上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

木村翔2・15再起戦は花形ジム所属、当日試合限定

木村翔(2019年5月14日撮影)

ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(31)が、花形ジム所属で再起戦に臨むことになった。花形会長が20日に明らかにした。2月15日にフィリピン・マニラで、元WBO世界ミニマム級王者サビーリョ(フィリピン)と世界前哨戦の位置付けで対戦する。

木村は昨年5月の2階級制覇失敗後は、フィリピンや中国で練習していた。元日付で所属していた青木ジムが休会し、その後の所属先が未定だった。フィリピンで試合する場合でも、両国の協定から日本ボクシングコミッションの許可が必要で、そのためには国内のジムに所属する必要があった。

東日本協会会長でもある花形会長が、この試合限定での暫定移籍を引き受けた。昨年12月に協栄ジムが休会した際などにも、試合の決まっていた選手の救済を最優先に同様の措置をとっていた。

関連するニュースを読む

木村翔2・15に再起2戦目 世界前哨戦と位置付け

木村翔(2019年5月14日撮影)

ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(31)が、2月15日にフィリピン・マニラで元世界王者と再起戦に臨む。5日に中国・上海で発表した。元WBO世界ミニマム級王者メルリト・サビーリョ(35=フィリピン)と対戦する。この一戦を世界前哨戦と位置付けている。

木村は18年のV3戦で田中恒成(24=畑中)に判定負けで陥落した。昨年5月の再起2戦目でWBA世界ライトフライ級で2階級制覇を狙うが失敗した。その後は所属していた青木ジムを離れ、フィリピンや中国で練習している。現在はフィリピン人トレーナーに指導を受けている。

当面はフリーで活動し、今回からマカオ中心に格闘技イベントを展開するマスファイトのサポートを受ける。日本で試合をする場合はジムに所属する必要がある。その時までに移籍先を探す考えだ。

青木ジムは有吉会長と選手、会員との金銭トラブルで、昨年限りで休止して事実上閉鎖となった。代わってReason大貴がDANGAN AOKIに改称して移転した。旧青木ジムの大半の選手、会員も引き継いで6日にオープンする。木村も受け入れる姿勢を示している。

関連するニュースを読む

井岡一翔の所属ジムが休止する青木ジムに移転し改称

井岡一翔(2019年12月25日撮影)

ボクシング4階級制覇王者井岡一翔が所属するReason大貴ジムが、来年1月に埼玉・越谷から東京・高田馬場の青木ジムに移転し、DANGAN AOKIジムに改称する。瀬端会長が27日明らかにした。

青木ジムは有吉会長が選手、会員とのトラブルから年内で活動休止となる。45年に設立した男女世界王者を生んだ名門ジムで、関係者が存続の道を探っていた。瀬端会長は都心に移転先を探していたところで、先代会長時代に運営を一時手伝った縁もあり、青木の名を残すことで合意した。運営する興行会社名のPRも兼ねた名称変更となった。

井岡らの選手、スタッフはそのままで、承認に先駆けて1月6日にオープンする。旧青木ジム会員も引き継ぎ、選手も希望すれば受け入れる。元世界王者木村は現在フリーの形で、中国やフィリピンで練習している。移籍して残留の方向で今後話し合う予定という。

関連するニュースを読む

木村翔、ジム休会で海外主戦場も視野「フリーでも」

青木ジムの有吉将之会長にミット打ちをする木村翔(2018年9月19日撮影)

ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(30)が所属する青木ジム(東京都新宿区)は25日、今年12月31日をもって活動休止(休会)することを発表した。

「一定の理由付けができるものの、パワーハラスメントと捉えられても仕方のない状況を作り出したことは否定できません」と一部のパワハラ事実を認めた。

SNS上では所属選手に対する不当な金銭要求がジム内であったと書き込まれた。混乱を招いたことの責任を痛感している有吉将之会長(45)は同日、都内で取材に応じ「休会理由はリリース通り。申し訳ありません」と謝罪。1945年(昭20)に創立し、男女の世界王者を輩出した歴史ある名門ジムの休止を決断した。また務めていた東日本ボクシング協会、日本プロボクシング協会の両理事も25日付で退任した。

所属選手はジム移籍を迫られる。特にフィリピンで海外修行中の木村は同日、日刊スポーツの取材に応じ「ゆっくり考えます」と気持ちの整理を優先させる姿勢をみせた。もし年内に移籍先が決まらなければ「フリーでもいい。今、やることをやるだけ」と中国など海外を主戦場にすることも視野に入れていた。

関連するニュースを読む

青木ジム今年いっぱいで休会発表 パワハラなど確認

ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(30)が所属する青木ジムは25日、今年いっぱいで休会(活動休止)することを発表した。今月に入ってSNS上で同ジムが所属ボクサーらに対し、不当な金銭を要求したとされる書き込みがあったことを有吉将之会長名で謝罪。ジムの内部調査の結果として一部でパワーハラスメントが確認されたことを発表した。「当ジムといたしましても一定の理由付けができるもの、パワーハラスメントと捉えられても仕方のない状況を作り出したことは否定できません」とコメント。コンプライアンス違反があったことを認めた。

有吉会長は「長い歴史があり、また世界チャンピオンを輩出したジムの社会的責任を果たす意味で、所属選手、関係者等に心から陳謝」と監督者としての責任の重さを強調。青木ジムからの決定報告として<1>20年1月1日からジム休会<2>年内中にジム休会に伴う選手の移籍などのサポートを確実に行うこと<3>有吉会長が理事を務める東日本ボクシング協会、日本プロボクシング協会の理事職を25日付で退任する、という3点を併せて発表した。これで木村はジム移籍を完了しなければ、試合ができない状況となった。

関連するニュースを読む

青木ジムが年内休会へ コンプライアンス問題浮上

木村翔

ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(30)が所属する青木ジムが年内にも活動休止(休会)することが24日、濃厚となった。今月に入って一部でコンプライアンスの問題が浮上。ジム関係者によれば、今回の事態に対して有吉将之会長(45)が責任を痛感しており、近日中にもジムの方向性について決断するという。ジム休会となれば、木村ら所属選手は他ジムに移籍しなければ試合ができない状況となる。

   ◇   ◇   ◇

男女の世界王者を輩出した歴史ある名門ジムが、活動停止に追い込まれる見通しとなった。今月に入って青木ジム内でコンプライアンスの問題が浮上し、有吉会長が調査を続けてきた。反社会的勢力の問題ではないものの、同会長はジムを統括する立場としての責任を重く感じており、近日中に休会を含めたジムの方向性について決断をするものとみられる。

ジム休会となれば、前WBO世界フライ級王者木村ら所属ボクサーは試合ができない状態に陥る。そのため、有吉会長が各選手の意向をヒアリングした上で、ジム移籍をバックアップする流れになりそうだ。特に世界2階級制覇を目指し、5月に中国でWBA世界ライトフライ級王者カルロス・カサレス(ベネズエラ)に挑戦して敗れた木村は現役続行を希望。先月から約3カ月の予定で海外修行に出ているが、ジムの方向性が決まり次第、移籍を迫られることになる。

有吉会長は自ら理事を務めている東日本ボクシング協会と日本プロボクシング協会をはじめ、統括団体となる日本ボクシングコミッションにも現状報告している。近日中にジム休会の決断をした場合、両協会理事も辞任する意向だ。青木ジムでは08年に小関桃がWBC女子世界アトム級王座を獲得し、国内記録を更新する17度の防衛に成功。17年には木村が、五輪連覇のWBO世界フライ級王者鄒市明(中国)に敵地で挑戦して勝利。男女の世界王者を育成した有吉会長の手腕が評価されていた。

関連するニュースを読む

V2木村中国で人気爆発 次は日本で雑草対エリート

木村翔(18年7月24日撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇中国・青島

 WBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)が6回KOで、海外でV2に成功した。同級4位フローイラン・サルダール(29=フィリピン)に左ボディーを効かせ、5回にダウンを奪い、6回54秒KOに仕留めた。昨年に中国で日本人として36年ぶりの敵地での王座獲得から1年。第2のホームで日本人9人目、中国では初の海外防衛を果たした。次戦は同級1位田中恒成(23=畑中)との指名試合で、年末に日本人対決が見込まれている。

 木村が実力、成長を示す快勝だった。パンチのある相手にスタミナで後半勝負と踏んでいた。サルダールは弟ビッグが17日に神戸で世界王座を奪取。その勢いも警戒したが「予想よりパンチがなかった」と早めに勝負。3回にコーナーに詰めてラッシュ。5回に左ボディーで膝をつかせ、6回開始から休まずに攻めてまた左ボディーで仕留めた。

 約1万人収容の会場は、今や中国で人気者のKOに沸きに沸いた。1年前に上海で、オリンピックで2大会連続金メダルという中国の英雄鄒市明を番狂わせで倒した。一躍中国でも卓球の福原、サッカーの本田らに続くヒーローになった。高田馬場のジムにはこの1年で100人以上の中国人観光客がきた。「一緒に練習したい」と十数人が会員にもなったほどだ。

 日本人で海外で防衛に成功したのは、木村で8人目で10度目となる。中立国では5人目だが、中国では初開催で防衛。木村は出発前日に地元熊谷が観測史上最高気温をマークに「ボクも歴史をつくる」を有言実行。「やってきたキャリアを出せれば勝てると思っていた。日本人王者として中国の地で初めて防衛できたことを誇りに思う」と胸を張った。

 今回はシューズにたたき上げを示す「雑草」の文字を入れた。次は3階級制覇を狙う田中と年末に指名試合が決定的。相手は高校4冠のアマエリートと好対照は願ってもない相手。観戦した田中と控室で握手も「まだ強くなれるし、もっと有名になりたい」。今度は日本で強さを見せつけ、名を上げるつもりだ。

 ▼有吉将之・青木ジム会長 こんなに早く倒せるとは思わなかった。試合が決まらない中でちゃんと練習して、感謝しかない。

 ▼サルダール 木村のパンチは強くて、重かった。なすすべがなかった。

 ◆木村翔(きむら・しょう)1988年(昭63)11月24日、埼玉県熊谷市生まれ。中3で始め地元のジムに通い始めたが、高校入学後に遊びに走る。23歳で一念発起して青木ジムに入門。13年4月プロデビューは1回KO負け。その後は2分けを挟み負け知らずで、16年にWBOアジア太平洋フライ級王座獲得。昨年7月に中国・上海でWBO世界同級王座獲得。165センチの右ボクサーファイター。家族は父と弟。

関連するニュースを読む

小関桃、2階級制覇で「やりきった。次へ進みたい」

16年11月、17度目のタイトル防衛に成功したWBC世界女子アトム級王者小関

 ボクシングで日本最多17度防衛の女子世界2階級王者小関桃(35)が現役引退した。所属の青木ジムが29日、JBC(日本ボクシングコミッション)へ引退届提出とWBCアトム級とミニフライ級の両王座を返上したと発表。今後は理学療法士を目指す。

 昨年は12月の1試合だけも、熱望していたWBCミニフライ級王者黒木(Yuko)に挑戦し、2階級制覇を達成した。引退試合として臨み「やりきった。次に進みたい」とグローブを置いた。老人ホーム調理師の仕事も退職し、24日に専門学校社会医学技術学院に合格。2年前から考えていた選手経験も生かせる理学療法士の勉強に励む。

 小関は中1で競技を始め、08年にJBCが女子公認後国内初の世界戦でアトム級王座に就いた。15年には日本初の2団体統一王者になり、16年に連続防衛を17まで伸ばし、王者に9年半在位した。公認後のプロ戦績は21勝(9KO)1分け。

関連するニュースを読む

17連続防衛の小関桃引退 今後は理学療法士の道へ

小関桃(2016年11月11日撮影)

 ボクシングで日本最多17度防衛の女子世界2階級王者小関桃(35)が現役を引退した。所属の青木ジムが29日、JBC(日本ボクシングコミッション)へ引退届提出とWBCアトム級とミニフライ級の両王座を返上したと発表した。

 昨年は12月17日の1試合だけだったが、2年前から熱望していたWBCミニフライ級王者黒木優子(Yuko)に判定勝ちで2階級制覇を達成した。試合前から引退試合と決意し、「やりきった。次の人生に進みたい」とグローブを置くことにした。20日に専門学校の社会医学技術学院理学療法学科を受験し、24日に合格。今後は経験も生かして、リハビリなどのサポートをする理学療法士を目指していく。

 小関は中1でボクシングを始め、日女体大時代にアマで女子が認定されると全日本を3度制した。07年にプロへ転向し、08年にJBCが女子を公認するとWBCアトム級で国内初の世界戦に出場し、2回KOで王座に就いた。15年にはWBA同級王者宮尾(大橋)に判定勝ちし、日本初の女子統一王者になり、16年には連続防衛を17まで伸ばした。

 まだ競技人口が少なく、世界2位の防衛記録にマッチメークに苦労した日々だった。その中で王者としては9年5カ月18日在位した。有吉会長は「我慢強く同じ練習を続け、風邪で休んだ覚えもない。相手がいなくてモチベーション維持が難しい中、ここまで続けられたのは大したもの」とあらためで敬意を示した。公認後のプロ戦績は21勝(9KO)1分。

関連するニュースを読む

木村翔、驚異のスタミナ9回15連打超で初防衛

9回、五十嵐(右)をロープ際に追い込んで連打を浴びせる木村(撮影・河野匠)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館

 王者木村翔(29=青木)が挑戦者で元世界王者の五十嵐俊幸(33=帝拳)を9回2分34秒TKOで下して初防衛を果たした。驚異的なスタミナを支えに、休むことなく攻め続けた。7月に敵地中国で五輪2連覇の鄒市明を下して手にしたベルトを、凱旋(がいせん)試合で守りきり、戦績を16勝(9KO)1敗2分けとした。

 振る、振る、振る。木村はどこまでも愚直に黄色いグローブをぶん回した。「昭和のボクシング。1発もらったら2発返すしかできない」。五十嵐からの被弾を恐れずに空振りも気にしない。初回からの武骨な戦いの最後は9回。相手をコーナーに追い詰め、15発以上の連打で顔面をはね上げた。「全然疲れてない」と終盤も衰え知らずのスタミナでレフェリーストップ。「力が試される試合だった。勝ててホッとした」と声を弾ませた。

 絶対の自信を持つ体力こそ、覚悟の証しだ。中3で「強くなりたい」と競技を始めたが、「飽きやすく、集中力がなかった」。一番の苦手は単調なロードワーク。本庄北高では最後尾でタラタラが常で、当時通った熊谷コサカジムの小坂会長は「センスは抜群。コツコツが苦手」と述懐する。

 一変したのは高2で競技を離れた後、再びグローブをはめた23歳から。母真由美さん(享年44)を亡くし、「本当にやりたいことを」と覚悟を固め「遊んでいた」生活を卒業した。「最初は2分持たない。本当にしんどかった」。都内の青木ジムに移るまでの約1年間、日本一暑い熊谷の荒川河川敷で滝のような汗を流した。移籍後も、女子2階級制覇の小関の12回連続ミット打ちなどに刺激を受け同じ猛練習。他ジムにはない特訓で、地道にコツコツ。そうして無類のスタミナは生まれた。

 いまでも家賃5万円の5畳間に住む。週6日の酒の配送業も続けている。「ハングリーでいかないと。もっと貪欲に」。小坂会長からも「中国で勝っても誰も知らないぞ。ここで勝って有名になれ」とハッパを掛けられていた。勝利のリングでは中継局TBS番組内の名物、赤坂マラソンに出たいと無邪気だった。

 猛攻でインパクトは残した。「引っ越しと、1月は練習バックれて遊びます。メリハリは大事!」と笑う“昭和”の男が、18年もブンブンとリングで暴れる。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

木村翔が金星新王者!敵地で中国スター選手から奪取

日本ジム所属の世界王者

<プロボクシング:WBOフライ級タイトルマッチ12回戦>◇28日◇上海

 無名の男が中国のスター選手を敵地で撃破し、世界を射止めた。

 WBO世界フライ級6位木村翔(28=青木)が、初防衛戦に臨んだ同級王者鄒市明(ゾウ・シミン、36)に挑戦。五輪2大会連続金メダルの強敵に加え完全アウェーながら、前半はボディー攻撃で足を止める。11回にロープ際に詰め、ラッシュでTKO勝ちを飾った。日本人として9人目でのべ10回目となる海外奪取で、創設73年目の名門ジムに男子初のベルトをもたらす金星となった。

 まさにアウェーだった。王者鄒は五輪連続金メダリスト、中国2人目の世界王者、テレビ番組で人気を博したスター。今回は鄒の夫人がプロモーターだった。木村の応援団は10人程度だったが、臆せずに立ち向かった。技巧派にポイントを取られたが、11回に連打で仕留める大金星になった。

 「距離がなかなか詰められなかったが、下から上の作戦だった」と、木村は前半はボディーでスターの身とプライドを削った。「11回は嫌がって疲れているのが分かった。一気にまとめよう、前に前に出ようと思った」。敵地でのTKOで、日本人では9人目の海外奪取を成し遂げた。

 中3の時に「強くなりたい」と、友達と地元の熊谷コサカジムに通い始めた。本庄北高では早々に遊び始めて離れた。卒業後は荒れた生活を送っていたが、23歳で「何か物足りない」と再びジムへ通いだす。思い切ってプロで上を目指そうと、会長の紹介で青木ジムでプロを目指した。

 当初の練習は2回も持たず、デビューは1回KO負け。時間はかかったが、昨年初挑戦でWBOアジア・パシフィック王座をつかんでめぐってきたチャンス。6月にタイで2週間合宿し、井上尚弥との世界戦に挑戦した選手らとのスパーリングで決戦に備えた。

 45年創設の名門ジムで、マネジャーだった有吉会長は06年に就任した。女子の小関が08年王座奪取で国内最多17度防衛中。男子はジム72年目の初挑戦で初の世界王者誕生だ。会長は「判定なら負け。信じられない。ワンチャンスをよくものにした」と感謝した。

 木村は母真由美さんを20歳の時にがんで亡くした。昨年11月のアジア・パシフィック王座獲得翌日には地元熊谷にある墓前に報告。今度は胸を張って世界の報告に行く。フライ級はWBAが井岡、WBCが比嘉と日本人王者が3人いる。一気に過熱する王座奪取にもなった。

 鄒市明のコメント 「日本からはるばる来た木村選手に拍手を送ってほしい。私は負けてしまったが、この試合で中国でのボクシングの関心が高まったのであれば良かった」。

 ▼木村翔(きむら・しょう)1988年(昭63)11月24日、埼玉・熊谷市生まれ。13年4月プロデビューで1回KO負けも、その後は2引き分けを挟んで負け知らず。昨年11月にWBOアジア・パシフィック王座獲得。戦績は15勝(8KO)1敗2分け。165センチの右ボクサーファイター。家族は父と弟。

木村翔のプロ全戦績

関連するニュースを読む

小関桃と宮尾綾香が王座統一戦 女子の起爆剤に

統一戦での対戦が決まった宮尾(左)と小関

 女子ボクシングで国内初の2団体世界同級王座統一戦が実現した。WBCアトム級王者小関桃(33=青木)とWBAライトミニマム級王者宮尾綾香(31=大橋)が、10月22日に東京・後楽園ホールで対戦する。両ジムが25日に発表した。団体で名称は違うが、同じ46・2キロ以下の最軽量級王座統一戦で、最強女王をかけて激突となる。

 小関は昨年に具志堅の男子最多V13を抜き、2月に15まで記録を伸ばした。日本のトップにも「記録の価値を下げているのでは」と悩んでいた。そこで「一番強い相手とやりたい」と宮尾の名を挙げ、有吉会長に対戦を直訴していた。「最高のタイミングで最高の相手と最高の舞台で最高にうれしい」と力がこもった。

 V6戦となる宮尾は08年に大橋ジムへ移籍した。直後に小関が世界王座につき「背中すら見えなかった存在。いつかはと思ったが、決まってびっくり」と話す。大橋会長はミニマム級2団体、ジムの先輩八重樫は2階級を制覇しており「高ぶり、緊張も違い、ジム3人目になる2本目のベルトをとる」と必勝を期す。

 日本協会会長でもある大橋会長は「女子の起爆剤に」、女子委員長の青木ジム有吉会長も「人気向上のきっかけに」と決戦に期待した。【河合香】

関連するニュースを読む

柴田、公開練習「回って回って当てて」

世界戦に臨む小関桃(左)と柴田直子(撮影・河合香)

 3月3日の女子世界戦に臨む2人が、23日に都内の青木ジムで公開練習した。WBCアトム級王者小関桃(30=青木)とWBC女子世界ライトフライ級5位柴田直子(31=ワールド)で、3回のスパーリングではともに動きの良さをアピールした。

 いずれもメキシカンが相手。小関はこれまで日本人対決する多田、黒木らとスパーリング。「量は少ないが中身の濃い練習ができた」と手応えを得た。柴田は2度目の世界挑戦を控えて上の階級を相手に練習してきた。「パワー負けしないで、回って回って当てていきたい」と話した。

関連するニュースを読む

小関桃V10へ「休まず走り込んできた」

 3月3日の女子トリプル世界戦の会見が、13日に都内の青木ジムで開かれた。

 メーンではWBCアトム級王者小関桃(30=青木)が10度目の防衛戦に臨む。相手は同級15位マリア・ヒメネス(27=メキシコ)で、アジア以外とは初の対戦となる。V9戦から3カ月半と最も間隔が短いが「メキシカン相手で楽しみ。年末年始も休まず走り込んできた。技術で圧倒したい」。V10となれば、男子の日本歴代2位長谷川に並ぶ。「内容も歴史も違う」と言ったが、アジア女子では初の大台となる。

関連するニュースを読む

女子ボクシングのゆうこりんが世界初挑戦

世界戦で対戦する挑戦者の黒木(左)と王者多田

 安定王者にアイドルが挑戦だ。3月3日の女子トリプル世界戦の会見が、13日に都内の青木ジムで開かれた。

 WBAミニマム級では、王者多田悦子(31=フュチュール)に、同級12位黒木優子(21=YuKO)が世界初挑戦する。多田は日本歴代2位の8連続防衛中で、いまだに13戦無敗を誇る。黒木は17歳でプロデビューし、「女子ボクシングのゆうこりん」と言われたこともある美系。会見に出席した他の5選手は、スッピン、ショートヘアにズボン。黒木はただ1人赤いスカート、つけまつげにロングヘアとアイドルのよう。「のみこまれないよう、感動してもらえるボクシングをしたい」と控えめな抱負。関西弁でやんちゃ系の多田は「キャラが全然ちゃう。ビジュアルはかなわんわ」。得意のしゃべりのノリも悪かった。

関連するニュースを読む

桃ら女王3人集結!震災で延期も調整順調

 WBC女子トリプル世界戦(8日、東京・後楽園ホール)に出場する王者3人が3日、報道陣に練習を公開した。同フライ級王者の富樫直美(35=ワタナベ)、アトム級王者の小関桃(28=青木ジム)、ミニフライ級王者のアナベル・オルティス(24=メキシコ)がこの日、都内の青木ジムに集結。ミットボクシングやスパーリングなどをこなし、それぞれ順調な調整ぶりを披露した。

 トリプル世界戦は3月12日に開催予定だったが、東日本大震災の発生で延期。富樫が「この1カ月半は複雑な心境だった。1人でも多くの人を勇気づけられれば」と話せば、小関も「心も体もリセットして自分自身を追い込み、ボクシングに集中した」という。震災直後に帰国、前日2日に再来日したオルティスも「震災に遭われた方に、心からお悔やみ申し上げます。トリプル世界戦で元気を与えられるように、立派な試合をします」と誓った。

関連するニュースを読む

王者オルティスがミット打ちなど披露

公開練習を行ったアナベル・オルティス(撮影・藤中栄二)

 12日に東京・後楽園ホールで防衛戦を控えるボクシングWBC女子世界ミニフライ級王者のアナベル・オルティス(メキシコ)が8日、東京・新宿区の青木ジムで公開練習を行った。同級4位の藤岡奈穂子(竹原&畑山)の挑戦を受けるオルティスは2回のシャドーボクシング、3回のミット打ちなどを披露。技術的かつスピード感あふれる動きで王者の風格をみせた。昨年9月に菊池奈々子を3-0の判定で下しているオルティスは「後楽園ホールはメキシコの会場に比べてきれい。自分の家のように感じる。メキシコ女子ボクサーが男子に負けていないところをみせたい」と口にした。

関連するニュースを読む

元東洋太平洋王者 大久保雅史が引退式

 元東洋太平洋フライ級王者の大久保雅史(30=青木)が7日、東京・後楽園ホールで引退式を行った。98年にプロデビュー。08年に同王座を獲得して3度防衛した。右目の網膜剥離による現役引退で、今後は青木ジムでトレーナーを務める予定。

関連するニュースを読む