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御嶽海、地元での春巡業で大声援も「緊張した」

土俵入りで声援に手を挙げて応える御嶽海(右)。左は高安


 大相撲の春巡業は10日、長野・伊那市で行われ、地元長野県出身の関脇御嶽海(25=出羽海)が、終始会場を盛り上げた。

 稽古では大関高安から指名を受けて4勝5敗と意地を見せ、直後には横綱白鵬に胸を借りてぶつかった。逆に地元の子どもを相手に稽古で胸を出したり、髪結い実演で、大銀杏(おおいちょう)ができあがるまでを披露したりと、土俵に上がり続けた。最後は取組で関脇栃ノ心をつり出して破り、大きな拍手を浴びていた。御嶽海は地元の声援に「うれしいけど緊張した」と振り返った。高安に指名され、白鵬に胸を出してもらったことには「光栄です。自信になった。いい稽古をつけてもらったし、結果を出さないといけない」と感謝した。

 3月の春場所では7勝8敗と、一昨年11月の九州場所以来、実に1年4カ月ぶりに負け越した。だが「悔しいというより、どこかホッとした。負け越した原因はあまりない。試練だと思う。気持ちを入れ替えて、勝ち越しを目指してやりたい」と、ショックなどはなく、心身ともに再出発と位置づけられる好機ととらえている。夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)に向けて「先場所みたいなことがないように、勝ち越して、いい場所にしたい」と力を込めていた。

子どもの稽古に胸を出した御嶽海(後方)

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高安「いい稽古になった」三番稽古で遠藤を圧倒

巡業で三番稽古を行った高安(右)と遠藤


 大相撲の春巡業は8日、静岡市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が、遠藤との三番稽古を9勝1敗と圧倒した。

 今回の巡業ではここまで、横綱、大関陣では唯一、本格的に稽古をしており、7日も前頭の輝き、北勝富士を相手に8勝5敗と、精力的に土俵に立っている。遠藤は夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)で新三役となることが確実視されているだけに、稽古後の高安は「いい稽古になった。三役でやると、自分も最初の時はなかなか結果を出せなかった。今思えば、もっと稽古をすればよかったと思うので(遠藤が)結果が出るようになればいいですね」と、自身の経験もふまえ、今後に期待を込めて胸を出したことをほのめかした。

巡業で三番稽古を行った高安(後方)と遠藤

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高安が本格稽古開始、夏場所で初V「現実味ある」

幕内相手に相撲を12番とるなど稽古を本格化させた高安(撮影・加藤裕一)


 大相撲春巡業が3日、大阪・堺市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が大関・横綱で先陣を切り、本格的な稽古を開始した。

 阿炎、正代、御嶽海と相撲を12番とって11勝。「稽古時間が短いから、工夫しないとね」。ぶつかり稽古では十両相手に胸を出し、御嶽海もかわいがってみせるなど、満員の客席を沸かせながら精力的に動いた。

 初、春場所はいずれも12勝3敗で優勝次点に泣いた。「結局は稽古が足りないということ。自信がない。稽古量が少ないから、自信がないんですよ」。

 この日、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)は土俵の充実のため「稽古の時間は少々長引いてもかまわない」と語り、次の巡業地への移動が30分~1時間ほど遅れることも辞さない構えを見せた。

 高安は「ありがたいこと。ファンサービスも大事だし、もちろんやっていますけど、1番大事なのは稽古ですから」と話した。

 夏場所(5月13日初日、両国国技館)は大関で6場所目。結果より内容重視の男も、結果はほしい。初優勝だ。

 「(平幕だった)3、4年前より、現実味がある。オレは優勝できるんだと思っていますから」。稽古は質量とも、日々上がっていきそうだ。

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高安「目指すのは変わらない」夏場所も初Vこだわる

明生(右)に胸を出す高安(撮影・佐々木隆史)


 大相撲春巡業が2日、岐阜・中津川市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が、夏場所(3月15日初日・東京・両国国技館)での優勝を目標に掲げた。

 初場所と春場所で12勝ずつ挙げて、2場所連続で優勝次点。夏場所で高いレベルの優勝ならば、横綱昇進の声も挙がるかもしれない状況で「どういう風に評価されるかは分からないけど、優勝を目指すのは変わらない。とりあえず優勝」と、いまだ果たしていない幕内優勝に強いこだわりを見せた。

 春場所は「稽古量が足りなかった」と振り返るだけに、今巡業では「1番でも多く相撲を取る」がテーマ。この日こそ相撲は取らなかったものの、平幕の大奄美、十両翔猿、明生などに胸を出して汗をかいた。「自分の残り腰をつけるためにガンガン受ける。まずはたくさん胸を出してから」と、しっかりとした計画を持っていた。

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高安「横綱相手に前に出られた」2場所連続優勝次点

取り直しで鶴竜(左)を寄り切る高安(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇25日◇エディオンアリーナ大阪


 高安は取り直しの末に鶴竜を破り、2場所連続で優勝次点とした。最初の取組は、引きについていけずに落ちたが、鶴竜の足が土俵を割るのと、自分の足の甲が裏返ったのが同時と判定されて取り直し。次の一番では一気に寄り切って「横綱相手に前に出られた」とうなずいた。

 夏場所で高いレベルの優勝ならば、横綱昇進の声も挙がるかもしれないが「まだまだ甘い」と現状に納得していなかった。

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鶴竜、力尽きるも2人の子供と記念撮影「うれしい」

取り直しで鶴竜(左)を寄り切る高安(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇25日◇エディオンアリーナ大阪


 最後の最後に力尽きた。鶴竜は14日目に優勝を決め、この日の結びの一番は取り直し。場所前から痛め、休場も考える要因となった右手の中指、薬指、小指の痛みは限界で、高安に寄り切られた。

 取組後は苦笑い。それでも表彰式後の支度部屋では、念願だった2人の子どもと一緒に記念撮影し「これを目標にやってきたのでうれしいね」と目尻を下げていた。

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春場所Vの横綱鶴竜、取り直しで千秋楽白星ならず

取り直しで鶴竜(左)を寄り切る高安(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇25日◇エディオンアリーナ大阪


 春場所制覇を決めた横綱鶴竜(32=井筒)は、大関高安(27=田子ノ浦)に対しいったんは軍配が上がるも物言いが入り取り直し。再度の取組で寄り切りで敗れた。今場所は13勝2敗で終えた。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)が関脇御嶽海(25=出羽海)に浴せ倒しで敗れた。

 横綱鶴竜に唯一土をつけた関脇栃ノ心(30=春日野)は小結逸ノ城(24=湊)を寄り切りで10勝目を挙げた。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、同四枚目松鳳山(34=二所ノ関)に押し出しで敗れ、10勝目とはならなかった。

 初日から9連勝だった前頭六枚目魁聖(31=友綱)は同十四枚目勢(31=伊勢ノ海)を上手投げで12勝目を挙げた。

物言いのついた鶴竜対高安の一番(撮影・渦原淳)=2018年3月25日、エディオンアリーナ大阪

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優勝逃した高安「千秋楽はビシッと」鶴竜戦に意欲

御嶽海を突き落としに破る高安(右)(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇14日目◇24日◇エディオンアリーナ大阪


 高安は初日からの2連敗など取りこぼしが響いて優勝を逃したが、千秋楽の鶴竜戦に意欲を見せた。

 この日は御嶽海に、背中を見せた状態で土俵際に追い込まれたが、体を反転させて体勢を入れ替え、最後は突き落とし。1差で千秋楽直接対決なら優勝決定戦に持ち込み、自力優勝の可能性があった。「千秋楽はビシッと勝って終わりたい。勉強だと思って明日頑張ります」と、必勝を誓った。

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鶴竜4度目V「苦しい1年」経て16年九州場所以来

鶴竜

<大相撲春場所>◇14日目◇24日◇エディオンアリーナ大阪


 横綱鶴竜(32=井筒)が、16年九州場所以来4度目優勝を飾った。大関豪栄道(31=境川)をはたき込みで下した。

 3敗の高安、魁聖、勢に優勝の可能性がなくなったため、千秋楽を残しての春場所優勝が決まった。

 鶴竜は取り組み直後のインタビューに肩で息をしながら「去年は苦しい1年だった。支えてくれたたくさんの人にもう1回喜ばしたいという気持ちでした」。

 先場所は初日から10連勝を挙げながらも、4連敗で賜杯を逃した悔しさがある。気合の入る一番を前に「平常心で。そういうことを考えるとよくないですから」と話していたが、言葉通りの集中力で危なげなく勝利を収めた。

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鶴竜が春場所制覇!今場所唯一の横綱の貫禄見せる

鶴竜

<大相撲春場所>◇14日目◇24日◇エディオンアリーナ大阪


 春場所Vに王手をかけている横綱鶴竜(32=井筒)が、大関豪栄道(31=境川)をはたき込みで破り、16年九州場所以来4度目優勝を飾った。

 今場所唯一の横綱として貫禄を見せた。

 大関高安(27=田子ノ浦)が関脇御嶽海(25=出羽海)を突き落としで11勝目を挙げた。

 鶴竜に土をつけた関脇栃ノ心(30=春日野)は前頭五枚目千代丸(26=九重)を寄り切りで9勝5敗とした。

 取組前まで10勝3敗だった前頭六枚目魁聖(31=友綱)は同十三枚目大翔丸(26=追手風)を押し倒しで下した。

 地元大阪出身の前頭十四枚目勢(31=伊勢ノ海)は同十二枚目石浦(28=宮城野)を押し出しで11勝3敗とした。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、同六枚目北勝富士(25=八角)を叩き込みで9勝目を挙げた。

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高安2差、奇跡初Vへ「準備してベストを尽くす」

豪栄道(手前)を、はたき込みで破る高安(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇13日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪


 高安が取組前はともに3敗だった豪栄道との大関対決を制し、優勝の可能性を残した。

 立ち合いから一気に押されたが、土俵を割る前に相手が前のめりに落ちて星を拾った。それでも鶴竜と2差のまま。今日14日目の御嶽海との一番は負ければその時点で鶴竜の優勝が決まる可能性があるだけに「準備してベストを尽くしたい」と、ギリギリまで初優勝の可能性にかける。

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魁聖は「自分の力」自覚し今後に生かせ/大ちゃん

風呂上がりに照れ笑いの魁聖(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇13日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪


 魁聖が鶴竜に負けて優勝争いから後退した。「気合が入りすぎて足が滑った」と、立ち合いで低くぶつかるまでは良かったが、もう1歩が出なかった。これで横綱戦30連敗となり、歴代1位となる不名誉な記録更新で「横綱に勝てない何かがある」と下を向いた。      ◇       ◇

 これも番付の差といえるだろう。結びの一番。大きな体をぶつけていく、いつもの魁聖ではなかった。鶴竜に対しまわしを取られまいと、やや萎縮した立ち合いになってしまった。12日目に2敗目を喫したことで変に、優勝への意識が出てしまったのかもしれない。ただ、その魁聖を責めるつもりはない。低い姿勢で攻め込もうという、前向きな姿勢は見て取れた。攻めるまでには至らなかったが、ここまでの出来すぎともいえる結果を、偶然から必然に変えるためにも「これも自分の力」と自覚して今後に生かしてほしい。2ケタ重ねた白星を無にしないためにもだ。勝った鶴竜は当然、14日目に決めるつもりでいくだろう。豪栄道は12日目に負けた栃ノ心よりくみしやすい。ただ、敗れて高安と千秋楽1差対決になると状況は一転する。今日、決めたいところだ。(元大関朝潮・高砂浦五郎=日刊スポーツ評論家)

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鶴竜V王手「切り替え」前日黒星引きずらず魁聖下す

魁聖(右)を、はたき込みで破る鶴竜(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇13日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪


 横綱鶴竜(32=井筒)が16年九州場所以来4度目の優勝に王手をかけた。2敗で追う平幕の魁聖を直接対決で下し、12勝1敗。

 「(前まわしを)取られるのが嫌だったんじゃないかな。うまく反応できましたね」。194センチ、205キロの巨体を折り曲げ、低く当たってきた相手に、より低く頭で当たり、一瞬ではたき込んだ。

 過去11戦全勝。合口抜群の相手と3度目の優勝を飾った16年九州場所以来の対戦。さまざまな相手との取り口を書き留めてあるノートで勝利の方程式を確認し、きっちり退けた。

 前日の12日目は、栃ノ心に今場所初黒星を喫した。先場所は11日目の初黒星で左足首にダメージを負い、4連敗につながったが、今回は朝稽古もきっちりこなすなど問題なし。「気持ちを切り替えられた」と、ショックを引きずることもなかった。

 残り2日でリードは2差。14日目に3敗の勢、高安、魁聖の3人が負けても優勝は決まるが、そんな他力は必要ない。結びの一番で豪栄道を下せば4度目の賜杯を手にできる。「明日決めてやろう、という気持ちか?」と問われ「そういうことを考えると良くない。平常心で臨みます」。数々のけがを、引退の危機を乗り越え、横綱鶴竜が歓喜の瞬間に手をかけた。

優勝に王手をかけた鶴竜は、厳しい表情で帰り支度(撮影・岡本肇)

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鶴竜が春場所制覇に王手 叩き込みで魁聖を破る

魁聖(右)を、はたき込みで破る鶴竜(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇13日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪


 1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が、前頭6枚目魁聖(31=友綱)がはたき込みで首位を守った。春場所制覇まであと1勝とした。

 大関高安(27=田子ノ浦)が地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)を叩き込みで破り、優勝争いに可能性を残した。

 関脇御嶽海(25=出羽海)は、前頭六枚目北勝富士(25=八角)が叩き込みで6勝7敗とした。。

 鶴竜に土をつけた関脇栃ノ心(30=春日野)は前頭四枚目正代(26=時津風)に押し出しで敗れた。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、同五枚目千代丸(26=九重)を引き落として8勝5敗とした

 鶴竜は1敗、高安、魁聖、勢は3敗。

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千代丸2大関撃破「前に攻められた」高安突き落とし

高安(左)と激しい取組をする千代丸(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇12日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪


 東前頭5枚目の千代丸(26=九重)が、大関高安(28=田子ノ浦)から初白星を挙げて、2大関を撃破した。

 180キロの高安を、両手で突き起こして慌てさせた。それでも左上手を許して振られ、土俵際に追い込まれたが、うまく体勢を入れ替えて突き落とした。「今日も思い切り前に攻められた。当たろうと思っていた」とシンプルな考えが功を奏した。

 NHK中継のインタビューでは、付け人で弟の幕下千代鳳を「すしに連れて行きたい」と発言。支度部屋では「あれは口だけです」と言いながらも、最後は弟とグータッチをして喜びを分かち合っていた。

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栃ノ心「絶対離さないと思った」19連敗中天敵攻略

鶴竜(左)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇12日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪


 関脇栃ノ心(30=春日野)が、横綱鶴竜に土をつけた。過去1勝21敗という大の苦手を自慢の右四つから寄り切った。勝ち越しを決め、来場所での大関とりへ夢をつないだ。負ければ鶴竜が王手をかけ、今日13日目にも優勝が決まる展開を阻止。ナニワの春を盛り上げた。

 大歓声が土俵を包む。初場所を席巻した栃ノ心の右四つが、もがく鶴竜を封じ込む。こん身の力で寄り切った。1敗の魁聖、2敗の高安が立て続けに敗れた。全勝鶴竜の優勝ムードが漂っていた。冷え冷えとした12日目の結びの一番で一転、荒れる春が訪れた。

 栃ノ心の息も荒れていた。「これ(左まわし)が取れたからね。絶対離さないと思った」。過去22戦21敗。10年九州場所で勝った後は19連敗。「当たりが低くて、いつも前みつを取られる」。初優勝した先場所も唯一負けた天敵だった。しかも、大関戦2連敗の直後。10日目は豪栄道の立ち合い変化で、11日目は高安に物言いの末、微妙な判定で負けた。「落ち込んだよ。でも黒星が白星にはならないから」。この日朝には師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)に「残り(4番)全部勝つつもりでいきます」と宣言していた。

 残り3日で8勝4敗。かすかに残る優勝の可能性より現実的な目標がある。夏場所での大関とりだ。先場所は西前頭3枚目で14勝1敗。昇進目安の「三役で直近3場所で33勝以上」を思えば、1つでも白星を増やしたい。この日審判長を務めた境川審判部長代理(元小結両国)は「当然そうなる。そのためにも、残り3日が大事」と話した。

 全勝の横綱を止め、館内を沸かせた千両役者。「大関」の2文字は口に出さず、ニヤリと笑った。「勝つこと。10番勝てるようにね」。自信満々にささやいた。【加藤裕一】

 ◆幕内後半戦の境川審判長(元小結両国)のコメント 鶴竜は頭をつけられず顔が上がった。他の相手なら切れるまわしも切れなかった。栃ノ心は大関になってもおかしくない力強さ。(割崩しは)優勝争いが一番。面白い取組を(ファンも)期待しているでしょうから。

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鶴竜連勝ストップ「胸を合わせたらいけない」と反省

栃ノ心(左)に寄り切りで敗れがっくりの鶴竜(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇12日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪


 鶴竜は自己記録更新中だった初日からの連勝が11で止まった。右手の3本の指を負傷している影響もあり、まわしの引きつけでは後手に回り「胸を合わせたらいけないですね」と反省した。

 優勝を争う魁聖、高安が先に敗れ、栃ノ心に勝っていれば今日13日目で自力優勝というチャンスを逃した。その13日目は本来なら御嶽海との対戦が順当だが割が崩れ、魁聖を迎える。「もう1度初日のつもりで」と気を引き締めた。

 ◆八角理事長(元横綱北勝海)のコメント 鶴竜は安全に(勝とう)という思いがあったのか、差し手が中途半端だった。この一番に勝てば、というのが頭にあったのか、動きが鈍かったようだ。優勝争いが面白くなった。高安は腰が高い。棒立ちで振られては駄目だ。

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千代丸が高安から初白星「夢中だった」弟と喜び合う

千代鳳(左)と支度部屋でグータッチする千代丸(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇12日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪


 千代丸が高安から初白星を挙げ、2大関を撃破した。立ち合いで腕を伸ばしてはじき飛ばして、のど輪で攻め立てた。上手投げにも耐えて突き落としで破り「夢中だった。まさかです」と笑顔。

 支度部屋では、付け人で弟の幕下千代鳳とグータッチをして「俺は関係ないけど」という弟に「あるある」と言って喜びを分かち合った。

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怪力栃ノ心、全勝の鶴竜に土「10番以上勝ちたい」

報道陣の質問に答える栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇12日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪


 関脇栃ノ心(30=春日野)が意地を見せ、全勝の横綱鶴竜に土をつけた。立ち合いで前みつを許したが、自分も左まわしをつかんだ。「絶対離さない」と握り締め、右も差して、万全の右四つ。「ああなれば勝負できる」と、横綱を怪力で封じ込めて寄り切った。

 過去1勝21敗。初優勝した先場所も唯一敗れた天敵を破った。10日目に豪栄道、11日目に高安と、大関に連敗した直後だった。「落ち込んだけどね。黒星が白星にはならないから」と気持ちを奮い立たせた。

 通算10場所目の三役で、10勝5敗だった15年秋場所以来2度目の勝ち越しを決めた。先場所は14勝。大関昇進のノルマは「三役で直近3場所33勝以上」。「三役」こそ満たさないが、優勝も絡んでおり、インパクトは十分にある。栃ノ心は「大関」という言葉こそ口にしなかったが「勝つことだね。10番以上勝ちたい」。残り3日全勝の11勝を目指す。

鶴竜(左)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)
支度部屋を引き揚げる栃ノ心(撮影・鈴木正人)

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鶴竜が初黒星、2敗魁聖、高安3敗目 春場所

鶴竜

<大相撲春場所>◇12日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪


 8場所ぶり4度目の優勝を目指す横綱鶴竜(32=井筒)が、関脇栃ノ心(30=春日野)に寄り切られ、今場所初黒星を喫した。栃ノ心は8勝4敗とし、勝ち越しを決めた。

 3敗同士の一番は、大関豪栄道(31=境川)が、小結逸ノ城(24=湊)を寄り切って9勝目を挙げた。

 大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭5枚目千代丸(26=九重)に突き落とされ3敗目。千代丸は9日目の豪栄道に続き2大関を撃破し6勝6敗の五分の星に戻した。

 1敗で優勝争いを演じている前頭6枚目魁聖(31=友綱)は、前頭筆頭遠藤(27=追手風)に引き落とされ2敗目を喫した。遠藤は7勝5敗とした。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で、3場所ぶり出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同7枚天風(26=尾車)の上手出し投げを食らい5勝7敗となった。

 12日目を終わって1敗で鶴竜、2敗で魁聖が追う展開となった。

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攻撃は最大の防御、V争いカギ握る高安/大ちゃん

逸ノ城を寄り切りに破る鶴竜(右)(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇11日目◇21日◇エディオンアリーナ大阪


 横綱鶴竜(32=井筒)が自己新となる11連勝を決めた。幕内最重量215キロの小結逸ノ城のまわしを、薬指脱臼の完治していない右手でつかみ、力強く寄り切った。

   ◇   ◇

 鶴竜からすれば頭をつけた狙い通りの相撲だったろう。逸ノ城に肩越しに上手を与えても、頭をつけた低い姿勢を保てたから、慎重に落ち着いて攻められた。まわしの引きつけも強かったな。相撲の流れがいい。11連勝で、これまでの壁を乗り越えたのは大きい。逆に逸ノ城は、上手を取ってからの攻めが遅い。大きな体を生かせないのは、これからの課題だ。鶴竜に2差と苦しいが、高安も栃ノ心という難関を突破した。相手にまわしを触らせまいと、徹底して攻め続けたことが自分を救った。攻撃は最大の防御なり、を地でいく相撲だった。終盤戦に入り、番付上位のこの2人にスイッチが入った感じだ。やはり優勝争いの鍵を握るのは高安だろう。可能性は薄いが、大関の責任で最後まで優勝争いの興味をつなぐということで、豪栄道の奮起にも期待したい。(日刊スポーツ評論家)

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ビデオ室で確認、高安が先に落ちたように見え物言い

高安(右)に押し出しで敗れる栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇11日目◇21日◇エディオンアリーナ大阪


 幕内後半戦の藤島審判長(元大関武双山)は「(高安-栃ノ心戦は)最後、高安が先に落ちたように見えた私が物言いを付けた。(協議では)その前に、西方の審判が栃ノ心の(右)かかとが出ているのを見ているので(ビデオ室)と確認した。(ともにV逸の)昨年秋場所の豪栄道しかり、先場所の鶴竜しかりで優勝争いは最後まで分からない」とコメント。

 高安戦で物言いの末、右かかとが先に出たとの微妙な判定で4敗目の栃ノ心は「(出たかどうかは)わからなかった。弱いから負けた」と話した。

俵を踏み越した栃ノ心の足跡を確認する放駒親方(撮影・鈴木正人)

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前に出て高安2敗キープ「今日みたいな相撲が一番」

高安(右)に押し出しで敗れる栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇11日目◇21日◇エディオンアリーナ大阪


 高安が栃ノ心を下して2敗を守った。

 激しい立ち合いで一気に土俵際まで引かせて、左に逃げられるも追いかけて倒れながら押し出した。倒れるのと栃ノ心が土俵を割るのが、どちらが先かで物言いがついたが、その前に相手のかかとが出ていたと判定。「よく分からなかったけど前に出られたから勝てた。今日みたいな相撲が一番いい」と納得の表情だった。

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鶴竜が好調逸ノ城下し無傷11連勝、魁聖も1敗守る

鶴竜

<大相撲春場所>◇11日目◇21日◇エディオンアリーナ大阪


 1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が、小結逸ノ城(24=湊)を寄り切って単独トップを守った。逸ノ城は3敗目を喫し、優勝が厳しくなった。

 初日から9連勝していた1敗の前頭6枚目魁聖(31=友綱)は、前頭3枚目貴景勝(21=貴乃花)に不戦勝で10勝目を挙げた。

 連敗発進だった大関高安(27=田子ノ浦)は、関脇栃ノ心(30=春日野)を押し出して9連勝とした。栃ノ心は7勝4敗。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)は、前頭4枚目正代(26=時津風)を一方的に送り出して8勝3敗とした。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、同2枚目宝富士(31=伊勢ケ浜)を寄り倒し6勝5敗。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同9枚目大翔鵬(23=追手風)に寄り切られ5勝6敗となった。

 11日目を終わって全勝は鶴竜、1敗で魁聖、2敗で高安が追っている。

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鶴竜が10連勝で単独トップ、栃ノ心3敗目 春場所

ファンの拍手を受け引き揚げる鶴竜(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇10日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪


 1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が単独トップに立った。前頭5枚目千代丸(26=高砂)を危なげなく寄り切った。

 初日から9連勝していた前頭6枚目魁聖(31=友綱)は、小結逸ノ城(24=湊)に右四つがっぷりから寄り切られて土がつき、優勝争いから1歩後退した。逸ノ城は2敗を守り勝ち越した。

 連敗発進だった大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目正代(26=時津風)を左のど輪から押し出して8連勝とした。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)は、立ち合いで左へ変わり関脇栃ノ心(30=春日野)を送り出して7勝目を挙げた。栃ノ心は3敗目で、初場所に続く優勝は厳しくなった。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、同2枚目荒鷲(31=峰崎)を寄り切って5勝5敗の五分に戻した。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同8枚目誉富士(32=伊勢ケ浜)に押し倒されて5勝5敗となった。

 10日目を終わって全勝は鶴竜、1敗で魁聖、2敗で高安、逸ノ城の2人が追っている。

報道陣の質問に答える鶴竜(撮影・鈴木正人)

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栃ノ心V2遠のく、豪栄道の変化に「ビックリした」

豪栄道に送り出しで敗れ悔しそうな表情をする栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇10日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪


 関脇栃ノ心(30=春日野)の2場所連続優勝が遠のいた。大関豪栄道が立ち合いで、大きく左に変化。虚をつかれた形になり、送り出しで3敗目を喫した。「にらみつけられたから、絶対にかましてくると思った。これ(約20センチ)ぐらい、こっち(向かって左)に仕切って、こっち(自分の右)だからね。ビックリした」という。

 豪栄道とは今場所前も出稽古で何番も相撲をとっていた。低く強く当たって、前まわしを取りに来る大関のパターンが頭にすり込まれているだけに、驚きだった。ただ「まったく考えてなかったわけじゃないけど。(豪栄道が)先に仕切ったから“ん?”と思ったし…」。全勝の鶴竜と取組が残っているとはいえ、残り5日で3差は絶望的ともいえる。それでも「勝ちは勝ちやからね。反則じゃないし、仕方ない。厳しいけど、頑張るしかないでしょう」と、11日目の大関高安戦に気持ちを切り替えていた。

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鶴竜、魁聖が全勝守る 豪栄道は3敗目 春場所

正代(右)をはたき込みで破る鶴竜(撮影・岡本肇)

<大相撲春場所>◇9日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪


 1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)と前頭6枚目魁聖(31=友綱)が9連勝を飾った。鶴竜は前頭4枚目正代(26=時津風)に押し込まれる場面もあったが、はたき込んだ。魁聖は前頭9枚目竜電(27=高田川)を危なげなく寄り切った。

 連敗発進だった大関高安(28=田子ノ浦)は、小結千代大龍(29=九重)を右からの上手投げで下し7連勝とした。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)は物言いのつく一番となり、前頭5枚目千代丸(26=高砂)に押し出されて3敗目を喫した。

 初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)は、前頭4枚目松鳳山(34=二所ノ関)を左からかち上げて寄り切り7勝目を挙げた。

 人気力士の遠藤(27=追手風)は、玉鷲(33=片男波)との前頭筆頭対決で敗れた。立ち合いから突き起こされて押し出されて4勝5敗となり、再び黒星が先行した。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同10枚目水戸龍(23=錦戸)を寄り切って5勝4敗とし、白星を先行させた。

 9日目を終わって勝ちっ放しは鶴竜、魁聖の2人、2敗で高安、栃ノ心、小結逸ノ城(24=湊)前頭13枚目大翔丸(26=追手風)同14枚目勢(31=伊勢ノ海)同16枚目大奄美(25=追手風)同17枚目碧山(31=春日野)の7人が追っている。

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横綱鶴竜が8連勝 豪栄道、高安、栃ノ心は6勝目

松鳳山(左)をはたき込みで破る鶴竜(撮影・河南真一)

<大相撲春場所>◇8日目◇18日◇エディオンアリーナ大阪


 1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が、前頭4枚目松鳳山(34=二所ノ関)をはたき込みで下し、無傷の8連勝となった。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)は前頭3枚目琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を寄り切りで6勝目を挙げた。

 連敗発進の大関高安(27=田子ノ浦)は貴景勝(21=貴乃花)押し出しで白星。これで3日目から6連勝となった。

 初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)は、関脇御嶽海を(25=出羽海)を肩透かしで下し、6勝目を挙げた。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、千代大龍(29=九重)を押し出し。4勝4敗とした。

 前頭6枚目魁聖(31=友綱)は同9枚目隠岐の海(32=八角)押し出し、横綱鶴竜と並んで8戦全勝となった。

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鶴竜と魁聖が無傷7連勝、栃ノ心5勝目 春場所

貴景勝(左)を押し出しで破る鶴竜。左足の親指が微妙で物言いがつく(撮影・岡本肇)

<大相撲春場所>◇7日目◇17日◇エディオンアリーナ大阪


 1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が、前頭3枚目貴景勝(21=貴乃花)を押し出して、無傷の7連勝を飾った。押し出した際に鶴竜の左足つま先が先に出たのではと物言いがつき、およそ3分間の長い協議が行われたが、軍配は変わらなかった。

 連敗発進だった大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目松鳳山(34=二所ノ関)をはたき込んで5連勝を飾った。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)も、前頭2枚目宝富士(31=伊勢ケ浜)を下手投げで下し5勝2敗とした。

 初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)も、前頭2枚目荒鷲(31=峰崎)を上手投げで下し5勝2敗。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、前頭3枚目琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)に寄り切られ3勝4敗となった。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同9枚目青狼(29=錣山)に突き落とされ3勝4敗となった。大関経験者としては4人目の十両陥落力士となった十両5枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)は、同7枚目剣翔(26=追手風)を寄り切り4勝3敗とした。

 7日目を終わって勝ちっ放しは鶴竜、前頭6枚目魁聖(31=友綱)の2人。

貴景勝対鶴竜戦で審判協議(撮影・岡本肇)

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鶴竜と魁聖が無傷6連勝、十両貴ノ岩3敗目 春場所

<大相撲春場所>◇6日目◇16日◇エディオンアリーナ大阪


 1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が、前頭3枚目琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を右から突き落として6連勝を飾った。

 連敗発進だった大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭2枚目宝富士(32=伊勢ケ浜)を右からの上手投げで下して4連勝と安定してきた。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)も、初日から5連勝していた前頭4枚目松鳳山(34=二所ノ関)を引き落としで下し4勝目を挙げた。

 初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)は、人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)を右からの小手投げで下し4勝2敗とした。遠藤は3勝3敗の五分となった。

 関脇御嶽海(=25=出羽海)は前頭3貴景勝(21=貴乃花)に押し出され2敗目を喫した。

 逸ノ城(24=湊)は千代大龍(29=九重)との小結対決を寄り切りで制し5勝目を挙げた。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、幕下3枚目栃飛龍(30=春日野)に突き落とされて3勝3敗となった。大関経験者としては4人目の十両陥落力士となった十両5枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)も、同8枚目琴恵光(26=佐渡ケ嶽)に寄り切られて3敗目を喫した。

 6日目を終わって勝ちっ放しは鶴竜、前頭6枚目魁聖(31=友綱)の2人となった。

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