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パッキャオ防衛、70戦目&40代初戦も衰え知らず

ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(ロイター)

<ボクシング:WBA世界ウエルター級タイトルマッチ>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

ボクシング6階級制覇王者のWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が、元4階級制覇王者の同級6位エイドリアン・ブローナー(29=米国)に3-0の判定勝ちで、初防衛に成功した。

節目のプロ70戦目、そして40代になっても、衰えを知らない。6階級王者と4階級王者による夢の対決を制したのはパッキャオだった。開始からスピードある動きと鋭いコンビネーションで連打を繰り出した。

相手のブローナーは「ザ・プロブレム(問題を起こす男)」のニックネームを持っている。強盗事件で身柄を拘束され、飲酒運転で捕まったりと、トラブルメーカーは、汚名返上とばかりに向かってきた。

そんな相手にパッキャオも果敢に打ち合う。計量後「KOするためにベストを尽くす」と話していたが、その通りのファイトを見せた。

年末に日本で那須川天心とエキジビションマッチを行った元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)もリングサイドで観戦。パッキャオは「彼がその気ならやってもいいよ」と2度目の対戦を待ち望んだ。

パッキャオの戦績は70戦61勝(39KO)7敗2分け。

ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(AP)

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マクレガーが那須川との対戦熱望「即座に手はずを」

那須川(18年12月28日撮影)

UFC史上初の2階級同時制覇王者でUFCライト級2位のコナー・マクレガー(30=アイルランド)が6日(日本時間7日)、自身のツイッターでキックボクシング界の“神童”那須川天心との対戦を熱望した。

マクレガーは、那須川が昨年末に戦った元世界5階級王者メイウェザーとボクシングで対戦したことがある。

マクレガーは「今年の夏前までに東京へ行き、那須川天心とMMA(総合格闘技)のエキシビションマッチで戦いたい。即座に手はずを整えてほしい」とコメントした。

那須川は12月31日の「RIZIN14」大会のメインでメイウェザーに1回2分19秒、TKO負けを喫した。また、マクレガーも17年8月26日に初のボクシングでの試合を行い、レフェリーストップで10回1分5秒TKO負けしている。(デーブ・レイブル通信員)

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貴景勝が稽古始め メイウェザーから刺激

大相撲初場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けて、関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が3日、都内の部屋で2019年初の稽古を行った。

年末年始はリフレッシュに充て、ボクシング界のレジェンドから刺激を受けた。先月28日に18年最後の稽古を終えると、この日の稽古始めまで体を休めた。先月31日にはさいたまスーパーアリーナで行われた、総合格闘技のRIZINを貴源治(21)とともに観戦。格闘技の生観戦は初めてで「生でみるとぶつかったときの音とか全然違う」と興奮気味に振り返った。お目当てはキックボクシング界の「神童」那須川天心(20)と、ボクシングで50戦無敗の元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)のボクシング・エキシビションマッチ。3度のダウンを奪い、1R2分19秒でTKO勝ちを納め、圧倒的な強さを見せたメイウェザーを「好きになっちゃいますね」と心を奪われたようだ。

この日の稽古始めでは、四股やすり足などで体を動かし、「押し、崩しの徹底」をテーマに十両隆の勝(24)、貴源治らと9番取って6勝。電車道で押し出す場面も少なくなく「悪くはなかった。ここから番数を増やしていきたい」と、10日後へ迫った初場所を見据えた。大関とりも期待される1年。「モチベーションが高まるというわけではないが、何回もチャンスが巡ってくるわけではないので、ものにしたい」と意欲を示した。

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那須川天心「後悔なし」インスタ更新で心境明かす

18年12月31日、1回、メイウェザーからダウンを奪われる那須川

18年大みそかに開催されたRIZIN14大会でボクシング元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)にボクシングルールで1回TKO負けした那須川天心(20)が「後悔なし」の心境を明かした。

一夜明けた1日、自らのインスタグラムを更新し「後悔はないです。もっと出来ると思った自分が情けないし、悔しかったですが、現実を受け入れて、またチャンスがあれば何事にも逃げずに挑戦したい」などと記した。試合前までメイウェザー側の挑発的な言動が目立っていたが「舐めていたのはボク自身でした」と謙虚な姿勢をつづった。

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メイウェザーが天心に完勝「RIZIN」7・5%

メイウェザー対那須川天心 1回、メイウェザー(右)のパンチを食らいダウンする那須川(2018年12月31日撮影)

昨年12月31日にフジテレビ系で放送された「RIZIN.14」(午後6時)の視聴率が2日、第1部(午後6時)5・7%、第2部5・0%、第3部(午後9時30分)6・9%、第4部(午後10時50分)7・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と分かった。

関西地区は、第1部5・3%、第2部5・5%、第3部7・6%、第4部8・2%だった。

キックボクシング界の「神童」無敗の那須川天心(20)とボクシングで50戦無敗の元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が、3分3Rのボクシング・エキシビションマッチで対戦。1R2分19秒にメイウェザーのTKO勝ち。メイウェザーが3度のダウンを奪い完勝した。

RIZINバンタム級王座決定戦は、元UFC戦士の堀口恭司(28)が、米格闘技団体ベラトールの現役世界バンタム級王者のダリオン・コールドウェル(30=米国)に3R1分13秒にフロントチョークで一本勝ち。初代王者となった。

女子スーパーアトム級王座決定戦は、浜崎朱加(36=AACC)が浅倉カンナ(21=パラエストラ松戸)が対戦。浜崎が2R4分34秒腕ひしぎ十字固めで一本勝ちして、初代王者となった。

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パワー差歴然で安全性疑問、後味悪い結末/記者の目

試合後、那須川(手前)にサムアップするメイウェザー(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN14>◇12月31日◇さいたまスーパーアリーナ

ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が本気になった。ボクシング・エキシビションマッチで、キックボクシング界の“神童”那須川天心(20)から3度のダウンを奪い、1回2分19秒、TKO勝ちを収めた。那須川のパンチが左頬をかすめた瞬間、本気モードに突入。33連勝の那須川を子ども扱いし、格の違いを見せつけた。

 ◇  ◇  ◇

結果はある程度予想できたが、後味の悪い結末だった。両者に4階級の違いがある。グローブを8オンスと10オンスにハンディをつけたとはいえ、実力差、パワーの差は歴然だった。純粋な那須川は、メイウェザーに本気で向かったが故に、KOされた。ダメージは危険なレベルに見えた。

イベント主催者としてRIZINがメイウェザー戦を実現させたことは、エンターテインメントの世界では評価されるのだろう。しかし、エキシビションとはいえ、メイウェザーと那須川の試合は純粋にスポーツのボクシングに見えた。莫大(ばくだい)なお金が動くイベントだが、主催者側が限りなくスポーツに近づけようとするなら、何らかの対策を講じる必要はなかったか。

メイウェザー陣営の言いなりに、ルールも決まっていった。メイウェザー陣営はエンターテインメントといいながら、絶対に負けることのない方向で話を進めた。RIZINが、今後もこのような試合を行うなら、選手の安全を確実に担保するような交渉を行ってほしい。【バトル担当=桝田朗】

KO負けし、悔し涙を流す那須川(撮影・滝沢徹郎)

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にやにやメイウェザー、天心子供扱いで10億円荒稼ぎ

メイウェザー対那須川 開始直後、笑顔を見せるメイウェザー(右)(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN14>◇12月31日◇さいたまスーパーアリーナ

ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が本気になった。ボクシング・エキシビションマッチで、キックボクシング界の“神童”那須川天心(20)から3度のダウンを奪い、1回2分19秒、TKO勝ちを収めた。那須川のパンチが左頬をかすめた瞬間、本気モードに突入。33連勝の那須川を子ども扱いし、格の違いを見せつけた。

試合開始のゴングが鳴ると、メイウェザーは笑いながら戦い始めた。最初の打ち合いで、那須川の左ストレートが頬をかすめると、顔つきが変わった。右ボディーの後、右フックを那須川の側頭部にたたきこみ、1度目のダウン。さらに、右アッパーで2回目。そして左フックでとどめをさした。

日本マット界に、世界トップの大物が上がり、日本人選手と対戦するのは、ムハマド・アリ対アントニオ猪木戦以来の“歴史的事件”だった。エキシビションながら、容赦なく襲いかかり15発で那須川を沈めた。那須川のパンチも当たったが、次元が違った。

試合後はまた、へらへら笑いに戻った。予定になかった会見を開き、上機嫌で15分間話し続けた。「那須川は若いライオンだ。成長する余地はたくさんある。この試合は記録には残らない。これからも頑張ってほしい」と惨敗した相手を持ち上げた。

世紀の一戦とも言われた戦いは、公式戦でないにもかかわらず、ルール問題で試合当日までもめた。最後は、RIZIN側の説得を受け入れ、メイウェザーが「ハンディ」として10オンス、那須川が8オンスのグローブを着けることを承諾。今回の来日で、初めてメイウェザーが折れた。それでも会場に遅れてくると、いったん巻いた那須川のバンデージをもう1度巻き直させるなど、ぎりぎりまでやりたい放題だった。

那須川も、試合が決まるとボクシングの本格トレーニングのため渡米。メイウェザーと同じラスベガスの元3階級制覇王者ホルヘ・リナレスのジムで特訓した。それでも子どもの頃から那須川を見ているテッペンジムの那須川弘幸会長は「本当は怖くてたまらないんですよ。メイウェザーが本気になったら、天心が壊されるかもしれないじゃないですか」と、試合前に苦しい胸の内を明かした。その心配が当たった形だ。

メイウェザーは試合の後の会見を終えると、米ラスベガスへ帰るために羽田空港へ直行した。嵐のようにRIZINを席巻したメイウェザーは、そのニックネーム「マネー」の言葉通り、わずか50時間あまりで約10億円のファイトマネーを稼ぎ出した。【桝田朗】

メイウェザー対那須川天心 1回、メイウェザー(右)のパンチを食らいダウンする那須川(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心「頭がグラグラ」それでも闘志失わず

メイウェザー対那須川 1回、フロイド・メイウェザー(右)のパンチを食らうる那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN:RIZIN14>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

世界の期待を一身に背負った那須川天心(20)が、元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)に1回TKO負けを喫した。試合後、リングで号泣した那須川は「本気でいけると思っていたのでこんなに悔しいことはない。エキシビションマッチだけど心には一生残る。日本では自分しかメイウェザーを知らない。そういう経験ができたのは大きい。次に向けて頑張りたい」と前を向いた。

序盤に笑いながら挑む相手に右ストレートを打ち込むと急にギアが上がった。最後まで本気モードではなかったとはいえ、フェイントを使うなどプレッシャーをかけ重いパンチを何度も浴びせられ3度のダウンを奪われた。圧倒的な力差を見せつけられ「天心ならやってくれるかも」の周囲の淡い期待はあっけなく打ち砕かれた。「こめかみに打たれて頭がグラグラした。ただ、勇気を持って前に出ようと戦うつもりだったのでそれはできたと思う」と話した。

受けたダメージについては「今後、どう残るかは今まで経験したことがないから自分では分からない」と話した。

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RIZIN代表「天心によれば」メイウェザー戦総括

試合後、握手を交わすメイウェザー(右)と那須川(撮影・滝沢徹郎)

総合格闘技RIZINの榊原信行実行委員長がRIZIN14大会後、この日の大会を総括した。

ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)対那須川天心(20)の試合について、スポーツである以上公平性が担保されるべきではという質問に「競技というものにヒモついた試合ではない。競技をやりたいなら他団体に任せればいい。海外では天心との対戦は無謀だと酷評されているが、今回天心とメイウェザーが向き合うのに、たまたまボクシングになっただけ。今回の件で何か天心にも気づきがあるはず。それを一緒にやっていきたい」と語った。ただ、体重差やルールについては「もう少し、天心の方によったルールにすればよかった」と思いを口にした。

また、19年のRIZINについては、4月21日の横浜アリーナ大会で開幕。福岡、名古屋、大阪と、横浜アリーナ、年末はさいたまスーパーアリーナの2戦を行う見通しを話した。また、来年は男子のライト級GPトーナメントを夏以降に開催する意向も示した。

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圧勝メイウェザーが那須川称える「若いライオンだ」

試合後、那須川(左)の手を上げ称えるメイウェザー(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN14>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

注目の一戦、元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)-那須川天心(20)のメインが18年の大詰めに実現し、メイウェザーが1回TKOで圧勝した。

メイウェザーは「那須川は若いライオンだ。成長する余地はたくさんある。この試合は記録には残らない。これからも頑張ってほしい。私と一緒にリングに上がってくれた那須川天心、ありがとう」と話した。

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余裕のメイウェザー「楽しんでもらうことを考えた」

1回開始直後、笑顔を見せるメイウェザー(右)(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN14>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

ボクシングで5階級制覇したフロイド・メイウェザー(41=米国)が、キックボクシング界の「神童」那須川天心(20)を瞬殺した。

すったもんだの末に実現した平成最後の大みそか決戦。メイウェザーは1回に3度ダウンを奪って、レフェリーストップ。1回2分19秒TKO勝ちした。50勝(27KO)の無敗で引退まで世界最強といわれた実力を見せつけた。

メイウェザーはマスク姿で入場すると、リングから笑顔を振りまいていた。ゴングが鳴っても笑いながらのファイト。チョンチョンと手を出しながら前に出てきた。そして、右ストレートが那須川のボディーをかすると、早くもダウンを奪った。

那須川にダメージはなさそうに見えたが、メイウェザーは仕留めに行く。ガードを固めて出ていき、右フックで2度目のダウンを奪った。再び立ち上がってきたが、左フックで3度目のダウンを奪うと、レフェリーが試合を止めた。

身長は8センチの差、体重は前日計量時点で4・6キロ差あった。この日になって、2オンス差のグローブハンディがルールとなった。4階級差の違いは大きかったが、メイウェザーのスピード、パンチも格が違った。抜群の防御技術でかわしきるとも思われたが、一転してスピードであっさりと仕留めた。

メイウェザーはリング上でインタビューに答えた。「エンターテイナー性をみんなに楽しんでもらうことを考えていた。実現できてうれしい。これはエキシビション。私も天心も無敗の王者。彼はすばらしい格闘家だ。RIZINは世界最高」と叫んで、笑顔でリングを下りた。

メイウェザー対那須川 1回、開始直後に笑顔を見せるメイウェザー(左)(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心ショック振り払い「もっとできるかなと」

メイウェザー対那須川 KO負けし、悔し涙を流す那須川)(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN14>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

注目の一戦、元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)-那須川天心(20)のメインが18年の大詰めに実現し、メイウェザーが1回TKOで圧勝した。

那須川は敗れた直後、リング上で悔し涙を流したが、カウントダウンイベントでリングに戻ると「皆さん、応援ありがとうございました。もっとできるかなと思ったんですけど…。また頑張ります。すごい、皆さんの応援が力になりました。本当に僕は幸せです。また頑張ります」とマイクを握って会場に感謝した。

試合後、那須川(左)の手を上げ称えるメイウェザー(撮影・滝沢徹郎)

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堀口恭司が日米頂上決戦制す「日本で負けられない」

ベルトを巻き雄たけびを上げる堀口(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN:RIZIN14>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

元UFC戦士の堀口恭司(28)が、初代バンタム級王座を手にした。

米格闘技団体ベラトールの現役世界バンタム級王者のダリオン・コールドウェル(30=米国)との「日米頂上決戦」として注目が集まった一戦。序盤は、自分よりも13センチも身長の高い相手にてこずったが、徐々にペースをつかむと互角の攻防を演じた。

勝負は3回。左フックを放つと同時に中に入られて倒され上に乗られた。それでも、日本中量級のエースは焦らない。相手が頭を下げた一瞬を見逃さず、フロントチョークで締め上げ相手を落とした。「日本で戦っている以上負けられない。しっかりベルトを取れてうれしい」と叫んだ。

前日に行われた公開計量では、「死ぬ準備はできているか?」と挑発されていただけに燃えない訳がなかった。さらに、9月のRIZIN13で、那須川天心との世紀の一戦で0-3の判定で敗れた。キックボクシングルールで行ったとはいえ、再び最強の称号を取り戻すためにも負けるわけにはいかなかった。

来年には、ベラトールに参戦するプランが浮上している。「来年もしっかり格闘技を盛り上げるので皆さん会場に来てください」。最強の称号を手に、19年は世界制圧に乗り出す。

1回、コールドウェル(右)にパンチを打ち込む堀口(撮影・滝沢徹郎)

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金の亡者メイウェザー、那須川戦9分間で約10億?

ファンにあいさつするメイウェザー(左)。右は笑顔の那須川。中央はRIZIN本部長の高田(18年12月30日)

12月31日、大みそかの総合格闘技、RIZIN14大会(さいたまスーパーアリーナ)で実施される元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)-那須川天心(20)の注目の一戦を前に、メイウェザーがインスタグラムの画像にファイトマネーが「9分で900万ドル(約9億9000万円)」であることをほのめかすような文章を添えた。

「$9、000、000 for 9 minutes」などと書いた。何と9の後に、ゼロは6つも並んでいた。

確かに試合は3分3回のボクシング・エキシビションマッチで行われる。

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メイウェザー10オンス、天心8オンスでルール合意

ファンにあいさつするメイウェザー(左)。右は笑顔の那須川。中央はRIZIN本部長の高田(18年12月30日)

総合格闘技RIZINの榊原信行実行委員長は31日、RIZIN14大会が行われたさいたまスーパーアリーナで会見し、メインで実施するボクシング・エキシビションマッチ、フロイド・メイウェザー(41=米国)対那須川天心(20)の試合ルールについて、ボクシンググローブの使用をメイウェザーは10オンス、那須川は8オンスで合意したと発表した。

ルールについては、3分3回、KOあり、判定なしのボクシングルールで実施することがすでに発表されていた。その際、両者ともに8オンスグローブをつけることも合意されたが、体重差が5キロ以上、4階級の階級差を考慮し、RIZINサイドが、メイウェザーにハンディとして10オンスゴローブをつけるように要請。30日午後9時からメイウェザーが宿泊する高級ホテルで行われたルールミーティングでは決着せず、31日になってようやく合意した。

榊原委員長は「メイウェザーとは昨日から協議を重ね、体重差のあるチャレンジャーにハンディを設けることが合理的だろうと了承を得た。合意までの時間が少しかかった」と疲れた表情で話していた。

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白鳥大珠RIZIN初勝利も反省「ねらいすぎた」

白鳥対ウザ強 3回、ウザ強(左)に膝蹴りを見舞う白鳥(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN:やれんのか!>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

メインのボクシング・エキシビションマッチでメイウェザーと戦う那須川天心(20)と同じテッペンジムの白鳥大珠(22)が、RIZIN初勝利を挙げた。

大学生キックボクサーのウザ強ヨシヤ(22=日大)と壮絶なダウン合戦を展開。2回に左フックからヒザ蹴りを入れて1回目のダウンを奪うと、さらに左ヒザで2度目のダウンを奪った。しかし、3回にウザ強のカウンターパンチで逆にダウン。それでも奮起して、飛び膝蹴りで3回1分43秒、KO勝ちした。白鳥は「念願だった大みそかのRIZINに出場できてうれしかった。自分としては反省ばかり。もっと、きれいにスマートに倒そうとねらいすぎてしまった」と試合を振り返った。ともに練習する那須川の試合について「メイウェザーは自分にとっても雲の上の存在。ファンのみんなも、メイウェザーもびっくりさせてほしい」とエールを送った。

白鳥対ウザ強 2回、ウザ強(左)にパンチを見舞う白鳥(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心、メイウェザー戦へ「生き様観て下さい」

那須川天心(18年12月撮影)

キックボクシング界の“神童”那須川天心(20)が、大みそかに行われる、総合格闘技のRIZIN14大会(さいたまスーパーアリーナ)で実施される元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)との試合に向け、「生き様を観て下さい。やるぞ」と意気込みをつづった。

ルールや契約上の問題から一時は開催が危ぶまれたこの世紀の一戦。結局、ルールはメイウェザーの“いいなり”。キックなしのエキシビションマッチで、キック1発500万ドル(約5億5000万円)の違約金が設定されていることが29日、分かった。那須川は30日更新のツイッターで「人に心を伝えるのは難しいことです。明日、人に何かを伝えられる様な試合をしたいです人生を賭けて全てをリングで出し切ることが皆さんへの恩返しです」とメイウェザー戦への思いをつづり、「沢山の人達がこの試合を成立させるために人力を尽くしてくれました。俺はそれに応える。生き様を観て下さい。やるぞ」と静かに闘志を燃やした。

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メイウェザーやりたい放題 前日計量でも究極オレ流

公開計量のイベントで薄ら笑いのメイウェザー(左)とぶぜんとした表情の那須川天心(右)。中央はRIZIN本部長の高田(撮影・滝沢徹郎)

ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が、30日のRIZIN14大会前日計量でも、オレ流で主催者を振り回した。ボクシング・エキシビションマッチで対戦する那須川天心(20)とそろっての公開計量は拒否。会場にスーツ姿で登場すると、計量の順番も変えさせるなどやりたい放題。ルールもスケジュールもマイペースで、関係者は頭を抱えている。

メイウェザーはご機嫌だった。明るいグレーのスーツに、同じ色の帽子をかぶって、笑顔で公開計量のステージに登場した。RIZIN14大会のメインで、本来なら14番目に登場するはずが、いきなり出現。試合用のトランクス姿の那須川とは対照的だった。

メイウェザー登場前には、計量用の体重計が片付けられた。司会者が事前計量の結果を「メイウェザー選手66・7キロ。那須川選手62・1キロ」と読み上げた。写真撮影では、ガムをかみながら、那須川と並んでニヤニヤ。マイクを握ると「明日はすばらしいショーを楽しんでください」と集まったファンにあいさつした。

RIZINの榊原信行実行委員長は、計量時間変更を「1時ごろまでは行かないと言っていたのに、突然来ると言い出して。たくさんスーツを持ってきたので、それを見せたいと、事前計量になりました。お昼頃量って、私と天心で確認しました」と苦笑した。

日本入りも、当初の予定より1日遅れた。到着時間もコロコロ変わった。来日前には、完売していたリングサイドのチケット100席を要求。来日直前に都内の高級ホテルを指定してくるなど、メイウェザーのやりたい放題に主催者は振り回され続けている。「彼を中心に世界が回っているので仕方ない」と榊原氏も笑うしかなかった。

この日は、計量後に2機の自家用機で一緒にやってきた約50人の仲間と買い物に出かけたという。「9月の来日時は、数億円の買い物をしたと言っていました」と榊原氏。試合当日も、メイウェザータイムで午後7時すぎに会場に“出勤”。午後11時開始予定の試合後に羽田空港に直行、米ラスベガスへ帰途に就くという。RIZINでは、試合終了後に全選手がリングに上がり年越しカウントダウンイベントを予定しているが、「メイウェザーは、米国での年越しカウントダウンに間に合うように帰ると言っていました」と榊原氏。29日午後7時に来日してからわずか2日で数十億と言われるファイトマネーを稼ぎ、メイウェザーは嵐のように日本を去っていく。【桝田朗】

計量を終え向かい合う那須川(右)とメイウェザー。中央はRIZIN本部長の高田(撮影・滝沢徹郎)

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メイウェザー中心、順番飛ばし計量&帰国時間も指定

那須川(右)のあいさつを無視するようにステージを歩き回るメイウェザー(左)(撮影・滝沢徹郎)

31日のRIZIN14大会を控えた30日、会場のさいたまスーパーアリーナで前日計量が行われ、メインのボクシング・エキシビションマッチに出場するボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が、対戦する那須川天心(20)とともに参加した。

第1試合から、試合順に計量が行われる予定だったが、メイウェザーの意向で、最初に変更。しかも、メイウェザーはスーツに帽子姿で登場した。計量は事前に済ませ66・7キロで“パス”。那須川も、別の場所で計量を行い写真撮影だけに終わった。

メイウェザーはマイクを握り「明日はすばらしいショーを楽しんでほしい」とファンにあいさつ。那須川は「日本のみなさん、明日はボクがメイウェザーをぶっ倒します。期待してください」と決意を語った。

榊原信行実行委員長は「もう待てないから早くしろということで、1番目になりました。午後1時までは行かないと言っていたのに、突然来ると言い出して。まさにメイウェザータイムですね。彼を中心に世界が回っているのでしかたがない」とあきらめムードだった。

31日の試合当日も、午後7時ごろの会場入り予定だという。また、試合後は「米国でのカウントダウンに間に合うように」自家用機で羽田空港から米ラスベガスへ出国するスケジュールになっている。

計量を終え向かい合う那須川(右)とメイウェザー。中央はRIZIN本部長の高田(撮影・滝沢徹郎)
ファンにあいさつするメイウェザー(左)。右は笑顔の那須川。中央はRIZIN本部長の高田(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心、アリを本気にさせた猪木になれるか

76年6月、異種格闘技戦でアントニオ猪木(右)はアリにローキックを浴びせる

大みそかの総合格闘技RIZIN14大会(さいたまスーパーアリーナ)で実施される元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)-那須川天心(20)の試合に、キック1発500万ドル(約5億5000万円)の違約金が設定されることになった。

ボクシング・エキシビションマッチとして行われる試合のルールの詳細は30日のルールミーティングで決まる。どんな決着になるか、試合本番まで分からない。42年前の猪木・アリ戦もそうだった。試合直前まで大混乱が続いた。

猪木・アリ戦の3日前、76年6月23日、調印式が都内で行われた。この「前哨戦」の舞台で、猪木は「腕をへし折る」の意味を込めて、片腕をかたどったギプスをアリにプレゼントした。試合前のパフォーマンスは、当時のボクシング界ではアリの専売特許。完全に機先を制せられたアリ陣営は激怒。会場は乱闘騒ぎへと発展した。

猪木は12年前、日刊スポーツの取材で意図を説明している。

猪木 調印式、計量とすべてが興行の宣伝になる。今では一般的な手法だけどね。ただオレの場合はパフォーマンスではなく、すべて本気だったから視聴者にも伝わったんだろう。

実は「ギプス」は前ふりにすぎなかった。調印式で猪木はアリに1枚の紙を突き付けた。「試合の賞金、収入は、勝者がすべて獲得する。敗者はゼロ」と明記された同意書だった。猪木の報酬はアリの約18億円に対し、わずか約6億円。調印式はNET(現テレビ朝日)で生中継されていた。猪木はそれも計算ずみだった。「ギプス」に激高していたアリは引くに引けず、サインした。

猪木 オレは台本通りが嫌いだ。アドリブでいく方がハプニングがあって面白いし、自分も楽しめるしね。驚かせることがイベントには必要なんだ。

調印式が終わった夜、大混乱が起きた。30人を超えるアリの取り巻きたちが、交渉役で新日本の取締役だった新間寿氏のホテルの部屋へ押し入ってきた。アリのプロモーターのボブ・アラム氏が「今日の同意書のサインはなしだ。破棄しなければ試合をキャンセルする」と迫った。新間氏によると、机の上に2丁のピストルが置かれていたという。脅迫だった。新間氏は猪木に連絡した上で、同意書を無効にした。

アリ陣営の脅しは終わらない。取り巻きの1人が言ったという。「もし猪木が試合のルールを守らず、アリを負傷させたら、必ず猪木と新間に対して何倍ものお返しをする。我々には世界中どこでもお返しをする力がある」。

猪木の本気パフォーマンスは、鼻歌気分で来日したアリ陣営を動揺させた。「猪木はリングの上でも何をしてくるか分からない」という恐怖感を植え付けた。試合は猪木が終始、寝たままの態勢だったため「世紀の凡戦」とも言われたが、それは当初の契約だったエキシビションではなく、アリを本気にさせた結果ともいわれている。今回、那須川はどこまで、メイウェザーを本気にさせることができるだろうか。【田口潤】

会見後、サムアップポーズで引き揚げるメイウェザー(2018年12月29日撮影)
大みそかのRIZIN14のメイウェザー戦に向けキックを披露する那須川(2018年12月29日撮影)

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