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新十両の錦富士が4連勝「自分の相撲をとれている」

大翔鵬(右)を寄り切りで破る錦富士(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇4日日◇16日◇東京・両国国技館

青森県十和田市出身の新十両・錦富士(24=伊勢ケ浜)が、初日から無傷の4連勝を飾った。

171キロと重い大翔鵬(追手風)を寄り切り。「狙い通りではなかったが、我慢していった」。部屋では7月場所で復活優勝を遂げた照ノ富士らの胸を借り、「勉強になっている」。

新十両場所だが気負いはない。ここまで4日間を振り返り、「自分の相撲をとれていて、いいと思う」。勝ち星とともに自信も重ねて、今後の土俵に臨む。

大翔鵬(後方)を寄り切りで破った錦富士(撮影・鈴木正人)

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新十両対決の王輝は黒星発進「相手の形になった」

錦富士(上)に下手投げで敗れる王輝(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇13日◇東京・両国国技館

新十両の王輝(24=錣山)は黒星発進となった。同じ新十両の錦富士(伊勢ヶ浜)の下手投げに屈した。

「立ち合いは踏み込めたが、その後相手の形になってしまった」と悔しさをにじませる。関取となっての流れも「幕下の時と変わらないように。いつも通りでした」。その上で関取の実感について「多少ありますけど」。15日間の相撲。2日目以降に立て直す。

錦富士(左)は下手投げで王輝を破る(撮影・小沢裕)

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錦富士関取1勝「おしゃれ」白鵬意識し青い締め込み

錦富士(左)は下手投げで王輝を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇13日◇東京・両国国技館

新十両の西十両13枚目錦富士(24=伊勢ケ浜)が、関取1勝を挙げた。

同学年で同じ新十両の王輝を左から下手投げ。「緊張感はなかった。上手かかったけど、(王輝の)まわしの質も違って一気に出ることはできなかった。これから感覚をなじませていきたい」と振り返った。

今場所から身につける青い締め込みは、横綱白鵬がかつて使用していた締め込みの色を意識した。「白鵬関が関脇から大関に上がるくらいの締め込み。ダークな感じで小さいころからおしゃれだと思っていた」。初日の1、2週間前から稽古でなじませてきた。

場所前には地元青森に戻ってあいさつ回り。コロナ禍で短期間の滞在だったというが「青森県は相撲どころ。幕内に上がってなんぼだと言われた」と地元の期待を感じながら、さらなる出世を見据えた。

王輝(手前)を下手投げで破る錦富士(撮影・鈴木正人)

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照強「逆にライバル」付け人だった錦富士が新十両

照強(2020年7月19日撮影)

自己最高位の西前頭3枚目となった照強が、付け人の活躍を糧に秋場所に臨む。自身の付け人だった錦富士が、今場所で新十両に昇進。「素直にうれしいけど、逆にライバル」と喜びと同時に気合が入ったという。

自身は昨年九州場所から4場所連続勝ち越し中で「気づいたら勝ち越している感じ。気負わずに目の前の一番に集中して、勝てるように頑張るだけ」と語った。

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新関脇に大栄翔、遠藤が小結復帰/新番付アラカルト

大栄翔(2020年7月28日撮影)

日本相撲協会は8月31日、東京・両国国技館で理事会を開き、この日、新番付が発表された大相撲秋場所(両国国技館)を当初の日程通り、9月13日初日で開催することを決定した。

<秋場所番付アラカルト>

▽変わらず 横綱、大関の顔触れは変わらず。大関で朝乃山と貴景勝の東西が入れ替わった。

▽新関脇 東西の正代、御嶽海はそのまま。大栄翔が新たに就いた。埼玉県出身は若秩父以来57年ぶり。3関脇は17年九州場所(御嶽海、嘉風、照ノ富士)以来で大関経験者なしの3関脇は11年秋場所(琴奨菊、稀勢の里、鶴竜)以来。

▽返り咲き 小結は先場所西の隠岐の海が東、西は遠藤が2場所ぶり復帰。

▽明暗 先場所幕尻優勝の照ノ富士が一気に16枚番付を上げて東前頭筆頭に。出場停止処分の阿炎は9枚下げ西前頭14枚目。

▽新入幕 翔猿は追手風部屋から10人目の幕内。兄英乃海との史上11組目の兄弟幕内。元横綱朝青龍を叔父に持つ豊昇龍はモンゴル出身では27人目、外国出身では50人目の幕内力士。

▽新十両 王輝は新潟県出身では戦後17人目、錦富士は青森県出身では戦後65人目。

遠藤(2020年1月12日撮影)

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照ノ富士は前頭筆頭、阿炎は前頭14枚目/新番付

7月場所で幕尻優勝を果たし賜杯を手にする照ノ富士(2020年8月2日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

先場所、両膝のケガによる手術、糖尿病など内臓疾患を克服し、14場所ぶりに返り入幕を果たし、幕尻で2度目の幕内優勝を果たした照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は、東前頭17枚目から番付を一気に16枚上げて、東前頭筆頭にまでアップした。上位総当たりとなる今場所も活躍が期待される。

また、新型コロナウイルスの感染拡大の中、不要不急の外出で出場停止処分を受けた阿炎(26=錣山)は、東前頭5枚目から西前頭14枚目に番付を下げた。

うれしい新入幕は2人。翔猿(とびざる、28=追手風)は、追手風部屋からは現師匠(元前頭大翔山)が部屋創設後としては、剣翔以来、1年ぶり10人目の幕内力士となった。東京都出身でも剣翔以来、戦後31人目で、日大からも剣翔以来38人目。十両英乃海(31=木瀬、最高位は西前頭12枚目)が兄で、14年春場所の千代丸、千代鳳(ともに九重)以来、史上11組目の兄弟幕内誕生となった。

第68代横綱・朝青龍を叔父に持つ豊昇龍(21=立浪)は先場所、東十両6枚目で10勝5敗の成績で新入幕を果たした。立浪部屋からは、現師匠(元小結旭豊)の部屋継承後では、18年名古屋場所の明生以来、4人目の幕内力士輩出。モンゴル出身では今年初場所の霧馬山(24=陸奥)以来27人目、外国出身では50人目の幕内力士誕生となった。

再入幕は明生(25=立浪)が2場所ぶり、旭大星(30=友綱)が11場所ぶり、逸ノ城(27=湊)が4場所ぶりの復帰を果たした。

既に番付編成会議で発表になっていた十両昇進力士は4人で、うれしい初の関取の座を射止めた新十両は2人。王輝(24=錣山)は、錣山部屋からは現師匠(元関脇寺尾)が部屋創設後、昨年夏場所の彩以来、5人目の関取。新潟県出身では16年九州場所の小柳(現豊山)以来、戦後17人目の新十両だ。錦富士(24=伊勢ケ浜)は、伊勢ケ浜部屋からは、今年春場所の翠富士以来の新十両で、青森県出身では17年秋場所の大成道以来、戦後65人目。近大からは翠富士以来、14人目の関取輩出となった。

再十両は先場所、西幕下12枚目で7戦全勝優勝を果たした幕内経験者の千代の国(30=九重)が7場所ぶりの復帰を決めた。北■磨(34=山響)は17年秋場所以来、3年ぶりの十両復帰を果たした。

秋場所は通常通りの日程でいけば、9月11日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。13日の初日を迎える。

※■は石へんに番

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大栄翔は序列2番目の東関脇 幕内十両一覧/新番付

大栄翔(2020年3月16日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

<東>  <西>

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】

朝乃山     貴景勝

 【関  脇】   

正  代    御嶽海

大栄翔

 【小  結】

隠岐の海    遠  藤

 【前  頭】   

照ノ富士 <1>  隆の勝

北勝富士 <2>  玉  鷲

妙義龍  <3>  照  強

豊  山 <4>  栃ノ心

霧馬山  <5>  宝富士

高  安 <6>  輝

竜  電 <7>  碧  山

徳勝龍  <8>  若隆景

炎  鵬 <9>  阿武咲

佐田の海 <10>  琴恵光

千代大龍 <11>  琴奨菊

琴勝峰  <12>  魁  聖

明  生 <13>  石  浦

翔  猿 <14>  阿  炎

志摩ノ海 <15>  松鳳山

旭大星  <16>  豊昇龍

逸ノ城  <17> 

 【十  両】   

勢    <1>  錦  木

琴勇輝  <2>  琴ノ若 

若元春  <3>  千代丸 

千代翔馬 <4>  大奄美 

大翔丸  <5>  旭秀鵬 

千代ノ皇 <6>  天空海 

美ノ海  <7>  東  龍

水戸龍  <8>  剣  翔

英乃海  <9>  千代鳳 

明瀬山  <10>  翠富士 

白鷹山  <11>  千代の国

木崎海  <12>  大翔鵬 

王  輝 <13>  錦富士 

富士東  <14>  北■磨

※■は石へんに番

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新十両昇進の錦富士「次は勝ち越して上にいくこと」

錦富士(20年3月撮影)

日本相撲協会は5日、東京・両国国技館で大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、錦富士(24=伊勢ケ浜)の新十両昇進を決めた。錦富士は両国国技館で、オンラインによる新十両会見に出席。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も同席した。

16年秋場所で初土俵を踏み、約4年で新十両に昇進した。東幕下3枚目だった昨年秋場所で左肘を負傷して手術。翌九州場所は全休したが、今年の初場所で復帰し、3月の春場所で幕下優勝。7月場所は14日目の七番相撲で5勝目を挙げ、十両昇進を決定的にした。「ケガして苦しい時に師匠や安治川親方(元関脇安美錦)、楯山親方(元前頭誉富士)、照ノ富士関や翠富士関、照強関とか、たくさんの人に声をかけてもらって頑張ってきた。そのことがよぎって目が熱くなった」と振り返った。

心強い同期が部屋にいる。十両翠富士は近大の同級生であり、入門も同じ16年秋場所。対抗心を燃やしながら同じように番付を上げてきたが、翠富士は春場所で新十両昇進と先を越された。「幕下にいた時は僕が常にちょっと上にいた。でも休場している間に先を越されて、うれしい気持ちと悔しい気持ちと焦りの気持ちと、いろんな気持ちがあった」という。しかし、気持ちを落とすことなく奮起。翠富士からは早速「来場所から一緒に土俵入りできるな」と声をかけられたといい「負けてられないなと思いながら、うれしい思いもあった」と笑みを浮かべた。

返り入幕だった照ノ富士が復活優勝を果たすなど、伊勢ケ浜部屋にとって明るい話題が続くこととなった。錦富士は「場所前から自粛生活が続いている中で、伊勢ケ浜部屋旋風を起こそう、と照ノ富士関を中心に言ってた。今場所はそういう面でも各自が頑張っていたと思う」と団結秘話を明かした。伊勢ケ浜親方は「もっと前に出る相撲を。まだまだ取り切れていない。自分から攻める相撲が取れれば幕内もいけると思う」と期待。錦富士は「とりあえずは次の場所で勝ち越して上にいくことです」と意気込んだ。

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王輝、錦富士が新十両昇進 再十両は2人

王輝(20年1月撮影)

日本相撲協会は5日、大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進の4人を発表した。

初めて関取の座を射止めた新十両は2人で、王輝(24=錣山)と錦富士(24=伊勢ケ浜)。王輝は元関脇寺尾の錣山親方が育てた5人目の関取となった。7月場所は西幕下2枚目で5勝2敗だった。錦富士は東幕下3枚目で5勝2敗だった。

再十両は2人。最高位が東前頭筆頭の千代の国(30=九重)は、昨年夏場所以来7場所ぶりの復帰。7月場所は西幕下12枚目で7戦全勝優勝を果たした。北はり磨(34=山響)は、7月場所は西幕下3枚目で5勝2敗。17年秋場所以来、17場所ぶりの関取復帰となった。これが8度目の十両昇進で、希善龍の9度に次いで須磨ノ富士と並び2番目という記録になった。

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照強が波乱演出「夜から付け人と相談」作戦決まった

朝乃山を足取りで破る照強(撮影・鈴木正人)

<大相撲7月場所>14日目◇1日◇東京・両国国技館

東前頭7枚目の照強(25=伊勢ヶ浜)が、初の結びで大関朝乃山(高砂)を破る波乱を起こした。

「昨日の夜から付け人の錦富士と相談して決めた」という作戦を実行した。立ち合いすぐに潜って朝乃山の左足をとると、休まず一気になぎ倒した。勝った瞬間、「頭が真っ白になった」と振り返った。

直前に同部屋の照ノ富士が2敗目を喫していた。「照ノ富士関が負けたんで、もう1度単独首位に立たせてやろうと。それが実現できてよかった」。自身の勝ち越しもかかっていたが、「自分の星どうこうより援護射撃の気持ちが強かった」という。

照ノ富士が再び単独トップに立って千秋楽。169センチ、120キロの小兵は「部屋一丸となって盛り上げていければ」と最後まで気持ちでも援護する。

朝乃山を足取りで破る照強(撮影・鈴木正人)

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照強「優勝してほしい」朝乃山の足取り照ノ富士援護

朝乃山(左)は立ち合いで照強の変化について行けず足取りで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲7月場所>◇14日目◇1日◇東京・両国国技館

してやったりだった。立った瞬間、照強は朝乃山の視界から消えた。潜って左足にしがみつくと、一気になぎ倒した。

初の結びにも「緊張感はなかった。大関の方が緊張していたかも」。優勝を争う相手の心情も読み、作戦を成功させた。

前夜、付け人の錦富士と作戦を練ったという。「悩んだが『いけるんじゃないですか』と言われて思い切りいきました」。直前に単独トップだった照ノ富士に2敗目の土がついた。「照ノ富士関が負けたんで、もう1度単独首位に立たせてやろうと。それが実現できてよかった」と言った。

自身の勝ち越しもかかった一番だったが「自分の星どうこうより、援護射撃の気持ちが強かった。優勝してほしいですね。伊勢ケ浜軍団として援護できればと」。八角理事長が「いい度胸している」とほめた169センチ、120キロの小兵が大仕事をやってのけた。

朝乃山(左)は立ち合いで照強の変化について行けず足取りで敗れる(撮影・小沢裕)
朝乃山(左)は足取りで照強に敗れる(撮影・小沢裕)
照強(左)に足取りで敗れて座り込む朝乃山(撮影・鈴木正人)
懸賞金の束を手にする照強(撮影・鈴木正人)

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錦富士5勝で十両昇進確実、兄弟子照ノ富士に刺激

千代の海(右)を送り出しで破る錦富士(撮影・河田真司)

<大相撲7月場所>◇14日目◇1日◇東京・両国国技館

東幕下3枚目錦富士が5勝目を挙げ、来場所の新十両昇進を確実にした。十両千代の海の突き押しをタイミング良くいなして送り出した。

幕下上位だった昨年秋場所で左肘を負傷し、2場所連続の休場から再起した。「照ノ富士関も両膝のけがから復活した。『自分の相撲を取れ』と言われて、自信を持って臨めた」。幕内で単独トップに立つ兄弟子を刺激に、関取の座に近づいた。

錦富士(右)は送り出しで千代の海を破る(撮影・小沢裕)
千代の海(右)を送り出しで破る錦富士(撮影・鈴木正人)

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錦富士勝ち越し「当たって四つを意識」新十両射程圏

錦富士(左)は上手出し投げで常幸龍を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲7月場所>◇9日目◇27日◇東京・両国国技館

東幕下3枚目錦富士(24=伊勢ケ浜)が5番相撲で勝ち越しを決め、来場所の新十両昇進に前進した。三役経験を持つ西幕下4枚目常幸龍を上手出し投げで下して4勝1敗。少し押し込まれたが、右上手を取って相手を転がした。

兄弟子で現役時代は付け人を務めた、部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)の存在が励みだ。

「自分も膝のけがなど数々抱えてきて、安治川親方もけがと付き合いながら現役を全うした。勇気をもらっている」

この日も取組前に、4番相撲で初黒星を喫した相撲が後手に回っていたと指摘され「しっかり当たってから四つになることを意識した」と話す。

同期の十両翠富士と切磋琢磨(せっさたくま)して幕下上位まで番付を上げたが、昨年秋場所で左肘を負傷し、同年九州場所は全休するなど幕下下位まで番付を落としていた。

「靱帯(じんたい)が切れただけでなく、筋肉からはがれて手術しないと腕に力が入らなかったので休場した。(稽古では今でも)痛くて途中で抜けて、ということもある。いろんな方に声をかけていただいて、それが自分の支えになった」

近大を中退して入門から約4年。伊勢ケ浜部屋のホープが、関取の座を射程圏にとらえた。【佐藤礼征】

常幸龍(左)を上手出し投げで破る錦富士(撮影・河田真司)
常幸龍(右)を上手出し投げで破る錦富士(撮影・鈴木正人)

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安治川親方、親子揃って出身青森・深浦町から栄誉

安治川親方(元関脇安美錦)が出身地の青森・深浦町から受賞した特別功労褒賞の褒賞状

大相撲の元関脇安美錦の安治川親方(41)が、出身地の青森・深浦町から特別功労褒賞を贈られた。安治川親方は31日、「本当にうれしく思っております。入門した時から皆さんが町で応援してくれた。十両にあがってからもずっと。そのおかげで今があります」と喜びを口にした。

30日に深浦町の町民文化ホールで授賞式が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響を考慮して中止。褒賞状と記念品が送られてきたという。今回は、青森県相撲連盟会長を務めていた父の杉野森清克さんが「功労褒賞」を受賞するなど、親子そろっての栄誉となった。

青森県西部、日本海に面した深浦町の魅力について安治川親方は「夕日がものすごくきれい。海のおいしいものがあり、世界遺産の白神山地も近い。実家から歩いて5分くらいのところに『日本一の大イチョウ』がある」とPRした。

現在は、伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として、稽古場で後輩たちを指導している。日本相撲協会は5月の夏場所を中止としたが、7月の名古屋場所は東京・両国国技館での無観客開催を目指している。安治川親方は「幕下の錦富士は(関取まで)あと一息まできている。翠富士も十両に上がってまだこれから。鍛えてきたことが、次の場所で出せればいい。新しい芽がどんどん出てきてほしい」と期待した。【佐々木一郎】

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錦富士「狙ってた」幕下V、助言の元安美錦に恩返し

幕下優勝を決めた錦富士は笑顔で下がりを見せる

<大相撲春場所>◇13日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

青森県十和田市出身で東幕下49枚目の錦富士(23=伊勢ケ浜)が、西幕下22枚目の旭蒼天を送り出し、7戦全勝で幕下優勝を決めた。

関取昇進目前だった昨年秋場所に左肘筋断裂で途中休場して手術。リハビリなどの助言を受けてきた青森・深浦町出身で部屋付きの安治川親方(41=元関脇安美錦)への恩返しV。10月に予定されている同親方の引退相撲までに、関取に昇進することも誓った。福島市出身で東十両11枚目若元春(26)と西十両2枚目若隆景(25)は、師匠の荒汐親方(64=元小結大豊)が定年前最後の場所で、兄弟ダブル勝ち越しを届けた。

   ◇   ◇   ◇

錦富士が頭で鋭く当たると、左からのいなしで相手を土俵下に送り出した。「5番目を勝ったくらいから安治川親方にも『自信を持って優勝を狙って相撲をとっていい』と言われたので、1番1番を大事に狙っていました」と笑顔。東幕下3枚目だった昨年秋場所に左肘のケガを悪化させ、以降は治療とリハビリを重ねてきた。「これで最高位に近い位置まで行けると思うので頑張りたい」。ともに近大を中退して角界に入った同期の十両翠富士(23=伊勢ケ浜)の背中も追う。

昨年9月20日の手術後に寄り添ってくれたのが、現役時代に付け人を務めた安治川親方。両膝のケガで苦しんだ自身の経験をもとに、プールトレーニングや下半身強化法などの助言をくれた。「今場所は、験担ぎもしてくれたんです」。取り組み前日に必ず差し入れてくれている大阪が本店の「上等カレー」が必勝飯だ。「親方も『もう飽きたよ~』って言いながら一緒に食べてくれています」と感謝した。「今日は自分がカレーを作って、食べてもらいます」。カレー祝勝会をもてなすつもりだ。

10月4日には同親方の断髪式を含む引退相撲(両国国技館)が予定されている。「本当は現役中に(十両に)上がって恩返ししたかったけれど、そこには間に合わせたい。肘も順調に回復していますし、体を作りながら強くなりたい」。夏場所、名古屋場所も、華麗な素早い相撲を継続する。【鎌田直秀】

錦富士(左)が送り出しで旭蒼天を破り、幕下優勝を決めた(撮影・外山鉄司)
若元春(右)は木崎海を押し出しで破る(撮影・前岡正明)
寄り切りで若隆景が美ノ海を下した(撮影・外山鉄司)

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錦富士が幕下復活V、元安美錦がリハビリ寄り添い

幕下優勝を決めた錦富士(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇13日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

幕下優勝は錦富士(にしきふじ、23=伊勢ケ浜)7戦全勝。

旭蒼天を送り出し、左肘痛から復活した。東幕下3枚目の昨年秋場所に筋断裂で途中休場し手術。リハビリに寄り添ってくれたのは部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)だった。

10月には引退相撲も予定されているだけに「感謝していますし(そこまでに)強くなりたい」と意気込む。

◆東49枚目 本名・小笠原隆聖。青森県十和田市出身。16年秋場所初土俵。183センチ、141キロ。左四つ、寄り。

錦富士(右)は送り出しで旭蒼天を下し幕下優勝を決める(撮影・小沢裕)

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安美錦元付け人の錦富士勝ち越し十両昇進で恩返しを

錦富士(右)は上手出し投げで魁渡を下し勝ち越しを決める

<大相撲名古屋場所>◇10日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ

青森県十和田市出身の西幕下8枚目錦富士(22=伊勢ケ浜)が、5番相撲で東幕下15枚目魁渡(23=浅香山)を上手出し投げで下し、勝ち越しを決めた。

兄弟子の十両安美錦がこの日、現役引退を決断。「一緒に(十両)土俵入りをしたいと思っていたけど、自分の力不足でできなかった。早く関取に上がって恩返ししたい」。約3年間付け人を務めただけに、感謝の言葉が尽きない。「自分が緊張しているときも『お前は強いんだから大丈夫』と声をかけていただいた。十何年も関取を務めているけど、偉ぶらずに低姿勢。背中で示してくれた」。今後部屋を引っ張る力士として、安美錦も期待を寄せるホープは、新十両昇進へ着々と力をつけている。

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鶴竜が東横綱、貴景勝大関2場所目でかど番 新番付

貴景勝

日本相撲協会は24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

先場所と東西が入れ替わった横綱は、東が鶴竜(33=井筒)、西が白鵬(34=宮城野)となった。鶴竜は横綱在位32場所となり千代の山と並び史上10位(1位は白鵬の72場所)。昨年夏場所以来となる6回目の優勝を目指す。全休明けからの復帰を目指す白鵬は、43回目の優勝を目指す。

大関は東西の正位が豪栄道(33=境川)と高安(29=田子ノ浦)で変わらず。先場所、2度の途中休場があった、かど番の貴景勝(22=千賀ノ浦)は東の2枚目。大関2場所目でのかど番は、現行制度になった69年名古屋場所以降、昨年秋場所の栃ノ心以来、9人目。過去8人中、負け越して大関から陥落したのは武双山だけ。ケガの回復具合が気になるだけに、大関を維持できるか注目だ。西の2枚目は05年春場所の栃東以来の大関復帰となった栃ノ心(31=春日野)。昭和以降の大関復帰は9人(10度)目となった。

関脇は東に昨年九州場所以来、4場所ぶりに復帰した御嶽海(26=出羽海)。15場所連続三役在位は昭和以降、単独2位(1位は若の里の19場所連続)。西の玉鷲(34=片男波)も2場所ぶりの関脇復帰(三役としても2場所ぶり)となった。

東西の小結は、いずれも新三役でフレッシュな顔ぶれとなった。東の阿炎(25=錣山)は錣山部屋からは現師匠の部屋創設後、11年九州場所の豊真将以来、2人目。埼玉県からは若葉山、若秩父、今年春場所の北勝富士(八角)に続き、戦後4人目の新小結誕生となった。西の竜電(28=高田川)は、現師匠の部屋創設後としては初の新小結。山梨県からは富士錦、富士桜以来、戦後3人目。初土俵から所要79場所の新三役は史上10位のスロー昇進(1位は玉龍の107場所)。関取経験者が序ノ口陥落後に新三役を果たしたのは、史上初の快挙だ。なお、同じ場所で新三役が2人誕生したのは、16年夏場所の琴勇輝、魁聖以来となる。

名古屋場所は、7月5日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。7日の初日を迎える。

横綱鶴竜

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錦富士、野上との青森対決を制し下半身成長を実感

野上(手前)をはたき込みで破る錦富士

<大相撲初場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

青森県十和田市出身の西幕下13枚目錦富士(22=伊勢ケ浜)が、青森県五所川原市出身の東幕下13枚目野上(28=尾車)との「青森対決」を制し、3勝1敗と星を伸ばした。

「四つになったら強い相手なので」と、まわしを奪いにきた相手を突き放した。その後は圧力のある相手に押し込まれたが、左に逃れてはたき込んだ。先場所に比べ「下半身に(力が)ついたかな」と成長を実感。自己最高位での勝ち越しに向け「全力で集中してやれている。前に出ることだけを意識したい」と、言葉に力を込めた。

野上(左)をはたき込みで破る錦富士(撮影・河田真司)

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三段目の優勝は東洋大同期生対決、村田vs若隆景

<大相撲夏場所>◇13日目◇26日◇東京・両国国技館

 三段目の優勝争いは、7戦全勝で並んだ東洋大同期生による、千秋楽の優勝決定戦に持ち込まれた。

 東洋大を今年3月に卒業し、大学時代の実績から、ともに3月の春場所は三段目最下位(100枚目)格付け出しでデビューした、東39枚目の村田(22=高砂)と、西63枚目の若隆景(22=荒汐)の2人。昨年度は大学で村田が主将、若隆景が副主将を務めた、良きライバルだ。

 先に相撲を取り、錦富士(20=伊勢ケ浜)を破り7勝目を挙げた若隆景は「同じ学生相撲出身の同期生でも、特にあいつには負けたくない気持ちが強い」と村田をライバル視。先場所もプロの土俵で初めて対戦し敗れたが、高校時代から通算して5戦全敗(不戦敗1含む)。最高の舞台でリベンジを果たしたいところだ。

 一方の村田は、全勝対決で栃清龍(30=春日野)を送り出して無傷を守った。こちらは元主将らしく? 「先場所に続いて(若隆景)とやれる。大波(若隆景の本名)だからといって意識せず1人の敵と思ってやります」と若隆景ほどの意識はない様子。千秋楽十両の取組後の優勝決定戦で、超満員のファンが見守るが「初めての経験なので楽しみ」と笑みを浮かべる余裕もあった。

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