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那須川やるの?武尊戦 ボクシング転向前ファン期待

志朗(左)に蹴りを見舞う那須川(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

無敗の神童が連勝記録を延ばした。那須川天心(22=TARGET/Cygames)が志朗(27=Be WELLキックボクシングジム)に3-0判定勝ちし、デビュー戦から無傷の44連勝を飾った。

3R終了後左手を大きく突き上げ、勝利を確信した。クリーンヒットこそなかったものの、各ラウンドともに攻撃力で上回り、終始自分のペースで試合を進めた。ボクシングジムに通う回数を増やしたことが奏功し、打撃戦で志朗を圧倒。さらに心理戦でも優位に立ち「かけひきで勝つことができて、改めて自分が強くなったんだなと思う。志朗君ありがとう」とライバルに感謝した。

3年半ぶりとなる適正体重での試合。54・95キロでパスした前日計量では「久々に55キロでやれるので楽しみ」と意気込んで試合に臨んだ。ここ数年55キロ以上での試合が続いたが、そんな中でもパワーアップし続けていた。「どれだけスピードが出るか。自分でも制御できないくらい動くのでは。明日の自分に任せるというか、期待したい」と自分でも理解できないほどのレベルを実感していた。

昨年の挑戦者決定トーナメントで優勝した志朗とは19年9月に対戦し、3R判定勝利。1年半ぶりの対戦に「実力で上がってきた選手。執念を感じるし、認めている部分もある。自分のスピードに対応してくると思う」。警戒はするが、普段から相手の対策をするタイプではない。「前回以上の屈辱を味合わせてやる」と一蹴。さらに「55キロだからといって、スピードだけで戦うつもりはないし、3分3Rしかないので、志朗君に謎を与えようかな」。余裕の言葉通りの試合展開で志朗を寄せ付けなかった。

将来的にボクシング転向も視野に入れる。ファンが期待する武尊との試合も待ち望まれる。「キックをやる時間は少ないと思う。これからもしっかりとRISEに恩返ししていきたい」と語った。

「次元の違う相手は現代にはいない」と話す。自身のユーチューブでは、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる必殺技を練習するなど、アニメの世界に敵を求めるほどになった。負け知らずの神童は、誰も届かない領域でさらに成長を続ける。【松熊洋介】

試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)

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那須川天心デビュー44連勝「キック無敗でいたい」

試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

キックボクシング界の「神童」那須川天心(22)がデビューから44連勝を飾った。

昨年のRISE DEAD OR ALIVE2020 55キロ以下~那須川天心挑戦者決定トーナメントを制した志朗(27)とのバンタム級(55キロ級)3分3回に臨んだ。19年9月のRISEワールドシリーズ58キロ級トーナメント決勝以来、約1年半ぶりの再戦でも、3-0(30-28×3)の判定勝利。21年初戦を制した那須川は「久々にかけ引きで試合して勝てたのがうれしい。成長させてくれた志朗君、ありがとうございました」と感謝した。

キックボクシングからの卒業間近であることを明かしている那須川は「これからいろいろな試合があると言われているんですけど、キックでいる時間は少ないんですよね。しっかり最後までRISEに恩返ししてキックボクシングを去るまで無敗でいたい」と力強く宣言した。

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(29)との頂上対決実現に大きな注目が集まっている。昨年大みそかのRIZIN26大会で臨んだムエタイの強豪クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ)戦には、会場のさいたまスーパーアリーナに武尊が姿を見せて試合視察。武尊も3月28日のケイズフェスタ4大会Day2(東京・日本武道館)でレオナ・ペタスとの防衛戦を控えており、これをクリアすることで、両者のスーパーファイトが実現に向けて進むのではないかとされている。

志朗(手前)の肘が右目付近に当たる那須川(撮影•滝沢徹郎)

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江畑塁、拳剛を瞬殺「戦い方改良」拳2発でKO勝ち

拳剛(左)にパンチを見舞う江幡(撮影・滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

江畑塁(30=伊原道場)が、拳剛(26=誠剛館)に1R2分38秒で、KO勝ちを収めた。

「キックボクシングの魅力を知ってもらいたい」との言葉通り、右、左と2度の拳でダウンを奪い、拳剛を瞬殺した。勝利後マイクを取った江畑は「RISEの舞台でしっかり輝けるために調整を続け、戦い方を改良してきた。みなさん、どうでしたか~」と声高らかに叫んだ。

RISE初参戦となった昨年11月の大会では、準決勝で鈴木真彦との壮絶な戦いの末に敗れ、那須川天心への挑戦権を得ることができなかった。「満足していない」と悔しさをバネに今大会で勝利をつかんだ。コロナ禍の中、応援してくれたファンにも感謝。「僕たちはこのリングで熱く生きて、皆さんに力を与えていきます」と語った。

拳剛(左)にノックアウト勝ちした江幡(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心「スピード制御できない」久々適正体重戦

キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量をパスし天を仰ぐように両手を広げる那須川(撮影・小沢裕)

立ち技格闘技のRISE横浜大会(28日、横浜アリーナ)の前日計量が27日都内で行われ、那須川天心(22)が「久々に55キロでやれるので楽しみ」と意気込んだ。3年半ぶりとなる適正体重での試合。計量は54・95キロで1回でパスした。その後、各選手の会見が始まる中、後方の自分の席でずっと1点を見つめ、時折目を閉じて精神を統一させるなど、集中した表情を見せていた。

対戦するのは、昨年の挑戦者決定トーナメントで優勝した志朗(27)。19年9月の対戦では、3R判定で勝利している。1年半ぶりの対戦に「いろんなパターンを考えている」と明かした。さらに「実力で上がってきた選手なので、評価しつつ、前回以上の屈辱を味わわせてやるので、期待しておいてください」と余裕の表情を見せた。

ここ数年55キロ以上での試合が続いた。そんな中でもパワーアップしていることを実感していた那須川。今回の体重について「どれだけスピードが出るか。自分でも制御できないくらい動くのでは。明日の自分に任せるというか、期待したい」と話すほど、さらに高いレベルに到達している可能性もある。17日の公開練習では「キレは増している。体調も良くて楽しみ」と順調な姿を披露した。無敗の神童が異次元の戦いで44連勝を飾る。【松熊洋介】

キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量をパスしファイティングポーズを披露する那須川(左)と志朗(撮影・小沢裕)
キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量を終え会見に臨む那須川(撮影・小沢裕)

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那須川、鬼滅「猗窩座」の必殺技挑戦「使えるかも」

那須川天心(2020年12月25日)

全集中で44連勝!? RISE横浜大会(28日、横浜アリーナ)に出場する那須川天心(22)が、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる必殺技の実現に意欲を見せた。18日、前日に行われた練習動画を公開。取材に応じた那須川は「使えるかな。やってみたい」とまんざらでもない様子で語った。

想像で話しているわけではなかった。もともとアニメが大好きでよく見るという那須川。これまでも試合でドラゴンボールのかめはめ波ポーズやNARUTOの構えなどを披露してきた。今回やって欲しい技をツイッターで募集したところ2000件以上が集まり、その中で今話題の「鬼滅の刃」を選択。数日前に自身のユーチューブで実際に相手を立たせ、キャラクターである「猗窩座」の技数種類を“実戦”。足で蹴り上げるなど実用性のあるものもあり「使えるかもしれない。スパーリングで試してみようかな」と手応えを感じていた。

デビューから43戦無敗で32KO。昨年から「次元上昇」をテーマに掲げ「比べられないくらい次元の違う戦いをする」と毎試合多彩な技を披露しながら勝利を重ねてきた。次元の違う相手を問われ「現代にはいない。アニメくらい」と語っていたほど。さらに「革命児になりたい。批判も受けるが、やり続ければ納得される」。アニメの技を試合で披露するなど、普通の選手では考え付かない奇想天外な発想だが、そんなビッグマウスも結果が伴っていれば受け入れられる。

公開練習では「キレは増している。体調も良くて楽しみ」と順調。対戦相手となる志朗とは19年9月に対戦し、3R判定で勝利。1年半ぶりの対戦に「僕のスピードに対応してくると思う。ボクシング技術が格段に上がっている」と警戒した。自身の戦い方については「技のキレが増してきた。スピードだけで戦うつもりはない」と含みを持たせた。28日はどんな技で観客を魅了するのか。異次元の領域に達した神童から目が離せない。【松熊洋介】

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キック2冠石月がRISE参戦、日本タイトル目指す

シャドーに取り組む石月

新潟県在住のプロキックボクサーでDBS日本ムエタイスーパーフェザー級、KROSS×OVER同級の2冠王者の石月祐作(30=KAGAYAKI)が「RISE 146」(23日、東京・後楽園ホール)のスーパーフェザー級戦に出場する。RISE参戦は19年11月以来、約1年3カ月ぶりで、同級3位竹内皇貴(26=チームドラゴン)と対戦。RISEのランキングは4位で上位の竹内に勝てば日本タイトル挑戦の可能性が見えてくる。

   ◇   ◇   ◇

感じているのは落ち着きと、いい緊張。「コンディションは今までになくいい」。石月は自信を潜ませる。2つ目のタイトルKROSS×OVERスーパーフェザー級王者に就いた昨年10月以来の試合。「あの後、もっとパンチの切れを出そうと思って練習してきた」。対戦相手の竹内の戦績は18戦10勝8敗で上位ランカーとの戦いも多い。「負けるかもしれない、と思うくらいの相手に勝っていかないと強くなれない」。難敵は望むところだ。

伊達皇輝代表(45)は「倒して勝たなければ。上を狙うための大切な試合」とあえてプレッシャーをかけた。昨年2冠を獲得した勢いがある。フェザー級世界王者の那須川天心(22)を抱えるRISEは人気が高く、ネットの生中継もある。上位の竹内に勝ってアピールできれば現在、チャンヒョン・リー(28=韓国)が持つ日本タイトル挑戦の道が見えてくる。

前回のRISE出場時は野辺広大(25)に判定負け。その後は他団体の試合で3連勝し2つのタイトルを手にした。移動などでマッチメークにハンディがある地方ジムでの複数タイトル獲得は関係者から高く評価されている。「田舎から出て行って都会を荒らす。そういうのもいいでしょう」とにやり。その実力を証明する。【斎藤慎一郎】

◆石月祐作(いしづき・ゆうさく)1990年(平2)10月9日生まれ、三条市出身。三条第一中から加茂農林へ。高校中退後、15年スポーツ道場「KAGAYAKI」に入門。16年アマチュアの全日本トーナメント優勝。17年8月に「RISE」でプロデビューし、18年スーパーフェザー級新人王を獲得。戦績12戦10勝(6KO)2敗。170センチ。血液型B。

那須川天心が初MVP、武尊戦前進 日刊バトル大賞

那須川天心(2020年12月31日撮影)

読者が選ぶ第25回日刊バトル大賞(対象は20年1月1日~12月31日)の20年格闘技部門は、那須川天心(22=TARGET/Cygames)が初のMVPを獲得した。

ニッカンスポーツコムの投票では、RIZINに出場した朝倉兄弟らを抑え、約50%の得票率を獲得。昨年は4試合に出場し、全勝(2KO)。デビューから43戦無敗(32KO)の神童が20年も無類の強さを見せつけた。

負けを知らない那須川には常に王者の風格が漂う。普段から闘争心をむきだしにすることもなく冷静。スタイルは変えないと言いつつも、毎試合多彩な技を披露し、観客を魅了した。昨年12月のRIZIN26大会では、10日前のカード決定にもかかわらず「いつも準備をしている。試合があるないは関係ない。いつ何時でも勝つのがファイター」と全く気にせず、3-0の判定勝ちを収めた。

今月28日RISE(横浜アリーナ)での志朗戦で21年のスタートを切る。昨年大みそかの試合では、以前から対戦が待ち望まれるK-1ファイターの武尊が観戦に訪れた。「長い期間だったけど、1歩前進した」。ビッグマッチ実現に向け、異次元の世界をさらに突き進む。【松熊洋介】

20年12月31日、会場を訪れた武尊(左)と話す那須川

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28日那須川戦へ志朗が公開練習「努力すれば実る」

2月28日のRISE横浜アリーナ大会に向け、練習を公開した志朗(RISEクリエーション提供)

RISE横浜アリーナ大会(28日)で那須川天心に挑戦する志朗(27=BeWELLキックボクシングジム)が意気込みを語った。17日、前日に行われたシャドーとミット打ちの練習動画を公開。「ベストパフォーマンスで戦える」と順調な調整をアピールした。

19年9月の対戦では3R判定で敗戦。「相手のスピードを見ることや、ディフェンスはできたが、攻撃で追い付かなかった」と歯が立たなかったが、1年間で課題を克服。昨年11月に行われた那須川への挑戦権をかけたトーナメントで優勝し、再戦が実現した。「駆け引きができるようになった」と手応えも得た。

43戦無敗の神童に勝つためには、1Rから3Rそれぞれでの戦い方、ダウンを奪ったり、奪われたりした後の展開など、あらゆる場面を想定しておく必要がある。「今までの相手とは違う。立ち位置とかすべてを頭に入れておかないと。頭を使うし、疲れる。攻撃の先の先の先くらいまで考えないといけない」と研究も怠らない。挑戦者ゆえのメリットも明かした。「(那須川は)負けていないからこそ、この攻撃が来るとか、負ける場合の想像ができていないかも」とわずかなスキを狙って勝利を狙う。

全国の応援も味方に付ける。普段から被災地への支援や子どもたちとの交流など積極的に行う。「コロナが収まっていない中で、勇気や感動を与えるのが格闘家。努力すれば実ることを伝えたい」と熱く語った。「今回負けたらラスト」と覚悟を持って臨む志朗。「過去最高のモチベーションじゃないと勝てない相手。前回と違って準備期間があった。言い訳はできない」。打倒那須川へ、すべてをぶつける。【松熊洋介】

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那須川天心が堀口と意見合致 日本格闘技は作戦不足

那須川天心(2020年12月25日)

キックボクシング界の「神童」那須川天心(22)が、RIZINバンタム級王者堀口恭司(30)と対談し、日本格闘技界に「作戦」が不足しているとの意見で一致した。12日夜、那須川自身のユーチューブでコラボ企画「堀口恭司選手と格闘技について語る」を投稿。「こんなにしゃべることはないよね」と声をそろえながら格闘技談義に花を咲かせた。

昨年大みそかのRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)で、RIZINバンタム級王者朝倉海をカーフキック(ふくらはぎへのローキック)で左足を破壊し、リベンジ&王座奪回を果たした話題になると、那須川が口火を切った。堀口のトレーナー、マイク・ブラウン氏の名を挙げながら「すべて計算されて、作戦がある。マイク・ブラウンさんが作戦を練っているのをみんなに驚かれているけれど、遅れているんですよ。ボクもチームで戦略を練っているし。そこが(日本格闘技界の)課題かな」とズバリ指摘した。

米有力ジムのアメリカン・トップチームに所属し、米フロリダを練習拠点としている堀口も「(米総合格闘技)UFCでは、お金も稼げる。チームプレーですよね。チームプレーとしてやっている」と強調。日本格闘技界に提言するように「日本では(格闘技が)個人競技とか思いがちですが、(米国では)チームでどうしていくかと考えていますね」と明かした。また“チーム那須川”に向け「いち早く天心くんは気づいているし。お父さん(弘幸氏)がやっている」と周囲のバックアップが万全であることを絶賛した。

日本ではプロ指導者として活動している人材が非常に少ない。那須川は「海外はトレーナーはトレーナーで食っている。ファイトマネーの何%をもらうことで、チームとしてもまとまる」と言えば、堀口も「(日本は)格闘家だけで食べていけない選手が多いから。チームではなかなか動けない」と解説。日本人ファイターが世界で勝つことが難しい現状を憂いでいた。

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K1武尊3・28勝利し那須川戦の実現希望、婚活も

K-1AWARDS2020で、ベストKO賞を受賞した武尊(撮影・浅見桂子)

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(29)が10日、キックボクシング界の「神童」那須川天心(22)との将来的なファイトを実現するため、次期防衛戦に集中する覚悟を示した。同日に20年の年間表彰式「K-1 AWARD 2020」に参加し、ベストKO賞に輝いた武尊は、3月28日のケイズフェスタ4大会(日刊スポーツ新聞社後援)でKrush同級王者レオナ・ペタス(28)との防衛戦を控える。

昨年大みそかのRIZIN26大会で那須川の試合を観戦し、再び両者の対決に向けた機運が高まっている。武尊は「目の前の3月28日のタイトルマッチに勝たないと次はないと思っている。その試合が終わって、またいろんなことが決まったらみなさまに伝えようと思う」と強調。さらに那須川戦が本当に実現した時を想像し「この試合で格闘技界がもっともっと大きくなる試合になると思うし、過去のK-1や格闘技を超えるような大きなものにしたいなと思っている。その時になったら取り上げてほしい」と胸の内を明かした。

既に那須川も2月28日のRISE横浜アリーナ大会で志朗との対戦が決定済み。武尊は「お互いに目の前の試合があるので、そこに全集中しないと、みんなが見たいと思っている試合は実現できない」とペタス戦だけを見据えている。21年のテーマには「今年1年、完全燃焼して、来年さらに燃焼したい。あとは結婚したい。今年30歳なので良い相手を探したい。相手がいないので、それも1つの『戦い』。婚活を頑張ります」と笑顔。ペタス戦、那須川戦の実現、婚活という3つのファイトに向けて意気込んでいた。

K-1AWARDS2020で、ベストKO賞を受賞した武尊(右)はトロフィーを手にポーズ。左はプレゼンターの久松郁実(撮影・浅見桂子)

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RISE追加カード発表 鈴木は再スタートの一戦

2月28日に行われる「RISE ELDORADO2021」での対戦が決定した鈴木真彦と溜田蒼馬(RISEクリエーション提供)

2月28日に行われる立技格闘技「RISE ELDORADO2021」(横浜アリーナ)の残り3カードが発表され、第7代バンタム級王者・鈴木真彦(23=山口道場)が溜田蒼馬(23=CRAZY WOLF)と対戦することが決定した。

鈴木は昨年11月の那須川天心への挑戦権をかけた「DEAD OR ALIVE」決勝で志朗に敗れ、リベンジチャンスをつかみ損ねた。15年に那須川に敗れてから20連勝中だったが、0-3の判定負け。再スタートの一戦に「豪華なカードがそろってるが、誰にも負けない、やっぱり鈴木真彦は強いと思わせる試合をお見せする」と気合十分だ。

対戦する第2代CMA KAISERバンタム級王者の溜田は、戦績18戦12勝6敗ながら、11KOという攻撃力。「持ち味のスピードを生かし、盛り上げる試合をしたい。(鈴木は)テレビで見ていた雲の上の存在。胸を借りるつもりで」と控えめだが、初のRISEの舞台で、王者相手にどのような戦いを見せるかが注目される。

なお、発表されたその他のカードは以下の通り。

江畑塁(伊原道場)-拳剛(誠剛館)

竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)-渡辺愼一(ウォー・ワンチャイプロモーション)

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RIZINドーム延期 今後もユーチューバー起用へ

3・14東京ドーム大会の延期と、3月21日のRIZIN27大会を発表するRIZINの榊原CEO

総合格闘技RIZINは4日、今年の第1弾イベントとしていた3月14日、東京ドーム大会の延期を発表した。

同日夜、RIZINの榊原信行CEO(57)がRIZIN公式ユーチューブで会見。大みそかのRIZIN26大会のリング上で、表明していた3・14東京ドームの第1弾イベントを春先か夏前ごろに延期すると表明した。その上で3月21日、愛知・名古屋市の日本ガイシホールで21年第1弾としてRIZIN27大会を開催すると発表した。

榊原CEOは「3月14日は延期します。東京ドームは必ず実現させたい。RIZINのブランドネームで開催したい。上期、前半戦で実施したい」と熱弁。21年に東京ドーム大会を開催する強い意欲を示した。

年間7大会を計画しているという。今秋からフェザー級GPを開催する姿勢を示し「ワールドワイドな大会したい」と強調。大みそかに参戦したシバター(35)の反響の大きさを認め、今後もユーチューバーの起用を考えていることを明かした。

またビッグマッチも1つのキーワードとして挙げた。キックボクシング界の「神童」那須川天心-K-1の3階級制覇王者武尊戦のカードについても「今年はどう具現化していくのか。RIZINの力だけでは無理ですが、動かしていくのはファンの原動力。たくさんの人たちの声となって届くと動かないものも動くと思います。ビッグマッチに向けて動きたい」とも力説した。

新型コロナウイルスで大きな会場での大会が自由にできない状況のため、通常のナンバーシリーズ以外の興行スタイルも模索していることも付け加えた。榊原CEOは「コロナ禍が1つのトリガーとして実験的かもしれないが、スタジオRIZINという無観客のリモートでやるのもいい。また方向性の違う大会や地方都市で開催していくとか」と説明していた。

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原口VS白鳥RISE追加カード コロナ禍で実現

RISE ELDORADO2021で対戦する原口健飛(左)と白鳥大珠(撮影・松熊洋介)

今月28日に横浜アリーナで行われる立技格闘技「RISE ELDORADO2021」(横浜アリーナ)の追加カード発表会見が4日、都内で行われ、原口健飛(22=FASCINATEF FIGHT TEAM)が白鳥大珠(24=TEAM TEPPEN)と対戦することが決定した。両選手はそれぞれ外国人選手との対戦が決まっていたが、緊急事態宣言延長により、入国困難になったため、カード変更となった。

待ち望んでいた対決が思わぬ形で実現した。昨年10月のDEAD OR ALIVEトーナメントで両者の対戦が期待されていたが、白鳥が準決勝で敗退し、実現せず。同大会で優勝した原口は「ちょっと早すぎるかなと思ったけど、こんな状況の時に応えないチャンピオンはいない」と承諾した。もともと対戦の意志を示しており、実現しない状況にイライラが募っていた。それでも「実績作ってから挑戦してこいと言ったこともあったけど、ファイターとして強いし、立場は上でもずっと追い掛けていた人」と実力を認めた上で、受けて立つ。

挑戦する白鳥も「ここでやるタイミングではない」と迷ったが、コロナ禍の状況も考え、決断。「挑戦者なので相手を選んでいたら終わり。チャンスでしかないので全力で倒しにいく」と闘志を見せた。RISEの伊藤隆代表は「どうしようか迷ったが、お客さんを納得させるためにはこのカードしかない。大会を盛り上げようという2人の心意気に感謝している」と胸の内を明かした。

同大会では世界フェザー級王者の那須川天心とISKAムエタイ世界バンタム級王者の志朗との対戦カードも組まれている。原口対白鳥の対戦決定で、同大会の注目度がさらに増した。

この日発表されたその他のカードは以下の通り。後日残り数試合が追加で発表される予定。

寺山日葵(20=TEAM TEPPEN)-田淵涼香(20=拳聖塾)

梅野源治(32=PHONENIX)-ノラシン・スペチアーレジム(33=タイ)

平塚大土(27=チームドラゴン)-YA-MAN(24=TARGET SHIBUYA)

力哉(24=BK GYM)-大森隆之介(21=EX ARES)

岡部晃志(25=NEXT STEP GYM)-星憂雅(19=IDEAL GYM)

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2戦2敗中の皇治「黙って俺についてこい」現役続行

3回、皇治(左)と打ち合う五味(2020年12月31日撮影)

総合格闘技RIZINを主戦場とするキックボクサー皇治(31)が、現役続行を表明した。31日に自らのインスタグラムで動画を更新。今夏にK-1からRIZINに参戦後、那須川天心戦、五味隆典戦とRIZINで2戦2敗中。進退について考えることを明かしていた。皇治は「もう1度、復活してファンのために戦おうと。ここまでこれたのはみんなのおかげ。愛するファンを最後に笑顔にするから黙って俺についてこい」などとコメントし、現役を続ける意向を示した。

同日、アスリートらによるプレミアム音声配信サービス「NOW VOICE」に声を届けた皇治は「俺は試合が終わって1カ月経過していろいろ考えました。31歳ということもあり、まあまあ正直、男として第2の人生の時期も考えなあかん。本当にいろいろ時間をかけて考えました。応援してくださっている方々といろいろ話も聞いて決断することしました。どっちにいくにも挑戦。格闘技もずっと挑戦してきたし、第2の人生いくのも挑戦やから。今日の17時にみんなにSNSで報告しようと思っている」と表明していた。

皇治(左)に飛び膝蹴りを決める那須川(2020年9月27日撮影)

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キック那須川出場RISEは5000人以下で開催

2月28日のRISE横浜アリーナ大会で組まれる那須川天心-志朗戦

キックボクシング界の「神童」那須川天心-志朗戦などが組まれた2月28日のRISE横浜アリーナ大会の大会概要が26日までに発表された。緊急事態宣言の発出に伴い、観客は5000人以下、午後8時までの終了を予定するイベントとして開催する。30日からチケットの一般販売がスタートする。

同大会では那須川-志朗の再戦をはじめ、原口健飛-ペットパノムルン・キャットムーカオ戦、寺山日葵-アイーダ・ルークサイコンディン戦が決定済み。キックボクサーに転向した元プロ野球西武の相内誠や第5代RISEライト級王者白鳥大珠らの参戦が決定している。

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メイウェザー、マクレガーとの再戦計画 英紙報じる

メイウェザー(2019年6月13日撮影)

ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(43=米国)が17年に実現した元UFC2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)との再戦を計画していると22日(日本時間23日)、英紙サンが報じた。

中東の興行主催者が入札に参加すれば実現可能とし「10億ドル(約1050億円)のファイト」になるとの見通しも示した。ルールは前回と同様、ボクシングマッチとなるとされるが、対戦交渉の進捗(しんちょく)状況などは明らかにされていない。

メイウェザーは17年8月、米ラスベガスでマクレガーとスーパーウエルター級12回戦に臨み、10回1分5秒、TKO勝利を挙げた際に大金を稼いだ。ファイトマネーだけで、メイウェザーは1億ドル(約105億円)、マクレガーは3000万ドル(約31億5000万円)にのぼった。PPV(ペイ・パー・ビュー)収益などの興行収入を加えると、メイウェザーは2億7500万ドル(約283億5000万円)、マクレガーも8500万ドル(約89億2500万円)を手にしたとされている。

メイウェザーは18年大みそかのRIZIN14大会で、キックボクシング界の「神童」那須川天心とエキシビションマッチで1回TKO勝ち。今年2月28日には東京ドームでの格闘技大会MEGA2021に参戦することが発表されている。

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那須川勝ちも苦笑い「今まで1番蹴りが硬くて苦戦」

クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(左)に判定勝ちした那須川天心(撮影・滝沢徹郎)

那須川天心(22)が、デビューからの連勝を43に伸ばした。5年連続となる大みそかの舞台で、タイのムエタイの強豪を多彩な攻めで圧倒し、3-0の判定で退けた。危なげなく見えた試合だったが「(動きが)硬くなった」と試合内容には不満が残った様子。「今まで1番蹴りが硬くて苦戦しましたが、判定で無事に勝てた」と苦笑いを交えながら振り返った。

リングサイドには、「頂上対決」が期待されているK-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊が座っていた。試合後にマイクを持つと「今日、会場に武尊選手、来てくれてありがとうございます。何も決まっていないですが、一緒に格闘技を盛り上げましょう」と声をかけ、対戦実現をアピールした。

コロナ禍での大みそかの興行に「今年は1番目立ったのはコロナ。迫力のある試合で、格闘技の素晴らしさを教えたい」と気合十分で臨んでいた。「蹴りが使える那須川天心は残り数試合」と、今後のボクシング転向を示唆するキックボクシング界の「神童」は、今後に向けて「未熟で怒られてばかりですが、いろいろ経験して強くなりたい」と意気込んだ。

3回、那須川天心(右)のトリケラトプス拳の構えに苦笑いするクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(撮影・滝沢徹郎)
試合後、会場を訪れた武尊(左)と抱き合う那須川(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心「盛り上げましょう」武尊と対戦アピール

3回、クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(左)にパンチを見舞う那須川天心(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN26>◇第14試合◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

キックボクシング界の「神童」那須川天心(22)が、頂上対決を期待されていたK-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者武尊(29)に対戦エールを送った。

キックボクシングルール3分3回(57キロ)で、ムエタイの強豪クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ)を3-0で判定勝利。デビューから43連勝を飾った後、マイクを持ち「今日、会場に武尊選手、来てくれてありがとうございます。何も決まっていないですが、一緒に格闘技を盛り上げましょう」と対戦実現をアピールした。

試合では、1回から右ロー、右ミドルを蹴り込むなど荒々しいクマンドーイに対し、サウスポーの那須川は左ストレート、左ミドルなどで応戦。2回には左ストレート、ワンツー、左膝で真っ向勝負を展開した。最終3回にはパワーを発揮し、トリケラトプス拳のポーズからロープ際に追い込んで右ボディー、左拳からのフック、ストレートをヒットさせ、3-0の判定で下した。

那須川は「(動きが)硬くなった。今まで1番蹴りが硬くて苦戦しましたが、判定で無事に勝てた。素晴らしいファイターでした。未熟で怒られてばかりですが、いろいろ経験して強くなりたい」と振り返っていた。

クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(左)に判定勝ちした那須川天心(撮影・滝沢徹郎)
試合後、会場を訪れた武尊(左)と話す那須川(撮影・滝沢徹郎)

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榊原CEO、目標は打倒ガキ使「最高のカード準備」

RIZINの榊原信行CEO

<RIZIN26>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

コロナ禍の中、RIZIN(ライジン)は有観客開催にこぎつけた。榊原信行CEO(57)は大会前、「5年間の集大成として、月日を重ねた重さや風格を、みなさんに見せるために最高のカードを準備した」と手応えを口にした。

長く関わっていた総合格闘技のPRIDE(プライド)は経営難で07年に消滅した。自身は関わっていないが、08年旗揚げのDREAM(ドリーム)は13年に活動停止。そんな中、盟友の高田延彦と「世界に通用する格闘技界に戻したい」と、RIZINを立ち上げたのが15年だった。

開催を続けるにあたって「テレビの視聴率を取る」「次世代選手を育成する」「一時代を築いた格闘家の引き際の舞台を用意する」。3つにこだわってきた。

特に地上波のテレビ視聴率には特別な思いがある。「日テレで放送される『ガキの使いやあらへんで』に負けたくない。次に向けても大事。数%でも積み上げて、最後まで悪あがきしたい」と臨んだ。

今大会の全カードの決定は大会1週間前。「ギリギリまで諦めず今できるベストを尽くす」とコロナによる入国制限など諸問題に直面しながら粘り強く交渉を続けた。「15試合全部がガチンコの好カードになるとおなかいっぱいになって、お客さんも疲れてしまう」と、コアなファン以外の興味を引くカードをはさむことも忘れない。元プロ野球出身の新庄氏、藤川氏ら話題性のある人物にも積極的にアタックした。

オープニングマッチは「次世代の選手を育成する」ことを狙い、17歳同士の対戦を組んだ。プロ5戦目のさくらと、プロ初戦の竹林。「未来を感じてもらえるカード。浅倉カンナがそうであったように、時代を引っ張ってもらえるようになってほしい」と、これから羽ばたこうとする女性選手に大舞台の「第0試合」を提供した。

もちろん、ずっと大事にしている「一時代を築いた格闘家に舞台を用意する」という思いもマッチメークに込めた。ミノワマン、所英男、五味ら一時代を築いた40歳代の格闘家たちにもオファーした。

新型コロナの影響による入場者数の制限もあり、運営は厳しいが、那須川天心や朝倉兄弟ら話題性ある選手をそろえ、チケットは完売した。「大みそかに格闘技の魅力を伝える伝道者として、しっかり観客に思いが届く試合をしてもらいたい」。日本の格闘技興行を引っ張ってきた榊原CEOは、熱い思いで32人のファイターを送り出した。【松熊洋介】

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吉成名高、ムエタイ強豪に圧勝 那須川との対戦熱望

1回、ペットマライ・ペットジャルーンウィット(左)にヒジを見舞う吉成名高(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN26>◇第6試合◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

キックボクシングルール3分3回(50キロ、ひじあり)で、「ミラクルボーイ」吉成名高(19)が、ムエタイの強豪を1回TKO撃破した。

母国タイで3本のベルトを保持するペットマライ・ペットジャルーンウィット(19=タイ)と対戦。左ストレートで1度目、左ひじ打ちで2度目、最後は再び左ストレートで3度目のダウンを奪う圧勝劇だった。

8月のRIZIN初参戦から2連勝となる吉成は最強の立ち技格闘技と言われるムエタイで、本場のタイへと乗り込み、2大殿堂となるラジャダムナン・ルンピニー両統一王者となった逸材だ。「自分は小学生のころからタイで試合をして、ムエタイに誇り持っている。ラジャダムナンとルンピニーの王者としてRIZINを盛り上げていきたいと思いますので、応援よろしくおねがいします」と笑顔をみせた。

さらに来年、対戦してみたい相手として「自分は試合してみたい選手は来年、キックボクシングを卒業してしまうみたいなので、自分がこれから引っ張っていくんだぞというところみせたい」と発言。名前こそ挙げなかったが、キックボクシング卒業、ボクシング転向を宣言している那須川天心(22)との対戦を熱望していた。

1回、ペットマライ・ペットジャルーンウィット(左)にヒザ蹴りを見舞う吉成名高(撮影・滝沢徹郎)
1回、ペットマライ・ペットジャルーンウィット(手前)にノックアウト勝ちし喜ぶ吉成名高(撮影・滝沢徹郎)

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