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野中悠樹「世界まで突き進む」尼崎市スポーツ特別賞

野中悠樹(中央)。左は仲村正男トレーナー、右は桂伸二トレーナー

WBOアジアパシフィックミドル級王者の野中悠樹(42=渥美)が27日、出身地の兵庫県尼崎市からスポーツ特別賞を表彰された。

「このたびはこのような賞をいただけることとなり大変うれしく思います。現在、新型(コロナ)ウイルスなどで大変な時ですが同世代の方への刺激となり、皆さまがちょっとでも頑張ろうと思っていただければ幸いです」とコメント。

2月に井岡弘樹ジムから渥美ジムに移籍。「念願の世界初挑戦、初奪取を実現させるため、環境を変えることに決めました。また古巣のジムに戻ってくることとなり改めて受け入れてくれた渥美会長には本当に感謝しています。以前、渥美ジムにいたときは4年間無敗を貫きましたので、その流れをもう1度つかみ、世界まで突き進んでいきます」と意欲を語った。

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井上尚弥らボクシング最優秀選手賞候補 2・7発表

アリトロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が12日、都内で19年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補はワールド・ボクシング・スーパーシリーズを制した井上尚弥(大橋)、日本人初の4階級制覇の井岡一翔(Reason大貴)、ミドル級王座奪回の村田諒太(帝拳)、唯一世界戦3勝の田中恒成(畑中)の4人。受賞者は2月7日に都内のホテルで発表、表彰される。他の各賞候補は次の通り。

◆技能賞 井岡、寺地拳四朗(BMB)、田中

◆殊勲賞 岩佐亮佑(セレス)、村田、井岡

◆KO賞 村田、寺地、栗原慶太(一力)、吉野修一郎(三迫)、勅使河原弘晶(輪島功一)

◆新鋭賞 重岡銀次朗(ワタナベ)、井上浩樹(大橋)、中谷潤人(M.T)

◆努力敢闘賞 野中悠樹(井岡弘樹)、渡部あきのり(角海老宝石)、永野祐樹(帝拳)、田中教仁(三迫)

◆年間最高試合 WBA&IBFバンタム級井上-ノニト・ドネア(フィリピン)、同井上-エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBOスーパーフライ級井岡-アストン・パリクテ(フィリピン)、WBAミドル級村田-ロブ・ブラント(米国)

◆世界戦以外の最高試合 日本ミドル級竹迫司登(ワールド)-加藤収二(中野サイトウ)、WBOアジア太平洋ウエルター級別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)-矢田良太(グリーンツダ)、日本ユース・バンタム級石井渡士也(REBOOT.IBA)-石川春樹(RK蒲田)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)、佐伯霞(真正)、吉田実代(EBISU K’s BOX)

◆女子最高試合 WBCフライ級藤岡菜穗子(竹原&畑山)-天海、WBOミニマム級佐伯-エリザベス・ロペス(メキシコ)、WBAアトム級モンセラッット・アラルコン(メキシコ)-宮尾綾香(ワタナベ)

バトラーに5回TKO勝利して初防衛を果たし、1本指を立てる村田諒太(2019年12月23日撮影)

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41歳WBO王者野中、米プロモーター異例3年契約

会見に臨む野中

WBOアジアパシフィックミドル級王者・野中悠樹(41=井岡弘樹)が、大阪市内のジムで会見した。

米国のプロモーターとの3年契約。異例の契約に本人は「やれるだけ頑張ります」と意気込みを表明した。

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国内最年長41歳野中悠樹が9月16日に初防衛戦

初防衛戦を発表した41歳のWBOアジアパシフィック・ミドル級王者野中悠樹(中央)。右は井岡弘樹会長、左は桂伸二トレーナー(撮影・加藤裕一)

すべては世界初挑戦のために-。ボクシング国内現役最年長41歳のWBOアジアパシフィック・ミドル級王者野中悠樹(井岡弘樹)が27日、大阪市内の同ジムで初防衛戦を行うと発表した。9月16日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で同級7位ヤン・ヒュンミン(26=韓国)の挑戦を受ける。

ヤンは8勝(7KO)2敗のハードパンチャー。野中は「タイトルの最年長奪取の記録を作ることができたので、油断せず、しっかり仕上げて勝ちにいきます」と自信を口にした。

夢に続く戦いだ。世界王座挑戦の夢を追い続け、2月24日に細川チャーリー忍を破り、同王座と東洋太平洋王座(返上)を41歳2カ月で奪取。日本ボクシングコミッション(JBC)公認タイトルの史上最年長記録を樹立したが、WBO世界王座挑戦に不可欠な世界ランク15位内に入ることは見送られた。

野中は99年のデビュー後、キャリアの大部分をウエルター、スーパーウエルター級で戦っており、WBOの言い分は「ミドル級の実績不足」。桂伸二トレーナーは「(井岡弘樹)会長が懸命に働きかけてくださったんですが“とにかく防衛戦をしなさい”と」という。

初防衛戦の目的は、世界ランク入りの実績作り。井岡会長は「今回の相手は強いです。(それだけに)勝てば必ず(世界)ランク入りが見えてくると思う」と言い、勝ち方も「そりゃあKOがいい。WBOのランキング委員会に対して(判定勝ちより)印象が違う」と力説した。野中は「僕は(間合いへの)出入りとフットワークが命」と言いつつ「どんな形でも勝つことが大事ですが、チャンスがあれば倒したい」と、KO狙いの意欲を隠さない。

11月22日でデビューから20周年。12月10日には42歳になる。野中は「仕上がるまでの時間がかかるようになったけど、ピーク(の力)は(全盛時と)変わらない」というが、常識的に考えて残された時間は長くない。井岡会長は初防衛に成功し、世界ランク入りが実現すれば「全力で(世界挑戦に)動きます」と話す。

勝つだけでなく、KOという付加価値も求め、不惑の王者はリングに上がる。

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新婚の細川チャーリー忍、KOでの王座奪回狙う

細川チャーリー忍(右)は紫都那さんとの新婚初戦で王座奪回を狙う

ボクシング東洋太平洋ミドル級3位細川チャーリー忍(34=金子)が、新婚初戦で王座奪回を狙う。

9日の東京・後楽園ホールでの同王座決定戦の前日計量が、8日に都内で行われた。細川は72・1キロ、同級9位太尊康輝(26=角海老宝石)はリミットの72・5キロでクリアした。

細川は紫都那さん(30)と令和に改元初日の5月1日に結婚した。10年近く交際していた仲で、計量にも付き添ってもらった。発奮材料に負けられない一戦となるが、細川は「今回だけじゃない。毎回負けられないよ」と笑った。

2月にWBOアジア太平洋と2冠の初防衛戦で陥落した。王座獲得の野中悠樹(41=井岡弘樹)と再戦を狙っていたが返上。方向転換して、再起戦で返り咲きのチャンスとなった。

長身サウスポーとの連戦になるが「やりづらく、体も大きく、パワーのある相手だが、気にはならない。減量もやりやすかったし、調子いいっす」と口も滑らか。KO狙いには「もちろん」と即答。「KOを見に来てくれている」と自信を見せた。

太尊は16年に王座を獲得し、17年の3度目の防衛戦で陥落した。今年、心機一転でジムを移籍し、2戦目で早くも奪回のチャンスを得た。試合が正式に決まったのは3週間前。「夏に試合できればと思っていた。早いかなと思ったが、チャンスなんで二つ返事で決めた」と話す。

過去2敗した相手はいずれも現在の石原トレーナーが担当していた。ともに移籍してコンビを組むことになったが「弱点は修正してきた」と石原トレーナー。太尊は「練習してきたことを試合で出すのが永遠のテーマ。経験の差は違う自負がある」と自信を口にした。

王座陥落で後援会が解散などの悲哀も味わった。細川は早期KOを宣言したが、太尊は「勝ち残らないと意味ない。戦って勝つのが仕事。判定でも勝てればいい。いかにダサク勝つか」と、大口は控えて勝利に執着を示した。

8月3日には日本同級王者竹迫司登(25=ワールド)と同級1位加藤収二(28=中野サイトウ)が再戦する。元王者対決を制した新王者は、この勝者と指名試合が義務付けられている。

東洋太平洋王座奪回へ計量をクリアした太尊康博(左)と細川チャーリー忍

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41歳で王座獲得の野中悠樹「目標は世界」改めて決意

故郷の尼崎市役所を表敬訪問した国内現役最年長ボクサーの野中悠樹(右)。左は稲村和美市長(撮影・加藤裕一)

国内現役最年長41歳で東洋太平洋&WBOアジア・パシフィックミドル級王者の野中悠樹(井岡弘樹)が24日、故郷の兵庫・尼崎市役所を表敬訪問した。2月24日に日本ボクシングコミッション(JBC)公認タイトルの史上最年長奪取に成功。野中は、稲村和美市長(46)に「周りの人に、ものすごい勇気を与えますよね」と感嘆されて照れ笑いを浮かべたが「ですが、どうしても世界戦がしたい。目標は世界なんで、おごらず頑張ります」と、あらためて世界王座を目指す決意を語った。

そんな野中には“小さな誤算”があった。世界挑戦には世界ランク入りが必要で、アジア・パシフィック王座を手にしたWBOで期待されたが、ランクインできず、15位の下に名前がある“補欠扱い”となった。「(世界的に層の厚い)この階級ですから、仕方ないでしょう。WBCなんか東洋太平洋王者では絶対(世界ランクに)入れませんからね」。

世界ランク入りには実績を重ねるしかないが、年齢を考えれば、少ない試合数で効果的に結果を残すことが重要になる。最も理想のシナリオは「初防衛→世界ランクイン→世界挑戦」だ。仮にその流れを作れた場合でも、世界ミドル級王者を呼んで国内開催するには莫大(ばくだい)な資金が必要なだけに現実的に難しい。当然のように、海外挑戦も視野に入れなければならない。

陣営は7、8月に初防衛戦を予定。「もうトレーニングは再開しています」。越えねばならないハードルは多い。先の見えない、いばらの道だが、不惑の男は夢を信じて歩いていく。

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快便で王座「伝説作っちゃいました」野中悠樹41歳

国内最年長記録の41歳で東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座を獲得した野中悠樹。左は井岡弘樹会長、右は桂伸二トレーナー(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇大阪・エディオンアリーナ大阪

元日本スーパーウエルター級王者で国内現役最年長41歳の野中悠樹(井岡弘樹)が王者細川チャーリー忍(34=金子)を3-0判定で破り、王座を獲得した。日本ジム所属選手としては、40歳で東洋太平洋ライトヘビー級王座を獲得した西沢ヨシノリを上回り、日本ボクシングコミッション(JBC)公認タイトルの史上最年長奪取となった。

野中は勝利のコールに両手を天に突き上げた。大歓声の観客席へ。「すみません。伝説作っちゃいました」とおどけつつ「でも、通過点。世界戦をやるまで応援よろしくお願いします」と頭を下げた。

41歳のサウスポーは若々しさと老獪(ろうかい)さで、リング上を支配した。1ラウンド2分過ぎ。ドンピシャの左カウンターでダウンを奪い、ペースをつかんだ。「ガッと入ってきたところに合わせた。手応えないパンチ。あんなん初めてかも」。20代のようなフットワークで、王者の追い足をかわし、パンチを食っても浅く、シンを外した。アッパーでガードをこじあけ、左を当てる。14戦10KO勝ちの王者の大振りはダッキングで派手に空振りさせた。

「衰えたと思ってませんから。(体調の)ピークは同じ。ただ、そこに行くまでの疲れや、時間が多くなっただけで」。清掃の自営業で金を稼ぎながら、とにかく走る。朝のロードワーク=10~12キロを含め、1日20キロは当たり前。月平均約500キロのランニング量が、40歳を過ぎてもタイトル戦線で戦える秘密だ。今回は1カ月半前から玄米暮らし。元世界2階級覇者の井岡弘樹会長に12万円の炊飯器で炊いた300グラム分を差し入れてもらった。「めちゃくちゃ快便になるし、助かりました」と笑った。

井岡会長は「僕は29歳で引退した。彼は定年(JBCライセンスは原則37歳で失効)を乗り越えて、41歳。プロボクサーのお手本ですよ」。夢の世界挑戦へ。WBOのローカルタイトルをとったこともあり、世界ランク入りは確実だが、ミドルという階級を考えれば、道は険しい。それでも、野中は報道陣、会長に「お願いします!」と懇願する。さらなる奇跡を起こすため、まだまだ走り続ける。

◆野中悠樹(のなか・ゆうき)1977年(昭52)12月10日、兵庫県尼崎市生まれ。高卒後にボクシングを始め、99年プロデビュー。08、14年に日本スーパーウエルター級王座、09年に東洋太平洋同級王座を獲得。昨年4月にIBF同級2位決定戦で判定負け。通算33勝(10KO)10敗3分け。182センチ。左ボクサーファイター。

国内最年長記録の41歳で東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座を獲得した野中悠樹は控え室で祝福される。左は井岡弘樹会長(撮影・加藤裕一)

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41歳野中悠樹が最年長王座奪取、3-0判定で飾る

国内最年長記録の41歳で東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座を獲得した野中悠樹(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇大阪・エディオンアリーナ大阪◇観衆800人

元日本スーパーウエルター級王者で国内現役最年長41歳の野中悠樹(井岡弘樹)が王者細川チャーリー忍(34=金子)に3-0判定で勝利。

日本ジム所属選手では、40歳で東洋太平洋ライトヘビー級王座を獲得した西沢ヨシノリを上回り、日本ボクシングコミッション(JBC)公認タイトルの史上最年長奪取となった。

◆プロボクサーの年齢制限 日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスは37歳で失効する。ただし元王者(日本、東洋太平洋、世界)世界タイトル挑戦経験者、世界ランカー(JBC公認4団体の15位内)はJBCに申請、ドクターチェックをクリアすれば更新できる。

国内最年長記録の41歳で東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座を獲得した野中悠樹。左は井岡弘樹会長、右は桂伸二トレーナー(撮影・加藤裕一)

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「バカボンパパと同い年」41歳野中悠樹が王座挑戦

41歳の誕生日に東洋太平洋&WBOアジア太平洋ミドル級王座挑戦を発表した野中、右は井岡会長、左は桂トレーナー(撮影・加藤裕一)

元日本スーパーウエルター級王者で国内現役最年長の野中悠樹(井岡弘樹)が41歳の誕生日の10日、大阪市内で東洋太平洋&WBOアジア太平洋ミドル級王座挑戦を発表した。

来年2月24日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で王者細川チャーリー忍(34=金子)に挑む。野中は「41歳、バカボンのパパと同い年になりました」と笑いながら「ここが終着点なんて思っていません」と、将来の世界初挑戦も視野に現役を続ける。

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野中悠樹「まだやれる」41歳誕生日に王座挑戦

41歳の誕生日に東洋太平洋&WBOアジア太平洋ミドル級王座挑戦を発表した野中、右は井岡会長、左は桂トレーナー(撮影・加藤裕一)

元日本スーパーウエルター級王者で国内現役最年長の野中悠樹(井岡弘樹)が41歳の誕生日の10日、大阪市内の同ジムで会見し、東洋太平洋&WBOアジア太平洋ミドル級王座挑戦を発表した。来年2月24日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で王者細川チャーリー忍(34=金子)とタイトルマッチを行う。

野中は「41歳、バカボンのパパと同い年になりました」と笑いながら「中年と呼ばれる年齢ですが、世間で言えば働き盛り。確かに疲れやすくなったけど(体調の)ピークは変わらないし、もっと伸びるという感触もあります」と不惑の決意を語った。

20世紀の99年デビュー。世界戦経験こそないが、戦績は32勝(10KO)10敗3分け。日本スーパーウエルター級王座を08年9月~09年3月、14年8月~16年12月の間、2度保持し、東洋太平洋同級王座も09年に獲得した。

39歳の昨年10月にWBO東洋王座戦、40歳の今年4月にIBFスーパーウエルター級2位決定戦で連続して判定負けを喫した。「進退について考えた。でも、自分の中で“まだやれる”という気持ちがあり、周囲も“まだまともに話せるし、大丈夫やろ”と言ってくれたんで」。JBCのプロライセンス年齢制限は「17~36歳」だが、野中は元王者(日本、東洋太平洋、世界各王者)の資格を生かし、現役続行を決めた。

元世界2階級王者の井岡弘樹会長(49)は「僕は29歳で引退した。それでも、周りに“ようやった”と言われたぐらい。頭が下がる。会社員で言えば90歳ぐらいで頑張ってる感覚ちゃいますか」という。野中をデビュー当時から見守る桂伸二トレーナー(47)は「衰えは当然あります。でも、練習、トレーニングをうまく調整してやっている。半分フリーターみたいな生活を続けさせてええんか、とは思いますが」と体力面に不安がないことを強調した。

国内では西沢ヨシノリが06年に40歳で東洋太平洋ライトヘビー級王座を獲得したケースがあるが、40歳のタイトル挑戦は極めて異例だ。野中は「ここが終着点なんて思っていません」-。49歳でWBAライトヘビー級王座を手にしたバーナード・ホプキンスや、45歳でWBA・IBFヘビー級王座を手にしたジョージ・フォアマンのように、地域タイトルで終わらず、世界初挑戦の夢を追いかける。

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井上岳志が40歳野中に判定勝ち「世界目指したい」

判定勝ちを収めた井上岳志(中央)と斎田竜也会長

<ボクシング:IBF世界スーパーウエルター級2位決定戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

 同級9位井上岳志(28=ワールド)が判定勝ちし、世界へあと2勝だ。

 40歳の同級11位野中悠樹(井岡弘樹)を序盤からパワフルなパンチで攻め込んだ。タフで粘る相手にダウンを奪えなかったが、採点は2~4ポイント差をつけて3-0と快勝した。

 次は同級1位ウィリアムス(同)との指名挑戦者決定戦で、これに勝てば同級王者ハード(同)に挑戦権を獲得できる。

 井上はプレスをかけていき、持ち前のパワフルなパンチを打ち込んだ。前半はボディーを攻め、後半仕留めるプランだったが、野中は年齢を感じさせないタフさを発揮。右フックなどでチャンスをつかんだかに見えたがダウンは奪えず。最後まで捕まえきれなかったが、確実に勝ち上がった。

 「手応えはあったのに、40歳なのにやばいスタミナだった。日本で一番の相手にしっかり勝てた。野中選手の気持ちも引き継いで、世界を目指したい」と自信になった。斎田竜也会長は「世界に合格とは言えないが、成長は見えた。階段は上った。大人のボクシングになった。次の相手もやれると思う」と手応えを得た。井上は「まだまだパワーも上げていける。こんなものではない。これからも成長できる」と次を見据えた。

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井上岳志、野中悠樹が世界挑戦者決定戦へ意気込み

 ボクシングのIBF世界スーパーウエルター級2位決定戦が、26日に東京・後楽園ホールで行われる。

 25日は都内で前日計量があり、同級9位井上岳志(28=ワールド)と同級11位野中悠樹(40=井岡弘樹)ともリミットの69・8キロで一発クリアした。勝者は次戦で1位ウィリアムズ(米国)と挑戦者決定戦、その次は世界挑戦となる。

 井上は昨年4月に日本王座、11月に東洋太平洋とWBOアジア太平洋の2冠を獲得した。32歳で世界王者を目標にするが、トントン拍子で目標を上回ってきた。相手は年齢で12歳、身長で10センチ上回る。「大きい相手は経験あり、スパーもして問題ない。経験のない老練をパワー、スピードで上回りたい。7、8回には心を折らせ、倒して勝ちたい」と気合が入る。陣営は世界ランクを上げて、いよいよ世界挑戦へ海外合宿に臨む考えだ。

 大ベテランの野中は昨年10月にオーストラリアでWBOオリエンタル王座を争い、判定で完敗して引退も考えた。「奇跡的とも言えるこの試合が決まった。これにすべてをかける」。後楽園ホールは09年以来も前回は東洋太平洋王座を獲得している。「聖地に応援も100人来てくれる。オーストラリアに比べればホーム。やるだけです」と落ち着いた表情で話した。

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野中悠樹、世界挑戦のため日本王座返上

野中悠樹

 ボクシングの井岡弘樹ジムは14日、所属する野中悠樹が世界挑戦に備えるため、日本スーパーウエルター級王座を返上したと発表した。

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チャンピオンカーニバルの日程発表 2・4開幕

ポーズを取るチャンピオンカーニバルの出場選手(撮影・阿部健吾)

 プロボクシングのチャンピオンカーニバル日程が13日、都内で発表された。2月4日から5月1日まで13階級で日本王座戦が実施される。

 各階級の王者、ランク上位者と対戦者のコメントは以下のとおり。

 【ミニマム級】

 同級1位小西伶弥(23=真正) (対戦する)谷口選手は地元(兵庫県神戸市)も年齢も一緒で共通点が多いですが、どんなボクシングをしても勝ちます。

 同級2位谷口将隆(22=ワタナベ) プロ2年目の4月にタイトルに挑めるのはめったにないチャンス。ステップアップしていく。

 【ライトフライ級】

 王者拳四朗(25=BMB) こんなところでは負けられない。世界戦も待っていると思うので、KOで勝ってつなげたい。

 同級1位久田哲也(32=ハラダ) 相手が誰であろうと僕が勝つ。自分のボクシングを貫く。

 【フライ級】

 同級1位ユータ松尾(27=ワールド) 初の日本タイトル挑戦。いつも通りにしっかり集中して良い試合をしたい。

 同級2位黒田雅之(30=川崎新田) 歴史も長い大会。これに勝って上のランクにいきたい。

 【スーパーフライ級】

 王者中川健太(31=レイスポーツ) 初防衛戦が高校の同級生になりましたが、さらに上に行きます。

 同級1位船井龍一(31=ワタナベ) こんな舞台で戦えるのは光栄。しっかり体つくって勝ちます。

 【バンタム級】

 同級1位赤穂亮(30=横浜光) 世界戦からここまで落ちたかという気持ちがある。勝って当たり前。

 同級2位田中裕士(25=畑中) ベストな状態ですべてぶつけてベルトを取りたい。

 【スーパーバンタム級】

 王者石本康隆(35=帝拳) 相手有利の声もチラホラありますが、良いモチベーションです。1発目(2月4日開催)なので熱い試合をして盛り上げたい。

 同級1位久我勇作(26=ワタナベ) 1年前に負けているが、石本選手を倒すためにやってきた。世界ランクもベルトも僕がもらいます。

 【フェザー級】

 王者林翔太(29=畑中) 2度目の防衛戦。相手は勢いとパワーがありますがベルトは大事なもの。必ず防衛する。

 同級1位坂晃典(24=仲里) とても楽しみにしてきました。大切なベルトというのは僕も同じ。

 【スーパーフェザー級】

 王者尾川堅一(28=帝拳) 欠席のためコメントなし

 同級1位杉田聖(27=奈良) 尾川選手とは2度目ですが、良い試合をしようとは思わない。ただ勝つことしか考えていない。

 【ライト級】

 王者土屋修平(30=角海老宝石) 初めての防衛戦です。3月4日、倒します。以上です。

 同級1位西谷和宏(29=VADY) 強いチャンピオンとやれて光栄。勝ったら自分の価値を見いだせる。必ず勝ちます。

 【スーパーライト級】

 同級1位麻生興一(30=三迫) 3度目の挑戦ですので、チャンスに感謝して試合頑張ります。

 同級2位松山和樹(30=FUREA山上) 初のタイトル挑戦なので、このチャンスをものにしたい。

 【ウエルター級】

 王者有川稔男(32=川島) 去年より強くなった姿をみせて勝ちます。

 同級1位坂本大輔(35=角海老宝石) 習志野高でボクシングを始めて20年、プロになって10年目の節目。必ずチャンピオンになります。

 【スーパーウエルター級】

 王者野中悠樹(39=井岡弘樹) (相手の斉藤も37歳で)ボクサー定年を越えた2人の戦いは数年前には考えられなかった奇跡的。まだまだ満足せずに上のステージを見据えて、世界にいける勝ち方をしたい。

 同級1位斉藤幸伸丸(37=輪島) 欠席のためコメントなし。

 【ミドル級】

 王者西田光(29=川崎新田) チャンピオンになってからろくに働いてないので、良い試合をしたい。

 暫定王者胡朋宏(28=横浜光) 暫定なので自分のベルトは2月に返さないといけない。もう1度、5月(の試合で)勝って手にしたい。

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38歳野中悠樹5度目の防衛成功「衰え感じてない」

判定勝利した野中悠樹(撮影・上田博志)

<プロボクシング:日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇20日◇大阪・エディオンアリーナ大阪

 日本スーパーウエルター級王者の野中悠樹(38=井岡弘樹)が、同級1位丸木凌介(25=天熊丸木)を3-0判定で破り、5度目の防衛に成功した。

 13歳年下の挑戦者を巧みな駆け引きで前に出させず、終始自分の距離で有効打を重ねた。「終盤に流れを持っていかれそうになったのが反省点ですが、6、7割ぐらいは自分のボクシングができた。合格点ですね」と笑顔を見せた。

 試合前はハプニングの連続だった。3週間前、スパーリングの疲れから右足首をひねり、剥離骨折。ロードワークができない分、バイクをこいでスタミナ強化をはかる一方、懸垂をしていて今度は背中の古傷の部分に肉離れを起こした。

 「減量も思うように進まず、かなり無理した部分があった。最後の最後に何とか試合に間に合った感じです」

 12月10日の誕生日が来れば、39歳。ついに“大台”に王手がかかる。「ろうかいさで勝とうとは思っていないし、まだ衰えは感じていないので。ただここ数年は(ベルトを)失えば終わりという危機感の中でやっています」という。日本勢には“重い階級”だ。「“次は世界”と簡単に言えない階級ですが、まだまだ強いヤツとやっていきたい」と“限界説”を笑い飛ばしてみせた。

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38歳野中悠樹4度目の防衛成功「まだまだ進化」

4度目の防衛に成功した日本スーパーウエルター級王者の野中悠樹(撮影・木村有三)

<プロボクシング:日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇17日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

 王者野中悠樹(38=井岡弘樹)が10回3-0の判定で、同級1位清水優人(28=木更津グリーンベイ)を下し、4度目の防衛に成功した。

 野中の戦績は40戦29勝(9KO)8敗3分けとなった。

 ゴング前から挑戦者と顔を接近させて闘志をあらわにした野中は、試合が始まると左のパンチを上下に打ち分けて主導権を奪う。終盤もスタミナは切れず、足を使いながら相手を揺さぶり完勝。「そこそこの内容ができた。足を止めることなく10ラウンドを動けた」と満足した。

 試合1週間前には親交のあるタレントの吉川晃司から「頑張って」とメールをもらった。「毎回メッセージをもらえる。うれしいですね」と、この日もしっかり力に変えた。

 「38歳ですけど、まだまだ進化してます。絶対、世界まで行きますので、応援よろしくお願いします」。38歳のベテラン王者は、力強くファンにアピールした。

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