上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

最年長関取の豊ノ島黒星、十両崖っぷちに胸中複雑

貴源治に敗れ土俵に両手をつく豊ノ島(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇14日目◇25日◇東京・両国国技館

現役関取最年長で奮闘の土俵が続く東十両11枚目の豊ノ島(36=時津風)が、十両残留の崖っぷちに立たされた。

西10枚目の貴源治(22=千賀ノ浦)と対戦。立ち合いで「踏み込んでくると思っていた」(豊ノ島)相手が、右への変化。体勢を崩され突かれたが、それにも反応し右からいなし、左のど輪で押し込む。だが、その左脇をハズで押し返され上体が伸びてしまった。徐々に後退を余儀なくされ、最後はとどめを刺されるように、右のど輪で押し出された。

「体の動きはあまり良くないと思うけど、目いっぱいやりますよ」と取り口を振り返る言葉数は少なかった。十両最下位まで3枚を残しての10敗目(4勝)。通常なら千秋楽に勝って5勝10敗としても、5つの負け越しで番付が5枚下がってもおかしくない。それは関取の座を失うことを意味し、さらには土俵人生に区切りをつける可能性も秘められている。

そのあたりの胸中は複雑だ。番付の運不運もあり、5つ負け越しても残留の可能性もある。最近の例では、昨年秋場所、東十両13枚目の彩は6勝9敗ながら、翌九州場所は西14枚目にとどまった。3点の負け越しで番付降下は1枚半。番付の運不運を何度かは味わっている豊ノ島も、いちるの望みがあることを承知してか「とりあえずあと1日ありますし、あと1番勝てば、まだ」と、通常の場所のように千秋楽を白星で締めくくる気持ちしかない。

一方で、仮に十両残留になっても「踏みとどまっても後半の相撲は情けない」「後半はいい相撲もあったし、そこまで自分の力が落ちているわけではないけど、動きが良くなっても星が上がらないのは、ちょっと問題」と、ちゅうちょする気持ちも支配する。歯車が合わないだけではないか? という問いかけには「歯車が合えば(幕内で優勝争いする)正代や徳勝龍みたいになる。合わないとうまくいかない。点と点が合って1つの線になった時、力が出るのかな」と言葉を慎重に選んだ。

あとは気力。前日13日目の大関豪栄道の気力あふれる相撲はテレビで見た。「陥落が決まっても気持ちで取っている」と刺激は受けた。あとは自分を奮い立たせられるか。「(千秋楽に)もう1番、勝っておけば。先のことは考えてないけど、先にもつながるし、来場所もあるし」。どう結論を出そうとも悔いなく、千秋楽の一番を取り切る。

支度部屋で帰り支度をする豊ノ島(撮影・河田真司)
貴源治(左)に押し出しで敗れる豊ノ島(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

十両復帰の照ノ富士10勝王手「諦めずやってきた」

貴源治(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇9日目◇20日◇東京・両国国技館

大関経験者で西十両13枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、西十両10枚目の貴源治(22=千賀ノ浦)を下して、10勝に王手をかけた。

立ち合いで左上手を奪うと、まわしをひきつけながら右のはず押しで相手の上体を起こした。胸を合わせて土俵際へ寄り、盤石の体勢で寄り切った。「久しぶりにいい立ち合いができた。(膝への)負担も少ない」と納得の立ち合いだった。

大関陥落後、序二段まで番付を落としたが、10場所ぶりに十両に復帰した今場所。「毎日の積み重ねのおかげ。諦めずに毎日やってきたからいい」と調子の良さを実感している。それでも大関だった頃に比べると到底、現状に満足することはできないが「今の体でどれだけペースを上げていけるか。それが今楽しい」と徐々に復調していくのを感じることにやりがいを持っているという。

今場所は「立ち合いで押されなくなってきた。足の粘り、踏ん張りが戻りつつあるのかな」と立ち合いに手応えを感じている。2桁白星に王手をかけたが「まだ残りもあるし、来場所につなげていきたい」とさらに上を目指す。

関連するニュースを読む

尾車事業部長、関取衆へインフルエンザ対策を説明

力士会に出席して関取衆らにインフルエンザ対策などを説明した日本相撲協会の尾車事業部長

日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が25日、東京・両国国技館で行われた力士会に出席し、関取衆の前でインフルエンザ対策について説明した。今冬巡業では、30人以上の巡業参加者がインフルエンザに感染し、途中離脱。さらに十両貴源治が巡業中に感染しながらも取組に加えられたことが明らかになるなど、協会側は対応について非を認めている。

尾車事業部長は「今は冬巡業から東京に戻って来てからだが、福岡で場所前とかに予防接種を受けられるようにしたい」などと、関取衆らに話したことを明かした。

九州場所後に行われる冬巡業に参加する力士らは、巡業終了後に帰京してからインフルエンザの予防接種を受けるのが通例となっている。しかし、それでは時期が遅いと判断した。

力士会会長の横綱鶴竜は「尾車親方から先に説明があった。我々もできればそうして欲しいと思う」と賛同した。力士会からは他に、地方場所において専門的な病院を紹介して欲しいという要望なども挙がった。

関連するニュースを読む

東の横綱は白鵬、大関は貴景勝 十両以上の番付一覧

白鵬

日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

〈東〉  〈西〉 

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】   

貴景勝     豪栄道

 【関  脇】   

朝乃山     高  安

 【小  結】

阿  炎    大栄翔

 【前  頭】   

遠  藤 <1>  妙義龍

北勝富士 <2>  御嶽海

玉  鷲 <3>  琴勇輝

隠岐の海 <4>  正  代

明  生 <5>  炎  鵬

宝富士  <6>  栃ノ心

松鳳山  <7>  阿武咲

碧  山 <8>  竜  電

隆の勝  <9>  豊  山

佐田の海 <10>  石  浦

千代大龍 <11>  輝

剣  翔 <12>  千代丸

琴奨菊  <13>  琴恵光

照  強 <14>  志摩ノ海

東  龍 <15>  勢

栃煌山  <16>  魁  聖

霧馬山  <17>徳勝龍

 【十  両】   

友  風 <1>  千代翔馬

琴ノ若  <2>  英乃海

大翔丸  <3>  木崎海

錦  木 <4>  水戸龍

若隆景  <5>  大翔鵬

大奄美  <6>  翔  猿

逸ノ城  <7>  矢  後

旭大星  <8>  琴勝峰

旭秀鵬  <9>  天空海

蒼国来  <10>  貴源治

豊ノ島  <11>  彩

朝玉勢  <12>  美ノ海

千代鳳  <13>  照ノ富士

豊昇龍  <14>  魁

貴景勝(2019年11月13日撮影)

関連するニュースを読む

協会「間違いだった」インフル感染貴源治が巡業取組

貴源治

大相撲の十両貴源治(22=千賀ノ浦)が、インフルエンザに感染しながら冬巡業の取組を行っていたことが判明し、日本相撲協会は「間違いだった」と、対応の誤りを認めた。協会は23日、都内で理事会を実施。今月11日に佐賀市で行われた巡業で、貴源治が同日午前、同市内の病院でインフルエンザと診断されたと報告したにもかかわらず、午後に取組を行ったと報告された。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「相撲を取らせたのは間違いだった。対策を取れなかったことは落ち度がある」と話した。

理事会では、今回同様、協会員がインフルエンザに感染したことが判明した場合、即座に隔離するなど、感染の拡大を防ぐことを徹底すると決めた。芝田山部長によれば、この取り決めが決議されたことを、八角理事長(元横綱北勝海)が貴源治の師匠千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に報告、謝罪したという。芝田山部長は「(貴源治が)病院から帰ってきたのは相撲を取る直前だった。なかなか対策が取れなかったようだ」と説明。当時はすでに30人以上の巡業参加者がインフルエンザに感染、途中離脱していた。その混乱も判断ミスを招いたと説明。貴源治が取組を行ったのは春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)の判断だったという。

一方で11日の巡業参加者の一部からは「貴源治が感染したという話は、早い段階でみんな知っていた」という声も出ている。十両の大部分は、もともと11日の佐賀市を最後に帰京予定だった。インフルエンザへの認識の甘さから、特別な対応を先送りしていたとすれば、大きな過失といえる。

関連するニュースを読む

豊ノ島5勝目「良かったんじゃ」元気ない貴源治下す

貴源治(左)を寄り切る豊ノ島(撮影・清水貴仁)

<大相撲九州場所>◇7日目◇16日◇福岡国際センター

現役最年長関取で西十両8枚目の豊ノ島(36=時津風)が“危険水域”を脱する5勝目を3連勝で飾った。

1勝5敗と元気のない東十両6枚目の貴源治(22=千賀ノ浦)と対戦。得意の二本差しは立ち合いで相手の圧力を受け後退。引いて貴源治を呼び込む形となったが、これが不幸中の幸い。上体を高くして出る相手に対し、二本がスパッと入った。この時、右足は俵にかかりかけたが、落ち着いて寄り戻す。一呼吸置いて、腰を振りながら肩越しに取られた相手の右上手を切りながら、万全の体勢で寄り切った。

二本差しのうまさはベテランならでは。「ちょっと呼び込んだけど、二本入った後は万全だった。もろに引いてしまったけど(相手を)グラグラと崩したタイミングで二本入った。あとは体を入れ替えてね。慌てないで、しっかり(相手の上手を)切れる形になって十分に体を寄せた。良かったんじゃないかな」と、まるでVTRを見ているかのように、取り口をスラスラと振り返った。

危機的状況で迎えた今場所。右足を痛め先場所は途中休場し十両陥落。番付を大幅に落とし、十両も下に6枚を残すだけ。仮に今場所、4勝11敗なら単純計算で幕下まで落ちる。何とか関取に踏みとどまれる5勝でさえ、満足に稽古できなかった場所前のことを考えれば不安視され、場所前には「九州場所はオレにとって、いろいろとターニングポイントになっている。やめるとすれば、この九州かもしれない。今年じゃないにしてもね」と禁断の「引退」の2文字が頭をかすめても、おかしくない状況だった。それだけに「こんなに早く最低目標の5番、勝てるとは思わなかった」と、安堵(あんど)の表情で本音を漏らした。

場所前半のうちに「最悪条件」の目標達成を果たし、こうなれば勝ち越しはもちろん、再入幕に近づくためにも星を上乗せしたい。さらにこの日、全勝が消えたため幕内同様、混戦模様の十両でも優勝争いに参戦できる。「これで令和2年も関取として迎えられる。でも気が抜けるのが一番、危ない。もう1つ、気持ちを入れ替えて(翌8日目を)初日のつもりで緩めずに行きたい」。験のいい九州場所、めっぽう強い十両の土俵は、今年も豊ノ島に味方しているようだ。

貴源治(右)を寄り切りった豊ノ島(撮影・今浪浩三)

関連するニュースを読む

栃ノ心は西関脇、豊ノ島、貴源治、栃煌山ら十両降格

大関栃ノ心(2019年1月16日)

日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。降下、改名、引退などの力士、年寄は以下の通り。

【降下】

<大関から三役>

栃ノ心(32=春日野)東大関から西関脇

<幕内から十両>

東龍(32=玉ノ井)西前頭15枚目→東十両筆頭

栃煌山(32=春日野)西前頭16枚目→東十両2枚目

貴源治(22=千賀ノ浦)東前頭17枚目→東十両6枚目

豊ノ島(36=時津風)西前頭14枚目→西十両8枚目

<十両から幕下>

朝玉勢(26=高砂)東十両14枚目→東幕下2枚目

貴ノ富士(22=千賀ノ浦)西十両5枚目→西幕下5枚目

千代の海(26=九重)西十両11枚目→東幕下6枚目

青狼(31=錣山)東十両12枚目→西幕下6枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<十両>

琴手計→琴勝峰(ことしょうほう=佐渡ケ嶽)

<三段目>

越錦→越乃花(えつのはな=立浪)

<序二段>

小浜海→佐田の龍(さだのりゅう=境川)

森田→雅(みやび=二子山)

塩谷→木瀬ノ海(きせのうみ=木瀬)

上田→藤乃波(ふじのなみ=藤島)

海波→瑞光(ずいこう=立浪)

<序ノ口>

光内→土佐緑(とさみどり=阿武松)

大国旭→大國旭(おおくにあさひ=中川)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

琴手計富士紀→琴勝峰吉成(ことしょうほう・よしなり)

越錦政虎→越乃花友弥(えつのはな・ともや)

光内洸太→土佐緑清太(とさみどり・きよた)

【年寄襲名】

嘉風→中村

誉富士→楯山

【退職(年寄)】

理事・音羽山広生(前阿武松、元関脇益荒雄)

参与・武隈敏正(元前頭蔵玉錦)

【死亡】

副理事・井筒好昭(元関脇逆鉾)

【引退】

入江、佐田ノ里、武蔵國、春日国、藤大成、明石隆、大喜鵬、天司、鬨龍、若佐竹、駿河富士、琴隅田、福轟力

豊ノ島(2018年9月14日)
栃煌山(2016年9月11日撮影)

関連するニュースを読む

東横綱は鶴竜、貴景勝は大関復帰 十両以上番付一覧

鶴竜と白鵬(2019年4月27日)

日本相撲協会は28日、大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

【東】    【西】 

 【横  綱】   

鶴  竜    白  鵬

 【大  関】   

豪栄道     高  安

貴景勝

 【関  脇】   

御嶽海     栃ノ心

 【小  結】

阿  炎    遠  藤

北勝富士    朝乃山

 【前  頭】   

大栄翔  <1>  隠岐の海

妙義龍  <2>  明  生

宝富士  <3>  友  風

玉  鷲 <4>  琴勇輝

碧  山 <5>  竜  電

阿武咲  <6>  炎  鵬

剣  翔 <7>  琴恵光

松鳳山  <8>  佐田の海

琴奨菊  <9>  豊  山

志摩ノ海 <10>  正  代

石  浦 <11>  千代大龍

逸ノ城  <12>  隆の勝

千代丸  <13>  輝

照  強 <14>  錦  木

大翔丸  <15>  大翔鵬

若隆景  <16>      

 【十  両】   

東  龍 <1>  徳勝龍

栃煌山  <2>  矢  後

勢    <3>  千代翔馬

英乃海  <4>  大奄美

魁  聖 <5>  霧馬山

貴源治  <6>  一山本

旭大星  <7>  琴ノ若

旭秀鵬  <8>  豊ノ島

蒼国来  <9>  水戸龍

翔  猿 <10>  木崎海

魁  勝 <11>  若元春

天空海  <12>  臥牙丸

琴勝峰  <13>  豊昇龍

明瀬山  <14>  彩

貴景勝

関連するニュースを読む

貴源治「きつかったけど」ぶつかり稽古で地元沸かす

ぶつかり稽古で竜電に胸を借りる貴源治(手前)(撮影・佐藤礼征)

大相撲秋巡業が9日、栃木・大田原市で行われ、同県出身の前頭貴源治(22=千賀ノ浦)が地元を沸かせた。朝稽古の申し合いでは平幕の碧山、松鳳山らと計6番取り、ぶつかり稽古では竜電に胸を借りた。

約6分間で砂まみれになったが、会場から大きな声援と拍手が巻き起こり「いつも気合は入っているけど、ありがたいこと」と笑顔。「ぶつかりは(今巡業の)どこかでやらないといけないと思っていた。久しぶりできつかったけど、うれしかったです」。

巡業ではより一層、体調管理を意識しているという。「油断すると食べ過ぎて体が大きくなりすぎる」と、夜は炭水化物を摂取しない。巡業に同行しているトレーナーに、毎日マッサージを頼むよう心掛けている。「四股、すり足、腕立てでしっかり体をつくりたい」と話した。

九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)は幕内から十両への陥落が濃厚。「1場所で戻りたい気持ちはもちろんあるけど、その前に自分の相撲を取ることが大事」と力を込めた。

関連するニュースを読む

貴源治「やめた方がいい」貴ノ富士会見制止も実らず

貴源治

前頭貴源治が、日本相撲協会から自主引退を促されている、双子の兄の十両貴ノ富士(ともに22=千賀ノ浦)の会見を、止めようとしていたことを明かした。この日、両国国技館で行われた佐ノ山親方の襲名披露大相撲に参加。前日27日の貴ノ富士の会見は「見ました」という。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の反対を押し切ったと明かされていたが、貴源治は「会見を開くと報道で知り『やめた方がいい』と言いました。それから連絡が取れなくなりました」と、さらなる強行だったと明かした。

付け人への2度目の暴力を謝罪、差別的な発言も認めており「兄貴もうすうす戻れないと思っているのでは」と推測した。その上で自身も若い衆への理不尽な言動でけん責処分を受けたことには「申し訳ない気持ち。受け止めて、ゼロというよりマイナスからのスタート」と再出発を誓った。

関連するニュースを読む

協会は自主引退促すも不服の貴ノ富士は27日会見へ

理事会に招集された貴ノ富士(撮影・中島郁夫)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)に、自主引退を促すことを決議した。事実上の引退勧告となる。貴ノ富士は8月31日に付け人の序二段力士に暴力を振るっただけでなく、5~7月にかけて若い衆に差別的発言を繰り返していたことも明らかになった。決議に同意しなければ、協会コンプライアンス委員会の追加答申を受け、臨時理事会で処分を決定する。貴ノ富士は27日に会見する。

   ◇   ◇   ◇

貴ノ富士への処分は出なかった。コンプライアンス委員会から処分案として引退勧告を答申された理事会は「引退やむなしとの意見でまとまった」。しかし、日本相撲協会が発表した文書によれば「貴ノ富士が22歳と若く、今後の人生が長いことを考慮し、懲戒処分の引退勧告ではなく、貴ノ富士に自主引退を促すことを決議した」。事実上の引退勧告で、同意しない場合は、コンプライアンス委に追加答申を委嘱。引退勧告、懲戒解雇といったより重い処分を科すとみられる。

理事会には貴ノ富士、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)、双子の弟で幕内力士の貴源治が呼ばれた。自主引退を促されると貴ノ富士は「考えます」と答えたという。25日に理人弁護士を通じてスポーツ庁に、24日は相撲協会に書面で寛大な処分などを求めた。現役続行を模索しているとみられる。

相撲協会によると、貴ノ富士は5~7月ごろ、千賀ノ浦部屋の弟弟子4人(序二段3人、序ノ口1人)に差別的な発言などを繰り返した。それぞれ「ニワトリ」「ヒヨコ」「地鶏」とあだ名を付け「おい、ニワトリ」と声をかけた際に「はい」と返事をすると「はいじゃない。コケと言え」と強要。8月31日の稽古総見後、付け人が自分よりも先に風呂に入り「先に風呂に入って『お先ごっつぁんです』もないのか」と右手の拳で額を1回殴打。殴られた付け人は額にこぶができ、数日間痛みが残った。

昨年3月に付け人を殴って1場所出場停止処分を受けた貴ノ富士は同年12月、再び暴力を振るった場合は引退する旨の誓約書を師匠に提出していた。退職金が減額される懲戒処分を科さなかったことについて、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「理事会として1つの温情を出した」と話した。協会は謹慎が継続中と認識する中、貴ノ富士は27日に会見を予定。貴ノ富士の代理人は「到底納得できる処分ではない。法的視点から処分の不当性を訴える」とのコメントを発表した。

理事会に向かうため部屋を出る貴ノ富士(撮影・佐藤礼征)

関連するニュースを読む

貴源治と千賀ノ浦親方処分 新弟子に「理不尽」行動

理事会に招集された貴源治(撮影・中島郁夫)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、東前頭17枚目の貴源治(22=千賀ノ浦)にけん責、千賀ノ浦親方(58=元小結隆三杉)に10月から6カ月間、20%の報酬減額とする懲戒処分を決めた。

相撲協会の発表によると、貴源治は今年5~7月ごろの間、都内の千賀ノ浦部屋や名古屋場所の稽古場などにおいて、同部屋の新弟子4人に、暴力は振るっていないが、暴言や新弟子4人が「理不尽」と考える行動を取っていた。新弟子4人が言いつけられた仕事を忘れたり、あいさつの仕方が悪かったりしたことに対する罰として「腕立て伏せ、罰金、外出禁止のどれかを選べ」などと命じて、腕立て伏せをさせていた。新弟子の誰かが失敗すると連帯責任として、4人全員に腕立て伏せ30回を2セット行うよう命じる行為が、複数回にわたって実行された。

名古屋場所中には、新弟子の1人が言いつけられたことをすぐ忘れるとして、他の力士がいる前で、片腕を頭上に挙げる格好をさせた上で「自分は頭が悪いです」と言うように命じて発言させた。さらに、その様子をスマートフォンで録画する動作もした。これらの行為に対する処分で、コンプライアンス委員会は「貴源治の行為は、失敗した当事者か否かにかかわらず、連帯責任として新弟子4人に腕立て伏せを命じた理不尽なものであり、指導の範囲を逸脱している」「新弟子の1人に『自分は頭が悪いんです』と言わせた行為も悪質である」との見解を示した。ただし、付け人への2度目の暴力で自主引退を促された、双子の兄で西十両5枚目の貴ノ富士とは違い、過去に懲戒、指導歴がなく、おおむね事実関係を認めて現在は反省し、二度とこのような言動を行わない旨誓約しているため、けん責処分にとどまった。

千賀ノ浦親方は、昨年12月に、元前頭貴ノ岩のよる付け人への暴力の際にけん責処分を受けながら、今回の貴ノ富士と貴源治の悪質な言動を止められなかったとして、減俸処分となった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「重い処分」と話した。

理事会に招集された千賀ノ浦親方(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

松鳳山5勝「抜群でしょう」後輩MGC優勝にご機嫌

松鳳山(右)は貴源治を突き落としで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館

東前頭12枚目松鳳山(35=二所ノ関)が母校駒大の後輩に負けじと、5勝目を挙げた。貴源治と土俵上を動き回る激しい相撲を展開し、最後に突き落とした。「今日は、しんどいときこそ頑張るんだと自分に言い聞かせてましたからね」と胸を張った。

この日、都内で行われたマラソン・グランド・チャンピオンシップで駒大OBの中村匠吾(26=富士通)が優勝し、東京五輪代表キップを獲得した。「駒大の後輩は当然気になるし、朝稽古終わってから、テレビでずっと見てました」という松鳳山は大喜び。最後に自分が決めた右からのいなしも、この日に限れば“マラソン風”で「仕掛けどころが抜群でしょう。40キロ、41キロ過ぎに2度ですかね」とご機嫌だった。

関連するニュースを読む

鶴竜連日の金星配給、貴景勝も土/6日目写真特集

<大相撲秋場所>◇6日目◇13日◇東京・両国国技館

関脇貴景勝に土がついた。つきひざで敗れ今場所初黒星で5勝1敗。鶴竜は大栄翔に敗れ連日の金星配給で4勝2敗。勝ちっ放しは隠岐の海ただ1人。

6日目の取組模様を写真で振り返ります。


鶴竜(4勝2敗)押し出し大栄翔(2勝4敗)

大栄翔に押し出しで敗れた鶴竜(撮影・丹羽敏通)

鶴竜を破った大栄翔(左)は座布団が舞う中、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる(撮影・河田真司)


栃ノ心(2勝4敗)押し出し玉鷲(4勝2敗)

玉鷲(手前)に押し出しで敗れる栃ノ心(撮影・河田真司)


朝乃山(4勝2敗)上手投げ豪栄道(4勝2敗)

豪栄道(左)を上手投げで破る朝乃山(撮影・河田真司)

懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる朝乃山(撮影・河田真司)

豪栄道と朝乃山の取り組みで土俵下に落ちた行司の木村玉治郎(撮影・丹羽敏通)


遠藤(5勝1敗)つきひざ貴景勝(5勝1敗)

遠藤(左)につきひざで敗れる貴景勝(撮影・河田真司)

貴景勝を破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる遠藤(撮影・河田真司)

貴景勝はつきひざで遠藤に敗れる(撮影・丹羽敏通)


御嶽海(5勝1敗)押し出し北勝富士(1勝5敗)

北勝富士(右)を押し出しで破る御嶽海(撮影・河田真司)

懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる御嶽海(撮影・河田真司)

北勝富士(左)を押し出しで破る御嶽海(撮影・河田真司)


千代大龍(1勝5敗)はたき込み妙義龍(5勝1敗)

千代大龍(右)をはたき込みで破る妙義龍(撮影・河田真司)

千代大龍(右)をはたき込みで破る妙義龍(撮影・河田真司)


志摩ノ海(2勝4敗)押し出し隠岐の海(6勝0敗)

志摩ノ海(左)を押し出しで破る隠岐の海(撮影・河田真司)

志摩ノ海を破り6連勝の隠岐の海(撮影・河田真司)


輝(3勝3敗)押し出し炎鵬(5勝1敗)

輝(左)から素早い動きで間合いを取る炎鵬(撮影・河田真司)

輝(右)を押し出しで破る炎鵬(撮影・河田真司)

輝を破った炎鵬(左)(撮影・丹羽敏通)


貴源治(2勝4敗)寄り切り豊ノ島(1勝5敗)

豊ノ島(右)を寄り切りで破る貴源治(撮影・河田真司)

貴源治に寄り切りで敗れた豊ノ島(左)(撮影・丹羽敏通)

関連するニュースを読む

豊ノ島黒星も“戦友”嘉風からのバトン胸に奮起誓う

豊ノ島(右)を寄り切りで破る貴源治(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇6日目◇13日◇両国国技館

バトンは確かに受け取りました-。西前頭14枚目の豊ノ島(36=時津風)が、東前頭17枚目の貴源治(22=千賀ノ浦)との一番に寄り切りで敗れ5敗目(1勝)。

16年初場所以来の幕内勝ち越しに苦しい状況に置かれたが“戦友”から託された思いを胸に、奮起を誓った。

前日、十両嘉風(37=尾車)の引退が発表され「最年長関取」の座が回ったきた豊ノ島。くしくも「幕内最年少」の貴源治との一番となったこの日は、左四つから2度、右を巻き替えて出たが残され、寄り切られた。

前夜、引退を決めた嘉風改め中村親方にライン(無料通信アプリ)で惜別の言葉を送った。「また対戦したかったね。お疲れさまでした」。そんな内容の言葉を送ると「せっかくカジ(豊ノ島の本名の名字『梶原』から愛称で)が(ケガから上がって関取に)戻ってきたのに対戦できなくて残念。『最年長』のバトンは渡したからな」の返事が戻ってきたという。

アキレス腱(けん)のケガで幕下に落ちたときも、免疫力の高いサプリを勧めてくれるなど、何かと気にかけてくれた1歳年上のライバルであり、親友でもあった。そんな中村親方に「しばらくは(最年長関取の)バトンを(自分が引退して次代に)渡さないように頑張るから」と返したという。力士・嘉風の姿を思い起こすように、1勝5敗の苦境にも「勝っても負けても一日一番。土俵上では胸を張っていたい。こんな時こそクヨクヨしないで、ケガをしたことを考えれば(幕内で相撲を取れること)今は奇跡的で夢にも思わなかったことだから」と前向きに話して場所を引き揚げた。

貴源治に寄り切りで敗れた豊ノ島(左)(撮影・丹羽敏通)

関連するニュースを読む

鶴竜1敗、貴景勝、隠岐の海が全勝/5日目写真特集

<大相撲秋場所>◇5日目◇12日◇東京・両国国技館

2場所連続優勝に挑む横綱鶴竜(34=井筒)は、西前頭2枚目朝乃山(25=高砂)に寄り切りで敗れ今場所初黒星を喫し4勝1敗となった。5連勝は貴景勝、隠岐の海。

5日目の取組模様を写真で振り返ります。


鶴竜(4勝1敗)寄り切り朝乃山(3勝2敗)

鶴竜(左)を攻める朝乃山(撮影・河田真司)

鶴竜(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・中島郁夫)

鶴竜(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・中島郁夫)

鶴竜を破り、座布団が舞う中懸賞金の束を手にする朝乃山(撮影・河田真司)


大栄翔(1勝4敗)引き落とし豪栄道(4勝1敗)

大栄翔(右)を引き落としで破る豪栄道(撮影・河田真司)


栃ノ心(2勝3敗)はたき込み友風(2勝3敗)

友風(右)をはたき込みで破る栃ノ心(撮影・中島郁夫)

友風(下)をはたき込みで破る栃ノ心(撮影・河田真司)

友風(下)をはたき込みで破る栃ノ心(撮影・河田真司)


北勝富士(1勝4敗)突き落とし貴景勝(5勝0敗)

北勝富士(下)を突き落としで破る貴景勝(撮影・中島郁夫)

北勝富士(下)を突き落としで破る貴景勝(撮影・中島郁夫)

北勝富士(右)を突き落としで破った貴景勝(撮影・中島郁夫)

懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる貴景勝(撮影・河田真司)


碧山(0勝5敗)押し出し遠藤(4勝1敗)

碧山(右)を押し出しで破る遠藤(撮影・中島郁夫)

碧山(左)を押し出しで破る遠藤(撮影・河田真司)

懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる遠藤(撮影・河田真司)


逸ノ城(1勝4敗)不戦玉鷲(3勝2敗)

逸ノ城が休場のため玉鷲の不戦勝(撮影・河田真司)


妙義龍(4勝1敗)寄り切り正代(2勝3敗)

正代(左)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・河田真司)

正代(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・中島郁夫)


隠岐の海(5勝0敗)はたき込み琴勇輝(2勝3敗)

琴勇輝(左)をはたき込みで破る隠岐の海(撮影・河田真司)

琴勇輝(右)をはたき込みで破る隠岐の海(撮影・中島郁夫)

隠岐の海(右)ははたき込みで琴勇輝を下す(撮影・小沢裕)

全勝を守り懸賞を手にする隠岐の海(撮影・小沢裕)


大翔鵬(0勝5敗)突き落とし炎鵬(4勝1敗)

大翔鵬(左)の攻めに耐える炎鵬(撮影・河田真司)

大翔鵬(右)を突き落としで破る炎鵬(撮影・中島郁夫)

大翔鵬(右)を突き落としで破る炎鵬(撮影・中島郁夫)

大翔鵬(右)を突き落としで破る炎鵬(撮影・中島郁夫)

意気揚々と引き上げる炎鵬(撮影・中島郁夫)


石浦(4勝1敗)送り出し貴源治(1勝4敗)

貴源治(右)を送り出しで破る石浦(撮影・中島郁夫)

貴源治(左)を送り出しで破る石浦(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

貴源治「いい方向に向かえば」長いトンネル抜け初日

東龍を押し出しで下した貴源治(右)は懸賞を手にする(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇4日目◇11日◇東京・両国国技館

東前頭17枚目貴源治(22=千賀ノ浦)が、先場所からの連敗を13で止めた。

西前頭15枚目東龍(32=玉ノ井)との顔合わせで、1度つっかけて2度目の立ち合い。勢いよく踏み込んで突き放すと、浅く左をのぞかせ最後は押し出した。「引かれて負けてもしょうがないながら、やれるだけのことをやった」。先場所は10連敗で終わり、今場所は初日から3連敗。長いトンネルから抜け出し「(この1勝が)いい方向に向かえばいい。まだ始まったばかりなので」と、汗をぬぐってうなずいた。

東龍(右)を押し出しで破る貴源治(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

鶴竜、貴景勝、隠岐の海が4連勝/4日目写真特集

<大相撲秋場所>◇4日目◇11日◇東京・両国国技館

2場所連続の賜杯を狙う鶴竜(34=井筒)は、前頭2枚目逸ノ城(26=湊)を肩すかしで下し4連勝。勝ちっ放しは鶴竜、関脇貴景勝、平幕隠岐の海となった。


鶴竜(4勝0敗)肩すかし逸ノ城(1勝3敗)

鶴竜(左)は逸ノ城を肩すかしで下す(撮影・小沢裕)

逸ノ城(下)を肩すかしで破る鶴竜(撮影・中島郁夫)

逸ノ城(左)を肩すかしで破る鶴竜(撮影・中島郁夫)


栃ノ心(1勝3敗)反則阿炎(3勝1敗)

栃ノ心(右)は阿炎のまげをつかみ、反則負けとなる(撮影・小沢裕)

阿炎(右)のまげをつかんだと判断された栃ノ心(撮影・中島郁夫)

協議する審判団(撮影・中島郁夫)

反則負けを宣告され一礼する栃ノ心(撮影・中島郁夫)


北勝富士(1勝3敗)押し出し豪栄道(3勝1敗)

北勝富士(左)を押し出しで破る豪栄道(撮影・中島郁夫)

豪栄道(左)は押し出しで北勝富士を下す(撮影・小沢裕)

北勝富士(左)を押し出しで破る豪栄道(撮影・中島郁夫)


友風(2勝2敗)押し出し貴景勝(4勝0敗)

貴景勝(左)は押し出しで友風を下す(撮影・小沢裕)

貴景勝(左)は押し出しで友風を下す(撮影・小沢裕)

貴景勝(左)は押し出しで友風を下す(撮影・小沢裕)


御嶽海(3勝1敗)押し出し碧山(0勝4敗)

碧山(上)を押し出しで破る御嶽海(撮影・中島郁夫)

御嶽海(左)は碧山を押し出しで下す(撮影・小沢裕)


朝乃山(2勝2敗)寄り切り遠藤(3勝1敗)

朝乃山(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・中島郁夫)

遠藤(右)は朝乃山を寄り切りで下す(撮影・小沢裕)


妙義龍(3勝1敗)寄り切り竜電(2勝2敗)

妙義龍(右)は寄り切りで竜電を下す(撮影・小沢裕)

竜電(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・中島郁夫)


隠岐の海(4勝0敗)小手投げ宝富士(2勝2敗)

宝富士(左)を小手投げで破る隠岐の海(撮影・中島郁夫)

隠岐の海(左)は小手投げで宝富士を下す(撮影・小沢裕)


松鳳山(2勝2敗)浴せ倒し炎鵬(3勝1敗)

松鳳山(上)の攻めをこらえる炎鵬(撮影・中島郁夫)

松鳳山(上)の攻めをこらえる炎鵬(撮影・中島郁夫)

松鳳山(上)の攻めをこらえる炎鵬(撮影・中島郁夫)

炎鵬(下)を浴びせ倒しで破る松鳳山(撮影・中島郁夫)

炎鵬(手前)は松鳳山に浴びせ倒しで敗れる(撮影・小沢裕)

顔面から出血する炎鵬(撮影・中島郁夫)


豊ノ島(1勝3敗)肩すかし大翔鵬(0勝4敗)

豊ノ島は大翔鵬(手前)を肩すかしで下す(撮影・小沢裕)


貴源治(1勝3敗)押し出し東龍(3勝1敗)

東龍(右)を押し出しで破る貴源治(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

暴力貴ノ富士の弟貴源治が泥沼13連敗「スランプ」

貴源治(右)は栃煌山に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇10日目◇東京・両国国技館

場所前に付け人の序二段力士に暴力を振るった十両貴ノ富士の双子の弟、東前頭17枚目貴源治(ともに22=千賀ノ浦)が、長いトンネルから抜け出せない。

関脇経験者の西前頭16枚目栃煌山(32=春日野)との押し合いに敗れて、初日から3連敗。先場所から泥沼の13連敗となった。

「全部ダメです。何も言うことはない」と、支度部屋ではタオルで大粒の汗をぬぐい、早々と会場を後にした。「(相手の取り口は)分かっているけど、自分が全体的に中途半端になっている」。この日も協会のコンプライアンス委員会が部屋の力士らに聞き取りを実施するなど、暴行問題が収束しない今場所。初日は「集中できている」と強調していたが、この日会場を引き揚げる際は「スランプというか、抜け出せていない感じです」と声のトーンを落とした。

関連するニュースを読む

大関復帰へ貴景勝、鶴竜ら3連勝/3日目写真特集

<大相撲秋場所>◇3日目◇10日◇東京・両国国技館

白鵬休場で1人横綱となった鶴竜(34=井筒)と、大関返り咲きを狙う関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)が3連勝。かど番の栃ノ心(31=春日野)は、前頭筆頭北勝富士(27=八角)を寄り倒して今場所初日が出た。


鶴竜(3勝0敗)はたき込み碧山(0勝3敗)

碧山(右)をはたき込みで下す鶴竜(撮影・河田真司)

碧山(左)をはたき込みで下す鶴竜(撮影・小沢裕)

碧山を下し、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる鶴竜(撮影・河田真司)


遠藤(2勝1敗)寄り切り豪栄道(2勝1敗)

豪栄道(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・河田真司)

遠藤(右)は寄り切りで豪栄道を破る(撮影・小沢裕)


栃ノ心(1勝2敗)寄り倒し北勝富士(1勝2敗)

北勝富士(右)との立ち合いが2回合わず、腰に手を当て険しい表情を見せる栃ノ心(撮影・河田真司)

北勝富士(右)を攻める栃ノ心(撮影・河田真司)

北勝富士(右)を寄り倒しで破る栃ノ心(撮影・河田真司)

栃ノ心は北勝富士(左)を寄り倒しで下す(撮影・小沢裕)


御嶽海(2勝1敗)寄り切り逸ノ城(1勝2敗)

逸ノ城(右)を攻める御嶽海(撮影・河田真司)

逸ノ城(右)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・河田真司)

逸ノ城を破り、懸賞金の束を手にする御嶽海(撮影・河田真司)


朝乃山(2勝1敗)はたき込み貴景勝(3勝0敗)

朝乃山(手前)をはたき込みで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

朝乃山(左)をはたき込みで破る貴景勝(撮影・河田真司)

懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる貴景勝(撮影・河田真司)

貴景勝(左)は朝乃山をはたき込みで下す(撮影・小沢裕)


阿炎(2勝1敗)はたき込み大栄翔(0勝3敗)

大栄翔(左)をはたき込みで破る阿炎(撮影・河田真司)

阿炎は大栄翔(奥)をはたき込みで下す(撮影・小沢裕)


玉鷲(2勝1敗)はたき込み友風(2勝1敗)

玉鷲(左)をはたき込みで破る友風(撮影・河田真司)

玉鷲(右)は友風にはたき込みで敗れる(撮影・小沢裕)


琴奨菊(1勝2敗)寄り切り妙義龍(2勝1敗)

琴奨菊(左)は妙義龍を寄り切りで下す(撮影・小沢裕)

妙義龍(奥)を寄り切りで破る琴奨菊(撮影・河田真司)


炎鵬(3勝0敗)寄り切り琴勇輝(1勝2敗)

琴勇輝(右)の攻めに耐える炎鵬(撮影・河田真司)

琴勇輝(手前)を寄り切りで破る炎鵬(撮影・河田真司)

炎鵬(右)は琴勇輝を寄り切りで下す(撮影・小沢裕)

炎鵬(右)に寄り切りで敗れた琴勇輝は土俵に落ちた勢いでカメラマンに突っ込む(撮影・小沢裕)


貴源治(0勝3敗)押し出し栃煌山(1勝2敗)

貴源治(左)を押し出しで破る栃煌山(撮影・河田真司)

貴源治(右)は栃煌山に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む