上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

高橋悠斗が命がけ掴んだ新王者「やった」何度も絶叫

<ボクシング日本ライトフライ級タイトル10回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

日本ライトフライ級4位高橋悠斗(26=K&W)が、初挑戦で新王者となった。大ベテランの同級王者堀川謙一(39=三迫)のV2戦で対戦。

初回から積極的に攻め、右フックに左ボディーをヒット。終盤反撃されたが、2-0の判定で16年創設のジムに初のベルトをもたらした。

勝利の瞬間、高橋は手で涙目を覆い、リングに突っ伏した。立ち上がると「やった」と何度も絶叫し、王座獲得の喜びを爆発させた。5回の公開採点でも2-0でリードしたが「採点は聞かないようにした。終盤は人生変えろとセコンドがから言われて。命を懸けるつもりで戦った」と振り返った。

国士大時代はキックボクサーで学生王者となり、プロでも日本2位まで行った。就職の際に笠トレーナーと出会い、就職も世話してもらってボクシングに転向した。現在は町田市内のダイエットジムで店長を務めている。ここまで4敗するなど「何度も辞めようと思った。みんなのおかげ」と感謝した。

当初はミニマム級で挑戦予定が流れ、昇級しての挑戦だった。今年の目標に掲げた日本王者となり、さらに堀川に代わって世界ランク入りが確実だ。「この階級の方が乗りがいい。2年ぐらいで世界レベルになるよう頑張ります」と、次なる目標を定めた。

関連するニュースを読む

堀川謙一、王者京口への挑戦は「一戦終わってから」

計量をクリアした王者堀川謙一(左)と挑戦者高橋悠斗

ボクシング日本ライトフライ級タイトル戦の前日計量が9日に都内で行われた。同級王者堀川謙一(39=三迫)に同級4位高橋悠斗(26=K&W)とも、リミットの48・9キロでパスした。10日に東京・後楽園ホールで、堀川はV2戦、高橋は王座初挑戦となる。

堀川には仕切り直しの一戦となった。8月に予定していたが、挑戦者の大保龍斗(横浜さくら)が計量失格で試合中止となってしまった。現役最多56戦の大ベテランには考えられない出来事も、すぐにこの一戦の話が浮上。「すぐに決めてくれてありがたかった。調整に抜かりはないです」と冷静に話した。

高橋とはスパーリング経験もある。「思い切りよく振ってくる。危険な相手」と油断もない。「今まで通り。しっかり丁寧にいきたい」とベテランらしい。

WBC2位、IBF5位につける。1日にWBA世界同級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)がV2したが、陣営は挑戦させたいプランを持つ。堀川は「あした負けては。毎回一戦に集中。すべては終わってから」と慎重な口ぶりだった。

高橋は1位だったミニマム級で挑戦の予定だった。それが流れたが、階級を上げて初挑戦となった。今年の目標だった日本王者に向け「ベルト見て、早くあしたにならないかと。ワクワクしている」と目を輝かせた。

今回は250回以上のスパーをこなしてきた。ベテランを相手に「対策より、自分の強みをいかに出すか。挑戦者らしく戦う」。16年にオープンしたジムから初の挑戦に約150人の応援団も駆けつける。「自信あります」と、ホープがベテランに挑む。

関連するニュースを読む