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秋山準DDT移籍「思うことあるが男は黙って尽力」

DDTへのレンタル移籍が決まった秋山準(中央)。左はDDT高木三四郎社長、右は福田剛紀社長

全日本プロレスの秋山準(50)が7月1日からDDTプロレスリングにレンタル移籍することが決まった。27日、DDT新宿FACE大会前に秋山、DDT高木三四郎社長、全日本福田剛紀社長が会見を行い、発表した。

秋山は5月にDDTの臨時コーチに就任。以来、ゲスト参戦しながら、故ジャイアント馬場の教えをDDTの選手に授けてきた。DDTのTシャツを着て会見に臨んだ秋山は「この年になって、まだ必要としてくれるところがあるということで正直うれしかった」と移籍を歓迎。「いろいろ思うことはありますが、男は黙ってDDTに尽力させていただきます」と意気込みを語った。

DDT高木社長は、ゲスト参戦後の反響と選手の刺激が今回の移籍につながったと説明した。「いろんなものを吸収したいという気持ちが強くなり、踏み込む形で参戦してもらいたいと思った。ダメもとで秋山さんにお願いし、(全日本)福田社長にも了承してもらった」と話した。

秋山は故ジャイアント馬場の王道を継承する全日本プロレスの顔であり、前社長として団体を支えてきた功労者。全日本福田社長は今回の移籍について「痛いものがある」と明かしつつ、「秋山選手の存在は日本のプロレス界の財産。業界発展のためにも広く後進の育成に尽力していただけるという思いが強くなり、最終的な結論になりました」と合意の経緯を説明した。

秋山はこの日、大石真翔、岡谷英樹と「秋山軍(仮)」を組み、竹下幸之介、勝俣瞬馬、飯野雄貴のALL OUT軍と対戦。DDTの若きエース竹下と16年6月にタッグ戦で対戦して以来以来4年ぶりに肌を合わせた。ほぼ同じ体格の2人は最初に相対し、押し合い、エルボーの打ち合いなど力で真っ向勝負。その後も秋山がエクスプロイダーを出せば、竹下がザーヒーで返すなど緊張感のある戦いが繰り広げられた。試合は飯野が岡谷にスピアを決め、勝利した。

秋山は「でかくなったな小僧。1発1発当たりも強い」と4年ぶりの竹下の成長を実感。その上で「お前はDDTの何なんだ。それが分かったらすごい選手になる。(元DDTで現新日本の)飯伏くんのようにメジャーに行くのではなく、DDTにいてメジャーと肩を並べろ。ただ、今のままじゃダメだ。お前はDDTの何なんなのかを自分で考えろ」と発破をかけた。

この日秋山は旧入場曲「Shadow explosion」で登場した。「僕が1番カッカと前に出ていた時の曲。それでいこうと思った」と新たな門出に気持ちを込めた。

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拳王「お前ノア社長?認めてねぇぞ」高木に決別宣言

試合後ににらみ合うノアの拳王(左)とDDTの高木三四郎(DDTプロレスリング提供)

<DDT:WRESTLE PETER PAN 2020>◇6日◇DDT TV SHOWスタジオ

DDTのテレビマッチ「PETER PAN 2020」の第1日が6日配信された。年間最大のビッグマッチとなる同大会は7日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で見合わせとなり、代わりに2日間のテレビマッチとなった。

注目はノアの拳王、覇王、マサ北宮の「金剛」軍対高木三四郎、DDT軍の6人タッグ戦。拳王は5月30日のテレビマッチに乱入。DDTとノアの社長を兼任する高木に対し、ノアの社長退任を要求。それを受けて、高木がDDTのリングで勝負するよう求め、対戦が決まった。

拳王と高木。違う道を歩んできた2人のポリシーがぶつかり合った。拳王は、武器の蹴りで容赦なく高木を攻撃。一方、高木はプラスチックケースやカスタム自転車などらしさ全開の武器を投入して対抗。最後は覇王が松永にトルネードクラッチを決め、金剛軍が勝利。最後まで両軍、そして拳王と高木の両者がかみ合わないまま終わった。試合後、マイクを持った拳王は何も言わずに退場した。

1人リングに残った高木はマイクを持つと「拳王! おい、金剛! てめぇらと今日肌を合わせてみて、感じたことがあるよ。てめぇらとな、まったく合わねぇよ。プロレス観の違い、プロレスに対する取り組み方が全く違う。考え方が違う、イデオロギーが違う。ぜーんぶ違うよ。それが今日やってみてわかったよ。こんなんだったら、やんねぇでいいだろ」とこれが最初で最後の対抗戦だとした。

さらに、拳王とその向こうにいるノアファンにも呼びかけた。「おい! 拳王!あと金剛! それを応援するファンのみんな! まったく合わねぇよ、あいつらとはよ。プロレスリング・ノアとはまったく合わねぇよ! だからよ、おめぇらはおめぇらでよ、自由にやれよ。俺たちDDTも勝手にやらせてもらう。でもな、DDTの考え方、やり方は違うけど、ベクトルは一緒だろ? てっぺん狙いに行くんじゃねぇのかよ! だから、お前らはお前らで勝手にやれよ。俺も俺で、DDTはDDTで勝手にやる! 2つの存在がデカくなったら、そしててめぇらがまだまだ減らず口たたくようだったら、また、あるかもしんねぇな」。

この日は選手としての主戦場であるDDT側としてリングに立ったが、高木はDDT、ノア両団体の社長。色の違う2つの団体が、それぞれのやり方で上を目指せばいい、とあらためてメッセージを発信した。

拳王はバックステージで口を開き、「高木三四郎!お前がノアの社長? 認めてねぇぞ。ずっと認めてねぇぞ! お前なんか勝手にやっておけ。俺は、そして俺たちは金輪際、オマエと関わらないからな! 俺は俺の道を進む!」と決別宣言した。

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拳王がDDTに乱入、高木社長にNO!6・6に激突

リングで因縁決着することになったDDT、ノアの高木三四郎社長(左)とノアの拳王(DDTプロレスリング提供)

<DDT:DDTTVSHOW!#5>◇30日◇DDTTVSHOWスタジオ

ノアの拳王(35)がDDTテレビマッチに乱入し、DDT、ノアの社長を兼任する高木三四郎(50)にノアの社長職解任を突きつけた。けんかを売られた高木は「社長命令だ」とリングでの決着を要求。6月6日に6人タッグで対戦することが決まった。

この日のセミファイナル後、拳王は自身がリーダーを務めるユニット「金剛」の稲村愛輝、マサ北宮、仁王、覇王、征矢学を引き連れ、乱入。マイクを持つと高木への不満をまくしたてた。

「WRESTLE UNIVERSEを見ているクソヤローども、てめぇらに俺のこと、説明しなくてもわかってるだろ? DDTプロレスの社長、高木三四郎のことをな、めちゃくちゃ、大っ嫌いな、プロレスリング・ノアの拳王だ! DDTの社長? それともう一つあったな。俺は、めちゃくちゃ嫌なんだけどな、俺たちのプロレスリング・ノアの社長も兼任している。プロレスリング・ノアの社長、てめぇ、ノアのこと何をやってるんだ、高木? お前はノアの改革を何かしたのか? お前はな、DDTのことしか考えてねぇんだろ? お前の心の中はノアのことをどう乗っ取ってやろうか、DDTよりノアのこと下だと序列付けたいだけなんだろ? おい、高木! お前なんかなどうでもいいんだよ。お前なんかな、ノアにいなくていいんだよ! お前なんかからなノアを守ってやるよ。お前なんかな、ノアのリングから、ノアの会社から、消えてくれよ! 最後に、汚ねぇDDTプロレスファン! よく聞け! 俺が! 高木三四郎から! ノアを守る!」。ノアは今年1月、サイバーエージェントグループ入り。同時に、2年前から同グループ入りしていたDDT社長の高木が、ノアの社長を兼任することになったが、拳王はその体制に不満を持っていた。

そんな拳王の言動にたまらず、高木もリングに登場。「おめぇらな、言いたい放題言ってくれてるけど、そんなに文句があるんだったら、リングで勝負しようじゃねぇか!」と対戦を要求。拳王らが立ち去ろうとすると、「おい! ちょっと待て! 社長命令だ。社長として、拳王、てめぇに命令してやるよ。このおれと、このDDTリングで戦え!」とたたみかけた。拳王は「やってやるよ」とリングへ戻り、2人は顔を近づけ、にらみ合った。

高木の社長命令とあり、この日の試合後に急きょ対戦が決定。6月6日のテレビマッチ「WRESTLE PETERPAN2020」で、高木三四郎、樋口和貞、松永智充組対拳王、マサ北宮、覇王の6人タッグマッチが行われる。

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秋山準「馬場さんから受け継がれたものをDDTに」

握手ではなく、肘タッチするDDTの高木三四郎社長(左)と全日本の秋山準(DDTプロレスリング提供)

DDTプロレスリングのゲストコーチに就任した全日本プロレス秋山準(50)が9日、DDTテレビマッチに登場し、「(ジャイアント)馬場さんからぼくに受け継がれたものをDDTにすべて教えたい」とあいさつした。

きっかけは秋山のツイートから。秋山は4月12日に「1~10までプロレスの技術を全て俺が教えたらどんなプロレスラーになるのかな…」「プロレスは正直、試合でみなさんにみせているのは6~10だと思います。それで成立するんだと思います。ですが、1~5を持っていると持ってないのはまったく違うと思います」などとツイート。それを目にしたDDTの高木三四郎社長(50)が4月中旬ごろ正式にコーチを打診した。

高木社長は「今、DDTも、プロレス界もそうなんですけど、どうしても出ていくというより、守るべき時期。であれば、うちのDDTの選手を秋山選手が培ってきた歴史と伝統、そしてプロレスの1~10を教わりたいと思った」と依頼の理由を説明。秋山は米国を拠点とする世界最大のプロレス団体WWEにゲストコーチとして招かれていたが、新型コロナウイルス観戦拡大により、渡米は延期。また、興行ができず互いの団体に時間の余裕ができたことで実現に至った。

高木社長は「こういう時期なので、渡米されていないかなと思ってダメもとでお願いしたら、引き受けていただいた。また、全日本さんの巡業のスケジュールがあり、うちも月に半分ぐらいは試合なので難しかったと思う。いまは時間に余裕がある。守りじゃないですけど、いま一度ひいて考えるのもいいかと思った。今は貪欲にプロレスを学んでいかないといけない時期。うちの選手も貪欲になってもらいたい」と所属選手の成長に期待した。

また、秋山はDDTの試合にもしばらくゲスト参戦する予定だ。気になる選手として、「以前にも当たったことあるんですけど」と、16年にタッグマッチで対戦した若きエース竹下幸之介(24)の名前を挙げた。ジャイアント馬場、四天王プロレスを体感してきた秋山はその経験を「宝」と表現。「それをこれから活躍するであろう若い選手に、DDTさんだけでなく教えたい」。機会があれば、団体問わず伝えていくとした。

高木社長は「忖度(そんたく)なく、厳しくお願いします」と秋山に手加減なしの指導を要求。2人は、感染防止のため握手ではなく、肘タッチで協力を誓った。【高場泉穂】

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全日秋山準がDDT臨時コーチ、故馬場氏技術授ける

全日本プロレス秋山準(2019年6月11日撮影)

DDTプロレスリングは8日、全日本プロレスの秋山準(50)が臨時コーチに就任したと発表した。故ジャイアント馬場の教えを受けた秋山が、その技術をDDTの選手に授ける。

きっかけは秋山のツイートから。秋山は4月12日に「1~10までプロレスの技術を全て俺が教えたらどんなプロレスラーになるのかな…」「プロレスは正直、試合でみなさんに観せてるのは6~10だと思います。それで成立するんだと思います。ですが、1~5を持っていると持ってないのはまったく違うと思います」などとツイート。それに反応したDDTの高木三四郎社長(50)が4月中旬ごろ正式にコーチをオファーし、秋山も快諾した。

秋山は9日にDDTUNIVERSEで配信されるテレビマッチに登場し、あいさつする予定だ。

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DDTプロレスリングが6月23日まで大会中止発表

DDTプロレスリングは6日、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長を受け、5月23日から6月23日までDDT、東京女子、ガンバレ☆プロレスの各大会をすべて中止すると発表した。高木三四郎代表(50)が公式Youtubeチャンネルで会見を開き、説明した。

また、5月から本格的にスタートしたテレビマッチにおける感染拡大防止への取り組みも報告。選手、スタッフに毎日検温、体調報告を義務つけているほか、収録時にはマスク、消毒など細心の注意を払っていることを丁寧に説明した。

高木代表は「DDTグループはどんな逆境であってもただでは転びません。プロレスを続けていきます」とテレビマッチやさまざまなコンテンツを配信していくことを約束。「前向きに選手、スタッフ一同一丸となって、収束を願って、がんばっていきます」と結んだ。

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谷津嘉章の義足デビュー幻 DDTさいたま大会中止

谷津嘉章(20年3月撮影)

DDTプロレスリングは23日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、6月7日のさいたまスーパーアリーナ大会「WrestlePeterPan2020」の開催を見合わせると発表した。

同会場での大会開催は、20周年記念大会を行った17年以来3年ぶり2度目。親会社のサイバーエージェント藤田晋社長も実行委員長を務めるなど、団体をあげたビッグマッチとなる予定だった。高木三四郎社長(50)も自身のツイッターで報告。「2年以上前から企画していて2017年のリベンジとしてただけに悔しさしかありません。でも新たなリベンジの目標ができたとして前向きに捉えることにしました。代替え日は未定ですが必ず開催します!それまでは生き残る」と前向きなメッセージを発信した。

また、同大会に出場予定だった元DDTで現AEW所属のケニー・オメガ(36)もDDTを通じ、ビデオメッセージを発表した。「DDTファンの皆さん、ケニー・オメガです。ひじょうに残念なお知らせですが、現状、私は日本に行くことができません。さいたまスーパーアリーナに出場できません。コロナウイルスの影響で我々の生活は大きく変わりました。仕事に行けなかったり、外出できなかったり…、ペットと家にいることはできますね。この状況が落ち着くまで私は家に居て、また皆さんに会える機会を待ちます。日本の友人や家族、そしてDDTUNIVERSEのみんなにまた会えることを心待ちにしています。その時が来たら、すぐに飛んでいくことをお約束します。それまでは……Good bye and good night BANG!」と、収束後の参戦を誓った。

昨年6月に糖尿病の悪化で右足を切断し、同大会で義足をつけて復帰予定だった谷津嘉章(63)も開催見合わせを受けて、ツイッターを更新。「大変残念ですが、義足デビューは幻となりました。また、デビューに向けて次のチャンスを目指します。ご声援ありがとうございました。オリャ」と前を向いた。

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DDT25日ぶり興行「葛藤も再開選んだ」高木社長

DDT旗揚げ23周年記念大会メインのKO-D無差別級選手権で勝利した王者田中将斗(右)と敗れた挑戦者竹下幸之介は握手(撮影・高場泉穂)

<DDT:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

プロレス団体DDTが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛していた興行を2月24日の名古屋大会以来、25日ぶりに後楽園ホールで再開した。

再開にあたり、DDTは公式ホームページを通じて、高齢者、基礎疾患患者、妊婦や37度5度分以上の発熱など体調の優れない人へ来場を控えるよう呼びかけ。また、当日来場した観客、選手、スタッフ、報道関係者全員に検温と手の消毒を実施。37度5分未満のみ入場可能とした。

メインのKO-D無差別級選手権では、王者田中将斗(47=ゼロワン)に、幼少期から田中に憧れ続けてきた竹下幸之介(24)が挑戦。投げ技、張り手、エルボーと荒々しいパワー勝負に会場が何度も沸いた。最後は田中が竹下のエルボーを、強烈なローリング・エルボーバットで返し、倒れた竹下から3カウント奪取。2度目の防衛を果たした。

田中がマイクで「今のご時世でDDTの大会がとび、みなさんも来られなかった大会があったと思う。でもきょうの戦いを見て、そのフラストレーションは飛びましたよね?」と客席に呼びかけると、拍手と歓声が。さらに、「この状況であなたとやれて幸せでした」と23歳下の竹下と固く握手。互いに再戦を希望した。

観衆は916人。旗揚げ23周年記念日とあり好カードを並べたが、満員には届かなかった。大会後、高木三四郎社長(50)は19日に新たに政府の専門家会議からの大規模イベントへの注意喚起が出たことで「自分の中で葛藤があった」と明かした。さらにカナダの有名サーカス団体「シルク・ドゥ・ソレイユ」のダンサー、スタッフの約95%が解雇されたニュースにも触れ、「これ以上続くと我々もそうなる。葛藤しながらも、再開するという道を選んだ」と理由を説明した。海外における感染拡大と渡航制限により、4、5月に予定していた外国人選手の参戦が白紙になるなど影響は大きい。それでも高木社長は「明るく前を向いてやっていきたい」と笑顔で結んだ。【高場泉穂】

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谷津嘉章 義足レスラーで復帰「冒険心が生まれた」

義足プロレスラーとして6月7日DDTビッグマッチで復帰することが決まった谷津嘉章。会見後にプロレス用の義足を持ち、ファイティングポーズ

「義足プロレスラー」の誕生だ。昨年6月に糖尿病の悪化で右足を切断したプロレスラー谷津嘉章(63)が18日都内で会見に臨み、6月7日さいたまスーパーアリーナで行われるDDTビッグマッチ「Wrestle Peter Pan2020」での復帰を発表した。谷津は「足をなくした時はこういう場が来るとは思わなかった」と喜びを語った。

谷津はレスリングで76年モントリオールオリンピック(五輪)8位、80年モスクワ五輪は金メダル候補ながら日本のボイコットにより不参加。その後プロレスラーに転向し、さまざまな団体を渡り歩き、長州力、ジャンボ鶴田のパートナーとして活躍した。10年引退するも、15年に復帰。昨年春からDDTに参戦していた。だが、糖尿病による壊疽(えそ)で昨年6月に右足下を切断。手術後は「目標がなくなった」といったん喪失感に見舞われたが、東京五輪聖火リレー走者の依頼を受け、走るという新たな目標に向かって、リハビリに専念。そのうち、「やればやるほど、鍛えれば鍛えるほど、もっともっととわがままな気持ち、冒険心が生まれた」とプロレスへの思いもよみがえった。

プロフェッショナルが復帰を支える。今年1月、DDT高木三四郎社長の紹介で義肢装具業界のリーディングカンパニーである川村義肢の川村慶社長と面会。日本初のプロレス用義足を開発してもらい、今回の復帰がかなった。特注義足の重さは約2・2キロ。プロレスの動きに合わせ、ひねりやクッション性にこだわり、今も改良が続けられている。既に谷津は義足をつけてリング上で動いており、会見ではロープワークや、監獄固めなど技をかける動画も披露された。驚異的な回復ぶりに、川村社長は「アスリートだと思いました。義足をつけて、すぐぴょんぴょんできるのは天性のもの」と谷津の運動能力の高さと努力をたたえた。

6月のカードは未定。谷津は「障がい者、ハンディがあるから、また年下だから遠慮しがちですが、遠慮すると谷津のためにならないし、お客さんにも伝わる。遠慮するなよ」と真剣勝負を求めた。

20日のDDT後楽園大会では、リングに上がり復帰を報告する。

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Abemaでノア生中継、藤田社長観戦しテープ投入

試合後に荒ぶる藤田和之(撮影・高場泉穂)

<ノア:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

プロレスリング・ノアが1月末にサイバーエージェント傘下となって以来、初のAbemaTV生中継が行われた。

試合は午前11時30分開始。試合中は約6万の視聴数を集め、ツイッターでも国内のトレンドに入った。

サイバーエージェント藤田晋社長とともに会場で観戦したノア高木三四郎社長(50)は「競合イベントが多い日曜昼にトレンドをとれたのはすごいこと」と反響の高さを喜んだ。

今後の中継については「月1のペースを予定しているが、今回の反響を受けて、Abemaの担当者と話し合いたい」とした。

オーナーである藤田社長はこの日が初のノア生観戦だった。高木社長は「試合後に感想を聞いたら、すごく面白かった、体の大きい選手が多い、とおっしゃっていた」。

また、藤田社長がマスクを着用していたためか、周囲のファンからは気付かれず。

「メインの試合前には、近くの清宮海斗選手のファンから紙テープを渡され、投げていました」と明かした。

町田対東京V 笑顔で試合を見つめる株式会社サイバーエージェント取締役社長の藤田晋氏(2019年2月23日)
中嶋勝彦とのシングル30分1本勝負で引き分けに終わり、感想を語る鈴木秀樹

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独走新日打倒へ ノア×DDT強力タッグで規模拡大

会見を行った前左から丸藤正道、ノア武田有弘社長、DDT高木三四郎社長、サイバーエージェント藤田晋社長、後列左から中嶋勝彦、杉浦貴、潮崎豪、小川良成、清宮海斗(撮影・中島郁夫)

日本プロレス界の勢力図が大きく変わった。

旗揚げから20年目を迎えるプロレスリング・ノアが29日、IT大手サイバーエージェントグループ入りを発表した。2年前に同グループ入りしたDDTの高木三四郎社長(50)がノアの新社長も兼任。都内で行われた会見で、高木新社長は「目指していかないと面白くない」と、業界トップを独走する新日本プロレスの打倒を目標に掲げた。

ノアは00年に故三沢光晴さんが旗揚げ。かつては東京ドームや日本武道館興行を行うなど人気を誇っていたが、近年は厳しい経営が続いていた。

19年6月から社長を務めた武田有弘氏が19年末に高木氏に相談。高木氏がサイバーエージェント藤田晋社長に話を通し、今回の買収に至った。

藤田氏は買収理由に、プロレスのコンテンツとしての可能性、魅力の違うDDTとの補完関係、高木社長の経営手腕への期待などを挙げた。その上で「できる限りのバックアップをしていく」と約束した。

現段階でDDTとの統合はなく、協力しながら規模拡大を目指す。高木新社長は経営に専念する。現場はノアの所属選手でもある丸藤正道新副社長(40)らが担う。

丸藤は「リング上の戦いは何も変わらない。むしろ激しくなっていくと思う」と意気込みを語った。

国内外への動画配信に力を入れる予定で、早速30日のノア後楽園大会が、DDTの会員制動画サービス「DDTユニバース」で世界に無料配信される。

【高場泉穂】

◆GHCヘビー級王者潮崎豪 20年はノアの戦いを進化、発展させていくために王者として世界に発信していきたい。

◆前GHCヘビー級王者清宮海斗 リングに対する探求心、追求心を同じように持ち続けサイバーエージェント様とともに、より広大な新しい景色を見せたい。

会見を行った前左から丸藤正道、ノア武田有弘社長、DDT高木三四郎社長、サイバーエージェント藤田晋社長(撮影・中島郁夫)

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ノア1年で新体制変更 サイバーエージェント傘下に

丸藤正道

プロレスリング・ノアは29日、IT関連会社サイバーエージェントグループに参画したと発表した。サイバーエージェントが、ノアを運営するノア・グローバルエンタテインメント株式会社の全株式を取得する。

ノアは00年に故三沢光晴さんが旗揚げした団体。19年1月から、親会社リデットエンターテインメントが運営していたが、わずか1年で新体制へ変更となった。ノアの社名、組織は現状維持。新たにDDTの社長を務める高木規(リングネーム高木三四郎)がノアの社長となり、副社長にノアの選手、丸藤正道が就任する。ノアの現社長武田有弘氏は執行役員となる。

今後は、サイバーエージェントが運営するインターネットテレビ局「AbemaTV」の格闘チャンネルでノアの試合、番組の配信を行う。

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DDT来年6・7さいたまSアリーナでビッグマッチ

世死琥にボディーアタック見舞う赤井沙希(撮影・たえ見朱実)

<DDT:大田区大会>◇15日◇大田区総合体育館

DDTが来年6月7日にさいたまスーパーアリーナでビッグマッチを行うと発表した。

次々と武器を持ち込むウェポンランブル形式で行われた初代O-40(Over440)王者決定戦で、社長の高木三四郎(49)が終盤に「重大発表」を武器として投入。巨大スクリーンにさいたまスーパーアリーナ興行の内容が映し出されると、約3700人の超満員の客席から歓声が起こった。高木はその衝撃の隙をついて、スーパー・ササダンゴ・マシン(41)にひまわりボムを決めて勝利。団体限らず40代以上の選手に挑戦権のあるO-40王座の初代王者となった。

さいたまスーパーアリーナでの試合は、20周年大会を行った17年以来3年ぶりとなる。この試合に「武器」として登場し、解説席で毒舌を展開した元新日本の名物アナウンサー田中ケロ氏も「ぜひ満員にしてください。プロレス界、新日本プロレスの独り勝ちは面白くない」と激励。高木はその場で田中ケロ氏にそのビッグマッチ参戦をオファーした。

17年にサイバーエージェントグループ傘下に入り、組織は安定。この日前代未聞の無料ビッグマッチを成功させたが、手を緩めずさらなる拡大を目指す。高木は「もっともっと上を目指せる。もっともっと面白いことを追求したくなったんだよ。でなきゃ大田区無料興行なんて誰がやるんだ。オリンピックイヤーにDDTが挑戦するさいたまスーパーアリーナはリベンジだ。超満員にしてやる」と力強く宣言した。

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クロちゃんがギャルレスラー相手にゲスファイト全開

上福ゆき(右)の脚をなめ回そうとするクロちゃん(撮影・たえ見朱実)

<DDT>◇15日◇東京・大田区総合体育館

DDT東京・大田区大会が15日行われ、初の全席無料ビッグマッチとあり多彩な試合が繰り広げられた。

アイアンマンヘビーメタル級選手権バトルロイヤルでは芸人クロちゃんが登場。ギャルレスラーの膝をなめ回し、ゲス全開ファイトで盛り上げた。また、スーパー・ササダンゴ・マシンを下し、初代0-40王者となった高木三四郎社長は20年6月7日のさいたまスーパーアリーナ大会を発表。さらなる団体の成長に向け「あえてでかいハコで勝負する」。17年以来2度目の同会場での試合を超満員にする目標を掲げた。

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大鵬3世納谷がDDT移籍「どんな試合にでも挑戦」

リアルジャパンプロレスからDDTへの移籍を発表した納谷幸男(中央)。左はリアルジャパン平井社長、右はDDT高木社長(撮影・桝田朗)

DDTプロレスは14日、東京・神田明神で会見を行い、大鵬3世、納谷幸男(24)のリアルジャパンプロレスからの完全移籍を発表した。

昭和の大横綱、大鵬の孫で、元関脇貴闘力を父に持つ納谷は、13年3月に初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰するリアルジャパンに入門。17年9月14日にプロレスデビューを果たしていた。しかし、年間4試合ほどと開催試合の少ないリアルジャパンから飛躍を求めて4月に移籍を決意。2月17日の両国大会に参戦したDDTを移籍先に選び、佐山に相談の上、両団体で話し合い移籍が決まった。

納谷は「自分としては、試合をもっとしたいというのが根本にあって、前回出場させていただいたDDTを選んだ。一番初めに佐山さんに相談し『お前が決めたのなら』と言っていただいた。どんな試合にでも挑戦していきたい」と話した。DDTの高木三四郎社長は「両国で初めて試合を見て、堂々としていてリング映えするなと感じた。リアルジャパンが大事に育ててきた選手なので、DDTでもちゃんと受け継いで、大事に育てていきたい」と期待を寄せた。

納谷のデビュー戦は、6月2日の愛媛・松山大会で、納谷は8人タッグで谷津嘉章、高木三四郎、ライジングHAYATOと組んで、藤波辰爾、竹下幸之介、彰人、勝俣瞬馬組と対戦する。

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なりふりかまわず次々求愛…長与千種に恋の花

マッド・ポーリーの手を引っ張る長与千種

<DDT:旗揚げ22周年記念大会>◇17日◇両国国技館

女子プロレスのレジェンド長与千種(54)に恋の花が咲いた。

この日はスペシャルハードコア6人タッグマッチに参戦。05年GAEA JAPAN時代以来14年ぶりとなる大日本伊東竜二、DDT高木三四郎とタッグを組み、DDTの高尾蒼馬、マッド・ポーリー、マーベラスの彩羽匠組と対戦。カラーボックス、テーブル、たらい等を使用した激戦の末、高木が高尾にダイビング・フットスタンプをくらい、敗れた。

前哨戦の1月27日後楽園大会で高尾から「ロートル」呼ばわりされた長与はこの日も「くそばばあ」などと挑発されて激高。だが、試合後マイクを持つと、高尾に「あなた私にしつこくしているけど、好きでしょ?くそばばあと言われても愛してるとしか聞こえない」と反撃。さらにポーリーをタイプと指名し、「きっとあなたも好きになる」とリング上で手つなぎ。レスラーから女性の顔に変わった。

バックステージでは「恋の花が咲きそうな気がします。プロレスラー同士の結婚がはやっているみたいなので、私にもトレンドがきたのかな」と、とまどいながらもうれしそうだった。

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なべやかん「二足のわらじ」8・5プロレスデビュー

なべやかんは、白川未奈にコブラツイストをかけられもん絶

 ベストボディ・ジャパンは24日、都内で会見し、新たなプロレス団体「ベストボディ・ジャパンプロレス」を設立すると発表した。

 同社の谷口智一代表が以前所属したDDTプロレスの高木三四郎社長に設立を相談。DDTが選手の育成などで協力する。旗揚げ戦は8月5日の品川プリンスホテル大会で、お笑いタレントのなべやかん(47)がプロレスラーデビューする。ビートたけしの独立と同時にオフィス北野を退社したなべやかんは「今後は、芸人とレスラーの二足のわらじで活動していく」と抱負を語った。

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新設されたベストボディ・ジャパンプロレスから8月5日の品川大会でデビューするなばやかんは、白川未奈にコブラツイストをかけられもん絶

 ベストボディ・ジャパンは24日、都内で会見し、新たなプロレス団体「ベストボディ・ジャパンプロレス」を設立すると発表した。

 ベストボディ・ジャパンの谷口智一代表が、以前DDTプロレスに所属した縁で、DDTの高木三四郎社長に協力を依頼。DDTが選手の練習など協力し、お笑いタレントのなべやかん(47)がプロレスラーとして、同団体の8月5日の品川プリンスホテル大会でデビューする予定。なべやかんは「以前、全日本女子プロレスの前座でミゼットプロレスをやらないかと、誘いを受けたことがあるが断った。オフィス北野時代に、テレビ番組でプロレスをやったことはあるが、今回は本格的にプロレスを始めます。全日本の永源さんのような、チョップを受けてツバを飛ばすような、お客さんを巻き込む激情的なプロレスをやってみたい」と抱負を話した。なべのほかに、グラビアアイドルの白川未奈(30)らがともにデビューする予定。

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高山善広「リハビリ頑張る」、支援団体も立ち上げ

高山善広(2012年9月17日撮影)

 DDTプロレスは4日、都内で会見を開き、5月の大阪大会で頸椎(けいつい)を負傷した「プロレス界の帝王」高山善広(50)の状況を説明した。公式ホームページによると、高山のマネジャーの石原真氏は「お医者様から頸椎完全損傷、回復の見込みは現状ないと言われております」と報告。意識ははっきりしており呼吸も可能だが、肩から下の感覚がない状態だと説明した。

 高山は5月4日の試合中に負傷。大阪市内の病院に搬送された際は首から下の感覚がなく人工呼吸器をつけている状態だったという。同8日に手術を行って8月中旬に関東の病院に転院。石原氏は「少しでも良くなる望みをもってリハビリを頑張っている」とした。

 会見にはDDTの高木三四郎社長、高山の盟友である鈴木みのるも出席。高山を支援する団体「TAKAYAMANIA(タカヤマニア)」を立ち上げ、募金箱の設置など活動を始める。高山は、石原氏を通じて「首の手術を受けた後、心臓停止などのトラブルもあり術後の経過が思わしくなく、なかなか皆様にご報告できる状況にありませんでした。リハビリ頑張りますので、今後ともよろしくお願いします」とコメントした。

 ◆高山善広(たかやま・よしひろ)1966年(昭41)9月19日、東京・墨田区生まれ。高田延彦が設立したUWFインターで92年デビュー。新日本、全日本、ノアのプロレス3大団体のシングルとタッグの王座を唯一獲得した。総合格闘技では02年PRIDEでフライと激闘など0勝4敗。04年8月に脳梗塞を発症し、約2年間休養した後、リングに復帰した。196センチ、125キロ。

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W-1の最高経営責任者に就任したDDT高木三四郎社長

 1日に就任したW-1の高木三四郎・最高経営責任者(CEO=45)は、同じプロレス団体DDTの社長も務める業界では異例の“二重国籍”経営者だ。プロレス界のスーパースター、武藤敬司が経営の立て直しを託した男は、弱小団体を18年でメジャーに匹敵する人気団体に育て上げたアイデアマンでもある。現役プロレスラーでもある人間・高木に迫った。

 高木CEOは午前10時から午後2時までW-1事務所で働き、その後はDDTで仕事をする。W-1では経営の立て直しのため、支出の見直しを進めている。例えば、リングや照明、音響機器、移動用のバスなどリースでまかなっていたものを今後は自前で購入予定。「初期投資だけであとはずっとタダになる。これまでは、興行をやるたびに外部発注で収支がマイナスになっていた」と説明する。

 プロレス団体経営のノウハウは、DDTで学んできた。設立当初は100人、200人の会場すら満員にできなかった。しかし、今や後楽園や、両国国技館を常時満員にできるほどの人気団体に育て上げた。イケメンレスラー飯伏幸太や、男色ディーノなどおかまレスラーも登場。女性は半分以上という会場は、笑いと熱気にあふれている。

 宝塚やジャニーズからファンパワーの原動力は女性ということを学び、SNSを通しての情報発信でファンを獲得。プロレス界初のレディースシートを導入し、AKBに倣いDDT総選挙も毎年実施するなど高木が目指す「カジュアルなプロレス」がファンに浸透している。

 駒大時代にイベントの運営を手がけ、卒業後は横浜市鶴見区内の屋台村プロレスに参加。96年には衆院選に出馬(落選)したこともある。その翌年、NOSAWA論外に誘われDDTを設立した。「プロレス界の中では底辺から上を目指してきた。今回、まさかこんな話があるとは夢にも思わなかった。W-1を盛り上げていきたい」と楽しそうに話した。【桝田朗】

 ◆高木三四郎(たかぎ・さんしろう)本名高木規。1970年(昭45)生まれ。大阪府豊中市出身。駒大卒業後、97年にDDTプロレスの旗揚げに参加。06年1月に社長争奪ロイヤルランブルを制し社長に就任。昨年、DDTの新人育成団体DNAを設立。社長のかたわら現役として年間100試合をこなす。家族は夫人と娘2人。

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