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振分親方が東関部屋継承へ、30日承認なら新師匠に

振分親方(2018年3月28日撮影)

元小結高見盛の振分親方(43)が東関部屋を継承する見通しであることが29日、分かった。30日の日本相撲協会理事会で承認されれば、名跡を「東関」に変更して新師匠になる。

元幕内潮丸の先代師匠は昨年12月13日に血管肉腫のために41歳で死去。師匠不在となり、当面は同じ高砂一門の「八角部屋預かり」となっていた。他の部屋への移籍や、一門内からの新師匠の抜てきなども案として浮上した。だが東京・柴又に部屋を新設してから約2年しかたっていないこともあり、東関部屋関係者は存続の道を探っていた。

振分親方は、先代が入院していることが多かった昨年、師匠代理として稽古場で指導。師匠会にも代理として出席するなど、継承するには最適の立場だった。慎重な性格もあって悩み抜いたが、周囲のサポートもあり、育った部屋の存続を優先。初場所中の高砂一門会でも、振分親方が継承することで話がまとまった。錦戸親方(元関脇水戸泉)は「どうなるか決まった。(発表は)場所後になる」と話していた。力士は環境を変えることなく、新生東関部屋として春場所を迎えることになる。

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師匠不在の東関部屋「決まった」発表は初場所後

2019年12月、東関親方死去に伴い部屋で報道対応する振分親方

高砂一門は20日、都内で一門会を開き、初場所後に開催される日本相撲協会の役員候補選挙で現職理事の八角親方(元横綱北勝海)を擁立することを決めた。副理事候補には若松親方(元前頭朝乃若)を立てる。

昨年12月の前東関親方(元前頭潮丸)の死去により、師匠が不在となっている東関部屋について錦戸親方(元関脇水戸泉)は「どうなるか決まった。(発表は)場所後になる」と話した。現在東関部屋の力士らは、八角部屋の一時預かりとなっている。

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元朝青龍関「先生、さようなら」床寿さん通夜に参列

4月30日に亡くなった大相撲の元特等床山、床寿の日向端隆寿さんの通夜を訪れた後、記者に思い出を語る元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん(撮影・狩俣裕三)

4月30日に肺炎のため75歳で死去した元特等床山、床寿の日向端隆寿(ひなはた・たかじゅ)さんの通夜が5日、東京・江戸川区内の葬儀所で営まれた。

入門から約半世紀にわたり、角界を裏方として支えてきた。大銀杏(おおいちょう)を結う速さ、出来栄えの美しさなどから「伝説の床山」とさえ言われた。所属した高砂部屋の富士桜、高見山、朝潮、小錦らを手がけたほか、高い技術で部屋の枠を超え、同じ高砂一門の横綱千代の富士、横綱曙らの大銀杏(おおいちょう)も結った。

通夜には、その高砂一門で日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、高砂親方(元大関朝潮)、九重親方(元大関千代大海)、錦戸親方(元関脇水戸泉)、振分親方(元関脇高見盛)ら親方衆はじめ、一門の枠を超えた現役の床山ら関係者が多数、参列した。

その中の1人が、日向端さんを「日本のお父さん」と慕っていた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏だ。遺族の意向で「指名焼香」し、親族が終わった後、一般参列者の中でいの一番に焼香した。

最後まで遺族に付き添ったダグワドルジ氏は「まさかこんなに早いとは思ってなく突然のニュースでした。最後のひと言は『床寿先生、さようなら』。もう少し生きてほしかった」と惜しんだ。「お相撲さんと違って床山さんは、侍たちのヘアスタイル(を手がける)」とし、一番印象に残っている言葉に「力士の顔と体つきに合わせて大銀杏を結うんだ、ということを言っていた」と述懐した。

「癖のある自分を直すために、いろいろ言ってくれた。平成の元で出会った2人が令和で別れた」。物静かな穏やかな口調で、恩人の死を悼んだ。6日午後1時から同所(セレモ江戸川ホール=東京都江戸川区谷河内1の1の16)で葬儀が営まれる。喪主は日向端育子さん。

4月30日に亡くなった大相撲の元特等床山、床寿の日向端隆寿さんの通夜を訪れた後、記者に思い出を語る元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん(撮影・狩俣裕三)
4月30日に亡くなった大相撲の元特等床山、床寿の日向端隆寿さんの祭壇(撮影・狩俣裕三)

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新十両の極芯道が感謝、鶴竜に師事し「姿勢学んだ」

十両昇進が決まり会見で笑顔を見せる極芯道(撮影・小沢裕)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)の番付編成会議を開き、十両昇進力士3人を決めた。新十両は極芯道(22=錦戸)と友風(23=尾車)で再十両は関脇経験のある豊ノ島(35=時津風)だった。

極芯道は、この日正午から両国国技館内で、師匠の錦戸親方(56=元関脇水戸泉)同席の元、記者会見に臨んだ。東幕下5枚目で臨んだ秋場所は、7戦全勝の優勝で、文句なしの昇進を決めた。決定後、兵庫・尼崎市の実家に電話で報告。「やっと上がったから、これで親孝行できるよ」と伝えたところ「『そんなのいらないから、どんどんいい相撲を取りなさい』と言われました」と会見場の笑いを誘った。

東幕下2枚目で臨んだ先場所は、7番相撲で敗れ3勝4敗で負け越し。勝てば新十両だった一番を落とし「悔しかった」と振り返り、今場所前は「しっかり稽古したので自信はあった」と言う。

2年前の九州場所から、横綱鶴竜(33=井筒)の付け人を務めた。それが成長の一因となったのは自他ともに認めるところで「勝っても負けても表情が変わらない横綱から、相撲に対する姿勢を学んだ」と感謝した。その鶴竜に「おかげさまで優勝できました」と秋場所で報告すると「これでやっと付け人を卒業できるな」と、ねぎらいの言葉をかけられた。平幕の阿炎(錣山)もやはり鶴竜の付け人を務めて出世。2度目の対戦となった7月の名古屋場所で金星を挙げた。「自分も恩返しできるのは土俵上しかない。『これぐらい強くなった』と認められたいです」と、幕内での対戦を夢見るように話した。また同世代の貴景勝(貴乃花)や阿武咲(阿武松)にも「早く番付で追いついて対戦したい。巡業(の移動バス)でも自分は補助席で(関取の2人は)普通席。早く追いついて同じ土俵に上がりたい」とライバル心を燃やしていた。

十両昇進が決まり師匠の錦戸親方(右)とがっちり握手する極芯道(撮影・小沢裕)

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元水戸泉の錦戸親方、初幕内後半戦の審判長務め緊張

<大相撲夏場所>◇5日目◇17日◇両国国技館

 3月の職務変更に伴い、審判部の副部長に就任した元関脇水戸泉の錦戸親方(55)が、初めて幕内後半戦の審判長として、正面土俵下から目を光らせた。

 やや緊張の面持ち? のようだったが、結びの一番を含め20番を見守り審判部に戻ると、ホッとひと息ついた様子。初日は十両、3日目は幕内前半戦で、それぞれ審判長を務めたが、やはり華のある幕内後半戦のそれとは違うようで「怖かったですよ、(力士が)落ちてこないかね」とドキドキ感を味わう一方で、熱戦続きの取組に「みんな、いい相撲を取ってました。楽しかったですよ」と、いい緊張感の中で任務を果たした充実感に包まれていた。

 目いっぱいの塩まきと、平幕優勝も果たした人気力士として現役時代は活躍した錦戸親方。もちろん、観戦者として“楽しんだ”わけではなく、各取組も的確に分析。結びの一番は「鶴竜は(前日の負けの)尾を引いてなく、いい相撲でした。阿炎の方が気負ってました」と横綱初挑戦だった若武者の表情から心情を読み取った。大関とりのかかる関脇栃ノ心の表情も「仕切っている時は緊張していました」と察したが、相撲については「相手によって考えて相撲を変えられる。相撲に迷いがないのが、いちばん良いところ」と的確に分析していた。

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貴親方へ厳しい言葉、期待も/年寄会出席親方衆語る

会場入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

<「臨時年寄総会」出席各一門代表のコメント>

 ◆高田川親方(元関脇安芸乃島) 一門の中には、貴乃花親方の言動、行動は本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった。契約解除までは、という声もあった。その中間もあった。処分は理事会に一任したい。だが、名前も実績もある方だし、今後どのような行動をとっていくか、が一番の問題と思う。

 ◆入間川親方(元関脇栃司) テレビに無断で出演したり、貴乃花親方の言動、行動は協会と結んだ契約にかなりの部分で触れていたが「間違っていた。申し訳ない。適切でなかった」と言ってもらった。

 ◆錦戸親方(元関脇水戸泉) 場所前の告発など、なぜこのようなことになったのか? 告発の撤回は本当なのかなど、その真意を深く知りたかった。真摯(しんし)に答えていただいた。反省して「もうこのようなことをしない」と言っていただいた。あとは理事会に一任したい。

 ◆玉垣親方(元小結智乃花) 協会一丸となって公益財団法人となったのに、貴乃花親方の発信する意見を聞けなかった。協会と対立しているような空気は本当か? それを総会で聞けた。「反省している」との返事を聞けた。一から出直してほしい。理事会のいかなる処分も厳粛に受け止めてほしい。

 ◆伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨) 最初にまず貴乃花親方の声を聞きたかった。これからは協会と一丸となって頑張ってほしい。処分については理事会にお任せします。

会見する高田川親方(撮影・岡本肇)
会見する入間川親方(撮影・岡本肇)
年寄総会で会見する錦戸親方(撮影・岡本肇)
会見する玉垣親方(撮影・岡本肇)
会見する伊勢ノ海親方(撮影・岡本肇)

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降格の貴親方に怒号、謝罪繰り返すも「ぬかにくぎ」

会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。この日の理事会では新体制での職務が決まり、貴乃花親方は役員待遇委員から1階級降格の委員となり、審判部・指導普及部に配属された。

 春場所が行われた会場の一室で、貴乃花親方は100人近い親方衆と対面した。役員以外の親方衆で構成される年寄会の会長を務める錦戸親方(元関脇水戸泉)が仕切る中、各一門の代表者から質問を受けた。約30分の中断を挟んで約2時間、謝罪を繰り返した。怒声が飛んでも、年下の親方から苦言を呈されても頭を下げた。

 弟子の貴公俊の暴行が明らかになると、それまでの協会への対立姿勢を一転させた。その真意を問われたが、すべての親方を納得させるには至らなかった。ある親方は「具体的なことは何も話さず『すみません』と『心を入れ替えてやります』の繰り返し」と明かした。「ぬかにくぎだ」と、あきれ気味に帰途に就いた別の親方もいた。

 この日に先立ち、各一門で話し合いが持たれ、二所ノ関一門の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった」と明かした。不信は根深く、誓約書を書かせるべきだとの意見もあったという。錦戸親方は「物足りないと言う親方もいた。これだけの大騒ぎになったし、今後のことが大事」と見守る構えを示した。年寄会として意見を集約した上で、理事会に処分を委ねることに決めた。

 年寄総会後、貴乃花親方は「これまでの私の行動によって、協会の皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことをおわびしました」と話した。告発状については「本日取り下げました。年寄会の皆さんにも報告しました」と明かした。一方、一連の言動について「考えが間違っていたということか」と問われると「いや、まずこれから微力ながら協会の一員としてやっていかなければならないという気持ちで、私の監督責任を全うしていかなければならない」と明確な回答は避けた。

 ある役員は「結局、本人は『間違っていた』とは認めていない」と指摘した。今日29日の理事会では、さらなる「降格」や、弟子の指導など一切の活動を禁じる「業務停止」の厳しい処分が決まる可能性もある。この日の答弁内容を含め、役員が判断する。

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)
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貴乃花親方「貴公俊のこと思い」心境変化/一問一答

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 日本相撲協会の臨時年寄総会は28日、大阪市内で行われ、貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆を前に全面的に謝罪した。

 時間制限を設けず、理事会中の一時中断を除いて合計で約2時間行われた臨時年寄総会は、役員以外の親方衆で構成される年寄会からの要望で実現したもの。元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降の言動について、貴乃花親方に説明を求めた。

 以下は年寄総会後の会見での一問一答。

-年寄総会でどんな話をしたのか

 貴乃花親方(以下親方) これまでの私の行動によって協会の皆さんに多大な迷惑をおかけしたことをおわびしました。

-いろいろな質問が出たようだが、具体的にはどういう話を

 親方 それぞれにおいてご迷惑をおかけした、ということです。

-なぜそういう思いに

 親方 やはり(付け人に暴力をふるった)貴公俊のことを思いまして、監督責任は十分に私にあると思いましたので、まず私の行動から襟を正していかないといけないと思いました。

-親方衆からどんな意見があったのか

 親方 今後は微力ながら、協会の方と(親方の)みなさんと力を合わせて精進していかないといけないと、そういうお声をたくさんいただきました。

-「一兵卒として」「ゼロから」と言っているが

 親方 告発状を出しまして、本日取り下げ状を(弁護士を通じて)内閣府に提出いたしました。

-親方自身もまた1からスタートということか

 親方 はい。ゼロからやってまいります。

-錦戸親方は「今後の行動を見て」と言っていた

 親方 与えられた職責をまっとうできるように努力いたします。

-明日(29日)の理事会で処分が決まる

 親方 理事会の処分を厳粛に受け止めます。

-貴乃花一門は「契約解除だけはしないでほしい」と書面を提出したようだが

 親方 あらためて深く反省している気持ちを伝えたい思いでいっぱいです。

-今後の行動は

 親方 錦戸親方の言うように「これからの私の行動いかん」ということは存分にあると思いますので、精進いたします。

-元横綱日馬富士関の事件については親方は被害者の師匠。「間違っていない」という人は多いと思うが

 親方 真実を追求しようという気持ちが強くかたくなな姿勢をとってしまった。協会に対して多大な迷惑をおかけしたという思いです。

-契約解除の声もあった

 親方真摯(しんし)に受け止め、なすべきこと、やるべきことをやる気持ちです。

-正しいと思って告発したと思うが、自分の考えが間違っていたということか

 親方 いや、まずこれから微力ながら協会の一員としてやっていかなければならないという気持ちで、私の監督責任を全うしていかなければならないと、そういう思いです。

-相撲ファンに対して一言

 親方 一連の行動でご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今後は職責をまっとうして、精進してまいります。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)
会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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花形の審判部一新、元益荒雄の阿武松親方が部長に

阿武松親方(元関脇益荒雄)(2018年2月2日撮影)

 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で理事会を開き、新体制での職務を決めた。

 「花形」ともいわれる審判部は、顔ぶれが一新。新理事の阿武松親方(元関脇益荒雄)が、審判部長に抜てきされた。副部長は、副理事の藤島親方(元大関武双山)、役員待遇委員の錦戸親方(元関脇水戸泉)と高田川親方(元関脇安芸乃島)が務める。

 その他の審判部の親方は、以下の通り。

 貴乃花(元横綱)、中川(元幕内旭里)、湊(元幕内湊富士)、玉ノ井(元大関栃東)、大鳴戸(元大関出島)、九重(元大関千代大海)、片男波(元関脇玉春日)、浅香山(元大関魁皇)、時津風(元幕内時津海)、東関(元幕内潮丸)、立川(元関脇土佐ノ海)、田子ノ浦(元幕内隆の鶴)、浦風(元幕内敷島)、竹縄(元関脇栃乃洋)、二子山(元大関雅山)、振分(元小結高見盛)、放駒(元関脇玉乃島)、千田川(元小結闘牙)、友綱(元関脇旭天鵬)、西岩(元関脇若の里)

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貴親方に契約解除要求か「過激な人もいる」年寄総会

貴乃花親方(18年3月23日撮影)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、時間無制限で親方衆から質問を受ける日本相撲協会の臨時年寄総会が今日28日、大阪市内で行われる。貴乃花親方は、元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降、協会執行部と対立。協会発表と異なる証言や春場所初日からの欠勤、内閣府への告発状の提出など一連の行動への説明を求めた、役員以外の親方衆で構成する年寄会の要望で実現する。協会関係者によると、一部親方から「解雇」に相当する「契約解除」を含めた厳罰要求が出る見通しという。

 貴乃花親方との質疑応答後に処分案が出た場合、約80人からなる年寄会として決議する方針。八角理事長(元横綱北勝海)ら執行部は年寄会の総意を重視する意向で、処分を協議する29日の理事会に影響を与えそうだ。年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)はこの日「過激な人もいるので、私と他の5つの一門の代表者が中立な立場で、まずは代表質問する」と、自ら司会役を務め、冷静に話し合いを進める意向を語った。

 年寄会は不定期で会合を開いて意見を集約する。今回は八角理事長らと協議し、全親方対象の年寄総会に拡大して実施。錦戸親方は「貴乃花親方に不信感を持っている人は多い。代表質問だけでは終わらないと思う」と、長期戦も予想していた。

錦戸親方(元関脇・水戸泉)(10年8月2日撮影)

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貴親方出席の年寄会、錦戸親方「時間かかっても」

会場入りする貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 役員以外の親方衆で構成する年寄会が求めていた貴乃花親方との話し合いの場は、時間無制限で行われることになった。

 昨年末からの貴乃花親方の言動を問う臨時年寄総会(28日)について年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「時間がかかっても大事なこと。中途半端にならないようにやりたい」と説明。開始1時間後に理事会が始まるため役員は途中退席するが、必要な場合は議論は続ける見込み。貴乃花親方も出席を明言している。

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何年後になるか「劇薬」がもたらした効果/記者の目

貴輝鳳の取組を生観戦し役員室に戻る貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が23日、内閣府公益認定等委員会に提出していた告発状を、取り下げる意向を示した。春場所13日目を行った会場のエディオンアリーナ大阪で明らかにした。告発状は、元横綱日馬富士関による弟子の十両貴ノ岩への暴行事件に関連して、日本相撲協会の対応を問題視し、今月9日に提出したもの。だが18日に弟子の貴公俊(たかよしとし)が付け人に暴行して以降、謝罪に次ぐ謝罪。自身を「一兵卒」と表現し、出直しを誓った。

      ◇       ◇

 もしも貴乃花親方がいなかったら-。内閣府への告発も、もちろん取り下げもなかった。この間、内閣府の動きが表面化することもなく、まさに貴乃花親方の独り相撲といえる。告発状の提出が春場所初日の2日前で、この日は同13日目。土俵の熱戦に水を差し、錦戸親方は「盛り上がっているのは土俵外ばかり」と嘆いた。暴力問題再発防止を掲げた2月の研修会を貴乃花親方は欠席し、その結果、弟子が暴力問題を起こした監督責任は重い。

 そもそも貴乃花親方がいなければ、元日馬富士関が書類送検されるどころか、暴行が表面化することもなかったかもしれない。そうなれば研修会も開かれず、貴公俊の暴力問題発生と同日に発表された、峰崎部屋の暴力問題が発覚することもなかっただろう。ここ5カ月ほど続く相撲界の危機感は生まれず、暴力根絶の雰囲気も生まれなかったはず。手法には賛否両論あるが、貴乃花親方という「劇薬」がもたらした約5カ月の効果が出るのは数年後かもしれない。【高田文太】

貴乃花部屋を巡る問題の経過

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貴乃花親方、態度一変し「貴公俊に寛大な処分」願う

貴輝鳳の取組を生観戦する貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が23日、内閣府公益認定等委員会に提出していた告発状を、取り下げる意向を示した。春場所13日目を行った会場のエディオンアリーナ大阪で明らかにした。告発状は、元横綱日馬富士関による弟子の十両貴ノ岩への暴行事件に関連して、日本相撲協会の対応を問題視し、今月9日に提出したもの。だが18日に弟子の貴公俊(たかよしとし)が付け人に暴行して以降、謝罪に次ぐ謝罪。自身を「一兵卒」と表現し、出直しを誓った。

 会場入りした貴乃花親方は、観客に配慮し、薄暗い関係者用階段の踊り場で取材に応じた。声も暗いトーンで、内閣府への告発状について語った。

 貴乃花親方 取り下げるという言葉を使っていいのか分かりませんが、すべてをゼロにします。私の意思です。一兵卒として出直して精進します。一兵卒として微力ながら、協会のために皆さんと話をして、努力していきたいと思います。

 昨年の秋巡業で元日馬富士関による暴行事件が起きて以降、日本相撲協会執行部との対決姿勢を打ち出していたが、事実上、和睦を申し出る格好となった。

 理事を解任された件や、暴行事件の調査について今月9日、内閣府に告発状を提出。立ち入り捜査や適切な是正措置を求めた。だが18日に弟子の貴公俊が、支度部屋で付け人を数発殴る問題を起こしたことで、態度がガラッと変わった。

 現在は役員待遇委員で、役員室に勤務する必要がありながら、春場所序盤は欠勤が目立った。それが最近は5時間余り滞在。会場内ではファンにも快く対応する優等生に変身した。弟子の暴行については「師匠の私に責任があると思う。貴公俊はまだ20歳。将来があるので、ぜひとも寛大な処置をお願いしたい」と話し、八角理事長(元横綱北勝海)にその旨を申し入れる考えを示した。

 また、告発状提出の代理人弁護士を務めるTMI総合法律事務所の富岡潤弁護士は現状について「(貴乃花親方から)取り下げてほしいという要請をされているわけではない」としつつ「相談しながら、やりたいことをサポートしていきたい」とした。

 貴乃花親方は、役員以外の親方衆で構成する年寄会から、元日馬富士関の暴行事件以降の言動に疑問があるとして、28日の会合への出席を求められている。この日、年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)から直接、文書で要請された。貴乃花親方は「出席します」と明言。協会執行部との言い分が食い違うため、役員の出席も求め、全親方衆を対象とする臨時の年寄総会となる見込み。「いろんな質問が出てくると思うのでお答えする。(どんな質問も)答えます」と断言。多くの親方衆との討論会から、一兵卒として出直す。

会場入りする貴乃花親方(撮影・鈴木正人)
最近の不祥事をめぐる人間関係

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年寄会会長「不信感持つ人多い」貴親方出席明言せず

ファンと握手する貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 貴乃花親方(45=元横綱)は22日、役員以外の親方衆による年寄会から求められている会合への出席について明言を避けた。役員室で5時間余り勤務した後、報道陣に対応。28日に行う会合への出席を求め、年寄会が前日21日に嘆願書を提出すると決めたことについて「まだ(文書が)手元にないので、何ともお答えしようがないです」と話すにとどめた。

 貴乃花親方を巡っては、昨秋の元横綱日馬富士関による暴行事件に端を発し、さまざまな問題が起きた。協会の許可なく放送されたテレビ番組では、協会発表と異なる主張を展開。内閣府へ告発状を提出し、役員待遇委員ながら本場所序盤を欠勤するなどの問題も重なった。年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「(貴乃花親方に)不信感を持っている人は多い」と指摘。嘆願書は千秋楽までに完成させる予定で、貴乃花親方も「正式に要請があれば」と出席の可能性もうかがわせた。

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貴乃花親方のテレビ発言に真偽問う「正しい情報を」

日本相撲協会・八角理事長(2017年12月20日撮影)

 日本相撲協会の役員以外の親方で構成する年寄会は16日、東京・両国国技館で臨時の会合を開いた。全親方衆が対象の研修会後、場所を移して実施。元横綱日馬富士関の暴行事件で、被害に遭った貴ノ岩の師匠の貴乃花親方が、今月出演したテレビ番組で、協会の発表と異なる証言をしていることについて、真偽を問いたいという声が多くの親方衆から出た。

 会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「処分などを求めるわけではなく、説明を受けていないので正しい情報を教えてほしいという意見」と説明。八角理事長(元横綱北勝海)ら協会執行部に報告した。

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闘牙は信号無視の歩行者はねる/主な力士の車両事故

記者を見る大砂嵐(撮影・鈴木正人)

 大相撲の西十両8枚目の大砂嵐(25=大嶽)が、夫人と同乗した乗用車で、今月3日に長野県内で追突事故を起こしていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。大砂嵐は無免許運転だった疑いがあり、長野県警は道交法違反の疑いで捜査している。一方で大砂嵐は日本相撲協会の聴取に対して無免許運転を否定し、運転していたのは夫人と主張。事態が発覚するまで、日本相撲協会や師匠の大嶽親方(元十両大竜)への報告はなかった。大砂嵐は今日9日目から初場所を休場することが発表された。

<主な力士の車両事故>

 ▼水戸泉 1985年5月、東前頭2枚目の水戸泉(現錦戸親方)がレンタカーを運転中に追突事故。本人や同乗者がケガを負い、師匠の高砂親方(元横綱朝潮)から厳重注意された。

 ▼安芸乃島 1999年1月、乗用車でオートバイと衝突。相手が右膝に2週間のけがを負った。

 ▼闘牙 2000年12月、西前頭8枚目の闘牙(現千田川親方)が大阪市で乗用車を運転中、赤信号を無視した歩行者をはねる死亡事故を起こした。01年初場所は出場辞退、3カ月間の減俸20%とした。

 ▼旭天鵬 2007年4月、東前頭8枚目の旭天鵬(現友綱親方)が信号待ちの車に追突する事故を起こし、相手の運転手が軽傷を負った。夏場所の出場停止と減俸処分とした。

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幕下水戸龍、師匠助言で取り口イメージし白星先行

<大相撲夏場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館

 幕下15枚目格付け出しでモンゴル出身のトゥルボルド改め水戸龍(23=錦戸)が初めて、白星を先行させた。

 黒星デビューで今場所後の新十両昇進の可能性は消えたが、前日4日目の2番相撲でプロ初勝利。そしてこの日は、東幕下16枚目の栃丸(24=春日野)を、左のかち上げから右を差すと一気の寄りで2勝目を手にした。

 プロの土俵にも徐々に慣れてきた。2番相撲までは「頭の中が真っ白で、ただ相撲を取っていただけ」の状態だったが「今日は考えて行った。『この相撲を取る』と(事前に)想像して決めて行った」とイメージを頭にたたき込んでの土俵だった。

 「『こうやって取るんだ』と、決めていなかったら迷って勝てないぞ」と師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)にアドバイスされて臨んだ一番。7年前にモンゴルから鳥取城北高に相撲留学するため、同じ飛行機で来日した大関照ノ富士(伊勢ケ浜)、前頭逸ノ城(湊)からも、場所で会うたびに勝敗の結果を聞かれ、次の対戦相手の取り口を伝授されるなど、気に懸けられている。周囲の期待に応えるためにも「まだまだ勝負はこれから。まずは勝ち越しを」と、残り2勝とした勝ち越しを目指す。

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学生横綱トゥルボルドのしこ名が「水戸龍」に

錦戸親方(元関脇水戸泉、右)の指示を聞くトゥルボルドは、しこ名が水戸龍に決まった

 幕下15枚目格付け出しでデビューする昨年の学生横綱のトゥルボルド(錦戸)は、しこ名が「水戸龍」に決まった。

 モンゴル出身の逸材は「いい名前。しこ名が付いて、うれしかった」と喜んだ。史上初の1場所十両昇進もありえるが、錦戸親方(元関脇水戸泉)は「自分の相撲をつくってもらいたい」と話した。

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夏場所デビューのトゥルボルド、しこ名「水戸龍」に

錦戸親方(元関脇水戸泉、右)の指示を聞くトゥルボルドは、しこ名が水戸龍に決まった

 大相撲夏場所(14日初日、両国国技館)で、幕下15枚目格付け出しデビューを果たすバーサンスレン・トゥルボルド(22=錦戸)のしこ名が「水戸龍」に決まった。師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)が2日、明らかにした。

 同親方は「力が出るように、姓名判断の専門家に上の名も下の名も見てもらった。高砂一門には代々強い(力士の)しこ名がありますが、まずはこの名前を強くしていってもらいたい」と説明。泉富士も候補に挙がったが、下の名を含めて「水戸龍聖之(みとりゅう・たかゆき)」とした。

 モンゴル出身で、日大時代に学生横綱に就いた逸材は「しこ名がついてうれしかった。名前に力があるらしいです」と喜んだ。すでに幕内相当の実力があると見込まれるが、現在はアマチュア時代の受ける取り口から、プロ仕様の攻める相撲に意識改革中。「大学時代とは真逆。大学の時はまず受けて、相手がしんどくなったら攻める。プロは自分から攻めないと。難しいっすね」と話した。

 幕下15枚目格で全勝優勝すれば、所要1場所で新十両に昇進する可能性もある。しかし、錦戸親方は「優勝は考えていない。負けてもいいから、自分の相撲をつくってもらいたい」と慎重に話した。まずは、同じ高砂一門の隠岐の海(八角)の付け人を務め、角界の勉強もしながら、上位を目指していく。

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学生横綱の日大トゥルボルド、錦戸部屋へ入門

トゥルボルド

 大相撲の錦戸親方(元関脇水戸泉)は26日、昨年の全国学生選手権個人を制したモンゴル出身のバーサンスレン・トゥルボルド(日大)が錦戸部屋に入門することを明らかにした。3月の春場所前の新弟子検査を受ける予定。トゥルボルドは学生横綱になったことで、幕下15枚目格付け出し資格を得ている。

 また日本相撲協会は26日の理事会で、荒汐部屋に入門する大波渥と高砂部屋に入る村田亮(ともに東洋大)の三段目最下位格付け出し資格を承認した。大波は昨年の全国学生選手権個人で準優勝、村田は同選手権個人で3位になった。

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