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御嶽海「海行きたい」も若手リーダーの自覚十分

一夜明け会で地元紙を手に笑顔の御嶽海(撮影・岡本肇)


 大相撲名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海(25=出羽海)が千秋楽から一夜明けた23日、犬山市内の同部屋で会見を行った。

 秋場所(9月9日初日、両国国技館)は大関とりがかかる。「(来場所のことは)まるっきり考えてない。今は頭から相撲を外して、ゆっくりしたい」と言い、今1番したいことを問われると「海に行きたいですね。海外の静かな海がいい」と笑顔を見せた。

 ただ大関を狙う優勝力士としての自覚は十分だ。自分を筆頭に豊山、朝乃山も敢闘賞を手にし、貴景勝、阿武咲も2ケタ勝利。「世代交代」を印象づけた場所を振り返り「来場所から、と思う。若手の中でもしっかり引っ張っていきたい」とリーダーとしての自負を強調。千秋楽の表彰式前、優勝力士として普段は東の横綱の指定席である東支度部屋奥で髪を結ってもらった。「いい席だなと思った。また座ると思います」と2度目の優勝、将来の横綱昇進への意欲ものぞかせた。

 今場所は白鵬、鶴竜、稀勢の里の3横綱、新大関だった栃ノ心が休場し、対戦がなかった。秋場所ではその上位陣とぶつかる。「全然通用すると思います」と、強気に言い放っていた。

鳥居の前で羽を伸ばす御嶽海(撮影・岡本肇)
優勝した写真を手に笑顔で一夜明け会見に臨む御嶽海(撮影・岡本肇)

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阿武咲10勝目、張り手食らい「ちょっとイラッと」

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇22日◇ドルフィンズアリーナ


 三役経験者で西前頭11枚目阿武咲(22=阿武松)が、再入幕場所を10勝目で締めくくった。9勝同士の妙義龍を寄り切った。「張り手を食らって、ちょっとイラッと…。ボーッとしたけど、このまま負けたら格好悪いと思った」と1度は土俵際に押し込まれたが、押し返した。

 御嶽海が優勝し、豊山が12勝、朝乃山が11勝、貴景勝も10勝。若手の活躍が目立った場所を振り返り「次の世代といわれる中で、自分が先頭を切って引っ張るつもりでいきたい。だからこそ誰よりも稽古しないとダメ。足りない点は明確に見えているので、それは強みと思っています」。番付が上がる秋場所へ、早くも闘志を燃やしていた。

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栃ノ心が新大関に、豪栄道と高安はかど番 新番付

大関昇進伝達式を終えた栃ノ心(中央)はジョージア国旗を掲げ笑顔を見せる(2018年5月30日撮影)


 日本相撲協会は25日、大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 上位陣の顔ぶれに、新大関として西の2番目に栃ノ心(30=春日野)が加わった。新大関は、ちょうど1年前の高安(28=田子ノ浦)以来、平成以降では25人目で、春日野部屋からは62年名古屋場所で同時昇進した栃光、栃ノ海以来となる。ジョージア出身の大関は初めてで、外国出身では15年名古屋場所の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)以来、11人目。スロー昇進として、新入幕から所要60場所は史上1位タイ、初土俵から所要73場所は史上10位タイ。また30歳7カ月での新大関は4位の高齢昇進となった。

 横綱は夏場所と同じ序列で、東→西→東の順で3場所連続優勝を目指す鶴竜(32=井筒)、今年初となる41回目の優勝を狙う白鵬(33=宮城野)、新横綱翌場所から7場所連続で休場が続く稀勢の里(31=田子ノ浦)となった。

 東西の両大関は、ともにかど番で迎える。東の豪栄道(32=境川)は5場所ぶり7度目、西の高安は4場所ぶり2度目。ともに負け越せば大関陥落となる。

 三役陣は、関脇が2場所連続(三役は3場所連続)の逸ノ城(25=湊)と2場所ぶり復帰(三役は9場所連続)の御嶽海(25=出羽海)。小結は5場所ぶり(三役は3場所ぶり)復帰の玉鷲(33=片男波)と、26場所ぶりとなる松鳳山(34=二所ノ関)。昭和以降、7位のスロー三役復帰となる。

 平幕上位(5枚目まで)は東が正代、勢、阿炎、魁聖、大翔丸。西は琴奨菊、千代の国、貴景勝、輝、嘉風で、夏場所で新三役の小結ながらケガで途中休場(その後、再出場)の遠藤(27=追手風)は東前頭6枚目に番付を落とした。

 新入幕は2人。東前頭14枚目の琴恵光(26=佐渡ケ嶽)は、現師匠(元関脇琴ノ若)が部屋継承以降では3人目の新入幕。宮崎県出身の新入幕は戦後3人目、幕内在位は85年初場所の栃光以来となる。西前頭16枚目の明生(22=立浪)は現師匠(元小結旭豊)の部屋継承後では3人目の新入幕で、鹿児島県出身では戦後24人目。西前頭11枚目の阿武咲(21=阿武松)は2場所ぶりの幕内復帰となった。

 新十両も2人。西十両12枚目の千代の海(25=九重)は現師匠(元大関千代大海)の部屋継承後としては初めての関取誕生。高知県出身では土佐豊以来、戦後11人目、日体大からは北勝富士(25=八角)以来9人目の新十両だ。西十両14枚目の木崎改め美ノ海(25=木瀬)は、現師匠(元前頭肥後ノ海)が03年12月に部屋を創設してから12人目の関取。沖縄県出身では02年九州場所の琉鵬以来、戦後5人目で、日大からは51人目の新十両昇進となった。また千代の海は日体大、美ノ海は日大出身で、学生相撲出身の関取も128人となった。

 東十両13枚目の希善龍(33=木瀬)は3場所ぶりの十両復帰で、通算9度目の十両昇進は8度で並んでいた須磨ノ富士を抜き史上単独1位の“エレベーター記録”となった。なお、昨年秋場所まで大関だった照ノ富士は、東十両8枚目だった夏場所で負け越し(0勝9敗6休)たため、西幕下6枚目まで陥落。大関経験者、幕内優勝経験者の幕下陥落は初めてとなった。

 また新十両だった3月の春場所中、付け人に暴力をふるい同場所は途中休場(3勝6敗6休)、西幕下9枚目に陥落した夏場所は出場停止処分を受けた貴公俊(21=貴乃花)は、西幕下49枚目の今場所から土俵復帰する。

 名古屋場所は、7月6日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。

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阿武咲、十両V 1場所での幕内返り咲き確実に

十両優勝し、阿武松審判部長(右)から賞状を受け取る阿武咲(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館


 阿武咲(21=阿武松)が12勝3敗で十両優勝した。

 初の各段優勝を決めた。小結だった初場所で右膝後十字靱帯(じんたい)を損傷し、春場所も全休。十両での復帰場所で「初心に帰れた」と幕内の阿炎らに刺激を受け、1場所で幕内返り咲きを確実にした。土俵で師匠の阿武松親方に表彰状を渡された。「感謝の気持ちしかない」。来場所へ、さらに状態を上げる。

 ◆阿武咲(おうのしょう)西1枚目 本名・打越奎也。青森県中泊町出身。13年初場所初土俵。176センチ、155キロ。得意は突き、押し。

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十両筆頭の阿武咲、幕内返り咲きへ勝ち越し王手

<大相撲夏場所>◇10日目◇22日◇東京・両国国技館


 幕内返り咲きを目指す西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)が明瀬山を押し出して、7勝3敗。勝ち越しに王手をかけた。馬力がある相手に立ち合いから力負けせず、左手をとられて、とったりを狙われても落ち着いて対応した。

 「立ち合いで距離をとっていたし、何を考えてんのかな、と思ったけど…。しっかり対応できました」。星数について問われると「そうか、7勝か…」と確認するようにポツリ。「これ(7勝3敗)ぐらいがちょうどいい。考えて勝っていたら、横綱になっちゃいます」と笑顔で話していた。

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再入幕39歳 安美錦負け越しも「まだまだできる」

阿武咲(左)に押し出しで敗れる安美錦(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇9日目◇21日◇東京・両国国技館


 史上最高齢の39歳6カ月で再入幕を果たした西前頭16枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)が、西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)に負けて負け越しが決まった。正面からぶつかるも耐えきれず、引いてしまい押し出された。

 負傷している膝の影響からか、今場所は思うような相撲が全く取れていない。それでも「しっかり当たってどんどん押していこうと思った」と言い訳はしない。両膝のテーピングの量が、負傷具合を物語っているが「やめることは簡単なこと。いつでもやめられる。しっかり向き合って今できることをやる。まだまだできることがあるから頑張ります」と、これからも土俵に上がり続ける。

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阿炎5敗 前日豪栄道撃破も父へ電話「しなかった」

琴奨菊(手前)に寄り切りで敗れ、悔しがる阿炎(撮影・狩俣裕三)

<大相撲夏場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館


 西前頭2枚目の阿炎(24=錣山)は、3連勝はならなかった。琴奨菊に見せ場なく寄り切られて3勝5敗。6日目は横綱白鵬に快勝して金星を獲得し、7日目は大関豪栄道から引き技ながら殊勲の星を挙げた。

 場内の声援は日に日に大きくなっているが「ダメでした。思い切り取れていない。考えずに思い切りいくのが自分のいいところなのに、考えすぎちゃった。足も出ていなかった」と、うつむきながら話した。

 それでも「もう2ケタは無理ッスか?」と、報道陣に逆質問してから、いつもの明るいトーンに戻った。残り全勝で、1月初場所の新入幕から3場所連続2ケタ白星という、ライバルであり親友でもある現在十両の阿武咲が持つ記録に追いつく可能性があると確認し「ヨッシャー、まだ夢はある!」と笑った。

 また、白鵬から金星を挙げた後、NHKのインタビューで「お母さんに早く報告したいので帰っていいですか」と答えた珍セリフに続き、7日目の豪栄道撃破後のインタビューでは「今日はお父さんに」と話していた。母早苗さんには、実際に連絡していたが、父俊和さんには「しなかったッス」と、笑って明かした。最後は「せっかく楽しんで取れているのに落ち込んでもしょうがない」と、足取り軽く引き揚げていった。

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阿武咲3連敗「力がないだけ」稽古不足の影響は否定

阿武咲

<大相撲夏場所>◇8日目◇20日◇両国国技館


 西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)が琴勇輝に敗れ、5勝3敗となった。立ち合いから激しい突き押しの応酬となり、突き落とされた。右膝後十字靱帯(じんたい)損傷で先場所は全休。幕内から陥落し、治療、リハビリに時間をかけ、場所前に相撲を取り始めたのは番付発表翌日の5月1日だった。5連勝後の3連敗には、稽古不足も影響していると思われるが、本人は否定。「力がないだけです。できることをやるだけ。これが今の実力です。何とかしようと思ってるんですが…」と言い訳しなかった。

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阿武咲3連勝、土俵下で審判部長の師匠から無言の檄

<大相撲夏場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館


 幕内返り咲きを目指す西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)が3連勝を飾った。

 琴恵光を立ち合い後、右突き一発で吹っ飛ばし、あっさりと突き出した。土俵下に師匠の阿武松審判部長(元関脇益荒雄)が入っており「師匠がいたから緊張して…。(師匠の方)見られなかったです」と苦笑いした。

 小結だった初場所に痛め、先場所全休の要因となった右膝後十字靱帯(じんたい)損傷もほぼ良化。「体も日に日に良くなっています」と笑顔を浮かべていた。

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阿武咲が白星スタート 復帰場所は右膝「6、7割」

<大相撲夏場所>◇初日◇13日◇両国国技館


 西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)が白星スタートを切った。小結だった初場所9日目に右膝後十字靱帯(じんたい)損傷、途中休場して、春場所は全休。3場所ぶりの復帰場所は、7場所ぶりの十両で臨む。この日は蒼国来をはたき込んだ。「しっかり足で(体を)持っていけた。相手の足がそろっているのが見えた」と、タイミングの良いはたきに納得の表情を見せた。

 全休した先場所。仲のいい阿炎が「がんがん勝っているのを見て、うらやましかった。早く追いつきたいです」という。師匠の阿武松親方(元関脇益荒雄)には「またはい上がればいい」と励まされた。「師匠も関脇まで行って、ケガで苦しんだ。言葉に重みがあります。弟子の自分がその重みをしっかり受け止めたい」と話す。

 春巡業も休み、番付発表翌日の5月1日から相撲を取り始めた。「間に合うかどうか不安でしたけど」と懸命の調整で間に合わせた。右膝の状態を「大丈夫」と言うものの、状態はまだ「6、7割」だ。「1番1番、番付は関係なくやります。自分はチャレンジャーですから」。2日目以降も目の前の土俵に集中するつもりだ。

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稀勢の里、貴ノ岩ら12人が春巡業を初日から休場

横綱稀勢の里(2018年2月4日撮影)


 日本相撲協会は30日時点で、6場所連続休場中の横綱稀勢の里、元横綱日馬富士関による暴行事件の被害者となった十両貴ノ岩ら関取衆12人が、巡業を最初から休場すると明かした。

 貴乃花部屋の関取衆は4人中3人が休場。春場所で、貴ノ岩は2場所連続全休からの復帰で検査等を控え、幕内貴景勝は負傷、十両貴公俊は付け人への暴力で夏場所まで出場停止。十両貴源治1人だけ同行する。ほか休場の関取は次の通り。

 【幕内】荒鷲、阿武咲、琴勇輝、蒼国来、英乃海

 【十両】旭秀鵬、天風、水戸龍

大相撲の春巡業全日程

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1人横綱の鶴竜、連覇狙う栃ノ心が白星発進 春場所

千代大龍(左)を寄り切りで破った鶴竜(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇初日◇11日◇エディオンアリーナ大阪


 右手指に負傷を抱えながら1人横綱で臨む鶴竜(32=井筒)が小結千代大龍(29=九重)を寄り切り、白星発進した。

 初優勝を目指す大関高安(27=田子ノ浦)は前頭筆頭遠藤(27=追手風)に送り出され、地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)は前頭筆頭玉鷲(33=片男波)に押し出され、ともに黒星スタートとなった。

 初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)は前頭2枚目宝富士(31=伊勢ケ浜)を寄り切った。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同13枚目翔猿(25=追手風)を寄り切った。大関経験者としては4人目の十両陥落力士となった十両5枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)は、同4枚目徳勝龍(31=木瀬)に上手投げで敗れた。

 横綱白鵬(32=宮城野)は左足親指負傷で、同じく横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は左胸のけがで、平幕阿武咲(21=阿武松)は右膝を痛めそれぞれ休場。

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白鵬杯に1300人 長男“初白星”飾り一日中笑顔

第8回白鵬杯小学校3年生の部に出場した長男真羽人くんの大会初勝利に笑顔を見せる白鵬(撮影・小沢裕)


 大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が12日、東京・両国国技館で行われた、自らが主催する少年相撲「第8回白鵬杯」に参加して大会の成功を喜んだ。

 モンゴル、台湾、香港など8カ国・地域から過去最多の約1300人の小中学生が集結。過去の大会を振り返り「思い出深いものがあった。順調にきているのかな」と手応えを口にした。第1回大会の団体戦で優勝した青森県代表には、昨年の九州場所で初対戦した小結阿武咲がおり「入門して関取に上がり、私と対戦した。それが1つのこの大会の成功」とうなずいた。3年連続出場の長男真羽人(まはと)くん(9)が“初白星”を飾るなど、一日中笑顔だった。

3回戦で敗退し天を仰ぐ長男真羽人くん(左)。右はねぎらう白鵬(撮影・小沢裕)

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阿武咲「アスリートとして」の自負165キロに増量

握力を測定する阿武咲


 健康診断が5日、東京・両国国技館内の相撲診療所で行われ、初場所を右膝後十字靱帯(じんたい)損傷で途中休場した小結阿武咲が、春場所での再起を誓った。

 昨年12月は155キロだった体重が、トレーニング効果で165キロにまで増量。「アスリートとして体と向き合おうと思った」と昨年九州場所で新三役昇進したことで意識が変わった。トレーニング内容は秘密にし「これでまた強くなれる」と不敵に笑った。

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阿武咲が春場所での再起誓う 相撲愛を再確認

握力を測定する阿武咲


 大相撲の健康診断が5日、東京・両国国技館内の相撲診療所で行われた。初場所を右膝後十字靱帯(じんたい)損傷で途中休場した小結阿武咲(21=阿武松)が、春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)での再起を誓った。

 昨年12月は155キロだった体重が、165キロにまで増量。「いろいろやっています」とトレーニング効果が出てきているという。「2018年はちゃんと考えようと。新しい自分を。アスリートとして体と向き合おうと思った。上位でしっかり勝てるように」と、昨年九州場所で新三役に昇進したことで意識が変わった。

 それだけに初場所の途中休場は「悔しかったです。(他の力士が)うらやましかったです」と、歯がゆい思いがあり「相撲が好きで好きでしょうがないと、あらためて思いましたね」と相撲愛を再確認した。「自分は瞬発力、スピード、体の柔らかさがウリなので、それを生かしていきたい。課題はまだまだある」と、春場所に向けてさらなる進化を遂げる。

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阿武松親方が初当選の痛感「活力ある組織にしたい」

役員候補選挙を終え引き揚げる阿武松親方(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。理事候補選で初当選を果たした阿武松親方(56)は、貴乃花一門のトップに立つことの重みをかみしめるように、言葉を選んだ。「仕事をさせていただく可能性ができたので相撲協会の一員として、ファンの皆さんに愛される、そして活力ある組織にしたい」。いつもの柔和な顔ではない。事実上の所信表明を終始、引き締まった表情で口にした。

 一門としての痛手は負った。総帥の貴乃花親方が理事選で、志を追い合流した無所属の錣山親方は副理事選で完敗した。それは目に見える「票」という数字であり、意義は別のところにある-。無防備で選挙戦に飛び込んだ総帥の志は受け継ぐつもりだ。貴乃花親方の落選を問われて「大切な仲間、友人。今回投票していただく(投票選になる)ことが協会の活力になると思って(立候補を)届けさせていただいた。投票していただくことが大事なんです」と大義を強調した。

 現役時代、横綱千代の富士になぞらえて“白いウルフ”の異名で人気を得た。一時は部屋の不祥事などで昇格見送りなどの憂き目にあったが、心血注ぐ覚悟はできた。再び総帥の落選を受け「私が一生懸命、仕事をさせていただきたい」と力を込めた。

 ◆阿武松広生(おうのまつ・ひろお)本名・手島広生、元関脇益荒雄。1961年(昭36)6月27日、福岡県生まれ。押尾川部屋に入門し、79年春場所初土俵。85年秋場所新入幕。87年名古屋場所新関脇。90年名古屋場所限りで現役引退。年寄「錣山」から92年9月に「阿武松」を襲名し、94年10月に阿武松部屋創設。小結若荒雄(現不知火親方)、小結阿武咲らを育てた。2010年1月に二所ノ関一門を離脱し、貴乃花一門に所属。現在は巡業部、指導普及部。

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逸ノ城の“自信”一時減量も自己最重量で充実5連勝

懸賞金を手に持ち土俵を引き揚げる逸ノ城(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇10日目◇23日◇東京・両国国技館


 西前頭筆頭の逸ノ城(24=湊)が、新三役の東小結貴景勝を破り、5連勝を飾った。自己最高で現在の幕内最重量でもある215キロの巨体で、相手の突き、押しに動じず、最後は押し倒した。貴景勝とは4度目の対戦で初白星。前日9日目には阿武咲から2度目の対戦で初白星を挙げており、ともに21歳の小結コンビのカベとなった。6勝4敗で、三役復帰の可能性が出る勝ち越しまであと2勝とした。

 幕内最重量215キロの巨体は、だてじゃない。貴景勝から攻められても構わず前に出た。じりじりと相手を土俵際に追い詰め、最後は押し倒して5連勝だ。「相手の引きを怖がらずに取れた。落ち着いて取れていることが一番」と、積極性と冷静さを併せ持つ精神面の充実を勝因に挙げた。

 自己最重量となった大きな体が、心に余裕を生んでいる。14年初場所の初土俵から1年足らずで新三役となり、15年名古屋場所まで1年半の間に関脇、小結は4場所も務めた。その間、200キロを超える体重を維持。200キロ超えの大関誕生かと期待も人気も集めたが、その後、2年半は三役返り咲きを果たせず。ダイエットに活路を見いだそうと186キロまで落とした。だがストレスをかかえるなど心身のバランスを崩し、自然体に戻した昨年11月の九州場所で10勝。この日は「好調という感覚は」と報道陣に問われると、即座に「あります」と返答し、自信をみなぎらせていた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は、敗れたが横綱白鵬に善戦した2日目に「逸ノ城は今場所、活躍できそうだ」と予言していた。この日も「自信が戻ってきた。ドシッと構えられたら(相手は)押し切るのは大変」と、体重が戻ったことで復調したと分析。藤島審判長(元大関武双山)も「明らかに体重を落としたのは失敗だった。あの時は(体が)しぼんで圧力がなかった」と話していた。

 貴景勝、阿武咲の21歳小結コンビには先場所まで白星がなかった。それが今場所は連破。かつての「怪物」がカベとなり。母国モンゴルではゲルと呼ばれる移動式住居で、氷点下30度の中で遊牧生活を送るなど冬は大歓迎。前日9日目に雪が降ったが「寒いのは好き。この体重も慣れてきて動きもいい」と、余裕の表情を見せた。2年半ぶりの三役返り咲きまで、連勝を止めるつもりはない。【高田文太】

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阿武咲が休場 右膝後十字靱帯損傷の診断書を提出

師匠の阿武松親方(左)と阿武咲(2017年10月30日撮影)


 大相撲の西小結阿武咲(21=阿武松)が、東京・両国国技館で行われている初場所を、10日目の23日から休場することが決まった。

 前日9日目に逸ノ城に敗れ、4勝5敗となった際に右膝を痛めていた。都内で診察を受け「右膝後十字靱帯(じんたい)損傷で1月場所の休場を要する」との22日付の診断書を提出した。阿武咲は昨年夏場所で新入幕以降、3場所連続2ケタ白星を挙げ、新三役の昨年九州場所も勝ち越していた。

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横綱鶴竜が無傷の6連勝、両大関は敗れる 初場所

琴奨菊(後方左)を寄り切りで破り、ホッとした表情を見せる鶴竜。右は高安(撮影・狩俣裕三)

<大相撲初場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)が貫禄を見せた。琴奨菊(33=佐渡ヶ嶽)を寄り切りで白星。今場所6連勝となった。

 一方横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は左大胸筋損傷疑いで6日目から休場が決定。これで5場所連続の休場となり、白鵬に続き2人の横綱が初場所から姿を消した。

 白鵬と稀勢の里から金星を挙げた前頭2枚目嘉風(35=尾車)は大関豪栄道(31=境川)を叩き込みで3勝目。小結阿武咲(21=阿武松)も大関高安(27=田子ノ浦)を叩き込みで白星。両大関は見せ場なく敗れた。

 関脇御嶽海(25=出羽海)は前頭筆頭北勝富士(25=八角)押し出しで無傷の6連勝となった。今場所無敗の前頭三枚目栃ノ心(30=春日野)と前頭16枚目朝乃山(23=高砂)の2人も白星を挙げて6勝目を飾った。

 人気力士の前頭5枚目遠藤(27=追手風)は、前頭四枚目正代(26=時津風)寄り切りで敗れ、3連勝とはならなかった。

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豪栄道、阿武咲下し通算600勝「これからです」

阿武咲(手前)を上手投げで下す豪栄道(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇2日目◇15日◇東京・両国国技館


 豪栄道が勢いのある若手の阿武咲を下して、通算600勝を挙げた。

 突き押しで距離を取ろうとする相手に右を差し、体勢が崩れたところで上手投げを決めた。「イメージ通りではないけど流れは良かった」と得意顔。昨年の九州場所に続き、2場所連続で初日から2連勝。通算勝利数も節目の一番になったが「そこは意識してやっていない。これからです」とさらなる上積みを狙う。

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稀勢の里に初日!横綱、大関陣は安泰 初場所

北勝富士(後方)を寄り切り、どうだと言わんばかりの表情を見せる稀勢の里(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇2日目◇15日◇東京・両国国技館


 横綱、大関は安泰だった。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭筆頭北勝富士(25=八角)を寄り切って1日遅れの初日を出した。前に出ながら左を差した。

 通算41度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)は、2日続けて立ち合いで張り差し、かちあげを封印し2連勝を飾った。左で前頭筆頭の逸ノ城(24=湊)のまわしを引き、時間をかけて寄り切った。

 横綱鶴竜(32=井筒)は、立ち合いから小結貴景勝(21=貴乃花)に押し勝って2連勝をマークした。

 大関はともに2連勝を飾った。高安(27=田子ノ浦)は、前頭2枚目琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)にもろ差しを許しながらも右上手投げで勝った。豪栄道(31=境川)も、小結阿武咲(21=阿武松)を右上手投げで下した。立ち合いで右を差すとかいなを返して上手を引いた。通算600勝目をなった。

 人気力士の前頭5枚目遠藤(27=追手風)は、同6枚目勢(31=伊勢ノ海)に押し込まれながらも土俵際での逆転の突き落としで2連勝とした。

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白鵬かち上げ、張り手封印「ホッとした」白星発進

阿武咲(左)を突き落とす白鵬(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館


 横綱白鵬(32=宮城野)が張り手、かち上げなしで初日を突破した。元横綱日馬富士関による暴行事件、立行司の式守伊之助によるセクハラ行為と、相次ぐ不祥事の末に迎えた初場所は初日で小結阿武咲(21=阿武松)を突き落とした。取り口に苦言を呈していた横綱審議委員会(横審)からも合格点をつけられた。それでも右足親指を負傷したこともあり、若手に土俵際まで追い込まれるなど、不安も露呈した。

 歴代最長タイの横綱在位63場所目を迎えた白鵬の取り口に、かつてないほど注目が集まった。相手は立ち合いの圧力に定評がある阿武咲。これまでなら張り手などで勢いをそぐことも視野に入れる相手だが、グッとこらえた。立ち合いで狙った右差しは不発。左上手もつかまえきれず気付けば土俵際だった。さらに突進を続ける阿武咲を、最後は闘牛士のようにヒラリとかわしつつ右腕をたぐり、土俵外へと突き落とした。

 初場所初日は横審の本場所総見とあって、観戦した北村委員長は「今日も張ったりするのかと(横審メンバーで)言っていたので、みんなホッとした。ちょっとは気にしているのかな」と合格点を付けた。これを伝え聞いた白鵬も「私もホッとしましたよ。まあ、いいスタートが切れたのではないかな」と笑顔だった。

 昨年12月20日に、横審から苦言を呈された。張り手やかち上げの多さに「美しくない」「見たくない」といった投書が相次いだといい、横審の委員も次々と同調。「待ったなし」で立ち合いの改善が必要だった。

 張り手やかち上げは、意図的に繰り出すばかりではなく、癖になって無意識に出ることもある。だからこそ今場所前は稽古の様子をビデオ撮影し、修正に努めた。5日の横審稽古総見でも、張り手が飛び出して不穏な空気となったが、改善に取り組み続けた。

 初日こそ突破したが、阿武咲に押し込まれ、張り手、かち上げなしでは付け入る隙を与えることも露呈した。しかも報道陣に非公開だったこの日の朝稽古では古傷の右足親指を負傷。腫れた患部を氷水で冷やし、部屋関係者によると両国国技館内の相撲診療所で痛み止めの注射も打った。今後の不安要素は重なり、初場所中に張り手やかち上げを繰り出す可能性は高い。

 元日馬富士関の暴行事件は酒席に同席し、式守伊之助は同部屋と、一連の不祥事で白鵬は常に“震源地”の近くにいた。それだけに「お客さんが来てくれることがありがたい。残り14日間、それに応えていきたい」と神妙な表情。横審の北村委員長は、歴代最長69連勝の記録を持つ横綱双葉山が得意とした、受けて立ちつつ先手を取る「後の先」を引き合いに「そういう相撲を見たい」と、新たな宿題を課した。取り口よりも白星を追求した立ち合いに変えるのか、今後がさらに注目される。【高田文太】

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阿武咲、白鵬に敗戦も前向き「こっからッス」

白鵬を追い込むも突き落としで敗れた阿武咲(右)(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館


 阿武咲は白鵬に敗れたが、前向きさを失わなかった。最後は体をかわされ、土俵を割った。対戦成績は2戦2敗。決まり手は、昨年11月九州場所での初顔合わせと同じ突き落としだった。

 「立ち合いは悪くない。足の運びがいいんで。しっかり相手も見えました。また明日からじゃないですか。こっからッス」。初体験の初場所初日の結びの一番を「気持ち良かったです」と振り返っていた。

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稀勢の里は初日に土、白鵬、鶴竜は白星発進 初場所

貴景勝(左)は稀勢の里の右腕をつかみ、とったりに持ち込む(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館


 通算41度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)は、小結阿武咲(21=阿武松)に攻め込まれたが突き落として白星スタートをきった。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、小結貴景勝(21=貴乃花)に土俵際でとったりを食らい、いったん軍配が上がったものの物言いの末、行司軍配差し違えで黒星となった。

 横綱鶴竜(32=井筒)は、前頭筆頭北勝富士(25=八角)に鋭い立ち合いから突っ張り、押し込んでからの引き落として、昨年の名古屋場所以来の白星を挙げた。大関豪栄道(31=境川)は、前頭筆頭逸ノ城(24=湊)を押し出した。

 人気力士の前頭5枚目遠藤(27=追手風)は、同6枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)をすくい投げで白星をあげた。

 前頭3枚目貴ノ岩(27=貴乃花)と同9枚目豊響(33=境川)、前頭11枚目宇良(25=木瀬)は休場。

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白鵬「いつも通りやるだけ」幕内1000勝へM30

元横綱日馬富士関の優勝額の前で記念撮影に応じる白鵬(撮影・鈴木正人)


 横綱白鵬は13日、土俵祭りを終え「いよいよ。今年1年もいろいろあると思うけれど」などと話した。

 前人未到の幕内1000勝まであと30勝として新しい年を迎えた。一方で横綱審議委員会から、張り手、かちあげが目立つ立ち合いに苦言を呈されている。初日は阿武咲、2日目は逸ノ城が相手で「いつも通りやるだけです」と余裕を感じさせた。

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阿武咲「自分は挑戦者」初日白鵬戦は全力でぶつかる


 大相撲初場所(東京・両国国技館)の初日を翌日に控えた13日、同所で土俵祭りが行われた。

 小結阿武咲(21=阿武松)も参加し、初日に横綱白鵬戦が組まれたことに「楽しみでしかないです。(初場所初日から)最高ですね」と喜びを隠せなかった。張り手、かちあげなどの多用で横綱審議委員会から苦言を呈された白鵬の立ち合いにも注目が集まる。「それは何も考えていません。自分は挑戦者ですからね」と全力でぶつかる覚悟を明かした。

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白鵬-阿武咲、稀勢の里-貴景勝 初日取組決まる 

稀勢の里


 日本相撲協会審判部は12日、東京・両国国技館で大相撲初場所(14日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。

 連続優勝で通算41回目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、初日に小結2場所目の阿武咲(21=阿武松)と結びの一番で対戦する。

 4場所連続休場からの再起をかける横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は初日に新三役の小結貴景勝(21=貴乃花)、2日目は東前頭筆頭の北勝富士(25=八角)と勢いのある若手の挑戦を受ける。

 やはり4場所連続休場中の横綱鶴竜(32=井筒)は初日に北勝富士、2日目は貴景勝と、やはり難敵との対戦が組まれた。

 なお十両以上の初日からの休場者は、いずれも十両で東3枚目の貴ノ岩(貴乃花)、西9枚目の豊響(境川)、東11枚目の宇良(木瀬)の3人。貴ノ岩は昨年10月、元横綱日馬富士関に暴行された際に負った頭部外傷などのため。手術した宇良は、右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で加療中の診断書を提出。豊響は不整脈のため休場を届け出た。初日、2日目の三役以上の取組は以下の通り。

 【初日】(左が東)

 千代大龍-玉鷲

 御嶽海-琴奨菊

 嘉風-高安

 豪栄道-逸ノ城

 鶴竜-北勝富士

 貴景勝-稀勢の里

 白鵬-阿武咲

 【2日目】(左が西)

 千代大龍-御嶽海

 玉鷲-嘉風

 阿武咲-豪栄道

 高安-琴奨菊

 逸ノ城-白鵬

 貴景勝-鶴竜

 稀勢の里-北勝富士

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鶴竜“背水の陣”初場所へ「不安は減りました」

稽古総見で高安(手前)を破る鶴竜(撮影・鈴木正人)


 大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が5日、両国国技館で行われた。

 4場所連続休場中の横綱鶴竜が自信を口にした。稀勢の里、高安、御嶽海、阿武咲と14番取って13勝と圧倒。左足首痛と腰痛が不安視されていたが、鋭い踏み込みが目立った。師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は次に出場する場所で進退を懸けるとしており、出場すれば背水の陣となる初場所に向けて「目の前のことに集中して確認していく。(今日で)1つ不安は減りました」と前向きだった。

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東小結貴景勝は貴乃花部屋初の新三役、貴ノ岩は十両

貴景勝(2017年11月15日撮影)


 日本相撲協会は26日、来年1月の大相撲初場所(14日初日、両国国技館)の新番付を発表。

 元横綱日馬富士関に暴行され、東前頭8枚目だった11月の九州場所を全休した貴ノ岩(27=貴乃花)は、東十両3枚目に番付された。20日の理事会で決定された通り、診断書を提出して初場所を全休した場合、3月の春場所は十両最下位(14枚目)にとどまる。

 2場所ぶりに東の正横綱に就いた白鵬(32=宮城野)は横綱在位63場所となり北の湖と並び史上1位となった(3位は千代の富士の在位59場所)。日馬富士の引退で1年ぶりの3横綱となり、西は稀勢の里(31=田子ノ浦)、東の2枚目に鶴竜(32=井筒)が付けられた。大関は東が豪栄道(31=境川)、西が高安(27=田子ノ浦)で変わらない。

 関脇は、東の御嶽海(25=出羽海)が4場所連続在位(三役は6場所連続)で、西は3場所ぶりに玉鷲(33=片男波)が返り咲いた(三役は2場所ぶりの復帰)。

 東小結の貴景勝(21=貴乃花)は、貴乃花部屋初の新三役。西小結は2場所連続で阿武咲(21=阿武松)とフレッシュな顔ぶれが並んだ。

 新入幕は2人。東前頭14枚目の阿炎(23=錣山)は、錣山部屋からは現師匠(元関脇寺尾)が04年1月27日に部屋を創設以降、3人目の新入幕力士。埼玉県出身では戦後11人目。また東前頭16枚目の竜電(27=高田川)は、現師匠(元関脇安芸乃島)が09年8月5日に部屋を継承してからは、輝(23)に続く2人目の幕内力士となった。竜電は12年九州場所で新十両昇進を果たしながら1場所で陥落。ケガもあり序ノ口まで番付を落とした。関取経験者が序ノ口陥落後に新入幕を果たすのは、92年九州場所の琴別府以来、史上2人目となった。

 再入幕は東前頭12枚目の蒼国来(33)、西前頭14枚目の豊山(24)、東前頭15枚目の石浦(27=宮城野)の3人。

 晴れて関取の座を射止めた新十両は2人。東十両13枚目の水戸龍(23=錦戸)は、02年12月1日に創設された錦戸部屋(師匠=元関脇水戸泉)から初の関取誕生となった。モンゴル出身では33人目、日大からは節目の50人目、学生相撲出身では124人目の新十両昇進だ。

 東十両14枚目の天空海(あくあ、27=立浪)は、現師匠(元小結旭豊)が99年2月22日に部屋を継承してから5人目の関取。茨城県出身では、10年九州場所の高安以来、戦後21人目の新十両昇進を果たした。

 再十両は西12枚目の栃飛龍(30=春日野)、同13枚目の大翔鵬(23=追手風)、同14枚目の希善龍(32=木瀬)の3人となった。2場所ぶりの十両復帰となった希善龍は、8度目の十両昇進。これは須磨ノ富士と並ぶ史上1位の記録となった。

 初場所は、来年1月12日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。

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高安、自信戻った巡業V 足の不安「ないです」

幕内トーナメントで優勝して優勝大皿を受け取る高安


 右太もも肉離れで2場所連続休場中の大関高安が、沖縄・宜野湾巡業初日の16日、幕内トーナメント決勝で若手で勢いのある阿武咲を下し、優勝して自信をつけた。

 「足が動くから良かった。集中できた」と納得し、足の不安は「ないです」ときっぱり。朝稽古も積極的に行っており「限られた時間の中でも出来る限りのことをやっている。調子はいい方だと思います」と表情に余裕を見せた。

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