青あざのようなものが見えた(撮影・山崎安昭)

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貴ノ岩の意思固く…千賀ノ浦親方「まだやれるが」

引退会見で謝罪する貴ノ岩(右)。左は千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、東京・台東区の部屋で引退会見を開いた。テレビカメラ6台、報道陣約60人が集まる中、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)も同席。貴ノ岩は会見冒頭で約10秒間、頭を下げた。その後「(付け人に)大変つらい思いをさせてしまった」と一言。師匠や部屋関係者、相撲協会、ファンの名前も挙げて「迷惑をかけてしまい本当に申し訳ございません」と謝罪した。「深く反省し、責任を取り、今日をもって現役を引退させていただきます」と語った。

付け人を殴ってしまったことについて「自分の弱さ」と声を小さくした。昨日6日は千賀ノ浦親方と話し合い「まだまだ頑張れる。まだやれるんじゃないか。頑張ろう」と声を掛けられたが、貴ノ岩の意思は固かった。

前師匠の元貴乃花親方には「育ててくれて感謝の気持ちと、迷惑をかけて申し訳ない気持ちです」と神妙な面持ちで語った。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴打。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。

引退会見で頭を下げる貴ノ岩(右)と千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

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暴力問題の貴ノ岩が引退決意

国技館に向け部屋を出る貴ノ岩(撮影・鈴木正人)

付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、7日までに引退を決意した。

貴ノ岩は4日夜に巡業先の福岡・行橋市で付け人を務める同部屋の弟弟子の貴大将に暴力を振るった。

日本相撲協会は6日には被害者の貴大将から事情聴取し、今後の理事会で貴ノ岩の処分を検討する予定だった。

貴ノ岩は鳥取城北高への相撲留学のため来日。元貴乃花親方(元横綱)が師匠を務めた貴乃花部屋に入門し、09年初場所で初土俵を踏んだ。12年名古屋場所で新十両、14年初場所で新入幕を果たした。

昨年の元横綱日馬富士による傷害事件では被害者になった。加害者の元日馬富士は事件の引責のため引退。

今年10月には、元貴乃花親方の日本相撲協会退職に伴い、千賀ノ浦部屋に移籍していた。

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やくみつるさん痛烈「さっさと荷物まとめろ」

やくみつる氏

幕内力士・貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が付け人の力士を暴行した事件に関して、大相撲に造詣が深い漫画家のやくみつるさんも今回の事態に痛烈だった。「ケガの程度が軽かろうが斟酌(しんしゃく)する材料にもならない」と貴ノ岩の暴力行為を電車道で押し出した。「モンゴルに『合わせる顔がない』という言葉があるのかどうか分かりませんが」と前置きした上で貴ノ岩の大黒星を徹底批判した。「今の師匠、元師匠の貴乃花、被害者となった時にお世話になったたくさんの方々、そして被害者の立場を理解して復帰を1場所猶予してもらった日本相撲協会に対しても合わせる顔がない。さっさと荷物をまとめた方がいい」。

繰り返される角界の暴力問題を「いくら訓示をたれてもしょうがない。現在進行形(の暴力)もあるかも知れない」と一刀両断。「すべての力士に対して暴力を振るった時はマゲを切ります、と宣誓させた手形を両国国技館の入り口に掲げるぐらいじゃないとダメ。実効性のある手段をとるしかない」と突き放した。

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元貴闘力が怒りの喝「付け人制度の即刻廃止」

角界へ「喝」を入れた元貴闘力の鎌苅忠茂氏

幕内力士・貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が付け人の力士を暴行した事件に関して元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏(51)が大激白した。昨年10月には元横綱日馬富士から暴行を受けた貴ノ岩が加害者となった事態に対して「自覚不足、時代錯誤、付け人制度の即刻廃止」の持論を展開した。

またも角界を揺るがす暴力事件に元貴闘力が怒りの「喝」を下した。被害者が今度は加害者という異常事態に「自覚がない。それに尽きる。理由は何だろうが付け人だろうが、たたいたら問題になる。許される時代じゃないんだよ」。貴ノ岩の自覚欠如、時代錯誤を強い口調で一喝した。

元貴闘力が激白したのは角界引退後、東京都江東区清澄にオープンした焼き肉店「ドラゴ横綱通り店」だった。イタリア語で竜を意味する店名の命名は弟弟子の元横綱貴乃花。今も親交ある弟弟子の愛弟子は昨年10月の巡業中に元横綱日馬富士から暴行を受けた。師匠の貴乃花親方が日本相撲協会と対立。この暴力事件を引き金に貴乃花親方の角界引退という事態にまで発展した。

自身も波瀾(はらん)万丈だ。引退後は大嶽親方を襲名も現役時代から型破りなギャンブルマニア。それが災いし、野球賭博問題で日本相撲協会を解雇、昭和の大横綱・故大鵬親方の三女とも離婚、プロレス転向も不調に終わった。「そんなおれが言うのもなんだけどね。現役の時はたたかれても愛のむち、自分のためだと思っていた。今は時代が違う。協会からも親方衆からも厳しく言われているわけじゃないの。やったらどんなことになるのか、まるで分かってないよ」。

今も相撲界に育ててもらった感謝は尽きず、愛情をもって土俵の外から見つめ、応援している。「付け人も協会から預かっている力士なんだということが分かっていない。付け人制度をやめた方がいい」。現役時代は豪快な張り手で魅了。激震の角界に持論の張り手を放った。【大上悟】

◆鎌苅忠茂(かまかり・ただしげ)大相撲の元関脇貴闘力。1967年(昭42)9月28日、兵庫県神戸市出身。元大関初代貴ノ花の藤島部屋に入門、83年春場所初土俵。90年秋場所で新入幕。00年春場所で幕内初優勝。通算754勝703敗。180センチ、148キロ(現役当時)。

<スポーツ界の暴力アラカルト>

◆角界 昨年9月下旬から今年1月にかけて峰崎部屋で兄弟子が弟弟子に対して4回にわたり素手で殴るなどの暴力を振るった。

◆競泳 競泳男子で20年東京オリンピックのメダル候補の小関也朱篤(26=ミキハウス)が、昨年11月からのスペイン合宿中に同じ所属の男子選手(23)に暴力を振るったことが判明。

◆アメフト 5月に日本大対関西学院大の定期戦で日大守備選手が悪質なタックルをして相手クオーターバック(QB)を負傷させた。

◆高校野球 愛知・豊田大谷高校の野球部監督川上貴史容疑者(33=同県日進市)が7月31日、傷害の疑いで逮捕された。昨年7月、練習中に当時1年の男子部員の頭と頬を殴った上、肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負わせた疑い。

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暴力根絶…共同生活から見直し必要か/記者の目

車で部屋に戻った貴ノ岩(撮影・河野匠)

大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった問題で発覚から一夜明けた6日、師匠の千賀ノ浦親方は悲痛の表情を浮かべた。貴ノ岩の暴行問題に「とにかく驚きで、残念の言葉しか出てこない。残念なのと情けないのと、両方です。すみません」と言及。早朝から都内の部屋を囲んだ約40人の報道陣を前に、力ない声で謝罪した。

  ◇   ◇   ◇  

<記者の目>日本中から、ため息が漏れている気がした。「やっぱり」や「結局」。そんな言葉しか思い浮かばないほど、貴ノ岩の暴力には落胆させられた。相撲界は何も変わっていない-。そう世間に思わせたに違いない。貴乃花と日馬富士という2人の横綱が、相撲界を去るきっかけとなった力士による愚行では、その2人も浮かばれないというものだ。

被害者が加害者になる。その傾向はすでに発見されていた。親方や力士はもちろん、行司や呼び出しら、全相撲協会員に聞き取り調査し、元協会員からもアンケートを募る膨大な仕事量をこなした、暴力問題再発防止検討委員会の調査結果に明記されていた。それでも、ある協会員が言った。「どこまでいっても暴力はなくならないと思う。風習として残っているから」。

稽古場では顔を張ることを良しとされ、土俵を離れれば暴力となる。頭で分かっていても、カッとなったら思わず手が出る。その繰り返しだ。それが風習というなら、相撲部屋という共同生活から見直し、稽古と生活を切り分けるしかない。一方で、共同生活を送るからこそ生まれる絆なども希薄になる。親子や兄弟を見るような、大きな魅力をそぎ落とすほどの覚悟で「風習」を変えていかなければいけない、分岐点に差しかかっているのかもしれない。【高田文太】

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元貴乃花親方怒り激白「言語道断」弟子の裏切り無念

帰京した元貴乃花親方の花田光司氏(撮影・河野匠)

大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった問題で、入門から今年9月の秋場所まで指導した元貴乃花親方の花田光司氏(46=元横綱)は「言語道断」と、かつての弟子を一刀両断した。問題発覚から一夜明けた6日、都内で日刊スポーツの取材に答えた。また11月の九州場所で初優勝した小結貴景勝(22=千賀ノ浦)ら、旧貴乃花部屋の力士からも「残念」などの声が相次いだ。

   ◇   ◇   ◇

貴ノ岩の育ての親は口調こそ落ち着いていたが、それとは対照的な言葉を発した。元貴乃花親方の花田氏は、新幹線で都内に戻ったところで歩きながら質問に答えた。貴ノ岩が起こした暴力については、開口一番「あんなことをしちゃったらね…」と、残念そうに話した。さらに「言語道断でしょ」と続けた。昨年10月に元横綱日馬富士による暴力事件で貴ノ岩は被害者となり、自身も暴力根絶を訴えてきた。その思いが届いていなかったことへの、歯がゆさを飲み込むように後は「予定があるから」などと多くは語らなかった。

今年10月に、日本相撲協会が暴力決別宣言と、暴力問題再発防止策の方針を発表した。それは貴ノ岩のようなケースが再び起こらないよう、花田氏が愛弟子を守ろうとしたのが発端ともいえる。皮肉にも協会の宣言などを受け、暴力の加害者は厳罰に処する方針が適用される第1号も貴ノ岩となった。そんな状況を招いた貴ノ岩の軽率な行動と、かつての弟子が再び暴力の被害者となった貴大将への思いやりが混在し「口では言い表せないこと」の意味の「言語道断」という言葉となったのかもしれない。

この日、大分・別府市で行われた冬巡業に参加した、旧貴乃花部屋時代から弟弟子の貴景勝、貴源治は、ともに真っ先に「残念です」と語り、視線を落とした。暴力については「顔が腫れていたので分かった」(貴景勝)「顔を見れば分かる」(貴源治)と、頬が腫れた翌朝の貴大将を見て察知したという。初優勝からわずか10日後の出来事だが、貴景勝は「僕のことはどうでもいい。自分は相撲を取ることしかできない」と気丈に話した。苦楽を共にしてきた兄弟子と再び相撲を取りたいか問われると「付け人の立場もあるし、2人の関係もある。ただ、早く解決してほしい」と、一段と深刻な顔で話した。

貴源治は「この件に関しては『言い訳なし』じゃないですか。言葉はないですよね。これが貴ノ岩関の人生なんだな」と厳しい言葉も述べた。貴源治は、双子の兄の貴公俊も暴力を振るって謹慎処分を受けた。一時の感情で暴力へと発展する愚かさを人一倍感じている。常に暴力問題の渦中にさらされてきた旧貴乃花部屋。育ての親にも、弟弟子にも、暗い影を落とすことになった。

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貴景勝、貴ノ岩に「弟弟子からは、残念ですとしか」

巡業の土俵下で、稽古の様子を見守る貴景勝(中央)

大相撲の冬巡業は6日、大分・別府市で行われ、付け人への暴行が発覚した前頭貴ノ岩と、以前は貴乃花部屋で、現在は千賀ノ浦部屋で弟弟子として過ごした小結貴景勝(22)は、終始神妙な表情で取材に応じた。

暴行については「(付け人の)顔が腫れていたので(暴行があったと)分かった」と話し、暴行については「弟弟子からは、残念ですとしか言えない」と語った。

貴乃花部屋から所属先が変更されて最初の本場所となった、11月の九州場所で初優勝。一丸となって、千賀ノ浦部屋を盛り上げるべき時期に起きた問題だが「僕のことはどうでもいい。早く解決してほしい。自分は相撲を取ることしかできない」と話した。

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張本氏、貴景勝Vにあっぱれ!「よく頑張りました」

張本勲氏(2017年1月14日撮影)

張本勲氏(78)が2日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演し、大相撲九州場所で優勝した小結貴景勝(22=千賀ノ浦)に「あっぱれ!」を出した。

張本氏は「小結は1番難しい地位ですよ。初日から横綱、大関と当たっていきますから、それに打ち勝って上がっていくんですから。よく頑張りましたよ。3横綱1大関が休んでおっても、22歳の若者がねよく頑張ってくれましたよ」と称賛した。

貴乃花親方がいなくなった後の優勝に張本氏は「逆も言えるんですよ。尊敬している親方にごちゃごちゃがあったじゃないですか。部屋が変わってちょっと落ち着いたというのもある。もちろん、心の中では尊敬しているのですが、ゴタゴタが治まったというのが、よかったと思いますよ。突貫小僧みたいだもんね。(貴景勝は)175センチぐらいしかないないんだから。あんこですけれども昔の琴奨菊みたいな力士になってもらいたい。22歳の阿武咲とか若手が盛り上げてくれたから、これから角界も面白いと思いますよ」と将来を予想した。

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元貴乃花親方の退職金、理事会「規定通り」

元貴乃花親方(元横綱)(18年5月13日撮影)

日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開いた。

理事会では10月1日付で相撲協会を退職した、元貴乃花親方(元横綱)の退職金についても話し合われた。金額について、芝田山広報部長は「特に意見は出なかった。規定通り」と説明した。今後は12月11日に行われる評議員会でも話し合われ、正式決定する。

18年11月4日、福岡県田川市で開催されたイベント会場を訪れた元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏

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元貴乃花親方と卒婚の景子さんは姿見せず

貴乃花と景子さんの歩み

元貴乃花親方の花田光司氏との離婚が明らかになった元フジテレビアナウンサーの景子さんは27日、姿を見せることはなかった。一方、長男で靴職人の花田優一氏(23)は取材に応じた。

優一氏はこの日、都内の実家から数回外出。その際、両親の離婚について質問を受けると「両親が決めたことなので…」。元貴乃花親方と連絡をとっているかとの問いには「最近、すれ違いが多く、ほとんど話せていません」と、うつむいた。優一氏はこの日、ブログを更新。両親との幼少期の写真をアップし「スーパーヒーローのように憧れた父 いつも太陽でいた母 2018年の今日、笑顔あふれる、変わらない毎日!」とつづった。

一方、景子さんは自宅に在宅中とみられるが、近隣住民は「体調を崩しているようです」と話した。また、景子さんの宮崎市の実家も日刊スポーツの取材の電話に出ることはなかった。

12年3月、和装デーで写真に納まる貴乃花親方(中央)と景子夫人(同右)

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元貴乃花親方 卒婚景子さんに気遣い「ゆっくりと」

担当弁護士を通じて一部報道機関に送られた元貴乃花親方の離婚に関する文書

10月に日本相撲協会を退職した、元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏(46)が27日、離婚について代理人弁護士を通じてコメントを発表した。前日26日に、元フジテレビアナウンサーの景子さん(54)との離婚が判明。95年から23年間続いた結婚生活が、10月25日に自ら離婚届を提出して幕を閉じたことについて「卒業」と表現した。この日はテレビ番組にも生出演し、新たな人生のスタートと明るく強調していた。

花田氏が発表したコメントには、随所に「おかみ」を卒業した景子さんへの気遣いがあった。10月1日付で相撲協会を退職。貴乃花部屋は消滅し、息子同然に接してきた弟子は千賀ノ浦部屋に所属先を変更。それから1カ月も過ぎずに、離婚届を提出していた。代理人を通じてこの日「今回の離婚はこれまでの夫婦としての成り立ちを良い思い出に、卒業しようということでした。お互い新しい道を進むことになりますが、これからの人生をゆっくりとそれぞれの道をお互い歩いていこうと思います」などと、遺恨などがないと思わせるコメントを発表した。

この日午前にはテレビ番組に生出演し、終始明るい表情で結婚生活を振り返っていた。「横綱になったばかりで結婚し、長男がすぐに生まれた。私自身は横綱をやることで毎日必死だった。一般的な新婚旅行とか思い出はない」としながらも、1男2女の子どもの成長を共に見守る日々が充実感を生んでいたとした。続けて「子どもたちは両親が決めたことだからという感じだった。離婚しても我が子が変わるわけではない」と、3人の子どもの理解も得ていることを明かした。

番組では、卒業から派生し、司会者から「卒婚」という表現を用いられた。これを受け入れた様子で「これまでおかみとして奥さんとして、肩身の狭い思いをしてきたでしょうから。これからは自分の道を行ってほしいと思いました」と返答し、景子さんの今後については知らないが、今も連絡は取り合い、応援する姿勢。「円満離婚か」と問われると「そうですね。円満で離婚する人って、あまりいないと思うけど。そばにいて本業を支える中できつい思いをしてきたでしょうから。50(歳)ちょいですから、これからゆっくりできるのでは」と話した。

発表したコメントには、冒頭で「これまで以上の精進が必要となりますことを実感しております」と、決意を表明していた。弟子に続いて景子さんとも別れ、正真正銘、第2の人生がスタートを切る。

95年5月、挙式で笑顔を見せる貴乃花と景子夫人

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元貴乃花親方、景子夫人は「のびのびいってほしい」

元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏

景子夫人(54)との離婚が明らかになった元貴乃花親方の花田光司氏(46)が27日、日本テレビ系「スッキリ」に生出演して胸中を語った。

突然スタジオに現れた花田氏に司会を務める加藤浩次(49)も驚いた表情を見せた。

花田氏は「離婚のことがこんな大きなことになるとは思わなかった。報道されるだろうなと思っていた」と語った後、経緯から話し始めた。「お互いに結婚を卒業しようと言うことで2人で決めました」と話し、「私も人生の転機がたくさんきて、お互いの道を行こうと。離婚届を提出したのは先月でしたけれども、以前から兆候はあったかなと」と続けた。また「奥さんには新しい道をのびのびといってほしいなという気持ちが強かった。間接的にこれまで部屋のおかみさんとして、または横綱の奥さんとして、肩身の狭い思いもしてきましたでしょうから、これからは自分の道にいってほしい」と話した。

景子夫人とは、連絡については取り合っていると話し、「私のそばにいて私の本業を支えながらつらいきつい思いをしてきましたでしょうから、これからの人生を考えると、元家内も50歳ちょいですから、まだ年齢もこれからゆっくりいけるんじゃないかなと思いましたので」と話した。加藤からは身の回りの事を聞かれ「弟子もいなくなり、1人暮らしです。それなりに自分でやってきていますので大丈夫です。自分でやるしかないので。(食事は)近所に出かけたり、ちょこっと作ったり出来ますので、ご飯を炊いたりとかみそ汁とか作ります。あまり作ることはないですけどね」と語った。

高橋真麻(37)から過去の話を振られると「私が横綱になったばっかで結婚し、すぐに長男が生まれて、もう横綱をやることで毎日必死で暮らしていた。ごく一般的な新婚旅行とかの思い出は全くといっていいほどなくて」と話した。

加藤からお互いがプラスになる決断か聞かれ、「それでしかないですね。私も引退を機に小さなお子さん達の土俵を一緒にやっていきたい。その辺にも力を入れていきたい。お互いに元気でいけないという新たな気持ちでいます。息子たちは、両親が決めたことは、という感じですから。離婚してもわが子は変わらないので、そのためにも私自身がしっかり生きていかなくてはなと思います」と話し、今後については「少しずつ活動の拠点をつくって広げていこうかなと思う。ただ引退したばっかりで、焦ってやってもよくないので、少年少女、土の上を歩くということをしてほしい。昔、お父さんと相撲をとり、投げ飛ばされたとかで、何となく痛みを覚えたりとか、人を傷つけることをしてはいけないとか、そういった所へ携わっていきたいと思っています」と話した。

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元貴乃花親方、離婚届は「私が出しに」一問一答1

9月25日、引退記者会見で険しい表情を見せる貴乃花親方

景子夫人(54)との離婚が明らかになった元貴乃花親方の花田光司氏(46)が27日、日本テレビ系「スッキリ」に生出演して胸中を語った。

一問一答は以下。

花田氏 離婚のことがこんな大きなことになるとは思わなかった。報道されるだろうなとは思っていた。

-卒婚の経緯は?

花田氏 お互い結婚を卒業しようと、2人で決めました。人生の起点がたくさんありましたし、お互いの道を行こうと。

-離婚届は?

花田氏 先月、私が出しました。以前から少し兆候があったかなと。 

-要因は?

花田氏 これまでおかみとして、奥さんとして肩身の狭い思いをしてきたでしょうから。これからは自分の道をのびのびと行ってほしいという気持ちが強かった。

-景子さんの今後?

花田氏 聞いていない。連絡は取り合っている。

-円満離婚ですか?

花田氏 そうですね。円満で離婚する人って、あんまりいないと思うけど。そばにいて本業を支える中できつい思いをしてきたでしょうから。これから考えると、50(歳)ちょいですから、これからゆっくりできるのではと思います。

-これから1人ですが身の回りのことは?

花田氏 大丈夫です。それなりに自分でやってきましたから。自分でやるしかないですから。食事は近所に出掛けたり、ちょこっと作ったり。ごはん炊いたり、お味噌汁は作れる。

-子供が大きくなったことも要因?

花田氏 それもあるかもしれません。

-子供に報告は?

花田氏 こどもたちは両親が決めたことだから、という感じだった。離婚しても我が子が変わるわけではない。そのためにもしっかり生きていかないと。

-23年間の結婚生活で良かったこと、大変なことは?

花田氏 横綱になったばかりで結婚し、長男がすぐに生まれた。私自身は横綱やることで毎日必死だった。一般的な新婚旅行とか思い出はない。子供の成長を見ていくということですか。

-部屋をたたんだことも要因?

花田氏 大きな要因のひとつ。

-離婚届は?

花田氏 私が出しにいきました。夜遅くまでやっているので。

-この決断はプラス?

花田氏 それしかない。これからは小さなお子さんのための土俵に力を入れていきたい。そのためにもお互い元気でいないと。少しずつ拠点を作って活動をしていきたい。焦ってもしょうがない。

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