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遠藤、凱旋で大忙し「懐かしかった」歓声は横綱並み

ぶつかり稽古で豊山に胸を借りる遠藤


 大相撲夏巡業は1日、石川・小松市で行われ、ご当地力士の遠藤は、大勢のファンからのサイン攻めや髪結い実演などで大忙しの1日となった。

 歓声も横綱、大関陣並みの人気。久しぶりの凱旋(がいせん)だったようで「飛び交う方言が懐かしかった」と笑顔を見せた。夏場所で痛めた右腕は完全には回復しておらず「もっとよくなってくれればと日々思っている。その延長で結果がついてくれれば」と願った。

囲み取材を受ける石川出身3人組。左から遠藤、輝、炎鵬

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朝乃山、遠藤に意地勝ち「学生の時も勝てなかった」

遠藤(右)を押し出しで破る朝乃山(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇21日◇ドルフィンズアリーナ


 西前頭13枚目の朝乃山(24=高砂)は優勝の可能性があった3人のうち、最初に土俵に上がり快勝した。

 優勝した御嶽海よりも8番早く登場。立ち合いで左に動いた遠藤の動きに冷静に対応し、一気に押し出した。遠藤に3度目の対戦で初白星。「学生の時も勝てなかったのでうれしい。歓声が大きくて人気力士を倒したかいがあった」と声を弾ませた。

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朝乃山V可能性残した「人気力士倒して僕が人気に」

白星を2ケタに乗せた朝乃山は支度部屋で笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇20日◇ドルフィンズアリーナ


 西前頭13枚目の朝乃山(24=高砂)が逆転で妙義龍を破って3敗を守り、優勝の可能性を残した。

 土俵際に押し込まれたが、上体を起こされながらも右を差すと盛り返し、攻めて寄り切った。直前の取組で同期の豊山が、先に10勝目を挙げ「刺激になった」と発奮。新入幕の昨年秋場所以来、2度目の2ケタ白星に終始笑顔だった。今日14日目の遠藤戦へ「人気力士を倒して僕が人気力士になりたい」と気合を入れた。

妙義龍(手前)を寄り切り3敗を守った朝乃山(撮影・岡本肇)

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遠藤2日連続大関に完敗「切り替えてしっかり前を」

遠藤(左)は高安に寄り切りで敗れる(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇20日◇ドルフィンズアリーナ


 東前頭6枚目遠藤(27=追手風)が大関高安(28=田子ノ浦)に敗れ、8勝5敗となった。

 2日連続で大関に土をつけられた。12日目は大関豪栄道(32=境川)になすすべなく押し出しで敗戦。この日は高安に立ち合いですぐに右上手をつかまれ、寄り切りで2連敗となった。

 支度部屋では両目を閉じ、呼吸を整えながら「切り替えてしっかり前を向いて、集中してやるだけだと思います」と話すに留めた。

遠藤(右)を寄り切りで破る高安(撮影・岡本肇)

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御嶽海1敗守り初優勝に王手 3敗で豊山、朝乃山

御嶽海(右)は送り出しで豪栄道を破り1敗を守る(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇20日◇ドルフィンズアリーナ


 単独トップの関脇御嶽海(25=出羽海)が初優勝に王手をかけた。

 大関豪栄道(32=境川)を送り出して1敗を守り、14日目の前頭13枚目栃煌山(31=春日野)戦に勝つか、3敗力士がともに負ければ初優勝が決まる。豪栄道は9勝4敗となった。

 2差で追走する前頭9枚目豊山(24=時津風)は栃煌山との3敗対決を押し出しで制し、同13枚目朝乃山(24=高砂)は同9枚目妙義龍(31=境川)を寄り切って3敗を守った。

 大関高安は、前頭6枚目遠藤(27=追手風)を一気に寄り切って9勝目を挙げた。遠藤は8勝5敗となった。

御嶽海(奥)は豪栄道を送り出しで破る(撮影・前岡正明)
1敗を守った御嶽海は懸賞の束を手にする(撮影・小沢裕)
1敗を守り支度部屋で引き締まった表情を見せる御嶽海(撮影・小沢裕)

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御嶽海、高安に敗れ初黒星、3敗で豪栄道、栃煌山ら

高安は土俵際でこらえ御嶽海(左)を突き落とす(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇19日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 全勝だった関脇御嶽海(25=出羽ノ海)は、大関高安(28=田子ノ浦)に突き落とされ、今場所初黒星を喫した。高安は8勝4敗で勝ち越しを決め、かど番を脱出した。

 2差で追っていた前頭13枚目栃煌山(31=春日野)は同9枚目妙義龍(31=境川)に押し出された。同13枚目朝乃山(24=高砂)は、同4枚目魁聖(31=友綱)に寄り切られて、ともに3敗目を喫した。

 先場所途中休場の大関豪栄道(32=境川)は、人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)を押し出して9勝3敗とした。遠藤は8勝4敗。豪栄道は13日目に御嶽海と対戦する。

 優勝争いは1敗で御嶽海がトップ。3敗で豪栄道、栃煌山、朝乃山、豊山が続く。

行司軍配差し違えで全勝の御嶽海を下した高安は館内に座布団が舞うなか懸賞を手に引き揚げる(撮影・小沢裕)

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遠藤4敗目喫しV戦線後退も「一日一番、一生懸命」

大相撲名古屋場所12日目 豪栄道に押し出される遠藤(右)(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇19日◇ドルフィンズアリーナ


 東前頭6枚目遠藤(27=追手風)が大関豪栄道(32=境川)に押し出しで敗れ、8勝4敗となり優勝戦線から大きく遠のいた。

 大関の強さをまざまざと見せつけられた。豪栄道の鋭い立ち合いに押され、前に出られなかった。土俵際へ追いやられながら引き落としを試みたものの、頭をつけられて逆転はならなかった。

 自身初優勝へ望みは薄いが「一日一番、一生懸命頑張ります」と、足の指に付着した土をくまなく落としながら、小声で気を引き締めた。

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豪栄道V戦線残った「勝負は最後まで何が起こるか」

豪栄道(左)が遠藤を押し出で勝利する(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇19日◇ドルフィンズアリーナ


 大関豪栄道(32=境川)が遠藤との3敗対決を制し、優勝戦線に残った。

 立ち合いの左張り差しから、相手が引いたと見るや一気に押し出した。「いつも立ち合いをずらされるんで、相手を正面に置きたかった」。今場所一番ともいえる内容に「よかったんじゃないですか」と満足そうだ。

 13日目は2差で追う御嶽海と直接対決。「体の寄せ方とか、うまい。今場所も内容がいいしね」と実力、成長を評価する。

 「自力(優勝)の可能性はないけど、勝負は最後まで何が起こるかわからんから」。勝てば2番を残して1差に接近する。2度目の優勝のチャンスを、終盤でたぐり寄せるつもりだ。

豪栄道(左)が遠藤を押し出で勝利する(撮影・奥田泰也)

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関脇御嶽海が無傷の11連勝で単独首位、2差キープ

田中マルクス闘莉王(右)と握手を交わす御嶽海(撮影・岡本肇)(2018年7月17日)

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇18日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 単独トップの関脇御嶽海(25=出羽ノ海)は、前頭4枚目魁聖(31=友綱)を押し出して初日から無傷の11連勝を飾った。12日目は大関高安(28=田子ノ浦)と対戦する。

 2差で追う2人はともに勝って2敗を守った。前頭13枚目栃煌山(31=春日野)は同6枚目千代大龍(29=九重)を押し出した。同13枚目朝乃山(24=高砂)は、同10枚目錦木(27=伊勢ノ海)を寄り切った。

 全休明けのかど番大関高安は、関脇逸ノ城(25=湊)に押し出されて2連敗で7勝4敗となった。

 先場所途中休場の大関豪栄道(32=境川)は、前頭5枚目大翔丸(27=追手風)を寄り倒して勝ち越しを決め、かど番を脱出した。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、前頭3枚目貴景勝(21=貴乃花)を引き落として勝ち越しを決めた。

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御嶽海が無傷の10連勝で単独首位、1敗力士は消滅

大相撲名古屋場所10日目 輝(右)に寄りきりで勝利する御嶽海(撮影・奥田泰也)=2018年7月17日、ドルフィンズアリーナ

<大相撲名古屋場所>◇10日目◇17日◇ドルフィンズアリーナ


  関脇御嶽海(25=出羽ノ海)が、前頭4枚目輝(24=高田川)をもろ差しから寄り切って自己最長を更新する無傷の10連勝を決め、単独トップを守った。11日目は前頭4枚目魁聖(31=友綱)と対戦する。

 前頭13枚目朝乃山(24=高砂)は、前頭16枚目北勝富士(26=八角)に押し出されて2敗目を喫し、1敗がいなくなった。

 全休明けのかど番大関高安(28=田子ノ浦)は、魁聖に小手投げで敗れ3敗目を喫した。

 先場所途中休場の大関豪栄道(32=境川)は、小結松鳳山(34=二所ノ関)を左から突き落として7勝目を挙げ、かど番脱出に王手をかけた。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同2枚目千代の国(28=九重)に押し倒されて3敗となった。

 10日目を終わって全勝は御嶽海、2敗で前頭13枚目栃煌山(31=春日野)同朝乃山が追う展開になっている。

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朝乃山1敗守り勝ち越し「正直緊張した」平幕V前進

石浦(左)を押し出した朝乃山(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ


 朝乃山が平幕優勝へ前進した。立ち合いで石浦のぶつかりを受け止めると、一方的に押し出した。

 勝ち越しがかかる一番に「正直緊張した」と漏らしたが、重圧を乗り越えた。御嶽海、遠藤と自身を含め学生出身の力士が優勝争いを繰り広げる状況に「2人が引っ張っているので追い抜きたい」と闘志を燃やした。

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高安土俵際逆転「勝つことが大事」かど番脱出へ王手

玉鷲(左)の攻めを後ろ向きでこらえて回り込む高安(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ


 大関高安(28=田子ノ浦)が、かど番脱出に王手をかけた。取組前まで8勝10敗と合口のよくない小結玉鷲を、土俵際で逆転の突き落とし。3横綱と新大関栃ノ心が休場し、本命不在の優勝争いが展開される中、初優勝の可能性をつないだ。全勝の関脇御嶽海、1敗の朝乃山を、遠藤、栃煌山とともに2敗で追っている。

 絶体絶命の高安が、土俵際でクルリと回って体勢を入れ替えた。前のめりに攻め込んできた玉鷲を、そのまま土俵外へと突き落とした。九死に一生を得て今場所初の3連勝。かど番脱出に王手をかけた。「勝つことが大事。内容は伴わないけど、勝っていけばまた違う」と、優勝争いに離されることなく2敗を守った。

 実はこの日の朝稽古後、玉鷲戦が後半戦を占うカギになると話していた。「今日の相手に立ち合いで当たって攻められれば、それがきっかけになると思う。巻き返すための、きっかけをつくる相撲でもある」。高安にとって玉鷲は、昨年九州場所2日目に敗れた際、右太ももを肉離れして休場に追い込まれた因縁の相手だ。対戦成績は取組前は8勝10敗。立ち合いから圧力に屈したことも数知れず。それは突き、押しを得意とする高安が目指す相撲でもあった。真っ向勝負でどこまでやれるか。「優勝」を口にする権利があるかどうか、見極める相手だった。

 最後こそ危なかったが、調子の指標とする相手に立ち合いで手応えを感じていた。右のかち上げから突き放すことはできなかったが「しっかりと踏み込めた。踏み込めたからその分、余裕ができた」と、立ち合いで先手を奪ったことを土俵際逆転の要因と分析した。

 ここまで相手の粘りで敗れた千代の国戦などドタバタの相撲が続く。だが「日に日によくなっている」と断言。初優勝へ確認事項の1つをクリアし、いよいよ加速する。【高田文太】

突き落としで玉鷲に勝利した高安(撮影・奥田泰也)

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豊山、優勝争いの先輩遠藤を破り「最高ですね」

遠藤(左)を突き出して破った豊山(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ


 西前頭9枚目豊山(24=時津風)が、1敗の東前頭6枚目遠藤(27=追手風)を破った。

 前みつを狙われた立ち合い、かち上げ気味にぶつかって距離を作った。一転、突き押しで攻められたが、豊山も突き押しで対抗。引かずに我慢すると、相手が先に引いて突き出しで破った。

 優勝争いに加わっている金沢学院東高の先輩を破り「最高ですね。勝った相手が勝った相手ですから」と満足した表情を浮かべた。「勝つとしたらああいうのしかない。引いたところで前に出られた」と会心の相撲内容。西前頭3枚目で挑んだ先場所は、2勝13敗と上位陣の壁にはね返されたが「先場所は結びも経験して強くなれた」と学ぶものも多かった。

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朝乃山が勝ち越し「追い抜くつもり」平幕優勝へ野心

取り組みを終え引き揚げる朝乃山(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ


 西前頭13枚目朝乃山(24=高砂)が8勝1敗とし、勝ち越しを決めた。

 東前頭15枚目石浦(28=宮城野)に立ち合いから勢いよくぶつかり、一方的に寄り切った。「あんまり取組のことを覚えていない」と支度部屋では一息ついた様子。幕内土俵入後の初口で「気持ちの整理ができていなかった」と緊張をぬぐえなかった。加えて勝ち越しのかかる一番。「意識はしないようにしたんですけど」と重圧ものしかかったが、乗り越えてみせた。

 前日は部屋関係者と沖縄料理店へ足を運び、沖縄そばなどを食べて英気を養った。「大量に食べましたよ。個人的においしかったのはジーマミー豆腐です」。

 9日目で勝ち越しを決めるのは、幕内では自身最速。全勝の関脇御嶽海(25=出羽海)、7勝2敗の東前頭6枚目遠藤(27=追手風)と、自身を含め学生出身の力士が優勝争いに絡む展開。「2人が引っ張っているので、抜かないように、むしろ追い抜くつもりでいきたい」と、平幕優勝へ野心を見せた。

石浦(左)を押し出して勝利する朝乃山(撮影・奥田泰也)

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朝乃山の平幕Vに吉兆 最も多い名古屋の高砂部屋

碧山(右)を寄り切りで破り、1敗を守った朝乃山(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ


 西前頭13枚目の朝乃山(24=高砂)が1敗を守り、優勝争いの台風の目として存在感を発揮し始めた。巨漢の碧山を、得意の右四つから寄り切る完勝で勝ち越しに王手。全勝の関脇御嶽海を、遠藤とともに1差で追走している。年6場所制となった1958年(昭33)以降、最も平幕優勝が多いのが名古屋場所。同場所での過去5人の平幕優勝のうち、3人が高砂部屋というデータも後押しする。

 立ち合いは相手の圧力に上体をのけぞらせた。それでも朝乃山は前に出た。生命線の左上手を取ると、右もねじ込んだ。自身より27キロも重い、192キロの碧山と胸を合わせて真っ向勝負を挑み、寄り切った。「突っ張られても起こされても落ち着いて取れた。止まったら重い相手。怖がったら負ける。休まず攻めきろうと思った」と胸を張った。

 3横綱と新大関栃ノ心が休場し、優勝争いは混戦模様だ。そんな中、名古屋場所の平幕優勝は5人と、最も多いというデータが後押しする。しかも5人のうち富士錦、高見山、水戸泉の3人が高砂部屋。朝乃山もこの日の朝稽古後「チャンスをものにしないと。優勝を狙いたい」と宣言した。

 今場所で新入幕から6場所目、1年が経過する。新入幕の昨年秋場所で10勝を挙げて敢闘賞を受賞。若手のホープと期待されたが、最高位は西前頭11枚目にとどまり「いつまでも下でウロチョロしているわけにはいかない」と歯がゆさがある。6月に富山市に帰省した際、昨年1月に40歳で亡くなった母校の富山商相撲部監督だった浦山英樹さんの家族のもとを訪れた。仏壇に手を合わせて「名古屋では2ケタ勝ちます。見守ってください」と誓った。

 今場所に向け、富山の名産で出世魚のブリが描かれた浴衣地を自費で作った。「ブリを横綱だと思って作った。自分はまだ金魚だけど」。成長への意欲をのぞかせた。【高田文太】

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遠藤2年ぶり7勝折り返し「最後まで集中切らさず」

物言いがついた遠藤(奥)と妙義龍の取り組み(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ


 東前頭6枚目遠藤(27=追手風)が、7勝1敗で中日を折り返した。

 優勝戦線に残る遠藤が、取り直しの一番を制した。東前頭9枚目妙義龍(31=境川)との投げの打ち合いの末、妙義龍に軍配が上がったが物言いがつき、同体と見て取り直し。その一番では左四つ、右おっつけで妙義龍の体勢を崩すと、腰を落として寄り切り。支度部屋では「勝ち切れて良かった。良い相撲がとれた」と淡々と語った。

 8日目を7勝で終えるのは、優勝次点だった2年前の秋場所以来。「最後まで集中を切らさずやりたい」と気を引き締めた。

物言いがついた遠藤(奥)と妙義龍の取り組み(撮影・前岡正明)
妙義龍(奥)と遠藤戦で、審判協議の後取り直しとなる(撮影・岡本肇)

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御嶽海7連勝、豪栄道3敗、栃ノ心休場 名古屋場所

御嶽海(右)は琴奨菊を寄り切りで破る(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇7日目◇14日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 3横綱1大関が休場する中、優勝争いの先頭を走る関脇御嶽海(25=出羽海)は、前頭筆頭の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を寄り切って無傷の7連勝と星を伸ばした。

 先場所途中休場でかど番の大関豪栄道(32=境川)は、前頭3枚目貴景勝(21=貴乃花)に突き落とされ4勝3敗となった。貴景勝は6日目の高安に続き2日連続の大関撃破で4勝3敗と白星を先行させた。

 全休明けでかど番の大関高安(28=田子ノ浦)は、前頭3枚目阿炎(24=錣山)を寄り倒して5勝目を挙げた。阿炎は2勝5敗。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同6枚目旭大星(28=友綱)を押し出して6勝目。

 7日目を終え、勝ちっ放しは御嶽海1人、1敗で遠藤、前頭6枚目千代大龍(29=九重)同13枚目朝乃山(24=高砂)の3人となった。

 また、新大関栃ノ心(30=春日野)は、6日目玉鷲戦で右足親指付け根を痛め「右母趾MP関節側副靱帯(じんたい)損傷」でこの日から休場となった。

御嶽海(右)は琴奨菊を寄り切りで破る(撮影・前岡正明)

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栃ノ心に土、御嶽海6連勝で単独トップ 名古屋場所

<大相撲名古屋場所>◇6日目◇13日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 新大関の栃ノ心(30=春日野)に土がつき、関脇御嶽海(25=出羽海)が6連勝で単独トップに立った。

 栃ノ心は小結玉鷲(33=片男波)に左からの小手投げで敗れ、初黒星を喫した。御嶽海は、前頭筆頭の正代(26=時津風)の前回しを引きつけて出て押し出した。

 先場所途中休場でかど番の大関豪栄道(32=境川)は、前頭3枚目阿炎(24=錣山)を右四つに組みとめ、左からの上手投げで4勝2敗とした。

 全休明けでかど番の大関高安(28=田子ノ浦)は、前頭3枚目貴景勝(21=貴乃花)に一方的に押し出されて2敗目を喫した。

 3連勝後に2連敗していた横綱鶴竜(32=井筒)は右肘関節炎で、この日から休場した。3横綱全員不在は貴乃花、3代目若乃花、曙の99年春場所以来19年ぶりで、昭和以降5度目となった。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同4枚目魁聖(31=友綱)を押し倒して5勝目を挙げた。

 6日目を終わって勝ちっ放しは御嶽海1人、1敗で、栃ノ心、遠藤、前頭6枚目千代大龍(29=九重)同9枚目妙義龍(31=境川)同13枚目朝乃山(24=高砂)の5人が追う展開となった。

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遠藤、輝と「ゴールド対決」制す 序盤4勝1敗好調

輝(左)を寄り切りで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

<大相撲名古屋場所>◇5日目◇12日◇ドルフィンズアリーナ


 遠藤が輝との「ゴールド対決」を制した。ともに土俵に映える、金色の締め込みが特徴。その締め込みを相手に使わせず、寄り切って快勝した。

 もろ差しの展開にも「結果的に」と、自然と体が動いたことを強調。序盤を終えて4勝1敗と好調で、声援も大きくなっているが「これからじゃないですか。声援に応えられるように頑張ります」。

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栃ノ心、御嶽海5連勝、鶴竜2連敗 名古屋場所

鶴竜(左)を突き出しで破り金星を挙げた阿炎に館内では座布団が乱れ飛ぶ(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇5日目◇12日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 3場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)は、前頭3枚目阿炎(24=錣山)に突き出され、自身2連敗で3勝2敗となった。かつて鶴竜の付け人を務めたこともある阿炎は、うれしい涙の金星で2勝3敗とした。

 新大関の栃ノ心(30=春日野)は、前頭筆頭の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を右四つに組んで、右の下手投げで崩して寄り切り5連勝と星を伸ばした。

 休場明けのかど番大関高安(28=田子ノ浦)は、4日目に横綱鶴竜から金星を挙げた前頭2枚目勢(31=伊勢ノ海)をはたき込んで4勝1敗とした。勢は1勝4敗。

 かど番の大関豪栄道(32=境川)は、前頭2枚目の千代の国(28=九重)を、鋭い立ち合いから右を差して一気に寄り切って3勝2敗とした。千代の国は3勝2敗。

 関脇御嶽海(25=出羽海)は、立ち合いで小結松鳳山(34=二所ノ関)の右はり差しをものともせず、一気に押し出し全勝を守った。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同4枚目輝(24=高田川)を寄り切って4勝1敗とした。

 5日目を終わり、勝ちっ放しは栃ノ心、御嶽海、1敗で高安、平幕の魁聖、千代大龍、遠藤が追う展開となっている。

金星を挙げた阿炎は、支度部屋で手を挙げて合図(撮影・岡本肇)
阿炎に敗れ支度部屋でがっくりする鶴竜(撮影・前岡正明)
鶴竜(左)を突き出しで破る阿炎(撮影・岡本肇)

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遠藤が初黒星、取材陣には普段通り両目を閉じ沈黙

千代大龍に敗れ、マゲを押さえながら土俵に戻る遠藤(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇4日目◇11日◇ドルフィンズアリーナ


 初日から3連勝中だった東前頭6枚目遠藤(27=追手風)が、4日目にして今場所初黒星を喫した。

 最初の立ち合いで時間いっぱいとなり、仕切り直し。2度目の立ち合いで激しく衝突したが、西前頭6枚目千代大龍(29=九重)から右下手をつかみきれず、いなされて体勢を崩し、送り出しで敗れた。初日からの3連勝は幕内では初めてだったが、さらに連勝を伸ばすことはできなかった。

 幕内通算200勝に王手をかけていただけに、悔しい黒星となった。支度部屋で報道陣に囲まれ、普段通り感情を乱すことなく、両目を閉じ沈黙。「ここから切り替えということでしょうか」という質問にだけ反応。ゆっくりと口を開き「そうですね」と短く回答した。

千代大龍(左)に送り出しで敗れる遠藤(撮影・上田博志)

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鶴竜に土!栃ノ心が4連勝、高安3勝目、白鵬は休場

阿炎(左)を押しだしで下す栃ノ心(撮影・上田博志)

<大相撲名古屋場所>◇4日目◇11日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 初の3場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)に土がついた。前頭2枚目勢(31=伊勢ノ海)をはたいたところを出られて押し出された。場所前に女子プロゴルファー比嘉真美子(24)との婚約を発表した勢は今場所初白星で、通算5個目の金星を挙げた。

 新大関の栃ノ心(30=春日野)は、前頭3枚目阿炎(24=錣山)を押し出して4連勝を飾った。

 先場所途中休場でかど番の大関豪栄道(32=境川)は、前頭筆頭の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)にはたき込まれて2勝2敗の五分となった。

 全休明けでかど番の大関高安(28=田子ノ浦)は、前頭筆頭の正代(26=時津風)を電車道で突き出して連敗を逃れ3勝目を挙げた。

 今年初、41回目の優勝へ向け3連勝していた横綱白鵬(33=宮城野)は右ひざのケガなどで、この日から休場した。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同6枚目千代大龍(29=九重)に送り出されて初黒星を喫した。

 4日目を終わって勝ちっ放しは栃ノ心、関脇御嶽海(25=出羽海)の2人となった。

阿炎(左)を押しだしで下す栃ノ心(撮影・上田博志)

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遠藤、声援に「力が入る」幕内で初!初日から3連勝

千代翔馬(右)を切り返しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

<大相撲名古屋場所>◇3日目◇10日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 東前頭6枚目の遠藤(27=追手風)が、幕内では初めて初日から3連勝を飾った。千代翔馬の立ち合い変化にも動じず切り返し。無傷の3連勝は、新十両の13年名古屋場所以来、5年ぶり2度目となった。新小結だった5月の夏場所では、右上腕二頭筋遠位部断裂で途中休場するなど3勝10敗2休。今場所は番付を落としたが、三役を経験して一皮むけた姿を見せている。

 三役のカベを1度越えた経験が、遠藤に余裕をもたらした。1度つっかけた後の2度目の立ち合いで、千代翔馬に右に変化された。だが慌てずにつかまえ、左足を相手の右膝裏にあてがい、ひねり倒した。遠藤にとって珍しい「切り返し」は13年九州場所の天鎧鵬戦以来、約5年ぶり2度目。初日からの3連勝は幕内では初めてだった。好発進に「いいんじゃないですか」と納得の様子。「しっかり反応できたのでよかった」と、自信を深めていた。

 審判長として土俵下から見ていた藤島親方(元大関武双山)は「人気先行から実力もついてきている。もっともっと化けてもらわないと。早く三役に復帰して活躍してもらいたい」と、評価。一段と声援も大きくなり、遠藤も「しっかりと声援に応えようという気持ちになるし、力が入るし、ありがたい」と感謝した。

 東西の前頭筆頭4度目の挑戦の末、先場所で新三役となった。だが先場所6日目に右肘に近い筋肉を断裂。10日目から再出場したが6連敗で、白星は積み重ねられなかった。それでも気落ちせず、毎日同じことを繰り返した。この日の朝稽古も、てっぽうを100回ぴったり打ち込み、立ち合いの確認。暑さ対策を問われても「食って、寝る」と、春夏秋冬変わらぬ回答。裏を返せば、変わらない日常を繰り返した先に結果が伴ってくる自信がある。幕内通算200勝にも王手をかけ、自信と連勝を伸ばす要素はさらに増えていく。【高田文太】

千代翔馬(手前)を切り返しで破り3連勝の遠藤(撮影・岡本肇)

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鶴竜、白鵬の両横綱、新大関栃ノ心も初日から3連勝

松鳳山(左)に両差しを許してピンチの栃ノ心は、怪力で強引につり上げる(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇3日目◇10日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 両横綱が3連勝を飾った。

 初の3場所連続優勝を狙う鶴竜(32=井筒)は、前頭筆頭の正代(26=時津風)を右からの出し投げで崩し押し出した。

 今年初、41回目の優勝を狙う白鵬(33=宮城野)は、前頭筆頭の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を右からすくい投げた。

 新大関の栃ノ心(30=春日野)も、小結松鳳山(34=二所ノ関)の両外まわしを引いてつり出し3連勝とした。

 休場明けでかど番の大関高安(28=田子ノ浦)に土がついた。前頭2枚目千代の国(27=九重)を下手投げで下したと思ったところを残され、食いつかれて左小手投げに敗れた。

 先場所途中休場でかど番の大関豪栄道(32=境川)は、前頭2枚目勢(31=伊勢ノ海)を寄り切って2連勝とし、白星を先行させた。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同8枚目千代翔馬(26=九重)の立ち合いの変化にも動じず、左を差しての切り返しで3連勝を飾った。

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遠藤3場所ぶり連勝発進「うまく決まった」

宝富士を肩すかしで下す遠藤(撮影・上田博志)

<大相撲名古屋場所>◇2日目◇9日◇ドルフィンズアリーナ


 遠藤が3場所ぶりに初日から連勝を飾った。鋭い踏み込みで下から攻めると、タイミングの良い肩透かしで宝富士を前のめりに倒した。

 新三役だった先場所は3勝10敗2休と苦しんだ。上位との対戦がない地位まで番付を落としたが、この地位では頭1つ抜けている、相撲センスの良さを生かして連勝発進となった。「(最後は)うまく決まったからよかったのでは」と、手応えを感じていた。

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横綱、大関陣は安泰、遠藤も2連勝 名古屋場所

千代の国(左)を押し出しで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲名古屋場所>◇2日目◇9日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 横綱、大関は安泰だった。

 初の3場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)は、前頭筆頭の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を右からの上手投げで下して2連勝を飾った。

 今年初、41回目の優勝を狙う白鵬(33=宮城野)は、前頭筆頭の正代(26=時津風)を危なげなく寄り切って2連勝をマークした。

 新大関の栃ノ心(30=春日野)は、前頭2枚目千代の国(27=九重)を押し出して2連勝とした。

 先場所途中休場でかど番の大関豪栄道(32=境川)は、左から出し投げを打って小結玉鷲(33=片男波)を送り出し1勝1敗と星を五分に戻した。

 休場明けでかど番の大関高安(28=田子ノ浦)は、小結松鳳山(34=二所ノ関)をつきひざで下して2連勝とした。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同7枚目宝富士(31=伊勢ケ浜)を鮮やかな肩透かしで下して2連勝を飾った。

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遠藤53日ぶり白星 動きは「まだ分からない」

<大相撲名古屋場所>◇初日◇8日◇ドルフィンズアリーナ


 遠藤が新三役だった先場所5日目の5月17日に逸ノ城を破って以来、53日ぶりに白星を挙げた。嘉風に土俵際まで押し込まれながらも盛り返して寄り切る、会心の内容だった。

 先場所は左上腕の筋断裂で途中休場。その後、再出場したが中盤、終盤は1勝もできていなかった。内容は「よかったのでは」と自己評価したが、動きは「まだ分からない。日に日に良くなっていけば」と慎重に話した。

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栃ノ心が新大関に、豪栄道と高安はかど番 新番付

大関昇進伝達式を終えた栃ノ心(中央)はジョージア国旗を掲げ笑顔を見せる(2018年5月30日撮影)


 日本相撲協会は25日、大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 上位陣の顔ぶれに、新大関として西の2番目に栃ノ心(30=春日野)が加わった。新大関は、ちょうど1年前の高安(28=田子ノ浦)以来、平成以降では25人目で、春日野部屋からは62年名古屋場所で同時昇進した栃光、栃ノ海以来となる。ジョージア出身の大関は初めてで、外国出身では15年名古屋場所の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)以来、11人目。スロー昇進として、新入幕から所要60場所は史上1位タイ、初土俵から所要73場所は史上10位タイ。また30歳7カ月での新大関は4位の高齢昇進となった。

 横綱は夏場所と同じ序列で、東→西→東の順で3場所連続優勝を目指す鶴竜(32=井筒)、今年初となる41回目の優勝を狙う白鵬(33=宮城野)、新横綱翌場所から7場所連続で休場が続く稀勢の里(31=田子ノ浦)となった。

 東西の両大関は、ともにかど番で迎える。東の豪栄道(32=境川)は5場所ぶり7度目、西の高安は4場所ぶり2度目。ともに負け越せば大関陥落となる。

 三役陣は、関脇が2場所連続(三役は3場所連続)の逸ノ城(25=湊)と2場所ぶり復帰(三役は9場所連続)の御嶽海(25=出羽海)。小結は5場所ぶり(三役は3場所ぶり)復帰の玉鷲(33=片男波)と、26場所ぶりとなる松鳳山(34=二所ノ関)。昭和以降、7位のスロー三役復帰となる。

 平幕上位(5枚目まで)は東が正代、勢、阿炎、魁聖、大翔丸。西は琴奨菊、千代の国、貴景勝、輝、嘉風で、夏場所で新三役の小結ながらケガで途中休場(その後、再出場)の遠藤(27=追手風)は東前頭6枚目に番付を落とした。

 新入幕は2人。東前頭14枚目の琴恵光(26=佐渡ケ嶽)は、現師匠(元関脇琴ノ若)が部屋継承以降では3人目の新入幕。宮崎県出身の新入幕は戦後3人目、幕内在位は85年初場所の栃光以来となる。西前頭16枚目の明生(22=立浪)は現師匠(元小結旭豊)の部屋継承後では3人目の新入幕で、鹿児島県出身では戦後24人目。西前頭11枚目の阿武咲(21=阿武松)は2場所ぶりの幕内復帰となった。

 新十両も2人。西十両12枚目の千代の海(25=九重)は現師匠(元大関千代大海)の部屋継承後としては初めての関取誕生。高知県出身では土佐豊以来、戦後11人目、日体大からは北勝富士(25=八角)以来9人目の新十両だ。西十両14枚目の木崎改め美ノ海(25=木瀬)は、現師匠(元前頭肥後ノ海)が03年12月に部屋を創設してから12人目の関取。沖縄県出身では02年九州場所の琉鵬以来、戦後5人目で、日大からは51人目の新十両昇進となった。また千代の海は日体大、美ノ海は日大出身で、学生相撲出身の関取も128人となった。

 東十両13枚目の希善龍(33=木瀬)は3場所ぶりの十両復帰で、通算9度目の十両昇進は8度で並んでいた須磨ノ富士を抜き史上単独1位の“エレベーター記録”となった。なお、昨年秋場所まで大関だった照ノ富士は、東十両8枚目だった夏場所で負け越し(0勝9敗6休)たため、西幕下6枚目まで陥落。大関経験者、幕内優勝経験者の幕下陥落は初めてとなった。

 また新十両だった3月の春場所中、付け人に暴力をふるい同場所は途中休場(3勝6敗6休)、西幕下9枚目に陥落した夏場所は出場停止処分を受けた貴公俊(21=貴乃花)は、西幕下49枚目の今場所から土俵復帰する。

 名古屋場所は、7月6日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。

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大相撲総選挙、3位の遠藤「やれることやるだけ」

18年5月、大相撲夏場所 取組前の所作に臨む遠藤


 日刊スポーツが行った人気力士アンケート「第7回大相撲総選挙」で、3位に安定した人気の遠藤が入った。

 もともと人気はあったが、夏場所で待望の新三役となる小結に昇進により、さらに票数を伸ばした。「いつも大きな声援をもらっている。休場しても変わらずにたくさんの声援をいただきました」と感謝の言葉を並べた。夏場所はケガもあり負け越し。三役返り咲きを望むファンが多い中、「やれることをやるだけです」と多くを語らないのもいい意味での遠藤らしさだ。

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大相撲総選挙、稀勢の里V7「やっぱりうれしい」

大相撲総選挙で7連覇を果たし、トロフィーを手に笑顔を見せる稀勢の里


 日刊スポーツが行った人気力士アンケート「第7回大相撲総選挙」は、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が7連覇を果たした。総数5万1568票のうち、3989票を獲得。7場所連続休場中とはいえ、復活を願うファンの声は根強く「不動の横綱」を死守した。2位は初参戦ながら、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)譲りの突っ張りと自由な発言が魅力の阿炎が大躍進。3位は安定した人気の遠藤が入った。

 久しぶりの笑顔だった。7年連続の総選挙1位。休場中でも、変わらず応援してくれるファンの存在を再確認した。稽古後の土俵脇でトロフィーを手にすると、自然と表情が柔らかくなった。「非常にありがたいですね。やっぱり1番だとうれしい」と、かみしめるように話した。

 名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて、今月5日に稽古を再開して以降、その様子は報道陣に非公開だった。復活に向けて集中力を高めてきた。一方で、過去6度すべて“センター”を務めてきた総選挙への思い入れも人一倍。ファンへの感謝を伝えたい責任感から、特別に今回の取材だけ稽古場で応じ、夏場所前以来、約1カ月ぶりとなるまわし姿を披露した。弟弟子で昨年3位の大関高安が「自分は8位ぐらいですか? 当たっちゃった!」と驚く姿に、今年一番ともいえる笑顔も見せた。

 ファンもそんな笑顔を、もう1度見たいと思っている。「世間の風当たりは強いですが、そんなものを吹き飛ばす大復活を願っています」(40代男性)「本人が諦めてないのに、ファンが諦めるわけにはいかない」(30代女性)「どんなに休場が続こうと、どんなに待たされようといつまでも大好きです」(30代女性)という声が届いた。

 安易な見通しは語ってこなかった稀勢の里は、こうしたファンの期待に「コメントしづらいな」と苦笑いも浮かべた。それでも「何とか期待に応えたいですね」と前を向く。ファンの声を力に変えることを誓っていた。【高田文太】

18年4月、靖国神社奉納大相撲で土俵入りを行う稀勢の里

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