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高安、御嶽海、大栄翔が小結 幕内十両一覧/新番付

高安(2020年11月9日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

<東>  <西> 

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】

正  代    朝乃山

貴景勝

 【関  脇】   

照ノ富士    隆の勝

 【小  結】

高  安    御嶽海 

        大栄翔

 【前  頭】   

宝富士  <1>  阿武咲 

北勝富士 <2>  若隆景 

明  生 <3>  志摩ノ海

霧馬山  <4>  妙義龍 

遠  藤 <5>  隠岐の海

玉  鷲 <6>  逸ノ城 

栃ノ心  <7>  輝   

琴ノ若  <8>  翔  猿

千代の国 <9>  豊昇龍 

翠富士  <10>  竜  電

千代大龍 <11>  琴勝峰 

明瀬山  <12>  碧  山

照  強 <13>  千代翔馬

琴恵光  <14>  剣  翔

豊  山 <15>  英乃海 

魁  聖 <16>  大奄美 

 【十  両】   

徳勝龍  <1>  天空海 

石  浦 <2>  大翔丸 

千代丸  <3>  千代ノ皇

炎  鵬 <4>  佐田の海

美ノ海  <5>  旭秀鵬 

若元春  <6>  千代鳳 

宇  良 <7>  東  龍

旭大星  <8>  松鳳山 

水戸龍  <9>  白鷹山 

貴源治  <10>  矢  後

東白龍  <11>  貴健斗 

千代の海 <12>  錦富士 

常幸龍  <13>  錦  木

武将山  <14>  一山本 

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貴景勝3度目かど番、2年ぶり小結3人以上/新番付

貴景勝(2021年1月18日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は7場所連続で東に白鵬(35=宮城野)、西に鶴竜(35=陸奥)が就いた。ともに4場所連続休場(全休は3場所連続)明けで、復調を示す土俵となる。5場所ぶり45回目の優勝を目指す白鵬は、新たな金字塔を打ち立てた。新入幕から幕内連続在位が前人未到の100場所となった(2位は元関脇高見山=先々代東関親方=97場所)。幕内連続在位としても、史上最多の元大関魁皇(現浅香山親方)の106場所に次いで100場所に到達。幕内在位も魁皇の107場所に次いで史上2位の100場所となった。昨年の名古屋場所以来9場所ぶり7回目の優勝を目指す鶴竜は、進退をかける場所になる。

大関は、ともに先場所、かど番を脱出した正代(29=時津風)が東、この日27歳の誕生日を迎えた朝乃山(高砂)が西に。綱とりの先場所、途中休場した貴景勝(24=常盤山)は、東の序列2番目で、昨年7月場所以来、3度目のかど番として迎える。

両関脇は東西変わらず。東は2場所連続の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)で三役は3場所連続。今場所は大関復帰をかける場所となる。西は3場所連続関脇となる隆の勝(26=常盤山)で三役も3場所連続の在位になる。

小結も東西は、東が3場所連続小結の高安(30=田子ノ浦)、西が2場所連続小結(三役は5場所連続)の御嶽海(28=出羽海)で変わらず。新たに先場所、初優勝した大栄翔(27=追手風)が4場所ぶりに西の序列2番目の小結に復帰(三役は3場所ぶり復帰)。なお小結が3人以上、名を連ねるのは19年九州場所(阿炎、遠藤、北勝富士、朝乃山)以来となる。

大相撲春場所は、12日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。

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阿武咲「楽しかった」白鵬と三番稽古10勝20敗

合同稽古で白鵬の指名を受けて三番稽古を行う阿武咲(左)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が25日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、平幕の阿武咲(24=阿武松)が横綱白鵬の指名を受けた三番稽古で計30番相撲を取り、10勝20敗だった。

鋭い出足を生かして、何度も横綱を引かせた。白鵬もあえて相手を呼び込む場面もあったものの、持ち味を存分に発揮。白鵬と稽古するのは昨年12月の前回の合同稽古以来で「しっかり当たることだけを意識して、いい稽古をしていただきました。楽しかったです! ありがたい気持ちと楽しい気持ちと。プラスな感情しかなかったです」と笑顔を見せた。

西前頭3枚目だった初場所では大関貴景勝、照ノ富士、隆の勝の両関脇を破るなど存在感を示し、9勝6敗の好成績を収めた。白鵬、鶴竜の両横綱が出場を目指す春場所では、上位総当たりが予想されるだけに「上位が久しぶりなのでワクワクしていますし、焦らずに地に足をつけて稽古をやっていければいい」と意気込んだ。

合同稽古で阿武咲と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

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隆の勝「広いし、きれい」新部屋の稽古環境に満足

東京都板橋区の新拠点で稽古をする隆の勝(代表撮影)

16日に東京・台東区橋場から、板橋区前野町に移転した常盤山部屋が23日、稽古再開から初めて取材に応じ、師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)と関脇隆の勝(26)が対応した。

新しい部屋は、以前より広く地上3階、地下1階で稽古場も土俵の外で、ぶつかり稽古できるスペースもあるという。「シャワーもトイレも広く(力士居住の)2階も前の部屋より広くして過ごしやすくなった。心機一転で、やることをやるだけ。(ご近所の)板橋の人も温かく迎えてくれて声をかけてくれる。ありがたいですね。自分の出来ることをやって、3月の勝負を迎えるだけです」と常盤山親方の言葉も、喜びに満ちているようだった。

稽古後に所用があり、大関貴景勝(24)は取材対応できなかったが、隆の勝は「広いし、きれい。(シャッターや窓が)全部、開くので夏とか涼しそう。全体的に広いので、四股を踏むのも広々とできるのは、いい点だと思う」と開放感のある稽古環境に満足の様子だ。師匠同様、受け入れてくれた近隣にも「みんな話し掛けてくれるので本当にフレンドリーというか、いい街だと思う」と、環境の変化も歓迎のようだ。

新三役から2場所連続で勝ち越し、大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)では、3場所連続で関脇の地位で臨むことになる。先場所の大栄翔の平幕優勝にも刺激を受けたようで「押し相撲で優勝できたら、自分も出来るのかな、というのは思った。今できることをやるだけ。あまり意識するとボロ負けする可能性があるので」と、励みと同時に引き締めることも忘れない。

上位として土俵に上がる心構えも身に付いてきた。「先場所から気持ちの持ち方も、だんだん分かってきたし、慣れてきたかなと。気持ちも上下することがなくなってきている」と隆の勝。台東区の部屋には、入門した時の先代師匠(元関脇舛田山)が率いる時代から10年を過ごしてきた。引っ越す際は「もうここじゃないんだ」と、少しばかり感傷に浸ることもあったが、それも今は「新鮮な気持ちです。場所が変わっても、やることは変わらない。集中して場所に臨みたいですね」と入門から12年目の春を見据えた。

東京都板橋区の新拠点で稽古をする隆の勝(代表撮影)
東京都板橋区の新拠点で稽古をする隆の勝(右)と胸を出す太一山(代表撮影)

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貴健斗が十両昇進「平常心」突き押し相撲が武器

春場所での新十両昇進が決まりリモートでの会見に臨む貴健斗(日本相撲協会提供)

日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で春場所の番付編成会議を開き、貴健斗(25=常盤山)の新十両昇進を決めた。都内の部屋でリモートでの会見に臨んだ貴健斗は「喜びはあるけど、いつも通り平常心です」と、落ち着いた表情で関取の座をつかんだ心境を明かした。

14年初場所の初土俵から7年かかった。アマチュアでは高校相撲の強豪、鳥取城北高で3年時に主将を務めるなど活躍。序ノ口デビューから所要4場所で新幕下昇進を果たすなど期待されたが、幕下上位で停滞する期間が長かった。「精神的に未熟だったので時間がかかった。(性格的に)ネガティブなところもあったので…」。転機は2年前、同部屋の大関貴景勝からの言葉だったという。「『(新十両昇進を)2年と決めてやらないと、膝のけがもあるし、分からなくなるぞ』と。目標を立てていけと言われて、覚悟を決めた」。

東幕下38枚目だった昨年初場所から6場所連続の勝ち越しで新十両を射止めた。会見に同席した師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)も「関取衆(貴景勝、関脇隆の勝、十両貴源治)に胸を出されて、ぶつかりで泥だらけになっていた。押し相撲は(ぶつかりが)特に大事」と振り返る。旧貴乃花部屋付きの親方として、「水田」のしこ名の時から貴健斗を見ていた同親方は「入ったときから真面目。コツコツとやっていた」と、柔和な笑顔を見せた。

丸太のような太ももが支える突き押し相撲が武器。「(太ももは)2、3年前に測ったときは80センチくらいだった。今はもうちょっと大きくなっているかも」。旧貴乃花部屋の時に先代師匠の貴乃花親方(元横綱)から突き押しに徹するように指導を受け、地道に磨いてきた。

同時昇進を決めた藤島部屋の武将山は同学年の同期生で「ライバルというより戦友。苦手な相手ではあるので、十両では借りを返したい」と意気込む。初めての15日間。「まずは十両で勝ち越すこと。できるだけ早く幕内に上がりたい」と次の目標を設定した。

春場所での新十両昇進が決まりリモートでの会見に臨む貴健斗(日本相撲協会提供)
春場所での新十両昇進が決まりリモートでの会見に臨む貴健斗(右)と師匠の常盤山親方

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初V大栄翔「来場所しっかり」大関への再スタート

初優勝した初場所から一夜明けてリモートでの会見に出席し、自慢の大きな手を画面越しの報道陣に見せる大栄翔

大相撲初場所で初優勝を飾った西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が25日、埼玉・草加市内の部屋でリモートによる一夜明け会見に臨んだ。「気持ち的にすごくうれしかった。優勝できたことの実感がわいて、うれしく思いました」。お祝いのメッセージ等が約400件届いたが、「まだ返せていないんで、返していきたい」と律義な素顔をのぞかせた。

初場所を振り返り、「立ち合いの踏み込み、角度が自分でもあったと思う。休まず攻められたのがよかった」。両横綱が不在の中、初日の朝乃山から大関戦3連勝、7日目までに三役以上を総なめして主役に躍り出た。「序盤に勝てたので乗れたと思う。格上の相手との対戦なんで、思い切りいけた」と振り返る。

中でも7日目の関脇隆の勝戦を納得の一番に挙げた。「一番いい立ち合いで、師匠(追手風親方=元幕内大翔山)にも『よかった』と言われて自信になった」。優勝への意識も、千秋楽の優勝インタビューでは「14日目を終えて」と答えたが、「(ストレート給金の中日で)自分の中ではまだまだ先が長いと思ったが、周りからたくさん言ってもらえてありがたかった。考えないようにしたが、頭の中に少しはありました」と明かした。

幕内最高優勝について「夢のまた夢で、自分的にはテレビの中の話。自分がするとは考えられなかった」。ただ、現実的に印象づけられたのが18年九州場所、埼玉栄高の後輩・貴景勝の初優勝だったという。「身近な人が優勝してすごい。自分も刺激になった」と振り返る。

春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)では、関脇復帰が濃厚で、大関昇進をかけた再スタートとなる。「優勝してうれしいが、ここで気を抜かず来場所しっかりやっていきたい」。次の、さらなる上の目標へすでに気持ちを切り替えている。【実藤健一】

初優勝した初場所から一夜明けてリモートでの会見に出席して笑顔を見せる大栄翔
初優勝した初場所から一夜明けてリモートでの会見に出席した大栄翔

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大栄翔、埼玉県勢で初優勝決める!/千秋楽写真特集

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、悲願の初優勝を果たした。単独先頭で迎えた千秋楽、勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる大一番で。隠岐の海を突き出して13勝目。立ち合いから圧倒する完璧な相撲内容で、歓喜の瞬間を迎えた。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝。昨年は全5場所で異なる優勝力士が誕生したが、2021年も“角界戦国時代”を象徴するような幕開けとなった。大栄翔は殊勲賞、技能賞も獲得。両横綱が不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振だった場所で主役を張った。

正代は結びで朝乃山との大関対決に敗れ、11勝4敗で今場所を終えた。2度目の優勝こそ逃したものの、初のかど番場所で千秋楽まで優勝争いに絡んで存在感を示した。同じく初めてのかど番を乗り越えた朝乃山は、11勝4敗で今場所を終えた。

大関復帰を目指す関脇照ノ富士は、明生を退けて11勝目を挙げた。返り三役の昨年11月場所では13勝。大関とりが懸かる3月の春場所に向けて、弾みをつける1勝となった。

三賞受賞者は大栄翔以外では、照ノ富士と新入幕の翠富士の2人が技能賞を獲得した。

場所直前に約900人を大将に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、力士65人を含む協会員83人が初日から休場。白鵬と鶴竜の両横綱が3場所連続で初日から不在となるなど、混沌(こんとん)とした場所が終わった。

八角理事長(手前)から内閣総理大臣杯を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

優勝インタビューで笑顔を見せる大栄翔(撮影・河田真司)

表彰式に臨む大栄翔(左)

千秋楽の熱戦を写真で振り返ります。

幕内

朝乃山押し出し正 代

朝乃山(手前)との取組中、式守伊之助(左)にぶつかる正代(撮影・鈴木正人)

朝乃山(奥)に押し出される正代(左)を回避できず接触してしまう行司の式守伊之助(撮影・河田真司)

朝乃山(左から2人目)は正代を押し出しで破る。行司の式守伊之助(左)は土俵に押し出されたが、履いていた草履は残っていた(撮影・小沢裕)

正代 相手の圧力に負けて下がってしまった。そこがいけなかった。(大栄翔が先に優勝を決めたが)先に決められた方が気は楽だった。何とか勝てるように気持ちを作っていったが、最後の一番としては後味が悪い。また頑張ります。

照ノ富士すくい投げ明 生

明生(右)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

高 安はたき込み隆の勝

高安(左)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・河田真司)

高安(後方)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

隆の勝 最後の相撲に勝ててよかった。(大栄翔の優勝は)刺激になります。

霧馬山押し出し御嶽海

霧馬山(左)を押し出す御嶽海(撮影・河田真司)

御嶽海 来場所につながる一番と思ったんで、しっかり勝ててよかった。15日間、何とか体がもったかなと思います。目標の2桁にあと1番が遠かったが、来場所に向けてまた頑張ります。

北勝富士押し出し逸ノ城

逸ノ城(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)

隠岐の海突き出し大栄翔

隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海(左)を突き出しで破り、幕内優勝を決める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海を突き出しで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)

大栄翔 (優勝インタビュー)自分の相撲を取りきるしかない。悔いがないよう、思い切りいこうと迷わずいきました。本当うれしさしかない。よかったです、本当に。(賜杯は)あんなに重いとは思わなかった。びっくりしている。

宝富士寄り倒し志摩ノ海

宝富士(奥)を寄り倒しで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)

志摩ノ海 根負けしなかった。頭上げず、我慢していけと稽古場で師匠(木瀬親方)に言われるが、それを実行できたと思う。

琴勝峰勇み足佐田の海

琴勝峰(右)は佐田の海の勇み足で白星(撮影・鈴木正人)

豊昇龍寄り倒し阿武咲

豊昇龍(下)を寄り倒しで破る阿武咲(撮影・河田真司)

阿武咲 終始落ち着いて相撲がとれた。最後のいい相撲で締めくくれてよかった。

栃ノ心寄り切り照 強

照強(左)は寄り切りで栃ノ心を破る(撮影・小沢裕)

琴恵光押し出し玉 鷲

玉鷲(左)に押し出される琴恵光(撮影・河田真司)

玉鷲 (歴代7位タイの通算連続1316回出場を白星で飾り)記録は気にしていないし考えていない。しっかりやり続ければこういう感じになる。人がどう思うかで、自分からはあまり言えない。

遠 藤寄り切り琴ノ若

琴ノ若(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・河田真司)

琴ノ若 (勝てば敢闘賞の一番に敗れ)自分の力不足なので、しっかり受け止めたまた稽古を積みたい。

竜 電押し出し碧 山

竜電(左)を押し出し出しで破る碧山(撮影・河田真司)

明瀬山押し出し

1回目の取組で同体となる輝(左)と明瀬山(撮影・河田真司)

明瀬山と輝の一番で物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)

明瀬山(右)を押し出しで破る輝(撮影・鈴木正人)

 (物言いで同体取り直しの末に勝利)どっちかなという感じで、もう一番あってもいいように気持ちを切らさずにいった。2番目の相撲は自分らしく攻めていけた。ああいう相撲をとれたら来場所につながる。

翠富士肩透かし翔 猿

翔猿(右)を肩すかしで破る翠富士(撮影・河田真司)

翔猿 (6勝9敗で終わり)ちょっとダメだったスね。まだまだ安定していない。自分の相撲を磨いていきたいです。

徳勝龍押し出し大翔丸

徳勝龍(右)を押し出しで破る大翔丸(撮影・鈴木正人)

豊 山押し出し妙義龍

豊山(左)を押し出しで破る妙義龍(撮影・河田真司)

妙義龍 いつもより緊張しましたね。(千秋楽)7勝7敗は何回もあるが、勝つと負けるでその後が全然違う。勝ち越せたのは大きい。

天空海押し出し英乃海

天空海(左)を押し出しで破る英乃海(撮影・鈴木正人)

英乃海に押し出しで敗れた天空海(撮影・河田真司)

大相撲初場所千秋楽の幕内土俵入り(撮影・河田真司)

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宇良はクルリ、霧馬山まわしが…/14日目写真特集

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭大栄翔が、単独首位に立って初優勝に王手をかけた。過去6勝8敗と合口の悪い玉鷲相手に、得意とする強烈な突き押しで勝負。土俵際に追い込むも、玉鷲の押しに引いてしまった。土俵際に追い込まれる形となったが、慌てることなくはたき込みではわせた。自己最多の12勝目を挙げた。

結びの一番前に登場した大関正代は、関脇照ノ富士と白熱した取組を披露。何度も土俵際に追い込み、照ノ富士の体勢を何度も崩したが、あと1歩及ばず。最後は照ノ富士のはたき込みに屈した。3敗に後退し、1差で大栄翔を追いかける展開となった。

大関復帰を目指す照ノ富士は、10勝目を挙げて2場所連続の2桁白星。春場所での大関とりに向けて、足固めを作った。結びの一番では、大関朝乃山が明生を下して10勝目を挙げた。

14日目の熱戦を写真で振り返ります。

幕内

朝乃山(10勝4敗)突き落とし明生(8勝6敗)

明生(左)を突き落としで破る朝乃山(撮影・河田真司)


照ノ富士(10勝4敗)叩き込み正代(11勝3敗)

★正代「何度か土俵際でチャンスがあったが、そこで決めきれなかった。最後はスタミナ負けというか、足から崩れてしまった。まだまだ課題はいっぱいある。終わったことなので引きずらないようにできたらいい。(千秋楽は1差)とりあえずあと2番取るくらいの気持ちで、ここで集中を切らさないようにしたい。(優勝を逃した昨年初場所も14日目に幕尻優勝の徳勝龍に黒星)初場所の14日目は鬼門ですね」

正代(後方)の攻めを耐える照ノ富士(撮影・鈴木正人)

正代(右)をはたき込みで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

照ノ富士に敗れ3敗目を喫し、険しい表情で土俵から引き揚げる正代(撮影・河田真司)


隠岐の海(7勝7敗)叩き込み隆の勝(8勝6敗)

☆隆の勝「落ち着いて回り込めたかなと思う。危なかった。今場所そんなに気持ちが落ちることなく白星が先行できていた。余裕があった。(勝ち越しは)自信になる。うれしく思います」

正代(右)をはたき込みで破る照ノ富士(撮影・河田真司)


遠藤(6勝8敗)寄り切り御嶽海(8勝6敗)

翠富士(左)を寄りきりで破る遠藤(撮影・鈴木正人)


高 安(9勝5敗)寄り切り輝(5勝9敗)

輝(左)を寄り切りで破る高安(撮影・河田真司)


玉鷲(5勝9敗)叩き込み大栄翔(12勝2敗)

☆大栄翔「今日も立ち合いが良かった。前に出られて良かった。(結果ははたき込みでの勝利だが)前には出られている。流れの中のはたき。そこは自分の中では大丈夫。(優勝争いの重圧)いい感じの緊張感でやれている。その中で取るのは大変なことだけど頑張っていきたい。(千秋楽へ)あした最後なので思い切り自分の相撲を取ることが一番。気持ちを強く持って、自分の相撲を取りきりたい。変にかたくなって負けてしまうことは後悔が残る。取るなら思い切り自分の相撲を取った方が悔いはない」

玉鷲(手前)をはたき込みで破る大栄翔(撮影・河田真司)

玉鷲(右)をはたき込みで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

玉鷲をはたき込みで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)


北勝富士(6勝8敗)押し出し碧山(5勝9敗)

☆北勝富士「本当に負け越して吹っ切れた。本来の動きができるようになった。しっかり前に圧力をかけて、我慢して我慢して取れた」

碧山(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)


宝富士(9勝5敗)寄り切り逸ノ城(9勝5敗)

宝富士(奥)に寄り切りで敗れる逸ノ城(撮影・河田真司)


志摩ノ海(8勝6敗)寄り切り阿武咲(8勝6敗)

★阿武咲「気持ちでは思い切って先手、先手でいきたかったが、低さ負けですかね」

阿武咲(左)を寄り切りで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)


琴勝峰(1勝13敗うっちゃり照強(6勝8敗)

琴勝峰(奥)をうっちゃりで破る照強(撮影・河田真司)

琴勝峰(左)をうっちゃりで破る照強(撮影・河田真司)

琴勝峰(左)をうっちゃりで破る照強(撮影・河田真司)


栃ノ心(4勝10敗)寄り切り明瀬山(9勝5敗)

☆明瀬山「胸借りるつもりで思い切り当たりました。相手はずっと幕内張って、優勝経験して、大関にもなったんで格上じゃないですか。ダメだったらしょうがないと目いっぱい、いきました」

栃ノ心(右)を寄り切りで破る明瀬山(撮影・河田真司)


竜電(4勝10敗)小手投げ天空海(5勝9敗)

☆天空海「圧力がちょっとは伝わったかな。差されても落ち着いて考えて動けた。(千秋楽は幕内に)残るとか残れないは関係なく、いい相撲をとりたい」

竜電(左)を小手投げで破る天空海(撮影・河田真司)


豊昇龍(9勝5敗)送り出し翔猿(6勝8敗)

翔猿(左)を送り出しで破る豊昇龍(撮影・河田真司)


翠富士(8勝6敗)押し出し霧馬山(8勝6敗)

☆霧馬山「(まわし待ったもあり)長かったですね。我慢してとって勝ってよかった」

霧馬山(右)のまわしが外れ、締め直す行司の式守勘太夫(撮影・河田真司)

霧馬山(中央)のまわしを締めあげる式守勘太夫(撮影・鈴木正人)

翠富士(右)を押し出しで破る霧馬山(撮影・河田真司)


徳勝龍(3勝11敗)押し出し佐田の海(5勝9敗)

☆徳勝龍「(9連敗から脱出し)調子が悪いなら調子が悪いなりにやらないとダメ。気持ちだけは切れないように、強い気持ちを持ってどんどんやるしかないという感じだった」

佐田の海(右)を押し出しで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)


琴恵光(6勝8敗)寄り切り妙義龍(7勝7敗)

妙義龍(左)は寄り切りで琴恵光を破る=(撮影・小沢裕)


豊山(7勝7敗)押し倒し琴ノ若(10勝4敗)

☆琴ノ若「休まず動いたのがよかった。(2桁10勝目は)一番一番しっかり力を出し切ることだけを考えてやっている。その中でしっかり体が動いたのが、少しずつつながったのかなと思う」

★豊山「止まったところが全てだった。止まる前に勝負を決めたかった。あと一番なので全部出し切って終わりたいと思う」

豊山(左)を押し倒しで破る琴ノ若(撮影・河田真司)

十両

東龍(6勝8敗)押し出し宇良(10勝4敗)

宇良(左)は居反り狙いのような体勢で東龍の下に潜り込む(撮影・小沢裕)

東龍(左)に居反りを仕掛ける宇良(撮影・鈴木正人)

東龍(奥)を攻める宇良(撮影・河田真司)

東龍(左)を押し出しで破る宇良(撮影・河田真司)

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関脇隆の勝が2場所連続の勝ち越し「自信になる」

隠岐の海(左)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

関脇隆の勝(26=常盤山)が、新三役から2場所連続の勝ち越しを決めた。

ベテランの隠岐の海をはたき込んで8勝6敗とした。立ち合い当たって左差しから、差し手を抜いて左に回り込むと、一瞬攻め込まれたが、相手の足がついてこなかった。「落ち着いて回り込めたかなと思う。危なかった」と、ひやりとした一番を振り返った。

4勝3敗の7日目から白星と黒星が交互に続く“ぬけぬけ”だったが「今場所はそんなに気持ちが落ちることなく、白星が先行できていた。心的に余裕あった」と振り返る。新三役から2場所連続、関脇での勝ち越し。次期大関候補としても期待される26歳は「自信になる。うれしく思います」と素直に喜んだ。

隆の勝(左)は隠岐の海をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)

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ヒヤヒヤ正代逆転劇&猛進大栄翔/13日目写真特集

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

首位の2人が、そろって2敗を守った。先に取組を行った西前頭筆頭大栄翔は、竜電を下して自己最多タイの11勝目。下からの低く、強烈なもろ手突きで竜電の上体を起こし、回転の効いた突き押しで押し出した。

かど番を脱出した大関正代は、結びの一番で関脇隆の勝と対戦。引いて土俵際に追い込まれたが、土俵を割る寸前に逆転のはたき込み。軍配は正代に上がり、物言いがついたが、協議の結果、軍配通りとなった。優勝争いは千秋楽にもつれ込む展開となった。

大関朝乃山、関脇照ノ富士、平幕の逸ノ城、琴ノ若が4敗を守り、2敗の正代、大栄翔に食らいついた。

13日目の熱戦を写真で振り返ります。

【序の口】

藤井2冠にあやかり改名の勝南桜、82連敗…

勝南桜寄り切り高野

高野(右)に押し出しで敗れる勝南桜(撮影・河田真司)

【十両】

貴源治寄り切り美ノ海

貴源治に寄り切りで敗れ白鷹山(右)の上に落ちる美ノ海(撮影・鈴木正人)

貴源治に寄り切りで敗れた美ノ海は土俵下で頭を押さえる(撮影・小沢裕)

貴源治(左)との取組で土俵下に落ち立ち上がれない美ノ海(中央)(撮影・鈴木正人)

貴源治との取組で土俵下に落ち痛そうな表情を見せる美ノ海(撮影・鈴木正人)


宇 良肩すかし錦 木

錦木(左)の肩をとる宇良(撮影・鈴木正人)

錦木(手前)を肩すかしで破る宇良(撮影・鈴木正人)


東 龍寄り切り王 鵬

東龍に寄り切りで敗れ、土俵を引き揚げる王鵬(撮影・鈴木正人)

【幕内】

豊 山突き落とし明瀬山

豊山(左)を突き落としで破る明瀬山(撮影・鈴木正人)

明瀬山 (幕内で初めて勝ち越し)やったぜぇぇぇって感じですね。うれしすぎてちょっと一瞬、ウルッときました。長かったですからね。

豊山 あんなに前に出て行く必要があったのかと。離して、いていこうと頭にあったけど、気が付いたら転んでいた。気持ちだけが前につんのめっていた。


逸ノ城寄り切り佐田の海

逸ノ城(奥)に寄り切りで敗れ、土俵下で膝をつく佐田の海(撮影・河田真司)

逸ノ城 しっかり自分の形になりたかった。納得のいかない相撲だった。残り2番はしっかり勝ちたい。


琴ノ若突き落とし碧 山

琴ノ若は碧山(右)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)

琴ノ若 俵の上に足が乗っている感覚、残っている感覚はあった。上手を求めて引っ張り込んでしまったけど、圧力に負けずに前に出ることはできた。流れの中で引いたので、直すところは直したい。(残り2日は)星勘定せずに力を出すのがポイントになる。


志摩ノ海内掛け豊昇龍

志摩ノ海(手前)に内掛けをしかける豊昇龍(撮影・河田真司)

豊昇龍(上)は内掛けで志摩ノ海を破る(撮影・小沢裕)

豊昇龍 (5連敗から8連勝で勝ち越し)今すごく落ち着いている気持ちですね。(志摩ノ海に)前2回負けてるんで、まわしが取れてよかった。


翠富士すくい投げ妙義龍

妙義龍(手前)に技をしかける翠富士(撮影・鈴木正人)

翠富士(右)は妙義龍をすくい投げで破る(撮影・小沢裕)

懸賞金を手に土俵を引き揚げる翠富士(撮影・鈴木正人)


照 強はたきこみ霧馬山

照強(右)をはたき込みで破る霧馬山(撮影・鈴木正人)

霧馬山 (まげつかみではの物言いがつくも軍配通り)自分では触っていないと思った。勝ってよかった。(勝ち越し王手も)いつも通り1日一番、しっかりやっていきたい。


栃ノ心寄り切り琴恵光

激突する琴恵光(左)と栃ノ心(撮影・鈴木正人)

栃ノ心に寄り切りで敗れ、息が上がる琴恵光(撮影・鈴木正人)


明 生押し出し阿武咲

明生(左)を激しく攻める阿武咲(撮影・鈴木正人)


琴勝峰小手投げ天空海

琴勝峰(右)を小手投げで破る天空海(撮影・鈴木正人)

琴勝峰(下)を小手投げで破った天空海(撮影・河田真司)

天空海 若手のゴリゴリ系とは相撲とって楽しいですね。あと2番ですね。けがなく終えて、来場所に向けて早く一から鍛え直したい。


宝富士押し出し翔 猿

宝富士に押し出しで破れ土俵下に落ちる翔猿(撮影・鈴木正人)


竜 電押し出し大栄翔

竜電(右)を激しく攻める大栄翔(撮影・鈴木正人)

大栄翔(右)は竜電を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

大栄翔 前に出られたので本当に良かったです。思い切りいこうと考えた。(優勝への意識は)ゼロではないけど、変に考えすぎずに1日一番でやっていきたい。


北勝富士押し出し徳勝龍

押し出し御嶽海

御嶽海 自分の相撲が取れた。(勝ち越しは)素直にうれしい。(残り2日間へ)自分の目標の2桁しっかり取れるようにやっていきたい。ここまできたら残り2つしっかり取りたい。


高 安突き出し玉 鷲

照ノ富士押し出し遠 藤

朝乃山上手投げ隠岐の海

隠岐の海(手前)を上手投げで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる朝乃山(撮影・鈴木正人)


隆の勝はたきこみ正 代

隆の勝(後方)をはたき込みで破る正代(撮影・鈴木正人)

隆の勝との一番で物言いがつき審判団の協議を待つ正代(撮影・小沢裕)

勝ち名乗りを受ける正代(撮影・小沢裕)

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行司泣かせ正代の“強運ぶり”理事長は大関相撲期待

隆の勝(左)をはたき込みで破る正代(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

全くもって行司泣かせの大関正代(29=時津風)の相撲に、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)も「明日から相撲内容も変わるでしょう」と、場所も大詰めの取り口に期待した。

10日の遠藤戦、11日目の隠岐の海戦(2番)に続き、この日の隆の勝(26=常盤山)との一番も、立行司式守伊之助のまわしうちわで軍配をもらったが、物言いがついた。押し相撲の隆の勝を、まともに引いて呼び込み絶体絶命の土俵際で、右足一本で残り、はたき込んで隆の勝の右手を先につかせた。

神懸かり的な“強運ぶり”で平幕の大栄翔(27=追手風)と並び、2敗で優勝争いのトップを並走も、大関としての相撲内容としては物足りなさも。そんな思いと、残り2日は実力者の関脇照ノ富士、大関朝乃山との対戦(照ノ富士戦は発表済み)ということもあり、八角理事長は前述の言葉を述べた。さらに「大関としてコロナ禍で(観戦に)来てくれるお客さんに、最後まで楽しませる責任がある」とし「明日からきっちり、気を引き締めてくれるでしょう」と“大関相撲”に期待した。

隆の勝との一番で物言いがつき審判団の協議を待つ正代(撮影・小沢裕)
懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる正代(撮影・鈴木正人)

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正代またも「ヒヤリ」4日間で4度の物言いも白星

隆の勝(左)をはたき込みで破る正代(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が、またも「ヒヤリ」の相撲ながらトップに並ぶ2敗を死守した。関脇隆の勝の圧力にたまらず引いてしまうが土俵際、右足を俵に残してのはたき込みを決めた。

かど番を脱出した10日目から4日間で計4度目の物言いがついたが、白星を手にした。西前頭筆頭の大栄翔は力強い相撲で11勝目。ピタリ並走で残り2日、互いに落とせない緊迫の土俵に臨む。

   ◇   ◇   ◇

行司泣かせだ。結びの一番を裁いた式守伊之助は隆の勝にあげた軍配をまわしうちわで正代へ。その後に物言いがつくも、俵にかけた正代の右足はしっかり残っていた。10日目から4日間で4度目の物言い。際どい勝負をいずれもつかみとり、トップの座を守った。

「ああいう形をなくそうと努力しているがとっさに出てしまう」。隆の勝の圧力に上体が浮き、「今日は引くことに専念しましたね」。まともに引いたが、土俵際での巧みさがある。「押し込まれたが、それでも勝てている。体の反応はいいかもしれない」。かつてはマイナス思考で「ネガティブ力士」と表現されたが、すべてに前向きな「ポジティブ力士」に変わった。

先に大栄翔が2敗を守った。後にとる正代に「負けられない」重圧がのしかかる。その中で危ない相撲を拾えているのは、運も味方している。「並んでいる力士がいるんで、まだ気は楽な方と思う。(優勝争いの)まだそんなに意識は…したくない。できればしたくない」と振り払った。

大栄翔とは3日目に負けて本割での対戦を終えているだけに、やり返すには相星で千秋楽、優勝決定戦しかない。その意欲はふつふつとたぎらせている。「(直接対決で)負けちゃってるんで。できるだけ落とさないように、千秋楽まで持ち込んで決定戦とかなればいいと思います」。14日目は関脇照ノ富士、千秋楽は大関朝乃山と実力者が立ちはだかるが、ここは1歩も引けない。「ついてる気もします」。目に見えない追い風を感じつつ、マッチレースに気合を入れた。【実藤健一】

隆の勝(左)をはたき込みで破る正代(撮影・河田真司)
勝ち名乗りを受ける正代(撮影・小沢裕)

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正代2敗死守「体の反応いい」土俵際またも接戦制す

隆の勝(左)をはたき込みで破る正代(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇13日日◇22日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が、またも物言いがつく際どい勝負を制して、トップに並ぶ2敗を死守した。

関脇隆の勝に懐に入られ、上体が起き上がってたまらずまともに引いた。しかし土俵際、右足を俵に残し、うまく体を回しながらのはたき込みを決めた。行司・式守伊之助の軍配は1度は隆の勝もまわしうちわで正代へ。物言いがつくも、軍配通りとなった。

「引いてしまったのがよくなかった。ああいう形になるのは押し込まれてしまっている。それをなくすように努力しているが、とっさに出てしまう。それでも勝てているんで、体の反応はいいかもしれない」

先に2敗を守った大栄翔にピタリ並走。すでに本割での対戦は3日目に終えており、正代が負けている。それだけに「(優勝争いを)千秋楽まで持ち込んで、決定戦とかになればいいと思います。(あと3番のつもりか問われ)そのつもりで、体のケアとかしていきたい」。互いに落とせない、緊迫の残り2日間に臨む。

隆の勝(後方)をはたき込みで破る正代(撮影・鈴木正人)

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神懸かり的な正代は実力がある証拠/大ちゃん大分析

隆の勝(左)をはたき込みで破る正代(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

4日間で4番も物言いがつく相撲を取るのも珍しいな。それでも相撲に負けて勝負には全部勝っている。正代の神懸かり的な相撲だが、それだけ実力がある証拠で勝つべくして勝っているとみている。隆の勝戦も確かに大関として褒められた内容ではない。最近の悪い癖で押し相撲相手に、はたいてしまった。それでも俵までの距離は頭に入っていて、土俵際で勝負を決められるという計算があるんだろう。勝ち方に異論はあるだろうが、横綱不在の場所で責任を果たしている。

大栄翔も役力士を連破した前半戦のような相撲を久しぶりに見せた。番付下位相手に、役力士と対戦した時のような攻めの姿勢で臨めるかが問題だったが、2敗したことで逆に、その気持ちを取り戻したと思う。2敗で並ぶ両者の優勝争いは正代次第ではないか。やはり残る照ノ富士、朝乃山は難敵だ。ここは何としても最後まで楽しませてほしい。(元大関朝潮・日刊スポーツ評論家)

隆の勝(後方)をはたき込みで破る正代(撮影・鈴木正人)

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大栄翔、正代が2敗堅守 朝乃山ら4人が4敗

竜電(右)を激しく攻める大栄翔(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

首位の2人が、そろって2敗を守った。先に取組を行った西前頭筆頭大栄翔は、竜電を下して自己最多タイの11勝目。下からの低く、強烈なもろ手突きで竜電の上体を起こし、回転の効いた突き押しで押し出した。

かど番を脱出した大関正代は、結びの一番で関脇隆の勝と対戦。引いて土俵際に追い込まれたが、土俵を割る寸前に逆転のはたき込み。軍配は正代に上がり、物言いがついたが、協議の結果、軍配通りとなった。優勝争いは千秋楽にもつれ込む展開となった。

大関朝乃山、関脇照ノ富士、平幕の逸ノ城、琴ノ若が4敗を守り、2敗の正代、大栄翔に食らいついた。

新入幕の翠富士は、妙義龍をすくい投げで破って勝ち越しを決めた。再入幕の明瀬山は、豊山を突き落としで破って幕内で初めて勝ち越すなど、番付下位の2人が存在感を示した。

初日から5連敗した豊昇龍は、志摩ノ海を内掛けで破って8連勝して勝ち越し。阿武咲は優勝争いに加わっていた明生を下し、2場所ぶりの勝ち越しを決めた。

正代(左)は隆の勝をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)

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隆の勝が2場所連続の勝ち越し王手 大関とり起点へ

遠藤(左)を押し出す隆の勝(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

関脇隆の勝(26=常盤山)が、新三役から2場所連続の勝ち越しに王手をかけた。

平幕の遠藤を押し出して7勝5敗。引く場面もあったが右をのぞかせると、差し手を抜き、厳しいおっつけで相手の体勢を崩した。「途中はたいたり弱気な部分も出たが、最後押し込めた。自然と体が動いてくれたので良かった」と振り返った。

新三役だった昨年11月場所は、関脇の地位で8勝7敗の成績を残した。成長著しい26歳の2021年の目標は、初優勝と大関昇進。残り3日間全勝すれば、大関とりの起点になる。今場所のラストスパートへ「自分らしい前に出る相撲を心掛けて頑張りたい」と意気込んだ。

遠藤(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)
遠藤を押し出しで破った隆の勝(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹が偉業、宇良足取り/12日目写真特集

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

カド番を脱した大関正代(29=時津風)と三役総ナメ快進撃の前頭筆頭大栄翔(27=追手風)が2敗でV争いトップを並走。朝乃山(26=高砂)、明生(25=立浪)の2人が3敗で追う。

12日目の熱戦を写真で振り返ります。

50歳以上116年ぶり! 現役最年長の華吹が勝ち越し

立ち合いから左四つ、上手投げで崩して

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

最後ははたき込みで料理

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

桜をはたき込みで破り勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・鈴木正人)

【十両】

宇良足取り水戸龍

馬力のある水戸龍に押し込まれたが土俵際で耐え

水戸龍(左)の攻めを耐える宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(右)を攻める宇良(撮影・鈴木正人)

体を密着させて右腕を取ると、流れで右足を取って一気に前へ

水戸龍(左)を足取りで破る宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(右)を足取りで破る宇良(撮影・河野匠)

水戸龍(手前)を足取りで破った宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(左)を足取りで破った宇良(撮影・江口和貴)

水戸龍(手前)を足取りで破った宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(右)を足取りで破った宇良(撮影・河野匠)

【幕内】

天空海寄り倒し明瀬山

天空海(左)を寄り倒しで破った明瀬山(撮影・鈴木正人)

明瀬山 「いつも通り変わらずです。早く終わってほしい感じです。あと3日、準備運動しっかりして頑張ります」


佐田の海寄り切り琴恵光

明生(右)の攻めに土俵際で残る大栄翔(撮影・江口和貴)

琴恵光 「相手より下に入る意識でとれました。最後まで落ち着いてとれた」


志摩ノ海寄り切り豊 山

志摩ノ海に寄り切りで敗れた豊山(撮影・江口和貴)

豊山 「勝ちたい、勝ちたいで冷静さを失っていた。悔しいですね」


翠富士肩すかし碧 山

碧山(左)の攻めを耐える翠富士(撮影・河野匠)


豊昇龍送り出し妙義龍

琴ノ若寄り切り霧馬山

照 強押し出し翔 猿

照強(右)を攻める翔猿(撮影・鈴木正人)

翔猿 「攻められたんでよかったと思います。自分の相撲を取りきればいいかと気持ちを落とさずやろうと頑張っています」


琴勝峰送り倒し徳勝龍

徳勝龍(下)を送り倒しで破る琴勝峰(撮影・鈴木正人)


逸ノ城はたき込み阿武咲

阿武咲(左)をはたき込みで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)

阿武咲 「張り差しは頭に入っていた。最後、足が流れただけで悪い相撲ではなかった」


宝富士突き落とし

北勝富士押し出し栃ノ心

北勝富士(手前)に押し出しで敗れる北勝富士(撮影・江口和貴)


明 生突き落とし大栄翔

明生(右)の攻めに土俵際で残る大栄翔(撮影・江口和貴)

明生(手前)を突き落としで破る大栄翔(撮影・江口和貴)

大栄翔 「ちょっと見ていきすぎた。最後まで諦めないで良かった。(土俵際は)残るしかないという感じで、精いっぱい残った。ひとまず10番勝てたことは良かった。1日一番しか取れない。全部勝たないと優勝できない。最後まで1日一番(という気持ち)は忘れないようにしたい」


高 安寄り切り隠岐の海

高安(右)を寄り切りで破る隠岐の海(撮影・鈴木正人)


玉 鷲巻き落とし御嶽海

玉鷲(右)を巻き落とす御嶽海(撮影・河野匠)

御嶽海 「良かったと思う。自分の相撲が取れた。(巻き落としを決めた経験は)1回、学生のときにある。立ち合い当たれて足も出ている。自分の相撲を取って、しっかり前に出る相撲を取りたい」


遠 藤押し出し隆の勝

遠藤(左)を押し出す隆の勝(撮影・河野匠)

隆の勝 「途中はたいたり弱気な部分も出たが、最後押し込めた。自然と体が動いてくれたので良かった。自分らしい前に出る相撲を心掛けて頑張る」


竜 電寄り切り正 代

竜電(右)を寄り切る正代(撮影・河野匠)

竜電を寄り切り懸賞金を受け取る正代(撮影・河野匠)

正代 「(前日11日目は際どい勝負だったが)いつも通り過ごして、自分の相撲を取ることだけに集中した。その日できる一番いい相撲を取れるように集中したい」


朝乃山寄り切り照ノ富士

照ノ富士に寄り切りで敗れる朝乃山(撮影・江口和貴)

照ノ富士(左)に寄り切られる朝乃山(撮影・河野匠)

照ノ富士(後方)に敗れ、悔しそうな表情を見せる朝乃山(撮影・河野匠)

照ノ富士 「最初すぐ上手取れなかったけど、落ち着いてやれて良かった。どんな相手でもまわし取れば自分の方が強いと自信を持ってやっている」

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朝乃山かど番脱出「終わった訳ではない」V争い意識

かど番を脱出した朝乃山は控えで目をつむりながらホッとした表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が物言い3連発でも2敗を守り、優勝争いのトップに並んだ。

隠岐の海との一番は同体取り直し。2番目も一方的に寄り倒された相撲に見えたが、隠岐の海の勇み足で軍配差し違えとなった。前日10日目も物言いがつく際どい勝負を制しており、幸運を引き寄せて残り4日の勝負に臨む。大栄翔は2敗目。大関朝乃山が勝ち越し、かど番脱出で明生とともに1差につけた。

   ◇   ◇   ◇

大関朝乃山が、待望のかど番脱出を果たした。立ち合いすぐに右を差し、左で抱えながら出たが、隆の勝にうまく回り込まれた。四つを嫌われ、突き放されたが慌てずに対応。隆の勝が前に出てきた瞬間に、タイミング良くはたき込んだ。「ちょっと上体が高かったけど、足の運びが良かったのが次の攻めにつながった」と振り返った。

新型コロナウイルスの影響で年末年始は、角界入り後初めて地元・富山へ帰省しなかった。地元からの応援を直接肌で感じることはできなかったが、稽古休みで空いた時間を有効に活用した。昨年の11月場所で右肩を負傷し、初めて経験した途中休場。不安や焦りがあったというが「ケガしない体を作らないといけないなと思った」と一から体作りに着手し、自身初のかど番で迎える初場所に臨んだ。

かど番を脱出したが「脱出といって終わったわけではない。引き締めたい」と、優勝争いを意識した。12日目の対戦は、過去3戦0勝の照ノ富士。「自分より一回り体が大きいので先に先に攻めたい。自分の相撲を取れば結果はついてくる」と意気込んだ。難敵を下し、自身2度目の優勝へ歩みを進める。【佐々木隆史】

隆の勝(左)をはたき込みで破る朝乃山(撮影・小沢裕)

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正代並んだ「流れきてる」物言い3連発2日とも白星

正代(左)は隠岐の海に投げられるも同体取り直しとなる(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が物言い3連発でも2敗を守り、優勝争いのトップに並んだ。隠岐の海との一番は同体取り直し。2番目も一方的に寄り倒された相撲に見えたが、隠岐の海の勇み足で軍配差し違えとなった。前日10日目も物言いがつく際どい勝負を制しており、幸運を引き寄せて残り4日の勝負に臨む。大栄翔は2敗目。大関朝乃山が勝ち越し、かど番脱出で明生とともに1差につけた。

  ◇   ◇   ◇

勝ちに不思議の勝ちあり。プロ野球の名将、野村克也さんが天国でつぶやいたかもしれない。取組後の正代は苦笑いだった。「内容的にはよくなかったが、この一番を拾えたことは今後、大きくなるんじゃないか。ただ、今日みたいな相撲はとらないようにしたい」。相撲としては2番続けて相手の流れでも結果は白星。優勝争いトップに並ぶ大きな1勝をつかんだ。

隠岐の海には過去4勝5敗だった。「けんか四つなんで。今日は隠岐の海関の形になった」。最初の一番、左四つから一気に出るが、土俵際で突き落としを食らった。完全に正代の体は飛んでいたが物言いがつき、隠岐の海の足が出たのと同時で取り直しとなった。

その一番も左四つから一気に寄り倒された。しかし物言い。正代は「(隠岐の海の)足のことは全然分からなかった。物言いがついたんで、もしかしたら(もう一番)あるかなという感じでした」。協議の結果は隠岐の海の勇み足。「2番目は一方的だったんで精神的にきていた。精神的に切り替える余裕もなかった」と正代にとっても“まさか”の結末だった。

前日10日目も、遠藤との物言いがつく激しい攻防を制した。2日間で3番連続の物言いも珍しいが、いずれも白星を引き寄せたことに「流れはきてるんじゃないかと思う」。大栄翔が2敗目を喫した後の土俵で「気にしていないつもりだったが、心のどこかにあったかも。ちょっと硬かったかな」と冷静に振り返った。

初めて経験するかど番脱出に全集中してきた。それをクリアした直後だけに「少し疲れたかな、と」と本音もこぼれる。優勝争いも絞られてきた中で残り4日。大関朝乃山に照ノ富士、隆の勝の両関脇と上位陣が待ち受ける。「(優勝争いは)意識せずにいきたい」。幸運に押され、2度目の賜杯へ突き進む。【実藤健一】

隠岐の海(左)の勇み足で2敗を守った正代(撮影・江口和貴)
正代と隠岐の海の一番は軍配が隠岐の海に上がるも物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)
審判団の協議の結果、隠岐の海の勇み足での勝ちとなり、思わず天を仰ぐ正代(撮影・河野匠)
協議の結果、隠岐の海の勇み足での勝ちとなり、懸賞金を受け取る正代(撮影・河野匠)

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肩の力抜けた朝乃山は本来の姿に/大ちゃん大分析

隆の勝(手前)をはたき込みで破った朝乃山(撮影・江口和貴)

<大相撲初場所>◇11日目◇20日◇東京・両国国技館

師匠の座を譲って、これほど肩の力を抜いて朝乃山の相撲が見られるとは思わなかった(笑い)。だから気持ちも、くみ取れる。自分も経験したが、初めてのかど番は8番勝って大関の地位を守らないといけないという気負いで、肩に力が入り自分の相撲の流れに持ち込めない。前半の朝乃山はそうだったろう。3つ負けて、ようやく本来の姿に戻った。押しの強い隆の勝に、右から振られ肩越しの左上手を切られても、圧力をかけ続けたから体勢を崩すことができた。

正代とともに番付最上位として、曲がりなりにも優勝争いに加わった。かど番脱出でホッとしたいところだが、大関としては最後まで優勝争いに加わらなければダメだ。千秋楽結びの一番まで可能性を残すためにも、12日目の照ノ富士戦が重要だ。ここは中に入って二本入れるぐらいの気持ちで行ってもいいんじゃないかな。いかん、また肩に力が入ってしまった。(元大関朝潮・日刊スポーツ評論家)

かど番を脱出した朝乃山は控えで目をつむりながらホッとした表情を見せる(撮影・小沢裕)

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