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希善龍ら引退力士を発表 秋場所番付編成会議

日本相撲協会は5日、大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、以下の引退力士を発表した。

希善龍(木瀬)、寺尾(錣山)、青狼(錣山)、徳真鵬(木瀬)、豪頂山(峰崎)、荒虎(伊勢ノ海)、白虎(東関)、旭勇幸(中川)、倉橋(浅香山)、駒木龍(木瀬)、勝武士(高田川)、阿光(阿武松)、萬國(木瀬)、琴陸山(佐渡ケ嶽)、栄富士(境川)、照道(伊勢ケ浜)、貴正樹(千賀ノ浦)、龍雅(錦戸)、峰雲(峰崎)、旭勝力(友綱)、若青雲(千賀ノ浦)、山川(田子ノ浦)

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八角理事長「もう1つ上を目指して」朝乃山にハッパ

輝(左)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・足立雅史)

<大相撲7月場所>◇11日目◇29日◇東京・両国国技館

協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)が新大関の朝乃山(26=高砂)に、横綱の座をつかむチャンス、とハッパをかけた。

報道陣の電話取材に対応。前日、今場所初黒星を喫しながら、この日は平幕の輝(26=高田川)を危なげなく下し10勝目を挙げた朝乃山に対し「本人は(2桁勝利を)意識してないのでは。ここまで来たら(狙うのは)優勝だろう。欲をバンバン出してほしい。これで安心しちゃいけない」と、大関の勝ち越しとも言われる10勝到達を11日目に果たしても、さらなる星の積み重ねに期待した。

さらに、大関昇進時から「もう1つ上の番付を目指す」と語っている朝乃山について、自身の新大関時の心境を重ね合わせて語った。「自分の時は『もう1つ上(横綱)がある』なんて、とてもじゃないが気になかった。大関の立場を守るんだというね」。その上で朝乃山には「今(横綱昇進の)チャンスがあり、時代の代わり目にいるのが朝乃山。それはモノにしてほしい。欲を出して、もう1つ上を目指してほしい」と、貪欲さを求めた。

そう語った後、全勝の横綱白鵬(35=宮城野)が敗れ、1敗で白鵬、朝乃山と幕尻の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が並んだ。今場所、朝乃山が優勝すれば、来場所は綱とりになる。大関2場所通過で年内に横綱昇進ともなれば、12月に停年を迎える師匠の高砂親方(元大関朝潮)へのこれ以上ない恩返しになる。

大栄翔(右)に押し出しで敗れる白鵬。後方は朝乃山(撮影・足立雅史)

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輝が炎鵬との同級生対決制す「やるべきことできた」

輝(後方)ははたき込みで炎鵬を破る(撮影・足立雅史)

<大相撲7月場所>◇10日目◇28日◇東京・両国国技館

東前頭4枚目の輝(26=高田川)が、幼なじみ対決を制した。同6枚目の炎鵬(25=宮城の)をはたき込み。突き放しきれず、左足をつかまれそうになったが、上からのしかかって勝ちきった。「やるべきことができました。前に圧力をかける相撲を取っていきたい」と話した。

2人は同学年で、金沢市立西南部中の相撲部に所属していた間柄。輝は中学卒業後、炎鵬は金沢学院大を卒業後、それぞれ角界入りした。巡業先で食事に行く仲で、中学時代から変わらず互いを「りょうや」「ゆうや」と呼ぶ。

対戦成績は、輝の3勝1敗となった。

輝(上)にはたき込みで敗れる炎鵬(撮影・鈴木正人)

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正代勝ち越し「単純にうれしい」優勝争い食らいつく

正代(左)は輝を押し出しで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲7月場所>◇9日日◇27日◇東京・両国国技館

関脇正代(28=時津風)が1敗を守って勝ち越しを決めた。

「立ち遅れましたね。相手に攻め込まれて危ない相撲だったと思う」と立ち合いから輝(高田川)に攻め込まれた。しかし、土俵際で残すと、一気に前に出て押し出した。

「土俵際で残れている。体の動きは申し分ないと思う」。体が自然に反応している。9日目の勝ち越しは13勝をあげて優勝次点だった今年初場所以来。「早いうちの勝ち越しは自信にもつながる。単純にうれしい。残りも変に気負うことなく、集中できるかな」と話した。

その初場所では、14日目に徳勝龍に敗れて、初の賜杯を逃した。優勝争いについて「まだですかね。意識するほどではない」と話しながら、「初場所の経験が大きい」とも言った。横綱、大関が全勝で走る中、正代も1差で食らいついていく。

輝(左)を押し出しで破った正代(撮影・鈴木正人)
懸賞金を手に土俵を引き揚げる正代(撮影・鈴木正人)

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宇良の連勝18で止まる 湘南乃海に敗れ「悔しい」

湘南乃海(右)に突き落としで敗れた宇良(左)(撮影・丹羽敏通)

<大相撲7月場所>◇7日目◇25日◇東京・両国国技館

東幕下19枚目の宇良(28=木瀬)は、湘南乃海(高田川)に敗れ、序二段だった昨年11月の九州場所七番相撲から続いていた連勝が「18」で止まり、勝ち越しもお預けとなった。

20センチ近く大きな190センチ超の相手に、立ち合いで下に潜り込もうとしたが距離を取られた。まわしを取られまいと動き続けたが、距離を詰められないまま突き落とされた。

元横綱日馬富士から金星を挙げた経験もあるが、2度目の大ケガで序二段まで番付を落として以降、順調に白星を重ねてきた中での黒星で3勝1敗となった。「負けたのは悔しいけど、この位置は相手もみんな強い。連勝とかは意識したことがない。一喜一憂しないようにしてやりたい」と、切り替えていた。さらに「前に出る気持ちを忘れないように攻めないと、またケガしてしまうので、そこだけは気を付けてやっていきたい」と、自らに言い聞かせるようにして話した。

湘南乃海(左)に突き落としで敗れる宇良(撮影・河田真司)
湘南乃海に敗れ土俵から引き揚げる宇良(撮影・河田真司)

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亡き勝武士さんと「一緒に」高田川3人衆が白星発進

碧山(左)を押し出しで破る輝(撮影・鈴木正人)

<大相撲7月場所>◇初日◇19日◇東京・両国国技館

新型コロナウイルス感染症の終息が見えないまま、大相撲7月場所が初日を迎えた。コロナの影響で28歳で死去した勝武士さん(本名・末武清孝)が所属した高田川部屋の関取3人はそろって白星スタート。部屋頭の東前頭4枚目輝(26)は「できることはしっかり相撲をとること」と決意を示した。

   ◇   ◇   ◇

雑念を振り払うように土俵に集中した。輝は碧山を押し出し、初日を白星で飾った。「自分らしい相撲がとれた。圧力をかけて前に出ることだけ考えた」。無心で巨漢に立ち向かった。

いまだ終息がみえない新型コロナウイルスの直撃を食らった部屋だ。5月に部屋の勝武士さんが新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で亡くなった。大きな傷を負った。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)も約1カ月後に「だれからも愛される大事な家族を失った悲しみは言葉にできません」とコメント。無念の思いを背負った。

輝は言葉少なく、「変わらず自分の相撲をとるだけです。(自分が)できることはしっかり相撲をとるだけ」。その思いは白星でつながった。西前頭6枚目の竜電、西十両6枚目の白鷹山と部屋の関取3人衆はいずれも白星発進した。

竜電は「一番に懸ける思いは強いと思います。(勝武士さんへの思いは)もちろんそれはあります」。白鷹山も「(勝武士さんと)これからも一緒にやっていきたいと思います。いい相撲を取って喜んでもらえるように頑張りたいです」。それぞれの思いを結果で示した。

感染防止を徹底してきた。稽古に関しても竜電が「やはり密にならないように1人でできることを重点的にやった」と語ったように自ら“規制線”を設けた。いつも通りの調整とはいかなかったはず。それでも思いを強く、土俵に上がった。気持ちの勝利だった。

終わりが見えないコロナ禍の中、まずは無事に初日を終えた。竜電は「いい相撲を取ろうと思って気合を入れてやりました。お客さんも入ってもらって、雰囲気のいいところで相撲を取れたので、すごく気持ちいいですね。また明日から、しっかり頑張っていきたいです」。天国に旅立った勝武士さんへ、土俵の充実が供養となる。【実藤健一】

初日を出し懸賞を手にする竜電(撮影・小沢裕)
白鷹山(左)は押し出しで大翔丸を下す(撮影・小沢裕)

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竜電「一緒に」コロナ死勝武士さんへ捧げる白星発進

大相撲7月場所初日 炎鵬(左)を切り返しで破る竜電(撮影・河田真司)  

<大相撲7月場所>◇初日◇19日◇東京・両国国技館

西前頭6枚目の竜電(29=高田川)が切り返しで炎鵬を破り、白星発進した。

5月には自身の付け人も務めていた、同部屋で同じ山梨県出身の元三段目勝武士さんが、新型コロナウイルスに感染し、28歳の若さで亡くなった。

この日は「これからも一緒にやっていきたい」という思いで、土俵に立ったという。白星発進したが「いい相撲を取って、喜んでもらえるように頑張りたい」と、故人を忘れずに土俵に立ち続けることを誓っていた。

竜電は炎鵬(手前)を切り返しで下す(撮影・小沢裕)
初日を出し懸賞を手にする竜電(撮影・小沢裕)

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立行司の式守伊之助が体調不良で7月場所を休場

日本相撲協会は18日、立行司の式守伊之助(60=高田川)が体調不良のため、7月場所を休場すると発表した。

木村庄之助は空位のため、今場所は立行司が不在となる。この日午前に行われた土俵祭りでは、三役格行司の木村玉治郎(59=立浪)が祭主を務めていた。

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高田川部屋ブログ更新「勝武士が旅立って四十九日」

高田川部屋の外観

大相撲の高田川部屋のブログが30日、2カ月ぶりに更新された。前頭竜電(29=高田川)が投稿し、冒頭で「本日からブログを再開します。今日は勝武士が旅立って四十九日です」と報告した。高田川部屋の三段目力士、勝武士さんは新型コロナウイルスによる多臓器不全で5月13日に死去。高田川部屋のブログは4月24日を最後に更新が途絶えており、67日ぶりの更新となった。

竜電にとって勝武士さんは山梨県甲府市の同郷で幼なじみ。付け人も務めてくれていた。竜電はブログで「幼い頃からあたりまえのように近くに居た勝武士は今も変わらず見守ってくれてると思います。これからも勝武士とともに戦い、まい進していきます」と誓った。7月場所(19日初日、東京・両国国技館)まで3週間を切り「現在、7月場所に向けて部屋一丸となって稽古、トレーニングしております。応援よろしくお願いします」と記した。

17年2月、しょっきり相撲で塩かごを手にする勝武士さん

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輝が勝武士さん死去後初コメント「仲間であり兄」

左から勝武士さん、竜電、大乗、白鷹山、輝(2019年1月9日撮影)

大相撲で初めて新型コロナウイルス感染が判明し、5月13日に新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため28歳で死去した三段目力士・勝武士(しょうぶし、本名・末武清孝=高田川)さんの弟弟子にあたる幕内力士の輝(25=高田川)が1日、勝武士さんの死去後初めて、日本相撲協会を通じてコメントを出した。

輝 勝武士さんは10年間、共に頑張ってきた仲間であり、頼りになる兄の様な存在でした。関取に上がってからも時には厳しく、時には励まし合い支えてくれました。

勝武士さんとの思い出を忘れずにいつまでも見守ってくれると信じて、より一層頑張っていきます。

    輝 大士

   (原文まま)

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白鷹山「兄貴のような存在」弟弟子が勝武士さん語る

19年1月、初場所で十両土俵入りに臨む白鷹山

大相撲で初めて新型コロナウイルス感染が判明し、5月13日に新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため28歳で死去した三段目力士・勝武士(しょうぶし、本名・末武清孝=高田川)さんの弟弟子にあたる十両の白鷹山(25=高田川)が1日、勝武士さんの死去後初めて、日本相撲協会を通じてコメントを出した。

白鷹山 入門した頃から優しく、様々なことを教えてくれた。まさに兄貴のような存在でした。普段から助けてもらうことが多く、何かあると真っ先に勝武士さんを頼っていました。

明るく、太陽のような存在の勝武士さんを胸に、これからも精進します。

  白鷹山 亨将

   (原文まま)

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勝武士さん兄弟子の竜電「22年間ずっと一緒で…」

竜電(2019年7月19日撮影)

大相撲で初めて新型コロナウイルス感染が判明し、5月13日に新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため28歳で死去した三段目力士・勝武士(しょうぶし、本名・末武清孝=高田川)さんの兄弟子にあたる幕内力士の竜電(29=高田川)が1日、勝武士さんの死去後初めて、日本相撲協会を通じてコメントを出した。

竜電 勝武士は小学校1年から通っていた柔道スポーツ少年団から、22年間ずっと一緒で誰よりも自分のことをよく知る弟の様な存在でした。入院後、心配で送ったメールに「大丈夫です!!また連絡します」ときた返信が最後となってしまいました。明るく、優しく、いつもそばにいるのがあたりまえの存在を失い、心にポッカリと穴が空きました。しかし前を向き、これからも見守ってくれている勝武士と共に、今まで以上に相撲道に精進します。

竜電 剛至

(原文まま)

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芝田山広報部長「感染者が出たから中止、ではない」

芝田山広報部長(2018年12月19日撮影)

日本相撲協会は4日、2週間延期して24日に初日を予定していた大相撲夏場所(東京・両国国技館)の中止を発表した。

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が電話取材に応じた。

-夏場所中止の判断に至った理由は

芝田山広報部長(以下「芝田山」) 緊急事態宣言が延長されたということと、世の中が企業も経済もストップしている状況で、開催することは難しいということ。

-中止の決断はどのような形で行われたか

芝田山 執行部で会議をした上で本日、持ち回り理事会ということで決議を確認したということです。

-持ち回り理事会は電話で行ったか

芝田山 そうですね。

-親方衆や力士にはどのように伝えたか

芝田山 一斉メールをした。各部屋の師匠から各部屋に所属している者に必ず伝えてほしいという連絡を送ったところです。

-次の7月場所は東京に変更された。その理由は

芝田山 名古屋場所については、緊急事態宣言が今月いっぱいにしても、東京から大人数で名古屋に700人、800人くらいの大人数が移動することに対して、非常に危険だということ。地域の移動には非常に敏感になっている。長期滞在を避けるということで、理事長が言うように特別開催として名古屋ではなく、2週間遅らせた時期、7月19日から8月2日まで東京で行うことにした。どんな状況になっているか分かりませんので、私たち協会としては、両国国技館での開催は無観客の開催を目指すということですね。

-開催は緊急事態宣言の今後の動向をみていくということか

芝田山 1カ月半くらいある。そういうことで、そのときの状況を見ていくしかないと思う。

-番付については

芝田山 番付は5月場所の番付は、相撲を取っているわけではないので、上がり下がりはないので、そのまま移行する予定です。今場所は開催されないから、番付はそのまま。

-新弟子検査は

芝田山 新弟子検査は予定した日程から延期になります。次の開催される場所の前にということになる。

-(夏場所の新弟子検査は)5月12日の予定だったが、新たな日程を再調整するということか

芝田山 そうですね。延期になります。入門者にとっては残念だが仕方ない。

-広報部長の所感として、大事な本場所がなくなる決断について

芝田山 これはもう、いまだかつてなかったわけですよね。この社会で40年以上やっていて、人生の中でもこんなことが起きるとは思ってもみなかったわけだし、病気がまん延することで何もかもが、むしばまれる状況になる。その中でどうするかというと、皆さんと一緒に予防策の徹底をして、辛抱するしかない。私たちも苦渋の決断で、きょう5月場所の中止を発表させていただいた。この世の中の状況を見ていかないといけない。次の場所に向けてしっかりと、力士も協会も準備を進めていくということですね。特にこれはお伝えしておきたいのは、相撲協会から高田川さん(高田川親方=元関脇安芸乃島)以下、数名の感染者が出たわけですけれども、あくまでも感染者が出たから5月場所が中止になったということではないということです。それは皆さんに強くお伝えしてほしい。あくまでも政府の緊急事態宣言が延長されたということを受けて中止に至ったということです。協会内から感染者が数名、出たから中止したということではない。感染者は、1人は入院して治療しているが他の人たちは退院している。

-高田川親方ら退院者の状況は変わったところはないか

芝田山 何もありません。

-入院している力士の退院報告もないか

芝田山 そうですね。

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夏場所開催「何も決定していない」芝田山広報部長

高田川親方(19年6月撮影)

日本相撲協会は25日、高田川親方(53=元関脇安芸乃島)と弟子の十両白鷹山(25=高田川)、幕下以下の力士4人の計6人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。幕下以下の力士については個人情報保護の観点で部屋名などを公表していない。親方や十両以上の関取の感染確認は初で、角界での感染者は合計7人となった。27日の夏場所の番付発表は予定通りに行うが、2週間延期し5月24日を初日とした夏場所(両国国技館)開催の雲行きは、さらに怪しくなってきた。

  ◇   ◇   ◇  

角界でも感染が拡大しつつある。日本相撲協会は、協会員6人の新型コロナウイルス感染を発表。10日に幕下以下の力士1人の感染が初めて判明したが、親方と関取の感染は初めて。協会副理事を務めている高田川親方は今週に入り発熱症状があったため、23日に都内の病院でPCR検査を受けた。同日に入院し、24日に陽性反応が出た。白鷹山は発熱などの症状はなかったが、24日に同検査を受け、陽性反応が出た。25日に入院した。

幕下以下の力士4人にも発熱症状などがあったといい、PCR検査で陽性が確認されて現在は入院中。協会は個人情報保護の観点から、幕下以下については、名前や部屋名は公表していない。そのため、高田川部屋以外の部屋で感染者が出たかは、現時点では不明だが、感染が角界でも拡大しつつある。この発表を受け、電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「入院しているから全く連絡が取れていない」と、高田川親方や白鷹山の直近の行動は把握できていないと話した。

陽性が判明した者の所属部屋は、今後2週間は稽古や外出を禁止とし、部屋の消毒や体温管理などを徹底するという。一方で、八角理事長(元横綱北勝海)は各部屋に、接触を伴わない稽古については、継続するよう通達した。芝田山広報部長は「買い物はなるべく少人数でとりまとめて、レベルを上げた予防策を実施してほしいとのことだった」と八角理事長からの感染拡大防止の指示についても、明かした。

協会は3日に臨時理事会を開き、夏場所の2週間延期を決定した。状況次第で無観客開催や中止を検討するとの姿勢。以降、力士らの外出を原則的に禁止にしたり、相撲を取るなど接触を伴う稽古の自粛、日々の検温実施や体調管理の徹底などを指示してきた。夏場所開催に向け、感染拡大防止に努め、踏ん張り続けてきた中での、複数人の感染判明となった。

27日の夏場所番付発表は予定通りに行う。本場所開催について、芝田山広報部長は「開催について何も決定していないが、専門家の意見を踏まえつつ慎重に検討したい」と話した。初日まで約1カ月あるとはいえ、予断を許さない状況は続く。

◆高田川部屋 元大関前の山が74年3月に引退し、年寄「高田川」を襲名。同年4月に高砂部屋から独立した。歴代最多16個の金星を獲得した元関脇安芸乃島が03年夏場所後に引退。年寄「藤島」を経て、千田川親方として部屋付き親方だった09年8月に名跡を交換し、年寄「高田川」を襲名して高田川部屋を継承、現在に至る。現在の所属力士は幕内の竜電と輝、十両の白鷹山、幕下以下19人、3月の春場所の新弟子検査で合格した2人の計24人。他に立行司の第41代式守伊之助を含めた行司2人、床山1人、若者頭1人が所属。高田川親方を含めて合計29人の協会員が所属している。東京・江東区の清澄白河に部屋がある。

<これまでの角界の動き>

▼3月1日春場所の史上初の無観客開催を決定。

▼8日 エディオンアリーナ大阪で春場所初日を迎える。

▼15日平幕千代丸が39度7分の発熱で休場。

▼17日 協会が千代丸の新型コロナウイルス陰性を発表。

▼22日 協会員の感染者がゼロのまま千秋楽を迎える。

▼4月3日 夏場所、名古屋場所開催の2週間延期を決定。

▼8日 幕下以下の力士が、新型コロナウイルス感染確認の簡易的な検査を受ける。病院側から協会に「陽性」と連絡が入る。

▼9日 8日に「陽性」と診断された幕下以下の力士について、病院側から「陰性」と訂正の連絡が入り、再び検査を受ける。

▼10日 再検査を受けた結果、幕下以下の力士が「陽性」と判明。角界で陽性反応を示したのは初。

▼23日 高田川親方がPCR検査を受け、都内の病院に入院。

▼24日 高田川親方のPCR検査の結果が「陽性」と判明。弟子の十両白鷹山もPCR検査を受けて「陽性」が確認される。

▼25日 白鷹山が入院。他に幕下以下の力士4人がPCR検査で「陽性」と判明。協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、接触を伴わない稽古の継続を通達。

3月、春場所の土俵祭り。左から高田川親方、藤島親方、境川親方、八角理事長、高島親方、錦戸親方

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高田川親方らが感染、夏場所まで1カ月雲行き怪しく

高田川親方(左)と十両白鷹山

日本相撲協会は25日、高田川親方(53=元関脇安芸乃島)と弟子の十両白鷹山(25=高田川)、幕下以下の力士4人の計6人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。幕下以下の力士については個人情報保護の観点で部屋名などを公表していない。

親方や十両以上の関取の感染確認は初で、角界での感染者は合計7人となった。27日の夏場所の番付発表は予定通りに行うが、2週間延期し5月24日を初日とした夏場所(両国国技館)開催の雲行きは、さらに怪しくなってきた。

   ◇   ◇   ◇

角界でも感染が拡大しつつある。日本相撲協会は、協会員6人の新型コロナウイルス感染を発表。10日に幕下以下の力士1人の感染が初めて判明したが、親方と関取の感染は初めて。高田川親方は今週に入り発熱症状があったため、23日に都内の病院でPCR検査を受けた。同日に入院し、24日に陽性反応が出た。白鷹山は発熱などの症状はなかったが、24日に同検査を受け、陽性反応が出た。25日に入院した。

幕下以下の力士4人にも発熱症状などがあったといい、PCR検査で陽性が確認されて現在は入院中。協会は個人情報保護の観点から、幕下以下については、名前や部屋名は公表していない。そのため、高田川部屋以外の部屋で感染者が出たかは、現時点では不明だが、感染が角界でも拡大しつつある。この発表を受け、電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「入院しているから全く連絡が取れていない」と、高田川親方や白鷹山の直近の行動は把握できていないと話した。

陽性が判明した者の所属部屋は、今後2週間は稽古や外出を禁止とし、部屋の消毒や体温管理などを徹底するという。一方で、八角理事長(元横綱北勝海)は各部屋に、接触を伴わない稽古については、継続するよう通達した。芝田山広報部長は「買い物はなるべく少人数でとりまとめて、レベルを上げた予防策を実施して欲しいとのことだった」と八角理事長からの感染拡大防止の指示についても、明かした。

協会は3日に臨時理事会を開き、夏場所の2週間延期を決定した。状況次第で無観客開催や中止を検討するとの姿勢。以降、力士らの外出を原則的に禁止にしたり、相撲を取るなど接触を伴う稽古の自粛、日々の検温実施や体調管理の徹底などを指示してきた。夏場所開催に向け、感染拡大防止に努め、踏ん張り続けてきた中での、複数人の感染判明となった。

27日の夏場所番付発表は予定通りに行う。本場所開催について、芝田山広報部長は「開催について何も決定していないが、専門家の意見を踏まえつつ慎重に検討したい」と話した。初日まで約1カ月あるとはいえ、予断を許さない状況は続く。

◆高田川部屋 元大関前の山が74年3月に引退し、年寄「高田川」を襲名。同年4月に高砂部屋から独立した。歴代最多16個の金星を獲得した元関脇安芸乃島が03年夏場所後に引退。年寄「藤島」を経て、千田川親方として部屋付き親方だった09年8月に名跡を交換し、年寄「高田川」を襲名して高田川部屋を継承、現在に至る。現在の所属力士は幕内の竜電と輝、十両の白鷹山、幕下以下19人、3月の春場所の新弟子検査で合格した2人の計24人。他に立行司の第41代式守伊之助を含めた行司2人、床山1人、若者頭1人が所属。高田川親方を含めて合計29人の協会員が所属している。東京・江東区の清澄白河に部屋がある。

<新型コロナウイルスに対するこれまでの角界の主な動き>

▽2月25日 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本相撲協会が春場所開催について協議。「通常開催」「無観客開催」「中止」の3つの選択肢の中から話し合いが進む。

▽3月1日 協会が臨時理事会を開き、春場所の史上初の無観客開催を決定。協会員から感染者が1人でも出た場合、場所中でも即時中止することも決める。

▽6日 協会が春巡業(3月下旬~4月下旬)の来年4月への延期を発表。

▽8日 エディオンアリーナ大阪で春場所初日を迎える。

▽15日 同8日目に西前頭15枚目の千代丸が39度7分の発熱で休場。

▽16日 同9日目に千代丸が力士として初のPCR検査を受ける。

▽17日 同10日目に協会が千代丸の新型コロナウイルス陰性を発表。

▽22日 協会員の感染者がゼロのまま千秋楽を迎える。

▽4月3日 協会が臨時理事会を開き夏場所、名古屋場所開催の2週間延期を決定。各師匠には出稽古の禁止を通達。

▽4~8日 幕下以下の力士1人が発熱。1度下がるが、再び高熱を出す。

▽8日 幕下以下の力士が、新型コロナウイルス感染確認の簡易的な検査を受ける。病院側から協会に「陽性」と連絡が入る。

▽9日 8日に「陽性」と診断された幕下以下の力士について、病院側から「陰性」と訂正の連絡が入り、再び検査を受ける。協会は力士ら協会員の外出を原則的に禁止にする。

▽10日 再検査を受けた結果、幕下以下の力士が「陽性」と判明。角界で陽性反応を示したのは初。

▽13日 協会が各部屋に接触を伴うぶつかり稽古などの自粛を要請。

▽15日 28日に予定していた十両以上の関取衆が参加する力士会が取りやめとなる。

▽17日 28日実施予定だった夏場所の新弟子検査の延期が決定。

▽21日 協会は新型コロナ感染防止のため、これまで国技館で受け渡ししていた夏場所の番付表を印刷所から各部屋へ直接配送すると発表。

▽23日 高田川親方がPCR検査を受け、都内の病院に入院。

▽24日 高田川親方のPCR検査の結果が「陽性」と判明。弟子の十両白鷹山もPCR検査を受けて「陽性」が確認される。

▽25日 白鷹山が入院。他に幕下以下の力士4人がPCR検査で「陽性」と判明。協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、接触を伴わない稽古の継続を通達。

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10日に初の陽性反応力士/角界とコロナ巡る経過

春場所の千秋楽に協会挨拶を行う八角理事長(2020年3月22日撮影)

日本相撲協会は25日、高田川親方(53=元関脇安芸乃島)と弟子の十両白鷹山(25=高田川)、幕下以下の力士4人の計6人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。

幕下以下の力士については個人情報保護の観点で部屋名などを公表していない。親方や十両以上の関取の感染確認は初で、角界での感染者は合計7人となった。27日の夏場所の番付発表は予定通りに行うが、2週間延期し5月24日を初日とした夏場所(両国国技館)開催の雲行きは、さらに怪しくなってきた。

<新型コロナウイルスに対するこれまでの角界の主な動き>

▽2月25日 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本相撲協会が春場所開催について協議。「通常開催」「無観客開催」「中止」の3つの選択肢の中から話し合いが進む。

▽3月1日 協会が臨時理事会を開き、春場所の史上初の無観客開催を決定。協会員から感染者が1人でも出た場合、場所中でも即時中止することも決める。

▽6日 協会が春巡業(3月下旬~4月下旬)の来年4月への延期を発表。

▽8日 エディオンアリーナ大阪で春場所初日を迎える。

▽15日 同8日目に西前頭15枚目の千代丸が39度7分の発熱で休場。

▽16日 同9日目に千代丸が力士として初のPCR検査を受ける。

▽17日 同10日目に協会が千代丸の新型コロナウイルス陰性を発表。

▽22日 協会員の感染者がゼロのまま千秋楽を迎える。

▽4月3日 協会が臨時理事会を開き夏場所、名古屋場所開催の2週間延期を決定。各師匠には出稽古の禁止を通達。

▽4~8日 幕下以下の力士1人が発熱。1度下がるが、再び高熱を出す。

▽8日 幕下以下の力士が、新型コロナウイルス感染確認の簡易的な検査を受ける。病院側から協会に「陽性」と連絡が入る。

▽9日 8日に「陽性」と診断された幕下以下の力士について、病院側から「陰性」と訂正の連絡が入り、再び検査を受ける。協会は力士ら協会員の外出を原則的に禁止にする。

▽10日 再検査を受けた結果、幕下以下の力士が「陽性」と判明。角界で陽性反応を示したのは初。

▽13日 協会が各部屋に接触を伴うぶつかり稽古などの自粛を要請。

▽15日 28日に予定していた十両以上の関取衆が参加する力士会が取りやめとなる。

▽17日 28日実施予定だった夏場所の新弟子検査の延期が決定。

▽21日 協会は新型コロナ感染防止のため、これまで国技館で受け渡ししていた夏場所の番付表を印刷所から各部屋へ直接配送すると発表。

▽23日 高田川親方がPCR検査を受け、都内の病院に入院。

▽24日 高田川親方のPCR検査の結果が「陽性」と判明。弟子の十両白鷹山もPCR検査を受けて「陽性」が確認される。

▽25日 白鷹山が入院。他に幕下以下の力士4人がPCR検査で「陽性」と判明。協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、接触を伴わない稽古の継続を通達。

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芝田山広報部長、夏場所開催は「慎重に検討したい」

芝田山理事(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会は25日、高田川親方(元関脇安芸乃島)と十両白鷹山(高田川)が新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示したと発表した。このほか、幕下以下の若い衆4人の感染も確認されたことも明らかにした。4人の力士名と所属部屋は公表しないという。10日に陽性反応を示した若い衆を含めて、角界での新型コロナ感染者は合計7人となった。

高田川親方は発熱症状があったため23日に都内の病院でPCR検査を受け、24日に陽性が判明。23日から入院している。白鷹山は発熱などの症状はなかったが、24日にPCR検査を受け、陽性が確認され、25日から入院。その他の若い衆もPCR検査を受けて陽性反応が確認され、入院している。

報道陣の電話取材に応じた日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、部屋関係者から協会に連絡を受けたといい、高田川親方とは連絡が取れていないため感染経路は不明だとした。2週間延期となった夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)開催については「何も決定していないが、こういう状況なので専門家の意見を踏まえつつ慎重に検討したい」と話した。

陽性が判明した者の所属部屋は、今後2週間は稽古や外出を禁止とし、部屋の消毒や体温管理などを徹底するという。また協会から各部屋に対して、接触を伴わない稽古を継続するように要請した。24日には全部屋に、現在の稽古状況や体調不良を訴える協会員の有無を調査したが、大きな問題はなかったという。27日に行われる夏場所の新番付発表は予定通りに行うとした。

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高田川親方と十両白鷹山が陽性 若い衆4人も感染

十両白鷹山(左)と高田川親方

日本相撲協会は25日、高田川親方(元関脇安芸乃島)と十両白鷹山(高田川)が新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示したと発表した。

このほか、幕下以下の若い衆4人の感染も確認されたことも明らかにした。4人の力士名と所属部屋は公表しないという。10日に陽性反応を示した若い衆を含めて、角界での新型コロナ感染者は合計7人となった。

高田川親方は発熱症状があったため23日に都内の病院でPCR検査を受け、24日に陽性が判明。23日から入院している。白鷹山は発熱などの症状はなかったが、24日にPCR検査を受け、陽性が確認され、25日から入院。その他の若い衆もPCR検査を受けて陽性反応が確認され、入院している。

陽性が判明した者の所属部屋は、今後2週間は稽古や外出を禁止とし、部屋の消毒や体温管理などを徹底するという。2日後の27日には2週間延期となった夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付発表が、予定通りに行われるという。各部屋では通常、番付発表後から本場所に向けての本格的な稽古が始まる。

日本相撲協会はこれまで、十両以上の関取らに感染者が出た場合は氏名等を公表する方針を示していた。

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照ノ富士9勝目で目標到達、14場所ぶり再入幕前進

白鷹山を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・前岡正明)

<大相撲春場所>◇13日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

東十両3枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、同12枚目の白鷹山(24=高田川)に勝って9勝目を挙げ、5月の夏場所での再入幕に前進した。

立ち合いで右下手は取れなかったが、左上手を取ると一気に寄り切った。大関経験者としての力強さを見せ「思い切りやっただけ」と淡々と振り返った。

場所前から1つの目標としていた「9勝」をクリアした。これで夏場所では、東前頭10枚目だった18年初場所以来14場所ぶりの再入幕の可能性が出てきた。両膝の負傷や手術、内臓疾患などで一時は序二段にまで番付を落としたが、ようやくここまで戻ってきた。「とりあえず(再入幕が)見えてきた。次は確実になる星にいきたい。あと1番勝てば」と欲を見せた。

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白鵬が正代に不覚2敗目、碧山がV争い単独トップ

白鵬(右)は正代に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇12日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪

大相撲史上初の無観客開催となった春場所は、横綱白鵬(35=宮城野)が2敗目を喫し、優勝争いのトップから脱落した。関脇正代(28=時津風)に寄り切られ10勝2敗となった。正代は6勝6敗。

白鵬と同じく1敗で臨んだ前頭13枚目碧山(33=春日野)は、同3枚目御嶽海(27=出羽海)を押し出して11勝1敗。優勝争いの単独トップに立った。御嶽海は9勝3敗。

3場所連続途中休場から復活を目指す横綱鶴竜(34=陸奥)は、人気力士の小結遠藤(29=追手風)を上手投げで下し10勝2敗。遠藤は6勝6敗。

今場所12勝で大関昇進の目安の「三役で3場所33勝」に到達する朝乃山(26=高砂)と前頭9枚目隆の勝(25=千賀ノ浦)の、2敗同士の一番は、朝乃山が押し倒して10勝2敗とし、白星を2ケタに乗せた。隆の勝は9勝3敗。

1982年初場所の琴風以来38年ぶりに1人大関で臨む貴景勝(23=千賀ノ浦)は、前頭5枚目竜電(29=高田川)を突き落として6勝6敗。竜電は4勝8敗。

優勝争いは1敗で碧山が単独トップ。2敗で白鵬、鶴竜、朝乃山、3敗で御嶽海、隆の勝が追う。

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