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貴景勝が史上最速の大関復帰、特例母校リハビリ実る

10勝目を挙げて大関復帰を決め、支度部屋で記者の質問に耳を傾ける貴景勝(撮影・加藤諒)

<大相撲秋場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)が、史上最速の大関復帰を果たした。平幕の妙義龍を突き落として10勝目。夏場所の栃ノ心以来、現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降では6人7例目となる1場所での復帰となった。

76年名古屋場所で13日目に10勝目を挙げた三重ノ海より1日速い最速記録。さらに史上初となる大関復帰と幕内優勝の同時実現に向けて、2敗を守って単独トップに浮上した。関脇御嶽海ら5人の3敗勢が追走する。

   ◇   ◇   ◇

大関貴景勝が戻ってくる。手放さざるを得なかった地位を、再びつかんだ。「ひとまず良かったとかじゃないが、クリアしたかなと思う」。10勝目がかかった妙義龍戦。当たって下から起こすと、体を開いて左から突き落とし。取組時間は1・2秒だった。

「出ずに陥落したことは本当に無念だった」。右膝を負傷しながら再出場して敗れた夏場所8日目から、この日がちょうど4カ月だった。かど番だった名古屋場所も夏巡業も全休し、基本は1人で治療とリハビリ。その間に「離れていく人もいた」と明かす。世の中の関心が薄まり、ある後援会の会員数は一時的に微減した。同時に「変わらず応援してくれる人に恩返ししたい」気持ちが強まった。

大関復帰に向けて、異例の調整を準備してくれたのが、かつての恩師と今の師匠だ。4カ月中の約1カ月半は、初心に戻ろうと母校の埼玉栄高で住み込みのリハビリ。7年前の高校入学直後に「一生付き合っていこう」と誓ってくれた相撲部の山田道紀監督(53)が、寝食そろう環境を用意してくれた。ただ、師弟関係を重んじる相撲界。本来なら部屋で稽古するのが通例だが、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「大関だから自分のやることを信じればいい」と特例を認めてくれた。「師匠も山田先生も自分のやり方を受け入れてくれる。1人ぼっちだなあって思う半面、自分のためにいろんなことをやってくれる人がいると気づいた」。

勝ってかぶとの緒を締める。あくまで来場所の番付が決まっただけ。「1つの区切り。ここで満足したら、終わってる」。2度目の天皇賜杯で、大関復帰に花を添える。【佐藤礼征】

◆かど番制度 69年名古屋場所から、大関は2場所連続で負け越すと関脇に陥落することが決まった。しかし、翌場所10勝以上した場合は大関に復帰できる。

引き揚げる貴景勝は子供の頭をなでなでする(撮影・柴田隆二)
妙義龍を下し2敗をキープする貴景勝(撮影・河田真司)
貴景勝(左)は突き落としで妙義龍を下す(撮影・加藤諒)

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明生3敗に後退「全部ダメ」相性悪い隠岐の海に完敗

隠岐の海に押し出しで敗れた明生(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

貴景勝と2人、2敗を守っていた西前頭10枚目明生(24=立浪)が隠岐の海に敗れ、3敗となった。

過去2戦2敗の相手に対し、自分の流れに持ち込めず、後手に回って押し出された。「相撲が悪かったです。全部ダメ。圧倒されました。気持ちで負けて、攻める姿勢が足りなかった」。

13日目はベテラン松鳳山戦。残り3日。「今まで通り、精いっぱいやります」と、気持ちを切り替えて、V戦線に食らいつく。

明生(右)は押し出しで隠岐の海に敗れる(撮影・加藤諒)

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宝富士、初顔合わせ炎鵬下す 親方辛口助言?に奮起

宝富士(右)は上手ひねりで炎鵬を下す(撮影・加藤諒)

<大相撲秋場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭8枚目宝富士(32=伊勢ケ浜)が炎鵬を下し、優勝争いトップと1差の3敗を守った。大ブレーク中の小兵との初顔合わせ。動き回る相手に慌てず、足取りに来たところを上手ひねりでつぶした。

「土俵で見て、予想以上のちっちゃさだった。あの体勢(土俵に落ちても)になっても足を離さず、力が入ってた。根性、すごいですよ」。白星に喜びながら、相手をたたえる。

この日の朝稽古で、部屋の安治川親方(元関脇安美錦)から「絶対に中に入られるな。どうせ入られるだろうけど」と辛口? の助言を受けた。「それを聞いて“絶対に入れるか”と思いました」と笑う。

16年名古屋場所以来となる幕内4度目の2桁白星にも王手がかかった。それどころか、2敗の貴景勝の今後次第で初優勝の可能性だってある。「あんまりこういうチャンスはないんで。でも、そこはあんまり考えずに」と言いながらも「あと3日か…そうしたら、何かいいことあるかもしれない」。人の良さそうな笑顔から、思わず本音がこぼれ出た。

炎鵬(右)は上手ひねりで宝富士に敗れる(撮影・加藤諒)

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関脇貴景勝10勝、大関復帰へ/12日目写真特集

<大相撲秋場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

2場所連続休場した関脇貴景勝が大関復帰を決めた。前頭6枚目妙義龍を突き落とし10勝目。2敗を守り優勝争いの単独トップにも立った。同じく2敗だった平幕の明生は隠岐の海に押し出され9勝3敗に。

12日目の取組模様を写真で振り返ります。


栃ノ心(5勝7敗)寄り切り御嶽海(9勝3敗)

御嶽海(左)は栃ノ心を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

御嶽海(右)は寄り切りで栃ノ心を下す(撮影・加藤諒)

御嶽海(中央)は寄り切りで栃ノ心を下す(撮影・加藤諒)


竜電(6勝6敗)上手投げ豪栄道(8勝4敗)

豪栄道(上)は上手投げで竜電を下す(撮影・加藤諒)

豪栄道(左)は竜電を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)

豪栄道(左)は竜電を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)


妙義龍(6勝4敗2休)突き落とし貴景勝(10勝2敗)

貴景勝(上)は妙義龍を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)

貴景勝(上)は妙義龍を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)

貴景勝(上)は妙義龍を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)

貴景勝(上)は妙義龍を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)


玉鷲(7勝5敗)突き出し遠藤(7勝5敗)

玉鷲(右)は遠藤を突き出しで破る(撮影・柴田隆二)

遠藤は玉鷲に敗れ、肩を落とす(撮影・加藤諒)


大栄翔(5勝7敗)突き落とし朝乃山(8勝4敗)

大栄翔(左)は突き落としで朝乃山を下す(撮影・加藤諒)

大栄翔(右)は朝乃山を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)

大栄翔(右)は朝乃山を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)


炎鵬(7勝5敗)上手ひねり宝富士(9勝3敗)

宝富士(上)は炎鵬を上手ひねりで破る(撮影・柴田隆二)

宝富士(上)は炎鵬を上手ひねりで破る(撮影・柴田隆二)

宝富士に敗れ、肩を落とす炎鵬(撮影・加藤諒)


隠岐の海(9勝3敗)押し出し明生(9勝3敗)

隠岐の海(下)は明生を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

明生(左)は押し出しで隠岐の海に敗れる(撮影・加藤諒)

隠岐の海(左)は押し出しで明生を下す(撮影・加藤諒)


松鳳山(7勝5敗)送り出し琴勇輝(6勝6敗)

琴勇輝(左)は送り出しで松鳳山を下す(撮影・加藤諒)

松鳳山(右)を攻める琴勇輝(撮影・加藤諒)

松鳳山(右)を攻める琴勇輝(撮影・加藤諒)


佐田の海(6勝6敗)はたき込み剣翔(9勝3敗)

剣翔(右)ははたき込みで佐田の海を下す(撮影・加藤諒)

佐田の海(右)ははたき込みで剣翔に敗れる(撮影・加藤諒)

剣翔(左)ははたき込みで佐田の海を下す(撮影・加藤諒)

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貴景勝が大関復帰!V争いも単独トップ 秋場所

貴景勝(上)は妙義龍を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲秋場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

右膝負傷で2場所連続休場した関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)が大関復帰を決めた。前頭6枚目妙義龍(32=境川)を突き落とし、復帰の条件となる10勝目を挙げた。2敗を守り優勝争いの単独トップにも立った。妙義龍は6勝4敗2休。

同じく2敗だった前頭10枚目明生(24=立浪)は、同8枚目隠岐の海(34=八角)に押し出され9勝3敗。隠岐の海も9勝3敗となった。

大関豪栄道(33=境川)は、前頭5枚目竜電(28=高田川)を上手投げで下し8勝4敗とし、かど番脱出。竜電は6勝6敗。同じくかど番の大関栃ノ心(31=春日野)は、関脇御嶽海(26=出羽海)に寄り切られ5勝7敗。御嶽海は9勝3敗。

人気力士の小結遠藤(28=追手風)は、同4枚目玉鷲(34=片男波)に突き出され7勝5敗。玉鷲も7勝5敗。

2横綱不在の中、優勝争いは2敗で貴景勝が単独トップ。3敗で御嶽海ら5人が追う。

貴景勝(左)は突き落としで妙義龍を下す(撮影・加藤諒)

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V経験ある2敗の3人、姿勢で明暗/大ちゃん大分析

和傘を差し国技館を引き揚げる貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

優勝経験のある2敗の3人が明暗を分けた。

貴景勝は相撲に流れがあり攻めきっている。流れの中で四つになったが勝負どころの反応もいい。土俵だまりで控えの座布団に、手を添えることなくドッシリと座る姿から膝も全く問題ない。誰もが「あと1つの壁」に苦しむが、早めに10勝に乗せ最大の目標=大関復帰を決めれば気が楽になって、さらに勢いが増すだろう。

対照的に御嶽海は、思い切りいっているつもりでも体がついていっていない。勝ちを拾った10日目の玉鷲戦もそうだ。星を落とせないと気持ちが守りに入っているように見える。

朝乃山はアゴが上がったのが敗因。下半身に比べ上体の力が少し弱いから前傾姿勢がとれずアゴが上がる。立ち合いを含め課題だろう。2敗の明生は攻めきる姿勢が貴景勝と共通している。優勝決定戦はある、ぐらいの強い気持ちで臨んでほしい。(高砂浦五郎=元大関朝潮・日刊スポーツ評論家)

貴景勝(左)は栃ノ心を送り倒しで下す(撮影・加藤諒)

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明生優勝争いトップ「有名に」電車で声かけられた

2敗を死守し花道を引き揚げる明生(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇両国国技館

もう無名のダークホースとは呼ばせない。西前頭10枚目の明生(24=立浪)が、関脇貴景勝と並ぶ2敗とトップの座を守った。前頭石浦を寄り切って快勝。茨城・つくばみらい市の部屋との往復を電車通勤する際、今場所初めて声を掛けられた。「ちょっと有名になった」と、好調の思わぬご褒美に気分も乗ってきた。前日10日目まで2敗で並んでいた関脇御嶽海、前頭朝乃山、隠岐の海は敗れて3敗となった。

   ◇   ◇   ◇

ファンの声援が明生を後押しした。立ち合いは左をねじ込もうとしながら、石浦に圧力をかけた。たまらず距離を取り、右へ跳んで回り込もうとする相手を、左を差してつかまえると、そのまま体を寄せて寄り切った。体重が37キロも軽い110キロの石浦を動き回らせず、前に出て白星をたぐり寄せた。土俵際の場面は「やるしかない、勝負だなと思った」。取組前よりも大きな拍手が送られた。

部屋と両国国技館は、つくばエクスプレス、JR総武線を乗り継ぎ、片道1時間余りをかけて移動している。9日目から3日連続でトップタイだが前日までは「誰からも声を掛けられません」と話していた。だがこの日の取組後に自ら「今日、電車で声を掛けられました」と切り出した。しかもつくばエクスプレスの車内で中高年男性から、総武線のホームで女性から。1日に2人も同時に「応援してます」と言われた。「一瞬で、女性の年齢は分からない」。場所入りで集中していたが「ちょっと有名になった」とうれしそうだ。

鹿児島・奄美大島から15歳で上京した、柔らかな口調の癒やし系だ。声を掛けてきた男女に「ちゃんと対応できなかった」と反省。稽古熱心な性格通りに誠実だ。「めったにない」という街中での声掛けに、成績で恩返ししたい思いも強まった。体の寄せ方は「まだまだ甘い。上位では逆転される」と厳しく自己評価。「自分の実力では優勝はまだ遠い。その前にいい相撲を取りたい」。変わりつつある無名状態とは違い、変わらない無欲を強調していた。【高田文太】

石浦(下)を寄り切りで破る明生(撮影・河田真司)

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北勝富士「気持ち切り替えられた」6連敗から4連勝

北勝富士(左)は押し出しで朝乃山を下す(撮影・加藤諒)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭の北勝富士(27=八角)が、年上の意地を見せつけた。

優勝争いに絡む西前頭2枚目朝乃山(25=高砂)を押し出して5勝6敗。のど輪と両ハズで朝乃山を完全に押し込み、土俵際で逃れようと横に動かれても慌てずに対応した。北勝富士にとって朝乃山は同じ高砂一門で、巡業の支度部屋でも隣同士に座ることが多い。手の内も知る相手に、この日は厳しい相撲を見せた。「最後少し決めきれなかったけど、下から低くいけた。我慢して我慢して、圧力をかけられて良かった」と、淡々と振り返った。

初日に横綱白鵬から金星を獲得しながら、2日目から6連敗。8日目の小結阿炎戦で納得の相撲を取り「あそこでしっかり気持ちを切り替えられたと思う」と、打って変わって4連勝中だ。先場所は西の筆頭で9勝の好成績。誰もが認める上位力士だが、今場所は貴景勝の関脇陥落などにより三役復帰はかなわなかった。劇団四季が大好きで、支度部屋では「ライオンキング」のバスタオルを使用。「お気に入り」というバスタオルを腰に巻きながら「1日一番、明日も集中していく」と、気を引き締めていた。

朝乃山は北勝富士に押し出され、土俵下で肩を落とす(撮影・加藤諒)

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貴景勝が大関復帰王手、上杉謙信の力借り優勝も視界

和傘を差し国技館を引き揚げる貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

貴景勝が大関復帰に王手をかけた。押し切れず栃ノ心と組み合う形になりかけたが、相手の左脇をくぐって背後に回り、倒れ込みながら送り倒し。「胸を借りる気持ちで、どんな体勢になってもという気持ちでいった」と必死だった。

今場所から場所入りの際は黒の染め抜きを着用。背中には上杉謙信の軍旗「龍」の字を入れた。「自分が尊敬する武将。身も引き締まる」。好きな戦国武将の力も借りて、2度目の優勝も視界良好となってきた。

貴景勝(左)が栃ノ心を送り倒した勢いで土俵下に転落する行司の式守伊之助(撮影・加藤諒)

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貴景勝と明生2敗、栃ノ心6敗目/11日目写真特集

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

右膝負傷で2場所連続休場した関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)は、大関栃ノ心(31=春日野)を送り倒しで9勝2敗とした。大関復帰の2桁まであと1勝となった。優勝争いは2敗で貴景勝、明生が並び、3敗で5人が追う混戦。

11日目の取組模様を写真で振り返ります。


千代大龍(2勝9敗)押し出し豪栄道(7勝4敗)

豪栄道(左)は千代大龍を押し出しで下す(撮影・加藤諒)

千代大龍(左)を押し出しで下す豪栄道(撮影・河田真司)


栃ノ心(5勝6敗)送り倒し貴景勝(9勝2敗)

貴景勝(左)は栃ノ心を送り倒しで下す(撮影・加藤諒)

貴景勝(左)は送り倒しで栃ノ心を下す(撮影・加藤諒)

貴景勝(右)が栃ノ心(中央)を送り倒しで破り、行司の式守伊之助(左)が土俵下に飛ばされる(撮影・河田真司)

貴景勝(右)が栃ノ心(中央)を送り倒しで破り、行司の式守伊之助(左)が土俵下に落ちる(撮影・河田真司)


御嶽海(8勝3敗)押し出し竜電(6勝5敗)

竜電(右)を攻める御嶽海(撮影・河田真司)

御嶽海(左)は押し出しで竜電に敗れる(撮影・加藤諒)

御嶽海(左)は押し出しで竜電に敗れる(撮影・加藤諒)

御嶽海(左)は押し出しで竜電に敗れる(撮影・加藤諒)

御嶽海(左)は竜電に押し出され、土俵下に落ちる(撮影・加藤諒)


阿炎(6勝5敗)突き落とし玉鷲(6勝5敗)

玉鷲(左)は突き落としで阿炎を下す(撮影・加藤諒)

阿炎(下)を突き落としで破る玉鷲(撮影・河田真司)


正代(2勝9敗)上手出し投げ遠藤(7勝4敗)

正代(右)を上手出し投げで破る遠藤(撮影・河田真司)

正代(右)を上手出し投げで破る遠藤(撮影・河田真司)

正代(右)は遠藤に上手出し投げで敗れて肩を落とす(撮影・加藤諒)


北勝富士(5勝6敗)押し出し朝乃山(8勝3敗)

朝乃山(奥)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)

朝乃山(右)を押し出しで破った北勝富士(撮影・河田真司)


琴奨菊(4勝7敗)寄り切り炎鵬(7勝4敗)

炎鵬(右)は寄り切りで琴奨菊を下す(撮影・加藤諒)

琴奨菊(左)を寄り切りで破る炎鵬(撮影・河田真司)


松鳳山(7勝4敗)寄り切り琴恵光(4勝7敗)

松鳳山(右)は寄り切りで琴恵光を下す(撮影・加藤諒)

琴恵光(手前)寄り切りで破る松鳳山(撮影・河田真司)


隠岐の海(8勝3敗)肩すかし剣翔(8勝3敗)

剣翔(左)に肩すかしで敗れる隠岐の海(撮影・河田真司)

剣翔(左)に肩すかしで敗れた隠岐の海(撮影・河田真司)


大翔鵬(3勝8敗)上手出し投げ宝富士(8勝3敗)

大翔鵬(右)の攻めに耐える宝富士(撮影・河田真司)

大翔鵬(左)を上手出し投げで破る宝富士(撮影・河田真司)


石浦(6勝5敗)寄り切り明生(9勝2敗)

明生(右)は寄り切りで石浦を下す(撮影・加藤諒)

石浦(手前)を寄り切りで破る明生(撮影・河田真司)

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貴景勝2敗守る、かど番栃ノ心苦しい6敗目 秋場所

貴景勝(左)が栃ノ心を送り倒した勢いで土俵下に転落する行司(撮影・加藤諒)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

大関豪栄道(33=境川)は、前頭5枚目千代大龍(30=九重)を押し出して7勝4敗とし、かど番脱出に王手をかけた。千代大龍は2勝9敗。

同じくかど番の大関栃ノ心(31=春日野)は、右膝負傷で2場所連続休場した関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)に送り倒しで敗れ5勝6敗と、苦しい星勘定となった。貴景勝は9勝2敗。

関脇御嶽海(26=出羽海)は、前頭5枚目竜電(28=高田川)を押し出され8勝3敗。竜電は6勝5敗。

前頭2枚目朝乃山(25=高砂)は、前頭筆頭の北勝富士(27=八角)に押し出され8勝3敗。北勝富士は5勝6敗。

前頭8枚目隠岐の海(34=八角)は、同14枚目剣翔(28=追手風)に肩透かしを食らい8勝3敗。剣翔も8勝3敗。

前頭10枚目明生(24=立浪)は、同15枚目石浦(29=宮城野)を寄り切って9勝2敗。石浦は6勝5敗。

2横綱不在の中、優勝争いは2敗で貴景勝、明生が並び、3敗で5人が追う混戦。

貴景勝に敗れた栃ノ心は土俵下で顔をしかめる(撮影・加藤諒)

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かど番栃ノ心5勝、貴景勝戦へ「思い切り相撲とる」

支度部屋で手にしたたくさんの懸賞の使い道を問われ笑顔を見せる栃ノ心(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇10日目◇17日◇東京・両国国技館

かど番大関栃ノ心(31=春日野)が5勝5敗と星を五分に戻した。

千代大龍の当たりを受け止め、右四つに持ち込み、寄り切った。今場所、まわしを引いての白星は2つめ。「久しぶりだね。2本(両まわしを)引いたらね」と満足そう。

11日目は大関復帰を狙う貴景勝戦。春場所千秋楽は“入れ替え戦”で負けて、大関から陥落、逆に相手に大関昇進を許した。「いい思い出があまりないね」と苦笑いし「いや、もう思い切り相撲をとるよ。向こうも大事、こっちも大事。それだけです」と闘志をかきたてた。

栃ノ心(右)は千代大龍を寄り切りで下す(撮影・小沢裕)

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朝乃山勝ち越し バスケ馬場、八村から「いい刺激」

志摩ノ海(左)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇10日目◇17日◇東京・両国国技館

西前頭2枚目の朝乃山(25=高砂)が、上位総当たり2場所目で、初の勝ち越しを決めた。

初顔合わせの前頭志摩ノ海を、わずか3秒5で寄り切り。左上手を引きつける必勝パターンに持ち込む前に、右を差して圧力をかけてすぐに決着をつけた。5月夏場所で初優勝。だが前頭筆頭で初の上位総当たりとなった、7月名古屋場所は7勝8敗だった。「先場所で悔しい思いをしたので」。初金星を含む横綱、大関陣総なめでの勝ち越しをかみしめた。

この日、同じ富山市出身のバスケットボール日本代表馬場雄大が、NBAマーベリックスからオファーを受け、渡米すると発表された。NBAウィザーズからドラフト1巡目指名を受けた八村塁も富山県出身。この日の取組後、朝乃山は「同じ富山のアスリートとして負けたくない。2人がいい刺激になっている」と、飾らずに話した。

角界の同世代のライバルも舌を巻く強さだ。前日9日目に劣勢から逆転で破った小結阿炎は「朝乃山は神がかってきた。一線を越えた強さがある」と語った。優勝争いでトップに並ぶ、同じ2敗の御嶽海、貴景勝の両関脇も実力は認めるところ。当の朝乃山は「負けてもいいから自分の相撲を取る」と堂々。新三役の資格は十分だ。【高田文太】

志摩ノ海を破り、土俵から引き揚げる朝乃山(撮影・河田真司)

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貴景勝が大関復帰M2「まだ5日ある」2度目V視野

懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇10日目◇17日◇東京・両国国技館

貴景勝が大関復帰まであと2勝とし、優勝争いの先頭集団に並んだ。立ち合いから火の出るような出足で、正代を一気に土俵際へ。最後は左ハズから押し倒した。

「相手が崩れ落ちたので決め手は分からないけど、前に攻めていった」と、手応えは十分だった。勝ち越しを決めると同時に、2度目の優勝も視野に入るが「まだ5日ある。残り5日に星がついてるかも分からない」と油断とは無縁だった。

貴景勝は正代(左)を押し倒しで下す(撮影・小沢裕)

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貴景勝ら2敗で5人並ぶ大混戦/10日目写真特集

<大相撲秋場所>◇10日目◇17日◇東京・両国国技館

右膝負傷で2場所連続休場した関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)は、前頭4枚目正代(27=時津風)を押し倒して8勝2敗とし勝ち越しを決めた。大関復帰の2桁まであと2勝となった。優勝争いは2敗で御嶽海、貴景勝、朝乃山、隠岐の海、明生が並ぶ展開となった。


栃ノ心(5勝5敗)寄り切り千代大龍(2勝8敗)

千代大龍(右)を激しく攻める栃ノ心(撮影・鈴木正人)

千代大龍(手前)を寄り切りで破った栃ノ心(撮影・鈴木正人)


阿炎(6勝4敗)押し出し豪栄道(6勝4敗)

豪栄道(左)を激しく攻める阿炎(撮影・鈴木正人)

豪栄道(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・鈴木正人)


正代(2勝8敗)押し倒し貴景勝(8勝2敗)

正代(右)を押し倒しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

貴景勝は正代(左)を押し倒しで下す(撮影・小沢裕)

正代(右)を押し倒しで破った貴景勝(撮影・鈴木正人)


御嶽海(8勝2敗)はたき込み玉鷲(5勝5敗)

玉鷲(左)をはたき込みで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

玉鷲(左)をはたき込みで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

御嶽海(右)は玉鷲をはたき込みで下す(撮影・小沢裕)


北勝富士(4勝6敗)押し出し遠藤(6勝4敗)

遠藤(右)を激しく攻める北勝富士(撮影・鈴木正人)

遠藤(右)を激しく攻める北勝富士(撮影・鈴木正人)

北勝富士(左)は押し出しで遠藤を下す(撮影・小沢裕)


志摩ノ海(3勝7敗)寄り切り朝乃山(8勝2敗)

志摩ノ海(左)を激しく攻める朝乃山(撮影・鈴木正人)

志摩ノ海(左)を寄り切りで破った朝乃山(撮影・鈴木正人)


炎鵬(6勝4敗)寄り切り琴恵光(4勝6敗)

琴恵光(左)を激しく攻める炎鵬(撮影・鈴木正人)

琴恵光(左)を寄り切りで破る炎鵬(撮影・鈴木正人)

炎鵬(手前)は琴恵光を寄り切りで下す(撮影・小沢裕)


松鳳山(6勝4敗)押し出し宝富士(7勝3敗)

松鳳山(左)を押し出しで破る宝富士(撮影・鈴木正人)

宝富士は押し出しで松鳳山(左)を下す(撮影・小沢裕)


隠岐の海(8勝2敗)寄り倒し佐田の海(5勝5敗)

佐田の海(手前)に寄り倒しで敗れる隠岐の海(撮影・鈴木正人)

佐田の海(左)に寄り倒しで敗れる隠岐の海(撮影・鈴木正人)

佐田の海は隠岐の海(下)を寄り倒しで下す(撮影・小沢裕)

隠岐の海(右)を寄り倒しで破った佐田の海(撮影・鈴木正人)


石浦(6勝4敗)突き出し琴勇輝(5勝5敗)

石浦(左)を突き出しで破る琴勇輝(撮影・鈴木正人)

石浦(左)を突き出しで破る琴勇輝(撮影・鈴木正人)

琴勇輝(左)は突き出しで石浦を下す(撮影・小沢裕)


剣翔(6勝3敗)上手投げ明生(8勝2敗)

明生(左)を上手投げで破る剣翔(撮影・鈴木正人)

明生(左)を上手投げで破る剣翔(撮影・鈴木正人)

剣翔(右)に上手投げで敗れる明生(撮影・鈴木正人)

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御嶽海、貴景勝、朝乃山、隠岐の海、明生2敗で並ぶ

正代(右)を押し倒しで破った貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇10日目◇17日◇東京・両国国技館

かど番の大関豪栄道(33=境川)は、小結阿炎(25=錣山)に押し出されて4敗目を喫した。阿炎も6勝4敗。

同じくかど番の大関栃ノ心(31=春日野)は、前頭5枚目千代大龍(30=九重)を寄り切って5勝5敗とし五分の星に戻した。千代大龍は2勝8敗となり負け越しとなった。

右膝負傷で2場所連続休場した関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)は、前頭4枚目正代(27=時津風)を押し倒して8勝2敗とし勝ち越しを決めた。貴景勝は大関復帰の2桁まであと2勝となった。

関脇御嶽海(26=出羽海)は、前頭4枚目玉鷲(34=片男波)をはたき込んで8勝目、勝ち越しを決め2敗を守った。

前頭8枚目隠岐の海(34=八角)は、同10枚目佐田の海(32=境川)に寄り倒され2敗目を喫した。佐田の海は5勝5敗。

前頭10枚目明生(24=立浪)は、同14枚目剣翔(28=追手風)の上手投げを食らって2敗目。剣翔は7勝3敗。

2横綱不在の中、優勝争いは1敗がいなくなり、2敗で御嶽海、貴景勝、前頭2枚目朝乃山(25=高砂)、隠岐の海、明生が並ぶ展開となった。

玉鷲(左)をはたき込みで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)
志摩ノ海(左)を寄り切りで破った朝乃山(撮影・鈴木正人)
豪栄道(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・鈴木正人)

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全勝の隠岐の海に土、明生1敗守る/9日目写真特集

<大相撲秋場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

かど番の大関豪栄道、同じくかど番の大関栃ノ心はともに白星。優勝争いは1敗で平幕の隠岐の海、明生、2敗で御嶽海、貴景勝、前頭2枚目朝乃山が追う展開となった。

9日目の取組模様を写真で振り返ります。


正代(2勝7敗)押し出し豪栄道(6勝3敗)

正代(右)をは押し出しで破る豪栄道(撮影・河田真司)

正代(左)を押し出しで破る豪栄道(撮影・鈴木正人)


栃ノ心(4勝5敗)はたき込み遠藤(6勝3敗)

遠藤(下)をはたき込みで破る栃ノ心(撮影・河田真司)

遠藤(右)をはたき込みで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)

懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる栃ノ心(撮影・河田真司)


御嶽海(7勝2敗)押し出し友風(5勝4敗)

友風(右)を激しく攻める御嶽海(撮影・鈴木正人)

友風(右)を激しく攻める御嶽海(撮影・鈴木正人)

御嶽海(右)を攻める友風(撮影・河田真司)


玉鷲(5勝4敗)押し出し貴景勝(7勝2敗)

玉鷲(手前)を激しく攻める貴景勝(撮影・鈴木正人)

玉鷲(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

玉鷲(左)を激しく攻める貴景勝(撮影・鈴木正人)

玉鷲(左)を押し出しで下す貴景勝(撮影・河田真司)


阿炎(5勝4敗)寄り切り朝乃山(7勝2敗)

阿炎(左)の攻めを耐える朝乃山(撮影・鈴木正人)

阿炎(左)の攻めに耐える朝乃山(撮影・河田真司)

阿炎(左)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)


隠岐の海(8勝1敗)引き落とし竜電(4勝5敗)

隠岐の海(左)を引き落としで破る竜電(撮影・鈴木正人)

竜電(左)に引き落としで敗れる隠岐の海(撮影・河田真司)

竜電に引き落としで敗れた隠岐の海(撮影・鈴木正人)

竜電に敗れ連勝を止めてしまい、肩を落としながらしばらく立ち上がれない隠岐の海(撮影・河田真司)


琴奨菊(4勝5敗)すくい投げ明生(8勝1敗)

琴奨菊(右)をすくい投げで破る明生(撮影・鈴木正人)

琴奨菊(手前)をすくい投げで破る明生(撮影・鈴木正人)

琴奨菊(左)をすくい投げで破った明生(撮影・鈴木正人)


東龍(5勝4敗)浴びせ倒し炎鵬(5勝4敗)

東龍(手前)に浴びせ倒しで敗れる炎鵬(撮影・河田真司)

炎鵬(左)を浴びせ倒しで破る東龍(撮影・鈴木正人)

炎鵬(左)を浴びせ倒しで破った東龍(撮影・鈴木正人)

東龍に敗れ肩を落とす炎鵬(撮影・河田真司)


松鳳山(6勝3敗)はたき込み石浦(6勝3敗)

石浦(左)をはたき込みで破る松鳳山(撮影・河田真司)

石浦(右)をはたき込みで破る松鳳山(撮影・鈴木正人)

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御嶽海、2敗を堅持 張本勲氏の観戦に驚き「喝」

笑顔で国技館を引き揚げる御嶽海(右)と正代(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

関脇御嶽海(26=出羽海)が初顔合わせの友風を下し、2敗をキープした。しっかり前に出て、土俵際で慌てず、理詰めで押し出した。

「教えてあげましたよ。あの体なら前に出た方が脅威なのにね」と引く流れを見せた相手をチクリ。

8日目に貴景勝に2敗目を喫していた。連敗しなかったことに意味がある。「そこは1つの課題だったんで、今後に…ね」。三役連続在位は歴代2位の16場所目だが、過去15場所で連敗しなかったのは、唯一2桁白星を挙げて優勝した昨年名古屋場所だけだ。

トップを1差で追う優勝争いは、まだ他人ごとを決め込む。隠岐の海が初黒星を喫したことを振られて「頑張ってほしい。おじさんの意地を見せてほしい。こっちが喝(かつ)をもらってますからね」とエールを送った。この日は「喝」の“元祖”張本勲氏が観戦に訪れていた。「え? 来てたの?」と驚いて「喝!」と笑っていた。

友風(左)を攻める御嶽海(撮影・河田真司)
記者の質問に笑顔で応える御嶽海(撮影・河田真司)

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貴景勝「今日も無事に終わった」大関復帰へあと3勝

玉鷲(左)の攻めを耐える貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

大関返り咲きを目指す関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)が玉鷲を下し2敗を守った。立ち合いから3度、頭同士でぶつかった後、中に入って押し出した。

「激しかったので、あんまり覚えてないです。相手の当たりも強いし、負けないようにと思った。前に出て勝ったのは悪くない。今日も1日、無事に終わった感じですね」。角界有数の当たりを誇る者同士のぶつかり合いを夢中で制した。

大関復帰の10勝まで、あと3勝。優勝争いも隠岐の海が敗れ、1敗は明生と2人。1差で追う。「関係ないです。毎日、一生懸命やるだけです」。緩んだ表情はかけらも見せなかった。

玉鷲(左)を押し出しで下す貴景勝(撮影・河田真司)
玉鷲(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

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大混戦!隠岐の海初黒星で1敗2人、2敗に貴景勝ら

玉鷲(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

大関豪栄道(33=境川)は、前頭4枚目正代(27=時津風)を押し出して6勝3敗とし、かど番脱出まであと2番となった。正代は2勝7敗。

同じくかど番の大関栃ノ心(31=春日野)は、立ち合い右に動いて人気力士の小結遠藤(28=追手風)をはたき込み4勝5敗。遠藤は6勝3敗となった。

右膝負傷で2場所連続休場し、大関復帰を目指す関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)は、前頭4枚目玉鷲(34=片男波)を押し出して7勝2敗。玉鷲は5勝4敗。

関脇御嶽海(26=出羽海)は、前頭3枚目友風(24=尾車)を押し出して7勝目。友風は5勝4敗。

全勝の前頭8枚目隠岐の海(34=八角)は、同5枚目竜電(28=高田川)の引き落としを食らって今場所初黒星を喫した。竜電は4勝5敗。

前頭10枚目明生(24=立浪)は、同7枚目琴奨菊(35=佐渡ケ嶽)をすくい投げで下して8勝1敗と勝ち越しを決めた。琴奨菊は4勝5敗。

2横綱不在の中、優勝争いは、1敗で平幕の隠岐の海、明生、2敗で御嶽海、貴景勝、前頭2枚目朝乃山(25=高砂)が追う展開となった。

竜電に敗れ連勝を止めてしまい、肩を落としながらしばらく立ち上がれない隠岐の海(撮影・河田真司)
遠藤(下)をはたき込みで破る栃ノ心(撮影・河田真司)
琴奨菊(手前)をすくい投げで破る明生(撮影・鈴木正人)
正代(左)を押し出しで破る豪栄道(撮影・鈴木正人)

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