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飯伏幸太G1連覇 蝶野、天山に続く史上3人目

SANADAに勝利し、G1クライマックスの優勝旗とトロフィーを掲げる飯伏(撮影・河田真司)

<新日本:G1クライマックス30>◇18日◇東京・両国国技館

Aブロック1位の飯伏幸太(38)が、Bブロック1位のSANADA(32)を破り、蝶野正洋、天山広吉に続く、史上3人目のG1連覇を果たした。

終盤、SANADAの猛攻を受け、ピンチの連続も、最後は得意のカミゴェを連発。G1決勝史上最長となる35分12秒、片エビ固めで勝利した。来年1月の東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座挑戦権を獲得し、悲願の初戴冠をファンに誓った。

    ◇   ◇   ◇

「G1男」蝶野から受け取ったトロフィーを、飯伏は両手で胸元へ抱き寄せ、おぼつかない足取りで優勝旗を掲げた。史上初の3年連続の決勝。蝶野、天山に続く連覇を果たし「僕は、逃げない、負けない、諦めない。そして裏切らなかった。体はぼろぼろだけど、めちゃくちゃうれしい」。繰り返してきた言葉に一層力を込め、勝利の味をかみしめた。

35分12秒。G1決勝史上最長の死闘だった。痛めていた左足を攻められ、SANADAのスピードに苦しんだ。終盤、カミゴェをTKOで返されると、ラウンディング・ボディープレスを背中に受け、オコーナーブリッジ(後方回転足折り固め)であわや3カウントの場面を迎えた。それでも、このピンチをどうにか回避すると、ハイキックからの膝蹴りで形勢逆転。最後はカミゴェ2連発を顔面に突き刺し、試合を決めた。

あらためて実力を証明し、進むべき道は明確となった。昨年はG1制覇も、年間最大のビッグマッチ「東京ドーム大会」でIWGPヘビー級王座獲得に失敗。再びチャンスをたぐり寄せた飯伏は「このテンションをキープして、東京ドームにつなげたい。一刻も早く、このG1をIWGPヘビー級のベルトに変えたい」と強い意欲を示した。【奥山将志】

SANADAに勝利し、マイクパフォーマンスで会場を沸かせる飯伏(撮影・河田真司)
SANADA(右)にカミゴェを放つ飯伏(撮影・河田真司)
SANADAに勝利し、蝶野(左)と写真に納まる飯伏(撮影・河田真司)

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SANADA乱入はねのけG1制覇王手「名を残す」

決勝進出を決めたSANADA(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇17日◇東京・両国国技館

新日本プロレスの「G1クライマックス」Bブロック公式戦最終戦が行われ、SANADA(32)が、18日の決勝(両国)進出を決めた。

勝ち点2差で追うEVILとメインで対戦。相手セコンドのディック東郷の試合介入に苦しむも、終盤、テレビ解説を務めていた同門の高橋ヒロムが東郷を蹴散らすと、リング上で1対1となったEVILにオコーナーブリッジを決め、3カウントを奪った。

KENTAに敗れた内藤、EVILと6勝3敗の勝ち点12で並んだが、直接対決の結果により、SANADAが飯伏幸太が待つ決勝に駒を進めた。5度目の出場で初優勝に王手をかけた32歳は「G1の歴史にSANADAの名前を残してやる」と力を込めた。飯伏は、史上初の3年連続の決勝で、勝てば、蝶野、天山に続く3人目の連覇となる。

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昨年Vの飯伏幸太が決勝進出「優勝して本当の神に」

タイチにカミゴェを決める飯伏(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇16日◇東京・両国国技館

新日本プロレスの「G1クライマックス」Aブロック公式戦最終戦が、16日の両国大会(東京・両国国技館)で行われ、昨年覇者の飯伏幸太(38)が18日の決勝(両国)進出を決めた。

勝ち点12で並んでいたオカダが敗れた直後にタイチと対戦。一発蹴りを受ければ、一発蹴り返す、消耗戦となったが、終盤にタイチの足をつかむと、バズソーキックで動きを止め、最後は顔面への必殺のカミゴェ(膝蹴り)で勝利した。

メインで、同じく同率首位だったホワイトが敗れたため、飯伏のAブロック突破が決まった。G1クライマックスで、3年連続の決勝進出は史上初。蝶野、天山に続く3人目の連覇に王手をかけ「目標の連覇、必ず成し遂げてみせます。絶対に、逃げない、負けない、そして、裏切らない。優勝して、本当の神になります」と勝利を誓った。

Bブロックは17日の両国大会で決勝進出者が決まり、勝ち点12の内藤、EVIL、勝ち点10で2人を追うSANADAが決勝進出の可能性を残している。飯伏は「久しぶりに内藤哲也とやってみたいが、その3人の誰がきても対策は練っている。誰がきてもいい」と余裕の表情で話した。

昨年のG1クライマックスを制した飯伏幸太(2019年8月12日撮影)

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オカダ5勝目「次の大阪大会はG1覇者として来る」

鷹木にマネークリップを決めるオカダ(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇10日◇エディオンアリーナ大阪

Aブロック公式戦5試合が行われ、オカダ・カズチカ(32)は、メインで行われた鷹木信悟とのシングル初対決を制し、5勝目(2敗)を挙げた。

豊富な引き出しを持つ鷹木の攻撃に苦しんだが、旋回式ツームストンパイルドライバーなどで反撃。終盤、鷹木は「鷹木式」レインメーカー、MADE IN JAPAN、パンピングボンバーとたたみかけるが、最後は、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを回避したオカダが、マネークリップ(変型コブラクラッチ)で捕らえ、27分45秒、レフェリーストップで勝利した。

リング上でマイクを握ったオカダは「5勝目ー!」と絶叫。「個人的なことだけど、G1クライマックス大阪大会、久しぶりに勝つことができました。大阪で勝ったら、次の大阪大会はG1覇者として来なければだめでしょう。その約束は果たしますんで」と堂々の優勝宣言で会場を盛り上げた。

Aブロックは公式戦残り2試合となり、勝ち点10のオカダ、昨年覇者の飯伏幸太、ウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイトが首位で並ぶ混戦となっている。

オカダは13日の浜松大会で同門の石井智宏、16日の東京・両国大会でオスプレイと対戦する。

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飯伏幸太が激闘制し5勝「鈴木さんに気付かされた」

鈴木に蹴りを放つ飯伏(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇10日◇エディオンアリーナ大阪

Aブロック公式戦5試合が行われ、昨年大会の覇者で、ここまで4勝2敗の飯伏幸太(38)はNEVER無差別級王者で3勝3敗の鈴木みのる(52)と対戦した。

試合は、エルボー、フロントキック、張り手と、お互いの意地がぶつかり合う激しい打撃戦となった。終盤、鈴木のゴッチ式パイルドライバーを回避した飯伏は、流れの中から鈴木の両腕をつかみ、スタンディング式のカミゴェ(膝蹴り)。大の字となった鈴木に対し、ニーパットを外すと、最後はカミゴェで3カウントを奪った。

激闘を制し、コメントブースに座り込んだ飯伏は「(公式戦を)折り返して、やっと、自分らしい、もともとの気持ちが復活してきたし、あらためて今日、鈴木さんに気付かされた。今日で5勝目。あと全勝でいきますよ。みんな思っていると思いますが、僕は本当に全勝しますから」と連覇を誓った。

飯伏は13日の浜松大会で、ここまで7戦全敗の高橋裕次郎、16日の東京・両国国技館大会でタイチと対戦する。

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秋の「G1」開幕、連覇狙う飯伏幸太はオカダを撃破

昨年のG1クライマックスを制した飯伏幸太(2019年8月12日撮影)

<新日本:G1クライマックス30>◇19日◇エディオンアリーナ大阪

新日本プロレスの「G1クライマックス」が19日の大阪大会(大阪府立体育会館)で開幕した。20選手が、A、B2つのブロックに分かれて頂点を争う。

この日のメインでは、昨年大会覇者の飯伏幸太が、オカダ・カズチカと対戦。互いの意地がぶつかり合う激闘となったが、最後は、オカダのショットガンドロップキックを切り抜けた飯伏が、ボマイェからのカミゴェを決め、21分35秒、勝利した。「真夏の祭典」として知られるG1だが、今年は東京オリンピック(五輪)の影響で秋開催となっている。連覇へ好スタートを切った飯伏は「この1勝はめちゃくちゃ大きい。僕は負けない、諦めない、裏切らない。そして、本当に神になる」とアピールした。

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内藤Bブロック、オカダはA 新日G1メンバー発表

棚橋弘至(左)と内藤哲也

新日本プロレスは9日、19日の大阪大会で開幕する「G1クライマックス30」の出場選手を発表した。20選手が、A、B2つのブロックに分かれて戦う。IWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也は、棚橋弘至、KENTAらと同じBブロックに、今年1月の東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座から陥落したオカダ・カズチカは、昨年大会の優勝者・飯伏幸太らとともにAブロックに入った。「真夏の祭典」として多くの名勝負が生まれてきたG1だが、今年は東京五輪の影響で秋開催となっている。

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NEVER6人タッグ決勝は「CHAOS」対決

オカダ・カズチカ

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

NEVER6人タッグ王座決定トーナメント準決勝2試合が行われ、9日の決勝はオカダ・カズチカ、矢野通、SHO組対後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHIの「CHAOS」同士の戦いとなった。

セミではオカダらが、優勝候補の鷹木、SANADA、BUSHI組と対戦。矢野がBUSHIのマスクのひもを場外の鉄柵に結びつけ、リングアウト勝ち。巧みな作戦で決勝進出を決めた。

後藤らはメインで棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組と対戦。好調の飯伏におされるも、若手のワトにロックオン。連係攻撃の後、YOSHI-HASHIがワトにカルマを決め、3カウントを奪った。

YOSHI-HASHIにとって初のタイトル奪取まであと1勝。リング上でマイクを持つと「あと1歩がどれだけほど遠かったか、俺は身をもって分かってるから…。今は不安な世の中。俺もプロレスを新日本でやってきて、ずっとずっと不安なこともあった。今もすごい不安だよ。でも、明日あなた方に夢を見せたいと思っています」と熱く思いを語った。

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棚橋が涙の勝利「次はお前が神になれ」飯伏にエール

パートナーの飯伏幸太(左)に復調を誓った棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇7日◇東京・後楽園ホール

エース棚橋弘至(43)が意地の勝利をもぎとった。

NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦が行われ、棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組とタイチ、ザック・セイバーJr.、金丸義信組が対戦。前日6日の前哨戦で膝に集中攻撃を浴びた棚橋が、飯伏のハイキックでダメージを受けたタイチを丸め込み、3カウントを奪った。

コンディションの悪さからパートナーの飯伏とぎくしゃくした状態になっていただけに、棚橋はこの日も涙を浮かべながら「ごめん」と飯伏に謝罪。長く“神”としてリスペクトし続けてくれる飯伏に対し、「俺はお前の期待に応えたい。お前が神と呼んだ棚橋はもういないかもしれない。けど、現役である限り、俺は上を目指すから」と泣きながら誓った。

さらに、「まだ泣かないで。これからだから」と励ましてくれる飯伏に対し、「次はお前が神になれよ」と胸元を拳でついて、エールを送った。

8日のトーナメント準決勝は、オカダ・カズチカ、矢野通、SHO組対SANADA、鷹木信悟、BUSHI組、棚橋弘至、飯伏幸太、マスター・ワト組対石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組に決まった。

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コロナ陰性の棚橋弘至が弱音…膝攻めでぼろぼろ

タイチ(左)にショルダータックルする棚橋(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール

新型コロナウイルスの陰性が確認された棚橋弘至(43)が無事6人タッグ戦に出場したが、古傷の膝に集中攻撃を浴びる散々の結果となった。

棚橋は1日放送のテレビ番組「炎の体育会TV」に出演。共演した三代目J SOUL BROTHERSのELLYが新型コロナウイルスに感染したため、抗体検査、抗原検査、PCR検査を行い、すべて陰性だった。

この日は元気な姿をみせるはずだったが、相手のザック・セイバーJr.、タイチ、金丸組に序盤からしつこい膝攻めにあい、まったく動けない状態に。タッグパートナー飯伏幸太のエールもむなしく、最後までやられっぱなしで膝をひきずりながらリングを去った。

相棒との信頼関係も崩れ始めた。バックステージで棚橋は飯伏の肩に手をかけ、7日のタッグトーナメント戦に向け「明日は信用してくれ、大丈夫」と声をかけるが、飯伏は無言。

飯伏が去り、1人になった棚橋は「口で大丈夫って言ってもさ、大丈夫さが伝わるわけではないし…。飯伏みたいな旬なレスラーを俺がつなぎ留めておく権利はないのかもしれないね」と弱音を吐いた。

入場する棚橋弘至(撮影・中島郁夫)
金丸(左)にドロップキックする棚橋(撮影・中島郁夫)

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棚橋「終われねえ…」IWGPタッグ初防衛ならず

勝利し笑顔を見せるタイチ(左)とザック・セイバーJr.右は棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇12日◇大阪城ホール

IWGPタッグ選手権は“ゴールデンエース”こと棚橋弘至、飯伏幸太組が挑戦者のタイチ、ザック・セイバーJr.組に敗れ、初防衛に失敗した。

棚橋、飯伏は2月に前王者タマ・トンガ、タンガ・ロア組から王座奪取。その直後にタイチ、ザック組の急襲に合い、因縁が勃発していた。コロナによる試合中止明けの6月から始まったニュージャパン杯では、棚橋が1回戦で、飯伏も2回戦でタイチに敗退。そのリベンジも含んだ初防衛戦だった。

合体技ゴールデンブレイドをタイチ、ザックに連続で決めるなど息の合った連係をみせていたが、飯伏がタイチに金属製の武器、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルでKOされ、戦闘不能状態に。残った棚橋が2人のしつこい膝攻めに合い、動けなくなったところで合体技天翔ザックドライバーを決められ、敗れた。

膝がぼろぼろになった棚橋は「こんなところで終われねえ…。もう1回やらせろ」と悔しさをにじませた。

勝利し棚橋弘至、飯伏幸太(下)を踏みつけるザック・セイバーJr.(左)とタイチ(撮影・鈴木正人)
棚橋弘至(左)にハイキックをするタイチ(撮影・鈴木正人)
タイチ(右)に首を絞められる棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

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棚橋&飯伏組が陥落「こんなところで終われねえ」

IWGPタッグ新王者のザック・セイバーJr.(左)とタイチは棚橋弘至、飯伏幸太を踏みつける(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇12日◇大阪城ホール

IWGPタッグ選手権は“ゴールデンエース”こと棚橋弘至、飯伏幸太組が挑戦者のタイチ、ザック・セイバーJr.組に敗れ、初防衛に失敗した。

棚橋がしつこい膝攻めに合い、動けなくなったところで合体技天翔ザックドライバーを決められ、敗れた。膝がぼろぼろになった棚橋は「こんなところで終われねえ…。もう1回やらせろ」と悔しさをにじませた。

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オカダ対EVILなど大阪城ホール大会カード発表

オカダ・カズチカ(2019年11月29日撮影)

新日本プロレスは4日、11、12日の大阪城ホール大会主要カードを発表した。

11日のメインはニュージャパン杯の決勝で前年覇者のオカダ・カズチカとEVILが対戦。第3試合では3日大会でメキシコから凱旋(がいせん)し、サプライズ登場したマスター・ワトが、同日襲撃されたDOUKIと戦う。

12日はIWGPヘビー級、同インターコンチネンタルのダブルタイトル戦が行われ、前日のニュージャパン杯覇者と現2冠王者の内藤哲也が対戦。また、IWGPタッグ選手権で王者棚橋弘至、飯伏幸太組にタイチ、ザックセイバー・Jr.組が挑戦。NEVER無差別級選手権では、王者鷹木信悟にSHOが挑み、初のシングルタイトル奪取を狙う。

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タイチ8強「文句あるか。結果出したぞ」新日へ豪語

飯伏(中央)にブラックメフィストを決めるタイチ(撮影・江口和貴)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」2回戦4試合>◇1日◇会場非公開

32人が出場するシングルトーナメント「ニュージャパン杯」の2回戦4試合が行われ、タイチ(40)が飯伏幸太(38)を下し、8強入りした。

タイチと飯伏のシングル対戦は09年6月のベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア公式戦で飯伏が勝利して以来約11年ぶり。今年2月には、IWGPタッグ王者となった「ゴールデンエース」こと飯伏と棚橋弘至組をタイチとザックセイバー・Jr.が襲撃。タイチらは対戦を要求していたが、決まらないまま新型コロナウイルスの影響で約3カ月半試合中止となっていた。再開後に始まったニュージャパン杯では4人が同じブロックに入り、タイチと棚橋、飯伏とザックが1回戦で対決。勝ったタイチと飯伏が2回戦でぶつかることとなった。

2人はそれぞれ棚橋、ザックをセコンドに連れ登場。開始早々、場外乱闘に発展し、タイチは電源コードの束を飯伏に巻き付け、「殺してやる」と言いながら締めあげた。カウント19で何とかリングに戻った飯伏はラストライドやパイルドライバーで勝利を狙うが、決まらない。セコンドの棚橋、ザックが場外でもみ合う間、タイチはレフェリーの目を盗み、昨年引退した飯塚高史から引き継いだ金属製の武器、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを手に装着。それを飯伏の頭部に突き刺しダメージを与え、そのままブラック・メフィストで、3カウントを奪った。

試合後、タイチは「新日本プロレスよ、文句あるか。結果出してやったぞ。ダメ押しの2勝目だ」と豪語。棚橋、飯伏を倒したことで、文句なしにIWGPタッグに挑戦できると会社に主張した。

2日の準々決勝では、元全日本の同じルーツを持つSANADAと対戦する。

飯伏(手前)に攻撃するタイチ。後方は飯伏のセコンドにつく棚橋(撮影・江口和貴)
飯伏(左)にキックを見舞うタイチ。右は飯伏のセコンドにつく棚橋(撮影・江口和貴)

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内藤「息もあがって…」試合再開に新日本選手の声

SHO、YOH、オカダ組対高橋、鷹木、内藤組 試合に勝利し叫ぶ内藤(撮影・滝沢徹郎)

新日本プロレスが15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で止まっていた試合を、無観客で110日ぶりに行った。3カ月半も試合が空いたのは団体史上初めて。全6試合34選手が、久々のリングの上で躍動した。以下、出場選手の主なコメント。

第2試合タッグ戦出場の金丸義信「いい汗かいたし。これで今夜もいい酒飲めるだろう」

第4試合6人タッグ戦で勝利した田口隆祐「やっぱり今までお客様にすごい力をいただいてたんだなと、無観客試合をしてあらためて感じました」

第4試合6人タッグ戦出場の天山広吉「やっとこの日が、待ちに待ったこの日がやって来てね。俺的には、コロナ、ふざけんな、タコ! 3カ月半、ほんまイライラして、ストレスがたまりまくって、どこにぶつけたらいいって。とにかく試合やって、リングに上がって、暴れて、全部をぶつけるって、その気持ちですよ」。

第4試合6人タッグ戦出場の小島聡「プロレスラー生活29年にして、初めての無観客での試合。このキャリアにしてこの初めての経験っていうのは本当に大きいから。これを経験した俺とか天山とかはっきり言って絶対に誰もかなわないぞ。自信もってやってやるよ。(16日から始まるニュージャパン杯で)ぶっちぎりで優勝してやる」

第5試合8人タッグ戦出場の永田裕志「キャリア28年で初の無観客試合。いろんな雑音、試合前あったけど何のことはなかったですね。客を意識するんじゃなく、客の目を向けさせろ。それを思い出して、なかなか今日はいい気持ちで試合ができた」

第5試合8人タッグマッチ出場の飯伏幸太「ちょっと興奮しすぎましたね。またこうやってみんなの前でプロレスができて、ほんと最高です」

第5試合8人タッグ戦出場の棚橋弘至「(無観客は)選手にとってすっごい経験になる! どう伝えるか、どう魅せるか、どう戦うかっていう経験値が。だからこそ会場でみんなに見てもらった時に今の経験が生きてくると思うし、応援してくれるファンのみなさんの存在がどれだけうれしくて、ありがたくて、プロレスラーにとって尊いものかっていうことを、今選手は感じていると思います」

第6試合6人タッグ戦出場の高橋ヒロム「ああ! ああ! ああああ! ああなんて面白すぎるんだ。なんて面白いんだプロレスって! こんなに面白くて、こんなに快感なんだ!」

第6試合6人タッグ戦で勝利した内藤哲也「久々のリング、久々の試合。息もあがって、非常に苦しい試合でしたよ。なんかこんなにプロレスってしんどかったかな、って。でも楽しかったな、楽しかったよ」

第6試合6人タッグ戦出場のオカダ・カズチカ「お客さんがいようがいなかろうが、リング上の戦いは変わらないんでね。こうやって110日ぶりに試合ができたということは、小さな一歩なのか、大きな1歩なのか。それを決めるのはまだ誰も分からない。でも、これから僕たちがしっかりやっていくことによって、今日の1歩が大きな1歩だったね、と言えるようになるんじゃないかなと思います。まだまだ大変な状態ですけど、新日本プロレスさすがだね、スポーツ界やエンターテインメント界みんなから、さすが新日本プロレス、今日の1日は良かったよって言ってもらえるように、これからもしっかりやっていきたいと思います」

オープニングで記念撮影する棚橋(前列右から2人目)ら(撮影・滝沢徹郎)
SHO、YOH、オカダ組対高橋、鷹木、内藤組 YOH(左)にデスティーノを決める内藤(撮影・滝沢徹郎)
真壁、永田、飯伏、棚橋組対DOUKI、鈴木、ザック・セイバーJr、タイチ組 入場しポーズを決める棚橋(撮影・滝沢徹郎)

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中西学は最後も背骨折り…27年幕「感謝しかない」

引退セレモニーで新日本プロレスの選手たちに胴上げされねぎらわれる中西(撮影・河田真司)

<新日本:後楽園大会>◇22日◇東京・後楽園ホール

新日本の“野人”中西学(53)が27年間のプロレスラー人生に幕を下ろした。

22日の東京・後楽園ホール大会で同じ第三世代の永田裕志、天山広吉、小島聡と組み後藤洋央紀、飯伏幸太、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組と対戦。最後は棚橋に抑え込まれたが、札止め1720人の前で全力のラストファイトを披露した。

先陣を切ってリングインし「最高のパートナーに助けられ、最高の相手4人」と渡り合った。永田に誤爆されると、得意のアルゼンチン式背骨折りを2度繰り出す。棚橋も担ぎ上げて仕留めにいくが、最後はハイフライフローに沈んだ。

引退セレモニーでは坂口征二顧問から「一番最高やった」、藤波辰爾から「まだいい体なのに」、馳浩専大OB会長に「面白かった」と惜しまれた。10カウントゴング後、選手に3回胴上げされリングをおりた。

五輪出場、G1優勝にIWGPヘビー級王座も手にした。首のケガが引退を早めたが「みんなに感謝しかない」と涙ぐんだ。「死ぬまでプロレスラー。トレーニングも続けて携わっていきたい」。家業の茶栽培を手伝いながら、新日に恩返しをしていくつもりだ。

◆中西学(なかにし・まなぶ) 1967年(昭42)1月22日、京都市生まれ。専大時代にレスリング全日本選手権4連覇。92年バルセロナ五輪代表。同年8月に新日本に入団。97年に小島聡とIWGPタッグ王座獲得。99年G1優勝。09年IWGPヘビー級王座。得意技はアルゼンチン式背骨折り、原爆固めなど。186センチ、120キロ。

引退セレモニーで新日本プロレスの選手たちにとポーズを決める中西(中央)(撮影・河田真司)
引退セレモニーで10カウントゴングに臨む中西(撮影・河田真司)

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棚橋弘至、飯伏幸太組が新王者「無限に防衛する」

<新日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

IWGPタッグ選手権で挑戦者棚橋弘至(43)、飯伏幸太(37)組が、王者タンガ・ロア、タマ・トンガ組を破り、新王者となった。棚橋は約14年半ぶり3度目で、飯伏は初戴冠。夢の“ゴールデン☆スター”タッグが誕生した。

棚橋はタマにハイフライフローを決めるも、カウント2で邪道が海野レフェリーを襲い、3カウントはすんでで奪えず。さらにタンガにIWGPのベルトで殴打される。だが、飯伏がタマに蹴り、さらにカミゴェを決め、流れを取り戻す。そこに棚橋が2度目のハイフライフローをタマに決め、勝利をもぎ取った。

マイクを持った棚橋は「ぼくの願いは1つなんです。プロレスを見ている時だけは楽しんでください」とあいさつ。さらに飯伏との新タッグで「無限に防衛するから」と宣言した。だが、締めぜりふの「愛してまーす」を言い終わらないうちにタイチ、ザックの2人に乱入され、ボコボコにされる結末に。棚橋、飯伏の2人は両脇を抱えられながら控室へ。大団円を邪魔された棚橋は「くそぉ…」とつぶやいた。

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中西学、2・22ラストマッチは8人タッグに決定

中西学(2020年1月7日撮影)

新日本プロレスは10日、19~22日の後楽園4連戦と3月3日の旗揚げ記念日大会(大田区総合体育館)のカードを発表した。

19日のタイガー服部レフェリー引退記念大会のメインは後藤洋央紀、石井智宏、オカダ・カズチカ組対SANADA、鷹木信悟、内藤哲也組の6人タッグ戦に決まった。

20日は、NEVER無差別級王者鷹木信悟が、石井智宏相手に初防衛戦を行う。また、IWGPジュニアタッグ選手権で王者SHO、YOH組にロッキー・ロメロ、田口隆祐組が挑戦する。

21日は、IWGPタッグ選手権で棚橋弘至、飯伏幸太の新タッグが王者タンガ・ロア、タマ・トンガ組に挑む。

22日の中西学引退試合のカードも決定。中西と永田裕志、小島聡、天山広吉が組み、後藤洋央紀、飯伏幸太、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組と対戦。試合後に引退セレモニーが行われる。

3月3日の旗揚げ記念日大会では、IWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也とIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムがスペシャルシングルマッチを行う。

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飯伏幸太が実戦復帰、棚橋との新タッグでベルト狙う

飯伏幸太、棚橋弘至、デビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソン対チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、タンガ・ロア、タマ・トンガ 勝利後の乱入者もものともせず反撃する飯伏幸太(右)(撮影・清水貴仁)

<新日本:大阪大会>◇9日◇大阪城ホール

インフルエンザA型とマロリーワイス症候群の併発で欠場していた飯伏幸太(37)が約1カ月ぶりに実戦復帰し、棚橋弘至(43)との新タッグでIWGPタッグベルトを狙う姿勢を示した。

スペシャル8人タッグマッチで棚橋、デビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソンと組み、チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、タンガ・ロア、タマ・トンガ組と対戦。試合は棚橋がロアの技をかわして、そのまま丸め込み、3カウントを奪取。その負けに不服な「G.o.D」ことIWGPタッグ王者ロア、トンガ組がそろって棚橋に襲いかかる。そこに飯伏が再びリングイン。2人にスワンダイブのミサイルキックを決め、棚橋を救出。さらに、邪道の竹刀攻撃を受け止め、掌底で返し蹴散らした。

昨夏のG1クライマックスで飯伏は、1・4東京ドーム大会のメインでIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦。激戦の末敗れ、初戴冠と、その先の2冠王者の座を逃した。試合後は「約1カ月ぶりですが、勘が戻ってない。これからちょっとタッグとして1回(ベルトを)目指していきたい。もちろんシングルも忘れてないけど。棚橋さんと約束した部分もあるんで、まだちょっと言えないけど…。まだまだやってないこといっぱいあるんで」と、再浮上を誓った。

飯伏幸太、棚橋弘至、デビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソン対チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、タンガ・ロア、タマ・トンガ 勝利後も執拗な攻撃をみせる相手に反撃する飯伏幸太(左)(撮影・清水貴仁)

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飯伏幸太「20年はMVP」プロレス大賞受賞者の声

前列左から青木篤志さんご遺族、ストロングマシーン・J、岩谷麻優、川井梨紗子、文田健一郎、太田忍、後列左から飯伏幸太、清宮海斗、SANADA、MVPのオカダ・カズチカ、宮原健斗、諏訪魔、石川修司

「2019年度プロレス大賞授賞式」(東京スポーツ新聞社制定)が16日、都内のホテルで行われ、各受賞者が壇上で喜びの声を語った。

4年ぶり4度目となるMVPに輝き、6年連続ベストバウトも授賞したオカダ・カズチカ(32)は「19年は結婚もしましたし、公私ともに充実した1年になりました」とあいさつ。さらに、東京五輪開催に言及し、「選手のみなさんは金メダルの雨をふらしていただき、その五輪の熱をまた僕たちが受け取って、プロレス界を盛り上げて、レスリングイヤーにしたい」と五輪に負けないプロレス界の盛り上がりを約束した。

以下、授賞者らの声

▽ベストバウト 2019・10・14両国国技館IWGPヘビー級選手権オカダ・カズチカ対SANADA SANADA(32=新日本)「あらためてプ技ロレス大賞の中でベストバウトが1番好きです。数え切れない試合がある中で、SANADAの試合がベストバウトを授賞したことは今まで大切にしてきた信念が間違いではなかったという自信になった。さらに進化を続けていきたい」

▽殊勲賞 宮原健斗(30=全日本)「20年は(3冠ヘビー級の)最多防衛記録を更新する。全日本の歴史は僕によって塗り替えられる」

▽敢闘賞 清宮海斗(23=ノア)「2年連続で受賞し、やっと光が見えてきました。自分は今年年男。がんがん攻めていって、プロレスノアとして日本武道館、個人として東京ドーム目指して新しい歴史を見せていきたいです」

▽技能賞 飯伏幸太(37=新日本)「2回目の授賞で非常にうれしいんですけど、去年僕は技能的な部分披露した記憶があまりない。技能賞とはなんなのか…。20年はMVPを取ろうかな、と思います。取らせてください」

▽新人賞 ストロングマシーン・J(ドラゴンゲート)「これからドラゴンゲートを外に発信していくために、まずは私が団体の先頭に立って引っ張っていけるように精進して参ります」

▽女子プロレス大賞 岩谷麻優(26=スターダム)「今年はこの賞に負けないぐらい活躍をしていきたい。自分はイオさんと最優秀タッグにノミネートされたことがあるので、今年からはベストバウトとか女子からも選んでもらえたら」

▽最優秀タッグチーム賞 諏訪魔(43)、石川修司(44=ともに全日本)

諏訪魔「3年連続で授賞し、感無量。今年はスキャンダラスにいきたい。犯罪に手を染めないように(笑い)がんばっていきたい」

石川

「(東スポの4コマ漫画)みこすり半劇場に登場して、1面と裏面同時に出たい」

▽特別賞 青木篤志さん(全日本、19年6月に41歳で死去)

代わりにあいさした秋山準(50)「若手選手の指導、全日本の底上げ、全日本にとって最大の功労者です」

2019年度プロレス大賞技能賞の飯伏幸太(撮影・中島郁夫)
2019年度プロレス大賞女子プロレス大賞受賞のあいさつをする岩谷麻優(撮影・中島郁夫)
2019年度プロレス大賞新人賞のストロングマシーン・J(撮影・中島郁夫)

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