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“地味キャラ”大栄翔テッポウで大きな手鍛え初賜杯

優勝インタビューで笑顔を見せる大栄翔(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が初優勝を果たした。勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる可能性もあった大一番で、隠岐の海を突き出して13勝目。埼玉県出身では初、追手風部屋としても初めての優勝となった。3度目の殊勲賞、初の技能賞も獲得。“地味キャラ”とも呼ばれた実力者が、両横綱不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振となった場所で主役を張った。初場所は6年連続で初優勝力士誕生となった。

   ◇   ◇   ◇

歓喜の瞬間を迎えても、険しい表情はあえて崩さなかった。大栄翔の顔は、自身の赤い締め込みのように紅潮したまま。勝ち名乗りを受けて花道に引き揚げると、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)が待っていた。「うれしさよりも緊張感があった。(師匠に)『おめでとう』と言われてうれしかった」。張り詰めていた感情の糸が、緩んだ瞬間だった。

勝てば優勝が決まる大一番で、会心の相撲を見せた。立ち合いから隠岐の海の差し手をはね上げ、左右ののど輪で一方的に引かせた。「自分の相撲を取りきるしかない。迷いなくいった」。初日から7日連続で役力士を破った突き押しは、千秋楽も健在だった。

脚光を浴び続ける相撲人生ではなかった。むしろ、実績の割には地味な印象が先行していたかもしれない。同部屋には幕内屈指の人気を誇る遠藤がいて、仲のいい貴景勝や、同学年の朝乃山は看板力士に成長。身近な存在が先を行くことが多かった。新十両会見では師匠の追手風親方に「声をもっと張れよ」と怒られるなどシャイな一面もあるが、地道に稽古を重ねる我慢強さはあった。

高校相撲の名門、埼玉栄高でレギュラーをつかんだのは3年で、2年までは補欠でちゃんこ番。同校相撲部の山田道紀監督は「文句を言わず黙々と稽古していた。芯が強い。控えの後輩の教材になっていた」と振り返る。「うちは弱い子にはテッポウをさせる。大栄翔もずっとテッポウをやっていた」と同監督。地道にテッポウ柱を打ち続けた手のひらは分厚い。もともと手は大きく、中2でサイズの合う手袋がなくなった。母恵美子さんによると、古い友人に「キャッチボールの時はグローブがいらないね」とからかわれたことも。突き押しの威力は大きな手を介して確実に伝えた。

自身を含めて関取6人を誇る部屋では、稽古相手に不足はなかった。感染対策で出稽古が禁止され、調整の難しさを漏らす関取もいる一方で「恵まれていると思う。(突っ張りの)回転の良さは申し合いで積み重ねることが大事なので」。コロナ禍だからこその“アドバンテージ”が生きた。

昨年は全5場所で優勝力士が異なり、新年最初の場所も6年連続で初優勝力士が誕生した。“戦国時代”まっただ中の角界で、大関昇進の期待もかかる。「期待に応えられるように頑張りたい」。資質は証明済み。磨いた突き押しの威力を、これからも信じ続ける。【佐藤礼征】

<大栄翔アラカルト>

◆埼玉初 埼玉県出身の力士では初めて。他に優勝がないのは宮城、福井、岐阜、静岡、滋賀、京都、和歌山、島根、徳島、宮崎、沖縄で11府県。

◆平幕優勝 昨年7月場所の照ノ富士以来、平成以降では13例目。

◆アベック優勝 十両で同部屋の剣翔が優勝。幕内、十両のアベックVは05年九州場所の高砂部屋(幕内朝青龍、十両闘牙)以来。1場所15日制が定着した49年夏場所以降では19例目。

◆埼玉栄高 豪栄道、貴景勝に続いて3人目。

◆平成生まれ 照ノ富士、御嶽海、貴景勝、朝乃山、正代に続き6人目。

大栄翔(左)は隠岐の海を突き出しで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)
隠岐の海(後方左)を突き出しで破り幕内優勝した大栄翔(撮影・鈴木正人)
隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)
花道を引き揚げる大栄翔(撮影・鈴木正人)

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追手風部屋に初V力士も「パレードなく実感が」親方

追手風親方(2019年2月25日撮影)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

追手風部屋(埼玉・草加市)にとって初めての優勝力士が誕生した。

師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「(コロナ禍で)準備やパレードがないので実感が湧きませんね」と話す。98年秋場所後に日大の後輩でもある2人の弟子を連れて、友綱部屋から独立。99年初場所で部屋最初の関取となった元関脇の追風海らが届かなかった賜杯に、小結経験者の遠藤らよりも早く、大栄翔がたどり着いた。

埼玉県にある部屋(追手風、湊=川口市、入間川=さいたま市、二子山=所沢市)からも初の優勝力士輩出。「埼玉から最初に優勝力士を出したい」と意欲を示す親方もいた。19年には映画「翔んで埼玉」がブームを起こしたが、角界でも埼玉の存在感が高まりつつある。

大栄翔(左)は隠岐の海を突き出しで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)

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大栄翔が悲願の初優勝 埼玉県勢&追手風部屋勢で初

隠岐の海(左)を突き出しで破り、幕内優勝を決める大栄翔(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が、悲願の初優勝を果たした。2敗の単独トップで迎えた千秋楽、勝てば優勝の隠岐の海戦を制し、13勝目を挙げると歓喜の瞬間が訪れた。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝を果たした。

両横綱が初日から不在、綱とりが懸かっていた大関貴景勝が不振となった場所で、主役を張った。初日から7日間連続で役力士を破り、三役以上を総ナメ。平幕力士が初日から7日連続で役力士を破るのは、1場所15日制が定着した1949年(昭24)夏場所以降では初の快進撃だった。

9日目に初黒星を喫し、持ち前の突き押しが影を潜める場面もあったが、終盤戦で立て直した。先頭を走る重圧の中でも「いい感じの緊張感でやれている。その中で取るのは大変なことだけど、頑張っていきたい」と前を向いていた。

昨年秋場所には新関脇に昇進するなど、次期大関候補としても期待が高い27歳が大願を果たした。母子家庭で育ち、家族への恩返しの思いから埼玉栄高を卒業後にプロの世界へ進んだ。

同部屋の遠藤は角界屈指の人気を誇り、仲のいい貴景勝や同学年の朝乃山は大関に昇進して看板力士に。身近な存在の陰に隠れがちだったが、コツコツと自慢の突き押しを磨き、一気に花を咲かせた。

隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)
隠岐の海(後方左)を突き出しで破り幕内優勝した大栄翔(撮影・鈴木正人)
隠岐の海を突き出しで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)
花道を引き揚げる大栄翔(撮影・鈴木正人)

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宇良はクルリ、霧馬山まわしが…/14日目写真特集

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭大栄翔が、単独首位に立って初優勝に王手をかけた。過去6勝8敗と合口の悪い玉鷲相手に、得意とする強烈な突き押しで勝負。土俵際に追い込むも、玉鷲の押しに引いてしまった。土俵際に追い込まれる形となったが、慌てることなくはたき込みではわせた。自己最多の12勝目を挙げた。

結びの一番前に登場した大関正代は、関脇照ノ富士と白熱した取組を披露。何度も土俵際に追い込み、照ノ富士の体勢を何度も崩したが、あと1歩及ばず。最後は照ノ富士のはたき込みに屈した。3敗に後退し、1差で大栄翔を追いかける展開となった。

大関復帰を目指す照ノ富士は、10勝目を挙げて2場所連続の2桁白星。春場所での大関とりに向けて、足固めを作った。結びの一番では、大関朝乃山が明生を下して10勝目を挙げた。

14日目の熱戦を写真で振り返ります。

幕内

朝乃山(10勝4敗)突き落とし明生(8勝6敗)

明生(左)を突き落としで破る朝乃山(撮影・河田真司)


照ノ富士(10勝4敗)叩き込み正代(11勝3敗)

★正代「何度か土俵際でチャンスがあったが、そこで決めきれなかった。最後はスタミナ負けというか、足から崩れてしまった。まだまだ課題はいっぱいある。終わったことなので引きずらないようにできたらいい。(千秋楽は1差)とりあえずあと2番取るくらいの気持ちで、ここで集中を切らさないようにしたい。(優勝を逃した昨年初場所も14日目に幕尻優勝の徳勝龍に黒星)初場所の14日目は鬼門ですね」

正代(後方)の攻めを耐える照ノ富士(撮影・鈴木正人)

正代(右)をはたき込みで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

照ノ富士に敗れ3敗目を喫し、険しい表情で土俵から引き揚げる正代(撮影・河田真司)


隠岐の海(7勝7敗)叩き込み隆の勝(8勝6敗)

☆隆の勝「落ち着いて回り込めたかなと思う。危なかった。今場所そんなに気持ちが落ちることなく白星が先行できていた。余裕があった。(勝ち越しは)自信になる。うれしく思います」

正代(右)をはたき込みで破る照ノ富士(撮影・河田真司)


遠藤(6勝8敗)寄り切り御嶽海(8勝6敗)

翠富士(左)を寄りきりで破る遠藤(撮影・鈴木正人)


高 安(9勝5敗)寄り切り輝(5勝9敗)

輝(左)を寄り切りで破る高安(撮影・河田真司)


玉鷲(5勝9敗)叩き込み大栄翔(12勝2敗)

☆大栄翔「今日も立ち合いが良かった。前に出られて良かった。(結果ははたき込みでの勝利だが)前には出られている。流れの中のはたき。そこは自分の中では大丈夫。(優勝争いの重圧)いい感じの緊張感でやれている。その中で取るのは大変なことだけど頑張っていきたい。(千秋楽へ)あした最後なので思い切り自分の相撲を取ることが一番。気持ちを強く持って、自分の相撲を取りきりたい。変にかたくなって負けてしまうことは後悔が残る。取るなら思い切り自分の相撲を取った方が悔いはない」

玉鷲(手前)をはたき込みで破る大栄翔(撮影・河田真司)

玉鷲(右)をはたき込みで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

玉鷲をはたき込みで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)


北勝富士(6勝8敗)押し出し碧山(5勝9敗)

☆北勝富士「本当に負け越して吹っ切れた。本来の動きができるようになった。しっかり前に圧力をかけて、我慢して我慢して取れた」

碧山(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)


宝富士(9勝5敗)寄り切り逸ノ城(9勝5敗)

宝富士(奥)に寄り切りで敗れる逸ノ城(撮影・河田真司)


志摩ノ海(8勝6敗)寄り切り阿武咲(8勝6敗)

★阿武咲「気持ちでは思い切って先手、先手でいきたかったが、低さ負けですかね」

阿武咲(左)を寄り切りで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)


琴勝峰(1勝13敗うっちゃり照強(6勝8敗)

琴勝峰(奥)をうっちゃりで破る照強(撮影・河田真司)

琴勝峰(左)をうっちゃりで破る照強(撮影・河田真司)

琴勝峰(左)をうっちゃりで破る照強(撮影・河田真司)


栃ノ心(4勝10敗)寄り切り明瀬山(9勝5敗)

☆明瀬山「胸借りるつもりで思い切り当たりました。相手はずっと幕内張って、優勝経験して、大関にもなったんで格上じゃないですか。ダメだったらしょうがないと目いっぱい、いきました」

栃ノ心(右)を寄り切りで破る明瀬山(撮影・河田真司)


竜電(4勝10敗)小手投げ天空海(5勝9敗)

☆天空海「圧力がちょっとは伝わったかな。差されても落ち着いて考えて動けた。(千秋楽は幕内に)残るとか残れないは関係なく、いい相撲をとりたい」

竜電(左)を小手投げで破る天空海(撮影・河田真司)


豊昇龍(9勝5敗)送り出し翔猿(6勝8敗)

翔猿(左)を送り出しで破る豊昇龍(撮影・河田真司)


翠富士(8勝6敗)押し出し霧馬山(8勝6敗)

☆霧馬山「(まわし待ったもあり)長かったですね。我慢してとって勝ってよかった」

霧馬山(右)のまわしが外れ、締め直す行司の式守勘太夫(撮影・河田真司)

霧馬山(中央)のまわしを締めあげる式守勘太夫(撮影・鈴木正人)

翠富士(右)を押し出しで破る霧馬山(撮影・河田真司)


徳勝龍(3勝11敗)押し出し佐田の海(5勝9敗)

☆徳勝龍「(9連敗から脱出し)調子が悪いなら調子が悪いなりにやらないとダメ。気持ちだけは切れないように、強い気持ちを持ってどんどんやるしかないという感じだった」

佐田の海(右)を押し出しで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)


琴恵光(6勝8敗)寄り切り妙義龍(7勝7敗)

妙義龍(左)は寄り切りで琴恵光を破る=(撮影・小沢裕)


豊山(7勝7敗)押し倒し琴ノ若(10勝4敗)

☆琴ノ若「休まず動いたのがよかった。(2桁10勝目は)一番一番しっかり力を出し切ることだけを考えてやっている。その中でしっかり体が動いたのが、少しずつつながったのかなと思う」

★豊山「止まったところが全てだった。止まる前に勝負を決めたかった。あと一番なので全部出し切って終わりたいと思う」

豊山(左)を押し倒しで破る琴ノ若(撮影・河田真司)

十両

東龍(6勝8敗)押し出し宇良(10勝4敗)

宇良(左)は居反り狙いのような体勢で東龍の下に潜り込む(撮影・小沢裕)

東龍(左)に居反りを仕掛ける宇良(撮影・鈴木正人)

東龍(奥)を攻める宇良(撮影・河田真司)

東龍(左)を押し出しで破る宇良(撮影・河田真司)

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行司泣かせ正代の“強運ぶり”理事長は大関相撲期待

隆の勝(左)をはたき込みで破る正代(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

全くもって行司泣かせの大関正代(29=時津風)の相撲に、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)も「明日から相撲内容も変わるでしょう」と、場所も大詰めの取り口に期待した。

10日の遠藤戦、11日目の隠岐の海戦(2番)に続き、この日の隆の勝(26=常盤山)との一番も、立行司式守伊之助のまわしうちわで軍配をもらったが、物言いがついた。押し相撲の隆の勝を、まともに引いて呼び込み絶体絶命の土俵際で、右足一本で残り、はたき込んで隆の勝の右手を先につかせた。

神懸かり的な“強運ぶり”で平幕の大栄翔(27=追手風)と並び、2敗で優勝争いのトップを並走も、大関としての相撲内容としては物足りなさも。そんな思いと、残り2日は実力者の関脇照ノ富士、大関朝乃山との対戦(照ノ富士戦は発表済み)ということもあり、八角理事長は前述の言葉を述べた。さらに「大関としてコロナ禍で(観戦に)来てくれるお客さんに、最後まで楽しませる責任がある」とし「明日からきっちり、気を引き締めてくれるでしょう」と“大関相撲”に期待した。

隆の勝との一番で物言いがつき審判団の協議を待つ正代(撮影・小沢裕)
懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる正代(撮影・鈴木正人)

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隆の勝が2場所連続の勝ち越し王手 大関とり起点へ

遠藤(左)を押し出す隆の勝(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

関脇隆の勝(26=常盤山)が、新三役から2場所連続の勝ち越しに王手をかけた。

平幕の遠藤を押し出して7勝5敗。引く場面もあったが右をのぞかせると、差し手を抜き、厳しいおっつけで相手の体勢を崩した。「途中はたいたり弱気な部分も出たが、最後押し込めた。自然と体が動いてくれたので良かった」と振り返った。

新三役だった昨年11月場所は、関脇の地位で8勝7敗の成績を残した。成長著しい26歳の2021年の目標は、初優勝と大関昇進。残り3日間全勝すれば、大関とりの起点になる。今場所のラストスパートへ「自分らしい前に出る相撲を心掛けて頑張りたい」と意気込んだ。

遠藤(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)
遠藤を押し出しで破った隆の勝(撮影・鈴木正人)

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正代並んだ「流れきてる」物言い3連発2日とも白星

正代(左)は隠岐の海に投げられるも同体取り直しとなる(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が物言い3連発でも2敗を守り、優勝争いのトップに並んだ。隠岐の海との一番は同体取り直し。2番目も一方的に寄り倒された相撲に見えたが、隠岐の海の勇み足で軍配差し違えとなった。前日10日目も物言いがつく際どい勝負を制しており、幸運を引き寄せて残り4日の勝負に臨む。大栄翔は2敗目。大関朝乃山が勝ち越し、かど番脱出で明生とともに1差につけた。

  ◇   ◇   ◇

勝ちに不思議の勝ちあり。プロ野球の名将、野村克也さんが天国でつぶやいたかもしれない。取組後の正代は苦笑いだった。「内容的にはよくなかったが、この一番を拾えたことは今後、大きくなるんじゃないか。ただ、今日みたいな相撲はとらないようにしたい」。相撲としては2番続けて相手の流れでも結果は白星。優勝争いトップに並ぶ大きな1勝をつかんだ。

隠岐の海には過去4勝5敗だった。「けんか四つなんで。今日は隠岐の海関の形になった」。最初の一番、左四つから一気に出るが、土俵際で突き落としを食らった。完全に正代の体は飛んでいたが物言いがつき、隠岐の海の足が出たのと同時で取り直しとなった。

その一番も左四つから一気に寄り倒された。しかし物言い。正代は「(隠岐の海の)足のことは全然分からなかった。物言いがついたんで、もしかしたら(もう一番)あるかなという感じでした」。協議の結果は隠岐の海の勇み足。「2番目は一方的だったんで精神的にきていた。精神的に切り替える余裕もなかった」と正代にとっても“まさか”の結末だった。

前日10日目も、遠藤との物言いがつく激しい攻防を制した。2日間で3番連続の物言いも珍しいが、いずれも白星を引き寄せたことに「流れはきてるんじゃないかと思う」。大栄翔が2敗目を喫した後の土俵で「気にしていないつもりだったが、心のどこかにあったかも。ちょっと硬かったかな」と冷静に振り返った。

初めて経験するかど番脱出に全集中してきた。それをクリアした直後だけに「少し疲れたかな、と」と本音もこぼれる。優勝争いも絞られてきた中で残り4日。大関朝乃山に照ノ富士、隆の勝の両関脇と上位陣が待ち受ける。「(優勝争いは)意識せずにいきたい」。幸運に押され、2度目の賜杯へ突き進む。【実藤健一】

隠岐の海(左)の勇み足で2敗を守った正代(撮影・江口和貴)
正代と隠岐の海の一番は軍配が隠岐の海に上がるも物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)
審判団の協議の結果、隠岐の海の勇み足での勝ちとなり、思わず天を仰ぐ正代(撮影・河野匠)
協議の結果、隠岐の海の勇み足での勝ちとなり、懸賞金を受け取る正代(撮影・河野匠)

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大栄翔-北勝富士、正代-遠藤他/10日目写真特集

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭大栄翔が北勝富士を下し、単独トップを守った。立ち合いから一方的に突き押しで攻めた。勝機を見いだそうと左右に動く北勝富士を逃さず、突き出しで下して9勝目。

9日目に初黒星を喫するも、連敗はしなかった。 1差で大栄翔を追いかける大関正代は、遠藤を突き落として、かど番を脱出した。立ち合いで立ち遅れて中に入られ、防戦一方となったが、土俵際で強引に突き落とし。物言いがつき協議の結果、軍配通りに正代の勝ちとなった。

大関朝乃山は、玉鷲を寄り切り、かど番脱出に王手をかけた。鋭い出足で立ち合い出ていき、右を差して左上手を取って盤石な体勢を作った。9日目終了時点で10人いた3敗勢は、朝乃山、平幕の明生、逸ノ城だけが残った。 優勝争いは、1敗で単独トップの大栄翔、2敗の正代、3敗の朝乃山、明生、逸ノ城が追う展開となった。10日目の熱戦を写真で振り返ります。


東 龍寄り倒し明瀬山

明瀬山(右)を寄り倒す東龍(撮影・河野匠)

★明瀬山 今日はまわしが取れなかったので勝負にならなかった。(東龍は)元々やりづらい相手でした。


豊昇龍外掛け琴ノ若

琴ノ若(手前)を外掛けで下す豊昇龍(撮影・河野匠)

★豊昇龍 (5連敗から5連勝で星を五分に)体の動きも良くなった。この気持ちで最後まで頑張りたい。上手取ったら頭をつけた方がいいと言われていたので、親方の言う通りに取ったらいい方にいった。


逸ノ城寄り切り翠富士

翠富士(右)を寄り切る逸ノ城(撮影・河野匠)

★逸ノ城 もうちょっと早く勝負を決めたかったが、長くなってしまった。落ち着いていてまわしを取れたので問題なかった。


佐田の海寄り切り碧 山

碧山(左)を寄り切りで破る佐田の海(撮影・河田真司)


照 強押し出し妙義龍

照強(左)に押し出しで敗れる妙義龍(撮影・河田真司)


徳勝龍下手投げ天空海

徳勝龍(奥)を下手投げで破る天空海(撮影・河田真司)

★天空海 (昨年12月に新型コロナに感染し)もうちょっと早く調整ができていればと思った。場所中で合わせるしかなかった。左膝に水がたまっていて、今日抜いたら調子が良くなった。勝ち星を増やして、来場所でできるだけ番付が落ちないようにしたい。


明 生寄り切り霧馬山

霧馬山(右)を寄り切りで破る明生(撮影・河田真司)

霧馬山(左)を攻める明生(撮影・河田真司)

★明生 落ち着いていきました。ついていけたので良かった。


琴恵光押し出し翔 猿

翔猿(右)を突っ張る琴恵光(撮影・河野匠)

琴恵光(右)は押し出しで翔猿を破る(撮影・小沢裕)


竜 電寄り倒し豊 山

竜電(左)に寄り倒しで敗れる豊山(撮影・河田真司)

豊山(右)を寄り倒す竜電(撮影・河野匠)

★豊山 向こう(竜電)の寄せが速かった。先場所、前みつを引かれて負けたので余計なことを考えてしまった。残り5日間、必死にやるだけ。ケガしないためにも前に出ていくしかない。下がるとケガするリスクが出てしまうから。


志摩ノ海押し出し

志摩ノ海(手前)を押し出す輝(撮影・河野匠)

輝(左)に押し出しで敗れる志摩ノ海(撮影・河田真司)

★輝 今日は今場所で一番いい相撲がとれたと思います。相手を起こすより、自分の角度を守っていけば自然に起こせると思っていった。


宝富士寄り切り琴勝峰

琴勝峰(左)を寄り切りで破る宝富士(撮影・河田真司)

宝富士(手前)に寄り切られる琴勝峰(撮影・河野匠)

★宝富士 前に攻めていた。(土俵際は)見えなかったので、相手の足が。前に攻めたことが良かった。


北勝富士突き出し大栄翔

北勝富士(左)を突っ張る大栄翔(撮影・河野匠)

大栄翔(右)は突き出しで北勝富士を破る(撮影・小沢裕)

★大栄翔 しっかり前に出る相撲がとれたんでよかったと思います。(前日初黒星も)気持ち的に切り替えて思い切りいこうと。逆に吹っ切れたと思います。

★北勝富士 土俵際残ったときに右手がはずに入ってチャンスだと思ったけど、そこでもう1歩目が出なかった。課題が残る取組。


高 安押し出し栃ノ心

栃ノ心(左)の攻めに耐える高安(撮影・河田真司)

高安(左)は栃ノ心を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


阿武咲引き落とし御嶽海

阿武咲(左)を下した御嶽海(撮影・河野匠)

御嶽海(右)に引き落とされる阿武咲(撮影・河野匠)

★御嶽海 前に持っていくのがベストと思ったが、自分も窮屈だった。体を開いて次に攻めようと思ったところ、相手が落ちてくれた。


照ノ富士突き落とし隆の勝

隆の勝(左)に突き落としで敗れる照ノ富士(撮影・河田真司)

照ノ富士(右)の足が隆の勝よりも先に出る(撮影・河野匠)

★隆の勝 (軍配差し違えで6勝目)最後はとっさというか、体が自然にああいう動きになった。考えてやったわけじゃない。


朝乃山寄り切り玉 鷲

玉鷲(右)の攻めに耐える朝乃山(撮影・河野匠)

朝乃山は玉鷲(手前)を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


遠 藤突き落とし正 代

遠藤(左)を突き落とす正代(撮影・河野匠)

遠藤(左)を突き落とす正代(撮影・河野匠)

★正代 (物言いがつくも)勝ったかなとは思いました。今場所勝った8番の中では一番、余裕がなかったかも。勝ち越すことができてひと安心ですね。これでひと息つけるかな。


貴景勝不戦隠岐の海

貴景勝が休場のため、隠岐の海の不戦勝(撮影・河田真司)

貴景勝が休場のため、隠岐の海の不戦勝(撮影・河田真司)

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正代「開放された感じ」かど番脱出で次はV争い

遠藤(後方)を下した正代(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が勝ち越してかど番を脱出し、2敗を守った。相撲巧者の遠藤と激しい攻防。最後は突き落としで、物言いがつく際どい勝負を制した。9日目に初黒星の西前頭筆頭大栄翔は、引きずらずに1敗をキープ。優勝争いは、この2人を3敗の朝乃山、明生、逸ノ城が追う展開となった。

  ◇   ◇   ◇

無邪気な笑顔だった。引き揚げた西の花道、出迎えた井筒親方(元関脇豊ノ島)に「おめでとう」と声をかけられた正代は、思い切り表情を崩した。「相撲内容が危なかったのもありますが、緊張から解き放たれた表情が出たんじゃないかと思います」。抑えられない感情があふれ出た。

勝ち越し、かど番脱出をかけた一番も「苦難」だった。遠藤と立ち合いから激しい差し手争い。先に上手を許した苦しい体勢を左からすくって、必死に立て直す。最後は土俵際で倒れ込むように突き落とし。物言いがついたが「軍配通り正代」のアナウンスに今までにない安堵(あんど)感が押し寄せた。

「今までの、どの勝ち越しもうれしいが、その中でも表現しにくいがうれしいというよりホッとした。ずっと息苦しさがあった。場所前から追い込まれて精神的に余裕なかったんで、解放された感じです」

先場所、新大関の晴れ舞台で左足首を痛めて途中休場した。休場は初めての経験。いきなりのかど番に昨年末、「正直、あせりと不安はあります。変に意識せずとは思うが、早くかど番を抜けて心に余裕を戻したい」と明かしていた。苦労してつかんだ地位を手放してしまうかもしれない危機。その重圧も、大関になって初めて知った。

コロナ禍で不要不急の外出禁止。気分転換もできないが、正代には逆に好都合だった。「外出禁止は逆にいいかもしれない。自分の時間に集中できる」とも話していた。もともと、外向的ではない。部屋でゆったり、好きなアニメを見て不安な心を和らげてきた。

1つの目標をクリアし、次は大関として「優勝争い」が待つ。大栄翔を1差で追う、残り5日。「残り全部勝てるように集中し直して頑張っていかないといけないですね」。かど番を抜け、2度目の賜杯への戦いに立ち向かう。【実藤健一】

▽1敗 大栄翔

▽2敗 正代

▽3敗 朝乃山、明生、逸ノ城

遠藤(下)を突き落としで破る正代(撮影・河田真司)
遠藤を突き落としで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる正代(撮影・河田真司)

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大栄翔が単独トップ守る 2敗の正代かど番を脱出

北勝富士(左)を突っ張る大栄翔(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭大栄翔が北勝富士を下し、単独トップを守った。立ち合いから一方的に突き押しで攻めた。勝機を見いだそうと左右に動く北勝富士を逃さず、突き出しで下して9勝目。9日目に初黒星を喫するも、連敗はしなかった。

1差で大栄翔を追いかける大関正代は、遠藤を突き落として、かど番を脱出した。立ち合いで立ち遅れて中に入られ、防戦一方となったが、土俵際で強引に突き落とし。物言いがつき協議の結果、軍配通りに正代の勝ちとなった。

大関朝乃山は、玉鷲を寄り切り、かど番脱出に王手をかけた。鋭い出足で立ち合い出ていき、右を差して左上手を取って盤石な体勢を作った。9日目終了時点で10人いた3敗勢は、朝乃山、平幕の明生、逸ノ城だけが残った。

優勝争いは、1敗で単独トップの大栄翔、2敗の正代、3敗の朝乃山、明生、逸ノ城が追う展開となった。

遠藤(左)を突き落とす正代(撮影・河野匠)
貴景勝が休場のため、隠岐の海の不戦勝(撮影・河田真司)

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大栄翔初黒星、叩き込みにバッタリ/9日目写真特集

<大相撲初場所>◇9日目◇18日◇東京・両国国技館

全勝力士が消えた。初日から8連勝で単独トップを走ってきた西前頭筆頭の大栄翔は、宝富士のはたき込みに敗れ、初黒星を喫した。

大関正代は玉鷲を押し出し、7勝目でかど番脱出に王手をかけた。ただ1人2敗を守って、大栄翔に1差と迫った。大関貴景勝は遠藤に引き落とされて7敗目。綱とり場所が一転、負け越しのピンチとなった。大関朝乃山は高安を寄り切って3連勝で6勝目。3敗力士は朝乃山ら10人と混戦になってきた。

9日目の熱戦を写真で振り返ります。


朝乃山(6勝3敗)寄り切り高 安(5勝4敗)

☆朝乃山「自分の形になったので、引きつけて足を運べたと思います。右四つになっても負けている相撲もある。落ち着いてとれたと思います」

高安(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・河田真司)


貴景勝(2勝7敗)引き落とし遠 藤(5勝4敗)

★貴景勝「勝たなきゃ意味ないんで。(取り口は)勉強していかないといけない。(7敗目に)1日一番で頑張るしかない」

☆遠藤「今できることを精いっぱいやるだけでした。明日からも、明日できることを精いっぱいやるだけです」

貴景勝(右)を引き落としで破る遠藤(撮影・中島郁夫)

貴景勝(左)は遠藤に引き落としで敗れる(撮影・小沢裕)

遠藤(左)に引き落としで敗れた貴景勝(撮影・河田真司)

遠藤に引き落としで敗れ、土俵下で浮かない表情を見せる貴景勝(撮影・河田真司)


玉 鷲(5勝4敗)押し出し正 代(7勝2敗)

☆正代「体がよく反応できたので、おっつけながら相手の腕をはねあげられたのはよかった。まだ優勝争いとか、そういうのは気にしていないので、何とも言えないですけど、星が離れないように維持できたらなと思います」

玉鷲(左)を押し出しで破る正代(撮影・河田真司)

玉鷲を押し出しで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる正代(撮影・河田真司)


照ノ富士(6勝3敗)寄り切り竜 電(3勝6敗)

☆照ノ富士「落ち着いてとれたんでよかったです。思い通りの相撲ではないけれど、勝ったからよかった」

竜電(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・河田真司)


輝(4勝5敗)小手投げ隆の勝(5勝4敗)

☆輝「前に出る意識はあった。自分の強い体勢を崩さない、土俵際の詰めをしっかりやることが大事かな」

隆の勝(下)を小手投げで破る輝(撮影・中島郁夫)


北勝富士(2勝7敗)押し出し御嶽海(4勝5敗)

☆御嶽海「少し立ち遅れましたが、良かったと思います。当たってすぐに前に出ること、引かないことを意識してやりました」

★北勝富士「2歩目、3歩目が出てくれない。いい時は自然に出るが、出ない時は考えすぎている。まだ終わってないんで戻せるようにやっていきたい」

御嶽海(左)は北勝富士を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


宝富士(5勝4敗)叩き込み大栄翔(8勝1敗)

★大栄翔「あまりに勝ち急ぎました。攻めは良かったと思うんですが、無理に攻めすぎました。ショックを受けていたら15日間取れないので、しっかり切り替えていきたいと思います」

☆宝富士「(全勝の大栄翔を止め)昨日(8日目)ふがいない相撲だったんで立ち合いから集中していけたのがよかった。自分なりに踏み込めた」

大栄翔(手前)ののど輪に耐える宝富士(撮影・河田真司)

宝富士(右)は大栄翔をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)

宝富士(右)にはたき込みで敗れる大栄翔(撮影・河田真司)

大栄翔(右)をはたき込みで破る宝富士(撮影・中島郁夫)

1敗を喫し花道を引き揚げる大栄翔(撮影・小沢裕)


琴勝峰(0勝9敗)押し出し阿武咲(6勝3敗)

☆阿武咲「終始、落ち着いて相撲が取れてよかったです。体力は全然大丈夫です」

琴勝峰(左)を押し出しで破る阿武咲(撮影・河田真司)


栃ノ心(3勝6敗)上手出し投げ明 生(6勝3敗)

☆栃ノ心「中に入れないよう突き放していった。何とか勝ててよかった」

明生(下)を突き落としで破る栃ノ心(撮影・中島郁夫)


徳勝龍(2勝7敗)突き落とし隠岐の海(5勝4敗)

徳勝龍(右)を突き落としで破る隠岐の海(撮影・河田真司)


天空海(1勝8敗)叩き込み翔 猿(4勝5敗)

天空海(左)をはたき込みで破る翔猿(撮影・中島郁夫)


逸ノ城(6勝3敗)寄り切り霧馬山(6勝3敗)

霧馬山(右)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・中島郁夫)


琴ノ若(6勝3敗)突き落とし妙義龍(5勝4敗)

☆琴ノ若「内容はよくないが、しっかり構えて相撲がとれた。星数より明日また、切り替えていい相撲をとれるようにしたい」

琴ノ若は妙義龍(右)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)


志摩ノ海(6勝3敗)押し出し佐田の海(4勝5敗)

☆志摩ノ海「師匠(木瀬親方)に言われていることが土俵で出せてよかった。土俵際のはたきに残れるのは、いい稽古ができているからだと思う」

佐田の海(左)を押し出しで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)


明瀬山(6勝3敗)押し倒し碧 山(5勝4敗)

★明瀬山「小手、きめられましたね。(振られて)足が流れた感じ。(3連敗にメンタルは)大丈夫ですよ」

碧山は明瀬山(左)を押し倒しで破る(撮影・小沢裕)


翠富士(5勝4敗)押し出し琴恵光(3勝6敗)

★翠富士「もろ差し狙いでいったが差せず、癖で肩すかしにいった。前に出ればよかった。うまくやられたッスね」

☆琴恵光「受けることなく自分の相撲でいけた。(翠富士の肩すかしは)頭にあったけど体がうまく反応しました。落ち着いて取れました」

琴恵光(左)は翠富士を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


豊昇龍(4勝5敗)突き落とし照 強(3勝6敗)

☆豊昇龍「朝、師匠(立浪親方)から「立ち合いに気をつけていけ」と言われて、立ち合いに気をつけていった。落ち着いてたんでよかったと思います」

豊昇龍(左)を照強を突き落としで破る(撮影・小沢裕)


豊 山(6勝3敗)寄り切り松鳳山(3勝6敗)

☆豊山「立ち合いで先手を取られてしまった。張られて体がフワフワして、気づいたら土俵際にいた。何かしたというより、しがみついていた。終わったら勝っていた感じですね」

豊山(右)は寄り切りで松鳳山を破る(撮影・小沢裕)

松鳳山(右)を寄り切りで破った豊山(撮影・河田真司)

十両

剣翔(9勝0敗)押し出し宇良(6勝3敗)

剣翔(左)に押し出しで敗れる宇良(撮影・河田真司)

剣翔に押し出しで敗れ、険しい表情を浮かべる宇良(撮影・河田真司)

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貴景勝7敗「勉強」綱とり一転負け越し危機に力なく

遠藤(左)に引き落としで敗れた貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇9日目◇18日◇東京・両国国技館

貴景勝は綱とり場所が一転、負け越し危機となった。遠藤に引き落とされて7敗目。

攻めていって逆転を食らった流れだが、「勝たなきゃ意味ないんで。(取り口は)勉強しなければいけない」と力なく話した。大関陣ら上位との対戦を残しているだけに厳しい6日間となる。「1日一番で。(大事なのは)気持ちだと思います」と言った。

貴景勝(右)を引き落としで破る遠藤(撮影・中島郁夫)

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遠藤「精いっぱいやるだけ」今場所初のメディア対応

懸賞の束を手にする遠藤(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇9日目◇18日◇東京・両国国技館

東前頭5枚目の遠藤(30=追手風)が、今場所初めてメディアに口を開いた。大関貴景勝(24=常盤山)を引き落とし、5勝4敗。貴景勝戦の白星は、19年秋場所以来となる。大関を破る殊勲の勝ち星となり、NHK大相撲中継内でのインタビューに応じた。新型コロナウイルス感染予防のため、通常取材はリモートのみ。対応するかどうかは、力士の判断に委ねられている。遠藤は8日目まで対応することがなかったため、貴重な肉声となった。

吉田賢アナウンサーとの一問一答は以下のとおり。

-おめでとうございます

「ありがとうございます」

-このところ、貴景勝関にはちょっと勝てないでいましたけど、今日はどういこうと思いました?

「今できることを精いっぱいやるだけでした」

-前まわしをさぐって取れませんでしたけど、あのへんはどうでしたか

「我慢して相撲取るだけでした」

-大栄翔関が今日は敗れましたけども、追手風部屋の関取衆がみんな好調ですね。このへんは?

「そうですね。まあ、みんな、いい稽古しているんで、その効果だと思います」

-関取自身も刺激になっていますか

「そうですね。はい」

-寒さの中で、いろいろ体のケアというのも気を使われると思いますが、どうでしょう

「その時、その時、自分の体と見つめ合ってやってます」

-さあ後半戦が始まりましたが、目標は

「明日からも明日できることを精いっぱいやるだけです」

貴景勝(左)を引き落としで破る遠藤(撮影・河田真司)

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7敗貴景勝に「プライド持ってやらないとね」理事長

遠藤に引き落としで敗れ、土俵下で浮かない表情を見せる貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇9日目◇18日◇東京・両国国技館

綱とりどころか、7敗目を喫し崖っぷちに立たされた大関貴景勝(24=常盤山)に、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)がいま一度、奮起を促した。

平幕の遠藤(30=追手風)を、いなして呼び込みピンチを招き、反撃するも足がついていかず引き落とされバッタリ。「いなさずに、そのまま押し込めばアレは食わない」と相撲内容の悪さを指摘。「我慢できなかった。(逆に)遠藤は後ろに余裕があるから(引きが)効く」と貴景勝のかみ合わない相撲を分析した。その上で「大関としてのプライドを持ってやらないとね。『負けてたまるか』という」とハッパを掛けた。

遠藤(左)に引き落としで敗れた貴景勝(撮影・河田真司)

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大栄翔ベテランの技に屈し初黒星 全勝力士消える

大栄翔(右)をはたき込みで破る宝富士(撮影・中島郁夫)

<大相撲初場所>◇9日目◇18日◇東京・両国国技館

全勝力士が消えた。初日から8連勝で単独トップを走ってきた西前頭筆頭の大栄翔は、宝富士のはたき込みに敗れ、初黒星を喫した。

立ち合いから激しく突き押しで攻め込んだが、左からのおっつけでうまくかわしたベテランの技に屈した。

大関正代は玉鷲を押し出し、7勝目でかど番脱出に王手をかけた。ただ1人2敗を守って、大栄翔に1差と迫った。

大関貴景勝は遠藤に引き落とされて7敗目。綱とり場所が一転、負け越しのピンチとなった。

大関朝乃山は高安を寄り切って3連勝で6勝目。3敗力士は朝乃山ら10人と混戦になってきた。

▽幕内後半戦の高田川審判長(元関脇安芸乃島) 大栄翔は当たってからの力の伸びが止まってしまった。宝富士がうまかった。朝乃山はだいぶ調子が上がってきた。(優勝争いは)3敗までチャンスがある。どう転ぶか分からない。

宝富士(右)にはたき込みで敗れる大栄翔(撮影・河田真司)

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朝乃山「マイナス考えず」天敵下しかど番脱出に前進

遠藤を押し出しで破り勝ち名乗りを受ける朝乃山(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇8日日◇17日◇東京・両国国技館

大関朝乃山(26=高砂)が“天敵”を下してかど番脱出に前進した。

東前頭5枚目遠藤を押し出して5勝3敗とした。立ち合いで右は差せなかったが、突っ張るように右、左と手を伸ばして遠藤をはねのけると、素早く体を寄せて押し出した。「思い切りいこうと思っていた。それがしっかり踏み込めた。相手をよく見ていけたと思う」。

過去4勝7敗と合口の悪い相手だったが、苦手意識を拭い去った。「苦手だと思えばマイナスのことを考えれば頭から離れない。マイナスのことを考えず自分の相撲を取ろうと思っていた」。

かど番脱出に向けて残り3勝。後半戦に向けて「明日からも体を生かした前に出る相撲を取っていきたい」と気持ちを高めた。

遠藤(左)を押し出しで破る朝乃山(撮影・河田真司)

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大栄翔全勝守り8連勝!1敗消える/8日目写真特集

<大相撲初場所>◇8日目◇17日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、自身初のストレート給金を果たした。会心の内容が続いた7日間と違い、輝に攻め込まれたが、土俵際でとったりを決めた。初日から7日連続で役力士を破り、この日から平幕との対戦。ひやりとする場面はあったものの、単独先頭で後半戦を迎える。

大関正代は小結御嶽海に敗れて、優勝争いに向けて痛恨の2敗目を喫した。2差で全勝の大栄翔を追いかける。

もう1人のかど番大関、朝乃山は、過去4勝7敗と合い口の悪い遠藤を退けて5勝目を挙げた。

初日から4連敗するなど不振だった先場所覇者の大関貴景勝は、玉鷲に敗れて2勝6敗となった。

大関昇進を目指す関脇照ノ富士は隠岐の海を上手投げで下し、5勝3敗とした。

28場所ぶりの再入幕で1敗を守っていた明瀬山は、明生に寄り切られて先頭争いから後退した。

全勝が大栄翔、1敗がいなくなり、2敗が正代、明生、霧馬山、明瀬山となった。

8日目の熱戦を写真で振り返ります。

【幕内】

大相撲初場所8日目の幕内土俵入り(撮影・河田真司)

フェイスガードとマスクを注意喚起する井筒親方(元豊ノ島)(撮影・鈴木正人)

大奄美寄り切り琴ノ若

琴ノ若(右)を寄り切りで破る大奄美(撮影・中島郁夫)

逸ノ城押し出し豊 山

逸ノ城(左)を押し出しで破る豊山(撮影・鈴木正人)

豊山 今日は立ち合いに全てをかけていた。それがうまくはまった感じ。(番付に)後ろがないので前だけ向いて勝ち越しを目指したい。

佐田の海送り出し照 強

照強(左)を送り出しで破る佐田の海(撮影・河田真司)

佐田の海 (取組の進行遅かったが)何回かこういう感じを経験している。時間を見ながらぎりぎりまで体を動かしてやっていた。

照強 (阪神・淡路大震災発生日に誕生)こういう日に生まれた運命。もう26歳か、という感じ。あれから26年たつけど、しっかりと元気な相撲を見せられたのでよかった。(誕生日を)ただ単に喜ぶだけではなくて、向き合わないといけない日。

志摩ノ海寄り切り翠富士

翠富士(左)を寄り切りで破る志摩ノ海(撮影・中島郁夫)

志摩ノ海 (相手の翠富士は)小さいけど幕内まで上がってきている。馬力負けしないことと、しっかり下から下からいった。(肩透かしが相手の)代名詞になっていたが、自分から足を出していこうと思っていた。

豊昇龍寄り切り碧 山

碧山(右)を寄り切りで破る豊昇龍(撮影・河田真司)

豊昇龍 先場所負けた相手だったのでいろいろ考えた。早くまわしを取りたかった。(5連敗から3連勝)体の動きも良くなってきた。この気持ちで最後までやりたいと思っている。

天空海すくい投げ妙義龍

天空海(右)をすくい投げで破る妙義龍(撮影・鈴木正人)

天空海 ちょっと攻めが甘かった。あと何かがはまれば大丈夫。いろいろ模索しながら。

琴恵光送り出し霧馬山

琴恵光(右)を送り出しで破る霧馬山(撮影・中島郁夫)

明 生寄り切り明瀬山

明生(左)の突きに顔面をゆがめる明瀬山(撮影・中島郁夫)

明瀬山(左)を寄り切りで破る明生(撮影・河田真司)

明生 前に出ようと思ってやったので良かったです。集中して前に攻めようと思った。(後半戦に向けて)勝ち越して、その上を目指していきたい。

徳勝龍引き落とし翔 猿

徳勝龍(右)を引き落としで破る翔猿(撮影・河田真司)

幕内取組前半を終え、新型コロナウイルス感染拡大防止を呼びかける懸賞旗スタイルの告知旗が土俵を回る(撮影・河田真司)

宝富士押し出し阿武咲

宝富士(右)を押し出しで破る阿武咲(撮影・河田真司)

阿武咲 しっかり当たることだけを意識して集中していった。(同郷の先輩)胸出してもらった先輩ですが、土俵に上がったら関係ないんで。

北勝富士上手投げ竜 電

北勝富士(右)を上手投げで破る竜電(撮影・河田真司)

北勝富士 いい位置(でまわし)を取られて苦しい相撲になってしまった。もっと当たって弾いて、前に出たかった。左四つになってしまったのが敗因。

とったり大栄翔

輝(上)の突き押しをかわす大栄翔(撮影・中島郁夫)

輝(左)の突き押しをかわしとったりで破る大栄翔(撮影・中島郁夫)

輝(左)の突き押しをかわしとったりで破る大栄翔(撮影・中島郁夫)

大栄翔 追い詰められてしまったけど、あせらずいけたのがよかった。ストレート給金は初めてですけど、気分のいいもの。でも、ここで気を抜くわけにはいかないんで。

高 安上手出し投げ琴勝峰

琴勝峰(左)を上手出し投げで破る高安(撮影・河田真司)

高安 落ち着いて相撲を取ることができた。(琴勝峰は)星あがっていない相手でしたけど、集中力だけは切らさなかった。

照ノ富士上手投げ隠岐の海

隠岐の海(下)を上手投げで破る照ノ富士(撮影・中島郁夫)

照ノ富士 (左)取れたので落ち着いていけた。(連勝)あんまり良くないので、明日からしっかりと。1日一番思い切っていくだけ。後半に向けて明日から一番一番頑張ります。

栃ノ心押し出し隆の勝

栃ノ心(左)を押し出しで破る隆の勝(撮影・中島郁夫)

式守伊之助(下)に勢い余って上に落ちる栃ノ心(撮影・鈴木正人)

隆の勝 横から攻めようと思っていた。うまく相撲がとれてよかった。

貴景勝送り出し玉 鷲

玉鷲(右)に送り出しで敗れる貴景勝(撮影・中島郁夫)

玉鷲に送り出しで敗れ、観客に飛び込む貴景勝(撮影・河田真司)

玉鷲 久しぶりに大関に勝ったんで気持ちいい。相撲の内容もよかったんで、今日を忘れずに続けていきたい。

貴景勝 (阪神・淡路大震災から26年)勝ちたい気持ちがあるし、それは毎日そうだけど、節目なのでしっかり結果を残したかった。しっかり明日に向かって頑張ります。

朝乃山押し出し遠 藤

遠藤(左)を押し出しで破る朝乃山(撮影・河田真司)

御嶽海寄り切り正 代

御嶽海(左)の強烈な当たりにのけ反る正代(撮影・中島郁夫)

御嶽海(左)に寄り切りで敗れる正代(撮影・鈴木正人)

正代 全体的に取りづらかった。というか、自分の相撲をとらせてもらえなかった。(御嶽海とは)合口もあるが、何番もやってるんでお互いやりづらさはあったと思う。

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大栄翔8連勝 1敗消え2敗力士4人/初場所8日目

輝(右)をとったりで破る大栄翔(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇8日目◇17日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、自身初のストレート給金を果たした。会心の内容が続いた7日間と違い、輝に攻め込まれたが、土俵際でとったりを決めた。初日から7日連続で役力士を破り、この日から平幕との対戦。ひやりとする場面はあったものの、単独先頭で後半戦を迎える。

大関正代は小結御嶽海に敗れて、優勝争いに向けて痛恨の2敗目を喫した。2差で全勝の大栄翔を追いかける。

もう1人のかど番大関、朝乃山は、過去4勝7敗と合い口の悪い遠藤を退けて5勝目を挙げた。

初日から4連敗するなど不振だった先場所覇者の大関貴景勝は、玉鷲に敗れて2勝6敗となった。

大関昇進を目指す関脇照ノ富士は隠岐の海を上手投げで下し、5勝3敗とした。

28場所ぶりの再入幕で1敗を守っていた明瀬山は、明生に寄り切られて先頭争いから後退した。

全勝が大栄翔、1敗がいなくなり、2敗が正代、明生、霧馬山、明瀬山となった。

御嶽海(左)に寄り切りで敗れる正代(撮影・鈴木正人)

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阿武咲飛んだ…押し出され升席まで/7日目写真特集

<大相撲初場所>◇7日目◇16日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が、初日から7連勝とした。

関脇隆の勝に何もさせず、一直線に押し出し。出場している役力士、3大関2関脇2小結を総なめにした。6日目まで負けなしだった西前頭16枚目の明瀬山は、東前頭12枚目の逸ノ城に引き落とされ、今場所初黒星を喫した。大関正代は西前頭3枚目の阿武咲を押し出して1敗をキープ。6日目まで1敗だった明生は遠藤、琴ノ若は翠富士にそれぞれ敗れ、2敗に後退した。優勝争いは、勝ちっ放しの大栄翔を、1敗の正代、明瀬山、2敗の明生、霧馬山、逸ノ城、翠富士、琴ノ若が追う展開となった。

7日目の熱戦を写真で振り返ります。

幕内

貴景勝(2勝5敗)押し出し栃ノ心(2勝5敗)

☆貴景勝「調子がいい、調子が悪いとはあまり決めないようにしている。あまり考えずに、できることは準備。そこを怠ったらダメなんで、しっかり準備していきたいです」

貴景勝(右)は栃ノ心を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

土俵に一礼する貴景勝(撮影・中島郁夫)


阿武咲(4勝3敗)押し出し正 代(6勝1敗)

★阿武咲「下からグイグイこられて、(体が)浮いちゃいましたね。体の状態は悪くないんで、明日から一番一番集中して頑張りたいです」

正代(上)は阿武咲を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

正代(上)は阿武咲を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

正代に押し出しで敗れ、升席まで飛んでいった阿武咲(撮影・中島郁夫)


朝乃山(4勝3敗)寄り倒し琴勝峰(0勝7敗)

☆朝乃山「期待の若手と聞いていますし、自分は受けるつもりで土俵に立ちました。相撲を取れば、先に自分が攻めていけてよかった」

琴勝峰(右)を寄り倒しで破る朝乃山(撮影・中島郁夫)

朝乃山(右)は琴勝峰を寄り倒しで破る(撮影・柴田隆二)


照ノ富士(4勝3敗)寄り切り御嶽海(2勝5敗)

☆照ノ富士「立ち合いに勝って(まわしを)取れたんでよかったです。大関になるには、内容も大事なんで、(まわしを)取ったら安心というか…。今日は良かったです」

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・中島郁夫)

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)


大栄翔(7勝0敗)押し出し隆の勝(4勝3敗)

取り組み前に気合が入る大栄翔(撮影・柴田隆二)

大栄翔(右)は隆の勝を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

隆の勝(右)を攻める大栄翔(撮影・鈴木正人)


高 安(4勝3敗)突き落とし北勝富士(2勝5敗)

☆高安「しっかり腰を落として相撲を取ることができてよかったです。立ち合いもよかった。そのあとの流れも」

★北勝富士「肩に力が入りすぎている。上半身と下半身のバランス。修正できることをして、集中していきたい」

高安(左)は北勝富士を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)


宝富士(4勝3敗)上手投げ玉 鷲(4勝3敗)

☆宝富士「自分から攻めて攻めていったんで、内容もよかったんじゃないですか」

玉鷲(右)を上手投げで破る宝富士(撮影・中島郁夫)


遠 藤(4勝3敗)寄り切り明 生(5勝2敗)

遠藤(右)に寄り切りで敗れる明生(撮影・鈴木正人)


翔 猿(2勝5敗)押し出し隠岐の海(4勝3敗)

☆翔猿「前に出られてよかったです。久々に元気出ました」

翔猿(右)は隠岐の海を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)


竜 電(2勝5敗)上手出し投げ徳勝龍(2勝5敗)

竜電(右)は徳勝龍を上手出し投げで破る(撮影・柴田隆二)


妙義龍(4勝3敗)寄り切り輝(3勝4敗)

☆妙義龍(輝は)「あんまり得意なタイプではない。今日は強引に出た感があるけど、ああいう流れになった」

輝(右)を寄り切りで破る妙義龍(撮影・中島郁夫)


碧 山(4勝3敗)突き落とし霧馬山(5勝2敗)

☆霧馬山「最後まで我慢できてよかった。体はよく動いている」

碧山(左)を突き落としで破る霧馬山(撮影・中島郁夫)


志摩ノ海(4勝3敗)突き落とし天空海(1勝6敗)

★天空海「ちょっとバタバタしてしまっている。地に足をつけるよう、明日から頑張りたい」

天空海(左)を突き落としで破る志摩ノ海(撮影・中島郁夫)


豊昇龍(2勝5敗)上手投げ琴恵光(2勝5敗)

☆豊昇龍「相撲は思った通り完璧じゃなかった。相手も強い。(おじの朝青龍がSNSでゲキを飛ばす)ツイッターを見て「やっぱりそう(朝青龍の言う通り)だな」と思って。気持ちを入れ替えて頑張りました」

琴恵光(下)を上手投げで破る豊昇龍(撮影・中島郁夫)


逸ノ城(5勝2敗)引き落とし明瀬山(6勝1敗)

★明瀬山(初黒星は)「特には気にしていない。うれしいですよ。いい成績だと思います」

逸ノ城(後方)に引き落としで敗れる明瀬山(撮影・鈴木正人)

逸ノ城(左)に引き落としで敗れた明瀬山(撮影・鈴木正人)


豊 山(4勝3敗)とったり照 強(3勝4敗)

豊山(右)をとったりで破る照強(撮影・中島郁夫)


琴ノ若(5勝2敗)肩透かし翠富士(5勝2敗)

★琴ノ若「つかまえたかったけど先に動かれて、相手のペースになってしまった。しっかり引きずらないように切り替えていきたい」

琴ノ若(手前)を肩すかしで破る翠富士(撮影・鈴木正人)

翠富士に肩すかしで敗れた琴ノ若(撮影・鈴木正人)


佐田の海(3勝4敗)押し出し美ノ海(4勝3敗)

佐田の海(左)を押し出しで破る美ノ海(撮影・中島郁夫)

十両

宇良(5勝2敗)とったり矢後(3勝4敗)

矢後(手前)をとったりで破る宇良(撮影・鈴木正人)

矢後(手前)をとったりで破る宇良(撮影・鈴木正人)

矢後(手前)をとったりで破る宇良(撮影・鈴木正人)

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大栄翔が三役総なめ7連勝、明瀬山初黒星 正代追う

隆の勝(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇7日目◇16日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が、初日から7連勝とした。関脇隆の勝に何もさせず、一直線に押し出し。出場している役力士、3大関2関脇2小結を総なめにした。

6日目まで負けなしだった西前頭16枚目の明瀬山は、東前頭12枚目の逸ノ城に引き落とされ、今場所初黒星を喫した。

大関正代は西前頭3枚目の阿武咲を押し出して1敗をキープ。6日目まで1敗だった明生は遠藤、琴ノ若は翠富士にそれぞれ敗れ、2敗に後退した。

優勝争いは、勝ちっ放しの大栄翔を、1敗の正代、明瀬山、2敗の明生、霧馬山、逸ノ城、翠富士、琴ノ若が追う展開となった。

逸ノ城(後方)に引き落としで敗れる明瀬山(撮影・鈴木正人)

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